涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「第一章 ある日、突然に。」で検索した結果

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  • 第一章 ある日、突然に。
    ...ては....。   第一章 ある日、突然に。   授業が終わってから教室で宿題をやった後、僕は団室に向かった。団室に行くのも なかなか難しいタイミングが必要だ。一番理想的なのは最後に部屋に入るというパターン。彼や涼宮さん がすでにその日のパターンを作ってくれているから、それに乗ればいい。 ただ、このパターンの場合、部屋の扉を開けたときに何が起きているか解らないから とっさの対応が難しい場合もある。あの5月の日、世界が消滅の危機に瀕した日の前日、 部屋に入って行くと涼宮さんがバニーガール、朝比奈さんがメイドの格好、そして なんか険悪な雰囲気、僕は 「今日は仮装パーティの日でしたっけ」 などととっさにボケてみた。間違ってもここで「なぜ、そんな格好をしているんですか」 などと突っ込んではいけない。もっとも、その僕の努力も報われずに世界は消滅の 危機を迎えてしまったわけだが。 僕は機関の中で...
  • 長門ふたり
    長門ふたり       第一章 ある日、突然に。     第二章 彼、登場。     第三章 急進派の逆襲     第四章 ダブル消失     第五章 長門を消去せよ!     第六章 ハルヒ、古泉に恋す。     第七章 ラストバトル     外伝 消失長門の真実      
  • 恋は盲目 プロローグ
    ...時だった。   第一章
  • 朝比奈みくる無題1
    初夏の風が吹き抜け、真っ赤な夕日が俺の目に眩しく輝いているそんな六月のこと。 俺はこの人気のない公園で、ある人を待っていた。 「・・・遅いなぁ」 ゆっくりと堅いベンチに腰掛けながら、犬の散歩をする飼い主や、ジョギングする中年男性などをぼんやりと観賞し、俺は溜め息にも似た独り言を呟いた。 …高校を卒業して早三年。 俺の本来の人生プランには「大学進学」という4文字が燦々と輝いていたのだが・・・まぁ聞かなかったことにしてくれ。 とにかく、今は古泉の「機関」が経営しているIT会社に勤務している。いろいろコネを使わしてもらってな。 そして・・・まぁ肝心のあいつだが・・・ ハルヒは、なんと一流の国際大学を一発合格。 「いい?SOS団はあたしがこの大学でもっと繁栄させるわ!」 そう合格発表後に叫んだハルヒの第一声が今も頭に浮かぶ。どうやらハルヒは、SOS団を解散させる気など微塵もないらしい。 そうそ...
  • 白有希姫 演劇篇
      第一章 プロローグ   「昔、白雪姫というとても美しい王女と、深い谷に住む魔女が居た。魔女は、自分が世界で一番美しいと信じており、彼女の持つ魔法の鏡もそれに同意したため、満足な日々を送っていた。」   このナレーションの語りは国木田。そして文章はウィキペ○ィアから参照したものである。   「『鏡よ鏡よ鏡っ!世界でいっちばーん美しいのは誰かしら?』」   体育館、ステージから見て右側の大きなスクリーンに谷口の顔が映し出される。いいなあ、こいつは出番が少なくてよ。   「『それはもちろん涼み…魔女様に決まってるでしょー。』」   こいつ、ちゃんと練習してきたのか?   「白雪姫が16歳になったある日、魔女は魔法の鏡にもう一度問いかけた。」 「『ちょっと!かがみ!世界で一番美しいのは誰かしら?』」 「『それは白有希姫でございますー。』」 「『なんですって!?聞き捨てならないわ、今すぐ白有希...
  • 涼宮ハルヒの誤解 第一章
    ...ハルヒの誤解   第一章 目撃 今日は土曜日。市内探索パトロールの日。普段なら楽しいはずの出来事。 しかし、あたしの顔は不機嫌の極みだった。 「遅い!あー、なにしてんのよあいつは!」 それもそのはず、キョンがまだ来ていないからだった。 「もう集合時間を十分も過ぎてるってのに!」 さっきから電話を何度もかけているがつながらない。嫌な予感がする。 「おかしいですね。いつも最後に来るといっても、集合時間には間に合っているのに」 補足のようなこのセリフはSOS団副団長・古泉君のもの。 「……」 無言を貫く無表情の有希。 「何か、あったんでしょうか?」 オドオドと言ったのはSOS団のマスコットキャラみくるちゃん。   みくるちゃんの一言で、さっきの嫌な予感が具体的な形をとる。 『何か』――事故。   あたしは思いっきり息を吸って 「そんなわけないでしょっ!」 怒鳴っていた。通行人がこっちを...
