涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「恋ってなに?」で検索した結果

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  • 題名付き・普通短編2
    ...すぎるリハーサル。 恋ってなに? 涼宮ハルヒの作文 エチケット 世界が終わった夜 スパイゲーム 世界が始まる朝 後日談 クリスマスイブ、独り身の女二人 ハルヒ、初めての番号交換 パンジー藤原の優雅な休日 神への反逆 インターフェースのとある未来 平穏な冬の日 涼宮ハルヒの送別 ダーク・黒みくる 三人娘の結論 涼宮ハルヒの進路 光、残響、聖夜にて。 未来の初詣 長門有希の短編 流転する腕章 長門有希の書肆(しょし) before generation 失う前に 恋の編み物 涼宮ハルヒのぬいぐるみ ハルヒの反動 ……回目の2月14日 キョンだって思春期なんです St. Ballantine s Day 暖かい場所を求めて 「。」 涼宮ハルヒの霍乱? 「につき」 When she is 78. 長門有希の勝負 解釈問題 When he is 38. -What the Gran ma!- ...
  • 普通短編38
    長門「(この星で生活する事3年、色々な事を学んだけどまだまだ知らないことも少なくはない。)」 長門「魚卵…」 長門「鮭の卵は『いくら』、鰊の卵は『数の子』など別称がついている。」 長門「なのに…何故鱈の卵は『たらこ』…そのまんま…」 こうして今日も放課後、日は徐々に落ちてゆく…   「ちょっとみないでよぉ キョン」 いつも急ぎ足でこの部室へ逃げ帰ってるハルヒ なので足をかけて転ばせてみた 「いたぁぁ~い 何すんのよ!」 足をかけた 「擦りむいて かなり痛いわ これは慰謝料数百万ね」 無駄に高いな それより・・・ 「何よ」 今日はくまさん柄のパンツか 現在に至る 「言わないでよ 言ったら死刑だから!!」 今にも泣きそうなハルヒ 言っちゃうね 「やあああああああ 言わないでぇぇ」 反応がおもしろいな 言わねぇよ 言って何の得になる 「もうっ 馬鹿キョン・・・」 ハルヒに笑みが戻っ...
  • 箱入り娘 第1話
    「あの…何をしているのですか?」 「着いた?」 …。 …。 …??? …。 …。 状況がわかりませんか? 僕にもさっぱりわかりません…最初から振り返りましょう。 …。 …。 …。 この日はSOS団の活動は急遽中止となり(涼宮さんの用事の為)早めに帰宅しました。 部屋でのんびりテレビを見ている時に…それは来ました。 …。 ピンポーン …。   「こんにちは、お届け物です。」 …。 …。 …。 「サインをお願いします。」 「ご苦労様です。」 「いえいえ、それでは。」 …。 …。 珍しいですね、宅配便です。 大きなダンボールが二つ…機関からでしょうか? 差出人を見てみると…長門さん? 中を見てみると…。 …。 …。 「あの…何をしているのですか?」 「着いた?」 「着いたと言うか…ここは僕の部屋ですが…とりあえず出て来て下さい。」 …。 彼女は…長門さんは頷きダンボール箱から出てきた。 しばらく...
  • 頑張って朝倉さん
    朝倉「ねえ長門さん、三年前涼宮さんに何があったんだと思う?」 長門「・・・・・」 朝倉「多分初恋をしたんじゃないかと思うのよね、人間の恋って感情はよくわからないけどでもちょっと素敵じゃない?] 長門「・・・・・」 朝倉「恋愛感情って興味あるな、どう思う?」 長門「うるさい」 朝倉「なんの本読んでるの?えーと『世界の中心で愛を叫ぶ』?それ恋愛小説よね?やっぱり長門さんも恋愛に興味あるんじゃない」 長門「・・・・はぁ」 [スタスタスタ、バタン] 朝倉「・・・・・・」 [ガチャ] 喜緑「長門さんから朝倉さんが鬱陶しくて本が読めないって苦情があったんですけど本当ですか?」 朝倉「鬱陶しい・・・?」 喜緑「あなたは長門さんのバックアップなんですから慎んでくださいね、じゃ」 [バタン] 朝倉「あれ?おかしいな、なんで目から水が流れてるんだろう、こんな機能ついてないはずだけどな」 朝倉(あれくら...
  • クラス会-疾風怒涛編
    あっ、もう朝かしら、昨夜はちょっとしか呑まなかったけどちょっとお酒が残ってる感じかしらね。 そうだ、昨夜はキョンと一緒にラブホに……。 ……身に着けてるものはそのままだし寝てる間にキョンがあたしに何かしたって事もないみたいね。 ちょっと残念……って違うわよ。 キョンたら人の気もしらないで相変わらずグーグー寝てるし……。 なんだかむしゃくしゃするわね、もう一回シャワー浴びましょ。  ****** いいお湯だったわね、目覚めのシャワーもいいものね。 キョンたらまだ寝てる、相変わらずの間抜けヅラね、えいっ。 「…………んっ……なんだ……ハルヒか………えっ!…ハッハルヒ?! ……これは一体!」 おはようキョン、目が覚めた? かなりあわててるみたい、そりゃそうよね。いきなりラブホでお互いガウンなんだもん。 で、どうなのかしらホントに覚えてないのかしら昨夜のこと。 キョン、昨夜あたしに何したか...
  • ヒント
    あたしとキョンしかいない部室。 「……ねぇキョン」 あたしはモヤモヤしてた気持ちに嫌気が差してキョンに話しかけた。 「なんだ憂鬱そうな顔して」 「……あんた好きな人いる?」 そう。 認めたくないけどあたしはコイツに恋してるらしい。 「な、なんだよいきなり…」 「いいから答えなさい」 ちょっと前に気付いたのよね。 それからはずっと頭の中がモヤモヤしてた。 でもそんなの気持ち悪いじゃない?少なくともあたしはそう。 だからあたしは今日この気持ちに蹴りを着けてやるつもり。 「…いたらどうだっていうんだ? お前には関係ないだろ?」 なによ?その言い方。 腹立つわね!関係あるから訊いてんのよバカキョン! 「関係あるわよ。団長として団員の恋愛関係は把握しなきゃいけないの!文句はいわせないわ!」 「はぁ…」 「溜め息つくな!」 あたしは顔を思いっ切り近付けて言ってやったわ。 「お、お前...
