nomad内検索 / 「長門有希の日記Ⅱ」で検索した結果

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  • 長門有希の日記Ⅱ
    長門有希の日記Ⅱ 5月某日。涼宮ハルヒによって3つの異なる組織の末端が一同に集められ、 なんとも理解しがたい活動をはじめた数週間後。 情報統合思念体も、いよいよ観察対象が動き始めたというので、内部ではさまざまな思惑が飛び交っていた。 「長門さん、喜緑さん、ちょっとお話があるの」朝倉涼子に呼ばれた。 「涼宮ハルヒの情報爆発の件で主流派が譲歩したみたいだわ」 わたしもそれは聞いていた。情報統合思念体の主流派と急進派の間でちょっとした駆け引きがあったようだ。 「急進派内で、キーパーソンはキョン君なのではないかという意見が出たの」 「それはわたしも感じている」 「観察した結果、涼宮ハルヒをコントロールするには、キョン君の意思が必要。  それでね、わたしと長門さんで一芝居打つことになったの。  わたしがキョン君を襲って、長門さんがそれを助ける。  そうすると長門さんとキョン君の間には信頼関...
  • 長門有希の日記Ⅰ
    長門有希の日記Ⅰ 学校から帰った。涼宮ハルヒおよびSOS団の動向に特に異常は認められなかった。今日も安泰。 マンションに入る。エレベータには誰も乗っていない。 わたしの部屋の様子がいつもと違う。 赤外線で見る。わずかながらドアから放熱している。 壁の向こうの熱光学反応を見る。台所付近に通常は存在しない粒子が漂っているのを確認。 用心深くドアを開ける。先ほどの粒子がわたしを包む。 誰も潜んでいる様子はないが、可視光と赤外線を切り替えながら廊下を進む。 台所を中心に室温が三度上昇している。 空気振動から察するに排気ダクトは機能しているようだ。 台所の壁を透視する。誰もいない。 意を決して中に入る。 「・・・」 IHクッキングヒーターに鍋が置かれてあった。まだ熱い。フタを取る。中身は・・・カレー。 これは・・・いったい誰が作成したのか。貝杓子を取って味をみる。 「ひとつひとつの...
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    ... 長門有希の日記Ⅰ 長門有希の日記Ⅱ 長門有希の暴走:長門編 長門有希の暴走:朝倉編 長門有希の暴走:エピローグ 喜緑江美里からの手紙 働くTFEI TFEI見合い つるや食堂 保守ネタ 2007/04/18 2007/04/21 2007/04/22 2007/04/23 2007/04/24 その1 2007/04/24 その2 そのほか 涼宮ハルヒのツアー(表示に若干時間がかかります) 編集履歴 取得中です。
  • 長門有希の憂鬱IV おまけ
    長門有希の憂鬱IV おまけ 未公開シーン 一 章 三 章 四 章 五 章 七 章 エピローグ そのほか メイキングオブ NGシーン 一 章 二 章 三 章 四 章 五 章 七 章 LOST MY ITEM(フルバージョン)
  • 長門有希の憂鬱Ⅰ未公開シーン
    長門有希の憂鬱Ⅰ未公開シーン集 AADataに残している使われなかったシーンをまとめた 時期が冬になったものだいぶ後になってからで 未来に帰ったはずのみくるを再登場させたりと大幅な変更が入った 古泉消失 みくるとの再会 長門の部屋 宝くじの記憶抹消 エピローグ
  • 長門有希の憂鬱II未公開シーン
    長門有希の憂鬱II未公開シーン集 プロローグ 古泉の懸念 怒る長門 エピローグ 共著: ◆kisekig7LI ◆nomad3yzec
  • 長門有希の憂鬱IV NGシーン 二章
    夜中に酔って電話をかけたときのキョン 『あ~あ~、もしもしマイク入ってる?』 「……もしもし、長門有希の電話」 『な、長門さんっすかwwwこりゃぶったまげた家にかけたつもりだったのにwww』 「……」 『とんだしっつれいしましたっと』 「……あなたは、酔っている」 『ええ、ええ。酔っていますとも。長門の美貌に酔ってます、なんつったりして』 「……」 『ながとぉ冗談だってば、そんな怒らなくてもいいじゃん』 「……切る」 『待ってよーまだ話終わってない。あれ俺なに話そうとしてたんだっけ、そうだ。あのな長門、』 「……なに」 『んふふ、愛してるぜ』 「……信憑性がない」 『ほんとだっつーの。もう長門一途なんよ俺はね。ほんと、ラブラブに感謝してます、ええ』 「……」 『そうだ、とっておきの秘密を教えようか』 「……なに」 『俺の初恋の人』 「……推奨しない...
  • 長門有希の憂鬱IV 未公開シーン
    どこにも使われなかったシーン 初期プロットに入っていた長門の緊急用ナノマシンの一節 先に長門有希の憂鬱Ⅲで液状ナノマシンを使ったので没になった部分 長門が気絶したときに喜緑江美里から受け取ったやつ 「今回の再構成で緊急時保護回路を導入した。機能不全に陥っても3分で再起動される」 パソコンのリセットボタンみたいだな。 「……これ」 ハードコンタクトレンズの容器のような、直径2センチくらいの小さな瓶をくれた。 「何だ?」 「液状のナノマシン。わたしの機能を回復させる」 「これ動いてるのか」俺は瓶の中の水色の液体を振ってみた。 「今は休止状態にある。あなたの体温で活性化する。わたしが気絶したら、それを1ccだけ口に含んで、わたしに飲ませて」 前にも同じシチュエーションがあったような。閉鎖空間で。 「そう。Sleeping beauty」 俺は眠れる美...
