涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「ピロートーク~爛れたバカップル編」で検索した結果

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  • ピロートーク
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  • ピロートーク~爛れたバカップル編
    ……、なんだもう朝か…、相変わらずの爛れた関係の俺とハルヒだ。 始めのうちは昼ごろに来て夕方には帰っていったハルヒだが、いつの間にか週末に一泊していくようになり、一泊が二泊…二泊が三泊…三泊が四泊……と気が付いたら俺の部屋にほぼ常駐状態となっていた。 一度心配したハルヒの両親が様子を見に来たが、『キョン君となら安心』とかいってそのまま帰ってしまった。つかキョン君って……。 そういえば昨日『たまには一緒に遊びに来い』って親からメールが来たとハルヒがいってたが……。 一緒に向こうの両親の所へ行くのは……『責任取ってくれるんだよね? 勿論卒業してからでいいけど』という無言のプレッシャーを毎回感じるので正直あまり行きたくはないのだが……。 別に責任取るのがいやとかそういう訳じゃないけど、なんというかわかるだろ? などと考えながら、いつもどおりの朝、満ち足りた笑顔を見せるハルヒの隣で俺は暫しまど...
  • バカップル保守
      バカップル保守1 バカップル保守2 片思いキョン保守 第2次バカップル保守 バカップル保守 ちょっとした同棲編 バカップル保守 同棲編 バカップル保守 同棲編2 バカップル保守 同棲編3 ツン+デレカップル~第三次バカップル保守  
  • バカップル日記
    バカップル日記―いじわるキョン×ハルヒ― バカップル日記―いじわるキョン×みくる― バカップル日記―いじわるキョン×有希― バカップル日記―バカップルが出来た日?― バカップル日記―いじわるキョン×森さん― バカップル日記―いじわるキョン×鶴屋さん―
  • バカップル保守1
    バカップル保守1     「あのね、キョン。あたしがこだわってるんじゃないの。あんたがこだわってるんじゃない!」 「俺はこだわってなんかいない。なんなら今すぐ別れてやるぞ」 「うぐ……卑怯者……」 「ほら。やっぱりお前が俺にこだわってるんじゃないか。認めたんならここに来ていいぞ」 「……あたしが悪かったわよ」  そしてハルヒは俺の布団の中に潜り込んできた……。   バカップル喧嘩保守     「だーかーら! 悪いって謝ってるだろ?」 「バカバカバカバカ!」 「あのな。今時クラスメートと言葉を交わしただけで嫉妬する奴がいるか?」 「だってあんた地味にモテるし……」 「大丈夫だ。俺はお前だけだからな」 「いつもそればっかり……ずるい」 「いつもこればっかりで悪かったな」 「ほんと最低」  ハルヒはそう言いつつも俺を抱き返してきた。   バカップル喧嘩保守2     「もういい! 別れるわ...
  • ピロートーク~リクスー編
    その1 …駅前… ハ「遅いわよ、キョン!」 キ「すまん、出掛けにお袋が…」 ハ「まぁいいわ、今日のデートはスーツを買いにいくわよ!」 キ「スーツってなんで?」 ハ「馬鹿ねぇ、就職活動のために決まってるじゃない、もう大学三年なんだから就活は始まってるのよ! それともニートにでもなる気?」 キ「いやぁ今月金欠で……」 ハ「お金はあんたのおかぁさんからとっくに預かってるわよ、あたしの分は貯金下ろしてきたしね」 キ「お袋め余計な事を……ってハルヒの分って…お前就職するのか? てっきり大学院かと思ってたぞ」 ハ「まぁそっちも考えたんだけど、あたしみたいな優秀な人材を象牙の塔に閉じ込めておくだなんて社会の損失よ! なるべく早く実社会にでて働くのが世のため人のためよ、いわば社会貢献ね」 キ「……(ハルヒに宮仕えが出来るとは思えないが……まぁいざとなりゃあの手でいくか)」 ハ「さぁいくわよ、デパートで...
  • バカップル保守同棲編
    バカップル保守 同棲編     「お前の部屋か……」 「な、なによ。そんなにマジマジ見ないでよ!」 「意外に可愛い部屋だな。黄色が基調か」 「好きなのよ、黄色。カチューシャもそうでしょ?」 「確かにな。んで人形も多い、と。……ん? 一個落ちてるぞ」 「あーバカバカっ! それ触んないでっ!」 「……俺、か?」 「み、見りゃわかるでしょ。服に名前書いてあるんだから……」 「ハルヒ」 「なによ……もう……」 「顔真っ赤で可愛いぞ」 「う……う……バカっ!」   バカップル保守      「うおっ、俺の部屋よりいいベッドだな」 「でも、あたしはあんたの部屋のベッドのが好きかな……」 「どうしてだ?」 「ほ、ほら。狭い分だけ距離が近く感じるしさ……」 「ハルヒっ!」 「あんたキャラ違う! いきなり抱き付かないでっ!」   バカップル保守      「そろそろ離してよ。ご飯作んなきゃ」 「………...
  • バカップル保守2
    バカップル保守2     「おい。どうして一人だけ先に起きて準備してんだよ」 「…………」 「なんとか言えって」 「……あんたが手を離したからじゃない」 「お前な……寝返りをうって布団を全部持って行きながら手を離したのは誰だ?」 「へ……?」 「あー、悪かったな。俺は今日風邪で休むから学校行っていいぞ。お前は準備してるもんな」 「ちょ、ちょっと?」 「うー、さむ。母さーん、薬出してくれ」 「キョン? ごめんってば!」 「あー、さむ……」 「あ……う……」   たまにはバカップル喧嘩保守      「キョン……怒ってるわよね……はぁ」 「それよりキョン大丈夫かしら? 本当に震えてたし……」 「帰っても怒ってたらどうしようかしら……」 「涼宮。HR中に回りに聞こえる大きさの一人言はやめろ」 「うるさい、ハンドボールバカ。やっぱりあたし早退するわ」   声に出るほど心配なバカップル保守   ...
