涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「戦慄の肉じゃが」で検索した結果

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  • 戦慄の肉じゃが
    俺達(俺、朝比奈さん、古泉)は今、長門の部屋に居る。 俺達は長門の手料理を振る舞われる事になった。 …状況が飲み込めない? OK、説明しよう。少し長くなるが勘弁してもらいたい。 今日は日曜日。午前中からSOS団恒例の不思議探索があった。 ただいつもと違うのはハルヒが弁当を持って来てみんなに振る舞ったという事だ。 本人いわく 「団員の日頃の苦労を労うため」 との事。 みんなからの賞賛の声を聞き調子にのったハルヒの言葉によりこの事態が起こった。 「料理の出来ない女は駄目。」 「缶入りのカレーを温めただけで料理した気になっている馬鹿女が居る。」 …このような事を言い出したのだ。 ハルヒが言っているのは俺達のクラスの女の事であり、俺も実際耳にしている。 だがハルヒは知らなかった。 今この場にもそれに当てはまる人物が居る事を…。 長門有希 ハルヒは長門に対して言った訳では無い。それは本人にも分かって...
  • 長編・未分類
    ...涼宮ハルヒの不思議 戦慄の肉じゃが 星に願いを  ある日森の中 恐怖の館 ストーカー 欲望 SOS団忘年会 ハルヒVSミヨキチ 涼宮ハルヒの業腹 俺の妄想 涼宮ハルヒの覚醒 涼宮ハルヒの覚醒 おまけ ビストロSOS団 三匹が行く 伝説の支援人 眠気と休日 【涼宮ハルヒの憂鬱meets星新一】 love and choice 【天地無用!SOS】 涼宮ハルヒの聖杯 2人の不思議探索 ケーキを食べよう 生徒会の陰謀 饅頭怖い ~ハルヒがみくるで、みくるがハルヒ~ 新世紀メランコリオン 涼宮ハルヒの病院
  • 涼宮ハルヒの覚醒 おまけ
    【読まれる前に】 本作は長編・『涼宮ハルヒの覚醒』のおまけとなっております。 上記作を未読の方はご注意ください。     「みんな……ありがとう。」 …。 …。 …何で俺達は長門にお礼を言われているのだろうか? 皆を見てみるが皆困惑の表情を浮かべている。 でもそんな事はどうでも良い。 だって…。 長門が今、最高の笑顔で微笑んでいるのだからな…。 …。 …。 …状況が分からない? …。 …。 …安心してくれ。 俺にもさっぱり分からない。 いつも通りの放課後、昨夜みた夢の話をしていた時に突然長門が立ち上がり俺達にお礼を言ったのだ。 しかしさっきも言った通りそんなことはどうでも良い。 長門が微笑んでいる。 それで良いじゃないか…。 …。 …。 …しかしこの後、俺達に予想できない悲劇が起こる…予想出来なかったとしても誰が俺を責められようか…? …。 …。 …。 長門が口を開いた。   「言葉だけ...
  • 箱入り娘 第1話
    「あの…何をしているのですか?」 「着いた?」 …。 …。 …??? …。 …。 状況がわかりませんか? 僕にもさっぱりわかりません…最初から振り返りましょう。 …。 …。 …。 この日はSOS団の活動は急遽中止となり(涼宮さんの用事の為)早めに帰宅しました。 部屋でのんびりテレビを見ている時に…それは来ました。 …。 ピンポーン …。   「こんにちは、お届け物です。」 …。 …。 …。 「サインをお願いします。」 「ご苦労様です。」 「いえいえ、それでは。」 …。 …。 珍しいですね、宅配便です。 大きなダンボールが二つ…機関からでしょうか? 差出人を見てみると…長門さん? 中を見てみると…。 …。 …。 「あの…何をしているのですか?」 「着いた?」 「着いたと言うか…ここは僕の部屋ですが…とりあえず出て来て下さい。」 …。 彼女は…長門さんは頷きダンボール箱から出てきた。 しばらく...
  • 星に願いを 
    ...、とにかくあの惨劇(戦慄の肉じゃがを参照)を繰り返す訳には…。」 みくる「…ええ。」 キョン「…古泉!」 古泉「そうなのですか!あなたがその優しさを手に入れる為にそのような苦難が!」 キョン「いいかげん戻ってこんか!」 ゲシッ 古泉「…はっ!?ぼ…僕は一体…。」 キョン「おかえり古泉。…帰って来た早々悪いが緊急事態だ!」 古泉「どうしたのですか?」 みくる「長門さんが…夕食を作ると言い出しまして…。」 古泉「な…なんですって…。」 古泉は一瞬にして青ざめた。 キョン「それがおかしいんだ。ハルヒがそれを後押ししている…ハルヒもアレを経験しているはずなんだが…。」 古泉はしばらく考えた後 古泉「…なるほど…おそらく涼宮さんの力でしょう。」 キョン&みくる「?。」 古泉「あまりにも つらく苦しい 体験だった為自らの記憶から消した。そんな所でしょう…。」 キョン「…それは力云々じゃなくて単...
  • 2人の不思議探索
    薄暗いダンジョンで無数の怪物に囲まれている僕と長門さん。 …僕達は生きて戻れるのでしょうか…。 …。 …。 状況が飲み込めませんか? OKです。 では今回の事を最初から振り返ってみましょう。 …。 …。 …。 あの惨劇(覚醒のおまけ参照)から一週間近くたった。 幸い死者は出ずまた普段の生活を送れるようになりました。 …三途の川渡りかけましたけどね…。 …。 今日は土曜日、恒例の不思議探索の日、いつも通り彼の奢りでコーヒーを飲み、これまたいつも通り爪楊枝を使い組み分けが行われた。 最初は彼とのペアでした。 特に何もなく終わりました。 そして2回目の組み分け…印有りですか。 さて、僕のパートナーは…。 見ると長門さんの持つ爪楊枝に印があった…彼女ですか。 …そんな訳で僕は今長門さんと2人、肩を並べて歩いている。 …実は最近…前回死にかけた時から謎の記憶が僕の頭をよぎっていた。 断片的な記憶...
