涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「朝比奈みくるのバット ~蒸し返し~」で検索した結果

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  • シュールな短編置場
    ...パーマンが倒せない 朝比奈みくるのバット 朝比奈みくるのバット ~裏腹~ 朝比奈みくるのバット ~蒸し返し~ 朝比奈みくるのバット ~満願成就~ 仮面ライダーナガト 仮面ライダーキョン王 涼宮ハルヒの24 北高附属大学入試問題 サークルオブザムーン ● 佐々木の災難な日常 SMステ 古泉一樹の大暴走 門長艦軍本日大 くたばっちまえ 続!古泉一樹の大暴走 涼宮ハルヒの情報連結解除 スズミヤ家族24 幕張おっぱいほしゅ パフォーマンス過多な雪かき的文章(或いはB・L・Tサンド) -じくも-ズーリシ門長艦軍本日大 プーン 北京 世界のナガアサ 抜け殻 脱皮 小箱 空蝉 WC セキグチさん(ホラー) 周防九曜の侵略 涼宮ハルヒの仕業 涼宮ハルヒの悲鳴 長門有希とガリレオ 若布マヨご飯 もしもキョンが……シリーズ キョンにゃん、或いはネコキョンの可能性 せんてぃぴぃど 黒木田保守 催眠療法...
  • おめかし
    「じゃあ、明日にでも図書館に行くか。久々に休日なんだ。たまにはおめかししてこいよ」 そう言って、彼は帰って行った。 「……おめかし?」 わたしはそう呟いた。《おめかし》って何?よくわからない、もし彼がわたしが《おめかし》することで喜ぶとしたら……誰か教えてほしい。 わたしは辺りを見回す。最初に帰ったのは古泉一樹と彼。まだ、涼宮ハルヒと朝比奈みくるは来てないはず。 わたしの視界に入る一人の影。小柄な人物だとわかり、朝比奈みくると判断した。 「あ、長門さん。涼宮さんはちょっとやることがあるから先に帰ってていいって言ってましたから……帰りましょうか」 わたしは再び歩きだした朝比奈みくるの手を掴んだ。 「ひぇっ!どどどどうしたんですかぁ?」 「………《おめかし》ってなに?」 朝比奈みくるは驚いた様子から、キョトンとした様子に代わり、わたしを見つめていた。 「なに?」 「ふえっ!あ、すいません……。...
  • 古泉一樹のピロートーク もしくは、長門有希と古泉一樹の作戦会議
    ふん・・・もっふ! もっふもっふ ・・・ ・・ ・ ---------------------------------------------------- 古「涼宮さんもね、もう少し素直になればいいんですよね。」 長「…」 古「彼のことが気になって仕方ないのはもう誰でもわかるほどなんですが、彼がいるといないであまりに態度も行動力も違いすぎますしね。」 長「…そう。」 古「彼本人に対してはいうまでもなく、朝比奈さんや長門さん、あなたに対しての態度も彼がいるかいないかでかなり違うでしょう?」 長「…だいぶ。涼宮ハルヒは私と2人だけのときは有機生命体でいう母親のように接してくる。朝比奈みくるに対しては姉に接する妹のように接していると思われる。3人のときはそう接しているから。」 古「でしょう?」 長「彼が見てる前では敵扱い。朝比奈みくるの場合は特にあの胸に敵意を燃やしている。その点だけは私も同...
  • ……回目の2月14日
    地球衛星軌道、「機関」時空工作部第二軌道基地……。  上級工作員朝比奈みくるは、部下たちに義理チョコを配っていた。  この光景は毎年のことであった。今年で何年目になるかというと、彼女は既に50歳であったから、20年以上になることは間違いない。  さすがにこの歳にもなれば若い部下たちに本気で惚れられるようなことはないが、渡されるチョコにはホワイトチョコで律儀に「義理」と書かれている。    朝比奈みくるの部屋に呼び出された彼女と同年齢の副官である男に渡されたそれにも、もちろん「義理」と大書されていた。 「大事に食べさせていただきます」  本当にありがたそうに拝領する直属の部下に対して、朝比奈みくるは尋ねた。 「私のほかに誰かからもらったりはしてないの?」 「それはありえませんよ。たとえ義理であっても、私はあなた以外からは受け取らないことにしてますので」 「……」  その話題は、それで打ち切ら...
  • 渡橋ヤスミの下準備
       渡橋ヤスミを名乗る人物が組織の根城である宇宙ステーションの中に忽然と現れたことは、ちょっとした騒ぎを巻き起こした。  時間航行技術を操るこの組織は、当然のことながら、時空転移で侵入されないように防御措置を施していたからだ。それがあっさり破られたことは、組織のほとんどの人間にとってショックな出来事だった。      組織の代表である長門有希の命令で、ヤスミは長門有希の部屋に案内された。案内役は、朝比奈みくる(大)が引き受けた。 「朝比奈先輩は、おっきくなりましたね、おっぱいが。未来にはおっぱいを大きくする技術とかあるんですか?」  ヤスミは無邪気にそんな質問を放った。 「特にそんな技術はないです……」  朝比奈みくるは顔を赤らめながらそう答えた。  長門有希の部屋に到達した。  内部から操作で自動的にドアが開いた。 「お久しぶりです! 長門先輩!」 「久しぶり」  長門有希は、全く動...
  • Desire where it doesn't disappear (長門視点)
       この作品は Desire where it doesn t disappear (古泉視点)を長門視点から綴った物語になりますのでご注意ください。 では↓から本編開始です。               地球時間に換算して、午後五時三十七分二十六秒時点で閉鎖空間の発生を観測。昨日の始まりから今に至るまで通算で四十五回目の観測である。  原因は放課後に始まるSOS団での活動の際による、涼宮ハルヒと彼による口論によるところだと判断する。  いつものように涼宮ハルヒが朝比奈みくるをオモチャのように苛めているところを、彼が溜息を付きながらも間に入ったのだが、涼宮ハルヒはそれが気に入らなかったのか、彼に矛先を変え噛み付き始めたのだ。噛み付かれた彼も初めは子供をあやす様に諭していたのだが、涼宮ハルヒの一言――その際の会話ログを呼び出す。   『あんたはみくるちゃんにデレデレしすぎなのよ、こ...
