涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「プレゼント 」で検索した結果

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  • クリスマスプレゼント
    ...いい妹ちゃんのためにプレゼント持ってきたげたのよ。悪い?」 いや、悪くはない。むしろ助かる。……だが、それだけが目的じゃないんだろ? 「よくわかってるじゃない。明日、期待してるわよ?どうしても欲しい物があるの。それを当てて、あたしにくれたらお返しは期待していいわよ」 ハルヒの期待出来るお返しか……少し真面目に考えてプレゼントしてみるかな。 「……今日も明日も一人だから、暇潰しに来たのよ。ほんとは……ね」 唐突にうちに来た理由みたいなものを語り出した。 「なんで一人なんだ?」 俺は、なんとなく聞かないといけないような気がして尋ねてみた。 「……ママ達は二人とも仕事の関係のパーティーなの。ほんとは今だって家で留守番してなきゃいけないんだけど……少しくらい、ね?」 あぁ、だからパーティーも延期だったのか。こいつもかわいそうだな、親の都合でクリスマスが潰れるなんてな。 しょうがない、俺が思い...
  • Day of February
    ...か?」 なにをだ 「プレゼントですよ、しかもさっきのあなたの態度で涼宮さんは相当怒ってしま  った・・・生半可なプレゼントじゃ納得してもらえませんよ?」 べつに納得してくれなくて結構だよ 「それはいけませんね、世界が終わってしまうかもしれない」 また世界か・・・ 「今までの涼宮さんをみていればわかるでしょう。彼女は七夕やクリスマスなどの  イベントを非情に重要視している。それはおわかりですね?」 そのおかげで過去にも行ったしな 「ええ彼女はそういうイベントを非常に大事にする。そこで明日は誕生日です。  もしあなたが彼女を怒らせるようなことをしたどうなるか・・・僕には想像も  できませんね・・・すいませんそろそろ僕も行かないと、ではまた」 と言って部室から出て行った 「キョン君涼宮さんの誕生日忘れてたんですかぁ?それじゃ怒っちゃうのも  仕方ないと思いますぅ」 朝比奈さんに言われると反...
  • 愛のカタチ
    ...、わたしから彼に何かプレゼントをしたい」  そういえばそうだったか。 「彼が喜んでくれそうな物がいいけど……わたしにはそれが解からない。そこで、今日の団活動終了後、わたしに少し付き合って欲しい」 「それは構わないが……」 「彼へのプレゼントを一緒に探して欲しい。いい?」 「俺なんかでいいのか?」 「……あなたに任せる」  やれやれ、長門に頼られることは大いに嬉しいのだが、果たして長門を満足させられるのか――正しくは古泉を満足させられるか、か――不安だね。  俺が古泉の喜びそうなプレゼントを頭の中で模索している内に昼休み終了を告げる予鈴が鳴った。 「それじゃあ、また放課後に」  長門の少し安堵したように見える表情を脳内補完してから、俺は文芸部室の扉を開けた。      放課後。本日のSOS団活動時間も刻々と過ぎてゆき、俺が古泉をちらちら見ていたせいかあっちに不審がられた可能性もあるが気...
  • 3月14日の出来事
    ...僕の家に置いておいたプレゼント取りに行くために、 僕と彼もまた鶴屋家をあとにします   今日は3月14日。所謂ホワイトデー。そして本日のSOS団のイベントは、 ホワイトデーの贈り物を探すオリエンテーリングと言うわけです。 内容は、まず彼が涼宮さんたちに次の目的地のヒントが書かれた暗号文を 渡します。涼宮さん達はその暗号を解き次の目的地に行き、 そこに行った証拠として写メールを涼宮さんが彼に送ります。 送られてきた写真が正解なら彼が次の暗号文をメールで涼宮さんに送りす。 以上のことを繰り返し涼宮さん達はゴールを目指し、そして僕達はゴールで プレゼントを用意して待っていると言うわけです。 もうお分かりだと思いますが、スタート地点は鶴屋さんに 提供していただきました。鶴屋家なら、短縮授業が終わったあとすぐに イベントを始めるためには荷物を置く場所として皆さん 文句が無いですし、僕達のプレゼ...
  • dearest
    ... どうやら鶴屋さんはプレゼントの意味が分かったみたい。  でも、あたしには教えてくれないのね。ううん、知りたいけど……、でも、自力で、かあ。そうねえ、キョンが考えてくれたことみたいだし、自分で考えて答えを探してみるってのもいいかもしれないわね。  まあ、粋なこと、なんて鶴屋さんが言うくらいだから、発案者は古泉くんの方じゃないかって気もするんだけど。 「……分かったわ、自分で考えてみることにするわ」 「うんうん、頑張れハルにゃん、ま、来年くらいになればきっと分かるさ」  鶴屋さんはそう言って、ぽんっとあたしの肩を叩いた。  来年かあ……、ということは、この宝石のプレゼントはまだ続くってことよね? それも、鶴屋さんの言い方からすると、来年で終わるってわけでもなさそうだし。  ううん、どういう仕組みなのかしら……。分からないなあ。  まあ、とりあえず、次のクリスマスまでにキョンを問い詰め...
  • セカンド・キス 1
    ...が・・・ 「今年はプレゼント交換をやりましょう!やっぱりクリスマスパーティと言えばプレゼント交換よねえ。 くじ引きかあみだで、誰が誰のプレゼントを手に入れるのか決めるの! あたしのに当った人は泣いて喜びなさい!団長じきじきの贈与なんだから。 ちなみに、ちゃんとみんなが喜ぶようなモノを選ぶこと。変なプレゼント貰っても、しらけるし場の空気を悪くするだけだわ。」 とのことだった。「変なプレゼント」を持ってくる可能性が一番高いのはお前だ。 と思ったが、こいつにしてはテンプレートかつマシな提案だ。 「名案ですねえ。面白そうです。では僕もとっておきを用意しますよ。」 と、古泉。とっておきってなんだ。気味悪いぞ。 「誰のにあたるかわからないなんて、ちょっとドキドキしますねぇ。でも、楽しみですぅ!」 と、朝比奈さん。 「・・・。」 ちなみにこれは長門だ。 「決まりね!みんな、ちゃん...
