涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「ミヨキチの暴走~ミヨキチend」で検索した結果

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  • ミヨキチの暴走~ミヨキチend
    「今の俺には三人を選ぶことは出来ない。でも俺はミヨキチが好きだ」 俺の言葉にハルヒも佐々木も信じられないという顔をしている。当たり前だろ?相手は小学生だぜ? ミヨキチは俯いていてどんな表情をしているかわからない。 「キョン、君は本気で言っているのかい?」佐々木が真剣な顔で聞いてきた。 ああ、本気だ。「あんた…正気?」スマン、ハルヒに佐々木。俺はいたって正気だ。 「いいかい?キョン…」「アンタね!下手すれば…」二人して俺に説教してくる。 二人とも落ち着け!俺はまだ全部言い切ってない! 「「へ?」」間抜けな顔をするハルヒと佐々木。ミヨキチも顔を上げてこっちを見ている。 「いいか?口を挟まずに、まずは俺の話を聞け。確かに、俺は高校生でミヨキチは小学生だ。付き合うわけには行かない」 ハルヒと佐々木はうんうんと頷く。ミヨキチは不安そうに俺の話を真剣に聞いている。 「だから、ミヨキチには、ミヨキ...
  • ミヨキチの暴走~決意
    現在、午前9時ジャスト。 俺が三人に指定した時間は10時だが、家にいると決心が鈍りそうだったから早めに家を出た。 10分後、公園に着いた。当たり前だが、まだ誰も来ていないな。 俺はベンチに座り、この数週間の事を思い出した。ミヨキチの暴走、ハルヒと佐々木とミヨキチからの告白。 それから変わった三人。色んなことがあった。疲れることが多かったけど楽しかった。 短い思い出に浸っていると、三人がやって来るのが見えた。時計を確認すると、9時40分。30分も思い出に浸っていたのか… よう三人共。俺は三人に普段通りに挨拶をした。返事は無かった。三人共、不安そうな表情をしている。いや、正直不安なんだろう。 「今日ここに集まって貰ったのは、俺の気持ちを伝える為なんだ」三人は何も言わずに俺を見ている。 「俺は…」 ハルヒ編  佐々木編  ミヨキチ編
  • ミヨキチの暴走
    さて、今俺は危機的状況に立っている。なぜか俺の部屋いて笑いながらも怒気のオーラを出すハルヒと佐々木。 そして仰向けになっている俺の上に跨っている顔が赤いミヨキチ。 何故こうなったかというのは今から説明しよう。始まりはミヨキチからの電話だった。 土曜日の夜、いつもの不思議探索から帰ってきた俺は晩飯までの時間をマッタリと過ごしていると、妹から 「キョン君、電話だよ~」と呼ばれた。誰からだ?「ミヨキチ、キョン君に用事だって」 ミヨキチから?俺は妹から受話器を受け取り、通話ボタンを押した。 「こんばんわ、お兄さん。いま大丈夫ですか?」大丈夫だよ、俺に何か用かい? 「…ハイ、あの、えっと…」 俺の問いかけに対し、何か言い難そうにしていた。それが数秒続いた後に 「あの、相談したいことが…あるんです」 ミヨキチの言葉に俺は疑問に思った。俺に相談?何で?頭の中に無駄に?マークを作り出す俺をよそに、ミヨキチ...
  • ミヨキチの暴走~ハルヒend
    「俺はハルヒが好きだ」俺の言葉にハルヒは、はっと驚いて顔をあげた。他の2人は俯いたままだ。 俺は2人に何と声をかけたらいいかわからない。「ごめん、2人共」 「キョン…」ハルヒが不安そうに俺を見る。 「親友として、これからもよろしくね、キョンに涼宮さん」佐々木は涙をながしながら微笑み、言った。ああ、よろしくな。 「お兄さん…その…」ミヨキチは泣きながらも必死に何か言おうとしている 「涼宮さんと…幸せになってくださいね」ああ、ありがとう、ミヨキチ。 その後、俺は佐々木とミヨキチに「ハルヒを幸せにする」という誓いのキスをさせられた。俺もハルヒも真っ赤だったがな。 翌日の放課後、俺は古泉と中庭で喋っていた。 「いやあ、おめでとうございます」古泉、おだてても何も出んぞ。 いつも通り答える俺に古泉は「僕の仕事が減って、長門さんと一緒に居られる時間が増えれば、それで十分ですよ」そうかい。 「誓いのキスも...
  • ミヨキチの暴走~佐々木end
    「俺は佐々木を選ぶ」言ってしまった、もう戻れない。 「本当に…僕を…?」ああ、俺は佐々木が好きだ。佐々木は不安そうな顔のままだ。 俯いたままの二人、俺はなんて声をかけたらいいのだろう?言葉が見つからない。 「…死刑…だから」言ったのはハルヒ。その言葉に俺はきっと閉鎖空間に飛ばされるのだろうかと考えた。 「佐々木さんを…泣かすような事したら…許さ…ないんだからね!」ハルヒが泣きながら言った言葉に俺は驚いた。 俺はハルヒが自分を選ばなかったことに対していったのだと思っていた。 「お兄さん、私も涼宮さんと同じです」ミヨキチも泣いていた。 「ゴメンな二人とも。それと、ありがとう」俺はこれぐらいしか言えなかった。 「謝る必要なんてないわよ」「そうですよ、お兄さん」二人とも、本当にありがとうな。 「さぁて、キョンに佐々木さん!二人にはここでキスしてもらうわ」はぁ!?何でだよ?俺の疑問にハルヒとミヨキチ...
  • ハルヒVSミヨキチ
    それはとある日曜日の朝のこと ハルヒに用事があるとのことで町内不思議探索は中止となり 布団に包まって気が済むまで寝ようとしていると携帯が鳴った ハルヒか?と思ってディスプレイを除いてみたが電話番号が表示されるだけで名前がない つまり電話帳に登録していない奴から電話がかかってきたと言うわけだな すでに5秒ぐらい着メロが鳴り続けているからワン切りでも無さそうだ これ以上鳴らして相手に迷惑をかける訳にもいかんだろう、間違いだったらその旨を伝えればいいだけだしな 「あ、もしもしキョンさんですか」 通話ボタンを押すと女の声が聞こえてきた 俺のあだ名を知ってると言うことは少なくとも間違い電話ではないと言うことだな もしこれで間違いだったらそのキョンとあだ名を付けられたやつに同情しよう 「え~っと失礼ですがどちら様で?」 「あ、ごめんなさい私は吉村美代子です」 思い出した、妹とは同級生だがとても同じとは...
