涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「バカップル保守1」で検索した結果

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  • バカップル保守1
    バカップル保守1     「あのね、キョン。あたしがこだわってるんじゃないの。あんたがこだわってるんじゃない!」 「俺はこだわってなんかいない。なんなら今すぐ別れてやるぞ」 「うぐ……卑怯者……」 「ほら。やっぱりお前が俺にこだわってるんじゃないか。認めたんならここに来ていいぞ」 「……あたしが悪かったわよ」  そしてハルヒは俺の布団の中に潜り込んできた……。   バカップル喧嘩保守     「だーかーら! 悪いって謝ってるだろ?」 「バカバカバカバカ!」 「あのな。今時クラスメートと言葉を交わしただけで嫉妬する奴がいるか?」 「だってあんた地味にモテるし……」 「大丈夫だ。俺はお前だけだからな」 「いつもそればっかり……ずるい」 「いつもこればっかりで悪かったな」 「ほんと最低」  ハルヒはそう言いつつも俺を抱き返してきた。   バカップル喧嘩保守2     「もういい! 別れるわ...
  • バカップル保守
      バカップル保守1 バカップル保守2 片思いキョン保守 第2次バカップル保守 バカップル保守 ちょっとした同棲編 バカップル保守 同棲編 バカップル保守 同棲編2 バカップル保守 同棲編3 ツン+デレカップル~第三次バカップル保守  
  • バカップル保守2
    バカップル保守2     「おい。どうして一人だけ先に起きて準備してんだよ」 「…………」 「なんとか言えって」 「……あんたが手を離したからじゃない」 「お前な……寝返りをうって布団を全部持って行きながら手を離したのは誰だ?」 「へ……?」 「あー、悪かったな。俺は今日風邪で休むから学校行っていいぞ。お前は準備してるもんな」 「ちょ、ちょっと?」 「うー、さむ。母さーん、薬出してくれ」 「キョン? ごめんってば!」 「あー、さむ……」 「あ……う……」   たまにはバカップル喧嘩保守      「キョン……怒ってるわよね……はぁ」 「それよりキョン大丈夫かしら? 本当に震えてたし……」 「帰っても怒ってたらどうしようかしら……」 「涼宮。HR中に回りに聞こえる大きさの一人言はやめろ」 「うるさい、ハンドボールバカ。やっぱりあたし早退するわ」   声に出るほど心配なバカップル保守   ...
  • バカップル保守 同棲編2
    バカップル保守 同棲編2   「……学校行きたくない」 「はぁ? いきなり何言ってんだ」 「ママー。今日学校休むから。……ん、違うわよ。ちょっとさ……ね?」 「おいおい。本気か? お前が休むなら俺も行かないが……」 「あんたは行かなきゃダメよ。早く行ってらっしゃい」 「おわっ! 押すな……ってオイ! 鍵までかけるこたねーだろ! ……なんなんだよ、畜生」   バカップル保守   「ハルヒー。電話出ろよー。寂しいぞー」 「ハルヒー。メール返せよー。寂しいぞー」 「頼むってー。……俺、何か悪いことしたか?」 「してるな。授業中に携帯を使っている上に授業妨害の一人言。許してやるから保健室に行って頭冷やしてこい」 「……すいません」     バカップル保守       「ハルヒ……なんでだよ……」 「やっぱり帰って理由を聞くべきか……」 「そうだ、そうしよう。とりあえず腹が痛いということ...
  • バカップル保守 同棲編3
    「久し振りね。あんたとこうやってこの坂を登るの」 「そうだな。いつも途中で街とか行ってたからな」 「んふふ、なんかしあわせだわ」 「そうか? 俺にとっては相変わらず地獄の坂道なんだが」 「しあわせなの!」 「はいはい。しあわせだな。しあわせしあわせ」   バカップル保守   「そういえば弁当も久し振りだな」 「よね。今日もあたしは頑張ったわよ」 「ん?」 「今日も! あたしは! 頑張って作ったわよ!」 「あぁ、1回だったか? ……ちゅっ」 「へへ~、毎度あり! それじゃ、いただきまーす!」   バカップル保守   「なぁハルヒ」 「なに? 早く帰りましょ?」 「いや、谷口達に遊びに誘われたから一緒に行かないか? ……ゲーセンだが」 「ん……まぁ、あんたもたまにはあいつらと遊びたいだろうし……いいわよ」 「よし。じゃあ行こうぜ」 「……でも手は繋ぐのね。うれしいけどさ」   バカップ...
  • 第2次バカップル保守
    第二次バカップル保守     「もしもし」 「何よ。さっきまで一緒に居たのに何の用?」 「そんなに冷たくするなよ。もう俺の前でそんなに強気な態度取らなくてもいいだろ?」 「あ、そっか。付き合うんだったわね……」 「そうだ。だからって何やればいいかわからないから電話をかけて見たわけだ」 「それで……いいと思うわよ。あたし、ディスプレイにあんたの名前が出て……その、すっごくうれしかったし……」 「あ、おい! ……切れた。違うな、切りやがった……」 「言っちゃった……。やっばい、すごく嬉しすぎて言っちゃった……あぁ! 夢みたい!」   バカップル保守      「……もしもし、キョン?」 「あぁ、誰かと思えばさっき電話を一方的に切った涼宮ハルヒさんですか」 「あ、あはは……ごめんって」 「でもな……まぁ、その……なんだ。お前の言葉、メチャクチャうれしかったぞ!」 「え……あ! 切れちゃった…...
  • バカップル保守同棲編
    バカップル保守 同棲編     「お前の部屋か……」 「な、なによ。そんなにマジマジ見ないでよ!」 「意外に可愛い部屋だな。黄色が基調か」 「好きなのよ、黄色。カチューシャもそうでしょ?」 「確かにな。んで人形も多い、と。……ん? 一個落ちてるぞ」 「あーバカバカっ! それ触んないでっ!」 「……俺、か?」 「み、見りゃわかるでしょ。服に名前書いてあるんだから……」 「ハルヒ」 「なによ……もう……」 「顔真っ赤で可愛いぞ」 「う……う……バカっ!」   バカップル保守      「うおっ、俺の部屋よりいいベッドだな」 「でも、あたしはあんたの部屋のベッドのが好きかな……」 「どうしてだ?」 「ほ、ほら。狭い分だけ距離が近く感じるしさ……」 「ハルヒっ!」 「あんたキャラ違う! いきなり抱き付かないでっ!」   バカップル保守      「そろそろ離してよ。ご飯作んなきゃ」 「………...