  • 規定事項の流れ星
    ...「始まりのお話」 第一章 「気付かない気付けない」 第二章 「本当はりんご飴」 第三章 「喜劇役者でいよう」 第四章 「気まぐれな切り札」 第五章 「忘れないで欲しい」 最終章 「約束」 エピローグ 「お話の始まり」 番外章 「誰も知らない2日間」
  • ハルヒがニート略してハルヒニートその1
      キョン「ただいま」    西暦20XX年、俺は高校を卒業してそこそこのレベルの大学に受かり、卒業してから就職、現在は毎日定時に会社に行って働く毎日だ。  まあ普通社会人ってのはすべからくそうしてこの日本経済の歯車的活動の一環を担って生きていくものだが、ここにその例から外れた存在がいた。   ハルヒ「おかえり、今日の晩御飯なに?」    普通、家にずっといて、しかも働いて帰ってきた奴に対して言う台詞じゃあない。「おかえりなさい。ご飯にする? お風呂にする?」というのが相場だろう。  だがこいつがいまだかつて俺の帰宅を暖かい風呂や飯をこしらえて待っていたことなど一度としてない。   ハルヒ「あ、レベル上がった!」    おそらく今日もまた一日中ずっと座りっぱなしだったと思われるパソコンデスクに腰を下ろしたままハルヒが言った。  画面に映し出されているのはオンラインのRPGゲー...
  • 人生最悪の四日間 プロローグ
    ...。         第一章 ~デジャヴと乱闘~      
  • 人生最悪の三日間 プロローグ
    ...から。       第一章 ~オレ殺人事件~
  • 夏の日より プロローグ
    ...。         第一章   TOP   
  • Am I father ? プロローグ
    ...りを回想した。 第一章
  • はるかぜふくまえに・プロローグ
    ...った。     第一章
  • 涼宮ハルヒの追憶 chapter.1
    第一章 call past rain 俺は二十五歳で、新幹線に乗っている。現在暮らしている東京から下り、かつて通っていた高校に向かっている。文明の進化は停滞しているようで、大阪までの所要時間も分単位の短縮でしかないし、シートの座り心地も改善されていない。最も変わっていないのは新幹線の中にいる人だ。座席を倒して寝ていたり、本や新聞を読んだり、外の風景を眺めていたりする。視線を右側の窓へと移すと、灰色の雲が空から垂れていた。一雨が来そうだ。外は昼間だというのに灰色で満たされていて、いつか見た閉鎖空間を思い出してちょっと憂鬱になった。山を縁取る稜線と緑、点在する民家が厚みのあるガラスを通して、視界から一瞬で通り過ぎた。しかしまた同じ風景が切り取られた視界を満たした。そんな変わりのない風景の繰り返しはは俺を安心させた。 雨が降ってきて、窓ガラスは水で濡れた。 俺の左側の座席には彼女が...
  • 白有希姫 中篇
    ...終わり!今日は最後に第一章を合わせるわよ!」   珍しくハルヒの企画で俺がやる気になってきた。まぁ谷口のおかげか。 まぁ俺は第一章に出てこないから安心…してる暇もなかった。   「ほら、あんたはスポットライトの練習をしなさい!」   また言わせてもらおう。…やれやれ。     無事第一章の流れは一通り完成した。スポットライト役である俺への罵倒は何十回あったか分からんがな。     25日後に学校祭を控える朝のホームルーム前。まだハルヒが登校していない時、1年5組に珍しい訪問者が来た。   「訊きたいことがある」   と、一言俺に伝える平坦な声。そう、長門である。   「なんだ?」 「どうすれば感情というものを台詞に込める事ができるのか、教えて」   なるほど、長門も真剣なようだ。しかし中々難しい質問だな…お前の場合は見て覚えた方がいいかもしれない。   「見て覚える?」   長門は首...
  • 涼宮ハルヒの終焉 プロローグ
    ...アを開けた。 第一章
  • 遠距離恋愛 プロローグ
    ...らな。     第一章 家庭の事情へ
  • バランス感覚
     事態が起こった時、最初に咄嗟に抱いた感想は「軽い」であり、  次に、冷静な思考を取り戻した際に思った事は「小さい」であった。  いきなり意味の分からん事を言うなとか思っているだろう。  だがしかし当の俺自身にも全くもって訳が分からんのだ。  いや、この事態の原因と結果について語れ、と言う事ならば  それは小学1年生の使う作文用紙のような少ないマス目でも3行使わない位に  簡潔に説明できるであろう事は明らかな単純な事態だ。  それこそ俺がこの1年弱の間体験してきた事に比べれば取るに足らん単純な出来事さ。    しかしだな。  事態の説明が簡単であるからと言って、それに対して単純な感想しか抱かないかと言えば、  それは雲一つ無い空に見える太陽ぐらいにはっきり言わせてもらうが、答えはノーだ。  客観的に見れば小学生の算数並のこの事態も、  当事者の俺にとっちゃフェルマーの最終定理並に凶悪なんだ...