  • I don't choose, but decide. chapter02
    いまいましくも記憶に残っていたクソ野郎の名前を叫び駆け出しながら、 前回の顛末を思い出し古泉にコールする。機関の状況が今どうなっているのかは分からないが、 やはりこういう時に頼りになる人間はヤツだろう。だが2コールで出た古泉の言葉には以前程の周到さはなかった。 「どうしました?お二方は無事に送れたのですか?」 そんな場合じゃないんだ。また朝比奈さんが誘拐された。 「今どこにいます?」 公園だ。もう切るぞ。 古泉に落ち度はないのだが苛立ちを隠せなかった。何を悠長な事を言ってやがる。 前の手際の良さはどこへ行ったんだ。 今から行く、という言葉を聞き流しスピードを上げしばらくするとワゴンがぐっと近付く。 …どういうつもりだ?失速しやがった。 程なく誘拐野郎の車は完全に停車し、見たくもない奴が運転席から姿を現した。 その表情は意外にも苦渋に満ちていた。意表を突かれ足が止まる。 「逃げられた」 ...
  • 長門有希の報告Extra.3
    Extra.3 長門有希の夢想 ~Report.07 追加報告~  Report.07の夜に見た、夢の内容を報告する。  この夢を見る以前に、『彼』の夢の内容を聞いていたため、その記憶が影響して、内容の一部がその夢と酷似している。  夢の内容は、自分が経験したものの中で特に印象深いものが反映される傾向にある。つまり、わたしが『彼』から聞いた夢の内容が、わたしにとって非常に印象深いものであったことを意味する。これは換言すると、わたしの『願望』が現れていると解釈できるかもしれない。  ただし、その点について、わたしはコメントできない。したくないから。  涼宮ハルヒが自らの力を自覚した。彼女はすべてを受け入れる覚悟を完了した。  SOS団員は、それぞれその正体を明かす。  朝比奈みくるは、未来を固定するためにやってきた、未来人。  古泉一樹は、涼宮ハルヒの作り出す閉鎖空間に対処する、超能力...
  • かわいい一日お茶だし係
    ある日の放課後のSOS団もとい文芸部室― すやすやと眠るキョン するとキョンをつっつき起こそうとする長門 「…起きて」 クークー… キョンに起きる気配はない。 「…起きないとキスする」 彼女は彼の耳元にそっと囁く。 ガバッ! チュッ♪ 「~~~?!な~が~と~!!お前!俺ちゃんと起きただろ?なんでするんだよ!」 俺は顔を真っ赤にして叫ぶ。 「…したかったから」 そんなあっさりと言うな! けど俺だけが分かる程度に頬が少し赤いぞ。 「~~!長門…ホント頼むからさぁ、その癖は治してくれよ…」 長門は二人きりの時は何故か俺に事あるごとにキスを迫ってくるのだ。 長門ってキス魔だったんだなぁと今では半ば諦めの境地に入ってしまっている。 いつからこんな事になっていたかは思い出せないが、たぶん以前の自分がこの長門と会っていたら間違いなくまた世界が改変されてしまったのかと必死に栞を探し回っていることだろう...
  • I don't choose, but decide. Finale
    走りに走って例の路地にたどり着いた。とりあえずハルヒが倒れていた十字路の、朝比奈さんを追ってきたコースと交差する道へ足を進める。 ……もう少し遠くにするか。十字路の交差点から曲がり角二つ分離れた場所へ移動し、電柱の陰に身を潜める事にした。 これで『俺』にもハルヒ、朝比奈さん、長門、古泉にも見つからないはずだ。ここで今からハルヒが朝比奈さんに眠らされるまで待たなければならない。それはここからでもギリギリ見えるだろう。 俺が自由に行動出来るのはそのあとからだ。……未来を知る者にとっての規定事項の重大さを身をもって思い知る。 長門が疲れて暴走した時にも同じ体験をしたのにな。あの時と今感じているこの得体の知れない不安-自分の知る過去を変えてはならないというプレッシャー- これが未来人が過去に対して持っている危機感を何倍も希釈したものなんだろう。だから朝比奈さん達は規定事項を必死で固定しようとして...
  • 独白
      放課後。私が部室に一番乗りだった。 だれもいない部室は、もっとも読書を楽しみやすい。 しかし、その静寂はすぐに破られる。朝比奈みくるが扉を開けて入ってきたためだ。 「あ、長門さん。こんにちわ」 この時空における彼女は、私に対する苦手意識をもっていない。 部室の隅で、学校指定のセーラー服からメイド服に着替えた彼女は、ヤカンを水で満たし、カセットコンロの上におき、火をつけた。 彼女にしては珍しく、難しい顔をしながら温度計を凝視している。 やがて期待する温度になったのだろう。彼女は火を止めて、急須をかるく水で洗い、茶葉を入れ、やかんから直接湯を注いだ。 やかんに残った湯の行方は、ポットだった。 部室によいお茶の香りが広がる。彼女は湯飲みをふたつ用意し、急須から湯飲みにお茶を注ぎ入れている。 湯飲みと急須を盆に乗せると、長テーブルにそれをおいた。 朝比奈みくるに誘われ、私は古泉一樹がふだん座っ...
  • その技の名は
    もくじ 実は8.365秒のその後の話です ……パチン 「む、そこか…」 …パチン 「ふむ…」 ………パチン 「んー…長考していいか?」 「どうぞ」 静かですね… こんにちは、古泉一樹です。 あぁ、名乗ることのできる素晴らしさ。 今日もまたいつのように彼とゲームで勝負をしてるのですが、 珍しく女性陣の方は1人も着ていないようです。 …そこ、期待するような目で見ないでください。 しかし、彼が長考するのも珍しいです。 久しぶりに勝つことができるかもしれません。 パチン 「よし、これで王手飛車取りだ。」 …少し浅はかだったようですね。 しかし僕にはコツコツと積み立ててきた戦略があるのです。 この飛車を動かして… パチン 「これは…」 「詰みですよ。あなたがどの駒をどこに動かそうと、『次の僕の番』に勝利が確定するわけです」 どうやら森さんの特訓が功を成したよ...
