涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「国木田少年の純愛」で検索した結果

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  • 国木田少年の純愛
    出会いは一期一会。恋愛だってそうだ。 谷口と二人でナンパを続けるような毎日に変化が起こったのはひょんなことからだったんだ……。   入学して、一年とどのくらい経ったかな?まだけっこう寒い春の日だった。 寒さのせいか、ちょっとだけ頭が痛い。 僕は何にもない日常につまらなさを覚えつつも、その日の学校生活を昼まで終えていた。 「国木田よぉ、今日も行くよな、な!?」 僕にいつもこんなことを言ってくるのは谷口だ。 ナンパじゃ連戦連敗。たまに成功したかと思うと一週間も経たないうちにお別れ。 まったく学習能力は無いけど、憎めない親友だ。 「谷口、いい加減に国木田を引き摺り込むのはやめろ。こいつはお前と違って頭もいいし、意外とモテるんだぞ」 こっちはキョン。中学からの親友で、僕をいつも援護してくれたりする。 涼宮さんというとんでもない人に捕まっているけど、少しだけそれが羨ましい。 何故ならキョンの学校生活...
  • 長編・その他
    ...パス はるひの奔走 国木田少年の純愛 THE谷口~谷口の暴走~ ねこごはん キョン乃進侍 朝倉涼子の再会 朝倉涼子と長門有希の涼宮ハルヒの結合 第1章
  • 空気の読める国木田
    ハルヒ「あいつ、遅いな」 ハルヒ「うぅ、なんだか緊張するな……」 ハルヒ「今日はキョンのやつ、野暮用でデパートに行くって言ってたし」 ハルヒ「私もデパートに行く用があるという名目で、偶然を装って交差点でバッタリ出くわせば一緒にデパートに買い物に行けるはず」   ハルヒ「違う違う、ちがうのよ! これはデートなんかじゃないの。一人で買い物できるかどうかもわからないキョンのために、私もお目付け役として同行してやろうという団長の優しい心遣いなんだから!」 ハルヒ「そうよ。私がキョンとデパートに行きたいんじゃないのよ。あいつに私が仕方なく、休日返上でついて行ってやるだけのことなんだから。そうよ!」   ハルヒ「……遅いな、キョンのヤツ」   ハルヒ「あ、きた!」   ~~~~~   キョン「妹がランドセルを壊しちまってな。創立記念日で学校休みの俺が、デパートまで買い物に行くはめになっちまっ...
  • 国木田日記
    ①入学式   僕は国木田。フルネームはまだ禁則事項らしい。   幼い頃から「国木田くんはできる子ねぇ」という同級生の保護者からの賛辞や、「やーん、この子、カワイイ~!」という年上の女性からのラブコールを受けて、何を考えているのか分からない笑顔とどす黒い本音を持った高校生に育った。 というのは冗談で、とりあえず無難な、一般的な高校生に育っていると自分では思っているから安心して続きを読んでほしい。   今日は北高の入学式。 僕の学力では県外の進学校にも行けた。北高の理数コースだって余裕だったけどね、なんだかんだで普通科に進学している。おっと、別にレベルの低い集団に混じって優越感に浸ろうとか、そんなことはいくら僕でも考えちゃいないさ。もちろん、普通科のレベルだったら特に熱心に学業に専念しなくても問題ない、と認識してるけどね。 これは慢心でも自意識過剰でもなんでもない。冷静な現状の分析だよ。 ...
  • 国木田の驚愕・前編
    …さて今の状況を説明しなければならない。こういう時はまずいつ・どこでを明らかにするのが正道だろう。 放課後、文芸部室だ。大体のイベントはここで我らがSOS団団長によってもたらされるが、 今回ばかりはハルヒも原因のほんの一端を担ったに過ぎず、 本日のイベンターの言葉に元々規格外にデカい口と目を更に拡張している。 つまり驚愕してるって事だ。 かく言う俺も予想だにしなかった真相に驚きを隠せない。 落ち着いて見えるのは…トンデモ三人組だけだ。 今回のゲスト、鶴屋さんは大口開けて爆笑しているから落ち着いてない方に分類するべきだろう。 三人組?朝比奈さんは卒業しただろう? ごもっともな指摘だ。だが、卒業したからといって涼宮ハルヒが彼女を解放すると思うかい? SOS団専属メイドたる彼女は団活には自由参加でいいとの辞令を受けながら、定期試験の時期以外はここで給仕してくれている。 しかし、それにして...
  • 谷口と国木田の恋
    「まったく世の中広いな、涼宮とつきあう奴がいるとは……」 隣にいた谷口が、数人の人だかりができている方向に視線をやり、そうつぶやいた。 今日は北高の卒業式の日。空は澄み渡るほど青く雲ひとつない。淡いピンクの花びらをつけた桜の木は、その花びらを惜しげもなく舞い散らし、僕達の門出を祝福しているかのようだった。 谷口の視線の先にはキョンと涼宮さん、そして彼らとともに高校三年間を過ごしてきた長門さんと古泉くん、彼らの卒業を祝福するために駆けつけた朝比奈さんと鶴屋さんの姿があった。 「いまじゃあ涼宮も少しはおとなしくなったのかもしれないが、中学の時は本当にすごかったんだぜ。あの時は絶対関わりたくないと思ったものだ。 いまでも中学時代のダチに涼宮に彼氏ができたって話をすると、最初は『冗談だろ』と言って笑い、最後は顔をしかめるんだ。中学時代を知ってる奴なら、絶対アイツとはつきあえないわな」 SOS...
  • 森園生の電子手紙 国木田君と森さんと野良猫さん
    森園生の電子手紙   国木田君と森さんと野良猫さん   それは森さんが退院して入院から通院に切り替わった時のお話。   その日、たまたま僕は森さんの通院に付き合っていて、森さんからお礼に一緒に夕食でもと誘われ繁華街を2人並んで歩いていた。   隣を歩く森さんは僕に勿体無いほど美人で可愛くて少し緊張してしまう。本当に僕みたいな子供が彼氏でいいのかな?と不安になるよね……っとか考えてたら……森さんが隣に居ない? 焦って辺りを見回すと少し後ろでしゃがみ込んで何かしている。 「…可愛い…あっそうだ猫さん、これ食べる?」 どうやら野良猫に構っているみたいだった。 「クスっ…美味しいかった?……そう、良かった。」 猫の頭を撫でニッコリ微笑む………可愛い。猫もだけど森さんが可愛い過ぎる。この人と別れる事になったら…僕は発狂するんじゃないだろうか?改めて彼女の素敵さを実感し側に寄るのも忘れて彼女に見入っ...
