涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「女古泉’ちゃん’の憂鬱 第二話の番外「生徒会長のなく頃に」」で検索した結果
-
女古泉'ちゃん'の憂鬱
女古泉 ちゃん の憂鬱 プロローグ 第一話「梅しば」 第二話「テドドンの孤独も、存在も、お前が与えるであろう全ての影響をアナルは受け入れよう」 第三話「僕と彼と時々機関」 第四話「涙の宅配CoCo」 第四話「Missing 神隠しの弾語り(改訂版)」 第5話「私の狼さん。 THE OTHER SIDE OF TDDN (第二版)」 第6話「The simple 2000前編 ~トーゼンメイワク~」 番外編「St.バレンタインデー」 第二話の番外「生徒会長のなく頃に」
-
長編・その他2
再会と再開、そして開始 テレビ出演 パラレルワールズ プレゼント ツイスト・オブ・フェイト-キョン殺害命令 SONGOF KUNIKIDA -MELTY CADENZA OF SECRET- ノンフィクション・ストーリー ひぐらしの憂鬱 鶴の舞 朝倉と 一日おにいちゃん 一日おにいちゃん 後日談 涼宮ハルヒの怪談 fixed mind 狙われた憂鬱 One Day.... ハルヒ親父シリーズ ずるい二人 ササッキーシリーズ ●えもん 朝倉涼子の再誕 幸福な鶴屋さん そしてイブはリンゴを齧る えれべーたー☆あくしょん 生徒会長の悪辣 いつも曜日は九曜日 佐々木さんの憂鬱 眠たくないけど……シリーズ crane love 橘の香り 月間佐々木さん 佐々木の囁き Lolita s Love Complex ネクストジェネレーションの憂鬱 谷口探偵の事件簿 SOS団が家族に? えれべーたー☆あく...
-
古畑任三郎 VS SOS団 捜査編(前編)
てれっ♪てーれれっれ♪てれっ♪てーれれっれ♪ てれっ♪てーれれれ♪てっれ♪ どこからか聞こえてくるおなじみのテーマソングと共に、 えっちらおっちらと自転車で坂を登る黒いコートに身を包んだ刑事が現れた。 今泉「あ、古畑さーん!」 校門の前では、やけにデコの広い刑事が待っていた。 今泉「古畑さん!遅いですよ!まったくいつも遅刻するんだから!」 古畑「まったくなんだよこの坂は!自転車で来るのにも一苦労だよ。」 今泉「もう年なんじゃないですか?」 ペチッ! 古畑は今泉のデコをはたいた。 今泉「い、痛いです古畑さーん!」 古畑「で、現場はどこだい?早く行くよ。」 今泉「古畑さーん!!」 古い旧校舎の三階の1番奥の部屋。 そこには首にロープをまいたまま床に転がっている会長の死体があった。 今泉「えっと……被害者はここの生徒会長のようです。死因は窒息死。」 古畑「ロープがちぎ...
-
女古泉'ちゃん'の憂鬱 第一話「梅しば」
「おはようございます、キョンくん」 「あぁ、おはよう」 無愛想ながらもきっちりと挨拶をしてくれる男子生徒、キョンくん。 機関やその他大勢の場所から重要人として扱われる人。 そして、叶わない僕の片思いの相手。 ―――お前は、涼宮ハルヒとあのアナルの美味しそうな男子を監視しろ。 そんな任務があって、出会った彼。 別の教室である僕達は朝出会うと廊下で手を振って分かれる。 その度に後姿が、遠く感じる。そう見えても、仕方が無い。 彼の前で僕はあくまで男の子だから。偽りの姿の僕。 彼に恋を抱いているのは、彼の知らない僕。本来の姿。すなわち、女の子としての。 見せて良いのは偽りの姿。見せては駄目なのは本来の姿。 本当は逆が良い。でも、仕方ない。僕は機関の中に居るんだから。 だから、遠く感じる。だから、叶わない。 「・・・・・はぁ」 叶うのなら、貴方に抱かれたい。そして、犯されてると思うぐらい愛されたい。...
-
古泉一樹の陰謀
「はじめまして」 「誰だお前は」 「古泉一樹と申します。あなたより一学年下の後輩です」 「何の用だ?」 「生徒会長になってみる気はありませんか?」 古泉一樹の陰謀―生徒会会長選挙・秋― 昼休み。 文化祭が終わってようやくくつろげると思っていたら、まるで知らない一年が俺を訪ねてきた。 「生徒会長だ?」 「えぇ。今から約二週間後、生徒会会長選挙があるのはご存知でしょう?」 知らない。北高に通って一年半以上になるが、学内行事など基本的にどうでもいい。 だから俺はそのまま答えることにする。 「知らんな。もちろん興味もない。何の企みか知らんが、帰れ」 だが、その古泉一樹なる一年は他に表情を知らないかのような笑みを崩さず言う。 「あなたには今度の会長選で得票数一位になってもらいます」 何やら勝手に話を進めようとしている。 「とりあえず僕について来ていただけますか。ここでは何かと話しにくいこと...
-
題名付き・普通短編
ひぐらしのなくハルヒ カセットテープ 興味 Stairwayto Haruhi SIRENOF Haruhi 長門猫化 日常あるいは平穏な日々:ハルヒ篇 仮入部 最後の手紙 長門さんとギター 二人で、校舎にて 携帯電話 コミケにて 長門有希の体温 ある雨の日のこと 遺書 気のせい・・・? 感情 1.35倍 俺・・・実はポニテ萌えなんだ(憂鬱後記) 俺・・・実はポニテ萌えなんだ 涼宮ハルヒのエロゲー 朝比奈みくるとポケモン 憎悪、拒絶、少女 長門有希の虐待 日常 大切な君達へ……… 長門さんと白雪姫 えいえんのせかい だーれだ? 『きっかけ』 忘れな草 『涼宮ハルヒのコミケ』 涼宮ハルヒのカラオケ 涙 オセロ三番勝負 焼いた芋 酒と桜と…… 海の家のラーメン キッドナップ・テレフォン のれん 遊○王 赤服親父捕獲戦線 プリン作戦 カッコイイキョン君 くじびき妙バランス 未だ来ない日の一頁 鬼...
