涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「箱入り娘 第2話」で検索した結果

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  • 箱入り娘
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  • 箱入り娘 第2話
    …。 チュンチュン …。 ……ん…朝か…。 …。 …。 ……うぉ!? …。 目を覚ますと隣に長門さんが寝ていた。 …ああ、そうだった。 昨日の事を思い出す…あれからすぐに寝てしまったんでした。 …しかし…今のこの体勢は‥。 長門さんは僕に寄り添うように…密着して寝ていた。 スペースには余裕があるのですが…寒かったのでしょうか? 時計を見ると…6時前ですか。 いつもなら今からジョギングに行くのですが今動くと長門さんを起こしてしまうかもしれない。 …こんなに気持ち良さそうに寝てるのを起こすのは気が引ける。 …。 …可愛い寝顔ですね。 こうして見ると普通の女の子となんら変わりは無い。 …。 「……ん…古泉…一樹…。」 …。 起きましたか? …。 「……シャミセンを‥。」 …。 シャミセン?…寝言ですか、ふふ、長門さんも寝言を言うんですね。 僕とシャミセン君の夢を見ているんですかね。 …。 「…...
  • ●えもん
    第1話 「アッー!の世界からはるばると」 第2話 「ホモでもドア」 第3話 「ソノうほホント」 第4話 「うほールライト」 第5話 「タイムマシン」 第6話 「BL本入りこみぐつ」 第7話「古泉だらけ」 第8話「ホモ訳コンニャク」 第9話「ウホタケ」 第10話 大長編「●えもん キョンの恐竜」前編 第10話 大長編「●えもん キョンの恐竜」後編 第11話「空気うほっ」 第12話「アッーンキパン」 第13話「お医者さんカバン」 第14話「時限バカ弾」 第15話「スペアブリーフ」 第16話「ホモ達の輪」 第17話「夢テレビ」 第18話「裏シマキャンディー」 第19話「変態ドリンク」
  • ●えもん 第2話
    第2話「ホモでもドア」 キョン「ただいまぁ~、ふぅ~疲れた・・・えっ?何母さん?お使い!? なんで俺が!?・・・はいはい、わかったよ・・・」    ・    ・    ・ ●「おかえりなさい!キョンたん!」 キョン「あぁ・・・」 ●「おや、どうしたのですか?元気がないようですが」 キョン「あぁ、ちょっとこれからお使いなんだ。だけど疲れていく気がしなくてな・・・」 ●「それでは僕の道具の出番ですね。(ガサゴソ・・・)」 キョン「なぁその道具をブリーフの中から出すの止めてくれないか?」 ●「このブリーフは4次元空間と繋がっていてどんな大きさの物も出し入れ自由なんで   すよ。もちろん僕のアナルもどんなモノでも出し入れ自由ですよ♪」 キョン「うるせぇ!だまってさっさと出しやがれ!!!」 ●「そんなに照れなくても・・・これです!」 たららたったた~♪ ●『ホモでもドア』 キョン「なんだこりゃ?普通...
  • 長門有希の報告 あとがき
    あとがき この作品は、『涼宮ハルヒの憂鬱』の舞台が兵庫県西宮市であることを知った時に着想を得ました。 舞台が西宮ということで、キャラクターの台詞をいわゆる「関西弁」にしたSSはないかと思い、色々とSSを読んでいましたが、単発の雑談ネタで原作の一場面を「関西弁」に訳した例があるくらい。二次創作で「関西弁」を使ったものはありませんでした。 「ないんだったら作ればいいのよ!」とは原作のハルヒの弁ですが、ちょうど担当者は大阪府出身で、兵庫県下にある西宮の近くの街に住んでいた時期もあるし、北口駅のモデルとなった阪急西宮北口駅も行ったことはある。加えて、身近には西宮市出身の友人もいる。条件は揃っていました。 もっとも、後に「関西弁」を使ったSSが皆無な理由を痛感することになりますが。 また、当時職場で大量の文書を校正する必要に迫られていて、校正の練習にもなって趣味と実益を兼ねられるかもと、軽い気...
