涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「超能力」で検索した結果

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  • 超能力
    ...える。実は今ハルヒは超能力を得て それを俺達に見せたくてしょうがないのだ。 長門によると炎を操る情報生命体とやらと融合したらしい。 だが問題はそいつがそれ以外に宿主を乗っ取る能力を備えてるって事だ。 ハルヒが炎の力を使えば使うほど精神を乗っ取られていく………。 しかも長門の親玉が静観を決め込んだ為、長門は動けない。古泉も 通常空間では役立たず。宇宙的事件は朝比奈さんの専門外だ。 結局俺達はハルヒに能力を使わないようにさせ、かつそれが錯覚か 何かだったと思い込ませてハルヒの力で情報生命体とやらを消し去るよう 誘導しないといけない羽目になったのだ。 なのに人が必死に思案しているところに来てハルヒの奴がデザートの アイスを溶かしてみせるなんていうからつい冒頭のように叫んじまった 訳だ。ここは俺の奢りなんだぞ。机やら食器を焦がして弁償させられたら たまらんからな。他意はない。本当...
  • 超能力テスト
    ...感謝しなさい これは超能力試験よ SOS団の皆でチョコレートを作ったわ それでアンタがどのチョコレートを誰が作ったか当てるってわけ 簡単でしょ、もし当てることが出来たら魔剣士に任命してあげるわ 再度感謝しなさい!」       忌々しい、っていうか何だ魔剣士って 中には内容どおり4つのチョコレートが入っていた     まあ丁度空腹だったし食べてやるか     1つ目 明らかに他のチョコレートと違う これだけホワイトチョコレートだ しかも御丁寧に「キョン君へ」とまで書いてる 少しかじってみる 味はビターか?少々苦いような まあそういう味なんだろう チョコレートに文字を書くなんて長門とハルヒはやらないであろう ということは、これは朝日奈さんだな! 永久保存だ、チョコレートイズフォーエバー!     2つ目 板チョコレートだ、見た目もまんま板チョコレートだ 味も板チョコレートだ、普通だ 多...
  • とある超能力者の動機
    ...、目が覚めると同時に超能力にも目覚めやしないだろうか。 扉を開けると丁度宇宙人があたしを訪ねてきたところだったりとか。 季節外れに転校生が現れて、しかもその子が失われた未来から漂流してきた未来人だったらいいのに。    そんなことばかり考えていたりすると、やっぱりいつも通りになんとなく、本当になんとなく昨日と同じ一日が終わる。 こんな毎日が大嫌いで大嫌いで、あたしはいつも口をあひるのように尖らせて授業もろくに聞かず、ぼんやり窓の外を見やっていたのだ。    そんな様子のあたしを見る度にこっちが心配になるほど人のいい幼馴染は いつも決まってあの女の子みたいな顔をへにゃっと歪ませた笑いたいのか困りたいのかハッキリしない顔でこう言った。   「京子ちゃん。 それ、いい加減やめないと癖になっちゃうよ。」    この悲しいくらい男の子に見えない背の低い男の子の名前は、古泉一樹。  平凡を誰より...
  • 超能力者を訪ねて
    お客様は宇宙人の続き 関連:お姉さんシリーズ、教科書文通シリーズ        いつもは持ち帰らずにロッカーに保存している日本史の教科書を持ち帰り、なぜかしら迂闊にも世界史のそれと間違えて登校し、 教科は違えど同一の教科書を使用しているであろう〝彼〟や涼宮ハルヒがいる隣のクラスではなく、 教室2つ分の距離を隔てた先にある9組に足を運んだのは、この星の有機生命体が言うところの〝なんとなく〟である。  なぜ、〝彼〟や涼宮ハルヒではなく、古泉一樹を選んだのか。  そもそも、何故、日本史の教科書を持ち帰ろうと思い立ったのか。  それを説明する術を、私は持ち合わせていない。 古泉一樹が手渡してくれた教科書が高い価値を持っているように感じ、自分が属するクラスの教室まで抱きかかえるように持ち帰った理由も、上手く言語化できない。  それだけではない。 1組から9組まであるとはいえ、一般的な公立高校の廊...
  • 夜行性の超能力者とインターフェイスのブギー
    ...した。 -夜行性の超能力者とインターフェイスの仮面はあの日から段々剥がれていき、今日最後の一欠けらが剥がれ落ちたのだ。 おしまい
  • 機関の動乱 その3
     新川に連れられた超能力者たちは、機関の執拗な追跡をくぐり抜け、大小の建物が乱立している地域にある ワンルームマンションの隠れ家までたどり着いていた。脱出したときはまだ昼だったが、すでに日はすっかり沈み、 外は繁華街の明かりに包まれていた。  全員逃げ切ったという安堵感から、今までため込んだ疲労が噴出し、おのおのに疲れ切った表情で 床に力なく座り込んでいた。  一方新川は多丸圭一と電話で連絡を取っている。携帯電話では追跡される可能性があるので、 部屋に取り付けてあった固定電話を使用している。 『二人は機関に捕らえられたよ。拘束されて中央に連れて行かれたみたいだ。今のところ手荒な扱いは 受けていないようだけど、今後どうなるかは流動的だな。で、どうする? 二人を奪還するか?』 「いえ、あの二人は自分の意志であそこに残った以上、こちらからの手出しは余計なお世話というものでしょうな。 何らかの考え...
  • 機関の動乱 その2
    ...閉鎖空間に入った後は超能力者にその対処を任せた状態になるため、 この場から指示を出す事なんてなかった上、通信不能だからできもしなかった。  だが、通常世界に神人が発生する現状に対応するために新しい最高責任者がこれらを用意させた。 全ては状況把握と各関係部署との連携に努めるためである。しかし、当然のことながら設置されたのは二日前で 誰もこのシステムを使う訓練など受けていない。ここにいる全員が素人の状態だった。 (この状態で対応しなければならないとは……)  部屋の一番後ろに陣取っている最高責任者の横に立っていた新川は内心で愚痴をこぼした。 このような状況で神人への対処は初めてである以上、どんな事態が発生してもおかしくない。  つまりは今まで積んできた経験は全て無効になり、今はこの最高責任者の指示に従うしかないのだ。 状況が違うとはいえ、外部からやって来た人間にあっという間に乗っ取られて...