  • その後の探索日
    ミヨキチの暴走の続きです 土曜日。今日の市内探索は佐々木団(仮)とミヨキチが参加し、メンバーは合計10人になった。 集合場所に行くと、やっぱり俺が一番最後だったが「今日は罰金無しでいいわよ」とハルヒが言ったので奢りは無しだった。 班分けは5人2グループに分けることになったのだが、くじ引き無しでハルヒが勝手に決めちまった。 一つ目のグループは俺にハルヒに佐々木にミヨキチに朝比奈さんのメンバー。 もう一つは、古泉と長門に橘、藤原、周防のメンバー。で今日一日、このメンバーで固定らしい。 古泉側のグループなんだが…見ていて非常に不愉快である。なんせ古泉と長門、橘と藤原の4人がイチャイチャしてやがるからだ! 朝比奈さんは「私だけ…独り…」と何かブツブツ言ってる。オイ、ハルヒ!アイツらにこれはデートじゃないと言ってやれよ。 「はぁ?なに言ってんの?コレがデートじゃなきゃ何だって言うのよ?」あれ?ハル...
  • 恋文 後章
            後章   携帯でメールを打ち終わり、時計を見ると約束の時間がそろそろだということに気づく。 昨晩は布団の中に潜り込んだはいいが、結局眠れなかった。少しはうつらうつらとしていたが、熟睡できる精神状態ではなかったらしい。 翌日──つまり今日の日曜日になって、何も食べてないことに気づいた。母親が何か言っていた気がするが、それを聞き流して少しは胃の中に食べ物を詰め込み、ミヨキチとの約束の時間までやるべき事を済ませておいて──。   そして今。   陰鬱な気分で身支度を調えて、家を出る。すべてが俺の思い過ごしであろうとなかろうと、ハッピーな一日になるとは思えない。自転車ではなく、徒歩で約束の時間を引き延ばすように歩いて向かっているの場所は、朝比奈さんから未来的な告白を受けた河川敷。あそこならそれなりに人通りもあるし、かといって騒がしい場所でもなく、何かと都合がいい。 河川敷へと向...
  • 恋文 前章
            前章 土曜日の昼下がり、親子でも兄弟でもない若い男女が二人きりで行動を共にすることは、世間一般の認識では「デート」という代物に該当する……なんてことが、脳裏を一瞬かすめたが、深く考えないようにして、俺と美代子──ミヨキチは電車に揺られつつ駅前の公園から移動していた。この子とどこかに行くなら映画館だな、との判断での移動だ。そもそも地元で二人一緒に並んで歩くのはリスクが高すぎる。いろんな意味で。そんなリスク回避として映画という選択はなかなかナイスな判断だ、自画自賛しておこう。 電車の中では、あまり言葉を交わさなかった。前にミヨキチが見たがっていた映画に行ったときと勝手が違うから、それは仕方がない。幾分緊張している彼女は流れる外の風景に目を向けており、俺はその横顔を漫然と眺めていた。 あまり凝視するのは失礼な気もするが、それでもつい、目が向いてしまう。確かにこの一年で...
  • Lolita's love complex 第二話「遊園地でつかまえて 前編」
    朝の十時。 今日は休日。と、いうわけで家でゴロゴロしている・・・と見せかけて外出中だ。 不思議探索、では決してない。何より集合場所が違うし、ハルヒ達が居る地区とは少し離れた場所に居るしな。 まぁ、彼氏(らしい)になった以上は休日になれば街中歩かないといけないわけだしな。 と、言うわけで集合場所に時間より約三十分前にここに来ていた。 そして俺が着いてからだいたい約十五分後、つまり集合約十五分前に、相手が来た。 服装は至ってシンプルだった。白いロングスカートが落ち着いて清楚な印象を与えている。 「あ、待たせて申し訳ありません、お兄さん」 ペコリ、と可愛らしく謝ってくる。俺はその頭をそっと撫でてやる。 「いやいいさ、俺が早く来すぎたんだからな。それに初デートに男が遅刻するわけにもいかないしな」 「デート・・・そうですね、これデートなんですよね・・・」 俺の彼女(らしい)となったミヨキチはそっと顔...
  • Lolita's Love Complex  第一話「My little lover」
    「キョンくん、おっはよー!!朝ご飯できてるよー!!」 「ぎ・・・ぎがああああああぁぁあああっっっ!!??」 妹の目覚まし”シスターズボディープレス”で叩き起こされた俺はその衝撃に死ぬかと思った。 俗に言う朝立ち。その状態のアレの上に乗ってきたのだ。もう、痛いのなんのってない。 そう、何が起きたか解らないような痛みだったのだ。 「あぁああああぁあああああぁぁぁぁぁああぁぁぁ・・・・・・っっっっっ」 急速に、意識が薄れていく。 「どうしたの!?大丈夫!?」 妹が凄い慌てた様子で俺を揺さぶる。 「と、とりあえず・・・大丈夫、だ・・・・・ガクッ」 「キョンくん!?キョンくんっ!キョンく・・・キョ・く・・・キョ・・・・・」 よっぽどの激痛だったに違いない。 俺は、そこで意識が途絶えた。           そして、目覚める事はなかった。 死因「シスターのカールイス」 BAD END   第一話「My...
  • 一日お兄ちゃん
      「あ、あの、……」  そう言いかけてまた押し黙る。  何度か言葉をつなごうとして顔を上げるが、また伏せてしまう。こちらから見ていても気の毒になりそうなくらい顔が真っ赤になっている。 そんな動作を数度繰り返した後、意を決したように真剣な顔つきでこちらを見上げ、 「わ、私の、おおおお兄さんになってください!」  そう叫ぶと、また恥ずかしげに顔を伏せてしまった。  俺は、最初彼女の言ったことがよく理解できなかった。何度か頭の中で彼女のセリフを反芻した後、その意図するところを理解し、そしてその内容のあまりにも突拍子のなさに、 「は?」 俺は口をぽかーんと開けた状態で、その間抜け面をさらしたまま、彼女の前で固まっていた。  なぜ俺がこんなわけのわからない状況に巻き込まれてしまったのか、その訳を説明するためには昨日の朝に遡らなければならない。    その日の朝、そろそろ暖かくな...
