涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「プリン作戦」で検索した結果

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  • 題名付き・普通短編
    ... 赤服親父捕獲戦線 プリン作戦 カッコイイキョン君 くじびき妙バランス 未だ来ない日の一頁 鬼編集長の期待 妄想が…妄想が…蔓延る! 暮れの演奏会 古泉一樹の戯言 半年と4日目の憂鬱 CALLED(kyon side) CALLED(haruhi side) 涼宮ハルヒの疑問 朝比奈みくるの帰還 ホワイトデーの計画 猫又 そんなある休日の二人 旧友の往診 お袋の陰謀 キョン恋愛裁判 『オレとおまえと聖夜』 いたって普通の学校風景 恋愛感情は精神的な病の一種 キョンとハルヒの残したもの 誰かの結婚式の日の二人 涼宮ハルヒの用事 朝比奈みくるの憂鬱 日曜日の陽射しの下で ずっと一緒 トラブルメーカー 猫になったキョン 長門有希の手料理 雷、雷鳴、部室にて。 許されざるもの 生徒会室で…   クラブ予算分配会議の真相 未来への坂道 涼宮ハルヒの清涼 長門有希のSF用語講座 長門有希の願望...
  • 胸焼けプリン
     プリンというものを知っているだろうか? 「牛乳と砂糖を適量混ぜた卵液をカラメルソースとともに…「説明ありがとう、長門」 そのプリンのおいしさは世界レベルで周知の事実であり、俺も嫌いな方ではない。 ないのだが……量には限度ってものがあるだろう? ハルヒよ。 「つべこべ言ってないで早く食べなさい。」 そういいながらハルヒは俺を睨みつけながらかれこれ1時間も席を立たない。 いや、そうされてると非常に食べづらいのだが。量は別として。 いつもはボードゲーム競技場と化している机に、ポケットオセロすら置けないくらいのプリンの海が広がっている。 「あんたがさっさと当てればいいだけの話よ。ったく団長をこれだけ待たせるなんて死刑ね死刑。」」 そう 俺はこのプ大量のプリンの中からたった一つ、ハルヒの作ったものを当てなければいけないらしい。ちなみに当てる事ができなければ 「大死刑よ!!」らしい。 今日...
  • プリンとケーキ
    ハルヒ「ちょとキョン!あんた私のプリン食べたでしょ!」 キョン「・・・冷蔵庫に入っていたやつのことか?」 ハルヒ「そうよ!駅前のケーキ屋のマークが入ってたヤツ!」 キョン「ああ、さっき食ったな」 まさかあれがハルヒのプリンだったとは・・・なんともついていない。 ハルヒ「なんてことすんのよ!私があのプリンをどれだけ楽しみにして    たかわかる?あれ買うために朝から30分も並んだんだから!」 キョン「そうなのか。しかしプッチンプリンと大差なかったぞ」 ああ、つい余計なことを言ってしまった。俺のバカ! ハルヒ「それはあんたの舌がいかれてんのよ!あのとろけるようななめらかさ!    そしてカラメルの絶妙な甘さ!あの味がそんじょそこらのコンビニプリンに真似できるわけないでしょ!?    ああああああああ!そんなこと言ってたらますます食べたくなってきちゃったじゃない!    どうしてくれんの...
  • プリンのスレタイ
       以前ここにあった目次は移動しました  お題+他 目次   文字サイズ小でうまく表示されると思います    「プリンスレのスレタイをテーマに1レスSS」   ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」  俺がリビングに置かれたPCで何気なく映画情報を調べていた時、その声は聞こえてきた。  振り向いて見れば、冷蔵庫の扉を開けたままハルヒはこっちを見て睨んでいる。そうか、このプリンは俺が夕飯の買い物 ついでに買ってきた物なのだが、いつの間にかハルヒの物になっていたんだな。ポルナレフもびっくりだ。  まだ食べ終わってない。それと、冷蔵庫は早く閉めた方がいい。 「あ~もう半分以上ないじゃない?」  駆け寄ってきたハルヒは俺の手にある容器を見て本気で悲しそうな顔をしている、そんなにプリンが好きだったのか。  俺は使っていたスプーンでハルヒの口なら入るであろう分量をすくうと、その...
  • 甘いプリンの秘密 第1話
    とある放課後の部室での事だ。 俺とハルヒは、一緒に部室に入り、他の団員が来るのを待っていた。 ハルヒはパソコンにかじりついてるし、 俺はやることがないので、ただ机に突っ伏して寝ていた。   と、そんな時のことだ。   ハルヒは腰掛けていた椅子から立ち上がり、 なぜか部室にある冷蔵庫に手を伸ばし、冷蔵庫を開けた。 「今日はあんたのためにあたし自ら手作りプリンを作ってあげたわ! 大きいプリンと中ぐらいのプリンと小さいプリンのどれが食べたい?」 ハルヒは唐突に言い出した。 ハルヒのことだ、おそらくは大きいプリンはバケツプリン、 小さいプリンは喫茶店のミルク入れで作ったような小さいヤツに違いない。 悪いが、俺はそんなその手には乗らんぞ。 「大きいのは身に余る、小さいのはモノ足りそうにないからな。俺は中くらいのがいいな」 俺がそう言うと、ハルヒは冷蔵庫から大きめの皿を取り出し、俺の目の前に置いた。 ...
  • 甘いプリンの秘密
    甘いプリンの秘密 第1話 甘いプリンの秘密 第2話
  • 甘いプリンの秘密 第2話
    放課後の部室でのことだ。   俺が部室に行くと、そこには置物のように鎮座して読書する長門の姿があった。 「あれ、他には来てないのか?」 そう聞くと長門は、黒光りする瞳をこちらに向け、 僅かに首を縦に動かしただけだった。 「そ、そうか…」   正直に言おう。 俺はこの雰囲気があまり好きではない。 そりゃあ確かに、長門は役に立つし、何回も助けてもらった。 だが、やはりこの無口な有機アンドロイドと 2人きりになるというのは、慣れないものだ。   と、その時のことである。   読んでいた本をパタンと閉じた長門は、 椅子から立ち上がり、冷蔵庫の前に立った。 そして、冷蔵庫の扉をパタンと開け、 中から大きな皿を取り出し、俺の目の前に出した。   「…食べて」 「これは?」 「…プリンと呼ばれる食べ物。涼宮ハルヒによって強制的に作らされた」 「そ、そうなのか…」 あの野郎 ハルヒ 、長門にもこんなことを...
  • ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?保守
    ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」 キョン「食ってない」 ハルヒ「うそ」 キョン「何を根拠に」 ハルヒ「部室にはあんたとあたしだけしかいないんだから犯人はあんた意外に考えられないじゃない」 キョン「そんなこと言われても本当に食ってないんだから食ってないとしか答えられん」 ハルヒ「むっ…。じゃあ、あんたが犯人じゃないっていう証拠を示しなさいよ」 キョン(こういう場合普通はお前が俺が犯人である証拠を示すものじゃないのか?) キョン「…しょーがないな」スッ ハルヒ「…んっ」   ハルヒ「……ぷはっ」 キョン「プリンの味しなかったろ?」 ハルヒ「…………うん」 キョン「これで俺が犯人じゃないってわかってくれたよな?」 ハルヒ「…………うん」 キョン「やれやれ」 キョン(しかし一体誰がプリンを食ったんだ?)   ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」 キョン(...
  • あだ名、プリン、嫁。
    「なぁハルハル」 「ちょっ、その呼び方やめてっていってるでしょっ!」 「いいじゃないか。団員と団長の親睦を深めるためにも」 これを言えばハルヒも大人しくなるからな。苦労が減るのは良い事だ。 「そんなに呼びたいの?なら、あたしだけじゃなく団員全員あだ名で呼びましょう」 なに、そう来たか。まぁいい俺はすでにあだ名で呼ばれているし。 「そうね~みくるちゃんは…みくるんでどう?」 「みくるんですか?いいですよ」 結構乗り気ですね。朝比奈さん… 「有希は…」 「…ゆきりんを所望する」 「そう。ならゆきりんね。古泉君はどうしようかしら」 「僕はいっちゃんと呼んでいただければ」 「わかった。いっちゃんね」お前らなんでそんなノリノリなんだ? 「ん~キョンはどうしようかしら?」 「俺は既にあだ名で呼ばれてるじゃないか」 「それじゃあツマんないでしょうが」 ツマるもツマらんも関係ないと思うが。 「よしっあんた...
  • あま~い短編9
    ハルヒ「キョン! プリン作ったの食べて!」 キョン「あのさ、俺プリン嫌いなの知ってるよな?     なんでお前の手作りプリンを毎日食わなきゃいけないんだ?」 ハルヒ「あたしがプリン大好きだから。あんたも好きにならなきゃ駄目なの!」 キョン「なんで?」 ハルヒ「だって、あたしたち結婚するんだから。毎日美味しいプリン食べたいじゃない」 キョン「……おいおい、勘弁してくれ。誰が誰と結婚するって? 冗談は程ほどに――」 ハルヒ「いいから黙って食え!! ほれ食べなさい!」 キョン「むぐっ! こら! 無理やり押し込むな、止めなさい。俺が自分で食うから……」 ハルヒ「美味しいでしょ!?」 キョン「……………………不味くはない」 ハルヒ「もう、ほんとに素直じゃないわね。美味しいでしょ?」 キョン「美味しい……」 ハルヒ「フフン♪ よろしい。じゃあ、ご褒美のキスしてあげるわ」 キョン「――!! みんなの前で...
  • 題名付き・あま~い短編
    ちょっといじわる 結婚記念日 長門とアイス キーワードは恋愛 甘える キョンの告白 長門さん、へい! 涼宮ハルヒの願望  涼宮ハルヒの奇跡 涼宮ハルヒの理想 甘いプリンの秘密 涼宮ハルヒの決意 夏の夜の・・・ 不治の病 未来 お揃い 『居眠り』 涼宮ハルヒの発熱 おとめごころ 長門と古泉 Strawberry Of Shortcake それって迷信じゃないのか? カンケリ 進路 年明けバカポー 凡人に泣いた日 ニチジョウ 従順なハルヒ 寒中暖あり ONE DAY ON THE SNOW ツンデレマフラー ピロートーク Pretty Devil Remedy of love 桜風 俺の右隣には アル雨ノ日ノコト 日常じゃない日常 4月1日の長門 結婚後の橘キョン アフター ザ ナイトメア ミッドナイト・コーリング アニマル涼宮(旧題動物シリーズ) バカップル保守 胸焼けプリン 朝倉涼子のグ...
  • ハルヒがニート略してハルヒニートその2
        ハルヒニート第二話『掃除』     ハルヒ「おはよう、朝ごはん出来てる?」    俺より遅いとはいえ、一応ハルヒも朝はちゃんとした時間に起きている。もっともそれは、俺がいるうちに起きないと朝ごはんが食べられないから仕方なくといった感覚だと思うがな。  まあそんなことはどうでもいい。今日まで俺はある一つの作戦を考案、実行に移すべく準備してきた。そしてそれを今から実行する。名付けて『ハルヒ更正プログラム! あしたのためにその1』だ!   キョン「ハルヒ、お前プリン好きだったな。これを見ろ」 ハルヒ「そ、それは!? 神戸屋で一日100個限定販売の高級クリームプリン! でかしたわキョン!」    と、ハルヒがそれを食べようとしたところで俺はひょいっとプリンの乗った皿を持ち上げる。   ハルヒ「なにすんのよ!」    エサを取られた猛獣の如くハルヒが抗議した。その顔の前に俺は一...
  • 普通短編52
    『純愛』 ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」 キョン「俺は。お前を。愛している」 ハルヒ「私もです」 キョン「プリンは?」 ハルヒ「あげます」 完   『普通、すげぇ普通』 ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」 キョン「…食ってねぇよ」 ハルヒ「しらばっくれても無駄よ!」 キョン「いやいや…マジで食ってねェッて」 ハルヒ「…ホントに?」 キョン「おぅ」 ハルヒ「…ならいいけど」     「なぁ古泉」   ゲームの最中に何気なく会話をはさんだ。 「はい、なんでしょう」 「ちょっとした疑問なんだが。SSまとめサイトトップページの下の方に、アクセスカウンタとハルヒの  アイコンがあるよな。このハルヒなんだが、表情が日によって笑顔と不満顔を行ったり来たりする  んだよな。もしかしてコレには何か法則があったりするのか」  俺の疑問に眼を瞬かせる古...
