涼宮ハルヒのSS in VIP@Wiki内検索 / 「鶴屋少女の孤独」で検索した結果

検索 :
  • 鶴屋少女の孤独
    鶴屋少女の孤独 SIDE.A.「笑顔」 鶴屋少女の孤独 SIDE.B.「畏怖」 鶴屋少女の孤独 SIDE.C.「欠片」 鶴屋少女の孤独 SIDE.D.「明日」   鶴屋少女の孤独外伝 SIDE.E.
  • 鶴屋少女の孤独外伝 SIDE.E.
    - 鶴屋少女の孤独外伝 SIDE.E. -   ある夏の夜 皆で時を刻む   海辺で皆で花火大会   俺は、ハルヒと結ばれて 鶴屋さんとは、ずっと親友   「ちょっと、夜風を浴びてくるさ」 そうやって一人席を立つ鶴屋さん   俺は黙ってその姿を見る 「何やってんのよ」 「へ?」 「行ってあげなさいよ」 ハルヒがそう言って俺をにらむ   「ああ、そうだな」   「どうしたキョンくん?」 「いえ、ちょっと俺も疲れただけです」 「……そっか」 「鶴屋さん?」 「キョンくんの嘘つき、ずっと一緒にいてくれるって言ったのにさ」 「ごめんなさい」 「……なんてね」   鶴屋さんはそう言って 夜の闇の中、俺を振り向く   「あっかんべ」   その笑顔はいつまでも変わらない    END of END -
  • 鶴屋少女の孤独 SIDE.B.「畏怖」
    ...        - 鶴屋少女の孤独 Side.B -   ……… …… …   静かに繋がれる手   二人で歩く夕焼けの道 互いに何も話さない 話さなくても、わかっている 俯いたまま、いつもと違う鶴屋さん   今更ながら恥ずかしくなってきた だけど、その手を離すことはできなかった 鶴屋さんが俯いててよかった 多分今俺の顔は真っ赤だろうから   「鶴屋さん、つきましたよ」   無情にも、時間は過ぎていった 昨日もここで別れた もうすぐ鶴屋邸だ 俺はその事実を俯いたままの鶴屋さんに告げる   残酷だろうか? そんなわけない 明日になったら皆と会える   だけど、鶴屋さんは手を離さずにじっと俯いたままだ むしろ、俺が声をかけたことにより、より強く握られる 「鶴屋さん……」 再び刻まれる沈黙の時間   あんまり他の人には見られたくない光景だ もしかしたらそこらの藪から古泉が覗いてるの...
  • 鶴屋少女の孤独 SIDE.C.「欠片」
    ...        - 鶴屋少女の孤独 -   ……… …… …   どこまでも続く原っぱ 風が吹くたびに揺れる草の絨毯 雲一つない青空 とても澄んだ心地よい風   鳥も虫もいない ただ俺だけが立っている   ここは一体どこなんだろう? ふと頭に浮かぶ疑問   どうしてこんなところにいるのだろう? ふと心に刻まれる疑問   記憶をたどる   しかしまるで頭の中が空っぽのようだ 何も、何一つ思い出せない   ただ、ここはとても居心地がいい ずっと、ここにいたい気分だ   俺は、昼寝をするように原っぱに寝転がった   どれぐらいそうして寝ていたのだろう ここは時間の感覚すら失われるようだ   「ここはどこさ?」 不意に自分の顔を覗き込む存在に気づく 緑色の長い髪を持つ少女   その顔はとても幼く見えた   「どこなんでしょう」 俺は答えた   「わからないかい?」 「ええ」 「そっ...
  • 鶴屋少女の孤独 SIDE.D.「明日」
    ...        - 鶴屋少女の孤独 -   ……… …… …   退院の日   再び全てが始まる日 そして全てを取り戻すために歩き出す日   明日から学校だ だから鶴屋さんと会える時間も少なくなる   「今日は、もう行かなきゃいけません」 昨日、わずかに感情を取り戻した鶴屋さんに伝える 鶴屋さんはじっと俺の瞳を見つめる 「また、明日来ますから」 会えなくなるわけじゃない、ただ会える時間が減るだけだ そうやって約束して、俺は部屋を出て行こうとする 後ろ髪をひかれる想い、というのはこういうことを言うのだろうか 俺は鶴屋さんを独り、置いていきたくは無かった   「待って」 扉を開く俺の背中に、鶴屋さんの声がかかる 「鶴屋、さん?」 「独りは……怖いさ」 わずかに震えている声   記憶はなくても、やはり鶴屋さんは鶴屋さんだった ただでさえ入院生活は独りでいると不安になる 自分が何者か...
  • 鶴屋少女の孤独 SIDE.A.「笑顔」
    ...        - 鶴屋少女の孤独 -   ……… …… …   SOS団が立ち上がってもうどれぐらい立つっけ 唐突にそんな疑問が頭をよぎった 一年生のときに立ち上げたSOS団   涼宮ハルヒによって作られ、そしてオレを未知の世界へとひきずりこんだSOS団   万能で完璧かと思いきやたまに弱みがちらつく無口で無垢な宇宙人 守ってあげたくなるような言動と意外としっかりした芯を持つ未来人 いけすかない笑顔と共にいつだってそこにいてくれた超能力者   そして世界をわがままに変えてしまう手のかかるお嬢様   暑い季節が迫る オレ達が出会ってから、一年以上の月日が流れていた   窓から差し込む陽の光を背中に浴び、オレは長門しかいない部室でパソコンをいじっていた 特にやることも無く適当にネットサーフィンに専念する   傍らで本を眺める無口で無垢な宇宙人こと長門有希 思えばこいつにはずいぶん...
