涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「甘える」で検索した結果

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  • 甘える
    ふと気がつくと、身体が宙に浮いている感覚に襲われたのでぎょっとした。 でも、よくよく見てみると身体が宙に浮くなんていうSF映画的現象は起こっているわけもなく、 どうやら私はキョンに背負われているらしい。 いつの間にか靴を履かされたらしい足は宙に浮いているけれど、 両腕はしっかりキョンの首元に巻きつき、しがみついている。   頭が重い。ついつい飲みすぎてしまった。受験のストレスが溜まっていたというのもあるけれど、 それ以上にSOS団のみんなとパーティをするのはこれで最後なのだと思うと感傷的になってしまいそうで、 お酒の力を借りて無理矢理テンションを上げた。 多分みんなはそれを解ってくれていたから、止めないで付き合ってくれたのだろう。 今までずっとそうだった。私がどんな無理難題を突きつけても、文句を言いつつも付いてきてくれた。 みんなといると何だって出来る気がした。何気ない毎日が何倍にも色濃く...
  • 結婚しよう 吉村美代子の結婚生活
    ...だ。 「……こんなに甘える人は、もうお兄さんじゃないです」  小さなみよきちの唇が触れて、俺はわざとらしく目を開いた。  目の前にあったのは、恥ずかしそうで嬉しそうなみよきちの顔。      翌朝から、みよきちは俺が何も言わなくてもキスで起こしてくれる様になったなんて事は言う必要はないよな。
  • 題名付き・あま~い短編
    ... キーワードは恋愛 甘える キョンの告白 長門さん、へい! 涼宮ハルヒの願望  涼宮ハルヒの奇跡 涼宮ハルヒの理想 甘いプリンの秘密 涼宮ハルヒの決意 夏の夜の・・・ 不治の病 未来 お揃い 『居眠り』 涼宮ハルヒの発熱 おとめごころ 長門と古泉 Strawberry Of Shortcake それって迷信じゃないのか? カンケリ 進路 年明けバカポー 凡人に泣いた日 ニチジョウ 従順なハルヒ 寒中暖あり ONE DAY ON THE SNOW ツンデレマフラー ピロートーク Pretty Devil Remedy of love 桜風 俺の右隣には アル雨ノ日ノコト 日常じゃない日常 4月1日の長門 結婚後の橘キョン アフター ザ ナイトメア ミッドナイト・コーリング アニマル涼宮(旧題動物シリーズ) バカップル保守 胸焼けプリン 朝倉涼子のグサデレ 魅惑の王様ゲーム 最後の王様...
  • 【罪と罰】番外編/長門有希の幸福
    ...る。 こんなにも彼に甘えることができるなんて、少し前だったら考えもしなかったこと。 ヒトの感じる幸福というものが何なのか、今ならば理解できる気がする。 「有希、俺のこと好きか?」 彼の言葉にわたしは顔を上げる。意地悪そうな笑み。 本来なら訊くまでもないこと。答えなど分かりきっているはずだから。 でも、わたしは知っているのだ。これが彼を喜ばせる為の一つの手段であるということを。だから、わたしは言う。 「…好き」 声が震える。昔のわたしなら感じるはずのなかったものが、わたしの声を震わせる。 「もう一度」 彼が言う。彼はわたしの反応を愉しんでいるのだ。でも、彼が喜んでくれるのが嬉しくて、わたしは声が震えるのを堪えながら呟く。 「好き」 「もう一回」 愉しそうな声。彼のそんな声を聴くのは好きだけれど、わたしは戸惑う。 わたしの中のある感情が大きくなっていく。 恥ずかしい、と。 彼に出会い、彼...
  • 甘えん坊モード
    《甘えん坊モード》という言葉をご存じだろうか? 知っていたらそいつは超能力者だ。何故ならそれは俺が今作った言葉だからな。 これは俺と付き合っているハルヒがかかっている病気のような症状だ。 ハルヒが望んだことなのか、それともハルヒが実は元々からこんな性格なのかは知らん。 ただ、ときたま突然この状態に陥ることがあるのだ。大体二週に一、二回程これになる。 その時のハルヒは、朝比奈さんを軽く超えるくらいにかわいい。 俺としてはずっとその状態で居てくれと言いたいくらいだ。……ただ、疲れるわけだが。 とりあえず、その時の様子でも伝えてみようか。 まず、異常なまでに声が変わる。…とは言え、声自体が変わるわけではなく喋り方が変わるのだ。 さらに、異常にスキンシップが多くなるな。 ベタベタしすぎて暑苦しいくらいだ。簡単に言うと俺になついてくるシャミセンのような状態だ。 そんなハルヒが今日、家に来ることになっ...
  • センター前日
    ...ばかりは あいつ に甘えるわけにもいくまい。   朝比奈さんの真似ではないが小動物のようにぷるぷると布団の上で一人震えていると、携帯の着信音が鳴った。   「もしもし」 「…私」 電話の主は長門だった。   「長門か。どうした?」 「…外」 雪でも降ってきたのだろうかと思い窓の外を見てみると、携帯を持った長門がこちらをじっと見ていた。   「あなたが緊張しているだろうと思い、来た」 上着を着て外に出ると、長門が理由を説明した。     長門が俺を気遣って電話をかけてくるというのは、実は初めてではない。だが家の前まで来たのは初めてだ。 「そうか、すまんな。…恥ずかしいことに緊張で腹が一杯になりそうだ」 「……」   「なんだかんだ言っても、一年~三年の内容をこの一年で詰め込んだようなもんだしな。模試の判定も良くないしさ。」 「………」 勉強量が足りないのは自分のせいだ。でも、これで結果...
  • やすらぎ
    ...ゃあ、いきなりだけど甘えるわよ?」 「ほんとにいきなりだな。なんでも言えよ」 「……あたしと手を繋いで部室に行ってよ。あんたがみくるちゃんの所にも、有希の所にも心変わりしないって、証明して」 ……つまりは、俺達の交際を公にしなさいと言っているわけか。意外な一面だな。 本当のハルヒはこんなにも繊細だとは夢にも思わなかったぜ。 「あぁ、望むところだ。俺もこそこそと付き合うのは性にあわんからな」 ハルヒを抱くのをやめて、手を取って歩きだした。少しだけハルヒの手が……いや、俺の手か?どっちかわからんが汗ばんでいた。   「……まぁ、そんなわけでハルヒと付き合うことになったから」 俺は、ハルヒと手を繋いだまま三人にそう伝えた。三者三様の態度が見える。 古泉はあくまでもニヤニヤと、長門は無表情、朝比奈さんは満面の微笑みで受け入れてくれた。 やれやれ、やっと終わったか……と思っていると、不思議なこ...