  • 涼宮ハルヒの追憶 Intermission.2
    ――Asahina Mikuru とても綺麗な春の夜空を見上げ、わたしは思います。 このあと未来に帰らなきゃいけないこと。 そして、あの人のことを。 わたしがこの時間に来て、もう五年になるかなぁ? なぜわたしみたいな役に立たない人が送られたんだろう? わたしは初め、不思議に思っていました。 でも今なら、分かります。 『役に立たない』わたしを時間が必要としているんだって。 わたしはなんであの人を好きになってしまったんだろう? 顔なら古泉君のが何倍もかっこいいし、 背だって高くって、笑顔も素敵だしね。 でもわたしはあの人が好き。大好き。 でもでも、この時間での恋愛は最重要の禁則なの。 障害が大きいほど恋は燃え上がるって言うけど、そんなの嘘。 だって、あの人は絶対振り返ってはくれないもん。 胸の大きさは彼女に負けてないし、 顔だって彼女よりかわいいと思うんだけどな。どうしてだろう。 わた...
  • それは誤解で勘違い
    コンコン、俺はすでに習慣になっているノックをした。のだが、部室からは なんの反応も無いのでさっさと入ることにする。   ガチャ   「ん?長門、いるんなら返事くらいしてくれよ」   誰もいないと思っていた部室には、この部屋の置物と化している 自称、宇宙人に作られたアンドロイド、長門有希がイスに座って 音も立てずに本を読んでいた。   「………」   何の反応もなしか。最近では俺も少なからず長門の表情を 読み取ることは出来るようになったんだがな。   突然俺は目に違和感を感じた。ゴミでも入ったか?   「長門、悪いんだがちょっと俺の目にゴミが入ってないか見てくれないか?」   そう長門に頼むと、長門は無言で頷き、フラフラと俺の目の前までやってきて 少し背伸びをするように俺の目を覗き込んだ。   長門の顔が目の前にある。俺は心臓の鼓動が速くなるのを感じていた。   その時、部室のドアが勢いよく...
  • 普通短編39
    長門「………」 クルクル キョン「………」 長門「………」 クルクル キョン「なあ、長門」 長門「なに?」 クルクル キョン「なにしてんの?」 長門「…万華鏡」 クルクル キョン「……見ればわかるよ」 長門「…そう」 クルクル キョン「貸しt」 長門「ヤッ」 クルクル キョン「…………」 キョン「そんなこと言わずn」 長門「ヤッ」 クルクル キョン「貸s」 長門「ヤッ」 クルクル キョン「k」 長門「イヤ!」 クルクル キョン「………orz」 長門「………」 クルクルクルクル キョン「………」 長門「………」 クルクルクルクルクルクル キョン「………?」 長門「………」 クルクルクルクルクルクルクルクルクルクルクルクルクルクル キョン「お、おい長門。そんなに回すと目を回すぞ…」 長門「………」 クルクルクルクルクピタ 長門「………ウプッ」 フラフラ キョン「ほら言わんこっちゃない…」 ...
  • 悩みの種~悩みの種の潰えた世界~
    <悩みの種の潰えた世界> 病院に着き、病室を目指し歩いた。さすがになれたものだ。二年間毎日通ったんだ。 病室に着くと…なんだみんな揃ってるじゃない。でも何故かみんな病室の前で立ったままだ。 みんなどうしたの?中入らないの? 「あっ…あの…まだ診察中らしいのですよ…終わるまで入れないそうです。一度外へ…」 ?いやいいわよ。ここのが涼しいし、ここで待ちましょう。 何故か古泉君の表情がおかしい。いつも爽やかスマイルを決めているのに… 私は待った…けどしばらくしても診察が終わった様子が見られなかった。 すると…突然みくるちゃんが泣き出した。大声で。 どうしたのみくるちゃん? 「キョンくんが…キョンくんが…!」 …ものすごい嫌な予感を感じた。 私は病室に入ろうとしたが、 「涼宮さん!まだ診察が…」 無理やり制止を振り切り、病室に入った。 そこで見た光景…そこには紛れもないキョンの姿だ...
  • おめかし
    「じゃあ、明日にでも図書館に行くか。久々に休日なんだ。たまにはおめかししてこいよ」 そう言って、彼は帰って行った。 「……おめかし?」 わたしはそう呟いた。《おめかし》って何?よくわからない、もし彼がわたしが《おめかし》することで喜ぶとしたら……誰か教えてほしい。 わたしは辺りを見回す。最初に帰ったのは古泉一樹と彼。まだ、涼宮ハルヒと朝比奈みくるは来てないはず。 わたしの視界に入る一人の影。小柄な人物だとわかり、朝比奈みくると判断した。 「あ、長門さん。涼宮さんはちょっとやることがあるから先に帰ってていいって言ってましたから……帰りましょうか」 わたしは再び歩きだした朝比奈みくるの手を掴んだ。 「ひぇっ!どどどどうしたんですかぁ?」 「………《おめかし》ってなに?」 朝比奈みくるは驚いた様子から、キョトンとした様子に代わり、わたしを見つめていた。 「なに?」 「ふえっ!あ、すいません……。...
  • 第三次バカップル保守
    「ま、待って! 待ちなさいよキョン! 手、繋ごうよ!」 「うるさいな。いいから早く帰るぞ」 「手、繋いでくんなきゃあたし帰らないわよ……?」 「そーか。じゃあまた明日な」 「あーもうっ! 冗談だからもう少し優しくしなさいよ! あんたは冷めすぎなのよ!」 「お前はベタベタしすぎだけどな」   ツン+デレカップル保守   「眠いな」 「あ、じゃあ放課後に屋上で昼寝するわよ!」 「いや、SOS団があるだろ」 「そんなの臨時休業よ! あんたのためなら……」 「みんなに迷惑がかかるだろ。普段通りだ」 「……バカ」   ツン+デレカップル保守   「……ねぇ」 「どうした?」 「なんでそんなにあたしに冷たいの?」 「…………」 「あたしが告白して、OKしてくれてからずっとよ。あたし何か悪いことした?」 「……いや」 「好きじゃないならフってくれてもよかったのよ?」 「……いや」 「逆に辛いって...