  • 橘京子の暴走(前編)
     月日は百代の過客だとか行き交う年も旅人だとか、昔の偉人は大凡偉そうな物腰でネット世代で言うブログを自由気儘に書き綴ったり自由奔放な一人旅を満喫していたりするのだが、その心情は一介の高校生である俺にとってはナンセンスなものであろう。  月日や年のように毎回サプライズイベントを引き起こすこともなく、ただ連々と時間だけを費やすのであれば俺に取ってこれ以上心休まる時間はないと言っても言い過ぎではないと心の中の胸三寸に収まっている。  この二年半の間――言い換えればこの高校生活の間、俺が旅人として出会った人間は十中八九まともな人間ではないことが判明し、そしてそいつらのために俺の旅先は虚数軸方向の干渉がかかったかの如く無理矢理ひんまげられていった。  俺の人生を常時サプライズ人生へと変えてしまった原因。今となっては明朗になっている。  暴虐無人で唯我独尊、ゴ-マイウェイが信条の迷惑千万な女子高...
  • My little Yandere Sister エピローグ
     ・エピローグ   <キョンSIDE>  あるお墓の前に、俺とミヨキチは揃って立っていた。  墓標に刻まれているのは、俺の妹の名前。  そう、そこは俺の妹のお墓だった。  と言っても、そこには左手薬指の骨しかない。何故なら妹は殆ど見つからなかったからだ。  ただ、見つかったのは左手の薬指一本だけ。死んだという決定的な証明になるものはない。  現状から言って死亡していることには間違いないだろうと判断された。それだけだった。 「………」  ミヨキチが俺の手をぎゅっと握る。 「………」  俺もぎゅっと握り返す。  あの後、俺は事務室に行ってミヨキチを助け出した、らしい。  らしいというのは覚えてないからだ。あの後の記憶は交錯してろくなものがない。  気付いたときには病院のベッドの上だった。  右足骨折を初めとする様々な怪我のおかげで3ヶ月程の入院を余儀なくされた。  あの状態で痛みを感じずに動き...
  • 寝言古泉
    「うう…コジマだけは…コジマだけ…は…」 何事かと思ったみんな、これは古泉の寝言だ。ちなみに今、古泉は長門に膝枕して貰っている。 見たときは蹴り起こしてやろうかと思ったが、「騒いだら殺す」と言わんばかりのオーラを長門が出していたのでやめた。 「速さが足りない!…グゥ…」ビックリした!どんな夢見てんだよ? それから古泉は団活終了時間に長門に起こされるまで寝言を言い続けていた。 「緑の機体…またですか…ああ…次は破壊天使砲ですか…うう…」とか言っていたが、本当にどんな夢見てんだよ? 団活終了時間になって、長門が古泉の頬を軽く叩いて起こすと古泉は「いつの間にか寝ていたんですね…申し訳ありません」 そう謝る古泉にハルヒはニヤニヤしながら「古泉君、後で有希にお礼をしてあげて。理由は有希に直接聞くといいわ」と言った。 古泉は何故、ハルヒと朝比奈さんがニヤニヤしているのか分からない様子だったが、後で長門...
  • 橘京子の驚愕(中編)
    10月○日  天気:晴れ  やることななすこと裏目裏目に出るあたしの行動に、自己嫌悪に陥っちゃいました。  あたしって、やっぱり人を教えることに向いてないのかしら?  いやいや、そんなことない。まだあたしには切り札が残ってるの。  そうよ京子。女の子にとっての基本事項且つ最大奥義。これ次第で、男なんてどうにでも転ぶものなのよ。  ふふふふふ、見てなさい。ミヨキチちゃん。あなたにはできるかしらね?  いくらあなたが勉強ができても、体力があっても、異性にモテても、これができなきゃ幻滅間違いないわ。  おーっほっほっほっほ……  ……って、別にミヨキチちゃんを陥れるためにこんなことをするんじゃなかったわね。危ない危ない。気を取り直して……  この頃になると、朝や夜は大分涼しくなってきて、何をするにもいい季節だという実感が湧いてきます。  スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋……そして、食欲の秋。...
  • 遠距離恋愛 第七章 準備.
    第七章 準備   編入試験も無事終わりトンボ返りをしてきた俺は、自宅に付いて頭を抱えた。   何故かそこにはSOS団の全員が居て、母親や妹と共にいそいそと荷造りの手伝いをしていたからだ。 当然、俺の部屋もそのターゲットになっており、もうそれだけで俺は部屋に入る気も失せてしまったのだが、着替えがあるのでそうも言ってられず渋々ドアを開けると、部屋はそれはもう無惨な姿に変わり果てていた。 ハルヒのニヤニヤ笑いと朝比奈さんの頬を赤らめた姿を見て、まぁある程度予想は付いていたのだが、隠していたお宝DVDや雑誌などが綺麗に机の上に並べられていた。   「事前に告知したじゃない。処分しなかったアンタが悪い!」 はいはい、そーでしたね。でも、引っ越し便が来るのは明後日だぜ。引っ越しを手伝ってくれるのは、その日だけで良かったのに。 「アンタ大丈夫?引っ越しでも何でも、余裕を持って準備しておかないといけな...
  • 眠気と休日~キョンと鶴屋さん編~
    久しぶりの探索のない土曜日。俺は妹とミヨキチを連れて河原に来ている。 なんでも、理科の実験の為の石がどうとか、自然の粘土がどうとか言っていた。 んで「危ないからキョンくんもついて来て~!」だそうだ。 まぁ、確かにヒマ人だが。 そして、河原で何があったかというと…何もねぇ。 俺は、川に足をつけながら何やら石だの泥だのを取っている妹とミヨキチを見ながら、斜面に寝転がっていた。 今日は、見事に眠気を誘うポカポカ陽気。 俺はその陽気に身を委ね、そのまま目をつぶった。   しばらくたつと、不意に目が覚める。俺の側に立つ、二人の人間、逆光でよく見えねぇ。 「おやまっ!やっぱりキョンくんだねっ!!」 この声……鶴屋さん? 「近くから見ると、よく分かりますねぇ……遠くからだと、別人みたいです。」 こっちは朝比奈さんか? 雲で太陽が隠れて、二人の姿が見えた。 ロングスカートの似合う笑顔の眩しい女性と、中くら...