-
題名付き・普通短編2
ある晴れた休日(キョン&古泉) 「LOVE」 お客様は宇宙人 ドライブ セリフ九割で展開してみた~こいずみくんはガチじゃない~ エンドレス・エラー 蝉しぐれ Kへの挽歌 カミングアウト・パニック スマイル 台風の溜息 涼宮ハルヒの創世秘話 一万年と二千年前から キョンの評価 普通?の高校生の会話 長門さんはロッテに興味を持ったようです。 コーヒーシリーズ 機関の事情 酒乱女 前兆 キョンの子育て奮闘記 彼は団の緩衝材 『ビール×月見酒×オールスター球技大会ポロリもあるよ』(喜緑さん×生徒会長) 生徒会長の不良3人の倒し方 古泉一樹の苦笑 燃えろ!球技大会! やや黒古泉 切ない同窓会 白雪姫の真相 彼岸花……その花言葉は…… ちょっとみくる救済保守 ある曇った日のこと 無限輪舞 マッガーレで保守 古泉一樹のピロートーク もしくは、長門有希と古泉一樹の作戦会議 早すぎるリハーサル。 恋ってな...
-
古畑任三郎 VS SOS団 事件編(前編)
SIDE 古泉 僕は今、生徒会室の前に立っています。 今の時間は、生徒会長しかいないはずです。 もちろんその時間を狙って来ています。 他の生徒会メンバー……特に喜緑さんに聞かれてはまずいですからね。 コンコン 「どうぞ。」 ドアを開けると、そこにはしかめっ面の会長が一人で席に座っていました。 我々の計画の、ターゲットである存在です。 古泉「すいません。わざわざ人払いをして頂いて。」 会長「まったくだ。君達のようないかがわしい集団のために、わざわざこうして時間を割いてやっている。 私も自分の心の広さに驚いているよ。」 何を言っているのやら…… 元々はあくまで設定の上だけの敵であり、本来は私達の味方であるはず。 それなのに役に没頭しすぎて元々の立場を忘れ、本当に敵対心を持ってしまっている。 非常に愚かであると言わざるを得ません。 もっとも、ここでその感情を表に出してしま...
-
春の息吹
※この作品は春の宴、幸せな日々の続編に当たる作品です。 早いもので俺とハルヒが付き合いだして2年が経とうとしていた。 今は3月、本日は卒業式を盛大に執り行っているのである。 例によって我らがSOS団はどでかいイベントを仕掛けたんだが…その話はまた今度だ。 2年も付き合ってたらそりゃ喧嘩だってするし、その分仲直りだってする。 当然、いろんな場所にも出掛けた訳で…とまぁいろいろあったわけだ。 しかしあの時は本当にヤバかったが…長門さまさまだな。一応、古泉にも感謝してやらんでもない。 詳しいことは省略するが、月並みな言葉で表すとより愛し合うようになったってことだな。 俺もハルヒもいろんな意味で成長できたと思う。特にハルヒ、あいつの変化は有名企業も驚きの株価上昇率だぜ。 その変化のおかげで俺の高校生活は常に前年度を上回る楽しさだったんだが…。 まあ実際どんなことがあったのか聞いてもらった方が早い...
-
放課後屋上放談
※このお話は『江美里の一番黒い夏』の後日談です※ 秋というのは、いい季節だ。暑すぎもせず寒すぎもしない。それは春も同様だが、俺には陽気に夏へと向かう春より、穏やかに暮れていく秋の方がどうやら性分に合っている。 そんな益体もない事を考えつつ、両手をポケットに突っ込んで壁にもたれ、街並みに遠く沈んでいく夕日を眺めながらタバコを燻らせていると。横合いからギギッと金属製の扉の軋む音がした。 「おや、いつになくアンニュイな面立ちで。落日に詩心でも動かされましたか?」 何気ない風で、そのくせやたら鼻につくセリフだ。確か去年の文化祭ではクラスで演劇の出し物なんぞをやっていたと思ったが、普段からして演技じみているんだよなこいつの言動は。 「風流を愛でるのは結構ですけれど。学校での喫煙行為は感心しませんね。誰かに見咎められでもしたらどうするつもりです?」 「ふん。施錠されている屋上に、わざ...
-
ありえぬ終焉 Ver.2──喜緑江美里編
*バッドエンド注意 *ありえぬ終焉 Ver.2の喜緑さん視点になります。 ありえぬ終焉 Ver.2──喜緑江美里編 生徒会室では、会長が一人残って仕事をしていました。 私は、お茶をいれて、机の上に差し出します。 「どうぞ」 「すまんな、喜緑君」 会長は、湯のみを手に取り、口をつけます。 私はその様子をただじっと見つめていました。 私の視線に気づいた会長が、顔をあげました。 「ん、なんだね?」 「会長。私にとって、あなたとともにあった日々は、大変有意義なものでした」 「いきなり何をいいだすのかね? 過去を振り返るにはまだ早い。生徒会の任期はまだ残ってる」 「いいえ、あなたの任期はもう終わりです」 「それはどうい……うっ……」 会長の目がうつろになっていきます。 お茶に仕組んだ毒が効いてきたようです。私が特別に構成した最も苦しまずに死ねる毒が。 ...
-
男の戦い・第三話
「……よし、俺のコレクションは全部無事だな。古泉、そっちはどうだ?」 ブツブツ…… 「こっちも問題ありません」 我々は敵の虚を突き、見事目標の奪還に成功しました。 「そうか。キョンそっちは……」 ブツブツ…… 新川さんに谷口君を連れてきてくれるよう頼んでおいたのが、こんな形で役に立つとは思いませんでしたが。 ブツブツ…… 人生、何が功を奏するか分かりませんね。 「キョン……いい加減に切り替えろよ?」 ……しかし、奪還の代償は少々大きかったようです。 ブツブツ…… 先程、例のグラビア本の残骸を手にした途端、彼の精神は……。 「ポニーテールってのはロングヘアの女性らしさと、ショートヘアのうなじの露出を併せ持つ最高のヘアースタイルなんだ。ウェーブのかかった髪のポニーテールも悪くないけど、個人的にはやはり黒髪のストレートヘアだな。髪を留める装飾品はゴムやリボンなどがあるが、つ...