  • Close Ties(クロース・タイズ) 第三話
    ...を出した。 「さあてプレゼントコーナーよ!」  ハルヒは私に包みを見せてから、バリバリとそれを破いた。 「お、おいハルヒ、お前が開封してどうすんだよ!」 「いいから見てなさい!」  包みの中から出てきたのは、オフホワイトに赤いブランド名入りの細いマークが一本ついたニットキャップだった。 「いいでしょこれ!」  部室の飾り付けに使ったらしいはさみで値札を取り去り、私の頭にそれをかぶせ、前髪を直された。 「すごい!ぴったりです」  皆賞賛の言葉を上げるが、鏡が無いので分からない。いや、あったとしてもあまり理解はできないが。しかし、耳がこれでカバーされるので、寒さ対策にはなるだろう。 「ふふっ、あったりまえでしょ!」  ハルヒはいつもの威勢で大いに笑った。 「次は興ざめのキョン!」 「なんだその屈辱的な呼称は!長門、誕生日おめでとうな」  彼が差し出したプレゼントの包みは、ハルヒと同じ模...
  • 10月8日、曇りのち雨 前編5
    ...なって皆からハルヒにプレゼントが手渡された。 …その時、鶴屋さんに、 「え? キョン君プレゼント忘れたの? マジ? あっはっはっはっ! 使えないにょろー!!」 と爆笑されたのも今ではいい思い出だ。…泣いてない。泣いてないぞ。 古泉からは瀟洒なデザインの置き時計。 「時間に正確な涼宮さんには必要の無い物かも知れませんが」 …高そうだ。 朝比奈さんからはティーセット。 「うんと美味しいお茶、淹れますからね」 今度からは部室で紅茶も楽しめるかも知れない。 鶴屋さんからは…分からなかった。 ハルヒが開けようとした時、鶴屋さんがそれを必死で止めたからだ。 「ふっふっふ。帰って開けてからのお楽しみなのだよっ」 …何やら不吉な笑いだった。 長門からは天秤。 「…0.1グラムまで計れる優れ物」 …っておい。 「…おい、古泉、アレはお前の入れ知恵か?」 古泉にそっと耳打ちする。 ...
  • 森園生の電子手紙 エピローグ
    ...行って、そこで誕生日プレゼントを渡して…かな…後はどうしたらいいんだろ? やっぱり記念日だしちゃんとしたいし……とか考えていたら森さんのマンション前に着いていた。   「じゃあ、その…明後日お仕事が終わったら、駅前で待っててくれますか?」 森さんと付き合いだして、1ヶ月と少し経つけど、やっぱりまだ顔が熱くなってしまう。 「楽しみにしてるわ。」 森さんはくすりと笑う。それだけで僕の心臓はどうにかなりそうな勢いで鼓動を刻む。 「じゃあ、また明後日ね?お休みなさい」 「はい、お休みなさい」 森さんは少し背伸びし、僕の唇に軽く唇を押し当てる。 数秒後にっこり微笑むと、マンションに入っていった。         はぁ…駄目だ…ちゃんと僕からしたいのに、いつも森さんにリードして貰っている。男として格好付かないよね…。 などと思っても顔は綻んでしまう。最近両親に顔が緩みっ放しだと、よく笑われるけど...
  • 長門有希の要求
    ...恋人に渡すクリスマスプレゼントを何にするか迷ったという経験があることだろう。  しかも付き合って一年目となれば尚更だ。  加えて言うと俺の彼女さんはちょっと特殊な属性持ちと来ているので、普通の女の子が喜びそうなもので喜んでくれるかどうかという意味では結構疑問があった。  そこで俺は、下策と承知しつつ本人に訊ねてみることにしたんだが、 「特に何も」  という味気ない返答が帰ってきただけだった。  味気なさの裏に何か別の感情が潜んでいたような気がしたんだが、残念ながら長門の表情を読むのに長けてきたこの俺であっても、そのわずかな変化から完璧な正解を見出せるほど鋭い勘の持ち主というわけではなかった。  というかそんなものが有ったら最初から迷ってなんかいないだろうって気もするな。 「いや、何もってことは無いだろう」 「何も」  食い下がる俺、突っぱねる長門。 「いやだから、何かこう、」 「何...
  • 「北風」「手袋」「魔法使い」「アレキサンドライト」「階段」
    ...さんは顔を上げて 「プレゼント交換をしましょう!」  そう宣言するのでした。 「……色々と言いたいことはあるが……クリスマスにはまだ早くないか?」  諦め顔の彼がカレンダーを見ながらそう呟くと、 「何事も練習よ! 事前に入念な準備をするのは大切でしょ?」  涼宮さんは早くも自分の荷物を片付けながらそう言い返す。  こうなってしまえば反論は無駄だと思っているらしく、彼はそれ以上口を開く事もなく自分の 席へと歩いていった。  一方涼宮さんは帰り支度を終えたらしく、 「じゃあ明日までに各人プレゼントを準備する事! いいわね!」  まるで何かに急かされるように、部室を飛び出していってしまいました。  長門さんの手袋、涼宮さんの不機嫌、そしてプレゼント交換。  そして涼宮さんから感じるこの感情……。 「古泉、その顔は全部知ってるって顔だな」  不満げな顔で問い詰める彼に、僕は何時もと同じように...
  • 尾行大作戦?
    ...い」 何だこれ? 「プレゼントプレゼント? 「あんた、ぼけてんの?今日誕生日でしょ」 ああ、そういえば、そうだったな。 「てことは昨日は……?」 「そ、プレゼント探してたの」 なるほど。 「あ、そうそう。今日あんたの誕生日パーティーやるから、放課後ちゃんと来なさいよ」 分かった。でも、意外だな。 「お前ならサプライズパーティーでもやってくれると思ったんだが」 「最初はそのつもりだったんだけど、やめたの」 「これ返しとこうか?」 「なんでよ?」 「そういう場で渡された方がいいと思うんだが、プレゼントって」 「いいの、いいの。もっとすごい物が待ってるんだから!」 なんか、怖いな。 そして、放課後。 盛り上がりも最高潮に達した頃。 「それじゃ、ここでプレゼント贈呈!」 古泉、長門、朝比奈さんからプレゼントをもらった俺。 待てよ、古泉が用意しているってことは。 「お前、昨日のこと全部知...