  • 初恋1
    皆さんは自分の初恋の記憶を今でも持っているだろうか? そしてそれが悲しい失恋に終わった人や見事に成就した人、様々ではあろうが 誰もが淡い「思い出」として、それなりに美化された人生の1ページとして刻まれているに違いなかろう。 さて、今回はそんな「初恋」にまつわるお話・・・。 短い春休みも終わり4月、俺も無事2年生に進級し、初々しい新入生を横目に見つめながら、 相変わらずの長くてキツイ坂を上り、学校へと重い足を運ぶ日が始まっていた。 進級してクラス替えが行われたにもかかわらず、俺のクラスのメンツは1年生の時と殆ど変わらなかった。 中学からの親友国木田に、アホの谷口も一緒のクラス。 そして俺の所属する謎の組織、SOS団の神聖にして不可侵な団長、涼宮ハルヒもまた、 1年生時と変わらず俺の席の後ろに、あたかも不動明王か金剛力士像のように陣取っているのである。 そんな新学年としての新鮮な気持ちを少し...
  • 普通短編31
    「ちょっとキョン!あたしのカップ焼きそばにはかやくいれないでって言ったでしょ!」   「そうだったか?まぁ別に味が変わるわけじゃないし気にするな」     「変わるし気にするわよ!グチョグチョで水っぽいキャベツなんて最低よ!」     「なら食うな!ほれ、長門食え」     「……(ずるずる)」     「あーーーーっ!!」         「今夜はカップ麺でいいか?」 「えー、キョンくんなんか作ってよぉ」 「料理には自信ない。面倒」 「じゃあ仕方ないかあ。あ、あたし焼きそばがいい」 「わかった。俺はラーメンにする」     3分後…     「よし、できたぞ。最後に液体スープを入れてと」 「アッー」 「どうした」 「キョンくん…あたしの焼きそばのソースだよ、それ」 「アッー」     「まずいな」 「うん、しょうゆ焼きそば…」 「そばでもとるか」     実話を元にしたフィクションです...
  • キョンの絶望
    「今日は2月14日!バレンタインデーよっ!!!SOS団員は男、女を問わず、  誰かに告白し、後日、わたしに成否を報告すること!!以上!!」  わたしはこういう日は嫌いだから帰るわね」 まったく自分勝手な団長だ。 バレンタイン、か…。チョコを最後にもらったのはいつだっかな? ハルヒは今までいくつあげたことがあるんだろう? いや、それより俺は15,6年生きてきて、もらったことがあったか?…まあいい。 誰かに告白、ね…チラッ 「……」 この部室には、現在SOS団全員が揃っている。ハルヒは出て行ってしまったが。 「あなたは告白する心当たりはあるんですか?」 「…別に」 対面する古泉は不敵に笑う。 「僕はまったくありません。…ただ、涼宮さんを怒らせて閉鎖空間を生み出すような  ことがあってはいけません。適当な人にでも告白するつもりです。」 なんだなんだ…?古泉がまともな告白なんて出来るのか?...
  • Any day in the rain.
    必要なもの、必要の無いもの。     本。 必要なもの。 絆。 必要なもの。 時間。 必要なもの。 仲間。 必要なもの。     ――朝倉涼子、彼女はどうして消えてしまったの? わたしが消したから。 ――どうして? 暴走した、もうバックアップは無理。必要が無くなったから。 ――必要が無くなったから、消したの? そう。 ――どうして? 必要が、無くなったから。 ――本当に? そう。       涼宮ハルヒ。SOS団団長。自律進化の可能性、黄色いカチューシャ。   彼。SOS団団員その一。鍵、たいせつなひと。   古泉一樹。SOS団副団長。超能力者、笑顔。   朝比奈みくる。SOS団団員その三。未来人、胸。     わたし。 ――わたしは、なに?     「やっほー! みくる居るー? ってあれ? 長門っちだけ?」 鶴屋さん。SOS団名誉顧問。いつも元気の良い一つ上の先輩、八重歯。 「明日の掃除...
  • 長門有希の虐待
    私は先日まで子猫を虐待していた。 夏だというのに肌寒い雨の日に私はその子猫と出会った。 親に見放されるような汚らわしいその子は両目が目ヤニで塞がりフラフラしてた。 「おいで」 虐待の限りを尽くすべく捕獲し連れ帰ることにする。 「江美理。猫拾った」「じゃん」という効果音とともに子猫を江美理の鼻先につきつける。 「わぁ~可愛い~!どこで拾って来たのこの子?」 可愛くなんかないよこんな汚い猫。 「帰り道」 「へぇ~あ、くしゃみした。寒いんだよお風呂入れてあげよ?」 「うん。あの……」 「なに?」 「涼子には黙っててね」 「そか。涼子ちゃんうるさいもんね。内緒で飼おうね」 私はコクリと肯首した。 「ありがと」   私は早速江美理が沸かしてくれた江戸っ子が入ったら悲鳴を上げるであろう38度のぬるま湯に小汚い子猫をぶち込み、ボロボロでクタクタになったタオルで手早く擦る。 ……水に怖がる子猫に何度も...
  • 恐怖
    「有希って怖いものあるの?」 「……すぐに思いつかない。」 「案外幽霊とか苦手じゃない?」 「幽霊は存在しない。」 「わかんないわよ、今晩あたり有希の部屋にヒュ~ドロドロ……。」 「その表現は古典。それにまだ夏じゃない。」 「もう21世紀よ。ゴキブリみたいに年中無休になってるわよ。」 「なんだ長門、1時に電話ってなにか起きたのか?」 『問題が起きた。』 「なに!?大丈夫か?」 『直接的には被害は出ていない。ただ、迷惑。』 「ん? 何が起きたんだ?」 『わたしの部屋に幽霊が大量発生した。』 「……え?」 『昼間に涼宮ハルヒがわたしを怖がるものを知ろうとした。その時一例として幽霊を挙げた。』 「そうか。……怖くないのか!?」 『怖くはない。恐怖とはその個体に危機を与える可能性があるものに感じる。  わたしに脅威を与える存在はなくはないが非常に少ない。ただ…』 「ただ?」 『非常にうっとうし...
  • 情報統合思念体の焦燥
    プロローグ 春。 もうあれから1年がたったと思うと時が過ぎるのは早いと実感するね。 「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」 あれから、SOS団結成や、世界消滅の危機、過去に行ったり夏がループしてたり 挙句の果てには、世界改変に巻き込まれたりと思いだせばキリがないほど、巻き込まれたものだ。 なんだかんだいって結局は楽しんでいるんだがな。 だが、さすがに、少しは休みたいときもあるんだ。と、いうより休まないと体が持たん。 この、俺の願望をかなえてくれる最適な週間が来ている。 春休みだ。 そして、俺は家で羽を伸ばしているはずなのだが・・・ なぜ、俺はこんなハイキングコースを歩いてしまうんだろう。 習慣というものは恐ろしいね。 などと考えているといつの間にか文芸部部室の前に立っていた。 1年も山登りをすると、足...
