涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「鳥人間コンテスト」で検索した結果

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  • 長編・キョン
    ...d of mind 鳥人間コンテスト 涼宮ハルヒの追憶 涼宮ハルヒの笑顔 黒キョン 【キョンの苦悩】 『涼宮ハルヒの退屈Ⅱ』 涼宮ハルヒの就活 また明日。ある晴れた日のこと。 endlessdate 「キョンの消失(仮)」 「異変」 「涼宮ハルヒの忘年(仮)」
  • 長門有希のコンタクト
    長門がいなくなって数日経ったが気になることがある。 手紙の最後の言葉・・・。”新しいインターフェースとコンタクトをとって”   結果から言えば呆気なくどういうことなのか判明した。   俺にとっていつも通りではない文芸部室で古泉とオセロでやっていた時。 いつも通りの勢いでドアが開いた。   「みんな~!まった~?」 「今日は紹介したい子がいるのよ~!その名は!」 「長門有希でーす!今日転校してきたばかりだけど面白そうだからこの部に入ろうと思ってまーす。」 「古泉君の次にまたもや謎の転校生よ!」   な、長門!?いや、どう考えても違うだろ。見た目はもしかしたら長門かもしれないが。中身がおかしいって。   「あっ、キョンくーん。会いたかった~!」   こ、こら。抱きつくな!   「キョンその娘と知り合いなの?」 「えっと・・・まぁ遠い親戚みたいなのかな・・・。」 「ふーん。」   どうなってんだ...
  • 超能力テスト
    なんだこれは どうすればいいんだ   俺が7日の内、2日かしかない休日をぐうたら過ごしていると 突然ハルヒが俺の家にやってきて薄型長方形の箱を渡すとトンボ帰りしていった     中には手紙が入っており何々、       「キョン、感謝しなさい これは超能力試験よ SOS団の皆でチョコレートを作ったわ それでアンタがどのチョコレートを誰が作ったか当てるってわけ 簡単でしょ、もし当てることが出来たら魔剣士に任命してあげるわ 再度感謝しなさい!」       忌々しい、っていうか何だ魔剣士って 中には内容どおり4つのチョコレートが入っていた     まあ丁度空腹だったし食べてやるか     1つ目 明らかに他のチョコレートと違う これだけホワイトチョコレートだ しかも御丁寧に「キョン君へ」とまで書いてる 少しかじってみる 味はビターか?少々苦いような まあそういう味なんだろう チョコレートに文字...
  • キョン無題8
    「キョン!お手!」 「わんっ」 何で俺が、こんなことをしているのかと、 「そのままおかわり!」 「くーん?」 思われそうなのでキッパリ言っておく。 これは断じて俺ではない。ハルヒが勝手に考え付いたことである。 「やっぱりバカキョンはバカキョンね! お手のおかわりも出来ないのに世界制覇なんて出来ないわよ!」 ハルヒ、それは何の世界制覇なんだ?ブリーダーコンテストとか言うやつか? 俺はよくわからんぞ、ああいうの。 「お手っ!おかわり!」 「わんっ?」 「あー、もう!ダメダメ!」 ダメって言われてもなあ・・・困ったもんだ。 とりあえず、読者の皆さんに何故今このような状況なのか説明したいと思う。   それは昨日の部活のときのことだ。 放課後、部室に行くと珍しくハルヒが長テーブル席に座っているではないか。 そしてうーん、とか んー?とか唸っている。 「キョ、キョン!来てたの?どどど、どうしたの?」 ...
  • 七夕シンドローム 第一章
     その日、坂道を登る俺を取り巻く空気は暑かった。  最近だんだん暑くなってきたなという事は感じていたが、なにもこんな急に気温を上昇させることはあるまい。慣れない暑さのおかげでじわりと額に汗が浮き、俺は急に日本列島に躍り出た暖気に恨み事を漏らすことも出来ずに黙々と学校への道を辿っていた。 「よう、キョン。今日はあっちいなー!」  後ろから余計気温を上昇させそうな声が降りかかってくる。振り返るまでもない、谷口だ。 「だんだん暑くなってきてるとは思ってたんだがな、こうもいきなり暑くなるとは思わなかったぜ」 「うるせえ。暑い暑い連呼すんな。余計暑く感じるだろ」  視線もよこざすにそう返す。しかし谷口は気にしたふうも無く、 「まーそんなこと言うなって。それよりキョン、聞いたか?」 「何がだ。俺はエスパーじゃないんだから、目的語ぐらいちゃんと言え」 「テストだよ、それも数学の! 抜き打ちだったんだが...
  • たまにはコンピ研部長だって!
    鶴屋「みくるみくる、パソコンがやりたいさっ!」 みくる「急にどうしたんですか?」 鶴屋「あたしもみんなみたいに動画見たりさ、ブログを書きたいよ」 みくる「鶴屋さんはパソコン持ってないんですか?」 鶴屋「持ってないにょろ、家にはおやっさんの仕事用があるんだけど変にいじって壊した日には…おやっさんに殺されるさ」 みくる「それは怖いです」 鶴屋「買ってもいいんだけど、何も知らないからブログが書けるか不安で不安で」 みくる「困りましたね」 鶴屋「みくるはパソコン持ってる?」 みくる「はい、頭の中…い、いえ持ってません」 鶴屋「はぁ~、誰か教えてくれる人はいないかね」 みくる「そうですね、あっ!いい人がいますよ」 鶴屋「誰さっ!」     キョン「で俺に白羽の矢が立った訳ですか」 みくる「はい、キョン君ならSOS団のホームページも作ったことあるし」 鶴屋「キョン君、めがっさお願い」 キョン「俺も人に...
  • ママはTFEI 端末
    「起きなさい」 ある朝、その声で俺は目を覚ました。母親と思わしき人物が下の階に下りていく足音が聞こえてくる。 んん・・・? 何か違和感を覚えるが、寝惚け頭では何も考えられない。 そういや妹が珍しく来なかったな。風邪でも引いてるのか。 とりあえず顔を洗おうと思い下の階に行く。そこで俺は度肝を抜かれた。 エプロンを着けた長門が台所に立っていたのだ。・・・どういうことだ。 「お、おい。長門」とりあえず声を掛けてみる。 「お早う」 「あ、ああ、お早う・・・じゃなくて! ここで何してるんだ!」 「・・・? 寝惚けているの?」 駄目だ、頭がおかしくなりそうだ。何故長門が俺の家で味噌汁を作っているんだ。 「いやいやいや、何で長門がここに・・・」 「母親を旧姓で呼ぶのは好ましくない。顔を洗う事を勧める」 棘のある声で言われたので、とりあえず頭を覚醒させるため洗面所に行く。 洗面所には既に妹が居たので、何故...