  • 橘京子の驚愕(前編)
     ふう……  はあ…………  へぇぇぇぇ…………  ……あ、どうも。  みなさんこんにちは。橘京子です。皆さんお元気していたでしょうか?  あたしは……ふはぁ……体力的には元気ですが……その、メンタルな部分が……ふうう…………  あたしだって溜息の一つや二つつきたくなるときだってあります。こう見えても繊細なんですから。  だれですか、今……いいえ、何でもないです。言い返す気にもなりません。  あたしがこんなにもナイーブな理由は、吉村美代子さん――通称『ミヨキチ』ちゃんがとっても……いえ。  人のせいにするのはよくないことですが……でもあたしのせいってわけじゃ……彼女は確かに素晴らしいんですが……ううううう……  見ての通り、今日のあたしはあんまりまともな応対が出来ません。だからあたしのミヨキチちゃんとのいきさつについては、あたしがつけている日記から察していただけるとこの上なく嬉しい...
  • 初めての日曜参観
    とある日の夜。夕食を済ませた俺は自室でくつろいでいた。 今日も今日とてSOS団の活動に参加した俺は、ほとほと疲れきっていた。 なぜかって?そりゃあ我が団長の涼宮ハルヒ閣下の勝手極まりない妄想からひねりだされた、 素っ頓狂な行動及びそれに強制的に従わざるをえない俺の奴隷的気質のために他ならない。 今日はといえば『今年も野球大会に出るわよ!』とかまたワケのわからないことを言い出したおかげで、 1日中ハルヒの繰り出す弾丸ライナーのノックに耐え続けるハメになったわけだ。 そんなこんなで俺は疲れている。 風呂でも入ってさっさと寝てしまおうと思っていたのだが、眠気はそれを待ってくれない。 何気なく倒れこんだ布団の上でウトウトとし始める。 まあ今日はこのまま風呂に入らず寝てしまうのも悪くないかな・・・と思った矢先、 ドスン! 俺は腹に重みと痛みを感じ、飛び起きた。 「キョンくん、もう寝ちゃったの~...
  • 長編・未分類2
    ハロウィンパーティー 箱入り娘 HAPPY TREE FRIENDS 自殺 少年達の雑談 SOS団の惨劇 パートナー 閉鎖空間と糞団員 家族 電波作品1 電波作品2 雪合戦 クリスマス中止のお知らせ 巡る財布 カオス・ザ・ワールド あたたかなもの 12月18日・A  dearest beyond of SuzumiyaHaruhi 宇宙人現る! SOS団ラジオ支部~深夜版~ こたつでみかん 迷探偵キョナン 特攻野郎アフロチーム 涼宮ハルヒの舞台裏 ある雪空の日のこと ロックンロールスターダスト トライアングル・ラン チョコ、キッス、カオス♪ My namewas... 平行記憶 雨の日のぬくもり 遠い場所までむかえに来て GANTZ とある2月14日の断片 ハルヒがみくるでみくるが長門で長門がハルヒで… 俺が古泉で古泉が俺で…(上の続編です) かわいい一日お茶だし係 続・孤島症候群 「涼...
  • 橘京子の驚愕(後編)
     夏のような酷暑に見舞われた秋から一転、ここ数日で厳寒な秋へと変貌していった今日この頃だが、こんな時は夜と夕暮れと努めて、一体どの時間帯がいとをかしなのか某少納言様にお聞きしたいね。あとついでに努めてって何時だよ、ってこともな。  気候は瞬く間に変化していったのだが、それに対して俺のライフワークには全く変動が見られないのもこれまた事実であり、平日は学校に行って黙々と授業をこなし、受験勉強に追われるしがない受験生を演じていたりもする。  放課後になれば部室でゲームをしたり、現役大学生メイドが淹れたお茶を飲んだり、ハルヒの思いつきに横槍を入れては文句をいわれたり、寡黙な読書少女にチラリと目をやったり……こちらもここ数年変わりないスタイルを築きあげている。  あと半年もしないうちに大学受験が身構えているという十字架を一身に背負いながら、この時期になってもいつもの生活は変わらなかった。この生...
  • 朝倉涼子の面影~恋文~ 新章:encounter
            新章:encounter 「彼女の言葉は、おそらく事実」 と、朝倉と入れ違いでやってきた長門に今の状況を説明すると、あっさり肯定した。 「なんとかミヨキチから朝倉を追い出すことはできないのか?」 朝倉自身はそれが「無理」と言っていた。それは朝倉の言い分だ。実際に無理かどうかはわからない。もしかすると長門ならなんとかしてくれる……なんて淡い期待を寄せていたんだが。 「不可能」 初めて、長門の口から「不可能」って単語が出たように思う。こいつにもできないことがあったとは、素直に驚いた。 「だが、方法はゼロではない」 いったんは落ち込んだ俺だったが、その言葉に色めきだつ。方法があるのなら、不可能とは言わないだろ。 「どうすればいいんだ?」 尋ねると、長門は誰かに判断を仰ぐかのように視線を空中に彷徨わせてから俺に目を向けて、まったく関係なことを口にした。 ...
  • My little Yandere Sister Another Epilogue「もしものエンディング~How to Tell You Farewell~」
      ・ご注意  この最終章アナザーはある作品を心の底から本気でリスペクトして書かれてます。 そこそこ暗い作品ですので、暗いのが苦手な人は控えてください。  なお、個人的に正史はあくまでも本編のエピローグで、こちらは 「ミヨキチの独り勝ちみたいじゃないか」 という意見を元に書いたifのエピローグでございます。  あくまでもこんな可能性もあるかな、っていう。   ===============    ここは学校。放課後の学校。今日も妹ちゃんが笑っている。平穏がここにはある。  ちょっと前までの物騒な時代は過ぎて、それはまるで凪のように。 「おはよう、ミヨちゃん。もう帰りの会終わったよ」 「あ、ごめんね。いつの間にか寝てたみたい」  私は妹ちゃんの手を取って今日も遊ぶ。誰も居ない教室で響く、楽しそうな笑い声。  私達は、一杯いろんな人を殺したけど、でも大丈夫。何だかんだで上手くいった...