  • 結婚記念日
    ...まで宇宙人、未来人、超能力者は見つからなかったな。」   『宇宙人、未来人、超能力者』 この言葉を聞いた瞬間ハルヒの顔が少し輝いた気がした やはりハルヒはハルヒだな、俺は改めてそう思った。   キョン「なぁ来週の日曜日に宇宙人、未来人、超能力者を探しに街を散策にでも行かないか?」 ハルヒ「バカね。そんなのいるわけないでしょ。私達もいつまでも高校生じゃないのよ。あ、でもデートってことなら行ってもいいわよ」 キョン「フフッ、なぁハルヒ、」 ハルヒ「なに?」 キョン「愛してるぞ、」 ハルヒ「バ、バカいきなり何言うのよッ!」   結局世界がどこまでも常識的になろうと俺は俺であってハルヒはハルヒである。 ハルヒは口ではああ言ってるが心のどこかでは、 宇宙人、未来人、超能力者を未だに待ち望んでいるのだろう。 うむ、せっかくだから今度の市内散策をSOS団のメンバーを集めて同窓会にでもしちまうか? ...
  • 卑屈超能力者と傷心宇宙人の話
    「あれは……」  それは一人学校から伸びる下り坂を歩いている時だった。  今日の気温は季節に反してひどく低く、本当に地球温暖化なんて現象が存在しているのだろうか? そう思えるような寒さだった。その原因といえば、朝から音もなく地面を打ち続けている雨にある。  教室にいるだけでも寒かったと云うのに、暗くなって今朝の登校時よりも一層冷たさを増した外気に触れ、身体はどんどん温度を失っていく。暗い中を一人で歩いているだけにその冷気は一層強く感じられて、僕は胸の奥まで冷やされていくような気持ちがした。  そんな帰り道。  傘をさして狭くなった視界に、彼女は姿を現した。  いや、それは現した、というより、僕がたまたま通りがかった。きっと、ただそれだけのことなんだろう。  その姿を認めると、はっとすると同時に、冷え切った胸の内がわずかに温度を取り戻す。そんな自分に気づいて、まだそんなことを考えている...
  • 教科書文通
    ...前~分裂時 「とある超能力者の動機」      9~10月  『お客様は宇宙人』『超能力者を訪ねて』                『教科書文通1/2/3/4/5/6/7/8/9/10(前/後)』                「お姉さんなのです(ハ/キ/長/古)」『待たせたな』         10月末   『Please wait for someday in the rain.』                 『水族館へ出発!』『水族館へ到着!』『水族館のその後に』            11~12月 『お待たせしました』「愛にあるのは真心、恋にあるのは下心」 以下、後日談            2月『ヴァレンタイン編』 9~10月の流れが少々入り組んでいますが、大体どこから読んでも大丈夫です。 『』が恋愛がテーマのSS、「」が男女間の友情がテーマのSSになります。
  • 7月未明の超能力者と宇宙人の主な動向
    「長門さん?」 「……」 「長門さん、聞いてますか?」 「……」 「お~い。」 「……」 三点リーダ連続の長門さんはさておき、昨日の回想をしましょう。 昨日は大変でした。 部活中――いえ、正確には僕が部室に到着した時――涼宮さんが、もう何度目かと思う彼との大喧嘩を繰り広げていました。 時すでに遅く、涼宮さんは廊下に響き渡る大声で何らかを叫び、彼は苦虫を噛み潰した表情で、また言い返します。 その脇で、朝比奈さんは、しゃがみ込んでお気に入りの湯飲みに涙を集めてしまっているし、長門さんは本を広げる事もなく、顔を上げ、その大きな黒瞳で涼宮さんの姿を観察していた。 絶望宣言。 今夜の僕とその仲間たちの睡眠時間は恐らく皆無です。 いえ、これからしばらく仮眠もままならないでしょう。 怒り肩をしながら廊下を大股で歩いてみせる彼女の背中は、すごくその後ろ髪を部室に引かれているように思えました。 ...
  • 涼宮ハルヒの幽鬱
    ...、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」
  • 今泉慎太郎 VS? 谷口
    今泉「え~……あなたは超能力者の存在を信じていますか?それは僕のことです。    未来人、宇宙人はどうでしょう?それも僕のことです。    そう、僕は実は、宇宙人であり未来人であり超能力者でもあるのです。    今からこのスプーンを、未来の宇宙の力を使った超能力で曲げたいと思います。    ん~!んん~!マッガーレ!!マッガレェェェ!!!マッガ……」   今 泉 慎 太 郎 VS ? 谷 口   谷口は教室のドアを開けた   谷口「うぃーっす!WAWAWA忘れ物……うおぁ!!」   そこには、一人でいじけてるデコの広いおっさんがいた。   谷口「えーっと確かあんたは……古畑ってのと一緒に居た……」 今泉「今泉だよお!いまいずみ!みんなひどいよ……」 谷口「そ、そんでなんでそんないじけてるんだ?」 今泉「だってさ、せっかくハルヒスレにゲスト出演したってのにさ、    SOS団の誰一人として名...
  • I don't choose, but decide.