  • お祭りの後で 涼宮ハルヒの場合
    ...そうじゃなくて……、甘えるにしても、頼るにしても、自分で出来るだけのことはしないといけない。 だってあたしは、そのために電話をかけたんだもの。   「……えっとね、実は……、みくるちゃんのことなの」   切り出すのには、随分勇気が必要だった。   『……朝比奈さんですか』   古泉くんの声には驚きの色は無かったけど、それは、あたしがキョンのことじゃないって先に言ってからだと思う。 もし最初からみくるちゃんの名前を出していたら、古泉君も驚いていたんじゃないかしら? 電話越しで驚く古泉くんか……、不謹慎だけど、ちょっとそんな様子も聞いてみたかったかもな。   「うん、みくるちゃんのことなの……、あたし、あのときみくるちゃんに酷い事を言っちゃったでしょう?」 『……朝比奈さんは、そのときのことを覚えてないと思いますが』 「そうだけど……、でも、それで済ませちゃいけないと思うの」 『……』 ...
  • はじめての風邪
    ...まうけど、病人だから甘える。わがままも許される……と思う。  情報統合思念体から許可がおりた。これであと一日だけ病気でいられる。  わたしの横で寝息をたて始めた涼宮ハルヒに少しだけ体を近付けた。 「明日も一緒に……」 おわり  
  • アホの谷口冒険記
    ...)「それじゃお言葉に甘えることにします」 ふふふ、この完璧な計画。最高だ……! やはりこの谷口に死角なし! さて、向こうからめぼしいターゲットでも来ないかチェックしてみるか。ふんふん、どうやらいいのはいないようだな。 さてどうしようか。ここで待ち続けるのも芸が無いし…… どーん!☆ 「痛っ! って誰だよいきなり! 注意して歩けっての!」 後ろからの突然の衝撃に振り向くとそこに 俺の天使がいた。 「あーごめんごめん。ちょっと急いでたからさ。あ、手、貸そうか?」 俺は何も言えずにいた。俺の顔をまじまじと見つめるその顔はまさに天使。 さっぱりと切られた短い黒髪は艶やかに輝き、ほのかに石けんの香りを漂わせている。 他校の生徒かと思いきや、着ている制服はこの学校のものだった。 谷口ランキングもまだまだだな、こんな上玉を見逃してたなんて。 「あれ? どうしたの? ボクの顔に何かついて...
  • シスターパニック! 第1話
    ... 「いっつもわたしが甘えると優しくしてくれるし、面倒も見てくれる。ちょっとネボスケさんだけど、最高のお兄ちゃんだよ!」 「…………そう」  羞恥プレイの限りを尽くされたように恥ずかしい。顔は真っ赤だろうな。  古泉がこっちを見てニヤニヤしてるし、長門も何かを観察するように俺を見てやがる。  だがな……お兄ちゃんはうれしいぞっ! 「わわわっ! キョンくん痛いよっ!」  うれしさのあまり、妹を抱き締めてしまった。  ……言っておくが、俺に妹属性はないからな。本当だぞ。 「兄妹仲睦まじいですね。良いことです」  作り笑いなのかどうかわからない表情をして言い放った古泉を責める気にはならなかった。  俺も妹と仲良くできることはうれしいからな。……反抗期が来るのが怖いが。    それから俺達は、長門を含めて4人でゲームを楽しんだ。最下位が古泉なのは言うまでもない。 「んぅ……っと、よく寝たわ」 ...
  • 朝比奈みくるの未来・第3章
    ...、ありがたくお言葉に甘えることにした。 あっさりと用件が済んでしまいこのまま電話を切るのも名残惜しく、俺は朝比奈さんと当たり障りのない話しを続けた。彼女の笑い声も聞こえる。いつもの俺の朝比奈さんに戻ってくれたようでほっとした。一通り話すネタも尽きて電話を切ろうとしたら、朝比奈さんが引き留めた。 「あのぉ、キョンくん。明日、お時間ありますか?」 ミスキャンパスからのお誘いである。即答したね。俺にはこの申し出を断る意志など、テストの氏名欄に『キョン』と間違って書いてしまう確率ほどもない。 「はいっ、大丈夫ですよ。朝比奈さんのお誘いを断ったりしたら末期まで後悔しますから」 「うふふ、もう、キョンくんたら。何時頃ならいいですか?」 目の前で朝比奈さんが勝負服を着てウインクしている幻視が見える。 実際はお詫びかまた何か未来からの用事というところが真相だろう。でも期待するのは自由だよな?...
  • お姉ちゃん
    ...!」 わたしは厚意に甘えることにした。姉妹とは、遠慮などしない気兼ねないものだと本で読んだから。 「ありがとう」 《お姉ちゃん》は笑顔で頷いて店に入り、ごちそうしてくれた。二人で二皿ずつ食べた。……おいしかった、また来よう。 「さてっ!おなかもいっぱいになったし……うちに行こうかっ!」 どんな理屈でそうなるのだろうか。その辺りはよくわからないが、わたし頷いて《お姉ちゃん》の隣りを歩きだした。 「姉妹は仲睦まじく手を繋ぐにょろよっ!」 と言われて、手を繋いだ。冬なのにあったかくて、わたしよりちょこっと大きな手はとても安心できた。 「有希っこの手はやっぱりちめたいねっ!名は体を現すってやつだね、あははは!」 暖かい手と冷たい手。全然似てない二人が今日だけは姉妹というのはなんだか不思議。しばらく手を繋いで歩くと、見たことのある道に。 文化祭で映画を撮ったときに通った道。鶴屋家が近付いてきた...