  • 少年達の雑談
    俺は今、谷口の家に来ている。 なんでかって?今日はSOS団の活動が休みだからだ。理由は知らん。 部活がないと早く帰れるから家でゴロゴロしようと思ったのだが 帰り道で話が盛り上がってしまい谷口の家で雑談をすることになったのだ。 ちなみにいるのは谷口、国木田、古泉、俺だ。 そして今何の話をしているかと言うと・・・・ 「俺が思うにやっぱ胸は大きい方がいいと思うんだ!!」 「いや、そんなことないです。大きさより形の方が重要ですよ」 「僕も古泉君に同意するね」 好みの胸の話だ。 思春期の男だからな。こういう話をしたっていいじゃないか。 そして今、最もくだらなく熱い闘いをしているわけだ。 「なんでだよ!!男だったら巨乳を愛せよ!な、キョン?」 「あぁ、そうだな。夢が大きい方がいいように 胸だって大きいほうがいいに決まってる」 「よく分からない例えをするのが好きですね。貴方は」 会話からも分かるように俺...
  • Project512_Part2
     Project512_Part2-もくじ- Part1はこちら Part3はこちら Part4はこちら Part5はこちら Part6はこちら Part7はこちら Part8はこちら Part9はこちら     ──●<アッー!──   【チャック・朝倉涼子誘拐事件】   【チャック・国木田くんの憂鬱】   【小ネタ・鬱木田くんの保守】   【チャック・国木田くん誘拐事件】   【チャック・長門有希の鬱系SS】   【チャック・中河に禁則事項?!】   【書き下ろし・中河が来る!】   【お題短編・五輪とカオスとメタミドホス】     #今回収録を減らして読みやすさを狙って見ました。    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・              _人人人人人人人人人人人人人人人_            __>   ゆっくりしていってね!!!   <-─ - 、 ...
  • 涼宮ハルヒのお願い!ランキング
    新川「涼宮ハルヒのお願い!ランキング!!」  多丸兄「今回のテーマはこちら!!」  森「本当に可愛い北校生がしりたーい!!」  多丸弟「そしてそれらの美少女たちを審査する美食家アカデミーはこちらぁっ!!」   キョン「どうも、キョンです。座右の銘はポニーテールは人類の宝です」  古泉「これはこれは……古泉です。今回はよろしくお願いしますよ、んっふ」  谷口「女の審査は任せろ!!!なんなら俺的北校美少女ランキングを公開してm」  国木田「国木田です。始めまして」  多丸弟「以上の四人の美食家アカデミーが、それぞれ10点ずつの持ち点、合計40点満点で審査してランキングを作成するぞ!!」  新川「機関のブレインたちが汗水垂らして作成した予想ランキングはこちらぁっ!!」  第一位 涼宮ハルヒ  第二位 朝比奈みくる  第三位 長門有希  第四位 鶴屋さん  第五位 喜...
  • ハルヒ能力喪失・SOS団解散編 1.5話
    ハルヒ「あ、あは。そ、そうよね。あんたは、晴れあるSOS団員の第1号だもんね!     そんなわけないわよね!あは、あははははははは、は………」 キョン「…ハルヒ」 ハルヒ「ねぇ、キョン。……………キス、して」 (1話の途中よりここから下が本編) キョン「ってんなわけねーだろバーカ!    お前何やってんの?顔赤くして「キスして」だ!?    誰がお前みたいな奴とキスなんかするかぺっぺっぺ。    ああ、もちろんSOS団に残るってのも嘘な。残る訳ねーだろボケ! 谷口「なぁ、キョン。涼宮と何があったんだ?」 国木田「何かふたりの間に見えない壁が見えるんだけど」 キョン「さらりと矛盾した事を言うな国木田。    端的に言えば・・・SOS団は解散、俺はハルヒに、もう口も聞かんだろうな」 谷口「は!?お前とハルヒって付き合ってたんじゃねぇの!?」 キョン「ちょwwwそんなわけねーだろバ...
  • 非凡なる凡人
    涼宮ハルヒの変人奇人っぷりは今更何も言わなくても解かると思うが、そうでなくても変わっている奴というのは意外とたくさん居る。 自己紹介で宇宙人に集合をかける奴は居なくても、「趣味は石集めです」とか言うやつは居るし。 SOS団なる団を立ち上げる奴は居なくても、サッカー部とコンピ研とミステリ研を兼部する奴は居る。 ハルヒの常軌を逸した変人ぶりに隠れて目立たなくなっていても、そんな奴らはまぁ普通に生息していると言うことだ。 前置きが終わったところで、本題に入ろう。 国木田という奴は、これはこれで変わった男だ。   「SOS団文芸支部機関誌、第2巻を発行するわ!」 ハルヒが団長席の前で声高らかにこう宣言したとき、俺は目眩を覚えたね。 一応もう一度聞こう。 「ハルヒ、何だって?」 「だから、SOS団文芸支部の機関誌よ!あれをまた作るの!」 SOS団文芸支部なんて団体は存在しないぞ。 「何故だ?」 「頻...
  • 男だらけの修学旅行
    一日目の夜、男部屋の連中は全員布団に入って修学旅行ではお約束のあの話題で盛り上がっていた。 谷口「誰にも言うなよ!?」 垣ノ内「言わない言わない。口堅いからさ。」 谷口「俺は2年の・・・朝比奈みくるさんが好きだ!」 手島「フォ――www」 榊「レベルたけーなオイw」 岡部「おいお前ら!もう消灯時間だぞ。騒いでないで寝ろ。」 は~い、すいませ~ん。おやすみなさ~い。 ・・・・・ 国木田「先生行った?」 山根「行った行った。」 吉崎「何して遊ぶ?」 松代「修学旅行と言~え~ば?♪」 あソレ♪ソレ♪ソレソレソレソレ♪ 枕 投 げ ! ♪ 谷口「オラ死ねー!」 新川「くらえー!」 キョン「オイ!オイ! お前らちょっと待て!」 キョン「そんなに騒いだら先生に怒られんだろ!」 谷口「何だお前?w 先生が恐いのか? オラくらえー!」 手島「オラオラオラーw」 バシバシバシバシ! キョン「...
