涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「主役は長門×古泉」で検索した結果

検索 :
  • 主役は長門×古泉
    キョン「なぁ、ハルヒ」 ハルヒ「何よ」 キョン「お前いっつもテスト中時間余るみたいで寝てるけど ちゃんとテストやってんのか?」 ハルヒ「やってるに決まってるじゃない。やってなくても あんたより成績は良いわ」 キョン「だがいくら時間余るからって寝ることはないだろ」 ハルヒ「・・・・・あたしの勝手でしょ!?」 キョン「そりゃ・・・お前の勝手だが・・・・・」 ハルヒ「・・・・・何よ。何か言いたい事でもあるの?」 キョン「いや・・・・(ぶっちゃけ寝顔可愛いお^w^)・・・」 ハルヒ「うそつきなさい!団長に隠し事なんて100万年早いわ!」 キョン「・・・・(ここで「ぶっちゃけ寝顔可愛いお^w^」なんて言えない しな)・・」 ハルヒ「何黙ってんのよ?・・・・・まさか・・・あんた・・・・」 キョン「!?(ギクッ)」 ハルヒ「・・・あたしの顔に何か書いた・・・?」 キョン「ふ...
  • 長編・未分類
    ...? キョンvs古泉 主役は長門×古泉 HARUHI FANTASYⅧ ちょっと変わった日常 埋めといたわ 3人娘とキョン チェンジ ふぁいなるふぁんたじー 涼宮ハルヒのすき焼き 温泉症候群 すき焼き別ルート SOSは終わらない 俺達がいた世界へ 涼宮ハルヒの真剣勝負 高校生クイズ SOS団コント SOS団の旅行 大岡裁き SOS団にようこそ! 涼宮ハルヒの期待 君が望む憂鬱 涼宮ハルヒ大外伝 涼宮ハルヒの童話~マッチ売りの少女編 ハルヒの幸せとは? 涼宮ハルヒの小質 涼宮ハルヒの退屈Ⅱ 平行世界の消失 If 食わず嫌い王 涼宮ハルヒの入替 涼宮ハルヒの童話~シンデレラ編 フィクション 涼宮ハルヒの鋼鉄 性格入れ替え茸 涼宮ハルヒの恋慕 閑話休題 涼宮ハルヒの悋気 カオス祭りの序章 悪霊退散! キョンとハルヒのドタバタ日常 キョンの財布 レッスルエンジェルス 花火大会SOS 涼宮ハルヒ...
  • 妹×古泉
    ―暑い、暑すぎる― …8月のある日の事、連日続く暑さに耐えきれなくなった俺は、コンビニにガリガリ君を買いに行こうと思い、家を出た。 いつもならこのクソ暑い中、ハルヒの「不思議探索」に駆り出されるのだが、幸いにも今日は休み。さすがのハルヒもこの猛暑にはお手上げらしい。 しかし我が妹には感服する。こんなクソ暑い中、毎日のように友達と遊んでいるらしい。 いやぁ、子供ってのは恐ろしい。 そんな事を考えながら歩いていた俺の目に、とんでもない光景が飛び込ん出来た なんと、我が妹が古泉と肩を並べて歩いているではないか―― なんだ、どういう事だ?訳が解らん。人違いか?そんな筈は無い、妹とは長い間一緒に住んでたんだ、間違える筈がない。 第一、妹は 「友達と遊びに行ってくる~」とか言って家を出ていっていた。 その友達とは古泉の事を言っていたのか? まさか― 何度か古泉を家を入れた事はあるが、妹...
  • 長門と古泉
    いつもの昼下がり。文芸部室には長門が一人。時おり、ぱさり、ぱさりとページをめくる音だけが聞こえる。がちゃり、とドアノブを回す音がして入って来たのは古泉だ。 「おや、めずらしい、長門さんおひとりですか。他の皆さんは?」 長門は本から顔をあげもせずに、校庭の方を指さす。 「またですか」 と古泉はいつもの笑顔で苦笑いしながら席についた。最近、ハルヒは来年の文化祭で撮影予定の「朝比奈ミクルの冒険01」の企画に夢中で、「カメラテストをする」と言ってはカメラマンにキョンを指名して、朝比奈ミクルに片っ端から様々な衣装を着せて校庭でテスト撮影を繰り返している。衆人環視のもとで奇妙キテレツな服装をさせられる朝比奈さんこそいい迷惑だ。 「....」 朝比奈ミクルも、キョンも、ハルヒもいない部室と言うのも妙に静かだ。長門はもともと何も話さないし、古泉はハルヒやキョンとしか基本的に会話しない。実際、長門と古泉...
  • 古泉一樹無題1
    古泉「さてさて、今日はどのようなご用件でしょうか?」 二人だけの教室 下校の時刻はとっくに過ぎている キョン「おまえに話がある」 古泉「ふむ、あなたから用件があるなんてめずらしいですね」 口元を緩ませイスに腰をかける古泉 キョンは古泉の前に立ったままである キョン「長門についてのことだ」 古泉 「長門さんについて・・・ですか」 一瞬落胆の表情を見せた古泉は、窓の外眺め言った キョン「おまえも知っているはずだ古泉」 古泉「といいますと?」 キョン「長門がブラジャーをしていないことだ」 古泉「なるほど」 正直古泉は気づいていなかった、そもそも彼女が ブラジャーをしようがしまいが興味はなかった 古泉の視線は前に立っている彼のあそこにいっていた   古泉「それで、あなたは私にどうしろと?」 少し疑問だった、彼がこの程度のことで私に話を もちかけてくるはずがない、この話は余談のフェイク 本題はこれか...