  • 第三次バカップル保守
    「ま、待って! 待ちなさいよキョン! 手、繋ごうよ!」 「うるさいな。いいから早く帰るぞ」 「手、繋いでくんなきゃあたし帰らないわよ……?」 「そーか。じゃあまた明日な」 「あーもうっ! 冗談だからもう少し優しくしなさいよ! あんたは冷めすぎなのよ!」 「お前はベタベタしすぎだけどな」   ツン+デレカップル保守   「眠いな」 「あ、じゃあ放課後に屋上で昼寝するわよ!」 「いや、SOS団があるだろ」 「そんなの臨時休業よ! あんたのためなら……」 「みんなに迷惑がかかるだろ。普段通りだ」 「……バカ」   ツン+デレカップル保守   「……ねぇ」 「どうした?」 「なんでそんなにあたしに冷たいの?」 「…………」 「あたしが告白して、OKしてくれてからずっとよ。あたし何か悪いことした?」 「……いや」 「好きじゃないならフってくれてもよかったのよ?」 「……いや」 「逆に辛いって...
  • バカップル保守ちょっとした同棲編
    バカップル保守ちょっとした同棲編     「キョンくん起きて~!」 「ぐっ……妹よ。顔に乗るのは反則だ」 「ハルにゃんとおかーさんの手作りご飯が待ってるよ! 先に行ってるねっ!」 「……朝ちゃんと起きれないのは俺だけか。やれやれ」 「そうよ。ちゃんと早起きしなさい」 「ハルヒ。おはよう。何しに2階に来たんだ?」 「…………。こ、これだけ! 早く降りて来なさいよ!」  今のはアレだろうな。おはようのキスってやつだろうな。きっと。   バカップル保守      「キョン、おかわりは?」 「いらん」 「妹ちゃんは?」 「いる~!」 「あ、えっと……キョンのお母さんはいりますか?」 「うふふ……『おかあさん』でいいわよ。あたしはいらないわ」   「どうしてうちの親のことを『キョンのお母さん』なんて長ったらしく呼んだんだ?」 「……あんたには一生わかんないわよ。って、離しなさいよ。何で抱き付いて...
  • バカップル日記
    バカップル日記―いじわるキョン×ハルヒ― バカップル日記―いじわるキョン×みくる― バカップル日記―いじわるキョン×有希― バカップル日記―バカップルが出来た日?― バカップル日記―いじわるキョン×森さん― バカップル日記―いじわるキョン×鶴屋さん―
  • 題名付き・あま~い短編
    ちょっといじわる 結婚記念日 長門とアイス キーワードは恋愛 甘える キョンの告白 長門さん、へい! 涼宮ハルヒの願望  涼宮ハルヒの奇跡 涼宮ハルヒの理想 甘いプリンの秘密 涼宮ハルヒの決意 夏の夜の・・・ 不治の病 未来 お揃い 『居眠り』 涼宮ハルヒの発熱 おとめごころ 長門と古泉 Strawberry Of Shortcake それって迷信じゃないのか? カンケリ 進路 年明けバカポー 凡人に泣いた日 ニチジョウ 従順なハルヒ 寒中暖あり ONE DAY ON THE SNOW ツンデレマフラー ピロートーク Pretty Devil Remedy of love 桜風 俺の右隣には アル雨ノ日ノコト 日常じゃない日常 4月1日の長門 結婚後の橘キョン アフター ザ ナイトメア ミッドナイト・コーリング アニマル涼宮(旧題動物シリーズ) バカップル保守 胸焼けプリン 朝倉涼子のグ...
  • 片思いキョン保守
    片思いキョン保守     「ねぇ。キョン」 「授業中になんだよ、ハルヒ。また怒られる……ぞ……」 「んふふふ……化粧してみたわ。どう? 似合う?」 「…………」 「キョン?」 「ん、あぁ。わりといいんじゃないか?」 「ちょっと、まだ話は終わってないわよ! こっち向きなさい!」 「(やべ……。今のハルヒはメチャクチャ綺麗だったぞ。まだ頭に焼き付いてやがる……)」   片思いキョン保守      「(どうした俺の脳細胞。早くハルヒのあの顔を消し去りやがれ)」 「ちょっとキョン。部室はこっちよ。どこに行く気?」 「あぁ。すまん……」 「あんた様子おかしいわよ? 風邪? どれどれ……」 「ば、バカ! 近付くな!」 「…………」 「あ……すまん。言い過ぎた……」 「いいわよ。別に」 「(じゃあそんな表情しないでくれよ。なんか心臓辺りが痛くなるだろ……)」   片思いキョン保守      「(な...
  • バカップル日記―いじわるキョン×みくる―
     非常に幸せな時間とは、このような時間のことを指すのだろう。  もうね、たまりません。財布の中身が減っても、この笑顔が見れるならゼロにしたって構わないね。 「何を笑ってるんですかぁ? あー、またいやらしいこと考えてたんでしょ? ダメだよぅ、今日はお買物だけです!」  そんな、ほっぺたにクリームを付けた状態で怒られてもな。  今日は、朝比奈さんとのデートだ。任務や探索で二人きりとかじゃないぞ。  正真正銘、付き合ってる二人のデートだ。どうだ、羨ましいだろう。  そして、俺は待ち合わせに遅れてパフェを奢ることになったのさ。……もちろん確信犯だ。  なんたって、パフェの一つでこの幸せそうな笑顔が見れるんだぞ? 安いもんじゃないか。 「ん~、やっぱりおいしいです! そ、そんなに見てもあげないですよ、遅れてきたキョンくんが悪いんですから!」  最近は少し打ち解けてきたけど、やはり俺はこの丁寧語をどう...
