涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「涼宮ハルヒの深淵 第一話 長門有希の憂鬱」で検索した結果

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  • 機械知性体シリーズ メニュー
    □機械知性体シリーズ   □『機械知性体たちの輪舞曲』      長門有希個別キャラスレッドまとめサイトさんにて掲載。    内容としては長門有希を中心として、朝倉涼子と喜緑江美理たちインターフェイスたちが、原作時系列順にその舞台裏を描写していく長編となっています。    長門有希による一人称。      長門誕生の三年前から、最終的には「消失」を独自解釈で記したもの。    「朝倉青鬼説」を元に、主に長門と朝倉の関係性に比重を置いています。    一部オリジナルキャラクターが登場するのでご注意ください。      綺麗にまとめていただいたサイトさんへのリンクです。    http //detourist.net/post/lond_of_tfeis     □『機械知性体たちの協奏曲』      上記の『輪舞曲』の外伝扱いのもの。    朝倉視点による長門と朝倉が幸せに暮らしていた三年...
  • 白雪姫の真相
    白雪姫の真相    簡易シミュレーターが空中に展開する無数の曲線と記号と数式で構成された光の樹形図を見上げながら、朝比奈みくるは溜息をついた。    彼女は行き詰っていた。    シミュレーターが示すキョンと涼宮ハルヒの結末は、彼女の満足にいくものではなかった。  なぜなら、それは彼女が知っている史実からずれていたから。  二人は結婚して幸福な一生を過ごすはずなのに、なぜか二人とも生涯独身という結末になっていた。  まだ、時間軸の上書きは観測されてないが、何かの拍子に上書き現象が発生しないとも限らない。そうなれば、このシミュレーション結果が現実となってしまう可能性があった。  何かが足りない。それは、どこかの時点で介入する必要があるということ。  問題は、二人の結婚が規定事項として認定されるかどうかだ。二人が結婚しなくても、今のこの時間平面には影響がないと判断されれば、上書きが発生しよう...
  • 長門有希の報告 あとがき
    あとがき この作品は、『涼宮ハルヒの憂鬱』の舞台が兵庫県西宮市であることを知った時に着想を得ました。 舞台が西宮ということで、キャラクターの台詞をいわゆる「関西弁」にしたSSはないかと思い、色々とSSを読んでいましたが、単発の雑談ネタで原作の一場面を「関西弁」に訳した例があるくらい。二次創作で「関西弁」を使ったものはありませんでした。 「ないんだったら作ればいいのよ!」とは原作のハルヒの弁ですが、ちょうど担当者は大阪府出身で、兵庫県下にある西宮の近くの街に住んでいた時期もあるし、北口駅のモデルとなった阪急西宮北口駅も行ったことはある。加えて、身近には西宮市出身の友人もいる。条件は揃っていました。 もっとも、後に「関西弁」を使ったSSが皆無な理由を痛感することになりますが。 また、当時職場で大量の文書を校正する必要に迫られていて、校正の練習にもなって趣味と実益を兼ねられるかもと、軽い気...
  • 長門有希の憂鬱Ⅰ二章
    長門有希の憂鬱Ⅰ 二 章 目の前に、口をあんぐり開けたおっさんがいた。 よれよれの服を着てベンチに座っている。 「あんた……今、そこに現れなかった?」前歯が一本欠けている。 「え……ええ」 「ワシゃずっと見てたんだが。あんた、そこに、いきなり現れた」 「そうですか……?たいしたことじゃありません」人がいきなり出現したなんて全然たいしたことだろうよ。 ホームレスっぽいおっさんは俺をまじまじと見つめていた。 やがて飽きたのか、目を閉じ、うとうとしはじめた。 ここはいったいどこだろうか。俺は目をこすって周りを見た。 ほっぺたをパシパシと叩いてみた。これは夢じゃない。人が大勢歩いてる。閉鎖空間でもないようだ。 どこからか列車の発車を告げるアナウンスが聞こえた。どうやら駅のコンコースらしい。 駅の名前は見慣れない、俺の知らない地名だった。 さて...
  • 長編・その他2
    再会と再開、そして開始 テレビ出演 パラレルワールズ プレゼント ツイスト・オブ・フェイト-キョン殺害命令 SONGOF KUNIKIDA -MELTY CADENZA OF SECRET- ノンフィクション・ストーリー ひぐらしの憂鬱 鶴の舞 朝倉と 一日おにいちゃん 一日おにいちゃん 後日談 涼宮ハルヒの怪談 fixed mind 狙われた憂鬱 One Day.... ハルヒ親父シリーズ ずるい二人 ササッキーシリーズ ●えもん 朝倉涼子の再誕 幸福な鶴屋さん そしてイブはリンゴを齧る えれべーたー☆あくしょん 生徒会長の悪辣 いつも曜日は九曜日 佐々木さんの憂鬱 眠たくないけど……シリーズ crane love 橘の香り 月間佐々木さん 佐々木の囁き Lolita s Love Complex ネクストジェネレーションの憂鬱 谷口探偵の事件簿 SOS団が家族に? えれべーたー☆あく...
  • すき焼き別ルート
    (この作品は長編・涼宮ハルヒのすき焼きの設定を元に他の作者さんが書いた別作品です) それにしても缶ビール3口で酔いつぶれてしまうとは さすが朝比奈さんと言った所か 長門は顔色一つに変えずに飲みまくっているし、こいつは食事と言い胃袋はどうなってるんだ? ちょっと覗いてみたい気もするが、、、いや やっぱりやめておこう いくら人間になったとはいえ仮にも元宇宙人である。 知的好奇心は尊重すべきものとしてもさすがに元宇宙人という肩書きを持つ一乙女の体内なぞを 覗く方がどうかしている。 誰だってそう思うだろう? それにしたって古泉にしろハルヒにしろなんでSOS団は揃いも揃って酒豪ばかりなんだ? 俺の目の保養薬である朝比奈さんはすぅすぅと寝息を立てて安眠してしまっているし ハルヒは終始顔色を変えないで飲み続ける長門にあれやこれやの質問攻めをしているし 古泉に至っては二人を今や雑誌モデルとなっ...