  • 涼宮ハルヒの奮闘 ~しっと団の野望~ 第1話
    SOS団結成から一年半が経過し、冬の到来を予感させる11月のある日に、 紆余曲折を経て、ようやく俺はハルヒと付き合いだした。 それからの1ヶ月間は、はっきりいって天国だったね。 二人きりだと甘えてくるハルヒのかわいさったら無いぜ? 最初はどうなることかと思ったが、こんなにも楽しいもんなんだな、恋愛ってヤツは。 そして12月下旬となった今、俺達二人は公園のベンチで肩を寄せ合って座っている。   「ねえねえ、もうすぐアレじゃない?」 「アレってなんだよ。」 「クリスマスに決まってるじゃない!」 「ああ、もうそんな季節か……楽しみだな。」 「でしょ!?あのね、行くところはもう決めてあるの!」   そう言うとハルヒは、一枚のチラシを取り出した。   「なになに?『セントラルタワー、クリスマスの日は恋人達だけの夢の楽園に!』……なんじゃこりゃ。」   セントラルタワー。二つほど隣の駅にある人気スポッ...
  • ●えもん 第3話
    第3話「ソノうほホント」   キョン「突然だが、そろそろお前を隠すのが厳しくなってきた。特に妹が最近何か探       すかのようにちょくちょく部屋に入ってくるしな」 ●「そうですね、そろそろ僕とキョンたんの関係も明らかにしないといけませんからね、   僕たちは単なる肉体関係だけではありませんからねフフ・・」 キョン「気色悪い言い方をするなっ!!・・・さてなんて説明するかな?」 ●「こういうのはいかがでしょうか、ある雨の日、キョンたんが道を歩いているとどこか  らか、か細い鳴き声が聞こえてきたので、声の主を捜すと段ボール箱に入れられ   雨で震えていた僕が入っていた。そこでかわいそうに思ったキョンたんが家族に内   緒でこの部屋に連れてきてしまった・・・というのは?」 キョン「いますぐ段ボールと一緒に追い出してやろうか?そんなもん、通じるわけねぇ       だろ!!!どこの世界にブリーフ...
  • カオス・ザ・ワールド 後編
    先に動いたのは古泉だった。 …。 ガッ!! …。 殴った!……続けてハイキック…。 古泉の攻撃が続いている。 …。 「本気で殺すつもりみたいね」 …。 朝倉? …。 「全て急所を狙っているわ」 …。 たしかによく見ると ここにだけは喰らいたくない… ってな感じの所に古泉の攻撃は命中している様に見える。 …。 「まずい」 …。 長門? …。 「このままでは古泉一樹は敗北する」 「なんでだ?俺には古泉の方が優勢に見えるが?」 「攻めているのは古泉一樹、急所を狙っているのも事実。ただ……」 …。 …。 …。 ~古泉一樹~ …。 …。 ……クソッ…なんだコイツは…。 さっきから目の前の俺に攻撃をしているが……ほとんどダメージを与えてない。急所を狙っても寸前でポイントをずらされている。 …。 「この程度ですか?」 …。 -!? …。 ドスッ! …。 「グッ!!」 …。 右拳が俺の腹に突き刺さる。...
  • 恋の編み物
    あたしは今、ベッドに腰掛けてセーターを編んでいる。 元々はアイツにクリスマスプレゼントとしてあげようと思っていたのだけれども、実際に編んでみたらこれがまた大変で、延びに延びて結局未だに編んでいるというわけ。 仕方ないじゃない。こんなに難しいなんて知らなかったんだから。 唐突だけど、あたしは恋ってセーターと同じなんじゃないかと思う。 セーターは毛糸の玉から毛糸の端っこを見つけて、それを伸ばして丁寧に編んで次第に形にしていく。 それと同じ。 モヤモヤした気持ちの端っこには「好き」があって、それが少しずつ少しずつ大きくなって次第に形になっていく。 そしてどっちも最後は相手にあったものになる。相手にしかあわないものになる。 セーターなら着る人にぴったりの大きさのものに。着る人ぴったりの色に。 恋なら・・・言うのも恥ずかしいけれど「愛」に。 ほら、やっぱり一緒じゃない。 仕上げだってそうよ。 時間を...
  • キョンに扇子を貰った日
    『キョンに扇子を貰った日』(『扇子』のハルヒ視点です) 今日は暑い。暑くて思考が鈍るわ。 朝、教室に着いてすぐに自分の下敷きで扇いでみたけど、なんかしっくりこないのよね。やっぱりキョンの下敷きの方がいいみたい。 だから時々、キョンの下敷き借りようと思って声をかけるんだけど、ぶつぶつ文句言ってなかなか渡さないのよね。 じゃーあたしのと交換しましょ、って言ったらキョンは「そんな女の子チックなのは俺には似合わん。断る」って言うし。 じゃー扇いでよ、って言ったらそれも断られちゃう。もー、この団長様がここまで譲歩してあげてるんだからそれくらい良いじゃない。キョンのケチ。ケチキョン。 そりゃあ、あたしの使ってる下敷きは子猫の写真をプリントしてある可愛い物だけどさ。でも、キョンなら別に変じゃないと思うんだけどなぁ。 あたしは考えてみた。 例えば―― もし、古泉君が猫下敷きを使ってたら、何となくキャラに...
  • 隠喩と悪夢と……
     あったかい。  痛い。  気持ちいい。  離れてく。  それは——。  気持ち悪い。  真っ先に感じたのは全身を包む湿り気だった。  胸が痛い。  心臓がその存在を誇示している。  脈打つそれは左の胸に、そんな当たり前を確認できるくらいに、早い。  そっと手を添える。  ……大丈夫、体の中で心臓が目立たなくなると、あたしはそう呟いて部屋を見渡した。  机の上の写真立て。見なくても目に浮かぶ、誰かさんの。  本棚。あー……、昨日の読みかけはどこにしまったかしら。  タンス。今日は学校だから、ちょっとくらいだらしない格好でも良いわよね。  枕元の携帯。あたしにしては可愛らしいハート型のストラップ。  雨音。不規則にゆったりと、大粒の雨が窓をノックしてるみたい。  あたし。  ……そう、何かとても酷い、でも悦ばしい夢を見ていたはず。  何だっけ、何だったのかしら。 「あぁ、もうっ!」  寝...