  • 朝倉と岡部の憂鬱
    朝倉「はぁぁ・・・」 岡部「どうした、うんこでも漏れたのか?」 朝倉「!?・・・いいえ」 岡部「やけにメランコリックだな」 朝倉「たまにはそういう事もあるんだっぜ」 キョン「うぃ」 朝倉「あ、キョン君」 キョン「国保料も馬鹿にならないな・・・」 岡部「お前はまだ学割だろう?」 キョン「そうも言っていられない。」 朝倉「なーにー?なんかあったの?」 キョン「つまらん将来設計だ。」 谷口「WAWAWA忘れ物~」 阪中「きょえ――――――!!!」 キョン「来たなバカップル!」 朝倉「本当の意味でバカよね」 ハルヒ「あ~・・・保険料もバカにならないわ」 キョン「それ、さっき俺が言ったから」 岡部「こちらもある意味バカップルだな」 ハルヒ「放課後の教室でたまってる私達全員がバカよ!!」 阪中「それをいっちゃあおしまいなのね」 朝倉「・・・バカばっか」 全員「お前が言うな」 急進派「朝倉涼子がバカな...
  • ヤンデレーズ
    早朝。肌寒くなってきた今日この頃。俺は朝比奈さんと手を繋いで北校に続く長いハイキングコースを歩いていた。 何故かって?そんなもん二人は恋人同士だからに決まってんだるぉ!!(←巻き舌)もはや俺達は家族公認のバカップル、毎朝毎晩しっぽりずっぽりよろしくやってんだよぉ!! 「今日だって一発かましてきあとだぜぇ!」 「いひぃっ!TITITIちくしょー!お幸せに~」 はんっ!見ろよみくる。谷口がまるでゴミのようだ!w 「も、もうキョンくんのバカ!………そんな恥ずかしいこと大声で言わないでください///」 「なら今度から小声で言いますね」 「小声でもダメでしゅ!」 ああ…心が洗われる…彼女の仕草の一つ一つがまさに俺の心(キョンの心の半分は下半身で出来てます)を直撃ですよ?ちなみになんで恋人相手に敬語なの?なんて細かいことは気にするな。 さて、俺の心(テドドン含有率87%)が教師ビンビン物語を始め...
  • バカップル日記―いじわるキョン×鶴屋さん―
    「いっやー! めがっさ待たせちゃったみたいだねっ、ごめんっさ!」  待ち合わせ時間の30分後か。ようやく鶴屋さんは現れた。 「遅すぎです……」 「ほんとごめんねっ! ……あれれ? 本気で怒っちゃったかな?」  今の俺の顔は相当、不機嫌顔になっているだろうな。ここは一つ、面白そうだから怒ったフリをしておくか。 「当たり前です。今日のデートはやめにしましょう」  さぁ、どう出るかな。もちろんデートを中止にするつもりなど毛頭ない。 「ごめんなさい……」  なんと! 真面目に謝る時はしゃべり方が普通だ。これは新鮮だな。 「……なんてねっ! キョンくんも怒ってないのが丸分かりさっ。お姉さんを騙すならもっと演技の練習をするにょろよっ!」  ……やられた、一枚も二枚も向こうが上手か。  そういうことなら……今日のデートの中で絶対に一泡吹かせてやる。  驚いた顔か、やられたって顔を見たら俺の勝ちだ、いいな...
  • 北高生人気投票
    「北高新聞号外です、宜しくお願いします。」 毎朝おなじみのハイキングコースを踏破してやっとこさ校門にたどり着くとそこにはビラらしきもの配っている連中がいた。彼らの腕には新聞部と書かれた腕章を装備されている。 腕章といえば某団長さまの標準装備であり、某団長とビラと校門といえば朝比奈さんのトラウマとなった例のバニーでビラ配りなわけだが……。 新聞部の面々は普通に制服だった、ちょっとつまらない、まぁもっとも北高生でバニーが似合うなんてのは数えるほどしか居ないわけだし……。 などとどうでもいいことを考えながら歩いていたら、新聞部の女子と目があった。 「こちらが号外です。あっ、おめでとうございます。」 一体なにがおめでとうなんだろうな、おっとコレが号外だな、なになに… 『緊急速報! 北高生人気投票結果発表!』 ……学食後援、北高新聞部主催で行われた人気投票の結果が発表されました。 結果は下馬評...
  • ピロートーク
      ピロートーク~ラブホ編 ピロートーク~破れパンツ編 ピロートーク~リクスー編 ピロートーク~爛れたバカップル編 ピロートーク ~お莫迦ダイエット編 ピロートーク~お莫迦若夫婦編 ピロートーク~コスプレ馬鹿夫婦編 ピロートーク~未希編
  • バカップル日記―いじわるキョン×ハルヒ―
     付き合って3ヶ月目の俺とハルヒ。今日は日曜日。  昨日は探索をこなし、今日はデートの予定だ。天気は快晴、気候もよし。 「なのに、なんでお前の部屋で二人で寝てんだろうな」 「知らないわよ、そんなの。あ~、良い天気ね」 「ハルハル~、外にデートに行こうぜ~」 「行かない、疲れてるもん。それとキョン、その呼び方やめなさいって何度言ったかしら?」  自分だって、俺を名前で呼ばないじゃないか。とは言えない。  だから、俺は何度でもそう呼ぶことで反抗するのさ。 「ハルハル~。昼飯も食べないといけないだろ~?」  やはり、ポカポカ陽気のせいか話し方までダラダラしてしまう。 「後であたしが作ってあげるわよ。……今度『ハルハル』って言ったら別れるわよ」 「そんなこと言うなよ、ハルハル~」 「あ、もう怒った。二度と口きかないんだから」  ハルヒは俺に背を向けるように寝返りをうった。……本気で怒ったか?  し...
  • バカップル日記―いじわるキョン×有希―
    「悪い! 待ったか?」  俺達のデートは毎回、この言葉から始まる。俺はいつも長門を待たせて遅刻するのさ。  気持ちはわかるだろ? わからないか? なら教えてやろう。 「……いい」  こうやってな、少しふてくされたような表情をするだろ。俺にしかわからないくらいだけどな。 「ほんとに反省してるからな。だから、今日はまず図書館に連れて行ってやる」 「ほんと? ……うれしい」  そして、次はよろこんだ表情を見せただろ? また、俺にしかわからないくらい小さな変化だけどな。  こんな小さな表情の変化をたくさん見たいから、わざと遅刻したりするのさ。わかったか?  いつも、俺は長門の少し前を歩くんだ。それも早足でな。そうするとこいつは俺の袖を摘んでくる。  小さな手で、弱っちい力でな。でもこんな関係がうれしいんだよ。  普段は無表情で何を考えているかもわからないような宇宙人が、俺と一緒に居たいと思ってつい...