  • 長編・エロ物
    はるひエロ物無題1 エロ物無題2 エロ物無題3 長門有希の絶望  エログロ注意 【罪と罰】 夏祭り 涼宮ハルヒの憂鬱-アナザーストーリー- 涼宮ハルヒの選択  BADEND 鬱物注意 かぐや姫 満淫電車 エロキョンの暴走 こんな長門が欲しい 妹×古泉 涼宮ハルヒの我慢 涼宮ハルヒの不覚 キョンと妹 【朝比奈みくるの妊娠】 【鶴屋家物語】 涼宮ハルヒの快楽 虐殺、呪い乃日  激グロ&凌辱&激鬱 注意 未完 【The Girl WhoWantedToBeARealHuman】完全版 朝比奈みくるの妊娠 放課後ジョーバ倶楽部 長門+古泉×キョン   性別反転、ふたなり 注意 涼宮ハルヒのラブストーリ 長門有希の結婚生活 佐々木×キョン(アダルトな関係)  
  • 長門有希の退屈 3話
    キョン「(結局ここまで来ちゃったが・・・)」 キョン「長門、出るかな」   ピーンポーン   キョン「やっぱり出ないか・・・」   ガチャ   キョン「!な、長門!?」 長門「何」 キョン「い、いや・・・ちょっと近くまで来たもんだから」 長門「・・・あなたと私は会ってはいけないはず」 キョン「・・・そうだな」 長門「・・・」 キョン「入っていいか?」   長門「・・・」   ガーッ   ガチャ   キョン「よ、よぅ」 長門「早く入って」 キョン「え?」 長門「涼宮ハルヒに見つかったら・・・危険」 キョン「(今さらだな)」 長門「早く」 キョン「あ、あぁ。邪魔するぞ」 長門「・・・」   長門「お茶」 キョン「・・・ありがとな」   コトッ   長門「・・・」 キョン「・・・」   キョン「なぁ長門、どのぐらいしたら学校に来るつもりだ?」 長門「・・・はっきりとは決まっていない」 キョン「大...
  • 寝言古泉
    「うう…コジマだけは…コジマだけ…は…」 何事かと思ったみんな、これは古泉の寝言だ。ちなみに今、古泉は長門に膝枕して貰っている。 見たときは蹴り起こしてやろうかと思ったが、「騒いだら殺す」と言わんばかりのオーラを長門が出していたのでやめた。 「速さが足りない!…グゥ…」ビックリした!どんな夢見てんだよ? それから古泉は団活終了時間に長門に起こされるまで寝言を言い続けていた。 「緑の機体…またですか…ああ…次は破壊天使砲ですか…うう…」とか言っていたが、本当にどんな夢見てんだよ? 団活終了時間になって、長門が古泉の頬を軽く叩いて起こすと古泉は「いつの間にか寝ていたんですね…申し訳ありません」 そう謝る古泉にハルヒはニヤニヤしながら「古泉君、後で有希にお礼をしてあげて。理由は有希に直接聞くといいわ」と言った。 古泉は何故、ハルヒと朝比奈さんがニヤニヤしているのか分からない様子だったが、後で長門...
  • 長門+古泉×キョン
    ※性別反転+ふたなりもの注意     「やめろ!長門!」   そう叫んだ俺に、昨日まで彼女であった彼はいつもの口調で説明を始めた 「現在の貴方の体ががどういう構造か把握しなければならない。 これは統合思念体の意思。戻る為には多分、しなければいけない。規定事項。」 「ぐっ」 戻る為と言われたら多少の事は我慢しなければならないのだろう。 腕を後ろで縛られ、長門に自分の息子を弄られながら俺は頭の中で叫んだ 「なんでこんなことになっているんだ!」   ――起きたら女になっていたってのは最近よく聞く話なんだが・・・ 家出していると思われた息子はそのままだった。 溜め息の後にベットの中で呟いたね 「これなんてエロゲ?」 まあ、見慣れた息子がいることに安心した俺も俺だが、 どう考えてもパーツが多かったので、困った時の長門頼み、だ。 電話をしたところ長門の声が低くてビックリした。ベースの性別は入れ替わっ...
  • 長門の真実
    お約束のように、古泉が最後にやってきたのは、いつもながらの変わり映えのしない、団活の真最中だった。どうせなら、不思議体験ツアーだけじゃなくて、毎日の団活でも最後に来たら、おごり、を励行して欲しいものだ。入って来るなり古泉は俺のそばに来て 「ちょっとお話が」 などと、ほざきやがった。顔が近いぞ、古泉。なんだ、言ってみろ。 「ここではちょっと」 とささやく古泉の視線の向こうには、いつものごとくハルヒが....、ん、 なんだ、長門の前じゃいえない話か? 「はい」 「何、古泉君?キョンと内緒話とは聞き捨てなら無いわね。」 「いえ、御婦人方にお聞かせするような内容では」 「あー、いやらしいわね。そういう話はどっかでさっさと済ませて来て頂戴」 「はい、それでは」 古泉は 「中庭へ行きましょう」 といつものテーブルへ俺を誘った。 「今度はなんの話だ?」 ハルヒ、お前はまた、特大級の閉鎖空間でも生成した...
  • 長門じゃない長門
    長門じゃない長門      俺がいつものように部室へ行くと、見知らぬ人物がいた。 名前を訊くことにした。 俺「お前は誰だ」 ?「………長…」 俺「え?」 ?「…長門」 長門ぉぉぉぉぉぉ!?どう見てもあの知ってる長門じゃない。髪の色が血のような真っ赤な色で、長さは長門ぐらいか。そして眼が違う。  某アニメの死体みたいな感じだ。 有希「どうしてあなたがここにいるの」 古泉「いきなりいまして、びっくりですよ」 長門「逃げてきた」 古泉「ほう、それはなぜ?」 長門「僕は戦争が嫌い。たくさんの犠牲者を生み出す」 俺「でもよ、ここも危険だぜ。ハルヒという危険人物がいる」 ハルヒ「ちょ、それどういう意味!?」 俺「彼女は危険だ。だから、朝比奈さん、長門、古泉が側で観察してるんだ。いろいろあってね」 ハルヒ「あ、あたしはちがうわよ」 長門「ハルヒ……?それに、」 朝比奈さん「朝比奈でしゅ」 古泉「古泉一樹...
  • あま~い短編置場
    www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/16.htmlここにはあま~い短編を置いてください  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 【題名付き・短編保管庫】 1   たまにはコンピ研部長だって! 幸せの連鎖 抱き枕と二人のコミュニケーション 長門有希の贈呈 嘘とエネルギーの等価性 ハルキョン的10のキス保守 花言葉シリーズ? 鶴のロンド 魔法の言葉~would you marry me?~ 勝ち?負け? 「カレンダー」 カレンダー(H-side) ミイラ盗りのミイラは犬も喰わない (古泉×阪中) 谷口の恋心 hug(古泉×鶴屋さん) シフォンの幸福論(藤原・橘) 言葉にできない (長門×朝倉) かき氷(あま~い話?それとも…) 医者も匙を投げ出す病気の話 谷口の痴漢 結婚しよう ハルヒと春日 甘いのは飴かそれとも… 二年越し勘違い ゆきどけ デートしよう アイ...
