涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「パラレルワールズ」で検索した結果

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  • 長編・その他2
    再会と再開、そして開始 テレビ出演 パラレルワールズ プレゼント ツイスト・オブ・フェイト-キョン殺害命令 SONGOF KUNIKIDA -MELTY CADENZA OF SECRET- ノンフィクション・ストーリー ひぐらしの憂鬱 鶴の舞 朝倉と 一日おにいちゃん 一日おにいちゃん 後日談 涼宮ハルヒの怪談 fixed mind 狙われた憂鬱 One Day.... ハルヒ親父シリーズ ずるい二人 ササッキーシリーズ ●えもん 朝倉涼子の再誕 幸福な鶴屋さん そしてイブはリンゴを齧る えれべーたー☆あくしょん 生徒会長の悪辣 いつも曜日は九曜日 佐々木さんの憂鬱 眠たくないけど……シリーズ crane love 橘の香り 月間佐々木さん 佐々木の囁き Lolita s Love Complex ネクストジェネレーションの憂鬱 谷口探偵の事件簿 SOS団が家族に? えれべーたー☆あく...
  • ゲ泉記
             数多に存在するパラレルワールドの中の一つ      『ガチホモ』ことゲ泉一樹の世界がそこには広がっていた・・・     【本編】    第一章『ゲ泉一樹』 第二章『サマーランド』   【番外編】    SMステ
  • 消失、そして
    ~ 12月。 もうすぐ訪れるイベントを待ちわびて、 街や学校が少しにぎやかになる、そんな月。 放課後、私はいつものように部室にいる。 来るはずのない、あの人を待ちながら・・・ ~ 「なぁ、古泉。ひとつ疑問があるんだが」 「なんでしょう?」 2年生になっても相変わらずゲームが下手な微笑みフェイスの持ち主に尋ねる。 珍しくハルヒは風邪を引き、朝比奈さんは受験勉強があるため欠席。 三人しかいない部室だからか、はたまた冬の寒さからなのかはわからないが、やけに声が響くような気がした。 「もし、朝比奈さんが未来から現在に来たとして、いつものドジっ子パワーを発揮して朝比奈さん自身が生まれないような状況を作ってしまったらどうなるんだ?」 ~ あれからもう一年も経つのに、記憶だけが鮮明に残ってる。 ポケットには図書カードと古びた白紙の入部届け。 この入部届けだけが無情にも時間の経過を伝えてくる...
  • アル雨ノ日ノコト
    「いつまで続くんだよ…」 俺はいつもの部室で、ぼんやりと空を眺めていた。 ありふれた風景のはずなのに、ありふれた日常は消えていた。 ほかのSOS団員は何をしているんだ? 窓の外はバシャバシャと音を立てて、雲の涙のように液体が降り注いでいる。 あいつらは、この雨にまぎれて…地面に落ちて…蒸発してしまったのだろうか? 長門、朝比奈さん、古泉、それに…ハルヒ。 ――――誰も、やってこない。 放課後の楽しみ、そんなものが、ここには詰まっていたのに。 先週の水曜日から、揃って学校に来ない4人。ちょうど一週間が経つ。 なぜ?なぜだ?このまま退学して、自宅警備員として生きるつもりか? 俺は、今日の部活動が終わったら何をしようか、と考えていた。 だけど、思いつかないものは思いつかない。 今日はまだ水曜だ。土曜になっても誰も来なかったら、 長門の家にでも行こう。あいつなら、何か知っているはずだ。 そし...
  • 反転世界の運命恋歌(Ver.キョン)Ⅰ
    反転世界の運命恋歌Ⅰ    女子と肩を並べて休日ののどかなひと時、河原を散歩する、なんてのは実に学生青春ドラマ的で、俺だってそういう生活を夢に見なかったかと言うと嘘になる。  俺は現在、その夢を実現させているわけだが、なんだか嬉しいというよりも複雑な気分になっているのはどうしたことだろう。 「何か言いました?」  涼やかな笑顔で問う彼女。 「いや何も」  返す俺だが、ちょっとは笑い返してやった方がいいんだろうか、などと考えたりもしたのだが現時点ではどうにも行動には移せなかった。  理由か?  そうだな、おそらくそれは、今、俺の置かれた立場が不条理極まりないからだろう。  なんたって、今日、目が覚めたらいきなり世界が変わっていたんだ。  誰が改変させたか、なんて問われても答えられないぜ。なぜなら、世界自体は何も変わっていないからだ。  そうさ。俺が言った『世界が変わった』というのは文字通り...
  • 涼宮ハルヒの遡及Ⅲ
    涼宮ハルヒの遡及Ⅲ     「え……? この世界に来るまでにいくつかこの世界のパラレルワールドに行ってたって……?」 「そういうこと。まあ、あたしはキョンくんとあんまり関わりがなかったんで別の世界に着いて、あたしの知ってるキョンくんじゃないって判断できたらさっさと戻ったんだけどね。蒼葉の方は少し関わってきたみたい」 「パラレルワールドって実際にあるんですか!?」 「だって、ここに行き来したあたしがいるし。なんならどんな世界だったか教えてもいいわよ。あ、先に言っとくけど、基本的にはこの世界とほとんど変わんないからね」 「ふわぁ……でも、パラレルワールドってどうやってできるんですか?」 「ううん……これはあたしたちの世界の並行世界の論理に基づいた考え方になるんだけど……そうね。あなたたちにとって時間は可逆? それとも不可逆?」  難しい話じゃないな。だいたいここにいる人間の内に一人、未来人...
  • 『God knows』 1章
    『God knows』 ~1章~ 要約するとこうらしい。 俺とハルヒが付き合い、結婚するという未来から来た朝比奈さん。 その可能性が限りなく0になった【長門談】らしく、 その未来がゴッソリ無くなったらしい。 「……どんな道を辿ってもあなた達は結婚する未来にあったんです。それが……」 「俺達の気持ちがパターンと完全に違うようになって、未来が全然見えなくなったわけですね。」 「はい……ここからは、何にも出来なくなりました。」 「「「……………」」」 沈黙。 朝比奈さんは泣きそうな顔、長門は何かを考えるような顔をしていた。 俺は明るい口調で話しだした。 「あははは!朝比奈さん、よかったですね!!」 2人ともポカンとしている。 「誰も未来がわからなくなった、『神のみぞ知る』ってやつですね。……でも、それが元々の生活じゃないですか。」 「それの……何がいいんですかぁ……わたし、何も出来なくな...
