涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「ニチジョウ」で検索した結果

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  • ニチジョウ
    ニチジョウ いつもと変わらない放課後。最初に部室に入るのはわたし。いつもと変わらない位置で、昨日と違う本を開く。 いつもと変わらない沈黙。階段を駆け上がる無邪気で慌てた様な足音。いつもと変わらない人物だろう。だけど、ドアを開けたのは昨日と違う人物。 「長門~!いるか~!?」 声の方に視線を向ける。いたのは、少年の目をした、「彼」。 「おお!長門!すまん、驚かせたか?」 突然だった。確かに驚いたが、何故かわたしは首を横に振る。 「そっか。ならいい。ところで長門!クイズだクイズ!」 呆気にとられるわたし。いそいそと鞄からペンとルーズリーフを一枚取り出す彼。彼はその紙の上半分に「長」、下半分に「門」という大きな文字を書いた。 「さあクイズだ。なんと読むでしょう?」 読めない筈が無い。彼の持つ紙には、わたしの姓が書かれているのだから。 彼は何がしたいのだろう。わたしをからかってい...
  • 題名付き・あま~い短編
    ...ー 凡人に泣いた日 ニチジョウ 従順なハルヒ 寒中暖あり ONE DAY ON THE SNOW ツンデレマフラー ピロートーク Pretty Devil Remedy of love 桜風 俺の右隣には アル雨ノ日ノコト 日常じゃない日常 4月1日の長門 結婚後の橘キョン アフター ザ ナイトメア ミッドナイト・コーリング アニマル涼宮(旧題動物シリーズ) バカップル保守 胸焼けプリン 朝倉涼子のグサデレ 魅惑の王様ゲーム 最後の王様ゲーム 喜緑さんinハワイ 頑張って朝倉さん 喜緑さんその3 喜緑さんその2 喜緑さんその1 犬を飼ってみた喜緑さん アホな会長さん Sな喜緑さん 森園生の電子手紙(森さんと国木田) 霊なのか夢なのか 霊なのか夢なのか現実なのか あついたたかい キョンの病欠 涼宮ハルヒの病欠 絆創膏(ハルキョン) 柔い痛みに絆創膏 待たせたな。 お待たせしました。 ...
  • 涼宮ジョジョの奇妙な憂鬱
    その日、俺は面倒臭い掃除当番という激務をこなしてから部室に向かった。 この俺が部室にいなかった30分の間に、コトは始まっていたのだと考えるのが妥当だと思われる。 詳しい日時は知ったことじゃないが、俺は既に罠にはまっていたのだ。       ガチャリ 「お、今日はもう全員揃っているのか」 「遅いわよキョン! もう活動は始まってるんだからね!」 俺が部室に入った時、古泉はトランプでソリティアを遊び、 長門はいつも通りの位置で本を読み、朝比奈さんはちょうどお茶を淹れようとしていた所だった。 ハルヒは団長席にどっかり腰を据えてパソコンをいじっていたりする。 俺はそのまま適当なパイプ椅子に座り、ハルヒが変なことを何か言い出してやしないか、表情を横目で確認したりした。 そう、ここまでは普通だったのだ。 長門は相変わらずの無表情だったが、朝比奈さんも古泉もそれまでは普通に微笑んでいた。 ハルヒも...
  • 幻惑小説 エピローグ
      ◆◆◆◆◆    長門がこの空間の消去を承諾してくれ、俺たちは光に包まれながら元の世界へ戻った。 「……! キョンくん!」 「長門さんも……!」 「皆さん……待っていてくれたんですか。」 「もちろんです。」 「キョンくん、長門さん……戻ってきてくれてありがとう。」 「長門さん……無事で、本当に良かった……」 「……喜緑江美里……」  喜緑さんが無言で長門を抱きしめる。涙腺の崩壊を誘いそうなツーショットだ。 「やはりあなたなら、大丈夫だと思っていましたよ。」 「なんとか……だったがな。」 「我々は一度ならず二度までもあなたにこの世界を助けてもらいました。本当に感謝しています。」  俺はこのまま閉鎖空間が増え続けると世界は全て閉鎖空間に侵されてしまうことを説明された。またそんな大層なことをやってのけちまったのか。 「……さあ、涼宮さんがお目覚めになる前にわたしたちは帰りましょう、新川。」 ...
  • Different World's Inhabitants YUKI
      Different (異なった) World s(世界の) Inhabitants(住民)で ~異世界人、ユキ~です。 何故、最後が複数形なのかは、物語を読めば分かります・・・・・・     一日目   ・Different World s Inhabitants YUKI~ニチヨウビ(その一)~   ・Different World s Inhabitants YUKI~ニチヨウビ(その二)~    ・Different World s Inhabitants YUKI~ニチヨウビ(その三)~   ・Different World s Inhabitants YUKI~ニチヨウビ(その四)~    ・Different World s Inhabitants YUKI~ニチヨウビ(その五)~    ・Different World s Inhabitants YUKI~ニチヨウビ(そ...
  • ミニチュアハルヒ
    言霊というものをご存知だろうか? 自分の言った言葉に精霊が宿るという霊的なアレである 祝詞を奏上する時には絶対に誤読がないようにされるほど、日本古来から伝わるものだ それほど言葉を発する際には注意しなければならないというのを、改めて実感した 事の発端はいつもの部室でのやりとりである 「コラー! 逃げ回らないでさっさと新作ミニスカメイド服に着替えるのよ! 「ひえぇ~ それはいくらなんでも嫌ですぅ~」 ……いつものやりとりである 「ハルヒ、仮にも女子高生なんだからもうちょっとおしとやかにしたらどうなんだ」 あえてコスチュームについては言及しない 「高校生だからなのよ! あんたももっと体動かしたらどうなの  最近体なまってるんじゃない」 ……処置ナシ、言っても無駄か 「小さい子供がはしゃぎまわってたら、少しは可愛いと思うけどな」 ここでスタンドが宿った 多分自動操縦型だろう ...