-
ドラえもんとハルヒの鏡面世界(仮)2
俺の提案は賛成三、無言一で可決された。 「逆世界入り込みオイルとお座敷釣り堀~」 ドラえもんが俺の所望通り、今回の作戦に必要な道具を出す。 そのお座敷釣り堀を引いて、逆世界入り込みオイルを垂らした。水銀を入れたように光が反射する。 これで準備は完了だ。 後はゲストの到着を待つのみとなった。 待つと数分。がちゃりと音がしてどこでもドアが静かに開くとその向こう側で朝比奈さんがおっかなびっくり、長門が無表情のまま、ぐーすか寝ているハルヒを抱えていた。 ハルヒが完全に寝ているのを確認した俺は鏡のようになった水面に頭を入れた。 そこにはたしかに映画の通りの空間が広がっている。 俺の部屋とは全てがあべこべだ。時計が十一時を示し、窓からは日光が漏れている。 「では、行きましょうか」 心底楽しそうな微笑みを浮かべて言った古泉を先頭にして、俺達は、誰もいない“鏡面世界”へと静かに入り込んだ。 「これが...
-
機械知性体シリーズ メニュー
□機械知性体シリーズ □『機械知性体たちの輪舞曲』 長門有希個別キャラスレッドまとめサイトさんにて掲載。 内容としては長門有希を中心として、朝倉涼子と喜緑江美理たちインターフェイスたちが、原作時系列順にその舞台裏を描写していく長編となっています。 長門有希による一人称。 長門誕生の三年前から、最終的には「消失」を独自解釈で記したもの。 「朝倉青鬼説」を元に、主に長門と朝倉の関係性に比重を置いています。 一部オリジナルキャラクターが登場するのでご注意ください。 綺麗にまとめていただいたサイトさんへのリンクです。 http //detourist.net/post/lond_of_tfeis □『機械知性体たちの協奏曲』 上記の『輪舞曲』の外伝扱いのもの。 朝倉視点による長門と朝倉が幸せに暮らしていた三年...
-
古畑任三郎 VS SOS団 プロローグ
※ 始めに いくつかの設定を話に都合よく変えたりしています。 特に長門有希の情報操作などの反則技は、 推理ものとして破綻してしまうため一切登場しません。 いくぶん不自然な点があるかと思いますが、ご了承ください。 古畑「え~……あなたは超能力者の存在を信じていますか? イエスと答えた方、未来人、宇宙人はどうでしょう? 全てを信じておられる方はなかなかいないでしょう。 しかし、実はいるのです。しかも同じ場所に集まって……」 古 畑 任 三 郎 VS S O S 団 放課後の生徒会室。 そこに居たのは生徒会長と、華麗な未来人、朝比奈みくるの二人だけであった。 会長「それで、答えは決まったかね?」 みくる「………。」 会長「クク、とはいえ君に選択肢は無かったね。私は君の重大な秘密を握っているのだから。 そう、君が未来から来た人間だということをね。 もし...
-
色んなキャラが出るSS4
キョン「なんかしべれょー」 イチャイチャ 長門「なんか」 イチャイチャ キョン「こいつー」 イチャイチャ ハルヒ「………」 イライラ 古泉「みくるさん…」 イチャイチャ みくる「一樹くん…」 イチャイチャ ハルヒ「………」 イライラ ハルヒ「(くそーでおくたー!だっていつのまにかみんなカップル成立してるんだもんなー…)」 阪中「大丈夫涼宮さんには私がいるのね」 ハルヒ「マンモスだけは!うれPだけは!」 鶴屋「(くそー先越されたにょろー)」 谷口「DOCHIのペニ男ショー! 司会はおなじみ西麻布の『チャック・ウィルス』こと谷口どぅえ~っす!」 新川「いいぞチャック・ウィルソーンwwwww」 谷口「そして次に紹介するのはもちろんこの方!この番組始まって以来なんと15連勝と爆勝街道爆進中の超カリスマ! 捻れたペニスが奥様方に大人気!アナル界の王子『44口径マグナム』ことこい...
-
しあわせⅠ
「……と、これが条件だ。これが出来なければ文芸部室は生徒会のものとする」 「ふんっ!1回負けてるくせにまだ勝負する気?片腹痛いわ!」 「これは勝負などではない。勧告だ。別にせずに明け渡しといった流れでも私は一向に構わないのだが」 「臨むところよ……見てなさい!生徒会!!」 「言われなくとも監視はするつもりだがね」 はあ、やれやれだ 生徒会長がわざとらしく俺と長門を呼び出したと思えば、「おい、涼宮ハルヒにこれを渡しとけ。新しい企画考えんのもめんどくさいからまた同じお題にしてやったんだから感謝しろよ」とのたまいやがった。 「これ」というのは一枚の藁半紙に印刷された書類(プリントといった方が適切かもしれん)であり、 そこには「文芸部の活動として、今年度中にも機関紙を発行すること。但し、学内文科系部活動推進活動(こんなめんどくさいもんまでやってやがったぞ機関もとい生...
-
涼宮ハルヒの奮闘 ~しっと団の野望~ 第2話
谷口こと、コードネーム『ジャッカル』がハルヒに瞬殺されたその日の夜、 4人の男女が一同に会していた。 世界のカップルを撲滅させることを目的とした「しっと団」の緊急会合である。 「たにぐ……もとい、『ジャッカル』がやられたというのは本当か?『スネーク』。」 「『ジャッカル』は、涼宮ハルヒにやられたようですな。」 『スネーク』と呼ばれる男は、淡々と説明をする。 「チッ……役立たずが。」 「そう言わないの『フォックス』君。彼がダメってことぐらい、分かってたことじゃないの。」 「しかしだな『キラー』、まさかここまでの役立たずだとは……。」 「彼はちゃんと役に立ってくれましたよ。」 『トゥモロー』は穏やかにそう言った。 言い合っていた『フォックス』と『キラー』、そして『スネーク』が『トゥモロー』を見る。 「彼に涼宮ハルヒを倒すことなんて期待していません。 彼の役割は涼宮ハル...
-
その他短編置場
他の短編ページに含まれないジャンル、その他の人たち、オリキャラが出てくる短編 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 『涼宮ハルヒの怪談』 情報統合思念体の観察日誌 涼宮ハルヒの歌集 灼眼の古泉 天災 君のいない部室 グラップラーハルヒ 鶴屋さんの奮闘 黒鶴屋さんの陰謀 最強の異世界人 長門の戦い~熱戦!激戦!超決戦! 1000取り合戦 谷口の日常 涼宮セルヒの憂鬱 谷川流の暴走 神聖モテ...