  • バカップル保守 同棲編2
    バカップル保守 同棲編2   「……学校行きたくない」 「はぁ? いきなり何言ってんだ」 「ママー。今日学校休むから。……ん、違うわよ。ちょっとさ……ね?」 「おいおい。本気か? お前が休むなら俺も行かないが……」 「あんたは行かなきゃダメよ。早く行ってらっしゃい」 「おわっ! 押すな……ってオイ! 鍵までかけるこたねーだろ! ……なんなんだよ、畜生」   バカップル保守   「ハルヒー。電話出ろよー。寂しいぞー」 「ハルヒー。メール返せよー。寂しいぞー」 「頼むってー。……俺、何か悪いことしたか?」 「してるな。授業中に携帯を使っている上に授業妨害の一人言。許してやるから保健室に行って頭冷やしてこい」 「……すいません」     バカップル保守       「ハルヒ……なんでだよ……」 「やっぱり帰って理由を聞くべきか……」 「そうだ、そうしよう。とりあえず腹が痛いということ...
  • 第2次バカップル保守
    第二次バカップル保守     「もしもし」 「何よ。さっきまで一緒に居たのに何の用?」 「そんなに冷たくするなよ。もう俺の前でそんなに強気な態度取らなくてもいいだろ?」 「あ、そっか。付き合うんだったわね……」 「そうだ。だからって何やればいいかわからないから電話をかけて見たわけだ」 「それで……いいと思うわよ。あたし、ディスプレイにあんたの名前が出て……その、すっごくうれしかったし……」 「あ、おい! ……切れた。違うな、切りやがった……」 「言っちゃった……。やっばい、すごく嬉しすぎて言っちゃった……あぁ! 夢みたい!」   バカップル保守      「……もしもし、キョン?」 「あぁ、誰かと思えばさっき電話を一方的に切った涼宮ハルヒさんですか」 「あ、あはは……ごめんって」 「でもな……まぁ、その……なんだ。お前の言葉、メチャクチャうれしかったぞ!」 「え……あ! 切れちゃった…...
  • バカップル保守 同棲編3
    「久し振りね。あんたとこうやってこの坂を登るの」 「そうだな。いつも途中で街とか行ってたからな」 「んふふ、なんかしあわせだわ」 「そうか? 俺にとっては相変わらず地獄の坂道なんだが」 「しあわせなの!」 「はいはい。しあわせだな。しあわせしあわせ」   バカップル保守   「そういえば弁当も久し振りだな」 「よね。今日もあたしは頑張ったわよ」 「ん?」 「今日も! あたしは! 頑張って作ったわよ!」 「あぁ、1回だったか? ……ちゅっ」 「へへ~、毎度あり! それじゃ、いただきまーす!」   バカップル保守   「なぁハルヒ」 「なに? 早く帰りましょ?」 「いや、谷口達に遊びに誘われたから一緒に行かないか? ……ゲーセンだが」 「ん……まぁ、あんたもたまにはあいつらと遊びたいだろうし……いいわよ」 「よし。じゃあ行こうぜ」 「……でも手は繋ぐのね。うれしいけどさ」   バカップ...
  • 第三次バカップル保守
    「ま、待って! 待ちなさいよキョン! 手、繋ごうよ!」 「うるさいな。いいから早く帰るぞ」 「手、繋いでくんなきゃあたし帰らないわよ……?」 「そーか。じゃあまた明日な」 「あーもうっ! 冗談だからもう少し優しくしなさいよ! あんたは冷めすぎなのよ!」 「お前はベタベタしすぎだけどな」   ツン+デレカップル保守   「眠いな」 「あ、じゃあ放課後に屋上で昼寝するわよ!」 「いや、SOS団があるだろ」 「そんなの臨時休業よ! あんたのためなら……」 「みんなに迷惑がかかるだろ。普段通りだ」 「……バカ」   ツン+デレカップル保守   「……ねぇ」 「どうした?」 「なんでそんなにあたしに冷たいの?」 「…………」 「あたしが告白して、OKしてくれてからずっとよ。あたし何か悪いことした?」 「……いや」 「好きじゃないならフってくれてもよかったのよ?」 「……いや」 「逆に辛いって...
  • バカップル保守ちょっとした同棲編
    バカップル保守ちょっとした同棲編     「キョンくん起きて~!」 「ぐっ……妹よ。顔に乗るのは反則だ」 「ハルにゃんとおかーさんの手作りご飯が待ってるよ! 先に行ってるねっ!」 「……朝ちゃんと起きれないのは俺だけか。やれやれ」 「そうよ。ちゃんと早起きしなさい」 「ハルヒ。おはよう。何しに2階に来たんだ?」 「…………。こ、これだけ! 早く降りて来なさいよ!」  今のはアレだろうな。おはようのキスってやつだろうな。きっと。   バカップル保守      「キョン、おかわりは?」 「いらん」 「妹ちゃんは?」 「いる~!」 「あ、えっと……キョンのお母さんはいりますか?」 「うふふ……『おかあさん』でいいわよ。あたしはいらないわ」   「どうしてうちの親のことを『キョンのお母さん』なんて長ったらしく呼んだんだ?」 「……あんたには一生わかんないわよ。って、離しなさいよ。何で抱き付いて...
  • ピロートーク~未希編
    その1 未「ねぇママ、未希はパパのことが大好きなの!」 ハ「そうねぇパパもきっと未希のことが大好きよ」 未「うん……だから未希はねぇ、大きくなったらパパと結婚するの!」 ハ「……それは……パパはもうママと結婚してるから未希とは結婚できないわよ、未希は他にもっとカッコイイ男の子を見つけなさいね、未希はママに似て美人だから直ぐに素敵な男の子が見つかるわよ」 未「むー……ママずるーい」 ハ「ワガママいわないの未希、こういうことは早い者勝ちよ。第一ママとパパが結婚しないと未希は生まれてこなかったのよ」 未「むー……」 ハ「ムクれないの未希、……そうねぇいい事を教えてあげるわ」 未「なぁにママ」 ハ「未希が大きくなって好きな男の子が出来たら……ちゃんと…ちゃんと『大好きっ!』って自分の気持ちを素直に打ち明けるのよ、でないと人生損するわよ」 未「損するって?」 ハ「変な見栄とか意地とかそういったもの...