  • Lolita's Love Complex  第一話「My little lover」
    「キョンくん、おっはよー!!朝ご飯できてるよー!!」 「ぎ・・・ぎがああああああぁぁあああっっっ!!??」 妹の目覚まし”シスターズボディープレス”で叩き起こされた俺はその衝撃に死ぬかと思った。 俗に言う朝立ち。その状態のアレの上に乗ってきたのだ。もう、痛いのなんのってない。 そう、何が起きたか解らないような痛みだったのだ。 「あぁああああぁあああああぁぁぁぁぁああぁぁぁ・・・・・・っっっっっ」 急速に、意識が薄れていく。 「どうしたの!?大丈夫!?」 妹が凄い慌てた様子で俺を揺さぶる。 「と、とりあえず・・・大丈夫、だ・・・・・ガクッ」 「キョンくん!?キョンくんっ!キョンく・・・キョ・く・・・キョ・・・・・」 よっぽどの激痛だったに違いない。 俺は、そこで意識が途絶えた。           そして、目覚める事はなかった。 死因「シスターのカールイス」 BAD END   第一話「My...
  • ハルヒ&真紅『キョン、紅茶を入れて頂戴』
    放課後の部室、無人の室内。 他の団員は爆睡していたらしい俺を置いて帰ってしまったようだ。 キョン「…なんて薄情な奴らだ。」 口ではそう呟きながら、おそらく起こすのを躊躇う程の幸せな寝顔をしていたのだろう、そう納得していた。 体を起こした俺の目に止まったのは1冊の本。   キョン「…漫画?」   『RozenMaiden』、そう銘打たれた本の表紙には赤いドレスを着たかわいらしい女の子が写っている。   誰がこんなもんを? と言いつつも俺は即理解していた。 ハルヒは不思議と混乱を、朝比奈さんは癒しとお茶を、長門は本と安心を、古泉は要不要問わずの知識を、そして三井はとっておきの飛び道具を、 ならばこれは、   キョン「…長門が漫画?」   イメージが違うな、一瞬そう思ったが長門の事だ、何か重要な意味があるのかもしれない。 キョン「帰ったら読んでみるか。」 本を鞄にしまい込み俺は部室を後にした。 ...
  • 迷探偵キョナン
    ...瀕死なまま続く~ 第一章第四話 妹「というわけで~家に到着したよ~」 キョナン「でかい家だなあ……500坪くらいか?」 蘭んちゅう「お父さん大丈夫なのね?」 谷口郎「だ、誰のせいだと思ってるんだ……」 蘭んちゅう「(´∀`)σ)∀`)」 妹「じゃあ家に入るよ~」      ◇ 妹「お父さんただいま~」 圭一「お帰り~おぉ、あなたはオナりの谷口郎!!!!」 谷口郎「そうそう、チャックが開いててちょうどいいからな。こうやって……ジー うぉっ、チ〇ポ挟んだ!!!!ドサッ」 圭一妹「(´∀`)b」 キョ蘭「(´∀`)b」 第一章第五話 圭一「ようこそ我が家へ。私がこの一家の長、多丸圭一です……って、大丈夫ですか、谷口郎さん!?」 谷口郎「な、なんのこれしき……(((;´∀`)bプルプル」 蘭んちゅう「そろそろ死にそうなのね。お墓を用意するのね」 キョナン「あ、気...
  • 長編・キョン3
    スリーウィーク 鈍感な二人と、その幸せを願う人達の話 白銀の残雪 夏色 メタ・ラブコメディ ROLE PLAY あなたを守りたい(BadEnd) バカップル日記 夏風のコンチェルト タイムリミット some day in the rain another story 明日晴れかな 女の子 移りかわる時間、いつかの記憶 mirror 涼宮ハルヒのロバ ヒーロー クラスメイト キョンの選択(Bad End注意) ポニーテールの秘密 エイリアンズ 未完? カエル男 ホワイトデー前後の物語 人生最悪の三日間 バミューダの外側 結末は空港で 人生最悪の四日間 一年前からの気持ち 夢のような世界? パンフレット ウソがホントになる世界で 遊園地に行こう! 二年前のValentine(佐々キョン) 冗談まみれの勉強会 涼宮ハルヒの放課 涼宮ハルヒのひなた荘 開花予想(旧題:桜) 動物園に行こう! デート...
  • スタンド・バイ・ミー
    「廃墟探索よ!」 ハルヒがまた何かを思いついたらしい。 「あまりにもベタすぎて考慮から漏れてたけど、基本あってこその応用よね。」 どうせどっかのサイト見るまで思いもつかなかったんだろ。 「もうひとつ報告。今年の夏合宿はたった今、軍艦島に決定しました。その肩慣らしの意味でも 今週の不思議探索はMホテル跡にします。」 勝手に決めるな。 「軍艦島もMホテル跡も有名ですからね。不思議なんてとっくに荒らされて無くなってませんか?」 「古泉くんも甘いわね。そういう所にこそ見逃されたお宝が眠ってるわけじゃない。」 「でも怖くありませんかぁ?」 「大丈夫よ。有名ということで安全性は確保されているわ。」 さっきから矛盾だらけで無茶苦茶なことをいってないか? 「有希ー、軍艦島と言えばあんたの苗字って…」 「戦艦長門。八八艦隊計画の第一号艦として生まれた。当時世界最大の41cm主砲を2連装4砲塔の計8門を搭載。...