  • 長門有希の暴走:エピローグ
    長門有希の暴走 エピローグ: 「・・・朝倉涼子、今は何と呼べばいい」 ── わたしはいつでも朝倉涼子よ。 「・・・今回のことは、本当にすまない」 ── いいのよ。つらかったのね。 「すべてわたしの責任。こうなることは分かっていた。回避できなかった」 ── 恋愛とはそういうものよ。自分の意志ではコントロールできないわ。 「わたしはもう、誰とも特別な関係にならない」 ── それはどうかしら。未来に何が起こるか、誰にも分からないわ。 「わたしは感情処理能力が低い」 ── それぞれ得手不得手があるわ。つらいことがあったら喜緑さんに相談なさい? 「あなたの代わりはいない」 ── そう言ってくれて嬉しいわ。でもわたしがいないという事実も受け入れて。 「・・・分かった。努力する」 ── そろそろ行くわ。今回は特別だから。 「向こうの朝倉涼子が記憶をわたしに埋め込んでい...
  • 長門有希の憂鬱IV NGシーン 七章
    日本男児の象徴 「は、はあ。お手柔らかにお願いします」 「なかなかいいお尻してるじゃないかね、キョンくん」 鶴屋さんに俺の青っ白い尻をぺしっと叩かれるとなぜか気も心も尻も引き締まった。 「ハルにゃんに長門っち、こっち来てみなよ。どうだい、めがっさ引き締まってると思わないっかなぁ」 「あらっ、意外といいケツしてるわねキョン」ぺしっ。 「……美尻」ぺしっ。 お、お前ら人の尻で遊ぶんじゃない! ぶるすこ 『新郎新婦に盛大な拍手を!』 「ハルヒが壊れたファービーみたいで怖いんだが、とりあえず一時停止にさせてくれないか」 「……分かった」 『新郎新婦にファーブルスコ……ファーブルスコ……ファー』 俺の顔が、というより全員が真っ青になった。 「あの、長門?ハルヒ大丈夫なのか、どっかに修理に出したほうがいいんじゃ」 「……問題ない。単なる欲求不満」 『なでな...
  • 長門有希の憂鬱IV メイキングオブ
    長門有希の憂鬱IVメイキングオブ 連載中にSNSで書かれていたネタバレ日記に加筆したもの 構成について  プロットを書き始めたのは2007年の4月17日になっている。前にも書いたがあの頃ちょうど消失と微笑を読んでいて爆発的に生まれたのがこの6部作である。長門有希の憂鬱Ⅰを書き終えたあたりで続きを書くエネルギーを失い、kiseki氏に手伝ってもらうことになった。プロット自体は経営のものより前に書かれたのでネタが前後してる部分もある。  発案のきっかけは、憂鬱Ⅰを書いていた頃に長門のウエディングシーンを書いてやりたいと考えていて生まれたもの。最初はハルヒの校庭落書き事件からちょうど10年後という設定だったのだが、そのタイミングは誤算に譲ってここでは24才9月という設定に変わった。 時系列的には:  涼宮ハルヒの経営Ⅱ(執筆中)  古泉一樹の誤算  涼宮ハルヒの経営Ⅲ...
  • 長門有希の暴走:長門編
    長門有希の暴走 長門編: 最近デートしてないと気が付いたのは、部長氏が久しぶりに電話をかけてきてからだった。 部長氏は国立に進学することになったので塾通いをはじめたらしい。 僕はそんなに学力高くないからたいへんなんだよ、と苦笑した。 さらに部活の機材調達のためにアルバイトもしており、週末でもなかなか時間がとれないことが続いていた。 二人とも野暮用で忙しく、なかなかタイミングが合わない。 「有希、クリスマスにはうちに来ないか。家族に会わせたいんだ」 部長氏は突然家族に会わせるという。なにが目的なのか。 「・・・その日はSOS団の予定がある」すでにSOS団主催のキリスト生誕を祝う催しが決まっていた。 「そうなのか。残念だな。じゃあ年が明けるまでに、時間作って会おう」 「・・・分かった」 わたしには家族の絆というものがない。朝倉涼子と喜緑江美里は、友人であり、肩書きは同僚でしかない。 ...
  • 長門有希の憂鬱IV 未公開シーン 一章
    同窓会の部分の元テキスト 誤算の歴史改変の詳細が決まる前に書かれた部分 歴史が一致しないので要修正となった 「なんであたしが高校のクラス会なんかに出なくちゃいけないのよ」 「いや別に行かなくてもいいんだが、お前の代わりに出席の返事をしちまったからなあ。お前が行かないと俺が二人分の会費を払わされる」 「あんたが勝手に返事をするのが悪いんでしょ。あたしの知ったこっちゃないわよ」 「毎年やってんだからたまには顔を出せよ。お前がいないとメンツが締まらない」 「あたしは同窓会と名のつく集まりは嫌いなの」 「なんでだ?昔遊んだよしみじゃないか」 「イヤよ。年取って小じわが現れたのをお互いに数えあうなんて。昔の顔と比べて使用前使用後みたいな集まりは」 同窓会は別に化粧品の広告じゃないんだが、うまいこと言うな。 「メンツの中で社長やってるのはお前だけなんだよな。なんつーか...
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    VIPで掲載した涼宮ハルヒSS保管庫 掲載スレのまとめ: 【絵もSSも】情報統合思念体LOVE【大歓迎】まとめwikihttp //www33.atwiki.jp/nagatoasakura/ 涼宮ハルヒのSS in VIP @Wikihttp //w.atwiki.jp/haruhi_vip/ (目次ページが死んだらしいです) http //w.atwiki.jp/haruhi_vip2/ (避難所) データ類 青空文庫版(携帯の電子ブック,PDAブンコビューワのルビ対応)長門有希の憂鬱Ⅰ 長門有希の憂鬱II 長門有希の憂鬱III 涼宮ハルヒの経営I 涼宮ハルヒの経営Ⅱ Rev.20190505 古泉一樹の誤算 Rev.20080629 長門有希の憂鬱IV Rev.20081015 Mobi book(Kindle)版 Rev.20190505 プロット(Nami2000データ形...