  • 桃色空間奮闘日記
        桃色空間奮闘記   桃色空間奮闘記  ~古泉は二度死ぬ~   桃色空間奮闘記 ~戦慄のブルー~   桃色空間奮闘記 ~ドラゴンクォーター~   桃色空間奮闘記 ~僕がダンサーになった理由~   桃色空間奮闘記 ~変珍たませがれ~       番外編   桃色空間奮闘記番外編 ~僕におまカフェ~   桃色空間奮闘記番外編 ~遠い記憶のミラージュ~
  • 桃色空間奮闘記 ~戦慄のブルー~
    桃色のゲロ甘空間突入から約50分。 神人ちゃんとの戦闘(?)開始から約20分。 森軍曹の鼓舞により士気が格段に上昇している僕達超能力者一同。 連日出勤で疲れているにもかかわらず、暴れまわる神人ちゃんを少しずつ確実に減らしていく。 「ふはははは!どうだ、この森園生率いるサイキック部隊の実力は!桃色のゲロ甘神人め、おもいしったか!」 げははははははは!と高らかに笑う森軍曹。 寝不足で若干ハイになってるご様子だ。 「いいわよ野郎共!もっと、もっとあたしを楽しませて!」 …。 「ってどうしたの古泉。ずいぶん元気ないじゃない。」 …。 「まぁ疲れてるのは分かるけど、もうちょっとで帰れるんだから頑張りなさいよ。」 …。 「んもう、どうしたのよ。なにか言いたい事があるならハッキリいいなさい!」 …。 ええとですね。 「うん、なに?」 戦いにまったく関係ないことで悪いんですけど… 「うん。」 実はまとめw...
  • 七夕シンドローム 第四章
     あの後結局ハルヒはダウナーなオーラを放ったままで、俺との会話は一度も無かった。朝比奈さんにまでちょっかいを出したと知ったらどうなるだろうか。考えるだけでも恐ろしい。  そんな一抹の不安を残しつつ一旦家に帰ると、私服に着替えしばらくゆっくりしてから駅前へ向かおうと思っていたのだが、いてもたってもいられなくなった俺はまだ空が暗くならないうちに家を出た。こうして着いたのが指定された時刻の一時間ほど前。いくらなんでも早く来すぎたかなと思いつつも、入口に寄り掛かって忙しく駅に出入りする人々をぼんやりと眺めている俺だった。  流石に中へ入ることはしない。また昨日のあの光景を思い出すからだ。なんだか、高校へ入ってから俺のトラウマは増えるばかりだな。沈む夕焼けを眺めながらなんとなくそう思う。 『プログラム起動条件・鍵をそろえよ。最終期限・二日後』  あの冬、改変が起こってから見つけた長門のヒントが...
  • キョンとハルヒの事実婚生活
    「ねぇ、キョン。事実婚って知ってる?」「………なんだそりゃ」「籍を入れずに結婚生活を送るってやつですか?」「そう、それ!」「ヨーロッパの方では広く普及していると聞いております」今日のハルヒは俺が部室に来たときには既にパソコンでなにやら調べていた「流石、副団長。物知りね……ねぇこれなんだか楽しそうじゃない?」ハルヒの笑顔が輝いている………いやな予感がするぜ「これやってみない?」「やってみない?って言われたって誰と誰がやるんだよ」「そんなのあたしがやらなかったら、あたしが楽しくないじゃない!」「………となりますと、相手は必然的にあなたということになりますね」「俺かよ!」「………なによ………嫌なの?」っう………目を潤ませての上目使いは反則だ!「い、嫌じゃないが………親にも聞いてみないとな。それに何処でやるかも」「それならご安心を。僕の知り合いにちょうどマンションの一室を(ry」「じゃぁ決まりね。...
  • バカップル保守同棲編
    バカップル保守 同棲編     「お前の部屋か……」 「な、なによ。そんなにマジマジ見ないでよ!」 「意外に可愛い部屋だな。黄色が基調か」 「好きなのよ、黄色。カチューシャもそうでしょ?」 「確かにな。んで人形も多い、と。……ん? 一個落ちてるぞ」 「あーバカバカっ! それ触んないでっ!」 「……俺、か?」 「み、見りゃわかるでしょ。服に名前書いてあるんだから……」 「ハルヒ」 「なによ……もう……」 「顔真っ赤で可愛いぞ」 「う……う……バカっ!」   バカップル保守      「うおっ、俺の部屋よりいいベッドだな」 「でも、あたしはあんたの部屋のベッドのが好きかな……」 「どうしてだ?」 「ほ、ほら。狭い分だけ距離が近く感じるしさ……」 「ハルヒっ!」 「あんたキャラ違う! いきなり抱き付かないでっ!」   バカップル保守      「そろそろ離してよ。ご飯作んなきゃ」 「………...
  • あなたたちと夕食
    「さぁて。それじゃまずはどうしましょかね。有希、冷蔵庫見せてもらっていい?」  一拍置いて、 「いい」  長門が答える。やっぱりぎこちないな。 「うん。それじゃちょっと失礼するわ……って、有希? ほとんど何にもないじゃないの!」  もちろん長門に呼びかけているのはハルヒである。その様子はテストでよろしくない点数を取ってしまった息子を叱りつける風でもあり、俺はこいつの息子でもないのに何やら胸がチクリとする。 「うーん。買出しに行く必要があるわね。って言っても、今あたしあんまり持ち合わせがないのよね」  ハルヒは自分の財布を取り出して中身を確かめた。突然俺に眼光が向けられる。何だよ。 「キョン、あんた、あたしたちに借りがあるわよね?」  何のことだか。それにその話を持ち出すのは反則じゃないのか? 「心配料よ。何なら医療費でもいいわ。あんたはたった今までそこでノビてたんだからね」  なんちゅう...