  • 藤原くんの溜息
    ※周防九曜の溜息の続編っぽい話です      三年前の今頃。木枯らし吹き荒ぶ寒の候、暦の上の春とははやり旧暦に則った季節であると感じた二月の上旬。 三保の松原に降り立った天女の如き麗姿なお方が、あろうことか双子になるという至福且つ至高を感じ、しかし同時に発生した不謹慎且つ憤懣な事件によって地獄の底に突き落とされるという表裏一体の出来事があった。 言うまでもない。波瀾に満ち溢れた俺の高校生活の中でも三指に入るほど腹立たしいであろう彼の事件、『朝比奈みちる誘拐事件』である。 羽衣だけならばともかく本人そのものを奪い取るあの所業には、流石の俺も怒ゲージMAX230パーセントを32個分くらい溜め込んでもなお余りあるほどの怒りが込み上げてきたってもんだ。 その後も時々夢に出ては胸糞悪い目覚めで幾度となく学校をサボろうと何度思ったことか。もちろん、実際にはサボってなどないがな……。 と、それはと...
  • Different World's Inhabitants YUKI~ニチヨウビ(その二)~
    一日目のマエノヒ   「じゃあね、長門さん。また明日。夜遅くまで、本読んでちゃだめよ。」   そういって、朝倉涼子は手を振りながら、エレベーターを降りていった。 さて、今日の晩御飯は何にしよう。最近、カレーばかり食べているからたまには、違うものを食べないと。     などと、考えているうちにエレベーターは7階に止まった。エレベーターから降りて、708号室へと向かう。鍵穴に鍵をさしこみ、ドアを開ける。中は、暗闇につつまれていた。   私は、壁についたスイッチで電気をつけ、本の他には何もない、閑散とした部屋に座り込んだ。 一人暮らしはつい最近始めたわけではないので、一人でこの部屋にいることも、もう慣れた。だけど、たまに一人でいることがたまらなく寂しく感じることがある。   今日はそんな日だ。   朝倉涼子でも呼ぼうか。いや、彼女は今日は塾があるとかいってたっけ・・・。   私は...
  • Different World's Inhabitants YUKI~ニチヨウビ(その一)~
    ~プロローグ~   「今、この世界に存在しない『彼』。もう一度、会いたい?」   目の前に立っている少女は私に向かって、そう言った。   しかし、私は正直何が何だかまったく分からなかった。 本音を言うと、会いたい。会いたくて、会いたくて、仕方がない。 この一年間と少しの間、私の目の前で消えていった『彼』のことをずっと思い続けていた。 しかし、そんなことが本当にできるのだろうか。   いや、まずこの状況は何なのだろうか。   私の名前は長門有希。   そして、私の前に立っていたのも、長門有希だった・・・。         一日目[ニチヨウビ]   季節は春。いや、もう春といっていいのだろうか。ちょうど、ぬるま湯につかっているようで、暖かいのか、冷たいのかよくわからない、しかし、これからは暖かくなる一方だと考えると思わずにやけてしまいそうになる、そんな3月の初めが、...
  • 放課後ジョーバ倶楽部
     あたしは今、激しく腰を振っています。 ……えーと。 変なことを想像した、そこのあなた。減点です。 が、今回は見逃してあげます。傍から見たら、変な光景には間違いありませんからね。 なぜなら、あたしの上で涼宮さんが、 「そう、そうよ、みくるちゃん! その調子! ああ、もっと、もっと激しく突き上げるの!」 などと叫んでるんですから。 「ふえぇぇぇぇん……!」 何でこんなことになったんだろ……思い返してみれば、きっかけはあの時だったのかもしれません。 このまま現実の時間軸にいると、あたしまでおかしな気分になっちゃいそうなので、ちょっと『回想』と言う名の現実逃避の旅に出てみましょう。 時は、クリスマス。部室で行われたクリスマスパーティーに遡ります。 ………… (腰が痛くなってきたなぁ。ちょっと動きに捻りを加えてみよう……えいっ、えいっ!) ……… (わお、すごい反応……) …… … クリスマス...
  • キョウノムラ
     蝉の声が少しうっとうしく感じる七月の中旬。  あたしは今度の夏休はどこへ行こうか、なんて考えながら部室に向かっていた。  部室前に着き扉を開けて中に入ると誰もいなかった。  んー、よく考えるとあたしが一番乗りって珍しいわね。 「キョンは掃除当番だからいいとして、みんなどうしたのかしらね?」  つぶやきつつ部室を見渡すと目が本棚に吸い寄せられた。  そこにあったのは一冊の雑誌。なんて事はない見た目だけどあたしは手に取ってみた。 「『怪談スポット・今日之村』? 有希がこんな本を読んでいた記憶はまったくないわ」  あたしは団長席に座ってページをざっとめくってみた。  中身はよくあるオカルト話だった。 その今日之村って廃村で幽霊を見たとかそんな感じの。  でも記事によるとこの村、ここから近いみたい。  そうね、今度の旅行はここで百物語なんてどう?  うん、それに決定! 「ところで、なんで誰も...
  • Different World's Inhabitants YUKI~ニチヨウビ(その四)~
        「すまん、待たしちまって。」   喫茶店から出てきた彼はこちらへ小走りでやって来た。   よっぽど、我慢していたのだろうか、今の彼の表情は、安堵感であふれていた。 さっきから、きょとんとしたり、驚いたり、あたふたしたりと、忙しそうだ。   しかし、今の私は、そんな彼の表情の変化を見るのが、楽しくて仕方がなかった。 一昨年会った時の彼は、何というか、心ここにあらずみたいな、どこか上の空な感じだった。そんな彼が、今、目の前で生き生きとした表情をみせている。   私は思わず微笑んでいた。   そんな私の顔をのぞきこんだ彼は、少し戸惑ったような顔をしたが、すぐに笑顔を作って、こう言った。   「よう、久しぶりだな。2年ぶりか。時がたつのは、早いもんだな。」   やっぱり、そうだ。 彼は、私が別の世界から来た『長門有希』だということに気づいている。喫茶店での私を見る態度からし...
