涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「無限の結論」で検索した結果

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  • 無限の結論
    もう見慣れてしまったこの風景。 無限の剣。 無限の荒野。 そこに、 「うわっ!」 「ふえぇぇぇ!?」 見慣れない、三つの影。 「な!?朝比奈さん!長門!何でここに!?」 うむむ、おかしいな。ちゃんと回りは確認したのに。…ああ、そうか。長門が不可視フィールドを展開してたのか。 「あの…無視しないでいただけますか?」 いや、まあ、何となく閉鎖空間に近いからお前はいても驚かなかっただけなんだよ。何となく入り込めそうな気がするし。 「それは無理ですね。ここは閉鎖空間と似てますが根本は違うものみたいですし。どちらかと言えば…そうですね、コンピュータ研の部長氏のときのものに近いですね」 そうなのか…って心を勝手に読むな。俺は口に出してないぞ、そんなこと。 「まあ、とにかく…ここは何なんですか?」 「…簡単に言えば、俺の閉鎖空間だ」 俺の言葉に、古泉はわざとらしくほう、と呟いた。 「ええと…つまり、ここ...
  • アンリミテッドブレイドワークス
    ...剣製2 無限の相談 無限の結論 無限の休息 無限の輪舞(ロンド)Ⅰ 無限の輪舞(ロンド)Ⅱ 無限の分岐 エピローグ~肯定~ エピローグ~否定~
  • 無限の相談
    「あのさ、ちょっと皆に相談があるんだけど」  とある日の放課後、文芸部室に掃除当番に当たっている彼以外の全員が集まっている状況で、急に涼宮さんが言いました。あ、ちなみに僕は古泉です。どうも。  「相談……ですか?」  とお盆を抱えたまま朝比奈さんが聞き返します。  ふむ、”相談〟ですか。『機関』の古泉一樹、『学生』の古泉一樹、そのどちらの立場からも興味はありますね。…まあ、何の相談かは容易に想像できますが。  「最近ね、キョンがバイトを始めたらしいのよ」  ほう、そうなんですか…って、何ですって?アルバイト?  おかしいですね…『機関』からはそんな報告は来てませんが…。  この知らせには長門さんも驚いたようです。ほんの数ミリですが目を見開いているように見えなくもないですね。  「でね?そのバイト先が人員不足らしくて、急にデート中に呼び出されたりするんだけど…。その次の日のキョンが異常なまで...
  • 無限の剣製2
    まったくをもって突然だが、俺とハルヒは今世間で言うところの゛彼氏彼女〝の関係になっている。まあ、何故かと言われてもただただ回答に困るが、少しだけ語れる事があるなら告白したのは俺のほう、と言うことだけだ。 しかし、そんな関係になったところであの天上天下優雅独尊及び俺を独占な態度は地球の公転周期ほども変わらず、相変わらずこき使われている。 谷口からは゛かかあ天下〝とまで称されてしまった。……別にいやではないが、まだ籍を入れた覚えはない。 ちなみに俺の彼女曰く、゛神聖にして不可侵の象徴たる私が団活をやめるなんて言語道断よ!〝とのことで、そこも相変わらず継続中だ。 ガチャリ、といつもの如く(元?)文芸部室の扉を開けて―――無論ノック後の「はぁい」という語尾にハートマークがつきそうな声を聞いた後にだが―――俺はいつもの面々の顔を確かめる。 メイド、 無表情、 ニヤケ、 団ちょ…彼女。 …箇条書...
  • 三人娘の結論
     あたしは、高校時代をすごしたこの街に戻ってきた。  理由なんてない。ただなんとなく来てみたかっただけ。  ……なんて、ごまかしよね。  やっぱり、未練なんだと思う。ここにはキョンとの思い出がたくさん詰まっているから。    高校を卒業したあたしたちは、みんなで同じ大学に入った。  みくるちゃんは一足先に入学していたし、古泉くんや有希は心配するまでもなかった。問題はキョンだったけど、あたしの特訓の成果で何とか合格させることができた。  あたしは、家賃や生活費の節約になるからと理由をつけて、強引にキョンと同棲した。  一緒に暮らせば、何か進展があるかもしれないと期待していたのは確かよ。  でも、何もなかった。  キョンにとっては、あたしは、ルームメイトで、SOS団の団長だった。親友とも思ってくれているかもしれない。  でも、それ以外ではなかった。  あたしがどんなに思わせぶりな態度をとって...
  • 無限の剣製
    もう―――何度目になるか。 「いい加減にしたらどうだ?あいつはストーカーを募集した覚えはないんだよ」  目の前の゛それ〝は答えない。応えない。  ただ、そこに在るためだけのように立ち尽くして無言に徹する。 「……あんまり黙りこくってるヤツもまあ、少なくはないけど多いわけにはならないな」  周りの景色は紅く停止し、世界は流れない。  この中に動いているのはただ二人。  否、ただ一人とただ一つ。  「まあ、とにかく、始めようか」  俺は体に似合わない野太刀を足元からたぐり寄せる。  最初からそこにあったように、何の不自然もないように。  紅い丘から、一本の剣を取り出す。  存在し得ない、複製した剣を―――無限に。  詠唱、   「I am the born of my sword―――」
  • 無限の輪舞(ロンド)Ⅱ
    (これは、アンリミテッドブレイドワークスのうちの一つです)   「ここかっ!」 俺が出たのは、何の因果か長門のマンションの前だった。 俺は虚空に右手を掲げ、     「―――I am the born of my sword―――」       詠唱。―――体内から何かが失われていく感覚。     「―――Steel is my body, and fire is my blood―――」       詠唱。―――消えていく何かの正体なんてのは判ってる。     「―――I have created over a thousand brads―――」       詠唱。―――右手を包むように左手を上げ。     「―――Unaware of loss―――」   「―――Nor aware of gain―――」       詠唱。―――倒れそうな体を叱咤して。     「―――Withs...