  • ピロートーク~爛れたバカップル編
    ……、なんだもう朝か…、相変わらずの爛れた関係の俺とハルヒだ。 始めのうちは昼ごろに来て夕方には帰っていったハルヒだが、いつの間にか週末に一泊していくようになり、一泊が二泊…二泊が三泊…三泊が四泊……と気が付いたら俺の部屋にほぼ常駐状態となっていた。 一度心配したハルヒの両親が様子を見に来たが、『キョン君となら安心』とかいってそのまま帰ってしまった。つかキョン君って……。 そういえば昨日『たまには一緒に遊びに来い』って親からメールが来たとハルヒがいってたが……。 一緒に向こうの両親の所へ行くのは……『責任取ってくれるんだよね? 勿論卒業してからでいいけど』という無言のプレッシャーを毎回感じるので正直あまり行きたくはないのだが……。 別に責任取るのがいやとかそういう訳じゃないけど、なんというかわかるだろ? などと考えながら、いつもどおりの朝、満ち足りた笑顔を見せるハルヒの隣で俺は暫しまど...
  • バカップル日記―いじわるキョン×森さん―
    「ごめんなさい、キョンさん。少し仕事があって……」 「わかってますよ。森さんも大変ですね、あの厄介なうちの団長のせいで」  一週間に一、二回の幸せな日。土日が俺の最高の楽しみである。森さんに会えるこの日だけがな。  この、幼いように見える顔を見る度に俺はうれしくなるのさ。  平日は仕事と学校で会えないから毎日メール、たまには電話だ。そして週末はどちらかの家に泊まる。  とは言え、まだやらしい関係にはなっていない。泊まると言っても話をしたりするだけだしな。やってもキスまでだ。 「行きませんか? とりあえず……ご飯でも食べましょう?」 「あ、そうですね。今日は俺が奢りますよ」 「いいんですか? 実は欲しい物があったから助かります」  森さんは照れくさそうに笑いながら頭をかいた。……こういう表情を見るといじめたくなるのが俺の性格だ。 「500円毎にキス一回ですよ?」  ふふふ、真っ赤になるがいい...
  • あるカップルの優劣
    「あ~あ~!わかったよ!俺が行ってくるよ!まったくお前はいつでも勝手だな!」 俺はそう言うと自分の部屋を出た。 俺はハルヒと付き合っている。だが、ケンカばかりだ。 今も飲み物をどっちが買いに行くかという些細な事でケンカになった。 実際、かなり怒ったが……ほんとは、ケンカなんてしたくない。いつもハルヒと触れ合って、優しく笑い合いたいだけなのに素直になれないんだよな。 「……いけね、財布忘れちまった」 俺は溜息と同時に呟いた。 また、ハルヒにどやされるな。今回は『あんたはいつも抜けてんのよ!マヌケ!』かな。 俺はゆっくりと一歩ずつ階段を登った。 ドアの前、防音のなってない扉の向こうからちょっとした泣き声が聞こえてきた。 「ぐすっ……、なんで……上手くいかないんだろうね、シャミセン」 ハルヒはシャミセンに向かって話しかけているようだ。 しばらくの間、ドアの外で様子を窺うことにした。   「あたし...
  • 長編・キョン3
    スリーウィーク 鈍感な二人と、その幸せを願う人達の話 白銀の残雪 夏色 メタ・ラブコメディ ROLE PLAY あなたを守りたい(BadEnd) バカップル日記 夏風のコンチェルト タイムリミット some day in the rain another story 明日晴れかな 女の子 移りかわる時間、いつかの記憶 mirror 涼宮ハルヒのロバ ヒーロー クラスメイト キョンの選択(Bad End注意) ポニーテールの秘密 エイリアンズ 未完? カエル男 ホワイトデー前後の物語 人生最悪の三日間 バミューダの外側 結末は空港で 人生最悪の四日間 一年前からの気持ち 夢のような世界? パンフレット ウソがホントになる世界で 遊園地に行こう! 二年前のValentine(佐々キョン) 冗談まみれの勉強会 涼宮ハルヒの放課 涼宮ハルヒのひなた荘 開花予想(旧題:桜) 動物園に行こう! デート...
  • しっと団の逆襲 ~バレンタインを踏み倒せ!~
    こんばんは。朝比奈みくるです。 あの戦いから約50日が過ぎました…… 私達は「しっと団」として戦いました。残念ながら敗れましたが…… 結局あのバカップル×2のいちゃいちゃは止まらず、嫉妬に燃える日々をすごしています。 あんちくしょうめ……あんちくしょうめ……!!   失礼しました。そんなこんなで今は2月の13日。 明日にあるイベント……ご存知ですね? そのイベントに先立ち、久しぶりに「しっと団」のメンバーを召集したのです。 そう、朝比奈みくるではなく、『トゥモロー』として……!   「お久しぶりです、みなさん。よく来てくださいました。」   みなさんちゃんと来てくれました。やはり「しっと」で繋がれた絆は深いんですね。   「当然!朝比……もとい、『トゥモロー』の頼みならば、いつでも駆けつけます!」   この人は谷口君。通称、『ジャッカル』。カッコイイコードネームのくせに瞬殺された雑魚っぽい...
  • ピロートーク~リクスー編
    その1 …駅前… ハ「遅いわよ、キョン!」 キ「すまん、出掛けにお袋が…」 ハ「まぁいいわ、今日のデートはスーツを買いにいくわよ!」 キ「スーツってなんで?」 ハ「馬鹿ねぇ、就職活動のために決まってるじゃない、もう大学三年なんだから就活は始まってるのよ! それともニートにでもなる気?」 キ「いやぁ今月金欠で……」 ハ「お金はあんたのおかぁさんからとっくに預かってるわよ、あたしの分は貯金下ろしてきたしね」 キ「お袋め余計な事を……ってハルヒの分って…お前就職するのか? てっきり大学院かと思ってたぞ」 ハ「まぁそっちも考えたんだけど、あたしみたいな優秀な人材を象牙の塔に閉じ込めておくだなんて社会の損失よ! なるべく早く実社会にでて働くのが世のため人のためよ、いわば社会貢献ね」 キ「……(ハルヒに宮仕えが出来るとは思えないが……まぁいざとなりゃあの手でいくか)」 ハ「さぁいくわよ、デパートで...