  • Project512_Part6
     Project512_Part6-もくじ- クイックメニュー    ──(*゚q゚)<ウッウッーウマウマー♪ウッウッーウマウマー♪──   【偽チャック・橘京子に過去話暴露!?】   【保守小ネタ・がんばれ柳本さん!】   【偽チャック・橘京子危機一髪!?】   【保守短編・三月九日】ロンリーバースデー俺2   【偽チャック・カマドウマの逆襲・・・?】   【偽チャック・ポンジー藤原の逆襲?】   【チャック・古泉一樹にヤンデレCDを無限ループで聞かされる】   #バルサミコ酢、やっぱいらへんでー。    ・ ・ ・ ・ ・ ・         _r‐-、―- 、       /   、   ヽヽ      / 〈 i 、、 〉 ハ  } !      |! ヽルヾ∨イテト、l、N      ヾヽ{セリ  ` ′ _ノ       ` ヽ  l二}  ノ          `ー...
  • 涼宮ハルヒの選択
    谷口「なぁ、キョン。涼宮と何があったんだ?」 国木田「何かふたりの間に見えない壁が見えるんだけど」 キョン「さらりと矛盾した事を言うな国木田。    端的に言えば・・・SOS団は解散、俺はハルヒに、もう口も聞かんだろうな」 谷口「は!?お前とハルヒって付き合ってたんじゃねぇの!?」 キョン「ちょwwwそんなわけねーだろバーローwwwwwwww    あんな奴となんて死んでも付き合いたくねーよwwwwwwwwww」 谷口「そ、そうだよな…」 キョン「でも、あいつけっこう良い体してるしな。一回くらいヤってから捨てれば良かったかwwwww」   国木田「それ、まだ出来るんじゃない?」   谷口「…どういうことだよ国木田」 国木田「だって、涼宮さんは明らかにまだキョンに未練タラタラだよ?     キョンが涼宮さんに声かければ、1発ヤルくらいなんでもないと思うんだけど・・・」 谷口「ちょw何でお前ま...
  • 森園生の電子手紙 エピローグ2
    「ふ…ふぁぁぁ」 眠い…夜中彼と長電話し過ぎたようだ…。 「大きな欠伸ですな。会議が終わった後飲み会にも出ずに、サッサと帰ってしまいましたから…てっきり今日に備えて寝ているのかと。」 「ん…そのつもりだったんだけどね…」 理由を話すと生暖かい目でこちらを見てきた………こっち見んな。 「少し寝ては如何ですかな?まだ到着まで時間はあります。」 そうね…でも個室に男性と2人きりの状況で寝るのは無防備じゃない?まぁ新川なら心配ないか。 「そうね…じゃあその前に少し一服してくるわ。」 言いながら私は旅行鞄から煙草とライターを取り出し、ジーンズのポケットに突っ込むと立ち上がる。 「ここで吸ってもよろしいですよ?」 「せっかくフェリーに乗ってるのに、個室に居るのもったいないでしょ?」 私は新川に手を振ると船室を出て階段を上りデッキに出た。 太陽が夏の終わりを惜しむようにギラギラと照りつける。もう8月も後...
  • 冬風のマーチ 第一章
     2月も下旬から3月にさしかかろうとしていた。 いつもはやる気のなさそうに飛ばされていた枯れ葉も、冷えた風が嫌で有給をとったのだろうか。 舞う葉すらなくなったと思えるくらいの強い風が、この辺り一帯を寒さで包んでいる。 俺は暖かい季節を待ち遠しく思えながらも、まだ続くと思われるこの寒さに非常に深いため息を漏らしていた。 まあ、俺がため息を漏らしていたのは、勿論そんなセンチメンタルな理由だけじゃない。そんなに繊細でもないと我ながら思っているさ。 そう、その理由の一つが目の前で繰り広げられている光景だ。当然、いつものことである。 「あんたも参加すんのよ、いいわね!」 毎度お馴染み涼宮ハルヒが教室で会話をしていた。 というかこの怒鳴り声は会話と呼ぶに値するのであろうか。俺ならば恐喝と答えるだろう。そのマシンガントークはまさに弾の尽きることなど知らぬが如しだ。 だがしかし、いつもと違う点がある。それ...
  • ●えもん 第2話
    第2話「ホモでもドア」 キョン「ただいまぁ~、ふぅ~疲れた・・・えっ?何母さん?お使い!? なんで俺が!?・・・はいはい、わかったよ・・・」    ・    ・    ・ ●「おかえりなさい!キョンたん!」 キョン「あぁ・・・」 ●「おや、どうしたのですか?元気がないようですが」 キョン「あぁ、ちょっとこれからお使いなんだ。だけど疲れていく気がしなくてな・・・」 ●「それでは僕の道具の出番ですね。(ガサゴソ・・・)」 キョン「なぁその道具をブリーフの中から出すの止めてくれないか?」 ●「このブリーフは4次元空間と繋がっていてどんな大きさの物も出し入れ自由なんで   すよ。もちろん僕のアナルもどんなモノでも出し入れ自由ですよ♪」 キョン「うるせぇ!だまってさっさと出しやがれ!!!」 ●「そんなに照れなくても・・・これです!」 たららたったた~♪ ●『ホモでもドア』 キョン「なんだこりゃ?普通...
  • 下衆谷口のなくころに ~尻隠し編~
    谷口「頭の中には夢いっぱい。おならのにおいが部屋いっぱい」   谷口「どうも。”何周しても花嫁はフローラ”谷口です」   谷口「本日は近所のレンタルビデオ店からお届けしております」 国木田「お届けするのはいいけど、堂々と山積みでAVを持ってこないでよ」 谷口「おやおや、レンタルビデオ店アルバイターの国木田くん。お客さんに向かってそんな言い方はないんじゃないかな? かな?」 国木田「宜しくない行為をするお客さんをたしなめるのも、店員の仕事だよ」 谷口「たは! これは手厳しい! 申し訳ない。実に申し訳ない。反省いたしました」 国木田「分かってくれればいいから。土下座はやめてよ。ものすごい当てつけがましいよ」 谷口「いやはやどうも」   谷口「それじゃあ、和やかな空気になったところで。手早く商品を袋につつんでくれたまえ」 国木田「ぜんぜん反省してないよね、キミ」 谷口「バカになっちゃうわよ!?...
