涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「一つの選択」で検索した結果

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  • 3つの選択肢
      「本当に……よろしいのですか?」 「いい。……私も、あなたという固体と親密になりたいと願っている。」 「ありがとうございます。……愛しています、長門さん。」 「……わたしも。」   団活終了後、帰り道古泉一樹と二人きりになった時、思いもよらぬことが起こった。 古泉一樹に、私に対する想いを伝えられた。 心拍数上昇。体温上昇。膨大なエラー発生。でもこのエラーは……不快では無い。 そしてこの時私も、古泉一樹と同じように感じていることに気付いた。彼を……愛していると。   こうして私達は、世間一般でいう「恋人」という関係になった。 翌日、私達は一緒に部室へと足を踏み入れた。……手を繋いで。 部室には朝比奈みくるだけが居た。心なしか、表情が暗いように思える。   「こんにちは、朝比奈さん。」 「あっ、こんにちは。あれ?手を繋いでる?」 「ええ。お恥ずかしながら、長門さんとお付合いさせて頂くこと...
  • 涼宮ハルヒの選択
    ...!   …実は、もう一つの選択肢を選んでもBAD ENDなんだけど… それはあっちの補習授業で、詳しく教えて上げるからさっ! それじゃ、あっちの補習授業で会うにょろ!
  • 長編・キョン
    ...eday お見舞い 一つの選択 『ComebackAvenger』 キョンの憂鬱 もしもの世界 看病 ある夏の日の夕暮れ 涼宮ハルヒの変貌 愛すべき日常 涼宮ハルヒの我侭 殺人鬼はそこに (グロ・BADEND注意) 10歳児 6歳児 涼宮ハルヒの退行 ディサイデッド・フェイト キョンの苦難 涼宮ハルヒの永遠 涼宮ハルヒの交替 涼宮ハルヒの日常 犬キョン キョンの告白記 変わらない世界 ハルヒが母さん!? 冗談から恋 Sleepingbeauty 解けない難問 涼宮ハルヒのトランプ 涼宮ハルヒの邂逅 涼宮ハルヒの蹴撃 箱の中 キョンとハルヒの距離 青い鳥 修学旅行の陰謀 誤解 ゲーセンに行こう 暗闇 Lost smile 余ったピース・足りない欠片 緊急脱出プログラム もしもシリーズ(勝手に) World of mind 鳥人間コンテスト 涼宮ハルヒの追憶 涼宮ハルヒの笑顔 黒キョン ...
  • 長編・長門有希2
    長門有希の憂鬱Ⅰ ユキ×ムネ 『Hirundo rustica』 恋する?いちご練乳 すき焼きミッドナイト 長門有希の憂鬱II 長門有希の些細な願望 雪、無音、窓辺にて。 長門有希の憂鬱III 3つの選択肢 長門有希 銀河を超えた戦い(スターウォーズクロス) 文芸部室の幽霊 もうこんなのいやだ 長門有希の変化 もう一つの12月18日 スノースマイル・バースデイ 白有希姫 Different World s Inhabitants YUKI 長門有希の雨雫 長門有希への復讐  ※微オリキャラ注意 幻惑小説 Close Ties(クロース・タイズ) センター前日 涼宮ハルヒの経営I 射手座の日、再び 寡黙大騒動 「こわれもの」(陰謀でのフラクラが許せず) 想い出は、雪とともに 春先の風物詩 涼宮ハルヒの消失ー長門有希の憂鬱 長門有希の再会 長門有希の三日間 おかえり、ただいま。 長門有希の失踪...
  • 【涼宮ハルヒの選択】
    学年末試験、ハルヒの叱咤に少しは奮起した甲斐があってか、 進級には問題のないくらいの手ごたえはあった。 ハルヒのやつは 「この私が直々に教えてあげたんだから、学年三十番以内に入ってなかったら死刑よ」 とか言っていたが、今まで百番以内にもはいったことがない俺にそんな成績が急に取れたら詐欺ってやつだ。 それよりも試験という苦行からようやく解放されて、 目の前に春休みが迫っていることに期待を募らせるほうが高校生らしくていい。 なんだかんだでここに来てから一年たっちまう。 二度とごめんな体験含めて普通の高校生にはちと味わえそうにない一年だったが、 学年が上がればハルヒの奴ともクラスが変わるだろうし、 ようやく少しはまともな高校生活が送れるかもしれない。 席替えの時のジンクスもあるが、さすがにそれはクラス替えではないと信じたい。 いや……お願いしたい。 とまあ、俺はすでに学年が上がった後のことばかり...
  • もう一つの12月18日
     再修正プログラム起動。  パーソナルネーム長門有希は、正常化を完了。  現在日時、12月18日04時09分。    私は、ゆっくりと瞬きをした後、さらにゆっくりと立ち上がった。  私の目の前には、彼と朝比奈みくる(大)がいた。  彼の手には、短針銃が握られている。過去の私が手渡したものだ。  それで、おおよその現状は理解できた。  眼鏡を外す。    彼が何かを言おうとして口を開いた瞬間、彼は崩れ落ちるようにその場に倒れた。  その背後にいつの間にか「私」がいた。  「私」の後方に目を向けると、朝比奈みくる(小)が体を横たえていた。おそらく、「私」が眠らせたのだろう。    朝比奈みくる(大)と「私」が、話し始める。 「長門さん……来られたのですね。正直にいうと、長門さんがここに来るかどうかは半信半疑だったのですが……」 「あなたこそ、私の行動を阻止することは容易だったはず」 「そうです...
  • 私の選んだ人 第5話
    ... しかし私がもしもう一つの選択肢を取り、機関からの命令を破り情報統合思念体に協力すれば、どちらにせよ私は機関に消される。それも長門有希には解っているだろう。 つまりこれは、一樹の命と私を交換する。という申し出。 そんな事を一樹が許す筈が無い。相手が誰であろうと自分の命を救うために誰かが犠牲になる事を良しとする一樹ではない。その上、私に対する一樹の音声や脈拍、瞳孔の伸縮、視線、表情筋の動きの微細な変化、もしくは彼の記憶そのものを通して、彼の私に対する「感情」に彼女が気付いていない筈が無い。 でもこの提案を受ける事自体は可能。意識を取り戻した一樹が後で何を言っても、情報統合思念体は交わした契約の対価の権利だけを放棄したりはしないだろう。ただ、自らの意思の埒外で私の代わりに生き残される事を強要された彼と、情報統合思念体の意思がどうあれ、結局その提案を私にした長門有希との間に、致命的な...