  • 題名付き・あま~い短編
    ちょっといじわる 結婚記念日 長門とアイス キーワードは恋愛 甘える キョンの告白 長門さん、へい! 涼宮ハルヒの願望  涼宮ハルヒの奇跡 涼宮ハルヒの理想 甘いプリンの秘密 涼宮ハルヒの決意 夏の夜の・・・ 不治の病 未来 お揃い 『居眠り』 涼宮ハルヒの発熱 おとめごころ 長門と古泉 Strawberry Of Shortcake それって迷信じゃないのか? カンケリ 進路 年明けバカポー 凡人に泣いた日 ニチジョウ 従順なハルヒ 寒中暖あり ONE DAY ON THE SNOW ツンデレマフラー ピロートーク Pretty Devil Remedy of love 桜風 俺の右隣には アル雨ノ日ノコト 日常じゃない日常 4月1日の長門 結婚後の橘キョン アフター ザ ナイトメア ミッドナイト・コーリング アニマル涼宮(旧題動物シリーズ) バカップル保守 胸焼けプリン 朝倉涼子のグ...
  • ピロートーク~破れパンツ編
    キ「なぁハルヒいいだろ」 ハ「えっ、キョン一体なによ?」 キ「なにってナニに決まってるだろ、わかってる癖に」 ハ「だって今日は…勉強するから、一緒にレポート書くっていうから来たのに……」 キ「それは後でやればいいさ、こっちだって立派なお勉強だよ、ほら」 ハ「あ、あたし今日はそんなつもりじゃ……、それに今日はちょっと……」 キ「ちょっとなんだ?」 ハ「そ、そう……アノ日なのよ。急に来ちゃって……」 キ「おいおい先週終わったばっかりだろ、嘘はよくないぞ」 ハ「そ、そのぅ……」 キ「じゃぁOKってことでいいんだな、そりゃ!」 ハ「ちょ、ちょっとやめて!」 キ「……ハルヒお前……パンツ……破れてるな…」 ハ「み、見ないで……だから嫌だって……」 キ「…破れパンツハルヒか……お洒落なお前にしちゃ珍しいな」 ハ「だ、だって今日寝坊しちゃって…それに勉強だけだっていうから油断して……」 キ「油断大敵って...
  • ピロートーク~ラブホ編
    キ「さぁハルヒ、ここでいいかな?」 ハ「キョン本当に入るの、あたし…ラブホとかはちょっと」 キ「いいから行くぞ」 ハ「キョ、キョン」 キ「あのな今日ここに来たのはハルヒお前のためなんだぞ」 ハ「あ、あたしのためってどういうこと?」 キ「ハルヒお前いつも我慢してるだろ」 ハ「えっ、なんのこと」 キ「俺の部屋でしてるとき声が漏れないようにさ」 ハ「そ、それは……だって恥かしいじゃない妹ちゃんとかに聞かれちゃ……」 キ「まぁ確かに我慢しててもハルヒのあの時の声は大きいしな」 ハ「あ、あたしそんなに大きくなんか……それはちょっとだけ声が漏れるけど…」 キ「なぁハルヒここなら、いくら声を出しても平気なんだぞラブホってのはそういうところだからな」 ハ「う、うん……」 キ「だから今日は我慢しないで好きなだけ声だしていいんだぞ、さぁどの部屋がいいんだ?好きなのを選べ」 ハ「あ、あたし……回転ベッドっていう...
  • ピロートーク ~お莫迦ダイエット編
    おいハルヒ、いい加減にゲームをやめろ、ゲームは一日一時間までと某名人もいってるだろ? 同じ所に就職も決まったし卒論もでっち上げた俺達は卒業するまでの間をダラダラと二人きりで過ごしている。 そこ、爛れたバカップルとかいうなよ、それにしてもハルヒは怠惰すぎるが……。 「うるさいわね、いまやめるわよ、いま……そうだキョンあれとって頂戴」 またか? あれは昨日も食べたじゃないかジャンクフードは体に毒だぞ。それにもうすぐ晩飯だろ? あれだけで会話が成立してしまう俺とハルヒの仲な訳だが……、ハルヒが俺のアパートに入り浸っているんだから当然かね。 「いいじゃない、それにこういうのは別腹よ、別腹!」 おまえなぁ……、そんなんで来週大丈夫なのか? あとで慌ててもしらないぞ。 「来週って? 何かあったけ?」 なんだ覚えてないのか、来週は俺達内定者の健康診断だろ。バクバク食べてると泣きをみるぞ。 「ちょっとス...
  • ピロートーク~お莫迦若夫婦編
    その1 体を揺さぶるハルヒのせいで俺はいきなり目が覚めた。 どうしたハルヒ? 今日はそんな気分じゃないんじゃなかったのか。 「馬鹿っ……、そうじゃなくって……またキョンが黙っていなくなっちゃう夢で目が覚めて……そしたらあのときの事を……」 あぁ……もうそんな季節か、あれから10年近く経つんだが……あの時はごめんなハルヒ。 約束したろハルヒ、俺はずっとお前のそばにいるってさ、それに俺達には未希だっているしな。 「そうよ……約束やぶったら死刑なんだから!」 おいおい死刑は困るな、可愛い奥さんと愛する娘を残して死にたくはないぞ。 「ねぇ……手を握って」 手?……これでいいか? おいハルヒそんなに強く握らなくても……俺はどこにもいかないぞ。 安心しろハルヒ、さぁもう寝ような、お前が寝るまで見てるから、んっどうした? 「未希が昼間言ってたんだけど……妹か弟が欲しいんですって……だからキョン……」 お...
  • ピロートーク~コスプレ馬鹿夫婦編
    その1 ハ「只今、未希はもう寝た?」 キ「おかえりハルヒ、さっきまで起きて待ってるって騒いでたけどもう疲れて寝たぞ」 ハ「そう、はいお土産よ明日食べましょ」 キ「でどうだった古泉達は? 元気にしてたか?」 ハ「それが聞いてキョン、あのふたりすごいのよ、有希ったらまだ制服着てるの、ドアを開けたら制服着ててびっくりしたわ」 キ「制服って北高のか? 俺達が卒業したのは10年近く前だよな? まぁアイツは昔から普段着が制服だったからな、あの格好が一番落ち着くんじゃないか?」 ハ「それがね古泉君も同じの着てるみたいなのよ」 キ「同じのって古泉がセーラー服をか? 確かに元は水兵の衣装だから男も着てたが……」 ハ「馬鹿ねぇそっちじゃなくて男子の制服よ、古泉君があわてて隠してたけどあれは北高の男子制服だったわ」 キ「えっ?じゃぁ二人で高校の制服を……」 ハ「いわゆるコスプレってやつね」 キ「……」 ハ「ねぇ...