  • 長門平手打ち編 消失版
    俺は勢い余って長門の頬を平手打ちしてしまった。 勢いで飛んでいった眼鏡を長門は拾い上げ、何事も無かったように本棚へ本を取りに行く。   その行動がさらに俺の頭の血を上らせた。 「おまえ!」 もう止めることはできない。長門の肩を押さえつけ本棚に叩きつける   その時、俺は見た。 能の面のような涼しいというより冷たい顔をしていた長門が 顔を大きく歪めて大粒の涙を流すとこを。 まるで遊園地で迷子になった子供が寂しさと不安を堪えきれず遂にないてしまうように、 長門は泣き始めた。   さっきまで怒っていた俺は突然の長門の異変に狼狽した。 あの長門が・・・泣くなんて。 俺は長門の肩から手をそっと放し、すまないと一言言った。   度を越したインチキ魔法をよせと長門に何度も言ったが、長門はやめなかった。 もしかしたらハルヒに危険が及ぶインチキを長門は今日の昼休み行い、それで俺は腹を立てたのだ。   しきり...
  • 4月1日の長門
       本日、今日は何の日? と聞かれて眉間にシワを寄せようものなら、そいつは話し手君によって現実とは成りえない思いを抱かさせられた操り人形になるだろう。もしくは心の中で失笑しつつ、話し手さんに付き合ってあげる賢く悪どい奴も居るかも知れない。 今俺の目線の先に居るヒューマノイド・インターフェースは恐らく前者であろう。表情など変えもしないだろうがね。一冊くらい本日を舞台にした本があったかもしれん、と思い問いかけてみた。 「長門、今日が何の日か知ってるか?」  「……」  静かに首を横に振る、やはり知らないか。ここで相手が谷口でもあろうものならこの俺の鍛えられたスキルによる最大級の虚言を吐く所だが、長門にそんな事をしてもどうなるかは分かっているので素直に教える。 「今日はな、エイプリルフールって日なんだ。宇宙的にはそういうもんはないのか?」 「……ない。そのような 日にち という概念は存...
  • 反転世界の運命恋歌(Ver.キョン子)Ⅰ
    反転世界の運命恋歌Ⅰ    男の子と肩を並べて休日ののどかなひと時、河原を散歩する、なんてのは実に学生青春ドラマ的で、あたしだってそういう生活を夢に見なかったかと言うと嘘になる。  あたしは現在、その夢を実現させているわけなんだけど、なんだか嬉しいというよりも複雑な気分になっているのはどうしてかな。歩みを進めるたびに、陽光に映える、あたし自慢のポニーテールも困惑に揺れている感じ。 「何か言いました?」  涼やかな笑顔で問う彼。 「いや何も」  返すあたしだけど、ちょっとは笑い返してやった方がいいんだろうか、などと考えたりもしたけど現時点ではどうにも行動には移せなかった。  理由?  そうね。たぶん、それは、今、あたしの置かれた立場が不条理極まりないからだと思う。  なんたって、今日、目が覚めたらいきなり世界が変わっていたし。  誰が改変させたか、なんて問われても答えられないわよ。だっ...
  • 長門の真実
    お約束のように、古泉が最後にやってきたのは、いつもながらの変わり映えのしない、団活の真最中だった。どうせなら、不思議体験ツアーだけじゃなくて、毎日の団活でも最後に来たら、おごり、を励行して欲しいものだ。入って来るなり古泉は俺のそばに来て 「ちょっとお話が」 などと、ほざきやがった。顔が近いぞ、古泉。なんだ、言ってみろ。 「ここではちょっと」 とささやく古泉の視線の向こうには、いつものごとくハルヒが....、ん、 なんだ、長門の前じゃいえない話か? 「はい」 「何、古泉君?キョンと内緒話とは聞き捨てなら無いわね。」 「いえ、御婦人方にお聞かせするような内容では」 「あー、いやらしいわね。そういう話はどっかでさっさと済ませて来て頂戴」 「はい、それでは」 古泉は 「中庭へ行きましょう」 といつものテーブルへ俺を誘った。 「今度はなんの話だ?」 ハルヒ、お前はまた、特大級の閉鎖空間でも生成した...
  • 橘京子の消失(前編)
    「…………、……きて……」  ――声が……聞こえる―― 「……くん、………ったら……」  ――俺を呼ぶ声―― 「……むー、……おき……よ……」  ――どこかで、聞いたことのある―― 「……おき…………なら……」  ――しかも毎日聞くこの声は―― 「えいっ!」 「ぐふぉ!!」  朦朧としている頭で必死に状況把握をしている俺は、砲丸投げの玉を腹部に直撃したかのような鈍い痛みを伴って、完全に覚醒した。 「ってえな! 起こす時はもっと優しくしろって言ってるだろうが!」 「だって、キョンくんったらなかなか起きないんだもん」  ぷくっと膨れる顔はいつもよりも殊更幼く見えるが、それもこいつが今まで行ってきた業というものだろう。怒られたくなかったら無茶な起こし方をするなと再三言い聞かせているのに、この癖だけは一向に治る気配を見せない。  間違いなく俺の妹である。 「ごはんだよ~ あっさごっ...
  • 縁は・・・1
    SOS団が解散――もとい俺たちが卒業してから1年が経とうとしている。 なんだかんだで俺は二流の私立大学に通っている。 ハルヒがしきりに同じ大学に行くよう勧めてきたものの、とてもあいつが行くような国立大に受かる頭はなく、受けに行ってもいない。 そして卒業式の日、いつもと変わらず部室に集まった俺たちにハルヒは言った。 「あたしたちももう卒業だし、SOS団はこれで解散にするわ! 縁があったらまた会いましょう!」 何となくその時にこちらをしきりに見ている気がしたのはやはり俺の気のせいだったろうか? とにかく、それっきりハルヒとは連絡を取っていない。まぁ、縁があったらまた会えるんだろう。あいつがそう望むのならな。 それが「縁」ってやつなのかもしれないが。 朝比奈さんや長門、古泉とは卒業後も連絡を取り合っていたものの、春、夏、秋と季節を重ねるにつれてだんだんと...
