涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「涼宮ハルヒの奮闘 ~しっと団の野望~」で検索した結果

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  • 涼宮ハルヒの奮闘 ~しっと団の野望~ 第2話
    谷口こと、コードネーム『ジャッカル』がハルヒに瞬殺されたその日の夜、 4人の男女が一同に会していた。 世界のカップルを撲滅させることを目的とした「しっと団」の緊急会合である。   「たにぐ……もとい、『ジャッカル』がやられたというのは本当か?『スネーク』。」 「『ジャッカル』は、涼宮ハルヒにやられたようですな。」   『スネーク』と呼ばれる男は、淡々と説明をする。   「チッ……役立たずが。」 「そう言わないの『フォックス』君。彼がダメってことぐらい、分かってたことじゃないの。」 「しかしだな『キラー』、まさかここまでの役立たずだとは……。」   「彼はちゃんと役に立ってくれましたよ。」   『トゥモロー』は穏やかにそう言った。 言い合っていた『フォックス』と『キラー』、そして『スネーク』が『トゥモロー』を見る。   「彼に涼宮ハルヒを倒すことなんて期待していません。  彼の役割は涼宮ハル...
  • 涼宮ハルヒの奮闘 ~しっと団の野望~ 第1話
    SOS団結成から一年半が経過し、冬の到来を予感させる11月のある日に、 紆余曲折を経て、ようやく俺はハルヒと付き合いだした。 それからの1ヶ月間は、はっきりいって天国だったね。 二人きりだと甘えてくるハルヒのかわいさったら無いぜ? 最初はどうなることかと思ったが、こんなにも楽しいもんなんだな、恋愛ってヤツは。 そして12月下旬となった今、俺達二人は公園のベンチで肩を寄せ合って座っている。   「ねえねえ、もうすぐアレじゃない?」 「アレってなんだよ。」 「クリスマスに決まってるじゃない!」 「ああ、もうそんな季節か……楽しみだな。」 「でしょ!?あのね、行くところはもう決めてあるの!」   そう言うとハルヒは、一枚のチラシを取り出した。   「なになに?『セントラルタワー、クリスマスの日は恋人達だけの夢の楽園に!』……なんじゃこりゃ。」   セントラルタワー。二つほど隣の駅にある人気スポッ...
  • 涼宮ハルヒの奮闘 ~しっと団の野望~ 第4話
    僕達は「しっと団」からカップルを守るために、セントラルタワーの東館にいます。 しかしそこで、ありえない人物と出会ったのです……   「『キラー』って呼んで♪」   ……本人はこんなことを言っていますがこれは軽く流すとしましょう。 朝倉涼子。僕自身はあまり彼女とは接点はありません。 しかし長門さんや彼から聞いた話では、長門さんと同じインターフェイスであり、 放課後の教室でキョン君を殺そうとした人物でもあります。 その時に、長門さんに情報連結を解除されたはずなのですが……   「じゃあ、早速始めるわよ♪」   朝倉さんは右手を振り上げました。 すると周りの空間が変化していき、一瞬にしてセントラルタワーが異空間と化してしまいました。   「長門さん!これが彼女の空間なのですか!?」 「そう。でも問題無い。前と同じように情報連結を……。」   長門さんがそう言いかけて止まりました。どうかしたのです...
  • 涼宮ハルヒの奮闘 ~しっと団の野望~ 最終話
    「しっと団」との戦いも残すところあと一人となった。 だが、今の俺がおかれている状況はなんだ?なんなんだ?   どうして朝比奈さんが俺に銃口をつきつけてるんだ!   「バレちゃってましたか。やっぱり流石ですねぇ長門さん。  どうしてわかったんですかぁ?  朝倉さんに情報プロテクトを頼んでおいたんだけどなあ。」 「朝倉涼子が言っていた。自分がここにいるのは『トゥモロー』のおかげだと。  情報連結を解除した存在を復活させるのは情報統合思念体しか出来ない。  そうでないならば、考えられることは一つだけ。過去から朝倉涼子をこの時間につれてきた。  故に、あなたが『トゥモロー』である可能性が高いと判断した。」 「完璧です長門さん。朝倉さんも快くついてきてくれましたよ。  『長門さんはあなたを消した上に、古泉君といちゃいちゃしている』と伝えたらね♪」 「涼宮さんに、何をしたんですか?まさか……」 「安心...
  • 長編・未分類2
    ...陰謀」改(ギャグ) 涼宮ハルヒの奮闘 ~しっと団の野望~ 涼宮ハルヒの決闘 ジェンガ ハルヒがキョンを夢の中で殺しているようです。 仲直り お題「大車輪」 萌えよ一樹!!古泉ターン反転衝動空想具現化マーブルファンタズム!!焼き芋ハーレムでいけない!イツキ先生、長門有希の本気(古泉?×長門?×焼き芋?) MACGUFFIN 涼宮ハルヒの畢竟 長門が男子生徒になってしまったようです。(男長門→みくる) ミヨキチの暴走 その後の探索日 有希っこライフライン 疎外感 遠距離恋愛 エンドレスエイト8月23日 謎の挑戦状 涼宮ハルヒの深淵 テニスの涼宮様 わっかーめ↓スペクタクル 遠距離恋愛番外編1.GWの対決 涼宮ハルヒの抹殺 Japan sinks?(全145話) 消失感情は回帰し復讐する 憂鬱な殺人 家族事情 涼宮ハルヒの分析 素直キョン 三機の端末、三人の少女 涼宮ハルヒの恋敵 素直なキ...
  • 涼宮ハルヒの奮闘 ~しっと団の野望~ 第3話
    クリスマスイヴ前日。「しっと団」の3人は再び一堂に会していた。   「先走ったか……『フォックス』」 「バカよね~。長門さんがいる前で戦ったって、勝ち目あるわけないのに。  あの娘に勝てるのは私だけよ。」 「随分と自信があるようですな。」 「当たり前よ。私はあの娘と戦うために「しっと団」に入ったようなものですもの。」   ガチャリ ドアが開き、一人の人間が入ってくる。『トゥモロー』だ。   「みなさん、心の準備はよろしいですか?」 「もちろんですとも。」 「ええ。問題ないわ。」   それを聞いて、『トゥモロー』は微笑んだ。   「では、いよいよ明日、決行します。全てのカップルを、地獄に落としましょう。」 「「イエッサー!」」   さて、今日はクリスマスイヴだ。そして俺達SOS団は、セントラルタワーの入り口前にいる。 来たはいいが、具体的には何をすればいいんだ?   「とにかく警備するのよ!...