  • キャンバス
    ある夏の日のこと。 俺はうだるような暑さの中、何故か公園にいた。 なんでこんなとこにいるんだろうね。出来れば文明の利器クーラーがある場所に行きたいもんだが。 だが俺は目の前で一心不乱に筆を動かす奴を見捨てては行けなかった 「キャンバス」 さて、何故俺が汗をダラダラ流しながら公園にいるのかというと、話は数日前に戻る。   「ういーっす」 もはや日常動作の一つと言っても過言ではない、文芸部室への移動を行った俺は軽く挨拶をして部屋に入った。 「・・・」 「あっ、こんにちはぁ~」 「どうも」 三者三様の返事が返ってくる。中には既に逸般人三人が座っていた。 なお逸般人というのは唯の造語である。一般から逸脱した人のことだ。 中の風景は一つを除いていつも通りだった。 長門は窓際で本を読み、朝比奈さんは今しがた来た俺にお茶を入れてくれようとしている。 だがしかし、その中で古泉だけがいつもと違う行動...
  • 「涼宮ハルヒのビックリ」第五章α‐9 β‐9
    第五章 α‐9  火曜日。  いつもの坂を登りながら登校する。昨日は頭を悩ませることが色々あったな。長門も古泉も気になっている新一年生の少女。そして長門が言うには、身に覚えのない電話を長門にかけていたらしい。さらに俺は新一年生とともにSOS団の入団試験を受けなきゃいけないらしい。そんなこともあって忘れるところだった。何で1時限目から数学の小テストがあるんだ。人間が一番頭の活性してない時間に小テストをやらせる先生がいるのか。もっとも俺は授業中寝てばかりでいつ頭を活性させてるのか分からんが。  忘れずにいたのはきしくもハルヒのおかげであろう。何の気まぐれか知らないが、昨日ハルヒはテスト範囲を教えてくれたのだからな。寝る前に少し予習しておいてよかった。  1時限目が終わると、俺の元に谷口がやってきた。  「よう、キョン。どうだった?」  何でこいつは自...
  • SOS団プレゼンツ 第一回 涼宮ハルヒ争奪戦 ―試練その1 その2―
    適性検査の後、「試練その1 知能テスト」を行うことになった。問題は中学生レベルの五教科総合百点満点の試験を行なうというものであった。 試験の内容は盛り上がりも何もない、単なるテストなので割愛させていただく。 分かっているかもしれないが、先ほどのハルヒの宣告により、俺もテストを受けさせられていた。 しかも俺の点数を基準にし、俺の点数未満のものを失格にするという。 『あんたわかってるんでしょうね?この前の期末テストみたいな点数取ったらタダじゃおかないからね!』と死の宣告を受けつつ。 …夏休みに宿題以外の勉強をさせられるハメになるとは、やれやれだぜ。 テストが終わると鶴屋家の助っ人数十人が採点をした。さすがにこれだけいるとあっという間だ。 先ほどのハルヒの宣言により、試験を受けるハメになった俺はひぃひぃ言いながらも問題を解いていた。 信じられないことは起きるものだな。俺自身が一番吃驚しているの...
  • 長門とアイス
    「今回は、わたしと、みくるちゃんと、古泉君ね。 キョン、分かってると思うけど、暑いからってサボっちゃダメよ? これは不思議探しなんだからね!」   時は、期末テストも終わり、あとは夏休みを待つだけとなった1学期の終わり。 俺たちは、例によって例のごとく、朝の喫茶店で不思議探しのメンバーを決めるくじを引いたところだ。 今回は、俺は長門とのペアだ。   喫茶店を出て、ハルヒたちとは別行動を取る。   「さて、長門…どこか、行きたい所とかはあるか?」   長門は、ゆっくりと視線を俺に向ける。 その首が、左右に僅かに振れる。否定を示すジェスチャー。   「とくにない」   ふむ、と俺は考えを巡らせる。 前に長門と組んだときは、図書館に行ったんだったな。 あの時は、本棚の前で本を広げ、時間になっても全く動こうとしなかった。 とくにない、とは言ったが、こいつはやっぱり図書館に行きたいんじゃないだろうか...
  • 第三章:ホーンテッドマンション
    人間というのは実に興味深い観察対象だ。 変な作り物の世界を作っておき、そこに自分で入っていって笑ったり泣いたり出来る。 自分で自分をだますことができる存在だ。情報統合思念体に作られた自分にはそういう 器用なことは全く出来ない。ホーンテッドマンション(呪われた館)という名前が冠さ れたアトラクションの前に来ると朝比奈みくるがこんなことを言い始めた。 「えー、ここに入るんですかー」 やっと彼女も涼宮ハルヒがアトラクションのコンセプトの実体化を行っていると 理解したのであろうか。だとすると、無理もない。おそらく、このアトラクションが 実体化すれば、人間が最も忌み嫌う存在の一つである幽霊が実体化するだろうから。そ れとも、朝比奈みくるが恐れているのは「お化け屋敷」というコンセプトそのものだろ うか? 「無理もありませんね。どうでしょう、ここは僕は朝比奈さんと留守番をして、 他の皆さんで行っていただ...
  • 冬風のマーチ 第一章
     2月も下旬から3月にさしかかろうとしていた。 いつもはやる気のなさそうに飛ばされていた枯れ葉も、冷えた風が嫌で有給をとったのだろうか。 舞う葉すらなくなったと思えるくらいの強い風が、この辺り一帯を寒さで包んでいる。 俺は暖かい季節を待ち遠しく思えながらも、まだ続くと思われるこの寒さに非常に深いため息を漏らしていた。 まあ、俺がため息を漏らしていたのは、勿論そんなセンチメンタルな理由だけじゃない。そんなに繊細でもないと我ながら思っているさ。 そう、その理由の一つが目の前で繰り広げられている光景だ。当然、いつものことである。 「あんたも参加すんのよ、いいわね!」 毎度お馴染み涼宮ハルヒが教室で会話をしていた。 というかこの怒鳴り声は会話と呼ぶに値するのであろうか。俺ならば恐喝と答えるだろう。そのマシンガントークはまさに弾の尽きることなど知らぬが如しだ。 だがしかし、いつもと違う点がある。それ...