  • 長編・長門有希2
    長門有希の憂鬱Ⅰ ユキ×ムネ 『Hirundo rustica』 恋する?いちご練乳 すき焼きミッドナイト 長門有希の憂鬱II 長門有希の些細な願望 雪、無音、窓辺にて。 長門有希の憂鬱III 3つの選択肢 長門有希 銀河を超えた戦い(スターウォーズクロス) 文芸部室の幽霊 もうこんなのいやだ 長門有希の変化 もう一つの12月18日 スノースマイル・バースデイ 白有希姫 Different World s Inhabitants YUKI 長門有希の雨雫 長門有希への復讐  ※微オリキャラ注意 幻惑小説 Close Ties(クロース・タイズ) センター前日 涼宮ハルヒの経営I 射手座の日、再び 寡黙大騒動 「こわれもの」(陰謀でのフラクラが許せず) 想い出は、雪とともに 春先の風物詩 涼宮ハルヒの消失ー長門有希の憂鬱 長門有希の再会 長門有希の三日間 おかえり、ただいま。 長門有希の失踪...
  • 長門有希の憂鬱Ⅰ一章
    長門有希の憂鬱Ⅰ 一 章 やれやれだぜ。俺は朝比奈さんを待ちながら呟いた。このセリフ、何回言ったことだろう。 ハルヒがSOS団を立ち上げてからというもの、このセリフを吐かなかったことはない。 俺はきっと死ぬまでこの言葉を言いつづけるに違いない。 さて、今年も残すところあと数日だが、年が明ける前に俺は朝比奈さんに折り入っての頼みごとをしなければならなかった。 俺は十日前の十二月十八日に戻らなければならないことになっている。 戻ってなにをするのかと言えば、特別なことをするわけじゃない。 ただ自宅から学校に通って、一度やった期末試験を受けなおさなければならないだけだ。 試験はどうでもいいんだが、考えようによっちゃこれ、百点満点を取るチャンスかもしれないな。 ハルヒに国立を受けろと言われたので、ここで成績アップしといても天罰はくだらないだろう。 本当は俺...
  • 長門と猫
    今日、俺は珍しく長門の住むマンションに来ている。理由は長門がここ2日間学校へ来ていないからだ それを気にした我らが団長様が 「キョン、行って来なさい!」 などとぬかしやがった 正直俺も心配だったんだが流石に家におしかけるなんてことはしようとも思わず 自分で行けと俺は言い返した。するとハルヒは 「私だって行きたいわよ。でもこれからちょっと用事があるの」 なんの用事だ。どうせ本当に小さい1マイクロにも満たない用事だろ。 「うるさいわね。ついでにみくるちゃんと古泉くんもバイトがあるんで無理だそうよ」 「すみませーん」 と微笑むエンジェル朝比奈さん。いえいえお忙しいでしょうどうぞお気になさらずに 「すみませんね。ではお言葉に甘えます」 といきなり顔を近づけてニヤケ面が言った。顔が近い。気持ち悪い。あとお前には言ってねえ! 「じゃあ そういうことだから今日の部活はここまで 解散!」 本当にわがま...
  • 長門物→??
    金曜日放課後、部室で二人 キョン「なあ、長門お前って何か趣味とか無いのか?」 聞いても無駄だろうな、こいつは本ぐらいしか楽しみが無さそうだし 長門「・・・・・・別に」 キョン「他には無いのか?例えば・・・・・・・・」 長門に合う趣味ってなんだ?やっぱり本が一番合うが、それじゃつまらないだろ。 俺が見つけてやるよ キョン「よし、今度一緒に出かけようぜ」 長門「・・・・」コクリ 長門はすこし驚いたような顔をしていたが何か納得したようにうなずいた。 待ち合わせは長門のマンションに俺が行くことに決まったのだが、 長門と出かけるとしたらどんなところがいいだろうか? 服とか買いに行けばいいよな?あいつも制服だけじゃあつまらないだろうから 前日の不思議探しはいつも通りの結果で終わり。今日は長門と出かける日だ。 しかしただ出かけるだけと言ってもこれはりっぱなデートだよな。 長門はどうも思っていないだ...
  • 長門有希の変化
    涼宮ハルヒは俺のことをどう思っているのだろうか? 古泉は俺がハルヒに選ばれたとか言っていたが、俺は宇宙人でも未来人でも超能力者でもないどこにでもいるただの男子高校生にすぎない。そんな俺が選ばれた?…なぜだ? どうしてハルヒが俺を選ぶというのだ? 「……………」 真っ白な天井を眺めていても答えは出て来ない。 「……寝るか」 俺は考えるのをやめて電気を消した。   夏の暑さもひと段落し、この忌々しい坂道もようやく汗をかかずに昇り切れるようになった頃、ハルヒのことで毎日のように頭を悩ませている俺に新たな頭痛の原因となる出 来事が起きた。 いつものように教室に入りいつものようにハルヒに話しかける。 あいかわらずハルヒは俺の後ろの席にいる。というか、なぜ何度席替えをしてもハルヒが俺の後ろの席にいるんだ? 「よう。窓の外に宇宙人でもいたか?」 「んなわけないでしょ、バカ!」 バカと言われるのももう慣...
  • 長門有希の小説
    それはなんでもないいつもの会話から始まった。ここはSOS団の部室で、谷口も国木田も休んだ俺は1人で教室で弁当を食べることが恥ずかしくて逃げてきたんだ。 そしたら長門が本を読んでいて、弁当を食べ終わった俺は無意識に話しかけていた。   「長門、その本は面白いのか?」 「ユニーク。」   まさにいつもの会話だと思う。ここまでは。 なにせ前にも同じような会話をした記憶があるしな。しかし何も考えていない今日の俺は一味違う。   「たまには違ったジャンルの本でも読んでみたらどうだ?」 「……?」   長門は数ミリ首を傾げて、何を言ってるのか分からない、というような表情を俺に仕向けてきた。 俺は少し考えて言った。   「恋愛物の小説でも読んでみたらどうだ? 人間の『恋愛をする』って感情がわかるかもしれないぞ?」 「そう。」 「それに恋愛小説ってのは曖昧な感情を意外と的確な表現で表してくるからな。情報の...