  • もう一つのサムデイ・イン・ザ・レイン
    ある寒い雨の日のこと。   ――涼宮ハルヒ――   今日あいつは学校を休んでる。 SOS団団員としてあるまじき行為だわ! なんて、言っても虚しいだけ。 風邪で休みなんてたまにはあるものね。 あたしは部室のドアを開ける。特別ワクワクするようなことがあったわけでもない。 ゆっくりと開けたドアの先には、古泉君が笑顔で迎えてくれた。 古泉君はどうしていつも笑顔なんだろう? あたしも女だし、古泉君のことは格好良いと思うわ。笑顔も素敵だしね。 でも、どうしてあんなにニコニコしていられるんだろう? あたしならムリね。   あたしはいつもの場所に座り、頬杖をついて、古泉君をじっと見る。 綺麗な横顔。確かに、そういう意味では特別な人なのかも。 「どうしたんですか?」 古泉君は隙の無い笑顔であたしに話しかけてくる。 「なにか僕のことを見ていたようですから」 やばっ! ずっと見てたのがばれちゃったみたいね。 な...
  • 長編・古泉一樹
    古泉一樹無題1 ウィザード オブ サムデイ ウィザード オブ レニーデイ 古泉一樹 EP.0 古泉一樹 EP.0.5 墓地にて 晴れのち快晴 ある日の出来事 古泉一樹の結婚 頼れる副団長 絶望の世界 古泉一樹の独白 古泉崩壊 本音 GUN SURVIVAR 古泉一樹の青春 会心の一手 落し物、拾い物 変わらない チェンジ・マイ・ヒーロー 自分の居場所 古泉くんと鶴屋さん さよなら 内緒の最初 涼宮暗殺指令 雪の日 古泉一樹の出会い 不眠症候群 花嫁修行危機一髪 閉鎖空間記 キミがキミで居られるように 世界の反対側 選択肢の無い世界で スノウマーチ 月光 一樹ちゃん☆スマイル 女古泉 ちゃん の憂鬱 四月の雪 キャッチボールwith古泉球 一樹くんに女神の祝福を! 温泉と札幌 前髪に揺れる四ツ葉ふたつ 雪解けの想い もりのこいずみくん 戦士達の休日 【K.B.F.】 秘密の音色 若葉の...
  • 北高附属大学入試問題 第一問
    この作品はフィクションであり、問題の選択肢は作者の思想・心情に全く関わりはありません。       「うーん、俺は1だと思うんだがな」 1枚の紙切れを見ながら、俺はそうつぶやいた。 「はあ、あんた何言ってんのよ! 2に決まってるでしょ!! そんなんだからあんたはいつまでたっても赤点ぎりぎりなのよ!」 「わたしも2が最も適切であると考える。加えて言うなら、この選択肢に出てくる”女性”とは、わたしのことであると思われる」 「あ、あの~、わたしも2じゃないかと思うんです。でも…、この選択肢の”女性”っていうのは、長門さんではなくてわたしのことだと……」 ギロリ ハルヒと長門に睨まれ、朝比奈さんは、一瞬身体をビクッとさせた後、俺から目を逸らした。 「まあ、正答は2で間違いないわ。それと、この選択肢に出てくる”女性”は有希やみくるちゃんではないってことは確かね」 ハルヒが得意気にこう宣言する様子を、...
  • 私の選んだ人 第7話
    私の選んだ人 第7話 「天にて諮る者」 長門さんが本を閉じると、「今日は用事あるから先に行くわね!」と言いながら、涼宮さんが部室から勢い良く飛び出して行った。その溌剌とした満面の笑顔には「悪くないけど、やっぱり女物じゃイマイチだわ」と書かれていた。 今日も持てる限りの能力を投入して自然な連敗を心掛けたテーブルゲームの後片付けをする僕を尻目に、女性用の香水ではあるものの、柑橘系主体の若々しい香りを漂わせる彼と、長門さんが並んで部室を出て行く。とても涼宮さんらしい、清々しく爽やかな香りだ。 ところで、どうも彼は今日は全く落ち着きが無かった。 「僕」がしつこく香水の件で彼をからかっていたからだ。というのは否定しない。「僕」が何か口を開く度に、「涼宮さん」「わざわざ家から」「持ってくる」「良い香り」「お気に入り」の内から1つないし複数が必ず文章に入っていた為、彼はすぐに口を閉ざした。 ...
  • 運命と選択
    運命と選択 第一章 運命と選択 第二章 運命と選択 第三章 運命と選択 第四章 運命と選択 エピローグ
  • I don't choose, but decide. chapter06
    「涼宮さん!」 信じられない。涼宮さんが倒れた。朝比奈みくるの手が彼女の首筋に触れた途端、操り人形の糸を切ったように崩れ落ちてしまった。 僕の正体を知る人にはそう思われないかもしれないけれど、僕は高校時代に数々の出来事を共にしてきた仲間を信頼していた。 それぞれの職務の為に潜入したあの学舎で、知らず知らずの内に僕達はかけがえのない仲間になったと思っていた。 彼は涼宮さんにとってだけではなく、我々にとっても鍵となり、その絆を深めてくれたと考えていたのに… そう思っていたのは僕だけだったのだろうか。 目の前の光景に、動揺を隠せない。 「朝比奈みくる」 静かな声に視線を向けると、長門さんが明らかな感情を込めた瞳を彼女の背中に向けていた。 朝比奈みくるが振り返る。はっきり言って僕は怖かった。彼女の表情を見るのが恐ろしかった。笑っていたらどうしようと考えていた。 だから、仮面が剥がされな...