  • 箱入り娘 第3話
    …。 …。 チュンチュン …。 ……ん…朝か…。 …。 …。 時間は…7時前ですか。 …。 隣を見ると…居ない? …。 「おはよう、古泉一樹」 …。 おや、もう起きていましたか。 …。 「おはようございます、長門さん」 …。 長門さんはすでに起きて朝食の準備をしていた。 …。 …。 「さて、今日は不思議探索ですね」 「モグモグ…コクン」 …。 朝食、僕も長門さんもパンを食べています。 ただし、僕はバタートーストを、長門さんはイチゴジャムを乗っけて……一斤丸かじりしています。 …。 「さて、どうしますかね?」 「モグモグ、また…行く?」 …。 長門さん? …。 「モグモグ、世界移動」 …。 世界移動ですか? …。 「良いですね。是非とも行きましょう」 「モグモグ、了解した」 …。 さてさて、今回はどんな世界に行けるのでしょうか。 …あ…一応確認しておかないと。 …。 「長門さん?」 「モグ...
  • 五月の風、ふぁいなる
    『五月の風』 『五月の風、ふたたび』 の続きです。   ======== 『五月の風、ふぁいなる』     「遅い、罰金!」 「ぐ、なんであんたなんかに……」 うーん、気持ちがいい! 俺は勝ち誇ったように腰に手を当て、びしっと右手の人差し指を突きつけて、いつもハルヒに言われ続けていることを逆に言ってやった。 「ははは、今日は俺の勝ちだな」 「あたしは、徒歩、しかも自転車押してきたんだからね」 「わかってるよ、ちょっと言ってみただけさ」 別に本気でハルヒから罰金を取るほど俺は鬼じゃない。ハルヒはパンクした自転車を押しながら歩いて待ち合わせ場所にやってきたんだから、ハンデを認めてやることは吝かではない。もっとも、ハルヒが素直に罰金を払うとも思っていないがね。 「もう、覚えてなさい!」 そう言いながらもハルヒは、今日の天気のようにさわやかな笑顔だった。   ハルヒが押してきたのは、いわゆるマウン...
  • 初恋4
    その日、相変わらず何をするまでもなく部室に溜まっていた俺達は、 ハルヒの「じゃあ今日は解散」という一言でお開きになった。 そしてこの日に限って俺は他の4人と途中まで帰路を共にしたわけだ。 正直、この日に限ってなぜそうしたのかはわからない。 ただの偶然か、それともこれも古泉の言うようにハルヒの仕組んだことなのか。 帰り道。先頭を歩くはハルヒと朝比奈さん。 新しいコスプレの話でもしているのだろうか、時々朝比奈さんの 「そんなの着れませ~ん・・・」という嘆きが聞こえる。 その後に続く長門。歩きながらも相変わらず本を読んでいる。 そしてそれに続いて最後尾を並んで歩く俺と古泉。 ふと前方に見覚えのある人影・・・。 もうお気づきだろう。何とそれはねーちゃんだったのだ。 「あれ?キョン君じゃない?」 ああ・・・とうとう声をかけられてしまった。 昨日の今日で俺以外の団員達がねーちゃんと鉢合わせするなんて・...
  • にゃがとさん
    今日のSOS団ミーティングでハルヒは変な提案をしてきた 「やっぱ団長の高級感を出すためにもペットが必要よね」 「…は?」 「流石にナイトガウンとワイングラスは合わないけど高級そうなネコを撫でる風景って偉そうに見えない?」 またまた妄言としかとれない言動が始まった。 そもそも猫で良いならシャミセンでも持ってくるぞ? 「シャミセンじゃ駄目なのか?」 「駄目に決まってるじゃない!やっぱぶちじゃなくて単色じゃなきゃ」 「それになぁ、持ってきたとしても部室に置いとく訳にもいかんぞ」 「そおですね、餌代だって馬鹿になりませんよ」お前にしてはナイスフォローだ古泉。   「あーもー…ってそうよ!そうすればいいのよ!」 「主語を付けろ主語を」 「だ・か・ら本物の猫じゃなくて猫らしいマスコットキャラを作ればいいのよ!じゃ行ってくる!」 そう言うが早く部室から飛び出していった   何処行くんだ…   変な人を連...
  • 涼宮ハルヒのダメ、ゼッタイ 九章
    九章 まどろむ朝。今日もまたSOS団雑用係としてのハルヒに振り回される一日が始まるのか、という北高に入学して以来、 ずっと抱いている憂鬱ながらまんざらでもない感傷に浸り、 その直後、現在自分の身体に起こっている異変を思い起こし、絶望する。 それが俺のここ一日二日の朝だった。 それだけでも俺は今すぐ自分の首を締め上げたい衝動にかられるのに、今日はさらに最悪だ。 俺は昨日ハルヒにお別れを………… 何だ、もう学校に行く必要もないじゃないか。 お袋、親父、それに妹よ。悪いな、俺は今日この家を出て行く。お前達は無事生き延びて帰ってきたら、今まで通りの日常を過ごしてくれ。 やったな、これで一人分の食費、生活費、その他諸々が浮くぞ。 何だ。最悪だと思ってたが案外清々しいじゃないか。昨日はいい夢も見れたしな。 ハルヒが抱き締めてくれる夢…………を?ん?あれは本当に夢だったのか? 布団の中で、そこま...