  • Different World's Inhabitants YUKI~ニチヨウビ(その三)~
      「・・・やっと会えた・・・・。」   私は、彼の顔を見た瞬間、そうつぶやいていた。   眼鏡をかけていないのになぜか彼の顔がはっきりと見えることや、今、自分はあのおかしな空間ではなく、喫茶店のトイレにいることなど、この時の私は気にもしていなかった。   彼に会えた。   ただ、それだけで頭がいっぱいだった。   しかし、彼はなぜかきょとんとした顔から、とても驚いた顔になり、私の顔を凝視していた。 何?私、何かおかしなことでもしたのだろうか?   ・・・そんなに、見ないで・・・。   私の頬が熱くなっていくのを感じる。そういや、一昨年も部室で同じようなことがあったっけ・・・。   彼はしばらく私を見つめ続けていた。私はおそらく顔を真っ赤にしてずっとうつむいていただろう。この時のことはよく覚えていない・・・・・・。         「・・・ョン・・・キョン・・...
  • Project512_Part2
     Project512_Part2-もくじ- Part1はこちら Part3はこちら Part4はこちら Part5はこちら Part6はこちら Part7はこちら Part8はこちら Part9はこちら     ──●<アッー!──   【チャック・朝倉涼子誘拐事件】   【チャック・国木田くんの憂鬱】   【小ネタ・鬱木田くんの保守】   【チャック・国木田くん誘拐事件】   【チャック・長門有希の鬱系SS】   【チャック・中河に禁則事項?!】   【書き下ろし・中河が来る!】   【お題短編・五輪とカオスとメタミドホス】     #今回収録を減らして読みやすさを狙って見ました。    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・              _人人人人人人人人人人人人人人人_            __>   ゆっくりしていってね!!!   <-─ - 、 ...
  • SOS団の無職7
    前回のあらすじ  キョンは己の弱さに打ち勝ち、ついに実家へ帰る決意をかためました。これも長門と妹のおかげです。  家にこもって悶々と悩んでいても見出せなかったある種の答えが、キョンには見えたような気がしました。気のせいかもしれませんが。  キョンが家に帰ってからしばらくの間は、いつもと何の変化もない平和な時が続くのでした。     ~~~~~     「わっ!」  俺は思わず声をあげ、一口で頬張ったギョウザを吐き出した。 「わっ! わっ! わっ!」  ばたばたと洗面所の前まで走って行き、汗ばんだ手で蛇口をひねるとコップを使うのももどかしく、蛇口に口をつけてガブガブと水を口にふくんだ。  口端から唾液をもらいながらうがいをし、ベッと口をゆすいだ水を吐き出す。冷たい水道水と一緒に、細かくちぎれたギョウザの具が洗面所の底へ消えていく。 「どうしよう! どうしよう!」  うがいをしても口の...
  • 下衆谷口のなくころに ~触りごこち編~
    谷口「音楽の授業中にドビュッシーと聞いて頬を朱に染めていた純真無垢なあのころが懐かしい」   谷口「Cドライブは見られてもいいけど外付けハードは金庫の中」   谷口「どうも。貴女の白馬の王子さま、谷口です」   ハルヒ「なんであんたがここにいるのよ!?」 谷口「何故ですって? それはこっちが聞きたいことですわ。何故SOS団の団長さまが、小学校の参観日にいらしているのですか!?」 ハルヒ「私は勉強を教えてるハカセくんのご両親が仕事で参観日に来られないって言うから、代わりに来たのよ」 谷口「なんだ。俺と同じ理由じゃないか。俺はてっきり、ショタ狂いの団長が夜のおかず漁りに忍び込んだのかと思ってしまったぞ」 ハルヒ「こ、ここが小学校でさえなければ……!」   ハカセ「涼宮さん、谷口さん。来てくれたんですね」 ハルヒ「ちょっとハカセくん、これはどういうこと!? こんな薄汚れた落伍人生決定済のダメ人間...
  • Different World's Inhabitants YUKI~ニチヨウビ(その六)~
        「え、原稿を書き直したいって・・・・・・って、ちょっと有希!あなた、顔、真っ赤じゃない!やっぱり、熱があるんじゃ・・・・・・」   熱?そんなものはないと思うけど・・・・・・あ、そうか。私は今、風邪気味ってことになってるんだっけ。   先ほどの喫茶店での出来事が脳裏を駆け巡る。 あの時、彼が急にでたらめな話を始めたのには、少し驚いたが、話をややこしくしたらいけないと思い、話に乗った。   しかし、彼には悪いが、もっといい言い訳はなかったのだろうか。 さっきから、風邪気味だという理由で、かなり行動が制限されているような気がする。 涼宮ハルヒも過剰すぎるまでに、私のことを心配するし・・・・・・。   このことを喜ぶべきなのか、悲しむべきか、迷っていると、パソコンのスイッチを切った彼が、   「そうだな、少し、熱が上がってきたのかもしれないな。長門、今日はもう帰った方がいいと...
  • Different World's Inhabitants YUKI~ニチヨウビ(その五)~
      尻ポケットが振動した。   「おわ?」   飛び起きる。周囲の客が迷惑そうに俺を見て・・・と、いつか経験したことのあるような状況に今、俺は巻き込まれている。 こうなると、続きはどうなるのか分かるだろう。   「あ、キョン、どう、有希の体調は?」   おや?俺の記憶とは違う展開になっているが、まあ気にしないでおこう。   長門の体調は至って平常、そう伝えるとハルヒは12時に駅前に集合と言い出した。 現在11時45分。 やれやれ、あいつはもっと早くに連絡をよこせないのかね。   俺は、本棚の前でなにやら分厚い本を読んでいる長門を見つけ、一緒に図書館を出ようとした。   ところが、なにやら小さな力が俺の袖にかかった。 ふと、振り向くと、そこにはいつかの今にも消えそうな表情があった。   「この本を借りたい。」   俺のの袖を掴んで15秒後、長門は細々とこう言った。...
  • 長編・涼宮ハルヒ
    涼宮ハルヒ無題1 涼宮ハルヒ無題3 涼宮ハルヒの停学 涼宮ハルヒの改竄 涼宮ハルヒの入学 涼宮ハルヒの異変 涼宮ハルヒの悲調 花嫁消失 ハルヒの想い 世界の終わりに 涼宮ハルヒの赤面 ‐ 涼宮ハルヒの羨望 ‐ ハルヒの実験 涼宮ハルヒの秘密 プリンとケーキ 星に願いを 涼宮ハルヒの猛暑 涼宮ハルヒの結婚前夜 涼宮ハルヒの泥酔 長すぎる10分間 涼宮ハルヒの願望 涼宮ハルヒの憂鬱キョンとハルヒの絆 10月8日、曇りのち雨 閃光のハルヒ 涼宮ハルヒの預かり物 涼宮ハルヒのデート騒ぎ? それは誤解で勘違い 何よりも宝物 超能力 涼宮ハルヒの計算  涼宮ハルヒの嫉妬 ミニチュアハルヒ ベル 3点セット 涼宮ハルヒのネコ にわか雨の訪問者 ハルヒの寝言 涼宮ハルヒの独善(シュール・BadEnd?) 涼宮ハルヒの情熱  涼宮ハルヒの出産 あの日からの願い Amemorywithouttheend 涼宮...