  • 失ったもの・得たもの 第一話「幸福からの転落」
    なにかおかしいと思ったのは次の日だった。 昼休み、いつも通り谷口、国木田と飯を食べようと鞄から弁当を取り出すと谷口からこんな事を言われた。   「悪いキョン、今日は一緒に食えねえ」 「ん?なんかあるのか?」   「国木田と二人だけで話したいことがあるんだ」   そう言うので国木田の方をみると、国木田も手を顔の前にあげてごめんのポーズをとっていた。   「まぁ…そういうことならしゃあないか」   「悪いな」   教室の中で一人食べるのも寂しいので、部室に行って食べることにしようと部室に向かう。 多分長門がいるだろうが、まぁ飯食うぐらいは許してくれるだろうさ。   そんなこんなで部室に向かうと、案の定長門がいた。   「悪いな長門、今日はここで食べさせてもらうぞ」   長門はなにも言わないので了解の意を得たと思い弁当を開こうとしたら、思わずびっくりするようなことを長門が言った。   「今は一人...
  • ハルヒと長門 その2
    ~部室にて~   長門「……」ペラ   ハルヒ「有希、明日遊びいきましょ」   長門「明日は土曜、団活がある」   ハルヒ「なんだかキョンが、ど~しても外せない用事があるらしいのよ」   長門「用事?」   ハルヒ「そうなのよ。団長であるあたしに理由も話さないのよ」   長門「その用事が理由だと思われる」   ハルヒ「わ、分かってるわよ!あたしが言いたいのは」   長門「言いたいことは分かる。でもそれはプライベート」   ハルヒ「それは分かるけど……」   長門「なら今回は仕方ない」   ハルヒ「とにかく!団員が揃わないから明日の団活は中止よ」   長門「そう」   ハルヒ「だから……遊び行かない?」   長門「二人で?」   ハルヒ「そう二人で。どっかいきましょ」   長門「どっかとは?」   ハルヒ「どっかよ」   長門「そう」   ハルヒ「行き当たりばったりでもいいじゃない」   ...
  • 箱入り娘 第2話
    …。 チュンチュン …。 ……ん…朝か…。 …。 …。 ……うぉ!? …。 目を覚ますと隣に長門さんが寝ていた。 …ああ、そうだった。 昨日の事を思い出す…あれからすぐに寝てしまったんでした。 …しかし…今のこの体勢は‥。 長門さんは僕に寄り添うように…密着して寝ていた。 スペースには余裕があるのですが…寒かったのでしょうか? 時計を見ると…6時前ですか。 いつもなら今からジョギングに行くのですが今動くと長門さんを起こしてしまうかもしれない。 …こんなに気持ち良さそうに寝てるのを起こすのは気が引ける。 …。 …可愛い寝顔ですね。 こうして見ると普通の女の子となんら変わりは無い。 …。 「……ん…古泉…一樹…。」 …。 起きましたか? …。 「……シャミセンを‥。」 …。 シャミセン?…寝言ですか、ふふ、長門さんも寝言を言うんですね。 僕とシャミセン君の夢を見ているんですかね。 …。 「…...
  • 家族旅行 第二話
    翌朝。いよいよ明日日本ともお別れねって、連休終われば帰ってくるけど。 キョンはなんか浮かない顔でため息ばかりの上の空。どうしたってのかしらね。 昨日は昨日で珍しく電話切らせてくれなかったし。 お陰で寝不足よ。明日朝早いんだから、睡眠不足を補っておかないとね。 睡眠不足解消に努めてたら、もう授業全部終わっちゃった。早いものね。 さて部活に行きましょう。 キョンを従えて部室に向かう。いよいよ明日出発。ほんのすこしだけ日本を忘れて、遊べるわね。でも、すぐ戻ってくるけど。 隣のキョンはため息ばかりついてて、えらく憂鬱モードね。 ひょっとして里帰りがキャンセルになったとか? 「そうじゃねえ。まあなんとなくな」 「ふうん、そう」 「で、いつ帰ってくるんだ?」 「それ聞くの何度目? 土曜日の夜には帰ってくるって」 「ま、どうせ俺も土曜日までは里帰りの身だからな」 「もしかしてあんた寂しいの?」 「………...
  • グサデレ 夏休み・自宅訪問編
        朝倉涼子のグサデレ ~夏休み・自宅訪問編~   第1話   キョン「夏休みも残り僅かだな!さぁ最後の一日まで遊びつくそうぜ!!」 朝倉「そういうことを言えるってことは宿題はとっくに終わってるってことね?」 キョン「う……お、おう!あ、当たり前だろ!?」 朝倉「あら意外ね。もしやってなかったら今頃キョン君をズタズタに引き裂いてるところよ♪」 キョン「……」 朝倉「もう一度聞くわね?『宿題』は本当に全部終わったのかしら?」 キョン「…いいえ」 朝倉「あたしの耳がおかしくなっちゃったのかしら。あなたさっきやったって言ったわよね?それは今度は終わってないっていうのはどういうことなの?つまり嘘をついたって事よね?嘘つきって最低よね、あたし嘘つきって大嫌いなの。あ、でもキョン君はもっと嫌いだけどね、じゃ死んで♪」 キョン「ちょww俺嫌われすぎwww」 朝倉「あなたなんか誰からも好かれるわけ...
  • キョンの完全犯罪 中編 ~「証拠が無きゃ、作りゃいいのよ!」~
          「ちなみに、あなたはあの本を受け取ってませんよね?」 「ああ。今日まで知らなかった。谷口って作家になったのか?」 「はい。五年前にデビューしまして、それの記念として、あの本を執筆したそうです。五年前に同窓会もどきが行われたのはご存知で?」 「ああ、一応聞いてた」 「あれは彼の主催だったんですよ? 資金もすべて彼が出しました。同窓会というよりは、豪華なパーティーでしたよ」 ほお、作家って儲かるんだな。俺も作家になればよかった。 「小説家といってもピンからキリまでいますからね。彼はその『ピン』の方だったんでしょう」 俺も高校生活を小説にしてたらその『ピン』になれたんだろうな。 「それにしても谷口にそんな文章力があったとはな……」 「話は変わりますが、犯人は誰だと思いますか?」 「さあな。本当に犯人は同級生なのか? 俺が受け取ってないんだから、そこには二冊あるのは当然だろ? 途中で栞...