  • キョンは大変なものを盗んでいきました in ハロウィン
     もし全世界からお菓子が消えてしまった場合、僕達はどうなってしまうのか。  そんなことを考えるのは象がタマゴから生まれた場合の殻の厚さを考察する行為に似て無意味なもので、僕達はもっと他の、先に繋がっていくようなことに頭を使っていくべきなのです。    しかし、それが実際に起きてしまえばそうも言ってられません。  つまり現在、僕達の大切なお菓子がその姿をくらましてしまっているのです。もっともこれは世界規模の話ではなく、極小規模な僕の周囲でのみ発生しているだけなのですが。  話を戻すと、僕個人としては通常お菓子が消え去ろうとも特に支障はありません。元々甘いものに頓着はありませんし、それが誰かに食べられてしまったからといって声を荒げたりなんかも僕はしない。  ですが、今だけは非常に困るんです。    何故ならば、今日はハロウィンなのですから。    そして僕は現在、お菓子を何処かへ持ち去っ...
  • 遠距離恋愛 第十五章 前日2
    第十五章 前日2   一通り試験会場と大学構内を見て回った俺たちは、大学そばのファミレスで少々早めのランチを取っていた。 国木田と阪中の志望は、それぞれ理学部と教養学部とのことだった。ランチを食いながら、大学の感想やそれぞれの志望学部への感想や希望を一通り話し合った後で、国木田が切り出した。   「キョン達はこれからどうするんだい?」 うーん、実は考えてない。予定ではこれからホテルに戻って受験科目の最後の確認って所なんだが、何だかそんな気分じゃないな。 「おいおい、キョン。試験日は明日というのにずいぶん余裕じゃないか。キミは僕なんかよりも確認項目は沢山あると思っていたのだが」 へいへい、分かりましたよ佐々木さん。じゃあホテル帰って……って待てよ?確か午後2時以降じゃないと俺は部屋に入れないんだっけ。佐々木、お前の所はどうだ? 「ああ、そう言えば僕の宿泊予定のホテルもそんなことを言っていた...
  • 佐々木の災難な日常
      ※カオス & キャラ崩壊注意    ザザァーと押し寄せる波の音。今年は残暑という事もあって海は人いっぱいだ。  そんな中……わたしは砂に埋まって耳かきをしている。  なんでこんな状況なのかって? いや、わたしはただ海に涼みに来ただけなんだが……何故かポケットに耳かきが入っていたのだよ。  丁度最近耳かきをしていなかったし、せっかくだから耳かきをしていたんだ。    だがその時、スイカ割りをしている人が誤ってわたしの頭に棒を思い切り振り下ろした。  スコーン!! という音とともにわたしは見事砂に埋まってしまってね。くっくっ、全く面白い話だよ。    おや……? この何かが耳から垂れ流れる感触はなんだろう。  赤い液体……? まるで血のようだな……って、これは血なのか……!?  ど、どうする。耳から血なんて流した経験なんてない。対処方など勿論知らない……!  さっきの大きい衝撃で耳が傷つい...
  • Project512_Part8
     Project512_Part8-もくじ- Part1Part2Part3Part4Part5Part 6Part7 Part9 Part10 Part11 Part12 Part13 Part14   キョン「あー、何故か今回収録分はハジケたネタが多々含まれているので、 覚悟して見てくれ」   ハルヒ「ちょっとキョン!なにエロサイトの免責事項みたいな事言ってんのよ!  平安時代からあるちゃんとした日本語だから問題ないわ!」   佐々木「ふーむ、学問的に研究してみても面白い話題かもしれないね。  ちなみに漫画家でこんな人がいるよ、参考になるかな?」   ──おしながき──   【中西貴子劇場!】ENOZ注意!   【チャック・佐々木と結婚できる?】オチなし注意!   【チャック・涼宮ハルヒが《禁則事項》できる】とりあえずR15とか書いとく。   【くに☆きだ】 (チャック・国木田がいじめ...
  • 長編・その他2
    再会と再開、そして開始 テレビ出演 パラレルワールズ プレゼント ツイスト・オブ・フェイト-キョン殺害命令 SONGOF KUNIKIDA -MELTY CADENZA OF SECRET- ノンフィクション・ストーリー ひぐらしの憂鬱 鶴の舞 朝倉と 一日おにいちゃん 一日おにいちゃん 後日談 涼宮ハルヒの怪談 fixed mind 狙われた憂鬱 One Day.... ハルヒ親父シリーズ ずるい二人 ササッキーシリーズ ●えもん 朝倉涼子の再誕 幸福な鶴屋さん そしてイブはリンゴを齧る えれべーたー☆あくしょん 生徒会長の悪辣 いつも曜日は九曜日 佐々木さんの憂鬱 眠たくないけど……シリーズ crane love 橘の香り 月間佐々木さん 佐々木の囁き Lolita s Love Complex ネクストジェネレーションの憂鬱 谷口探偵の事件簿 SOS団が家族に? えれべーたー☆あく...

  •  「あんたって変な顔してるわよね」 ハルヒが唐突に変なことを言い出した。 「なんだ、藪から棒に」 「いや、あんたの顔じーっと見てたら変な顔だなあって思って」 なんだこいつ。 「よくもまあそう失礼なことを真顔で言えるもんだなお前は」 「いや別にあんただし良いでしょ」 理由になってねえよ。明確な根拠と論理過程を述べろ。 「キョンの顔を見ました。変な顔でした。証明終了」 「勝手にQEDするなぼけ。お前しか納得できてねえじゃねえか」 「そんなことないわよ。ねえ?あんたもそう思うでしょ?」 たまたま通りかかった国木田に話をふるハルヒ。国木田はいきなりの質問に少しばかり驚きを浮かべながらも、 「えっ、そうかなあ。実に平均的で平準化されたありふれた日本人顔だと思うけど」 こいつも真顔でひどい事を言う。そこはお世辞でもそんなことないよーイケメンだよーとか言えよ。てかすんなり答えられたってことは...
  • 超絶探偵、谷口
    背中に鈍く熱っぽい痛みを感じ、目覚めるともう23時だった。 ベッドに潜り込んだのが、確か14時前だった記憶がある。ということは、俺は9時間も寝ていたことになるのか。 ベッドに潜り込んだと思ったが、よく見るとここはカーペットの上だった。こんなところで9時間も寝ていれば、そりゃ背中も痛くなるってもんだ。 くそ。電気もつけっぱなしだ。そういえば帰ってきた時は昼間だったから電気をつけたりしてないはずだ。ってことは、昨夜からずっとつけたままだったってことか。 乾燥したゴムみたいに縮んでいた体を起こして背伸びすると、眠気もなにもかもが一斉に飛んでしまった。 俺は夜型の人間というわけでもないが、さすがに今から歯を磨いて風呂にはいって、また朝までぐっすり眠る気はしない。 倦怠感をひきづりながら洗面所まで移動し、顔を洗い冷蔵庫の中にあったパンを食べて外へ出た。 心許ない街灯の明かりをたよりに歩いているうち...