  • Different World's Inhabitants YUKI~カヨウビ(その二)~
        目が覚める。 辺りを見回す。 何もない部屋を。   現在、午前7時。 普段なら、布団から抜け出して、学校へ行くための準備をするのだが、何故だか気が進まない。   頭が痛い、様な気がする。 風邪を引いている、みたいだ。 いや、体調自体は悪くないのだろう。至って健康だ。 これは1種の、気の病のようなものだ。   じゃあ、何故? 何が私の気を病ませているの?   答えは簡単だった。 でも、答えたくなかった。   昨日の、彼と涼宮ハルヒの姿を思い浮かべる。 怒っていても、溜息をつきつつも、心の奥底の楽しさを隠しきれていないあの2人。   それは、今まで私が読んだ、恋愛小説の中の『恋人同士』の関係に近かった。 いや、本人達には自覚はないのかもしれない。 しかし、周りから見るとそれは紛れもなく『恋人』の関係だった。   この時、私が感じた思い。 悲しくて、苦しくて、心を貫きそうな感情。  ...
  • My little Yandere Sister 第一話「太陽を葬る日」
    <キョンサイド> 家に居る事を怖いと思った事はない。あの時までは。 今では家が一番怖い場所になっている。今は平静だが何が起こるか解らないからな。 あの妹の豹変から随分と時間が経過した。今はアレが嘘だったように全てが日常に回帰している。 だがこの日常というのはどれもこれも信用出来ない。信用出来る要因がない。 だってあの時、俺の目の前で叫んでいたのは間違いなく妹だったのだから。 「おかえり、キョンくーん」 「のわっ!?」 あの時より以前の妹も、あの時の妹も、この妹も全部同じ人。なのに何でこんなに違うんだ。 だからこの日常すら本物なのか偽者なのか解らなくなってしまう。混乱してしまう。 ただ一つ考えなくとも言える事実は、 「キョンくん。今日の弁当どうだった?」 あの日から、妹は弁当を作り出したって事だ。     My Little Yandere Sister   第一話「太陽を葬る日」     ...
  • 涼宮ハルヒの終焉 第一章
    第一章 新しいクラスが発表されるのは始業式の後なのでもちろんここで言う教室というのは1年のときの教室である。 ハルヒはもう教室で憂鬱げなというよりは疲れているような顔を浮かべていた。 どうかしたのか?と聞いてみると「何でも無いわよ。」と言い返されたところで元担任の岡部が入ってきて体育館に強制連行された。 入学式に劣らないテンプレートな始業式は幕を閉じた。 とうとう新クラスの発表である。 この時、俺はハルヒと一緒のクラスになるのは確定だと思っていたので谷口か国木田でも何でも良いからまともな知り合いと同じクラスになれと祈っていた。 そして新クラス発表終了後俺は唖然としていた、なんとハルヒと同じクラスにならなかったのだ、ありえない。 谷口や国木田と同じクラスになれたのはよかったのだが… 俺の頭の中では?がありえないぐらいに大量発生していた。 俺は新クラスでの自己紹介を去年した自己紹介を適当に...
  • 涼宮ハルヒの遡及Ⅲ
    涼宮ハルヒの遡及Ⅲ     「え……? この世界に来るまでにいくつかこの世界のパラレルワールドに行ってたって……?」 「そういうこと。まあ、あたしはキョンくんとあんまり関わりがなかったんで別の世界に着いて、あたしの知ってるキョンくんじゃないって判断できたらさっさと戻ったんだけどね。蒼葉の方は少し関わってきたみたい」 「パラレルワールドって実際にあるんですか!?」 「だって、ここに行き来したあたしがいるし。なんならどんな世界だったか教えてもいいわよ。あ、先に言っとくけど、基本的にはこの世界とほとんど変わんないからね」 「ふわぁ……でも、パラレルワールドってどうやってできるんですか?」 「ううん……これはあたしたちの世界の並行世界の論理に基づいた考え方になるんだけど……そうね。あなたたちにとって時間は可逆? それとも不可逆?」  難しい話じゃないな。だいたいここにいる人間の内に一人、未来人...
  • SOS団の無職9
    前回のあらすじ  心の友、谷口の紹介でバイトを始めることを決意するキョン。とうとう彼は無職ではなくなりました。フリーターへと進化したのです。  一部の人を除いて、みんなそれを祝福してくれました。キョンもそれがとても嬉しかったのです。  不安と期待が入り混じる新1年生のような気分で、キョンは初めてのアルバイトに立ち向かっていくのです。     ~~~~~      バイトの面接を終えてから、もう2週間が過ぎた。面接と言っても谷口の口利きで99%内定していたようなものだったから、それは採用の可否を決めるための面接ではなく、仕事の内容を教えられるための説明会のようなものだった。  そして説明会的な簡易な研修が終わると、俺を含めて10人近い新採用のアルバイターたちはフロアーで使用する作業着を渡され、その日は解散となった。  その翌日から店が開店したわけだから、かれこれ俺はこの店で2週間...