    ...への招待状 夜行性の超能力者とインターフェイスのブギー
  • 機関の動乱 その1
    ...。 だからこそ、その超能力者という存在を生み出し怒りの暴走に歯止めをかけている。  つまり超能力者――古泉一樹は彼女の理性そのものなのだ。最初こそ、無理矢理与えられた力と役割に 恐れ戦いたが、今ではそれを受け入れむしろ誇りに思っている。閉鎖空間と神人から世界を守るという優越感に似た 感情とともに、たった一人の幼い少女を守っているのだから。  神人との戦闘が始まって数十分たった辺りだろうか。古泉含め、十数人の超能力者によって神人は崩壊に追い込まれ 切り刻まれた状態でその骸が灰色の地面に散らばっていく。  古泉は赤い球体に身を包み、その神人の亡骸の上空を飛んでいた。辺りには同じように仲間たちがその光景を 眺めていた。  たまに思うときがある。彼らは自らの力についてどう思っているのだろうか。あの全てを粉砕してしまえる神人を 倒せてしまうだけの力。無理矢理押しつけられた荷物か、それとも誇りあ...
  • 雲を食むもの
    ...かなかった。 だが、超能力は違う。 今、そこに有る奇跡。幾ら捻くれた神経の持ち主であっても認めない訳にはいかないだろう? 「延期が取り止めになって急遽、市が花火大会を執り行ってるって訳じゃないぜ。あーいうのはスポンサーが居るからな。そんな横暴は出来ないのさ」 赤と青。ベガとアルタイルを意識したものだろう。二つでワンセットの花火が上がる。弾けて、無数の織姫と彦星が雲の下を彩る。 「七夕ってのは、色んな所で花火大会がやってるモンでな」 鼻声にならないように気を付けて、真実にも嘘にも聞こえない、あやふやを話す。丁度、今視界で続いている奇跡みたいな。 「だったら各所から一輪づつパクってきても、バチは当たらないだろうと思ったんだよ。ま、言うなれば幸福のお裾分けだ」 俺の言葉を聞いているのか、聞いていないのか。ハルヒは一度頷いただけだった。その双眸は真剣そのもので、花火を見続けている。 俺も隣に...
  • お姉さんなのです。
    ...)→お客様は宇宙人→超能力者を訪ねて→待たせたな。→お姉さん(キ)→教科書1~7→お姉さん(長)→教科書8~10→お姉さん(古)→お待たせしました。  
  • 神様とサンタクロース
    ...な。宇宙人や未来人や超能力者を信じている割には神様は信じないのか?」   「それとこれとは別よ!宇宙人未来人超能力者は居ても神様はいないのよ! それともなに? あんたは神様に知り合いが居るって言うの? 居るなら信じてあげないこともないわね」    あたしがそういうとキョンはいつもの優しい笑みを浮かべた。  その笑顔を見るたびに胸のあたりで焼けるようなそれで居て心地よい痛みを感じる。 でも、あたしはいつものように素っ気ないふりをして視線を逸らした。   「ハルヒがそう思っているなら神様は居ないんだろさ」    あたしの隣でキョンはそう答える。    面白くない答えにますますあたしの中の不満が募る。  そのイライラを振り切るように、あたしは早足で歩き始めた。  キョンも黙ったまま歩調を早める。    あたしはキョンになにを期待しているって言うの?    昔、宇宙人や未来人や超能力者が居...
  • クラスメイト 序章
    ...ろんの事宇宙人未来人超能力者に振り回された事はある訳だが、 何でもないクラスメイトに振り回された覚えはないね。 朝倉・・・あいつの正体は長門と同じ宇宙人製アンドロイドだったし、 喜緑さん・・・あの人もやっぱり同じだ。あっ、そもそも上級生だったか。 鶴屋さんも大きな力を持ってるらしいが、振り回されてるというよりも見守ってくれている立場だ。 コンピ妍の面々や谷口国木田だって当然そうだ。むしろこちらから迷惑を掛けてると言った方が正しかろう。 唯一の例外は生徒会会長だが、あのお偉そうなお方にも古泉の息が掛かっていたので、 純粋な意味で振り回された訳じゃないだろう。大体俺は当人の本心も知ってるしな。 まさかこれで今更谷口辺りがハルヒの世界改変に絡んだりしたら、 俺はいよいよ持って自分の首にロープを巻き付けるに違いない。 少なくともあいつが宇宙人未来人超能力者でもなければ、まして異世界人だなんて...
  • 橘京子の憂鬱(エピローグ)
    ...宇宙人未来人為世界人超能力者、そしてただの人間も全員巻き込んで大円団を迎え――ようとした、その時。  事件の元凶は、もの凄く意外な方面から走ってやってきた。 「おや、皆さんおそろいで。どうしたんですか?」  突然聞こえてきた声に、俺たちは一斉に振り向いた。 「誰? あんた」  ぶっきらぼうなハルヒの声に、 「ぱ、パパっ!」  橘の声が入り混じった。 「ああ、これは申し遅れました。私は橘京子の父親です。娘がいつもお世話になっております」  ああ、どうもと頭を垂れる一同。彼とは初めて顔を合わすはずだからな、俺除く。 「ふーん、橘さんのねえ。確かにそれっぽいわねえ。威厳の無いところなんか特に」  ハルヒはおよそ初対面の人に言ってはいけないことを平然と口にした。 「そう言えば、娘さん、転校するんですよね。どこに転校するんですか?」 『……!!』  ハルヒの何気ない一言が、俺たちを凍りつか...
  • 普通短編48
    ...た 宇宙人?未来人?超能力者? 俺もまだまだガキだな… (……それにしても、長い夢をみていたような気がする)  完         長門が言うには自律進化の可能性 朝比奈さんが言うには時空間断絶の中心 古泉に至っては神様ときたもんだ…       だ が     世界にはもっとすごい涼宮ハルヒがいた!!        完         ハルヒ「ねえキョン、昨日私の誕生日だったのよ」 キョン「そ、そうなのか?」 ハルヒ「そうなのよね、だけど教室でも部活でも誰っもそのことに言ってくれなくてね 初めはドッキリかもって思ったわ、でも何も無いまま今日になって…」 プリンだと  →  キョン「悪かった、じゃあ今から一緒に買い物行こうぜ アナル  →  キョン「まあ日ごろのおこないが悪いんじゃない?」         キョン「おー、長門。お前も一服どうだ?」 長門「い...