  • キョン妹の憂鬱
    キョン君が5年前に入学し、2年前に卒業した場所。わたしは今その場所に向かっている。   わたしがこの北校に入学してから1週間がすぎた。 相変わらずこの坂はきつい。 いったいなぜこんなところに学校を建てたんだろう? 地震になったときに土砂崩れの危険があるからこんなところに避難できないと思うんだけど・・・ 学校はそういう緊急時のことも考えて作るべきだと思う。   初めてここを上ったのはいつだったっけな? 確か、キョン君が高校一年生のときの体育祭・・・だったかな? あの時は有希もハルにゃんもすごかった~ ハルにゃんはすべての徒競走競技で優勝をかざり。 有希なんて目が追いつかないような速さ。   2回目に行ったのは文化祭だったかな? SOS団の映画が面白かった~。 わたしとシャミセンもアップで映ってたから文句なし。 今でもあのフィルムが残っているのかなー? でも、1日目のハルにゃんのライブを見てい...
  • 眠気と休日
    眠気と休日~キョンとみくる編~ 眠気と休日~キョンと長門編~ 眠気と休日~キョンと鶴屋さん編~ 眠気と休日~長門と古泉編~ 眠気と休日~キョンとミヨキチ編~
  • トリックオアトリートさ(佐々木×ハルヒ)
        「というわけなんだよ。佐々木さん」  それは僕の羞恥心をえぐり出すような体育祭を終え、紅葉が河川敷に四季を彩らせた頃だ。 「一体何がというわけなんだい」  生徒会室にて前期生徒会役員だった国木田が僕に提案した依頼は、一理の理解すら不可能に近い物だった。と言うより理解してたまるか。 「そんなこと言わずにさ、ハロウィンの日に魔女衣装を着て商店街を練り歩いてよ。お願い」 「できるか!」  なんだその罰ゲームみたいなお願いは!ハードだしハードルが高過ぎる!そしてその人畜無害を似顔絵にしたような笑顔を消したまえ!今すぐ空中佐々木チョップで全身計26箇所の複雑骨折を強いりたくなるくらいにムカつく!  実は我が校の生徒会にはハロウィンの日になると、地域振興と交流を兼ねて町内の子供会と共に、ハロウィンの意識した仮装で商店街を練り歩くという伝統があるのだ。いやだ、そんな伝統。  しかしだ、国木...
  • 長編・未分類
    ここは特定のキャラが主役ではなかったり、自分ではどのキャラに入れればわからないという人の作品を置いてください。   未分類無題2 未分類無題3 未分類無題4 未分類無題6 未分類無題7 未分類無題8 いわゆるひとつのエンディング 二人のハルヒ ハルヒと古泉 ~Chat Of Fire~ ハニカミ 二人三脚 H・M・N 三つ巴戦争? キョンvs古泉 主役は長門×古泉 HARUHI FANTASYⅧ ちょっと変わった日常 埋めといたわ 3人娘とキョン チェンジ ふぁいなるふぁんたじー 涼宮ハルヒのすき焼き 温泉症候群 すき焼き別ルート SOSは終わらない 俺達がいた世界へ 涼宮ハルヒの真剣勝負 高校生クイズ SOS団コント SOS団の旅行 大岡裁き SOS団にようこそ! 涼宮ハルヒの期待 君が望む憂鬱 涼宮ハルヒ大外伝 涼宮ハルヒの童話~マッチ売りの少女編 ハルヒの幸せとは? 涼宮ハルヒの...
  • My little Yandere Sister 第三話「Night-ship”D”」
    <妹サイド> 今日から数日この家には邪魔な両親が居なくなり、わたしとキョンくんだけになる。 と、言うのも二人とも急用で実家に戻ったからだ。まぁ、用の内容は詳しく語るのは難しいから割愛するけどね。 それにしても、どうしてこんなに胸騒ぎがするんだろう。 原因は解ってる。洗濯物しようとして見つけたハンカチ。女物のハンカチ。誰のだろう。 みくるちゃんのかな…柄的に。 やっぱりあの女…邪魔だね。どうせ制裁を下すつもりだけど、本当に苛々してくるよね。 「ふふっ…」 こんなハンカチ捨ててしまおう。わたしのキョンくんが毒されちゃう。 そういえば今日は燃えるゴミの日だったよね。丁度良いや。収集所に出す前に袋に入れてしまおう。 と、リビングの扉が開いてキョンくんが現れた。 「お、長門のハンカチ丁度これで返せるな。流石、我が妹。洗濯が上手だな」 「え? あ、う、うん…えへへ」 そう言って頭を撫でてくれる。でも、...
  • 平凡な物語り
        目次     これも「第三回君誰大会」の続編です。どうしようもないですが、見てください。         君誰大会    「平凡な物語り」 「そもそも、あなたがのろのろと決断を渋っているからこんな事態になったんです。」 「ぐ、それを言われると……」 「決断しなさい! さあ!」  いつもの喫茶店で、いつもの面子+いろいろの、総勢二十名ほど。  そんな大所帯で、店内の客の七、八割は関係者だ。  そして、さっきの決断を迫られているのが俺ことキョンで、決断を迫っているのが何故だか分からないが喜緑さんだ。  正直な所、誰にも糾弾されないままだと俺はまた逃げてしまっていたかもしれない。  実は、答えはもう出たのだが、それを口にするのは憚られたのだ。  なにせ、今のままコトに及んだら犯罪である。  俺は、よりにもよって妹の友人……まだ小学生である、吉村美代子を好きになってしまっ...
  • 橘京子の暴走(後編)
    「いったーい!! 何するんですかぁ!!」  聞きたいのはこっちだ! 何やってるんだお前わぁここでぇ!! 「見て分からないですか? 高校の進路相談会のパーソナリティですよ」  そうじゃなくて何でお前が……いや、やめた。理由を聞いたところで俺のメリットになるモンは何もないし。大人しく流そう。そうだ、それがいい。 「えー。そんな事言わずに聞いて下さいよ。減るもんじゃないんだし。実はですね、組織が壊滅の危機に立たされてお給金すら配給の目処が立たなくなって、だからこうしてアウトソーシング的な仕事もこなさないとあたしのバイト代が……」  嫌だぁぁぁ! 聞きたくないぃぃー!! 「そんな我が儘許しません! これもそれもみんなキョンくんのせいですからね! いわゆる一つの『責任、取って下さい』ってやつですからよろしく!」  よろしくされる筋合いはねぇ! 全部お前が悪いんだろうが!! 「えー、だって……」 「...