  • 朝比奈みくるのレズレズ大作戦!
      こんにちは。朝比奈みくるです。 今日は日曜日!不思議探索もありません!つまりなーんもすることが無い日です! なーんもすることが無い上にだーれとも会う予定がありません。 特にSOS団の皆さんと会うことは無いでしょう。何故かって? それはキョン君は涼宮さんと、古泉君は長門さんと……デートしてるからだよこの野郎!!!     ……あ、別に私自身はそのことをなんとも思ってはいませんからね。 彼らがデートでいちゃいちゃしてるおかげで私はこうしてひたすらグータラ出来るワケですからね。 親元を離れ別の時代で過ごす私にとって精神的な疲労は蓄積される一方なのです。 だからこそ一週間に1回は誰にも会わずに引き篭もる休息日が必要なワケですよ。 それなのにもしもですよ?もしも私が誰かと付き合ったりとかしたら、 本来休息日のはずの日曜日ですらデートとかしなきゃいけないんですよ。 ワクワクして待ち合わせ時間より1...
  • 普通短編50
    おやつはユッキーの特製カレーだよ★   キョン「ハルヒ、お前先に食えよ…」 ハルヒ「嫌よ!!なんの肉を使えばあんな匂いが出せるのよ?!」ヒソヒソ… 古泉「そういえば朝比奈さんは何処に行ってるんでしょうか?」 キ・ハ「「!!!!」」 ユッキー「今流行りのホワイトカレー…召し上がれ♪」     長門「ほら、あなたから食べて…」 キョン「う、うわっ! 嫌だ! 嫌だァ!」 長門「どうして…? 食べて頂戴」 ギリギリ ミシミシ キョン「ぐげ… がはっ 食べっ…食べますぅ だからやめ゛でぇ…」 長門「はい、あーんして」 ガポッ カチカチカチカチ 長門「どうしたの? 口が震えている」 キョン「うぐぐっ、ううっ うええぇ」 長門「吐いたら殺す」 キョン「ううっ、うええっ。 ふーっ、ふーっ(臭いよぅ、怖いよう…。)」 長門「おいしいでしょう? 朝比奈みくるは?」 キョン「ううう…うぇ...
  • ミルク
    朝比奈みくる「こんちは!」 キョン「あぁどうも、朝比奈サン」 みくる「プリン食べてるって聞いて…ミルクかけにきました////!」 キョン「はっ?ミルクをかけるって………プリンにミルクですか?」 みくる「はい…恥ずかしいから…あんまり見ないでくださいね////」 キョン「えっ…?見るなって、どういう………!!!!!」 みくる「よいしょ…はい…」 俺は今、信じられない物を見ている。あの朝比奈さんがプリンに母乳をかけてる!まぁ~出てもおかしくはないよな~、などど思いつつ左右の豊満な胸の先にある、桜色の突起物から交互に母乳を出す朝比奈さんから目が離せないでいた。 キョン「あっあの……朝比奈さん?」 みくる「はい…キョンくん…召し上がれ♪スッゴく恥ずかしかったんだから、残さず食べてね…♪」 キョン「当たり前です!!!!!残すわけないでしょう!!!!!それではいただきまぁー...
  • しっと団の野望 ~最後の聖戦~ 前編
    バレンタイン作戦をしてからもうすぐ1ヶ月が経とうとしています。 今は三月の上旬。私は一人、自室で呟きます。   「時間がない……」   そう、時間が無いのです。私は3年生。あと数日で、学校を卒業してしまいます。 そうなる前にやらねばならぬこと。そう、あのバカップル×2と、決着をつけること! え?もうとっくに決着ついてる?負けまくってる?ぶち殺しますよ(´・ω・`) 私の中ではまだ負けてません!戦いは続いているんです! しかしもうチャンスもわずか。だとしたら、やることは1つしかありません。   「最終決戦です……ふふふのふ……」   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~   さて、今日もいつも通りの部室だ。 ハルヒはパソコンに向かい、長門は読書をして、古泉は俺とオセロをしている。 そして朝比奈さんは……ってあれ?朝比奈さんがいないな。   「なあハルヒ、朝比奈さんは来てないの...
  • キョン無題9
    「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」 「…あぁ…その話か」 遅れて駆けつけたみくる達は目の前の光景に絶句した。 「あぁっ!やっぱり!」 「キョン君…!」 「…!!」 床に座り込んでいるキョン。確かにその手には蓋が開けられたプリンとスプーンがある。紛れも無く、キョンが犯人だ。 しかし、それどころではなかった。 血にまみれた部屋。キョンの妹が兄の膝に頭を預けている。穏やかな顔だったが、その瞼は…閉じられていて… 「それ!私のプリンでしょ!」 「そう…そうなんだよ。妹がさ…食いたいって言ったんだ…プリン。プリンを、さ… もう…何も分からなくなってたのに…食いたいって」 「ちょっと!何の話よ!」 「急いで…急いで取りに行ったんだけどな…い、急いだつもりだったんだけどな…精一杯…はは… 途中、思いっきりスッ転んでさ。ほら、皮むけてる。な、なのに…帰ってきたら…も、もう…」 声をうわずら...
  • お見舞い
    忌々しいテストも昨日で終わり、特に授業が進むわけでも無いのに学校をサボる度胸もない俺は、 視界がボヤけて見える程の暑さの中、学校へ登校した。 テスト勉強に睡眠時間を削った日々が続いたせいもあり、疲労がたまっていた俺は、 早く教室に入って寝てしまいたかった。 果たして俺の後ろの奴が寝かせてくれるかはわからんがな…   まぁそんなことを考えてながら歩いていたわけだが、脚は無意識的に教室へと俺を運んでくれた。   俺はいつも通り遅刻の5分前についたのだが、いつも通りじゃない所が一つあった。   …ハルヒが来てなかった。   正直100%と言うわけではないんだが、大抵俺より早く来ているハルヒが来てないのは少し意外だったな。 まぁそのうち来るだろう…。 俺もこの時は思っていたんだ…。   …キーンコーンカーンコーン・・・   だが始業のチャイムが鳴ってもハルヒは来なかった。 俺はハルヒが来なかったこ...