  • 北高附属大学入試問題 第ニ問
    「まあいいわ、次の問題に移りましょう。次の問題は?」 ハルヒがそう言ってその場を仕切りなおし、部屋に居るみんなが次の問題文に目を落とす。 しばらく沈黙が流れた後、SOS団の女性陣と佐々木が、ほぼ同時に、自らの選んだ選択肢を宣言した。 「これは簡単ね、4で間違いないわ」 「さ、3だと思います」 「2」 「おそらく1だろうね、間違いないよ」 各々の選択した答えが違っていたため、彼女達は相手の選んだ選択肢の誤りを指摘し始めた。 「ちょ、みくるちゃん、3なんてありえないでしょ! ”も”ってどういう意味よ。普通”だけ”でしょ」 「いや、確かに涼宮さんの言ってることは正しいが、”だけ”というのは常識的な事だから、敢えて問題文にあるのはおかしい。だから3や4はない」 「そう、さらに付け加えるなら、”が”ではなく”は”が文法上正しい。よって正答は2になる」 「で、でも待ってください。1や2は姓がそのままで...
  • お題+他 目次
    トリップ ◆1/dtGJfhU6.F ◆TZeRfwYG76(企画用) ◆Yafw4ex/PI (旧トリップ仕様)   以下のSSは全て文字サイズ小の環境で編集しています 背面が灰色になっているSSがあるのは仕様です(等幅フォントを使いたいので書式付き設定)     更新SS  11/22 未来の古泉の話   11/6 簡単でおいしい!おかずレシピ「キョンの夕食」 7食目 「ふわふわ」「天麩羅」   10/25  罪の清算 「朝比奈さん大活躍(微糖)」 「かんざし」 「時限爆弾」 言いたい事は言えない話         停滞中の連載SS   甘 1 甘甘 2 カカオ → IFエンド 「これもまた、1つのハッピーエンド」 注意! 欝展開あり 3 甘甘甘 4 HERO  5 「お酒」「紙一重」 *微エロ注意     森さんと古泉の話  カプ:森古泉 注意! 森さんのキャラがオリジナル設定...
  • 私の選んだ人 第1話
    (プロローグ「。」の続編。まだの方は、そちらからどうぞ)   私の選んだ人 第1話 「トゥーランドット」 効果的な照明によって輝く、裏返しに吊り下げられたワイングラス。 一点の曇りもなく銀色に輝くフォークとナイフ。 店内を満たす笑い声や囁き声のさざめき。 その合間から漏れ聞こえるイタリア歌曲のBGM。 真白い清潔なテーブルクロスと、黒、赤、少しの植物の緑でコーディネートされたその広い空間は、大きなガラス窓を通して真昼の青空から陽光が充分に取り込まれ、一見無造作なようで、その実計算され置かれた瑞々しい野菜と、照明の加減で、洒落ていながらも暖かい雰囲気を作り出している。 吸い込む空気にはピッツァを焼く香ばしい匂い、トマト、バジル、オリーブオイルの香りが微かに混ざっており、食欲を刺激される。 この割と高級な部類に入る、南イタリアの料理を主体としたイタリアン・レストランは、ランチセット...
  • 私の選んだ人 第6話~6 1/2
    私の選んだ人 第6話 「真実の言葉」 目を覚ますと、そこはかなり天井が低く狭い場所で、僕は硬めのベッドに寝かされており、柔和な笑顔の森さんが横に座っていた。 ここはどこだ?それにしても狭い。機械類が所狭しと並んでいるし、薬品の匂いが僕の鼻腔を刺激する。 ……なるほど、救急車の中。か。 救急車?待てよ?そうだ、僕は死ぬ筈だったのに何故目が覚めた? 毛布の中、自分の体をまさぐり調べる。腹部をに手を伸ばした僕は先程の激痛を思い出し、本能的に躊躇した。でも、もしあのままだったら目を覚まさないな。大丈夫な筈だ。思い切って触ってみる。 ……正常だ。 この場合、逆に異常と言える。 確か車に担架で乗せられて、森さんの震えている嫌に冷たい手を必死で握り返そうとしていた事だけは、ハッキリ覚えている。 森さんの手が震えるなんて。……やっぱり優しいな。森さん。 僕は嬉しくなり、自然に少し頬が緩むのを...
  • 私の選んだ人 第9話
    私の選んだ人 第9話 「秤で量れん物」 夜の文芸部室。 何故僕がここに居るのか解らない、思い出せない。 机が置かれておらず、がらんとしている。 窓際には枯れた笹の代わりに、緑の観葉植物。妙だ。 気付くと、部屋の中心に森さんが立っている。 何故最初に気付かなかったんだ? 彼女は、あの微笑を僕に向けている。何の感情も読み取れない笑み。 僕はソファに座っているようだ。いや、寝ているのか? なんだこのシチュエーションは? 窓を見ると、夜空に巨大な満月が浮いている。嫌に黄色い。 窓全体が、かなり汚れていて黄色い。 いや、これは、汚れじゃない! 窓一面に薄黄色のテープがベタベタ貼られている! チュィン バツッ 森さんの身体がビクッと震えた。 その心臓の辺りに黒い小さな穴が開いた。 僕は声も出せなかった。 代わりに撃たれた森さんが声を出した。……笑顔をそのままに。 「鬼ってね、血が流れて...
  • 長編・エロ物
    はるひエロ物無題1 エロ物無題2 エロ物無題3 長門有希の絶望  エログロ注意 【罪と罰】 夏祭り 涼宮ハルヒの憂鬱-アナザーストーリー- 涼宮ハルヒの選択  BADEND 鬱物注意 かぐや姫 満淫電車 エロキョンの暴走 こんな長門が欲しい 妹×古泉 涼宮ハルヒの我慢 涼宮ハルヒの不覚 キョンと妹 【朝比奈みくるの妊娠】 【鶴屋家物語】 涼宮ハルヒの快楽 虐殺、呪い乃日  激グロ&凌辱&激鬱 注意 未完 【The Girl WhoWantedToBeARealHuman】完全版 朝比奈みくるの妊娠 放課後ジョーバ倶楽部 長門+古泉×キョン   性別反転、ふたなり 注意 涼宮ハルヒのラブストーリ 長門有希の結婚生活 佐々木×キョン(アダルトな関係)  
  • 私の選んだ人 3 1/2~4話
    私の選んだ人 幕間劇 31/2 僕の名前は処刑人。 僕の両手にはずっしり重い両刃の斧が握られている。 目の前に断頭台がある。 とても大きく、黒く、禍々しい。 皆はその断頭台を指して「名無し」と呼んでいる。 「名無し」の下には、僕の一番大切な人が立っている。 僕が視線を向けたから、彼女はそこに立たされた。 僕は逃げ出せないよう「名無し」に命綱という名のロープで繋がれていて、そのロープは更にギロチンの刃へと繋がっている。 処刑台の下を見ると、僕の仲間が居る。 皆は「名無し」を指差し楽しげに笑い合い、僕に手招きしているが、背後に迫る重大な危機に気が付いていない。 僕は助けに行こうとするが、「名無し」に繋がれた僕の命綱は短すぎて、届かない。 仲間の半分には手が届き、残った半分の内1人は安全。でももう1人に手が届かない。 僕は握り締めた両刃の斧と命綱を見比べる。 これでこのロープを切...