  • セカンド・キス エピローグ
    エピローグ 一ヶ月たった。 その後のことをお話しよう。 閉鎖空間の発生は収まり、ハルヒによって世界が創り変えられる可能性は消えた。 といのは古泉と長門の話だ。 「あなたのプロポーズがよっぽど嬉しかったんでしょうねえ。」 と、一ヶ月たった今でも古泉は俺のことをからかう。 長門に報告すると、まるで始めから全てを知っていたかのように 「そう。」 と一言呟いただけだった。 朝比奈さんに関しては、まだ本当のことを話してはいない。いつか話そうと思う。  冬休みはなんてこともないいつも通りの冬休みだった。 去年と同じくSOS団で遊びほうけてたのみである。  鶴屋さん家のスキー場に足を運んだり、今年は初詣にも行ったな。おみくじも引いた。 俺は中吉と無難なところだったのだが、あろうことが他の4名がそろいもそろって大吉であり、 俺はビリということでハルヒから奢りを命じられた。新年早々ついてい...
  • バカップル日記―いじわるキョン×みくる―
     非常に幸せな時間とは、このような時間のことを指すのだろう。  もうね、たまりません。財布の中身が減っても、この笑顔が見れるならゼロにしたって構わないね。 「何を笑ってるんですかぁ? あー、またいやらしいこと考えてたんでしょ? ダメだよぅ、今日はお買物だけです!」  そんな、ほっぺたにクリームを付けた状態で怒られてもな。  今日は、朝比奈さんとのデートだ。任務や探索で二人きりとかじゃないぞ。  正真正銘、付き合ってる二人のデートだ。どうだ、羨ましいだろう。  そして、俺は待ち合わせに遅れてパフェを奢ることになったのさ。……もちろん確信犯だ。  なんたって、パフェの一つでこの幸せそうな笑顔が見れるんだぞ? 安いもんじゃないか。 「ん~、やっぱりおいしいです! そ、そんなに見てもあげないですよ、遅れてきたキョンくんが悪いんですから!」  最近は少し打ち解けてきたけど、やはり俺はこの丁寧語をどう...
  • バカップル日記―いじわるキョン×鶴屋さん―
    「いっやー! めがっさ待たせちゃったみたいだねっ、ごめんっさ!」  待ち合わせ時間の30分後か。ようやく鶴屋さんは現れた。 「遅すぎです……」 「ほんとごめんねっ! ……あれれ? 本気で怒っちゃったかな?」  今の俺の顔は相当、不機嫌顔になっているだろうな。ここは一つ、面白そうだから怒ったフリをしておくか。 「当たり前です。今日のデートはやめにしましょう」  さぁ、どう出るかな。もちろんデートを中止にするつもりなど毛頭ない。 「ごめんなさい……」  なんと! 真面目に謝る時はしゃべり方が普通だ。これは新鮮だな。 「……なんてねっ! キョンくんも怒ってないのが丸分かりさっ。お姉さんを騙すならもっと演技の練習をするにょろよっ!」  ……やられた、一枚も二枚も向こうが上手か。  そういうことなら……今日のデートの中で絶対に一泡吹かせてやる。  驚いた顔か、やられたって顔を見たら俺の勝ちだ、いいな...
  • 涼宮ハルヒの交流 エピローグ
    「キョンくーん、ハルにゃんが来てるよー」  日曜日の朝っぱらから妹に叩き起こされる。いい天気みたいだな。  いてっ、痛い痛い、わかった。起きるから。いてっ、起きるって。    慌てて準備をして下に降りると、ハルヒはリビングでくつろいでいた。 「あんた、何で寝てんのよ」 「用事がなかったら日曜日なんだから、そりゃ普通寝てるだろ」 「普通は起きてるわ。こんないい天気なのに。あんたが変なのよ」  たとえ俺が変だったとしても、こいつだけには絶対変とか言われたくねぇ。 「で、今日はどうしたんだ。お前が来るなんて聞いてないぞ」 「んー、今日はなんかキョンが用事あるらしくって、暇だから遊びに来たのよ」  今のを聞いて何をわけのわからないことを、と思った人間は間違いなく正常だ。なら俺は何だ?変人か?  そうだな、わかりやすく説明すると、この涼宮ハルヒは異世界からやってきた涼宮ハルヒなのだ。        ...
  • ヤンデレーズ
    早朝。肌寒くなってきた今日この頃。俺は朝比奈さんと手を繋いで北校に続く長いハイキングコースを歩いていた。 何故かって?そんなもん二人は恋人同士だからに決まってんだるぉ!!(←巻き舌)もはや俺達は家族公認のバカップル、毎朝毎晩しっぽりずっぽりよろしくやってんだよぉ!! 「今日だって一発かましてきあとだぜぇ!」 「いひぃっ!TITITIちくしょー!お幸せに~」 はんっ!見ろよみくる。谷口がまるでゴミのようだ!w 「も、もうキョンくんのバカ!………そんな恥ずかしいこと大声で言わないでください///」 「なら今度から小声で言いますね」 「小声でもダメでしゅ!」 ああ…心が洗われる…彼女の仕草の一つ一つがまさに俺の心(キョンの心の半分は下半身で出来てます)を直撃ですよ?ちなみになんで恋人相手に敬語なの?なんて細かいことは気にするな。 さて、俺の心(テドドン含有率87%)が教師ビンビン物語を始め...
  • 朝倉と岡部の憂鬱
    朝倉「はぁぁ・・・」 岡部「どうした、うんこでも漏れたのか?」 朝倉「!?・・・いいえ」 岡部「やけにメランコリックだな」 朝倉「たまにはそういう事もあるんだっぜ」 キョン「うぃ」 朝倉「あ、キョン君」 キョン「国保料も馬鹿にならないな・・・」 岡部「お前はまだ学割だろう?」 キョン「そうも言っていられない。」 朝倉「なーにー?なんかあったの?」 キョン「つまらん将来設計だ。」 谷口「WAWAWA忘れ物~」 阪中「きょえ――――――!!!」 キョン「来たなバカップル!」 朝倉「本当の意味でバカよね」 ハルヒ「あ~・・・保険料もバカにならないわ」 キョン「それ、さっき俺が言ったから」 岡部「こちらもある意味バカップルだな」 ハルヒ「放課後の教室でたまってる私達全員がバカよ!!」 阪中「それをいっちゃあおしまいなのね」 朝倉「・・・バカばっか」 全員「お前が言うな」 急進派「朝倉涼子がバカな...