  • 長門有希の暴走:朝倉編
    長門有希の暴走 朝倉編: わたしは自分の部屋にいた。わたしがなぜここにいるのか、理解するのにしばらく時間が必要だった。 わたしは任務を終えて情報統合思念体に戻ったはず。 確かわたしがキョン君を襲って、それを守ったのが長門さん。 そしてわたしの物理的な体は消滅した。あの時間から記憶が途絶えている。 さらに不可解なことに気が付いた。情報統合思念体とコンタクトできない。つまり、存在しない。 わたしのメモリエラーか通信機能の障害か、あるいは情報統合思念体に何かが起こったのか。 わたしは自分の機能をチェックした。エラーはひとつもない。 部屋を見回すと、ちゃんとその風景を覚えている。本棚にミニカーコレクションもある。 喜緑さんによってスクラップにされたミニカーの鉄の塊もそこにあった。 だが何かが違う。わたしは説明し難い違和感を感じて部屋のドアを出た。 長門さんの部屋は覚えている。ドアを...
  • 長門有希の憂鬱IV 未公開シーン 五章
    身の上話捏造の部分 使われなかった別のパターン 内容的には変わらないが文章が詰められてない 「ハルヒにどう説明するかだが」 「それがいちばんの難題ですね。新川の面は高校のときすでに割れていますし」 「この際だから本当のことを話してみたらどうだろう」 「長門さんがヒューマノイドインターフェイスだと教えるんですか?」古泉が信じられないという顔をして俺を見た。 「バカ言え、身内がいないと言うだけだ」 長門が宇宙人だなんて教えたら地下二百メートルの研究施設に監禁して研究解剖しちまうぞ。 「あのなハルヒ、お前にずっと言ってなかったことがあるんだが」 「なによ」 「前に長門の親族がどうとかいう話をしたことがあったろ」 「有希が引っ越すかもしれないとかいうあれ?」 「あれな、実は嘘だ」 「ふーん」 いまさらなに言ってんのよ、ちゃんと事情を説明しなさいよ一字...
  • 長門有希の憂鬱II未公開シーンエピローグ
    エピローグ 新しい朝倉とクラスメイトたち 当初朝倉が帰還する予定だったのだが 三月というタイミングなのでみくるの卒業シーンを採用したほうがいいというkisekiの意向に従った 一度パー速の長門朝倉スレに貼った断片 朝倉の帰還についてはいつか機を改めて書いてみたい 長門有希の憂鬱Ⅲ(帰ってきた朝倉) その後のことを、少しだけ話そう。 次の朝、岡部がいつになく楽しそうに教室に入ってきた。 「あー、みんなちょっと。我がクラスに転校生がやってきた」 もう二年の三学期も終わり、この時期にかよとみんなは不思議がっていた。岡部は廊下に顔を出し、誰かに手招きしていた。 「驚くかもしれんが、朝倉がカナダから帰ってきた」 「ええっ!?」教室全体が歓喜に沸いた。無論、俺は驚かなかったが。 「……朝倉涼子です。よろしくお願いします」 深々とお辞儀をする彼...
  • 長門有希の憂鬱IV 未公開シーン 三章
    買収劇と長門の部分 ハルヒがTOBをかけるという流れもありこの後の展開もずっと続いていたのだが どうも経営っぽい路線に傾倒してきて 長門メインの話に戻すために削った 「なあハルヒ、思ったんだが」 「まだいたのあんた、さっさと、」 「お前が打ち合わせに行くたびに中河テクノロジーの株価が動いてるの知ってるか」 「そうなの?」 ハルヒが古泉に向かって首をかしげると黙ってうなずいた。 「買収の目的が一緒に仕事をしたいってのは表向きで、情報やら技術やらの資産を持っていかれた挙句骨抜きにされるなんてことはよくある話なんだが」 「そ、それくらい知ってるわよ」 「正直、今回の買収の話は気に食わん。あいつらが欲しいのは長門の技術だけじゃないのか。ほんとに丸ごと俺たちが買われる必要があんのか?」 世の中そんなにうまい話ばかりじゃないぜ、なんてかっこつけて鼻を鳴らしてみた俺だ...
  • 長門有希の憂鬱IV 未公開シーン エピローグ
    エピローグ 使われなかったエピローグのパターン TOBの話は経営シリーズで特化することにした  目を上げると、ハルヒが頬杖をついてぼんやりと古泉の顔を見ていた。パソコンのモニタを見ていた古泉は、その視線に気が付き、ハルヒと目を合わせた。ハルヒの頬が赤くなり、あははと笑った。古泉がにっこりと笑った。古泉がモニタに目を戻し、またハルヒが頬杖をつく。また、目が合って二人は笑った。そんな様子をじっと見ていた俺も俺だが、お前ら、仕事中にそれなんとかならんのか。  いっそ目の届かないところに席替えでもするか。後ろを振り返ると、長門がぼんやりとこっちを見ていた。目が合うとにっこり笑った。やれやれ、こっちもかよ。  その後のことを少しだけ話そう。いや、話したいことは山ほどあるんだがページの都合だ。  買収の話は先送りになった。長門が交渉決裂させたわけではなくて、この度...
  • 長門有希の憂鬱IV NGシーン 三章
    Call of Kyon  俺は喜緑さんにかけてみた。 「ちょっとだけ話したいんですが、電話に出してもらえませんか」 「えっと……今は忙しいからいやだって言ってますわ」 「なにしてるんです?」 「朝からずっとテレビゲームをやってるみたいです」 プログラムが得意なのは知っていたが、長門がゲーム好きとは知らなかった。喜緑さんちにはプレステとかWiiとか置いてあるんだろうか。ポケモンでもやってんのか。 「コールオブなんとかっていう、戦争ゲームみたいです」 「そ、それってまともに血が飛び散るやつじゃ」 「ええ。敵にキョンくんの名前をつけて撃ちまくっていますね」 射的の的にされてんのかよ俺は!まるで藁人形じゃないか背筋も凍るぜ。 世話焼きの喜緑さん  もう、長門さんってウブなんですから。わたしが守ってあげないとまたいつかのように世界を改変してしまいかねませんわ。 『...