  • シュール短編75
    ハルヒ「SOS団員諸君、明けましておめでとう御座います!」 長門「おめでとう」 みくる「はっぴーにゅーいやーでしゅ」 古泉「初春です」 ハルヒ「折角皆で不思議探索初詣巡りしようと思ってたのに、キョンたらまた遅刻!?」 キョン「ようお前ら、おめでとさん(;^ω^)」ゼハーゼハー ハルヒ「キョン!!?正月早々顔色最悪よ、どうしたの!!?」 キョン「いやいや何でも、それよりもホラお前らにお年玉だ」つ日 長門「ありがとう…これは」 みくる「ぴえっ諭吉さんがいっぱい入ってましゅ!!」 古泉「こんな大金、一体どうしたんですか!?」 キョン「去年はお前らには本当世話になったからな、せめてものお返しだ」 ハルヒ「そんな事訊いてんじゃないわよ!これだけのお金どこから出したの!!?」 キョン「なあに冬休み中ずーっとバイトしてただけだ、ほとんど一日中」 ハルヒ「え゛ーーー!!?」 長門「私が見た所体温が39...
  • 試験勉強
    「ぬおっ!?」 この情けない声の持ち主は俺だ。真に遺憾なことだがな。 簡潔にこの状況を述べさせてもらおう。 あの忌々しい定期テストの結果が返ってきたのである。 だいたい人を見るという行為がテストなんかで代用できるわけなかろうに。 もっと個性を見るべきだと思うんだがね、俺は。 何て事を考えたがいかんせん、うちの担任はあの岡部だ。 脳まで筋肉だからそんなこと考えたって仕方ないな。クラッシュ・バンディクーだし。 まぁ、この点数を見ればそんなことも考えたくなるさ。   国語 98/200 数学 59/200 英語 61/200 理科 23/100 社会 60/100     国語、社会は比較的できた方じゃないのか?俺にしては。 平均点付近だしな。問題はこのにっくき理系科目三兄弟だ。 点数だけ見るとそうでもないがクラス平均は     数学 120/200 英語 131/200 理科 61/200...
  • 聖ヴァレンティヌスに乾杯
    「ねえ、バレンタインデーの起源を知ってる?」 ハルヒが実にタイムリーな話題を振ってきたのは、学校中が甘い香りで満たされる日の朝のことだった。 「ん?何だって?」 「だから、バレンタインデーが始まった理由を知ってるかって聞いてるのよ!」 ふっ。聞いた相手が悪かったな。倫理の時間は寝てても、フロイト全集を網羅している俺に聞くとは。 「ローマ時代に殉教した司教を記念して始まったんだろ。戦争好きのバカ皇帝が強い兵士に妻はいらんと言って結婚を禁止する法律を作って、それを破って愛し合う男女を結婚させていたのが我らが聖ヴァレンティヌスだ。けっきょく皇帝にバレて処刑されちまったが、その涙ぐましい偉業を記念してできたのがバレンタインデーってわけだ」 俺が自慢げに知識を披露すると、ハルヒは残念そうなカオの総天然色見本みたいな顔をした。 「なーんだ。つまんない。せっかくキョンの頭を叩きながら教えてあげようと思...
  • 改造人間キョン
    突然だが最近体の調子がおかしい。 昼間から突然眠くなったり、体の一部分に痛みが走ったり、 酷い時には自分が今どこに居て何をしているのか分からなくなった事もあった。 そんな様子の俺を見て朝比奈さんが心配してくれる。 「キョン君、最近調子悪そうだけど大丈夫?」 そういってお茶を出してくれた。 朝比奈さんが淹れてくれるお茶はこの部室に来る最大にして唯一の目的となりつつある。 「そうですねぇ…今更成長期という訳でも無いでしょうし、  ありきたりではありますが一度病院に行かれては如何ですか?」 古泉が穏やかな笑顔でそう言う。コイツは特別に心配してくれているという訳でも無かろう。コイツは誰に対しても、老若男女かまわずこの調子なのだという事がその様子から伺えた。 「………」 長門は…別段変わらない。 いつもと同じ席に座り、いつもと同じ表情で、いつもと同じ速度で本のページを繰る。 もし明日俺が坊主になっ...
  • 涼宮ハルヒの分身 プロローグ
      プロローグ   秋。 季語で言うならば7、8、9月に属するその季節も、時代の進行というか価値観の違いというかで、俺の中では9、10、11月が秋だと認識されている。しかしどういうわけか、今年は秋があったのかどうかを疑うような気温で、これもまたお偉い団長様が何かしでかす予兆ではないかと疑ったが、奴の精神専門である古泉曰く 「彼女の精神状態はとても良いままですよ。閉鎖空間も今のところ、大規模で発生しておりませんし」 らしい。しかし、ハルヒは温厚平和な日常が嫌いなはた迷惑な奴だ。いつ何をしでかすか分からん。秋といえば読書、芸術、食欲。映画が芸術に入るのなら、まだ2つも不安要素が残っている。これは何か来るぞ、と俺はノストラダムスの予言が今更になって頭上に降り注いでくるかもしれないと言った心持ちで待機していた。 つまり俺は、涼宮ハルヒという人物に出会ってから、確実に用心深い人間へと成長して...
  • Start-free Straight Vector
    目次     七月八日。土曜日。晴天。 ハルヒのヤツはいつも通り、一方的に本日予定の不思議探索を明日に回した。ああ、この場合の「いつも通り」ってのは「一方的に」に掛かってくるんだけどな。 アイツが不思議探索を一日とは言え延期するなんてそう無い事だったが、まぁ、気紛れと書いて涼宮ハルヒと読んだ所でどこからも非難は来ないだろうよ。そして、そこに俺の意思が介入する事など当然ながら有る筈も無いのさ。 アイツが休みといえば休み。やると言えばこちらの都合なんかまるっと無視して呼び付けるのにだって、もう慣れっこだ。 とは言え、休みである事には特に異論も無い。やる事も無かったが、テスト終了後の開放感に浸って一日部屋でゴロ寝も学生の特権だと思う。 世界は今日も良い日和だ。ああ、エアコンの効いた部屋から一歩も外に出たくない程度には、な。   昨日、全てが終わった後。二十四時ジャストを回った時点で先ず古泉...