  • しっと団の野望 ~エピソード1~
    ※恋愛相談と時間軸がリンクしています みなさん、こんばんは。朝比奈みくるです。 今日もSOS団のマスコットとして活動しています!毎日が楽しいですよぉ。 なんでって?SOS団には、かっこいい男子が二人もいるからです!   一人目はキョン君。涼宮さんに連れてこられた平凡な男子高校生です。 でも彼の見せる優しさに、私はもうメロメロです。 残念ながら彼は涼宮さんとほぼ相思相愛と言っていい状態にあり、もう付き合うのも時間の問題。 でも彼はよく私(特に胸)に視線を向けてくれます。まだ望みはあるんです!   もう一人は古泉君。キョン君とは違ったベクトルのカッコ良さです。 はっきり言えば、完全に狙い目です!長門さんはキョン君しか目に入っていません。 つまりフリーなワケです。 うふふふ、バラ色の恋愛生活ももう少しですよ! え?この時代の人と付き合えない?そんなのは【禁則事項】を【禁則事項】しちゃえばいいん...
  • 一足遅いクリスマス
     とあるビルの一室。  「機関」総帥は、速報版の報告書を読んでいた。  内容は、ここ数日の間に行なわれた朝比奈みくるの組織による時間工作活動に関するものだった。  12月24日から26日にかけて行なわれたその工作はかなり派手なもので、「機関」の内外が豪快にかき回された。  朝比奈みくるは、自ら工作活動をこなしつつ、囮役も果たし、さらに部下たちの指揮統制もとるという超人的な活躍ぶりを今回も示してくれた。  「機関」の対応は後手に回っている。主導権を相手に握られている以上、それはやむをえないのだが、全く気に入らない。  後で関係部署の責任者を呼びつけて、今後の対応策について検討しなければならないだろう。  呼びつけられる方は災難だ。この総帥に睨まれれば、誰もが震え上がる。  例外は、この部屋のテーブルに碁盤を広げ詰め碁に興じている彼女の夫ぐらいであった。   「で、今回の工作活動の意図・目的に...
  • 涼宮ハルヒの奮闘 ~しっと団の野望~ 第1話
    SOS団結成から一年半が経過し、冬の到来を予感させる11月のある日に、 紆余曲折を経て、ようやく俺はハルヒと付き合いだした。 それからの1ヶ月間は、はっきりいって天国だったね。 二人きりだと甘えてくるハルヒのかわいさったら無いぜ? 最初はどうなることかと思ったが、こんなにも楽しいもんなんだな、恋愛ってヤツは。 そして12月下旬となった今、俺達二人は公園のベンチで肩を寄せ合って座っている。   「ねえねえ、もうすぐアレじゃない?」 「アレってなんだよ。」 「クリスマスに決まってるじゃない!」 「ああ、もうそんな季節か……楽しみだな。」 「でしょ!?あのね、行くところはもう決めてあるの!」   そう言うとハルヒは、一枚のチラシを取り出した。   「なになに?『セントラルタワー、クリスマスの日は恋人達だけの夢の楽園に!』……なんじゃこりゃ。」   セントラルタワー。二つほど隣の駅にある人気スポッ...
  • ハルヒが顔に怪我しちゃった保守
    ハルヒ「キョン! あれ見て!!」 キョン「おい、こんなところで走るな!」   ズザザザザザザーーーーー!   古泉「派手にやりましたね」 みくる「あわわわ、顔からですぅ~」 長門「ユニーク」   ハルヒ「いったぁい……」 キョン「こんな砂地で走ったらそりゃ滑って転ぶだろ……って、お前、その顔!!!!」 ハルヒ「顔痛い……って、え?あ、あたしの顔から血が……きゃあああああああ!!!」 キョン「落ち着け、単なる擦り傷だ!!!!」   長門「ユニークww」 古泉・みくる「「長門さん……?」」     ハルヒが顔に怪我しちゃった保守     ハルヒ「ううぅっ、あたしの顔が……あたしの美貌が……(涙目)」 キョン「まったく、ほらハンカチ。歩けるか? 保健室行くぞ」 ハルヒ「何よバカキョン……あたしが転ぶ前に支えなさいよ」 キョン「無茶言うなよ(やれやれ、さすがにショックか? いつもの勢いがないな)...
  • 2 はじめての休日
    ~2 はじめての休日~  ふふふ……うふふふふふ。ついにこの日が来たわ。今日は二人暮らしをして初の土曜日。  即ち休日。どこに連れて行ってやろうかしら? 足りない物の買い出し? 雰囲気のいい公園探し?  ふふ、キョンと外出デートなんて久しぶりだわ。楽しみでたまんない!  あたしは体を起こして隣りに寝るキョンを眺めた。あたし達は一つの布団、一つの枕で寝てる。  わざと布団を持って来なかったのはあたし。キョンと一緒に寝たかったし、腕枕が気持ちいいんだもん。  それにしても……起きないわね。出かける時間が無くなっちゃうじゃない。 「こらー、キョン。起きなさーい。食べちゃうわよー」  あんまり起こす気のない起こし方をしてみる。だって食べちゃいたいから。 「……食われたくないから起きるよ。ふぁ……おはよう、ハルヒ」  起きちゃったわね……残念だわ。そういえば寝起きのキョンの顔をしっかり見るのは初...
  • みんなSS大好きだよ保守
    問題になりそうなネタもありますが、そこはスルーしていただけると嬉しいです。   キョン(俺の番か…)ドキドキ   キョン「えー…はじめまして。好きなことはSS書くことです。好きなジャンルは喜緑×会長です。よろしくお願いしまーす。」  「「パチパチパチ」」   キョン(ふぅ…緊張したな…)  ハルヒ「東中出身涼宮ハルヒ。ただの住人には興味ありません」 ハルヒ「このなかに作品叩き厨、カップリング厨、夏厨、微笑厨がいたら雑談室まで来なさい。以上」  「「シーン……」」  キョン「これ、笑うとこ?」  来ないことを祈るよ保守。    キョン「なあ」  キョン「しょっぱなの自己紹介のアレ、どのへんまで本気だったんだ?」  ハルヒ「自己紹介のアレって何」  キョン「だから微笑厨がどうとか」  ハルヒ「あんた、微笑厨なの?」  キョン「……違うけどさ(言うならば俺は悪辣...