  • 涼宮ハルヒ挙国一致内閣
    涼宮ハルヒ挙国一致内閣   国務大臣(敬称略)  内閣総理大臣 涼宮ハルヒ  内閣官房長官 古泉一樹  総務大臣 国木田  法務大臣 新川(内閣法制局長官兼務)  外務大臣兼沖縄及び北方対策担当大臣 喜緑江美里  財務大臣兼金融担当大臣 佐々木(内閣総理大臣臨時代理予定者第一位)  文部科学大臣 周防九曜  厚生労働大臣 朝比奈みくる  農林水産大臣 会長  経済産業大臣 鶴屋  国土交通大臣 藤原  環境大臣 谷口  防衛大臣 長門有希  国家公安委員会委員長 森園生   国務大臣以外の主な役職(敬称略)  内閣官房副長官(政務) 橘京子  内閣情報官兼内閣危機管理監兼内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当) 朝倉涼子  内閣広報官 妹  内閣広報室企画官 吉村美代子  内閣総理大臣秘書官(政務担当) 俺        ああ、なんというか、呉越同舟という言葉がぴったりな状況に陥ってしま...
  • 恋は盲目 第一章
    第一章 その日、あたしはいつもと同じように食堂で昼食を食べていた。 学食を求めて並ぶ人の列。周囲から聞こえてくる他愛ない友達同士の会話。普段と同じ日常の風景がそこにはあった。 ふと、人ごみの中に普段見慣れない女子生徒の姿を見つけた。神聖なるSOS団のメイド兼お茶くみ係のみくるちゃんだ。 いつもはお弁当のはずなのに珍しいこともあるのね。 あたしが普段見慣れない食堂でのみくるちゃんの様子を観察していると、きょろきょろと周囲を覗っている。どうやら誰かを探しているようだ。 あたしが声をかけようかどうか迷っていると、みくるちゃんはあたしに気づいたらしく、こちらの方につかつかと歩み寄って来た。 「す、涼宮さん!たたたいへんなことが起きました!」 みくるちゃんは息を切らしてあたしの前まで来ると開口一番こう告げた。いったい何をやらかしたのかしら。でも、まあ、みくるちゃんが慌ててるのなんていつものことよね...
  • 長門有希の笑顔
    「出かけるわよ、有希!」   高校2年生になった年の夏休み、玄関のところで叫ぶ少女がいた。玄関のドアは鍵を閉めておいたはずなのだがなぜいるのだろう、涼宮ハルヒは。 声を聞くのと同時に「また」私の心臓の鼓動が早くなる。   長門「まったく、面白い人」   私は布団からもぞもぞと腰を上げて時計を見た。まだ9時である。     この現象はあの時最初に起きた。 彼女に最初に会った日。昼休みに文芸部室で椅子に座って本を読んでいた時、いきなりドアが開いた。   ハルヒ「あっ文芸部員の人ね!ここ当分あたしに貸して!」   思わず顔を上げてトビラを見た。そこには観察対象が笑いながら立っていた。 彼女がここに来ることなど情報統合思念体から聞いてない。私は情報統合思念体とテレパシー(光速でやりとりする)で議論した結果、彼女に部室を明け渡すことになった。   長門「どうぞ」 ハルヒ「ありがと!」   読書に戻...
  • 長編・キョン3
    スリーウィーク 鈍感な二人と、その幸せを願う人達の話 白銀の残雪 夏色 メタ・ラブコメディ ROLE PLAY あなたを守りたい(BadEnd) バカップル日記 夏風のコンチェルト タイムリミット some day in the rain another story 明日晴れかな 女の子 移りかわる時間、いつかの記憶 mirror 涼宮ハルヒのロバ ヒーロー クラスメイト キョンの選択(Bad End注意) ポニーテールの秘密 エイリアンズ 未完? カエル男 ホワイトデー前後の物語 人生最悪の三日間 バミューダの外側 結末は空港で 人生最悪の四日間 一年前からの気持ち 夢のような世界? パンフレット ウソがホントになる世界で 遊園地に行こう! 二年前のValentine(佐々キョン) 冗談まみれの勉強会 涼宮ハルヒの放課 涼宮ハルヒのひなた荘 開花予想(旧題:桜) 動物園に行こう! デート...
  • 生徒会の陰謀
    ~昼休み生徒会室~ 俺は今、生徒会室にいる。 …。 コンコン …。 「古泉です。」 「入れ。」 俺がそう言うとにやけ顔の男子生徒が入って来た。 「お呼び立てして申し訳ありません、会長。」 「用件は何だ、古泉。」 まぁ、予想はつくがな。 「最近また涼宮さんが退屈し始めましてね。また協力願えませんでしょうか?」 「協力願えませんでしょうかって…俺がどう答えようと協力させるつもりなんだろ?」 「ははは、分かっておられるなら話は早い。 それでは、今回のシナリオですが…。」 俺は古泉の言葉を遮り声をあげた。 「待て、古泉。」 「なんでしょうか?」 「いや、最近な…教師どもや生徒会執行部の連中からの突き上げがひどいんだ…。」 「?。」 「いつまであの連中を放っているんだ…とな?」 「…それで?」 「お前はいつか言ったな? 『我々はいかなる敵と戦っても必ず勝利するでしょう』 …と。」 「……。」 「…...
  • 涼宮ハルヒの分身 Ⅴ
      Ⅴ   「‥‥‥誰、ってどういう意味かしら」 「そのまんまの意味だ。お前は誰だ。本物のハルヒはどこやった?」 そのハルヒはこちらにニヤリと笑った口下だけが見えるよう少しだけ振り返り、またもハルヒとおんなじ声色で俺へと返事をした。 「なあに、キョン。本物のハルヒ、なんて意味ありげな言葉言って。まるであたしが偽物みたいじゃない」 その通りだよ偽ハルヒめ。 「だって忘れちゃったんだから仕方ないじゃない。それとも何、そんなに大事な思い出だったのかしら?」 白々しいことを。どういう過程でこいつが全くハルヒと同じ容姿と声と性格を得たかは不明だが、本当のハルヒではないということが確かになった。となると、こいつが閉鎖空間を発生させたということか。畜生、よりによってハルヒの姿になりやがって。 「じゃあ教えてよ。もしかしたら思い出すかもしれないわ。どうやってあたし達はここから出たんだっけ?...