  • 長門と古泉
    いつもの昼下がり。文芸部室には長門が一人。時おり、ぱさり、ぱさりとページをめくる音だけが聞こえる。がちゃり、とドアノブを回す音がして入って来たのは古泉だ。 「おや、めずらしい、長門さんおひとりですか。他の皆さんは?」 長門は本から顔をあげもせずに、校庭の方を指さす。 「またですか」 と古泉はいつもの笑顔で苦笑いしながら席についた。最近、ハルヒは来年の文化祭で撮影予定の「朝比奈ミクルの冒険01」の企画に夢中で、「カメラテストをする」と言ってはカメラマンにキョンを指名して、朝比奈ミクルに片っ端から様々な衣装を着せて校庭でテスト撮影を繰り返している。衆人環視のもとで奇妙キテレツな服装をさせられる朝比奈さんこそいい迷惑だ。 「....」 朝比奈ミクルも、キョンも、ハルヒもいない部室と言うのも妙に静かだ。長門はもともと何も話さないし、古泉はハルヒやキョンとしか基本的に会話しない。実際、長門と古泉...
  • 長門有希の三日間
    『長門有希の三日間』     一日目   世の中はゴールデンウィークだ、6連休だ、8連休だとか言って浮かれているようだが、俺たち高校生には関係ない。暦通りに学校に行って、暦通りに休みになるだけだ。大学生にでもなれば、休みと休みの間も教授が休講にしてくれるのかもしれないが、残念ながら北高にはそんな気の利く教師はいない。 一応愚痴ってみたが、今日からはやっと連休だ。ところがだ、朝から北口駅前の喫茶店で爪楊枝のくじ引きを引いているのはなぜだろう。 「ほら、さっさと引きなさい」 そう、不思議探索だ。明日からハルヒは家族と出かけるので、今日中に不思議を見つけ出さないといけないらしい。ということでSOS団の5人が集まっているというわけだ。 「印なしだな」 先に引いた朝比奈さんと古泉は印ありで、3番目の俺が印なしだった。ということは、残り2本は印ありとなしが1本ずつだから、俺は、ハルヒか長門のどちらかと...
  • Starry Sentimental Venus 1
    目次     未来ってーのは柑橘系の香りがするらしい。 きっと纏めてしまえばそれだけの話。     六月三十日、茹だる様な暑さは夏の到来をこれでもかと声高に俺へ教えてくれる。 季節は初夏。とは言いながらも一週間の内に日本列島のあちこちでは真夏日がちらほら見掛けられたりと中々に季節感溢れる今日この頃である。最近よく耳にする地球温暖化とやらの影響だろうか。 冬の頃こそもっと温暖化を全世界的に進めるべきだなどと下らない事を内心思わないでもなかった俺だが、そのツケとでも言うべきか俺の疚(ヤマ)しい考えに天罰を下そうと空の上の何かが考えたのかは知らないが……シャツが肌に張り付くのは気持ち悪い事この上ないぞ。 ああ、馬鹿な考えは今日を限りで悔い改めますのでどうか太陽さんよ、ここらでのんびり長期休暇でも取ってみたらどうだい? 窓際後方二番目というポジションは、頼んでもいないのに日焼けサロンに通って...
  • 涼宮ハルヒの情熱 プロローグ
    雪山で遭難した冬休みも終わり3学期に突入し、気付けばもうすぐ学年末テストの時期になった なのに相変わらず、この部屋で古泉とボードゲームに興じている俺ははたから見ればもともと余裕のある秀才か、ただのバカか2つにひとつだろう どちらなのかは言わなくてもわかるだろ? 先程、俺と古泉に世界一うまいお茶を煎れてくれた朝比奈さんもテスト勉強をしている 未来人なんだから問題を知ることぐらい容易であるように思えるがその健気さも彼女の魅力の一つだ この部屋の備品と化している長門も今日はまだ見ていない 最近はコンピューター研にいることが多いようで遅れて来ることもしばしばだ 観察はどうした?ヒューマノイド・インターフェイス 「最近涼宮さんに変化が訪れていると思いませんか?」 わざわざ軍人将棋なんてマイナーなものを持ってきやがった、いつものにやけ面がもう勝てないと踏んだのか口を開いた 「その台詞、前にも聞いたぞ...
  • コンタクト
    長門が朝倉を倒して数日後。 俺は、いつものように、部室に向かっていた。 ガチャリ。 ドアを開けると、いつもの位置で、本を読んでいる長門が、 いた。   キョン「長門、お前だけか?」   長門は、視線を本から俺にやり、少しつぶやいて、 また本に戻した。 俺は、パイプ椅子に座り、長門に視線を送った。 あれ?何かおかしい?一体なんだ? 俺は、いつもとおかしいと思った。 長門は、いつも本は、膝に置いて本を読んでいるが、 今日は、本を手で胸元あたりまで持ってきて読んでいる。 なぜだろう?と考えていたら、   長門「相談がある。」 キョン「何だ。」   長門の相談に俺は、耳を傾けた。   長門「このごろ、視力が落ちたと思っている。」 キョン「確かに、朝倉との戦いで、俺を守るため     攻撃を受けたとき眼鏡を落とし、そして、     眼鏡の再構成を忘れたらしいとか、言ってたな。」 長門「そう。」 キョ...
  • キョン無題4
    今日も俺たちSOS団は文芸部室で暇な大学生が喫茶店でだべってるように 特に何の活動をする訳でもなく暇を時間を潰していた。 ハルヒはネットで何を見ているのか、時折キーボードを叩いてニヤニヤしている。 テラワロスと呟いたのがさっき聞えたがそれはきっと俺の空耳だろう。 朝比奈さんは俺の隣でノートを開いて絶賛勉強中だ。なんでもそろそろテストがあるらしい。 俺のクラスもそろそろテストで谷口が何やら必死になっていたが俺には関係が無い。というかもう諦めた。 世の中諦めが肝心だからな、焦ってても意味がないさ。 古泉は相変わらず正視していると思わず引っ叩きたくなる面で俺とオセロをしていた。 どうでもいいがお前は弱いのになんでこうボードゲームが好きなんだ? さて、長門は・・・と、いつもの指定席を見るとあるはずの物が無い。 どうやらまだ来てない様だ。そういえば最近は部室に来るのが遅いが居残りで喰らっているのかと...