  • はるかぜふくまえに・第三章
    ○第三章   昨日がどんな日であっても、夜が来れば朝が来る。 夢にまで長門有希が出てきてしまった気がするがそれこそ気のせいだと思いたい。じゃないとやってられん。 「キョンくん起きたー? 朝ご飯たべよー」 妹がさっきからこの調子である。長門も余計な事を言ってくれたものだ。 「ミヨキチもくるってー!」 何だって!? 友達呼んでとか長門は言ってたがほんとに呼んだのか妹よ!? 「だめ?」 いやダメと言えるわけないのだが、あぁそうか。そうですか。どうやら今回も俺は巻き込まれ型の本分を発揮しないといけないらしい……。しかし野球ね。何着ていけばいいか聞いてないなそういや。 俺の心の声を聞いたかのように携帯が鳴った。ハルヒからだ。 「いろいろ言い忘れてたけど、集合場所は六月のグランドね。時間は十時。あと、今回は私服でいいわ。ただし、 運動しやすそうなね。それじゃ」 俺が一言も喋らないうちに通話は終了した...
  • ねこ保守~吾輩はねこである~
      まだ名前のない私。誰の為でもなく、ただ生きている。 それはなんだかとても楽であり、けれど悲しくもある。 しとしと。 雨が落ちる音。 ふやけたダンボールの居心地は、酷く悪い。 けれど此所――いわゆるコンビニエンスストアの側から離れる事で起こり得る、宿や空腹に対する愁いが私を引き止める。 ――――まぁ、どうにかなるだろう。 そんな程度の悩み。 ほとほと。 毛から水が垂れる音。 「……ねこ」 小柄な女の子が、ぽつりと零す。 ……やば、見つかった。 この雨の中を逃げる気力はないのだけれど、どうするべきだろうか。 先日受けた小さな手足からの様々な暴行を思いだしながら、私は相手を観察する。 澄んだ目をした少女だった。 後ろに背の高い少年を従えて、こちらを見据えていて。 なんだかひどく蠱惑的な手で、傘とビニール袋を握っている。 雨の似合う少女だった。 今が冬ならば、降...
  • 色んなキャラが出るSS3
    失われた最終回幻の15話   涼宮ハルヒ「今日はキョンの誕生日だからみんなで祝いましょう」 キョン「なあ、ハルヒ。誕生日位、本名で呼んでくれないか」 一同「…。」 キョン「全宇宙が停止したかと思われた、ていうのは嘘ぴょんで 本名を覚えてもらってない俺が落ち込んでるだけなんだけどな」 「もしかして、覚えてないのか?」 ハルヒ「そそんなことはないわよね、みくるちゃん」 みくる「え、えっと、こ古泉君」 古泉「じゃあ、僕はバイトがあるので キョン「ごまかすな、俺の名前覚えてないだけだろ、 長門、お前は」 長門「記憶にない」 キョン「なんですとぉ、あ朝倉お前は、ってなんで朝倉がいるんだ まあいい、俺の名前をおぼえてるよな」 朝倉「所詮、私はバックアップそんなこと分かるわけないじゃない」 キョン「かんけいねぇだろ、谷口、国木田お前らは知ってるな」 谷口「わわわ忘れ物」 国木田「えっと覚えてないな」 キ...
  • 『God knows』 2章
    『God knows』 ~2章~ 何故この場面で俺はデートに誘われてるんだ? 確かにおいしい誘いだ。 北高生の憧れの的、朝比奈みくるにデートしてくださいなんて言われたら……なぁ。 それでも疑念が出るわけだ。 「や、やっぱりダメ………ですかぁ?」 朝比奈さんは涙ぐみながら上目遣いで俺を見てくる。 正直、騙されても悔いはないと決めた。 「いえ!いいですよ!じゃあ次の土曜は団活があるから、日曜でどうですか?」 朝比奈さんの顔がパアッと明るくなった後、安堵の表情を浮かべた。 「ほ、ほんとですかぁっ!?よかったぁ……です…。」 真意はわからんが、俺が出来る範囲で、この笑顔を無くさないように努力するか。 「あ、でも……詳しい予定はまたメールで決めませんか?わたし、長門さんにいろいろ……相談したいん…です。」 それもそうか、こう見えてショックは大きいはずだ。 「長門、出来るだけ、朝比奈さんの力にな...
  • 小さな罪人
     夜中の12時。わたしはハサミを持って部屋を出た。どこに行くのって?  わたしのお兄ちゃん、キョンくんの部屋に行くの。  今日は、キョンくんの部屋にはハルにゃんが泊まりに来てる。あたしの敵、ハルにゃん。  キョンくんはわたしだけの物なのに……絶対に譲らないもん。  こっそりとドアをほんの少し開けて、中を覗くと……えぇっ!? 「んっ……キョン、ちょっと痛い……」 「あ、悪い。……ゆっくり動くぞ、ハルヒ」 「んっ、あっ……気持ちいい……」  危ない……声が出ちゃいそうだった……。何やってるかは子どものわたしでもわかる。  キョンくんが隠してるエッチな本とかに載ってるようなことを二人でしてる。  最低だよ、キョンくん。ハルにゃんも。隣りの部屋にわたしがいるのに……。  ほんとは、二人が寝てから行こうと思ったけど……決めた。邪魔しちゃうもん。  だって、キョンくんを取られたくないから。  わたしは...
  • 番外章「誰も知らない2日間」
    目次 やぁ。 自己満と言う名の作品補足用SSへようこそ。 とりあえずこのSSを読もうという気があるなら上の目次から戻って本編を先に見ることを強くオススメする。 まぁこのアップルジュースはハルヒが俺に買わせたものなので気にせずに飲んで落ち着いてほしい。 「…ちょっとキョン」 「冗談だ」 とりあえず病人は大人しく寝てろ。 「わかったわよ…」 と、渋々ベッドに横たわるハルヒ。 …まぁここまでの文章では何が何だかわからないだろうからこうなったまでの経緯でも話そうか。 時は遡って8月28日の解散直後。 …まぁついさっきのことなんだが。 詳しい流れは本編の第四章を読んでもらえるとありがたい。 「…なぁハルヒ?」 「ん?どーしたの?」 いや…そんなに笑顔で訪ねられても困るんだが… 「いつまでついてくるつもりなんだ?お前の家は反対側だろう?」 「いや...