  • 私の選んだ人 第8話
    私の選んだ人 第8話 「オセロ」 「今から約19分前、古泉一樹が、情報統合思念体と『機関』の間で半ば暗黙の了解的に認知されている停戦協定に於ける、現時点で設定されている有効期限以後に、わたしの自律行動を停止させようとする情報統合思念体内部での動きを取り消させた。それを受け、『機関』は今回の古泉一樹の行動を明確な叛逆行為であると結論付け、ルーチンに従い今夜12時0分0秒にその処分命令を下す事を予定している」 状況が把握できていない俺、心なしか怒っている風な長門、先程から落ち着きも無く血の気の失せた白い顔の朝比奈さん、珍しく笑顔のストックを切らせているらしい古泉の4人は、長門の部屋のリビングで布団を外されたコタツテーブルを囲み座らされている。 配置は俺の正面が長門、右側が朝比奈さん、左側に古泉。っとまあ、一応参考までにな。 んで、最初に口を開いたのがこの会の主催である長門。そしてそ...
  • 選択(朝比奈みくる)
    深夜というよりもう夜明け直前の寝室に人の気配がする   誰 こんな時間に、そもそもこんな場所に 誰何しようとする声をさえぎるように   「おどろかしてごめんなさい」 なつかしいような声、だれだろう、おかあさん   女の人の声がつづく 「自己紹介はいらないでしょう、わたしはあなた、あなたはわたしなのだから」   訳が判らない、寝ぼけてるの私   明るさを増した空の気配は、その人物の映し出した   ぼけっとしてる私の顔がみえたのだろうか、その人は改めて話を切り出した   よく見れば私に良く似た人だった、でも、おかあさんよりはずっと若い   「わたしは朝比奈みくる本人です、あなたよりずっと将来の時間平面から今日は無理を 言って来ました、あまり長くはとどまれないの、私の話をよく聴いて・・・」   その人はゆっくりと 話をつづけた   「いまから数時間前に大きな時間震が観察されました。ただし、あたな...
  • 私の選んだ人 第2話
    私の選んだ人 第2話 「僕は寝てはならぬ」 「いい車ですね。でも少し意外だな」 色の薄いサングラスをした運転中の森さんは、全くこちらを見ずに、 「皆そう言うのよね。水色は似合わないって。私にはカワイ過ぎるってどういう意味よ。私だって女よ?」 と、鋭い声で僕の「意外」に対する答えを返した。 僕は今、森さんの私用高級国産車の助手席に座っている。メタリックなライトブルーのコンバーチブルで、彼女の言う様に水色に見える。今はオープンカーだが、電動式のルーフを閉じると4人乗りの乗用車になる。内装は赤のレザー。今日は気候が丁度良く、開放感が気持ち良い。風は驚くほど感じない。 ちなみに先に断っておくと、どこへ向かっているのかはまだ聞いていない。 ……しかし相当高いなこの車。それになんというか、「カワイイ色」以前に、この車と持ち主を見てカタギだと判断する人間は100人中1人未満だろう。あ、今は僕...
  • 涼宮ハルヒの感染 エピローグ
    エピローグ  終業式の日は、雨だった。去年は快晴だったな。 俺は今更ながら、1年前にも大きな選択をしたんだということを思い出した。  あのときは世界そのものの選択。  今回は、誰に世界を託すかの選択。  結局、どちらにしても俺は自分の苦労する選択をしちまったわけだ。 ハルヒが暴走して、俺が振り回される。 この図式はこれからも既定事項なんだろう。  でも、それもいいだろう?  雨でも早朝サイクリングを続けている俺は、今日もハルヒとともに登校だ。 俺の後ろで傘を差しているハルヒも結構濡れるはずなのに、送迎を免除してくれはしない。 ──まあ、俺も休む気はないのだが。  こんな雨では自転車で会話もままならないので、無言のまま駅に着いた。 「さ~て、今日は午前中で学校も終わりよ! 放課後は楽しみにしてなさい!」 1週間ほど前まで意識不明だったとは思えない元気さで、ハルヒは言った。 そう...
  • スノースマイル・バースデイ7
    朝倉涼子が輪郭線を完全に喪い、跡形も残さず消滅する。 長門の与えた彼女へのラストワードが、消え失せ乖離してゆく彼女の鼓膜にまで届いたかどうか、確かめる術は最早ない。己の力で滅した元同胞に対し長門が覚えた感情は、単純な勝利への喜びに満ちて終われるものではなかった。 他に選びようがなかったとはいえ、後味の悪さは付随する。葬った彼女に対し、寂寞と羨望を抱いていたかつての己を長門は思った。 言うなれば彼女は模範だったのだ。 後退して行く未来を憂いて、思念体の意向に反した行動を取った。ヒューマノイドインターフェースとしては欠落しているようでいて、其の実どの情報端末より活き活きと「人間」の感情を、それは主に負に傾いたものではあったけれども、自前のものとして持ち合わせていた。朝倉当人は、その事実を自覚しきらぬままに。 朝倉によって改変されていた空間情報は、スノードーム内に組まれていたプログラムによ...