  • 涼宮ハルヒの仮入部番外~帰宅部の連中~
    5月末 あの閉鎖空間にハルヒと二人で閉じ込められてから数日がたつ。 今、俺は国木田と谷口二人で弁当を食っている。つまり昼休みだ。 まあ、いつものことだな。ハルヒはいつものように食堂に行っている。 それにしても、今月はいろんなことがあった。 先月の俺じゃあ全く考えれないことばかりな。 と、その時急に、先月の今頃の昼休みに話していた何の変哲もないいつもの三人との会話を思い出した。 こんな、なにげない会話を覚えてるぐらいなら、もっと勉強の中身を覚えていろと自分の脳に言ってやりたい。 あれは確か、桜も散って、4月も終わろうとしていたときの話だ。 「部活、どこに入るか決めた?」 国木田が箸で卵焼きをつかみながら、二人、つまり俺と谷口に聞いてきた。 このころの俺は、たしかにどこかに入っといたほうがいいとは思い、放課後になれば、適当に部活を見学して、どこにしようかも悩んでいたものだ。 いや、心のどこか...
  • 1/365の一欠片 目次
    もくじ 「─…このSSは──…本スレでもらったお題を元に─…作られたSS─」 「作者の技量があれなので、タイムパラドックスを発生させたり無知を晒す部分があるかもしれないが、気にせず読んでくれ」 「まぁ『馬鹿がなにかやってるよ』くらいの気持ちでいいんじゃないか?僕には関係ないがな」 「とりあえず楽しんでもらえばそれでいいのです!」 ひとつめ 「寝起き」 ふたつめ 「暇」 みっつめ 「コーヒー牛乳」 よっつめ   「バター」 いつつめ   「CoCo壱番屋」 むっつめ   「東北三大祭り」 ななつめ 「毛布」 やっつめ 「CoCo壱番屋を舞台にした超絶なる純愛ラブロマンス」CP指定あり 古泉×国木田 ここのつめ 「マフラー」 じゅっこめ 「ドライヤー」 じゅう+ひとつめ 「カーテン」 じゅう+ふたつめ 「転校」 ...
  • 涼宮ハルヒの邁進 その2
    「それがよー、結構ドジっ子なんだよなー。炊出し所でも皿をよく割っていたし」 「ほほう、それはそれは」 「でもよっ! それがまたかわいくて仕方がないんだ! んんーもうっ、こう抱きしめてしまいたいほどに母性本能を くすぐられるって感じだ! わかるだろ!?」 「そうであるかも知れませんな」 「しっかし、そんな彼女も結構頑固だったりするんだよなぁ。いや、どっちかというと意志が強いといった方がいいかも。 一度、言い始めたら絶対にやり通そうとするからなぁ。でもそんなところもかわいくってたまらないんだよ、これが!」 「それはそれは」 「でも、甘やかしすぎはどうかと思ったりもするんだよー。少しはこっちの意見も言っておかないと ただのわがままになっちまうかもしれねーし」 「そうであるのかもしれません」  おい、谷口。自分の彼女自慢は結構だが、少しは大人しくできないのか。大体、新川さんは完全にスルーモードだぞ...
  • 色んなキャラが出るSS4
    キョン「なんかしべれょー」 イチャイチャ 長門「なんか」 イチャイチャ キョン「こいつー」 イチャイチャ ハルヒ「………」 イライラ 古泉「みくるさん…」 イチャイチャ みくる「一樹くん…」 イチャイチャ ハルヒ「………」 イライラ ハルヒ「(くそーでおくたー!だっていつのまにかみんなカップル成立してるんだもんなー…)」 阪中「大丈夫涼宮さんには私がいるのね」 ハルヒ「マンモスだけは!うれPだけは!」 鶴屋「(くそー先越されたにょろー)」   谷口「DOCHIのペニ男ショー! 司会はおなじみ西麻布の『チャック・ウィルス』こと谷口どぅえ~っす!」 新川「いいぞチャック・ウィルソーンwwwww」 谷口「そして次に紹介するのはもちろんこの方!この番組始まって以来なんと15連勝と爆勝街道爆進中の超カリスマ! 捻れたペニスが奥様方に大人気!アナル界の王子『44口径マグナム』ことこい...
  • その他短編60
    朝倉 「ふふふ・・・じゃぁ、死んで」 キョン 「ふ・・・一つ一つのプログラムが甘い!!」 朝倉 「ぶげはっ!!あごがはずれた」 キョン 「ふ・・・今のうちだ!!!死ね!!!!!1(朝倉からナイフを奪う」 朝倉 「ごばぁ!!」 キョン 「その眼球ひっこぶいて血まみれにして殺してやる!!!!!」 長門 「・・・」 長門 「・・・(怖くて立ちすくんでいる。」   ハルヒ「遅刻したものは死刑よ!わかってるキョン!」 キョン「あぁ、わかってるさ。」 古泉 「すみませぇん遅刻してしまいました!」 キョン 「お前死刑な。お前の腹を切り開いて内臓をみんなでいただくとしよう。」 古泉 「それだけは・・・グサッ」 キョン 「アヒャヒャヒャヒャ・・・内臓パーティーの始まりだぜwwwwwwwwww」 長門 「・・・」 長門 「・・・(怖くておしっこ漏らした」     谷口「WAWAWA忘れ物ガララ...
  • ハートレスエンジェル
    大きな白い翼で空を飛ぶそれは、まるで天使のようだった。 だが、そいつは幸福を届けるエンジェルでは無い。 敵意を湛えた目が俺を捕らえる。 解かってる。 逃げることは出来ない。 この戦いは避けられないんだ。 夏。それが待ち遠しかったような頃が、俺にもありました。 「暑い・・・暑すぎる・・・」 俺の言葉とは関係無く、太陽は容赦無く熱と紫外線を放射し続ける。 俺はこの暑い日にも、SOS団団員の義務としてこの部室に来ている。本音を言うといますぐ家に帰ってクーラーの効いた部屋で寝たい。 当然だろう?人間だったらそう思う筈だ。 「畜生・・・太陽なんか爆発しちまえ・・・」 「そんなことになったら、人類は滅亡ですよ」 古泉が微笑みながら言う。 うるせぇ、解かってるんだよそんなこと、いちいち突っ込むな! と言ってやりたかったが、それに使うエネルギーがひどくもったいないように感じられ、俺はそっぽを...