  • 第4話~a Farewell in the Worst Nightmare~
    第4話 a Farewell in the Worst Nightmare  翌朝、強制ハイキングを乗り切って何とか校門まで辿り着き、下駄箱を開けた俺の目に飛び込んできたのは、 【放課後。一年五組の教室で待つ】  見覚えのある、プリンタが吐き出したかのような明朝文字だった。  …なぁ、長門。贅沢を言うつもりはないが、もう少し待ち合わせ場所は選べなかったのか?  この間朝倉が帰ってきたばっかりだってのに、嫌でもあれを思い出しちまうじゃねーか。  なんとなく展開が予想できてしまう自分を発見して切ない気分になりつつ、俺は教室へと鉛のごとく重くなってしまった足を向けた。  …この時点で少しでも後の展開を予想できていれば、俺はあの悲劇を防げただろうか。  この身を切り刻むような後悔など、せずに済んだのだろうか。  今となってはもう、それを確かめる術はない―――。 §  そして、放課...
  • ママはTFEI 端末
    「起きなさい」 ある朝、その声で俺は目を覚ました。母親と思わしき人物が下の階に下りていく足音が聞こえてくる。 んん・・・? 何か違和感を覚えるが、寝惚け頭では何も考えられない。 そういや妹が珍しく来なかったな。風邪でも引いてるのか。 とりあえず顔を洗おうと思い下の階に行く。そこで俺は度肝を抜かれた。 エプロンを着けた長門が台所に立っていたのだ。・・・どういうことだ。 「お、おい。長門」とりあえず声を掛けてみる。 「お早う」 「あ、ああ、お早う・・・じゃなくて! ここで何してるんだ!」 「・・・? 寝惚けているの?」 駄目だ、頭がおかしくなりそうだ。何故長門が俺の家で味噌汁を作っているんだ。 「いやいやいや、何で長門がここに・・・」 「母親を旧姓で呼ぶのは好ましくない。顔を洗う事を勧める」 棘のある声で言われたので、とりあえず頭を覚醒させるため洗面所に行く。 洗面所には既に妹が居たので、何故...
  • 長編・長門有希
      長門有希無題 長門有希無題2 長門有希無題3 長門有希無題4 長門有希のうっかり 長門有希の奇妙な冒険 【鍵の消失】 消失長門いじめ 長門有希の退屈 長門有希の憂鬱 カーディガン 地獄少女 笑顔を見せて それがあなたの望み? 長門有希のきまぐれ どんでん返し 【Lost My Name】 長門消失 にゃがとさん 長門有希の深淵 ナガト~彼方から来た天才~ *麻雀ものです 消失世界 リスペクト・ザ・ハイテンションユッキー ユキは好き? 長門と猫 よっこらせっと 長門平手打ち編 消失版 長門有希の感情 ハイテンションユッキー【黒版】 ミステリックサイン保管ネタ お茶 こころここにあらず 『長門有希の遅刻』 涼宮ハルヒの別れ 長門有希の誕生 長門有希の看病 長門有希の情報操作/長門有希のコンタクト オーディナリ ホリデー ミステリック・サイン後日談 やる気のない長門有希 望まれた世界 最終...
  • みくると鶴屋さん
    ~朝比奈宅・夜~   prrrprrr ピッ   みくる「はい、あさひn」   鶴屋「みっくる~!!」   みくる「ひゃっ!つ、鶴屋さんですかぁ?」   鶴屋「そうさ!鶴屋ちゃんさ!」   みくる「聞こえてますから、あんまり大きな声出さないで下さいよぉ」   鶴屋「ん?そうだね、ごめんよ」   みくる「もう、驚いちゃいましたよ?」   鶴屋「あはは」   みくる「それで何のようですかぁ?」   鶴屋「可愛いみくるが暇してないかなぁ、と思ったんだよ」   みくる「ふふ、なんですかそれ?」   鶴屋「それとも男でも連れ込んでる最中だったかい?」   みくる「お、お、お、男の子なんていませんよぉ~!」   鶴屋「冗談だよ冗談!全くみくるはいいリアクションしてくれて助かるよ~」   みくる「ひどいですよぉ」   鶴屋「ところで何やってたんだい?」   みくる「いまさっきお風呂からあがったんで、髪...
  • 涼宮ハルヒの覚醒
    「おはよう。」 「おはようキョン。」 いつもの朝、教室に入った俺は友人の国木田、谷口と朝の挨拶を交わした。 「なぁ、今日の放課後だけどな、ナンパ行こうぜ!」 「…谷口、朝っぱらからそれかよ、一昨日も行っただろうがよ…もういい加減にしようぜ?大体うまくいった事無いだろうが…。」 「馬鹿!失敗を恐れてどうなるってんだ!挑戦無くして成功は無しだ!」 …朝から拳を握りしめて力説している谷口…はぁ…。 こいつとは入学からの付き合いでちょくちょく放課後や休みの日にナンパに付き合わされている。 結果は…言うまでも無いだろう…。 「悪いが今日はゲーセンに行くと国木田と話がついているんだ。またの機会にしよう。」 「…チッ。」 谷口は不満気に舌打ちした後自分の席に戻った。 …北高に入学してそろそろ一年経とうとしている。 この一年特に大きな出来事も無く、放課後や休日は友人とゲーセンに行ったりナンパに行ったりと平...