  • 朝比奈みくるのブラックコーヒー
    『朝比奈みくるのブラックコーヒー』 ――こぽこぽこぽ。  あたしはいつも通り、部室のお茶くみ係としてがんばっています。皆さんこんにちわ。朝比奈みくるです。  ところで最近、あたしには気付いたことがあります。  アタシオワッテマス?  あたしだって、未来から来たって以外は花の女子高生です!だから恋の一つや二つ体験したいんです!  でも皆さん、考えてみてください。……みくキョン小説ってありますか?  みくキョンじゃなくてもいいです。古みくでも国みくでも、この際谷みくでもかまいません。……あたしの恋愛小説って読んだことありますか?  ええ、ハルキョンならたくさんあります。長キョンだって次いでおおいですよね?他にも古長、キョンオリ、この世界の創造主(作者)にいたっては佐々キョンまで執筆してるんですよ!?  しかしです。  なんであたしだけ恋愛ヒロインになれないんじゃー!!  だから朝比奈み...
  • 擬人化保守
    since2008.9.22   ・完全な「擬人化」ではありません、予めご了承ください。 ・投下当時の季節や時事などを反映しているものもあります。 ・修正、削除されたのもあります。 ・あくまでも保守ネタ。 ***   長門「夕飯作りを開始する」 俎板「そろそろ出番?」 「玉葱を…」 包丁「おや? 今日はゴーグル無しかい?」 「見た目が悪い。これから耐性をつけるよう努力する」 包丁「頑張るね~、でも玉葱は容赦ないよ」 玉葱「切ったら泣かすよ」 「……」 包丁「……」 玉葱「泣かすよ」 俎板「ねえ、やっぱりやめとけば?」 「いい」 「目が…開かない…」 包丁「大丈夫? 真っ赤だよ」 俎板「あ~あいわんこっちゃない」 「…っ」 俎板「でも、どうして一人暮らしなのに見た目を気にするの? まさか彼に…」 「それ以上言うならば、貴方を薪にする」 俎板「ごめんなさいごめんなさい」 *** キョン「ふ...
  • しっと団の野望 ~聖夜の復活~ 前編
      「いらっしゃいませ~、はい。チーズケーキですね。1200円になりまーす」   こんばんは。朝比奈みくるです。え?今何をしているのかって? 見ての通りアルバイトですよ。ケーキ屋さんでアルバイトです。 今ケーキ屋さんは大忙し!なんたって今日はクリスマス・イヴですからね! クリスマスイヴと言えば……思い出すのは去年のこと。同じ1人身の同士を集ってSOS団に闘いを挑みました。そう、「しっと団」として。 あれから何度かちょっかい出したり対決したりしましたが、全て失敗。今年の3月に解散しました。 そして私は今……浪人生。未来から指示されていた大学に受かることが出来なかったためです。 まあそりゃそうですよね。大事な受験の時期にあんなことしまくってたらそりゃ落ちるってもんです。 場合によっては未来から手を回して(裏金的な意味で)入れてくれたりもするんですが、私の場合は浪人を命令されました。 まあそりゃ...
  • CALLED(kyon side)
    *「半年と4日目の憂鬱」の前日の話です。 +++ 「お邪魔しまーす。」 「あぁ。」 「あれ? 妹ちゃんは?」 「友達の家に遊びに行ってる。…で、だ。親も今日は出かけてる…んだが。」 「ふーん。そう。」  なんだそのどーでもよさそうな返事は。  頬をほんのりピンク色に染めて俯きつつ「そ、そう…なんだ。」とか言えよ。  …いや、やっぱいい。そんなことされちまったらこの場で何かしでかしてしまいそうだ。  このくそ寒いのにミニスカートにショート丈のコートを羽織ったハルヒは、ずんずんと階段を上がっていく。うわっなんだそのスカート! 短けぇっ。今にも見えそうだ。  …いや、見てねぇぞ。俺は見てない。ナニモミテナイ。本当だ。  階段を昇りきったハルヒが、階段下で立ち止まったままの俺に叫ぶ。 「なにやってんのよ。早く来なさい!」 「あ、あぁ…」  ハルヒから紺のショート丈のピーコートと黄色いマフラ...
  • 水晶の夜⑧
      長門の気配が消えた。 振り返ってみた。 やっと帰ったか。 机につっぷした。 「つ、疲れた…。」 作戦終了だ。 成功か失敗かは知らんが。 「おつかれさま。」 店長さんから初めてやさしい言葉をかけられた。 「ソフトランディングですよ。」 「確かにね。あれならコップの水もこぼれないわ。」 「お説教なら覚悟してますよ。 いくらなんでもおまえは捨石だとか言うべきじゃなかったかもしれません。」 顔を上げて話を聞いた。 「だけどハルヒちゃんとずいぶんやり方が違うわね。」 「ハルヒには理屈は通用しません。 長門には感情は通用しません。 それだけのことです。」 佐々木と中学時代によく話していたのが役に立った。 デカルトだのパスカルだのシェークスピアだの予定説だの空の理論だの、全てあいつの受け売りだ。 あの説明好きのウザイ野郎との会話も役に立ったのかもしれん。 「そんなことないわよ。 やっぱり女は感情的...
  • いじっぱり
    さて、この状況非常に厄介だ。 俺とハルヒは互いに好き合っている。言葉では好きと伝え、キスも数回している。……まぁ行為にも及んでいる。 ただ一つだけ問題がある。 どちらからも《告白》をしていないことだ。 《告白》はやはりカップルの上下関係を決める物だとハルヒは豪語しており、やはり男としてはここで譲るわけにはいかないだろう? それで今のような奇妙な関係が続いているのさ。 あぁ、もちろんいろいろ試したよ。聞かせてやろう。   まずは、二人で同時に言えば問題ないとハルヒが言い出した。 「せーので言うわよ。……せーの!!」 「「………………」」 「ちょっと!なんで言わないのよ!あんたあたしの事好きじゃなくなったの!?」 「いや、ちょっと待て。お前も言わなかったのは俺の事を嫌いになったのか?」 「む……ち、違うわよ。大好きよ、バカ……」 「俺も大好きだぞ、ハルヒ」 そこで俺達は仲直りのキスをして、あや...