  • 『二人だけのクリスマス・イヴ』
    ...タの振りした親に  プレゼント貰ったことはあるのか?」 「無いですね」 オセロの用意をしながら古泉くんが答える。 「不憫なやつだな」 「厳しい家庭だったものですから」 涼宮さんと私は静に二人の会話に聞き入った。 「で中一の時にサンタを見た、というわけか」 会話をしながらオセロがスタートする。 「えぇ」 「お前の妄想じゃねぇの?」 古泉くんはそうかもしれませんねと言って苦笑した。 その後、キョンくんが色々と聞いていたけれど 古泉くんは生返事ばかりで結局何も話さなかった。 凄い気になるなぁ…。 だってその話題の時の古泉くんの横顔はとても嬉しそうで穏やかな感じで…。 分かりやすく言うと恋をしているような横顔に見えたから。 もしかしたらそのサンタさんのことを好きなのかな? でもサンタさんっておじいさんのイメージがあるからパッとしないなぁ。 それとも古泉くんってそういう趣味なのかな? 私が悶...
  • I believe...
    ...てるうちにクリスマスプレゼントを買おうと思ったから。 一人で街に出て、一人でキョンの為にプレゼントを買おう。 去年までの、《恋愛なんて精神病》なんて感情はもうない。 普通の《彼女》って立場が、そんな生活が今はなによりも幸せだから。 有希が本を閉じる音を立てた瞬間、部室を飛び出した。 とびっきりのプレゼントを選ぶために。   コートを着込んだまま、街中を何往復もした。同じ店にも何度も入った。 キョンの喜ぶ顔だけが見たくて、あたしは何個も何個も商品を手に取った。 「……これ、いいかも」 あたしが気に入ったのは、ちょっと高価な腕時計。これならキョンも喜んでくれるかな……。 すぐにレジに持って行き、包装はしてもらわなかった。自分でやった方が心がこもる気がしたから。 あたしは幸せの絶頂にいたのがわかった。だって世界が全て明るく見えていたから。 そんな時に、あたしは見たくないものを見てしまった。...
  • 涼宮ハルヒの歓喜~サンタが町にやって来た~
    ...れ。 正解者には豪華プレゼントが枕元の靴下の中に入っているかもしれないぞ。 「ちょっと、キョン!寒いから早くドア閉めなさいよ!」   寒いわ…夜からまた雪が降るって天気予報で言ってたし、 早く、部室に行ってキョンに取られる前にストーブ確保しなくちゃ。 大体、女子高生はスカートなんてどこのエロジジイが決めたのかしら。 夏はともかく冬は寒いし、痛いし、堪らないわ! 「明日はもうクリスマスイヴね…。」 明日は鶴屋さんの家で第二回SOS団クリスマス鍋パーティーがあるし、 早くツリーの飾り付けもしなきゃいけないから SOS団の団長権限を行使してキョンを引き連れてこれから買い出しね。 あ、あとみくるちゃんに後で、あの事も聞かなくちゃ。 今日の夜までには終わらせないと間に合わないわね。 でも明日の事を考えると癪だけど今から緊張してくるわ…。 そんな事を考えつつ、冷えて赤くなった手に暖かい息を吹きか...
  • 欲望
    ...俺は鶴屋さんへの拙いプレゼントを用意して、もしかしたら財産を少しでも貰えるかもしれないという 淡い期待を胸にしてベッドに寝転がると、その横から有り得ない人物の声が発せられた。 「久しぶり」 この聞き覚えのある声・・・朝倉涼子が俺の部屋に居たのだ。 俺は反射的に恐怖を感じ、飛び上がってファイティングポーズを取った。 キョン「何故お前がここにいる?長門によって消されたはずじゃ・・・」 朝倉「完全に消されたわけじゃないの。私の暴走データだけを消去し、身体と通常の記憶はそのままにしてあったの。    ずっとあるアパートの一部屋で待機モードを実行していたけど、鶴屋さんの財産譲渡に関する情報を長門さんから    盗み出すことができてね。私がその誕生会に出席して遺産を頂いちゃおうと思って。」 キョン「鶴屋さんを甘くみないほうがいいぜ。あの方は恐らくお前の悪意に気付くだろうさ。お前なんかに財産...
  • SOS団プレゼンツ 第一回 涼宮ハルヒ争奪戦  ―プロローグ―
    梅雨も終わり、いよいよ夏本番の暑さが到来し始めた。太陽の本領が発揮する季節だが、こと文芸部室には年中燦々と光を浴びせ続けられる人間がいる。 もちろん我らがSOS団団長こと、涼宮ハルヒその人である。ハルヒは引きこもりよろしくネットサーフィンに興じている。全く、文芸部室は天の岩戸じゃないんだ。だが、俺としてはこのまま引きこもっててもらいたい理由があった。あまり他の人に見つかって欲しくないからな。ただ、ハルヒだけじゃなく俺も出歩きたくは無い。何故かって?では今日起きた悪夢だと思いたい出来事を話さなければいけない。話したくは無いが、話さないと話が進まないからな… ……………… 朝から照り付ける太陽のせいで、学校について最早帰ろうか等と考えたが、タイミング悪く玄関でそれを許してくれるとは思えない奴に遭遇した。ハルヒである。挨拶もそこそこに、ハルヒが内履きを取り出そうと下駄箱を開けた瞬間、数枚の手...
  • 幸せの大きさ
    ...S団員から進呈されたプレゼントだった。 ハルヒを除いた面子で決定された一ヶ月前の長門誕生日に。   プレゼントの買出しは日曜の探索の時に行ったんだが、午前中丸々かけてもきまらず 午後に長門を先に帰らせて4人で散策したが結局、丸一日かかってしまった。 当初全員が、本やそれに係る何かでよいだろうと思って探していたのだが、 選別に時間をかけるにつれ捻くれていく俺とハルヒの脳がマンネリを許さなかった。 次第に無言になる古泉と朝比奈さんがそれを象徴していたように思われる。   そんな状態で俺とハルヒが見つけてしまったこのバッグは即決だった。 バッグを発見したとき、ハルヒが無言で顔に花を咲かせ 俺も速攻で手に取り会計をした。これしかないだろうと。ちなみに諭吉3枚分だったが 出資比率は俺が4割、ハルヒ達2割づつだった。色々世話になってたしなぁ。価格は俺しか知らない。 なんにせよ、全員がこれだけ真剣...
  • Before 5 years their deaths.