  • 長編・その他
    ...【朝倉涼子の帰還】 鶴屋少女の孤独 キョンの妹がデート!? 『雪の降る街で』 谷口の日記 love in vain~谷口の恋~ 捨て犬キューピッド 初めての日曜参観 恋の忘れ物 これからの私 やきもち 転がり続ける人生 小さな初恋 男だらけの修学旅行 阪中さんは目でコロス 6番目の団員 OKABENORITY REPOAT WAWAWA谷口の驚愕 お使いと出会い TDRのSOS団 ジレンマ 朝倉涼子の観測 みんなの日常 あたしの世界が終わるまで 古泉一樹の陰謀 ラブ・スクリプト ラブ・スクリプト・バイパス はるひの奔走 国木田少年の純愛 THE谷口~谷口の暴走~ ねこごはん キョン乃進侍 朝倉涼子の再会 朝倉涼子と長門有希の涼宮ハルヒの結合 第1章
  • 鶴屋さんの隷属 後編
      さて、入浴も済んだ俺達が居間に向かうと、そこには出来立てで湯気を立てているご飯が当然と並んでいたりする。 しかし、人の気配は俺達以外には全くしない訳で。取りようによってはちょっとしたホラーだな、これ。 で、夕食を食べながらの会話である。 「ところで、鶴屋さん?」 「んっ? なんだい、ご主人様っ」 「その……俺の家族は一体どこに行ったんですか?」 ここぞとばかりにずっと気になっていた話題を切り出す。俺だって、けっして鶴屋さんの痴態に目を奪われていたばかりではないんだよ。 朝倉に襲われた時ですら冷静だったと一部で大評判だしな。情に厚いってのも、自覚は無いが評判らしい。 ま、俺でなくとも誰だって家族の事くらい、心配するだろうさ。 ……無いだろうけれど、もし万が一鶴屋家黒子部隊によって軟禁されてたりしたら困るしなぁ。 「ご主人様のご両親と妹ちゃんは同じ町内にプチお引越しして貰ったにょろよ」 「...
  • こわれてしまった少女のはなし
    少女たちとその観察対象は、高校を卒業した。   同時に、平凡な毎日はつまらないと嘆いていた神は力を失う。 彼女は彼の隣で笑い、時には怒り、時には泣き、退屈というものを忘れていった。   少女と彼女を監視していた未来人は本来自分が居るべき場所へと帰る。 彼女は泣きながら怒り、未来人を引き留まらせようと考えたが、もうその能力は消え去っていた。 彼女と同じく、超能力者であった男は力をなくす。 男は彼に礼を言い、それを最後に消息不明となった。     少女は彼と彼女が結ばれるために尽くしたが、ある日始めて気がつく。   わたし、も、彼、が、す・き?   少女は宇宙人である。 そのような感情など、持つはずが無い。   それでも少女は、納得がいかなかった。     わたしは彼のことがすきなのかもしれない     それを聞いた少女の創り主は酷く驚き、処分しようと考えた。 しかし彼は、少女が一度時空改...
  • 鶴屋さんの隷属 前編
      さて、これから俺が語るのは突拍子の無い事である。だからして、ちょっとでも違和感を感じたらすぐにプラウザバックで前ページに戻って頂きたい。 なんで、こんな書き出しで始まるのか? 決まっている。万人受けする話では、コイツは絶対に無いからだ。 そして、これまた唐突だが……皆様はメイドとか、奴隷とかは好きだろうか? ……俺だってこんな質問はしたくないし、する趣味は無い。だがしかし、こいつはこれから始まるお話にとって、非常に大事な設問であることをどうか理解して読み進めて頂きたく思う。 そんなこんなで質問に立ち返る。 皆様はメイドとか、奴隷とかは好きだろうか? イエスとか、大好物だとか言った、そこのアンタはこのまま読み進めて頂いて構わない。お友達にはなれんだろうが、今回の話に限っちゃアンタみたいな人が一番の読み手であろう。 ……谷口辺りが光速で食い付きそうな話題だな。俺、なんでアイツと友達や...
  • キョン×鶴屋さん
    キョン『あ、鶴屋s…』 鶴屋さん『やーあキョンくんッ☆ 全ッ然変わってないねー!!』   …相変わらずなハイテンションだな。 高校を卒業して3年後、俺は同窓会に出席し、 とある居酒屋で旧友と杯を交わしている訳だが… 久しぶりに会った鶴屋さんの方こそ全く変わっていない。   キョン『卒業式の打ち上げ以来だから2年半ぶりってとこですかね。』 鶴屋さん『えーッ、もうそんなになるのかー!! その後どうにょろ??』   まだにょろにょろ言ってたんだ、この人。 まぁ高校時代、俺は密かにこの にょろ に萌えてた訳だが。   キョン『今は普通に大学に行ってますよ。、ハルヒと同じ大学にね…(苦笑』 鶴屋さん『あー、谷口くんから聞いたよソレー☆ まさに運命ッて感じだねーッ☆』 キョン『ははは……』   ハルヒ『ちょっとーキョンっ!? 今私の話しなかったー!?』   その時後ろでハルヒの声がしたが──えーい、聞...
  • 鶴屋さんとキョン
    ストーブを持って部室へ帰ると、そこには誰もおらず、机の上にメモと鍵が残されているだけだった。   どうやら先に帰るから部室に鍵掛けてくれってことらしい…随分薄情な団長だな、おい。誰か一人くらい残って待っててくれてもいいじゃないか。まぁ雨足も強くなってきて、さっさと帰りたい気持ちはわからんでもないが。   と考えつつ、俺は下駄箱で靴を履き替え、外を見ていた。しまった!傘がない…。 雨が止むまで待とうにも、いっこうに止む気配がない。むしろ激しくなってきている。   「参ったな……これじゃあ帰るに帰れないぜ…」   しかしずっと立ち往生しているわけにもいかないので、濡れるのを覚悟して学校を出ようとすると   「おやっ?そこにいるのはキョン君じゃないかい?」   振り返るとそこには、鶴屋さんがいた   『鶴屋さん?どうしてここに?』   鶴屋さん「ぐ~ぜんさ~。ところでキョン君、うszhぢおhう...
  • みくると鶴屋さん
    ~朝比奈宅・夜~   prrrprrr ピッ   みくる「はい、あさひn」   鶴屋「みっくる~!!」   みくる「ひゃっ!つ、鶴屋さんですかぁ?」   鶴屋「そうさ!鶴屋ちゃんさ!」   みくる「聞こえてますから、あんまり大きな声出さないで下さいよぉ」   鶴屋「ん?そうだね、ごめんよ」   みくる「もう、驚いちゃいましたよ?」   鶴屋「あはは」   みくる「それで何のようですかぁ?」   鶴屋「可愛いみくるが暇してないかなぁ、と思ったんだよ」   みくる「ふふ、なんですかそれ?」   鶴屋「それとも男でも連れ込んでる最中だったかい?」   みくる「お、お、お、男の子なんていませんよぉ~!」   鶴屋「冗談だよ冗談!全くみくるはいいリアクションしてくれて助かるよ~」   みくる「ひどいですよぉ」   鶴屋「ところで何やってたんだい?」   みくる「いまさっきお風呂からあがったんで、髪...