  • 長門有希の憂鬱IV NGシーン 四章
    ピアスと長門 ジュエリケースにはダイヤの指輪とセットで同じデザインのイヤリングが入っていた。俺はそれを思い出して取り出した。 「長門、機関がイヤリングをプレゼントしてくれてるんだが。あれれ、これイヤリングじゃなくてピアスだぞ」 「……ピアスは、したことがない」 「だよな。これって確か専門の店で穴を開けてもらったほうがいいよな」 「……問題ない」 長門はピアスの針の部分をいきなりプスっと耳に刺し、にこっと笑って「……どう」と俺を見た。おい痛くないのか長門、かわいいんだが耳たぶから血がドクドク出てるぞ。た、頼むからやめてくれ、いつぞやの串刺しシーンを思い出してしまう。 彼も長門さんの大ファンです お察しの通り、新川でございやす。  こんなときにこんなことを言うのもなんでございやすが、長門さん、あっしはずっとあんたに惚れていました。あんたがあの集団と孤島に来る前か...
  • 長門有希の憂鬱IV 未公開シーン 七章
    ハルヒの無限ループの部分 古泉とハルヒのウエディングは後日別の話でまとめるので使われなかった部分 「恋愛は恋愛、フォロー役とは別です。あなたにはあなたの役割を担っていただかないと」 「むぅ……」 この野郎、ジョンスミスの名前を封印しろとまで言ったくせに都合のいいときだけ逃げを打つのか。歴史を書き換えてまで役を譲った俺の苦労はなんだったんだ。 「じゃあハルヒはいったいどうしたいんだ」 「この状況からして、涼宮さんは自分が花嫁じゃないことに不満なんじゃないでしょうか」 「ハルヒが長門に嫉妬してるってのか」 「いえ、そういう意味ではなくて“自分が花嫁衣装を着ていない”ことが不満なのではと」 自ら仕切るから任せろと言っておきながら自分が主役じゃないと気に入らないのか。まったくわがままなやつだな。 「それはもう、この披露宴なら誰でも主役になりたいものです」 「そうな...
  • 長門有希の憂鬱IV 未公開シーン 四章
    長門の後見人の部分 使われなかった別パターン 古泉の本業をハルヒに告げたものかどうか懸念している  翌朝、俺はハルヒのニヤニヤに遭遇しないうちに古泉を捕まえて男子トイレに引っ張っていった。 「古泉、ちょっと相談があってな」 「なんなりと」 「昨日、長門と入籍した」 「婚約の間違いですか?」 「いや、入籍だ」 「まじっすか、失礼。それはまた電撃的ですね」 「大声じゃいえないんだが、住基ネットに入り込んで戸籍を書き換えた」 「なんということ、それは重大な発言ですよ。こともあろうにシステム構築会社のスタッフがハッキングだなんて」 「実は長門には正式な戸籍がなくてな。ついでだっていうんで婚姻情報も書き込んでしまった」 「そうだったんですか。長門さんらしいですね。まあ知られなければ構わないでしょう。わが国のセキュリティ事情なんてその程度のもんです」 「さっきと...
  • 長門有希の憂鬱IV NGシーン 一章
    機関のレポート  次の日、職場で受け取った書類の量はまじにハンパではなかった。古泉は三百ページはありそうなA4用紙の束をドンと机の上に置いた。 「十一年前の七月七日から、あなたに関する情報を抜粋したものです。これでも全体の十パーセント程度に減らしてあります」 古泉はこれ見よがしに前髪をさらりと跳ね上げ、 「フッ。オレっちはこれが仕事じゃけんのう……、ってイケメンの僕になにを言わせるんですか!」 まあ俺が頼んだことなんだが、似合ってるぞ広島弁。
  • 長門有希の憂鬱IV NGシーン 五章
    結納のギャラリ  座敷のほうがやたら騒がしい。俺が真顔で座敷に入ると、鶴屋さんを筆頭に、それから多丸兄弟がずらりと並んで座っていた。今日は神聖にして荘厳なる儀式だってのになにやってんだこいつらは、って多丸さん!あんたがたいったい何人兄弟なんですか!
  • 長門有希の憂鬱IV NGシーン LOST MY ITEM
    LOST MY ITEM(フルバージョン)              作曲:ENOZ 作詞:谷口 キョンの顔見上げ 誰もいない夕暮れの部屋で あなたはなぜここで 二人抱き合ってるの? 楽しくしてること思うと さみしくなって たそがれの廊下 ひとりきりで走る 大好きな忘れ物よ なくして泣きたくなるの あした目が覚めても ほら きっと見つからない Good bye One way One way I love you I m looking looking for you One way One way I love you WAWAわっすれもの Yay! クラスの中で輝いてた思い出のキミ あなたの眉毛には少し無理があった ミジンコ並みの俺のハート ときめいたのに 突然にカナダの遠い空に消えた 大好きな忘れ物よ いつまでも探...
  • 涼宮ハルヒの経営I 仮説4 情報統合思念体
    仮説4 情報統合思念体 仮説5との関連がなくなったので改造された元の文章 ゼロポイント時間 ドローポーカー4のフォーカード time brain destroid device(脳内の時間の概念を壊してしまう) キョンの仮死状態でみくる扮する巫女が出てくる 巫女衣装にするか (仮死状態で長門の父親に会うキョン)  その日の夕方、ハルヒがすき焼きをするからと俺たちを自分のアパートに呼んだ。珍しいこともあるもんだ。 「ずっと牛肉食べたかったのよ。もう宮廷料理には飽き飽きだわ」 あれは宮廷というより精進料理に近い気がするが。添加物も化学調味料も入ってなくて実にヘルシーだ。そのせいか、少し太った気がする。この歳で中年太りなんて嫌だぞ。 「皆さん、トランプでもしませんか」 古泉がポケットからカードを取り出した。わざわざ持ってくるところなんざ...