  • 一年前からの気持ち
    ...ョン「服とかならあの超能力者に聞いたらいいんじゃないのか?」 佐々木「橘さんのことかい?彼女とは何度も行っている、だがたまには男から見る目も必要だとは思わないか?」 …確かに 佐々木「なら明日12時場所はあの喫茶店でばいばい」 キョン「ああ、明日な」 あいつが服ね ハルヒも変わったが佐々木までとわね…一年も馬鹿にできないな さてそろそろ寝るか 「あっさだよ~♪」 キョン「ガハッ!?」い、痛い 妹「あ、キョンくんおきた?」 キョン「…おい、今日は日曜日のはずだろなぜダイブした」 妹「へ?あれれ~?」 間違ったな、いや流石に日曜日と月曜日を間違えるか キョン「…おい、ていねぇ」逃げ足だけは早くなったな さて無駄に早起きしてしまったがシャミセンと遊べば時間も早く過ぎるだろう キョン「さて行くかな」 この分だと12時より20分近く早くつくな まあたまには待つのもいいだろう キョン「…なに...
  • LOST 5話
    ...ではないか。 ニヤケ超能力者だが時と場所においてはそれ相応に役に立つ古泉がいるし 朝比奈さんもきっと何か手立てを教えてくれるはずだ、たぶんだが。 きっと力になってくれるハズだ。   未来人と超能力者+一般高校生でなんとか宇宙人に太刀打ちできるだろうか。午後の授業からは まるでRPGゲームのボスに倒せるかどうかわからないギリギリのレベルで挑もうかどうか迷っている主人公の様な心境だった。 とりあえず、古泉なら話を聞き入れてくれそうだったので。メールで話があると送っておいたのだった。    -いつもの外の自動販売機前-   「そういう、ことでしたか…いやお二方が付き合っているということは薄々感づいていましたよ。お付き合いおめでとうございます。」 そんなことはどうでもいい。なんとかならんのか? 正直SOS団の中でばれていないのは朝比奈さんだけだろう。俺とハルヒの距離を見れば鶴屋さんなら一目で...
  • 長門有希の報告Report.23
    ...人影その2。覆面姿の超能力者。覆面にはなぜかストッキングを使っている。  そんな二人が、あたしの目の前で戦っている。超能力者が空中に鉄筋を発生させて、朝倉に向けて撃つ。朝倉は、両手の鉄筋で、飛んできた鉄筋を残らず叩き落とすと、そのまま間合いを詰めて超能力者に殴りかかる。超能力者はすぐに自分の手の中に鉄筋を出現させ、対抗する。一進一退の攻防。  ああ、なんて現実離れした夢だろうか、とあたしは目の保養に勤しんでたってわけ。夢の中なのに、妙にリアルだったわね、朝倉のスカートの中身(ちなみに『縞パン』よ)。  しばらく攻撃の応酬が繰り広げられた後、両者は間合いを取って睨み合い。  って書くと、互角のように見えるけど、実は超能力者の方は飛び道具持ってんのよね。撃ち出される鉄筋を叩き落としてる朝倉だけど、だんだん押されていく。そして、調子に乗った超能力者は、大量の鉄筋の雨を朝倉に降らせた。 ...
  • 涼宮ハルヒのX-FILES <序章>
    ... 「宇宙人も未来人も超能力者も実は政府が隠しているから見つからないんじゃないかって。」 宇宙人も未来人も超能力者もすぐ目の前にいるし別に政府が隠しているわけではないのだが。 「だから、日本なんて狭い国よりアメリカよアメリカ!」 「アメリカ行ったって当てもあるわけじゃなかろう。」 「だ~か~ら~、FBIに入って探しまくるのよ!もちろんあんたも来なさい。来ないと死刑よ。」   こうしていきなり進路がアメリカ留学になり、その後ハルヒパワーのおかげかすんなり FBIに入り今に至る。 しかし、いくらFBIに入ったからと言って好き勝手に飛びまわれるわけも無く、大抵は デスクワークの日々である。 「FBIならアメリカ中飛び回ってUMAでも探し回れるかと思ったけど、正直ガッカリだわ。 ワシントンの通行人に銃乱射したい気分よ。」 おいおい、ジャック・バウアーじゃねえんだから物騒なこというな。 「暇だか...
  • 涼宮ハルヒの交流 第一章
    ...、未来人、異世界人、超能力者がいたらあたしのところに来なさい。以上」    宇宙人?長門のことか?  未来人?朝比奈さんか?  超能力者?これは古泉か?  異世界人?……それは見たことないぞ。   「あんた宇宙人なの?」  いや、違う。 「じゃあ話かけないで。時間の無駄だから」  ちょ、ちょっと待てよ。 「普通の人間の相手をしている暇はないの」  じゃあ俺はなんなんだ。お前にとって俺は、普通の人間は必要じゃないのか? でも、俺は……それでもお前が――。       『涼宮ハルヒの交流』  ―第一章―        放課後の誰もいない教室で目覚める。  あれ、授業は?もう終わってたのか。くそっ、ハルヒも起こしてくれればいいだろうに。  ……あぁ、そういえば昼間けんかしちまったもんな。  冷静になってみると確かに俺が悪かったと思う。が、そんなに激怒するようなことでもないと思うんだがな。 ...
  • 古泉一樹の約束
    ...け心の中で笑った。 超能力に目覚め、およその一般人が何の縁も無いであろう 神人 を倒す力に目覚め、閉鎖空間の中で暴れまわる 神人 を、ひたすらに狩る。 昼だろうが、夜だろうが。親友と過ごす時間だろうが。好きな人と過ごす時間であろうが。 なぜ? わかってしまうのだから仕方ない、以前キョンに説明した言葉が古泉の中でリピートされる。 そう、古泉は超能力者だ。それも、限定された空間にのみ発揮される 神人 を狩る力、涼宮ハルヒという一人の少女によってもたらされた力。 燃えるような夕陽が、影を伸ばす。 古泉は二十ほど歩みを進めた後で振り返った。 長門の小さな背中が夕暮れに沈む太陽の中に消えていった。     えぇ。綺麗な月ですよ。   あなたの二つの眼には、かないませんけどね。   ◇ ◇ ◇ ◇    翌々日。 市民グランドに現れた涼宮ハルヒ含めて九名。 SOS団のメンバー...