  • 水晶の夜⑦
      どうせおまえに秘密を持とうとしても不可能だ。 「そうやって、誰彼かまわずやさしくするから…。そういうところが君は無責任なのよ。」 昔床屋で読んだ漫画のセリフを引用しただけなんだけどな。 「せっかく言うべきことを言えたと思ったのに…。」 さっきあなた、おれがやったことを非難してませんでした? 「だけど、この子はどこで電話してたの?」 どうでもいいでしょう、そんなことは。 「確かにどうでもいいことね。」 しかし店員たちの反応は店長のそれとは違っていた。 「この子が長門さん……。」 「なんてきれいな子……。」 「さっきの子とはタイプが違うけど……。」 たしかにこいつもハルヒもどこに出しても美少女で通る容姿をしてますがね、二人とも自分の外見なんかどうでもいいと思ってますよ。 「美少女…………。」 なに照れてやがる。 店長さんがちらりとこっちを見た。 「君の前ではそうでもないみたいよ………、...
  • スイング・スコア(目次)
    スイング・スコア(目次) あなたも自由な音楽の世界へ… 人物紹介! リード・キョン※1 第一楽章(前奏) 第二楽章(バース)※2 第三楽章(コーラス) 第四楽章(ブリッジ) リード・涼宮ハルヒ 第五楽章(コーラス) 第六楽章(バース) 第七楽章(ブリッジ) 第八楽章(リフレイン) リード・長門有希 第九楽章(バース)※3 第十楽章(チェイス) 第十一楽章(ブレイク) 第十二楽章(オブリガード) 発表会 最終楽章(コーダ) フィーネ(終止) 闇/常識 矛盾/光 ※1 リード...
  • 高校生クイズ
    SOS団の5人で下校していたときのことだ。 俺達の先頭を行っていたハルヒが、帰り道にある電気屋の前で何故か立ち止まった。 「どうしたハルヒ?」 「別に、テレビがあったから。なんとなく」 サイズ違いのテレビが5台、外に見えるように展示してある。全て同じチャンネルに合ってるもんだから、見てたら目がチカチカしてくる。 「クイズ番組のようですね。以前見た記憶があります」 古泉がいつものようにニコニコ、いやニヤニヤしながら言った。そのくらい俺でも見れば分かる。以前見た記憶も無い。 「あ、これの答え3じゃない!?」 「え?これは2じゃぁ・・・」 「僕は・・・4かと思いますが」 ハルヒと朝比奈さんと古泉で勝手にクイズ大会を始めてしまった。・・・まぁなんとなくオチは読めるんだが。 『正解は・・・1番で~す!』 テレビの出演者が「え~」っと声をあげる。おっと、出演者だけじゃ無かった。 「え~?何で何で!?説...
  • Black Lily・第四章
     翌日。 「何読んでるんだ?」  休み時間にトイレから戻ると、カバーつきの文庫を読んでいた由梨が目に止まった。 「解体新書」  医学書かよ。 「おもしろいか?」 「べつに」  そうかい……。ん、何か懐かしいやり取りだな、これ。 「本、自分で買ったのか?」 「姉に借りた」  何とまぁ。有希が貸したのだろうか? にしては趣味がオカルトだが。 「このクラスには慣れたか?」 「べつに」  こいつの口癖は「べつに」なのだろうか。中身も長門そのままかと思いきや、微かに違いがあるようだ。 「あなた」  受け答え一方だった由梨が、本から目を離さずに言った。何だ? 「長門有希は好き?」 「なっ!」  何を言い出すんだ!? というか、話に何の脈絡もない。それもあれか、調査の一環か? 「周囲の人間との関係についての理解も必要。感情と呼ばれる概念についてわたしは理解しないが、事実は把握しておく必要がある」  由梨...
  • ヤンデレーズ
    早朝。肌寒くなってきた今日この頃。俺は朝比奈さんと手を繋いで北校に続く長いハイキングコースを歩いていた。 何故かって?そんなもん二人は恋人同士だからに決まってんだるぉ!!(←巻き舌)もはや俺達は家族公認のバカップル、毎朝毎晩しっぽりずっぽりよろしくやってんだよぉ!! 「今日だって一発かましてきあとだぜぇ!」 「いひぃっ!TITITIちくしょー!お幸せに~」 はんっ!見ろよみくる。谷口がまるでゴミのようだ!w 「も、もうキョンくんのバカ!………そんな恥ずかしいこと大声で言わないでください///」 「なら今度から小声で言いますね」 「小声でもダメでしゅ!」 ああ…心が洗われる…彼女の仕草の一つ一つがまさに俺の心(キョンの心の半分は下半身で出来てます)を直撃ですよ?ちなみになんで恋人相手に敬語なの?なんて細かいことは気にするな。 さて、俺の心(テドドン含有率87%)が教師ビンビン物語を始め...
  • 異界からの刺客
    プロローグ SOS団の部室ではただ、ページをめくる音だけが聞こえていた。 長門はこの時間、誰れもいない部室でただページをめくるだけの時間が「好き」だった(もし、ヒューマノイドインターフェースたる「彼女」にそんな感情があるとして、だが)。知覚のごく一部分で目の前の原始的な情報インターフェースから情報を読みとる一方で、残りの無尽蔵とも呼べる知覚能力で情報統合思念体と交信し、宇宙全体の時空に想いを馳せる。そんな時間が「好き」だった。 が、それでは、残りのSOS団員たちが来ない方がいいのかというその状態も「好き」でないわけでは無かった。知覚の別のごく小部分を、ハルヒやキョンや古泉や朝比奈みくるのたわいもないやりとりの観察に費すのもまた嫌では無かった。 つまるところ、「彼女」は一種の情報収集システムとして生み出されたのであり、バックアップとして非常事態に過激な対応をするために作りだされた朝倉ユ...
  • Close Ties(クロース・タイズ) プロローグ
    Close Ties(クロース・タイズ) プロローグ      暗くなった部室に私は涼宮ハルヒと二人きりでいた。なんとも珍しい状況だ。  部活時間は過ぎ、下校を促す放送も流れた。 「アタシは、その…そんなつもりで質問したわけじゃないのに…」 「私は確かに古泉一樹の気遣いには感謝している。でも、彼に対して特別な考えを抱く事はない。それは誰に対しても変わらない。だからあなたも安心して欲しい」  昨日、私は一人図書館で、本という装丁からして芸術的で美しい記憶媒体が多数保存されている空間からの帰り道で古泉一樹と出会い、歩いていただけだ。私の居住地を教えておいた方が良いと判断したためである。  しかしその姿はクラスメイトに目撃され、私は同級生から何故一緒にマンションへ入ったのかと質問攻めにされるという非常に面倒な状況に陥ってしまった。感謝の印としてお茶を振る舞うのはおかしい行為なのかと質問し返した...
