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リンネ/ハチ - (2018/08/23 (木) 20:31:14) の編集履歴(バックアップ)


作詞:ハチ
作曲:ハチ
編曲:ハチ
唄:初音ミク

黒い山羊(やぎ)(つぶや)いた
「白線よりお下がりよ
鈍色(にびいろ)電車通り去って」

隣りで猫が問い掛けた
「アナタは何処(どこ)に向かうんだい
ここらも(じき)に死んじまって」

赤の手首携えて
私一人 ふわり根無し草
()びた水を飲み込んで
次の駅

またどうか どうか愛を
帰りの電車は何処(どこ)にも無いわ
教えてダアリン ダアリン ねえダアリン
声が聞こえたような気がした

枯れた花は(つぶや)いた
「感情がない、感情がない、
心は(うれ)い夕を吐いて」

(せみ)の泣いて()ちる頃
電線が裂いた赤の下
立入禁止 蹴っ飛ばして
(たけ)り影がドロドロと(こぼ)れ出す

「見えない」と泣いて泣いて
私の想いを探しているわ
教えてダアリン ダアリン ねえダアリン
鳴らぬ電話の命は何処(どこ)

(うだ)(うだ)る環状線
ここには無い ここに終点は無い
左 左 右で鳴る
踏切りの音 カンカラリンドウ

カラスは言う カラスは言う
「あの頃にはきっと戻れないぜ」
「君はもう大人になってしまった」

またどうか どうか愛を
終わらない輪廻(りんね)
千切(ちぎ)っておくれ

さよならダアリン ダアリン ねえダアリン
あの日私は大人になった

絶えず想う 二人一人
暮れ落ちた言葉は取り返せずに
さよならダアリン ダアリン ねえダアリン
クルクル回る環状線を
「一人(あわ)れに歩めや少女」