  • 鶴屋の湯
    『鶴屋の湯』 「へぇー、そうなんですか、給湯器がこわれちゃったんですかー」 「それで銭湯にでも行くかってね……」 「え、せんとう、って? お風呂に入るために戦うんですか?」 「いや、あの……」 目の前で、大きな瞳をさらに大きく見開いて、疑問の渦でうるうるさせている、愛らしい上級生に対して、俺はどう反応すれば良いのか、すっかり迷ってしまった。ひょっとして、いやひょっとしなくても未来から来た女神様は銭湯がなにかをご存じないらしい。 放課後の部室はすっかり憩いの場だ。机をはさんで向かい側の古泉も、目を細めて俺と朝比奈さんのやり取りを見つめている。長門は、うん、まぁ、あえて描写するまでもないな。 「あの、銭湯っていうのはですね……」 と、説明しかけたところで、団長席でハルヒと一緒にモニタを覗き込んでいた鶴屋さんが頭を上げた。 「おや、みくるは銭湯を知らないのかい?」 今日は珍しく鶴屋さんも...
  • 【鶴屋家物語】
    『鶴屋家物語』   祇園精舎の鐘の声   諸行無常の響きあり   沙羅双樹の花の色   盛者必須の理をあらはす   おごれる人も久しからず   ただ春の世の夢の如し   たけき者も遂には滅びぬ   偏に風の前の塵に同じ   「鶴屋ホールディングスの上半期計上利益は前年度の約600億円を大きく下回り約30兆円の赤字を…」 「鶴屋HLDとその関連銘柄は鶴屋HLDの上半期における赤字発表を受け、連日のストップ安に…」 「鶴屋HLDの経営悪化について速報が入りました。同社は先程、本日付けでの現経営陣の退陣を発表し…」 「鶴屋HLD及び関連株暴落の反動により買収を主にした外資が集中しており…」   1 【俺】鶴屋HLD暴落【オワタ】(1001) 3 鶴屋株を買っていた香具師で樹海オフ(1001) 4 【練炭】鶴屋株1万株を買った俺は負け組【樹海】(1001)   「速報です!鶴屋ホールディングスは経...
  • 女古泉'ちゃん'の憂鬱
    女古泉 ちゃん の憂鬱   プロローグ 第一話「梅しば」 第二話「テドドンの孤独も、存在も、お前が与えるであろう全ての影響をアナルは受け入れよう」 第三話「僕と彼と時々機関」 第四話「涙の宅配CoCo」 第四話「Missing 神隠しの弾語り(改訂版)」 第5話「私の狼さん。 THE OTHER SIDE OF TDDN (第二版)」 第6話「The simple 2000前編 ~トーゼンメイワク~」   番外編「St.バレンタインデー」 第二話の番外「生徒会長のなく頃に」
  • 鶴屋さんの憂鬱
    「ねぇねぇ。キョン君はハルにゃんの事どう思っているんだい?」 「へ?」 初めて昼食を誘われて何を言われるかと思っていたら予想外の質問。 「どうって・・・・・まぁ、厄介なことを飽きもせず持ち込んでくるトラブルメーカーですかね」 興味津々に俺の顔をジッと見つめてくるから弁当に手が付けられない。しかも珍しく真剣な顔だから余計に困ってしまう。 「なるほどなるほど。じゃあみくるとかは?」 とか?とかってことは長門も入っているのだろうか。 「朝比奈さんは素晴らしい先輩ですよ。長門は・・・・・・どうなんですかね。よくわかりません」 「ほほう。と言うことはみくるが有力候補にょろね」 なににですか。 「キョン君の彼女にさっ」 ごふっと緊張を抑えようと飲んだ烏龍茶を危うく噴出しかけた。 「な、なんてこと言うんですか!」 いつもの笑顔になっているってことは冗談だったのか?悪気は無いともとれるな。とりあえず笑顔...
  • 古泉くんと鶴屋さん
    「ねえキョン、古泉くんの恋人が誰だか知ってる?」 それは多分朝の何気ない会話の時の出来事だったんだろう。 ハルヒが突然切り出した、衝撃的な話題。 おかげで俺は今日のそのときまでの会話をさっぱり忘れてしまった挙げ句、これ以上無いくらいの呆れ顔をハルヒに晒すことになってしまった。 「……はあ?」 「あら、あんた、知らないの? ていうかあんた今凄く間抜けな顔しているわよ、まあそれはどうでもいいことだけど」  どうでもいいならわざわざ言うな。 「知らないも何も、古泉に恋人が居るなんて初耳だぞ」 古泉に恋人か……、改めて考えてみると、ちっとも想像がつかないな。 ハルヒ、それはおまえの勘違いじゃないのか? 「失礼ね、ちゃんと本人に聞いたのよ」 ……ハルヒが言うには、今週末の市内探索に関する相談をしようと電話をしたところ、先約があるので断られたとのことだった。 態度がちょっとおかしかったので問いつめたと...
  • 落日の夢
    発光ダイオードを掻き集めたような光が、いつもならば灰色に統一された空に雷鳴の如く走る。閃光に乗じてぱりぱりと音を立て、まるで卵の殻が罅割れるように空が剥がれ落ちてゆく。 崩れた膜の向こうには青鈍色が覗いた。 金網の張ったフェンスに凭れて、此処ら一帯では最も空に手が届き易い場所――高層マンションの屋上を、僕は終焉を見届けるための終着点に選んだ。遮るもののない真の意味での最上階では、上空から吹き付けてくる突風に肌に切り込むような鋭さがある。おざなりに羽織ってきた外套が白旗のように風に踊った。 見晴らしはいいが、長居するには不向きな場所だ。暖を取れるものが何もない。晩秋の風は想像以上に厳しいもので、芯まで凍るような寒風を浴びせられると、背筋から抗いようのない震えが襲来する。 僕は息を殺して、総てを見ていた。 長年共に戦ってきた同士達も今、思い思いの場を選んで、この美しい世界の、ある種の死...