  • ずっとあなたに……
     あぁ……ごめんね? わたし、どうしても帰りたくなくなっちゃったの。  今、わたしの目の前には帰宅途中の少年がいる。  あと5分程ついて行くと、裏道に入るはず。そこで……。  人通りの少ない道に入ってすぐ、わたしは包丁を構えて走り出した。……ごめんね?  人体に刃物が突き刺さって行く感覚、気持ち悪いよぉ……。 「う、うさぎのお姉ちゃん……?」  少年の何が起こったかわからないっていう顔が、わたしの罪悪感を引き立てた。  ごめんね、ごめんね……君には恨みはないの。ごめんね……。  少年の体から力が抜けるのを確認すると、包丁を体から抜いた。  ……あ、わたし泣いてる。どんな涙かな?  もう、お母さん達に逢えないから? この子を殺しちゃったから?  ……ううん、今頃考えても遅い。  少年の心停止を確認すると、わたしは包丁を隠し、家へと戻った。  定時連絡が出来なかったら……あの場所に。    ど...
  • スノースマイル・バースデイ5
    わたしには行く充てがなかった。 わたしには名がなかった。 名のないわたしは虚無であり、其処に在ることも認められない異端だった。 ――名前がないから幽霊なのだと、少女は告げた。微笑んだ少女はわたしを知っているようだ。銀河系に分布する闇の様にくっきりとした黒い瞳が瞬いて、星屑の発光の様に極小の瞳孔が同意を求めわたしに迫った。 「あなたも同じでしょう」 そうかもしれない。わたしは確かに幽霊だった。幽霊と会話する幽霊は、わたししかいなかった。 「どこへでも行くことはできます。あなたの行きたい場所はどこですか?」 義務。役割。意味。存在の証明。第一に掲げねばならぬもの。持っていた筈の答えを、少女が明かす。わたしに彼女が翳してみせる。 風が温かく、日差しは柔らかだった。わたしは微睡みに落ち掛けていた眼を覚まされた。美しい水色の空に、銀色の光を少女は与えてくれたのだ。 「××××へ行こうと思って...
  • 普通短編19
    「……カチ」     「……カチカチ」         「……『mikuru』フォルダ」         「……」         「……(ちら)」                 「……ぺたぺた」                   「地面まで視界を遮る障害物はない」       「本を読む際にもこれはすぐれた体型といえる」                   「……ぺたぺた」                     「情報統合思念体に接続、身体データ、主に身体測定用の情報の再確認」       「……朝比奈みくる、涼宮ハルヒの同データを要求する」         「……」         「……」         「あくまで情報の再確認であり、一部データの対比を取っていたわけではない」         「信じて」               「……ぺたぺた」            ...
  • 痔ネタ
    キョン「朝比奈さんボラギノールくれませんか?」 みくる「あ、はいどうぞ。 切れ痔…辛いんですか?」 キョン「はい…切れ痔になってからというものウンコをするのが怖くなっちゃって……それ以来便秘気味でそれがさらに切れ痔を悪化させるという悪循環が……」 長門「そういう時は水をいっぱい飲んで下痢状にすると良い。」 みくる「あ、長門さんもボラギノールですか?」 長門「………コクリ」 キョン「カレーばっかり食べてるからだぞ。気をつけろよ」 長門「善処する」 みくる「ふぇっ!キョンくん凄い血…そんな状態で古泉くんに迫られたら…」 キョン「あいつは今日休みですよ。なんでもアナルオナニーのしすぎで脱腸したとか…」 長門「正確には78cmほど脱腸した」 みくる「ふわぁ~、痔核の私には理解出来ないですぅ~」 ハルヒ「痔とか関係ないと思うわよ?てゆーかあんたら下半身丸出しで世間話しないでよ!!(あー、マンコかい...
  • HOME…SWEET HOME 最終話
    …━━俺が朝比奈さんが消えた公園を後にしたのは、それから随分と後の事だ。 彼女を追い掛けようにも一体何処に消えてしまったのか見当が付かず、かといって自分からはどうする事も出来ないままに結局時間だけが過ぎた。 ただその間に俺は、俺なりに色々考えたんだ。 忘れてはいけない此れ迄の事やこれからの事、自分が今何をどうするべきかを。 そして日が沈み夜の訪れを告げた事で、ようやく俺はその場から離れる事を決めた。 暮れなずむ木立ちの中をゆっくりと歩き、車を停めてある公園の駐車場へと向かう。 やがて駐車場に近付いた俺は、広く舗装された敷地の中にポツリと1台だけとりのこされた自分の車を見付けた。そしてそれと同時にその側に立つ小さな人影も━━━… 【HOME…SWEET HOME】 最終話・もう一度、あの頃の様に ―1― 夕日を背にして佇むその人影は逆光の所為で陰にしか見えない。 しかし俺にはも...
  • ニチジョウ
    ニチジョウ いつもと変わらない放課後。最初に部室に入るのはわたし。いつもと変わらない位置で、昨日と違う本を開く。 いつもと変わらない沈黙。階段を駆け上がる無邪気で慌てた様な足音。いつもと変わらない人物だろう。だけど、ドアを開けたのは昨日と違う人物。 「長門~!いるか~!?」 声の方に視線を向ける。いたのは、少年の目をした、「彼」。 「おお!長門!すまん、驚かせたか?」 突然だった。確かに驚いたが、何故かわたしは首を横に振る。 「そっか。ならいい。ところで長門!クイズだクイズ!」 呆気にとられるわたし。いそいそと鞄からペンとルーズリーフを一枚取り出す彼。彼はその紙の上半分に「長」、下半分に「門」という大きな文字を書いた。 「さあクイズだ。なんと読むでしょう?」 読めない筈が無い。彼の持つ紙には、わたしの姓が書かれているのだから。 彼は何がしたいのだろう。わたしをからかってい...
  • ある夏の水色
    試行八千七百六十九回目―。   エラーデータの蓄積。解放までの試行残り三百回。 …。   八千七百六十九回目途中経過報告。 訪問先。 市民プール。昆虫採集。アルバイト-風船配り、ビラ配り。 ―。 …。   未来に帰れない…。お家に帰った私はしゃがみこんでしまう。 もう一度通信をしてみる。…だめ、反応なし。   長門さんの話ではこれで8769回目…。 それまでの私も同じようだったの?   帰れない…。ずっとここに閉じこめられるの? もう泣き疲れたのにまだ涙が出てくるよう…。 うっ。うぇっ。うえぇぇぇぇん。うぅぅぅぅぅ~。   涼宮さんのやり残したこと… 私にはわからない。キョンくん…。   ひっく。   頭がぐちゃぐちゃで眠れない…。 がんばらなきゃいけないのに。 でも誰も指示をくれる人はいない。 私ひとり…。   うぇっ、あっ、うわぁぁぁん、うぅぅぅぅ。   泣いてばっかり…。   うぅぅ...