  • 涼宮ハルヒの軌跡 エピローグ
     翌日の朝。俺は懐かしい早朝ハイキングコースを歩いて学校へと向かっていた。  とは言っても、向こうの世界じゃ毎日のように往復していたけどな。    北高に入り、下駄箱で靴を履き替えていると、 「おっ。キョンくん。おはようっさ。今日もめがっさ元気かい?」 「キョンくん、おはようございます」  鶴屋さんの元気な声と朝からエンジェル降臨・朝比奈さんの可憐なボイスが俺を出迎えてくれた。 何か向こうの世界じゃ何度も聞いていたのに、帰ってきたという実感があるだけで凄く懐かしい気分になるのはなぜだろう?    靴を履き替え終わった頃、長門が昇降口に入ってきた。 「よう、今日も元気か?」 「問題ない」  声をかけてやったが、やっぱり帰ってきたのは最低限の言葉だけだ。ただし、全身から発しているオーラを見る限り 今日の朝は気分はそこそこみたいだな。    階段を上がっている途中で、なぜか生徒会長と共にいる古泉...
  • 長編・キョン3
    スリーウィーク 鈍感な二人と、その幸せを願う人達の話 白銀の残雪 夏色 メタ・ラブコメディ ROLE PLAY あなたを守りたい(BadEnd) バカップル日記 夏風のコンチェルト タイムリミット some day in the rain another story 明日晴れかな 女の子 移りかわる時間、いつかの記憶 mirror 涼宮ハルヒのロバ ヒーロー クラスメイト キョンの選択(Bad End注意) ポニーテールの秘密 エイリアンズ 未完? カエル男 ホワイトデー前後の物語 人生最悪の三日間 バミューダの外側 結末は空港で 人生最悪の四日間 一年前からの気持ち 夢のような世界? パンフレット ウソがホントになる世界で 遊園地に行こう! 二年前のValentine(佐々キョン) 冗談まみれの勉強会 涼宮ハルヒの放課 涼宮ハルヒのひなた荘 開花予想(旧題:桜) 動物園に行こう! デート...
  • カオス・ザ・ワールド 前編
    人生何が起こるかわからない。心からそう思う。 この一年様々な信じられない出来事があったが今回のこれは今までの中でもトップクラスに入るだろう。 では今回の件を振り返ってみよう。 …。 …。 …。 一年生の三学期もあと数日で終わる、もうすぐ春休みだ。 そんな日の放課後、俺はいつもの様に文芸部室へと向かっていた。 その時……それは起こった‥。 …。 ーズン …。 「うっ!」 …。   突如俺を襲った立ちくらみ……この感覚は記憶にある…そう、時間移動をした時の様なあの激しい………くぅ……。 …。 …。 …。 ブラックアウトまであと数秒…という所で俺の感覚は元に戻った。 しゃがみ込んでいた俺はヨロヨロと立ち上がる。 …。 ……なんだったんだ今のは‥。 …。 あたりを見回すと…特に何か変わっている様子はない、時間移動をした訳ではない様だ。 …そうか、疲れているんだな俺は。まぁ無理も無い、なんてったって...
  • 古泉とキョン
    ~部室にて~   ガチャ   鶴屋「やぁ!みんな!」   キョン「どうも」   みくる「鶴屋さんどうしたんですかぁ?」   鶴屋「今日はちょっとハルにゃんに話があるっさ!」   ハルヒ「え?あたし」   鶴屋「そっさ!」   ハルヒ「?」   鶴屋「明日、ハルにゃんと長門ちゃん、みくるとあたしで遊び行くよ!」   ハルヒ「でも明日は団活が」   鶴屋「名誉顧問の権限を行使させてもらうよ!」   ハルヒ「えっと……有希はいいの?」   長門「構わない」   ハルヒ「みくるちゃんは?」   みくる「わたしは鶴屋さんから、事前に言われてましたからぁ」   ハルヒ「古泉君とキョンは?」   古泉「つまり男性禁制ということですよね?僕は大丈夫ですよ」   キョン「あぁ、俺も問題ない」   鶴屋「ハルにゃんはどうなのさ?」   ハルヒ「う~ん、そうね。たまにはいいかも」   鶴屋「じゃあ決まりっさ!」...
  • Different World's Inhabitants YUKI~ニチヨウビ(その七)~
        今、俺の前には2人の長門有希がいる。 2人は、何もかもが一緒でまったく見分けが・・・いや、1つだけ違うところがあった。 今さっき玄関から入ってきた長門は、眼鏡をかけている。 つまり、普段は眼鏡をかけていない宇宙人長門が、眼鏡をかけていて、普段は眼鏡をかけている普通人長門が、今は眼鏡をかけていないというわけだ。 ああ、ややこしい・・・・・・。   俺は、2人の長門の顔を見比べた。   眼鏡っ娘長門は、あいかわらず、雪解け水のような冷たい無表情をしている。昔は、液体窒素ぐらいだったな。それに比べると、だいぶ暖かくなったもんだよ。   一方、さっきまで、俺と行動を共にしていた方の長門はというと、俺と目があうと、すぐに目をそらした。そればかりか全身から、こっちを見んな的なオーラを発している。 何だ?やっぱり、さっきの事を気にしているのか?   俺自身も、さっきのタイミングで何故あ...
  • カオス・ザ・ワールド
      カオス・ザ・ワールド 前編 カオス・ザ・ワールド 後編
  • 涼宮ハルヒの交流 第二章
     屋上に出てきてからどれくらい経っただろう。  もうすでにかなり経った気がしないでもないが、こういうときは想像以上に時間が長く感じてしまうものだ。  それにしても一体何が起こっているんだ?  俺がもう一人いる!?どういうことだ?どこからか現れたのか?  一番ありえるのは未来から来たということだろう。となると朝比奈さんがらみか?  大きい朝比奈さんか?  とにかく少しばかりややこしい事態になっているようだな。    と、そこで屋上のドアが開かれた。 「古泉、……と俺か」         『涼宮ハルヒの交流』 ―第二章―          古泉ともう一人の『俺』が屋上に出てくる。 「おや、あまり驚いていないようですね」 「さっき声が聞こえたからな。そうだろうと思っていた。もちろん最初は慌てたが」  俺は『俺』の方を向き、古泉に尋ねる。 「で、そっちの『俺』は未来から来たのか?」 「な、それはお...