  • 最終兵器長門
    俺は駅前で待っていた。 長門を、俺の想い人を…   長門の超人的(正確には宇宙人的だが)能力が世間にばれたのは、約一ヶ月前のことだった… 例の一件で長門を消却しようとしていた情報統合思念体は、ハルヒによって消滅させられ長門は普通の女の子になったかに思われた。 しかし、そうはならなかった。情報統合思念体は消滅したが、長門個人の能力は失われなかったのだ。 俺は長門に対し能力は使わないように注意をしていた。 しかし、あの日……俺と長門が二人で市内散策をしていた時である。   向こうから俺にむかって猛スピードで走ってくる車… はねられる!俺がそう思った時……長門はためらいもなく能力を使った。俺のために…… 運悪くその近くにはカメラを持った人物がいて、長門はその瞬間を撮られてしまった……… そして、その映像はその日の夕方に全世界に流された。   前の長門なら簡単なことだったろう。世界の人々に対して情...
  • 長門とアイス
    「今回は、わたしと、みくるちゃんと、古泉君ね。 キョン、分かってると思うけど、暑いからってサボっちゃダメよ? これは不思議探しなんだからね!」   時は、期末テストも終わり、あとは夏休みを待つだけとなった1学期の終わり。 俺たちは、例によって例のごとく、朝の喫茶店で不思議探しのメンバーを決めるくじを引いたところだ。 今回は、俺は長門とのペアだ。   喫茶店を出て、ハルヒたちとは別行動を取る。   「さて、長門…どこか、行きたい所とかはあるか?」   長門は、ゆっくりと視線を俺に向ける。 その首が、左右に僅かに振れる。否定を示すジェスチャー。   「とくにない」   ふむ、と俺は考えを巡らせる。 前に長門と組んだときは、図書館に行ったんだったな。 あの時は、本棚の前で本を広げ、時間になっても全く動こうとしなかった。 とくにない、とは言ったが、こいつはやっぱり図書館に行きたいんじゃないだろうか...
  • 長門有希とお酒
    それは冬も寒さが増してきてもうすぐ冬休みだ、と期待している俺に立ちはだかる期末試験の壁を越えようとしているとき出来事だ。   俺は放課後にSOS団の部室で勉強をしている。分からないところがあっても万能な仲間たちに教えてもらえるし、天使に入れてもらったお茶を飲みながら勉強することができる。 その上勉強の邪魔になる物はほとんど無く、また集中していなかったり他の事をしているとハルヒが激怒してくるため俺は仕方無しにも集中し、それが良い結果をもたらす事が分かっているためだ。 強制労働のように勉強させられている。しかし頭には凄い入ってくる。少し寒いのが難点だがこの勉強場所は最高だと思っている。もっとも試験期間以外は勉強はしたくないが。   期末試験はすでに始まっていて、残すところあと3日、7科目という状況で本日も3教科の試験を受けて残すところあと4教科となった放課後、いつも通り文芸室で俺は勉強...
  • 長門有希無題5 1話
    いつものようにハッスルしようと長門をベッドに押し倒した 「……待って」 長門は一言拒絶の言葉を口にした こういう関係になってから長門はいつも俺に応えてくれた。そんな長門が初めて行為を待ってくれと言っている 「どうしたんだ?体調でも悪いのか?」 「……体調は問題ない。ただ……」 長門が言葉に詰まる事も珍しい 「ただ?」 「………ただ、私は今妊娠している。だからできれば性行為などの激しい事は避けるべき」   ん?なんだ? 今長門の口から思いがけないワードが飛び出した気がする   「え~と……すまん。なんだって?」 「私卵子と貴方の精子が受精し、その受精卵が着床したのを先日確認した」   きっと冗談とかではないだろう。まぁ確かに猿のように求め続けたし当然と言えば当然だ 「はぁぁぁ………」 長門は俗にいう宇宙人だ。だからって訳ではないが妊娠するとは思わなかった 「……貴方が望むならこの受精卵は……...
  • 長門有希の失踪
    (涼宮ハルヒの陰謀のネタバレを含みます。) 目次 1章 失踪 2章 長い夜 3章 旅 4章 真実     1章 失踪 長門が失踪した。 その日は風邪が流行っており、高校生活1周年をまもなく迎えようかという時期だった。放課後、部室に行くと驚くことにいつも長門が鎮座しているはずの窓辺の椅子が空席なのだ。はじめは、コンピ研にでも行っているのだろうと考えていたが下校時間になってもとうとう部室に現れなかった。SOS団に不可欠な無口キャラが来ないことに業を煮やした我らが団長は携帯電話で電話をした。。。。が出ない。「何回コールしてもでないんだけど、有希どうしちゃったのかしら」ハルヒは動物園のライオンのように部室を無意味に歩き周っていた。キョン「すまん、探してくる。」とてつもない不安に駆られた俺は堪らず部室を飛び出した。「待ちなさい。勝手な行動は団長への背信行為と見なすわよ。」ハルヒは...
  • 長門有希の苦笑
    今日は学校が始まる月曜日 あぁ……あの憂鬱な日々がまた始まるのか そう思いながら目を開けるた すると長門が俺の横で寝ていた 「うぉぉわぁぁぁ?」 なんでこんな所にいるんだよ長門?お前にはマンションがあったはず 長門「私にもわからない 情報が足りない 」 情報が足りないってお前…………お前ほどの力があったらわかるはずだろ?それが何故? そう思っていると長門が俺の上にのしかかってきた ずっとこっちをみて俺の目の奥のほうを見ている 「何やっているんだ?長門よ?」 まさか長門がそっちの方であるはずはない 長門「貴方の脳に接続し情報を引き出している 今92%完了した」 この短時間に俺の2テラバイトの情報を引き出したのか さすが長門だ 長門「貴方が今考えた事も私には分かっている」 ああそういうことか つまり俺には何も考えるなと というかもうそろそろ完了したはず 長門「あなたが余計な事を考えているせいで...
  • 長門有希の情報操作
    暗い。周りには何もない。上も、下も、右も左も何もない。真っ暗闇だ。ここは何所なんだ?   「ここはあなたに選択肢を与えるために私が作った精神移動空間。」   何もない空間。俺の前に1人の少女が立っていた。   「長門!なんなんだこれは?」 「貴方は不慮の事故によって死んだ。そして涼宮ハルヒは貴方を失ったことを悲しみ、もともと現実にいなかったことを望んだ。」 「なら今ここにいる俺は何なんだ?死んでるどころか存在が無いんじゃないのか?」 「無くなる前に私がこの空間へ残りの精神のみを移した。選択をさせるために。」   さっきも言っていた。 選択 とは何のことだろうか。   「その選択ってのはなんなんだ?」   ……   「貴方はまた元の世界に戻りたい?」   そういうことか。   「ああ、またSOS団であいつらと一緒に馬鹿やりたいしな。何より、あいつに会いたい。」 「そう。」 その返事を最後に俺...