  • 台風一過のハレの日に:プロローグ
    ...ゆき」だった。   第一章に続きます  
  • 団活、事件、図書館にて
       現状を説明しよう。  今、俺のわき腹―ちょうど肋骨の下辺り、すなわち肝臓だろう―部分にナイフが刺さっている。  は? 何だそれ?  んなことを思ってるのはわかるが、俺からするとかなり切実な状況だ。何より黄昏の教室と某同級生兼委員長兼対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェースを思い出しちまう。ヤダね。  とりあえず俺からすると1ミリ秒の余裕もないが、物語を進めるためだ、仕方ない。回想スタート。その前に一旦、タイトルコール入りま~す。                     【団活、事件、図書館にて】                       「図書館へ行きましょう!」   「は?」    放課後、俺がSOS団団室―正確には文芸部部室だが―へ到着し、入室した最初の会話がこれだ。  ドアを開けると、そこにはいつもであれば居ないか、団長席にどかっと座っているのが常のSOS団団長...
  • 番外章「誰も知らない2日間」
    ...せる気満々だったから第一章から甘い展開を求めていた人には申し訳なかったさ!」 「あと、表現を借りたアーティストさんに勝手に表現を使用して申し訳ありませんでしたとこの場を借りて申し上げます」 「というか歌詞を教えてくれって言ってくれた人、反応が遅くなって申し訳なかったにょろ」 「えと、もう一度言いますが、こんなあとがきまで見て下さって本当にありがとうございました」 「最後まで楽しく書けたっさ!ありがとうねっ!じゃあみくるっ、そろそろ私たちも行こうか!」 「そうですね。では、またどこかで会いましょう」 「またね!」 おわり
  • それぞれの愛のかたち
    その日、僕は普段と変わることなく、SOS団の本拠地となった、文芸部室の片隅にいた。 涼宮さんはいつもと同じように団長席に座ってネットサーフィンをし、長門さんは、これまたいつもと同じように、指定席にて本を読んでいた。 今日は珍しく卒業された朝比奈さんが文芸部室に顔を見せていて、一年前のようにメイド服ではないものの、僕達のためにお茶を煎れる準備をしていた。 いつもと変わらぬ日常の一コマがそこにあった。この光景だけ見れば、今日が特別な日とは誰も思わないだろう。 だが、今日は僕達にとっては何よりも特別な日、僕達の卒業式の日だった。つまり、僕達がこの部屋に集うのは今日が最後である。 そのためか、外見上は平静を装っているように見えるものの、涼宮さんの心がいつも以上に激しく浮き沈みしているようだった。もしかしたら、この後重大な発表があるのかもしれない。 そんなことを考えながら、僕はSOS団のメンバーが...
  • SOS団が家族に?
    さて、これはどういうことだろうか。  ハルヒ、長門、朝比奈さん、古泉が朝から俺の家にいる。 そして、一緒に朝飯を食ってる。しかも、親も妹も何も言わない。 なぜだ? 昨日こいつらは家に泊まってはいないはずだ。  とりあえず俺は長門に小声で聞いてみた。  「なぁ、長門。これはどういうことだ?」  「あなたと涼宮ハルヒ、古泉一樹、朝比奈みくる、そして私は姉弟ということになってる。」  「またハルヒの力のせいか?」  「そう。今日の午前0時に改変された。起きたらあなたの家にいた。他の3人も一緒。」  「また、俺とお前と朝比奈さんと古泉だけ以前の記憶があるのか?」  「そう。」  「あいかわらず都合のいい能力だな。で、これは何時直るんだ?」  「わからない。涼宮ハルヒが以前のほうがいいと思えば元に戻ると思われる。」  やれやれ、全く厄介なことをしてくれたもんだ。一気に大家族じゃないか。両親にハルヒ達...
  • SOS団の無職3
    前回のあらすじ  昼食をとるために、いつものように長門宅に移動したSOS団。  そこでハルヒは、今度こそ自動車免許を取得する!と高らかに宣言した。  しかしフタをあけると、それは大型特殊免許だった。救いようのないバカだコイツは、とキョンは思った。  朝比奈さんも自動車学校の領収書を持って帰ってきた。  SOS団に新たな変化が、少しづつ起ころうとしていた。   ~~~~~    妹の就職が決まってから10日が過ぎた。公務員の仕事は4月1日から始まるから、それまでは半年近くすることもなしで暇らしい。  命を削るほど取り組んでいた受験勉強から一気に解放された妹は最初、自分がこれからどう振舞って良いのか決めかねていたようだが、来年から始まる自分の仕事に関係することを勉強しようと決めたらしく、また勉学に打ち込み始めていた。  我が妹ながら、本当に熱心で感心な若者だと思う。そこまで勉強に...