  • いわゆるひとつのエンディング
    「バカキョン!!アンタなんか死んじゃえばいいのよ!」   毎度おなじみハルヒの台詞である。 実はこれはたった今聞いた台詞じゃない、言われたのは昼休みである。 その昼休みに俺は机を漁ってたんだがあるものが無い事に気付いた。 「部室に置きっぱなしか……」 「何が?」 後ろからハルヒが覗き込んでくる。 「数学のプリントだよ」 「はぁ?数学の担当厳しいのよ?そんなものなんで部室に忘れるのよ」 「部室でやってたからに決まってるだろ」 「相変わらず抜けてるわね。とっとと取ってきなさいよ」 「言われなくても取ってくるっての……」 プリントを取って戻って弁当を食う。 至極簡単な事だ。 俺は小走りで部室棟まで行って部室に入る。そこに居たのはいつもどおりの宇宙人こと長門。 いつもとひとつ違ったのは彼女が弁当を広げていた事だ。 「いつもここで食べてるのか?」 おれの経験上、長門の弁当食べる姿なんて結構レアである...
  • >>DEAR.
    3/25 0.5,追加    『 DEAR.』(キョン×ハルヒ←古泉) 1, 2, 0.5   *途中で数字の順番変じゃね?って思っても気にしないで上から順に読んでください。 *カップリング表記について 雑談所で少し話題になってしまったようで申し訳ないです。 少し、意見を拝見させて頂いたのですが、結果としてカップリング表記はさせて頂きたく思います。 人には好き好きがあると思いますし、ましていつ終わるか分からない長編ですので読み進めてたら嫌いなカプだったーなんてことになったら申し訳無いので、させて頂きます。 ですので、苦手な方はスルーでお願いします。読んでやるぜっ!という方はどうぞ温かい目で見て頂けたら幸いです。   こういう形で自分の意見を書くことになりましたが一番管理人様、利用者の方々に迷惑を掛けない形かなと思ってのことです。 何か問題がありましたら、ご指南よろしくお願いします。 長...
  • 涼宮ハルヒいじめ短編7
    『情緒クラッシャー』   「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」 「食ってねぇ」 「言い逃れなんてしても無駄よ!机の上に空の容器が…」 蹴り飛ばされる机。身をすくませるハルヒ。 「食ってねぇ」 「…わかった。食べてないのね」 「あぁ。食ってない」 「…そう」 「謝れよ」 「え…」 「謝るんだよ。俺に。当然のことだろう?勝手な憶測で人を疑ったんだから」 「………」 床に手を付き頭を下げるハルヒ。 「…疑ってごめんなさい」 「…それから?」 「え?」 「さっきのは疑ったことについての謝罪だろ?二度も同じことを言わせたことについての謝罪がないじゃないか」 「…二度も同じことを言わせてごめんなさい」 「いいよ。気にしてないから。俺そういう細かいことを引きずる方じゃないんだ。ただ次からは注意してくれよな。俺はお前のことが大好きだからさ。 もう殴ったりしたくないんだよ。顔面がかぼちゃみた...
  • ロマンティックが止められない
    ※ホモ・百合ネタ注意    雷鳴轟く季節外れの嵐の夜。とある北高生宅の台所には、頼りないロウソクの火に照らされた怪しげな人影が一つ。   「あとは雄の三毛猫の毛を煮出した汁を一滴入れて、マムシの干物の粉末を小さじ一杯……と」    この魔女の薬作りを連想させる、奇怪極まりない作業を行っているのは、時には人知れず、時には本人すら知らずの内に何かしらの騒ぎを生産し続ける暴走少女、涼宮ハルヒである。   「それで色が紫から透明に変われば完成なんだけど……あ!」    不思議なことに、鍋の中の液体は、彼女の言葉通り毒々しい紫から一点の濁りもない無色透明へと変化していった。  一つ付け加えるなら、先程の魔女の薬作りという表現は実は比喩ではない。彼女が手にしているレシピは、本物の魔女が残したとされる曰く付きのシロモノである。   「か、完成したわ!」    どういう化学変化が起きたのか解明不能な、...
  • キョンの病欠
     季節が秋から冬に変わろうとしている、とある日曜日。俺は結構なピンチに陥っていた。 「…あぁ、今日の探索は無理だ…ハルヒには上手く伝えといてくれ、じゃあ…」  携帯電話を切ると、わきの下の体温計が検温終了の電子音を鳴らした。 ピピピ  さて今の体温は……。  ……大丈夫、人間が死ぬと言われている温度まで、あと2℃もある。  その他の症状は頭痛、関節痛、鼻づまり…。  要するに俺は風邪をひいてしまっている。しかも検温結果を見るに結構酷いらしい。更に家には明日まで誰もいない。  もう一度言う、結構ピンチだ。  ……若いんだからきっと寝てたら治るだろ、と現実逃避をしながら俺は布団に潜り込んだ。   「……おわっ!?」  意識が覚醒しかけてる所に誰かのプレッシャーを感じて目を開けると、そこには無表情少女の顔のドアップがあった。 「な、長門?あ、朝比奈さんも…」 「すいません、インターホン鳴らしても...
  • 許されざるもの
    ※鬱ENDの作品です。嫌いな方はスルーしてください。 僕はいま北高の屋上にいる。 目の前には、大人になった朝比奈さんが、物憂げな、悲しげな表情をして僕のほうを見ている。 いま、僕がここから眺める風景は、一ヶ月前と何ら変わりはしない。 だが、いまの僕にとって、ここから眺める風景、いやこの世界そのものが、以前とは全く違う色あせたもののように思える。 なぜこんなことになってしまったのか。 話は一ヶ月ほど前に遡る。       「ちょっとキョン! あたしのプリン食べたでしょ!」 あたしは冷蔵庫にあったプリンがひとつ足りないことに気付き、キョンを問い詰める。 「あ、ああ、しかし、プリンはふたつあったし、ひとつは俺のものだと………」 そう言いながら、キョンは古泉くんの方に視線を向けた。 確かにあのプリンはキョンといっしょに食べようと、あたしが買ってきたものだ。 たぶん、キョンは古泉くんからそのこ...