  • HOME…SWEET HOME 第1話
      ━━━━「ハルヒ~お疲れ様~!」   車に乗り込んだアタシに、サイドウインドゥの向こうからミズキさんが声を掛ける。 アタシは慌てながらそれを開けると「お先に~!また明日ね!」と手を振った。   ミズキさんに誘われて、この仕事を初めてから半年になる。 まだまだ手探りな毎日だけど…ミズキさんは「流石、ハルヒね!」と、アタシの仕事を喜んでくれる。 それなりに充実した毎日…   そして、今日もアタシは愛しの旦那様の元へと帰り道を急ぐのだ━━━━━━━━━━     【HOME…SWEET HOME】   『第1話・携帯ばっかいじってんじゃないわよ!』     オフィスの駐車場から大通りに出るには、幅の広い歩道を跨がなければならない。 アタシは途切れない人の流れに舌打ちをしながら、カーラジオのスイッチを捻った。   …━━五時になりました! 皆さん今晩は、DJサブローです! 本日も始まりました、...
  • グサデレ 新学期・他キャラ登場編
      朝倉涼子のグサデレ ~新学期・他キャラ登場編~   第1話『ハルヒ参上』   キョン「よっ、朝倉」 朝倉「おはようキョン君♪」 キョン「夏休み中も朝倉とは結構会ってたから久しぶりって感じはしないな」 朝倉「そうね、ふふ」   ?「…」じぃ~   キョン「ん?寒気が…」 朝倉「あら風邪かしら、じゃあ一発で治してあげるわね。じゃ死んで♪」 キョン「ちょww薬くれwww」 朝倉「だ~め♪」 キョン「グフッ」   ?「何よ。朝からイチャイチャしちゃって……でもあいつら、いつの間にあんなに仲良くなったのかしら…」 キーンコーンカーンコーン♪ キョン「ふぅ、朝からひどい目に遭ったぜ」 ?「ちょっとキョン!」 キョン「ん?なんだハルヒ」 ハルヒ「そ、その……あんた」 朝倉「キョン君、早く移動しないと次の授業始まっちゃうわよ?」 キョン「あぁそうだな。一緒にいこうぜ朝倉」 朝倉「しょうがないわね」...
  • 朝倉涼子のグサデレ・日常編
    ~日常編~     第1話   キョン「世間では試験シーズン真っ只中だな」 朝倉「そうね、いつかはあたしたちにも来ることなのよね…ふぅ」 キョン「朝倉は進学先をもう考えてるのか?」 朝倉「うーん……そうね、だいたい確定してるって言ってもいいかもね」 キョン「将来のことなんかもう考えてるのか?」 朝倉「大体ね」 キョン「ちなみに何がやりたいんだ?」 朝倉「それは…」 キョン「それは?」 朝倉「ひ・み・つ♪」 キョン「なんだよ、教えてくれてもいいだろ?」 朝倉「そうね、ヒントはあたしにしかできないことね」 キョン「朝倉にしかできないこと?」 朝倉「ふふ♪」 キョン「う~ん……殺し屋?」 朝倉「……どうして?」 キョン「いや、朝倉っていっつもナイフ持ってるからさ」 朝倉「キョン君はあたしにそんなイメージしか持ってなかったの?あたしをなんだと思ってるの?そんなキョン君にはこれね、じゃ死んで♪」 キ...