  • キーワードは恋愛
    いつものSOS団部室にて いつものように、騒々しく扉が開く   ハルヒ「みんなーー聞いて!すっごく楽しいこと思いついたの! って、あれ?キョンあんたしかいないの?」   キョン「みんな、不思議な用事で、今日は俺だけだ」   (古泉曰く「今日だけはあなたと、涼宮さんだけのほうが都合がいいと思いますので」 朝比奈さんが言うには「キョンくん頑張ってね!えへ」 長門「今日はあなたと、涼宮ハルヒだけが好ましい。それが情報統合思念体の意思」   と、俺を残してみんな、どこかへいってしまったわけだ 全く、責任の押し付けにもほどがある。)   ハルヒ「ちょっとあんた、なに目そらしてんのよ! いい!?団長の言うことを聞かない奴は死刑だからね!」   (好きにしてくれ・・・)   ハルヒ「ま、いいわ!聞きなさい、キョン!やっと分ったのよ! SOS団に足りないもの!それは、恋愛よ!「恋愛」!」   キョン「・・...
  • プリンとケーキ
    ハルヒ「ちょとキョン!あんた私のプリン食べたでしょ!」 キョン「・・・冷蔵庫に入っていたやつのことか?」 ハルヒ「そうよ!駅前のケーキ屋のマークが入ってたヤツ!」 キョン「ああ、さっき食ったな」 まさかあれがハルヒのプリンだったとは・・・なんともついていない。 ハルヒ「なんてことすんのよ!私があのプリンをどれだけ楽しみにして    たかわかる?あれ買うために朝から30分も並んだんだから!」 キョン「そうなのか。しかしプッチンプリンと大差なかったぞ」 ああ、つい余計なことを言ってしまった。俺のバカ! ハルヒ「それはあんたの舌がいかれてんのよ!あのとろけるようななめらかさ!    そしてカラメルの絶妙な甘さ!あの味がそんじょそこらのコンビニプリンに真似できるわけないでしょ!?    ああああああああ!そんなこと言ってたらますます食べたくなってきちゃったじゃない!    どうしてくれんの...
  • しっと団の野望 ~聖夜の復活~ 後編
    さて、そんなこんなでセントラルタワーに到着しました。 相変わらずカップルがいっぱいです。右を見ても左を見てもイチャイチャイチャイチャ……   「うわぁ、見事にカップルばかりですねぇ、『トゥモロー』。」 「そうですね。みんな死ねばいいのに。」 「し、死ぬって……」 「僕も同意見だよ『トゥモロー』。  もし僕にデ○ノートと死神の目があったなら、目につく人の名前をかたっぱしから書いてしまいたい衝動にかられている。  自分でもよく自制していると思うよ。」 「み、みなさん発想が恐ろしすぎます!!」   でもセントラルタワーと言ってもとても広いですし人も多いです。どうやってあの二人を探しましょうか……   「それには心配いらないよ。」 「どうしてですか?『ソクラテス』。」 「僕には今のキョンの場所が手に取るようにわかる。反応しているからさ……僕の中の「キョンレーダー」が!」   キョ……キョンレーダー...
  • 叶わぬ恋と知りながら
    「いま、お茶淹れますねっ!」 俺が部室に入ると、聞こえてくる声。SOS団唯一の2年生で、俺が淡い恋心を抱く先輩、朝比奈みくるさんの声だ。 学校で一番かわいいと言っても良い。男にも、女にも愛されるかわいらしい顔と性格の持ち主である。 そんな人間がメイド服でお茶を淹れてくれる、見とれてしまっても仕方ないだろう? 「ど、どうしたんですか?わたしの顔、な、何かついてます?」 顔をペタペタとする動作もかわいらしい。 「大丈夫ですよ。ちょっと、俺がボーッとしてただけです」 俺はそう言うと、朝比奈さんが淹れてくれたお茶に口をつけた。…いつも通り、とても美味い。 そういえば、今週の土曜。つまり明日の探索はいろいろあって中止である。 俺はそれを思い出すと、ハルヒに見えない位置で紙とペンを取り出し、スラスラとペンを走らせた。 《部活終わったら、少し話しましょう?着替えたら残っててください》 お茶のおかわりを頼...
  • セカンド・キス エピローグ
    エピローグ 一ヶ月たった。 その後のことをお話しよう。 閉鎖空間の発生は収まり、ハルヒによって世界が創り変えられる可能性は消えた。 といのは古泉と長門の話だ。 「あなたのプロポーズがよっぽど嬉しかったんでしょうねえ。」 と、一ヶ月たった今でも古泉は俺のことをからかう。 長門に報告すると、まるで始めから全てを知っていたかのように 「そう。」 と一言呟いただけだった。 朝比奈さんに関しては、まだ本当のことを話してはいない。いつか話そうと思う。  冬休みはなんてこともないいつも通りの冬休みだった。 去年と同じくSOS団で遊びほうけてたのみである。  鶴屋さん家のスキー場に足を運んだり、今年は初詣にも行ったな。おみくじも引いた。 俺は中吉と無難なところだったのだが、あろうことが他の4名がそろいもそろって大吉であり、 俺はビリということでハルヒから奢りを命じられた。新年早々ついてい...
  • 朝比奈みくるのレズレズ大作戦!
      こんにちは。朝比奈みくるです。 今日は日曜日!不思議探索もありません!つまりなーんもすることが無い日です! なーんもすることが無い上にだーれとも会う予定がありません。 特にSOS団の皆さんと会うことは無いでしょう。何故かって? それはキョン君は涼宮さんと、古泉君は長門さんと……デートしてるからだよこの野郎!!!     ……あ、別に私自身はそのことをなんとも思ってはいませんからね。 彼らがデートでいちゃいちゃしてるおかげで私はこうしてひたすらグータラ出来るワケですからね。 親元を離れ別の時代で過ごす私にとって精神的な疲労は蓄積される一方なのです。 だからこそ一週間に1回は誰にも会わずに引き篭もる休息日が必要なワケですよ。 それなのにもしもですよ?もしも私が誰かと付き合ったりとかしたら、 本来休息日のはずの日曜日ですらデートとかしなきゃいけないんですよ。 ワクワクして待ち合わせ時間より1...