  • 主役は長門×古泉
    キョン「なぁ、ハルヒ」 ハルヒ「何よ」 キョン「お前いっつもテスト中時間余るみたいで寝てるけど ちゃんとテストやってんのか?」 ハルヒ「やってるに決まってるじゃない。やってなくても あんたより成績は良いわ」 キョン「だがいくら時間余るからって寝ることはないだろ」 ハルヒ「・・・・・あたしの勝手でしょ!?」 キョン「そりゃ・・・お前の勝手だが・・・・・」 ハルヒ「・・・・・何よ。何か言いたい事でもあるの?」 キョン「いや・・・・(ぶっちゃけ寝顔可愛いお^w^)・・・」 ハルヒ「うそつきなさい!団長に隠し事なんて100万年早いわ!」 キョン「・・・・(ここで「ぶっちゃけ寝顔可愛いお^w^」なんて言えない しな)・・」 ハルヒ「何黙ってんのよ?・・・・・まさか・・・あんた・・・・」 キョン「!?(ギクッ)」 ハルヒ「・・・あたしの顔に何か書いた・・・?」 キョン「ふ...
  • 冬風のマーチ 第二章
     俺は部室を出る。陰鬱な雰囲気を醸す寒空に、俺は先程とは全く違う印象を抱いていた。  上履きを靴箱に放り込む。入れ替わりに自分の靴を出し、白い息を吐きながら体を揺らす。本当に寒い。でも…それだけじゃない気がする。まぁいい。とにかく、寒い。 足早に俺は昇降口から外に出た。目の前には既に全員が揃っている。そこで何故か安堵してしまう自分に違和感を抱きながら、俺は足並みを揃えて歩き出した。 すぐそこでハルヒが何か喚いている。よく聞こえなかったが、まぁ気にすることもないだろう。 そして全員揃って学校を出た。校門をくぐり、家路を辿っていく。 それぞれが他愛の無い会話を楽しみながら、冬の風にそれぞれの表情を織り交ぜていく。どこから見ても平和な冬の夕刻だった。  だがなぜだろう。俺はどうにも笑う気になれなかった。これは…何だ?この感覚は一体なんだろう。これまで生きてきた中で感じたことの無いものだ。 それ...
  • ただの人間
    「いい?今日の放課後までに調べておいて。 あたしもそれまでに部室を探しておくから。いいわね?」 こうしてキョンを強制的にクラブに入れたのは何日か前のこと。 キョンを入れた理由は暇そうだったから。 それに、普通だけど、どこか普通じゃない気がしたから。 そんな適当な理由で入れたんだけど、 キョンと居るとなんだか楽しいかも…… なんて感じているあたしがいるのも事実。 なんていうのかしらね? うまく言えないけど、キョンといると飽きないのよね。 だから今現在、SOS団はあたしを退屈から救う唯一の希望となっているの。 みくるちゃんと有希もいるしね。 さて岡部との進路相談も終わったし部室に行こうかしらね。 あたしは部室へと向かった……。 まったくなんでこんな早くから進路相談なんてあるのかしらね? 大した進学校でもないのに。 あたしがそんな不満を抱きながら部室へと続く廊下を歩いていると...
  • SOS団の無職7
    前回のあらすじ  キョンは己の弱さに打ち勝ち、ついに実家へ帰る決意をかためました。これも長門と妹のおかげです。  家にこもって悶々と悩んでいても見出せなかったある種の答えが、キョンには見えたような気がしました。気のせいかもしれませんが。  キョンが家に帰ってからしばらくの間は、いつもと何の変化もない平和な時が続くのでした。     ~~~~~     「わっ!」  俺は思わず声をあげ、一口で頬張ったギョウザを吐き出した。 「わっ! わっ! わっ!」  ばたばたと洗面所の前まで走って行き、汗ばんだ手で蛇口をひねるとコップを使うのももどかしく、蛇口に口をつけてガブガブと水を口にふくんだ。  口端から唾液をもらいながらうがいをし、ベッと口をゆすいだ水を吐き出す。冷たい水道水と一緒に、細かくちぎれたギョウザの具が洗面所の底へ消えていく。 「どうしよう! どうしよう!」  うがいをしても口の...
  • がんばれ、生徒会の喜緑さん!1
    Q.ファスナーとジッパーはどっちがチャックなんですか?    同じだろ!(チャックマン)         A.ファスナーとジャッパーとは、この場合、衣類等についているものを指すのでしょうか?         (それとも人物名か何かですか・・・?)     推測の域は出ませんが、ファスナーは正式にはスライドファスナー(Slide Fastener)という英国式名称で一般名詞。 ジッパーはZipperまたはZip Fastenerと呼ばれ、もともと米国式の呼び方でこれも一般名詞。どちらも同じものと思われます。     ちなみに、チャックは英語のChuckとは関係なく、巾着(きんちゃく)をもじってできた日本の一般名詞です。(喜緑)         Q.あのーエターナルフォースブリザードの威力はどの程度か教えてください!(パソ君)         A.一瞬で相手の周囲の大気ごと氷結させる。   ...
  • ハルヒ&真紅『キョン、紅茶を入れて頂戴』
    放課後の部室、無人の室内。 他の団員は爆睡していたらしい俺を置いて帰ってしまったようだ。 キョン「…なんて薄情な奴らだ。」 口ではそう呟きながら、おそらく起こすのを躊躇う程の幸せな寝顔をしていたのだろう、そう納得していた。 体を起こした俺の目に止まったのは1冊の本。   キョン「…漫画?」   『RozenMaiden』、そう銘打たれた本の表紙には赤いドレスを着たかわいらしい女の子が写っている。   誰がこんなもんを? と言いつつも俺は即理解していた。 ハルヒは不思議と混乱を、朝比奈さんは癒しとお茶を、長門は本と安心を、古泉は要不要問わずの知識を、そして三井はとっておきの飛び道具を、 ならばこれは、   キョン「…長門が漫画?」   イメージが違うな、一瞬そう思ったが長門の事だ、何か重要な意味があるのかもしれない。 キョン「帰ったら読んでみるか。」 本を鞄にしまい込み俺は部室を後にした。 ...
  • 涼宮ハルヒの情熱 第1章
    第1章 ―春休み、終盤 結局俺たちは例の変り者のメッカ、長門のマンションの前の公園で花見をしている …はずだったのだが、俺の部屋にSOS団の面々が集まっているのはなぜだ? よし、こういうときはいつものように回想モード、ON 「我がSOS団は春休み、花見をするわよ!」 ハルヒの高らかな宣言を聞き、俺は少し安心した 春といえばハルヒの中では花見らしい もっと別のものが出てきたらどうしようかと思った ま、原因はさっきの古泉が付き合う付き合わないとか言っていたせいだろう 春は恋の季節と歌った歌があったからな 「お花見…ですか?」 ハルヒの言葉に北高のアイドルにして俺のエンジェル、そしてSOS団専属メイドの朝比奈さんが反応した 「そ、お花見。言っとくけどアルコールは厳禁だからね!!」 アルコール厳禁を宣言するだけなのに何がそんなに楽しいのか、ハルヒの笑顔は夜空に栄える隅田川の打ち上げ花火のよう...