  • 家族の絆
    悪くない家族計画の続きです。 まだか……。ちくしょう。 なにも出来ない自分の無力さに苛立ち、腹が立ってくる。 くそっ、ハルヒはあんなにも苦しんでいるってのに……なにか出来ることはないのか……。   有「おとうさん。」   キ「…っと、すまん、なんだ?有希。」   有「…落ち着いて」   そこで、今、自分が意味もなくウロウロと歩き回っていることに気が付いた。 さっきまでそこの長椅子に座っていたばずだったがいつのまにか立って歩き回っていたらしい。 そんな自分の行動にも気が付かないほどおれは落ち着きを無くしていた。   今、おれと有希は病院にいる。そして目の前にある扉の向こうにいるハルヒのことを案じているわけだが、 別になにか大きな怪我をしたとか病気なわけではない。扉には分娩室と書いてある。 そう、おれと有希はハルヒとおれの子供が産まれてくるのを今か今かと待ちわびているわけだ。 ふぅっ…。ひ...
  • 涼宮ハルヒの終焉 第二章
    第二章 七月に入りやはりハルヒは憂鬱になっていた。今回憂鬱な理由は俺にはわかる。 きっと4年前のことを思い出しているに違いない。 4年前に何があったかというと俺は朝比奈さんに4年前に連れて行かれ幼いハルヒに声をかけ話をした、 それだけならまだしも俺は校庭でハルヒの落書きの手伝いをしたのだ、というか俺が全部やった。今考えると映画作りやらホームページ作りやら何も変わってないじゃないか。 そしてハルヒには正体を黙りジョンスミスと名乗った、そして幼かったハルヒに向かって「世界を大いに盛り上げるジョンスミスをよろしく」と叫んだ。 恐らくはこれが原因で世界を大いに盛り上げる涼宮ハルヒの団、通称SOS団なんて名称にしてしまったんだろう。 大体、世界を大いに盛り上げる~なんてのは誰が最初に考えたのだろうか。 時系列的に言えば俺がハルヒに「世界を大いに盛り上げるジョンスミスをよろしく」と言ったのが原因だ...
  • 『lakeside love story』 2日目
    『lakeside love story』   《2日目》     「キョ……起き……い」 ん? 「キョンく……て…ださい」 あ~、朝か……。 まだ……5分はいいか。 「ん~……キョンくん!起きなさいっ!!」 「はいぃっ!」     俺が目を覚ますとパジャマ姿で、ちょっと膨れた怒り顔をした朝比奈さんがいた。 なかなか良いシチュエーションだ。 朝比奈さんの向こうではハルヒが朝飯の準備をしながら笑っていた。 「あははは!あんたみくるちゃんに起こされて『はいぃっ!』だってさ!マヌケだわ、マヌケ!」 く……言い返す言葉が見つからん。     「おはようございます!顔洗って目を覚まして下さいね」 と言って朝比奈さんがタオルを渡してくれた。 やはり優しい。 まだ古泉と長門は起きてないらしく、朝比奈さんは熟睡する長門を起こそうとしている。 ……10分はかかりそうだな。     俺は顔を洗い、キッチンに向...
  • 壊れた記憶
    病院 古泉「キョンたん、僕のことがわからないんですか?」 キョン「うん・・・っ」 古泉「困りましたね…」 キョン「…あなたの名前はなに?」 古泉「僕は古泉、あなたの恋人です」 古泉「本当に?」 キョン「…うちに…帰りたい、ハルヒは?」 古泉「おや、涼宮さんはわかるんですか?」 キョン「長門…、朝比奈さん…」 古泉「キョンたん…」 キョン「みんなどこへいったの?」 古泉「…みんな元気ですよ、それより医師を呼んできましょう」 キョン「うん…」 僕は、医師と話す古泉という人の顔を見た なかなかいい顔をしていてモデルのようにも見える 医師は簡単な質問をしていく 医師「この人のことがわかりますか?」 キョン「ううん…わかんない」 古泉「……」 医師は渋いような顔をして出て行った 古泉「涼宮さんや他のみなさんのことはわかるんですか?」 キョン「うん…名前はわかるんだけど、もやもやしてよくわから...
  • a long wrong way 四章
    新しい学校、新しいクラス。 「――と言うわけで、今日転校してきた涼宮さんだ。 それじゃ、自己紹介を」 クラスメイトの期待に満ちた目。   あたしは北高での入学式の時の自己紹介を繰り返す。 クラスの空気が固まった。 これで不愛想にしてればあたしの見掛け目当ての男はよってこない。 それに、あたしの内心を見てくれるやつは『二人』だけでいい。 「……そ、それじゃ、涼宮はあそこの席だ」 先生の声で我にかえり、考えごとをやめる。 とっても不愉快な考えね。キョンはもうあたしには関係ない奴なのに。   あたしが席に着くと周りの人達が心持ちひいた。 だけど一人こっちを見ている。 雰囲気で分かる。何か危ない奴だってことは。 …………   授業が始まる。 「教科書開いて。それと、涼宮は隣りの人に見せてもらえ。 それじゃ、始めるぞ……」 授業のレベルは北高とそう変わりはしないわね。楽勝よ。   一日目はあっさりと...
  • ふたり ~1 平日の寂しさ~
    ~1 平日の寂しさ~ 「ただいまー……」  誰もいない部屋にこだまするあたしの声。キョンはまだ帰ってないみたい。  まったく何処に寄り道してんのよ、あたしというものがありながら。  今日のご飯当番はあいつだから作る気にもなんない。っていうかキョンがいないとご飯の準備なんてする気にならないわよ。  早く帰って来なさいよ、バカ……。  いや、まさかこいつが来るとは思わなかったぜ。大学の正門で待ち構えて、よくハルヒに会わなかったな。 「骨が折れましたよ。涼宮さんから隠れつつあなたを探すのはね」  そう、超能力野郎が俺の目の前にいる。進学先も引っ越し先も教えてなかったのにな。 「進学先だけは学校で聞けましたよ。引っ越し先は未だにわかりません。涼宮さんの力で調べられなくてね」 「どういうことだ?」 「あなた達が二人で住んでいるのは知っています。その生活を誰にも邪魔されたくないと願っているんで...
  • SOS団忘年会
    事件はハルヒのたった一言から始まった 「SOS団、大忘年会やるわよ!」 確かに今年は忘れたい事件ばかりだった。(俺だけじゃないと思うが) あまり気乗りはしなかったが、断ると不機嫌になりそうなので 一同しぶしぶ賛成したようだった。 「で?部室でやるのか?」 俺の言葉が言い終わるか、終わらないかも待たずハルヒが言った。 「お酒飲むのに学校じゃまずいでしょ!少しは考えなさいよ!居酒屋よ!」 なに???酒飲むのか??おいおい、まだ高校生だぞ俺達は。 さすがに問題あるだろ! だがしかし・・古泉は本当に高校生なのか? 長門に至っては宇宙人だ。 朝比奈さんは年齢不詳な未来人。 よく考えたら、そこいらにいる普通の高校生って俺だけじゃないか! なんか、どーでもよくなってきた。 学校にばれるようなことがあったら長門にちょいちょいと細工してもらえばいいしな。 なんか、どうでもよくなってきた。先のことは考えない。...
