涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「遠距離恋愛 第十一章 親友」で検索した結果
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遠距離恋愛
... おまけ 遠距離恋愛番外編1.GWの対決
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遠距離恋愛 第十一章 親友
第十一章 親友 新しい学校への登校初日。 昨日中等部に入学したばかりの妹は、早速気の合う友人を見つけたらしい。昨日の夕食時に、溢れんばかりの笑顔で報告してくれた。まあ、この調子でうまく学校に馴染んで欲しいものだ。 「おはようございます」 「おう!おはよう!」 一昨日来た高等部の職員室で、担任に挨拶した。朝のSHR前と言うことで、職員室の中はかなり慌ただしかったが、真新しい制服を着た俺を担任は明るく出迎えてくれた。朝っぱらから進路指導でもしていたのか、担任の前には女子生徒が座っていた。 「今日からだな。一年間頑張って、良い大学に行ってくれよ」 「はあ……頑張ります」 「何だ何だ、覇気が無いな。そんなので大丈夫なのか?」 担任の呆れたような声を聞き流そうとしたとき、彼の前に座っていた女子生徒がすっと立ち上がった。 「先生、彼はやるときはやる男です。心配要りません」 あれ?どこか...
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ハルヒと長門 その2
~部室にて~ 長門「……」ペラ ハルヒ「有希、明日遊びいきましょ」 長門「明日は土曜、団活がある」 ハルヒ「なんだかキョンが、ど~しても外せない用事があるらしいのよ」 長門「用事?」 ハルヒ「そうなのよ。団長であるあたしに理由も話さないのよ」 長門「その用事が理由だと思われる」 ハルヒ「わ、分かってるわよ!あたしが言いたいのは」 長門「言いたいことは分かる。でもそれはプライベート」 ハルヒ「それは分かるけど……」 長門「なら今回は仕方ない」 ハルヒ「とにかく!団員が揃わないから明日の団活は中止よ」 長門「そう」 ハルヒ「だから……遊び行かない?」 長門「二人で?」 ハルヒ「そう二人で。どっかいきましょ」 長門「どっかとは?」 ハルヒ「どっかよ」 長門「そう」 ハルヒ「行き当たりばったりでもいいじゃない」 ...
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それでもコイツは涼宮ハルヒなんだ 2
4,三十分の一 氷雨の中を逃げるように帰ってきた。制服の上着とコートを椅子の背凭れに放り投げて、ノンストップでベッドに四肢を投げ出す。ズボンに皺が出来るがそんなのは知ったことか。 自室を片付けて掃除をして――といった当初の予定をこなす気も起こらない。教室を出る時、ハルヒの顔を見ておけばよかったかと思う。……いや、見なくてよかった。見ていたらきっと……なんでもない。 ケータイにいつの間にか来ていた着信は古泉から。「何かありましたか?」という簡素なショートメールは修飾や回りくどさといったものを極限まで削り取ったようで、あの話好きからのメールとは思えない。とりあえず「お前には関係ない」と返信。 即座に返信。「いつでもご相談下さい」との内容。どこまでも胡散臭さが付きまとうのは、これはもうあの男の持って生まれた性質なんだろうさ。とりあえず、ケータイは床に投げ捨てた。 ……俺の部屋...
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遠距離恋愛 第十九章 誤解
第十九章 誤解 佐々木の乗った飛行機が西に空に消えていったのを確認した俺は、市街地に向かうリムジンバス乗り場へと向かった。大きな荷物を抱えた客がごった返すリムジンバス乗り場の片隅に、見慣れた人影が二つあった。 スマイルを顔に貼り付けた優男と、アッシュブロンドの小柄な女性。 古泉と長門だった。 「お待ちしてました」 「……」 懐かしい古泉のスマイルと、長門の三点リーダ。だが俺は、それを無視してバスの昇降口へに向かった。 やっと最近、あの時の事を思い出さなくなってきたんだ。 長門には悪いが、当事者である古泉と今更話すことは何もないからな。 突然、体が動かなくなる。振り向くと、いつの間にそこに移動したのか、長門が俺の服の裾を掴んでいた。 漆黒の闇に似た瞳が、俺の目を捕らえる。 「……一緒に来て欲しい」 古泉はともかく、長門にそう言われたら言うことを聞かないわけにはいかないか。 俺は...
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それでもコイツは涼宮ハルヒなんだ 1
1,オープニング 最近、うちの妹は天気予報のお姉さんにテレビ画面越しに話しかけている。内容は一つ覚えの繰り返しで、つまり、いつになったら雪が降るのか教えて下さい、と要約したら非常に微笑ましい内容なのではあるが、さりとて兄としては何をしてやる事も出来ん。 大人しく待っていれば後一月もすれば降るんじゃないか、って無根拠で希望的な観測をリップサービスしてやるくらいだ。 まあ、そうは言っても初雪に関して一つだけでは有るが心当たりは無くもない。こんなことを言ってしまえる自分がそら恐ろしくも有り、またうら悲しい。いつから高校生は気象を操る術にまで手が届くようになってしまったのか。驚天動地だ。空前絶後だ。 あ、ここは笑うところで間違いないぞ。 しかしだ。まさか初雪にはしゃぐ妹見たさに後数百年の生態系に傷跡を残すほど馬鹿でも甘やかしでも俺はない。代わりって訳じゃないが家を出る前にてるてる坊...
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Desire where it doesn't disappear (長門視点)
この作品は Desire where it doesn t disappear (古泉視点)を長門視点から綴った物語になりますのでご注意ください。 では↓から本編開始です。 地球時間に換算して、午後五時三十七分二十六秒時点で閉鎖空間の発生を観測。昨日の始まりから今に至るまで通算で四十五回目の観測である。 原因は放課後に始まるSOS団での活動の際による、涼宮ハルヒと彼による口論によるところだと判断する。 いつものように涼宮ハルヒが朝比奈みくるをオモチャのように苛めているところを、彼が溜息を付きながらも間に入ったのだが、涼宮ハルヒはそれが気に入らなかったのか、彼に矛先を変え噛み付き始めたのだ。噛み付かれた彼も初めは子供をあやす様に諭していたのだが、涼宮ハルヒの一言――その際の会話ログを呼び出す。 『あんたはみくるちゃんにデレデレしすぎなのよ、こ...
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444回目のくちづけ
プロローグ いまから話すのは、俺が高校二年の秋のできごとになる。 ま、時期にはたいした意味はない。ようするに、これまで語られてきたことのあとに起こった事件だとでも思ってもらえればそれでいい。 春に発生した世界の分裂と、それにともなう驚愕のできごとをへて、俺たちの現状はとりあえずの平穏を保っていた。 あいもかわらず団長は無茶をいっては団員を振りまわし、古泉はボードゲームで連敗街道をまっしぐら、朝比奈さんはお茶をいれ、長門は窓辺で本を読んでいるといったぐあいだった。 そうだな、この話にはほとんど関係しないが、佐々木たちの現状も、ほんのさわりだけ触れておこう。 佐々木は、世界の分裂のあと、いろいろあって異世界人の属性を手にいれた。最近はSOS団の準団員として、毎回ではないが不思議探索に参加したりしている。ハルヒとの関係は、同性の親友ってところか。 橘は、その組織とともに古泉の...
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