  • 機械知性体たちの即興曲 第六日目/昼
    ...思う。実際にこうして甘えるような行動しかできない、機能不全状態。                     あなたたちにすがらなければ、生きていくことすら困難。だが……」 キョン        「……気にするな」(ちょん、とにゃがとのひたいをつつく) にゃがと    「にゃう」 あちゃくら  「キョンくん?」 キョン        「子供ってのは、それでいいんだ。親に甘えて、それで育ってくれればいい。                     迷惑なんてのは考えるもんじゃない。親は……笑ってるおまえら見てたら、それだけで幸せなんだよ」  にゃがと    「…………ありがとう」 『機関』主流派の保有するワンボックスカー 古泉          「……どうです?」 森              「依然、反主流派の動きがつかめない……すでに動いているのは確実なのに」 新川      ...
  • SOS団が家族に?
    ...ルヒも姉だ。ハルヒに甘えるなんて考えれん。  「幸い今日は土曜日、月曜までには元に戻りたいですね。さすがに、三年の授業は受けれませんよ。」  確かにこの事態をこのまま放置するわけにはいかないしな。  「元に戻るには、ハルヒに元の方がいいと思わせるしかないのか?」  「そうです。まぁあなたに任せますよ。」  「何だ。無責任だな。俺にまかせっきりかよ。」  「あなたは、涼宮さんの鍵ですよ。いい加減自覚していただかないと。」  「あなたもいい加減にするべき。」  「そうですよ。キョン君もいい加減に涼宮さんの気持ちに気づかないと。」  朝比奈さんまでそんなことを。第一ハルヒの気持ちってなんだ?  「・・・鈍感」  「ん?なんか言ったか?」  「別に。」  とりあえずこの状況を月曜までに戻さなきゃいけないのか。やれやれまた骨が折れそうだ。  「あっそうそう一応僕達はあなたの兄や姉ですので、そ...
  • 『God knows』 7章
    ...。 「ここはお言葉に甘えるぜ。行きましょう、みくるさん。」 と言い、俺は手を引き、部室を出た。 俺達は、2時間程しか時間がないのを考慮し、屋上に行くことにした。 「ふわぁ……日差しが暖かい、です。」 「ですね、ちょっと座りましょうか。」 俺たちは並んで腰をおろした。 「あの……キョンくん?」 「はい?」 「あの、そのぅ……昨日ですね、膝枕…してくれたじゃないですかぁ…?」 「しましたねぇ、またして欲しいですか?どうぞ。」 俺は背を壁にもたせかけたまま、足を伸ばし、太股を叩いた。 「あ、いえ!ち、違うんですっ!こ、今度は…その……わたしがしてあげようかなぁって……。」 「……マジっすか?」 「は、はい……。あ、嫌なら別に…」 と言い終わる前に、俺はみくるさんの足に頭を乗っけた。 「メチャクチャ落ち着きますね、気持ちいいっす。」 少し顔を赤らめたみくるさんが答える。 「あ、……よかっ...
  • 春の宴、幸せな日々
    ...消え去ったかのように甘えるようになる。 そもそも、あの時禁酒を誓ったハルヒが何故酔っ払っているのかというと、鶴屋さんが自宅から持ってきたという秘蔵の日本酒の誘惑に負けたからに過ぎない。 なんて意志の弱い団長だろう。何故こんなのが俺の…いや、なんでもない。 「キョーン。こっち来なさいよぉ~」 やれやれ…さて、諸君はもう気付いているだろう。そう腹をくくった俺はみんなに向けて話し出した。 あー、その、、なんだ。実は俺とハルヒは、、つ、付き合ってるんだ。 「まさか気付いてないとでもお思いだったのでしょうか?」 「…知ってる」 「あっはっは、青春だねー!」 「え…えぇーーっ!そうだったんですかぁー!」 「「「………」」」 「あ、、あれ?知らなかったのって私だけですかぁ~?」 十人十色とはこのようなことを言うのであろう。朝比奈さんだけは期待を裏切らないでいてくれたあたり流石というべきだろう。 「...
  • 小さな初恋
    わたしの初恋の相手はお兄ちゃん。 わたしの大好きな大好きなお兄ちゃん、キョンくん。 ねぼすけで、ぶっきらぼうで、全然家に居てくれなくて、一人言が多い。 だけど、優しくてかっこいいの。わたしの事をいつも気遣ってくれて、イタズラしても許してくれるキョンくんが大好き。 でも、わたしは小学6年生の妹でキョンくんは高校2年生のお兄ちゃん。 だからわたしの初恋が実ることなんてないの。キョンくんと一緒にいれる時間が一番長いのがわたしだから良いんだけど……。 最近はずっとハルにゃんと一緒に居るからわたしはシャミとお留守番ばっかり。 わたしだけの特権が一つなくなっちゃった。 学校から帰って来るのも遅いし、土曜日は探索、日曜日はハルにゃんと一緒に居る。 わたしだってたまにはキョンくんに甘えたいよぉ……。   「朝だよ!起きてよ、キョンくん!!」 これはわたしの毎朝の日課で、唯一のこったわたしの特権。 「朝ごは...
  • 鶴屋少女の孤独 SIDE.A.「笑顔」
    ...の元気はなく、まるで甘える理由を探す子供のような言葉 「怖い夢でも見たんですか?」 そんな子供じみた理由であるはずがないが、俺は和ませるために笑って話した 『………』   とたんに黙る鶴屋さん   「えと、もしかして、図星ですか?」 『うん』 「あー……」 言葉に詰まる いつもは元気で笑顔の塊のような人が悪夢で怖がっている 女の子なんだから当たり前っちゃ当たり前なんだろうがそこで浮かぶ一つの疑問 「えっと、なんで俺、なんですか?」 恐る恐る尋ねる 『………』 再び黙る鶴屋さん 気まずい… 何か気分を損ねるようなこと言ったのか、俺 「朝比奈さん、とかハルヒとかも仲がいいじゃないですか」   『………ごめんね』   「へ?」 いきなり謝られた 少し混乱してきた 『やっぱり迷惑だった、かな?』 「え?あ、いや、大丈夫ですよ」 『それなら、よかった』 鶴屋さんの様子がおかしい   いつもみた...