  • 私の選んだ人 第3話
    私の選んだ人 第3話 「古泉一樹の告白」 「赤、黄、ピンク、青。でどうだ」 「お見事。4回目にして的中です。先程僕が6回目でしたので、あなたにプラス2点ですね」 「お前、よもや手を抜いてはいないだろうな。この手の理論ずくのゲームで、9組のお前に俺が勝つ理由が見当たらんのだが」 現在僕は、文芸部室にてテーブル越しに彼と向かい合い、かなり古いボードゲームに独自の得点加算方法を加えた勝負に興じている所です。 朝比奈さんはいつものコスチュームに身を包み、テーブルの反対側の端で雑誌を広げ熱心にご覧になられています。 少しでも彼のストレス発散になれば。と、ゲームではいつも必ず負けるようにしているのですが、既に17点差ですか。今日は少しやりすぎたかもしれません。僕が手加減している事を彼に勘付かれました。とりあえず適当に誤魔化す事に致しましょう。 「まさか。あなたの勘が鋭いと云うだけの事です...
  • 涼宮ハルヒの分身 エピローグ
      エピローグ   朝起きれば何故だかハルヒの声がして、その理由が掴めぬまま独りもだえた後に学校へ行く支度をした。あー、眠いねえ。 いつも通りえっちらおっちら坂道を登っていき、朝っぱらから元気な谷口と合流。とるに足らない会話をした。しょうもない内容でも話していれば坂道の苦も幾分か忘れることが出来、気づけば教室前に着いていた。無意識ってのも凄いもんだな。 「キョン、客だぞ」 「ん? 俺にか?」 ドアに手をかけた所で谷口からそう言われた。俺に用なんて、誰だよ。古泉ぐらいしか思い浮かばん。 だがそれは以外にも長門だった。 「どうした、長門」 「‥‥‥昼休み」 それだけ言って立ち去っていく。なんだなんだ。なんかまたハルヒが起こそうとしてるのか? 「おいキョン」 「なんだよ」 「昼休みに、あの長門有希と何する気だよ」 「さあな‥‥‥」 わき腹を小突かれ、顔見ればニヤニヤし...
  • 【罪と罰】挿話1/~第1話
    「で、話ってのは何なんだ。また閉鎖空間か?」 SOS団の女性組3人を見送った後、俺は開口一番にそう言った。 古泉が二人だけで話したいことがあるとかぬかすからこうやって活動が終了しても部室に残ってる訳だが、 こいつのことだ、どうせロクな話じゃないんだろう。あの忌々しい灰色空間のこととかな。 そういうわけで前述の台詞に至るって訳だ。 「いえ、お陰様で閉鎖空間は減少傾向にあります。 いつか言った通り、涼宮さんの能力は弱まっているのかもしれません。 我々にとっては実に喜ばしい限りですよ」 「じゃあ何だ。どうせハルヒがらみのことなんだろう」 「そうですね。涼宮さんがらみ、というのはあながち間違いではありませんが。 今回は、そう、長門さんのことについてです」 古泉はいつもの笑みを顔に浮かべたまま口を開く。長門がどうかしたのか? 「単刀直入に申し上げましょう」 そう言って古泉は机に肘をつき、顔の前で手を...
  • 私の選んだ人(古森)リスト
    私の選んだ人(古森)リストページ   プロローグ 「。」 第1話 「トゥーランドット」 第2話 「僕は寝てはならぬ」 第3話 「古泉一樹の告白」 31/2  幕間劇 第4話 「閉じられた環」 第5話 「:古泉一樹」 第6話 「真実の言葉」 61/2 幕間劇 第7話 「天にて諮る者」 第8話 「オセロ」 第9話 「秤で量れん物」 エピローグ 「偽りの言葉」
  • Desire where it doesn't disappear (長門視点)
       この作品は Desire where it doesn t disappear (古泉視点)を長門視点から綴った物語になりますのでご注意ください。 では↓から本編開始です。               地球時間に換算して、午後五時三十七分二十六秒時点で閉鎖空間の発生を観測。昨日の始まりから今に至るまで通算で四十五回目の観測である。  原因は放課後に始まるSOS団での活動の際による、涼宮ハルヒと彼による口論によるところだと判断する。  いつものように涼宮ハルヒが朝比奈みくるをオモチャのように苛めているところを、彼が溜息を付きながらも間に入ったのだが、涼宮ハルヒはそれが気に入らなかったのか、彼に矛先を変え噛み付き始めたのだ。噛み付かれた彼も初めは子供をあやす様に諭していたのだが、涼宮ハルヒの一言――その際の会話ログを呼び出す。   『あんたはみくるちゃんにデレデレしすぎなのよ、こ...
  • 私の選んだ人 エピローグ
    私の選んだ人 エピローグ 「偽りの言葉」 「これであたしの勝ちっ!キョン、罰ゲーム、分かってるわね!?」 「ああ、帰りに人数分のアイスだろ?わかったよ」 涼宮さんの「ハサミ」の形からそのままVサインに意味的な変化を遂げた手の形を諦めの目で眺めつつ、手の平を返し肩を竦めながら嫌そうにそう仰る彼をちょっと透視してみても、「やれやれ」としか書かれておりません。ですが彼は自分自身も騙し遂せますからね。1度フィルターの解除方法を森さんに教わった方が良いのかもしれません。 まぁ彼の場合は、瞳孔の伸縮が視認できる至近距離で透視すればフィルターを無視して本音を読み取れるのですが、彼に嫌がられるのであまり多用はできません。 それにしても、涼宮さんも「罰ゲーム」などと仰らず、直接…………あ。 罰ゲーム!? そ、そういえば、あの日の森さんの罰ゲームがまだ2つも残っていた……。しまった。要らない事を思...
  • 天災
    涼「というわけでね、長門さん。私の考えとしては、もう少し派手な情報爆発を涼宮さんに起こしてほしいの。  だから、これは一つの案だけどね、たとえばキョン君を上手く使って、涼宮さんを揺さぶれないかしら」 有「………」 涼「たとえば、ちょこちょこっと情報操作して、キョン君と涼宮さんをちょっとばかし深い仲にしちゃうとか。  んー、男女の関係を持つぐらいになったら面白いわね。きっと何か変化を起こすはず」 有「………不許可」 涼「えー。そろそろただ観測してるだけじゃ駄目だと思わない?  私達の判断で動くべきだわ」 有「あなたはあくまで私のバックアップ。あなたの意見が通る事はない」 涼「あなたもお父様達の言いなり?  ………それとも、それなりの『乙女心』があなたの心にも芽生えたのかしら?」 有「……………私は自分の任務に忠実なだけ。」 涼「はいはい。わかったわ。今回はその恋する乙女に免じて、大人しくして...