  • 北高生人気投票
    「北高新聞号外です、宜しくお願いします。」 毎朝おなじみのハイキングコースを踏破してやっとこさ校門にたどり着くとそこにはビラらしきもの配っている連中がいた。彼らの腕には新聞部と書かれた腕章を装備されている。 腕章といえば某団長さまの標準装備であり、某団長とビラと校門といえば朝比奈さんのトラウマとなった例のバニーでビラ配りなわけだが……。 新聞部の面々は普通に制服だった、ちょっとつまらない、まぁもっとも北高生でバニーが似合うなんてのは数えるほどしか居ないわけだし……。 などとどうでもいいことを考えながら歩いていたら、新聞部の女子と目があった。 「こちらが号外です。あっ、おめでとうございます。」 一体なにがおめでとうなんだろうな、おっとコレが号外だな、なになに… 『緊急速報! 北高生人気投票結果発表!』 ……学食後援、北高新聞部主催で行われた人気投票の結果が発表されました。 結果は下馬評...
  • 題名付き・普通短編2
    ある晴れた休日(キョン&古泉) 「LOVE」 お客様は宇宙人 ドライブ セリフ九割で展開してみた~こいずみくんはガチじゃない~ エンドレス・エラー 蝉しぐれ Kへの挽歌 カミングアウト・パニック スマイル 台風の溜息 涼宮ハルヒの創世秘話 一万年と二千年前から キョンの評価 普通?の高校生の会話 長門さんはロッテに興味を持ったようです。 コーヒーシリーズ 機関の事情 酒乱女 前兆 キョンの子育て奮闘記 彼は団の緩衝材 『ビール×月見酒×オールスター球技大会ポロリもあるよ』(喜緑さん×生徒会長) 生徒会長の不良3人の倒し方 古泉一樹の苦笑 燃えろ!球技大会! やや黒古泉 切ない同窓会 白雪姫の真相 彼岸花……その花言葉は…… ちょっとみくる救済保守 ある曇った日のこと 無限輪舞 マッガーレで保守 古泉一樹のピロートーク もしくは、長門有希と古泉一樹の作戦会議 早すぎるリハーサル。 恋ってな...
  • バカップル日記―いじわるキョン×有希―
    「悪い! 待ったか?」  俺達のデートは毎回、この言葉から始まる。俺はいつも長門を待たせて遅刻するのさ。  気持ちはわかるだろ? わからないか? なら教えてやろう。 「……いい」  こうやってな、少しふてくされたような表情をするだろ。俺にしかわからないくらいだけどな。 「ほんとに反省してるからな。だから、今日はまず図書館に連れて行ってやる」 「ほんと? ……うれしい」  そして、次はよろこんだ表情を見せただろ? また、俺にしかわからないくらい小さな変化だけどな。  こんな小さな表情の変化をたくさん見たいから、わざと遅刻したりするのさ。わかったか?  いつも、俺は長門の少し前を歩くんだ。それも早足でな。そうするとこいつは俺の袖を摘んでくる。  小さな手で、弱っちい力でな。でもこんな関係がうれしいんだよ。  普段は無表情で何を考えているかもわからないような宇宙人が、俺と一緒に居たいと思ってつい...
  • バカップル日記―いじわるキョン×ハルヒ―
     付き合って3ヶ月目の俺とハルヒ。今日は日曜日。  昨日は探索をこなし、今日はデートの予定だ。天気は快晴、気候もよし。 「なのに、なんでお前の部屋で二人で寝てんだろうな」 「知らないわよ、そんなの。あ~、良い天気ね」 「ハルハル~、外にデートに行こうぜ~」 「行かない、疲れてるもん。それとキョン、その呼び方やめなさいって何度言ったかしら?」  自分だって、俺を名前で呼ばないじゃないか。とは言えない。  だから、俺は何度でもそう呼ぶことで反抗するのさ。 「ハルハル~。昼飯も食べないといけないだろ~?」  やはり、ポカポカ陽気のせいか話し方までダラダラしてしまう。 「後であたしが作ってあげるわよ。……今度『ハルハル』って言ったら別れるわよ」 「そんなこと言うなよ、ハルハル~」 「あ、もう怒った。二度と口きかないんだから」  ハルヒは俺に背を向けるように寝返りをうった。……本気で怒ったか?  し...
  • 私の選んだ人 エピローグ
    私の選んだ人 エピローグ 「偽りの言葉」 「これであたしの勝ちっ!キョン、罰ゲーム、分かってるわね!?」 「ああ、帰りに人数分のアイスだろ?わかったよ」 涼宮さんの「ハサミ」の形からそのままVサインに意味的な変化を遂げた手の形を諦めの目で眺めつつ、手の平を返し肩を竦めながら嫌そうにそう仰る彼をちょっと透視してみても、「やれやれ」としか書かれておりません。ですが彼は自分自身も騙し遂せますからね。1度フィルターの解除方法を森さんに教わった方が良いのかもしれません。 まぁ彼の場合は、瞳孔の伸縮が視認できる至近距離で透視すればフィルターを無視して本音を読み取れるのですが、彼に嫌がられるのであまり多用はできません。 それにしても、涼宮さんも「罰ゲーム」などと仰らず、直接…………あ。 罰ゲーム!? そ、そういえば、あの日の森さんの罰ゲームがまだ2つも残っていた……。しまった。要らない事を思...