  • 悲嘆
    ...、未来人は来ないし、超能力者はいないし。 今のところジョンだけが異世界人って感じかしら? あんたの影を追って北高に入学したけど不思議はないわねぇ。 意外と刺激に満ちた日々は送ってるけど。うん、充実はしてる。 何といっても共に不思議を追及する仲間がいることかしら。 変わってるけど頼りになる娘、かっこよく頼りになる男子に、 まさに可愛さの塊の娘、それとジョンっぽい男子。 キョン。あたし、あんたにジョンを見てる。重ねてる。 ううん、あんたも実のところ結構気に入ってるわよ? そうね、……好きといっていい。 でもね、キョン。駄目なの。まだ駄目。 あたしはジョンを諦めてないの。 あたし予感がするの。またジョンに会えるって。 でも。 会えない気もする。二度とジョンに会えない、そんな確信もある。 ああ、ジョン、どうしたらいいの? ああ、キョン、あたしどうしよう? 今日もジョンを想って憂鬱...
  • Starry Sentimental Venus 2
    ...石は機関の送り込んだ超能力少年、って所かね。嘘を吐くのはお手の物かい。 「それもそうね」 ハルヒはうんうんと頷きながら新しい短冊を手に取る。お前はまだ願い事をする気か。台風でなくともそんなに欲張ったら叶わないんじゃないのかと……いや、俺が不安に思う必要は無いな。 「台風もなぁ……何もこんな日に来なくても良いんだけどな。空気読めないヤツだ、全く」 「本当ですよね。あ、でも、台風の日ってなんだかワクワクしません?」 ピンクの短冊をヒラヒラと揺らしながら朝比奈さんが言う。いえ、貴女が居るだけで俺なんかはワクワクよりも和んでしまいますよ。ええ。 「でも、やっぱり台風よりも七夕の方が大事よね」 そう仏頂面で言うハルヒには同意出来ない事も無い。だが、この台風を呼び寄せた当人が何を言ってやがるんだと、ああ、ぶっちゃけてやりたいのをぐっと堪える。あ、視界の端で古泉が苦笑いしてやがる。 「そう言え...
  • 涼宮ハルヒの軌跡 機関の決断(前編)
    ...。 こうなると最初は超能力者――古泉か。機関はまだうさんくさいところも多いし、わからない点も多いが、 同じ時代の人間という点、さらに超能力はハルヒが作り出した閉鎖空間内だけという限定的なものだ。 普通に接触する限り大した弊害が発生するとも思えない。  ……1番手があのインチキスマイル野郎なのは少々引っかかるが。   「超能力者……ねえ」  ハルヒはジト目で俺を見ていた。とは言っても、何もやっていないわけではなく俺の指示通りに時間平面を構築中なんだそうだ。 全く長門並のことをやれるハルヒって言うのも妙な気分だぜ。 「で、具体的に必要なものはあるわけ?」 「閉鎖空間とその中で暴れる神人を倒せる力をそこらへんの人間にばらまけばいい」 「閉鎖空間と神人って?」  ハルヒはそう首をかしげた。そういや、ハルヒはそのことは知らないのか? 「お前さんがキレると、別の誰も入って来れない――今俺たちがい...
  • 長編・キョン
    ...散編 キョンいじめ 超能力テスト 朝倉涼子の逆襲 改造人間キョン サイレント・ホスピタル ワークテイカー・ラヴァ―ズ ハルヒの想い ~アニメ版エンディングの延長版~ 記憶喪失 影の世界 (BADEND注意) 王様ゲーム キョンの決意 想い 試験勉強 北斗のキョン 残された時間 洞窟にて 俺とハルヒと古泉の生きる道 (BADEND) 許婚と最愛の人 Another Story 涼宮ハルヒの変質 ストレンジデイ イン ザ レイン キョンの死、そしてその後 クリスマスイブ 憂鬱アナザーエンド 涼宮ハルヒの旅路 グラップラーキョン ハルヒが残した希望 1枚の写真 涼宮ハルヒの海遊 Verywhiteday お見舞い 一つの選択 『ComebackAvenger』 キョンの憂鬱 もしもの世界 看病 ある夏の日の夕暮れ 涼宮ハルヒの変貌 愛すべき日常 涼宮ハルヒの我侭 殺人鬼はそこに (グロ・B...
  • 微睡の試練
    ...から宇宙人や未来人や超能力者に異世界人を呼び出してみたけど、 そんなものは一向に姿を表さなかった。 今は毎日がくだらない。 両親がうるさいから仕方なく学校に来てるけど、大抵は授業をサボってしまっている。 校門をくぐり、下駄箱で靴を履き替えると朝倉さんがいなくなっていた。 …あの子「またね」ぐらい言えないのかしら? 靴をしまい弁当を忘れた事に気付く。 …あれ?でも私、いつも昼はお弁当食べてたっけ? そんなことを考えてると誰か話しかけてきた。 「お、涼宮、今来たのか?」 …この声は 「谷口、気安く話しかけないでくれる? 変な噂立てられたらたまったもんじゃないから」 「…やれやれ」 こいつの名前は谷口、入学式終了後に一番に話しかけて来た。 しかも何の因果か何度席替えをしても私の前にこいつがいる。 おかげで根も葉もない噂が飛び交って不快極まりない。 「それにしてもあんた…や...