  • ひとりぼっち
    週末になるたび、私はあの場所へ行っていた。 桶に入った水と花。これを持ってあの場所に向かうのもどれだけ続けたことだろうか。 「あら、長門ちゃん。精が出るね」 すれ違うお婆さんに会釈を返す。 彼女は痴呆が進んでいるため気づいていない。私が何十年この行動を繰り返しているのかを。   先週変えたばかりの花をまた変え、桶の水で墓石を洗う。 このあたりでは一番清掃が行き届いていると自負している。 この行動を、何十年となく繰り返してきたから。 横にある墓碑に刻まれた名前。 『涼宮ハルヒ 20××年×月×日』 『涼宮○○  20□□年□月□日』 涼宮ハルヒと、そしてキョンと呼ばれていた彼が入っている墓。 少し離れた位置には古泉一樹のものもあった。 何度となく私は墓参りを繰り返す。 「久しぶり……元気にしていた?」 すでに生きていないものに元気かと問う私は滑稽。 有機生命体は死んでしまえば、その体に何の情...
  • 2 はじめての休日
    ~2 はじめての休日~  ふふふ……うふふふふふ。ついにこの日が来たわ。今日は二人暮らしをして初の土曜日。  即ち休日。どこに連れて行ってやろうかしら? 足りない物の買い出し? 雰囲気のいい公園探し?  ふふ、キョンと外出デートなんて久しぶりだわ。楽しみでたまんない!  あたしは体を起こして隣りに寝るキョンを眺めた。あたし達は一つの布団、一つの枕で寝てる。  わざと布団を持って来なかったのはあたし。キョンと一緒に寝たかったし、腕枕が気持ちいいんだもん。  それにしても……起きないわね。出かける時間が無くなっちゃうじゃない。 「こらー、キョン。起きなさーい。食べちゃうわよー」  あんまり起こす気のない起こし方をしてみる。だって食べちゃいたいから。 「……食われたくないから起きるよ。ふぁ……おはよう、ハルヒ」  起きちゃったわね……残念だわ。そういえば寝起きのキョンの顔をしっかり見るのは初...
  • a unique solution 3
     暴走気味な妄想が俺を苛めて、結局寝たのは朝方だった。  妹のボディプレスによって起され、支度をし、飯を平らげて家を出た。普通にいい天気だな。俺の心は点対称のようにどんよりだが。  今日はやけにペダルが重く感じる。坂もキツク感じる。途中谷口のアホに会わなかったのが幸いだ。おそらく昨日の失敗の愚痴を延々と聞かされる羽目になるだろうからな。  教室までやっと辿り着いて扉を空けると、窓の外を肘を突いて眺めているいつものハルヒの姿が目に入る。  俺もいつも通りに「よう」とハルヒに声をかけ、自分の席についた。  ハルヒは昨日別れたときの笑顔のままでこちらを向いた。何かに勝利したかのような笑顔だ。  「ちょっと」と言って右手の人差し指で俺を招く。耳を貸せと言う仕草。  俺は少しハルヒの方に体を傾けた。ハルヒはそれでも物足りなかったのか身を乗り出す。 「昨日のことだけどね、決めたわ」  囁くハルヒの声が...
  • しあわせⅡ
     さて、次の日である。  いつものように早朝ハイキングを済ませ登校した俺であったが、妙に気分が優れなかった。  授業中も授業に集中できず(これはいつものことでもあるのだが)、後ろの席から繰り出されるシャーペン攻撃にも一切反応を示すことは無かった。  ……訂正する。気分が優れないのではない。ある一つの事柄に気をとられっぱなしだっただけだった。  そいつはいつもの休息の時間である弁当の時間にまで俺の脳内を支配し続けていた。  「キョン、なんか今日は元気がないね。どうしたの?」  と国木田が心配してくれたが、なんと答えたのかあまり記憶にはない。谷口に至っては存在したのかどうかさえ忘れてしまった。  午後の授業もそんな具合に過ぎて行き、俺は誰に促されるともなく部室へと足を運んでいた。  当然、あのことを考えながら――――  その日の団活は散々だった。当然小説なんぞ思いつかず、俺はずっとあのことば...
  • 涼宮ハルヒ無題3
    無限の命を刻んだ永遠の時間 宇宙に無数に存在する惑星 その中の一つに過ぎないこの星に生まれた命 何億と生きる人間の中の一つの私 なんのためにこの星に生まれたのか なんのためにこうして生きているのか   誰もその答えを知らない   ふと怖くなり顔を上げる   放課後の部室 誰もいない静寂   無数に存在する命 しかし私を知っているのはそのわずか   怖くなる   孤独? 恐怖?   心が痛い とても苦しい   私は、サミシイ   まるで自分が世界に取り残されたような感覚 誰一人私を必要としていない   ―――――ヤダ!   なんで誰もいないの? キョン?有希?みくるちゃん?古泉くん?   部室のドアに手をかける しかしそれは開かない   ドアは開かない   なんで? ここから出して! ここから出たいの!   助けて! 私はここよ?   誰か!   キョン!   ―――――カタン   ふと...
  • 長門有希の情報操作
    暗い。周りには何もない。上も、下も、右も左も何もない。真っ暗闇だ。ここは何所なんだ?   「ここはあなたに選択肢を与えるために私が作った精神移動空間。」   何もない空間。俺の前に1人の少女が立っていた。   「長門!なんなんだこれは?」 「貴方は不慮の事故によって死んだ。そして涼宮ハルヒは貴方を失ったことを悲しみ、もともと現実にいなかったことを望んだ。」 「なら今ここにいる俺は何なんだ?死んでるどころか存在が無いんじゃないのか?」 「無くなる前に私がこの空間へ残りの精神のみを移した。選択をさせるために。」   さっきも言っていた。 選択 とは何のことだろうか。   「その選択ってのはなんなんだ?」   ……   「貴方はまた元の世界に戻りたい?」   そういうことか。   「ああ、またSOS団であいつらと一緒に馬鹿やりたいしな。何より、あいつに会いたい。」 「そう。」 その返事を最後に俺...