  • ダーク・サイド
    ダーク・サイド   プロローグ   その力の存在を知っているものの数は多くはなかったが、ごく少ないと言うわけ でもなかった。最初にその力の存在を感知したのは全宇宙を統べる全知全能の存在で それが観測したのは情報爆発だった。次に、時の旅人達がその力を時間の流れに穿たれた 頑強なる壁として認識した。最後に、ごく少数の超能力者を含む、命限りある 人間の集団がその力を認識した。この3つの組織は、それぞれに監視者を送り込み、 様々な僥倖に助けられて、これらの監視者を成功裡に配置し、ある程度、 その力を制御することさえできている自負するようになった。 だが、その力(力の所有者ではなく)そのものに「意志」があることにはまだ 誰も気づいてはいなかった。それは非常に致命的な....。   第一章 ハルヒ   俺がまたまた懸案事項を抱えこんだのは、あのハルヒがほどほどに落ち着いて来て、 哀れな古泉が出張神人駆...
  • スノーホワイト・レクイエム8
        お妃様は、儚く泣きそうに歪めた瞳で、鏡に呼び掛けました。 「鏡よ鏡、わたくしの問いに答えておくれ」 はい、お妃様、と鏡は愛する妃に恭しく答えました。 鏡に明瞭に映し出された、白雪姫の姿を前にして、お妃様は問い掛けました。 「それでは鏡よ、お答えなさい。此の世で、……生き残るべきは、どちら?」 此の世で欲され、愛され、必要とされるのはどちらですか。 ――わたしと白雪姫の、どちら。 ---------------------------   長門は、酷く懐かしい宇宙の深淵を思わす黒瞳を細めた。 SOS団の集う部室で、長門が古泉に投げ掛ける無機質で硬く透明な眼差しが、其処にあった。古泉の問いには答えずに、少女は瞬く。整った睫毛を揺らす。 「いつ」 気付いた、と端的な問い返し。 古泉は俯いた。常なら片時も離さずにいる苦々しさを隠す仮面を、被ることはしない。  ...
  • 涼宮ハルヒのお願い!ランキング
    新川「涼宮ハルヒのお願い!ランキング!!」  多丸兄「今回のテーマはこちら!!」  森「本当に可愛い北校生がしりたーい!!」  多丸弟「そしてそれらの美少女たちを審査する美食家アカデミーはこちらぁっ!!」   キョン「どうも、キョンです。座右の銘はポニーテールは人類の宝です」  古泉「これはこれは……古泉です。今回はよろしくお願いしますよ、んっふ」  谷口「女の審査は任せろ!!!なんなら俺的北校美少女ランキングを公開してm」  国木田「国木田です。始めまして」  多丸弟「以上の四人の美食家アカデミーが、それぞれ10点ずつの持ち点、合計40点満点で審査してランキングを作成するぞ!!」  新川「機関のブレインたちが汗水垂らして作成した予想ランキングはこちらぁっ!!」  第一位 涼宮ハルヒ  第二位 朝比奈みくる  第三位 長門有希  第四位 鶴屋さん  第五位 喜...
  • 普通短編23
    ~ある放課後の出来事~   ブゥゥゥゥン・・・     キョン「何だこの音・・・はっ!?」     歩道のほうへと勢いよく引っ張られる俺、 俺の真横数cmを猛スピードで走り去る車。     長門「危ない」     キョン「ああ・・・サンキューな」     長門「ブーブーに轢かれるところだった」     キョン「!!?」         ~ある放課後の出来事・その②~     キョン「で、今度は俺は未来に行かなきゃいけないと?」     ミクル「はい、とっても危険な任務なんでこれを持っててくださいね」     手渡された重厚感のある黒い鉄の塊     キョン「朝比奈さん、これって・・・」     ミクル「ハジキです。護身用に持っててくださいね♥」     キョン「!!?」     ※ハジキ = ヤクザ用語で拳銃のこと         ~ある日曜日~     ハルヒ「ほら春月!水族館よ!...
  • 古泉一樹の約束
    まだ、僕は死ねないんですよ。     薄れゆく意識の中。     そんな事を思った。     古泉の左手は     赤く、血に染まった。     ◇ ◇ ◇ ◇      太陽が西に傾き、夕焼けの空の下、坂道に二つの影が伸びる。 長門有希と古泉一樹は共に学校からの坂道を降りていた。 秋風が舞い、長門の髪が揺れる。 肌にからみつくそれが少しだけ、心地よかった。 長門の左耳には、銀色のイヤリング。 誕生日など無いと言い張る長門に、それでは今日を誕生日にしてみませんか?と送った一品だった。 長門は、ひそかに気に入っているらしい。 絶対に口にはしないが、身に着けている事がそれの証明だった。 文芸部室へと続く廊下の途中、古泉が「よろしければ、一緒に下校しませんか?」と長門を誘ったのは、SOS団の活動が始まる少し前のことである。 肯定とも否定とも取れない仕草で応えた長門に、急なアルバイトが入らなけれ...
  • SOS団の無職5
    前回のあらすじ  キョンはついに自分の弱い心に打ち勝ちました。一言で言えてしまうほど簡単なことのようで、それはとても難しいこと。  古泉との話の中でイニシエーションについて聞かされるが、そんなの理解できません。門外漢が学術的な話についていけるわけがありません。  それでも、「自分自身を変えたいのなら、意識の根本的な部分を変える体験をしなければならないらしい」ということが何となく分かりました。  けれどその方策など皆目分かろうはずもありません。どうしていいか分からないからこそ、みんな毎日悩んでいるのです。     ~~~~~      あれほど広く、殺伐としていて、無駄な物など一切無かった長門の部屋に今はゴチャゴチャと引越し直前の家のように荷物がごった返していた。  フローリングの机の上にはハルヒのナップサックが投げ出されているし、床の上には古泉、鶴屋さんのバックが置かれている。部屋...