  • お題+他 目次
    トリップ ◆1/dtGJfhU6.F ◆TZeRfwYG76(企画用) ◆Yafw4ex/PI (旧トリップ仕様)   以下のSSは全て文字サイズ小の環境で編集しています 背面が灰色になっているSSがあるのは仕様です(等幅フォントを使いたいので書式付き設定)     更新SS  11/22 未来の古泉の話   11/6 簡単でおいしい!おかずレシピ「キョンの夕食」 7食目 「ふわふわ」「天麩羅」   10/25  罪の清算 「朝比奈さん大活躍(微糖)」 「かんざし」 「時限爆弾」 言いたい事は言えない話         停滞中の連載SS   甘 1 甘甘 2 カカオ → IFエンド 「これもまた、1つのハッピーエンド」 注意! 欝展開あり 3 甘甘甘 4 HERO  5 「お酒」「紙一重」 *微エロ注意     森さんと古泉の話  カプ:森古泉 注意! 森さんのキャラがオリジナル設定...
  • おいしいご飯
    ※『宇宙人じゃない長門』の設定です   「何つくる?」 朝倉が問う。 「焼き魚でいいんじゃねえか」 谷口が素っ気なく答える。 「安っぽい。最低。もっとマシなの考えなさいよ」 ハルヒが反論。 「だって魚使わなきゃならねえんだろ?焼き魚以外なにがあるんだよ」 谷口も反論。 「例えば…鯛のポワレとか」 「はァ?そんなイタリア料理みたいなのつくれるかよ」 「フランス料理よ!」 ハルヒの威嚇に谷口は肩を竦め、俺の方を向く。 …しゃーない。 「いいだろ。調理実習なんだし。高校生らしいのでいこうぜ」 俺が谷口をフォローする。 そんなこんなで、かれこれ15分。一向に意見がまとまらない。 何をそんなに議論しているのかというと…。って、もう答え出てるな。 調理実習である。 4人1班で飯をつくる。テーマは『バランスのとれた魚料理・夕食編』だそうだ。 で、俺たちの班は俺、ハルヒ、谷口、朝倉…となった。 くじ引きで...
  • 柑橘の香りがする日には
    「あれー?キョンくーん、あたしのプリン知らなーい?」  「あ、あれお前のだったのか。すまん、食っちまった」  「えー!?酷いよぉキョンくん!!」  …はあ、やれやれだぜ  折角の日曜、不思議探索もなく機嫌も最高潮であり、調子に乗って冷蔵庫にあったモロゾフのプリンを食して大いにくつろいでいた俺は、妹の悲痛な叫びにより都心の百貨店にあるモロゾフの店までプリンを買いに走らされていた。……俺にはなにかがとりついているのかもしれん。みこみこ朝比奈さんに祓って貰おうかな。  そんな軽口を頭の中で叩くのもしんどい……あー、不幸だ  「……次はー、三宮ー、三宮ー」  お、もう着いたのか……早いな。  よっこらせっと……さあ、行くとしますか。……平和だなぁ  しかし、俺は脳裏に浮かぶ(また何か起こるんじゃないか?)という不安を拭い去ることはできなかった……  ~~~~~~~~~~  「えーと……食品街は分...
  • その他短編置場
    他の短編ページに含まれないジャンル、その他の人たち、オリキャラが出てくる短編   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25   26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50   51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73     『涼宮ハルヒの怪談』 情報統合思念体の観察日誌 涼宮ハルヒの歌集 灼眼の古泉 天災 君のいない部室 グラップラーハルヒ 鶴屋さんの奮闘 黒鶴屋さんの陰謀 最強の異世界人 長門の戦い~熱戦!激戦!超決戦! 1000取り合戦 谷口の日常 涼宮セルヒの憂鬱 谷川流の暴走 神聖モテ...
  • アナル短編置場
      ここにはアナル・801系な短編を置く場所です。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50   51 おめでた テドドンの憂鬱 キョンと長門と氷菓子 ダブル誕生日 長門平手打ち編 宇宙プリンの侵入 古泉一樹の苦悩 走り屋ハルヒ 古泉イツキの憂鬱 ある晴れた夜のキョン 【騙し騙され】キョンvs古泉【アナルの攻防】 SOS団的俳句 スカトロジカル・マッガーレ キョンが一番セクシー あほがき エロゲの始まり風SOS団 マッガーレの恐怖 わかめ伝説喜緑さん 谷口の忘れ物 ある日のこいずみくん保守 村上ハルキョン 阪中さんの(小)暴走 アナル的に挑戦シ...
  • あま~い短編2
    娘「パパ~。『やらないか』って何をするの??」   キョン「誰に吹き込まれた」   娘「古泉君が言ってたんだよ~」   キョン「古泉!お前!」 古泉「誤解は困りますね。 僕には幼女属性はありません。 恐らく娘さんは僕が谷口君にそう言ったのを聞いていたのでしょう。 余談ですが、谷口君には逃げられてしまいました、フフフ」     古泉「いいですか。子供を作る為にはそそり立った男性器、いわゆるペニスを   女性器、いわゆるヴァギナに突っ込み、精子を流し込むわけですが   この流し込む行為をセックスといいます。   このセックス、まぁ流し込むまでの時間は個人差があるわけですが   快楽を求める為だけにやる事が多いのです。その場合ペニスとヴァギナ   ではなく、ペニスとアナルという選択肢もでてきます。   この新たな選択肢アナルセックスは男性同士でもできるという素晴らしい行為です   と、いうわけ...
  • 普通短編59
    ハルヒ「キョン!今週末は土日使って合宿に行くわよ!」 キョン「いきなりかよ」 ハルヒ「寒いから南の国がいいわね」 キョン「ん~俺は北海道とかもいいと思うんだが」 ハルヒ「沖縄の文化って変わってるし、何か不思議の匂いがするじゃない」 キョン「そうか?北海道の方が食べ物がうまい」 ハルヒ「あんたそればっかね」 みくる「冬の北国ってなんか素敵ですよねぇ~雪が降っててロマンチックで」 キョン「・・・・・・」(乙女ちっくなみくるに見とれるキョン) ハルヒ「・・・・・・」 ~15日午後8時15分ごろ、千島列島・択捉島の東北東約390キロ付近で、強い地震(マグニチュード8.1、震源の深さ約30キロ)があり~ 次の日 ハルヒ「北海道は危ないわ!沖縄に行くわよ!」   「起きなさい!」 ……美少女だ、美少女をゆすってる 「起きたわね?」 しかし誰だこの子は 「びっくりしたわよい...