  • love in vain~谷口の恋~
    大騒動の文化祭から1ヶ月が過ぎ、俺の学校生活も、 比較的穏やかなものに戻っていた。 季節は11月、深まる秋の気配が色づいた木々の葉の色にいやがおうにも感じられる。 そんな今日この頃。 今日も今日とて、俺は退屈な授業に欠伸を抑えながら、 貴重な青春時代のひと時を、こうして教室で過ごしている。 2年生の秋といえば、そろそろ大学受験の足音が聞こえてくるようにもなり、 予備校に通いだす者、授業に一層に身を入れるようになる者、と様々だ。 俺はというと、母親が予備校の取り寄せる予備校のパンフレットに目を通すこともせず、 だからといって学校の授業に身を入れるわけでもなく、 テストの成績は相変わらず平均ライン。 可もなく不可もなくという、そんな怠惰な学校生活を送っていた。 そんなある日、いつものように登校し、教室のドアを開けた俺に、 嬉々として話しかけてくる男がいた。 谷口である。 「オイ!キョン!ビ...
  • 欲望
    一週間前のことだ。SOS団が根城にしている文芸部室にハルヒが鶴屋さんを連れてきた。 鶴屋さんの誕生パーティーを鶴屋邸で開催するらしく、その会にSOS団の面々にも出席を願いたいという話だった。 しかしその誕生会というものがただの誕生会ではなく、鶴屋さんの誕生日を祝ってくれた出席者の一人に 鶴屋家の財産を半分譲渡するということなのだ。 鶴屋さん「ウチのお爺ちゃんがめがっさ情に脆い人でさ。孫の誕生日を自分のことのように祝ってくれるような人には      お金で御礼をしても足りないくらいだとさ!財産の半分でよければいくらでもくれてやるってさ!」 阿呆だなその爺さん。でもこれはものすごく有難い話じゃないか?友達である鶴屋さんの誕生日を祝ってあげたいという気持ちは普通にあるが、 それだけで鶴屋家の財産を半分も貰えるんだぜ?でも出席者の一人にしか譲渡しないって? ということは鶴屋さんの誕生日を一番祝...
  • 白有希姫 前篇
      「もちろん、去年学校祭で行った映画撮影は覚えてるわよね?その時の主役女優と男優を答えなさい、キョン!」 「朝比奈さんと古泉だろ。」 「そう!有希も大事な役だったけど、ちょっと刺激が足りないのよ!だから、今回は脇役だった者に大チャンスを与えようと思ってるわ!」   今回は、って…やはりまた何かするつもりなんだろうな、コイツは。   「で、何をする気なんだよ。」 「演劇よ!学校祭で演劇をするの!」   反論はしなかったさ。無意味な抗議ってことはもう分かりきってるからな。ハルヒはホワイトボードに何かをいきなり書き始め、演劇の題名を高らかに宣言した。   「その名も…『白有希姫』!!!」 「…やれやれ。」   白有希姫。童話『白雪姫』の事だろう。   「今時白雪姫の話なんか平々凡々に演じてどうする。何の楽しみもなさそうだ。」 「普通にやるわけないじゃない!アレンジよ、ア・レ・ン・ジ!!」   ...
  • 涼宮サスペンス劇場~メイドさんは見た~
                涼宮サスペンス劇場 静かなBGMと一緒にタイトルが出てくる。 文化祭1か月前。ハルヒが映画を撮ろうと言い出した。 ドロドロだが甘くかつシリアスなサスペンス映画だそうだ。 完成したので、SOS団他出演者で試写会をしている最中だ 私は朝比奈みくる。職業はメイドさんです。 今お世話になっているのは、投資家の鶴屋さんのお宅。 家主の鶴屋のお嬢様は、若くして投資家トップだったお父さんを亡くして後を継いでます そのため、いろんな投資家の息子から結婚を責められて大変そうです。 鶴屋嬢「みくるさんっ!塩・・プクク・・塩をまいておきn・・あっははは」 みくる「ふぁ~い」私は言われたとおりに塩をまいた。 塩をまくってことがよくわからないから玄関先にちょろっとまいた。 鶴屋嬢「みくるさ・・ププ・さん、今日のご飯はなんだい?」 みくる「ハ、ハンバーグです。おおお嬢様今日もしつこくされて...
  • 森園生電子手紙 [蛇足なエピローグ]
    森園生の病室前にて   「はぅぅ…良かった…ぐすっ…お2人とも本当に良かったですぅ。」 「で…古泉…これじゃあ俺達ただの覗き魔じゃないのか?」 「仕方ないでしょう…まさか国木田君があんなに男らしくなるとは……。」 「しかし、確率は微妙としか言い様がなかった。彼が部屋から飛び出す確率は67.4892% 森園生の裸を見たとき彼が押し倒す確率は57.856%だった。古泉一樹のこの提案は妥当。」 「まっ、ヘタレの国木田はともかく、森さんには夏、冬と色々お世話になってたからね。これ位当然よ!」 「一樹君もなかなか策士っさ!めがっさ孔明っさ!」 「いえいえ…森さんもあの年でなかなか素直になれない人ですからね…これ位は詠めてしかりですよ」       「……………」 「あの…森さん…その抑えて…」 私は病室の扉を蹴り開けた 「丸聞こえなのよ!!このバカ泉!!」     劇終
  • 初恋1
    皆さんは自分の初恋の記憶を今でも持っているだろうか? そしてそれが悲しい失恋に終わった人や見事に成就した人、様々ではあろうが 誰もが淡い「思い出」として、それなりに美化された人生の1ページとして刻まれているに違いなかろう。 さて、今回はそんな「初恋」にまつわるお話・・・。 短い春休みも終わり4月、俺も無事2年生に進級し、初々しい新入生を横目に見つめながら、 相変わらずの長くてキツイ坂を上り、学校へと重い足を運ぶ日が始まっていた。 進級してクラス替えが行われたにもかかわらず、俺のクラスのメンツは1年生の時と殆ど変わらなかった。 中学からの親友国木田に、アホの谷口も一緒のクラス。 そして俺の所属する謎の組織、SOS団の神聖にして不可侵な団長、涼宮ハルヒもまた、 1年生時と変わらず俺の席の後ろに、あたかも不動明王か金剛力士像のように陣取っているのである。 そんな新学年としての新鮮な気持ちを少し...