  • 幸福な鶴屋さん
    幸福な鶴屋さん 幸福な鶴屋さん ふたつめ 幸福な鶴屋さん みっつめ 幸福な鶴屋さん よっつめ 幸福な鶴屋さん いつつめ 幸福な鶴屋さん むっつめ 幸福な鶴屋さん もう、げんかいです 幸福な鶴屋さん やっつめ 幸福な鶴屋さん ここのつめ 幸福な鶴屋さん とお 幸福な鶴屋さん じゅういち 幸福な鶴屋さん じゅうに 幸福な鶴屋さん じゅうさん 幸福
  • 鶴屋さんのおかげ
    ガシッ 突然に肩をつかまえられた。後ろをむくと……知らない人。私の名前を呼び、意味不明なことを言っている。 怖い……… 私が怯えていると親友の鶴屋さんが助けてくれた。 「きみぃ、みくるファンクラブの子ぉ?こういうことは早過ぎるんじゃないかなぁ?」 鶴屋さんは頼りになるし、とても楽しい人でいつも笑っているのに、この時はとても怒っているようだった。 「朝比奈さん。胸のここんとこに星型のほくろがあるでしょ?見せて下さい!」 男の人が変なことを聞いてくる。 私は恥ずかしくて走って逃げてしまった。鶴屋さんをおいて…   なんでほくろのこと知ってるんだろぅ? もしかしてストーカー? そんなことを考えていると、鶴屋さんが追い掛けてきた。 「待ってよ!みっくる~」 「いやぁ、散々だったねっ。気にしちゃだめだよっ!みくるは笑ってるのが1番可愛いにょろよ」 やっぱり鶴屋さんはやさしい………あれ、なんだろ?こ...
  • 憎悪、拒絶、少女
    僕があの力に目覚めたのは中学一年の時です。 突然、僕の頭の中を膨大な数の映像が駆け回り、僕はそのまま気絶しました。 訳の分からぬまま学校に通っていました。 あの恐ろしいまでの映像が流れてくることがたびたび起こりました。 そのたび僕は失神して、余りの恐怖に失禁することもしばしばありました。 そんな狂った僕をクラスメイト達は明らかに避け始め、 僕はとうとうクラスの中で孤立していました。 僕は言われもないいじめを受け、気持ち悪がられ、そして殴られました。 もともと人当たりのよいほうでしたから、友達は多かったのです。 今までの日常とのギャップは僕の精神を蝕んでいきました。 それに加え、あの映像が流れる現象の頻度は増加していきました。 僕は恐怖の余り、泣き叫び、そして狂っていきました。 母親に助けを求めても、母はなにもできず、ただただ泣くばかりでした。 どうしたら元の自分に戻れるのか。 気がついたら...
  • 鶴屋家当主のある一日
     とある高層ビル。  鶴屋家当主は、夫の姿を認めると、手を振って、叫んだ。 「やあやあ、愛しのマイダーリンっ!」  彼女がいうとまるで色気がないが、彼女の笑顔はみんなを幸福な気分にしてくれるものであり、夫ももちろんその例外ではなかった。  彼の口元から自然に笑みがこぼれる。 「海外出張の成果はどうだったかなっ?」 「順調だよ」 「そいつは結構だねっ」 「留守中に何かなかったかい?」 「うちは極めて平穏無事さっ。子供たちも元気に走り回ってるしねっ」 「元気すぎるのもどうかと思うけどね」 「子供は元気が一番なのさっ」  鶴屋夫妻は、仲のよい夫婦ぶりを見せつけながら、会議室へと入っていった。  これから、鶴屋ホールディングスの経営会議があるのであった。    会議の議題はいくつかあったが、たいがいの議題はパッパッと片付いていく。 「次は、国際宇宙開発機構からの出資要請についてです。機構の事業内容...
  • 鶴屋さんと古泉
    「ここはカメラ屋……というよりも写真屋ですか」 文芸部部室から半ば強引に連れ出された古泉一樹がたどり着いた場所は、大手のカメラ メーカーが運営を委託しているような店とは違い、建物の造りも古風な個人経営の写真屋 だった。   店先に飾られた人物写真や風景写真は、店主の写真好きが高じて店を開いた……そんな 雰囲気が漂っている。今ではひとつの街に一件あるかないかというその場所に彼を連れて 来たのは──SOS団のメンバーではなかった。   「さっすが古泉くんっ! いやぁ~、物わかりがよくて助かるよっ!」   はっはっはーっと笑いながら、こんなところまで古泉を連れてきた張本人の鶴屋は、い つものハイテンションを維持したまま、「じゃっ、行くよーっ」と宣言して写真屋の中に 突撃していった。   鶴屋がこの店にどんな用事があるのか、いまだに分からない。そもそもどうして自分が ここへ連れてこられたのかさえも...
  • 魔法少女フェアリーユキ・前編
     それはある日曜日のこと。  特に何の予定も無い貴重なその休日を、僕は一人のんびり自室で過ごしていた。  何時も何時も涼宮さんに振り回されたり『機関』の用事に振り回されたりしているせいだからか、たまにこうして休みがあると、どこかへ出かけるよりも一人でのんびりしていたくなる。  適当な時間に目を覚まし適当に朝食を済ませた僕は、一人テレビの前に向かっていた。別に見たい番組が有るわけでもないので、適当にチャンネルを回すだけだ。  何か面白いものが有れば良いかもなあと思っている程度なので、テレビ欄さえチェックしていない。  そんな風に何十秒毎かにチャンネルを変えていた僕は、とある番組のところで手を止めた。 「……ユキ」  それは『魔法少女フェアリーユキ』というタイトルの、子供向けらしい朝のアニメ番組だった。こんな年齢不相応とも言える番組に目を吸い寄せられてしまったのは、そのタイトルがちょうど画面...