  • 10月8日、曇りのち雨 後編7
    ...言うとハルヒは子猫が甘えるように、俺の胸に顔を擦り付けた。 …くすっぐたいっす。 …つか、あの。…お前誰だよ。 …ハルヒか。…ハルヒだな。…まごう事なきハルヒだ。 何やら可愛すぎる気もしたが。どーやらハルヒらしい。 「…なんか…こーしてるとキョンに抱っこされてるみたいね」 みたいじゃねぇよ。 実際そーなんだよ。 「まぁ…いいけどな…」 出来るだけ優しく、ハルヒの髪を撫でる。 「…それ、好き」 「…ん? 何がだ?」 「…髪、撫でてくれるの。…もっと、して?」 …あの、涼宮さん。 もっと、して? とか甘えた声で言わないで頂きたい。 ただでさえ、お前がモゾモゾ動くもんだから、その下半身の柔らかさがダイレクトに伝わるってのに。 …いや、ふとももとかって意味だぞ? …他に変な意味なんて無いんだからな? …って俺は誰に言い訳してんだ。 ………つか、ヤバイ。俺のジョニーが覚醒しそ...
  • キョン1/2  デート編
    ...るので、素直に好意に甘えることにした。 正直足がガタガタで今にも倒れそうなんだ。 「ところでこの建物は何なんだ?」 景色に気を取られている暇はなかったが、真っ直ぐこの建物に向かっていたように思える。 「ここは機関の避難所みたいなところです。もう安心して大丈夫ですよ」 成る程、それなら安全は折り紙付きだな。 裏口から入ったらしいので廊下を歩いて開いた場所に出ると、そこはビジネスホテルだった。 入った事ないから知らんが、結構高そうな雰囲気である。 古泉は受付で何やら話していたが、やがて鍵を持ってやってきた。  「6階の603号室ですね。エレベーターはあちらです」 案内されて、俺は悲鳴を上げる足をどうにか動かしてエレベータに乗り込んだ。       案内された部屋はベット2つに浴室がついた、なかなか綺麗なところだった。 とりあえずベットに腰掛け、そのまま背中から倒れる。 「疲れた」 もう一...
  • 朝比奈みくるの未来・第5章
    ...ので、ここはお言葉に甘えることにした。それで彼女の精神的負担が軽くなるならと思ってな。 そこ、ケチとか言うな。ちゃんとこんな日のためにと隠しておいた諭吉を5枚ほど持ってきているぞ。ほらっ。 店を出て駅方向に戻りながら、これからどうしましょうか? 聞いてみた。 今日は朝比奈さんにとことん付き合おう。クリスマス直前だけに、キョンくんからクリスマスプレゼントが欲しいのってもアリだ。期待しています、朝比奈さん。儚くもその期待は5秒後には吹き飛ばされたのだが。 「レポート書くのに今は手で書いてるんですけど、ワープロ使ったほうがいいかなって思って。これからゼミに入っていったら、必需品らしいですし。でも、わたし、あんまり機械に詳しくないのでぇ、何を買えばいいのか判らなくって。一緒に選んでくれませんか?」 コンピ研からの戦利品のノートパソコンは、卒業時に3台はコンピ研に返還、残る1台は文芸...
  • 夢見ぬ蛙は終末に鳴く3
    ...表情のうちにも何処か甘えるような雰囲気を纏い、寄り縋ってくる長門有希。 僕の前でだけ微笑み、すり寄り手を取ろうとする宇宙人の少女。僕の非凡なる恋人。   僕は咽喉の渇きを覚えた。 そこに違和感を覚えなくなったのは何時からだったのろう。 それが「いつも」に、僕視点のデフォルトになったのは。彼女とのデート初日には既に、受け入れ始めていたような気もする。 いつから、こうだったのだろう。 告白前と以後で彼女は見るからに「変貌」して、それは僕に恋をしたからで、僕はそんな彼女が気になりだしていて、それで。 それで――告白前はどうなっていたんだっけ?   よく思い出せないのは、本当に、ただ今の幸福が鮮烈で、過去のことを忘れかけているからだけか?             『井の中の、蛙は幸せ』     長門さんは冷め切った声で、確かに、そう言っていた。      
  • 森園生の電子手紙 3
    ... 「森さん…いつまで甘える気ですか?貴女はそんな人間じゃないでしょう?」 厳しい台詞とは真逆に、とても穏やかに微笑んでいた。 「えっ…あっ…その…ごめんなさい。」 彼の優しい笑みと、父が娘を諭す様な暖かい声色に…私は素直に謝ってしまった。 「心配しなくても大丈夫ですよ…本当に鈍くて、貴女の辛い気持ちも考えないで、ごめんなさい。 でも森さん、僕は貴女のそんな弱い所も、悪い事をして結局自分を傷付けてしまう純粋な所も、優しいお姉さんみたいな所も、ふと見せる可愛いらしい笑顔も…。 その……ありきたりだけど……やっぱり貴女の全部が好きなんです。だから、そんな傷なんて僕は気にもなりませんよ。」     彼は…そう言って私を抱き締めると髪を優しく撫でてくれた。   馬鹿…っ…どうして…貴方はそんな優しいのよ…そんな優しくされたら…私は私はっ… 「ごめん…なさい…ごめんなさいっ!……うっ…ごめんなさ...
  • 涼宮ハルヒ無題3
    無限の命を刻んだ永遠の時間 宇宙に無数に存在する惑星 その中の一つに過ぎないこの星に生まれた命 何億と生きる人間の中の一つの私 なんのためにこの星に生まれたのか なんのためにこうして生きているのか   誰もその答えを知らない   ふと怖くなり顔を上げる   放課後の部室 誰もいない静寂   無数に存在する命 しかし私を知っているのはそのわずか   怖くなる   孤独? 恐怖?   心が痛い とても苦しい   私は、サミシイ   まるで自分が世界に取り残されたような感覚 誰一人私を必要としていない   ―――――ヤダ!   なんで誰もいないの? キョン?有希?みくるちゃん?古泉くん?   部室のドアに手をかける しかしそれは開かない   ドアは開かない   なんで? ここから出して! ここから出たいの!   助けて! 私はここよ?   誰か!   キョン!   ―――――カタン   ふと...
  • 最初のデート
    ※前回投下した「涼宮ハルヒの恋人」のオマケみたいな感じ。 手間だけどそっちを先に読んでもらった方が分かりよいかも。   ~最初のデート~   俺とハルヒが付き合い始めて5日程経った。 その5日間は付き合う以前のハルヒと様子は変わらなかったが、 日曜日―――その日はハルヒの様子がおかしかった。   『ヴー、ヴー…』 俺はこの日、耳障りな振動音によって目覚めさせられた。 窓辺を見ると心地良い朝の日差しが差し込んでいる。昨日の大雨が嘘のような快晴だ。   『ヴー、ヴー…』 「なんだ、人が折角気持ちよく寝てるってのに…」 そうイラ立ちつつ俺は携帯を手に取り、寝ぼけたままで通話ボタンを押す。   「…もしm「もしもし、キョン!?」」 瞬時に通話の相手が誰だか分かった。というかディスプレイを見れば一発だったが。   「あー…どうした?ハルヒ」 「バカキョン!日曜日はあたしに一日服従って、忘れたの?」 ...