  • 涼宮ハルヒの出会い プロローグ
    ...、未来人、異世界人、超能力者 がいたら、あたしのところに来なさい、以上』   涼宮ハルヒの出会い 『アイツノソンザイ』エピローグ02   別にどう思われてもいい、でももしかしたら、って思うと… だからって別に後悔なんかしてない、平凡なことはいやなの!   数日後、前の席の奴に話しかけられた 「しょっぱなの自己紹介のアレ、どのへんまで本気だったんだ?」 やっぱりね…そうだよね、普通に考えたら誰でもそうだよね… わかってた、私は何度も自分に言い聞かせた だからかな、冷静に対応もできなかった、ただただ返事をしただけで…   でもその後なのよね、なんかこいつは違うな~って思えたの 髪型に気がついたときはって思ったし、それに話も面白いのよ 合わせてくれるっていうのかしら?でも今までと違う感じがした すごく私は面白かった、それからSOS団を作ったのはすぐだったわね   終    第1章
  • 涼宮ハルヒの終焉 最終章
    ...…『宇宙人や未来人や超能力者を探しがしだて遊ぶ。』だったか?」 「そう、正解。でも本当はその目的は果たされていた。そうよね。」 「そうだな。」 「じゃあSOS団って何の略省だったか覚えてる?」 「『世界を大いに盛り上げる涼宮ハルヒの団』だろ?」 「じゃあ私が有希やみくるちゃんや古泉君や世界中のみんなのために今何をしようと考えているかわかるわね?」 「いーや、わからん。」これは嘘だった。大体のことは予想できる。 「まあいいわ。あんたは私に黙ってついてくればいいのよ。」 そういうとハルヒはいつぞやのように俺の手を引っ張り走り出した。 俺はこの瞬間思った。 サンタクロースなんてもんは信じてなかったが今は信じられるような気がする。 なぜなら宇宙人がいて未来人がいて超能力者がいた。それならサンタが存在してもおかしくない。 もしかしたらハルヒは俺にとってのサンタクロースなのかもしれない。 極端に...
  • 長編・古泉一樹
    ...arのシリーズ 卑屈超能力者と傷心宇宙人の話 ハリネズミな僕たち
  • 七夕シンドローム 第二章
    ...たような表情をした元超能力者。 「何かご用ですか?」 「ちょっと話したいことがあるんだが、時間いいか」 「僕はこの後部活があるんですが……」  視線には警戒の色が見えた。まあ、そりゃそうか。 「時間はとらせないさ。場所を移そう。話を聞いてくれるなら俺についてきてくれ」  そう言って俺は古泉の返答を待つ。  古泉は話を聞く気になったのか、それとも俺とここにいては具合が悪いと踏んだのか、俺についていくことを決めたようだった。 「それで、話とは」 「ああ」  俺と古泉が来た場所は食堂の屋外テーブルだった。丸テーブルの席に二人で座る。一年前のあの時と全く同じ格好だが、立場は真逆だ。 「お前に聞きたいことがあるんだ。お前は……」  古泉の目を見据える。 「お前は、普通の人間か?」 「………」  流れる沈黙。長門にした質問と全く同じ。長門でさえ普通の人間になってしまっているから望める可能性...
  • 涼宮ハルヒの抹消 第五章
    ...というよりは未来人と超能力者っていう区切りで言ったほうがいいと思うんだけど、この二つの勢力は完全な同盟関係にあるわけじゃないんです。今もお互いの動きを見張ってて、ふとしたことから関係が激化することもありえるって感じ。だから、たとえTPDDが使えなくて未来とコンタクト不可能な状態のあたしでも、古泉くんの組織が不用意にそんな貴重な情報を渡してくれるとは思えないんです。あ、もちろん古泉くんに悪気はないんですよ。ただ、どうしてもそうなっちゃってるだけで」  俺はいつだったか、朝比奈さんと古泉がお互いの考えを信用するなと言ってきたことを思い出していた。映画撮影のときだっただろうか。朝比奈さんや古泉が言っているのは、あくまで一つの考え方を言っているいるだけだとお互い非難し合っていた。  あれからずいぶんと経ったものだが、未来人と超能力者はいまだに信用しきれる関係までにはいたっていないらし...
  • 教科書文通6
    ...論、僕が僕を無作為に超能力者にしてしまった涼宮さんを恨んでいるわけもないし、SOS団の活動が楽しくないとはいくら嘘吐きな僕でも言えるわけがない。 それでも、それ以上の期待と胸を打つ心臓のスピードに拍車をかけるものがこのやり取りにはあった。 強いて言うなら涼宮さんに選ばれたことに誇りを感じ、SOS団の活動を楽しんでいるのが「超能力者」、古泉一樹だとすれば、 長門さんの秘密のやり取りを楽しんでいるのは、ただの古泉一樹なのだ。  ――暦の上ではもう既に秋だというのに、まだまだ暑い日が続きますねぇ。 ――あなたが言う暦上の秋の意味が立秋が過ぎたということであれば、   その考えは、暦が太陰暦から太陽暦に移行した現代では無意味な考え方。   今の現状を考慮し、梅雨のように気象条件を元に季節を決めるとすれば、9月上旬は夏と言える。   暑い。 ――おや、長門さんでもやはり暑いと感じるので...
  • 涼宮ハルヒの再会(1)
    ...そして限定的な爽やか超能力者たちとともにハルヒに振り回されて過ごしたこの一年間は、俺があと何十年生きようとも、生涯で最も濃密な一年になるはずだ。 と言うより、そうなってくれないと困るな。 これ以上のことは、さすがの俺も御免こうむりたい。 いくらなんでも毎年毎年、クラスメイトに殺されかけるような事態は起こらないはず・・・と、思いたいな、うん。    北高に入学してから丸一年がたち、SOS団の団長及び団員はみな、無事進級した。 まぁ、“無事”などという表現が必要なのはどうやら俺だけだったようだが。 もっとも、万が一俺が留年し、一年生をやり直すなどという事態になれば、ハルヒの雷が落ちるのは間違いなかったわけで、そうなれば古泉の機関も黙ってはいなかったであろう。 来年、俺が留年しそうになったら頼むぜ、古泉。 「申し訳ありませんが、あなたの学業のことに関しては、機関はノータッチを貫...