  • 箱入り娘 第1話
    「あの…何をしているのですか?」 「着いた?」 …。 …。 …??? …。 …。 状況がわかりませんか? 僕にもさっぱりわかりません…最初から振り返りましょう。 …。 …。 …。 この日はSOS団の活動は急遽中止となり(涼宮さんの用事の為)早めに帰宅しました。 部屋でのんびりテレビを見ている時に…それは来ました。 …。 ピンポーン …。   「こんにちは、お届け物です。」 …。 …。 …。 「サインをお願いします。」 「ご苦労様です。」 「いえいえ、それでは。」 …。 …。 珍しいですね、宅配便です。 大きなダンボールが二つ…機関からでしょうか? 差出人を見てみると…長門さん? 中を見てみると…。 …。 …。 「あの…何をしているのですか?」 「着いた?」 「着いたと言うか…ここは僕の部屋ですが…とりあえず出て来て下さい。」 …。 彼女は…長門さんは頷きダンボール箱から出てきた。 しばらく...
  • HOME…SWEET HOME 第2話
      …━━━━「だあああっ!何で起こしてくれなかったのよっ!」 半狂乱のハルヒがリビングと寝室をバタバタと行ったり来たりしながら喚いている。 俺は食卓から、パンをくわえたまま「おはよう」と軽く手をあげた。 ちなみにハルヒは『今日も』3台の目覚まし時計が鳴り終った後に、俺が十回程背中を揺すって起こした事を覚えてないらしい。 「ボサッとしてないでアタシのぶんのパンも焼いてよ!あと、コーヒーもっ!熱いと飲むのに時間かかるからコーヒーには冷たい牛乳入れるのよっ?」 「もう、やってる」 「あーあ…時間がないわね…」 礼くらい言え!と突っ込んでやりたくもならなくもないが、今のハルヒの大迫力な状態を考慮してやめておく。 『さわらぬ妻になんとやら』ってヤツだ。 やがて支度を終えたハルヒは、テーブルの上のコーヒーをグイッと飲み干してから口にパンをくわえると「いってきまふ」と言うや否や玄関から飛び出して行った...
  • 私の選んだ人 第1話
    (プロローグ「。」の続編。まだの方は、そちらからどうぞ)   私の選んだ人 第1話 「トゥーランドット」 効果的な照明によって輝く、裏返しに吊り下げられたワイングラス。 一点の曇りもなく銀色に輝くフォークとナイフ。 店内を満たす笑い声や囁き声のさざめき。 その合間から漏れ聞こえるイタリア歌曲のBGM。 真白い清潔なテーブルクロスと、黒、赤、少しの植物の緑でコーディネートされたその広い空間は、大きなガラス窓を通して真昼の青空から陽光が充分に取り込まれ、一見無造作なようで、その実計算され置かれた瑞々しい野菜と、照明の加減で、洒落ていながらも暖かい雰囲気を作り出している。 吸い込む空気にはピッツァを焼く香ばしい匂い、トマト、バジル、オリーブオイルの香りが微かに混ざっており、食欲を刺激される。 この割と高級な部類に入る、南イタリアの料理を主体としたイタリアン・レストランは、ランチセット...
  • 私の選んだ人 第2話
    私の選んだ人 第2話 「僕は寝てはならぬ」 「いい車ですね。でも少し意外だな」 色の薄いサングラスをした運転中の森さんは、全くこちらを見ずに、 「皆そう言うのよね。水色は似合わないって。私にはカワイ過ぎるってどういう意味よ。私だって女よ?」 と、鋭い声で僕の「意外」に対する答えを返した。 僕は今、森さんの私用高級国産車の助手席に座っている。メタリックなライトブルーのコンバーチブルで、彼女の言う様に水色に見える。今はオープンカーだが、電動式のルーフを閉じると4人乗りの乗用車になる。内装は赤のレザー。今日は気候が丁度良く、開放感が気持ち良い。風は驚くほど感じない。 ちなみに先に断っておくと、どこへ向かっているのかはまだ聞いていない。 ……しかし相当高いなこの車。それになんというか、「カワイイ色」以前に、この車と持ち主を見てカタギだと判断する人間は100人中1人未満だろう。あ、今は僕...