  • その他短編置場
    他の短編ページに含まれないジャンル、その他の人たち、オリキャラが出てくる短編   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25   26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50   51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73     『涼宮ハルヒの怪談』 情報統合思念体の観察日誌 涼宮ハルヒの歌集 灼眼の古泉 天災 君のいない部室 グラップラーハルヒ 鶴屋さんの奮闘 黒鶴屋さんの陰謀 最強の異世界人 長門の戦い~熱戦!激戦!超決戦! 1000取り合戦 谷口の日常 涼宮セルヒの憂鬱 谷川流の暴走 神聖モテ...
  • 第五章 長門を消去せよ!
    長門ふたり   第五章 長門を消去せよ!   「エージェント番号○×□□、朝比奈ミクル、定期レポートを提出し状況を報告しなさい」 「はい」 みくるは久しぶりに自分の時空に戻っていた。時間管理局でのレポートはいつも緊張する。 「今回提出したレポート番号○○にある通り、涼宮ハルヒには変調は見られません。 過去一ヶ月間に新たな時空の歪みを生成した痕跡もありません」 「よろしい、朝比奈みくる。ご苦労だった」 ほっと溜息をつくみくる。思えば、ここに出頭して「過去」でエージェントとなる 命令を初めて受けてから、既に1年以上の時間が経過していた。 最初は嫌だった。一人だけで、知る人もない世界に行き、自分の正体を明かすことも 許されない。心の内を打ち解けられる友人も、甘えられる恋人も作ることは許されない。孤独と 欺瞞に満ちた日々。ここに来る度に「任務解除」を申し渡されることを心密かに願ったものだ。 今も心...
  • Different World's Inhabitants YUKI~カヨウビ(その三)~
        終わった・・・・・・。   私は、出来上がった原稿を上書き保存すると、パソコンの電源を切った。   そして、目を閉じる。 瞼の奥では、様々な思いが交差する。   苦・哀・憎・痛・羨   漢字1文字で表していくと、こんなものだろうか。 私はその全ての思いの、一つ一つに言い聞かせる。   もう、終わったの。 この小説が終わったみたいに。 もう、こんな思いはする必要がない。 したとしても、後には何も残らないのだから。       目を開ける。 疲れた。 ずっと、パソコンに向かいっぱなしだったからだろう。   横になる。 体から、疲労感と共に、心の中に溜まった汚いものが出ていくような感じがした。   無心になる。 体が軽くなって宙に浮いているような、そんな捉えどころのないような感覚に陥る。   これで私も出来たのだろうか。 美樹が恭平への想いを断ち切ったように。 私も『彼』のことを・・・...
  • (消失)長門有希のもしも願いが叶うなら 第6章
    6章 すべてを解く鍵 わたしが元の世界に帰還できたからくりは理解した。そしてそれを実施するにはわたしが再び過去に行かなければならない。 しかし、あれから1週間経っても彼が、再び過去に時間遡航するそぶりは見せなかった。このままほっておいたらあと1年ぐらいはやらないような気がする。彼はいつ実行しても問題はないと考えているのかもしれないが、近い未来にそれこそ階段から転落して大けがを負うような事件に巻き込まれる可能性がないわけではなく、再改変を遅らせることはリスクをはらむことである。 「彼に直接促してみては?」 と提案したのは喜緑江美里。 それは、できない。なぜならば世界再改変は彼の意志で行うことだから。わたしが促すのは筋が違う。 「困りましたね。あなたがそんなに強情だったとは思いませんでした。何かいい方法があればいいんですけど」 しかし、そんな心配は杞憂に終わる。 冬合宿から帰ってちょ...
  • ひとりぼっち
    週末になるたび、私はあの場所へ行っていた。 桶に入った水と花。これを持ってあの場所に向かうのもどれだけ続けたことだろうか。 「あら、長門ちゃん。精が出るね」 すれ違うお婆さんに会釈を返す。 彼女は痴呆が進んでいるため気づいていない。私が何十年この行動を繰り返しているのかを。   先週変えたばかりの花をまた変え、桶の水で墓石を洗う。 このあたりでは一番清掃が行き届いていると自負している。 この行動を、何十年となく繰り返してきたから。 横にある墓碑に刻まれた名前。 『涼宮ハルヒ 20××年×月×日』 『涼宮○○  20□□年□月□日』 涼宮ハルヒと、そしてキョンと呼ばれていた彼が入っている墓。 少し離れた位置には古泉一樹のものもあった。 何度となく私は墓参りを繰り返す。 「久しぶり……元気にしていた?」 すでに生きていないものに元気かと問う私は滑稽。 有機生命体は死んでしまえば、その体に何の情...
  • SOS団の被害妄想
    みくる「はい、どうぞ。お茶が入りましたよ」 キョン「ありがとうございます」 古泉「これはどうも。ありがとうございます」 長門「………」   みくる「涼宮さんもお茶をどうぞきゃっ!」 ハルヒ「あつっ!」 みくる「ごごごごめんなさい! どうしよう、お茶こぼしちゃった……」 古泉「涼宮さん、大丈夫ですか? 火傷はしていないようですね」 ハルヒ「大丈夫よ。火傷するほど熱くはなかったし」 キョン「念のため、水か氷で冷やしておくか?」   みくる「ぅぅう」   キョン「朝比奈さん? どうしました?」 みくる「涼宮さん、すいませんでした。私のせいで嫌な思いをさせてしまって」 ハルヒ「いいのいいの。これくら、舐めとけば治るわよ」 みくる「………」 みくる「……本当に、ごめんなさい!」 ダッ キョン「あ、朝比奈さん!?」 古泉「出て行ってしまいましたね。どうしたのでしょう」 ハルヒ「私、なにか変な...