-
生徒会の陰謀
~昼休み生徒会室~ 俺は今、生徒会室にいる。 …。 コンコン …。 「古泉です。」 「入れ。」 俺がそう言うとにやけ顔の男子生徒が入って来た。 「お呼び立てして申し訳ありません、会長。」 「用件は何だ、古泉。」 まぁ、予想はつくがな。 「最近また涼宮さんが退屈し始めましてね。また協力願えませんでしょうか?」 「協力願えませんでしょうかって…俺がどう答えようと協力させるつもりなんだろ?」 「ははは、分かっておられるなら話は早い。 それでは、今回のシナリオですが…。」 俺は古泉の言葉を遮り声をあげた。 「待て、古泉。」 「なんでしょうか?」 「いや、最近な…教師どもや生徒会執行部の連中からの突き上げがひどいんだ…。」 「?。」 「いつまであの連中を放っているんだ…とな?」 「…それで?」 「お前はいつか言ったな? 『我々はいかなる敵と戦っても必ず勝利するでしょう』 …と。」 「……。」 「…...
-
ながとぅーみー 第三話「あれなんて大王」
「早く走れ!!捕まるぞ!!」 「うわぁぁあああ!!離せぇぇぇぁぁあああああ!!」 「ククク・・・会長ノ[禁則事項]ヲイタダクゼ・・・・・」 「や、やめろ!![禁則事項]だけは[禁則事項]だけは・・・[禁則事項]!!」 「会長ぉぉぉぉぉおおおおっっ!!」 あっちの世界とこっちの世界ではジャンルの違いがあるから禁則事項だらけという結果で申し訳ない。 一応、謝ろう。すまない。 それよりも、最初はこっちの世界向けだったのにあっちの世界向けになっているのは気のせいだろうか? ・・・っと、俺は一体誰に話しているんだ? 気を取り直して、とりあえず今の状態を説明する。 ながとぅーみー 第三話「あれなんて大王」 それは、今から数十分前。 改変に巻き込まれなかった輩と合流して何とか逃げていた俺達は生徒会室を出てハルヒと合流した。 その目の前に、あいつが現れたんだ。 「ハンドボールをしよう・・・」 そう、...
-
サークルオブザムーン ●
今日はデパートでセールがあるらしく、ハルヒ達女性陣は休みだ。 それでも俺の足は文芸部室に進んでいた。 『喜緑さんみたいにSOS団に依頼に来る人がいるかもしれないわ』 ハルヒがそんな事を言いながら鍵を渡してきたからだ。 まぁ、喜緑さんは仕掛人だったから良かったが、 阪中の時のように本当に困っている人が来たらどうすりゃいい? その時は、改めて後日にご足労願うか。 凡人の俺に出来る事は留守番ぐらいしか無いからな。 「お待ちしていました」 鍵を開け、ドアを開けた瞬間、古泉の声が聞こえてきた。 何故だ?鍵はどうした? 「窓が開いていたのでそこから入りました」 何で窓から入る?ここが何階なのか分かってるのか。 超能力者はいつから空き巣になったんだ? 「ははは、理由はこれから説明します」 声の聞こえた先に、古泉は居なかった。 その代わり、地面に赤い珠が一つ。 …幻覚と幻聴か。...
-
男の戦い・第四話
「ここが生徒会長の家、ね」 「はい。ここが決戦の場です」 森さんの言葉を聞きながら闇夜にそびえ立つ巨大な建造物を見上げる。 月明かりに照らされたそれは、まるで中世の古城のように…………は、見えないわね、流石に。 スケールは文句ないけど、見た目が新しすぎてファイナルステージにしては風格が足りないわ。 もっと、こう……燃え盛る高層ビルとか、沈みゆく豪華客船とかを希望したいとこだけれど……ま、仕方ないか。 「ここにキョンと古泉君、ついでに谷口がいる訳ね?」 「そうです。彼らの交友関係や目的を考えれば、ここがもっとも理想的な逃げ場所と言えるでしょう」 ……無駄にデカい家ね。金持ちのボンボンで、陰険な性格で、更に生徒会長……これで悪事の一つでも働いてなきゃ詐欺ね、詐欺。 それにしても、古泉君と生徒会長が友人同士だったなんて意外だったわ。捕まえた後で色々と問い詰める必要があるかしら? 意...
-
規定事項の子守唄 第三話
北高卒業式は、午前十時からでした。 鶴屋家専属メイキャッパーのかたが手伝ってくれたおかげで、お化粧や身だしなみもばっちりです。登校も、今日は車で送ってもらえたので、らくちんでした。 もっとも、最後にあの坂道をのぼらなかったのは、ちょっともったいなかったかもしれません。いえ、疲れるのが好きというわけでもないのですけど、感慨という意味で。 いまは、クラスの子たちとともに、体育館の入り口付近で待機しているところです。ほかのみんなはわりとリラックスしている様子でしたが、わたしだけはちがいました。 なにしろ、未来では学校の形態そのものが異なっているため、卒業式というセレモニー自体がはじめての経験なのです。もちろん、クラスメイトたちといっしょにリハーサルはしていますが、それでも緊張するのはいなめませんでした。 「卒業生一同、入場」 合図とともに、吹奏楽部が演奏を開始しました。 音楽...
-
喜緑さんその3
喜緑「そういえば明日はホワイトデーですね」 会長「ほう、喜緑君があんな俗っぽいものの話をするなんて意外だな」 喜緑「・・・なんでもありません」 翌日 会長「今日は生徒会は休みにする、解散」 喜緑「はぁ」 会長「喜緑君、たまには一緒に帰らないか?」 喜緑「・・・別にいいですよ」 会長「これを」 喜緑「え?」 会長「まあなんだ、ホワイトデーなど知らんが一応お返しにな」 喜緑「・・・ありがとうございます」 会長「開けていいぞ」 [ガサガサ] 喜緑「バレッタ?」 会長「ああ、君の綺麗な髪に合うのを探すのは苦労したんだぞ?」 喜緑「・・・ありがとうございます」 会長「さっき聞いたぞ」 喜緑「いいじゃないですか」 会長「そうだな」 喜緑「これどうですか?」 長門「・・・似合ってる」 喜緑「ふふふっありがとう、長門さんも髪型変えてみたらどうですか?」 長門「こう?」 喜緑「うん、いいですね。...
-
有希見酒
「部屋に来て欲しい」 別れ際長門が俺だけに聞こえるように小さく言ってきた。 ハルヒたちと別れ、一旦家に帰るふりをして、そそくさと長門の家に向かう。 「お、雪か」 帰るまでは持ちそうだったのだが、降り出してしまったようだ。 傘を持っていないので、足早に長門のマンションの軒下に飛び込んだ。 インターホンを押すとすぐに反応がある。 「入って」言うまでもない。寒いし。 「お~、寒い寒い」 雪が降り出してから急に冷え込んだようだ。 年中置きっぱなしのコタツが、これほどまでにありがたいと思わなかった。 長門は風の子元気の子なのか、寒さなんて気にしないで台所に向かう。 宇宙人製ヒューマノイドインターフェイスは寒さを感じないのか。羨ましい。 「そうではない。むしろ寒がり」 お盆にコップを載せて持ってきた長門は、お盆をコタツの上に置くとそそくさともぐりこむ。 持ってきたのはお茶ではない。透明な液体の入ったコ...