  • シスターパニック! 第2話
    2話   「わたしがうかつだった。わたしのせい」  喫茶店に着くと、いきなり反省モードの長門がいた。  いったいどうしたってんだ?  そこからは、長門は黙り、古泉が話し始めた。 「実はですね、僕達の周りの環境が少しだけ改変されたのですよ。世界的には全く影響はありませんが」  ……もっと詳しく分かりやすく説明しろ。 「ですから、昨日の僕達の会話を涼宮さんは聞いていたのでしょう。そして、あなたの妹という立場に興味を持った……。  たぶん、あなたが妹さんを抱き締めたのも見てたのでしょうね」 「わたしが、《兄妹》という概念についてあなたの妹に聞いたのが原因」  あぁ、あれか。となると、あいつはあの時寝たフリ状態だったわけだ。やっかいな奴め。  それで、何であいつが俺の妹になりたいと願ったんだ? そしてお前等は何故、改変の影響を受けていない? 「後者の質問については、朝比奈さんが『涼宮さんの様子が...
  • キョンいじめ 1話
    このままでは毎日が苦痛で埋め尽くされてしまう。 楽しそうな笑い声が響く部室を通り過ぎ、叫びたい衝動を堪える。 叫んだところで俺の声は誰にも届かない。 始まりは些細なことで、恐らくハルヒに放った暴言からだった。どんな暴言かも忘れてしまったが。 そのくらい俺にとっては些細な、悪ふざけの範疇に治まる悪意のない暴言だったのだが 言葉は時に無力で、本当に無力で、人を無力にさせる。無気力にもなる。 古泉に言わせると、ハルヒが望んだ未来が作り出した状況らしく、 国木田や谷口、SOS団のやつでさえ俺を無視、または安全な場所から観測をしている。 朝比奈さんは俺を見ると眉を潜め、何も言わずに立ち去ってしまう。 長門は俺を自分の視界に入れようともしない。会話を試みるが無視されるばかり。 ハルヒも俺を無視し、部室へ近付こうものならあらゆる手段を用いて 俺を排除する。この前は先生を呼ばれ変質者扱いをされた。 無視は...
  • 朝比奈みくるの未来・第2章
    第2章 鶴屋さん(ここはあたしの報告です:みくる☆)      昨夜のお酒のせいもあるのでしょうか、頭が重たいです。ペットボトルの麓甲のおいしい水を飲みながら、お家まで送ってくれたキョンくんのこと考えてたら、嫌われちゃったかもって思って、悲しくなって涙が出てきました。よせばいいのに、一人で考えているとどんどん悪い方向に考えちゃって、大泣きしてしまいました。 鶴屋さんがあたしが二日酔いで潰れていないか、心配の電話をかけてくれた時、ちょうどその時だったんです。そんな変なことで泣いていたので、ちゃんと理由を説明できなくて、変に誤解されちゃったかもしれません。夜にでもまた謝っておきます。 ところで、今何時頃でしょう。壁時計を見ました。お昼を少し廻ったところです。昨日はお食事もお酒もあたしにしてはたくさんだったので、まだお腹は空いてません。それよりも胃のあたりが少し気持ち悪いです。講義もありませ...
  • 私の選んだ人 エピローグ
    私の選んだ人 エピローグ 「偽りの言葉」 「これであたしの勝ちっ!キョン、罰ゲーム、分かってるわね!?」 「ああ、帰りに人数分のアイスだろ?わかったよ」 涼宮さんの「ハサミ」の形からそのままVサインに意味的な変化を遂げた手の形を諦めの目で眺めつつ、手の平を返し肩を竦めながら嫌そうにそう仰る彼をちょっと透視してみても、「やれやれ」としか書かれておりません。ですが彼は自分自身も騙し遂せますからね。1度フィルターの解除方法を森さんに教わった方が良いのかもしれません。 まぁ彼の場合は、瞳孔の伸縮が視認できる至近距離で透視すればフィルターを無視して本音を読み取れるのですが、彼に嫌がられるのであまり多用はできません。 それにしても、涼宮さんも「罰ゲーム」などと仰らず、直接…………あ。 罰ゲーム!? そ、そういえば、あの日の森さんの罰ゲームがまだ2つも残っていた……。しまった。要らない事を思...