  • 『未来を紡ぐ絆』の歌(後編)
      ◇◇◇◇    翌日から決意も新たに卒業歌制作が続けられていたわけだが、その作業は難航を極めていた。最大の障害は朝比奈さん自身である。 「ちがーう! ダメよ、こんなんじゃ! 全然何も感じられないわ。まるで無理矢理書かされた読書感想文みたいじゃない。 いい? これはみくるちゃんの卒業を歌ったものになるのよ? それが全く感じられなくてどうするのよ」 「で、でもぉ……」  もう何日も同じやりとりが続いている。歌詞については俺もチラ見させてもらったが、確かにハルヒのいうとおり、 なんつーかやる気が全く感じられなかった。大体何度かこなしていけば要領もつかめてくると思うんだが、 まるっきり進歩がないのはどういうことだろうか。朝比奈さんにそこまで学習能力がないとは思えない。  一つ考えられる可能性は―― 「ねえみくるちゃん。まさかと思うけど、わざと落選しようとか思っていないわよね?」  ハルヒの言葉...
  • 涼宮ハルヒ挙国一致内閣
    涼宮ハルヒ挙国一致内閣   国務大臣(敬称略)  内閣総理大臣 涼宮ハルヒ  内閣官房長官 古泉一樹  総務大臣 国木田  法務大臣 新川(内閣法制局長官兼務)  外務大臣兼沖縄及び北方対策担当大臣 喜緑江美里  財務大臣兼金融担当大臣 佐々木(内閣総理大臣臨時代理予定者第一位)  文部科学大臣 周防九曜  厚生労働大臣 朝比奈みくる  農林水産大臣 会長  経済産業大臣 鶴屋  国土交通大臣 藤原  環境大臣 谷口  防衛大臣 長門有希  国家公安委員会委員長 森園生   国務大臣以外の主な役職(敬称略)  内閣官房副長官(政務) 橘京子  内閣情報官兼内閣危機管理監兼内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当) 朝倉涼子  内閣広報官 妹  内閣広報室企画官 吉村美代子  内閣総理大臣秘書官(政務担当) 俺        ああ、なんというか、呉越同舟という言葉がぴったりな状況に陥ってしま...
  • 朝比奈みくるのクーデター その1
     季節は春。高校生活的時系列で表現するならもうすぐ春休みって奴だ。 期末テストも終わって短縮授業で高校ライフをエンジョイしたいところだが、 相変わらず絶賛24時間営業中のSOS団はホワイトカラーエグゼプションを先取り実現で 残業どころか休日手当もなしに稼働中だ。 「不満そうですね」  ドンジャラで暇つぶしの相手をしていた古泉が俺に向かって言う。 俺はふうっとため息を吐いて、 「別に不満じゃないぜ。ただあまりに同じ事がだらだらと続いているんで、少々うんざり気味なだけだ」 「平穏が一番です。僕としてはこのまま何もなく終えてほしいですからね」  ……まあ、古泉の言うこともわかるけどな。平和が一番だ。  ――しかし、そう考えるとなぜか面倒なことが起きるんだよな。   ◇◇◇◇    次のシーンになると、なぜか俺は洞窟の中にいる。それも長門と朝比奈さんと一緒だ。 一面に地底湖のようなものが広がり、水...
  • 涼宮ハルヒと生徒会
    コンコン 「どうぞ。」 ガチャ   「失礼します。どうしたんですか?喜緑さん。」 「今日はちょっと涼宮さんについて試してみたいことがございまして、あなたに協力していただけないかと。」 「なんでしょう?」 俺はこのとき、俺にできることならなんでもやるつもりだった。   「涼宮さんが今まで他の人にしてきた行為と同じ事を他の人に涼宮さん自身がされたらどういった反応を示すのか試して見たいのです。」 「えっと、具体的にはどういった事をするんですか?」 「こうするのです。」 喜緑さんはいきなり自分の服を乱暴に脱ぎ、半裸になった。 「何してるんですか喜緑さん!服着てくださいよ!」 「あなたが着させてください。それまでは私は服を着ません。」 俺は逃げればよかったんだろうけど、あまりの出来事に脳はショートしていた。 喜緑さんも宇宙人という先入観も手伝ってとりあえず服を着せてやろうとした。 その瞬間。   カ...
  • 涼宮ハルヒの共学 エピローグ
    SOS団に平和な空気が広がり 長門と古泉は膝を突き合わせてヒソヒソ話し合っている 今日はハルヒも来ないし つまらないので帰ろうかなと思っていた するとドアに小さなノックがあった 長門も古泉も立ち上がろうとしないので、仕方なく俺が立ってドアを開けた そこには俺の精神安定剤的頭痛不安イライラ解消お人形さんが立っていた 「あの…あのぅ…わわわわたし…」 どうしたんですか朝比奈さん? ご無事で何よりです とても大活躍だったそうで、まあいろいろありました こんな所に立ってないで、さあ中にどうぞ 「あのっ、わたし、ここに入ってもいいんでしょうか?」 朝比奈さん? どうしたんですか? 朝比奈さんはカバンを胸に抱え、内股に閉じたかわいい膝小僧をカクカクさせている この姿はまさに、最初にハルヒに拉致されてきた時と同じだ 「何か全然覚えてな...
  • (消失)長門有希のもしも願いが叶うなら プロローグ 夏の記憶
    プロローグ夏の記憶   部屋の隅に1つのお面がある。 このお面を見るとあの日のことを思い出す。 彼は笑顔でさよならを言った。 悲しみと不安を隠すために作った精一杯の笑顔で。 繰り返される夏休み。 8月31日24時00分00秒になった瞬間、8月17日に戻る。 そして、8月17~31日までの記憶はすべて消去された。 わたしを除いて。 9874回目の夏休み わたしは彼を助けることができなかった。 本当に助けることができなかったのだろうか。 彼が消えるのに見て見ぬふりをしていたのではないか。 もちろん彼は死んだわけではなく、今でも元気に生きている。 しかし……もし、あの日が地球最期の日だとしてもわたしは何もしなかったのではないか。 そう考えるとぞっとした。 わたしは部屋の隅にあったお面を手に取る。 夏祭り。多くの露天が並ぶその中に一軒のお面を売る店があった。 ...