-
はるかぜふくまえに・第三章
○第三章 昨日がどんな日であっても、夜が来れば朝が来る。 夢にまで長門有希が出てきてしまった気がするがそれこそ気のせいだと思いたい。じゃないとやってられん。 「キョンくん起きたー? 朝ご飯たべよー」 妹がさっきからこの調子である。長門も余計な事を言ってくれたものだ。 「ミヨキチもくるってー!」 何だって!? 友達呼んでとか長門は言ってたがほんとに呼んだのか妹よ!? 「だめ?」 いやダメと言えるわけないのだが、あぁそうか。そうですか。どうやら今回も俺は巻き込まれ型の本分を発揮しないといけないらしい……。しかし野球ね。何着ていけばいいか聞いてないなそういや。 俺の心の声を聞いたかのように携帯が鳴った。ハルヒからだ。 「いろいろ言い忘れてたけど、集合場所は六月のグランドね。時間は十時。あと、今回は私服でいいわ。ただし、 運動しやすそうなね。それじゃ」 俺が一言も喋らないうちに通話は終了した...
-
涼宮ハルヒと生徒会
コンコン 「どうぞ。」 ガチャ 「失礼します。どうしたんですか?喜緑さん。」 「今日はちょっと涼宮さんについて試してみたいことがございまして、あなたに協力していただけないかと。」 「なんでしょう?」 俺はこのとき、俺にできることならなんでもやるつもりだった。 「涼宮さんが今まで他の人にしてきた行為と同じ事を他の人に涼宮さん自身がされたらどういった反応を示すのか試して見たいのです。」 「えっと、具体的にはどういった事をするんですか?」 「こうするのです。」 喜緑さんはいきなり自分の服を乱暴に脱ぎ、半裸になった。 「何してるんですか喜緑さん!服着てくださいよ!」 「あなたが着させてください。それまでは私は服を着ません。」 俺は逃げればよかったんだろうけど、あまりの出来事に脳はショートしていた。 喜緑さんも宇宙人という先入観も手伝ってとりあえず服を着せてやろうとした。 その瞬間。 カ...
-
えれべーたー☆あくしょん りた~んず
※このお話は『生徒会長の悪辣』の後日談です※ チン、という無機質な音と共に上階から降りてきたエレベーターが停止し、わたしの前で左右に扉が開く。すると庫内に一人だけ乗り込んでいた先客が「あら」と小さく声を上げた。 「奇遇ですね。おはようございます、長門さん」 「………おはよう」 にこにことした柔らかい笑顔。人当たりの良い挨拶。しかしわたしはむしろ、本当にこれは偶然なのだろうかという思いで彼女を見つめていた。パーソナルネーム、喜緑江美里。穏健派のヒューマノイドインターフェース。わたしの監査役。 何にせよ、このまま立ち尽くしているわけにも行かず、わたしはエレベーターの内部に乗り込んだ。1Fを示すボタンが既に点灯しているので、そのまま江美里の横に並び立つ。まもなく自動で扉が閉まり、エレベーターは再び降下を始めた。 「そういえば、今日は土曜日でしたね。では、長門さんはこれからSOS団の...
-
原付免許
「免許を取りに行くわよ!」 中間試験前最後の授業の放課後、部室のドアを勢いよく開け放った我らが団長は高らかに宣言した。 「探索の効率が悪い理由がわかったの。行動範囲が狭いのと移動時間が長いのが原因だったわけ。 原付なら移動も速いし、現地に到着してから使う体力も温存できるし言うことないわ!」 ハルヒがこんなこと言いだした原因は何となくわかっている。 谷口が試験休み中に原付免許を取りに行くなどと言ってたからだ。 それにしてもハルヒ、お前が谷口なんぞの言葉に影響を受けるとは思わなんだ。 まぁそう思いつつもだ、確かに俺も免許やバイクが欲しい。しかし免許取得は校則で禁止じゃなかったか? 「だまってりゃバレないわよ。現にクラスでも何人か持ってるでしょ。」 バレなきゃいいのかよ。 「いいのよ。今度の試験休み取りにいくからね。みくるちゃんも有希も古泉くん、ついでにキョン!あんたもよ!」...
-
古畑任三郎 VS SOS団 事件編(後編)
SIDE 長門 以前撮影した映画の衣装を着て、朝比奈みくる、古泉一樹と共に寸劇をしていると、 舞台袖に涼宮ハルヒ、そして彼が戻ってきた 彼の方を向くと彼と目が合った。 すると彼は頷いた。……成功したようだ。 生徒会長を殺害したのならば、もうこのイベントを続けることに意味はない。 涼宮ハルヒもそう考えたのか、早々に結果発表へと移った。 結果は、寸劇で見事に演じたということで私が優勝。……何故? 参加者は文句を言っていたが、朝比奈みくるが私の頬に接吻をするのを見ると、何故か満足そうに引き上げていった。 イベントも終了し、後片付けをすましたら、ここからは私の役目となる。 ハルヒ「じゃあ、一旦解散ね。そして夜の9時、またここに来ましょう。」 キョン「長門、一人で大丈夫か?」 長門「……大丈夫。」 古泉「警備員などに見つからないようにしてくださいね? まあ長門さんならばそんな心配はい...
-
恋愛禁止令
ズウゥゥゥゥゥン…! 両足を失った神人が大地に横たわる。もがきながら倒れたその巨体は、ビルを押し潰した質量が嘘のように、サラサラと粉雪が散るが如く霧散していく。 「……ふぅ…これで終わりですね」 主を失った空間は終わりを迎える。陰鬱とした灰色の天井にヒビが入り、辺りを照らす光が淡い燐光から本来あるべき太陽へと切り替わっていく。 空間の終わりを満たすものは、二つの光が混じり合う幻想的な輝き。 その一連の現象が終わると、全てが夕焼けに染まった元の現実世界へと戻っていった。 ……神人の相手をすることはいつまでたっても好きになれないけれど、この瞬間だけはいつ見ても美しいと思った。 まるで世界が生まれ変わったような、この瞬間だけは……。 「…………」 戦いの熱を冷ますように幻想的な光景の余韻に浸っていると、無粋な誰かの声によって現実に引き戻された。 「古泉ぃ~」 ……っと。 恍惚...