  • ユキキス 第一章
    ...ぞ、長門」     第一章 終
  • 橘京子の憤慨 その3
     地獄の猛火を思わせる、尋常ではなく暑かった夏もようやく落ち着き、虫の声も聞こえ始めてきた――  俺は冒頭でそんなことを言ったかもしれない。だが、今この部屋――和菓子屋の1個室――は、夏の終わりどころか、秋を通り越して真冬……いや、木星の表面温度くらいまでに低下していた。 『…………』  俺と橘は凍り付き、身動き一つも取れず、そして一言も発することができない。  それもそのはず、まさかこんなところに来るとは思わなかった珍客――佐々木が現れたのだから。 「こんなところで何をしているんだい?いや、それは愚問だったかな。ここは所謂和菓子屋だ。販売業者や原材料の卸業者ではない、一般的市民が和菓子屋に行く事由なんて言うのは、非常時でもない限り大概決まっている。即ち、その店のお菓子を購買するために他ならない」 『…………』  俺並びに橘、再び沈黙。静かに佐々木の言葉に耳を傾ける……ってす...
  • はるかぜふくまえに・第一章
    第一章   「キョーンくん! おはよ!」 翌日通学路で早速長門と出くわした。なんだお前、朝から俺の調子を狂わそうというのか。 「えー何それ? 今日はたまたま寝坊しただけだよ」 「寝坊してこの時間か。そういえばいつも何時に登校してるんだ?」 俺がそういうと長門は顎に人差し指をあて呻吟し、 「んーと、始業一時間前かな?」 いくらなんでも早すぎんだろ。 「だって、ハルヒちゃんの観測しないといけないじゃない? それがわたしのお仕事だもの。 万一ハルヒちゃんが学校に早く来た時のために、わたしはいつもそうしてたの」 なるほどな。一年経って明かされる真実があったものである。道理で一度も長門と出くわさないわけだ。 ん? となると…… 「今日はいいのか? 観測するんだろ」 「だって寝坊しちゃったんだもん、しょうがないじゃない」 いいのかそれで! しょうがないで済むならハルヒの超変態パワーもまったく阻止する...
  • 七夕シンドローム プロローグ
    ...壊した。 第一章
  • 涼宮ハルヒの泥酔
    俺は今奇妙な状況下に置かれている。 …というのもあの凉宮ハルヒに抱きつかれているというのだから戸惑いを隠せない。 普段のハルヒがこんなことをしないのは皆さんご存じだろう。 まぁ、とある事情があって普段のハルヒではなくなっているからこうなっているわけだ… そのとある事情を説明するためには少々過去に遡らねばならん(←こんな字書くんだな) いつもの通り俺たちSOS団は文芸部の部室にいた。 まぁ、いつもと一つ違うと言えばこの砂漠のような部屋に俺の心のオアシス… そう、朝比奈さんがいないことぐらいだ。 さっき廊下でたまたま会った鶴屋さんの話によると夏風邪らしい。 やはり日頃の疲れが貯まっていたのだろう そこの団長の特等席でふん反り返ってる涼宮ハルヒのせいで… と、俺が色々と考えながらハルヒを見ていると 視線を感じたらしいハルヒがこっちを睨んで言った 「なに!?暑いんだから視線を向けないでよ!」...
  • 長門有希の消失 第一章
    第一章    冷え切った坂道を登る。歩く度に吐く息は白い煙となって冷たい冬の外気へと消えた。  寒さをしのぐためカーディガンに首をうずめる。わたしの通う高校である北高は、この山の頂上にあった。  結局、朝の奇妙な感覚は次に起きたときにはなくなっていた。少し残念だったけれど、あの物語の続きはあの感覚がなくてもきっと書ける。そんな予感がした。たぶん、あの感覚はその文章の鉱脈を見つけるためだけの役割だったのだろう。それを、たとえカオスであってもちゃんとした形にするのはわたし自身の仕事なのだ。  坂の上の北高に目を戻した。  朝のことを考えると頭が疼くような気がする。しばらく考えるのはやめようと思った。  気を紛らわすために誰かと話すのも今日に限っては悪くはなかったけれど、あいにく横で歩いているはずの朝倉涼子はいなかった。  今日はわたしと同じような生徒がちらほらと目につく。つまり、ひとりで歩...