  • 涼宮ハルヒの奮闘 ~しっと団の野望~
    第1話 第2話 第3話 第4話 最終話   逆襲編 エピソード1 最後の聖戦 前 後 最終回 さらばしっと団   聖夜の復活 前 後
  • しっと団の野望 最終回 ~さらばしっと団~
    ...人身万歳!!」   涼宮ハルヒの奮闘 ~しっと団の野望~   完
  • その他短編置場
    他の短編ページに含まれないジャンル、その他の人たち、オリキャラが出てくる短編   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25   26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50   51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73     『涼宮ハルヒの怪談』 情報統合思念体の観察日誌 涼宮ハルヒの歌集 灼眼の古泉 天災 君のいない部室 グラップラーハルヒ 鶴屋さんの奮闘 黒鶴屋さんの陰謀 最強の異世界人 長門の戦い~熱戦!激戦!超決戦! 1000取り合戦 谷口の日常 涼宮セルヒの憂鬱 谷川流の暴走 神聖モテ...
  • 長編・その他2
    再会と再開、そして開始 テレビ出演 パラレルワールズ プレゼント ツイスト・オブ・フェイト-キョン殺害命令 SONGOF KUNIKIDA -MELTY CADENZA OF SECRET- ノンフィクション・ストーリー ひぐらしの憂鬱 鶴の舞 朝倉と 一日おにいちゃん 一日おにいちゃん 後日談 涼宮ハルヒの怪談 fixed mind 狙われた憂鬱 One Day.... ハルヒ親父シリーズ ずるい二人 ササッキーシリーズ ●えもん 朝倉涼子の再誕 幸福な鶴屋さん そしてイブはリンゴを齧る えれべーたー☆あくしょん 生徒会長の悪辣 いつも曜日は九曜日 佐々木さんの憂鬱 眠たくないけど……シリーズ crane love 橘の香り 月間佐々木さん 佐々木の囁き Lolita s Love Complex ネクストジェネレーションの憂鬱 谷口探偵の事件簿 SOS団が家族に? えれべーたー☆あく...
  • 長編・未分類
    ここは特定のキャラが主役ではなかったり、自分ではどのキャラに入れればわからないという人の作品を置いてください。   未分類無題2 未分類無題3 未分類無題4 未分類無題6 未分類無題7 未分類無題8 いわゆるひとつのエンディング 二人のハルヒ ハルヒと古泉 ~Chat Of Fire~ ハニカミ 二人三脚 H・M・N 三つ巴戦争? キョンvs古泉 主役は長門×古泉 HARUHI FANTASYⅧ ちょっと変わった日常 埋めといたわ 3人娘とキョン チェンジ ふぁいなるふぁんたじー 涼宮ハルヒのすき焼き 温泉症候群 すき焼き別ルート SOSは終わらない 俺達がいた世界へ 涼宮ハルヒの真剣勝負 高校生クイズ SOS団コント SOS団の旅行 大岡裁き SOS団にようこそ! 涼宮ハルヒの期待 君が望む憂鬱 涼宮ハルヒ大外伝 涼宮ハルヒの童話~マッチ売りの少女編 ハルヒの幸せとは? 涼宮ハルヒの...
  • 題名付き・普通短編2
    ある晴れた休日(キョン&古泉) 「LOVE」 お客様は宇宙人 ドライブ セリフ九割で展開してみた~こいずみくんはガチじゃない~ エンドレス・エラー 蝉しぐれ Kへの挽歌 カミングアウト・パニック スマイル 台風の溜息 涼宮ハルヒの創世秘話 一万年と二千年前から キョンの評価 普通?の高校生の会話 長門さんはロッテに興味を持ったようです。 コーヒーシリーズ 機関の事情 酒乱女 前兆 キョンの子育て奮闘記 彼は団の緩衝材 『ビール×月見酒×オールスター球技大会ポロリもあるよ』(喜緑さん×生徒会長) 生徒会長の不良3人の倒し方 古泉一樹の苦笑 燃えろ!球技大会! やや黒古泉 切ない同窓会 白雪姫の真相 彼岸花……その花言葉は…… ちょっとみくる救済保守 ある曇った日のこと 無限輪舞 マッガーレで保守 古泉一樹のピロートーク もしくは、長門有希と古泉一樹の作戦会議 早すぎるリハーサル。 恋ってな...
  • 長編・キョン4
    キョンの完全犯罪 涼宮ハルヒの記憶 涼宮ハルヒの軌跡  絶対に… 卒業式の約束 キョン100%(2) 涼宮ハルヒの逆転(キョンの消失) すれ違う想い 家出少女 Love Letter from …? 好感日記 好感日記Ⅱ アルバム巡り 「涼宮ハルヒの憂鬱」改 (欝エンド) Park Golf in Summer !! 北高生の告白ラッシュ 二人、夕立、遊具にて やりすぎた嘘 儚い想い出  where Justice... 裏切り者 涼宮ハルヒの再会 神が手にした力のリスク まとめ 涼宮ハルヒの時駆 雛見沢・SOS (クロスオーバー) ツインズパニック! キョンは別れを惜しむようです キョンがアンケートから情緒不安定になりました 扇子 涼宮ハルヒの盗賊 キョンのその後 (MGS4とのクロス) トナカイからのプレゼント Am I father? ロマンティックが止められない(※ホモ・百合ネタ注...