  • Different World's Inhabitants YUKI~ニチヨウビ(その七)~
        今、俺の前には2人の長門有希がいる。 2人は、何もかもが一緒でまったく見分けが・・・いや、1つだけ違うところがあった。 今さっき玄関から入ってきた長門は、眼鏡をかけている。 つまり、普段は眼鏡をかけていない宇宙人長門が、眼鏡をかけていて、普段は眼鏡をかけている普通人長門が、今は眼鏡をかけていないというわけだ。 ああ、ややこしい・・・・・・。   俺は、2人の長門の顔を見比べた。   眼鏡っ娘長門は、あいかわらず、雪解け水のような冷たい無表情をしている。昔は、液体窒素ぐらいだったな。それに比べると、だいぶ暖かくなったもんだよ。   一方、さっきまで、俺と行動を共にしていた方の長門はというと、俺と目があうと、すぐに目をそらした。そればかりか全身から、こっちを見んな的なオーラを発している。 何だ?やっぱり、さっきの事を気にしているのか?   俺自身も、さっきのタイミングで何故あ...
  • 影の世界
    パチッ。 ……また目が覚めてしまった。 枕元のデジタル時計は2時10分を指し示す。 その時計のオマケの温度計は……28度。 さらに湿度も重なってもう既に人の寝れるトコロでは無い俺の部屋。 既に俺は昨日11時に寝てから5回の目覚めを終えた。 「あ゛~………くそっ!」 こんな時間なので思いっきり叫ぶことも侭ならず。 俺はベッドの横に置いてある扇風機にスイッチを入……れ…? ダメだ、急激に睡魔が……。 「ほら~?キョン君朝だよー。」 声より早し。妹がボフッ!と俺の上に飛び込んで来た。 案の定、俺はアレ以来は起きずにいたようだ。 いつものように着替えて、飯を喰い、歯を磨く。 そして俺はいつものように家の前で妹と別れ、自転車を走らせた。 いつものハイキングレベルのコースを移動し終えた。 俺は既に軽く疲れていたのだが。 ガララッ 後ろの扉を開けて自分の席と視界に入ってしまう『アイツ』の席を見...
  • (きれいな)朝倉さんと(かわいそうな)古泉君
    「秋といえばおでんが美味しい季節だと思わない?」 「あなたは口を開けばそればかり。年中同じことばかり言っている。 おでんのせいで脳が侵されている可能性が非常に高い。しばらく実家に帰省して療養すべき。十年は戻らなくてかまわない」 こちらを見ることもせずにそれだけ言うと、長門さんは再び読書に没頭し始めた。読んでいるのは非常に本格的な黒魔術の本。 ここ最近の、私と長門さんとのやりとりはいつもこんな感じだ。 涼宮さんと彼が付き合い始めてから、彼女はすっかりやさぐれてしまった。 どうにか元気を出してもらおうと、こうして毎日彼女を訪ねているが、まるで取り付く島も無い。 せっかく私が用意した食事(おでん)もとらずに、いつも引きこもってジャンクフードと読書に溺れている。 ちなみに、今日のドリンクはドクターペッパーのようだ。薬臭い。 とにかく、このままでは長門さんはダメヒューマノイド・インターフェイス一直線...
  • 長門有希の憂鬱Ⅰ二章
    長門有希の憂鬱Ⅰ 二 章 目の前に、口をあんぐり開けたおっさんがいた。 よれよれの服を着てベンチに座っている。 「あんた……今、そこに現れなかった?」前歯が一本欠けている。 「え……ええ」 「ワシゃずっと見てたんだが。あんた、そこに、いきなり現れた」 「そうですか……?たいしたことじゃありません」人がいきなり出現したなんて全然たいしたことだろうよ。 ホームレスっぽいおっさんは俺をまじまじと見つめていた。 やがて飽きたのか、目を閉じ、うとうとしはじめた。 ここはいったいどこだろうか。俺は目をこすって周りを見た。 ほっぺたをパシパシと叩いてみた。これは夢じゃない。人が大勢歩いてる。閉鎖空間でもないようだ。 どこからか列車の発車を告げるアナウンスが聞こえた。どうやら駅のコンコースらしい。 駅の名前は見慣れない、俺の知らない地名だった。 さて...
  • 悲嘆
      ジョン、ジョン・スミス。あんたはどこにいるの? あんたのせいよ。あの時、あたしの最後のつもりだった悪あがき。 始める前にとびきり変なことが起きたじゃないの! 結局宇宙人は現れなかったし、未来人は来ないし、超能力者はいないし。 今のところジョンだけが異世界人って感じかしら? あんたの影を追って北高に入学したけど不思議はないわねぇ。 意外と刺激に満ちた日々は送ってるけど。うん、充実はしてる。 何といっても共に不思議を追及する仲間がいることかしら。 変わってるけど頼りになる娘、かっこよく頼りになる男子に、 まさに可愛さの塊の娘、それとジョンっぽい男子。 キョン。あたし、あんたにジョンを見てる。重ねてる。 ううん、あんたも実のところ結構気に入ってるわよ? そうね、……好きといっていい。 でもね、キョン。駄目なの。まだ駄目。 あたしはジョンを諦めてないの。 あたし予感がするの。またジョンに...