  • 尾行大作戦?
    それは俺の誕生日も近いある日の出来事。 朝、いつも通りに妹に叩き起こされ、いつもと同じ音痴な歌を聴き、 いつも通りにたるい坂を上りながら、いつも通りの教室に入った俺が見たのは、 いつも以上に上機嫌なハルヒだった。 「よう」 「あ、キョン。おはよー!」 そんなに朗らかに言われても違和感ありまくりなんだが。 「今日は機嫌がいいな。なんかあったのか?」 「あったじゃなくてあるのよ。これから」 これから?それで、ハルヒが上機嫌。 ……はあ。またひと騒動もふた騒動もあるのか。 「今度はなにすんだ。できれば、あんまり疲れないやつがいいんだが」 「あ、あんたはいいわ。何もやらなくて」 はい?なんて言った?俺は何もやらなくていい? まてまて、余計に不安だ。こいつが俺を巻き込まないでやることとはなんだ? どうせよからぬことを企んでるに相違ない。 「何よ、その目は?」 「お前のことだ、また厄介ご……もとい、面...
  • あま~い短編1
    ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」 キョン「え?あ~・・・食べたけど」 ハルヒ「なんで勝手に食べちゃうのよ!?あれはあたしが買ったものなのっ!」 キョン「そうだったのか。すまん」 ハルヒ「なによそれ!反省してないじゃない!」 キョン「・・・そんなに気に食わないなら、今度から名前でも書いとけ」 ハルヒ「っ!このバカキョン!」 バシッ キョン「~~~~っ!いてぇな!」 ハルヒ「うるさいうるさいうるさい!このバカキョンッ!もう離婚よ離婚!」 キョン「お、おいハルヒ、ちょっと落ちつけよ」 ハルヒ「近寄らないでっ!」 キョン「ハルヒ・・・そんなに怒るなよ」 ハルヒ「ハァハァ・・・もうあんたなんかにご飯作らない!洗濯もしないわ!」 キョン「なぁ悪かったよ。だから許してくれ」 ハルヒ「うっさいバカッ!もうあんたなんか知らないんだから!」 ↑の続き キョン「なぁ、まだ怒ってん...
  • ササッキーの『キョンとラブラブ大作戦』
    うーん、キョンをこの僕佐々木に振り向かせるには一体どうすればよいのだろうか? 大体涼宮さんのことはハルヒと下の名前で呼ぶくせに僕はいまだに佐々木としかよばれてないし…… そうだキョンを怖がらせて弱ったところを僕が優しくフォローすれば好感度UP間違いなしだ。 名付けて『キョンとラブラブ大作戦』、よし善は急げだ早速キョンを呼び出そう。 「やぁキョン、君の怖いものはなんだね?」 「いきなり電話でひとを家まで呼び出しておいて薮から棒だな、佐々木」 「まぁいいじゃないか、僕達親友同士の間柄だ。それでキョンの怖いものってなんだい」 「俺の怖いもの……、そうだな怒ったハルヒかな、ってそんなコト聞いてどうするんだ?」 「涼宮さんかねキョン、同姓の僕から見てもかなり可愛らしいと思うがね」 「佐々木、それは……お前があいつを良くしらないからだ、まぁ…たしかにその……なんだ…」 「ふむ……、お茶を用意してくる...
  • あま~い短編置場
    www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/16.htmlここにはあま~い短編を置いてください  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 【題名付き・短編保管庫】 1   たまにはコンピ研部長だって! 幸せの連鎖 抱き枕と二人のコミュニケーション 長門有希の贈呈 嘘とエネルギーの等価性 ハルキョン的10のキス保守 花言葉シリーズ? 鶴のロンド 魔法の言葉~would you marry me?~ 勝ち?負け? 「カレンダー」 カレンダー(H-side) ミイラ盗りのミイラは犬も喰わない (古泉×阪中) 谷口の恋心 hug(古泉×鶴屋さん) シフォンの幸福論(藤原・橘) 言葉にできない (長門×朝倉) かき氷(あま~い話?それとも…) 医者も匙を投げ出す病気の話 谷口の痴漢 結婚しよう ハルヒと春日 甘いのは飴かそれとも… 二年越し勘違い ゆきどけ デートしよう アイ...
  • 朝比奈みくるのブラックコーヒー
    『朝比奈みくるのブラックコーヒー』 ――こぽこぽこぽ。  あたしはいつも通り、部室のお茶くみ係としてがんばっています。皆さんこんにちわ。朝比奈みくるです。  ところで最近、あたしには気付いたことがあります。  アタシオワッテマス?  あたしだって、未来から来たって以外は花の女子高生です!だから恋の一つや二つ体験したいんです!  でも皆さん、考えてみてください。……みくキョン小説ってありますか?  みくキョンじゃなくてもいいです。古みくでも国みくでも、この際谷みくでもかまいません。……あたしの恋愛小説って読んだことありますか?  ええ、ハルキョンならたくさんあります。長キョンだって次いでおおいですよね?他にも古長、キョンオリ、この世界の創造主(作者)にいたっては佐々キョンまで執筆してるんですよ!?  しかしです。  なんであたしだけ恋愛ヒロインになれないんじゃー!!  だから朝比奈み...
  • 普通短編61
    ハルヒ「あんたベクトルの内積も求められないの?」 キョン「ほっとけ」   ある日突然、包丁を持った長門が俺の部屋にやってきた。 「長門……いったい何の真似だ?」 「……強盗。お金がいる」 「お金? いくらいるんだ?」 「五千円」 「いいぜ。いつも世話になっているからな」 「固いお金もいる」 「小銭のことか?まあいいが、何に使うんだ?」 「カレー。いっぱい買う」 「そっか。だがお店遠いぜ? 一緒に行くか?」 「……いく」 「包丁は邪魔になるから置いていけ。後で取りに来ればいいから」 「カレーいっぱい買えてよかったな」 「……(コク)」 「重いだろ?それずっと持って歩くのか?」 「……重い」 「家においておくか?好きなときとりくればいいだろ」 「……(コク)」 「外寒いよ?帰るのか?」 「……」 「うちに泊まるか?」 「……そうする」           ある日突然、包丁を持ったハ...