  • 涼宮ハルヒの経営Ⅱメイキング
    涼宮ハルヒの経営Ⅱメイキング 執筆など概要 着想について  イギリス人にはあらかじめお詫びしておきたい。テーマとして取り上げたイングランド王家と貴族の歴史だが、実際の歴史をいいとこ取りして切り貼りしたのが今回の話になっている。12世紀を舞台にしているが、街の大きさ、建材、住民の生活の様子などは1世紀違えば全く別ものであり、正しい史実に基づいていない。ギャグキャラに転用したリチャード1世は、現代では英雄として親しまれている。西洋史をこれから勉強する学生諸君は、これは都合よく改ざんされたフィクションなので改変前の正しい歴史を学習するように。  プロットの書き始めは2007年10月になっている。約11年の年月を経て日の目を見たわけだが、きっかけは経営Ⅰのエピローグで長門さんが言っているとおり、仮説2でジョンスミスのところへ必ず戻ってくるというみくるの約束を果たすために、設定をやりなお...
  • 涼宮ハルヒの経営I メイキングオブ
    涼宮ハルヒの経営Ⅰメイキング 連載期間中にvixiでネタバレ日記を書いていた。それに加筆修正したもの。 文章量について  今だから言えることなのだが、「古泉一樹のある種の罠」という470Kバイトを超える長編があって、どうにかしてこの文章量を超えるものを書きたいと常々考えていた。微笑のような時系列で一方向に進むストーリーは膨大な手間と暇を要するので、オムニバスのような形式でやってみたらどうかというのが発端である。好き嫌いはあるだろうが、それぞれ読者が持っている歴史的知識や科学的知識のうちどれかに当たれば評価を得られるのではないかと考えた。要は幕の内弁当的構成なのだが、シーケンシャルに進む展開よりは楽に執筆できたと思う。同じ頃に書かれた軌跡の作者には賞賛を送りたい。  スレでSSのボリューム順位でトップに上げられたことがあったが、実質は560Kバイトでルビを除くと600Kは超...
  • 古泉一樹の誤算 NG プロローグ
    プロローグ  そろそろ本格的な夏がはじまりそうな七月中旬の、政府推進の省エネ週間なんかがはじまりそうな憂鬱な月曜日の出勤。職場のドアの前でなんとなく異様な雰囲気を感じてノブを回す手をピタと止めた。いつもならどんなに気温が高くてもクリーニング屋並に湿度が高くても、ハルヒのおっはよう!だけは狼の雄叫びのようにわんわんと響くはずだった。  恐る恐るドアを開けてみると二つの人影がくっつきあっている。 「はあー、癒されるわ」 「……」 ハルヒと長門がしんみりと抱き合っていた。 「うわあああお前らなにやってんだ!!」 すまん、お前らがそういう間柄だったとは今まで気が付かなかった俺が悪かった。しかしここでカミングアウトしたからには二人で末永く幸せに暮らせ。ダダダッ。 「なにいってんの、暑いから抱き合ってんじゃないの」 いや、ふつー暑いときに抱き合ったりすればさらに暑苦しくなる...
  • 怒る長門
    怒る長門 朝倉が現れた後の会話のシーン 長門の感情表現をしたかったのだが αのバックアップコピーという設定になったので不採用になった 「もしかしてこっちと向こうでは、長門と朝倉の性格が入れ替わってるとか」 「……」 「あ、長門スマン。気を悪くしないでくれ」 「どうしたんです?」古泉が何がまずいのかという顔をした。 朝比奈さんもいったいどうしたのかと怪訝な表情をしている。 この二人は長門が怒っていることに気が付いてないようだ。 「つまり、急進派と主流派の立場が逆というから、長門と朝倉もそれに準じたのかと思ったんだ」 フォローしようとしてる俺を分かってくれたのか、長門はうなずいた。 長門は朝倉のコピーじゃない。 自分たちは簡単に中身を変更できるコンピュータや機械の類じゃない、長門はそう言いたいんだと思う。
  • TFEI見合い
    TFEI見合い 2008年6月ごろに貼った保守ネタ 長門編  あんたももういい歳なんだからいつまでもチョンガーでいないで見合いのひとつでもしなさい、などとおふくろに散々言われた挙句、俺は承諾するかわりに新車を買ってくれなどととうてい無理だとわかっている交換条件を出した。 「縁談が決まってあんたが結婚でもするようなことになれば、ね」 まかり間違ってそんなことはないとは思うが、でもちょっとは期待してもいいかなぁなんて。今まで彼女なしでやってきた俺がそんな見も知らない相手を選ぶなんて世界がひっくり返ってもありえない話なんだが。まあ、俺はそれほど暇だったのだ。 「キョンくん、かっこいいね」 こっちはちゃんと彼氏をつくって親にも紹介している妹が、俺のスーツ姿を眺めながら言った。お前に誉められてもうれしかねーよ。 「がんばって、お嫁さんを釣ってきてね」 「お、おう。ゲットしてく...
  • 長門の部屋
    長門の部屋 もっと湿っぽいシーンにしたかったんで没にした ドアを開けると、そこには用途不明の機械類がぎっしりと並んでいた。 赤や緑や黄色のLEDが無数に点滅している。数台並ぶパソコンのモニタには光分器分布図のような表示も見える。 「すごいな……なんだこれ」 「調査のための機材。アルファ線、ガンマ線、エックス線、ニュートリノ、反物質などの各種センサー。  この付近一帯の衛星放送用パラボラアンテナを使い、半径数光年の範囲を走査可能。  この時代の科学技術で実現されている部品を駆使して作った」 「お前電子工学強そうだよな」 「半導体ベースの情報技術はあまり効率がいいとは言えない。実行速度と耐用年数に劣る」 「そうなのか」 「部屋が狭くて申し訳ない。今、片付ける」 「いや、いいんだ」俺は部屋の真中にあるちゃぶ台の前に座った。 俺が原始的な手段で長門を探...