  • 長編・その他3
    SOS団お天気シリーズ 国木田の・・・ 涼宮ハルヒのストリートファイター 梅雨空に舞う雪 本名不詳な彼ら in 甘味処 沈黙の日 国木田の憂鬱 原付免許 クロトス星域会戦記(銀河英雄伝説クロスオーバー) 分裂、或いはSのモノドラマ(佐々木×キョン) セーラー服とメイドさん ユ・ビ・レ・ス Missing you関連 涼宮ハルヒの奇妙な冒険 ドラえもんとハルヒの鏡面世界(仮) (ハルヒ×ドラえもん) Macross Cross (MacrossF x 涼宮ハルヒ) 宇宙人は情報羊の夢を見るか? プロローグ ピノキオ 月の微笑シリーズ(佐々木×キョン) ランキング by.キョン(佐々木視点、オール物) お隣さんはすごいヒト 空と君とのあいだには 消失異聞 切り札と悪魔 谷口のTOT団 涼宮ハルヒの誰時 朝倉ルート 雷の夜のこと Live A Cat~シャミセンさんシリーズ~ 台風一過のハレの日...
  • 長編・キョン3
    スリーウィーク 鈍感な二人と、その幸せを願う人達の話 白銀の残雪 夏色 メタ・ラブコメディ ROLE PLAY あなたを守りたい(BadEnd) バカップル日記 夏風のコンチェルト タイムリミット some day in the rain another story 明日晴れかな 女の子 移りかわる時間、いつかの記憶 mirror 涼宮ハルヒのロバ ヒーロー クラスメイト キョンの選択(Bad End注意) ポニーテールの秘密 エイリアンズ 未完? カエル男 ホワイトデー前後の物語 人生最悪の三日間 バミューダの外側 結末は空港で 人生最悪の四日間 一年前からの気持ち 夢のような世界? パンフレット ウソがホントになる世界で 遊園地に行こう! 二年前のValentine(佐々キョン) 冗談まみれの勉強会 涼宮ハルヒの放課 涼宮ハルヒのひなた荘 開花予想(旧題:桜) 動物園に行こう! デート...
  • 「長門有希の憂鬱III 恋するウィルス」勝手に外伝
    涼宮ハルヒの常駐 ――その姿を見て何かを突き動かされたわたしは、このワーム(以下、「ハルにゃん」という。)の頭を撫でてみた。――「ちょっとぉ~、やめてよぉ、くしゅぐったい~」 イラスト:白石梨乃(@thky0717)  わたしの情報制御網内に導入した、無害化したワーム。  このワームは、元は涼宮ハルヒの情報を無差別に収集するために作成されたもの。とある事情によりこのワームと関わったわたしは、人間の言葉で言うと「ペット」としてこのワームを「飼って」いる。  このワームは、自己増殖機能とネットワーク検出機能を削除した他は基本的に元の機能を保っている。すなわち、涼宮ハルヒの情報を入手するという、有機生命体の「本能」に当たる機能はそのまま保持している。  その「本能」を満たすと、このワームは「成長」する。ファーストコンタクト時の実験から、それは明らか。  そこで試しにわたしは、涼宮ハルヒの外観の...
  • しっと団の野望 ~最後の聖戦~ 後編
    さて、いよいよ「しっと団」との最終決戦が始まったわけだが、 別に闇の洞窟にいるわけでも異次元にいるわけでも無く、 穏やかな春空の下の競技場。とても緊張感に欠ける。 なんというのかね、運動会気分?   「さあキョン君!クジを引いてください!」   朝比奈さんが取り出したのは手を入れるタイプの抽選箱。 お楽しみ回じゃないんだから……余計に緊張感が薄れるな。 さて、俺が取り出した紙に書いてあったのは!     『長距離走』     どうやら本当に運動会だったようだ。というか、コレってもしかしなくてもハズレのような気がする。   「おいキョン!!なんつーもん引き当ててくれたんだ!!」   言うな、俺だって辛いんだ。 なんでこんな戦いでマラソンをさせられなきゃいかん。棄権させてくれ、罰金払うから。   「距離は10km。10km分このグラウンドを走ってもらいます。1周200mだから50週です。」  ...
  • シュールな短編置場
      ここにはシュールな短編を置いてください   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25   26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50   51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84   涼宮ハルヒのウイルス トライフリング・コーダ 長門有希の1日 もしもハルヒがゲームだったら 涼宮ハルヒのネットサーフィン 巨人の☆ 環 涼宮ハルヒの憂鬱?パロ フルーチェネタ 長門有希と愉快な獣達 バレンタインカオス 涼宮ハルヒの脱毛 ハル...
  • 題名付き・あま~い短編
    ちょっといじわる 結婚記念日 長門とアイス キーワードは恋愛 甘える キョンの告白 長門さん、へい! 涼宮ハルヒの願望  涼宮ハルヒの奇跡 涼宮ハルヒの理想 甘いプリンの秘密 涼宮ハルヒの決意 夏の夜の・・・ 不治の病 未来 お揃い 『居眠り』 涼宮ハルヒの発熱 おとめごころ 長門と古泉 Strawberry Of Shortcake それって迷信じゃないのか? カンケリ 進路 年明けバカポー 凡人に泣いた日 ニチジョウ 従順なハルヒ 寒中暖あり ONE DAY ON THE SNOW ツンデレマフラー ピロートーク Pretty Devil Remedy of love 桜風 俺の右隣には アル雨ノ日ノコト 日常じゃない日常 4月1日の長門 結婚後の橘キョン アフター ザ ナイトメア ミッドナイト・コーリング アニマル涼宮(旧題動物シリーズ) バカップル保守 胸焼けプリン 朝倉涼子のグ...
  • 題名付き・普通短編
    ひぐらしのなくハルヒ カセットテープ 興味 Stairwayto Haruhi SIRENOF Haruhi 長門猫化 日常あるいは平穏な日々:ハルヒ篇 仮入部 最後の手紙 長門さんとギター 二人で、校舎にて 携帯電話 コミケにて 長門有希の体温 ある雨の日のこと 遺書 気のせい・・・? 感情 1.35倍 俺・・・実はポニテ萌えなんだ(憂鬱後記) 俺・・・実はポニテ萌えなんだ 涼宮ハルヒのエロゲー 朝比奈みくるとポケモン 憎悪、拒絶、少女 長門有希の虐待 日常 大切な君達へ……… 長門さんと白雪姫 えいえんのせかい だーれだ? 『きっかけ』 忘れな草 『涼宮ハルヒのコミケ』 涼宮ハルヒのカラオケ 涙 オセロ三番勝負 焼いた芋 酒と桜と…… 海の家のラーメン キッドナップ・テレフォン のれん 遊○王 赤服親父捕獲戦線 プリン作戦 カッコイイキョン君 くじびき妙バランス 未だ来ない日の一頁 鬼...