  • ブレイクスルー倦怠期
     ご近所のおばさま方――と言うとといじめられるので奥様方と言おう。  そんな人たちとの井戸端会議というものは、殆どがつまらない雑談ばかりだけれど、たまに会議という冠に相応しい主婦の知恵を聞けたりするので侮れない。  何処何処のスーパーは何時あたりが狙い目、漂白剤はあそこのメーカーのやつが抜群……などなど。  そういう訳であたしは、今日も今日とて近所づきあいもかねて会議に列席していた。 「お宅さんは良いわよねぇ、新婚さん……あぁ、懐かしいやらうらやましいやら」 「いえ、そんな。普通です、普通」  一番年上の奥様は、決まってあたしにその台詞を言う。  それに毎回何が普通なんだろうと自分でも疑問に思いつつ愛想笑い。 「そんなことないわよ。だって貴方の旦那さんは男前だしねぇ、はぁん」 「いえいえ。アイツなんて甲斐性なしもいいところで……」  本当は「見る目があるわねアンタ!」と肩を叩いてあげたいと...
  • 涼宮ハルヒの糖影 起
    ハルヒに昼休みに部室に来るように言われた。   その日、俺は授業中に熟睡していたせいで部室に出遅れてしまった。 俺が着いた時部室には俺以外のSOS団のメンツが揃っていた。   どうやらハルヒは手作りプリンを振舞っていたようだが、俺の分は無かった。 俺の分は寝坊の罰としてハルヒ自身に食われてしまったようだ。 そりゃないだろ。   「あんたが遅れてきたのが悪いのよ」 「・・・そうかい。」 ハルヒから漂うプリンの甘い匂いが俺の落胆を重いものにした   「今更何言っても無駄なんだからね」 「ならあえて言わせてもらおう。すごく食べたかった」 「悪あがきはみっともないわよ」 「今更なのはわかっているが・・・でも俺、実はプリン大好きだからさ・・」 悪あがき上等さ。わざと悲しそうな声と表情で言う俺。 本当にわざとなのかねと疑いたくなるほど完璧な声色だね。   対してハルヒは 「ふっ・・ ばっかじゃないの?...
  • 普通短編53
    長門「・・・・・・・・・・」 長門「俺は人間を辞めるぞジョジョ━━━━━━!!!!!!!!!!!!!!」 キョン「ヒューマノイドインターフェースだろ?」 長門「うかつ・・・」   「馬鹿な……」  青年は戦慄を覚えた。目蓋を限界まで開き、ペンを持った手は小刻みに震えだす。  名を記すだけで命を奪うことのできるノート――『デスノート』を手に入れてから、殺せない人間などいなかった。  だが、目の前の男はどうだ? 「どうした? 俺を殺すんじゃなかったのか?」  不敵に微笑みながら、ゆっくり歩いて来る。やめろ、来るな。  さして特筆すべき箇所のない凡庸な少年だった。制服を着込んでいる様子を見ると学生らしい。  突然現れ、青年をノートの所持者だと見破ったのには驚かされた。しかし、それだけだ。彼もすぐに屍となる。 『死神の目』を手に入れた青年に、最早殺せない者などいないのだから。  ――なの...
  • 始 思 死
    第1章 始 1節 2007年12月1日 俺の部屋 出席5人 「あと1ヵ月ね…」   北高1年5組生徒兼SOS団(生徒会黙認又は未公認)団長(自称)、涼宮ハルヒがそう口にした。無視してもよかったのだろうけれど、とりあえず訊いてみた。 「何が?」 「何がって、2008年に決まってるじゃないの」  いや、この国では平成20年というのが本来の形だ。 …まあこう糞真面目に言い返してもしようがない。 「そうだな、早いもんだ」 「年賀状を出さないといけませんね」 北高1年9組(特級)生徒兼SOS団(生徒会黙認又は未公認)副団長(ハルヒ曰く)、古泉一樹が会話に殴りこみを仕掛けてきた。 「あー面倒だなー」 「何言ってんの、1年の初めの挨拶は日本人にとっては当たり前の事よ」 「それはそうだが、いちいち手書きはちょっと…」 「あんたんとこ、プリンタ買ってないの?」 「…そういえば買ってた」 「じゃあ印刷でもい...
  • 普通短編22
    【携帯電話 古泉編】   ええ、僕が携帯電話を持ち始めたのは、あの機関に所属するようになってからです、それまでは中学生で、あまり必要性を感じてはいませんでしたら。     はっきりいってしまえば、携帯がなるのは今でもあまりいい気はしませんね、大抵はあの仕事がらみの連絡ですからね     彼をはじめ皆さんあまり深刻に考えていっらしゃるようですけど、本当のところ 危険な仕事なんですよ、最近はようやく平気な顔してこなせるようになりましけど、まあ こんな口調がいけないんでしょうね     ちょっと非常識な日常をおくっている僕ですが、そんな中でSOS団のメンバーとのやりとりってのは、心休まるものではあるんですよ、最近少し心待ちの連絡なんてもあったりするんでんよ これでも     え 誰からの連絡かって、それは勘弁してください     ご想像におまさせしますよ     おっと、また連絡がはいったよ...
  • 普通短編21
    「と言うわけで今度の土曜はみんなでカラオケパーティーよ!!」 …なにがどうなって「というわけで」なんだよ。 まぁともかくこんなかんじで今、カラオケボックスの中に居るわけだ。 やれやれ。トップバッターはハルヒ。 本人曰く「やっぱりこういうのって大黒柱が先頭じゃない? 当然団長である私が最初に歌わないとね。」 という事らしいが。 まったくもって意味がわからん。 しかし実際俺はそこまで乗り気でもないし、古泉はイエスマンだし 長門は無表情で朝比奈さんに限っては蛇ににらまれたカエルだ。 誰も反論しないのかよ・・・俺もしないけどな。 「じゃ、いくわよ!」 消費電力に換算すると100Wぐらいあるんじゃないかぐらいのかけ声でカラオケパーティーは始まった。   省略されました。続きを読みたければとか別にたいそうなものでもなんでもないんで。いや、ホントに         俺とハルヒの舌が構内で絡み合いクチュ...