  • 2007/04/21
    長門「明日・・・デート」 朝倉「あら素敵じゃないの。キョン君と?」 長門「コンピ研部長」 朝倉「お似合いだと思うわ。長門さんにもやっと春がやってきたって感じねぇ」 長門「めし、たのむ」 朝倉「彼とならそうね。日本橋の電気街じゃいいんじゃないかしら。     梅田のビックカメラもいいかもしれないわねぇ。     最近増えてきたっていうアニメショップなんかお似合いじゃない。     わたしたちのフィギュアを買い占めたりしちゃって(ウフッ」 長門「アニメショップは・・・ユニーク」 朝倉「喜緑さん、どうしたの?」 喜緑「い、いえいえなんでもないの」 微笑みながらUSJのチケットを握り締める喜緑さん --- 長門「帰った」 朝倉「おかえりなさい長門さん。初デートはどうだったかしら?」 長門「映画見て電気街を2周。食事して終わった」 朝倉「えらくあっさりしたもんね。まあ彼らしいといえばそうかもね...
  • 涼宮ハルヒのツアー
    涼宮ハルヒのツアー 2008年8月ごろにmixiで貼ったもの。GoogleMapsストリートビューが公開されたときにあちこち探索してみた。どこかのスレでも同じものが貼られたと思う。ストリートビューの画像は半年ほどで更新されるのでタイミングによって違うものになることもある。時を経て建物自体がなくなったりもしている。 北口駅前 市内不思議探索パトロールの集合場所 珈琲屋ドリーム跡地 中央図書館 北高正門 北高西門 映画の撮影のときみくるが放り込まれた池(だと思う 野球をやった市民球場 野球の帰りに飯を食ったファミレス 光陽園駅前 長門マンション 光陽園学院跡地 エンドレスエイトの関西スーパー(この辺には3店舗あるのだが店構えの様子からこれではないかと思われる 有希ち...
  • 2007/04/22
    長門「(ゴゴゴゴゴ)」 朝倉「長門さん、どうしたの?」 喜緑「今日は珍しく機嫌悪いみたいですわ」 朝倉「ケーキ買ってきたわ。一緒に食べましょうよ」 長門「(ゴゴゴゴゴ)」 朝倉「時をかける少女のDVD借りてきたわ。見ない?」 長門「(ゴゴゴゴゴ)」 朝倉「長門さん、カレシから電話よ・・・なんかかなり謝ってるみたい」 長門「(ゴ・・・)」 喜緑・朝倉「・・・あれが原因か(汗」 --- 朝倉「長門さん、進学はどうするの?」 長門「・・・思案中」 朝倉「部長氏と同じ大学受ければいいんじゃない?」 長門「わたしの仕事は涼宮ハルヒの監視。    任務遂行のためには涼宮ハルヒと同じ大学に進学しなければならない」 朝倉「それもそうねえ」 長門「だが部長氏のそばにいたい(///)」 朝倉「長門さん、愛に生きなさいよ。涼宮ハルヒはわたしと喜緑さんでなんとかするから...
  • 古泉消失
    古泉消失 当初の予定では古泉が失踪する話だった いつか森園生をバイオレンスものでやってみたいと思う それはそうと古泉、お前色がいつもと……、俺がそう言いかけると古泉が目を丸くした。 「こ……こんなバカなことが」 「どうした」 古泉がガタリと椅子を引いて立ち上がった。「僕の持つ力が開放されてゆきます!」 古泉の輪郭がだんだんと赤い光の球体に包まれてゆく。「こんな……いったいなぜ」 「おい古泉大丈夫か。神人でも現れたのか」 「いいえ、ここは閉鎖空間ではありません。この通常空間では僕の力は使えないはずなのですが。ありえません」 古泉の球体がいっそう輝きを増してゆき、白く光った。俺は目を眇めた。 後ろを振り返ると長門が目を丸くしている。「……消失する」長門がそう呟く。 「これを!」古泉が、いや古泉の球体が赤い物体を差し出した。 「いったい何が起ってるん...
  • 涼宮ハルヒの経営I 仮説4 その後
    仮説4 その後 現代に戻ってきてその後の話を書こうとしていたのだが 文章量を大幅に削ったために使われなかったシーン ハルヒの古墳だけ離れている 磐之媛陵 奈良県 夜中の3時 ハルヒは人差し指を突きつけたまま固まっていた。創設者の剥製としてこのまま職場に飾ってもいいかもな。なんてことを考えてると、ハルヒが突然喋りだした。 「、覚えておきなさいよ」 その前のセリフはなんだったっけ、と千六百年前の出来事を思い出そうとしていたのだが、ハルヒに遮られた。 「あれれ!?あたしたち戻ってきたの?」 「そうだ。無事生還したぞ」 「あっけなかったわね。もっと仰々しい魔法みたいな映像が見られると思ってたのに」 仰々しかったのはお前自身だ。  まあとりあえずは五人揃ったわけだし、俺たちの現実世界に戻ろう。  時間を聞くと午前三時をまわっていた。新川さんの車でそれぞ...
  • つるや食堂
    つるや食堂 実在する食堂をネタにmixi日記に貼ったSS  給料日前だというのに職場の同僚と酒場をハシゴし、財布の中身がいくら残っているのかも、その店が何件目かも覚えていなかった。ただ酒が飲めればどうでもよかった。それまで愛想よく付き合ってた後輩が、気が付くといなくなっていたのでどうやら先に帰ったのだろう。なんか終電がどうとか言ってたような気もする。寄りかかる相手をなくして我に返り、見上げると丸い月が出ていた。あの頃と変わらない真ん丸い月が。  ハルヒ達と疎遠になってだいたい十五年くらいになる。大学を出てそれぞれ就職し、給料を稼ぐだけの生活にずぶずぶとのめりこんでいった。あの長門でさえ、今日は仕事だからと会うのを断った。俺たちはだんだん、世間のしがらみに流され本音と建前の波に揉まれ、妥協と嘘を覚えながら歳を重ねていった。  あいつらと会わなくなったのは、別...