  • 普通短編13
    ハルヒ「昨日寝るときに気が付いたのよ、上向きでボールペンが使えないって」 キョン「んなばかな、ちょっと貸してみろ」   ・・・・・・・・     キョン「あっすげえ!本当に書けねぇ!!」 ハルヒ「ねっ、すごいでしょ!だからね、上向きでも書けるボールペン開発したら売れると思わない?」 キョン「ああ!勉強に困った女子小学生に大人気だ!!」       一方長門は鉛筆を使った           ゴロゴロゴロ・・・・・・     古泉「おや?雷ですね」 キョン「王手!」 古泉「また負けてしまいましたか・・・」 長門「・・・・・・」じーっ キョン「なんだ長門?お前もやりたいのか?」 長門「違う・・・」 キョン「ん?」 長門「恐怖・・・」 古泉「もしかして雷が怖いのですか?」 長門「そう・・・」     長門「・・・・・・」じーっ キョン「落ちる事はないだろ。そう怖がるなって」 長門「・・・・・・...
  • 喜緑さんと家事と旅行
    長門「おかわり」 朝倉「あ、私も」 喜緑「その前に、いつもご飯作ってあげてるのに感想の一つもないの?おいしいとか」 朝倉「そんなこと言ったって今日のカレーってレトルトでしょ?」 喜緑「まあそうなんだけどね…」 長門「……」 朝倉「……」 喜緑「……」 長門「ごちそうさま」 喜緑「ちょっと。食器ぐらい片付けなさいよ」 長門「7時に待ち合わせをしている。あなたに任せる」 喜緑「こら、待ちなs」 バタン 朝倉「……」 喜緑「…男かしらね?」 朝倉「知らないわよそんなこと。ごちそうさま」 喜緑「ちょっと、片付け手伝いなさいよ」 朝倉「いいじゃない、ついでにやってくれたって」 バタン   喜緑「反抗期ね……」   ――次の日   朝・長「ごちそうさま」 喜緑「ちょっと二人とも。昨日は私がやったんだから今日は二人で片付けなさいよ」 長門「……」 朝倉「……」 喜緑「……」   長・朝「皿、スプーン...
  • 貧乏SOS団 借金地獄変
    もし長門が貧乏だったら 朝倉「ねえ、買い物いかない?」 喜緑「いいねえ」 長門「あ、お金足りない……」 朝倉「じゃあ、地球寄ってく?」 喜緑「いいねえ」 らららむじんくん らららむじんくん らららむじんくんらららら♪ 長門「それがわたしがここにいる理由、あなたがここにいる理由」 キョン「待ってくれ。正直言おう。お前が何を言ってるのか、俺にはさっぱり解らない」 長門「お金貸して」 キョン「ふざけんな」 長門「あなたは涼宮ハルヒにとっての鍵。わたしにとっての連帯保証人」 キョン「絶対、判なんか押さねーからな」 長門「危機が迫るとしたらまず……お金」 キョン「だったらもうちょっと安いところに住めよ」 長門「ご利用が計画的じゃなかった」 キョン「オチは?」 長門「計画的じゃなかった」 もし朝倉が貧乏だったら 朝倉「人間はさぁ、よく『借金しなくて生活保護を受けるよりも借金して破産...
  • 黒キョン
    ハルヒ「ちょっとキョン!コンビニでプリン買ってきて!みんなの分もね。」 また回避不能の強制イベント発動か。だが一応否定はしておくか。 キョン「何で俺が行かなきゃならん。食いたいなら自分で(ry」 ハルヒ「何度も言わせるな!アンタはSOS団の雑用(ry」 こうして俺はコンビニに向かうためにこの坂道を下っているわけだが、いいかげん俺もストレスが溜まってきたぞ。 ハルヒを不機嫌にさせて閉鎖空間とやらを発動させないためにも耐え忍ぶのが俺の使命なんだろうが そろそろ限界に近い。どうにかしてあの天上天下唯我独尊女に一矢報いたい。 コンビニでプリンを買い、坂道を登りながらハルヒにどのような仕打ちをしてやろうかを考えた。 あまりやりすぎると世界が崩壊させられるかもしれんしな・・・。 よし、これにしよう。 俺の考えたハルヒへの復讐プランは、ゴキブリやカエル、蜘蛛やミミズといった女子が 嫌う小動物をハ...
  • 絡まった糸、繋がっている想い 第三章
    *7*   もう半分の理由…? ハルヒは語りだした。おれたちの知らない2ヶ月を…   「…あたしはみんなが怖かったの」 「怖かった?」 「そう…もっといえばみんなに嫌われていることをしるのが怖かった…」 ハルヒは顔を少しだけ上げて続けた。   「自分が傷つくのがいやだった。あたしって弱いわね…」 鼻で笑いながらいう。 「あたしこと嫌いなんでしょ?いつもやりたい放題やってみんな振り回して…本当のことをいえばそうなんでしょ?」 おれはひとつ言いたいことができたが我慢した。最後までハルヒの話を聞くことにしよう。 「有希もみくるちゃんも古泉くんも…あたしのこと嫌いに決まってる…」 「有希だって急に来たあたしに無理やり部室奪われていろんなもの置いて…休日まで呼び出して連れまわして… みくるちゃんもそう… 着たくもない服無理やり着せて、勝手にお茶くみさせて…ほんとは嫌なはずなのに… 古泉くんなんて、学...
  • 性格入れ替え茸
    ハルヒ「あーヒマ」 長門「……」 みくる「あはは……ヒマですねぇ」 ハルヒ「古泉くんもキョンも進路相談なんてさ。そんなのSOS団大学支部でいいじゃん。バッカみたい」 みくる「あ、あはは……あ、そうだ。このお茶どうです?」 ハルヒ「んー? まあまあ美味しいんじゃない?」 みくる「これ、御茶屋のおじさんに勧められて初めて買ったんです」 ハルヒ「ふーん。なんて茶葉?」 みくる「えーっと、性格入れ替え茸……キノコ?」 ハルヒ「驚くところはそこじゃなくて、性格入れ替えってty」 長門「なにワケわかんないもの飲ませんのよ、みくるちゃん!」 みくる「ええっ!? な、長門さん???」 長門「どう考えたってロクな効果ないじゃない! もうっ……まあいいわ。それにしてもどんな変な効果なのかしらこのお茶」 みくる「……こういう効果」 ハルヒ「ふぇぇ、ごめんなさい、ごめんなさい、あたしがいっつも退屈だなんて言ってる...