  • 従順なハルヒ~君と僕の間~ 第一話「鎖」
    とある部屋のとあるベッドの上。そこに、俺は眠っていた。 「ごめんね、キョン!」 そして、ハルヒは泣きながら謝っていた。 理由?それは今病院に居ることが関係している。そう。俺が居るのは病室のベッドの上だ。 俺は日頃からSOS団との毎日面白いと思いながら過ごしていた。それは偽りの無い楽しさだ。 だが同時にストレスを溜めていた。あれだけ毎日好き勝手に使われればそりゃ溜まる。 朝比奈さんや古泉も非常に溜まっているとは思うが中でも俺は特に酷いと自負できる。 そんなある日だ。俺はハルヒと喧嘩してる最中に倒れたのだ。診断結果はストレスと疲労の蓄積。 ハルヒにはストレスや疲労を与え続けていた自覚があったらしい。 起きるや否や抱きついてきて、こうして泣きながら謝ってきたのだ。 「ごめんね・・・ごめんね・・・」 謝罪の言葉のみを繰り返すその姿にはいつものような100万ワットの輝きの笑顔は無い。 暗く沈んだ泣き...
  • 簡単でおいしい!おかずレシピ「キョンの夕食」 1食目
    文字サイズ小だと上手く表示されると思います     「おいキョン。お前、酒なんか飲んでんのかよ?」  その声は、俺がコンビニで立ち読みをしている時に聞こえてきた。  振り向くまでもない、顔を上げてみると雑誌棚の奥にあるガラスには見慣れた谷口と国木田の顔が写っている。  面倒なので読みかけの雑誌に目を戻しながら、俺は適当に返答しておいた。  人聞きの悪いことを言うな、第一なんでそう思ったんだ。 「だってお前。その本に酒にあう男の簡単料理って書いてあるじゃねーか」  谷口が言うように、俺が見ている雑誌には焼くだけ煮るだけといった独身男性でも手が出せそうな簡単なレシピが、 画像付きでいくつも掲載されている。しかし、実際にそれなりの味に作ろうと思ったらこのレシピと解説じゃ無理だと 思うんだがな。  料理の本が見たかったんだよ、今日は家に俺しかいないんだ。 「それで料理の本を読んでるって事は、自炊...
  • 機械知性体たちの即興曲 メニュー
    □『機械知性体たちの即興曲』    即興曲(そっきょうきょく)は、自由な形式で書かれた性格的小品の一種。  アンプロンプチュ(Impromptu)とも言う。   ―ある情報端末が地球上の光学電子情報網から収集したデータ―      機械知性体シリーズの解説はこちら。  http //www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5979.html 【あらすじ】  ある日の夜。いつものように長門有希の面倒を見るべく訪れた朝倉涼子が七〇八号室に向かう。  そこで彼女が見たものとは、パソコンのリンクからウイルス感染し、乳児にまで退行した長門の姿だった。  放っておくわけにもいかず、同じ端末の喜緑江美理に支援要請を出し、なんとか現状を解決しようとするのだったが――。  まさか同様の悲劇(喜劇?)がふたりを襲うことになるとは、この時、知るよしもなかったのだった……。   □第...
  • 妹×古泉
    ―暑い、暑すぎる― …8月のある日の事、連日続く暑さに耐えきれなくなった俺は、コンビニにガリガリ君を買いに行こうと思い、家を出た。 いつもならこのクソ暑い中、ハルヒの「不思議探索」に駆り出されるのだが、幸いにも今日は休み。さすがのハルヒもこの猛暑にはお手上げらしい。 しかし我が妹には感服する。こんなクソ暑い中、毎日のように友達と遊んでいるらしい。 いやぁ、子供ってのは恐ろしい。 そんな事を考えながら歩いていた俺の目に、とんでもない光景が飛び込ん出来た なんと、我が妹が古泉と肩を並べて歩いているではないか―― なんだ、どういう事だ?訳が解らん。人違いか?そんな筈は無い、妹とは長い間一緒に住んでたんだ、間違える筈がない。 第一、妹は 「友達と遊びに行ってくる~」とか言って家を出ていっていた。 その友達とは古泉の事を言っていたのか? まさか― 何度か古泉を家を入れた事はあるが、妹...
  • 失ったもの・得たもの 第一話「幸福からの転落」
    なにかおかしいと思ったのは次の日だった。 昼休み、いつも通り谷口、国木田と飯を食べようと鞄から弁当を取り出すと谷口からこんな事を言われた。   「悪いキョン、今日は一緒に食えねえ」 「ん?なんかあるのか?」   「国木田と二人だけで話したいことがあるんだ」   そう言うので国木田の方をみると、国木田も手を顔の前にあげてごめんのポーズをとっていた。   「まぁ…そういうことならしゃあないか」   「悪いな」   教室の中で一人食べるのも寂しいので、部室に行って食べることにしようと部室に向かう。 多分長門がいるだろうが、まぁ飯食うぐらいは許してくれるだろうさ。   そんなこんなで部室に向かうと、案の定長門がいた。   「悪いな長門、今日はここで食べさせてもらうぞ」   長門はなにも言わないので了解の意を得たと思い弁当を開こうとしたら、思わずびっくりするようなことを長門が言った。   「今は一人...