  • 長門有希の再会
    公園に居た。 目の前に両手でダンボールを持つ女の子 しかし彼女は石に躓いてバランスを崩してしまう 私はダンボールの中から散らばった荷物を手に取る そこで私は言うのだ 「私も手伝おう」   と しかし女の子は私の手を退けながら言う 「うるさい人殺し」   と 私を冷たい目で見上げる 憎悪 直感がそう教えた 彼女の目に篭る感情を しかし私にはそれを理解することができなかった 散らばった荷物を集める 最後の荷物を集めると、女の子はそこには居なかった。 変わりに現れたのは男 見覚えが無かった。 男は私に尋ねる あなたが長門有希かと 私がそうだと告げると ニヤリと笑った。 私が首を傾げると彼はなんでもないと言い   しかし、その瞬間。男はみるみるその容姿を変化させ 人間が畏怖すべき対象として見るものへと姿を変えた   「朝倉涼子は消えるべきではなかった」 ...
  • 涼宮ハルヒの団結 第九章
     そして時間遡行。亀的TPDDの内部には、後部にやたらでかいグラウンド整地用のローラーみたいなものが取り付けられており、みゆきが稼動させている間中、それに対応するように幾何学的な模様が描き出されていた。これが技術革新によって、あの小さい金属棒へと変貌するんだろう。  とまあ、これ以外に時間遡行中に特筆すべきものはなかった。そして俺たちが着いた先は……。 「……同じ公園、か?」  多分、さっきまで居た公園と一緒なのは間違いない。ただ、備え付けの設備が若干綺麗だったり、後でペンキの塗り替えでもしたのだろうかという感じで俺の知っているものとは色違いな遊具がある。それに……、 「フフ。ちゃんと時間が止まってるみたいですね」  なんで時間を止めなければならないのかも疑問だが、それは瑣末な問題でしかない。朝比奈さん(大)に聞けばわかるかも知れんが、俺は実行あるのみだ。よって聞かない。 「…...
  • お祭りの後で 涼宮ハルヒの場合
    (先に「お祭りの後で 朝比奈みくるの場合」を読んだ方が話の展開が分かりやすいと思います)   気になっていたことがある。 映画が完成して、評判が良くって、飛び入り参加になったバンドでの演奏も楽しくて……、楽しいって言える文化祭が終わってあたしは凄く気分が良かったけど、あたしには、一つ、気がかりな事があった。 あの日、文化祭の撮影中、あたしはキョンと口論になり、キョンに殴られそうになった。 それは古泉くんが止めてくれたんだけど……、問題は、キョンのことでも古泉くんのことでもなく、発端になったもう一人の女の子のこと。   みくるちゃん。   キョンとは多分、和解できたと思って良いと思う。 古泉くんは、あたしに対しては怒っていなかった。 でも、あたしは、みくるちゃんに……、まだ、何も言ってない。   あのときのみくるちゃんはお酒に酔っていたみたいだから、もしかしたら、あたしの言ったことなんて...
  • ウィザード オブ サムデイ
    サンタクロースをいつまで信じていたかなんてことはたわいもない世間話にもならないぐらいのどうでもいいような話ですが、それでも僕がいつまでその夢のような老人の存在を信じていたのかと言うと、まぁ・・・5歳ごろまででしょうか。 そして宇宙人や未来人や・・・その他諸々が本当はこの世界に存在しないと気付いたのも、小学校にあがる前の話です。 特にそれらに居て欲しい、存在して欲しいと考えたことはありません。それになりたいと思ったことも。 しかし、そういうものは求めている人より、求めていない人のところへやってくるものなのかも知れません。 まぁいろいろあって僕は、なりたかった訳でも無いのに超能力者となり――、 涼宮ハルヒと出会いました。 これが偶然などでは無いことを、僕は知っています。 それは高校生活2回目の夏休みのことです。 この猛暑をかの松尾芭蕉ならどう形容するのか、気になるところですが現代にそれを知...
  • 朝比奈みくるのクーデター その5
     0歳。あたしが生まれた。憶えているわけもない。  3歳になったとき。まだ子供だったというのにその日のははっきりと覚えている。突然家を訪ねてきた男によって 両親が射殺された。どうやら反体制派との活動に関与していたためと思われる。ただ親によって身を隠されていたあたしは 難を逃れることができた。  5歳のころ。政府直属の施設に放り込まれたあたしはいじめによる暴力を受け続ける日々だった。  8歳になってから少し後。愚かな国の元首は隣国に攻め込んだ。ところがあっさり撃退されて、逆侵攻を受けた。 その時に施設が空爆され混乱状態に陥いる中、あたしはそこから逃げ出した。  11歳になって。浮浪児としての暮らしに耐え続けていたとき、あたしのいた街が反政府勢力によって制圧された。 戦闘に巻き込まれて多数の仲間が死んでしまった。でも、反政府勢力から与えられた炊き出しのスープはとても美味しかった。 数年ぶりの暖...
  • キョンの思い過ち
     ん~困った どうやら俺は死んじまったらしい 何故かはわからないし俺が死んだことを誰も知らないようだ 俺も含めて、誰もが気づかないうちに死ぬなんてことはあるのか? 昨日から家族は連休をとって泊まり込みの旅行に行っているから俺の姿がどうとかは分からなかったのだが・・・ 俺はとりあえず今部室にきている そこには朝比奈さんと古泉と長門がいる 特に何をする訳でもなく皆がそれぞれのことをして楽しんでいるようだ そんな俺はというといつもの席に座ってぼーっとしている さっきから古泉や長門の顔の前で手を振ったり変な顔をしてみたりしているのだが 誰も反応してはくれない 皆には俺の姿が見えていないのだろう 長門なら見えている可能性もあるが全く反応してはくれない 周りから見たら不自然になってしまうからだろうか 古泉「それにしても涼宮さん遅いですね。何か...
  • 普通短編63
    「気がついた!!」 唾を飛ばすな。 「どうしてこんな簡単な事に気付かなかったのかしら」 「何に気付いたんだ?」 「ないんだったらつくればいいのよ!」 「何を」 「子どもよ!」あたしとあんたの。 頭が痛いのは机にぶつけだけではなさそうだ。 「そうか。そりゃよかったな。ところでそろそろ手を離してくれ」 「なに?その反応。もうちょっとあんたも喜びなさいよ、この発見」 「その発見とやらは後でゆっくり聞いてやる。場合によってはヨロコビを分かち合ってもいい。ただ、今は落ち着け」 「なんのこと?」 「保守中だ」   「朝比奈さん!」 目の前に突然現われた人に声をかけた。 「キョン君!」 朝比奈さんはゆっくりとこちらに走りよってくる。 俺はしっかりと彼女を抱き締める。 「俺は朝比奈さんと離れたくない!もう未来には帰らせません!」 朝比奈さんはその潤んだ瞳から涙をとめどなく流していた。 「わたしも……キ...