  • 【罪と罰】 第2話
    ”あの日”以来、何かが変わったかと言えばそうでもなかった。もちろん、変わらなかったと言えば間違いになるのだが…。  ハルヒたちの手前、俺たちの関係を公言する訳にもいかず、といっても俺も有希も別に公言することもないと思っている。  …でも、いつかはこのことを話さなければならない日が来るだろう。その時、多分一番傷つくのはハルヒ。  自惚れに聞こえるかもしれないが、決してそうじゃない。…俺だってハルヒの気持ちくらい、いい加減に気付いてる。  あの時有希が言った言葉の意味も。  だけど、その上で俺は有希を選んだんだ。  …このことを知ったら、やはりハルヒは世界を改変してしまうのだろうか。有希が、そして俺が一番恐れているのは…そのことだった。  俺が恐れているのは、俺の有希との記憶が、有希への想いが、全て消し去られてしまうこと。  だけど…そうなった時、一番苦しむのは有希だ。  俺が有希への想いを忘...
  • きっとまた会えるから
    俺はさっき死んだ。 今日は久しぶりの不思議探索の日だった。 めずらしくペアになった俺とハルヒは、たまたま工事現場の横を通りかかった。 それが運の尽きだった。まさか角材が落ちてくるなんてな。 ハルヒに当たる筈だった角材はかばった俺の頭に直撃。そりゃもう相当痛かったな。泣き叫ぶハルヒの声と救急車のサイレンの音がぐるぐるまわり、俺は意識を失った。 そして救急車の中で俺は死んだ。 だから、手術室へは行かず病院の個室に運ばれた。 俺の顔には白い布がかぶせられてる。 俺は今体はないが、意識はある状態だ。 部屋の片隅でふわふわ浮いてみんなと自分の亡骸を見ている。 こういうのを幽霊っていうのか? 虚ろな目でなにかボソボソ呟いてるハルヒ。 長門は俺の亡骸を見つめて動かなくなっていた ひたすら泣きつづける朝比奈さん 古泉も親父もオフクロも妹も泣いていた。 なんだが悲しくなってきた。 ここにいるのは耐えら...
  • あるカップルの優劣
    「あ~あ~!わかったよ!俺が行ってくるよ!まったくお前はいつでも勝手だな!」 俺はそう言うと自分の部屋を出た。 俺はハルヒと付き合っている。だが、ケンカばかりだ。 今も飲み物をどっちが買いに行くかという些細な事でケンカになった。 実際、かなり怒ったが……ほんとは、ケンカなんてしたくない。いつもハルヒと触れ合って、優しく笑い合いたいだけなのに素直になれないんだよな。 「……いけね、財布忘れちまった」 俺は溜息と同時に呟いた。 また、ハルヒにどやされるな。今回は『あんたはいつも抜けてんのよ!マヌケ!』かな。 俺はゆっくりと一歩ずつ階段を登った。 ドアの前、防音のなってない扉の向こうからちょっとした泣き声が聞こえてきた。 「ぐすっ……、なんで……上手くいかないんだろうね、シャミセン」 ハルヒはシャミセンに向かって話しかけているようだ。 しばらくの間、ドアの外で様子を窺うことにした。   「あたし...
  • やきもち
    ...た。 「ハルにゃんの甘える相手は違うさ」 そう言って、鶴屋さんは俺にハルヒを預けた。 「キョンくん。落ち着いたらハルにゃんをちゃんと送ってやりなよ?あたしは谷口くんを追っかけてくるさ」 「……お願い、します」 さっきのように、俺に笑顔で返事をして走り去った。 公園には、涙を流す二人だけが残った。 《another side4》 俺は駅前公園で一人うなだれていた。道行く人の誰もが俺を見ていくのがわかる。 当たり前だ。こんな野郎が一人で座って泣いてんだもんな。 覚悟はしてた、わかってた。でも、実際になると……辛ぇよ。 「あ~もう!こんな所にいたのかいっ!探したよっ!」 涙でぼやけた視界の先には鶴屋さんが居た。 「や~、キミ足速いねっ!追いつくのがやっとだったさっ!…………泣いていいよ?あたしが居てあげるさ」 鶴屋さんの優しさが、心に染みた。俺はいつの間にか、涙を流していた。 「畜生…...
  • さよなら
    ...くなった時、ハルヒは甘えるようになった。 それでも、普段はこんなんだがな。 俺はハルヒに引っ張られながら、朝比奈さんが言った言葉を思い出していた。 朝比奈さんが別れ際に言った言葉だ。    * 「キョン君。わたし、嬉しかったです。キョン君やSOS団のみんなと過ごせて。 わたしはキョン君に一つ隠し事がありました。最初から最後まで、ずっと隠してきたんです」 そう言うと、朝比奈さんは俺に抱きついてきた。柔らかなものが俺にあたっていた。 それ以上に、俺は朝比奈さんの温かな唇に意識がいってしまっていた。 朝比奈さんは俺から、ゆっくりと離れると、 「ふふっ。伝わりましたか? 言葉ではいいません。言葉では消えてしまうから。 それに、わたしはずるいんです。 こうやって、キョン君の答えを聞かずに未来へ逃げてしまうから。 そうしたら、キョン君はわたしのことをずっと覚えていてくれるでしょう?」 「忘...
  • キョンがヤンキー略してヤンキョーン 最終章(前編)
    ...? 「いつまで自分に甘えるつもりですか」 弱弱しい声で、俺に告げる。 「・・・いつまで、涼宮さんから逃げるつもりなのですか」 ・・・ハルヒから、逃げる・・・? 古泉が俺の視界から消える。 足音が遠くなっていくに連れて、俺の世界はゆっくりと狭まっていった。     ―――そして、今に至るのだ。 ひんやりとした風に吹かれながら回想していた俺は、もうすっかり冷静を取り戻すことに成功していた。 さっきの古泉の言葉を、何度も脳内で繰り返す。 そして、この自問自答でさえも無意味であることにやがて気が付いた。 ・・・答えは、一つしかねぇじゃねぇか。 「・・・これで、最後か・・・」 かすれた声で独り言を呟くと、最後の一本のタバコを取り出す。 最後になるであろうタバコを存分に味わった後、手の甲にゆっくり押し付けた。 おそらくこれも、最後の根性焼きなのだろう。 未だ立ち上がることの出来ない俺は、暗...