  • ハルヒ「か~っかっかっか~~!」
         ハルヒに巻き込まれて数ヶ月、日々起こる非日常の連続に俺の精神は多少の事では動じない強靭さを手に入れていた。  つもりだったんだがな……。    休日、いつものようにハルヒに呼び出されていた俺が駅前に辿り着くと、そこにはいつもの4人と……誰だ? あの黒人   ハルヒ「この可愛いのがみくるちゃん、こっちの静かな子が有希。彼は古泉君で……あそこに居る、まぬけな顔をしてるのがキョンよ」   黒人「ハジメマシテ、キョンサン。ニャホニャホタマクローデス」    やたらフレンドリーに俺の手を握りしめるのは、ニャホニャホタマクローさん……らしい。    えっと……どうも。    おい、この人誰が連れてきたんだ? っていうかこんなことをするのは   ハルヒ「あたしよ!」    やっぱりか。   ハルヒ「あんたは遅いし、そこでふらふらしてたから捕まえてきたの」    文書の前後で意味が繋がってないん...
  • CALLED(kyon side)
    *「半年と4日目の憂鬱」の前日の話です。 +++ 「お邪魔しまーす。」 「あぁ。」 「あれ? 妹ちゃんは?」 「友達の家に遊びに行ってる。…で、だ。親も今日は出かけてる…んだが。」 「ふーん。そう。」  なんだそのどーでもよさそうな返事は。  頬をほんのりピンク色に染めて俯きつつ「そ、そう…なんだ。」とか言えよ。  …いや、やっぱいい。そんなことされちまったらこの場で何かしでかしてしまいそうだ。  このくそ寒いのにミニスカートにショート丈のコートを羽織ったハルヒは、ずんずんと階段を上がっていく。うわっなんだそのスカート! 短けぇっ。今にも見えそうだ。  …いや、見てねぇぞ。俺は見てない。ナニモミテナイ。本当だ。  階段を昇りきったハルヒが、階段下で立ち止まったままの俺に叫ぶ。 「なにやってんのよ。早く来なさい!」 「あ、あぁ…」  ハルヒから紺のショート丈のピーコートと黄色いマフラ...
  • あの日からの願い
    ジョン、あの女の人ってあなたの何? ジョン(キョン)「何って?」 だーかーらー、彼女かどうかって聞いてんの! 「…それは違う」 ふ~ん、ならさ、あたしと付き合ってくれない? 「……それはできない」 なっ、なんでよっ!? 「…………フッ、大丈夫。いつか、俺みたいな奴が現れる。そいつは、おまえのことを一生大事にしてくれるはずだ…。だから、それまで待っていてくれ。なっ?」 な、何よそれ?あたしは待つことは嫌いなのよ! 「じゃあな」 まっ、待ってよ!また、また逢えるよね? 「さあなっ」                                                ………… …… あれから、三年か……。 まだ忘れてないよ、あんたのこと…。 今日は高校の入学式か…。さんざん待ったけど、あんたみたいな奴は現れなかったわよっ。 高校に入れば、また逢えるかな? 逢いたいよ…ジョン……。 ...
  • もしもハルヒがゲームだったら
    (これは涼宮ハルヒの憂鬱を 格闘ゲーム化したら どんなふうになるのかを 予想したもの・・。)     キョン -KYON- 「投げつけ」  【↑+A】 「叩きつけ」   【↓+A】 「空中蹴り」  【↑+↑+B】 「カウンター」  【←+B】 注意「技はゲージがMAX時しか使用不可能」 ━技名「蹴り殴キョンキョン」━ 「蹴り」     【B】 「2回蹴り」   【B+A】 「+強パンチ」 【↓】 みくる     -MIKURU- 「みくるビーム」 【→+A】 「チェーンソー」 【接近して ↓+B】 「熱湯茶こぼし」 【→+B】 「エアガン発砲」 【B (連続押しで連発)】 「包丁切りつけ」.【B+A 同時押し】 ───技─── ━鉄パイプ刺し━ (ゲージMAX時) 通常に腹に刺す  【A】 顔に刺す       【+B】 即死刺し       【↓+A の後 →+B】 出現方法 「ハ...
  • A memory without the end
    あたしの名前は涼宮ハルヒ。 あたしは四年前の七夕の時にあいつに出会って決心ついたの。          「変わる事」をね!         A memory without the end 四年前…七夕の日にある男に出会った。 その男の名前は…「ジョン・スミス」。 ジョンは馴れ馴れしくあたしに話しかけたのは覚えてる。 「ねえ、あんた。宇宙人、いると思う?」 「いるんじゃねーの」 「じゃあ未来人は?」 「まあ、いてもおかしくはないな」 「超能力者なら?」 「配り歩くほどいるだろうよ」 「異世界人は?」 「それはまだ知り合ってないな」 「ふーん」 あの時は、面白かった。 ジョンの周りは面白い事があったのねと思ったわ。 その後、アイツはおかしい事言ってたわ。 「世界を大いに盛り上げるためのジョン・スミスをよろしく!」 笑えたわ。そこまで言う必要ないのに…。 でも…ジョンのために、...
  • 長編・涼宮ハルヒ2
    少女達の放課後 A Jewel Snow (ハルヒVer) ダーク・サイド 繋ぎとめる想い 涼宮ハルヒの演技 涼宮ハルヒと生徒会 HOME…SWEET HOME 神様とサンタクロース Ibelieve... ゆずれない 『大ッキライ』の真意 あたしのものよっ!(微鬱・BadEnd注意) ハルヒが消失 キョウノムラ(微グロ・BadEnd注意) シスターパニック! 酔いどれクリスマス 【涼宮ハルヒの選択】 内なるハルヒの応援 赤い絲 束の間の休息(×ローゼンメイデン) ブレイクスルー倦怠期 涼宮ハルヒの相談 お悩みハルヒ 絡まった糸、繋がっている想い 恋は盲目(捉え方によっては微鬱End注意) 涼宮ハルヒの回想 小春日和 春の宴、幸せな日々 春の息吹 おうちへかえろう あなたのメイドさん Day of February ハルヒと長門の呼称 Drunk Angel ふたり バランス感覚 S...