  • 長門有希の憂鬱IV 七章
      七 章   lustration どこここ     「お二人様、そろそろ披露宴会場に到着します」 俺と長門は寝ぼけ眼をして、よだれが垂れた口元を拭きつつ起き上がった。シートがふかふかであんまり気持ちがいいので二人とも眠っていたらしい。新川さんが気を利かせて景色のいいところを通ってくれてたようなのだがあいにくと夢すら見ていない。窓の外はそろそろ暮れはじめ夕日が差していた。 「ここどこですか」 「海岸沿いのリゾートホテルです」 リムジンは超高層ホテルのロータリーに止まっていた。ドアを開けて降りると潮のにおいがする。地理的には中央図書館から十五分くらいのところにあるらしい。    俺は花嫁衣裳のままの長門の手を取って車から降ろした。制服を着たドアボーイが胸に手を当てて深々とお辞儀をして俺たちを案内してくれた。長門は裾を引きずらないようにスカートをちまっとつかみ、いそいそと...
  • 長門有希の豹変
    いつもの朝。ジリリリリと鳴る目覚まし。それによって起こされる俺。 あぁ、すがすがしい朝だ。 妹爆弾も回避できたしな。   と、枕元に置いてある携帯が鳴る。 み、み、みらくる、みっくるんr 長門だ。何の用だろう? 「なんだ?」 「今すぐ来て欲しい。私のマンション。」 「制服でいいか?」 「いい」 「わかった、今すぐ行く」 「…そう………あと…」 「?」 「もし私が変わっても、動揺せずに接して欲しい。」 「なんのことだ?」 「……早く。」 長門の言葉を聞くと俺は電話を切り、すぐさま制服に着替え、 朝飯も済ませないまま家を出た。   自転車で行くこと25分。こんなもんか。 長門のマンションに着いた。 確か長門の部屋の番号は……708、だったな。 ピンポーン…… 「……」 「俺だ」 「……」 …ガチャ そしてエレベーターに乗る俺。7階を押す。   そういえば、小さい頃はエスカレーターとエレベーター...
  • 古泉一樹の結婚
    「キョン、ぐずぐずしてないで早く来なさいよ」   「うるさい、分かってるよ」 あいつはこの坂道で何でこんなに元気なんだ。   「高校の通学路の方がきつかったでしょ、この程度余裕よ」   くそっ、高校の通学路の方がまだマシだった記憶があるぞ。 それとも俺が年取ったって事か?いや、まだそこまでは…   「あんた、体力落ちすぎよ。情けないわね」   「お前みたいに涼しい格好じゃねぇんだよ。しかも駅から距離があり過ぎるだろ だからタクシーで行こうって言ったのに」   「この程度でタクシーなんてホントに情けないわ、それでも団員一号なの?」   団員か、懐かしい響きだな。SOS団は既に有名無実だ。ハルヒから団員という言葉も久々に聞いた。 やはり、久しぶりに他の団員に会えるからテンション上がってんのか?   「何ボッーとしてんの、もうちょっとだから頑張りなさい」   はいはい、分かりましたよ。   「そ...
  • 長門有希の憂鬱IV 六章
      六 章 Illustration どこここ    頼んでいたマリッジリングができたという連絡が入り、俺と長門は受け取りに行った。当然だが俺が長門のをもらい、長門が俺のを預かる。こっそり蓋を開けてみたがポツリと埋め込まれた小粒のダイヤがなかなかにかわいい。リングの裏側には長門デザインの宇宙文字の半分が刻まれている。これが俺たちの絆になるんだよなあ。  招待客のピックアップだけして、会場と衣装の用意はハルヒが一式任せろというので放っておいた。長門の招待客リストを見ると俺とほとんど被っていて、うちの社員とハカセくん、機関の顔見知り、トータルで二十人にも満たない。 「俺たちの知り合いって、数えてみると意外に少ないんだな」 「……そう」 「じゃあ高校のときの同級生なんかも呼ぶか」 「……いい」 頭数といっちゃ失礼かもしれないが、式場と披露宴会場を埋めるために阪中に頼んで同窓生名簿を...
  • 長門有希の感情
    長門の姿を見る度に思う事なのだが、こいつは今読んでいるページ数が四桁に届きそうな分厚いSF物を読んでいるのが一番だ もしこいつがタコをモチーフとした火星人が襲来するどたばたギャグコメディ漫画かなんかを読んでいたら俺はいつかの無口で控えめな文芸部員の居た世界を思い出し、 変わった理由を探し出してまた何か奇天烈な行動を起こす羽目になるかもしれない しかし前は世界が改変していたから無かった事にはなったがもしそうでなければその奇天烈な行動は後々まで語り継がれ涼宮ハルヒなる団長様に毒されたと同情の目線を送られるだろう   「世界を大いに盛り上げる為の涼宮ハルヒ」の団略してSOS団が占領する事現在進行形の文芸部室では長門が読むのはいつもの如く俺が三ページと持たない分厚い書籍を読むのが一番似合っている 別にこれは俺だけの意見ではなく、SOS団に属する全員が思っている事だろう   「……………」 「...
  • 長門平手打ち編 消失版
    俺は勢い余って長門の頬を平手打ちしてしまった。 勢いで飛んでいった眼鏡を長門は拾い上げ、何事も無かったように本棚へ本を取りに行く。   その行動がさらに俺の頭の血を上らせた。 「おまえ!」 もう止めることはできない。長門の肩を押さえつけ本棚に叩きつける   その時、俺は見た。 能の面のような涼しいというより冷たい顔をしていた長門が 顔を大きく歪めて大粒の涙を流すとこを。 まるで遊園地で迷子になった子供が寂しさと不安を堪えきれず遂にないてしまうように、 長門は泣き始めた。   さっきまで怒っていた俺は突然の長門の異変に狼狽した。 あの長門が・・・泣くなんて。 俺は長門の肩から手をそっと放し、すまないと一言言った。   度を越したインチキ魔法をよせと長門に何度も言ったが、長門はやめなかった。 もしかしたらハルヒに危険が及ぶインチキを長門は今日の昼休み行い、それで俺は腹を立てたのだ。   しきり...