-
喜緑さん
会長「暇だな」 喜緑「暇ですね」 会長「暇だ」 喜緑「暇です」 会長「今日は暇か?一緒にどこか」 喜緑「忙しいです」 会長「そうか・・・暇だな」 喜緑「暇ですね」 会長「お茶をくれないか?」 喜緑「自分でやってください」 会長「あ、ああ・・・(今日の喜緑くんは冷たいな) 喜緑「ついでにわたしの分も煎れてもらえますか?」 会長「あ、ああ(・・・) 喜緑「ありがとうございます、ゴクリ゙・・・不味いですね」 会長「あ、ああすまない。ところでさっきから何を作ってるんだ?」 喜緑「なんだっていいじゃないですか」 会長「あ、ああそうだな(冷たい・・・なにがあったんだ・・・いつもの俺の喜緑くんに戻っておくれ!) 喜緑「それから、集中できないので話しかけないでもらえますか?」 会長「わかった(・・・もう駄目だ・・・心が折れちまった、今日はひたすらに黙って下校時刻を待とう) [キーンコーンカーンコーン...
-
下衆谷口保守 ~モモンガハンター~
谷口「ふひひひひ」 谷口「ふひひひひひひひひ」 谷口「どうも。こんにちは。あなたの心の咲く一輪のラフレシア。谷口でゲス」 みくる「……あの、なんで彼が部室にいるんですか?」 ハルヒ「知らないわよ。さっき来たら、ムエタイのDVDを見ながらブートキャンプ踊ってたのよ」 キョン「とりあえず、ヘタに刺激しないようにしよう」 谷口「みくるちゃん! お茶!」 みくる「は、はいいぃぃぃ!」 ビクビク ハルヒ「みくるちゃん! あんなのにお茶なんてあげることないわ!」 ハルヒ「ねえキョン、あんた私が置いといたプリン食べたでしょ?」 キョン「俺、知らないぜ」 ハルヒ「嘘つきなさい。あんた以外に他人の物に手をつけそうな人は……」 谷口「愛。それはチュパチャプスの棒のように固く一本スジが通ったもの」 ハルヒ「……いたわね」 キョン「……ああ。ものすごい勢いでプリン食ってるな...
-
ながとぅーみー 第二話「ちょこっとミスだー」
翌日。俺は物々しい視線を感じていた。何か体験したことのない異様な視線。 何、この視線は。しかも女子から集中的に浴びているような気がする。 どうしたんだ。いったい、何が起きたんだ。 まさか、また何か世界が改変でもされたのか。 だが、ハルヒはいつもどおりの定位置に座って窓の外を見ている。 「よっ、ハルヒ!」 「おはよう、キョン」 じわりと視線が突然強化された。なんだか、嫉妬みたいな思念を感じる。 んー。いったい何事なんだろう。解らない。 そんな日の放課後。その片鱗は突然起きた。 「あの・・・キョンくん。ちょっといいですか?」 「ん?・・・阪中さんか」 俺は、阪中に呼ばれ誰も居ない階段の踊り場に来た。 「えっと・・・あの・・・好きです!付き合ってください!」 「そ・・・って、今、何て言った?」 「だ、だから・・・好きです!」 ・・・。頬をつねってみる。うん、痛いようだ。現実なのか、これ。 頭を...
-
古畑任三郎 VS SOS団 捜査編(後編)
SIDE キョン 事件から二日後の朝、俺は妹という目覚ましで爽やかとは言えない目覚しで起きて、 いつも通りのハイキングコースを昇っていた。 いつもならここらへんで谷口に声をかけられるな……と考えていたが、 今日はまったく別の人物から声をかけられた。 古畑「んふふふ……キョンさん、おはようございます~。」 キョン「古畑さん……!」 そう、昨日俺達の部室にやってきた、あの怪しげな刑事だった。 キョン「で、何の用ですか?」 古畑「用?いーえー違いますよ、たまたま見つけたんで声をかけさせて頂いただけでして……」 それにしては待ち伏せしてたようにしか思えない。 完全に俺にターゲットを絞っていたんじゃないか?と思うほどだ。 古畑「えー昨日尋ねさせて頂きましたが、なかなかよい部活ですねー。 普段はどのようなことを?」 キョン「活動らしい活動なんてしてないですよ。てきとーに暇...
-
幻惑小説 第六頁
今朝の冷たい空気の中チャリで家まで帰り、お袋が用意する昼飯まで退屈な時間を与えられた俺は、はっと気付いて古泉に連絡を入れる。 「古泉、今時間取っていいか?」 『ええ、構いませんよ。』 「そっちはどうだ?」 『それが、かなり粘って交渉してみたのですが……上層部の方は首を縦に振ってくれませんでした。申し訳ないです。』 「気にするな、俺が頑張って来たからな。」 『というと?』 「天蓋領域のインターフェースの周防九曜と、お前らが敵対視している組織の橘京子と会ってきた。」 『……なんと。』 「周防九曜が言うには、長門は生きているらしい。この地球上とは隔離された空間で……って言ってたかな。」 『それは、確かなのでしょうか?』 「……ん……?」 言葉が詰まった。 そうだ、俺はすっかり信じ込んじまってる。天蓋領域の一派の話す言葉を全て信用している。確かにそれが真実である根拠はどこにもない。……だ...
-
生徒会長の悪辣
※このお話は『えれべーたー☆あくしょん』の後日談です※ 「はーっ…」 何とは無しに手に取った文庫本をパタンと閉じて、わたしは小さく息を吐きました。ダメです。内容が全く頭に入ってきません。 そもそもわたしはなぜ、こうして放課後の図書室で時間を潰すような真似をしているのでしょうか。今日も生徒会室で会議があるのですから、さっさと行ってお茶の用意でもしていれば良いのに。 頭の中で自分自身がそう言っているのですが、なぜだか体の方が動こうとしてくれません。 「恨みますよ、長門さん。あなたがあんな誘導尋問みたいな物の言い方をするから…」 そう、あれ以来わたしは会長の一挙手一投足が、やたらと気に掛かるようになってしまいました。意識のし過ぎで、彼の前では動作がひどくギクシャクしてしまうほどです。そんな自分の姿を晒したくなくって、わたしはこんな無為な時間を過ごしているのです。 ふぅ、とわたし...