  • ハルヒVS朝倉 激突 1話
    キョン「よ、おはよう」 ハルヒ「おはよ!相変わらず朝から気合の入ってない顔してるわねえ」 キョン「普通の朝はこれが標準なんだよ」 朝倉「あらキョン君、おはよう。今日も元気そうね」 キョン「あ、ああ。おはよう」 ハルヒ(フン!イヤなヤツがきたわ。外ヅラはかわいい顔してるけど、     腹の中じゃなに考えてるかわかったもんじゃないわね。この前     私の体操服が盗られたことだって、きっとコイツの仕業に違いないわ) 朝倉「あれ、涼宮さんどうしたの?急に静かになっちゃって。気分でも悪いの?」 ハルヒ(ええそうよ。あんたのせいでね!) キョン「朝倉、コイツの面倒はオレが見るから大丈夫だ」 そういうと朝倉は目をうっすら細くして答えた。 朝倉「あらそう?じゃ、キョン君にお願いするわ」 そういうと朝倉は女子の輪の中へ戻っていった。 キョン「おいハルヒ、朝倉のことがあんまり好きじゃないのは見...
  • 下衆谷口のなくころに ~触りごこち編~
    谷口「音楽の授業中にドビュッシーと聞いて頬を朱に染めていた純真無垢なあのころが懐かしい」   谷口「Cドライブは見られてもいいけど外付けハードは金庫の中」   谷口「どうも。貴女の白馬の王子さま、谷口です」   ハルヒ「なんであんたがここにいるのよ!?」 谷口「何故ですって? それはこっちが聞きたいことですわ。何故SOS団の団長さまが、小学校の参観日にいらしているのですか!?」 ハルヒ「私は勉強を教えてるハカセくんのご両親が仕事で参観日に来られないって言うから、代わりに来たのよ」 谷口「なんだ。俺と同じ理由じゃないか。俺はてっきり、ショタ狂いの団長が夜のおかず漁りに忍び込んだのかと思ってしまったぞ」 ハルヒ「こ、ここが小学校でさえなければ……!」   ハカセ「涼宮さん、谷口さん。来てくれたんですね」 ハルヒ「ちょっとハカセくん、これはどういうこと!? こんな薄汚れた落伍人生決定済のダメ人間...
  • キョン妹の憂鬱
    キョン君が5年前に入学し、2年前に卒業した場所。わたしは今その場所に向かっている。   わたしがこの北校に入学してから1週間がすぎた。 相変わらずこの坂はきつい。 いったいなぜこんなところに学校を建てたんだろう? 地震になったときに土砂崩れの危険があるからこんなところに避難できないと思うんだけど・・・ 学校はそういう緊急時のことも考えて作るべきだと思う。   初めてここを上ったのはいつだったっけな? 確か、キョン君が高校一年生のときの体育祭・・・だったかな? あの時は有希もハルにゃんもすごかった~ ハルにゃんはすべての徒競走競技で優勝をかざり。 有希なんて目が追いつかないような速さ。   2回目に行ったのは文化祭だったかな? SOS団の映画が面白かった~。 わたしとシャミセンもアップで映ってたから文句なし。 今でもあのフィルムが残っているのかなー? でも、1日目のハルにゃんのライブを見てい...
  • 【罪と罰】 第1話
    掃除で遅くなってしまった俺は、また団長殿にどやされるんだろうななどと思いながら部室の戸を開けた。 だが、そこに居たのは… 「長門? お前一人だけなのか」                              【罪と罰】 「………」 意外にも部室に居たのは、長門一人だけだった。 俺の気配を察してか俺の方をついと見ると、何事も無かったように読んでいた本に目を落とす。 「ハルヒ達は?」 「今日の活動はなし。涼宮ハルヒに、あなたがきたらそう伝えるよう言われた」 長門は本のページを1枚めくりながらそう応える。 「何だよ、それなら教室で言やいいのに。で、理由は」 「不明」 「…だろうな」 俺は溜息をつきながら鞄を机の上に置く。 …ふと、本を読んでいる長門を見て、自分もたまには読んでみようかと思い立つ。 「なあ長門」 「なに」 「ここにある本、読んでもいいか」 「どうぞ」 一応こ...