  • 涼宮ハルヒと悪魔の箱
    ※このSSはDSソフト「レイトン教授と悪魔の箱」を基にしています。       ───開けた者は必ず死ぬ─── そんな箱の存在を、あなたは信じますか?             ──────────────────────────────── 拝啓  SOS団様 突然のお手紙申し訳ありません。 本当は直接あなた方のところへ伺って依頼を致したかったのですが、 事情によりこのような形となってしまいました。お許しください。 本題ですが、あなた方は「悪魔の箱」と言うものをご存知でしょうか? 開けたものは必ず死ぬ呪いの箱、と噂されているもののことです。 私の父は考古学者で、ぜひこの箱の調査をしてみたいと、先月イギリスの ある町に発ちました。詳しいことは私も知らされておりませんが、レイリス・シュレーダーという博士の助手をしているとだけ聞きました。 ところが先週、父が行方不明になったと…知らされました...
  • 実は8.365秒
    もくじ これもまたトラウマのその後の話です 「適当に具を煮込んでカレールーをぶち込むだけじゃないのか?」 「そんな感じでしょうね」 「とりあえず玉ねぎを炒めるか。古泉、他の野菜を切っといてくれ。」 「わかりました。」   台所の外からはハルヒと朝比奈さんが楽しそうに喋ってるのが聞こえる。 長門はあの漫画でも読んでいるのだろう。 俺と古泉? 台所でカレー作ってるんだよ。 ――――――――――――――   午後の授業中はずっと悩んだ。   『如何にして晩飯をカレーに変化させるか』   こんなくだらないことをテーマに一時間悩むことが出来た俺を誉めてあげたい。 何故こんなことで悩んでいるのかというと、   「今日の晩飯はカレーだった気がするのだが…食べにくるか?」   色んな不幸が重なって屍みたいになった長門を元気づけるためにこう言ったからだ。   本当は今日の晩飯ハヤシライスなのに…  ...
  • 普通短編32
    ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」 キョン「あれは卵豆腐です。」   「なんか静かだな、長門」 「そう」 「誰もいないのか」 「そう、あなたとふたり」 「・・・・・・」 「・・・・・・」 「いや、しがみつくなって」   ガチャ みくる「遅れてごめんなさーい!って長門さんだけですか?」 長門「………コクリ」 みくる「なーんだ、遅刻したかと思って焦っちゃいましたよー」 長門「………」 みくる「アハハ…着替えようっと…ゴソゴソ」 長門「………じーっ」 みくる「………チラリ」 長門「………」 みくる「あれー?なんか見られてた気がしたんだけど………ゴソゴソ」 長門「………じーっ」 みくる「…チラッ」 長門「………」 みくる「………?ゴソゴソチラリ」 長門「………じーっ」 みくる「………(やっぱ見てる)あの」 長門「っ!?」 みくる「なんですか?」...
  • 機械知性体たちの即興曲 第四日目/昼
     機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □弟四日目/昼 教室 キョン         「…………」 ハルヒ        「窓の外ぼーっと眺めて……どうしたのよ。今日ずっとそんな調子じゃない」 キョン         「……ああ」 ハルヒ        「……まさか、有希のことでも考えてたの?」 キョン         「あ? ああ。そうと言えんこともないな……」 ハルヒ        「え?」(ドキ) キョン         (どうしたもんか……) キョン         (あと何日っていったっけ。三日? 四日?) キョン         (それまで、誰にも知られず、俺ひとりだけで、ほんとうにあいつらの面倒をみてやれるのか?)  ハルヒ        「……キョン?」 キョン  ...
  • 機械知性体たちの即興曲 第三日目/朝
      機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第三日目/朝    スズメの声(チュンチュン)   にゃがと    「…………」 あちゃくら  「…………」 にゃがと    「……予想はできていた。するべきだった。たぶん」 あちゃくら  「わたしもなんとなーくそんな気がしていたのですが」 にゃがと    「……この状態をどう説明すれば彼女の怒りを買わないで済むか、早急に検討を」 あちゃくら  「いや、急にそんなこと言われても。もはやどうにもならないんじゃ……」 にゃがと    「あなたはわたしのバックアップ。仮に我々に怒りの矛先が向いたとしても、あなたはわたしを守る義務がある。盾となって散るべき」 あちゃくら  「そんな! 元はといえば長門さんが感染さえしなければこんなことにはなってないじゃない...
  • 機械知性体たちの即興曲 第三日目/昼
      機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第三日目/昼 にゃがと    「…………」 あちゃくら  「…………」 ちみどり    「うぇーんうぇーん」 にゃがと    「ここまで彼女の精神面が脆いというのは意外といえる」 あちゃくら  「いやぁ。体の構造と一緒に、内面にも相当の変化が出てるんじゃないですか?」 にゃがと    「と、いうと」 あちゃくら  「ほら。わたしなんて言葉遣いまで変わってしまってるんですよ。もう違和感ないですけど」 にゃがと    「言われてみれば」 ちみどり    「うう……ぐすぐす」 にゃがと    「こうしていても仕方ない。ほかに食べられるものがないか、もう一度室内をくまなく探索することを提案する」 あちゃくら  「ですね……今、十二時ですか。キョンくん...
  • 機械知性体たちの即興曲 第四日目/夜
    機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第四日目/夜 甲陽園駅前 みくる        「……はぁ……はぁ……ごめんなさい。お待たせしました」 キョン        「こちらこそすいません。急にこんなことお願いしてしまって」 みくる        「その、急いで適当に買い物してきたんですけど。これで間に合いますか?」 キョン        「充分ですよ。それと、説明はしましたけど、連中の姿を見て驚かないでくださいよ」 みくる        「……ええ。でも、ほんとのこというと、ちょっと……怖いというか」 キョン        (そういや、もともと長門のこと苦手っぽいのか) みくる        「それに、朝倉さんとか、喜緑さんとか、その……あまりお付き合いもないですし……」 キョン ...