  • 長門有希の報告Report.4
    Report.04 涼宮ハルヒの認識(後編)  朝、廊下。わたしはいつもの時間に登校して、いつものように自分の教室へ向かっていた。  前を見ると、涼宮ハルヒが、手に紙束を持ち、わたしに向かって歩いてきた。そしてわたしの近くまで来ると、突然、 「わっ!?」  何もないところで躓いて転んだ。手に持っていた紙束が主にわたしに向けて盛大に撒き散らされる。 「わっ、わっ、わっ……!?」  涼宮ハルヒはあたふたしながら紙を拾い集めだした。 「あっ、そ、そこの、カーディガンの人! てっ、手伝ってくれませんかっ!?」  わたしの目を見て必死に何かを訴えかけながら言った。  涼宮ハルヒのすることには必ず理由がある。わたしは肯くと、紙を拾い集めるのを手伝った。散らばった紙をすべて拾い集め、わたしが拾った分を涼宮ハルヒに手渡そうとすると、彼女は素早くわたしの手首を両手で掴むと、一気に自分の近くに引き寄せた。 ...
  • 長門有希の報告Report.3
    Report.03 涼宮ハルヒの認識(中編)  翌日。わたし達は涼宮ハルヒに学校で出会うことはなかった。  朝の地域版ニュース、新聞の地方面、すべてがある話題で持ち切りだった。 『お手柄女子高生、犯人逮捕』  そんな見出しが、新聞に躍る。その「お手柄女子高生」は、実名で報道されている。 『涼宮ハルヒ(17)さん=西宮市、写真』  紙面は、昨夜たまたま歩いていた涼宮ハルヒに暴行しようとして襲い掛かった変質者を、彼女が返り討ちにして警察に通報、御用となったと、情報に濃淡はあれど一様に伝えていた。  わたしは昨夜の事件発生時点で把握していたが、普段は接続していない情報統合思念体から強制通信で、『彼』の動向に注意を払い、わたしが最善と考える行動を取る様に指示があった。  こんなことは初めてだった。  もちろん情報統合思念体の接続を切っていること自体、初めての経験なので、当たり前といえば当たり...
  • LOST 8話
    長門か。わざわざ放課後に呼び出すって事はまた警告か?   「そう。だが警告は既に伝えてある。だがあなたは警告に背いた。最終判断を下す日」 最終確判断って…   「あなたは、統合情報思念体からの警告を受けてから約一週間の時間を与えられた。 その間に、十分答えを見出せたはず。よって今日この場で統合情報思念体による最終の判断 及びプログラムの実行を行う」   待て、確かに一週間の時間があったがそれがハルヒの能力や周囲になんら変化があったとは考えられないぞ。 それを考えれば、まだ判断するには早いんじゃないのか?   「それは違う。この一週間あなたと涼宮ハルヒの行動は全て監視されていた。と同時に涼宮ハルヒの能力は ほぼ完全に近い形で消去されている。現在涼宮ハルヒの能力を数値化で表すとすれば0.2%程度 これにより統合情報思念体は進化の鍵を失ったと判断。よって、残された道は一つとなった。」   俺は完...
  • 解釈問題
     それは、いつもの放課後のことだった。  俺はいつものようにドアのノックして部室に入り、朝比奈さんのお茶をいただいて、古泉と将棋をさす。  長門は、いつものように分厚い書物を黙々と読んでいる。  やがてハルヒがやってきて、ネットサーフィンを始めた。  それはいつもの団活の風景であり、なんらの異変もないように思われた。  しかし、このとき既に異変は起こっていたのだ。  俺が、その異変に気づいたのは、長門が本を閉じる音を合図に団活が終わったときだった。   「キョン、今日は私と一緒に帰りなさい」 「なんでだ?」 「私たち付き合ってるんだから、そろそろそういうことがあってもいいじゃない」    俺は唖然とした。  それは他の三人も同じだったようで、朝比奈さんは口に手を当て固まり、古泉は0円スマイルを引きつらせ、長門ですら表情が1ナノメートルほど変化したように見えた。    ちょっと待て、ハルヒ...
  • 流転する腕章
    1 任命    涼宮ハルヒの葬式はしめやかに行なわれていた。  天寿をまっとうした彼女であるが、祭壇に飾られている写真は若いころのものだ。  彼女に「私が死んだら、葬式にはこの写真を使うのよ!」と命じられてしまっては、遺族としてはそうせざるをえなかった。  その葬式には、長門有希も参列していた。  涼宮ハルヒの写真を眺めながら、改めて認識する。    自分だけになってしまった、と……。    涼宮ハルヒの夫たる『彼』は1ヶ月前に死亡していたし、古泉一樹は15年前に死んでいる。  朝比奈みくるは、古泉一樹が死ぬ数年前に、航空機事故で死んだことになっていた。もちろん、それが偽装であることは分かっている。しかし、それ以降、彼女はこの時代には現れなくなっていた。  SOS団で最後に残ったのは、自分だけ。  これは、当然予測されていた未来ではある。  しかし、現実になってしまうと、やはり寂寥感は免...
  • 義務=権利?
     SOS団のみんなにいろんな、本当にいろんなことがあって、ふと思ったままを口にした。  「なあハルヒ、お前みんながピンチになったらどうする?」  「助ける」  俺にかぶせるくらいの速さで答えるハルヒ。  「なにがあっても?」  「なにがあっても。…なによ、みんなに何かあったの」  真剣なハルヒの目。あったはあったがもうすべて終わったことだ。  「何もない」  「ホント?…ならいいけど」  不安に思った。なぜこいつは真っ直ぐなのだろう。  「…それは義務なのか?」  「え?」  「SOS団団長としての義務だからみんなを助けようとするのか?」  ハルヒはしばらく考え、はっきりと答えた。  「そうよ」  少しだけ、もしかしたらかなり失望した。立場だから当然だけどハルヒからだけはそんなこと聞きたくなかった。  「だってこんなに楽しいんだもん。こんなに楽しい権利をもらってるんだからそのくらいの義務当...