  • 無限の休息
    (この話はアンリミテッドブレイドワークスの一つです) 「…鬼」 「何とでも言いなさいよ」 今現在、いつもの駅前付近の商店街。 そのうちのゲームセンターの一角、俺は全てのUFキャッチャーの景品を取らされていた。しかも太刀の―――と、間違った。最近、戦ってばっかりだからなぁ―――改め、性質の悪いことにこのゲーセン、結構大型のものだから全部で二十五台、しかも一台につき二つあるもんだから五十個。そして極めつけはほとんどが二百円台ということ。 「俺の財布の中身は無限じゃないんだぞ…」 「浮気の慰謝料よ?当然じゃない!!」   あの後、俺と長門は古泉と朝比奈さんの出て行った―――出て行かされた―――部室で仁王立ちのハルヒを正面にして床に正座し(長門はイス)色々と弁解していた。 「…んでキョン。あんたいつの間に有希に手を出したの?彼女のあたしを差し置いて」 回りから見たら中々シュールだよなぁ。この光...
  • 無限の分岐
      (これはアンリミテッドブレイドワークスの話の一つです)         「キョン!」 ガラリ、と大きな音を立ててあたしは病室のドアを開いた。 病室にはみくるちゃん、有希、古泉君、そしてベッドに寝ているキョンがいた。 「あ、涼宮さん…」 「………」 「…どうも」 三者三様のあいさつ。でも、あたしにはキョンしか見てなかった。 …良かった。生きてる。機械は定期的にピッ、ピッ、と音を発している。 「キョン!!」 キョンの肩をゆする。それに合わせて首がガクンガクン、と揺れた。 「…キョン…?」 …何だろう、この感覚。嫌な予感、みたいな。 その予感を確信にするように、よく見ればキョンは死んだように眠っていた。 …死んでない。 …でも、生きてない。 「…涼宮さん、彼は今、植物人間の状態に陥っています」 「……植物人間?」 「ええ、つまり」 そこまで言った古泉君の胸倉を掴んだ。古泉君の背は高くて、少し...
  • 無限の輪舞(ロンド)Ⅰ
    (アンリミテッドブレイドワークスの一つです)       ―――、紅い荒野に人影三つ――― 「ぐっ―――!」 ―――、一人が人で二人が情報――― 「「防戦一方だね、お兄さん♪」」 ―――、一人の腕には双剣が――― 「っは、はぁはぁ…っだあ!」 ―――、二人はそれぞれ片手に太刀を――― 「「あはははは!息も絶え絶えじゃないか!」」 ―――、そして終焉は来たる―――     「「やあっ!」」 目の前から双子(という設定で今まで過ごしていた待機モードの)急進派兄弟は同時に振り下ろす形で白銀の刃を俺に振るった。 「っぐ!」 それを、愛双刀干将莫耶を顔の前で交差させて防ぐ。 カキーーーン! 「「もう終わりだよ、お兄さん。最初から二対一なんかで勝てるわけ無かったんだよ」」 まだ年端もいかないように見える容姿、しかし剣戟はとても重い。 「ったく、言うじゃないか…。うちの妹もこれくらい饒舌なら兄として文句...
  • スイング・スコア(目次)
    スイング・スコア(目次) あなたも自由な音楽の世界へ… 人物紹介! リード・キョン※1 第一楽章(前奏) 第二楽章(バース)※2 第三楽章(コーラス) 第四楽章(ブリッジ) リード・涼宮ハルヒ 第五楽章(コーラス) 第六楽章(バース) 第七楽章(ブリッジ) 第八楽章(リフレイン) リード・長門有希 第九楽章(バース)※3 第十楽章(チェイス) 第十一楽章(ブレイク) 第十二楽章(オブリガード) 発表会 最終楽章(コーダ) フィーネ(終止) 闇/常識 矛盾/光 ※1 リード...
  • 題名付き・普通短編2
    ある晴れた休日(キョン&古泉) 「LOVE」 お客様は宇宙人 ドライブ セリフ九割で展開してみた~こいずみくんはガチじゃない~ エンドレス・エラー 蝉しぐれ Kへの挽歌 カミングアウト・パニック スマイル 台風の溜息 涼宮ハルヒの創世秘話 一万年と二千年前から キョンの評価 普通?の高校生の会話 長門さんはロッテに興味を持ったようです。 コーヒーシリーズ 機関の事情 酒乱女 前兆 キョンの子育て奮闘記 彼は団の緩衝材 『ビール×月見酒×オールスター球技大会ポロリもあるよ』(喜緑さん×生徒会長) 生徒会長の不良3人の倒し方 古泉一樹の苦笑 燃えろ!球技大会! やや黒古泉 切ない同窓会 白雪姫の真相 彼岸花……その花言葉は…… ちょっとみくる救済保守 ある曇った日のこと 無限輪舞 マッガーレで保守 古泉一樹のピロートーク もしくは、長門有希と古泉一樹の作戦会議 早すぎるリハーサル。 恋ってな...
  • 始めて君のパンツを見た
    409 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2008/12/27(土) 17 59 16.42 ID M6zBdJYqO [sage]  なるほど…あったら嫌なエロいキョン      文化祭でハルヒの演奏を見ていて俺はある事に気付いた。  ドラムの岡島瑞樹先輩。そのスカートの中が…中が、見える!!  白いパンツが! 見える、見えるぞララァ! 私にも白が見える!!  一気に集まる血液at股間。凝縮するエネルギー。  広がる妄想! 無限の宇宙のような白いパンツ!!  あぁ、美しい…美しいぞ!!    ありがとう神様!  ありがとう岡島先輩!    今晩はおかずに困らないぜ!! ヤタ━━━━━━ヽ(゜∀゜)ノ━━━━━━!!    そして演奏が終わり、文化祭も終わったころ、俺は岡島先輩に呼び出された。 「ねぇ、ずっと見てたでしょ?」  照れながら言われ、そして        ―――...
  • 長編・キョン3
    スリーウィーク 鈍感な二人と、その幸せを願う人達の話 白銀の残雪 夏色 メタ・ラブコメディ ROLE PLAY あなたを守りたい(BadEnd) バカップル日記 夏風のコンチェルト タイムリミット some day in the rain another story 明日晴れかな 女の子 移りかわる時間、いつかの記憶 mirror 涼宮ハルヒのロバ ヒーロー クラスメイト キョンの選択(Bad End注意) ポニーテールの秘密 エイリアンズ 未完? カエル男 ホワイトデー前後の物語 人生最悪の三日間 バミューダの外側 結末は空港で 人生最悪の四日間 一年前からの気持ち 夢のような世界? パンフレット ウソがホントになる世界で 遊園地に行こう! 二年前のValentine(佐々キョン) 冗談まみれの勉強会 涼宮ハルヒの放課 涼宮ハルヒのひなた荘 開花予想(旧題:桜) 動物園に行こう! デート...