  • 買い物日和
    この話は3月14日の出来事の続編です  今はゴールデンウィークが終わり、後2週間もすれば梅雨に移るかと 言った所の5月の中ごろです。 新学期が始まってからというもの、世界が分裂しかけたり、 長門さんが雪山に引き続き倒れたり、その長門さんを助けたことにより 機関の反感を買い危うく転校させられそうになったり…、 そのような非日常な出来事から、鶴屋さんの家での花見大会第2弾のような日常的な出来事までイベント目白押しだったわけですが、 それらもひと段落して、僕ははおそらく束の間であろう平穏な時間を 満喫していました。   そんなある日のことです、 「いよいよ明日だねっ。今から待ち遠しいよ!」 今、僕は鶴屋さんと電話中です。ホワイトデーの1件以来、毎晩鶴屋さんに 電話するのが僕の日課になってまいす。 「そうですか。そんなに楽しみにしていただけると僕も嬉しいですよ。」 「おっと、もうこんな時間だっ...
  • 下衆谷口の約束
      (※ PSPソフト「涼宮ハルヒの約束」の朝比奈みくるEDのネタバレがあります。ご注意ください)         1日目   キョン「WAWAWAわすれもの~っと」   キョン「文化祭の浮かれ気分がまだ抜けてないのかな。教室にカバンを忘れちまうなんて」   キョン「だいぶ暗くなったし、もうみんな帰っちまったよな。俺もさっさと帰ろう」   谷口「やあ。我が教室へようこそ若人よ。何番目の冒険の書に記録しますか?」 キョン「うお谷口!? お前、こんなところでなにしてるんだ? 机に座ってないで、早く帰れよ。とっくに下校だぜ」 谷口「はっはっは。帰りたいのはやまやまなんだけどね」 キョン「いいから外に出ろよ。話があるなら、帰りながら聞いてやるから」 谷口「実は俺、この教室から出られないんだよね。困ったちゃん」 キョン「教室から出られない?」   谷口「ほら。教室の扉のから外に出ようとしても、...
  • DistorteD-Answers 第二周期
     これは脱出ゲームか、サバイバルゲームか。  そんなことはどうでもいい。  早くここから出して欲しい。  第2周期 VISION  鉄。  機関銃という名称をもつ鉄。  一瞬でヒトを屍というモノに変えてしまうことのできる鉄。  恐ろしい鉄の塊を、僕は両手で大事に抱えていた。  こんな恐ろしい武器を、僕は心の拠り所としていたのだ。  とてつもない殺傷力が、僕を守ってくれる唯一のものだとさえ思っていた。  軽機関銃の部類なのだろうけれども、ずっしりと重たい鉄の塊であることには変わりはない。  そんな重たいものを持っているため、歩くペースは遅くなっている。  患者服を着て機関銃を持つという何とも奇妙な姿で、見た目は病院である謎の施設の中をさまよっていた。  ここはどこなのか。一体ここで何が起こっているのか。僕には何も分からなかった。  『分からない』。今の僕に分かることはそれだけだった。 ...
  • 涼宮ハルヒの共学 4
    さすがのハルヒもめまぐるしい出来事に疲れを見せていたが 俺にはもう1つだけやる事があった 通りがかったタクシーを呼び止め、鶴屋さんの家に向かった 車の中で初めて知ったのだが、もう夜の11時を回っていた ハルヒがうとうとしかけた頃、タクシーは鶴屋邸の前に止まった 俺は代金を払ってハルヒを車から降ろし、悪代官の象徴のような玄関に立った チャイムを鳴らしてしばらく待つと、着物姿の鶴屋さんが出てくれた 「やっほーハルにゃんにキョンくん、ずいぶん遅かったにょろね」 はい、遅くなってしまいました これ何とか見つけましたのでお返しします 俺はハルヒが握っていたオーパーツを鶴屋さんに返した 「ほーっ、探してくれたんだーありがとうねキョンくんっ!」 いえあの、探してたって言うか偶然見つかったって言うか 「まあいいさっ!無事に見つかったんだし、これ...