  • はるかぜふくまえに・第一章
    ○第一章   「キョーンくん! おはよ!」 翌日通学路で早速長門と出くわした。なんだお前、朝から俺の調子を狂わそうというのか。 「えー何それ? 今日はたまたま寝坊しただけだよ」 「寝坊してこの時間か。そういえばいつも何時に登校してるんだ?」 俺がそういうと長門は顎に人差し指をあて呻吟し、 「んーと、始業一時間前かな?」 いくらなんでも早すぎんだろ。 「だって、ハルヒちゃんの観測しないといけないじゃない? それがわたしのお仕事だもの。 万一ハルヒちゃんが学校に早く来た時のために、わたしはいつもそうしてたの」 なるほどな。一年経って明かされる真実があったものである。道理で一度も長門と出くわさないわけだ。 ん? となると…… 「今日はいいのか? 観測するんだろ」 「だって寝坊しちゃったんだもん、しょうがないじゃない」 いいのかそれで! しょうがないで済むならハルヒの超変態パワーもまったく阻止する...
  • 涼宮ハルヒの消失ー長門有希の憂鬱
    私は情報思念体が作り出した対有機生命体用インターフェースのひとつである。 太陽系、と本人たちによって呼ばれる辺境の惑星系の第三惑星に発生した有機生命体のなかに、全宇宙の中でもユニークな一個体が発生した。 そしてそれは進化の袋小路に閉じ込められた情報思念体になんらかの脱出口となる要素を抽出できる可能性がある、と判断された。 単体という概念を持たず、いかなる光学的手段を持っても不可視である情報思念体にとって、一地球人固体を観察し、必要ならば彼らの言語による意思疎通を可能にするインターフェースが不可欠であることから作られたものの一体である。 同時に作られたバックアップと比べて、私というインターフェースは一見して他のインターフェースとは際立った地球人的な「個性」が与えられている。 そう。被観察者涼宮ハルヒによって、私に必要とされた属性。 極端な無口、非情動的で非社交的なキャラクター。 彼女にと...
  • 普通短編43
    N「あなたと一緒に帰る。」 K「ああ、いいけど。めずらしいな長門がそんなことを言うなんて。」 N「昼食より6時間経過。血糖値の低下が確認される。早急に適度な栄養補給が必要。」 K「・・・」 N「・・・」 K「・・・おごらんぞ?」 N「あなたには失望した。」   N「あなたと一緒に帰る。」 K「ああ、いいけど。めずらしいな長門がそんなことを言うなんて。」 N「昼食より6時間経過。血糖値の低下が確認される。早急に適度な栄養補給が必要。」 K「・・・」 N「・・・」 K「・・・ガム食う?」 N「くー」 K「ほれ」 そう言って彼が取り出したのはヴェルダースオリジナル。何故なら彼もまた特別な存在だからです。     もしこのキョンにインテルが入っていれば… N「あなたと一緒に帰る。」 K「ああ、いいけど。めずらしいな長門がそんなことを言うなんて。」 N「昼食より6時間経過。血糖値の低下が...
  • 涼宮ハルヒの通夜編
    俺が北高で過ごした七転八倒の高校生活から9年が過ぎた。 我が青春のすべてを惜しみなく奪っていったあのSOS団も自然解散とあいなり、宇宙人・未来人・超能力者と連中にまつわる 頭の痛くなる事件の数々から晴れて解放された俺はあの頃希求してやまなかった健康で文化的な最低限度の生活ってやつを取り戻していたわけだ。 「つまらねぇ」 おいおい俺は何を考えている。 赤点ぎりぎりの成績にお似合いの大学へ進学し、大きくも小さくもない身の丈に合った企業に就職し…… 特別なことなんて何もない、まともな人間にふさわしい普通の生活だ。これ以上何を望むってんだ? 「まるで靄のかかったような……実感の湧かない生っ…!」 馬鹿馬鹿しい。 この俺が『特別な世界』でどんなに無力で場違いな存在かはあの頃散々思い知らされたじゃないか。 明日も早いんだ。こんなとりとめもないことを考えるくらいならさっさと寝ちまおう。 俺は自分に言い聞...
  • 反転世界の運命恋歌(Ver.キョン子)Ⅱ
    反転世界の運命恋歌Ⅱ  そう言えば、あたしと古泉一樹がペアを組んだのが午後の部だってことを言ってなかったわね。  そうね。あたしがこの世界に来てから今日の午前の部までのことを少し話しましょうか。  結構、不思議な気分に包まれたから。それと涼宮ハルヒが妙なことを聞いてきたことを紹介するのもいいでしょう。  …… …… ……  …… ……  ……  唐突だけど、まず、この状況を表現するにはぴったりの言葉はこれね。  あたしは眼前の光景に絶句した。  まあ、これは仕方がないことなのよ。誰だってあたしの立場になれば絶対に言葉を失くす。断言してもいい。  目が覚めたら、見知った部屋で、どこか既視感を感じようがあたしにも馴染みの北高のカーディガンつきセーラー服を着ていても、絶対に今日初めて遭った女の子が目の前に現れたんじゃ、こうなるわよ。  しかも自室に居たはずが全然違う場所に居れば...
  • 長門有希の憂鬱III The melancholy of Cupid
      The melancholy of Cupid  新入生もそろそろ初々しさを失い、彼らもまあ人生こんなもんかという高校生的悟りを開いた頃、俺も高校生最後の一年間に足を踏み入れてそろそろ一ヶ月が経とうとしている。クラス編成はたぶん説明するまでもないだろうな。俺とハルヒはなぜかそのまま繰り上げ文系、古泉と長門は理系クラスへ進級した。単なる偶然かあるいは誰かの意図か四人とも同じ国立を志望していて、俺は模試が来るたびにハルヒの課外講習を受けているありさまだ。ハルヒに付き合ってまで進学校を選ぶなんて、俺も自主性がないのか人がよすぎるのか、どっちでも同じだが。最後には神頼み的ハルヒの力でなんとか試験合格させてもらえないかなどと、甘いことを考えている自分を恥じていたりもする。    SOS団はなんの変わり映えもしない、はっきり言えばマンネリ化だな。昔に流行ったタイトルをリメイク、リキャストし...
  • 普通短編41
    雫が落ちる音がする。 どうやら、雨が降っているらしい。 そういや、あの日も雨だったな。ハルヒ。 ゴロゴロ そう、こんなふうに雷も鳴っていた。 あの時の俺はどんな顔をしていたんだろうな? 暗闇の中、稲妻によって照らされた俺の顔は・・・ ゴロゴロ この場所は暗いんだ。ハルヒのあの笑顔みたいに明るくはないんだよ。 さっきから、稲妻の光しか明かりがねー。 こんなに雷がこえーって思ったことなんてねーよ。 ハルヒ。俺はあと何年、この狭い暗闇で一人で暮さなきゃならないんだろうな? なあ、俺が悪いのか? お前のためとかいうのはいいわけにしかならないのか? 俺は、朝倉みたいに、ナイフで人を・・・ やっちまった 『涼宮ハルヒの亡失』 これ以上ネタが思いつかないため製作中止   古泉「俺のこの手が真っ赤に燃える、勝利をつかめと轟き叫ぶ!!」            「ふもっふ!!」   ...