  • 10年後のSOS団
    ……あれから10年、俺達SOS団は未だに北高にいた…。  といっても、ハルヒの不思議パワーでエンドレス北高生ってわけではない。 まぁグダグダ説明するよりは話を聞いてくれ。 「おはようございます、キョン先生(歴史)」 この相変わらずのスィートボイスはマイエンジェルの朝比奈さん(養護教諭) おはようございます、朝比奈さん今日も素敵ですね。 「キョン先生だって素敵ですよ、奥さんがうらやましいです。」 いえとんでもないです、あいつには朝比奈さんの爪の垢でも… 「……」 おぅ長門(図書館司書)、上機嫌だななにかいいことあるのか? 「……今日は今月の新刊が届く日」 そうか……でもあまりマニアックな蔵書ばかりにしないようにな。 横山光輝版三国志がないのはいいとしても吉川英治版どころか三国志通俗演義すらなく、 原典の陳寿版しかないってのは公立高校の図書館としてはどうかと思うぞ。 料理本コーナーだって...
  • 橘京子の暴走
    ※ 橘京子の分裂の続編です     橘京子の暴走(前編) 橘京子の暴走(後編)
  • ありえぬ終焉 Ver.2
    ※バッドエンド注意        ────パーソナルネーム長門有希より、指揮下にある全インターフェースに告ぐ。総員ジェノサイドモード。涼宮ハルヒの生存を脅かす敵を殲滅せよ。        「機関」本部ビル。  そこに忽然と現れた長門有希は、ただ静かにそう命じた。  「機関」の方針が涼宮ハルヒの抹殺に転換したことを把握した情報統合思念体は、「機関」構成員及び関係者の抹殺を決定したのだった。   「派手にやっちゃっていいのかしら?」  長門有希の隣に立って、軽い口調でそう言ったのは、あの朝倉涼子であった。 「好きにすればよい。この任務が終われば、あなたは再び情報連結を解除されることになっている。日頃の憂さを晴らす少ない機会を存分に生かせばよい」 「なんだか道具扱いされてるみたいで気に入らないわね」 「情報統合思念体のインターフェースに対する認識はその程度のもの。だから、我々も自分の判断で動けば...
  • 一日おにいちゃん 後日談
     放課後、俺はいつものように部室に向かった。今日はハルヒは掃除当番のため、しばらくはつつがなくゆっくりと過ごせそうだ。 文芸部部室の扉をノックすると、いつものように朝比奈さんの可愛い声が…聞こえない。今日はまだ来ていないらしい。部室に入ると、長門が部屋の片隅で椅子に座って本を読んでいた。 「よお。」 長門は入ってきた俺を一瞥すると、また本に目を落とした。俺は椅子を引っ張り出してきて、それに座りつつ、今日はなにをして暇をつぶそうかと思案していた。 と、いつの間にやら俺のそばに長門が立っていた。長門は、読んでいた本を片手に持って、俺の方を見ている。 「どうした?長門。」   「ご本読んで、お兄ちゃん。」 ・・・・・・、 「はあ?」  なにを言ってるんだ?長門。 「ご本読んで、お兄ちゃん。」  長門は、もう一度同じことを言った。 「な、長門?」  いきなりなにを言い出すんだろう。...
  • キョンvs古泉
    ここは、どこだ?…ハルヒが精神の暴走により、世界は崩壊された… 今、ここにいるのは…どこかの宇宙である。 それなのに、息は出来る… 「…これで、何もかも…終わったってか?」 目を閉じたらいいだろうと思った。 ????「閉じても無駄ですよ」 誰だ!? 古泉「僕ですよ…この世界が終わり、新たな世界へと生まれ変わるんですよ…」 古泉!?(長門「全ては古泉が仕掛けた」 みくる「私は未来へ帰らないと行けないのです…ですから、古泉君を…」) 思い出した…全ての原因はお前なのか!? 古泉「はははははは…何と仰るですか?キョンさん!僕は全て計画通りですよ!   あなたは所詮、涼宮さんの鍵に過ぎない!」 俺は!違う!俺は、ハルヒの鍵ではない!古泉ぃっ! 古泉「ならば、あなたは、涼宮さんの何だと言うのですか!」 ハルヒの何だと?俺は…俺は… 古泉「もはや、これまでだと言うんですよ!僕はね、新世界が欲しか...
  • キョンの妹がデート!?
    時、すでに午前7時半。 今日は土曜日、市内探索の日だ。 これで何回目だろうね? 2回目までは数えていたような気がするが、今は数えちゃいない。 団長のハルヒは数えているだろうか?いやいや、数えちゃいないだろう。   俺は、脳を刺激する音を発する目覚まし時計を止め、布団を剥いだ。 いつもいつも思うんだが、休みの日にこの時間に起きるのはつらい。 なぜか、平日よりつらかったりするから不思議なことだ。   ところで、今日は妹は俺を起こしにこなかった。 と言っても、いつも土曜日はそうだ。だから何の疑問も浮かばない。 普通の小学生なら、この曜日、この時間はまだ寝てるだろ? とは思っていたのだが、リビングまで朝食を食べに行くと、そこにはもう妹はいた。 しかも、パジャマ姿ではなく、私服。 さらに言えば、普段学校に行くような服ではなく、遊園地に行く時に着るような服を着ている。 なんだ?ミヨキチとかとどこかに遊...
  • SOS団の無職3
    前回のあらすじ  昼食をとるために、いつものように長門宅に移動したSOS団。  そこでハルヒは、今度こそ自動車免許を取得する!と高らかに宣言した。  しかしフタをあけると、それは大型特殊免許だった。救いようのないバカだコイツは、とキョンは思った。  朝比奈さんも自動車学校の領収書を持って帰ってきた。  SOS団に新たな変化が、少しづつ起ころうとしていた。   ~~~~~    妹の就職が決まってから10日が過ぎた。公務員の仕事は4月1日から始まるから、それまでは半年近くすることもなしで暇らしい。  命を削るほど取り組んでいた受験勉強から一気に解放された妹は最初、自分がこれからどう振舞って良いのか決めかねていたようだが、来年から始まる自分の仕事に関係することを勉強しようと決めたらしく、また勉学に打ち込み始めていた。  我が妹ながら、本当に熱心で感心な若者だと思う。そこまで勉強に...