  • My little Yandere Sister Another Epilogue「もしものエンディング~How to Tell You Farewell~」
      ・ご注意  この最終章アナザーはある作品を心の底から本気でリスペクトして書かれてます。 そこそこ暗い作品ですので、暗いのが苦手な人は控えてください。  なお、個人的に正史はあくまでも本編のエピローグで、こちらは 「ミヨキチの独り勝ちみたいじゃないか」 という意見を元に書いたifのエピローグでございます。  あくまでもこんな可能性もあるかな、っていう。   ===============    ここは学校。放課後の学校。今日も妹ちゃんが笑っている。平穏がここにはある。  ちょっと前までの物騒な時代は過ぎて、それはまるで凪のように。 「おはよう、ミヨちゃん。もう帰りの会終わったよ」 「あ、ごめんね。いつの間にか寝てたみたい」  私は妹ちゃんの手を取って今日も遊ぶ。誰も居ない教室で響く、楽しそうな笑い声。  私達は、一杯いろんな人を殺したけど、でも大丈夫。何だかんだで上手くいった...
  • 自分の居場所
    注)この作品は「消失」の改変世界が舞台になっています 「──僕は涼宮さんが好きなんですよ」 「……正気か?」 ここは光陽園学院の近くにある喫茶店。学校帰りだろう、黒ブレザー姿の女子が何人か目に映る。 といっても、のんびりお茶をしているわけではない。あとは勘定を済ますのみになっている。 相手の男──ジョンが驚いているような……そんな顔をしている。 自分はいつだってほどほどに正気のつもりだ、と古泉は思う。 むしろ彼、ジョンの話すコトにこそ、正気かと小一時間問い詰めたい。 「魅力的な人だと思いますが」 SOS団、宇宙人に未来人……そして自分が超能力者だと? 彼の話は古泉にはまるで信じられない。自分はただの人間だ。謎の転校生ではあったけど。 ──ズキリ、と頭がシビれる感じがする。 こいつもまた、涼宮さんに言い寄るために適当な事を言ってるんだろう。古泉はそう思っていた。 彼が言うには、涼宮さん...
  • 古泉一樹の誤算 エピローグ
      エピローグ      例によって、その後の話になる。   「よかったよかった」俺は笑顔で言った。 「よくありませんよ。どう考えても強引な歴史改変じゃないですか」 やっぱりそう思うか。俺もだ。 「そうですよ。だいたいジョンスミスって、本当はあなたのことでしょう」 「以前のハルヒにとってはな。今は違う、お前のことだ」 「こんな方法で本当によかったんですか」 「いいか悪いかは分からん。ただ、ハルヒがこれ以上ジョンスミスを待ちつづけるのは見ちゃおれん」 「偽者のジョンスミスでも?」 「ハルヒにとっちゃ、どっちでも同じことだろう」 「それはそうですが……。僕はなんだか腑に落ちません」 俺にも後ろめたい気持ちが、まったくなかったわけではないが。  そんなやりとりを聞いていた長門が、こんなことを言った。 「……事実が歴史なのではない。人の記憶にあるもの、それが歴史」 俺と古泉は目を見合わせた。そう...
  • Happiness! 上編
    時は冬。   暑すぎる夏が嫌いな俺でもあるが、寒すぎる冬も嫌いなのが俺である。   普通の俺にしてみれば、普通の季節が一番な訳だ。春とか秋とかな。 でもやはり春が好きなわけだ。長かった寒すぎる冬から解放され、ぽかぽか陽気の春っていうのは最高の季節だ。   んで今はその素晴らしい春という季節が訪れるのがまだまだ先の事で…まだ冬になりたてだ。   今は十二月。あと一週間で二週間程度の休暇を貰えるのである。 そうとなれば家で暖かい部屋でぬくぬくと出来る。シャミセンのような暮らしが出来るのだ。待ち遠しいものだね。 だがな…多分それは出来ないのだろう…なにしろあのハルヒの事だ。冬休みでも急に寒い中を呼び出すだろう。 冬休みぐらいには団員に休みを与えてくれないかね?…無理か…無理だな。   まだ学校に着いた訳でもってないのに憂鬱な気分になってきた…帰ろっかな… これから学校でも更に憂鬱な気分になること...
  • 満淫電車
    満員電車にて 「ちょっとキョン、なんでこんなに混んでるのよ!?」 「俺が知る分けないだろう」 俺とハルヒはちょっとした用事があって、今電車に乗っているところだ。 人身事故だかなんだかがあったらしく、電車はいつもの倍、いや10倍くらいな気がするくらいの乗客であふれていた。 こんな窮屈な状態を、この我侭で自分勝手な団長様がよしとするわけはなく とてつもない不機嫌な顔で俺に文句をぶーたれているのだ。 「それにして暑いわ、苦しいわ、気持ち悪いわ!キョン、何とかしなさいよ! 乗客の10人や20人、途中下車させたって罰は当たらないわ!」 無茶を言うな。だったらお前がまず率先して降りればすむことだろうよ。 「次は~、三宮~、三宮です」 ようやく一駅進んだみたいだな。 俺は乗客が降りていくのを見てホッとした。これでハルヒの機嫌も少しは直るだろ。 そう思ったのもつかの間、俺はいわゆるオタクと呼ばれてい...
  • 涼宮ハルヒの終焉 第二章
    第二章 七月に入りやはりハルヒは憂鬱になっていた。今回憂鬱な理由は俺にはわかる。 きっと4年前のことを思い出しているに違いない。 4年前に何があったかというと俺は朝比奈さんに4年前に連れて行かれ幼いハルヒに声をかけ話をした、 それだけならまだしも俺は校庭でハルヒの落書きの手伝いをしたのだ、というか俺が全部やった。今考えると映画作りやらホームページ作りやら何も変わってないじゃないか。 そしてハルヒには正体を黙りジョンスミスと名乗った、そして幼かったハルヒに向かって「世界を大いに盛り上げるジョンスミスをよろしく」と叫んだ。 恐らくはこれが原因で世界を大いに盛り上げる涼宮ハルヒの団、通称SOS団なんて名称にしてしまったんだろう。 大体、世界を大いに盛り上げる~なんてのは誰が最初に考えたのだろうか。 時系列的に言えば俺がハルヒに「世界を大いに盛り上げるジョンスミスをよろしく」と言ったのが原因だ...