-
喜緑江美里のハツコイ
私は喜緑江美里。長門さんのバックアップ。 私は普通に生きたかった。たとえ生みの親が宇宙に居ても、対有機生命体だとしても、私は人間として生きていきたかった。 このところ生徒会ではSOS団の話で持ちきりだった。でも私は知っている。それは古泉さんのせいで会長が動いてることを。 長門さんの言うことを聞かずに私はこうしてここにいる。 初めてSOS団の皆さんと会ったのは長門さんのおかげだった。 あのとき、私は始めての気持ちになった。 彼を見ると胸が高鳴る。頬が染まるように熱くなる。その場で停止してしまう。 彼の本名は知らない。でも、涼宮さんたちはキョンと呼んでいるらしい。 私にとって彼は守らなければならない存在。でもこの気持ち。 インターフェースである私が?と疑問になることもある。 ずっと眺めているだけだったけど、彼を見ると心が弾んだ。 話掛けてみようかな、と思うこともある。けど、勇気がない。長門さん...
-
アンチ・アナル・レジスタンス
もううんざりだ。 何がうんざりかって? このケツの穴がひりひりする毎日のことだ。 原因は狂気に染まった目で俺を狙い隙あらばアナルめがけて襲いかかってくるあのホモ古泉。 大体超能力者じゃなかったのかあいつは。いつのまにあんな暴走変態野郎に成り下がったんだ。 ハルヒもかすむほどの行動力で、もはや主役交代といってもいい。 そもそも今のこの世界は明らかに狂っている。朝比奈さんは何か黒いし、鶴屋さんはあれだし、 長門も明らかにおかしい。ハルヒだってそうだ。今までズルズルとつきあわされちまったが、もう我慢ならねえ。 だから俺はここに宣言する。今こそ抵抗活動――レジスタンスとして俺は立ち上がるんだ。 この狂った世界を元の平和な世界に作り直すための抵抗運動なのだ。まず最初の標的は古泉。 おかしくなった奴の中でもっとも苛烈な変化を遂げている。奴をどうにかしなければ、正常化なんて絶対無理無理カタツムリ...
-
涼宮ハルヒの団結 プロローグ
「没ね」 団長机からひらりと紙がなびき、段ボール箱へと落下する。 「ふええ……」 それを見て、貴重な制服姿の朝比奈さんが嘆きの声を漏らす。 学校で制服を着ているのが珍しく思えるなんて我ながらオカシイと思うが、普通じゃないのはこの空間であって、俺の精神はいたって正常だ。 「みくるちゃん。これじゃダメなの。まるで小学校の卒業文集じゃない。未来の話がテーマなんだから、世界の様相くらいは描写しなきゃね」 ハルヒの言葉に朝比奈さんが思わずびくりと反射するが、ハルヒは構わず、 「流線形のエレクトリックスカイカーが上空をヒュンヒュン飛び交ってるとか、鉄分たっぷりの街並みに未来人とグレイとタコとイカが入り混じってるとか。そーいうのがどんな感じで成り立っているのかをドラマチックに想像するの。将来の夢なんかどうでもいいのよ。それにドジを直したいだなんてあたしが許可しないわ。よってそれも却下」 グレ...
-
喜緑さんその2
喜緑「会長、タバコは少し控えたほうがいいと思います」 会長「な!?どうしてわかったんだ?ファブリーズしたのに・・」 [バリバリバリ] 会長「お、お前は!?」 ??「わたしは、コスの天使!!あと月の戦士!!あと、あと・・」 会長「思いつかないならもういい、あまり無理するな喜緑くん」 喜緑「・・・うるさいうるさいうるさい」 喜緑「最近わたしのことデコだのワカメだのいってる人がいるみたいですけど わたしが本気をだしたらこんな星すぐに潰せるんですよ?一回本気出しましょうか?」 会長「どうした喜緑君、なにかあったのか?」 喜緑「いえ、先日コンサートにいったんですけど、ふざけたガンダムオタクのせいで時間がなくて、 なんのために行ったのかわからないまま帰らされたんです」 会長「それじゃあ俺だけのために歌ってくれるか?」 喜緑「198000円になります」 会長「カードで」 喜緑「ほら...
-
涼宮ハルヒの恋敵
◆0 夢と希望に充ちあふれて始まったような気がしないでもない高校生活一か月目にして涼宮ハルヒと関わりを持ってしまってからというもの俺の人生はちょっとしたスペクタクルとでも言うべき出来事の連続ではあるが、しかし上には上が下には下がいる、と昔から言うように俺以上に意味のわからない存在に振り回されて恐ろしく充実した人生を送っているやつというのも世の中には確かに存在する。 今回はハルヒと俺と、そんな一人の男子生徒にまつわる、不幸とも幸福ともいえないような騒動の話だ。 ……え? 誰だ、だって? やれやれ、言わなくてもわかるだろう。 いつだって騒動のきっかけはハルヒであり、そしてハルヒに巻き込まれた俺以外の男子といえば、あいつしかいないじゃないか。いや、谷口ではない――古泉一樹。赤玉変態型超能力者、である。 ◆1 「キョンくん、ちょっとお願いされてほしいことがあるのね」 と、同じクラ...
-
長編・未分類
ここは特定のキャラが主役ではなかったり、自分ではどのキャラに入れればわからないという人の作品を置いてください。 未分類無題2 未分類無題3 未分類無題4 未分類無題6 未分類無題7 未分類無題8 いわゆるひとつのエンディング 二人のハルヒ ハルヒと古泉 ~Chat Of Fire~ ハニカミ 二人三脚 H・M・N 三つ巴戦争? キョンvs古泉 主役は長門×古泉 HARUHI FANTASYⅧ ちょっと変わった日常 埋めといたわ 3人娘とキョン チェンジ ふぁいなるふぁんたじー 涼宮ハルヒのすき焼き 温泉症候群 すき焼き別ルート SOSは終わらない 俺達がいた世界へ 涼宮ハルヒの真剣勝負 高校生クイズ SOS団コント SOS団の旅行 大岡裁き SOS団にようこそ! 涼宮ハルヒの期待 君が望む憂鬱 涼宮ハルヒ大外伝 涼宮ハルヒの童話~マッチ売りの少女編 ハルヒの幸せとは? 涼宮ハルヒの...