  • 長門有希無題5 エピローグ古泉編
    あの怪我以来、俺はなぜか女と接する事が怖くなった   そりゃ俺だって男だから彼女も作りたいし、デートもしたい だけど、何かはわからないが女と関わろうとすると誰かの事が脳裏をかすめていた   ~~1年後~~   俺と古泉はお互いのモノを舐め合っていた 「うぉ!古泉、それはっ!」 「ふふふ、ボクにはキョンたんの弱い所はお見通しです!」   そう俺は女を愛せなくなった だから男に走った。というか消沈してる俺に男の良さを古泉が教えてくれた   今日も熱く激しい夜になりそうだ   エピローグ(古泉編)終わり
  • しっと団の逆襲 ~バレンタインを踏み倒せ!~
    こんばんは。朝比奈みくるです。 あの戦いから約50日が過ぎました…… 私達は「しっと団」として戦いました。残念ながら敗れましたが…… 結局あのバカップル×2のいちゃいちゃは止まらず、嫉妬に燃える日々をすごしています。 あんちくしょうめ……あんちくしょうめ……!!   失礼しました。そんなこんなで今は2月の13日。 明日にあるイベント……ご存知ですね? そのイベントに先立ち、久しぶりに「しっと団」のメンバーを召集したのです。 そう、朝比奈みくるではなく、『トゥモロー』として……!   「お久しぶりです、みなさん。よく来てくださいました。」   みなさんちゃんと来てくれました。やはり「しっと」で繋がれた絆は深いんですね。   「当然!朝比……もとい、『トゥモロー』の頼みならば、いつでも駆けつけます!」   この人は谷口君。通称、『ジャッカル』。カッコイイコードネームのくせに瞬殺された雑魚っぽい...
  • 涼宮ハルヒの経営I エピローグ
      エピローグ       あれから二ヶ月が過ぎた。ハカセくんは無事大学に合格し、実験を再開している。進捗状況はあまり目を見張るほどのものではなさそうだが、一歩ずつ時間平面について勉強しているようだ。あれこれ苦労しているハカセくんを長門と朝比奈さんが温かく見守っている。ハルヒの目が温かすぎてプレッシャーにならないようにいろいろと配慮はしているのだが。 「そういえばキョン、メモリカードどこにやったの?」 「あのメモリカード壊れてるぞ。今のパソコンだとちゃんと読めない規格だったらしい」 「むー」 ハルヒは口を尖らせて、どうしてもあの続きを見たい風だった。 「続きはそのうち分かるだろ、少なくともお前自身なんだから」 「そうね。未来のあたしが満足してるなら、それでいいわ」 なんとかあきらめてくれたようだ。ワームホールも無事閉鎖したし、しばらくはおとなしくしてくれると助かる。すくなくとも次の「ひ...
  • 長編・キョン3
    スリーウィーク 鈍感な二人と、その幸せを願う人達の話 白銀の残雪 夏色 メタ・ラブコメディ ROLE PLAY あなたを守りたい(BadEnd) バカップル日記 夏風のコンチェルト タイムリミット some day in the rain another story 明日晴れかな 女の子 移りかわる時間、いつかの記憶 mirror 涼宮ハルヒのロバ ヒーロー クラスメイト キョンの選択(Bad End注意) ポニーテールの秘密 エイリアンズ 未完? カエル男 ホワイトデー前後の物語 人生最悪の三日間 バミューダの外側 結末は空港で 人生最悪の四日間 一年前からの気持ち 夢のような世界? パンフレット ウソがホントになる世界で 遊園地に行こう! 二年前のValentine(佐々キョン) 冗談まみれの勉強会 涼宮ハルヒの放課 涼宮ハルヒのひなた荘 開花予想(旧題:桜) 動物園に行こう! デート...
  • 涼宮ハルヒの交流 エピローグおまけ
     ―同日、同時刻―    どうも、みなさん。古泉一樹です。  僕は今、自分の家でくつろいでいるところです。  日曜日の朝、天気もいいですし、今日は楽しい一日になりそうだ。  これからの時間を思うと胸が高鳴ってきます。  ピンポーン!  おや、少し早いようですが、どうやら来たようですね。       『涼宮ハルヒの交流』 ―エピローグおまけ 古泉一樹の場合―       「ちょっと早かったね。おはよう、みーちゃん(※朝比奈みくるのこと)」 「あなたに早く会いたかったの。おはよう、いっちゃん(※古泉一樹のこと)」 「嬉しいよ。とりあえず上がって」 「はぁい、お邪魔しまぁす」  とりあえず家に入ったみーちゃんと、テレビの前のソファーに腰掛ける。 「今日いい天気で良かったね。家にずっといるのはもったいないかも」 「そうだね。じゃあ朝はのんびりして、昼くらいから出かけよっか?」 「うん。私もそれでい...
  • CALLED(kyon side)
    *「半年と4日目の憂鬱」の前日の話です。 +++ 「お邪魔しまーす。」 「あぁ。」 「あれ? 妹ちゃんは?」 「友達の家に遊びに行ってる。…で、だ。親も今日は出かけてる…んだが。」 「ふーん。そう。」  なんだそのどーでもよさそうな返事は。  頬をほんのりピンク色に染めて俯きつつ「そ、そう…なんだ。」とか言えよ。  …いや、やっぱいい。そんなことされちまったらこの場で何かしでかしてしまいそうだ。  このくそ寒いのにミニスカートにショート丈のコートを羽織ったハルヒは、ずんずんと階段を上がっていく。うわっなんだそのスカート! 短けぇっ。今にも見えそうだ。  …いや、見てねぇぞ。俺は見てない。ナニモミテナイ。本当だ。  階段を昇りきったハルヒが、階段下で立ち止まったままの俺に叫ぶ。 「なにやってんのよ。早く来なさい!」 「あ、あぁ…」  ハルヒから紺のショート丈のピーコートと黄色いマフラ...
  • 森園生の電子手紙 エピローグ
    森園生の電子手紙 エピローグ1 side国木田 森園生の誕生日   「ねえ…新川さんは何が良いと思いますか?」   ザッと事務所の清掃を終えた僕は、残って書類整理をする新川さんに尋ねてみる。 「そうですなぁ…森はあの様に見えて可愛い物が好きなようですからな。」   何故僕が事務所の掃除をしていたかと言うと、最近ここでアルバイトを始めたからだ。 森さんや新川さん、古泉君が使う、この「機関北口支部」という所の事務所の清掃が僕の仕事となっている。 因みに紹介は森さん。別の仕事が終わってから、ここの掃除をするのは疲れるらしい。 「可愛い物ですか?」 「そうですな…可愛いものに限らずとも、貴方からの贈り物なら森は何でも喜ぶでしょうな。」 「それじゃあ身も蓋も無いですよ…。」 「まぁ今日含め、後3日あります。ゆくっり悩むのもよろしいでしょう。」   収穫なし。新川さんに聞いてもしょうがないか…仕方ない...