  • クリスマスプレゼント
    今日は12月24日、いわゆるクリスマスイヴだ。 今年は諸事情により、SOS団のパーティーは26日になるらしい。 そして、何故か俺の家にはハルヒが来ているわけだ。 「かわいい妹ちゃんのためにプレゼント持ってきたげたのよ。悪い?」 いや、悪くはない。むしろ助かる。……だが、それだけが目的じゃないんだろ? 「よくわかってるじゃない。明日、期待してるわよ?どうしても欲しい物があるの。それを当てて、あたしにくれたらお返しは期待していいわよ」 ハルヒの期待出来るお返しか……少し真面目に考えてプレゼントしてみるかな。 「……今日も明日も一人だから、暇潰しに来たのよ。ほんとは……ね」 唐突にうちに来た理由みたいなものを語り出した。 「なんで一人なんだ?」 俺は、なんとなく聞かないといけないような気がして尋ねてみた。 「……ママ達は二人とも仕事の関係のパーティーなの。ほんとは今だって家で留守番してなきゃいけ...
  • 長編・その他
    ここはSOS団以外のキャラやオリキャラの長編を置くところです。例)鶴屋さん、朝倉、谷口etc   その他無題1その他無題2その他無題4その他無題6 ある少年の日記 罪滅ぼし 最後の最後 髪プレイ 阪中から見たSOS団員 谷口の歓喜 リトルラヴァー 鶴屋さんとキョン ブーン 涼宮ハルヒと異世界人 谷口の恋愛 谷口の思い出 ハルヒVS朝倉 激突 朝倉涼子の逆襲 鶴屋さんの困惑 不機嫌な朝倉たん 鶴屋さんと笑顔とお茶 ビツパの1日 キョン×鶴屋さん 以下、名無しにかわりまして朝倉がお送りします 鶴屋さんと古泉 デスノート谷口 偽SOS団結成 LAST 鶴屋さん姉妹 朝倉涼子の終焉 アホの谷口冒険記 やさしい人 舞台裏 プロジェクトT 喜緑さんのお料理教室 非凡なる凡人 風鈴 谷口のおかげ キョン妹の憂鬱 喜緑さんと家事と旅行 谷口×朝倉の恋愛革命 コンピ男 僕とみくるとメイドさん~狂気の弾...
  • 冗談まみれの勉強会
    「今夜、親いないしどうせなら泊っていくか?」 どうして俺はこんなことを言ってしまったのか。 悔やんだのは発言のわずか2秒後だった。 「ああ、そうさせてもらおう」 佐々木は俺の提案にためらいなく頷いたのだ。 待て佐々木、これは冗談だったんだ。仮にもお前は女で、俺は男だぞ。 「言われなくても僕と君の性別は記憶しているよ」 「だったら泊まるな」 佐々木は抗議を聞き流し、俺が広げていた問題集を取り上げて目を落とした。 「キョン、まだこの単元を理解していないようだな。 基礎が固まっていない。ここの問題なんて、最初の計算式が間違っているよ。 基本公式はしっかり覚えるべきだと何度も言っただろう」 「お、おう。悪い」 突き返された問題集を机に置く。 向かい側に座っている佐々木の問題集は全ての解答に丸がついている。 数学はこいつの得意科目で一番の得点源だったな。 悪魔の教科が好きなんて俺には異世界人か宇宙人...
  • ランキング by.キョン
      ※佐々木視点ですが、佐々木ものではないと思います。allです。ある意味痛い(?)でしょうか。ある意味ね。 作者は『団活、事件、図書館にて』と同一ですが、証拠はありません。話の構成上関連性及び接合性は2mgもありません。どうぞ気楽に。     『ランキング by.キョン』      正直に言えば、軽い気持ちで出掛けて行っただけだった。  定期試験を終えてその総復習や総括の期間も終え、気分転換に散歩に出かけようとおもったのがきっかけで、歩くうちに気付けば彼の学区に近いところまでに来ていて、ついでだからとその駅前の喫茶店に寄ったのだった。  いや、そうは言うが心のどこかでは彼に会えないものだろうかと言う期待もあり、むしろそれが本望でこちらの方まで足を運んでしまったのだろう。そういう推論を立てられるくらいには、自己分析の精度などは増しているはずだ。  話は逸れたが、要するに元々は軽い気持ち...
  • 涼宮ハルヒ挙国一致内閣
    涼宮ハルヒ挙国一致内閣   国務大臣(敬称略)  内閣総理大臣 涼宮ハルヒ  内閣官房長官 古泉一樹  総務大臣 国木田  法務大臣 新川(内閣法制局長官兼務)  外務大臣兼沖縄及び北方対策担当大臣 喜緑江美里  財務大臣兼金融担当大臣 佐々木(内閣総理大臣臨時代理予定者第一位)  文部科学大臣 周防九曜  厚生労働大臣 朝比奈みくる  農林水産大臣 会長  経済産業大臣 鶴屋  国土交通大臣 藤原  環境大臣 谷口  防衛大臣 長門有希  国家公安委員会委員長 森園生   国務大臣以外の主な役職(敬称略)  内閣官房副長官(政務) 橘京子  内閣情報官兼内閣危機管理監兼内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当) 朝倉涼子  内閣広報官 妹  内閣広報室企画官 吉村美代子  内閣総理大臣秘書官(政務担当) 俺        ああ、なんというか、呉越同舟という言葉がぴったりな状況に陥ってしま...
  • エロキョンの暴走
    夏休み前の、いつもと変わらない日のことである。その日、俺の体は普通の状態では無かった。 長いオナ禁の最中、授業中もビンビンのその怒張はクラスメイトの目を釘付けにし、変な目で見られていた俺だが、 何故オナ禁をしていたのかなんてことは今になってみれば瑣末な問題にすぎないのでここでは割愛させていただく。 糞つまらない授業も終わり、いつも通りに部室に来ると、彼女はいつも通りにそこに座っていた。 長門有希・・・彼女が人間では無いことは身をもって知っている。しかし、少し開いた窓から灌ぐそよ風に揺れるショートカットヘアー、 見つめていると吸い込まれそうになる漆黒の瞳は、既に理性を失いつつある俺を覚醒させるのには殺人的なほど充分であった。 キョン「イイイヤッホホオオオオァァァァアアアッー!」 長門「・・・・・!」 ドンッ 細い腕を引っ張り、机の上に上半身を押し付ける。 キョン「今からお前を犯すッ」 長門...
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