  • 長門消失
    忌々しい期末テストが終了し、春休みも間近に迫ったある日のこと   午前中だけの授業が終了し、いつもの習慣でオレは部室に向かった。 部室のドアを開けると、いつもの場所に長門が座っていた。   キョン「よ、長門。一人だけか?」 長門「そう」 キョン「朝比奈さんや古泉はどうしたんだ?」 長門「古泉一樹は用事があるといって帰った。朝比奈みくるはまだ来ていない」 キョン「そうか。ハルヒも今日は買い物があるとか言って帰っちまったんだ。    今日の活動は休みってことだな」   普段からなんの活動をしているかよくわからん団体だから 休みもくそもないっちゃないんだが、それはいまさら考えてもしかたのないことだ。   キョン「オレもたまには本でも読んでみようかな・・・なんかオススメはないか?」   オレがそういうと長門は本棚を睨み、若干戸惑った後に 厚めの本を取り出して机の上に置いた。   長門「これ」 キョ...
  • 長門有希の我侭
    今部室にいるのは俺と長門だけである。 ハルヒは機嫌が悪く、無言で俺を睨んでから先ほど帰宅、 朝比奈さんは課外授業、古泉はバイトだ。 ハルヒの不機嫌オーラで息が詰まりそうだった部室は束の間の平和を取り戻した。 ハルヒが不機嫌なのは俺が諸事情から二人きりの不思議探索をすっぽかしたせいだ。 俺はその言い訳をするために部室にやってきたものの取りつく島はなし、 教室では言わずもがなだ。昨日の晩、電話口でさんざん怒鳴ったうえに、 妹を使っていやと言うほど嫌がらせをしてもまだ不満らしい。 素直に悪いとは思うが、せめて話くらい聞いてくれ。 俺は意味もなく大きなため息をついた。 「今回の件はあなたが悪い」 突然、長門が口を開いた。 「涼宮ハルヒがわたしとあなたとの関係を疑っていることは理解していたはず」 ハルヒは、とある出来事から俺と長門の関係を疑っている。 俺も長門もそんな事実はないと否定したのだが、未だ...
  • 放課後恋愛談 鶴屋さんと長門っちと編
    (古泉一樹×鶴屋さん前提です) 「やっほー、ってあれ、今日は長門っちだけかあ」  そろそろと文芸部の部室、というよりSOS団の溜まり場になっている場所の扉を開いたあたしは、そう言ってパタパタと中へ入った。  今日は長門っちだけ。他は誰も居ない。 「あ、ねえ」 「古泉一樹は掃除当番」 「あ、そう……」  即答されちゃったよ。  いやいや、お姉さんびっくりだね。 「長門っちも、一樹くんが掃除当番だって知っているんだねえ」 「昨日もそうだったから」 「そっか」  この学校の掃除当番って、一日毎じゃないしね。  うーん、しかし、掃除当番かあ。  長門っちも察している通り、あたしがここへ来た理由の半分以上は一樹くんだ。  付き合い始めてというよりも、付き合っているのが全校に知れ渡って早一ヶ月。  あたし達二人は順調なお付き合いとやらを続けている。 「ねえねえ、長門っち」  あたしは、読書に舞い戻っ...
  • 長門有希の素顔
        「『食』がおきる」 へ? 「『食』」 ………。 「長門さん、困っていますよ。ちゃんと説明しないと」 「……『蝕』のこと」 「『しょく』? 一体どういう字を書くんだ?」 「『食』とは天体が別の天体に見かけ上重なり、相対的に奥となる天体が見えなくなる現象。  見かけ上重なる原因は観測地点となる場所が惑星などそれ自身が動いているために起きる場合と……」 「長門さん……。簡単にいうと日食や月食ですね。」 ああ、やっとわかりましたよ喜緑さん。これでも長門の言いたいことは誰よりもわかっているつもりですが お仲間にはかないませんよ。 「いいたいことはわかりました。で?」 食がおきたらどうなんだ? 「『食』がおきる事によってわたしたちの能力が制限される。」 ??? 「長門さん、あなたが説明する、いつも通りだから大丈夫っていうから任せたのにそれじゃ伝わりませんよ。  まさかいつもそんな説明なんで...
  • ある日 文芸部室にて
    ある日 文芸部室にて キョン「今日は長門と古泉しかいないのか」 古泉「朝比奈さんは用事で今日はこられないとのことです」 なぜ朝比奈さんはおれでなくこんなやつに言付けを頼んだのかと、少し腹が立ったがまぁいい 古泉お茶いるか? 古泉「はい、お願いします」 長門は? 長門「・・・・・コクリ。」 おまえら、朝比奈さんが来ないこと知ってるんなら自分の分くらい入れとけなまけものどもめ やかんをコンロにかけていると後ろから気配がする 長門「・・・・・・・・。」 ん?どうしたんだ 長門「まだ?」 あー、もうちょっと待ってくれすぐ作るから 今日はやけにせっかちだなぁ、そんなに喉が渇いていたなら自分で入れとけばいいのに というか、宇宙人でも喉が渇くのか などと考えていると突然長門のやつが俺のズボンのチャックを開け始めやがった キョン「おい長門何してんだ」 えらく冷んやりした手が俺のものを握っていた う...
  • 長門の日々 第11話『長門"有希"の憂鬱Ⅱ』
    第11話『長門 有希 の憂鬱Ⅱ』   俺は、有希の世界改変により、これまた大変なことに巻き込まれてしまった。 時間が入学時まで戻り、 さらにはこの世界の長門(有希だと思う)が完全にではないがハルヒ化してしまったのである。 そして、俺は元の世界の長門があらかじめ用意してくれていたらしい(?) 栞の力により、記憶を取り戻す。 長門が朝比奈さんを部室まで連れて来る。 この新生長門により誕生してしまった部活。   その名前が今さっき明かされた。   その名も、KYON団。   やめてくれ。なんか恥ずかしい。   それにしても、先の展開を知り尽くしている俺はこの世界では理不尽な存在じゃないのか? 次は古泉が転校して来るはず。 その後は、いろいろ長ったらしくも意味不明的な説明を受けるだろうが、 俺はそれを知っているので先に明かしてしまえば回避できるイベントだ。 二度もあんな長い説明を聞くわけにもあるま...
  • 古泉一樹の誤算 二 章
      二 章      俺はその晩、砂漠を越えてアカバ要塞に戦いを挑む前夜のアラビアのロレンスのようにまったく寝付けなかった。    考えてみりゃハルヒがジョンスミスを探していたのは当然のことで、真夏の夜にどこからともなくふっと現れ、宇宙人や未来人がいるなどと吹聴した挙句、影も形もなくふつと姿を消したりすればあいつでなくても追いかけてみたくなるってもんだ。ことハルヒにかかれば奇妙な存在というものに対する執着心は尋常じゃない。    それがどこをどう間違って憧れの彼なんかになっちまったのか、やっぱあれかな、揺れるつり橋の上で心拍数が上がるのを惚れたと勘違いする、血中のアドレナリンとホルモンを混同してしまうのと同じ現象か。最初の未来人との遭遇が俺だってだけでそこまで決意を固めてしまう理由が理解できん。俺?俺の場合は……まあ朝比奈さんには一目ぼれした……かもな。けど八年もずっと想いつづけるな...