  • 人生最悪の四日間 第二章 ~神は誰だ~
    窓が割れている。そして、その窓から「俺」が落ちた。 どうすればいい? 殺してしまった。 話が違うじゃないか。 俺は頭を撃ち抜かれるんじゃないのか? パニックになった俺は助けを求めるべく、ポケットから携帯を取り出した。 午後五時三十分。部室にて。 古泉、結局この世界の神は誰なんだ? 「貴方のほうから電話をくれるのは珍しいですね。一昨日お話したとおりですよ」 ……俺か? 俺なんだな? 「ええ、そうです」 じゃあ、俺が金持ちになりたいと望めば、俺は金持ちになれるのか? 「世界の基礎がすでに確立しているので、あまりにも突拍子もないものについてはわかりかねますが、 現実になったとしても不自然でないことなら貴方の望んだとおりになるでしょう」 じゃあ、俺が厄介ごとに巻き込まれたくないと願えばその通りになるんだな? 「ええ、そういうことになりますね」 例外は無いのか? 「例外は二つです。ひとつは先ほど...
  • 濁った日差し
     珍しく妹に叩き起こされる事なく目を覚ましたと思ったらそこは閉鎖空間だった。  今まで散々理不尽なことに巻き込まれてきたが、こんなに酷いのは初めてだな。  俺が見る限り、ハルヒはここ最近人が変わったんじゃないかと思うくらいにニコニコしてたぞ?  何が不満でこんな不機嫌空間を生み出しやがったんだ。 「とぼけるのですか?」  突然の声は、 「古泉か」  また、赤い人間もどき。 「あなたはなんでそんなに落ち着いていられるのですか」  不機嫌な声とは珍しいな。 「何でと言われても、なあ? ハルヒがなんでこんなことしたか分からんからな」 「なぜか分からない? 冗談でしょ? 僕が今まで聞いた中で一番面白くない冗談ですよ」  冗談なつもりは、これっぽっちもない。 「なあ、何でそんなにカリカリしてんだよ」 「あなたは自分のした事の重大性に気付いてないのですか?」  どうも話がかみ合わねえ。 「だから、俺が...
  • 涼宮ハルヒの交流 第五章
     二人と別れた俺は、おそらく一人しか中にいないであろう部室へと向かう。  今まではずっと不安だったが、とりあえずハルヒに会えることが嬉しい。    いつものようにドアをノックしてみるが、中からは返事がない。ハルヒはいないのか?  恐る恐る俺はドアノブに手をかけ静かにドアを開けてみる。         『涼宮ハルヒの交流』 ―第五章―         「遅かったわね」  ……いるんじゃねえか。返事くらいしろよな。ってえらく不機嫌だな。 「当然よ。有希もみくるちゃんも古泉くんも、用事があるとかで帰っちゃったし。それに……」  ドアの方をビシッと音がしそうな勢いで指差す。 「なんでか知らないけど部室の鍵が開きっぱだったし」  あっ、すまん。それ俺だ。  などとはもちろん言うことはできない。 「なんでだろうな。閉め忘れたとかか?」  キッ、と睨まれる。まさかばれてんじゃないだろうな。 「おまけにあ...
  • (消失)長門有希のもしも願いが叶うなら 第6章
    6章 すべてを解く鍵 わたしが元の世界に帰還できたからくりは理解した。そしてそれを実施するにはわたしが再び過去に行かなければならない。 しかし、あれから1週間経っても彼が、再び過去に時間遡航するそぶりは見せなかった。このままほっておいたらあと1年ぐらいはやらないような気がする。彼はいつ実行しても問題はないと考えているのかもしれないが、近い未来にそれこそ階段から転落して大けがを負うような事件に巻き込まれる可能性がないわけではなく、再改変を遅らせることはリスクをはらむことである。 「彼に直接促してみては?」 と提案したのは喜緑江美里。 それは、できない。なぜならば世界再改変は彼の意志で行うことだから。わたしが促すのは筋が違う。 「困りましたね。あなたがそんなに強情だったとは思いませんでした。何かいい方法があればいいんですけど」 しかし、そんな心配は杞憂に終わる。 冬合宿から帰ってちょ...
  • 涼宮ハルヒの交流 最終章
     古泉が病室を出て行き、部屋の中には俺とハルヒの二人っきりとなった。    ……何だ、この沈黙は? なぜだか全くわからないが微妙な空気が流れる。  おそらくまだ1、2分程度しか経っていないだろうが、10分くらい経った気がする。  やばいぜ、ちょっと緊張してきた。何か喋らないと。         『涼宮ハルヒの交流』 ―最終章―          沈黙を破るため、とりあえずの言葉を口にする。 「すまなかったな。迷惑かけて」 「別にいいわ。けどいきなりだったから心配したわよ。……もちろん団長としてよ」 「なんでもいいさ。ありがとよ」  再び二人とも言葉に詰まる。 「……あんた、ホントにだいじょうぶなの?」 「どういう意味だ?」 「だってこないだ倒れてからまだ半年も経ってないのよ。何が原因なのかは知らないけどちょっと異常よ。 ひょっとして、あたしが無茶させすぎちゃったりしてるからなの?」  確か...
  • 橘京子の消失(プロローグ)
     年始。  受験生にとってはこれほど厄介なものは無く、刻一刻と近づいてくる試験の恐怖に怯えながら、その不安を解消するかのごとく勉強に明け暮れる毎日であり、光陰矢の如く過ぎ去って欲しい時間の5指に上げられるといっても過言ではない。  何の能力もない一般人たる俺にとって、この持論は寸分どころかマイクロメートルの精度をもってしても違わず、恐怖に怯えながら様々な色のついたノートに目を釘付けにしている。  例え滑り止めの試験でも緊張するのは仕方の無いことであろうし、本命ならばなおのこと血管がはちきれそうになるほど心臓が高速運転をするんじゃないかと思うね。  ……おいおい、試験までまだ何日かあるんだ。今からそんなに緊張してどうするんだ。少し頭を冷やしたほうがいいな。水でもかぶってくるか……って、風邪を引いたらそれこそどうしようもない。  こう言うときは気晴らしに何か考えたほうがいい。これから送...