  • 『二人だけのクリスマス・イヴ』
    ...から 私はその言葉に甘えることにした。 帰り道は何故かとても早く感じだ。 …もう家に着いちゃった…… 少し残念だなと思いながら私は古泉くんにお礼を言った。 「今日は来てくれてありがとう。それに送ってくれて…」 「マフラーに比べたらこれくらい大したことではないですよ」 「ふふふ…本当にありがとう」 「…朝比奈さん」 「な、なんですか」 いつもと違う雰囲気で名前を呼ばれて私は少し戸惑った。 戸惑っている私の顎に古泉くんの指が伸びてくる。 その指は私の顎をクイッと上に上げた。 そして、古泉くんは私の唇に唇を重ねた。 古泉くんの唇は一瞬触れてすぐに離れた。 そして 「メリークリスマス」 と言って私に背中を向けて歩いて行った。 そんな古泉くんの背中を私は放心状態で見送った。 今何が起こったの? え……っと…今もしかして、き、キスされた? 今の出来事を理解して私の心臓はフル活動し始めた。 息はと...
  • ねこ保守~吾輩はねこである~
    ...らないと言うのに。 甘えるなよ、古泉。長門に甘えるな。今のままのお前なんて、救いようのない阿呆だ。 こんなんだったら、私が。 この私が、長門を――――。 「長門さん……」 「……何?」 「機嫌を直してはくれませんか?」 「私は今、正常な状態にある」 「じゃあ、どうしてそんな……。そんな顔で泣いているんですか?」 泣かないで下さい、お願いします。 そう言って手を差し延べる古泉は、まるでおとぎ話のおうじさま。 我らが白雪姫に躊躇無く触れて、遠くお城に連れて行ってしまう。 「泣いてなどいない。人間にとって泣くと言うのは声を上げ涙を流す事。私はそのような状態ではない」 羽織ったワイシャツをきりきり握り締めて古泉を見上げる長門の目に、涙は確かに浮かんでいない。 浮かんでなど、いないけれど。 「わかりますよ。あなたが泣いているか、いないかぐらいは。だって僕は、あなたが好きで好...
  • 水晶の夜④
    ...ルヒの趣味はあなたに甘えること。」 「それはあんたの趣味でしょ!」 「わたしはあなたほどには彼に甘やかされていない。」 「要するにうらやましいわけ?」 「………やる気?」 「やるわよ!」 「さっさとやれ。」 「えっ………。」 「……………。」 「終わったら教えろ。」 「……………。」 「……………。」 「なんで俺が一日に三回も女のケンカにまきこまれなきゃならん。」 「……………。」 「……………。」 「おまえら二人の異常なほどの負けず嫌いが今回の騒動の原因の一つだとわかってるか?」 「……………。」 「……………。」 「朝比奈さんだったらきっとおまえらに譲るだろうな。」 「……………。」 「……………。」 「終わったのか?」 「終わったわよ!」 「終わった……。」 何がだ? 俺の十六年余りの人生とか言うなよ。 「終わったのは、あなたの青春。」 「……………。」 「スルーしないでほし...
  • 涼宮ハルヒの分身 Ⅰ
    ...、俺はハルヒの好意に甘えることにした。自ら面倒くさいことを進んでやるハルヒなんて、珍しいことこの上ないからな。           「では、お先に失礼します」 「あ‥‥あたし待ちますよ」 「いいのみくるちゃん。ちょっと用事もあるしね。先行ってて。すぐ追いつくから」 ハルヒがこう言ってるんだ。朝比奈さん、先に行きましょう。 「で‥‥でも」 朝比奈さんがそう戸惑っている間に、ハルヒは駆けてくように職員室へと向かって行った。ここに置いてある鞄はどうやら俺が運ぶはめになるらしい。 「‥‥‥‥‥」 「どうした長門。科学の本をまだ5冊読み終えてないのか?」 長門の沈黙具合がいつもと違ったように感じたので、そう声かけてみたが   「今25冊目」   と、1日8冊読んでもそんなにも読めないペースで読んでいるらしいということだけが分かった。長門の無機質な声にも最近変化が感じとれるよう...
  • 反英雄 第一章
    ...れた。  だからこそ甘えるのは一晩だけだ。彼にも迷惑がかかるし、俺が気にする。 「それでは僕は自室に戻ります。おやすみなさい」  一人暮らしにはもったいないくらい広いリビングの灯りが落ち、青白い月の光が俺の身体を照らす。 「……畜生……お母さん……なんで死んじまったんだよ……」  毛布と暗闇が顔を隠してくれるからいいが、嗚咽だけはどうにもならない。ひょっとしたら、自室で寝ている古泉一樹にも聞かれているかもしれない。  でも、今まで必死に我慢してきた涙が、ここに来てダダ漏れだしてしまった。  人間である以上、死は避けられない。  だけど……こんな終わり方、唐突すぎるだろう!  俺はまだ母親に甘えたいんだ!生んでくれてありがとうって言ってないんだ!  ちくしょう。畜生。チクショウ。  止まらない。どうやら俺は自分が思っている以上にヘタレでカッコ悪いガキのようだ。      毛布の中で母親...
  • 普通短編22
    ...た。 「今日は随分、甘えるんだな」 「たまに」 「そっか。たまにか」 俺は笑いながら長門の身体を逆転させると、再びその頭を膝に乗せ、左耳の耳掃除をしてやるのだった。         「なんだ 長門 雷がこわいのか」 「この状態では、巨大なサージが発生し防壁に・・・・・・ 「えっと つまりなんだ その」 「あなたをそして自分を護るすべを一時的に失う可能性がある だから」 「だから 何」 「護って」                 「ふぇー 雷こわいですー」             「大丈夫ですよ 朝比奈さん」     「あれ もうお終いなの 根性ないわね この雷 もっとパーットできなんもんかしら」         「長門さん あなたはいったい なにを して・・・」 「墓参 そうゆう風習があるときいた」 「墓参って誰の」 「朝倉」 「いや それって多分ちがうから」 「本人も呼ぶ?」...