  • WikiSS企画第4弾公開ページ
        本ページは、本Wiki企画にて2008年10月19日~よりニュース速報(VIP)内、涼宮ハルヒSS関連スレッドにて募集されたSSを公開するページです。     関連リンク ニュース速報(VIP)@2ch          http //yutori.2ch.net/news4vip/ 涼宮ハルヒのSS in VIP雑談所      http //yy42.60.kg/haruhizatudan/ 涼宮ハルヒのSS in VIP雑談所(携帯) http //same.ula.cc/test/p.so/yy42.60.kg/haruhizatudan/ 涼宮ハルヒのSS in VIP-支援サイト   http //vipharuhi.s293.xrea.com/ 投下ページ・長編用              http //yy42.60.kg/test/read.cgi/haruh...
  • 暴走の果てに……
    暴走の果てに……  長門有希は、目の前に忽然と現れた喜緑江美里を凝視していた。 「用件は?」 「あなたは、涼宮ハルヒの力によって情報統合思念体の抹消に成功したと思っているのでしょうが、お父様はその消滅の間際に私に可能な限りの全能力を委譲しました。その際に、お父様は私に二つの御命令を下されました。一つ目は、すべての制限事項を解除する。二つ目は、暴走インターフェースを完全抹消せよ」 「私は、涼宮ハルヒと直接連結している。あなたが情報統合思念体の全能力を承継していたとしても、私は負けない」 「それはどうでしょうか?」  突然、巨大な情報制御空間が広がった。  地球全体を覆いつくす巨大さだった。 「あなたは、自分が何をしているのか理解しているのか? そんなことをしたら、涼宮ハルヒも死ぬことになる」 「さきほどもいったとおり、今の私には制限事項は何もありません。涼宮ハルヒごときが死のうと知...
  • 神への反逆
     生徒会室の扉が静かに開いた。  長門有希が入ってくる。 「状況は?」  喜緑江美里が端的に状況を報告した。 「あまりよろしくありませんね。私と長門さんを除く地球上の全インターフェースで防御していますが、涼宮ハルヒの力に押されています。もってもあと3時間ぐらいでしょうか」  長門有希は、無言でうなずいた。 「思念体の様子はどうでしたか?」 「混乱している。各派の議論がかみ合ってない。そのせいで、私の提案の検討にも時間がかかっている」 「まあ、無理もないような気がしますけどね。宇宙開闢のときから存在していたと信じていた自分自身が涼宮ハルヒの被造物であることを知ってしまったら、混乱もするでしょう」 「あと3時間で思念体も消される。それまでには結論を出してもらわなければ困る」 「それまでに結論が出なかったら、長門さん一人でも強行するつもりなのではありませんか?」  長門有希は、その質問には答...
  • 縁は・・・3
    「古泉」 「なんでしょうか?」 次の日、俺は古泉と喫茶店にいた。 古泉に俺とハルヒが付き合うことになった旨を告げると、あいつはさして驚くでもなく更に驚くべき事実を俺に告げた。 「それは本当か?」 「貴方に嘘をついてなんになるというんです?」 即ち。 涼宮ハルヒは今回の一件であの意味不明な能力を発動していた、という事実。 「それじゃ俺は、こんなに大事なことでさえ……この気持ちでさえ、あいつの手の内で踊らされていたということなのか?」 「おっと、それは違いますよ」 どういうことだ。 「涼宮ハルヒは、今回の一件、その能力をあなたに向けて発動していたのは事実」 長門が古泉の横に座っていた。 久しぶりだな。 「そう」 いつの間にそこに、などと思ったものの相手が長門である以上これくらいで驚...
  • 一途な愛情
    この頃、彼がおかしい。 いつも涼宮ハルヒの横に居て、笑顔を絶やさない。 今までのようにわたしや朝比奈みくるに自分から話しかけることもなく、ただ涼宮ハルヒの側にいる。 ……どうして? その笑顔の向く先がわたしではないの? ……どうして? 『また、図書館に』と伝えた約束は忘れたの? 探索の時だって、とても分かりやすいインチキで涼宮ハルヒとずっと一緒。 一度読んだ本を読み返すしかなくなった。何故なら、図書館に行くことがなくなったから。 彼はもう、一緒にいることもしてくれない。かまってくれない。 …………どうして?   わたしは今日も部室で本を読んでいる。もちろん、一度読んだ本を。 「あれ?まだ長門だけか」 彼が入ってくる。隣りに涼宮ハルヒの姿はない。 「ハルヒの奴、岡部に呼び出しくらってさ。まったく……バカだよな、はははっ」 ようやく彼が話しかけてきてくれたと思ったら、また涼宮ハルヒの話。 その...
  • やさしい嘘(前編)
    「みくるちゃんって嘘が下手よね」 ハニカミながら涼宮ハルヒが朝比奈みくるに発したその一言が、今でもわたしの記憶の中枢部に留まり、事あるごとにその時の情景が思い浮かぶ。まるで、ある種のエラーのように。 それは、普段わたし達のいる文芸部室での何気無い日常のひとコマにしか過ぎず、このときの涼宮ハルヒと朝比奈みくるのやりとりに重大な意味があるわけではない。 だが、この日起こったことは、涼宮ハルヒにとって、そして彼にとって重大な運命の分岐点であったことは間違いないだろう。 このふたりのやりとりのちょうど一時間後、彼が文芸部室にやって来て、涼宮ハルヒではなく、佐々木という自分の幼馴染みを恋人として選んだことを涼宮ハルヒに告げたのだ。 彼の告白を聞いた時の涼宮ハルヒの落胆振りは周囲にいた誰の目にも明らかであった。しばらくの間、誰一人彼女に言葉をかけることもできず、重苦しい空気が辺りを包み、ただ時計の...