  • 反転世界の運命恋歌(Ver.キョン)Ⅲ
    反転世界の運命恋歌Ⅲ  で、ようやく俺と古泉一姫のデートの話になる訳だが、まあ別段、大したことはやっていない。  おっと、ここで言う『大したことはやっていない』と言う意味は、男女が遊びに行く昼間の健全なデートとしては当たり前で当たり障りのないことしかやっていないという意味だ。  だからと言って楽しくなかったかと言えば、むろん、そんな訳がなくて思いっきり楽しんでいた。  スタートは小物雑貨屋のウィンドウショッピングから始まって、彼女が「ふわぁ」という風船が膨らんで来たような笑顔は可愛かったし、「どれもいいですね」と同意を求められた時は、それとなく相槌をうってやった。  それから少し喉が渇いたんで二人で喫茶店入って、さすがにここでは、情けない話ではあるが奢ってもらった。なんせ財布を持たずにこっちの世界に飛ばされたわけだから一文なしだったしな。  つか、彼女の出した千円札を見て、仮に俺...
  • 涼宮ハルヒの追憶 chapter.6
    涼宮ハルヒの追憶 chapter.6 ――age 16 ハルヒは気付いていた。 でも、それを言ったらSOS団はなくなってしまうかもしれない。 そしたら、ハルヒ自身が楽しいことは行えなくなってしまう。 ハルヒはそれにも気付いていた。 そもそも、ハルヒの鋭さからいったら気付かないほうがおかしいんだ。 長門は知っていたのだろうか。 朝比奈さんも知っていたのかもしれない。 古泉だって本当は分かっていたのかもしれない。 そう、俺だけが気付いていなかった。 のんべんだらりと日々を過ごし、SOS団にそれとなく参加する。 それの繰り返し。 俺は何をしていたんだ? いいんだよな俺は? 傍観者でいていいんだよな? その夜、そんなことをベッドに入り考えた。 あまりに色々なことがありすぎて、落ち着くことができず、寝たのは明け方だった。 学校へと向かう上り坂。 最近の不眠の影響は俺の肩を上から押さえつけた。...
  • (消失)長門有希のもしも願いが叶うなら 第5章
    第5章 幻想 彼が消え、要を失ったSOS団は空中分解した飛行機のようにバラバラになり、わたしは再び1人になった。とっくに下校時間は過ぎていたが、椅子に座わり机の上に顔を伏せて、自分でも驚くぐらい泣き続けた。泣けば少しは楽になるかと思ったが、まったく楽にはならなかった。この世界には希望がない。生きる目的も失った。わたしはどうすればいいのだろう。気がつけば辺りは暗く、学校にひとけはない。 時刻は3時10分前。世界改変からちょうど3日が経っていた。 『世界改変の3日後、同じ場所、同じ時間に同じ動作をしてほしい。再び世界改変をやる必要はない。マネだけでいい。そこで初めてあなたはこの改変の意味を知る』 未来のわたしはそう言った。その3日後がまさしく今だ。今頃、パラレルワールドにいるもう一人のわたしは校門前に立ち再改変の成功を祝っているのだろうか。わたしは部室から出て校門に向かう。もしかしたら...
  • Different World's Inhabitants YUKI~スイヨウビ(その二)~
        時空を超える。 それは、SF物のマンガでは日常茶飯事の出来事だ。青いネコ型ロボットが出てくる話はSF物とは言いがたいのだが、ここはあえて気にしないでおこう。   しかし、このような出来事は我々が暮らす世界では起こりえない話である。 そうだろう?机の引き出しの中に四次元空間が広がっています、なんてことは妄想の中での話だ。これは覆ることのない鉄壁の硬さを誇る、まさに完璧な理論である。   しかし俺の中では、その理論はすでに、十字架を突きつけられたドラキュラのように、どこかへ逃げ去ってしまった。今まで俺は何回、非日常的な、宇宙、未来、超能力的出来事に遭遇しただろう。少なくとも、の○太がジャイ○ンと正々堂々戦って勝利した回数よりは多いはずだ。その少ない勝利がまた感動的な物なんだけどな・・・・・・。   少し話が脱線してしまったが、俺が言いたいのはこういうことだ。 非日常的な人物や超...
  • 反転世界の運命恋歌(Ver.キョン)Ⅱ
     反転世界の運命恋歌Ⅱ  そう言えば、俺と古泉一姫がペアを組んだのが午後の部だってことを言ってなかったな。  そうだな。俺がこの世界に来てから今日の午前の部までのことを少し話そうか。  結構、不思議な気分に包まれたからな。それと涼宮ハルヒコが妙なことを聞いてきたことを紹介するのもいいだろう。  …… …… ……  …… ……  ……  唐突だがまず、この状況を表現するにはぴったりの言葉はこれだ。  俺は眼前の光景に絶句した。  まあ、これは仕方がないことなんだ。誰だって俺の立場になれば絶対に言葉を失くす。断言してもいいぞ。  目が覚めたら、見知った部屋で、どこか既視感を感じようが俺にも馴染みの北高のブレザーを着ていようが見知らぬ奴が目の前に現れたんだ。しかも自室に居たはずが全然違う場所に居れば間違いなく愕然とする。 「貴方は別世界で情報連結を解除され、この世界で再構築され...
  • 反転世界の運命恋歌(Ver.キョン子)Ⅱ
    反転世界の運命恋歌Ⅱ  そう言えば、あたしと古泉一樹がペアを組んだのが午後の部だってことを言ってなかったわね。  そうね。あたしがこの世界に来てから今日の午前の部までのことを少し話しましょうか。  結構、不思議な気分に包まれたから。それと涼宮ハルヒが妙なことを聞いてきたことを紹介するのもいいでしょう。  …… …… ……  …… ……  ……  唐突だけど、まず、この状況を表現するにはぴったりの言葉はこれね。  あたしは眼前の光景に絶句した。  まあ、これは仕方がないことなのよ。誰だってあたしの立場になれば絶対に言葉を失くす。断言してもいい。  目が覚めたら、見知った部屋で、どこか既視感を感じようがあたしにも馴染みの北高のカーディガンつきセーラー服を着ていても、絶対に今日初めて遭った女の子が目の前に現れたんじゃ、こうなるわよ。  しかも自室に居たはずが全然違う場所に居れば...