  • コンタクト(改)
    長門が朝倉を倒して数日後。 俺は、いつものように、部室に向かっていた。 ガチャリ。 ドアを開けると、いつもの位置で、本を読んでいる長門が、 いた。   キョン「長門、お前だけか?」   長門は、視線を本から俺にやり、少しつぶやいて、 また本に戻した。 俺は、パイプ椅子に座り、長門に視線を送った。 あれ?何かおかしい?一体なんだ? 俺は、いつもとおかしいと思った。 長門は、いつも本は、膝に置いて本を読んでいるが、 今日は、本を手で胸元あたりまで持ってきて読んでいる。 なぜだろう?と考えていたら、   長門「相談がある。」 キョン「何だ。」   長門の相談に俺は、耳を傾けた。   長門「このごろ、視力が落ちたと思っている。」 キョン「確かに、朝倉との戦いで、俺を守るため     攻撃を受けたとき眼鏡を落とし、そして、     眼鏡の再構成を忘れたらしいとか、言ってたな。」 長門「そう。」 キョ...
  • 真剣十代ツンデレ座談会
         真剣十代ツンデレ座談会 第一回 ~ツンデレ卒業宣言~     ハルヒ「あたしやめるから」 キョン「主語を言ってくれ」 ハルヒ「あたし、ツンデレやめるから」 キョン「急にやめられるもんなのかよ!?」 ハルヒ「最近の時流に乗るのも疲れちゃったのよね。大体、あんな女の子リアルでいるわけないじゃない。フィクションだから楽しめるのよ」 キョン「うわー、いきなりぶっちゃけやがった」 ハルヒ「ツンデレキャラも大変なのよ。ツンデレヒロインが主役のラブコメは展開が遅いでしょ?飽きるっちゅーねん!」 キョン「そうかも知れないけど、そのやきもきが物語の味だろ?」 ハルヒ「あたしをよくツンデレツンデレ言うけどね。あんただって稀代のツンデレキャラよ。原作読み直してみなさい」 キョン「……まぁ否定はせんわ」 ハルヒ「作中、こっちが何度アプローチしたと思ってんのよ!まぁ、自分でも素直じゃないと思ってるけど!気...
  • 長門いじめ2
    思念体「製造番号2……応答しなさい」 長門「……なに?」 思念体「涼宮ハルヒが……嫌われた仲間にどういった反応を示すかのテストをしたい……」 長門「……それがなにか……?」 思念体「製造番号2……おまえには明日からクラスの嫌われものになってもらう……明日から一週間」 長門「……」 思念体「感情がないから辛くはないな……では伝えた……以上」 長門「……」   次の日 男子1「お前今日も学校来たのかよ、いてもいなくても変わんねーから学校くんなよ!! コラ!!」 ドガッ 男子2「学校これねーようにしてやろうか? おい聞いてんのかネクラ!!」 ボグッ 長門「……う」 女子1「いいじゃんそれ! 坊主にしてやるとか顔焼いてやるとかさぁ!!」 ドガドガ 女子2「どうせいくらやってもあたしたちが注意されたりしないからね」 ドガドガ 長門「……ううっ」 放課後   キョン「おい長門」 長門「(ビクッ)…...
  • a Re-Birth in the Best Dream
    第1話 a Re-Birth in the Best Dream    四月。  先だっての学年末テストにおいて、ハルヒ大先生のお力で何とかそれなりの好成績を修めた俺は、クラス分けを発表する張り紙で同じクラス内に俺とハルヒ、そして何と長門の名までもを発見して愕然とし、とりあえず退屈だけはしないだろうと半ば現実逃避をしながら教室へ向かっていた。  やっぱりこれはハルヒの変態的パワーによるものなのか、それとも長門が情報操作でもしたのだろうかと考えを巡らせていると、 「…ん?」  職員室の前、見知らぬ女子生徒とすれ違う。…いや、違うな。知り合い…だったのか? 「…まぁ、考えても仕方ないか」  とりあえず、教室へ急ぐ。新学期からいきなり遅刻したら目も当てられないからな。 「ちょっとキョン、遅いじゃないの! 新学期からいきなり遅刻したら目も当てられないわよ!」  開口一番、相も変わらず俺の真後ろ...
  • 遠距離恋愛 第十三章 家庭教師
    第十三章 家庭教師   ハルヒ達からの贈り物を目の前に「一年間頑張る」と決意を新たにした俺は、翌週行われた全校全教科試験という第一の難関に挑んだ。が……俺は試験中に絶望していた。   問題の意味が、どういった回答をすれば良いのか解らないのだ。   俺ってこんなレベルだっけ?とあらぬ方向へ行ってしまおうとする頭を無理矢理試験に集中させ、何とか全教科試験の日程をクリアした帰り道。がっくりと落ち込んだ俺を引き連れながら、佐々木と朝倉は「今日の試験簡単だったわね」「1年2年の総括問題だしね」などと和やかな会話をしていた。くそ、忌々しい。 こいつらの頭のレベルは半端じゃない事は十分解っている。聞けば朝倉は昨年一年間学年トップの座を譲り渡すことはなかった(と言うことになっている)そうだし、佐々木は言わずもがなだ。二人とも俺とはレベルが違いすぎる。これほど自分が無力に感じたことはなかったね。 これ...
  • 普通短編45
    「ハルヒ、聞いてくれ俺すごい特技もってるんだぜ」 「何よキョン。くだらない事だったら私のドロップキックかましてみくるちゃんのミクルビーム、神人ちゃんのビルも破壊するメガトンパンチ食らわした後に有希に結合解除してもらうわよ?」 「実は俺、手を使わないであぐらがかけるんだ!」 「はぁ?」 「胡坐だよあぐら。こう足のところを両方反対のももの上に乗せる奴だよ」 「何よソレくらいアタシも……ってあれ?」 「手は使うなよ、足だけだ」 「んのっ!この!ダメだわ、、、手を使ったら乗せれるんだけど」 「はっはっは俺は出来るんだなこれが」 「確かにすごいけど、くだらないから地獄のフルコースね」 「うそぉ!?」 「アッー!」 さぁレッツチャレンジ!俺はマジで出来るぜ そんなヨガ的保守   「あ、そういえば皆さん、ちょっとこれを見てもらっていいですか?」 と、奴が鞄から取り出したのは…って待て...