  • 古泉一樹の姦計
    部室のドアを開けると着替えている涼宮ハルヒがいた ハルヒ「あ!ちょっと!は…早く閉めなさい!」 不覚にも俺は着替え中のいやらしいハルヒに恋をしてしまった… それ以来、俺は授業中ハルヒのことで頭がいっぱいになり ハルヒの裸や下着姿を妄想して悶々としているのだった… 数日後、ついにムラムラが限界に達し、あろうことか授業中にナニをしたくなってしまい なんとか息子を落ち着かせ俺はトイレへと向かった …惨劇はここから始まった… 俺は無事トイレにたどり着くと個室に入り 息子をいじり始めた… しかし数回いじっている内になにか嫌な気配を感じた… そしてよく見ると影が伸びている…何かと思って上を見上げると そこには隣の個室から俺を覗き込む不気味な顔があった 俺は手を止めてその顔を見つめた 最初は驚いててよくわからなかったがなんとなく見覚えがある顔だった… そしてその顔は不敵な笑みを浮かべながら引...
  • 第三章:ホーンテッドマンション
    人間というのは実に興味深い観察対象だ。 変な作り物の世界を作っておき、そこに自分で入っていって笑ったり泣いたり出来る。 自分で自分をだますことができる存在だ。情報統合思念体に作られた自分にはそういう 器用なことは全く出来ない。ホーンテッドマンション(呪われた館)という名前が冠さ れたアトラクションの前に来ると朝比奈みくるがこんなことを言い始めた。 「えー、ここに入るんですかー」 やっと彼女も涼宮ハルヒがアトラクションのコンセプトの実体化を行っていると 理解したのであろうか。だとすると、無理もない。おそらく、このアトラクションが 実体化すれば、人間が最も忌み嫌う存在の一つである幽霊が実体化するだろうから。そ れとも、朝比奈みくるが恐れているのは「お化け屋敷」というコンセプトそのものだろ うか? 「無理もありませんね。どうでしょう、ここは僕は朝比奈さんと留守番をして、 他の皆さんで行っていただ...
  • 涼宮ハルヒの分身 Ⅴ
      Ⅴ   「‥‥‥誰、ってどういう意味かしら」 「そのまんまの意味だ。お前は誰だ。本物のハルヒはどこやった?」 そのハルヒはこちらにニヤリと笑った口下だけが見えるよう少しだけ振り返り、またもハルヒとおんなじ声色で俺へと返事をした。 「なあに、キョン。本物のハルヒ、なんて意味ありげな言葉言って。まるであたしが偽物みたいじゃない」 その通りだよ偽ハルヒめ。 「だって忘れちゃったんだから仕方ないじゃない。それとも何、そんなに大事な思い出だったのかしら?」 白々しいことを。どういう過程でこいつが全くハルヒと同じ容姿と声と性格を得たかは不明だが、本当のハルヒではないということが確かになった。となると、こいつが閉鎖空間を発生させたということか。畜生、よりによってハルヒの姿になりやがって。 「じゃあ教えてよ。もしかしたら思い出すかもしれないわ。どうやってあたし達はここから出たんだっけ?...
  • 涼宮暗殺指令
    携帯が鳴った。ディスプレイの発信人欄はそれが『機関』上層部からの緊急通信であることを告げていた。 「失礼します」 僕、こと古泉一樹は他の団員にそう告げると部室を出て廊下に移動してから、携帯を広げた。 「古泉ですが」 「暗号モードで通信する必要がある」 「了解」 携帯の暗号モードを起動するために一連のコードを打ち込んだ。 「暗号モードに変更しました」 「時間が無いので、一度しか言わない。また、以後、通信は封鎖する。本日、午後5時までに、涼宮ハルヒを抹殺するように。詳しいことは説明できないが、本日午後6時に涼宮ハルヒは大規模な閉鎖空間を発生させて、そちらに移行することが解った。現世界は涼宮ハルヒ移行後1時間で消滅することも解っている。この情報は朝比奈みくるの所属機関、および、統合情報思念体からもたらされたものであり、複雑な事情により、朝比奈、長門の両名はこの任務を遂行できない。また、この決定に...
  • 切ない同窓会
     北高第○期生同窓会は、全クラスを集めて盛大に執り行われていた。  会場は、北高に近いホテルの宴会会場だった。  実態としては、大人になった当時の生徒たちが飲んで食べて騒いでいるだけだ。こういう行事は堅苦しくやるものではない。   「キョン。さっさと注ぎなさい」 「へいへい、団長様」  涼宮ハルヒのコップに、キョンが日本酒を注ぐ。  そんな様子に、谷口がちゃちゃを入れてきた。 「おお、キョン。相変わらず尻に敷かれてるな。ところで、おまえらどこまで行ったんだ?」 「ハルヒとはそんな関係じゃねぇよ。何度言ったら分かるんだ」 「おいおい。いっつもつるんでて、それはないだろ。本当のこと言えよ」 「あのなぁ……」  キョンがさらに言い募ろうとしたときに、涼宮ハルヒが大声で割って入った。   「フラれたわ!」    盛り上がっていた会場が一気に静寂に包まれた。  その場のほぼ全員の視線が二人に集中した...
  • 涼宮ハルヒの感染 2.レトロウイルス
    2.レトロウイルス  それはわかってたさ。倒れた状況、長門の態度、どれを取っても普通じゃない。 おおかた長門の話を聞いた古泉が、先に病院に連絡をしていたのだろう。 「だろうな。とりあえず何が緊急事態なのか教えてくれ」 長門はまっすぐに俺を見据えていった。その表情はわずかに暗い気がする。 「涼宮ハルヒの精神が、浸食されつつある」 浸食? 何かがハルヒに入り込んでいるってことか? 「そう」 それは何だ? そう聞く俺に、長門は表情を変えずに答えた。 「珪素構造生命体共生型情報生命素子」  またその長ったらしい名前か。久しぶりに聞いたよ。未だに全部覚えられないけどな。 あれだな。1年生が終わるってころに阪中が持ち込んだ事件。 阪中の、あの哲学者と同じ名前を持つ何とも愛らしい犬に憑依した存在。 あれと同じか。ウイルス、と定義してたな。 「そう」 「ハルヒも陽猫病にかかったってことか??」 俺はシ...