  • 第六章 ハルヒ、古泉に恋す。
    長門ふたり   第六章 ハルヒ、古泉に恋す。   とある日曜日。僕は長門さんのマンションに呼び出された。何の用事かは 知らされていない。今朝、起きるといきなり長門さんから携帯に電話が入り、 「来て」 とただ一言告げただけで切れた。かけてきたのが長門さんAなのかBなのかは 電話では知りようが無いが、とにかく、呼び出されたからには行くしかないだろう。 マンションの入口で長門さんの部屋のルームナンバーを押し、オートロックの 鍵を解除してもらってからマンションに入る。エレベーターで上り、 部屋のドアをノックして入れてもらう。部屋の唯一の調度であるこたつの右に 長門さんAが左にBが座り、真中に僕が座った。 長門さんAが切り出す。 「あなたの言う通り、わたしたちは彼を共有した」 「助かっています」 「しかし、この状態は問題がある」 「と言いますと?」 「彼の注意のほとんどが涼宮ハルヒに向いている」 は...
  • 第五章 長門を消去せよ!
    長門ふたり   第五章 長門を消去せよ!   「エージェント番号○×□□、朝比奈ミクル、定期レポートを提出し状況を報告しなさい」 「はい」 みくるは久しぶりに自分の時空に戻っていた。時間管理局でのレポートはいつも緊張する。 「今回提出したレポート番号○○にある通り、涼宮ハルヒには変調は見られません。 過去一ヶ月間に新たな時空の歪みを生成した痕跡もありません」 「よろしい、朝比奈みくる。ご苦労だった」 ほっと溜息をつくみくる。思えば、ここに出頭して「過去」でエージェントとなる 命令を初めて受けてから、既に1年以上の時間が経過していた。 最初は嫌だった。一人だけで、知る人もない世界に行き、自分の正体を明かすことも 許されない。心の内を打ち解けられる友人も、甘えられる恋人も作ることは許されない。孤独と 欺瞞に満ちた日々。ここに来る度に「任務解除」を申し渡されることを心密かに願ったものだ。 今も心...
  • 長門有希の三日間
    『長門有希の三日間』     一日目   世の中はゴールデンウィークだ、6連休だ、8連休だとか言って浮かれているようだが、俺たち高校生には関係ない。暦通りに学校に行って、暦通りに休みになるだけだ。大学生にでもなれば、休みと休みの間も教授が休講にしてくれるのかもしれないが、残念ながら北高にはそんな気の利く教師はいない。 一応愚痴ってみたが、今日からはやっと連休だ。ところがだ、朝から北口駅前の喫茶店で爪楊枝のくじ引きを引いているのはなぜだろう。 「ほら、さっさと引きなさい」 そう、不思議探索だ。明日からハルヒは家族と出かけるので、今日中に不思議を見つけ出さないといけないらしい。ということでSOS団の5人が集まっているというわけだ。 「印なしだな」 先に引いた朝比奈さんと古泉は印ありで、3番目の俺が印なしだった。ということは、残り2本は印ありとなしが1本ずつだから、俺は、ハルヒか長門のどちらかと...
  • 長門有希の憂鬱IV 一章
      一 章  Illustration どこここ    我が社の社員旅行、じゃなくてSOS団夏の強化合宿から帰ってきてからやっと仕事のペースが戻った八月。ゲームと業務支援ソフトの開発とメンテで寝る間もない開発部の連中に気を使ってのことか、俺たち取締役も夏休み返上で出社していた。お盆はどこも営業してないんだからせめて三日くらいは休みをくれと上訴してみたのだが、「社員旅行楽しかったわよねぇ」ニヤリ笑いをしながらのたまう社長にむなしく却下された。俺は合宿でCEOの権利を得たはずなのだが、ハルヒの言う次期ってのが四半期のことを言っているのか営業年度を言っているのか分からず、結局はまだまだ先の話だ。    そういやこの会社に入ってまともな休みはなかった気がするが、それはハルヒが土日にやる突発的イベントのためで、そのほとんどは市内不思議探索パトロールなのだが、疲れ果てた体に鞭打ってまで駅...
  • 古泉一樹の誤算 六 章
      六 章      古泉の解任騒動が一段落してやれやれといったところなのだが、歴史改変のチェックポイントはまだすべてクリアできたわけではなかった。朝比奈さんが言うには、ひとつの出来事に修正を加えてもまた元の木阿弥に戻ってしまうかもしれないし、別の方向に歩き出すかもしれないということだった。   「それにしても、機関の連中があそこまで頭が固いとは思いませんでした」古泉が言った。 「だよな。いつもなら俺たちの意向を無視したりはしないもんだが」 どっちかというとハルヒや俺の顔色を伺っているのが機関のいつもの姿勢っぽいんだがな。 「あれはきっと、既定事項の自己修復機能が働いたのね」朝比奈さんがうなずいた。 そういうものなのですか。自己修復って人間が意図的に起こすものなんでしょうか。 「歴史というのは何人もの人の意思が重なって受け継がれて動いていくものよ。突然異例の流れが起こるとそれに反発す...
  • 長門有希の反抗期
    月曜日 この高校に入って2回目の夏休みも、去年同様ハルヒに振り回されて終わった。 まあ流石に去年みたいに延々とループさせられる、っつーことは無かったがな。 この夏休みを語る上で1番話さなくてはいけないこと、それは俺とハルヒが付き合いだしたってことだ。 告白したのは俺。まあなんというか、いい加減はっきりさせないといかんと思ったわけだ。 SOS団のメンバーの反応は、長門はいつものようにノーリアクション、朝比奈さんは笑顔で祝福、 んで古泉は「おやおや、ようやくですか」とか言って例のニヤケ顔さ。 まあ結局のところ俺がハルヒに振りまわされるっつースタンスは不動のもののようで、 デートと言っても不思議探索の延長みたいな雰囲気、まあ俺もそういうもんかなと思いつつ、 もうちょっと恋人らしく甘々な言動があってもいいんじゃないかという希望もあるわけだ。 さて、回想はこれぐらいにしようか。現在に戻ろう。 夏...