  • 鶴屋さんと笑顔とお茶
    「やっぽー、おっじゃまするよーっ」 朗らかな声と共に部室に登場したのは我等がSOS団名誉顧問、鶴屋さんだった。 「ありゃ、キョンくんだけかいっ?」 部室に入るなり辺りをキョロキョロと見回しながら鶴屋さんは聞いてきた。 「ええ。あいにくと今は俺だけです」 「そっかー。ちょろんとおじゃましてもいいかなっ?」 「ええ、どうぞ。お茶も出せませんけど。」 「あっははっ。いいよいいよ。そだっ、あたしが入れてあげよっか?」 「え? そんな、悪いですよ。」 「いーのいーの。あたしが飲みたいだけなんだからさっ。遠慮しなさんなっ!」 そう言って鶴屋さんはいそいそと薬缶に水を注いでコンロにセットし、火を点ける。 「キョンくん、お茶っ葉はっ?」 「ああ、こっちですよ」 俺は言いながらいつも朝比奈さんがお茶っ葉を入れている棚へと近付き、戸を開けた。 「鶴屋さん、これ――」 「うん? どれどれ」 「うぉあっ!?」 驚...
  • 『 リストカッターが吐いた幸福の溜息 』
    異変が起きたのはいつだろう。それは解らない。 ただ一つ言えるのは確かに異変が起きているという事。 「キョンくん・・・」 場所は呼ばれて言った大きな家の大きな部屋。 綺麗なカーペットに滲む斑模様が異質で、グロテスクで、綺麗だった。 芳醇な生臭い鉄の匂い。 「あ・・・あぁ・・・・・」 俺は部屋の扉を開けた体勢のまま、ただただそれを見ていた。 一人の少女の右手首から流れる、血が玉となってい落ちる雫を。 俺が叫ぶまで数秒。人が来て、その家の中は大騒ぎとなった。 それはある夏の日の事。 日常という名の一部が変化した日だった。  『 リストカッターが吐いた幸福の溜息 』  ある病院のある一室。 俺はそこへ一人で向かっていた。 がらりと開けると長い緑髪が目に映った。窓から入る光で美しく映える。 だが、その持ち主の顔は暗い、というより暗黒に包まれていた。 「やぁ、キョンくん・・・」 弱々しい笑...
  • 鶴屋さんとキョンの展開
    「鶴屋さん」 「なんだいっ!?」 「その…なんというか…鶴屋さんってかわいいですね」 「どうしたんだいキョンくん!!!は…恥ずかしいにょろ」 「鶴屋さん好きだ」 「キョンくんホントにどうしたんだいっ!?」 「いや…なんでも…ありません」 「キョンくん!うちもキョンくんのことめがっさ好きだよっ!!!」 「は…はい…」 「……」   END
  • 下衆谷口のなくころに ~尻隠し編~
    谷口「頭の中には夢いっぱい。おならのにおいが部屋いっぱい」   谷口「どうも。”何周しても花嫁はフローラ”谷口です」   谷口「本日は近所のレンタルビデオ店からお届けしております」 国木田「お届けするのはいいけど、堂々と山積みでAVを持ってこないでよ」 谷口「おやおや、レンタルビデオ店アルバイターの国木田くん。お客さんに向かってそんな言い方はないんじゃないかな? かな?」 国木田「宜しくない行為をするお客さんをたしなめるのも、店員の仕事だよ」 谷口「たは! これは手厳しい! 申し訳ない。実に申し訳ない。反省いたしました」 国木田「分かってくれればいいから。土下座はやめてよ。ものすごい当てつけがましいよ」 谷口「いやはやどうも」   谷口「それじゃあ、和やかな空気になったところで。手早く商品を袋につつんでくれたまえ」 国木田「ぜんぜん反省してないよね、キミ」 谷口「バカになっちゃうわよ!?...
  • 魔法少女フェアリーユキ・後編
    「ふっふっふっふ。ユキ。今日こそこの町内はわが手中に落ちるのだ」  ひゃっひゃっひゃと笑いながら、悪役の彼女は一歩、また一歩と歩みを進める。 「わたしは、負けない」  ユキがキッと表情を引きしめて、にじり寄る長髪の魔女に対峙した。 「はいっ! カット!」  ポンポンと、監督がメガホンを叩いて合図をする。 「有希! とってもいい演技だったわ! これは本当に、文化祭でのみくるちゃんの立場も危ういわねぇ」  半目で流し目を送る監督に、去年はカメラを向けられる側だった朝比奈さんがわずかに震えた。 「えっ。えぇぇ~っ」  朝比奈さんはしょんぼりしてうつむいた。……あれ。残念なのかな。あれだけやりづらそ うに戦うウェイトレスをしていたのに。 「鶴屋さんも急に呼んじゃってごめんねっ! 去年に引き続き素晴らしい助演女優っぷりよ!」  親指を立てる涼宮さんに、黒服魔女姿の先輩。鶴屋さんは、 「いやいやっ!...
  • 遠距離恋愛 第二十二章 ハルヒ
    第二十ニ章 ハルヒ   ビジネスジェット「Tsuruya」号は、滑走路に滑り込んだ。 機体が制止すると共に、お馴染みの黒塗りハイヤーが側にやってきた。 「とうちゃ~~く!さあ、客室の皆さんは、とっとと降りるにょろよ!」 通常の旅客機ならば1時間半は優に掛かる行程を、僅か50分でかっとんで来た「Tsuruya」号の搭乗口に立ちながら、客室乗務員姿の鶴屋さんは俺たちを促す。俺たちはぞろぞろと昇降口から滑走路に降り立ち、黒塗りハイヤーに向かった。だが、その前に。 俺は、昇降口に立ちこちらを見送っている鶴屋さんのところに駆け寄った。 「鶴屋さん?」 「何かなっ?」 「今回はご協力ありがとうございました。このご恩は一生忘れませんから」 「……良いってことさ。こんな事しか、あたしは出来ないからねっ!そんな事改めて言われると照れるっさ!キョン君もこれから頑張ってねっ!あ、それから」 鶴屋さんは、とびっ...