  • 涼宮ハルヒの支配
    11 36 キョン「はぁ、なんでこんなに遅く帰らなきゃいけねんだよ。」 俺はハルヒに付き合わさせられて遅く帰っていたときだった。 もぞもぞと動いていた物があった。 それを見てみると視界が暗くなった。俺が覚えている事はこれくらいしか無い。 7月6日 午後4 00 SOS団部室 ガチャ ハルヒ「みんないる~て、有希と古泉くんだけ~、みくるちゃんは。」 古泉「朝日奈さんなら少し遅れてくると、そういえばキョンさんは。」 ハルヒ「キョンだったら今日は休みよ。」 ハルヒ「なんか暇だから今日は帰るわ、古泉くんと有希も早く帰りなさいよ。」 古泉「そうですかではお言葉に甘えて帰らしてもらいます、では。」        続く
  • 普通短編44
    ...」 「やだー!もっと甘えるのー!!」 なるほど駄々っ子モードね。やれやれ出鱈目にも程があるな……   みくる「でしゅ~ましゅ~」 長門「仮にも上級生であるあなたがでしゅましゅ口調なのは恥ずかしい。自覚するべき」 みくる「ふ~んだ!長門さんだって 803じゃ駄々っ子じゃないでしゅか~!」 長門「私はまだ三歳、何も問題は無い。あなたの場合は年相応の対応が出来ていないので見苦しい」 みくる「にゃにを言ってゆんでしゅか、長門しゃんだって立派な高校一年しぇいでしゅよお~」 ギャアギャアギャア キョン「あ、朝比奈さん…どんどん幼児退行している…?     (((((((((;゜Д゜))))))))ガクガクブルブル」   魁!SOS塾 「お、お前は長門ーーーーー!!!!」 「し、知っているのか古泉ーーーーー!!!」   ハルヒ「ねえキョン」 キョン「ん?」 ...
  • My little Yandere Sister 第一話「太陽を葬る日」
    ...娘が自分ではなく兄に甘えるのが羨ましいのかもしれんが紆余曲折あったんだ。 それにしてもこの麻婆豆腐はパンによく合うもんだな…。 ってか、パンに合う麻婆豆腐ってのも不思議なもんだ。 ご飯に合う麻婆豆腐なら大量にあるけどな。…前出たときにはご飯に合う味だったんだが…。 まさかパンかご飯かで調味料を変えているというのか? 面倒くさいことをしているな。 だが美味いなら別に良いか。 「おっと、そろそろ学校行かなくちゃな。ところでちゃんと父さんの革靴も磨いたか?」 「うん! はい、お弁当。今日はお父さんにも」 おぉ、嬉しそうだな、父上。良かった良かった。   <妹サイド>   キョンくんは今日もわたしが作った弁当を食べてくれる。 いつも帰ってくると美味しいって言ってくる。残さず食べてくれる。 それがとても嬉しいの。 毎回毎回。キョンくんが食べる度に嬉しくて、嬉しくて。 もっともっと作りたくなって...
  • 橘京子の退屈(前編)
    ...態度なのに、あたしに甘えるところなんかそっくりなのです。いっつもこんな調子ですもんね」 「――そう」  キョンくんってばかなりのツンデレですからね。二人っきりになるともっとすごいことをやってのけましたからね。  っと、でもこんなことは本人の前では言いません。怒られちゃいますしね。勿論佐々木さんや涼宮さんの前では禁句です。命がいくつあっても足りません。 「お待たせ。大分綺麗になったのね」  阪中さんがあたしのブーツを持ってきました。さっきまで染みになっていた部分は跡形もなく消え去りました。 「本当にごめんなさい。お詫びといっちゃなんだけど、お母さんの新作、3種のクリームが入ったシュークリームがあるからたくさん持っていって」  かなり大き目の袋からは、香ばしい香りが漂ってきました。 「いいえ。こちらこそ色々貰っちゃって。ありがとう」 「ううん。もともとはあたしが悪いんだし。これくらいじ...
  • Close Ties(クロース・タイズ) の少し後で
    ...ほんと。アンタ以上に甘えるの下手なヤツ見たこと無いわ」  その台詞そっくりお前に返してやると言いたくなる前に、俺は自分の心境に驚いた。子供みたいな強がりを言う涼宮ハルヒが異常に、本当に異常に可愛く見えちまった。  これはまずい。本当にまずいんじゃないのか。いや待て、何がどうまずいんだ。  別にこいつがもんのすごく可愛く見えたってだけじゃないか。何をまずいと感じる必要があるんだ全く。 「ねえ、寒い」  会話が堂々めぐりになってきたな。 「なんだ、抱きしめて欲しいってか」  少しは自嘲しろ俺の口よ。  急にハルヒは体を起こして俺の顔を覗きこんできた。 「言うじゃない。そんな甲斐性アンタにあるの?」  無い。断じて無い。  まあ、お前が寒いってんなら寄り添ってやるくらいの事はまあ、頑張りゃできるだろうけどな、正面からお前と抱き合うなんて本当にできん。全くもってできんからな。   だから...
  • 恋の病・恋の熱
    恋の病・恋の熱   また、あいつと違うグループかぁ……。 今日は土曜日。 毎週お馴染みの探索の日。 あたしは午前はみくるちゃんと二人で、そして今引いた午後の探索は、古泉くんと二人になった。 なんで、こんなに離れちゃうんだろ……。 「…ず……さん?…涼宮さん?」 「あ、え?ど、どしたの?古泉くん。」 「どうしたも何も……涼宮さんがいきなり立ち止まったのでしょう?」 あれ?あたし…いつの間に? 「あ、あはは。ごめんね、ちょっと考えごとしちゃった!さ、行きましょう!!」   あたしは古泉くんと一緒に北側の探索を始めた。   時間は流れて、集合時間まではあと1時間。 あたしは古泉くんが話があると言うから、今、公園のベンチに座っている。 「ウーロン茶でよろしかったでしょうか?」 「あ……ありがと。お金…」 「僕からの話ですからお金は結構ですよ。」 古泉くんが優しい笑顔を見せながら気遣う言葉、あいつも...