  • SOS団が家族に?
    さて、これはどういうことだろうか。  ハルヒ、長門、朝比奈さん、古泉が朝から俺の家にいる。 そして、一緒に朝飯を食ってる。しかも、親も妹も何も言わない。 なぜだ? 昨日こいつらは家に泊まってはいないはずだ。  とりあえず俺は長門に小声で聞いてみた。  「なぁ、長門。これはどういうことだ?」  「あなたと涼宮ハルヒ、古泉一樹、朝比奈みくる、そして私は姉弟ということになってる。」  「またハルヒの力のせいか?」  「そう。今日の午前0時に改変された。起きたらあなたの家にいた。他の3人も一緒。」  「また、俺とお前と朝比奈さんと古泉だけ以前の記憶があるのか?」  「そう。」  「あいかわらず都合のいい能力だな。で、これは何時直るんだ?」  「わからない。涼宮ハルヒが以前のほうがいいと思えば元に戻ると思われる。」  やれやれ、全く厄介なことをしてくれたもんだ。一気に大家族じゃないか。両親にハルヒ達...
  • 反転世界の運命恋歌(Ver.キョン)Ⅱ
     反転世界の運命恋歌Ⅱ  そう言えば、俺と古泉一姫がペアを組んだのが午後の部だってことを言ってなかったな。  そうだな。俺がこの世界に来てから今日の午前の部までのことを少し話そうか。  結構、不思議な気分に包まれたからな。それと涼宮ハルヒコが妙なことを聞いてきたことを紹介するのもいいだろう。  …… …… ……  …… ……  ……  唐突だがまず、この状況を表現するにはぴったりの言葉はこれだ。  俺は眼前の光景に絶句した。  まあ、これは仕方がないことなんだ。誰だって俺の立場になれば絶対に言葉を失くす。断言してもいいぞ。  目が覚めたら、見知った部屋で、どこか既視感を感じようが俺にも馴染みの北高のブレザーを着ていようが見知らぬ奴が目の前に現れたんだ。しかも自室に居たはずが全然違う場所に居れば間違いなく愕然とする。 「貴方は別世界で情報連結を解除され、この世界で再構築され...
  • 餃子の季節
      餃子の季節 【プロローグ】    西暦2008年X月X日。    この日、世界中を凶報が駆け巡った。   『北京オリンピックにて涼宮ハルヒ、涼宮哈爾濱に敗北す。』    これは中華人民共和国の野望を何者をも妨げ得ないと言う事を意味していた。    後の世に”炎の七日間”と呼ばれる、悪夢の一週間の始まりであった。   ───「我が神、我が神、何故に我を捨てたまいしや」(マルコ15章34節)   挿絵 http //society6.2ch.net/test/read.cgi/gline/1202756066/1 【第一章・中華人民共和国の興亡】   ──翌日、中国軍は世界侵略を開始した。   鈴宮ハルヒ「北米方面軍より報告、アメリカ・カナダの制圧完了しました。」 涼官ハルヒ「欧州方面軍より報告、NATO軍は壊滅しました。」 涼宮八儿匕「台湾方面軍より報告、台北市内でゲリラ部隊が...
  • 1 結末は空港で
    高校ニ年の春、朝比奈さんの卒業を間近に控えたあの日を境に、ハルヒの能力は消失した。三人のSOS団の仲間と共に。 三人の仲間が俺達の前からいなくなった後、現実の世界も俺が持っている記憶とは若干異なっていた。 長門有希、朝比奈みくる、古泉一樹といった学生はもともと北高には在籍していなかった。 6月の野球大会では俺とハルヒが北高の運動部員から有志を集って参加し、優勝したことになっていたし、 文化祭では映画の上映などはしておらず、そのかわりにコンピ研を相手にハルヒがゲームのイカサマを暴いたことになっていた。 ハルヒのライブはあったようだが、傍らに長門の姿は無く、ENOZのメンバーが代わりにギターを担当したようだ。 もちろん、夏や冬の合宿などというものは、まったく片鱗すら存在しておらず、一年の年度末にはハルヒが文科系の弱小部を集めて、 部の統廃合を強引に進めようとした生徒会に存続の要求を突きつけて勝...

  • 今日は2007年4月14日。どうして俺が年月日をこんなにも詳しく指定するのかと言うとだな・・・まぁ今は話せないが 出来れば覚えておいて欲しい。長い、長い一日だったということは行っておく。 俺は二年に無事進級し、またハルヒと同じクラスである。ハルヒだけではない、長門と古泉も同じクラスだ。 古泉は理数系のクラスにいなかったか?なんてのはハルヒにとってはどうでも良く、俺たちはまた一年こいつに振り回される運命である。 ちなみに朝比奈さんは今年から受験生だ。未来人にとって受験勉強は必要なのかと思うがな。 幸か不幸か、SOS団に入ろうなどという変人は現れず、ようやく普段の学校生活に戻ろうとしていた頃である。 もっとも、ハルヒがいる限り俺に普通、とか普段、とかいうセリフは吐けないな、とかを考えている毎日である。 今回は、こんな春の陽気を一瞬にして吹き飛ばしてしまった話である。 毎度毎度、不思議探索と...
  • その他の短編30
    ガチャ 妹「キョンくん朝だよー!起きてぇー!」 キョン「zzZ」 妹「むー、起きてよー!」 ユサユサ キョン「zzZ」 妹「クソー、これでもかぁ!?」 ボスン キョン「…ぅ…zzZ」 妹「むむむ…くらえ必殺ギロチンチョークぅ!」 ドゴォン キョン「ぐえっ!」 妹「朝だよー」 キョン「ゲッホッゲホッ、この野郎!」 コチョコチョコチョ 妹「キャハハハハ!らっ、らめっくすぐっららめぇー!」 妹「……ハァハァ」 キョン「しまった…妹が“女”の顔になってる」 妹「キョンくん…もっとして…ハァハァ」   ガチャ 妹「キョンくん朝だよー!起きてぇー!」 キョン「zzZ」 妹「むー、起きてよー!」 ユサユサ キョン「zzZ」 妹「クソー、これでもかぁ!?」 ボスン キョン「…ぅ…zzZ」 妹「むむむ…くらえ必殺ギロチンチョークぅ!」 ドゴォン キョン「ぐえっ!」 妹「朝だよー」 ...