  • バカップル日記―いじわるキョン×森さん―
    「ごめんなさい、キョンさん。少し仕事があって……」 「わかってますよ。森さんも大変ですね、あの厄介なうちの団長のせいで」  一週間に一、二回の幸せな日。土日が俺の最高の楽しみである。森さんに会えるこの日だけがな。  この、幼いように見える顔を見る度に俺はうれしくなるのさ。  平日は仕事と学校で会えないから毎日メール、たまには電話だ。そして週末はどちらかの家に泊まる。  とは言え、まだやらしい関係にはなっていない。泊まると言っても話をしたりするだけだしな。やってもキスまでだ。 「行きませんか? とりあえず……ご飯でも食べましょう?」 「あ、そうですね。今日は俺が奢りますよ」 「いいんですか? 実は欲しい物があったから助かります」  森さんは照れくさそうに笑いながら頭をかいた。……こういう表情を見るといじめたくなるのが俺の性格だ。 「500円毎にキス一回ですよ?」  ふふふ、真っ赤になるがいい...
  • 長門有希無題5 エピローグ長門編
    怪我も治り俺はいつものように学校に通いだした ただ一つ違うのは俺がSOS団の部室に行かなくなった事だ   俺は何か満たされない気持ちで毎日を過ごしていた   ある日机を整理していると見慣れない本が出てきた ハードカバーの小説みたいだが、俺には見覚えはなかった ただその本を見た時、胸がチクリと痛んだ   何か気になった俺はその本を読みだしたしばらく読み進めるとしおりが挟まっていた そこに書いてある文を読んで俺は家を飛び出した 「くそっ!なんて俺は物忘れが酷いんだ!」 もうずいぶん前の、それも果たした約束の場所へ俺は急いだ   「はぁはぁはぁ……き、今日ではぁはぁ…良かったのか」   少女はコクリと頷く 「もしかして……ずっと待ってたのか 」   少女はまたコクリと頷いた   「お前の家行こうか。説明しなきゃならない事……あるんだろ?」   彼女の手を強く握...
  • あるカップルの優劣
    「あ~あ~!わかったよ!俺が行ってくるよ!まったくお前はいつでも勝手だな!」 俺はそう言うと自分の部屋を出た。 俺はハルヒと付き合っている。だが、ケンカばかりだ。 今も飲み物をどっちが買いに行くかという些細な事でケンカになった。 実際、かなり怒ったが……ほんとは、ケンカなんてしたくない。いつもハルヒと触れ合って、優しく笑い合いたいだけなのに素直になれないんだよな。 「……いけね、財布忘れちまった」 俺は溜息と同時に呟いた。 また、ハルヒにどやされるな。今回は『あんたはいつも抜けてんのよ!マヌケ!』かな。 俺はゆっくりと一歩ずつ階段を登った。 ドアの前、防音のなってない扉の向こうからちょっとした泣き声が聞こえてきた。 「ぐすっ……、なんで……上手くいかないんだろうね、シャミセン」 ハルヒはシャミセンに向かって話しかけているようだ。 しばらくの間、ドアの外で様子を窺うことにした。   「あたし...
  • しっと団の野望 ~エピソード1~
    ※恋愛相談と時間軸がリンクしています みなさん、こんばんは。朝比奈みくるです。 今日もSOS団のマスコットとして活動しています!毎日が楽しいですよぉ。 なんでって?SOS団には、かっこいい男子が二人もいるからです!   一人目はキョン君。涼宮さんに連れてこられた平凡な男子高校生です。 でも彼の見せる優しさに、私はもうメロメロです。 残念ながら彼は涼宮さんとほぼ相思相愛と言っていい状態にあり、もう付き合うのも時間の問題。 でも彼はよく私(特に胸)に視線を向けてくれます。まだ望みはあるんです!   もう一人は古泉君。キョン君とは違ったベクトルのカッコ良さです。 はっきり言えば、完全に狙い目です!長門さんはキョン君しか目に入っていません。 つまりフリーなワケです。 うふふふ、バラ色の恋愛生活ももう少しですよ! え?この時代の人と付き合えない?そんなのは【禁則事項】を【禁則事項】しちゃえばいいん...
  • セカンド・キス プロローグ
    プロローグ 運命の赤い糸、なんてもんは、所詮少女漫画か月9ドラマあるいは恋愛映画の中の話だ。 俺は高校生活において、登校中に食パンを口にぶら下げた美少女と曲がり角で正面衝突したり、 幼稚園の頃に結婚を約束したままどこかへ引っ越してしまった幼馴染のこれまた美少女が突然転校してきたり、 または電車で酔っ払いに絡まれているやっぱり美少女を助けてそこからウンヌンしてみたり・・・ なんていう、思わず「それなんてエロゲ?」と突っ込みたくなるようなベタベタなシチュエーションから始まる運命的な恋なんてものは、はなから期待しちゃいなかった。 ドラマみたいな恋がしたい!などという声をクラスメートの女子からよく聞くが、俺は声を大にして言いたい。 ドラマみたいな恋?はあ?お前ら、現実を見ろ!   言っておくがこれはひがみではない。 俺はなにも恋愛自体を否定するわけじゃない。 俺だって健全な男子学生だしな。 彼...
  • 朝倉涼子の再誕 エピローグ
    エピローグ  後で聞いた話になる。・・・前にも使ったな、このフレーズ。 「あの時、涼子は確かに周防九曜とともに情報連結を凍結された」  いつもならばこの手の役割は古泉が喜んで請け負うのだが、今回の解説役は長門だ。  餅は餅屋、というやつである。 「しかし、わたしはあなたと別れた後教室に戻り、涼子を周防九曜とともに情報統合思念体のもとへ転送した」  そういえば、あの時長門は氷像と化した朝倉をどうにもしなかったな。  最低限どこかに運ばなければ翌朝にでも大変な騒ぎになるというのに、あの時はそんなことにも気付かなかった。 「その後、統合思念体は凍結状態のまま涼子たちを引き剥がし、周防九曜のみを情報連結解除した」  そんなこともできるなんて、長門の親玉は相変わらず凄すぎるな。  しかし、どうせナントカ解除をするんだったら、どうしてあの場でそれをしなかったんだ? 「涼子が巻き添えを食らって消滅...