    ...ぃ、これはお前からのプレゼントなのか? 俺は普通にクリスマスを楽しみたかったぞ?  ここにずっと立っていても仕方ない。 元の世界に帰るにはどうすればいいか、ヒントを探さなくては。 しかし俺にはなんとなく、どこで、誰に会えばいいかわかっている気がした。  勘の告げるとおり、ある一軒の家に足を向ける。 はたしてそこには、『涼宮』の表札のかかった家が建っていた。 中にいるのは一体、何歳のハルヒなんだろうね。  それもまぁ、小学6年生のような気がしてしょうがないんだが。 最初の情報爆発の後、灰色の世界にストレスを溜めまくって一触即発の火薬樽のようなハルヒが中にいる。  さて、問題はこの家には煙突が無く、俺はサンタの衣装を持っていないということだ。 煙突はどうしようもないが、せめて衣装くらいはどうにかしたいな。  高校生の頃なら部室に行けばトナカイの衣装があったが、今は部室そのものが無...
  • Different World's Inhabitants YUKI~モクヨウビ(その一)~
    ...に満ちた冷たい目線をプレゼントしてくれる方もいるかもしれない。 ちなみにこのSSの作者は後者だそうだ。まぁ、知ったこっちゃねぇけどな。   これまでの流れでお分かりだとは思うが、てか、もう答えは出ちまっているが、そう、本日は一般的には『ホワイトデー』と呼ばれている、『バレンタインデー』と対をなす、1日である。カレンダーのどこを探してもホワイトデーの『ホ』の字も書かれてはいないが、そういうものなのだから仕方がない。この日をここまでメジャーにした奴、出て来い。俺でよければ表彰してやるぞ。   「おやおや、こんなところでお会いするとは奇遇ですね。」   そんなこんなで変にモヤモヤした気分のまま、今日も登校という名の坂上りを嗜んでいた俺に声をかけたのは、今週、遭遇率の高かった谷口ではなく、巷ではガチ○モ説が囁かれているくせに無駄にハンサム面である・・・   「古泉一樹です。」   ・・...
  • 雪色マフラー
    ...、これがわたしからのプレゼントです。」  朝比奈さんからテーブルを経由して長門に手渡された箱の中に入っていたのは、朝比奈さん印の茶葉だった。 「長門さんの家には急須があったから、いつも飲むのかなーって思って、これを選んでみたんです。」  そういえば俺が最初に来た時もお茶を3杯くらい飲まされたっけ。まあ上手かったから別に辛くはなかったけどさ。 「ありがとう、大事に使わせてもらう。」 「はいっ、どういたしましてっ。」  朝比奈さんはウキウキとした表情で「じゃあ台所をお借りして、お茶を煎れて来ますねっ」と言い残し、キッチンにパタパタと駆けて行った。 「飲み物ならジュースがあるのに、もうっ、みくるちゃんったら。」 「まあそうしかめっ面するな。お前も朝比奈さんのお茶の上手さは知ってるだろ。」 「で、あんたからのは何なの?」  なんでこうも話の流れをすぐ断ち切ってくるんだろうな、うちの団長さんは...
  • SOS団プレゼンツ 第一回 涼宮ハルヒ争奪戦 ―試練その5―
    ...として、お姉さんからプレゼントがあるっさ!!受け取ってちょ!!」 そう言うと、奥から移動式配膳台と、それを動かす朝比奈さんと長門の姿が見えた。 ……おいおいおいおい。それはちょっと嬉し…いや、不味いんじゃないか?? 二人ともツーピースで露出の大きい水着に、パレオの替わりだろうか、ヒラヒラフリルのついたエプロン、いや前掛けを身に纏っていた。 とてつもなくマニアックな格好である。 よく見ると、朝比奈さんは白い水着に黒の前掛け、さらにウサミミと尻尾を装着していた。 対して長門は黒い水着に白の前掛け、ネコミミと尻尾で、若干の違いがあるようだ。 …さらに言うなら、白い水着の上半身は何ていうか、無理に抑えこんだ感がある。カップが苦しそうであった。 対して黒い水着の方は…いや、よそう。長門の目線がイチロー以上のレーザービームを飛ばすような体勢に入っていたからな。 下半身はどちらも鋭角で極どい三...
  • 凉宮ハルヒの編物@コーヒーふたつ
    …━━━━もうすぐクリスマスがやってくる…。 …街中が恋とプレゼントの話題で騒がしい。 ところで…「手編みのマフラーとかセーターとか…貰うと結構困るよね…」なんて言う輩を希に見掛ける昨今…… 実を言うと俺は、そういったプレゼントに僅かながらも、密かに憧れを抱いていたりするのだった━━━━━… 【凉宮ハルヒの編物@コーヒーふたつ】 吐息も凍る様な、寒空の朝… 俺は、相も変わらずいつもの公園でハルヒを待っていた。 つい先程まで、自転車を走らせる事により体温を気温と反比例させる事が出来ていた俺だが、公園に辿り着いてから暫くの間に指先は痺れる様な寒さを感じ始めていた。 (まったく…こんな日に限って待たせる…) 大体…ハルヒの奴はいつもそうだ。 来て欲しい時に来なくて、来て欲しくない時に限って現れる… 「まったく…俺に何か恨みでもあるのか…」 「ん?何か言ったかしら?」 「…………へ?…...
  • Happiness! 後編
    ...  最後、クリスマスプレゼントを交換する場面があった。女の方は手編みのマフラー。うん、ありがちだ。 一方男の方は指輪をプレゼントしプロポーズ。…俺はプロポーズする必要は無いよな…何度も言うがそんな関係じゃないしな。 そして抱き合い、キス…でエンドロールが流れた。   ちゃっかり全部観てしまった。なかなか面白かったかもしれない。人気があるのもわかる気がするな。映画の知識がないからほとんど知ったかだが。   そういえばハルヒは…少し予想は出来ていたかもしれない…なにせ暗くて、そして映画の音以外は静かだ。俺も本来はよくやっていたものだ。今日はよくもったと思う。   ハルヒは静かに寝息をたてて眠っていた。それも幸せそうな顔で。…どうするかなぁ~?起こすにも起こせないなこの顔じゃ… だが起こさないとそろそろ次の上映が始まる。物凄く忍びないのだが、起こさなければ…   「おい、ハルヒ。終わった...