  • 長門有希の報告Report.1
    Report.01 長門有希の流血  観測経過を報告する。  より正確に有機生命体の行動様態を把握するための試行の一環として、特定波形の音波(以下、『音声』という。)による意思疎通(以下、『会話』という。)の内容の表現を一部変更するようにとの要望が情報統合思念体からあったため、今回の報告では試験的に変更する。  まず、今回の要望の背景を説明する。  この惑星に生息する『人間』という有機生命体は、主に『言語』という、音声を用いた会話によって意思疎通を行うが、言語の種類は人間の生息する地域等により、複数の類型に分かれる。  本報告は、より正確に観測対象の行動様態を把握するために、観測対象である『涼宮ハルヒ』らが使用する『言語』(以下、『日本語』という。)を用いて記述している。しかし、同じ言語でも、使用される地域によって『方言』と呼ばれる差異が複数存在することが確認されている。  また、言...
  • 古泉一樹の誤算 七 章
       七 章      その日、営業の打ち合わせをするハルヒと古泉を見ながら、こいつら今後どういう展開になるんだろうかと考えていた。事故った歴史も一部消えてしまったことだし、ハッピーエンドになってもよさそうなものだ。だが安心しろ。もう物語もそろそろ終焉なのではと思った矢先、それだけでは済まないのがこのハルヒ的日常。野球で言えば0対0の八回裏ツーアウトランナーなし。まったくいまさらだが、ここから急展開がはじまるのだった。   「あたし、明日からしばらく私用で忙しいから。午後は休むわね」 ハルヒが珍しく単独行動をしている。 「私用ってなんだ?見合いでもすんのか」 何気なく聞いた俺のひとことに、ハルヒはピタと固まった。 「そうよ。悪い?」そこで四人も固まった。 「い、いいことじゃないですか。なにごとも経験ですよ。もしかしたら涼宮さんにぴったりの男性が現れるかもしれません」 そう祝辞を述べる古...
  • 長門有希の報告Extra.6
    Extra.6 長門有希の対訳 ~Report.01 対訳版~  現地語表記による報告は、当該観測対象の行動の把握に一定の成果を挙げた。  しかし、情報伝達に想定以上の齟齬が認められたので、会話部分を従前通り表記した報告を行う。  Report.01の内容をそのままに、会話部分を従前通りの表記とした。 【追記】  本報告後、試行として現地語表記と一般表記を併記した形での報告を求められたため、本報告を元にReport.01を改稿した。その結果が良好だったため、すべての報告について、同様の形で改稿している。   「アルー晴レータ日ーノコト~♪ んんーんんーんんーんんん~♪」  涼宮ハルヒが歌を口ずさみながら部室に入ってきた。普段の学生鞄とは別に、大きな鞄を肩に掛けている。 「んっん~♪ みくるちゃんっ! 今日も相変わらず可愛いわね♪」  笑顔、『彼』の表現を借りると『100Wの笑顔』で...
  • 擬人化保守
    since2008.9.22   ・完全な「擬人化」ではありません、予めご了承ください。 ・投下当時の季節や時事などを反映しているものもあります。 ・修正、削除されたのもあります。 ・あくまでも保守ネタ。 ***   長門「夕飯作りを開始する」 俎板「そろそろ出番?」 「玉葱を…」 包丁「おや? 今日はゴーグル無しかい?」 「見た目が悪い。これから耐性をつけるよう努力する」 包丁「頑張るね~、でも玉葱は容赦ないよ」 玉葱「切ったら泣かすよ」 「……」 包丁「……」 玉葱「泣かすよ」 俎板「ねえ、やっぱりやめとけば?」 「いい」 「目が…開かない…」 包丁「大丈夫? 真っ赤だよ」 俎板「あ~あいわんこっちゃない」 「…っ」 俎板「でも、どうして一人暮らしなのに見た目を気にするの? まさか彼に…」 「それ以上言うならば、貴方を薪にする」 俎板「ごめんなさいごめんなさい」 *** キョン「ふ...
  • Am I father ? 第四章前半
      4-1   「ふう・・・」 図書館のドアを開けると、その隙間からふわぁと涼しい空気が流れてきて、火照った身体に心地よい清涼感を与えてくれる。 こんな真夏の一番暑い時間に図書館に人なんぞいるのだろうか、と思っていたのだが、意外も意外、結構人はいるようだ。 このヒマ人め、と以前の俺なら思ってしまいそうだが、悔しいかな、ここの快適さ・・・とはいっても俺の場合、本を読む、というよりは、その快適な温度の中での、敗北と決まっている心地よい睡魔との闘いの一時を指すのだが、それをここにくる度に味わっている身としてはそんなことは言えんのだ。むしろ、俺のほうがヒマ人みたいだしな。 俺がぼけーっとそんなことを考えているうちに、朝倉(小)は、あちこちきょろきょろしながらすたたたたっと走っていこうとする。 こらこら、図書館では走っちゃいけません。それにお前が読むような本はそっちじゃないぞ。 朝倉(小)を呼び止め...
  • 涼宮ハルヒのラブストーリ
    それは突然の事だった。授業が終わり、部室でハルヒが宣言したのだ。 「キョン、セックスしよ。」 今部室では幸い二人っきりだ。OKOK、落ち着け俺!今日は四月一日でもないよな。 「おい、お前いきなり何を言っているんだ?洒落にならんぞ。まったく俺だって健全な高校生なんだからな」 ハルヒは顔を俯いたまま床下を見ている。今なら説得出来そうだな、よし! 「もしかしたら、俺が本気でお前の事を犯すかもしれんぞ。さっきの言葉を本気にして…それで妊娠してお前の将来がめちゃめちゃになったらどうする?」 ハルヒは小さな言葉で呟いた。 「あたし…キョンとなら……い、いよ」 ん?小さく何を言っているのさっぱり分からん。こんなしおらしいハルヒを見るのは久しぶりだな。 だが・俺は少しハルヒに意地悪したくなったのだが、さてどうする?やっぱりこれしかないか 「おい、ハルヒよ。俺としたいのなら言うことを聞け!」 意外なことにハ...
  • 長門神社の猫又
    長門神社の猫又  吾輩は猫である。名前をシャミセンという。  どこで生まれたかとんと見当も付かぬ。だが、名前があるからには、誰かの飼い猫であった経歴があるということである。それは過去形でもあり、現在進行形でもある。吾輩は拾われて飼い猫となった。今の飼い主はその時の拾い主ではないが、その場にいた者の一人である。  当時の吾輩は、極めて特異な特徴を有していた。人語を発したのである。それは吾輩が拾われた時に吾輩を選定した者の能力による一時的なものであった。その事実を周囲に知られてはいけないらしく、当時の飼い主はその事実を隠蔽するのに腐心していた事が思い出される。  それはあくまで一時的なもので、以来至って平穏に、吾輩は普通の猫として時を過ごした。体内に情報生命素子を埋め込まれた事以外は、至って普通に。  体内に埋め込まれた情報生命素子は、吾輩の肉体と知能に大きな影響を与えた。しかしその影響...