  • あま~い短編5
    ハルヒがキョンに何かを渡すようです   ハルヒ「キ、キョン!コレ読みなさい!いいわねっ////!!」 キョン「なんだコレは?」 ハルヒ「い、いいから黙って読みなさい、じゃあね」 ダダダダーッ!!     キョン「何だあいつ?まあいい読むか」       『キョンへ       あんたが、私と一緒にSOS団を始めてからどれくらい経ったかしらね。私が言う無茶 なことをあんたはいつも嫌そうな顔をしながらもやってたわよね。本当にキモイわ。何考えて たのかしら。どうせ、スケベな事でも考えてたんでしょ。みくるちゃんをエロイ目であんた が見てたことはお見通しよ!なんであんたなんかがいるのかしらね。教室でもいつも私の すぐ前の席にいるし、なんかやったんじゃないでしょうね?臭くてたまらないわ。いい? キョンあんたは本当にキモイけどね。SOS団の一員としてしょうがなく生かしてあげてんのよ !分かったら...
  • 長編・未分類2
    ハロウィンパーティー 箱入り娘 HAPPY TREE FRIENDS 自殺 少年達の雑談 SOS団の惨劇 パートナー 閉鎖空間と糞団員 家族 電波作品1 電波作品2 雪合戦 クリスマス中止のお知らせ 巡る財布 カオス・ザ・ワールド あたたかなもの 12月18日・A  dearest beyond of SuzumiyaHaruhi 宇宙人現る! SOS団ラジオ支部~深夜版~ こたつでみかん 迷探偵キョナン 特攻野郎アフロチーム 涼宮ハルヒの舞台裏 ある雪空の日のこと ロックンロールスターダスト トライアングル・ラン チョコ、キッス、カオス♪ My namewas... 平行記憶 雨の日のぬくもり 遠い場所までむかえに来て GANTZ とある2月14日の断片 ハルヒがみくるでみくるが長門で長門がハルヒで… 俺が古泉で古泉が俺で…(上の続編です) かわいい一日お茶だし係 続・孤島症候群 「涼...
  • 普通短編41
    雫が落ちる音がする。 どうやら、雨が降っているらしい。 そういや、あの日も雨だったな。ハルヒ。 ゴロゴロ そう、こんなふうに雷も鳴っていた。 あの時の俺はどんな顔をしていたんだろうな? 暗闇の中、稲妻によって照らされた俺の顔は・・・ ゴロゴロ この場所は暗いんだ。ハルヒのあの笑顔みたいに明るくはないんだよ。 さっきから、稲妻の光しか明かりがねー。 こんなに雷がこえーって思ったことなんてねーよ。 ハルヒ。俺はあと何年、この狭い暗闇で一人で暮さなきゃならないんだろうな? なあ、俺が悪いのか? お前のためとかいうのはいいわけにしかならないのか? 俺は、朝倉みたいに、ナイフで人を・・・ やっちまった 『涼宮ハルヒの亡失』 これ以上ネタが思いつかないため製作中止   古泉「俺のこの手が真っ赤に燃える、勝利をつかめと轟き叫ぶ!!」            「ふもっふ!!」   ...
  • 橘京子の溜息(前編)
    『明日ですが、お時間頂けないでしょうか?ご相談したい事があります』  俺は古泉からそんな内容の電話を受け取っていた。詳しくは分からないが、やはりハルヒに関係する事らしい。困った奴だ。今日も今日とて市内不思議探索に繰り出し、そこで見たチンドン屋に、『この時代にあんなのがあるなんておかしいわ!どこかに時間の亀裂があるのよ!』等とほざいていたしな。  取り敢えず今日は早く寝よう。疲れた。 「おはようございます。お待ちしておりました」 「お久し振りです。おはようございます」  いつもの集合場所、いつもの喫茶店に入って見えたのは、古泉だけではなかった。    ―橘京子。  朝比奈さん(みちる)を誘拐した、人間の風上にも置けない、見た目普通の女子高生、しかし実態は古泉の機関に対立する組織の人間。  恐らくある程度の地位と権限、そして能力を持つエージェント。俺の予想でしかないが、あの森さんの睨み...
  • 涼宮ハルヒの覚醒 おまけ
    【読まれる前に】 本作は長編・『涼宮ハルヒの覚醒』のおまけとなっております。 上記作を未読の方はご注意ください。     「みんな……ありがとう。」 …。 …。 …何で俺達は長門にお礼を言われているのだろうか? 皆を見てみるが皆困惑の表情を浮かべている。 でもそんな事はどうでも良い。 だって…。 長門が今、最高の笑顔で微笑んでいるのだからな…。 …。 …。 …状況が分からない? …。 …。 …安心してくれ。 俺にもさっぱり分からない。 いつも通りの放課後、昨夜みた夢の話をしていた時に突然長門が立ち上がり俺達にお礼を言ったのだ。 しかしさっきも言った通りそんなことはどうでも良い。 長門が微笑んでいる。 それで良いじゃないか…。 …。 …。 …しかしこの後、俺達に予想できない悲劇が起こる…予想出来なかったとしても誰が俺を責められようか…? …。 …。 …。 長門が口を開いた。   「言葉だけ...
  • 長編・涼宮ハルヒ
    涼宮ハルヒ無題1 涼宮ハルヒ無題3 涼宮ハルヒの停学 涼宮ハルヒの改竄 涼宮ハルヒの入学 涼宮ハルヒの異変 涼宮ハルヒの悲調 花嫁消失 ハルヒの想い 世界の終わりに 涼宮ハルヒの赤面 ‐ 涼宮ハルヒの羨望 ‐ ハルヒの実験 涼宮ハルヒの秘密 プリンとケーキ 星に願いを 涼宮ハルヒの猛暑 涼宮ハルヒの結婚前夜 涼宮ハルヒの泥酔 長すぎる10分間 涼宮ハルヒの願望 涼宮ハルヒの憂鬱キョンとハルヒの絆 10月8日、曇りのち雨 閃光のハルヒ 涼宮ハルヒの預かり物 涼宮ハルヒのデート騒ぎ? それは誤解で勘違い 何よりも宝物 超能力 涼宮ハルヒの計算  涼宮ハルヒの嫉妬 ミニチュアハルヒ ベル 3点セット 涼宮ハルヒのネコ にわか雨の訪問者 ハルヒの寝言 涼宮ハルヒの独善(シュール・BadEnd?) 涼宮ハルヒの情熱  涼宮ハルヒの出産 あの日からの願い Amemorywithouttheend 涼宮...
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