  • 機械知性体たちの即興曲 第五日目/深夜
    機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第五日目/深夜 七〇八号室・寝室 キョン        「……がー」 みくる        「すぅ……すぅ……」 あちゃくら  「むにゃ……」 ちみどり    「……くー」 にゃがと    「…………」(モゾモゾ)(キョンの顔のところまで這いずる) キョン        「がー……」 にゃがと    「(ヒソヒソ)……起きて」(ペチペチ) キョン        「……ん?」 にゃがと    「(ヒソヒソ)静かに」 キョン        「(ヒソヒソ)……なんだ?」 にゃがと    「(ヒソヒソ)話がある」     七〇八号室・居間 キョン        「……あれだけ寝たのに、まだ眠いとは」(にゃがとを頭の上に乗せながら居間へ) にゃ...
  • 機械知性体たちの即興曲 第三日目/夜
     機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第三日目/夜 キョン        「その体でけっこうな量食うんだな……財布がすっからかんだぞ」 にゃがと    「……幸福とはこういうこと。すばらしい……けぷ」 あちゃくら  「……コンビニのおでんっておいしいですよね……。汁が染みてて。空腹は最大の調味料ともいいますけど」 ちみどり    「衣食足りて礼節を知る……人間の言葉の奥深さというものを改めて知ることができました」 キョン        「いや、そこまで言われるようなことはしてないんですが。              ……ていうか、全員お腹がふくれて転がってるこの光景はいいのか。宇宙人として」 にゃがと    「(ゴロゴロ) いや。我々はあなたに感謝している。命の恩人というのはま...
  • 機械知性体たちの即興曲 第四日目/朝
    機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第四日目/朝 すずめ      「ちゅんちゅん……」 にゃがと    「……にゃ」(眼が覚めた) あちゃくら  「すうすう」 ちみどり    「うーん、うーん……眉毛が……眉毛が」 にゃがと    「(キョロキョロ)……おしっこ」(ムク) あちゃくら  「すうすう……むぐっ!?」 にゃがと    「……なんか踏んだ」(トテトテ) あちゃくら  「ぬおおお。な、なにが……」 にゃがと    「…………」(トテトテ) ちみどり    「うー……どうしたんです、そんな声だして。こんな朝早くに。ふあぁあ」 あちゃくら  「(うずくまりながら) な、長門さんにお腹踏まれました……」 にゃがと    「……トイレ」(トテトテ) ちみどり    「寝ぼけてる…...
  • 機械知性体たちの即興曲 第五日目/昼
    機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第五日目/昼 ハルヒ       「…………」 谷口          「なんかものすげぇ機嫌悪そうだな、涼宮のやつ」 国木田      「キョンが休みだからじゃない? 珍しいよね」 谷口          「よくは知らないが、あいつの面倒見れるのは人数限られてるんだから、休まれると困るぜ」 国木田      「……比較的そういうのができそうな人がもうひとりいるけど、その人も休みだよね」 谷口          「隣の長門も休みだとかいってたな」 国木田      「インフルエンザでもはやってるのかな。聞いたことないけど」 谷口          「……キョンのやつがなぁ」 ハルヒ       (まさか、あのアホキョンまで休みとはね) ハルヒ  ...
  • 機械知性体たちの即興曲 第五日目/夜・後編
    機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   第五日目/夜・後編 七〇八号室 みくる        「ふんふ~ん♪」(ジューッ) あちゃくら  「はい、朝比奈さん! コショウです!」(パッパッ) みくる        「わあ。ありがとう」 あちゃくら  「へへん。これくらいなら、普段やってることなのです!」 みくる        「朝倉さん、お料理得意そうですもんねー(ニコニコ)」 キョン        「……楽しそうだな。台所」 ちみどり    「あちゃくらさん、もともとお料理好きですから」 キョン        「しかし……やはり朝比奈さんがいると、日々の生活の安定感が段違いだな……」 にゃがと    「…………(部屋のすみで考えこんでいる)」 キョン        「(やっぱり...
  • 機械知性体たちの即興曲 第四日目/夕
     機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第四日目/夕 文芸部室 キョン         「じゃあ、今日はこれで帰るぞ」 ハルヒ        「…………」 キョン         (……ハルヒの視線が痛い。やっぱりシーランド公国のせいなのか? 適当に思いついたのを言っただけなんだが……どんな国だったんだ) キョン         「じゃあ、また明日な」 ハルヒ        「ええ……(有希のご両親か……ご両親ねぇ)」 文芸部室前 みくる         「……あ、キョンくん。ちょっと」(後ろから駆け寄ってくる) キョン         「はい? な、なんですか?」 みくる         「うん。なんか今朝から、キョンくんの様子が少しおかしいから」 キョン         (……...
  • 機械知性体たちの即興曲 第六日目/昼
    機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第六日目/昼 七〇八号室 みくる         「ふんふ~ん♪」(バタバタ) みくる         「シーツも、みんなのお洋服もきちんとお洗濯して」 みくる         「空気も入れ換えてー」 みくる         「それから掃除機かけて、と……」(ちらりと時計を見る) みくる         「……そうか。もうお昼ごはんの準備しないといけない時間になるんだ」 みくる         「こうしてみると、お母さんって結構忙しいのね」 みくる         「……お母さん」(ちょっと考えて) みくる         「……やだ。あれ? えへへ。あれ?」(テレテレ) みくる         「……でも……キョンくんがお父さん、だよね……そ...
  • 機械知性体たちの即興曲 第五日目/朝
    機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □五日目/朝 寝室。ベッドの上。 キョン        「(ベッドで横になったまま)……空が明るくなってきた」 キョン        「結局一晩徹夜しちまった……」 キョン        (あれからは何も起きなかったが……なんだったんだ。昨日の夜のあれは) キョン        (……周防九曜。もう間違いない。狙われてるんだ、こいつら) キョン        「(ちらりと胸の上を見る)」 にゃがと    「……すー……(ギュウ)」 キョン        「……一晩中、俺の胸の上で、服にしがみついたまま離れなかったな。こいつ」 キョン        「よっぽど怖かったんだな……」 ――にゃがと「おとうさあぁぁんっ! うわあああっ!」(ジタバタッ...