  • 涼宮ハルヒの経営Ⅱ城で上演
    城で上演 最後の上演を村でやるはずだったが城に変更された元の文章  十月に入ってようやく一息入れたと思ったらまたとんでもないことを言い始める奴がいた。 「あの、涼宮さん。わたしたちがやっていたお芝居、あれもう一度やりません?」 「みっくるちゃん、あなたも段々分かってきたじゃないの。あたしも今回の旅の最後を飾る何かが足りないと思っていたところよ」 言い出しっぺがいつもの超監督じゃなくて朝比奈さんだというから、どういう事態かは賢明なる読者はおおよそ察しがつくだろう。 「脚本もさることながら、わたしたちの演技もかなりクオリティ高いと思うの」 “脚本もさることながら”という部分でチラと長門を見ているのは、おだててるのか。ハルヒを焚きつけるどころか長門を拐かすとは、なにをさせたいんだ朝比奈さんは。長門もカーテン越しの日差しの中できれいに微笑んでんじゃない。 「ま、またやる...
  • 涼宮ハルヒの経営I 仮説4 古墳タイムトラベル
    仮説4 古墳タイムトラベル 時間凍結の途中で史実にある盗掘や調査について書いていたのだが 文章量を削ったために採用されなかったシーン 石室は縦穴式に変更された 長門には特殊な映像が見えているということを示す 明かりがないので何も見えないが、隣に長門の体温があった。俺は小声で囁いた。 「長門、もう現代に戻ってきたのか」 「……まだ」 「今はいつだ?」 「……西暦でいうと、一八七二年」 ええと、いやでござんすペリーさん、じゃなくて、いちはやく憲法発布、くらいか。明治初期だな。 「まだ百四十年くらい早いぞ。なにかあったのか」 「……熱源が三つ。外に人がいる」 俺はじっと耳を澄ました。石に耳を当てると確かに小さな足音がする。ちょうど石室の上のようだ。 「この時代に誰だろう。発掘調査かな」 「……調べてくる」 長門は俺たちが寝ていた石棺の足元のほ...
  • 2007/04/18
    朝倉「長門さん喜緑さん、おでん持ってきたわよ」 喜緑「嬉しい。いっしょに食べましょう」 長門「(コクリ)」 朝倉「タマゴは1個ずつね。ハンペンは2切れずつあるはず」 長門「グス・・・」 朝倉「な・・・長門さんどうしたの急に泣き出したりして!?     学校でつらいことでもあったの?」 長門「・・・カラシ(泣」 喜緑「ハヒィィハヒィィ(涙」 --- 朝倉「長門さん、喜緑さん・・・わたし、情報統合思念体に帰ることにしたの」 喜緑「そんな、突然すぎます」 朝倉「涼宮さんはわたしのことが嫌いみたいだし。     キョン君は殺し損ねちゃったし。     これ以上待っていても情報爆発は望めそうにないし」 長門「待って・・・」 朝倉「長門さん止めないで・・・わたしだってつらいのよ」 長門「おでん・・・置いていって」 朝倉・喜緑「ってそっちかよ!!」 --- 長門の部屋の前: 長門「そこに隠れ...
  • 2007/04/24 その1
    朝倉「お風呂わいたわよー」 長門「まだ・・・いい」 朝倉「今日は体育の授業で汗かいたでしょ。先に入りなさい?」 長門「このテレビが終わってから・・・」 喜緑「じゃあわたくしが先に呼ばれますわ」 朝倉「じゃ、わたしと一緒にはいろっか(ウフッ」 喜緑「あら、たまにはいいですわね」 長門「・・・入る」 朝倉「じゃあわたしと」 喜緑「さすがに三人は無理ですわね。入ってらっしゃい」 朝倉「ちょ・・・ちょっと!喜緑さん!」 喜緑「どうしたの朝倉さん素っ裸ではしたない!」 朝倉「そんなことはどうでもいいのよ!」 喜緑「ほらバスタオル。落ち着いて話して。どうしたんですの?」 朝倉「長 門 さ ん に は オ ヘ ソ が な い の よ」 喜緑「あら、わたしにもありませんわ」 呆然とする朝倉 喜緑「ヘソなんて無用の長物。     わたしたちを作...
  • 2007/04/23
    朝倉「今日はカニ鍋でもしましょうか」 朝倉「長門さん!長門さん!大丈夫!?」 喜緑「どうしたの!?」 朝倉「長門さんが泡吹いて倒れたの!」 長門「わたしは・・・カニアレルギー」 朝倉「先にそれを言って!」 朝倉「って喜緑さんひとりで食べてないで」 もくもくと食べている喜緑さん。oO(カニなんてほんとひさしぶりだわ) --- 朝倉「長門さん、おはよう。     お弁当作るなんて珍しいわね。彼氏?」 長門「そう・・・(///)」 朝倉「うらやましいわ。好きな人のためにお弁当に愛を込めて作るのはいいわよねぇ」 喜緑「白ご飯だけ?おかずはないのかしら?」 長門「カレー」 喜緑「そ・・そうね。斬新でいいかもしれませんわ」 朝倉「鍋一杯あるから余っちゃうわね・・・」 長門「わたしが処理する」 朝倉「それより・・・ちょっと分子構成を操作して量を3倍に(フフッ」 北高中庭で臨時カレーショップを...