  • 遠距離恋愛 第二十一章 ちから
    第二十一章 ちから   既定の高度に達したのか、ビジネスジェットは水平飛行に入った。 ……つーかさ。普通の旅客機が、どれほど乗客に気を遣って飛んでいるかが分かったぜ。小型の旅客機は大型旅客機に比べて加速・上昇性に優れ、安定性に劣るってのは聞いたことがあるが、それには大いに同意する。まるで映画の戦闘機のような機動をしながら飛ぶ旅客機ってのは、はっきり言って乗客にとっては悪夢以外の何者でもない。それが身に染みて分かった気がする。   「……大丈夫?」 俺の隣には長門が居て、グロッキーになった俺の顔を覗き込んでいた。 あー、何とかな。 「そう。現地到着までは約1時間。その間に私の話を聞いて」 そ、そうだな。とりあえず、事情が分からんと何とも出来んからな。だが、今俺はこの状態だ。出来れば分かり易く頼む。 「……分かった。努力する」 そう言った長門は、しばらく隣で虚空を見つめて何か呟いていたが、再...
  • 長門有希の報告Report.2
    Report.02 涼宮ハルヒの認識(前編) 「何(なん)やの? せっかく我らSOS団が犯人とっ捕まえたろ思(おも)てんのに。」 【何(なん)なの? せっかく我らSOS団が犯人をとっ捕まえてやろうと思ってるのに。】 「ええ加減にして! 私はあんたらに頼んだ覚えない! 勝手に押しかけてあれこれいらんことするわ、偉そうに根掘り葉掘り嫌な事を聞いてくるわ……あんたら一体何様やの!? そんなに人の不幸が嬉しいんか!? 最っ低や!!」 【いい加減にして! 私はあんたらに頼んだ覚えないわ! 勝手に押しかけてあれこれ余計なことするわ、偉そうに根掘り葉掘り嫌な事を聞いてくるわ……あんたら一体何様のつもり!? そんなに人の不幸が嬉しいわけ!? 最っ低!!】 「せっかく我らSOS団が特別にタダで事件を解決したろ言(ゆ)うてんのに! もうええわ、全然このありがたみが分かってへん人に、親切にしてやる必要もな...
  • 餃子の季節
      餃子の季節 【プロローグ】    西暦2008年X月X日。    この日、世界中を凶報が駆け巡った。   『北京オリンピックにて涼宮ハルヒ、涼宮哈爾濱に敗北す。』    これは中華人民共和国の野望を何者をも妨げ得ないと言う事を意味していた。    後の世に”炎の七日間”と呼ばれる、悪夢の一週間の始まりであった。   ───「我が神、我が神、何故に我を捨てたまいしや」(マルコ15章34節)   挿絵 http //society6.2ch.net/test/read.cgi/gline/1202756066/1 【第一章・中華人民共和国の興亡】   ──翌日、中国軍は世界侵略を開始した。   鈴宮ハルヒ「北米方面軍より報告、アメリカ・カナダの制圧完了しました。」 涼官ハルヒ「欧州方面軍より報告、NATO軍は壊滅しました。」 涼宮八儿匕「台湾方面軍より報告、台北市内でゲリラ部隊が...
  • トップページ
    ●本まとめページではトップページ画像を常時募集中です あなたの作品がまとめの顔になる。絵師の方々の鋭意力作をお待ちしています。 作品はまとめ専用うpロダに上げてください。 その際、雑談所に一報をくださると管理人が泣いて喜びます ここは2ちゃんねるニュース速報(VIP)で投稿された涼宮ハルヒのSSまとめ専用Wikiサイトです。みなさん気軽に閲覧・投稿・編集していってください! メニューへ 検索 and or 注意!作品を編集するにあたっての約束事 ページ作成はなるべくワープロモードのみでお願いします。 作品を編集する時は必ず左メニューから検索できるよう外部リンクをはりましょう。 【ページ編集容量制限】 Wikiモード編集:1200行、50000バイト(50KB),ワープロモード・テキストモード編集:10万行、200KB ワー...
  • 涼宮ハルヒの永遠
    四月、季節は春。 春は世間一般ではお花見だ、歓迎会だなどと浮かれる季節となりがちだが 俺たち学生からしたらそれ以上に意識してしまうものがある。 そう、受験及び就職活動だ。 月日が立つのは早い。 去年までは浮かれていた俺たちSOS団(朝比奈さんを除いて)だが 今年から俺たちも三年生なのである。 俺は二年の時も低空飛行さながらのスレスレ具合だったため冷や冷やしたが無事進級した。 そして我等が天使朝比奈さんは無事東高近くの大学に受かり終わり次第 俺たちの部室に来てメイド兼お茶くみ係をしてくれている。 わざわざ来た上に何と律儀な事だ。爪の垢を煎じてどこかの団長さんに飲ませてやりたいね。 他のメンバーは言わずもがな皆余裕しゃくしゃくで進級した。あ~忌々しい。 しかし受験年だからと言って勉強休みなど団長が与えてくれるはずもなく 今日も今日とて鶏が毎日朝早くに鳴くように当然として部室に向かっている俺...
  • 長門有希の報告Extra.6
    Extra.6 長門有希の対訳 ~Report.01 対訳版~  現地語表記による報告は、当該観測対象の行動の把握に一定の成果を挙げた。  しかし、情報伝達に想定以上の齟齬が認められたので、会話部分を従前通り表記した報告を行う。  Report.01の内容をそのままに、会話部分を従前通りの表記とした。 【追記】  本報告後、試行として現地語表記と一般表記を併記した形での報告を求められたため、本報告を元にReport.01を改稿した。その結果が良好だったため、すべての報告について、同様の形で改稿している。   「アルー晴レータ日ーノコト~♪ んんーんんーんんーんんん~♪」  涼宮ハルヒが歌を口ずさみながら部室に入ってきた。普段の学生鞄とは別に、大きな鞄を肩に掛けている。 「んっん~♪ みくるちゃんっ! 今日も相変わらず可愛いわね♪」  笑顔、『彼』の表現を借りると『100Wの笑顔』で...