  • 長門有希の報告Report.10
    Report.10 長門有希の実験  ある実験が行われた。  日常接している人物がある日突然豹変したら、人間はどのような反応をするのか。  日頃との変化が大きい方がより有意な情報が得られるため、わたしが実験台に使用された。これから、わたしの性格が一時的に改変される。    Interface Mode Setup...  Download High tension Yukky Database  Extract High tension Yukky Database YUKKY.N  CREATE TABLE Y.NAGATO AS SELECT * FROM YUKI.N  INSERT Y.NAGATO SELECT * FROM YUKKY.N  OPTIMIZE TABLE Y.NAGATO  SELECT * FROM Y.NAGATO  Starting High...
  • 普通短編51
    ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」 キョン「悪い・・・。代わりに俺を食べる?(*- -)」   「めずらしいな・・・」いや、そうでもないか。 コイツが普通の女の子だったら、趣味の傾向からして結構普通のことかもしれない。 「何聴いてるんだ?長門。」   「テクノポップ」 テクノか・・・長門らしい、といえば長門らしいといえなくもないな。 俺の表情をどう見て取ったのか、長門は片方のイヤホンを俺に差し出した。 俺は一瞬戸惑ったが、まぁいい、ここは聴いてやるべきだろう。 誰を聴いてるのか興味もあるし、まぁなんだ、 放課後の部室で宇宙人製アンドロイドとイヤホンを共有してみるってのも一興だ。 「今聴いているのはイエローマジックオーケストラのアルバム。」 「ふーん、・・長門はこういうのが好きなのか?」   「わりと」 「あなたは?」   「俺か、俺は・・・」 予想外の質問に俺は...
  • 涼宮ハルヒの正誤
    0:夢   夜空に輝く天の川。 周りの喧騒がひたすら耳障りだった。 瞼は開いているが、飛び込んでくる情報は限りなく絞られ、指向性を持たされている。 ぼんやりと認識されるのは、人の声と、顔と、感触と……。 水滴。 とうとう雨が降り始めた。 雨脚は強まっていく。 ああ、星が綺麗だ。 俺は願った。 次に目が覚めるその時は、今より強い自分であれますように。 …………。 やがて俺は溺死した。   1:予言   世界の始まった日。 諸説ある。 うん十億年前。 四年前。 昨日。 今。 記憶という脆弱な結晶体を、証明する術はまだない。 出口の見えないラビリンス。 迷子になった思考が、己の存在の危うさを露呈させる。 だからこそSOS。 信号を発信し、居場所探し。 助けてください。 このSOSがあなたに届きましたら。 どうか早急なる救出を。 当サイトはもれなく未来永劫リンクフリーです。   §   「…………...
  • 朝倉涼子の軌跡 断章『心、通わせて』
     謎の少女――橘京子の襲撃から二週間が経ったが、あれから命に障る事件は起きなかっ た。一方、不可思議な現象等は、端に涼宮の精神状態が安定している為か、はたまたその 力の発生自体が稀有な為か、涼宮は垣間見せる事は無かった。 だが、古泉曰く。 「涼宮さんは発言や行動こそ奇天烈ですが、彼女が悪戯に世界の秩序や構成を乱さないの は、彼女が現実と空想の類の境界線を明瞭に把握し、理解しているからですよ。でなけれ ば、今頃世界は酷い有り様になっているはずです」 などと、豪語したからであり、しかし信憑性の薄い話でもあった。贔屓目で見ても、あ いつ――涼宮が人格者であるとはとても思えない。しかし、涼宮の精神や心理と少なから ずともリンク出来ると言っていた能力者である古泉が言うのであれば、あながち間違いで はないのかもしれない。現に涼宮は悪戯に世界の法則を覆す事象は起こさなかったが、相 変わらず閉鎖空間は発生...
  • 機械知性体たちの即興曲 第四日目/深夜
    機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第五日目/深夜 にゃがと    「……むにゃ」 キョン        「……違う。違うんだハルヒ……これは訳があってだな……朝比奈さんまでそんな……」 にゃがと    「……寝言?」 あちゃくら  「くー……くー……」 ちみどり    「すー……」 にゃがと    「……なぜ、全員で寝ている?(覚えていない)」 にゃがと    「それに、この配置は」 あちゃくら  「えへへー……キョンく~ん……」 にゃがと    「あちゃくらりょうこが、彼の右腕にしがみつき」 ちみどり    「すー……」 にゃがと    「ちみどりえみりが、彼の左腕に抱きつき」 キョン        「くかー……これは……浮気とかじゃなくてだな……違うんだ……話を聞け……」 にゃ...
  • 機械知性体たちの即興曲 第五日目/夜・前編
    機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第五日目/夜・前編 マンション1F。エレベータホール ――ちーん にゃがと    「カサすげー」 にゃがと    「……たしかにあちゃくらりょうこが、そう評価するのも理解できる」 にゃがと    「こうまであっさり外に出られるとは」 にゃがと    「(キョロキョロ)」 にゃがと    「管理人もいない」 にゃがと    「……白い悪魔(訳注:例の白いネコ)もいない模様」 にゃがと    「……仲間を求めて、れっつご」(ボテ) にゃがと    「…………」(キョロキョロ) にゃがと    「転んだところは、誰にも見られていない。問題ない」(ムクリ……トテトテ)     本屋 みくる         「(料理本を立ち読み中)……うーん」...
  • フリだけじゃ嫌!