  • 繋ぎとめる想い
    ...るにこれで何かしらのプレゼントでも用意しろって事なんだろ? 確かにそれで閉鎖空間の発生なりが減ったりすれば向こうも助かるんだろうが。 一つの組織の意見を聞くと他の組織の意見も聞いてみたくなるのが世の常だ。 セカンドオピニオンってやつ。そんな訳で後日のSOS団活動にいつもより早く行き、 部室に居た長門に聞いてみた。 なぁ長門、ハルヒは俺が何かをプレゼントしたりしたら喜ぶと思うか? 「涼宮ハルヒはあなたから物を受け取る事によって大きな効用を得る可能性が高い。 そして人々の間で慣習化されたタイミングであれば、相乗効果によってより大きなものになる」 ようするにクリスマスに渡すって事ね。特に問題は無いわけだな。 「ある」 あるのか?何だ? 「涼宮ハルヒだけにその機会が与えられるのは不公平」 そう言うと長門は俺に視線を向けた。 あのー、長門さん?いったい何を仰ってるんですか? 「…なんでもない、...
  • 長編・未分類
    ... 涼宮ハルヒの仮面 プレゼント キョンの暴走 涼宮ハルヒの幕張 / 涼宮ハルヒの幕張【完全版】 涼宮ハルヒの弱点 逆の世界 涼宮ハルヒの64大乱闘スマブラ第1試合 朝比奈みくるの釣堀 涼宮ハルヒの童話~赤ずきん長門編~ アブダクション 笑わない少女 涼宮ハルヒの不思議 戦慄の肉じゃが 星に願いを  ある日森の中 恐怖の館 ストーカー 欲望 SOS団忘年会 ハルヒVSミヨキチ 涼宮ハルヒの業腹 俺の妄想 涼宮ハルヒの覚醒 涼宮ハルヒの覚醒 おまけ ビストロSOS団 三匹が行く 伝説の支援人 眠気と休日 【涼宮ハルヒの憂鬱meets星新一】 love and choice 【天地無用!SOS】 涼宮ハルヒの聖杯 2人の不思議探索 ケーキを食べよう 生徒会の陰謀 饅頭怖い ~ハルヒがみくるで、みくるがハルヒ~ 新世紀メランコリオン 涼宮ハルヒの病院
  • ビストロSOS団
    ...  「勝ったチームにプレゼントにょろ!」 ほほー、わざわざそんなの用意していたのですか・・・ わざわざすみません。 と、思ったその時、俺だけにプレゼントが渡された。   さて、そのプレゼントがなにかは省かせてもらおう。 とりあえず、そのプレゼントがもらえた瞬間、古泉の携帯が鳴ったとだけ言ってやる。 俺個人で言えば、ちょっとうれしかったけどな。
  • 長編・その他2
    再会と再開、そして開始 テレビ出演 パラレルワールズ プレゼント ツイスト・オブ・フェイト-キョン殺害命令 SONGOF KUNIKIDA -MELTY CADENZA OF SECRET- ノンフィクション・ストーリー ひぐらしの憂鬱 鶴の舞 朝倉と 一日おにいちゃん 一日おにいちゃん 後日談 涼宮ハルヒの怪談 fixed mind 狙われた憂鬱 One Day.... ハルヒ親父シリーズ ずるい二人 ササッキーシリーズ ●えもん 朝倉涼子の再誕 幸福な鶴屋さん そしてイブはリンゴを齧る えれべーたー☆あくしょん 生徒会長の悪辣 いつも曜日は九曜日 佐々木さんの憂鬱 眠たくないけど……シリーズ crane love 橘の香り 月間佐々木さん 佐々木の囁き Lolita s Love Complex ネクストジェネレーションの憂鬱 谷口探偵の事件簿 SOS団が家族に? えれべーたー☆あく...
  • 長編・涼宮ハルヒ
    ...ライバル クリスマスプレゼント 教科書と嫉妬 涼宮ハルヒの告白 完全ウリジナルストーリー 涼宮ハルヒの労い
  • 涼宮ハルヒの嫉妬
    ...「彼はあなたの誕生日プレゼントを買う為に働いていた。」 バラしやがった。俺の苦労が水の泡だ、バブル崩壊だ。 …。 沈黙が流れる。ハルヒは押し黙ってしまったようだ。 つられてこちらも黙ってしまう。 1分ほどたって、ハルヒが口を開いた。 「ちょっと1人にさせて。」 足音が、来た方向とは今度は逆の方向に響いていった。 それから10秒ほどして、がちゃり、と音をたて、静かに病室のドアが開いた。 長門と、付き添うように朝比奈さんが立っている。 長門は俺を見て、首を1ミクロンだけ下に動かし、部屋を出て行った。 なんだってんだ? 「じゃあ僕もそろそろ帰ります。林檎、食べてくださいね。」 古泉はニコリと微笑み、たたんでいたブレザーを羽織って、一礼して出て行った。 それから30分ぐらいたっただろう。 コンコン。 ドアがノックされた。 「どうぞ。」 がちゃり、と音を立て、ドアが開き、ハルヒがゆっくりと...
  • 長編・キョン4
    ...ス) トナカイからのプレゼント Am I father? ロマンティックが止められない(※ホモ・百合ネタ注意) 情報統合思念体と機関が総力を上げて俺を潰そうとしている件(キョン) 新・孤島症候群 北高生人気投票 ラジカルメッセージ 北枕の憂鬱 QUANTUM TELEPOATATION 涼宮ハルヒの団結 リバーシブル 朝倉涼子の再構成 『朔』-Distorted pain- DoublePlay とある休日 SOS団の非日常 涼宮ハルヒの留学 涼宮ハルヒのエアロスミスーッ! parallel-day 勘違いLOVERS B+ 偽りの世界で 涼宮ハルヒのゆううつ 妖魔夜行ver. I don t choose, but decide. 涼宮ハルヒの喪失 俺の事情と彼女の事情 宇宙刑事キョン さよならSOS団 きっとまた会えるから 朝倉涼子の挑戦 アインザムカイト・ツヴァイザムカイト O...