  • 2人の不思議探索
    薄暗いダンジョンで無数の怪物に囲まれている僕と長門さん。 …僕達は生きて戻れるのでしょうか…。 …。 …。 状況が飲み込めませんか? OKです。 では今回の事を最初から振り返ってみましょう。 …。 …。 …。 あの惨劇(覚醒のおまけ参照)から一週間近くたった。 幸い死者は出ずまた普段の生活を送れるようになりました。 …三途の川渡りかけましたけどね…。 …。 今日は土曜日、恒例の不思議探索の日、いつも通り彼の奢りでコーヒーを飲み、これまたいつも通り爪楊枝を使い組み分けが行われた。 最初は彼とのペアでした。 特に何もなく終わりました。 そして2回目の組み分け…印有りですか。 さて、僕のパートナーは…。 見ると長門さんの持つ爪楊枝に印があった…彼女ですか。 …そんな訳で僕は今長門さんと2人、肩を並べて歩いている。 …実は最近…前回死にかけた時から謎の記憶が僕の頭をよぎっていた。 断片的な記憶...
  • ハルヒがニート略してハルヒニートその3
      ハルヒニートその3『おしゃれをしよう』      学生の頃の涼宮ハルヒは黙って座っている限りでは一美少女高校生であって、当然そのお陰で異性からモテにモテたとは谷口から聞いた話だった。  そして今それが成長してまあ美少女が美女になっていることには間違いないのだが、馬子にも衣装の逆というかなんというか…………。  まあどんな美人でもそれが3日前と同じ下着を履いて、風呂にも入らずぼさぼさの髪を頭の上に乗せて、どてらを羽織って一日中パソコンの前であぐらをかいてるのを見れば、目を当てられないといった表現が適切な事になるわけだ。  この光景を谷口あたりが見たらショックで記憶を失いかねん。いや、そもそもだいぶ見慣れた俺ですら10秒続けて眺めていると頭が痛くなるほどだ。    現在、ハルヒは一日中パソコンにくっついて部屋に引きこもっているという完璧なまでのニートっぷりを発揮している。  無...
  • 喜緑さん
    会長「暇だな」 喜緑「暇ですね」 会長「暇だ」 喜緑「暇です」 会長「今日は暇か?一緒にどこか」 喜緑「忙しいです」 会長「そうか・・・暇だな」 喜緑「暇ですね」   会長「お茶をくれないか?」 喜緑「自分でやってください」 会長「あ、ああ・・・(今日の喜緑くんは冷たいな) 喜緑「ついでにわたしの分も煎れてもらえますか?」 会長「あ、ああ(・・・) 喜緑「ありがとうございます、ゴクリ゙・・・不味いですね」 会長「あ、ああすまない。ところでさっきから何を作ってるんだ?」 喜緑「なんだっていいじゃないですか」 会長「あ、ああそうだな(冷たい・・・なにがあったんだ・・・いつもの俺の喜緑くんに戻っておくれ!) 喜緑「それから、集中できないので話しかけないでもらえますか?」 会長「わかった(・・・もう駄目だ・・・心が折れちまった、今日はひたすらに黙って下校時刻を待とう) [キーンコーンカーンコーン...
  • Drunk Angel
    無事年も明けて新学期が始まってくれたのは嬉しいことだが、この教室に暖房がない のは我慢できないな。暖房に予算を使わないでなにに使ってるんだ?まったく。 いつもならこの後は文芸部室に向かうところだが、今日はそうもいかない 「すまんな、今日は帰らなくちゃならん」 ハルヒは途端に得意のアヒル口になる 「なに?SOS団の活動以上に大切な用事でもあるの?あたしが納得する理由  じゃなきゃ明日一日タキシードで授業受けさせるわよ!!」 タキシードなんかもってねえよ、そんなことしたら進学できなくなっちまうだろ 「今日両親がいないんだよ、家に妹一人でいさせるのも心配だからな。」 「両親がいない?・・・ふーんそれじゃ仕方ないわね」 ん?なんだそのなにか期待したような顔は 「じゃあ夕飯はどうすんの?」 なんでそんなこときくんだ? 「コンビニで買って帰るさ」 なんでそんなにうれしそうなんだ?おれがコンビニ弁当を食...
  • 規定事項の子守唄 第五話
     豪快な音をたてて、文芸部室の戸が開けはなたれました。涼宮さんがもどってきたのです。  団長席の椅子にどっかりと腰をおろし、涼宮さんはわたしをじっと見据えました。 「で、話ってなに? 」 「そ、そんなにあわてないでくださいよう」  すぐに、わたしは部室の鍵をかけました。かちゃりと、音がなりました。 「あら、鍵かけたの? べつにそんなことしなくても、どうせ今日はだれもはいってこないわよ? 」 「え、そうですかぁ? 」  あいまいな感じに見えるようにうなずいたあと、わたしはおもむろに自分の荷物を物色しはじめました。そうして、用意しておいた品物を取りだしました。  赤ちゃんサイズのお人形というか、ぬいぐるみです。布製で、なかに綿をつめたものでした。  ただし、用意しておいたといっても、これそのものは今回の任務とは関係ありません。単純に、お友だちにあげるための記念品です。 「まずは、どうぞ。卒業記...
  • あたしだって語りたいときがあるわ
    あー、むかつく!   部室に入ると、すでに有希が本を読んでいた。 ちょうど良いわ、私の話に付き合って。   ~回想シーン~ 最後の時間は教師が休みだったんで自習になった。放課後のために今は寝る時間ね! あほの谷口が壇上で何か言っているわ。 「よし、では予告どおりシングル人気投票を始める」 「まず、今回のエントリーはこのメンバーだ」   「ハルヒ、確認だがクラスでは隠しておくことで良いのか?」 うん?キョン?なにを言ってるの? 「いや、交際していると訂正しないと俺とお前もしっかりエントリーされているぞ」 キョンの話だと、あほが今回クラス内で異性のシングルを対象に人気投票を行う。 投票の際にはその理由も簡単に書くとのこと。無視ね、無視。 あー、でもせっかくだしキョンに一票入れてあげるかな。あたし以外入れる人いなさそうだし。 「かまう必要はないわ。ま、まあアンタに私の票をあげても良いわよ」   ...
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