  • 長門の日々 第3話『熱愛たる理由』
    長門の日々 第3話『熱愛たる理由』   教室に着いた。 また授業が始まった。しかし、俺は放課後の部活で長門の休みの言い訳を考えていた。   ―――で、一番ベターで安全なのが、 『学校も休んでるみたいだし風邪かなんかだろ』となった。 「風邪だろ」と言い切ったらまたハルヒに怪しまれるだろうしな。 やっぱりこれしかねぇ。   周りを見渡せば誰もいない。どうやら授業が終わって皆帰ってしまった後の様だ。   ……なぁ長門、何時の間に授業終わってた? 「8分42秒前。」 そうか。ハルヒも先に部室へ行ったみたいだな。 じゃあすまんが長門、また包帯だ。 「……そう。」   ……部室のドアの前だ。 さて、入ろうか。 と、その前にもしかしたら朝比奈さんが着替えをしている最中かもしれない。 ノックをするのを忘れない俺はなんて紳士なんだろう。 コンコン。 「はぁーい」 朝比奈さんの甘ったるい声が聞こえる。 ドアを...
  • 長門有希の協定
     宇宙人同士が激しく戦っていた。  俺たち人間には到底理解不能な力を使って。    経緯を説明すると長くなるから省略する。  とにかく、情報統合思念体のやり方には、さすがの長門も忍耐力の限界に達したということだ。そして、長門のその怒りは、俺も古泉も共有するところだった。  だから、長門は、ハルヒの力を使って情報統合思念体を消そうとした。  だが、情報統合思念体とやらも馬鹿ではない。12月18日のあの出来事のことを忘れるわけもなく、充分に対策は練られていた。  長門が用いるハルヒの力に全力で対抗しつつ、長門を始末すべく、なんたらインターフェースを大量に送り込んできた。その中には、あの喜緑さんも、そして復活した朝倉もいた。  長門と利害が一致した「機関」が味方についてくれたが、現状では足手まといとまではいわないが戦闘の役には立ってない。  朝比奈さんはこの場にはいない。その方がいい。言っちゃ...
  • 笑顔を見せて
      「あ~、もう!ほんっと退屈だわ!!」   ハルヒの不機嫌そうな独り言を聞きながら、俺は古泉とオセロをしていた。 放課後いつも通りに部室に集まり、何事もなく時間だけが過ぎていく。 平和そのものだった。ただ、その平和というものを団長様はいたく嫌っている。   「何かおもしろいことは無いのかしらねー? 最近は本当に退屈すぎて死にそうだわ!」   確かにここ最近は特にイベントごともなく、放課後部室に集まっては ただぼけーっとした時間を過ごすだけだった。 さすがに退屈だとは感じるが、死にたくなることはないね。   俺が不意にハルヒに目をやると、じー、っと長門の方を見ている。   十数秒は見ていただろうか?ハルヒは突然何かを思いついたかのように 満面の笑みを浮かべ俺の方を見た。今度は何をしようってんだ?   「キョン、あんた有希の笑ってるとこって見たことある?」   「ん?あぁ、…いや、見たこと無...
  • 長門有希の戦慄
    いつものように部室のドアを開けた俺は、いつもとは違った奇妙な光景を目にした。 「なにしてんだ?」 その問いに、ダンボール箱の上に正座をしていた長門が答えた。 「侵入者を捕獲した」 「侵入者だと?」 いや、それよりもなぜそんな原始的な方法で捕獲しているんだ? 「……」 長門は空虚を見つめており、その表情はかすかにこわばっている。 長門には似合わない表情だ。勘違いか? 俺は真っ先に浮かんだ質問を部室の入り口から投げかけた。 「侵入者ってのは異世界人か?」 長門は水汲み鳥のように視線を行き来させた後こちらを見た。 「ない」 どうやら俺と同じ一般的な人間らしい。突然爆発したりはしないだろう。 俺はドアを閉め、パイプ椅子を広げると長門の前に座った。 「侵入者は悪事を働いたのか? もしかして文芸部の入部希望者だったりしないだろうな?」 「一般的な人間ではない」 おいおい、いきなりなにを言い出すんだ。問...
  • 古泉一樹の誤算 一 章
      一 章      日曜日だというのに朝っぱらから電話がかかってきた。 「お休みのところすいません。早急にご相談したいことがありまして」古泉だった。 「なんだ。日曜くらいゆっくり寝かせろ」 「実は……その……」 ボソボソ言うだけでよく聞こえない。口篭もる古泉なんてらしくない。 「なにがあったんだ、言ってみろ」 俺はもう、たいがいのことでは驚かない。 「涼宮さんと……なんです」 「なんだぁ?聞こえねーぞ」 「だからですね!涼宮さんとヤッってしまったんですよ!!」 そのとき俺は、数秒間だけ硬直し、次の数分を爆笑の渦に巻き込まれて一気に目がさめた。腹を抱えて笑い出すのを抑えきれず、電話のマイクの穴をやっとの思いで押さえた。 「もしもし、聞いてますか」 「ああ、き、聞いてる、聞いてるとも」胃が痙攣するかと思うくらい腹がよじれた。 「ずいぶんと大げさに笑ってらっしゃいますね」 だって、これが...
  • 長門の日々 第12話『長門"有希"の憂鬱Ⅲ』
    第12話『長門 有希 の憂鬱Ⅲ』   急に天井が爆発したかのような勢いで割れた。 誰かがライダーキック風飛び蹴りでブチ割ったようだ。 そいつは勢いを保持したまま俺に向かってナイフを構えて突進してくる朝倉を蹴飛ばす。 朝倉は凄い勢いで5mくらい吹っ飛び、鈍い音を立てて壁にぶつかる。 壁の表面が崩れ、朝倉は瓦礫に埋もれる。   目の前の奴は誰だ?! しかし、コンクリートの破片、砂、埃、蛍光灯の残骸などで俺の視界は塞がれている。 まったく見えん。   ……次第に視界が晴れていく。   俺は驚く。 「―――な、なんでお前が来るんだ?!」   そいつはふん、と鼻息を鳴らして大きな声で言う。   「助けに来てやったわ!あたしに感謝しつつ、せいぜい死なないよう頑張りなさい!」   そこに現れたのは――――黄色いカチューシャをつけた長髪のハルヒだった―――   さっきまでの緊張感や、なぜかハルヒが来た事に...
  • @wiki全体から「主役は長門×古泉」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索