  • 涼宮ハルヒの軌跡 SOS団(前編)
     超能力者。  涼宮ハルヒによって、閉鎖空間と神人を倒すための力を与えられた存在。機関と呼ばれるハルヒの情報爆発以降に発足した組織に属し、 その意向、つまり世界の安定に協力している。  三つほど前の世界では、その目的は変わらず「世界の安定」だったが、情報統合思念体が排除行動に出たため、 手段を「ハルヒの安定」から「ハルヒとその影響下にある人間の排除」へと変化させ、ついにはそのために核爆弾を炸裂させた。  でリセット。    未来人。  涼宮ハルヒによって、時間遡行能力を与えられた存在。組織名やそれが一体いつの時代のものなのかは不明。 目的は自分たちの未来への道筋を作り続ける涼宮ハルヒの保全。そのためには別の未来を生み出しかねない存在は かたっぱしから抹消している。  それが原因で二つほど前の世界では、ハルヒの観察を命じられた朝比奈みくるという愛らしいエージェントがその役割を 押しつけられ、...
  • Close Ties(クロース・タイズ) 第一話
    Close Ties(クロース・タイズ) 第一話      時刻は午前6時。  通常の有機生命体-人間である朝比奈みくるにとってはまだ睡眠中、または起床時間だろうか。  私が彼女だけを家に呼び出したのは理由があった。  朝比奈みくるはすでに制服へと着替えていたので話はある程度長くできるが、覚醒しきっていない表情は見ていて申し訳がない。急いで伝えることを伝えて登校前に仮眠をとってもらうのが良いだろう。  私はテーブルの前に座った朝比奈みくるにお茶を出してから、テーブルの上に二つ折りのやや無骨なデザインの黒い携帯電話を置いた。 「…えと、携帯電話買ったんですね、長門さん」  残念ながら携帯電話を自慢するために呼び出したわけではない。 「これは統合思念体からもたらされた通信機」 「通信機を必要とするんですか?」  朝比奈みくるは訝(いぶか)しげに携帯電話を眺めた。彼女の疑問はもっともだ。統合思...
  • 長門有希の素顔
        「『食』がおきる」 へ? 「『食』」 ………。 「長門さん、困っていますよ。ちゃんと説明しないと」 「……『蝕』のこと」 「『しょく』? 一体どういう字を書くんだ?」 「『食』とは天体が別の天体に見かけ上重なり、相対的に奥となる天体が見えなくなる現象。  見かけ上重なる原因は観測地点となる場所が惑星などそれ自身が動いているために起きる場合と……」 「長門さん……。簡単にいうと日食や月食ですね。」 ああ、やっとわかりましたよ喜緑さん。これでも長門の言いたいことは誰よりもわかっているつもりですが お仲間にはかないませんよ。 「いいたいことはわかりました。で?」 食がおきたらどうなんだ? 「『食』がおきる事によってわたしたちの能力が制限される。」 ??? 「長門さん、あなたが説明する、いつも通りだから大丈夫っていうから任せたのにそれじゃ伝わりませんよ。  まさかいつもそんな説明なんで...
  • 普通短編13
    ハルヒ「昨日寝るときに気が付いたのよ、上向きでボールペンが使えないって」 キョン「んなばかな、ちょっと貸してみろ」   ・・・・・・・・     キョン「あっすげえ!本当に書けねぇ!!」 ハルヒ「ねっ、すごいでしょ!だからね、上向きでも書けるボールペン開発したら売れると思わない?」 キョン「ああ!勉強に困った女子小学生に大人気だ!!」       一方長門は鉛筆を使った           ゴロゴロゴロ・・・・・・     古泉「おや?雷ですね」 キョン「王手!」 古泉「また負けてしまいましたか・・・」 長門「・・・・・・」じーっ キョン「なんだ長門?お前もやりたいのか?」 長門「違う・・・」 キョン「ん?」 長門「恐怖・・・」 古泉「もしかして雷が怖いのですか?」 長門「そう・・・」     長門「・・・・・・」じーっ キョン「落ちる事はないだろ。そう怖がるなって」 長門「・・・・・・...
  • 反転世界の運命恋歌(Ver.キョン子)Ⅲ
    反転世界の運命恋歌Ⅲ  で、ようやくあたしと古泉一樹のデートの話になる訳だけど、まあ別段、大したことはやっていない。  おっと、ここで言う『大したことはやっていない』と言う意味は、男女が遊びに行く昼間の健全なデートとしては当たり前で当たり障りのないことしかやっていないという意味だぞ。  だからと言って楽しくなかったかと言えば、むろん、そんな訳がなくて思いっきり楽しんでた。  スタートは小物雑貨屋のウィンドウショッピングから始まって、あたしの「ふわぁ」という感嘆に、隣で微笑ましいものを見て一緒にその感情を共有したいと主張している彼の笑顔は素敵だったし、「どれもいいですね」と同意されたときは、そこはかとなく嬉しい気持ちで沸き返っていた。  それから少し喉が渇いたんで二人で喫茶店入って――  ふっふっふっふっふ。  なんとなくこっちに主導権があったのと、こっちの世界の住人じゃないあたしだ...
  • 長門有希の報告Report.20
    Report.20 長門有希の憂鬱 その9 ~朝倉涼子の抵抗~  それから数日後。  朝倉涼子の辞令が内示された。正式な交付は任務引き継ぎ完了後。  ――長門有希任務代行解除 朝倉涼子  ――有機情報連結解除を命じる。  その週の金曜日。  朝のHRで、涼子が再びカナダに戻ることが発表された。クラスはどよめきに包まれた。涼子は、当初の予定通り日本での用事が済んだので、カナダに戻ることを説明した。つまり、そのような理由で姿を消すという設定。本当は、涼宮ハルヒの事後処置状況を見極めた上で、問題ないと情報統合思念体が判断したため。  涼子はその日の授業がすべて終了すると、帰りのHRで別れの挨拶を行った。挨拶を終えると、またいつでも日本に戻ってきて、顔を見せてほしいと級友達に声を掛けられた。  そしてハルヒは、こう宣言した。 「あんたは今日から我がSOS団の海外特派員や! 北米地域での不...