  • 涼宮ハルヒ無題3
    無限の命を刻んだ永遠の時間 宇宙に無数に存在する惑星 その中の一つに過ぎないこの星に生まれた命 何億と生きる人間の中の一つの私 なんのためにこの星に生まれたのか なんのためにこうして生きているのか   誰もその答えを知らない   ふと怖くなり顔を上げる   放課後の部室 誰もいない静寂   無数に存在する命 しかし私を知っているのはそのわずか   怖くなる   孤独? 恐怖?   心が痛い とても苦しい   私は、サミシイ   まるで自分が世界に取り残されたような感覚 誰一人私を必要としていない   ―――――ヤダ!   なんで誰もいないの? キョン?有希?みくるちゃん?古泉くん?   部室のドアに手をかける しかしそれは開かない   ドアは開かない   なんで? ここから出して! ここから出たいの!   助けて! 私はここよ?   誰か!   キョン!   ―――――カタン   ふと...
  • 自覚
    ハルヒ、俺はSOS団にはもう行かない。 電話口から聞こえてくるハルヒの声をさえぎり、ただ機械的に答える。 10回を越える着信。いいかげんウンザリする。   「ちょっ、ちょっとどういうt 」ピッ   2,3日ハルヒと話さないようにしていた。部室にも行くこともやめた。 いいかげんに空気を読む事を覚えて欲しいものだ。   「ちょっと、どういうつもりよ! 」   携帯を着信拒否にしておいた翌日、案の定食って掛かられた。 「む・・・無視しないでよ! 理由を教えてよ。 ね、ねぇ・・・。」 ああ、なんて五月蝿いんだ。 いちいちお前に説明する義務はない。黙れよ。 「・・・・!! ・・そ・そそんな言い方しないでよ! 納得できないわよ! 説明しなさい!」 クラス中の注目が集まる。 なんて面倒な奴だ。   ちっ、放課後に文芸部室で説明してやるから黙ってろよ。   「な・・・なによ・・ 」 そういうと珍しくあっ...
  • エピローグ~否定~
      (これは、無限の分岐の続きであり、アンリミテッドブレイドワークスの終章です)       ―――っ出来ない…! いくらハルヒがいたとしても、やっぱり俺は人の命と引き換えに生き返ることは出来ない。 「…やっぱり、生き返れない」 「…!」 俺の言葉に、後ろの女は驚いたようだった。 「…何故?涼宮ハルヒのことはいいの?」 焦るように、俺に尋ねる。 「…確かに、ハルヒのことは心残りだ。でもやっぱり…俺は人の変わりに生き返るなんてのはごめんだ」 「………」 「…ハルヒには悪いと思う。…でも、あいつは俺が惚れるくらい美人だ。きっと、俺より良い男と幸せになってくれるさ」 「…そう」 「ああ」 俺がそう言うと、後ろの女は抱きつくのをやめた。 「では…私は現実世界に戻る。…40年後、また逢えることを祈っている」 「ああ判ったよ。名も忘れちまった誰かさん」             キョンが入院してからもう...
  • 桜風
    「キョン、桜よ、桜!」  何の因果か不思議探索でハルヒとペアになってしまった俺であるが、 「今年は何時もより早いんじゃない? やっぱりあれかしら、地球温暖化?」  ハルヒに引っ張られつつ来たのはこの桜舞う何時かの川辺であり、 「あたし、思うんだけどさ、地球温暖化って宇宙人の陰謀っぽいのよ!」  この異常に高いテンションに振り回された俺に風流を解する心なぞ一片も残っておらず、 「海水面の上昇で人の住める場所が少なくなるでしょ、そしたら人は無限の宇宙に目を向け始めるの」  必然的に目の前に咲き誇る桜の花は単なるピンクと茶色と緑の混合物にしか見えないわけで、 「で、ついに宇宙へ飛びだした地球人にこう言うのよ」  視覚がダメなら次は聴覚なわけだが、聞いての通り延々とハルヒが自説をぶちまけてだな、 「『ようこそ、宇宙へ。我々は貴方たちを歓迎します』って何食わぬ顔してね」  味覚は論外、触覚なぞこの眠...
  • 未来の初詣
    未来の初詣    朝比奈みくると長門有希は、神社を訪れていた。 「涼宮さんたちと一緒にお参りしたときとあまり変わってませんね」  二人は、玉砂利を踏みしめながら、ゆっくりと歩いている。 「ここは、日本地方政府の文化財指定を受けている。神社の建物はもちろん境内の植生も含めて保全は万全」 「そうなんですかぁ」 「あるいは、涼宮ハルヒがそう望んだからともいえるかもしれない」 「涼宮さんの力は未来にまで及ぶんでしょうか?」 「そのあたりの結論は、情報統合思念体にも出せていない。しかし、可能性としてはありうる」   「それはともかく、人がいないですね。涼宮さんたちと一緒に来たときには、たくさんの人がいましたけど」  朝比奈みくるは、境内を見回した。二人のほかには誰もいない。 「現代においては、元日に神社に参る風習もすっかり廃れてしまった。でも、人がいない境内もまた風流なもの。この風景には、あなたの晴...
  • 最終兵器長門
    俺は駅前で待っていた。 長門を、俺の想い人を…   長門の超人的(正確には宇宙人的だが)能力が世間にばれたのは、約一ヶ月前のことだった… 例の一件で長門を消却しようとしていた情報統合思念体は、ハルヒによって消滅させられ長門は普通の女の子になったかに思われた。 しかし、そうはならなかった。情報統合思念体は消滅したが、長門個人の能力は失われなかったのだ。 俺は長門に対し能力は使わないように注意をしていた。 しかし、あの日……俺と長門が二人で市内散策をしていた時である。   向こうから俺にむかって猛スピードで走ってくる車… はねられる!俺がそう思った時……長門はためらいもなく能力を使った。俺のために…… 運悪くその近くにはカメラを持った人物がいて、長門はその瞬間を撮られてしまった……… そして、その映像はその日の夕方に全世界に流された。   前の長門なら簡単なことだったろう。世界の人々に対して情...