  • まぞ☆もり
    ...てるんだ? やっぱ、超能力の有無か?」  「そうですね。それや、閉鎖空間への適正……色々とありますが、これらは訓練で多少、伸ばすことが出来ます」  「超能力もか?」  「ええ、能力の素養のある人というのは、意外といるものです。もっとも、貴方はその貴重な、素養ゼロの人間でしたが」  「別にうらやましくも無い」  「ですから、それらの能力は、素養が皆無でない限り、選定の枠に入りますよ。その中から、色々な点でふるいに掛けるのです」    そう。機関が神人の狩り手を定めるにあたって、最も重要的な先天性の要素がある。    「……先天的マゾヒズムの有無?」  「はい。それが最も重要です。付け焼刃じゃなくて、生まれながらの、ドマゾってやつです」  「……冗談で言ってるんだよな?」  「いいえ、真実ですよ? 神人狩りを行う超能力者はみんな、被虐嗜好者なんです。……僕も例外ではありませんよ」  「聞...
  • 言いたい事は言えない話
    ...人一匹、未来人 でも超能力者でもいいからね!」  乾いた大気を震わせるハルヒの声。  人で溢れる駅前で高らかに妄言を叫んで見せたハルヒには、状況に合わせて行動内容を改め る等といった考えは、そもそも存在していない様だ。  それでもまあ、物は試し、百聞は一見に如かず。 「なあ、ハルヒ」 「え、何」 「今日の活動についてなんだが……その、今日は特に寒いから不思議探索は止めて、俺か長門 の家でのんびりしないか?」  無駄とは解りつつも、俺は活動内容の変更を申し出てみたんだんだが。 「却下」  左右の眉を再接近させる勢いで顔を顰め、ハルヒは俺の提案を漢字二文字で否定した。  それと、怒り心頭のハルヒの後ろに見えた古泉が冷や汗をかいていた様な気がする。どうで もいいが。 「あんた……神聖にして不可侵なるSOS団の活動を何だと思ってるわけ」  可能性は殆ど存在しない物を週一で探すこの活動はいった...
  • Starry Sentimental Venus 1
    ...に言うな。お前だって超能力者である前に学生の筈じゃなかったか?」 それとも定期テストに一々怯える様な頭の持ち主じゃない、とでもこのニヤケ面は言いたいのかね。ああ、クソ。憎らしい、忌々しい。さりとてかなり羨ましい。 「いいえ……」 言いよどむ少年がいつになく焦燥した面持ちをしている事に、俺は気付いた。ニヤケ面がニヤケ面していない。 「いつもならば僕も学生のカテゴリ内で良いかと思われますが、どうも……『いつも』では現在無いらしいんですよ。学生である前に超能力者である事を強制されている様でして」 古泉の言葉に唾を飲む。何だ? また何か面倒事が発生してるってのかよ? 「閉鎖空間が三日前から発生しています」 いつもの回りくどさはどこへやら。単刀直入、徹頭徹尾まで無駄なワードが見当たらない。どうした、古泉。悪い物でも食ったか……って、イヤイヤ、ちょっと待て。 この超能力者の余裕の無さ……マジモ...
  • スノースマイル・バースデイ3
    ...、涼宮ハルヒを殺せば超能力から解放される、と主張する者たちで、機関内でも少数派だったのです。問題視されるレベルではなかった。ですが……」 言葉を切って、爪を掌に食い込ませる。 「涼宮さんの力が間もなく消滅しようとしている――そんな時期を契機と見たのか、何時の間にあれだけの人員を抱え込んでいたのかは私どもにも不明です。全く突然のことでした。圧倒的な武力で一時機関は制圧され、応戦した同士達の間に多数の犠牲が出ました。……古泉も、そのときに」 森は語尾を落とすと、立ち上がり、深々と頭を垂れる。軍式の様な洗練された礼だったが、そんな彼女の所作に気を払う者はいなかった。 「古泉の、超能力者達の保全の為に機関は在りました。申し訳ありません」 最後に能面のように動かさなかった面を歪め、 「あなたたちの、古泉を――護れなくて、ごめんなさい」 素の一言を、彼女は吐いた。  森はそれから、反乱分...
  • 落葉樹
    ...美少女も自称イケメン超能力者も居ないわけだ。  何故こんな美味しい状況に俺が置かれているかというと……ハルヒの奴が珍しく風邪で休んでな。SOS団メンバーでお見舞いに行くことになったんだが、朝比奈さんは受験勉強で居ない。  古泉も大事な機関の会議があるだの何だの言ってすぐ帰ってしまった。まあ、あいつの場合は居なくてもいいけどな。……で、必然的にこんなシチュエーションになってしまったのだ。 「この枯れ葉たちは、どうなってしまうの?」 「か、枯れ葉か?」 「このまま地面に落ちて、そのあとは?」  枯れ葉がこのあとどうなるだって?そりゃあ……土に帰っていくんだろ。 「わたしは生茂るように顔を出す葉の方が好き。あなたは?」  ……今日の長門はなんだか饒舌だ。この手の話に興味とかあるのかね。 「こういう枯れ葉も悪くないけど、俺も夏の葉っぱの方が好きだな。」 「この葉たちは、もう木の枝へ戻れな...