  • 眠気と休日~キョンと鶴屋さん編~
    久しぶりの探索のない土曜日。俺は妹とミヨキチを連れて河原に来ている。 なんでも、理科の実験の為の石がどうとか、自然の粘土がどうとか言っていた。 んで「危ないからキョンくんもついて来て~!」だそうだ。 まぁ、確かにヒマ人だが。 そして、河原で何があったかというと…何もねぇ。 俺は、川に足をつけながら何やら石だの泥だのを取っている妹とミヨキチを見ながら、斜面に寝転がっていた。 今日は、見事に眠気を誘うポカポカ陽気。 俺はその陽気に身を委ね、そのまま目をつぶった。   しばらくたつと、不意に目が覚める。俺の側に立つ、二人の人間、逆光でよく見えねぇ。 「おやまっ!やっぱりキョンくんだねっ!!」 この声……鶴屋さん? 「近くから見ると、よく分かりますねぇ……遠くからだと、別人みたいです。」 こっちは朝比奈さんか? 雲で太陽が隠れて、二人の姿が見えた。 ロングスカートの似合う笑顔の眩しい女性と、中くら...
  • 幸福な鶴屋さん 2
    2年生に進級しても、友達なんて出来なかった   この性格が災いしてか、中学3年ごろになると、 「空気が読めないウザい奴」のレッテルを貼られてしまった   そして、口数は減っていく。 今までの自分を押し殺して、「自分じゃない鶴屋」が出来上がった。 高校には進学したものの、学区の制度もあってか同じ中学からの進学者も多く、私の周りの状況はあまり変わらなかった。   広まる噂、悪くなる評判   書道部には所属していたものの、他の部員との折り合いも悪く、幽霊部員になってしまう始末。 新入部員の顔も、今じゃ覚えていない。 教室にいても、からかいの冷やかしから陰湿な嫌がらせまで一身に受けるので、私はとにかく教室にはいようとしなかった。   ある日は机に中傷の落書きをされ ある日は机に菊の花瓶を置かれ ある日は勉強道具を一式巻き上げられ   私の居場所は女子トイレであり、屋上であり、部室棟だった。  
  • 少女達の放課後
    私は今、鶴屋さんの家にお邪魔させてもらっている。 なんでかって?今日はセールやってるお店が多かったからSOS団の活動は休みにして みくるちゃん達と買い物に行ったの。 それでその帰りに鶴屋さんの家に来て色々と話してるわけ。 ちなみに居るのは鶴屋さん、みくるちゃん、有希、私。 そして話題は… 「それでみくるその後どうしたの?」 「もちろん断りましたよ。知らない人だったし…。 そ、それより鶴屋さんはどうなんですか?」 告白したとかされたとかっていう話。 でもここにいる四人は告白されたことしかないみたいだけど。 「断ったよー。いくら優しそうな人でも知らない人とは付き合えないさ。 ハルにゃんはどうなんだい?中学生の時色んな人と付き合ったって聞いたけど」 アホ谷口ね。鶴屋さんに何喋ってんのよあいつ。 「別に。全員普通過ぎてつまらなかったわ。」 「高校に入ってから気になる人とかいなんですかぁ?」 みくる...
  • 幸福な鶴屋さん 1
    「にょろにょろうるせえんだよ」 「めがっさとかwwwwwwきんもーwwwww」 「あのクソアマ騒がしくてうざくねwwwwwww」 「あいつんち無駄に金持ちだからよwww コネでいくらでもやってけんだろwww」 「・・・・」 私は私を受け入れてくれる人のために、笑顔で居続けるつもりです 「やぁ、キョンくーんっ! みくるいるー!?」     「・・・!」 「あれれー、鶴屋の靴箱、すっげえ汚れてんじゃんよーwwww蟲の死骸も混じってるとかwwねーよwww」 「めがっさばっちいですねwwwサーセンwww じゃ、このハンカチでなんとかしてやんよwww」 バサッ 「・・や、やめっ、返してよ、それはあたしとみくるの・・」 ぐしゃっ ぬれた靴下だけで、家畜の糞尿や生ごみのへばりついた親友との友情の証を握り締めて、 帰路に着く私に声をかけてくれた、あの後輩君の優しい声は、今でも忘れたことはありません...
  • 涼宮ハルヒの追憶 chapter.5
    涼宮ハルヒの追憶 chapter.5 ――age 25 「じゃあ、行ってくるな長門」 俺は長門に出がけの挨拶を済ませ、ドアを開けた。 いつもなら、彼女が「いってらっしゃい」って笑顔で送ってくれるんだがな。 でも、無言で送ってくれるのも嬉しいぞ、長門。 花はもう飾ってあるから。 鍵を閉め、言われたとおりに郵便受けに鍵を入れておく。 じゃあ、学校にでも向かうか。 マンションを出るとき、センサーが反応しないので、人が来るのを待った。 その時、人とすれ違ったが、見えていないようなので安心した。 そういえば、これからあの坂を上るのか。 車で行きてえな、最近ろくに運動もしてないし、疲れるだろ。 まあ、過去の俺の為に頑張ってやるか。 坂を上るぐらい、あの時の苦しさに比較にもならんからな。 学校へと向かう。 その間、いろいろな人とすれ違ったが、やはり誰も気付かないようだった。 なんか悪戯したく...
  • 普通の短編置場
    ここには普通の日常系とかのSSを置いてください。   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25   26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50   51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75   【題名付き・短編保管庫】 1 2   小説 Please tell a final lie こわれてしまった少女のはなし 五月の風、ふぁいなる 艦長ハルヒ保守 寝ぐせ byキョン 長門有希のカラオケ 谷口と国木田の恋 長門有希の密度 ある日の活動 スタンド・バイ・ミー うちゅうせんそう ...
  • 国木田の驚愕・前編
    …さて今の状況を説明しなければならない。こういう時はまずいつ・どこでを明らかにするのが正道だろう。 放課後、文芸部室だ。大体のイベントはここで我らがSOS団団長によってもたらされるが、 今回ばかりはハルヒも原因のほんの一端を担ったに過ぎず、 本日のイベンターの言葉に元々規格外にデカい口と目を更に拡張している。 つまり驚愕してるって事だ。 かく言う俺も予想だにしなかった真相に驚きを隠せない。 落ち着いて見えるのは…トンデモ三人組だけだ。 今回のゲスト、鶴屋さんは大口開けて爆笑しているから落ち着いてない方に分類するべきだろう。 三人組?朝比奈さんは卒業しただろう? ごもっともな指摘だ。だが、卒業したからといって涼宮ハルヒが彼女を解放すると思うかい? SOS団専属メイドたる彼女は団活には自由参加でいいとの辞令を受けながら、定期試験の時期以外はここで給仕してくれている。 しかし、それにして...