  • 古泉一樹の結婚
    「キョン、ぐずぐずしてないで早く来なさいよ」   「うるさい、分かってるよ」 あいつはこの坂道で何でこんなに元気なんだ。   「高校の通学路の方がきつかったでしょ、この程度余裕よ」   くそっ、高校の通学路の方がまだマシだった記憶があるぞ。 それとも俺が年取ったって事か?いや、まだそこまでは…   「あんた、体力落ちすぎよ。情けないわね」   「お前みたいに涼しい格好じゃねぇんだよ。しかも駅から距離があり過ぎるだろ だからタクシーで行こうって言ったのに」   「この程度でタクシーなんてホントに情けないわ、それでも団員一号なの?」   団員か、懐かしい響きだな。SOS団は既に有名無実だ。ハルヒから団員という言葉も久々に聞いた。 やはり、久しぶりに他の団員に会えるからテンション上がってんのか?   「何ボッーとしてんの、もうちょっとだから頑張りなさい」   はいはい、分かりましたよ。   「そ...
  • 超人次元の夏 佐々木との結合 予告
    佐々木「ねえキョン 僕とセックスして欲しいんだ」   その一言が俺の運命を変えた。   ハルヒ「何よ、いつもいつもいつもいつも他の女の子と浮気ばっかりして!!」   待ってくれ。違うんだ。ハルヒ!   長門「あなたは選ばれた、この宇宙のすべての種族の頂点に立つ子孫を残す男に」   今、宇宙を揺るがす、セックス大戦が始まる!!   涼宮ハルヒ最新シリーズ 超人次元の夏 佐々木との結合 に、カミングスーン!   多分、午前二時くらいに投下予定! 見ないと後悔、後の祭り!!                            2008  なつっ!  涼宮ハルヒSS制作委員会っ
  • 長門有希の消失 プロローグ
     プロローグ      空から白いものが落ちてきた。たくさんの、小さな、不安定な、水の結晶。それらは地表に落ちて消えゆく。  時空に溢れている奇蹟の一つだった。この世界には奇蹟がありふれている。私はずっと立ち止まっていた。時間の経過は意味をなさなくなっていた。  綿を連ねるような奇蹟は後から後から降り続く。  これを私の名前としよう。  そう思い、思ったことで私は幽霊でなくなった。    ここまで書いたところでキーボードを叩く手を止めた。小刻みに震える手のひらを頬にあてたら、じんわりとした冷たさが浸みていった。大きく息を吸い込むと透き通った空気が鼻腔を刺激する。冬はすぐ目の前にあった。  部屋の大きな窓から見渡す街には、薄く灰色の靄がかかっている。ドラマか何かの演出みたいに、嘘のように街を覆い尽くす靄。その靄は、やがてかすかな光を飲み込み、またその光に照らされて、街全体を無数のきらめき...
  • 涼宮セルヒの憂鬱
    新ジャンル「セルヒ」     「ぶるぁぁぁぁああああ!! ただの人間にぃ、興味はなぁぁああい!!」 「サイヤ人、トランクス、ピッコロ、餃子がいたら私の所にくるがいい、いじよう!」 長くて真っ直ぐな緑の皮膚に斑点つけて、クラス全員の視線を傲然と受けとめる顔はこの上なくカラフルな色合い、意志の強そうな大きくて黒い羽を異常に大きい尻尾が縁取り、薄金色のオーラを出した少女。 セルヒの白い喉がやけにまばゆかったのを覚えている。 えらい緑がそこにいた。           「やあごめんごめん! 遅れてしまったぁ! 産むのに手間取ってしまったわ」 片手を頭の上でかざしてセルヒが登場した。 後ろに回されたもう一方の手が別の生物の粘液塗れの腕をつかんでいて、どう見ても無理矢理産まれてこられたと思しきその生物共々、セルヒはズカズカ部屋に入ってなぜかドアに錠を施した。 ガチャリ、というその音に、不安げに震...
  • エピローグ~肯定~
      (これは、無限の分岐の続きであり、アンリミテッドブレイドワークスの終章です)     ―――会いたい。ハルヒに会いたい。抱きしめたい。キスしたい。一緒にいたい―――。 「…ハルヒに…ハルヒに、会いたい…!」 「…そう」 その声は、何処か満足そうだった。 後ろの女は抱きつくのをやめ、俺の前に歩いて来た。…俺には後姿しか見えないが。 …女って言うより少女だな。背はあまり高くなく、少し灰色の髪にはシャギーが入っている。…何故か、セーラー服を着ている。 その少女が何かを呟いた瞬間、足元から消え始めた。 「…!お、おい!」 「…大丈夫」 消えていくのに反比例するように、俺の記憶がよみがえってきた。 俺の妹の名前も、 俺の高校の名前も、 俺の年齢も、 俺の所属する団の名前も、 その仲間たちの名前も…? …あれ、何でだ?一人だけ、思い出せない…?。 思い出せないそいつは目の前にいる―――!   もう...
  • 涼宮ハルヒの結婚前夜
    プロローグ 高校卒業して4年経った… 俺は、今、新人として会社を勤めてる… 皆の状況を知らせて置く事にしよう 谷口は、現在NEET化になって、職探しを求めてる 国木田は、高校の教師として勤めてる 鶴屋さんは、父の跡継ぎに働いてると聞いた 古泉は、政治界に入って活躍してるらしい 朝比奈さんは、一時に未来へ帰ったが…去年帰って来て、現在はOLとして勤めてる 長門は、本が好きで図書館の仕事に勤めてる ハルヒ?ハルヒは…「ムー」と言う本の編集者になって働いてる… やれやれ、ハルヒはこういうの好きだからな… さて、仕事が終わり、家に帰る所だが… 偶然、あの懐かしき涼宮ハルヒに会った… 「!…ハルヒ?」 ハルヒ「ん?誰?あたしをよ……!キョン?」 3年ぶりの再会である… しかし、こんな時間に何やってんだ? ハルヒ「仕事よ、仕事…宇宙がどうのこうのって奴よ」 そ…そうか… ハルヒ「それにしても、久し...