  • ながとぅーみー 第六話「逃げてるぜベイベー★★」
    <SIDE KUNIKIDA> 「国木田、後ろだ!」 生徒会長に言われ僕は後ろに向かって銃を放つ。 後ろから遅い掛かろうとしたゾンビの頭が文字通り吹っ飛ぶ。 「ありがとうございます、生徒会長」 「生徒会は学校の生徒の為に行動するのが義務なのでね」 会長がクールな笑顔をにやりと浮かべる。 ナクドマルドでの攻防戦。大量に攻め込んでくるゾンビをひたすらに撃ち殺す。 弾はまだある。日頃運動して無いから結構つらい作業だ。 「由良さん、成崎さん、大丈夫かい?」 「うん、大丈夫」 「涼宮さんは?」 「私がピンチなわけないでしょうが!」 本当だ。ほぼ一発で頭撃ち抜いてるから無駄がないや。 会長さんは涼宮さん以上の腕、というか映画のワイヤーアクションみたいな動きだけど何か運動してたのかな。 それよりも、僕には気に掛かる事があった。 あれからもう長い時間が過ぎてるはずなのに、一向に谷口が姿を現さないことだ。 ...
  • 涼宮ハルヒは思春期
    ‐せきがえ‐ 谷口「よっしゃ!!一番後ろだぜ!!」 国木田「いーなぁ後ろは授業中寝れるし」 谷口「バカ!!授業中に寝るわけないだろ!!」 国木田「え!?」 谷口「いいか!!一番後ろってのは教室全体を見渡せるんだ!! それは女子も例外ではない!!」 谷口「ブラ透け見ほうだいだぁ―――!!」 阪中「谷口くん今すんごいひんしゅく買ってるのね」 ズ… キョン「なんかみそ汁の食感がぬるぬるしてるんだが…何入ってんだ?」 長門「愛液」 キョン「Σ」 長門「冗談、本当は山芋」 キョン「笑えねぇ」 岡部「今週から夏休みに入るわけだが、無駄な時間を送らず何か目標をもって生活するように!! たとえばハンドボールを(ry」 キョン「って言われるまでもないよな」 ハルヒ「そうよ、予定はビッシリなんだから」 谷口「俺も目標あるぜ!この夏休み中はオナニーのオカズを本一冊に限定する!!」 キョン「ホー」 ...
  • SOS団プレゼンツ 第一回 涼宮ハルヒ争奪戦 ―最終試練(前編)―
    最終試練の準備とやらが結構かかるとのことで、俺は独り暇を持て余していた。 だが、これからする内容を思い出し、反芻すると意気消沈してしまう。 最終試練の内容は、参加者が俺と一対一の勝負をすると言うものだ。 何を勝負するかは参加者が任意に決めることができ、その勝負に勝ったものがハルヒに告白できる、ということになるらしい。 だが、なんでハルヒはこんな大一番を俺に任せたのだろうか? その気になれば、俺がわざと負けてさっさとハルヒの彼氏を作り上げることも可能なのに。 鶴屋さんが言ってたように、俺を信頼しているというか? …うーむ、わからん。なんで俺がこんな大事な場面を任されたのか… 「そんな理由は簡単だ」 ―谷口!?いきなりなんだ?何を言いやがる!? 「いきなりなのはお前だ。突然ぶつくさ喋り出しやがって」 うをっ!俺は独り言を喋っていたのか!しかもそれを谷口に聞かれていたとは、何たる不覚! 「全...
  • 涼宮ハルヒの誰時 朝倉ルート
    文字サイズ小でうまく表示されると思います   涼宮ハルヒの誰時   「ご、ごめんね?」  手を振り払ったのは俺なのに、何故か慌てて謝ったのは朝倉の方だった。 「こんな大変な時なのに、変な事言ってごめんなさい」  そう言って立ち上がった朝倉は、そのまま逃げるように隣の部屋へいってしまった。  見間違いでなければ、朝倉の顔は真っ赤だった様な気がするんだが……まあ気のせいだろう。なんだか一気に疲れた気がする、というよりも疲れてるのに 無理やり動いてただけなんだろうな、実際。このままここに居たら、本当に泊めてもらう事になりかねん。  朝倉。  呼びかけてみるが返事はない、だがそんなに広い部屋でもないんだから聞こえていないって事はないはずだ。  今日は帰る、また話を聞かせてくれ。  俺はしばらく待ったが朝倉からの返事はなかった。  なんなんだろうな? これは。  でもまあ朝倉は聞いているんだろうな...
  • Kへの挽歌
     春休みを目前に控えた、とある昼休み。俺は学校の中庭で人を待っていた。  もちろん、女の子に手紙で呼び出されて…などという甘酸っぱい展開はなく、悲しいことに俺の待ち人は男だ。  ハルヒのヤツがまた何か始めるつもりのようで、俺と古泉はその準備のために色々と備品類を集めることになっているのだが…。  …古泉のヤツ、遅いな…。  眠気を誘う、気持ちのいい春の風を感じつつ、まだ来ない古泉に団則に則ってコーヒーでも奢らせようかと考えていると、古泉ではなく谷口と国木田が俺の前に現れた。 「あ、キョン。ここにいたんだ」  よう、どうかしたか? 「喜べ!キョン!国木田様が合コンの話を持ってきて下さった!」  合コン? 「知り合いの子にセッティング頼まれてね」  へぇ~…相手は? 「光陽園女子の一年。その子は中学も一緒だったんだけど、キョンとは面識ないかも?」  おぉ、あのお嬢様学校。うちの中学からも行っ...
  • 遠距離恋愛 第六章 2年生最終日
    第六章 2年生最終日   終業式当日。   俺は朝イチで職員室にいた。朝のHRで岡部と一緒に教室に入って「みんなも知っていると思うが……」というお定まりの『アレ』をやるからだ。小学校から今まで何度も『アレ』を見てきたが、まさか自分がやる事になるとはね。何だか妙な気分だ。 ……先日のハルヒとのすったもんだが起こった翌日には、俺の転校のことは既にクラス全員に知れ渡っていた。谷口と国木田が広めたらしいが、事実なので別にそれは良い。ただ、驚いたクラスメイトが休み時間ごとに俺の側に来て、別れの挨拶をするのには少々閉口した。   「キョンくん、もうすぐ転校しちゃうのねん?残念だわ……あっちで落ち着いたら連絡欲しいのねん?」 ああ、わかったよ阪中。そんなに泣くな。   「環境が変わると体調崩すって言うから、気をつけてね」 せいぜい風邪でも引かないようにするさ。ありがとな、成崎。   「私たちのこと忘...