  • バカップル日記―いじわるキョン×鶴屋さん―
    「いっやー! めがっさ待たせちゃったみたいだねっ、ごめんっさ!」  待ち合わせ時間の30分後か。ようやく鶴屋さんは現れた。 「遅すぎです……」 「ほんとごめんねっ! ……あれれ? 本気で怒っちゃったかな?」  今の俺の顔は相当、不機嫌顔になっているだろうな。ここは一つ、面白そうだから怒ったフリをしておくか。 「当たり前です。今日のデートはやめにしましょう」  さぁ、どう出るかな。もちろんデートを中止にするつもりなど毛頭ない。 「ごめんなさい……」  なんと! 真面目に謝る時はしゃべり方が普通だ。これは新鮮だな。 「……なんてねっ! キョンくんも怒ってないのが丸分かりさっ。お姉さんを騙すならもっと演技の練習をするにょろよっ!」  ……やられた、一枚も二枚も向こうが上手か。  そういうことなら……今日のデートの中で絶対に一泡吹かせてやる。  驚いた顔か、やられたって顔を見たら俺の勝ちだ、いいな...
  • 涼宮ハルヒのお願い!ランキング
    新川「涼宮ハルヒのお願い!ランキング!!」  多丸兄「今回のテーマはこちら!!」  森「本当に可愛い北校生がしりたーい!!」  多丸弟「そしてそれらの美少女たちを審査する美食家アカデミーはこちらぁっ!!」   キョン「どうも、キョンです。座右の銘はポニーテールは人類の宝です」  古泉「これはこれは……古泉です。今回はよろしくお願いしますよ、んっふ」  谷口「女の審査は任せろ!!!なんなら俺的北校美少女ランキングを公開してm」  国木田「国木田です。始めまして」  多丸弟「以上の四人の美食家アカデミーが、それぞれ10点ずつの持ち点、合計40点満点で審査してランキングを作成するぞ!!」  新川「機関のブレインたちが汗水垂らして作成した予想ランキングはこちらぁっ!!」  第一位 涼宮ハルヒ  第二位 朝比奈みくる  第三位 長門有希  第四位 鶴屋さん  第五位 喜...
  • 涼宮ハルヒの追憶 Intermission.1
    ――Koizumi Itsuki 真っ白な天井を見上げ、僕は思い出します。 闇に消えていった荒川さんは今、どこにいるのでしょうか。 そして、僕が少女に会う前までの地獄を。 僕があの力に目覚めたのは中学一年の時です。 突然、僕の頭の中を膨大な数の映像が駆け回り、僕はそのまま気絶しました。 訳の分からぬまま学校に通っていました。 あの恐ろしいまでの映像が流れてくることがたびたび起こりました。 そのたび僕は失神して、余りの恐怖に失禁することもしばしばありました。 そんな狂った僕をクラスメイト達は明らかに避け始め、 僕はとうとうクラスの中で孤立していました。 僕は言われもないいじめを受け、気持ち悪がられ、そして殴られました。 もともと人当たりのよいほうでしたから、友達は多かったのです。 今までの日常とのギャップは僕の精神を蝕んでいきました。 それに加え、あの映像が流れる現象の頻度は増加して...
  • ねこごはん
    我輩は猫である。 名前はシャミセンという。 とある家に住む、人間のいう所の『飼い猫』にあたる。 性別は……、ふむ、人間の分類学上で言うと両性具有に近い物となるらしい。 まあ我輩の説明は良いとしよう。 我輩は今、朝比奈みくるという人物の持った猫運搬用のバスケットなる物の中にいる。 「わーいわーい、みくるちゃんとおっでかけえっ」 バスケットを持った朝比奈みくるの隣、頭一つ分ほど背の低い少女が楽しそうにはしゃい でいる。この少女は我輩の本来の同居人の一人である。 「妹ちゃん、気をつけてね」 少女の兄と朝比奈みくるが同じ学内団体に所属しているという関係にあるため、朝比奈み くるは少女のことを妹ちゃん、という呼び方で呼んでいる。 別に名前を知らないわけではないと思うが、妹ちゃんという呼び方は如何な物か。 それは個人を個として見るのではなく誰かの付属物的存在と見ていることを表すようなも のであって、結...
  • 下衆谷口 ~下衆ミステリー 解答編~
     (※出題編のつづきです)     谷口「犯人は、この中にいる!」 キョン「な、なんだって!? それは本当か!?」 ハルヒ「な、なに言ってるのよ! バカ言わないで!」 鶴屋「まあまあ二人とも。ああ言ってるんだから、谷口くんのご高説を聞いてあげようじゃないの」   谷口「この事件の犯人は!」   みくる「私を殴った犯人は……!?」   谷口「………」   谷口「誰だっけ?」   長門「………」 キョン「………」 ハルヒ「………」 みくる「………」   ハルヒ「やるか」 キョン「やっちまうか」     ~~~~~     古泉「なるほど。昨日、僕が神人退治のため早々に学校を出た後、そのようなことが」 古泉「それで朝比奈さんは今朝から、浮かない顔をしておられるのですね」 キョン「ああ。あんなことがあった後だし。それに、まだ記憶も戻っていないようだしな」 古泉「いえ。僕の推理が正しければ、朝比...
  • でんぢゃらすハルヒ2
    「でんぢゃらすハルヒ」   ハルヒとみくるは鶴屋に呼ばれて、彼女の家に来ていた。 なにやら、二人に見せたいものがあるらしい。 「やぁやぁ、2人ともよく来たね。 今日は2人に見せたいものがあるにょろ。 これにょろ!!」     そういうと、鶴屋は金で光った大きなものを見せた。     「じゃじゃ~ん、見てほしいにょろ!!」 それは、金色に光った鶴屋の銅像だった。 「どう?めがっさかっこいいでしょ!?」 みくるは、何かおぼろげない様子で 「え…、えぇ。とてもすばらしいです」 「ハルにゃんは?」 「とてもいいじゃない!!すばらしいわ!!」 「でしょでしょ!!あたしの家族の親戚の人があたしのためにって わざわざ作ってくれたにょろ!!2人が喜んでくれてうれしいっさ!!」 話し続けようとした瞬間、その時、   ♪あたしTwinkle twinkle littie MonStAR 暴れだすこの気持ち~ ...