  • 遠距離恋愛 第二章 それぞれの思惑
    第二章 それぞれの思惑   一通りの説明を聞き終えた古泉は、いつもの0円スマイルを3割減の顔で首肯した。 「そうですか、家庭の事情というわけですね……貴方は宜しいのですか?」 「だから、ここで相談しているんじゃないか。お前らなら、何とかしてくれるんじゃないかと思ってな」 「なるほど、それは常識的な判断です……ふむ……分かりました。少し裏を当たってみましょう。貴方が『下宿できる』『格安な』物件の探査も含めて調べてみますよ」 「手間を掛けてすまない。俺も生まれ育ったこの町から、今更全く知らない土地に引っ越しなんかしたくないし、何よりSOS団を抜けたくはない」   ほう、という表情で古泉が感嘆の言葉を出す。 「……驚きました。貴方がそれほどこのSOS団に……いや、この環境に執着していたとは」 「この2年間色々あったし、おそらくこれからも一生忘れられないような事が起きるだろうしな。それが俺だけ抜...
  • 3つの選択肢
      「本当に……よろしいのですか?」 「いい。……私も、あなたという固体と親密になりたいと願っている。」 「ありがとうございます。……愛しています、長門さん。」 「……わたしも。」   団活終了後、帰り道古泉一樹と二人きりになった時、思いもよらぬことが起こった。 古泉一樹に、私に対する想いを伝えられた。 心拍数上昇。体温上昇。膨大なエラー発生。でもこのエラーは……不快では無い。 そしてこの時私も、古泉一樹と同じように感じていることに気付いた。彼を……愛していると。   こうして私達は、世間一般でいう「恋人」という関係になった。 翌日、私達は一緒に部室へと足を踏み入れた。……手を繋いで。 部室には朝比奈みくるだけが居た。心なしか、表情が暗いように思える。   「こんにちは、朝比奈さん。」 「あっ、こんにちは。あれ?手を繋いでる?」 「ええ。お恥ずかしながら、長門さんとお付合いさせて頂くこと...
  • 悩みの種~悩みの種の潰えぬ世界~
    <悩みの種の潰えぬ世界> 私は病院に着いた。もう行くのも慣れたものだ。 腫れた目…みんなにバレないかしら?大分引いたものの、まだ腫れが残っていた。 キョンの病室に着くと、もうすでにみんなは揃っていた。 「涼宮さんが最後とは…ある意味、キョンくんも嬉しがっているかもしれませんよ?」 古泉くんが悪戯そうに言った。 「この人、今までずっと最後で奢り続けてましたからねえ…涼宮さんより早く来ることは願望だったようですし。ほら、僅差で涼宮さんが先だったときあるでしょう?あの時彼、かなり悔しがっていましたから。」 そうしてキョンを見ると、心なしか笑っているようにも見えた。 起きたら私が奢るわよ…負けちゃったしね! 私達は準備にかかった。宴会の準備や部屋の飾り付け…だけど今回の飾り付けはいつもと違った。 キョンが外が見れないため、その気分だけでもと、病室の中を真っ暗にするようにした。黒い紙...
  • キョンフィルター強制解除
           いつも通りまったりとした時間が過ぎていく放課後の部室。しかし、  「はいっ、みんな注目っ!」  この穏やかなる時間をぶち壊すのは、いつも通り涼宮ハルヒである。  「今日はみんなのSOS団に対する忠誠心をテストするわっ!」  「…どうやってだ」  誰も質問をしようとしないので俺が質問する。  「催眠術よ。これでみんなの本音を聞きだすのよ!」  「アホかお前は」  「あ、何よその言い方。それじゃ、まずはあんたが実験体ね!後で後悔しても遅いんだから!」  そう言いつつハルヒはどこから用意してきたのだろうか、占いで使いそうな振り子を俺の目の前にぶら下げて、  「いい?この振り子をよく見てなさいよ?…あんたはあたしの命令に逆らえなくなーる、逆らえなくなーる…」  などと言いながら振り子の先を左右に動かす。そんなのでは3歳児すら引っかからないと思うのだが。    「…よし、まあこんなもん...
  • 長門と古泉
    いつもの昼下がり。文芸部室には長門が一人。時おり、ぱさり、ぱさりとページをめくる音だけが聞こえる。がちゃり、とドアノブを回す音がして入って来たのは古泉だ。 「おや、めずらしい、長門さんおひとりですか。他の皆さんは?」 長門は本から顔をあげもせずに、校庭の方を指さす。 「またですか」 と古泉はいつもの笑顔で苦笑いしながら席についた。最近、ハルヒは来年の文化祭で撮影予定の「朝比奈ミクルの冒険01」の企画に夢中で、「カメラテストをする」と言ってはカメラマンにキョンを指名して、朝比奈ミクルに片っ端から様々な衣装を着せて校庭でテスト撮影を繰り返している。衆人環視のもとで奇妙キテレツな服装をさせられる朝比奈さんこそいい迷惑だ。 「....」 朝比奈ミクルも、キョンも、ハルヒもいない部室と言うのも妙に静かだ。長門はもともと何も話さないし、古泉はハルヒやキョンとしか基本的に会話しない。実際、長門と古泉...
  • 涼宮ハルヒの団結 第三章
     言うやいなやテーブルの真ん中に、俺達の目線程の高さでホログラムの正六面体(つまり正確な立方体)が現れた。  大きさは大体谷口の頭位で、『辺』が仄赤い光の『線』によって、『面』は薄いブルーで色付けされていた。  藤原はそれを一瞥もせずに、 「これは縦、横、高さによる三次元の姿だが、現在の世界は、まずこのような次元体系によっては作られていない」 「どういうこった」 「それを今から説明すると言っている」  ペン先を正六面体に向けて 「……次元というものがどのように変貌したのかを、今から九曜の作り出した立方体を用いて説明する。形というのは理論の塊だ。この正六面体の変化は、何が、どうなって、どうなったかを一瞬で表していく。しっかり見ておいて欲しい」  すると正六面体からは赤い『線』が消え、次に『面』が全部下方へと落下し、中に入っていた『光』が拡散した。そして『面』が一枚浮き上がり、立ち上がった姿...