     今、俺はハルヒと二人で並んで座っている。さらにその前にはねーちゃんと旦那さん。何故こんな状態か知りたいか?  この出来事は3日前に起こったあの電話から始まった。  ………  ……  … 「久し振り。わたしが誰かわかるかな?」  わかるに決まってる。その声の持ち主は初恋の相手、ねーちゃんだ。 「よくわかったね。エラいエラい」  ねーちゃんとしゃべってるとなんか嬉しくなるな。しかし今さら何の用だろうか。  妙な男とどっかに行って以来、連絡なんて取っていなかったのに。 「ん~。アルバム整理してたら懐かしくなってね。久し振りに声が聞きたいな……って」  そうなんだ。俺も懐かしいよ。ねーちゃん勝手にどっか行っちゃったから。 「ふふふ。本当にごめんね。あの時はわたしも幸せになりたかったのよ」 「いや、別にいいんだけど……」  正直な気持ちは複雑だ。だってあの頃は俺がねーちゃんを幸せにしてやるって...
  • 長門有希の戦慄
    いつものように部室のドアを開けた俺は、いつもとは違った奇妙な光景を目にした。 「なにしてんだ?」 その問いに、ダンボール箱の上に正座をしていた長門が答えた。 「侵入者を捕獲した」 「侵入者だと?」 いや、それよりもなぜそんな原始的な方法で捕獲しているんだ? 「……」 長門は空虚を見つめており、その表情はかすかにこわばっている。 長門には似合わない表情だ。勘違いか? 俺は真っ先に浮かんだ質問を部室の入り口から投げかけた。 「侵入者ってのは異世界人か?」 長門は水汲み鳥のように視線を行き来させた後こちらを見た。 「ない」 どうやら俺と同じ一般的な人間らしい。突然爆発したりはしないだろう。 俺はドアを閉め、パイプ椅子を広げると長門の前に座った。 「侵入者は悪事を働いたのか? もしかして文芸部の入部希望者だったりしないだろうな?」 「一般的な人間ではない」 おいおい、いきなりなにを言い出すんだ。問...
  • 機械知性体たちの即興曲 第五日目/夕
    機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第五日目/夕 文芸部室 ハルヒ        「…………」(カチカチ) みくる         「涼宮さん、お茶のおかわりです。どうぞ」 ハルヒ        「ありがと。そこ置いといてくれる?(カチカチ)」 みくる         「……ずっとインターネットで、なに見てるんですか?」 ハルヒ        「ヒマ潰しよ。ヒマ潰し。とくになにもすることないし(カチカチ)」 みくる         「はぁ」 古泉           「…………」(ペラ) みくる         「古泉くんも、はい。お茶のおかわりです」 古泉           「ああ、どうも。ありがとうございます」 みくる         「……古泉くんは古泉くんで、なにしてる...
  • kick start, my heart.
    she loves him.~  俺が住んでいる街は割合規模が大きく、デフォルメされた犬だかよう分からんマスコットキャラを 常時闊歩させておける程の、来場者数と敷地面積を誇る遊園地なんかも経営している。 しかし、冬ともなれば遊園地なんてのは畳半畳分のコタツよりも足を伸ばされない物である。 が、本日はそんな遊園地にハルヒ、長門、谷口そして俺の四人で訪れている。 何故か。その答えに含まれる物の一つは、谷口が長門に対してはっきりしないからだ。 …もっと詳しく言えば、長門はあの消失事件以来、徐々にコスモサイキックな能力を自制し、 段々と人間味を帯びてきていた。そして、谷口と一緒に居る時間が増えてからというもの、 その傾向は先日のバレンタインの時のように態度にも顕著に表れ始めた。 俺は、それはとても良い事なんだろうと思う。相手が谷口なのは、何とも言い難いのだが… まあ近頃の谷口を見る限りで...
  • 機械知性体たちの即興曲 第二日目/朝
      機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   □第二日目/朝   ?????  「ふぁああ……よく寝ました」 ????      「そう」 ?????  「……あれ、長門さん?」 ????      「おはよう」 ?????  「あれ……昨日は確か赤ん坊だったのに……成長してます?」 ????      「成長、ではない。修復が進みつつある状態」 ?????  「なるほど……確かに昨日に比べれば成長というか幼児体型にまでなっているみたいですけど……」 ????      「そう。あなたのおかげ」 ?????  「……へ?」   ?????  「なんじゃこりゃああ!」   あちゃくら  「こ、これは……いったいどういう……」 にゃがと    「あなたの情報リソースをいくらかわけてもらった。隣に寝...
  • 日常じゃない日常
    日常じゃない日常 古泉サイド 長門サイド
  • 長門じゃない長門
    長門じゃない長門      俺がいつものように部室へ行くと、見知らぬ人物がいた。 名前を訊くことにした。 俺「お前は誰だ」 ?「………長…」 俺「え?」 ?「…長門」 長門ぉぉぉぉぉぉ!?どう見てもあの知ってる長門じゃない。髪の色が血のような真っ赤な色で、長さは長門ぐらいか。そして眼が違う。  某アニメの死体みたいな感じだ。 有希「どうしてあなたがここにいるの」 古泉「いきなりいまして、びっくりですよ」 長門「逃げてきた」 古泉「ほう、それはなぜ?」 長門「僕は戦争が嫌い。たくさんの犠牲者を生み出す」 俺「でもよ、ここも危険だぜ。ハルヒという危険人物がいる」 ハルヒ「ちょ、それどういう意味!?」 俺「彼女は危険だ。だから、朝比奈さん、長門、古泉が側で観察してるんだ。いろいろあってね」 ハルヒ「あ、あたしはちがうわよ」 長門「ハルヒ……?それに、」 朝比奈さん「朝比奈でしゅ」 古泉「古泉一樹...
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