  • 台風一過のハレの日に:エピローグ
    『台風一過のハレの日に』     ○ エピローグ   「なによ、また台風? バカにするんじゃないわよ!」 団長席でハルヒが怒っている。この分だと、閉鎖空間が発生するかもしれないな。そう言うわけでなんとかフォローしようとする古泉は必死のようだった。 「まぁまぁ、涼宮さん、そうおっしゃらずに……」 「だって、ついこの間もきたところじゃない、台風!」 あの時は、お前喜んでたじゃないかよ、と言いたくなるのを俺はぐっとこらえた。 今度の台風は、明日の土曜日の午前中に最接近するらしい。その明日は久々の不思議探索を予定いていただけに、ハルヒも納得できないようだ。 「あーあ、つまんないなぁ。やっぱ、こういう時は宇宙人よね」 ハルヒの言葉を聞いた長門は、いつもの丸テーブルのところから顔を上げることなく、少しだけ上目遣いで俺の方を見ていた。 「一度でいいから、雨と一緒に降ってこないかなぁ、宇宙人……」 そう言...
  • Love Memory エピローグ
      エピローグ   ▼▼▼▼▼   記憶が戻った俺は、それからハルヒと付き合うようになった。もちろん他の奴らには内緒さ。 …まぁバレてるかもしれないが、どっちでもいいだろ?そんなことはさ。   記憶が戻ってから初めて部室に行った日。朝比奈さんが大号泣で俺にしがみついてき(てくれ)た。   「ふわぁぁぁん、キョンくぅぅんー!よかった、よかったですぅ~…うううぅ…」 「そんなに泣かないでください、朝比奈さん。」   俺の制服の一部が既にビショ濡れですよ。   「えぐっ…えっえぐっ…」 「まぁ無理もないでしょう。僕も…すごく嬉しいですよ。あなたと二人の状況だったのなら、僕も朝比奈さんのようにしていたかもしれません。」   それは危なかった。こいつが抱きついてくることなど、想像しただけで血の気が引いてくる。   「ひどいです…僕だってその気になればっ…うっ…うっ…」 「お、おい古泉、本気にするなよ...
  • 古泉一樹のピロートーク もしくは、長門有希と古泉一樹の作戦会議
    ふん・・・もっふ! もっふもっふ ・・・ ・・ ・ ---------------------------------------------------- 古「涼宮さんもね、もう少し素直になればいいんですよね。」 長「…」 古「彼のことが気になって仕方ないのはもう誰でもわかるほどなんですが、彼がいるといないであまりに態度も行動力も違いすぎますしね。」 長「…そう。」 古「彼本人に対してはいうまでもなく、朝比奈さんや長門さん、あなたに対しての態度も彼がいるかいないかでかなり違うでしょう?」 長「…だいぶ。涼宮ハルヒは私と2人だけのときは有機生命体でいう母親のように接してくる。朝比奈みくるに対しては姉に接する妹のように接していると思われる。3人のときはそう接しているから。」 古「でしょう?」 長「彼が見てる前では敵扱い。朝比奈みくるの場合は特にあの胸に敵意を燃やしている。その点だけは私も同...
  • 涼宮ハルヒの奮闘 ~しっと団の野望~ 第1話
    SOS団結成から一年半が経過し、冬の到来を予感させる11月のある日に、 紆余曲折を経て、ようやく俺はハルヒと付き合いだした。 それからの1ヶ月間は、はっきりいって天国だったね。 二人きりだと甘えてくるハルヒのかわいさったら無いぜ? 最初はどうなることかと思ったが、こんなにも楽しいもんなんだな、恋愛ってヤツは。 そして12月下旬となった今、俺達二人は公園のベンチで肩を寄せ合って座っている。   「ねえねえ、もうすぐアレじゃない?」 「アレってなんだよ。」 「クリスマスに決まってるじゃない!」 「ああ、もうそんな季節か……楽しみだな。」 「でしょ!?あのね、行くところはもう決めてあるの!」   そう言うとハルヒは、一枚のチラシを取り出した。   「なになに?『セントラルタワー、クリスマスの日は恋人達だけの夢の楽園に!』……なんじゃこりゃ。」   セントラルタワー。二つほど隣の駅にある人気スポッ...
  • 一足遅いクリスマス
     とあるビルの一室。  「機関」総帥は、速報版の報告書を読んでいた。  内容は、ここ数日の間に行なわれた朝比奈みくるの組織による時間工作活動に関するものだった。  12月24日から26日にかけて行なわれたその工作はかなり派手なもので、「機関」の内外が豪快にかき回された。  朝比奈みくるは、自ら工作活動をこなしつつ、囮役も果たし、さらに部下たちの指揮統制もとるという超人的な活躍ぶりを今回も示してくれた。  「機関」の対応は後手に回っている。主導権を相手に握られている以上、それはやむをえないのだが、全く気に入らない。  後で関係部署の責任者を呼びつけて、今後の対応策について検討しなければならないだろう。  呼びつけられる方は災難だ。この総帥に睨まれれば、誰もが震え上がる。  例外は、この部屋のテーブルに碁盤を広げ詰め碁に興じている彼女の夫ぐらいであった。   「で、今回の工作活動の意図・目的に...
  • 遠距離恋愛 第二十七章 エピローグ
    第二十七章 エピローグ   一般的な日本の常識で花見と言えば、3月中旬から4月中旬にかけてのイベントであることに何の疑問の持たなかった数年前の俺を誰が責められよう。確かに今は4月ではあるのだが、既に日本全国の誰もが待ちわびていた大型連休に突入しており、今日はその2日目だ。桜の花びらが舞い散る中、俺は「新入生歓迎!」とでかでかと書かれた横断幕の花見の席の中にいた。 既に宴が始まって3時間。宴の一部はもう大変な事になっている。 大声で談笑しながら新一年生達のコップに酒を注ぎまくる2年3年の男子学生達。女性が少ない学部だからか女子新入生の周りを、学年を問わず男子学生が取り巻いていた。逆に、その数少ない2年3年の女子学生達は品定めをするように男子新入生を遠巻きに眺めながら、そっちはそっちで盛り上がっていた。   俺はそんな光景を眺めながら喧噪からちょっと離れた場所に座り、ウーロン茶を飲んでいた...
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