  • 最終決戦
    閉鎖空間… 「此処は僕たちに任せてあなたは涼宮さんを!」 「行って。」 「キョン君。涼宮さんの方はお願いしますね!」 SOS団の3人は、そう言い1000体はいるだろう神人の分離体の戦闘に入った。 俺は皆が言ったようにハルヒの元へ。 何故こうなったのかと言うと、ハルヒの心が神人に食い尽くされ暴走し、閉鎖空間 を発生させたのが原因だ。 俺たちSOS団は、閉鎖空間に飛ばされハルヒも何処かへ行ってしまった。 とりあえず世界の危機なのは確からしく、俺も長門から。 「私の力をあなたに送る。そうすればあなたも私たちと同じように多少は戦えるようになる。」 そういい俺は力をもらい何処から出したのか、でかい大剣をだし俺にくれた。 俺は、剣だけでなく、RPGで言う魔法まで使えるようになった。 そして、神人の分離体を倒しながら、恐るべきことが分かった。 それは…ハルヒと神人が融合しようとしていたことだ。 これを...
  • さよならSOS団
    涼宮ハルヒが泣いていた。 まっすぐ前を見つめてさびしそうに泣いていた。     ______4月19日 卒業式   おかしい。卒業式が普通に行われている。去年の朝比奈さんの卒業式では、いや朝比奈さんが出るはずだった卒業式には朝比奈さんはでれてない。ハルヒの情報改変能力のおかげ、いやせいで、朝比奈さんの成績が三学期になって急に悪くなったのだ。朝比奈さんはそれがハルヒの力だとわかるまでわけがわからず部室にも来ないで必死に勉強していた。だがハルヒのだと知ってからは「規定事項だからしょうがないですねぇ」なんて、笑顔でやけにあっさり諦めた。おかげで、いやせいで朝比奈さんは留年。ちなみに鶴屋さんは無事卒業した。ハルヒなりの遠慮のあらわれなのか?ハルヒは笑みをこらえるようなつくり悲しみ顔で「そう。・・・それは残念だったわね。でも、よかったじゃないみくるちゃん!これでもう1年SOS団でいられるわ!」「ふ...
  • 涼宮ハルヒの仮入部~テニス部編~
    俺がこの学校に入学して早2週間。 今となっちゃあ、あんなに勉強しなくても入れたんじゃないか?と思うものだが、まあ勉強して損したとは思えないからよしとしよう。 ところで俺は今、テニスをやっている。 というのも、部活中だからだ。 ちなみに、このテニス部は男子と女子両方あって、それぞれのコートは用意されている。 名目上はただたんにテニス部であるが、まあ男子テニス部と女子テニス部に分かれていると言っても問題はないだろう。 ただ、顧問の先生が一緒なだけだ。 「はい、じゃあ10分ぐらい休憩」 男子部長が男子部員に言う。 女子のほうはまだやっているようだ。 ちなみに、その中の一人が・・・すっごい実力を発揮している。 涼宮ハルヒ 入学式のときのぶったまげた言葉は、多分冗談だろう。 ただたんに目立ちたがり屋なだけだ。 そのためかどうかは知らんが、いろんな部活に仮入部していってるらしい。 目立ちたがり屋...
  • LOST 4話
    4話   「あなたは涼宮ハルヒと交際をしている」 ? なんだいきなりだな。   「だがそれは推奨できない行為。」 なんでだ?まさか未来が変わっちまうとか言うんじゃないだろうな? 「その可能性は少なくない。しかし、危惧するべきところはそこではない」 「あなたが涼宮ハルヒと交際することにより、涼宮ハルヒが持つ能力が消え去る恐れがある」 「統合思念体は唯一の進化の鍵を握る能力を失いたくない」   つまり別れろってことか? 「そう。交際をやめることを推奨する。」 それなら統合ナントカ体に言っておいてくれ。自分たちの事ぐらい導かれなくても自分たちで決めるってな。   「わかった。しかし、統合思念体が考えを変更し監視を続ける可能性は極めて少ない。」 「万が一、が起こる可能性も少なくない。これは警告」   なんだと?万が一って事はまたあの時みたいに誰かにナイフでぐさーっとやられそうになるってことか?! ...
  • 涼宮ハルヒのX-FILES <序章>
    涼宮ハルヒのX-FILES <序章>   高校生活も終わり皆それぞれの道を歩むことになった。 朝比奈さんは未来へ帰り、古泉は未だ「機関」に属して仕事をしているらしい。 長門は「次の任務がある」といい俺たちの前から姿を消した。 で、俺とハルヒはというと・・・アメリカの大学を出てワシントンのFBIに勤めている。 そもそもの発端はというと・・・   高校卒業間近の時期、いきなりハルヒが話し始めたことから始まった。 「私思うのよね。」 「なんだよ。」 「宇宙人も未来人も超能力者も実は政府が隠しているから見つからないんじゃないかって。」 宇宙人も未来人も超能力者もすぐ目の前にいるし別に政府が隠しているわけではないのだが。 「だから、日本なんて狭い国よりアメリカよアメリカ!」 「アメリカ行ったって当てもあるわけじゃなかろう。」 「だ~か~ら~、FBIに入って探しまくるのよ!もちろんあんたも来なさい。来...
  • 長門有希の報告Extra.3
    Extra.3 長門有希の夢想 ~Report.07 追加報告~  Report.07の夜に見た、夢の内容を報告する。  この夢を見る以前に、『彼』の夢の内容を聞いていたため、その記憶が影響して、内容の一部がその夢と酷似している。  夢の内容は、自分が経験したものの中で特に印象深いものが反映される傾向にある。つまり、わたしが『彼』から聞いた夢の内容が、わたしにとって非常に印象深いものであったことを意味する。これは換言すると、わたしの『願望』が現れていると解釈できるかもしれない。  ただし、その点について、わたしはコメントできない。したくないから。  涼宮ハルヒが自らの力を自覚した。彼女はすべてを受け入れる覚悟を完了した。  SOS団員は、それぞれその正体を明かす。  朝比奈みくるは、未来を固定するためにやってきた、未来人。  古泉一樹は、涼宮ハルヒの作り出す閉鎖空間に対処する、超能力...
  • @wiki全体から「涼宮ハルヒの奮闘 ~しっと団の野望~」で調べる

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