  • ある晴れた日のこと 
    私は朝比奈みくる 未来から来たから未来人ってことになってるわ。 今何してるかって? SOS団とかいうわけの分からない集団の集まる部活の部室に向かってるところよ。 幸か不幸か私は涼宮ハルヒに強制的に入団させられたの。 かわいそうでしょ? まったくなんでこんなに廊下は長いの!? 未来は当たり前のようにスライド型のエスカレーターがあるのに! だから過去に行くのは嫌だったのよ…。 チラッ まただわ…。 すれ違う男はみんな私の胸を見るのよね! たしかに私はかわいいし、胸は大きいし、ロリキャラだし、 ケチのつけどころもないわ。 でも毎回こうだと金も払わねぇ奴のに見せてやる穏やか心もなくなるってんだよ! しかもこんな身長にこの胸ってメチャメチャ肩凝るんだぞ? ふざけんなって話だよ! そんなに羨ましいならくれてやるからてめえで付けてみろ! しかもさっきの男チャック開いてたしよ! 人の胸見てる...
  • しっと団の野望 ~最後の聖戦~ 前編
    バレンタイン作戦をしてからもうすぐ1ヶ月が経とうとしています。 今は三月の上旬。私は一人、自室で呟きます。   「時間がない……」   そう、時間が無いのです。私は3年生。あと数日で、学校を卒業してしまいます。 そうなる前にやらねばならぬこと。そう、あのバカップル×2と、決着をつけること! え?もうとっくに決着ついてる?負けまくってる?ぶち殺しますよ(´・ω・`) 私の中ではまだ負けてません!戦いは続いているんです! しかしもうチャンスもわずか。だとしたら、やることは1つしかありません。   「最終決戦です……ふふふのふ……」   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~   さて、今日もいつも通りの部室だ。 ハルヒはパソコンに向かい、長門は読書をして、古泉は俺とオセロをしている。 そして朝比奈さんは……ってあれ?朝比奈さんがいないな。   「なあハルヒ、朝比奈さんは来てないの...
  • Project512_Part1
     Project512_Part1-もくじ- Part2はこちら Part3はこちら Part4はこちら Part5はこちら Part6はこちら Part7はこちら Part8はこちら Part9はこちら   ──チャックSS集── 【チャック・谷口、火あぶりにさる!?】  【チャック・古泉一樹にPCを破壊される。】 【チャック・阪中、情報連結解除!?】 【チャック・阪中、踏まれる!?】 【チャック・中河に飯を奢らされる】 【チャック・喜緑江美里NiceBoat?!】 【チャック・朝倉は大変なナイフで刺されていきました】#DeadEND注意 【チャック・山根に禁則事項】     ──小ネタ集── 【小ネタ・やっまーね↓スペクタクル】(未収録) 【小ネタ・プリンスレ落下】 【小ネタ・にょろーん】 【小ネタ・DejaVu←ってフランス語だったんですね。】     ──お題SS集── 【お題・ス...
  • 思春期キョン保守
    ハルヒ「へー、みくるちゃん明日の一限目は体育なんだ」 みくる「そうなんですよぉ。あたし運動苦手なので、ちょっと憂鬱です」 ハルヒ「何をやるの?」 みくる「バレーボールを。今まで練習ばかりだったけど、明日はチームに分かれて試合するんです」 ハルヒ「がんばって勝つのよ。SOS団をしっかりアピールしてきなさい」 みくる「はい、あたしのバレーを応援していてください」   キョン(あたしの(胸の)谷間(バレー)を応援してください……!?)   古泉「どうかしましたか? 顔が赤い上にそんなに悶えて」 キョン「い、いやなんでもない」   思春期キョン保守。   みくる「これなんですか?」 ハルヒ「ふふん♪ 昨日ネット通販で頼んでいたやつがようやく届いたのよ。その名もモーニングスター!」 みくる「な、なんかとげとげしていてちょっと怖いかも……」 ハルヒ「そりゃ武器だからね。でも結構破壊力はあるわよ。ほら...
  • ヒント
    あたしとキョンしかいない部室。 「……ねぇキョン」 あたしはモヤモヤしてた気持ちに嫌気が差してキョンに話しかけた。 「なんだ憂鬱そうな顔して」 「……あんた好きな人いる?」 そう。 認めたくないけどあたしはコイツに恋してるらしい。 「な、なんだよいきなり…」 「いいから答えなさい」 ちょっと前に気付いたのよね。 それからはずっと頭の中がモヤモヤしてた。 でもそんなの気持ち悪いじゃない?少なくともあたしはそう。 だからあたしは今日この気持ちに蹴りを着けてやるつもり。 「…いたらどうだっていうんだ? お前には関係ないだろ?」 なによ?その言い方。 腹立つわね!関係あるから訊いてんのよバカキョン! 「関係あるわよ。団長として団員の恋愛関係は把握しなきゃいけないの!文句はいわせないわ!」 「はぁ…」 「溜め息つくな!」 あたしは顔を思いっ切り近付けて言ってやったわ。 「お、お前...
  • 涼宮ハルヒの奮闘 ~しっと団の野望~ 第3話
    クリスマスイヴ前日。「しっと団」の3人は再び一堂に会していた。   「先走ったか……『フォックス』」 「バカよね~。長門さんがいる前で戦ったって、勝ち目あるわけないのに。  あの娘に勝てるのは私だけよ。」 「随分と自信があるようですな。」 「当たり前よ。私はあの娘と戦うために「しっと団」に入ったようなものですもの。」   ガチャリ ドアが開き、一人の人間が入ってくる。『トゥモロー』だ。   「みなさん、心の準備はよろしいですか?」 「もちろんですとも。」 「ええ。問題ないわ。」   それを聞いて、『トゥモロー』は微笑んだ。   「では、いよいよ明日、決行します。全てのカップルを、地獄に落としましょう。」 「「イエッサー!」」   さて、今日はクリスマスイヴだ。そして俺達SOS団は、セントラルタワーの入り口前にいる。 来たはいいが、具体的には何をすればいいんだ?   「とにかく警備するのよ!...
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