  • 涼宮ハルヒの理想
    ...登場だ。 「なんだ?プレゼントでもせがんでるのか?」   「違う。どうしたらそういう発想になるんだ?」   「またまたー。で、涼宮はキョンに何を欲しいってせがんでるんだ?」   「キョン」 教室中が静まりかえった・・・   無論、俺も例外ではなく固まっていると俺の携帯が鳴り出した。 はっとした俺は携帯を取り出し開いた。 携帯のディスプレイには「新着メール1件」と表記されていた。 メールは古泉からだった。 『どうやらこちらに来るには無理があるみたいですので、簡潔に申し上げます。今回どうやら涼宮さんは 「キョン大好き!!いっその事、世界が全部キョンだったらいいのに」と考えたようです。』 あぁ、そこまで思われてるなんて俺は幸せ者だなぁ等と思いながら古泉に返信した。 『一体どうすりゃいいんだ?』 1分後・・・ あ、返信来た。 あいつ、メール打つの早いな 『涼宮さんに、そんなに沢山いたら困ると...
  • SOS団プレゼンツ 第一回 涼宮ハルヒ争奪戦  ―二年目の勉強会―
    夏休みが始まって数日後、俺達は夏休みの課題の処理真っ最中である。争奪戦を恙無く進行させるために、夏休み後半のイベントを思い切って楽しむために、 そして去年みたいに慌てて宿題をやることがないように、団長が配慮を利かせたらしい。 ハルヒにしては有り難い配慮だ。宿題の答えを教えてくれる奴が複数存在するのは助かる。 それにまた延々と八月を繰り返すのは嫌だからな。いい加減にしないと長門がおばあちゃんになってしまうぞ。 「丸写しはダメよ。何故そうなるか、理解してから写しなさい」 丸写しの心配か?大丈夫だ。一問置きに長門と古泉のも写すから、カンニングの疑いはかからないと思うぜ? 「何言ってんのよ。あんたのためを思って丸写し禁止してんのよ。嫌だったらノート返しなさい」 お前から、 『あんたどうせ解けなくて悩んでいるんでしょ。仕方ないわね、見せてあげるから光栄に思いなさい』 と嬉しそうにノートを差し出し...
  • ながとぅーみー 第一話「粉雪のふる頃に」
    ...か。優しい人が子供にプレゼントを配ってくれる日だ」 本当はサンタクロースがプレゼントを配るんだけどな。 クリスマスを知らない人間にサンタクロースが、なんて言ったらまたそれに関して聞かれそうだし置き換える事にした。 それに、長門にはこれぐらいの説明が丁度良いと思う。 「そう・・・なら、私は年中クリスマス」 「ほう・・・何故に?」 「私は、貴方から幸せを沢山貰っている。毎日、貰っている。だからクリスマス」 はは。恥ずかしい事を言ってくれる。って、長門。 「私は、インターフェース。この心を、諦めてる。だから、言える。貴方が、好き」 何故そんなに悲しい顔をしているんだ。 「長門・・・?」 「でも貴方は、涼宮ハルヒと結ばれるべきだから・・・」 無表情の瞳にきらりと涙が光っていた。あの長門が泣いている。 「エラーが発生した・・・これは悲しくて泣いているわけでもなく、涙でもない」 それは強がりだと...
  • HOME…SWEET HOMEのChristmas
    ...ありません! 私共がプレゼントして回るのは基本的に「素敵な時間」です。 まあ、中にはオモチャを配る事で、そこに素敵な時間が生まれる…なんて屁理屈を言う邪道もいますが… サンタが金で買えるモノを配ってどうするんだっ!…ていうのが私の持論でして。 そうそう!ついでに言わせてもらいますけど、私共は何も子供達だけにプレゼントをする訳でもないんですよ? 時と場合によっては、大人にだってプレゼントする事もあります! え?どんな場合かって? そうですねぇ…例えば、こんな二人の様な━━━━…   【HOME…SWEET HOMEのChristmas】 特別編・「約束を守らない男は最低っ!」   ━ハルヒ AM9 23━   「ハルヒ!起きてっ!時間だよっ!」 「んんっ…煩いなぁ…もう少し寝かせなさいよ…バカキョン……」 「もうっ!何寝惚けてんのよ!ハ・ル・ヒ・お・き・て・よ・っ!」 耳元で叫ばれて、...
  • 愛しき、七夕の日に
    ...」 「わかってるよ。プレゼントもちゃんと買ってくる」忘れるものか。愛娘の誕生日を。 家の娘二人は何の因果かどちらも七夕に生まれた。別に狙ったわけじゃないぞ! 「ん。わかってるならよろしい。いってらっしゃい、古泉君によろしくね」 「ああ。じゃ、いってくる」 「悪い、待たせたな」 既に喫茶店の一角に座っていた旧友に俺は声をかける。 「いえ、僕も今来たとこですので」 「ならいい。で、話って何だ」若干語気を強くして問いかける。 「・・・」古泉は答えない。こいつが言い淀むほどの問題って何だ。 「おい、ここまで来ておいてだんまりは無いだろう」 「すいません。・・・心して聞いてくれませんか」 「そのつもりで来たんだ。さあ話してくれ」 「・・・わかりました。あなたは16年前の七夕のことを覚えていますか?」 「ん? 俺が過去へ行ってハルヒに会ってきたってやつか?」 「いえ、違います。それよりももう少...
  • SOS団プレゼンツ 第一回 涼宮ハルヒ争奪戦 ―エピローグ―
    あの疾風怒濤の争奪戦から四日後のことである。俺は珍しく部室に二番手で入室し(一番は勿論長門だ)部室で花瓶の水換えをやっていた。 本日は花火大会があり、その準備と第二回争奪戦の企画会議であった。全く、次から次へとよくやるよ。あの団長様は。 「おや、あなたが花を持って来るとは珍しい。向日葵ですか」 夏の炎天下をクールに決める、SOS団専属ナレーター(本人希望)は、部室に入るや否や、俺が花を持ってきた事に若干驚愕の顔を浮べていた。 俺だってたまには花を持って来るさ。 部室には一瓶の花瓶があり、季節によって様々な花が活けられていた。 水の交換は当番制だったが、花を持って来るのは殆どは朝比奈さんだった。次点で古泉。 たま~に長門もある。あいつも花に興味あるとはな。喜ばしいことだ。 因みに、俺とハルヒは未だかつて一度も花を贈呈したことはない。だがこれで一歩リードだ。 俺は、先日ハルヒにもらった...