  • 君の太陽
       『君の太陽』           一面の白が僕を包んでいた。 起伏のない平面の世界。果ては見えず空さえも白いここでは地平線は存在しない。 降り積もる雪はこの世界の音を全て吸い込んで、ただ自分の呼吸だけが聞こえる。 自分と、この雪の他に何も見えない。存在を感じさせるものもない。 ただ雪が降り続ける世界。   だが僕には、確信があった。   ここは彼女の世界だ。何故という疑問もない。ただ、わかるのだ。 僕がそう理解したのが、自分の超能力者としての力によるものではないこともわかった。 ぴたりとはまったのだ。 この世界を形作るものが、僕の中にある、ピースが欠けたそこに、すとんと。まるではじめからそこにあったかのように。 そして僕は理解した。 彼女の願いと、絶望を。           予兆がなかったといえば嘘になる。 涼宮さんの能力の減衰が明らかになった2年の冬、そのきっかけとなった彼の告...
  • Remedy of love
    おれはやっぱりこの季節が嫌いだ、しかも風邪なんかひいた日にはもう震えは止まら ないし鼻水は溢れるしどうしようもない。 「ちょっとあんた大丈夫なの?」 こいつが心配してくれるとはめずらしいね、それほどおれの見た目がひどかったんだろう 「・・・ああ死にはしないと思う」 いや下手したら死ぬかもしれない・・・死ぬ前に押入れの奥の物品を処分しなくては    やっと帰りのHRが終わった 「すまんな・・・今日は部室に行けそうにない」 朝比奈さんのお茶を飲んでも回復できそうにないからな 「送っていこうか?」 妙にやさしい・・・そーいえば長門が倒れた時は 嬉しそうに看病してたしな・・・しかし今はなにより静かに睡眠をとりたい 「いや一人で帰れるから心配するな・・・じゃあな」 心配そうな顔でこっち見るな・・・お前には似合わないぜ とは言ったもののやばいな、無事に家にたどり着けるだろうか。 校門をくぐり坂を下って...
  • 規定事項の子守唄 第二話
     そのご、わたしと鶴屋さんは、すこし気持ちを落ちつかせてから、寝室を出ました。  客間のひとつで、使用人のかたに絞りたてのグレープフルーツ・ジュースを一杯ふるまっていただいたあと、武道場にむかいました。武術の鍛錬のためです。  というのも、この一週間は毎朝、鶴屋さんにつきあって武術を習っていたのです。彼女とのつながりにしたかったので、ひとつでも技を教えてもらおうと思って、こちらからお願いしたことでした。  ずいぶんと飲みこみの悪い弟子になってしまいましたが、鶴屋さんはいやな顔ひとつせずに教えてくれました。 「おおっ、今日はどうしたんだい? 動きが昨日までとちがうよ! 」 「そ、そうですかぁ? 」  おそらく、思考規制がゆるまっている効果でしょう。わたしの運動能力も、たぶん以前とくらべて三割ぐらいよくなっている気がします。  とはいえ、もとがたいしたことないので、そこまでいうほどかわりませ...
  • サムナンビュリズム前編1
    事の始まりはもう少し前からだったかもしれない。今思えば、ハルヒの異変はあのときから始まっていたのかもな。   話は先週金曜日放課後へと遡る……   やっとこさ退屈以外の何物でもない授業が終わり、俺はいつものように文芸部部室とは名ばかりのSOS団根城へ向かおうとしていた。 さっさと教室を出ようとしたまさにその時、今週の掃除当番であったハルヒに呼び止められた。 今週といっても今日で終わるんだがな。 「キョン! ちょっといい? あんた今日ちゃんと部室に来るでしょうね?」 と、聞くまでもないようなことを聞かれた気がするのは俺の気のせいだろうか? 「もちろんそのつもりだが、何だいきなり? 来て欲しくないのか?」 「そんなんじゃないわよ。いいからちゃんと来なさいよ! 分かった!?」 へいへいわかってますよ、と俺は適当に相づちを打ち、結局いつものように部室へと向かった。   部室までの道のりでは特に何...
  • 未来からのエージェント 第一部 朝比奈みくるの真実
    未来からのエージェント 第一部 朝比奈みくるの真実 プロローグ 時間とは不思議なものだ。かつて、とある科学者はこういった。 「時間について聞かれなければわたしは知っている。聞かれるとわたしは知らない」 実のところ、時間についての理解がそれほど進んだとは言えない。それは、 時間旅行が可能になった今の時代でもそう変わらない。 あの時間平面に常駐的な観察者を派遣することには多くの議論もあり、 反対も多かった。派遣が決した後も人選は難航した。 派遣するエージェントをどの様な人物にすべきか。 徹底的に優秀なエリートを送るという選択もあった。が、実際に時間管理局がした 選択は徹底的に無垢な観察者を送る、という決定だった。 人間にはミスがつき物だった。だが、何も知らなければ、真実をもらすこともなく、 間違った行動もとりようが無かった。実際、彼女が「禁則事項」として 教えられている『秘密』の殆どが嘘...
  • 長編・古泉一樹
    古泉一樹無題1 ウィザード オブ サムデイ ウィザード オブ レニーデイ 古泉一樹 EP.0 古泉一樹 EP.0.5 墓地にて 晴れのち快晴 ある日の出来事 古泉一樹の結婚 頼れる副団長 絶望の世界 古泉一樹の独白 古泉崩壊 本音 GUN SURVIVAR 古泉一樹の青春 会心の一手 落し物、拾い物 変わらない チェンジ・マイ・ヒーロー 自分の居場所 古泉くんと鶴屋さん さよなら 内緒の最初 涼宮暗殺指令 雪の日 古泉一樹の出会い 不眠症候群 花嫁修行危機一髪 閉鎖空間記 キミがキミで居られるように 世界の反対側 選択肢の無い世界で スノウマーチ 月光 一樹ちゃん☆スマイル 女古泉 ちゃん の憂鬱 四月の雪 キャッチボールwith古泉球 一樹くんに女神の祝福を! 温泉と札幌 前髪に揺れる四ツ葉ふたつ 雪解けの想い もりのこいずみくん 戦士達の休日 【K.B.F.】 秘密の音色 若葉の...
  • @wiki全体から「鶴屋少女の孤独」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索