  • a unique solution 3
     暴走気味な妄想が俺を苛めて、結局寝たのは朝方だった。  妹のボディプレスによって起され、支度をし、飯を平らげて家を出た。普通にいい天気だな。俺の心は点対称のようにどんよりだが。  今日はやけにペダルが重く感じる。坂もキツク感じる。途中谷口のアホに会わなかったのが幸いだ。おそらく昨日の失敗の愚痴を延々と聞かされる羽目になるだろうからな。  教室までやっと辿り着いて扉を空けると、窓の外を肘を突いて眺めているいつものハルヒの姿が目に入る。  俺もいつも通りに「よう」とハルヒに声をかけ、自分の席についた。  ハルヒは昨日別れたときの笑顔のままでこちらを向いた。何かに勝利したかのような笑顔だ。  「ちょっと」と言って右手の人差し指で俺を招く。耳を貸せと言う仕草。  俺は少しハルヒの方に体を傾けた。ハルヒはそれでも物足りなかったのか身を乗り出す。 「昨日のことだけどね、決めたわ」  囁くハルヒの声が...
  • 長門有希の結婚生活 
    「…………」 「…………」 「…………」  のっけからすまないな。  訳が分からんだろう。  そんなお前さんの為に今の状況を説明してやろう。  我が家では毎日俺を使う優先権みたいなものが変わるんだ。  使うってのはおかしな表現かもしれないが、語彙力が無いだけだ許してくれ。  でもって、今日は妻の有希の方にその優先権があったわけなんだが、 有希が野暮用かなんかで家を出ている間に娘が俺を使ってたもんだから有希と娘がケンカしているんだな。  無言の応酬がケンカ? って思うかもしれんが、我が家では、 いや、有希と娘のケンカは何時でもこうやって無言で相手を穴が開くんじゃね?  って位に見まくるのがデフォなんだ。  そんでもって、俺は何時も二人の間で肩身の狭い思いをしてるってな訳だ。  これでだいたいの状況を理解してもらえただろう。 「……何故、約束を破ったのかを三行で」  おお、有希が喋った。 「…...
  • 失ったもの・得たもの 第一話「幸福からの転落」
    なにかおかしいと思ったのは次の日だった。 昼休み、いつも通り谷口、国木田と飯を食べようと鞄から弁当を取り出すと谷口からこんな事を言われた。   「悪いキョン、今日は一緒に食えねえ」 「ん?なんかあるのか?」   「国木田と二人だけで話したいことがあるんだ」   そう言うので国木田の方をみると、国木田も手を顔の前にあげてごめんのポーズをとっていた。   「まぁ…そういうことならしゃあないか」   「悪いな」   教室の中で一人食べるのも寂しいので、部室に行って食べることにしようと部室に向かう。 多分長門がいるだろうが、まぁ飯食うぐらいは許してくれるだろうさ。   そんなこんなで部室に向かうと、案の定長門がいた。   「悪いな長門、今日はここで食べさせてもらうぞ」   長門はなにも言わないので了解の意を得たと思い弁当を開こうとしたら、思わずびっくりするようなことを長門が言った。   「今は一人...
  • 長門有希の結婚生活
    私にはもう以前のような力はない。 高校卒業と同時に涼宮ハルヒの力が失われ、情報思念体は私を回収する意向を示した。 だが、私は断った。…彼と離れる事が嫌だったから。 情報統合思念体はこのエラーをバグととらえた。そう通告された時、私は消されることを覚悟した。 だが、消されたのは私の力だけだった。同時に、私の体をただの人間と全く変わりないものにして最後に言い残した。   『卒業祝いとして受け取りたまえ』     今、私は彼と共に過ごしている。 大学卒業後、彼はサラリーマンとして働いている。私を養う為に。 私はもう長門の姓ではない。左手の薬指には彼から贈られた指輪が光っている。 朝は彼より早く起き、食事を作ってから彼を起こし、支度を手伝う。 お弁当を渡し、彼は出掛ける前に必ずキスをしてくれる。 朝食の片付けが終わると他の家事に取り掛かる。以前の私の部屋とは違って物がたくさんある分掃除が少し大変。だ...
  • 涼宮ハルヒの結婚生活
     特別前日に何かをしたというわけではないのに朝が辛いというのは冬場ではデフォであり、 高校生になった息子もそれは例外ではないようだ。 「あんた達、さっさとご飯食べないと遅刻するわよ!」  …前言撤回だ。  我が妻、ハルヒにとっては今が冬場の辛い朝だろが何だろうが関係ないようだ。 「なんで母さんは朝からそんなに元気なんだよ…」  息子よ、それは俺も同棲を始めた頃から思っていたが、今そうやってハルヒに絡むと… 「何言ってんの! あんた達が弱すぎるのよ。それにそんなこと言ってる暇があるなら とっととご飯を胃袋に詰め込みなさい」  ご愁傷様だな。  後、あんた達って俺も入ってるんだな。 「ちょっとキョン、あんたもボーっとしてないでさっさとしなさい!  親が息子に負けてどうすんの」  へいへい分かりましたよ。 「じゃあ、言ってきま~す」 「あ、コラ待ちなさい!」  残念だな息子よ。  本日の脱出ミッ...
  • スノースマイル・バースデイ6
    「――到着です」 軽やかなみくるの声が合図となり、長門はフローリングの床に降り立った。結んでいた手を解く。 放課後の無人の文芸部部室。PCが鎮座し、書棚がひとつ隅に固定され、多種の衣服がハンガーに掛けられたクローゼットに大きなテーブルが全体を占める。昨日活動を早々に終了した後の、団員が居ない事を除けば変わりのない物寂しい一室だった。 今日この日も、賑やかに彼等は笑い合っていたのだ。誕生日パーティーの段取りを打ち合わせ、帰って行った彼らに影が落ちることなど誰が想像しただろう。 「私が手伝いを許されているのは、長門さんをこの時間平面に連れてくることだけです」 申し訳なさそうに俯くみくるは、ぎゅっとスーツを引っ張って口惜しげだった。彼女は未来の指示に従ってしか基本的な事柄に接触することも許されない、自由なようで誰よりも不自由な立場にある。――これらの総てが未来人の思惑の内としても、長門は彼女...