  • カオス・ザ・ワールド 後編
    先に動いたのは古泉だった。 …。 ガッ!! …。 殴った!……続けてハイキック…。 古泉の攻撃が続いている。 …。 「本気で殺すつもりみたいね」 …。 朝倉? …。 「全て急所を狙っているわ」 …。 たしかによく見ると ここにだけは喰らいたくない… ってな感じの所に古泉の攻撃は命中している様に見える。 …。 「まずい」 …。 長門? …。 「このままでは古泉一樹は敗北する」 「なんでだ?俺には古泉の方が優勢に見えるが?」 「攻めているのは古泉一樹、急所を狙っているのも事実。ただ……」 …。 …。 …。 ~古泉一樹~ …。 …。 ……クソッ…なんだコイツは…。 さっきから目の前の俺に攻撃をしているが……ほとんどダメージを与えてない。急所を狙っても寸前でポイントをずらされている。 …。 「この程度ですか?」 …。 -!? …。 ドスッ! …。 「グッ!!」 …。 右拳が俺の腹に突き刺さる。...
  • 2人の不思議探索
    薄暗いダンジョンで無数の怪物に囲まれている僕と長門さん。 …僕達は生きて戻れるのでしょうか…。 …。 …。 状況が飲み込めませんか? OKです。 では今回の事を最初から振り返ってみましょう。 …。 …。 …。 あの惨劇(覚醒のおまけ参照)から一週間近くたった。 幸い死者は出ずまた普段の生活を送れるようになりました。 …三途の川渡りかけましたけどね…。 …。 今日は土曜日、恒例の不思議探索の日、いつも通り彼の奢りでコーヒーを飲み、これまたいつも通り爪楊枝を使い組み分けが行われた。 最初は彼とのペアでした。 特に何もなく終わりました。 そして2回目の組み分け…印有りですか。 さて、僕のパートナーは…。 見ると長門さんの持つ爪楊枝に印があった…彼女ですか。 …そんな訳で僕は今長門さんと2人、肩を並べて歩いている。 …実は最近…前回死にかけた時から謎の記憶が僕の頭をよぎっていた。 断片的な記憶...
  • Different World's Inhabitants YUKI~ゲツヨウビ(その三)~
        「いい?ストーリーのおおまかな流れはこうよ!今から、1800年くらい前の三国時代の中国に、ある男がタイムスリップするの。その男は、現代では全く仕事をしないダメダメな男なんだけど、実はIQ200の天才で、戦術をたてるのがめちゃくちゃ上手いの!そして、あっという間に領土を広げていって、4つ目の国を自らの手で作って、時代は四国時代に・・・・・・」   おいおい、どんどん違う道へ脱線している気がするぞ・・・・・・   「ちょっと待て。それじゃあ、歴史小説とは言えねぇだろ?」   「いいじゃない、面白かったら。大体、あんたの頭じゃまともな歴史小説なんてね、書けやしないのよ!だから、私が代わりに考えてあげてんじゃないの!何?あんたは、そんな私の優しさを踏みにじる気?」   へいへい、分かりましたよ。しかし、そんなに自信満々で話せるストーリーがあるんなら、もっと早く教えてくれてもいいんじ...
  • 涼宮ハルヒの抹消 第八章
     部室まで戻ったところで橘京子に、ここに超空間が発生していますと説明された。俺がそうかと適当に答えると橘京子は意外そうな顔をしたが、やがて黙ってドアノブに手をかけた。  感触を確かめるように少し回してから、後ろの俺を振り返る。 「では、少しの間目をつむっていて下さい。超空間に入ります」  俺が指示されたとおり目を閉じると、橘京子が俺の手を握った。ほのかな体温が伝わってくる。  その手に引かれて俺は一歩を踏み出した。痛くもかゆくもない。普通にドアを開ける効果音がして、そのまま部室に入っただけに思えたが――。 「これはこれは」  古泉の声で俺は目を開けた。握っていたはずの橘京子の手がいつの間にかなくなっていた。  俺が視線を自分の手から上昇させていくと、そこはただの部室でなかった。ああ、とか何とか声を洩らしたね。見たことのある光景だったからだ。  部屋の中のすべてが、クリーム...
  • 古泉一樹の消失
    ―――・・・。 「こんにちは!・・・ふうん、あなたが転校生の、」 また、この夢だ。 僕の記憶にある姿よりも随分と髪の短い、そして何故か北高校のセーラー服を着た彼女が、僕を上から下まで舐め回すように見つめている。 「うん、謎ね。長身のイケメンってところも謎の加点要因だわ!あ、ごめんごめん!自己紹介が遅れたわね!あたし、涼宮ハルヒ!あなたは?」 「古泉一樹です。よろしくお願いします。」 「古泉君ね!よし、行きましょう!」 「えっ、どこへですか?」 「我らがSOS団の活動場所となっている文芸部室へよ!特別に案内してあげるわ!」 そう言って、彼女は僕の手を取る。夢であるはずなのに、この手のぬくもりだけは妙にリアルだ。 「はて、SOS団とは?」 「細かい説明はあとあと!」 強引に僕の腕を引っ張ってずんずんと突き進む。そして、首だけをこちらに向けた彼女が、100万ワットの輝きを持った笑顔を僕に見せる...