  • 涼宮ハルヒの戦場 その2
     前線基地に向かうトラックを激しい爆発音が揺さぶる。突入前の準備として、学校の砲撃隊が北山公園の植物園に 120mm迫撃砲による徹底した砲撃を行っているのだ。空気を切り裂くような音が頭上をかすめるたびに 身震いを覚える。あれに当たれば、身体が傷つくどころか粉々に吹っ飛ぶんだろうな。  そんな中、前線基地に到着し、古泉小隊と鶴屋さん小隊の入れ替えが始まる。 「やあっ! キョンくん! また、会えてうれしいよっ! これから一緒にめがっさがんばろうね!」  鶴屋さんのテンションの高さは相変わらずだ。そんな彼女にハルヒも満足げのようである。  てきぱきとしたハルヒの指示により、2分とかからずに入れ替えが完了し、 「さて! いよいよ突入よ! 気を引き締めなさい!」  ハルヒの声が合図となり、またトラックが動き始める。  植物園が近くなるにつれて、爆発音が激しくなってきた。激しい土煙が植物園を覆っている...
  • 涼宮ハルヒの邁進 その3
    『2年前、あの光の巨人が暴れたとき、初めて機関という存在を僕は知った。テレビ演説で華々しく公表された超能力者を 有する組織。多分、これが平和な日常の中だったら誰も信じず、ただのオカルト話として笑いのネタにされていただけだと思う。 だけど、あんな大惨事の後だったから、みんな簡単に信じてしまった。その存在と目的、そして、惨劇の原因について』  朝倉撃退後の夜、俺は機関の連中や谷口の目を盗んで、国木田のノートを読んでいた。どうやら、ここに来る前までに 書いていたものらしい。内容はぱっと見では日記帳のように見えたが、よくよく読んでみると回想録のようなものだった。 個人的な思い出を語るものだったら、プライバシーの侵害になるからあわてて閉じるつもりだったが、 その内容は興味深い――それどころか俺の猜疑心をえらく揺さぶるものだった。  特に、一番最初のページにあわてて付け加えられたように書かれていた文。...
  • 涼宮ハルヒの共学 5
    公園で古泉と長門に別れを告げた俺だが 何となく立ち去りがたいものを感じたのでもう一度戻ってみた てくてく歩く長門になら追いつけるかもしれないと思ったからだ 長門にさようならなんて言われてしまっては帰るにも帰れない 何かもう一言かけたいというのか、もう一度顔が見たいというのか とにかく心に切ないものを感じていたので長門のマンションに急いだ マンションまでの短い距離を急いだが、長門に追いつくことはできなかった もう部屋に入ってしまったのか? まさか家にまで押し掛けるわけにもいかない しょうがないから帰ろうかと思った時に、俺の胸に危険信号が鳴った 急いでさっきの公園に戻り、近くに自転車を止めてから足音を忍ばせて接近した いた! 長門と古泉はまださっきの場所に座っていた 古泉がしきりに長門に何かを話しかけ、長門は短く応えている 距離が遠くてよく分からなかった...