  •  「涼宮ハルヒの陰謀」改(ギャグ)
    *注意:この物語はフィクションです。実在の人物とは一切関係ありません。   シーン0 プロローグ  佐々木がおとなしい。  憂鬱そうでも溜息を漏らすわけでも、実を言うと退屈そうにも見えないのだが、ここ最近奇妙な静けさを感じさせ、その正体不明なおとなしさが俺なんかにはけっこう不気味だ。  もちろん、ただ物理的に静かにしているわけではなく、ましてやあの小難しいおしゃべりがなくなったわけでもない。でも、何というか、いつものキレがないように思われたのである。  (中略)  一時的な平穏は、次に来る大津波を予言する確かな前兆に他ならない。いつもがそうだったようにさ。    ──という、適当な文章で、強引に開幕。     シーン1 豆まき 「僕はね、『泣いた赤鬼』を読んで以来、周囲の評価のみに流されず自己の目で客観的な判断を下すことの重要性を認識しているというわけだ。だからね、キョン。君も青鬼に会...
  • 遊園地と花火
      ※恋愛相談の続きの話となります この前の騒動から1週間が過ぎました。 先週末以降は、長門さんと登校することも無くなりましたし、弁当を一緒に食べることもなくなりました。 しかし、僕は以前よりも長門さんに話しかけ、長門さんもそれに応じてくれました。 先週のような関係とまではいかないものの、以前より良好な関係は築けているのではないでしょうか。   さて、土曜日の不思議探索も問題無く終わり、明日は日曜日です。 普段なら何も無い休日ですが、明日は違います。 長門さんと、遊園地に行くという約束をしているのです。 ……正直、かなり楽しみにしています。今現在布団の中にいるのですが……眠れません。 いつから僕は遠足を待つ小学生になったのでしょうか。 明日に支障が出ないよう、早く眠りにつかなければ……     で、結局2~3時間しか眠ることは出来ませんでした。 まあ閉鎖空間絡みでこれぐらいの睡眠時間は慣...
  • 朝比奈みくるの結婚生活
     いや~、穏やかで結構だ。  愛すべき家族と来るピクニックがこんなにいいもんとは思わなかったね。  全く、日々の疲れも吹っ飛ぶってもんだな。 「キョンくん、お茶でもどう?」 「ああ、貰おうかな」  …にしても、我が妻みくるよ、お前は何故そんなにも美しいのだ。  歳を重ねるごとにキレイになってくな。  昔の庇護欲をかきたてまくっていた雰囲気も勿論良かったんだが。  今の大人の色気を醸し出しまくってるのは尚良しだ。 「おとおしゃん、あしょぼ~」  なあ、お前さんはみくるに似てホント可愛いな。  純真無垢って言葉はお前の為にあると言っても過言ではないだろう。  …悲しいが俺に似なくて良かった。 「はいはい、じゃあ何して遊ぶか?」 「ええ~っと…、う~んとね…」  ああ、もういじらしいな、可愛い過ぎるな。  今なら若紫を見ているときの源氏の気持ちが分かる気がするよ。  …おい、勘違いするな。  俺...
  • 結婚しよう 橘京子の結婚生活
     おい、そこのお前、今日はなんの日か知ってるか?  教えて欲しいか?  教えて欲しいだろ?  よし、教えてやろう。  今日はな… 俺の誕生日だ!  …おいおい、そんな蔑んだ目で見るんじゃねえ。  なに? いい大人が誕生日ごときで浮かれてるからだと?  ふふ、俺の誕生日事情を知らないお前さんはそう思っても仕方がないだろうな。  だがな、これだけは言っておこう。  俺の誕生日はいい大人が浮かれるほどの十分すぎる要素が詰まっているんだよワトソン君。  おっと、そうこうしているうちに我が家に到着~  ふふ、扉を開ければエデンが待っている~  カチャッ 「ただいま~」  …………  ?  誰も居ないのか? しかし、扉は開いていたから…  あ、リビングで驚かそうとしているんだな。  全く、可愛い奴だな。 「今、帰ったz「静かにしてください!」  むをっ! いきなりなんだ!?  何かのサプライズか? 「...
  • 結婚しよう 森園生の結婚生活
     おかしい。  何がおかしいかだって?  妻だ。  園生の様子がおかしいんだ。  どうおかしいかってのはよくは分からん。  強いて言うなら… 悲しげ?  いや、恥ずかしながら夫の癖に園生の表情が読めなくなる時が時折あるんだわ。  で、今がその読めなくなっている時なんだが… こういう時は決まっていいことがない。  はあ~、やれやれ… 「なあ園生、何かあったなら言ってくれないか?」 「何を言ってるの? あなたに言わないといけないようなことは一つもないですよ」  んん~ 嘘だよな?  いや、ホントか??  …分からん。  流石に今まで培ってきたものが違うとしか言えん。 「ホントか…? まあ、お前さんがそう言うんなら良いんだがな、これだけは言わしてくれ。 二人の時に仕事で使うような顔を見せるのは止めてくれ」  何を考えてそうしているかは分からんが、何かを隠そうとしているって事くらいは分かるんだよ。...
  • 結婚しよう 朝倉涼子の結婚生活
    「はいキョンくん、今日はお疲れ様」 「おう、ありがとさん」  ゴクッ ゴクッ ゴクッ  ん~、身に染みるね~ 「今日はいきなりだったから驚いたでしょ?」 「ゲプッ、んあ? …まあな」  仕事から帰ってきたら我が家が修羅場と化してたからな…  しかも、内容が内容なだけに驚くなって方が無理あるぜ。 「上の子達が絶対反対って言ってからあの娘ムキになっちゃってね…  ゴメンね、ホントならキョンくんが帰ってくるまでにある程度意見まとめておきたかったんだけど…」 「なあに、涼子はいつも良くやってくれてるさ。だから、謝るこたない」 「…ありがと。…にしても今日は流石の私も驚いたわ。あの娘ったら帰ってきて第一声が『私、結婚する』だもん」  そらそうだわな。  そんなこと言われたら普通の親でも驚かずにはいられんさ。 「他の子たちだって驚いたみたいで何年かぶりに家の中が沈黙したのよ」  なんと!?  なら、惜...