  • 下衆谷口保守 ~モモンガハンター~
    谷口「ふひひひひ」   谷口「ふひひひひひひひひ」   谷口「どうも。こんにちは。あなたの心の咲く一輪のラフレシア。谷口でゲス」   みくる「……あの、なんで彼が部室にいるんですか?」 ハルヒ「知らないわよ。さっき来たら、ムエタイのDVDを見ながらブートキャンプ踊ってたのよ」 キョン「とりあえず、ヘタに刺激しないようにしよう」   谷口「みくるちゃん! お茶!」   みくる「は、はいいぃぃぃ!」 ビクビク ハルヒ「みくるちゃん! あんなのにお茶なんてあげることないわ!」   ハルヒ「ねえキョン、あんた私が置いといたプリン食べたでしょ?」 キョン「俺、知らないぜ」 ハルヒ「嘘つきなさい。あんた以外に他人の物に手をつけそうな人は……」 谷口「愛。それはチュパチャプスの棒のように固く一本スジが通ったもの」   ハルヒ「……いたわね」 キョン「……ああ。ものすごい勢いでプリン食ってるな...
  • 「涼宮ハルヒの憂鬱」改
    *注意:欝エンドです   1.断章───遠ざかる超常    学校を案内してあげると言って涼宮が古泉を連れ出し、朝比奈さんが用事があるからと帰ってしまったので、部室には俺と長門有希だけが残された。  今更オセロをする気にもなれず、長門の読書シーンを観察していても面白くも何ともなく、だから俺はさっさと帰ることにした。鞄を提げる。長門に一声、 「じゃあな」 「本読んだ?」  足が止まる。長門有希の暗闇色をした目が俺を射抜いていた。  本。というと、いつぞや俺に貸した異様に厚いハードカバーのことか? 「そう」 「いや、まだだけど……返した方がいいか?」 「返さなくていい」  長門のセリフはいつも端的だ。一文節内で収まる。 「今日読んで」  長門はどうでもよさそうに言った。 「帰ったらすぐ」  どうでもよさそうなのに命令調である。  ここんとこ国語の教科書に載っている以外の小説なんて読んでもいないけ...
  • 未来へのメッセージ 全篇
       ハルヒの唐突な思いつきによって生まれたくだらん演劇から早三ヶ月が過ぎ、正月を終え巷では寒い風も段々と自重してきているようだ。  そう、今は春。初春の小鳥の囀りが心地よく聞こえるハイキングコースのおかげで、俺の気分も上々である。  実はあの演劇は大きな反響を呼び、生徒の間ではよく噂されたほどの人気であった。それは長門のあのコスチュームからなのか、それとも朝比奈さんの人気からなのかは定かではない。  俺への罵倒の声が少し胃の方へ痛みが刺さったが、俺はただただ頭を下げることしかできない。無力な自分に嫌気がさしてくるね。  それで無論のこと、この世界の神兼時空間の歪み(以下略)は調子付いたのだ。季節が変わった今でも、その話題が出てくるほどにね。   ――天使が出してくれる温かいお茶がいつも以上に有難く感じる、部室でのこと。 「本当に大好評だったわね! あの日から、あの興奮を忘れた日は一度も...
  • 普通短編41
    雫が落ちる音がする。 どうやら、雨が降っているらしい。 そういや、あの日も雨だったな。ハルヒ。 ゴロゴロ そう、こんなふうに雷も鳴っていた。 あの時の俺はどんな顔をしていたんだろうな? 暗闇の中、稲妻によって照らされた俺の顔は・・・ ゴロゴロ この場所は暗いんだ。ハルヒのあの笑顔みたいに明るくはないんだよ。 さっきから、稲妻の光しか明かりがねー。 こんなに雷がこえーって思ったことなんてねーよ。 ハルヒ。俺はあと何年、この狭い暗闇で一人で暮さなきゃならないんだろうな? なあ、俺が悪いのか? お前のためとかいうのはいいわけにしかならないのか? 俺は、朝倉みたいに、ナイフで人を・・・ やっちまった 『涼宮ハルヒの亡失』 これ以上ネタが思いつかないため製作中止   古泉「俺のこの手が真っ赤に燃える、勝利をつかめと轟き叫ぶ!!」            「ふもっふ!!」   ...
  • あなたと仲良く
    「いいですか、朝比奈さん。あまり視覚を頼りにしないで、心で感じるんです」 「はぁ・・・」 「ジーッと見てもダメです。パッと見てパッと離す。それでなんとなくは分かる筈です・・・よ?」 「はぁ・・・」 「・・・」 「・・・」 ・・・おっす、オラキョン。今回も何かよく分かんねぇことになってるぞ。 などと、キャラを変えてみても、この状況は打破できない。俺は今、ある意味では東大の入試問題より難しいことを、朝比奈さんに教えようとしている。 「それでは、部室に入って、長門の顔を見てみてください」 「はい・・・やってみます・・・」   小学2年生のときの担任の先生は、逆上がりの出来なかった俺に対して言った。 「だからね!こうちゃんと鉄棒を握って、タタタッって助走して、ポーンって踏み切るの。そしたらクルッって回るから。じゃぁやってみなさい」 そんな感覚的な説明で分かるわけ無ぇだろ!と子供心ながらに思ったのだ...
  • 【さよならは】下衆谷口の未来【言わないぜ】
     (※ 登場人物が死亡します。苦手な人はご注意ください)     谷口「よう、キョン」 キョン「おう」 谷口「今日も朝から寒いなあ。いっそ雪が降って積もれば、学校も休校になるのに」 キョン「県西部は雪だそうだな」 谷口「羨ましいぜ! 1cmでいいから積雪をこっちにもまわしてくれないもんかねえ」 キョン「雪なんて降ったら、余計に寒くて家から出る気にもならないぜ」 谷口「バカだな。学校が休みになれば家から出る必要もなくなるだろ」 谷口「そういやお前、こないだのテスト。どうだった?」 キョン「聞かなくてもいいことを。お前と同じだよ。自分の不勉強に苛立ちを覚えるレベルの点数だ」 谷口「へっへ~。お前は進歩がないな! いつまでもそんなんじゃ、将来苦労するぜ?」 キョン「その言い方だと、よほどいい点を採ったみたいだな」 谷口「おうよ! 前回より平均が4点もアップしたんだぜ! やっぱ俺って、やれば出...