  • セカンド・キス 4
    ...て声をかけた。 「プレゼント、」 長門は俺の目の前に赤の包装紙と金のリボンでラッピングされた包みを差し出した。 「買いに。」 そうか。そう言えばプレゼント交換がどうのこうのとハルヒが言ってたな。 それにしても何を買ったのだろう。 「内緒。」 正論だな。ふと、思い立つ。 「良かったら昼飯いっしょに食わないか?おごるからさ。」 俺の問いに長門はコクリと頷き、「いい。」と同意を示した。   俺たちは手ごろなハンバーガーショップを見つけそこで昼食を取ることにした。 しばしお互い無言でハンバーガーとポテトを貪る。はたから見たら恋人同士・・・には見えそうもない。 「なあ、長門。」 チマチマとポテトを頬張る長門に俺は声をかけた。 「聞きたいことがあるんだ。」 俺は長門に先ほど古泉から聞いた話をところどころ割愛しつつ話した。 ハルヒと俺の間に何があったかは極力ボカしつつ、閉鎖空間...
  • 涼宮ハルヒの仮入部~コーラス部編~
    ...んになんでもいいからプレゼントしてもらうこと。 そんなことされたら、あたし、それを机の中に大事にしまっておくのね。 ただの紙でもいいから、ほしいのね。 そしていつか、絶対に家に招待するのね。ルソーと一緒に遊んでもらうのね。 あっ!また口癖が。
  • 普通短編20
    ...のはな、クリスマスにプレゼントをくれるおじさんのことだ」     長門「プレゼント?」     キョン「そうだ。サンタに欲しいものをお願いしておくんだ。 そうするとクリスマスの夜にプレゼントをくれるんだ。」     長門「なんでもいいの?」     キョン「多分な。それと、靴下を置いておくんだ。 サンタは靴下にプレゼントを入れてくれるからな」     長門「………そう」     キョン「どうした?」     長門「………靴下じゃ小さいと思うけど……我慢して」     キョン「へ?」         ハルヒ「キョン…あたしできちゃったみたいなの…」 キョン「何がだ?」 ハルヒ「っ!!何がって子供ができたって言ってるのよ!あかちゃんが!」 キョン「ほぅ…いったい誰の子だ?」 ハルヒ「誰の子って!アンタ本気でいってんの…?」 キョン「あぁ」 ハルヒ「…アンタの子に決まってるでしょ」 キョ...
  • クリスマスイブ
    ... 「これ、クリスマスプレゼントだから!受け取りなさい!」 …? 「それが1つ目の命令なのか?」   全然命令っぽくない、むしろうれしい行動だったので、俺は訊き返した。 「そ、そうよ!ゴチャゴチャ言ってないで早く中身をみなさい!」 「あ、ああ…」俺は言われるがままに、袋を開けてみると中にはマフラーが入っていた。   俺がマフラーであることを確認すると同時にハルヒが口を開いた。 「…ほんとは噴水の所で渡そうと思ったの。 でもあんたはもうマフラー巻いてたから渡せなかったのよ…。」 うつ向いて少し悲しそうに言うハルヒは正直めがっさかわいかった。   俺は自分の首に巻いてあったマフラーを取り去り、ハルヒにもらったマフラーを巻いた。 「どうだ?似合ってるか?」 ハルヒは顔を上げ、マフラーを巻いた俺を見た。   「あ、当たり前じゃない!あたしがわざわざキョンのために作ったのよ!似合わないはずがない...
  • ナガえもん
    ...     そのお礼にプレゼントをと思って妹のアサミのところに行ってきた。      これがプレゼントのマフラー」 キョン「ありがとう!手編みかこれ?」 ナガえもん「…そう」 キョン「うれしいよ!!」 ハルヒ「…キョーン?(ヒクヒク)」 キョン「いや!これはその…」 ハルヒ「覚悟はできたかしら?」 キョン「えっと…助けて!ナガえもーーーん!!」   長門「…という夢をみた」 キョン「…そうか」 長門「…それでマフラーを編んでみた。あなたに巻いてほしい」 ハルヒ「あら、よく似合ってるわよ(ヒクヒク)」 古泉「(ピリリピリリ)…行ってきます!(クスン)」 みくる「…いってらっしゃい」 キョン「…な、長門」 長門「…がんばって」 キョン「………そ、そんな…うわーーーん」         終
  • 白い天使
    ...に用意したクリスマスプレゼント。 みんなの前で渡すのは少し贔屓みたいで抵抗があったけど、今は二人だけだから誰にも見られてない。 あたしは有希に向かって声をかけた。 「ねぇ、有希。いろいろ巻き込んでごめんね?ほんとはゆっくりと本を読んでいたかったんだろうけどさ……」 有希は本から目を外してこっちの方を見ていた。 「いい。わたしもけっこう楽しんでいたから」 「うん、わかってる。……でもね、ちょっと謝っときたかったから」 わたしを見つめる有希の目に少し《疑問》の色が浮かんだ気がした。 「なぜ?」 「あたしね、もっと有希と仲良くなりたいから。いろんなことをお喋りしたり、一緒に買い物に行ったりしたいから、自分の中のモヤモヤを取り払うために謝ったの」 ……………。 沈黙が流れる。あたしが言いたいことは大体言ったから、有希の返事待ち。 「……そう。わたしも……あなたともっと仲良くなりたい」 「ほん...
  • 涼宮ハルヒのデート騒ぎ?
    ...か、たまには俺からのプレゼントだと思ってくれよ」 俺は買った服を受け取り、ハルヒに渡した。 「え…でも、あんたの金は…」 そこまで心配するなよ、俺の奢りなんだからな。 「気にするな、さっき言ったとおりだが…俺からのプレゼントだと思って受け取ればいい」 「…うん」 うむ、照れてるハルヒは可愛いな。 それにしても、ハルヒが欲しかったのは、服だったのか…。 …早くワンピース姿見たいね。 そして、色々、楽しい事をした。 俺は、ハルヒと一緒に居るとなかなかいいかもなと思った。 いよいよ、デートの時間が終わりに近づいた。 「あー、楽しかったね!」 「そうだな」 俺達は、今、公園で休憩してる。 夕日が暮れ、公園の電灯が点いた。 俺はふと、ハルヒの横顔を見た。とても可愛くて美しい女に見えた。 「ん、何?」 ハルヒは、俺がハルヒを見てる事に気付いてた。 「あ、いや…」 ハルヒが可愛すぎて、こっちが...