  • 長編・涼宮ハルヒ2
    少女達の放課後 A Jewel Snow (ハルヒVer) ダーク・サイド 繋ぎとめる想い 涼宮ハルヒの演技 涼宮ハルヒと生徒会 HOME…SWEET HOME 神様とサンタクロース Ibelieve... ゆずれない 『大ッキライ』の真意 あたしのものよっ!(微鬱・BadEnd注意) ハルヒが消失 キョウノムラ(微グロ・BadEnd注意) シスターパニック! 酔いどれクリスマス 【涼宮ハルヒの選択】 内なるハルヒの応援 赤い絲 束の間の休息(×ローゼンメイデン) ブレイクスルー倦怠期 涼宮ハルヒの相談 お悩みハルヒ 絡まった糸、繋がっている想い 恋は盲目(捉え方によっては微鬱End注意) 涼宮ハルヒの回想 小春日和 春の宴、幸せな日々 春の息吹 おうちへかえろう あなたのメイドさん Day of February ハルヒと長門の呼称 Drunk Angel ふたり バランス感覚 S...
  • 長編・キョン3
    スリーウィーク 鈍感な二人と、その幸せを願う人達の話 白銀の残雪 夏色 メタ・ラブコメディ ROLE PLAY あなたを守りたい(BadEnd) バカップル日記 夏風のコンチェルト タイムリミット some day in the rain another story 明日晴れかな 女の子 移りかわる時間、いつかの記憶 mirror 涼宮ハルヒのロバ ヒーロー クラスメイト キョンの選択(Bad End注意) ポニーテールの秘密 エイリアンズ 未完? カエル男 ホワイトデー前後の物語 人生最悪の三日間 バミューダの外側 結末は空港で 人生最悪の四日間 一年前からの気持ち 夢のような世界? パンフレット ウソがホントになる世界で 遊園地に行こう! 二年前のValentine(佐々キョン) 冗談まみれの勉強会 涼宮ハルヒの放課 涼宮ハルヒのひなた荘 開花予想(旧題:桜) 動物園に行こう! デート...
  • 初めての恋が終わる時
    このSSはニコニコ動画のボーかロイドオリジナル曲「初めての恋が終わる時」を勝手にハルヒSS化したものです。 そういうのが嫌いな方や、ニコニコ動画が嫌いな方は読まない方がいいです   ガタン…ガタン…キョンを乗せた列車が走っていく。 あたしの初恋は今…終わりを告げた。     駅をでると雪が降ってきた。季節は冬、街はクリスマス一色だ。 こんな日に初恋の人とわかれることになるなんて、神様は相当意地悪らしい。 ふとすれ違った一組のカップルが楽しげに話していた。 「ほらみて!初雪だよ!」 「ああ、もしかしたら今年はホワイトクリスマスかもな」 胸がチクリと痛む、もしかしたら、あたしがもっと早く告白出来ていたなら…今頃二人であんな会話も出来ただろうか。   かじかむ両手に息を吹きかけ、空を見上げる。 来年の今頃、あたし達はどんな風に過ごしているだろうか。 -初めての恋が終わる時-       キョン...
  • 長編・涼宮ハルヒ
    涼宮ハルヒ無題1 涼宮ハルヒ無題3 涼宮ハルヒの停学 涼宮ハルヒの改竄 涼宮ハルヒの入学 涼宮ハルヒの異変 涼宮ハルヒの悲調 花嫁消失 ハルヒの想い 世界の終わりに 涼宮ハルヒの赤面 ‐ 涼宮ハルヒの羨望 ‐ ハルヒの実験 涼宮ハルヒの秘密 プリンとケーキ 星に願いを 涼宮ハルヒの猛暑 涼宮ハルヒの結婚前夜 涼宮ハルヒの泥酔 長すぎる10分間 涼宮ハルヒの願望 涼宮ハルヒの憂鬱キョンとハルヒの絆 10月8日、曇りのち雨 閃光のハルヒ 涼宮ハルヒの預かり物 涼宮ハルヒのデート騒ぎ? それは誤解で勘違い 何よりも宝物 超能力 涼宮ハルヒの計算  涼宮ハルヒの嫉妬 ミニチュアハルヒ ベル 3点セット 涼宮ハルヒのネコ にわか雨の訪問者 ハルヒの寝言 涼宮ハルヒの独善(シュール・BadEnd?) 涼宮ハルヒの情熱  涼宮ハルヒの出産 あの日からの願い Amemorywithouttheend 涼宮...
  • 長門有希の報告Extra.3
    Extra.3 長門有希の夢想 ~Report.07 追加報告~  Report.07の夜に見た、夢の内容を報告する。  この夢を見る以前に、『彼』の夢の内容を聞いていたため、その記憶が影響して、内容の一部がその夢と酷似している。  夢の内容は、自分が経験したものの中で特に印象深いものが反映される傾向にある。つまり、わたしが『彼』から聞いた夢の内容が、わたしにとって非常に印象深いものであったことを意味する。これは換言すると、わたしの『願望』が現れていると解釈できるかもしれない。  ただし、その点について、わたしはコメントできない。したくないから。  涼宮ハルヒが自らの力を自覚した。彼女はすべてを受け入れる覚悟を完了した。  SOS団員は、それぞれその正体を明かす。  朝比奈みくるは、未来を固定するためにやってきた、未来人。  古泉一樹は、涼宮ハルヒの作り出す閉鎖空間に対処する、超能力...
  • コーヒーふたつ【おかわり】
    俺も、お前の事が大好きだ・・・ 時が止まった気がした。 俺は・・・自分で言うのもなんだが、普段なら色々と考えてしまうと思うんだ。 ある意味、内向的なのかもしれないな。 ただ、今は一つの気持ちで頭の中が爆発しそうだ。 ハルヒが好きだ。 そして、欲しい。 ハルヒは黙ったまま瞳を閉じた。 トクン・・・トクン・・・ 二人の心臓の音だけがこの部屋を支配している。 俺はハルヒを抱き締めたまま、離す事が出来ないでいる。 そしてハルヒも・・・ 電気ストーブの灯りが揺れていた。 「ねえ・・・」 この部屋を、二人の心臓の音の支配から解放したのは、ハルヒだった。 あ、すまない。 慌てて離れようとする俺の腕をハルヒが再び抱き寄せる。 「私だって・・・」 何? 「私だって・・・男と二人きりで一晩過ごす事の意味くらい知ってる・・・。」 ! 俺は戸惑いを隠せない。いや隠せていな...