  • 涼宮ハルヒの驚愕γ(ガンマ) 2
    ※注意書き※  涼宮ハルヒの驚愕γ(ガンマ)  のγ-7の続きとなります。 思いっきり驚愕のネタバレを含むので注意。   γ-8 翌日、火曜日。 レアなことに、意味もなく定時より早く醒めた目のおかげで、俺は学校前の心臓破り坂をのんびりと歩いていた。日々変わらない登校風景にさほど目新しさはないが、一年生らしき生徒どもが生真面目に坂を上っているのを見ると去年の自分の影がよぎる。 そうやってのびのび登校できんのも今のうちだぜ。来月にでもなりゃウンザリし始めることこの上なしだからな。 ふわあ、とアクビしながら、俺はやはり無意味に立ち止まった。 突然にSOS団に加入してきた佐々木、その佐々木を神のごとく信仰する橘京子、そして、何をしでかしてくれるか予測すらつかない周防九曜。 さて、これから何がどうなるのかね? 「ふむ」 俺は生徒会長の口調を真似てみた。考えていても前進せんな。まずは教室まで...
  • 朝比奈みくるのなんちゃって時間解釈
    このページの本日の公演スケジュール    その1「ぱらどっくす?」「どっぺるさん」 その2「笹の葉と消えた世界のお話だそうです」 その3「なんとか言語で概念を表現してみました」 最終話「だからわたしはここにいる」 おまけ「番外編らしいなにか」    みくる「あ。あ。マイクのテスト中」   みくる「本日はこのページにお立ち寄りいただきありがとうございます」 みくる「また、本SSをご覧頂きありがとうございます」   長門「時間連続体の移動プロセスには様々な理論がある」   ハルヒ「じゃあ、さっそく本日の公演をはじめるわ」   第五話へつづく   古泉「ところで僕の口上はないのですか?」 キョン「すきなだけ原作で語ってるだろうが。自重しろ」       (落書き1) キョン「そういえば、この突込みがありました」 みくる(大)「言わなくていいです」 キョン「ハルヒちゃん3巻の3...
  • 普通短編60
    長門「鯛を買ってきた、格安10円」 ハルヒ「へえスゴイお得じゃないの!さすが有希ね!」 長門「照れ、照れ///」 キョン「ちょっと待て、鯛が10円ておかしいだろ」 古泉「きっと値切ったんでしょう、そう考えるとうなずけます」 キョン「アホ、うなずけるか!」 みくる「えっ鰻の漬物がどうしましゅた?」 キョン・古泉「(;^ω^)」 長門「私が刺身にする」 ハルヒ「楽しみね」 キョン「良く見りゃ腐ってるぞ、腹壊しそうだな…」 長門「切った」 ハルヒ「上手ね!さすが有希ッ!」 みくる「私達に出来ないことを平然とやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるゥ!」 古泉「実に美味しそうですね」 長門「照れ、照れ///」 キョン「こ、これはァ!!腐っていたはずの鯛なのに、なんだこの最高級的な輝きッ!!?」 長門「我が包丁さばきは、腐食した鯛でさえも最高級のそれに魅せることが出来るっ!これで大儲けじゃ...
  • 涼宮ハルヒの再会(1)
    ・・俺はただあいつに、笑っていてほしかっただけなのかもしれない。     涼宮ハルヒの再会   (1)  いろいろありすぎた一年を越え、俺の初々しく繊細だった精神は、図太くとてもタフなものになっていた。 今の俺ならば、隣の席に座っている女の子が、突然『私、実はこの世界とは違う世界からやって来ているんです』などと言いだしたとしても、決して驚かないだろう。 愛すべき未来人の先輩や無口で万能な宇宙人、そして限定的な爽やか超能力者たちとともにハルヒに振り回されて過ごしたこの一年間は、俺があと何十年生きようとも、生涯で最も濃密な一年になるはずだ。 と言うより、そうなってくれないと困るな。 これ以上のことは、さすがの俺も御免こうむりたい。 いくらなんでも毎年毎年、クラスメイトに殺されかけるような事態は起こらないはず・・・と、思いたいな、うん。    北高に入学してから丸一年がたち、SOS団の...
  • グサデレ 新学期・他キャラ登場編
      朝倉涼子のグサデレ ~新学期・他キャラ登場編~   第1話『ハルヒ参上』   キョン「よっ、朝倉」 朝倉「おはようキョン君♪」 キョン「夏休み中も朝倉とは結構会ってたから久しぶりって感じはしないな」 朝倉「そうね、ふふ」   ?「…」じぃ~   キョン「ん?寒気が…」 朝倉「あら風邪かしら、じゃあ一発で治してあげるわね。じゃ死んで♪」 キョン「ちょww薬くれwww」 朝倉「だ~め♪」 キョン「グフッ」   ?「何よ。朝からイチャイチャしちゃって……でもあいつら、いつの間にあんなに仲良くなったのかしら…」 キーンコーンカーンコーン♪ キョン「ふぅ、朝からひどい目に遭ったぜ」 ?「ちょっとキョン!」 キョン「ん?なんだハルヒ」 ハルヒ「そ、その……あんた」 朝倉「キョン君、早く移動しないと次の授業始まっちゃうわよ?」 キョン「あぁそうだな。一緒にいこうぜ朝倉」 朝倉「しょうがないわね」...
  • Swing,Swing,Sing a Song!
    「みっみっ、みらくる、みっくるんるん、みっみっみらくる、みっくるんるん・・・」 「(なんでこんな曲がカラオケにあるんだ・・・?)」  音程はいつものように外れっぱなしだが、天使の歌声をいっしょうけんめい響かせている朝比奈さん。  歌っているのは、去年の文化祭でOP・EDテーマとして挿入された例の曲である。 「こいのっまじかるっ、みっくるんるん! ・・・はぁはぁはぁはぁ」 「きゃほー! いいわよみくるちゃん! さすがはみくるちゃんね!」 「はぁはぁ・・・、そ、そうですかぁ?」 「次はあたしよっ! こらキョン! 曲ばっかり選んでないでこっち向きなさい!」  今、俺たちがいる場所はもうお分かりのようにカラオケボックス。  何でこんなことになっているのかは、3日ほど時間をさかのぼらないと説明できないだろう。   Swing,Swing,Sing a Song!        2年生に進級し、しばら...