  • 涼宮ハルヒの経営I 仮説5 電気ストーブ
    仮説5 電気ストーブ 仮説4の一部だったが仮説5の亀の登場のために修正された話 元々は亀ではなく電気ストーブのループだった  翌日の夕方、朝比奈さんが緑色の物体を抱えてきた。 「なんですかそれ。えらく懐かしいストーブですね」 「スイッチが入らなくなくなっちゃって、直せないかしら」 未来には家電店がないんだろうか。それとも古すぎてメーカーが修理してくれないとか。近頃じゃ燃えたり煙が出たりしてリコールになるストーブが多いんだが。 「これってもしかしてハルヒが映画のスポンサー料とかいって電器屋さんからせびったやつじゃ」 「ええそうよ。ってこれをわたしにくれたのキョンくんじゃ……」 そうでしたっけ?俺はカンダタがぶら下がっていたのよりはずいぶんと細い記憶の糸をたぐりよせたが、いっこうに覚えがない。 「あっ、ごめんなさい、このときはまだ……」 朝比奈さんがぺろり...
  • 働くTFEI
    働くTFEI 2008年3月ごろから貼った保守ネタ 長門不動産 「すいません、先ほどお電話差し上げた者なんですが」 「……用件を聞こう」 いきなりヒットマンみたいな対応だな。って長門かい! 「こんなところでなにしてんだ」 「……食費を賄うためのバイト、もしくはそれに準ずる労働」 「そうか。ヒューマノイドもいろいろと大変だな」 「……用件は」 「ああそうだ、卒業したら一人暮らしするんでアパート探してるんだ。いい物件あったら教えてくれないか」 「……分かった。希望する条件を尋ねたい。部屋数、階数、木造・鉄骨、家賃そのほか」 バイトにしちゃ堂に入ってるな。宅建とか持ってるのかもしれんな。 「んーそうだな、ゼイタクは言わん。駅にできるだけ近くて1LDKくらいのアパートで、造りは木造でも軽量鉄骨でも構わん。足音が気になるからできれば二階な」 「……予算は」 「...
  • みくるとの再会
    みくるとの再会 当初みくるは未来に帰ってしまった設定にしていたのだが 時系列が合わないので没にした (後日、涼宮ハルヒの経営Ⅰで使われた) 長門が消えて3日が過ぎた。 ハルヒには、おおかた実家にでも不幸があって帰ったんだろうとごまかしておいたが、信じたかどうかは定かではない。 3日ということはタイムトラベルで別時代に行ったわけではないということだ。 なぜなら、戻ってくる可能性があるなら即現れるからだ。 それが1分後でも2分後たいした違いはない。ところがそれが3日間ということは、少なくとも長門の自時間で3日間、 戻って来れない事情にあると考えるべきだろう。 朝比奈さんがかけつけた。つまり未来から戻ってきた。 「涼宮さん、おひさしぶり」 「あら、みくるちゃんじゃないの。帰ってたんだ」 「お元気そうでなによりです」 「どう?スイスの...
  • 涼宮ハルヒの経営I 5章
    5章 ハカセくんが途中でいなくなったので削られたシーン 量子猫の冒頭  仕事の帰り、駅前のケーキ屋でスイス風ケーキを買って長門のマンションを訪ねた。あいつはここ一週間ほど、ハカセくんを連れて筑波の高エネルギー研究施設に出向していた。ハカセくんに反物質の作り方を教えるとか言ってたが、俺にはよく分からん。今日帰ってくるはずなのだが。  入り口でインターホンを押すと、いつものように無言の長門が自動ドアのロックを開けた。いないときはそのまま四桁のキーを押して、あらかじめもらった合鍵で入ることにしている。  エレベータで上がって七階の踊り場から、七〇八号のドアが少しだけ開いているが見える。長門はいつも、俺が歩いてくるのをドアの前でじっと待っているのだ。 「よっ」 「……よ」 俺が手を振ると、長門はどっかの耳長星人がやるような長寿と繁栄のあいさつをした。 「おかえり。...
  • 2007/04/24 その2
    お茶 喜緑「このたび、わたくしもお茶に目覚めましたわ」 朝倉「やるわね。朝比奈みくるに新たなるライバル出現かしら!?」 朝倉「変わった味ね。なんて銘柄?」 喜緑「ハリガネを入れてみたんだけど・・・お口にあうかどうか」 朝倉「ブーッ!!」 長門「・・・オエ」 朝倉「あなた向いてないわ」 ボリボリ食ってる喜緑さん カレー 朝倉「隣の奥さんにね、カレーの隠し味には醤油がいいと聞いたの。どう?」 長門「・・・ユニーク」 朝倉「でしょ。ちょっとだけ甘味が出るのよね」 長門「味噌もいい」 朝倉「へー。どんな味になるの?」 長門「・・・味噌の味」 朝倉「そりゃまあ・・・そうだわね」 ドバドバとソースをかける喜緑さん 朝倉「ちょwww」 朝倉の部屋 喜緑「朝倉さんいますぅ?」 朝倉「あら、どうぞどうぞ上がって...
  • 宝くじの記憶抹消
    宝くじの記憶抹消 当初キョンがリアル世界の未来に出現するプロットもあった 時系列の調整で没になった 長門が俺の後ろからズボンのベルトを引っ張った。だから用があるときは袖を引いてくれと。 「あなたの記憶からある情報を消したい」 「何の情報だ?」 「サッカーくじの当選番号」 チッ、知ってやがったのか。 「個人の利益のために未来で得た情報を利用することは禁止されている」 「一度くらい大目に見てくれよ。SOS団の活動資金にしたいんだよ」 「だめ。例外は許されない」 しょうがねえな。まあ金に有り余ってるとハルヒがろくな使い道を考えつかないとも限らんしな。 「記憶を消すってどうやるんだ。まさか脳を手術したりしないだろうな」 「こう……」 長門は両手で俺の頭を抱えて「少しかがんで」と言った。俺は言われるままに頭を長門の顔に近づけた。 長門の暖かい唇を額に...
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