  • ポニーテールの秘密・第3章
    第3章  4月になったというのに地球に野郎は冬の厳しさを伝え続けている。昨日の夜ちらりと見た天気予報によれば、今日の最低気温は1ケタらしい。そんな天候の中、布団剥ぎなんぞを食らおうものなら俺はシベリアに来た南国民のごとく体を震わせるだろう。  「キョーンくーん!」  そんな訳で俺は今シベリアにやって来た。別に南国民ではないが。ほら、起きたから先下いってなさい。  「はーい。シャミー、ごっはんっだよー」  調子外れな歌と共に妹が部屋を出て行くのを確認してから着替えた俺は、部屋を出る際そこら辺にほっぽってあった通学鞄に足を引っ掛けた。まるでちょっとお待ちと告げる様に。 ━━━しまった。  俺は慌てて鞄をあさる。そして長門から渡された文庫本を取り出し、栞を探す。いくら朝比奈さんの事があったにせよ、これじゃ最初の二の舞じゃないか。  栞には長門の整った字でこう書いてあった。  午後七時。光陽...
  • 教科書文通1
         長門さんが、9組に教科書を借りに来てから二日たった。 今日の1時間目はあれから初めての日本史である。 僕の机の上には、一昨日の放課後、部室で長門さんに返していただいたそのままの日本史の教科書が。 やっぱり、長門さんは僕の落書きを見てしまったのだろうか。  僕がした落書き。 それは、戦国時代末期の歴史が記されたページの隅にいつも使っているシャープペンで長門有希、情報統合思念体、TFEI端末と書いたものを同じシャープペンで塗りつぶして消したものの斜め下に、〝長門さん〟と、書き残してしまったもの。 ああ、勘違いを招きそうだ。 激しく勘違いを招きそうだ。 長門さんが気を悪くしないといいのだけれど……。  あの落書きは、元はと言えば、歴史オタクで時代小説オタクの日本史教師のせいだ。 いや、全てを先生のするつもりはないのだけれど……。 しかし、トリガーになったのは、確実にあの日本史...
  • 涼宮ハルヒの交流 第一章
    ...ハルヒの交流』  ―第一章―        放課後の誰もいない教室で目覚める。  あれ、授業は?もう終わってたのか。くそっ、ハルヒも起こしてくれればいいだろうに。  ……あぁ、そういえば昼間けんかしちまったもんな。  冷静になってみると確かに俺が悪かったと思う。が、そんなに激怒するようなことでもないと思うんだがな。  とりあえず謝るだけは謝らないと。すぐには機嫌は直らないんだろうけどな。  で、今何時だ?きっと今から部室行っても怒鳴られるだろう。まぁそれでも行くしかないか。  それにしてもどうやら不思議な夢を見ちまったようだ。はっきりとは覚えていないがどうやら一年前の夢か?  入学式、出会った日のハルヒの自己紹介。その部分を見ていたことはなんとなくだが頭に残っている。  ……懐かしいといえば懐かしいか。    俺達も2年生になり、新入生を迎える立場となったわけで、それなりに勧誘もやっ...
  • 教科書文通7
    「クリームあんみつ。」  甘味屋の店員がしずと運んできたガラスの器の中にきらめく小豆の赤と、白玉とアイスクリームの白、彩の抹茶の緑にフルーツの暖色。  長門さんの視線が、先ほどまでべらべらとあんみつの歴史なんぞを長引かせていた僕からこの食べられる宝石箱に移ったのは言うまでもない。 彼女の瞳がガラスの中のあんみつ同様、キラキラとしている。 あんみつを発明した二代目森半次郎に感謝だ。   彼はあんみつを特許申請せず、どの甘味屋でもその味を提供できるようにしたというが、 僕は彼ほど欲のない人間ではないので、あんみつに輝く長門さんの瞳を見る権利に特許を申請したい。 「はい。 これが、クリームあんみつです。   これは抹茶と白玉も乗っているので、宇治白玉クリームあんみつですね。  どうぞ、お召し上がり下さい。」 「お召し上がり、下さいとは不可解。 結局上がるの? 下がるの?」  そこで揚げ...
  • Break the World 第一話
       きっかけ、なんて物は大抵はどうってことがない。  俺がハルヒの巻き起こすゴタゴタに巻き込まれた理由も些細な会話が始まりだった。  だが、そんな日々の終わりは突然にやってきた。  何の予兆も見せること無く。警告を与えられる時間も無く。  始まりが些細な事だったように、終わりもまた些細なことがきっかけで訪れた。  それは、いつもと同じ日々での事だった。     「Break the World」  第一話 ― 発端 ―    相変わらず学校の授業は面白くない。何故かって言えば、内容がわからないのである。  俺の後ろに座ってるハルヒはちょくちょくを俺をペンで突いて来るし、  集中力削がれる事この上ない。元々無いようなもんだけど。  やっとの思いで授業が終わると、俺は朝比奈さんの癒しを求めて部室に向かった。  ハルヒも一緒だった。特に何も話はしなかったんだが。  部室棟に着き、ドアをノックし...
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