-
お姉ちゃんと一緒
ある日のことだ。 SOS団の面子全員が俺の家で遊びまくっていたその一日、俺は籤引きにより長門を家に送っていくことになった。 「……わたしはあなた達が羨ましい」 歩く間中無言だった長門は、別れ際に唐突にそんなことを言い出した。 「は?」 長門に羨ましいと思われる心当たりなど一つも無いし、複数形だというのが余計に謎を深める。はて、あなた達とは俺と誰のことだ? 「あなたとあなたの妹」 「妹?」 「そう」 「何で妹、いや、俺と妹なんだ?」 「……兄弟姉妹といった人間同士の関係は、わたしには縁が無いもの」 長門は淡々と、しかしどこか寂しげな様子を纏いつつ答える。 そういや、長門は宇宙人製ヒューマノイドだからな。 「あー……」 さて、どう答えたものか。 長門が俺を羨ましがっているのは分かるんだが、俺はこういう時に有効に回答するスキルを持っていない。 俺の知り合いには天涯孤独なんて奴は...
-
涼宮ハルヒの軌跡 エピローグ
翌日の朝。俺は懐かしい早朝ハイキングコースを歩いて学校へと向かっていた。 とは言っても、向こうの世界じゃ毎日のように往復していたけどな。 北高に入り、下駄箱で靴を履き替えていると、 「おっ。キョンくん。おはようっさ。今日もめがっさ元気かい?」 「キョンくん、おはようございます」 鶴屋さんの元気な声と朝からエンジェル降臨・朝比奈さんの可憐なボイスが俺を出迎えてくれた。 何か向こうの世界じゃ何度も聞いていたのに、帰ってきたという実感があるだけで凄く懐かしい気分になるのはなぜだろう? 靴を履き替え終わった頃、長門が昇降口に入ってきた。 「よう、今日も元気か?」 「問題ない」 声をかけてやったが、やっぱり帰ってきたのは最低限の言葉だけだ。ただし、全身から発しているオーラを見る限り 今日の朝は気分はそこそこみたいだな。 階段を上がっている途中で、なぜか生徒会長と共にいる古泉...
-
普通短編67
長「朝比奈みくる=ヘリオン、鶴屋さん=ハリオン」 キ「そういうマイナーなネタは無し」 長「私=蒼星石、朝倉涼子=翠星石」 キ「なんか違う」 長「古泉一樹=立花一樹、貴方=睦月」 キ「あいつと兄弟なのはまっぴらだし殺されたくもない」 長「SOS団=エゥーゴ、生徒会=ティターンズ」 キ「それだ!」 長「早速、カレーに入れてみる」 キ「隠し味に牛乳=みくる忘れるなよ」 長「もちろん」 ハ「解読不可だわ・・・」 み「楽しそうですけどね」 ハ「そうね」 ハ「ですよねぇ」 ハ「そうそう」 ・・・・・ ハ「今の何!?」 長「・・・」 キ「・・・」 長「にゃあ」 キ「・・・」 長「・・・」 キ「ネコか」 長「にゃあ」 キ「・・・」 長「・・・」 キ「可愛い」 長「ちゅっ」 キ「ちゅっ」 長「///」 古泉テラローテンションの午後 古「今日は雨ですね……」 キ「そうだな、うっと...
-
本名不詳な彼ら in 甘味処 その7
「あら、お待たせしてしまいました?」 「いいや、我々もちょうど今し方、こちらに着いた所だ」 昼に俺と長門が、会長と喜緑さんにバッタリ出くわした路上で。今度は俺と会長が、図書館から戻ってきた長門と喜緑さんに出くわしたのは、それからしばらく後の事だった。 ちなみに伊達メガネを掛けた会長は何喰わぬ顔で受け答えているが、俺たちがここまで来るのに競歩並みのスピードでの慌ただしい行軍だったのは、一応秘密にしておこう。喜緑さんたちにはとうにお見通しかもしれないけれども。 「で、用件の方は済んだのかね?」 「ええ、長門さんのおかげでつつがなく」 それでも健気に横暴会長のペルソナを演じようとする先輩の質問に。喜緑さんは微笑みながら、脇に下げた小さなポシェットを撫ぜてみせた。 「ならば私からも礼を言っておこう。長門くん、キミの働きに感謝する」 「………いい」 遠目からでは視認できないほどの...
-
橘京子の動揺(事件編)
チャリン―― 厳重に閉ざされた扉の向こう。静寂が支配するその空間に、無常の金属音が響き渡る。 ホールの奥、ステージの中心。そこに座する金の女神像。 その女神像を前にして、一人の男が声を震わせながら蹲った。 「…………どうして…………こんなことが…………」 彼――元生徒会長の彼は、金策尽きた中小企業の社長のように絶望の淵へと追いやられていた。 ニヒルスマートとも言うべき端正なマスクも、今となっては見る影もない。 だがそれも当然である。今ここで起きたことを鑑みれば、誰しもこの生徒会長のように取り乱してしまうのは吝かではないはずだ。 その証拠に、彼の言動を――偽りの仮面に潜む素顔を知る『彼ら』でさえ、どのように対処し良いか分からず立ち尽くし、じっと彼の方向に目線を向けるに留まっていた。 突然の来訪者である俺、漆黒の振袖を身につけた九曜、紋付袴を着込んだ藤原、……そし...
-
涼宮ハルヒの団結 第七章
午前中。休み時間とは名ばかりの、次の授業への移行時間かつ執行猶予時間の際。 俺は……古泉は登校しているのだろうか、長門はどうしているだろうかなどを自分の席に着いたまま黙考していた。 「どうしたんだい? あまり元気がないみたいだけど。なにか悩みでもあるの?」 国木田はこちらへと近づきつつ俺に問いかけ、俺は背後にハルヒが居ないことを確認すると、 「……悩みが多すぎるのが悩みだな。正直まいってるよ」 「ふうん。てかさ、涼宮さんも何だか元気がないみたいだね。ひょっとしてケンカした?」 普通は聞きにくいようなことを飄々と聞いてきた。国木田よ、俺とハルヒはケンカするほど仲が良いわけじゃ……。 いや、あるのか。いつも俺がボッコボコにされてるが。国木田はなおも飄々と、 「聞きにくいって? もしかして、キョンと涼宮さんのケンカは犬も食わない感じになってるの? それなら、僕がそれを聞いちゃったのは野...
-
@wiki全体から「女古泉’ちゃん’の憂鬱 第二話の番外「生徒会長のなく頃に」」で調べる
更新順にページ一覧表示
|
作成順にページ一覧表示
|
ページ名順にページ一覧表示
|
wiki内検索