  • 森園生の電子手紙 3
    放課後。帰り前のショートホームルームが終わると同時に僕は走って昇降口に向かった。   学校終了 即帰宅 夕食 お見舞い   がここ最近の僕の毎日の過ごし方だ。森さんの入院している病院は、僕の家からだと少し距離があり急がないと森さんに会える時間が減ってしまうのだ。 学校終了後すぐにお見舞いに行ければ良いが、家は家族揃って晩御飯を食べるのが決まりなので、なかなか思い通りにはならない。   因みに森さんが事故に遭った日、朝帰りを怒られそうになったが、一緒に来てくれた古泉君と新川さんがフォローしてくれた。古泉が森さんの弟で新川さんが父親って言う無理な設定だったけど…… まぁ、そのお陰で問題無くお見舞いに行けるんだし…2人には本当にどんなに感謝しても足りないと思う。   一度ちゃんと古泉君にお礼を言おうとしたが、いつもの微笑でお気にせずとだけ言われてしまった。何か今更だけど古泉君も不思議な人だよね...
  • 長門有希の密度
    『長門有希の密度』     やっと衣替えになった。しかしいくら半袖でもこの時期の湿度の高いじめじめ天気では、あまり効果は感じられない。教室にクーラーを設置しろとは言わないが、せめて除湿機能だけでもあれば、快適に勉学に励めるのだが……。睡眠ではないぞ、一応言っておく。 教室にさえないんだから、この旧校舎・部室棟にはクーラーなどと言う文明の利器は存在するわけがない。いろいろ文芸部室に持ち込んでいるハルヒでさえ、クーラーまでは手が回らないらしい。ただし、いつの日かあの大森電器店の店主がクーラーを設置するために部室を訪れそうな気がしないではないが。   そんな蒸し暑い放課後の部室にいるのは、今のところ俺と長門の二人だけだ。他の連中は掃除当番かなんかだろう。俺は、いつものようにきりっと背筋を伸ばし、不動の体勢でハードカバーを読みふける小柄でスレンダーな長門の姿をぼんやりと見つめながら、昼飯時の谷口や...
  • 色んなキャラが出るSS5
    永訣の朝 先生「じゃあ、ここの第二段落から……今日は12月だから12番、読みなさい」 キョン「12は俺か……はい」   キョン「みぞれが降って、表はへんに明るいのだ。あめゆじゅとてちてけんじゃ……」     キョン「……ああ、とし子。死ぬという今頃になって、お前は私を一生明るくするために……この雪の一腕を……私に……頼んだのだ……」   キョン「あ……ありがとう……わ……私の健気な……い、い……妹よ……ううっ……」   ハルヒ「……」 谷口「……」 国木田「……」 阪中「……」 先生「……どうした……? 気分でも悪いのか……?」   キョン「わ、私も……まっすぐに……まっすぐに進んでいくから……!」   ハルヒ「あめゆじゅとてちてけんじゃ!」 谷口「あめゆじゅとてちてけんじゃ!」 国木田「あめゆじゅとてちてけんじゃ!」 阪中「あめゆじゅとてちてけんじゃ!」 クラス全員「あめゆじゅとてちて...
  • 谷口の無謀な挑戦 性転換注意!
    最初にお断りしておきますがキョンだけ性転換してキョン子になっておりますので性転換ものが苦手の人は今すぐ回れ右してください。 それでは本編です。 暑い…。 とは言ったもののまだまだセミも泣き出したばかりで、本格的な夏が来ると思うと今から欝々真っ盛りである。 しかし、普段の習慣と言うものは恐ろしく、クーラーも扇風機もないSOS団の部室に何故か向かってしまう私がいる。 コンコンーーー返事なし…ということは長門だけか?ーーガチャ 「古泉居たのか?」 そこには長門と古泉がいた。 「あっ、はい!すいません、気が付きませんでした。」 「大丈夫か?」 「えぇ、何でもありません。少し考え事を」 「そうか」 少し気になったが聞かないことにした。あとでやっかいごとに巻き込まれたくはないしな。 「それより一局どうです?」 そう言って、古泉はオセロを取り出した。 こうして時間...
  • 色んなキャラが出るSS3
    失われた最終回幻の15話   涼宮ハルヒ「今日はキョンの誕生日だからみんなで祝いましょう」 キョン「なあ、ハルヒ。誕生日位、本名で呼んでくれないか」 一同「…。」 キョン「全宇宙が停止したかと思われた、ていうのは嘘ぴょんで 本名を覚えてもらってない俺が落ち込んでるだけなんだけどな」 「もしかして、覚えてないのか?」 ハルヒ「そそんなことはないわよね、みくるちゃん」 みくる「え、えっと、こ古泉君」 古泉「じゃあ、僕はバイトがあるので キョン「ごまかすな、俺の名前覚えてないだけだろ、 長門、お前は」 長門「記憶にない」 キョン「なんですとぉ、あ朝倉お前は、ってなんで朝倉がいるんだ まあいい、俺の名前をおぼえてるよな」 朝倉「所詮、私はバックアップそんなこと分かるわけないじゃない」 キョン「かんけいねぇだろ、谷口、国木田お前らは知ってるな」 谷口「わわわ忘れ物」 国木田「えっと覚えてないな」 キ...
  • 失ったもの・得たもの 第一話「幸福からの転落」
    なにかおかしいと思ったのは次の日だった。 昼休み、いつも通り谷口、国木田と飯を食べようと鞄から弁当を取り出すと谷口からこんな事を言われた。   「悪いキョン、今日は一緒に食えねえ」 「ん?なんかあるのか?」   「国木田と二人だけで話したいことがあるんだ」   そう言うので国木田の方をみると、国木田も手を顔の前にあげてごめんのポーズをとっていた。   「まぁ…そういうことならしゃあないか」   「悪いな」   教室の中で一人食べるのも寂しいので、部室に行って食べることにしようと部室に向かう。 多分長門がいるだろうが、まぁ飯食うぐらいは許してくれるだろうさ。   そんなこんなで部室に向かうと、案の定長門がいた。   「悪いな長門、今日はここで食べさせてもらうぞ」   長門はなにも言わないので了解の意を得たと思い弁当を開こうとしたら、思わずびっくりするようなことを長門が言った。   「今は一人...
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