  • キョン100%(2)
    キョン100%(1)の続き   ある日の夜、妙に寝つきの悪かった俺は何気にテレビをつけた。 こんな時間だ。大して目を惹くような番組はやってない。 俺はテレビをつけたままにして先日のハルヒとの井戸落下事件のことを思い出していた。 そう、俺はあの日ハルヒと二人で廃墟に幽霊騒動の真相を確かめに行き、ちょっとした不注意から井戸の底に落下してしまった。 後に古泉に聞いた話では幽霊騒動自体が機関のでっちあげだったらしく、不覚にも俺たちは古泉の用意した罠にまんまと引っかかっちまったらしい。 そういえばあのとき古泉は手違いが発生したとか言ってたな。俺はまだその理由を聞いちゃいない。 第一俺たちをわざわざ井戸の底に閉じ込める必要はあったのか? ハルヒの退屈しのぎなら廃墟内の探検だけで十分じゃないか? まぁいい。いずれ古泉に聞くとしよう。 俺がそんなどうでもいい回想をしてるとテレビで深夜アニメが始まった。 ...
  • 涼宮ハルヒの戦場 その6
     俺がハルヒの元に戻って数時間。長門の反撃に驚いたのか、敵はめっきり攻撃してこない。 しかし、またいつ襲ってくるかわからないので、俺たちは結局前線基地で銃を構えてぴりぴりしなけりゃならん。 これがゲリラ戦って奴なんだろうな。  ここに戻ってきてからはすっかりハルヒに見張られるようになっちまった。 度重なる命令違反にさすがにぶち切れたらしく、さっきから便所に行くのにもついてこようとしやがる。 せっかく長門に礼を言おうと思っているのに、それも適わん。 「全く少しでも目を離そうとするとどっかに行こうとするんだから。まるで落ち着きのない子供ね」  またオフクロみたいな事をいいやがるハルヒ。  俺は嘆息しながら、仕方なくまた正面の住宅地帯を眺める。古泉のUH-1ミニガンですっかりぼろぼろになった民家を見ると、 ここが本当の戦場なんだろうと思ってしまう。  もうすぐ日が落ちる。辺り一面がオレンジ色に染...
  • 涼宮ハルヒの戦場 その5
     さて、静かな時間が進んだのは、翌日の朝までだ。どうやら嵐の前の静けさって奴だったらしい。 日が昇るぐらいの時刻、前線基地の北1キロの辺りを警戒中だった小隊が数十両に上る車両に乗った敵が 南下してきていたのを発見したのだ。ハルヒと一緒にいた俺は小隊を引き連れて迎撃に向かったのだが…… 「おいドク――じゃなくて衛生兵! 負傷者だ来てくれ!」  俺は道の真ん中で鼻血を垂らしている生徒を抱えて叫ぶ。 だが、民家の路地で敵と撃ち合っていた彼には声は届かない。幸い、近くにいた別の生徒が俺の呼びかけに気がつき、 衛生兵の生徒をこっちによこさせる。  どこを撃たれたんだ!と叫ぶ彼に、俺は、 「足だ! それでもつれた拍子に頭から転んだ! 意識もなさそうだ!」  彼はわかったと言い、処置を始めようとするが、なにぶん道のど真ん中だ。そんなことを敵が許してくれるわけがない。 近くの民家の二階からシェルエット野郎...
  • 涼宮ハルヒの共学 3
    2人の絶叫だけが長門の部屋に残り、俺たちは奈落の底に落ちていった 永遠とも思える落下の後、ドスンと落ちた俺は腰を打ちつけていた しかし思ったほど衝撃は少ない やれやれと思って立ち上がろうとしたら、上からハルヒが落ちてきた ぐえっ 「アイタタタ・・・・・・」 おいハルヒ、早く下りてくれ。かなり重いぞお前 「ハァ?女子に向かって重いだって? あんた、全地球人類を敵に回すつもり?  それとも何よ、あたしが重いって言うの? 重い女は嫌いって事?」 いやハルヒさん それとこれとは別でしょう ただ上から落ちてきただけですから 「やっぱちょっとダイエットすべきかなー。あたしさー、最近もしかしたらみくるちゃんより重いかも知れないのよね  ねえキョン、どう思う? あたしもうちょっと痩せた方がいいの?まあ・・・あんたがそう言うんなら、頑張ってみないことも...
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