  • ラジカルメッセージ 前編
    “元気にしているか?そっちの様子はどんなもんだ?ハルヒ。” “通常ならこんな手紙を書いている場合じゃないんだがな。” “リーダーという肩書きが異常なほどに当てはまっていたお前がいなくなってから” “にわかに落ち着かなくなってな。…なかなか慣れないな。”        この文章は一体何か?そう質問されたなら、これは手紙だと答える他ない。紛れもなく俺の筆跡であり、文中にハルヒと書かれているからにはこれがハルヒに向けて書かれた手紙なのだ、ということは分かるのだが…。しかし俺の脳味噌が非日常に晒され続けた結果不具合を起こしていないなら、この手紙を書いた覚えは全くもって記憶にない。それ以上に気になる点はどういう訳かこの4行の文章だけで、続きが何も書かれていないことにある。   「一体これは何なんだ?」  と聞いてみた場所はこの手紙を発見した俺の部屋であり、話の相手は毎度のごとく長門、古泉、朝比奈さん...
  • Project512_Menu
     Project512-もくじ-    『何このタイトル?』って誰も聞いてくれませんが、これは使ってる携帯の文字数制限(512文字) 以下で作成したプチSSの作成、掲示を目標としていました。(過去形)    本スレで流行している「IDチャック」のお題で作成したSSの掲示をメインとして 保守短編などを収録してあります。(PCで作成した微妙に長い物も含む)     本スレはトップページから適当に探してといちゃってください。      ・ Part1  詰め合わせセット    ・ Part2 プチ国木田祭り    ・ Part3 ゲル阪中地獄    ・ Part4 なぜか橘分多め    ・ Part5 未完につき未収録(最近流行のTS物)    ・ Part6 みっくみっくにしてください。    ・ Part7 ไหว้ครู(゚д゚)    ・ Part8 色々と注意してください。    ・ ...
  • 朝比奈みくるのクーデター その4
     ぼちぼち日が赤く変わりつつあるころ、俺たちは海上をボートで漂っていた。燃料を節約するため、 現在はエンジンを停止して敵が俺たちの前に現れるのを今かと待ちかまえていた。  俺たちへを屈服させるためなら、無関係な人間への無差別攻撃もいとわないあの腐れ野郎どもは、 今のところ俺たちを追ってきてはいなかった。今頃、さらに無差別攻撃を悪化させているんじゃないかと不安になるが、 「機関の別働隊の情報によれば、こちらが海上に出て以降無差別攻撃などは一切発生していないもようですな。 戦闘自体はほぼ終息したと考えるべきでしょう」  新川さんからの言葉に俺はほっと胸をなで下ろした。だが、安心もできない。陸からいなくなったと言うことは、 こっちに向かってきている可能性大という事になるんだからな。 「あと、武装集団の十数人が警察などに身柄を押さえられましたが、すべて自決したと言うことです。 そこまでする以上、我...
  • ハルヒ&真紅『キョン、紅茶を入れて頂戴』
    放課後の部室、無人の室内。 他の団員は爆睡していたらしい俺を置いて帰ってしまったようだ。 キョン「…なんて薄情な奴らだ。」 口ではそう呟きながら、おそらく起こすのを躊躇う程の幸せな寝顔をしていたのだろう、そう納得していた。 体を起こした俺の目に止まったのは1冊の本。   キョン「…漫画?」   『RozenMaiden』、そう銘打たれた本の表紙には赤いドレスを着たかわいらしい女の子が写っている。   誰がこんなもんを? と言いつつも俺は即理解していた。 ハルヒは不思議と混乱を、朝比奈さんは癒しとお茶を、長門は本と安心を、古泉は要不要問わずの知識を、そして三井はとっておきの飛び道具を、 ならばこれは、   キョン「…長門が漫画?」   イメージが違うな、一瞬そう思ったが長門の事だ、何か重要な意味があるのかもしれない。 キョン「帰ったら読んでみるか。」 本を鞄にしまい込み俺は部室を後にした。 ...
  • 長編・未分類2
    ハロウィンパーティー 箱入り娘 HAPPY TREE FRIENDS 自殺 少年達の雑談 SOS団の惨劇 パートナー 閉鎖空間と糞団員 家族 電波作品1 電波作品2 雪合戦 クリスマス中止のお知らせ 巡る財布 カオス・ザ・ワールド あたたかなもの 12月18日・A  dearest beyond of SuzumiyaHaruhi 宇宙人現る! SOS団ラジオ支部~深夜版~ こたつでみかん 迷探偵キョナン 特攻野郎アフロチーム 涼宮ハルヒの舞台裏 ある雪空の日のこと ロックンロールスターダスト トライアングル・ラン チョコ、キッス、カオス♪ My namewas... 平行記憶 雨の日のぬくもり 遠い場所までむかえに来て GANTZ とある2月14日の断片 ハルヒがみくるでみくるが長門で長門がハルヒで… 俺が古泉で古泉が俺で…(上の続編です) かわいい一日お茶だし係 続・孤島症候群 「涼...
  • 長門有希の消失 第一章
    第一章    冷え切った坂道を登る。歩く度に吐く息は白い煙となって冷たい冬の外気へと消えた。  寒さをしのぐためカーディガンに首をうずめる。わたしの通う高校である北高は、この山の頂上にあった。  結局、朝の奇妙な感覚は次に起きたときにはなくなっていた。少し残念だったけれど、あの物語の続きはあの感覚がなくてもきっと書ける。そんな予感がした。たぶん、あの感覚はその文章の鉱脈を見つけるためだけの役割だったのだろう。それを、たとえカオスであってもちゃんとした形にするのはわたし自身の仕事なのだ。  坂の上の北高に目を戻した。  朝のことを考えると頭が疼くような気がする。しばらく考えるのはやめようと思った。  気を紛らわすために誰かと話すのも今日に限っては悪くはなかったけれど、あいにく横で歩いているはずの朝倉涼子はいなかった。  今日はわたしと同じような生徒がちらほらと目につく。つまり、ひとりで歩...
  • 普通短編65
    キョン「ハルヒ、よく聞け…」 ハルヒ「なによ?」 キョン「俺がジョン・スミスなんだ」 ハルヒ「誰それ?」 「長門さん、あなたに一つだけに言っておくことがあります」 「……なに?」 「僕達の組織は涼宮さんと、キョンくんを恋中にし涼宮さんの力を安定させようとしています」 「…何が言いたいの…?」 「率直に言います、キョン君に恋愛感情を抱いているあなたには、消えていただく必要があります。 ですので僕があなたを排除します」 「涼宮ハルヒの閉鎖空間外ではただの人間である、あなたには無理。諦めた方が得策。 今なら見逃す。」 「ではこれならどうです?」 一樹が指を鳴らす。 私達を残し全ての世界が灰色に変質して行く。 長門「なんて物を書いてみた」 キョン「妄想乙」 長門「おでんがおいしいきせつになりました」 キョン「汚田て…」 「長門? 何やってるんだ、パソコンいじったりして」 「...