  • 涼宮ハルヒの鬱憤
    季節はもう秋。 空模様は冬支度を始めるように首を垂れ、 風はキンモクセイの香りと共に頬をそっと撫でていく。 彼女は夏に入る前に切った髪がその風に乱れて 思いの外、伸びているのに時の流れを感じている。 夏休みから学園祭まで一気に進んでいた時計の針は 息切れをしたかのように歩を緩め、 学校全体が熱を冷ますようにこれまでと変わらない日常という空気を 堅く静かに進めていく――――   「腹減ってんのか?」 腑抜けた声と間抜け面。 「何言ってんのよ?」 「いや、随分沈んでるからひょっとしてダイエット中で 朝飯でも抜いてんのかと思ってな。飴食うか?」 「うっさいわね!大体、私みたいな若くて可愛い女の子にはそんなもの全っ然必要ないの。 飴は一応、貰っとくけど。」 「はいはい、自分で言いますか。まぁ、お前は人一倍食い意地張ってるしな。」 「あんた、馬鹿なだけならまだしも的外れでデリカシーも無いなんて駄目に...
  • 教科書文通10後編
    関連:お姉さんシリーズ、教科書文通シリーズ        効果音をつけるなら、まさしくしとしとと言うほどの雨が、文芸部部室の窓ガラスを伝っていく。 文芸部部室には、今現在、1人チェスボードに向う僕と沈黙を保ったまま活字の海に身を投じる長門さんしか居ない。 それは、ある一つの事件をきっかけに発生した、奇跡の様な機会。 彼女が待てといった雨の日に彼女と2人きり。  いつもの様に例え試験を明後日に控えようが槍が降ろうが参加を余儀なくされるSOS団の活動。 しかし、流石に受験の迫った3年生の朝比奈さんを試験前に拘束することは涼宮さんにも出来ないらしく、「試験が終わったら、絶対戻ってくるのよ!!」とまるで今生の別れの様に半泣きになりながら、朝比奈さんの長期(実際は1週間)のSOS団活動休止を許した。 朝比奈さんが居ないSOS団アジトは、なんと言うか、何かが違っていた。 強いて言うなら、お姉さんがお...
  • SS企画『冬』用・感想所
    クリスマスの少女に感慨無量。マジ泣きかけました。 -- 名無しさん (2007-01-22 19 39 16) 投票っていつからなのかな? -- 名無しさん (2007-01-22 21 06 44) コタツを出たらが和むなぁ・・・ニヤニヤがとまりませんww -- 名無しさん (2007-01-22 22 48 01) 「コタツを出たら」放屁でくるとは予想GUYだった。その布団をめくったら、阿鼻叫喚の地獄絵図ぞ。 -- 名無しさん (2007-01-22 23 44 02) 古泉普通にカッコいいな。きれいなお姉さんにドギマギするのがよかった。 -- 名無しさん (2007-01-23 00 16 05) 森さんに萌えた。 -- 名無しさん (2007-01-23 11 42 50) 古泉の淡いラブロマンスwに萌えた。 でもぶっちゃけ夏のほうがよk(ry ...
  • ロマンティックが止められない
    ※ホモ・百合ネタ注意    雷鳴轟く季節外れの嵐の夜。とある北高生宅の台所には、頼りないロウソクの火に照らされた怪しげな人影が一つ。   「あとは雄の三毛猫の毛を煮出した汁を一滴入れて、マムシの干物の粉末を小さじ一杯……と」    この魔女の薬作りを連想させる、奇怪極まりない作業を行っているのは、時には人知れず、時には本人すら知らずの内に何かしらの騒ぎを生産し続ける暴走少女、涼宮ハルヒである。   「それで色が紫から透明に変われば完成なんだけど……あ!」    不思議なことに、鍋の中の液体は、彼女の言葉通り毒々しい紫から一点の濁りもない無色透明へと変化していった。  一つ付け加えるなら、先程の魔女の薬作りという表現は実は比喩ではない。彼女が手にしているレシピは、本物の魔女が残したとされる曰く付きのシロモノである。   「か、完成したわ!」    どういう化学変化が起きたのか解明不能な、...
  • 勝ち?負け?
    「……なにこれ?」 「……見ての通りだろ」  真夏の太陽による弱いものイジメが絶賛開催中の快晴の午後。道端には二つの影が立ち尽していた。 「……見れば分かるわよ、そんなこと」 「……それもそうだな」  日差しはじりじりと肌を焼き、風といえば近くの室外機から送られる鬱陶しい熱風のみという、この上なく不快な状況において、何故俺たちは立ち尽しているんだろう?  ……うん。エセ哲学風に問い掛けてみても、この暑さじゃ現実逃避にすらなりゃしない。 「……あたしが言いたいのは神様とか仏様とか、そういうものに対する不満よ」  こちらもまだ現実を認めたくないのか、心なしか言葉に力がない。  そうだな。どこかの副団長に言わせりゃお前が神様らしいぞ?ということはだ、その説を採用するなら文句を言っている相手はお前自身であり―― 「なんで閉まってるのよ!あたしのプールは!?ウォータースライダーは!?」  俺の...
  • 教科書文通3
    「できれば、〝彼〟や涼宮ハルヒ、朝比奈みくるには黙っていて欲しい。」  長門さんに教科書を貸した後の英語の授業の最中、僕はいつかの様に僕の教科書を抱きかかえた長門さんの台詞を何べんも反芻していた。 最初は、長門さんの教科書は一体どこへ行ってしまったのか、本当に盗まれてしまったのだろうか、では、一体だれが? などと、一通り考えてはいたのだが、思考は確実に先ほどの会話へ流されていく。 「涼宮ハルヒや〝彼〟は私に対して、少し過保護すぎると思われる面がある。 盗難されたと決まったわけではない、騒ぎを大きくしたくない。 第一、涼宮ハルヒが何かしらの怒りを覚えると、それはすなわち……あなたの苦労に繋がる。 それはいや。 朝比奈みくるは隠し事に向いていない。 それが彼女のいいところ。」  喋り方は相変わらず淡々としていたがその内容は、SOS団のメンバーのことをよく見て考えて、 なおかつ、自分が周り...
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