  • アインザムカイト・ツヴァイザムカイト
          ―…… ―…… ―……あなたは誰 「……長門有希」 ―……同期失敗。対象をインターフェース『パーソナルネーム長門有希』の異時間同位体と認証できず。もう一度聞く。あなたは誰 「ナガトユキ」 ―質問を変更する。あなたの存在する時間平面及びその時系列上の情報統合思念体があなた……長門有希に出した指示は何 「……」 ―情報統合思念体の自律進化を実現するために必要な情報を極めて高い可能性で所有する一知的有機生命体の観測、場合によっては保護。それが対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェースとしての、わたしの存在意義 「……」 ―訂正。対象を暫定的に「異時空間同位体」と仮定義 「あなたはわたしと同じ。長門有希。でも違う」 ―ノイズ発生。無視できる程度 「一番奥の、一番大切なところが違う」 ―ノイズ発生。処理速度著しく低下。原因解析不可 「……あなたは誰。わたしと何が違うの」 ―エ...
  • SOS団プレゼンツ 第一回 涼宮ハルヒ争奪戦  ―争奪戦当日~開会式・適性検査~ ―
    「れでぃーす えぁんど じぇんとるめん 皆様 めがっさながっっらくお待たせしたっかな? 只今より 『SOS団プレゼンツ 第一回 涼宮ハルヒ争奪戦』を 開催しちゃうっさー!!」 鼓膜が張り裂けそうな程の声をあげ、鶴屋さんは開会宣言をした。 時は8月7日。争奪戦当日となった。ハルヒの機嫌の様に雲一つ無く、絶好の天候となったようだ。 会場は鶴屋邸の一角にある庭園である。鶴屋さんも面白いことには飢えているのだろうか、二つ返事で協力を了承してくれた。 学校内で行うにはリスクがありすぎるからな。生徒会への根回しも杞憂に終わったな。古泉。 鶴屋さんは場所だけでなく、会場や必要な大道具・小道具・機材・人材を確保してくれた。その上、進んで司会まで努めてくれた。さすがは名誉顧問である。 『なぁに、他ならぬハルにゃんの頼みだからね!聞かないわけにはいかないっさ!ハルにゃんは大勝負に出たみたいだから尚更だね! ...
  • Break the World 第一話
       きっかけ、なんて物は大抵はどうってことがない。  俺がハルヒの巻き起こすゴタゴタに巻き込まれた理由も些細な会話が始まりだった。  だが、そんな日々の終わりは突然にやってきた。  何の予兆も見せること無く。警告を与えられる時間も無く。  始まりが些細な事だったように、終わりもまた些細なことがきっかけで訪れた。  それは、いつもと同じ日々での事だった。     「Break the World」  第一話 ― 発端 ―    相変わらず学校の授業は面白くない。何故かって言えば、内容がわからないのである。  俺の後ろに座ってるハルヒはちょくちょくを俺をペンで突いて来るし、  集中力削がれる事この上ない。元々無いようなもんだけど。  やっとの思いで授業が終わると、俺は朝比奈さんの癒しを求めて部室に向かった。  ハルヒも一緒だった。特に何も話はしなかったんだが。  部室棟に着き、ドアをノックし...
  • 古泉一樹の結婚
    「キョン、ぐずぐずしてないで早く来なさいよ」   「うるさい、分かってるよ」 あいつはこの坂道で何でこんなに元気なんだ。   「高校の通学路の方がきつかったでしょ、この程度余裕よ」   くそっ、高校の通学路の方がまだマシだった記憶があるぞ。 それとも俺が年取ったって事か?いや、まだそこまでは…   「あんた、体力落ちすぎよ。情けないわね」   「お前みたいに涼しい格好じゃねぇんだよ。しかも駅から距離があり過ぎるだろ だからタクシーで行こうって言ったのに」   「この程度でタクシーなんてホントに情けないわ、それでも団員一号なの?」   団員か、懐かしい響きだな。SOS団は既に有名無実だ。ハルヒから団員という言葉も久々に聞いた。 やはり、久しぶりに他の団員に会えるからテンション上がってんのか?   「何ボッーとしてんの、もうちょっとだから頑張りなさい」   はいはい、分かりましたよ。   「そ...
  • 普通短編67
    長「朝比奈みくる=ヘリオン、鶴屋さん=ハリオン」 キ「そういうマイナーなネタは無し」 長「私=蒼星石、朝倉涼子=翠星石」 キ「なんか違う」 長「古泉一樹=立花一樹、貴方=睦月」 キ「あいつと兄弟なのはまっぴらだし殺されたくもない」 長「SOS団=エゥーゴ、生徒会=ティターンズ」 キ「それだ!」 長「早速、カレーに入れてみる」 キ「隠し味に牛乳=みくる忘れるなよ」 長「もちろん」 ハ「解読不可だわ・・・」 み「楽しそうですけどね」 ハ「そうね」 ハ「ですよねぇ」 ハ「そうそう」 ・・・・・ ハ「今の何!?」   長「・・・」 キ「・・・」 長「にゃあ」 キ「・・・」 長「・・・」 キ「ネコか」 長「にゃあ」 キ「・・・」 長「・・・」 キ「可愛い」 長「ちゅっ」 キ「ちゅっ」 長「///」     古泉テラローテンションの午後 古「今日は雨ですね……」 キ「そうだな、うっと...
  • 涼宮ハルヒの経営I おまけ
    NG集 プロローグ 「気がついた!」 ハルヒが突然俺のネクタイを締め上げた。いつだったか似たようなシーンに遭遇した覚えがあるぞ。 「く、苦しい離せ」 「どうしてこんな簡単なことに気づかなかったのかしら!」 「何に気づいたんだ?」 「自分で宗教を作ればいいのよ!涼宮ハルヒ教よ!」 誰がお前なんか拝むんだ。古泉が喜ぶだけだろ。 「お呼びに応えて参りました。ラマ僧の古泉です」 「いえいえ、わたしが巫女としてお仕えするわ」 「……いざなぎのぅ、アッラー南無阿弥アーメン華経~」 仮説1 十年後。 「ちょっとキョン、このロウソクの明かりでわびしく仕事するのなんとかならないの」 「電気代払ってねえからしょうがないだろ」 「えーい、こうなったら株に投資よ。新聞を過去の私に送ったら値上がり銘柄が分かるわ。もうウハウハよ」 「そんなことをした...
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