  • 結婚しよう 周防九曜の結婚生活
    「ただいま~…、ってうぉい! どうしたんだ九曜!?」 「----」  頼むから何か言ってくれ。  そんな実験に失敗した科学者みたいな髪の毛もどうにか頼む。 「--台-所--」 「はあ? 台所がどうかしたk……、やべええええ!」     「ふう、火は収まったか。おい九曜、雑巾持ってきてくれ」  にしてもなあ、台所で爆発とは…、昭和の漫画かよ全く。 「----」 「おお、雑巾かサンキュ…、よ~し九曜ちゃん地球のお勉強しようか。九曜ちゃんがいま持っているのはカーテンだ。しかもそこら辺の公立校にありそうな汚ったないカーテンだ。 こいつをどっから持ってきたのかとか子一時間ほど問い詰めたいことがあるが、今は雑巾のお勉強をしようか。雑巾って言うのはだな汚いもの、つまり汚れを拭くための汚ったない布だ分かったか」 「----」  俺のことをガン見、分かったのサインだな。 「それじゃあ、そのカーテンをどう...
  • 結婚しよう 佐々木某の結婚生活
    「君はいつもそうだ。いつもそういう風にしか僕に接してくれないんだ!」 「そういう風にってお前… 俺の接し方の何がいけねえって言うんだよ!」 「それだよ! 今のこそ僕が不満に思っている事の全てが詰まっていたよ。ホント… どうして君はいつもそうなんだいキョン?」  だあああ、訳っ分からん!  こいつは一体俺の何が駄目だって言いたいんだよ!  さっきからず~~~~っとこれだ。  それより、『君はいつもそうだ』ってお前はドラえもんかよ! 「あ~、キョンは僕の話なんか聞いてくれないんだね」 「な!! 俺はさっきからずっとお前さんの話は訳の分からん不満を聞いてるだろが」 「訳の分からない不満だって? 君は正気かいキョン?」 「ああ、いたって正常だ!」  少なくとも俺はお前さんみたいにヘンテコな要素のない一般ピーポーだよ。 「全く、呆れて物が言えないよ」 「はあ、どういう意味だ?」 「そのまんまの意味さ...
  • 長門有希の変化
    涼宮ハルヒは俺のことをどう思っているのだろうか? 古泉は俺がハルヒに選ばれたとか言っていたが、俺は宇宙人でも未来人でも超能力者でもないどこにでもいるただの男子高校生にすぎない。そんな俺が選ばれた?…なぜだ? どうしてハルヒが俺を選ぶというのだ? 「……………」 真っ白な天井を眺めていても答えは出て来ない。 「……寝るか」 俺は考えるのをやめて電気を消した。   夏の暑さもひと段落し、この忌々しい坂道もようやく汗をかかずに昇り切れるようになった頃、ハルヒのことで毎日のように頭を悩ませている俺に新たな頭痛の原因となる出 来事が起きた。 いつものように教室に入りいつものようにハルヒに話しかける。 あいかわらずハルヒは俺の後ろの席にいる。というか、なぜ何度席替えをしてもハルヒが俺の後ろの席にいるんだ? 「よう。窓の外に宇宙人でもいたか?」 「んなわけないでしょ、バカ!」 バカと言われるのももう慣...
  • 結婚しよう
    涼宮ハルヒの結婚生活   朝比奈みくるの結婚生活   長門有希の結婚生活    朝倉涼子の結婚生活   喜緑江美里の結婚生活   森園生の結婚生活   橘京子の結婚生活   佐々木某の結婚生活   周防九曜の結婚生活   ※ID:HwtlmcLw0様がご好意により書いて下さったSSです 吉村美代子の結婚生活    関連:デートしよう    
  • 結婚しよう 喜緑恵美里の結婚生活
     SAWという映画をご存知だろうか?  俺自身この映画を見たことはない。  何故だって?  簡単な理由さ… グロは嫌いだからだ。  しかし俺には理解できないことだが、この映画がシリーズ化していることからも分かるように、世の中にはそういうのを好む奴が沢山いるらしい。  加虐志向ってやつかな?  全く、よく分からん世界だ。  で、そんなよく分からん類の奴が俺をこれまた何だかよく分からない縛り方で俺を縛って目の前に笑顔で、それも超のつく良い笑顔でいるんだな。 「ね~ あなた~ どうしてさっきは逃げたのですか~?」  ぬはっ、乳首を指で転がすな!  いや、かといって摘むんじゃありません! 「ふふ、かわいい。あんなお店に行かなくても私がもっと気持ちいことしてあげますよ」  そうか… なら、是非そうしてk… って駄目だ駄目だ!  思わず恵美里の術中にはまるとこだったぜ。 「お店? 一体全体なんのことだ...
  • 結婚しよう 吉村美代子の結婚生活
     真備しい日差しが窓の隙間から差し込んでいる。  どうやら朝が来てしまったらしい――ってのはわかるんだが、半覚醒状態の体は動き出そうとしてくれない。  ……眠い……あ~もうこのまま寝てしまおうか?  僅かに開きかけていた瞼を閉じ、再び眠りの中へとしていると……柔らかな感触が俺の額に触れて、俺の意識は 現実へと急浮上するのだった。  目を開いた俺を迎えてくれたのは眩しい光と、 「えへへ……お兄さん、起きてください」  真っ赤な顔で俺を見ているみよきちの顔だった。  ……なんていうか最高の起床だな、これは。  おはよう、みよきち。 「おはようございます」  なあ、そろそろお兄さんって呼び方はやめないか? 夫婦なんだし。 「で、でも。そのまだ少し恥ずかしくって……」  そんなに赤くならなくても……可愛いなぁ。   自分の幸福に酔いつつも、俺は再び眠りの中へと…… 「あ、あの! もうそろそろ起きな...
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