  • 長編・涼宮ハルヒ
    ...違い 何よりも宝物 超能力 涼宮ハルヒの計算  涼宮ハルヒの嫉妬 ミニチュアハルヒ ベル 3点セット 涼宮ハルヒのネコ にわか雨の訪問者 ハルヒの寝言 涼宮ハルヒの独善(シュール・BadEnd?) 涼宮ハルヒの情熱  涼宮ハルヒの出産 あの日からの願い Amemorywithouttheend 涼宮ハルヒの日記 涼宮ハルヒの小説 ただの人間 ヒント キョンの死…そして 悩みの種 続く空 涼宮ハルヒの仮入部 はい、メガネon 【時のパズル~迷いこんだ少女~】 涼宮ハルヒの後悔 (BadEnd) 涼宮ハルヒの恋心 涼宮ハルヒの誤解 涼宮ハルヒの出会い 缶コーヒー、ふたつ LOST 恋の病・恋の熱 ステビア(ステビオシド) お祭りの後で 涼宮ハルヒの場合 彼岸花(微グロ・微鬱・BadEnd注意) loveandmusic もう一つのサムデイ・イン・ザ・レイン 初めてのデート すれ違いの恋 ...
  • ある晴れた休日
    ...り、宇宙人、未来人、超能力者の集まるSOS団を作った」 「何が言いたいのですか?」 「だが、その奇妙な集団のメンバーに、何の特徴も持たないごく一般的な男子高校生が名を連ねている」 「……あなたですか」 「そう、俺だ。古泉、長門に朝比奈さん、それにお前がSOS団にいるのは、ハルヒが望んだことだからだとも言ったよな」 「ええ、おそらく。彼女が望んだというただそれだけの理由です」 「ならばなぜ俺は何の肩書きもないのにSOS団にいるのか……それは何度も考えたが、結局答えは出なかった」 「……」 「だが、ここでさっきの話に戻って、ハルヒに、その、俺に対する恋愛感情があったからこそ、 俺が今もSOS団の団員であり続けているとすれば、なんとなく納得いくような気がするんだ。 まあ、俺のただの自惚れかもしれんが、お前はどう思う、古泉」   俺は余りの恥ずかしさから古泉と目を合わせることが出来ず、窓の外...
  • こわれてしまった少女のはなし
    ...た。 彼女と同じく、超能力者であった男は力をなくす。 男は彼に礼を言い、それを最後に消息不明となった。     少女は彼と彼女が結ばれるために尽くしたが、ある日始めて気がつく。   わたし、も、彼、が、す・き?   少女は宇宙人である。 そのような感情など、持つはずが無い。   それでも少女は、納得がいかなかった。     わたしは彼のことがすきなのかもしれない     それを聞いた少女の創り主は酷く驚き、処分しようと考えた。 しかし彼は、少女が一度時空改変を起こしたあの日の約束通り、自らの力で少女を守る。 好きにしろ、と創り主は言った。その代わり私は何の責任も持たない、と。 彼はそれを了承し、少女は自覚した。 やっぱり、わたしは―――   気がついたときには、もう彼と彼女は所帯を持ち、少女は一人になっていた。         人間の感情を持つことが出来るようになった少女は、彼女...
  • それでもコイツは涼宮ハルヒなんだ 5
    ...訳か微笑を絶やさない超能力者でも呼んできて貰わないとこのままではちっとも分からない。 「今、世界はとても不安定な状態なの」 「……それでいいんですか」  なんとまあ、大胆に端折られたのが俺にも丸分かりだった。とは言え専門用語を並べ立てられるよりは、その総括の方がよほど俺には助かります。SF話は古泉辺りが専門なんで。 「にしても、不安定……ねえ」  コーヒーを一口啜って疑問を口にしてみる。 「それっていうのは具体的にはどういう事なんですか?」 「このまま何の手も打たなければ、キョン君、貴方は貴方の大切な人に永遠に会えなくなります」 「は!?」  笑い話にしても出来が悪い、この手の中にあるコーヒーよりもまだブラックな回答だった。 「そういう『世界の危機』だと認識して下さい。貴方の身近な――とてもとても身近な人が一人、その存在を丸ごと失うかも知れないんです。関わった全て...
  • Any day in the rain.
    ...樹。SOS団副団長。超能力者、笑顔。   朝比奈みくる。SOS団団員その三。未来人、胸。     わたし。 ――わたしは、なに?     「やっほー! みくる居るー? ってあれ? 長門っちだけ?」 鶴屋さん。SOS団名誉顧問。いつも元気の良い一つ上の先輩、八重歯。 「明日の掃除当番代わって欲しくってさー。それを頼みに来たんだけど、みくるは?」 指を刺す、むこう。 「そっちの方にいんのかい? あんがと!」 鶴屋さん、元気。 記憶媒体に刻みこむ。     「あれ、長門。お前だけか?」 両手でダンボールを抱えた彼、疲労の色が浮かんでいる。 「よっと」 髪も少し濡れている。 「ハルヒ達は?」 わたしは首を傾ける。 「はぁー……」 彼はハロゲンヒーターに両手をかざす。赤い光が彼の手を暖めた。 「疲れた」 机に突っ伏して、彼の意識は夢の中へと誘われた。   スースーと、規則的な呼吸が聞こえる。 ...
  • 教科書文通10前編
    ...いいわ! 萌える! 超能力者×宇宙人。 ぶっちゃけ最初は団長×凡人と超能力者×未来人で行こうかと思ったけど、超能力者×宇宙人もいいわね! 基本私、ツンデレ×ツンデレ萌えだけど、へたれ×クーデレとか素直クールも好きなのよねぇ。 普段、クーデレのほうが攻めっぽいのに、いざとなるとへたれが急にカッコよくなるともうね……。 いいわぁ、萌える! でも、おっしいわねぇ……古泉、どっかに未来人に釣合う男キャラ居ない? あ! 異世界人まだよね? 早く出てこないかしら……。 これで異世界人まで女の子だったらどうしよう……。 まぁ、無駄にイケメン男キャラ出て来てホモられるよりマシかしら……古泉、あんたどう思う?」  どうも思うか! と言い返したい。 そう、この森園生という女性は根っからカップリング狂なのだ。 本人曰く、腐女子ではなく「男女カプ厨」だそうだ。 僕にその違いが分かるわけもない。 しかもそれ...
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