  • 眠気と休日~長門と古泉編~
    午前7時半。 わたしはいつもの喫茶店に向けて歩いている。しばらく前の探索の日は危うく《キョン》に後れを取ろうとしたため、これまでより15分早く出ることにした。 いつもとは少し違う風景、出会う人も少し違う。新しい発見、時間をずらして移動するのも興味を持った。 グラウンド、大人の人間が集まって何かしている。 あの時の……《野球》だ。 遊撃手の人だけ、一際若いようだ。わたしの目は、その若い遊撃手の動きを追っていた。 朝日に照らされながら、軽快にボールを捌く彼は、とても引きつけられる。興味深い。 しばらく立ち止まって見ていると、試合も終わり、一人だけ着替えを済ませた遊撃手の人がこっちに来た。 「………あ。」 驚いた。さっきまで、わたしが目を奪われていた遊撃手の彼。 彼は副団長、古泉一樹だった。 「おや、長門さん。お早いですね。」 彼が話しかけてくるのに頷いて答える。 「どうせですし、一緒に行きまし...
  • 君の太陽
    ...少しだけ、なあに、と甘えるように聞こえるのは、僕の耳の都合がいいだけなのだろうか。 「僕を信じて下さい」 「……うん」 「ありがとうございます」 「古泉一樹」 「なんですか?」 彼女は僕の制服の袖をぎゅっと握って言った。 「……抱きしめてほしい」 「喜んで」   僕は彼女を抱きしめた。片手を背中に、もう一方は彼女の頭に添えた。 彼女の孤独が埋まるように。冷たくなってしまった体が温まるように。彼女を包みこんだ。 「ずっとこうしたかった。あなたを抱きしめたかった。僕の夢でした。ああ……、あなたはこんなにも温かいんですね」 彼女はぎゅっと僕にしがみつくことで僕の言葉に応えてくれた。背中から伝わる彼女の腕の圧力と、全身に感じる温もりが僕の中にずっと留められていた感情を揺さぶる。 嬉しかった。ただただ嬉しかった。愛しかった。どうしようもなく愛しかった。 「……うっ……うっ……」 僕は堪え切れ...
  • 『God knows』 5章
    『God knows』 ~5章~ 回り続ける観覧車、まだ頂点まではきていない。 「へ?」 俺はとんでもなくマヌケな声を出した。 「も、もう1回聞かせてくれませんか?」 これで同じことを言われたら、俺はこの上なく野暮な人間になるだろう。 「……もう、こんなに勇気出して言ったのにぃ……。キョンくん。わたし、《朝比奈みくる》は……あなたが…好き…です……。」 なったね、野暮な人間に。 でも、まさか……朝比奈さんが俺のことを好きだったなんて気付きもしなかったぞ? 俺が鈍いだけなのか? 「わたしは……」 朝比奈さんが静かに語り続けた。 「わたしは、気がついたらキョンくんに好意を抱いてたんです。……でも、【規定事項】によって、わたしがあなたに《好意がある》と伝えるのは【禁則事項】だったの……。」 そうか、朝比奈さんは俺とハルヒが結婚する未来から来たんだったな。 「でも、涼宮さんの気持ちが変わっ...
  • 未来
    ハルヒの力が失われて数日が経ったある日、朝比奈さんが自分の時代に帰る事になった。 昼間の内に俺以外のメンバーと別れを済ませ、今二人っきりで夜の部室に居る。 「キョン君、本当にお世話になりました。私、いっつもドジで迷惑掛けてばっかりでしたね」   「そんな事無いですよ朝比奈さん。あなたのお陰で毎日楽しかったですよ」   「えへへ、そう言ってもらえると何か照れちゃいますね。最後に褒めてもらえて嬉しいです」   「もう、絶対に会えないんですか?」   「えぇ、もう会う事は無いと思います。だから、最後に1つだけお願い事してもいいですか?」   「いいですよ。何でも言って下さい」   「じゃあ、お言葉に甘えて。私の事「みくる」って呼んで下さい」   「分かりました。えーっと、み、みくる?」   「はい、何ですか?」   「呼んでみただけです」   「もぉ、私の事バカにしてるでしょ!?」 いつかの様に...
  • 片思いキョン保守
    片思いキョン保守     「ねぇ。キョン」 「授業中になんだよ、ハルヒ。また怒られる……ぞ……」 「んふふふ……化粧してみたわ。どう? 似合う?」 「…………」 「キョン?」 「ん、あぁ。わりといいんじゃないか?」 「ちょっと、まだ話は終わってないわよ! こっち向きなさい!」 「(やべ……。今のハルヒはメチャクチャ綺麗だったぞ。まだ頭に焼き付いてやがる……)」   片思いキョン保守      「(どうした俺の脳細胞。早くハルヒのあの顔を消し去りやがれ)」 「ちょっとキョン。部室はこっちよ。どこに行く気?」 「あぁ。すまん……」 「あんた様子おかしいわよ? 風邪? どれどれ……」 「ば、バカ! 近付くな!」 「…………」 「あ……すまん。言い過ぎた……」 「いいわよ。別に」 「(じゃあそんな表情しないでくれよ。なんか心臓辺りが痛くなるだろ……)」   片思いキョン保守      「(な...
  • 夏祭りはキョンをかえるようです
    そんなこんなで(どんなこんなでなのかは全く謎だが)今日は8月15日、世間で言う盆休みだ。 同時に終戦記念日でもあるわけだが、平和な平成を生きる現代人にはどうでもいいことなんだろう。 現在午後六時半、俺は駅前の公園でSOS団の面々を待っていた。 なぜこんな素敵な休みの日に皆で待ち合わせをしているかと言うと、今日は近くの河川敷で花火大会があるのだ。 当然あのハルヒがそんな一大イベントを見逃すはずもなくこうして呼ばれたわけだ。 しかし、まさか俺が一番最初につくとは思わなかった。 ハルヒや古泉、朝比奈さんならともかく長門まで俺より遅いとはな。 ぼーっとしながら待っていると、気付けば30分もたっていた。 そこでようやくハルヒがやってきた。 「いやーお待たせお待たせ。着付けに時間かかっちゃってさ」 「遅いぞハル…ヒ…」 普段時間前に来ているにも関わらず奢らされているもんだから、ここぞとばかりに文句を言...
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