  • ハルヒの好きな人
    なぜだ? いや、理由は分かるが予想外だ。   なぜだ? あれ?だって古泉も朝比奈さんも、さらに長門も大丈夫だって・・・ あれ?   今、俺の目線の先には、夕日に照らされ、だんだんと背中が小さくなっていくハルヒの姿が映っている。 先ほども述べたように予想外なことがおきた。 いや、ちょっと前の俺ならこれは予想できるレベルなんだ。 ただ、古泉や朝比奈さんや長門にも予想外なことが起きてしまったから俺は今困惑している。 多分、谷口や国木田に聞いても、その3人と同じ言葉をかえしてきたと思う。 なのに、なぜだ?   俺は今、北校の校門前で棒立ちになっている。 ハルヒは今、俺からかなり離れた坂の下で走っている。   えっと、俺が今考えなければいけないことは多分、明日からどうやってハルヒと接していくかということだ。 まあ、ハルヒにはさっき、今までと変わらずに・・・とか言われたんだが・・・ どちらにしろだ。俺...
  • I don't choose, but decide. chapter09
    「あれ、そうだったかしら。あの時名前言わなかったっけ。……ていうかあなた本当にジョン?」 まだ少しだけ疑いの篭った目でハルヒが尋ねてくる。そりゃそうだ、いくら髭が生えていようと俺の平凡としか形容できない顔が変わったわけじゃない。 だが今この時、過去の俺が確かに存在している。そっちがキョンだ。この俺は間違いなくジョンなのさ。 「さっきから聞いていると俺によく似たヤツがいるみたいだな」 「似てるなんてもんじゃないわよ。同じ顔じゃない……でもキョンは知らないはずだし……」 つと目を逸らし思案顔のハルヒを見ているのも悪くないと思ったが、時間を浪費するわけにはいかない。 「まぁ何だかよくわからんが、さっさと名前を教えてくれよ」 催促するとハルヒはやたらと恥ずかしそうに、 「涼……むぅ……」 と口ごもったと思うとこう言った。 「……ハル・テイラーよ」 二人して噴き出しそうな顔になる。妙な所で対抗心...
  • 黄色リボンちゃん
    あるところに、黄色リボンちゃんと言う性格と口は悪いけど、顔は大変可愛い女の子が居ました。 ある日、彼女のお母さんは言いました。「黄色リボン、そろそろボジョレヌーヴォの季節だから、おばあちゃんに届けてきてくれる?」 黄色リボンちゃんには、ずっと前に男に振られてからショックで立ち直れず、ずっと寝込んでいるおばあちゃんがいました。 黄色リボンちゃんは面倒だと思いましたが、おばあちゃんは沢山お小遣いをくれるので行く事にしました。 「行って来まーす」 黄色リボンちゃんが出かける様子を見ていたキョン狼は、黄色リボンちゃんにあんなことやこんなことをしようと思いました。 黄色リボンちゃんはひたすら、テクテクと歩いていました。 すると、キョン狼がやってきて、「おばあちゃんにお花を摘んだら?」と提案しました。 しかし、黄色リボンちゃんは「そんなお花なんてすぐ枯れるじゃない。」と取り合いませんでした。 どうして...
  • 古泉一樹の誤算 二 章
      二 章      俺はその晩、砂漠を越えてアカバ要塞に戦いを挑む前夜のアラビアのロレンスのようにまったく寝付けなかった。    考えてみりゃハルヒがジョンスミスを探していたのは当然のことで、真夏の夜にどこからともなくふっと現れ、宇宙人や未来人がいるなどと吹聴した挙句、影も形もなくふつと姿を消したりすればあいつでなくても追いかけてみたくなるってもんだ。ことハルヒにかかれば奇妙な存在というものに対する執着心は尋常じゃない。    それがどこをどう間違って憧れの彼なんかになっちまったのか、やっぱあれかな、揺れるつり橋の上で心拍数が上がるのを惚れたと勘違いする、血中のアドレナリンとホルモンを混同してしまうのと同じ現象か。最初の未来人との遭遇が俺だってだけでそこまで決意を固めてしまう理由が理解できん。俺?俺の場合は……まあ朝比奈さんには一目ぼれした……かもな。けど八年もずっと想いつづけるな...
  • シュール短編63
    長門「数多くのカレーを食してきた私でも、いまだ口にしたことのないカレーがある」 キョン「なんだ、それは」 長門「それは…『豆のカレー』」 キョン「…要するに豆入りのカレーか?そんなのいくらでも作れるだろう」 長門「駄目なの駄目なの!教科書で読んだあのカレーじゃないと駄目なの!」 キョン「わっびっくりした!」 みくる「『ネズミの作った朝ごはん』…美味しそうでしゅた、食べてみたいでしゅ」 鶴屋さん「キモイ喋り方(苦笑)」 古泉「えいっ!えいっ!…おかしいですね、何回やっても信号が変わらない」 キョン「おい皆どうした、変だぞ!?」 ハルヒ「もーいやーこんなカオスな団はこりごり!解体してやるゥ!」   みくる「でしゅ~ましゅ~」 キョン「朝比奈さん、あの年であの口調はまずいよな」 ハルヒ「そうでしゅかね?」 キョン「へ?」 鶴屋さん「あいちゅのでしゅましゅ、あいかわらじゅきめぇでし...
  • シュールな短編置場
      ここにはシュールな短編を置いてください   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25   26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50   51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84   涼宮ハルヒのウイルス トライフリング・コーダ 長門有希の1日 もしもハルヒがゲームだったら 涼宮ハルヒのネットサーフィン 巨人の☆ 環 涼宮ハルヒの憂鬱?パロ フルーチェネタ 長門有希と愉快な獣達 バレンタインカオス 涼宮ハルヒの脱毛 ハル...
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