  • バレンタインイブ
    チョコレートが溶けた甘い匂いが嗅覚を刺激し、そこでようやく自分が何をしているのかがわかった。 あ、あれ…あたし何やってんだろ。もうあげる相手なんていないのに…。   どうやらあたしは放心状態で無意識に手作りのチョコレートを作っていたみたいだった。 そう、今日は2月13日。 付き合う前からも何年か繰り返してきたこの作業。大切な人を失ってからも習慣になってしまったのか、身体が勝手に動いていた。 あたしは混ぜるために使っていたらしいスプーンを途中で投げだし、ベッドに倒れ込んだ。 はぁ…なんであんな事言っちゃったんだろ。   付き合って3年経った頃のデート中、キョンとケンカ別れした。   「もうウンザリだ!好きにしろ!」 「そうさせてもらうわ!」 始まりはささいなことだった。なのにあたしは学校の事でイライラしていたせいもあって、言い争ってるうちにいつの間にか止められなくなり、気付いたらあたしはそこ...
  • 涼宮ジョジョの奇妙な憂鬱
    その日、俺は面倒臭い掃除当番という激務をこなしてから部室に向かった。 この俺が部室にいなかった30分の間に、コトは始まっていたのだと考えるのが妥当だと思われる。 詳しい日時は知ったことじゃないが、俺は既に罠にはまっていたのだ。       ガチャリ 「お、今日はもう全員揃っているのか」 「遅いわよキョン! もう活動は始まってるんだからね!」 俺が部室に入った時、古泉はトランプでソリティアを遊び、 長門はいつも通りの位置で本を読み、朝比奈さんはちょうどお茶を淹れようとしていた所だった。 ハルヒは団長席にどっかり腰を据えてパソコンをいじっていたりする。 俺はそのまま適当なパイプ椅子に座り、ハルヒが変なことを何か言い出してやしないか、表情を横目で確認したりした。 そう、ここまでは普通だったのだ。 長門は相変わらずの無表情だったが、朝比奈さんも古泉もそれまでは普通に微笑んでいた。 ハルヒも...
  • 魔法の言葉~would you marry me?~
    「僕がこの時間平面で行ったことは無駄に終わったが、一つだけ言えることがある。……キミと過ごした時間は、無意味じゃない」 「限られた条件下でなくとも、キミには私の傍にいてもらいたい―――そう思っているのは、こちらだけだろうか? ああ、人はそれを確かめるために……自分の気持ちを伝えようとするのだな」 「もしこれが叶わぬ想いだとしても、僕にはそれを捨てることなど出来ないのですよ。願いは届かないかもしれない――そう思ってしまえば、人は星に願うことを止めてしまいますから」 ―――藤原くん。会長。……古泉くん。 「わたしは、人を好きになるという感情を知りませんでした。でもそれは人も同じで、みんな誰かから愛情を教えて貰うのですね。あなたは……わたしにそれを教えてくれました」 「人間はさあ、よく『愛とは求めるものでなく、惜しみなく与えるものだ』って言うけど、わたしには無理。だってあなたにあ...
  • 白雪姫の真相
    白雪姫の真相    簡易シミュレーターが空中に展開する無数の曲線と記号と数式で構成された光の樹形図を見上げながら、朝比奈みくるは溜息をついた。    彼女は行き詰っていた。    シミュレーターが示すキョンと涼宮ハルヒの結末は、彼女の満足にいくものではなかった。  なぜなら、それは彼女が知っている史実からずれていたから。  二人は結婚して幸福な一生を過ごすはずなのに、なぜか二人とも生涯独身という結末になっていた。  まだ、時間軸の上書きは観測されてないが、何かの拍子に上書き現象が発生しないとも限らない。そうなれば、このシミュレーション結果が現実となってしまう可能性があった。  何かが足りない。それは、どこかの時点で介入する必要があるということ。  問題は、二人の結婚が規定事項として認定されるかどうかだ。二人が結婚しなくても、今のこの時間平面には影響がないと判断されれば、上書きが発生しよう...
  • Break the World 第三話
      第三話 ― 悲愴 ―    待て待て、とりあえず考えろ、俺。  大体こんな極端な二択しかないってのがバカげてる。  ハルヒのとんでもパワーだったら少しどころか大いに我が侭を通せるはずだろ。  自分達の住んでいた世界をハルヒが否定でもしない限り……  そこまで考えて思い当たった。そうだ。こいつは否定する奴だ。  かつて閉鎖空間に閉じこもったのは、自分の望まない世界を否定した結果らしいし、  その中で俺だけは一緒にいたいと願われたからあの場所に呼ばれた。   俺と自分以外の世界は「要らない」って深層心理では思っていたって事だ。  つまり、ハルヒと力は今繋がりが無くなりかけていて、  力の暴走の結果もまた、ハルヒの願望なのだ。俺と二人で生きるという願望。 「なあ、ハルヒ」 「なに」 「世界を壊してまで、お前は俺を選ぶのか……?」 「…………」ハルヒは黙ってる。 「……答えてくれよ。俺にそこま...
  • 届かぬ想い
     耳障りな着信音。僕のつかの間の眠りはそれによって破られた。 「神人」を退治するために機関に所属している以上、  緊急の呼び出しには慣れていたはずなのにスッキリと目が覚めていない事にちょっとした驚きを覚える。  ……でも、真夜中に閉鎖空間が出現――すなわち彼女が悪夢を見る――のは確かに久々だ。 「やれやれ」とは彼の口癖だが、ちょっとくらい拝借しても問題はないだろう。  携帯を手元に引き寄せ、相手をろくに確かめず通話を始める。 『あ、もしもし。古泉くん?』  受話器から流れる声は想像もしていなかった人の物だった。 「はい、古泉です。どうしました、涼宮さん?」  そう、相手は紛れもなく涼宮さんだった。電話を耳に当てたまま時計を確認する。  ……午前二時。ええ、あなたが望むのなら望遠鏡を担いで踏み切りまで行きますよ?  それが僕の『仕事』ですから。でもちょっと非常識な時間ですよね。 『うん、ごめ...
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