  • 10月8日、曇りのち雨 後編1
    ...」 「だから誕生日プレゼントに決まってるじゃない! あんた昨日のコトも忘れちゃったワケ?」 おい。 コイツは朝から自分へのプレゼントをせしめるために人の家まで乗り込んできたのか。 ゆうしゃだな。マジで。俺の家にちいさなメダルは隠して無いと思ったが。 「カバンの中だ。勝手に持ってけ…」 「ふーん。これね?」 ハルヒは机の上に置いてあった俺のカバンを手に取り、その中身をベッドにぶちまけた。 …俺は本気で友人を間違ったのかも知れん。 人の家に上がりこんで来たかと思ったら、人のベッドに人のカバンの中身ぶちまけてんですよ? いや、ホントに。なんだこれ。おい。 「あったっ! これねっ?」 そーだろーさ、そーだろーさ。 お前は数Ⅰの教科書がプレゼントに欲しいのか。 いくらでもくれてやるぞ。なんなら世界史A 改訂版 学習ノートもセットでプレゼントしよう。 「ふっふーん、どれどれー?...
  • 長門「普通になりたい…」
    ...バッカじゃないの? プレゼントよ!ぷ・れ・ぜ・ん・と!」   キョン「まだだが……」   ハルヒ「あんたって本当に最低馬鹿野郎ね。いい?女ってのはこういうイベントを大切にしてるの!」       ハルヒ「しかも相手はあの有希よ!大切な人からもらったものなんてあの子一生大切に持ってるわよ!」   キョン「……」   ハルヒ「それにね。どうせ奥手のあんたの事だからキスもしてないんでしょ?」   キョン「さてな……」   ハルヒ「ごまかしたって私には通用しないわよ?あんたら小学生じゃないんだからこれを機会にブチュっとやっちゃいなさいよ!」   キョン「へいへい」   ハルヒ「まったく世話がやける二人ね。」     そういうと、なぜかハルヒはプンプンしながらいつもの席に戻っていった。 古泉はいつもの含み笑いを浮かべこっちを見ていた。   プレゼントか……まあ実はすでに用意してあるんだがな。 ...
  • 神様とサンタクロース
    ...「そのサンタがお前にプレゼントを用意したいらしいんだが、何を送っていいのか迷っているらしい。お前はクリスマスプレゼントはなにが欲しいんだ?」    そこであたしはようやく気が付いた。    ――目の前にいるサンタクロースの存在を――。   「…………」   「どうした? 何がほしいんだ? ハルヒ……」   「バカ……」    あたしは小さく呟くと、キョンを睨み返した。   「そんな事言ったサンタを後悔させてあげるわ!あたしが欲しいのものはね――」    睨んでいるつもりだけど、きっと嬉しそうな顔でキョンを見ているのだろう。  あたしの欲しいものに困惑するキョンの顔を笑い飛ばしながら、あたしは駆けだした。    遠くからまたあの歌が響いてくる。    あたしは一人じゃない……    神様は居ないかもしれないけど……    ずっと側にいてくれる人がいる……     Fin
  • SOS団プレゼンツ 第一回 涼宮ハルヒ争奪戦 ―最終試練(後編)―
    「最終試験官のハードルはものすごっっく高かったみたいだよ!なんと副団長の古泉君ですら敵わなかったからね!残すところ、挑戦者はあとひとーり!最終試練を、試験官を見事乗り越え、ハルにゃんを見事手に入れることができるのか!最大の見せ場だよ!月9で例えたら、好きだった幼馴染みに対してアプローチをする先生を阻止し、自分がプロポーズすべく大勝負をかける場面に匹敵するよ!」 どんだけ~!…いや失敬! 鶴屋さんは最後の勝負ということで、色々と盛り上げる内容を語っていた。そう。残り一人。これでようやく終わる。 こいつを倒せばハルヒを狙う輩を殲滅できる。俺の仕事が全うできるんだ。 ――残りの一人の人物は、俺の知った顔だった。名前は知らないがな。 最初は教室の外で、二度目は部室の前で、ハルヒを自分の彼女にすべく、俺に戦線布告をしてきたあの北高生だった。 「――やはりあなたと戦うことになりましたね。僕には...
  • ポニーテールの秘密・第2章
    ...で革のブレスレットをプレゼントした。今日は俺が連れ出したんだしな。もちろん、俺のポケットマネーで買えるような代物だから大したものじゃない。それでも朝比奈さんはしきりに「ありがとう」とお礼をしてくれた。  デパートを出てからはすぐに別れた。お互い制服だし、教師に見つかると面倒だ。別れ際、朝比奈さんは俺がプレゼントしたブレスレットを右手首に付けて、その手でさよならのジェスチャーをしてくれた。やはり、天使のような妖精のような笑顔で。  こうして、俺と朝比奈さんの探検は終わった。  「結局、聞けなかったな」  まあ、いいか。今日はワケ有りっぽかったしな。  家に帰った俺はどうやら結構疲れていたらしく、メシ食って風呂に入ったらすぐに寝入ってしまった。朝比奈さんには気を使っちまうみたいだ。無理も無い、か。  もちろん、長門から借りた文庫本を思い出したのは妹の布団剥ぎを食らった後である。 ...
  • SOS団プレゼンツ 第一回 涼宮ハルヒ争奪戦  ―争奪戦当日~開会式・適性検査~ ―
    「れでぃーす えぁんど じぇんとるめん 皆様 めがっさながっっらくお待たせしたっかな? 只今より 『SOS団プレゼンツ 第一回 涼宮ハルヒ争奪戦』を 開催しちゃうっさー!!」 鼓膜が張り裂けそうな程の声をあげ、鶴屋さんは開会宣言をした。 時は8月7日。争奪戦当日となった。ハルヒの機嫌の様に雲一つ無く、絶好の天候となったようだ。 会場は鶴屋邸の一角にある庭園である。鶴屋さんも面白いことには飢えているのだろうか、二つ返事で協力を了承してくれた。 学校内で行うにはリスクがありすぎるからな。生徒会への根回しも杞憂に終わったな。古泉。 鶴屋さんは場所だけでなく、会場や必要な大道具・小道具・機材・人材を確保してくれた。その上、進んで司会まで努めてくれた。さすがは名誉顧問である。 『なぁに、他ならぬハルにゃんの頼みだからね!聞かないわけにはいかないっさ!ハルにゃんは大勝負に出たみたいだから尚更だね! ...
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