  • とんでも生徒ムテキョング
    古泉「どうやら、需要は『いじめ』だそうです」 キョン「『いじめネタ』な?」 古泉「というわけでさっそく長門さんをいじめてみましょう」 キョン「ちょっ、思いつきで行動したら危ないぞ!?」 古泉「長門さん、究極の選択です」 長門「…」 古泉「『カレー味のう○こ』と『う○こ味のカレー』、食べるならどちらですか?」 長門「…」 古泉「さあ、答えてください。さあさあ」 長門「カレー味のカレー」 古泉「フフフ、結構迷いましたね?困りましたか?困ったでしょう」 長門「残った方はあなたにあげる」 古泉「おっと、これはお優しいですね。これではいじめに手心を加えてしまいそうですよ」 長門「そう」 古泉「いかがでしたか、僕の羞恥プレイは。見てください、あの長門さんの困った表情」 キョン「あきれてる顔だと思うぞ」 長門「暑いからアナタも気をつけて」 キョン「あれは暑さ関係ないからそっとしといてやれ」 古...
  • 涼宮ハルヒの団結 第八章
     そうだ。俺は《あの日》が起きて以降、ずっと長門を気にかけてきた。こいつに何かあったら助けてやろうと、もう何も、長門が思い悩むことはなくしてしまおうと。そう考えてた俺は、少しずつ感情を露にしていく長門をみて安心していたんだ。  だが、今はどうだ?  こいつはまた感情を爆発させて……今度は、一人で苦しんじまってるじゃねえか。言わなきゃ気付かないだって? アホか。こいつはずっと前にサインを出してたんだよ。それに俺が気付かなかっただけだろうが。  そう。何かが起きてからじゃ遅かったんだ。そして、俺はこれを起こさないようにすることは出来たはずなんだ。  だが、俺はその機会を無視してしまった。  俺は二回目の《あの日》、さっさと世界を修正しちまった。そして、もうやり残しはないと胸を撫で下ろしていた。とんだ大間違いだ。俺はあの時に眼鏡付きの長門を見て、あいつの確かな感情の存在に気付いたよな。それ...
  • 長門有希の失踪
    (涼宮ハルヒの陰謀のネタバレを含みます。) 目次 1章 失踪 2章 長い夜 3章 旅 4章 真実     1章 失踪 長門が失踪した。 その日は風邪が流行っており、高校生活1周年をまもなく迎えようかという時期だった。放課後、部室に行くと驚くことにいつも長門が鎮座しているはずの窓辺の椅子が空席なのだ。はじめは、コンピ研にでも行っているのだろうと考えていたが下校時間になってもとうとう部室に現れなかった。SOS団に不可欠な無口キャラが来ないことに業を煮やした我らが団長は携帯電話で電話をした。。。。が出ない。「何回コールしてもでないんだけど、有希どうしちゃったのかしら」ハルヒは動物園のライオンのように部室を無意味に歩き周っていた。キョン「すまん、探してくる。」とてつもない不安に駆られた俺は堪らず部室を飛び出した。「待ちなさい。勝手な行動は団長への背信行為と見なすわよ。」ハルヒは...
  • 始 思 死
    第1章 始 1節 2007年12月1日 俺の部屋 出席5人 「あと1ヵ月ね…」   北高1年5組生徒兼SOS団(生徒会黙認又は未公認)団長(自称)、涼宮ハルヒがそう口にした。無視してもよかったのだろうけれど、とりあえず訊いてみた。 「何が?」 「何がって、2008年に決まってるじゃないの」  いや、この国では平成20年というのが本来の形だ。 …まあこう糞真面目に言い返してもしようがない。 「そうだな、早いもんだ」 「年賀状を出さないといけませんね」 北高1年9組(特級)生徒兼SOS団(生徒会黙認又は未公認)副団長(ハルヒ曰く)、古泉一樹が会話に殴りこみを仕掛けてきた。 「あー面倒だなー」 「何言ってんの、1年の初めの挨拶は日本人にとっては当たり前の事よ」 「それはそうだが、いちいち手書きはちょっと…」 「あんたんとこ、プリンタ買ってないの?」 「…そういえば買ってた」 「じゃあ印刷でもい...
  • 第一章「気付かない気付けない」
    もくじ及び注意事項 世界のどこかで涼宮ハルヒが不思議を求めて走り回る。 「ほら!キョン!さっさといくわよ!」 「やれやれ…もう少し静かにできんのかね…」 あなたは呆れた顔で言う。 …だけど少し嬉しそう。 夏ですね。 涼宮さんが計画したSOS団合宿も無事終了して数日が経ちました。 彼が避暑地から帰ってきてなかったというのもありますが、涼宮さんも少し満足したようで最近のSOS団の集まりは皆無でした。 まぁ彼がいないこともあってかちょくちょく閉鎖空間が発生しましたが… おや、携帯が鳴ってますね。 また閉鎖空間ですか? 「あ、古泉くん?」 違いました。 「涼宮さん?どうしました?」 「キョンが帰ってきたことだし、久しぶりにみんなで集まろうと思うんだけど、今日何か予定あるかしら?」 「いえ、暇を持て余していたところです」 「良かった。じゃあ水着を持って2時にいつもの場所ね!あ、...
  • 機械知性体たちの即興曲 第五日目/夜・後編
    機械知性体たちの即興曲 メニュー http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5972.html   第五日目/夜・後編 七〇八号室 みくる        「ふんふ~ん♪」(ジューッ) あちゃくら  「はい、朝比奈さん! コショウです!」(パッパッ) みくる        「わあ。ありがとう」 あちゃくら  「へへん。これくらいなら、普段やってることなのです!」 みくる        「朝倉さん、お料理得意そうですもんねー(ニコニコ)」 キョン        「……楽しそうだな。台所」 ちみどり    「あちゃくらさん、もともとお料理好きですから」 キョン        「しかし……やはり朝比奈さんがいると、日々の生活の安定感が段違いだな……」 にゃがと    「…………(部屋のすみで考えこんでいる)」 キョン        「(やっぱり...
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