  • 色んなキャラが出るSS5
    永訣の朝 先生「じゃあ、ここの第二段落から……今日は12月だから12番、読みなさい」 キョン「12は俺か……はい」   キョン「みぞれが降って、表はへんに明るいのだ。あめゆじゅとてちてけんじゃ……」     キョン「……ああ、とし子。死ぬという今頃になって、お前は私を一生明るくするために……この雪の一腕を……私に……頼んだのだ……」   キョン「あ……ありがとう……わ……私の健気な……い、い……妹よ……ううっ……」   ハルヒ「……」 谷口「……」 国木田「……」 阪中「……」 先生「……どうした……? 気分でも悪いのか……?」   キョン「わ、私も……まっすぐに……まっすぐに進んでいくから……!」   ハルヒ「あめゆじゅとてちてけんじゃ!」 谷口「あめゆじゅとてちてけんじゃ!」 国木田「あめゆじゅとてちてけんじゃ!」 阪中「あめゆじゅとてちてけんじゃ!」 クラス全員「あめゆじゅとてちて...
  • シュール短編42
    「ねー聞いてよー」 「いきなりだな」 「もう雨でびしょ濡れよ。どうしてくれんのこれ」 「今どこにいるんだ?」 「部屋よ部屋」 「おいおい大丈夫か?何で電話してくれなかったんだ」 「電源が無くなってたの!」 「公衆電話とかでもよかったじゃないか」 「それがいくら探してもなかったのよ。まったく、現代人はもう少し臨機応変に頭を回してくれないと」 「あー、ストップだハルヒ」 「なによ」 「長くなるか?」 「・・・もういいわよ」 「とりあえず着替えたのか?風邪ひくぞ」 「んーん、今から着替えようとしたところ」 「そうか」 「そうよ」 「・・・・・・」 「・・・もしもーし?」 「ん、なんだ」 「なにいきなり黙ってんのよ」 「いや、着替えるんだろ?」 「いいわよ話してて。もう上着は脱いでるから」 「そうか」 「そうよ」 「・・・」 「・・・キョン?」 「なんだ」 「怒るわよ?」 「いや、服を脱いでるハ...
  • 男の戦い・第一話
     きっかけは一枚の写真だった。  それが全てだったのか、それとも原因の一つに過ぎなかったのか……それは今になっても分からない。  端から見てるヤツらには馬鹿な行為としか映らないだろうし、俺もそう思ったこともあったさ。  ……でも、あの時の俺たちは何も間違ってはいなかったと思う。  ……それだけは譲れない事実なんだ。      ある日の昼休み。俺たちの学校の中庭でそれは始まった。 「……おぉ」 「……これは……」 「……な?似てるだろ?」  ……確かに似てる。 「まさか、本人じゃないよな?これ」  それは谷口がコンビニで買ってきた漫画雑誌に掲載されていた。 「まさか。あの涼宮さんですよ?」  よくある、二回に一回は水着姿の女の人が表紙を飾るような漫画雑誌だ。 「……だな。例え借金まみれになっても、ハルヒがこの手の仕事をする姿は想像出来ん」  そこには、こんな文字が踊っていた。   『現役女子...
  • 長門の日記
    長門の日記 4月*日 今日は入学式wwww まぁ、高校なんてどこでもよかったけどなwwww パパがここに文芸部あるとかなんとかいってたけどねーよwwwww パパ氏ねよwwww しかたね、明日、情報工作して文芸部と部室用意すっか。   4月*日 俺の神聖なる部室に観測対象と変な男がやってきた。 観測対象はとてもウザかった。 変な男は独り言をつぶやいていたので、とてもキモかった。 しかも、観測対象は俺の神聖なる部室にさば読みぶりっこ未来人を連れてきやがった。 さば読みぶりっ子未来人?お前が未来で、ホーケー手術と整形手術したのしってんぞ? 調子に乗ったら整形前のお前の顔写真ばらまいてやるwwwwwwwwww 観測対象は俺の神聖なる部室を占拠するらしい。 ぶっ殺してやるぶっ殺してやるぶっ殺してやるぶっ殺してやるぶっ殺してやるぶっ殺してやるぶっ殺してやる でも、親父に部室くらい占拠...
  • ガール・ミーツ・ガール
    ガール・ミーツ・ガール    分割版 ガール・ミーツ・ガール1 ガール・ミーツ・ガール2 ガール・ミーツ・ガール3 ガール・ミーツ・ガール4   ガール・ミーツ・ガール アフター ガール・ミーツ・ガール コスプレ衣装の現実? ガール・ミーツ・ガール 始まりの無い物語の始まり ガール・ミーツ・ガール 放課後少年記 ガール・ミーツ・ガール Books Games 前編 後編 ガール・ミーツ・ガール 捕手と四番打者について
  • シュール短編63
    長門「数多くのカレーを食してきた私でも、いまだ口にしたことのないカレーがある」 キョン「なんだ、それは」 長門「それは…『豆のカレー』」 キョン「…要するに豆入りのカレーか?そんなのいくらでも作れるだろう」 長門「駄目なの駄目なの!教科書で読んだあのカレーじゃないと駄目なの!」 キョン「わっびっくりした!」 みくる「『ネズミの作った朝ごはん』…美味しそうでしゅた、食べてみたいでしゅ」 鶴屋さん「キモイ喋り方(苦笑)」 古泉「えいっ!えいっ!…おかしいですね、何回やっても信号が変わらない」 キョン「おい皆どうした、変だぞ!?」 ハルヒ「もーいやーこんなカオスな団はこりごり!解体してやるゥ!」   みくる「でしゅ~ましゅ~」 キョン「朝比奈さん、あの年であの口調はまずいよな」 ハルヒ「そうでしゅかね?」 キョン「へ?」 鶴屋さん「あいちゅのでしゅましゅ、あいかわらじゅきめぇでし...
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