池田理代子『聖徳太子』盗作検証Wiki内検索 / 「検証画像6」で検索した結果
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検証画像6
検証6:プライドの高い大姫も赤くなる王子の一言 山岸版も池田版も、どちらも大姫はプライドが高いという設定になっている。 結婚する前に、周囲のはからいにより大姫と厩戸が会うシーン。プライドの高い大姫に対して、厩戸が「負けてない」セリフを言う場面。これにより、大姫は厩戸を意識していき、周囲に奨められるという形をとりながらも、内心は厩戸が好き、という設定で結婚する。 (上段:山岸版、下段:池田版) 検証5:不吉な惨殺場面を見る 検証6 検証7:女とはよいものか? -
検証画像20
検証20:物部一族が現れるが王子によって去る 山岸版 オカルトが得意な山岸凉子らしく、厩戸は生きながらに死んだ人間や死後の世界などと関わることが出来る。 これは死んだはずの物部一族が現れるシーン。亡霊達は、死んだ時の服装をしており、物部の兵隊達は鎧を身につけている。それぞれの表情は恨めしそうで、絵柄の印象は恐ろしく、おどろおどろしい雰囲気である。 しかしそんな物部の亡霊達も、王子によって去っていく。 幽霊にも物おじしない王子の強さ、そして怖さも読者に伝わるワンシーンだ。 池田版 池田版も、王子の元へ死んだはずの物部の亡霊達が現れる。 亡霊達の姿は死んだ時の姿、つまり鎧を着ており、その姿は怨めしそうだ。それまでは歴史学習漫画的だったのだが、いきなりオカルトなムードたっぷりな絵柄となる。 山岸凉子のオカルトな世界からの影響だろうか。... -
検証画像17
検証17:池田理代子の聖徳太子像 イラストの聖徳太子像(画像左)は同作品に四天王寺の太子孝養像の模写らしき絵(画像右)が収録されているのでこれをモチーフにしていると思われるが、容貌は山岸凉子の厩戸の 細面で女性的な太子の容貌 女性のように長くたらした美豆良に花をつけた髪型 という特徴が似ている。 なぜそのまま描かなかったのか。 ※イラスト自体の初出は1993年の四天王寺創建1400年祭の記念ポスターだと思われます。 検証16:額田部女王の横顔 検証17 検証18:この時代に薔薇の花があるか -
検証画像24
検証24:自分の子供の未来を知りながらセックスする王子 山岸版(画像右)も池田版(画像左)も超能力があるので、自分の子供達が惨殺されるという未来を知っている。 にも関わらず、しっかりセックスをする。 どちらも未来を知りながらも子作りをするという設定になっているのだ。 しかも、セックスの最中に未来の子供のことを思う、というのもまったく同じ。 検証23:夢にうなされる王子 検証24 検証25:空を飛ぶ王子 -
検証画像8
検証8:厩戸の顔の比較 池田版厩戸の顔と山岸版の厩戸の顔を比較しました。 特に鼻の横の部分、目の上の部分の影を線で表すものは山岸凉子独特のもので、まずは1971年の「雨とコスモス」という作品ではじめて劇画的にこの描き方を用いました。これは読者から非難轟々で、「こんな怖い絵やめてくれ」と言われたそうです。(検証40参照) その劇画的な手法が段々と洗練されていき、日出処の天子のこの絵柄へとなりました。 この手法は他の漫画家にも沢山影響を与えているので、池田理代子だけではないのですが、同じ聖徳太子をモチーフにして、ここまで似せるのはコピーでしかないのでパクりと思えます。 一番下の絵は、どちらも厩戸が父の死という現実に、はじめて涙を流すシーンで、 顔の表情を変えずに涙だけが流れる、という姿があまりにも同じだったので比較してみました。 検証7:女と... -
検証画像23
検証23:何度も不吉な場面を夢に見てうなされる王子 山岸版(画像右)の厩戸は、未来の子孫惨殺場面を夢で何度も見てしまい、うなされる。山岸凉子の厩戸は、ぼんやりとではあるが未来が見えてしまう、という設定になっている。本人は見たくて見ようとしている訳ではなく、汗をかいてうなされ、知りたくない未来に苦しんでいる。 このアイディアは池田版(画像左)でも使われており、池田版では夢ではなく現実に起きている時に、突然、何度も、子孫虐殺シーンを見て未来を知ってしまう設定になっている。そして夢では、死んだはずの物部達を、何度も何度も夢で見てしまうのだ。起きた後の、汗をかきながら「また、あの夢だ…」という心象表現もそっくりである。 山岸版の「夢=未来の子孫の残虐場面」「現実=物部の亡霊」の図式を、夢と現実の設定を反対にしているだけで、アイディアは全くの丸パクである。 ... -
検証画像28
検証28:オーパーツな品々 (「史実に忠実」と豪語した池田氏へのツッコミページ。盗作検証とは関係ない。) いずれもこの時代には存在しない。画像はすべて池田版『聖徳太子』。 小物・家具大きなりんご ろうそく 立体的に仕上げられたフリル 脚の長い椅子やテーブル 玩具・家具タイを付けていると思われるテディベア風のクマのぬいぐるみ 自動車型の玩具 野球ボールと思われるボール でんでん太鼓 屏風 いずれもジョークなのかどうか不明。 寝具・家具ふっくらした布団 狩野派を連想させるような屏風 検証27:王子のいろいろな能力 検証28 検証29:仏像を彫る厩戸 -
検証画像7
検証7:女とはよいものか? 「女とはよいものか?」(山岸版) 腹心たる毛人に好きな人が出来、まだ女についてよくわからない厩戸が「女とはよいものか?」とつぶやくシーン。 「妻とはよいものか…?」(池田版) 腹心たる河勝に好きな人が出来、まだ女についてよく理解できない厩戸が「妻とはよいものか?」とつぶやくシーン。 検証6:大姫と王子の一言 検証7 検証8:厩戸の顔の比較 -
検証画像2
検証2:わたしには見える 遣隋使の船が行き来する未来を読む王子。 人物のバックに海を配置する演出や、その海のタッチ、また「わたしには見える」といいながら、聖徳太子の偉業として有名な遣隋使を、まだ行っていない段階で太子が語る、という日出処の天子のラストとしてあまりにも印象的なセリフまで同じである。 (上段:山岸版、下段:池田版) 検証1:王子の超能力 検証2 検証3:馬に乗った厩戸だけが -
検証画像27
検証27:王子のいろいろな能力 上段(画像左2コマ池田版、右2コマ山岸版)は、気で敵を倒して恐れられるシーン。 中段(画像左1コマ池田版、右3コマ山岸版)はその力が効かなくて焦るシーン。 下段(画像左2コマ池田版、右2コマ山岸版)は厩戸が動かなくなるシーン。 上段の気で敵を倒すシーンは、厩戸の目が白く描かれており、指を一本も動かさずに、ただ「気」だけで複数のザコ敵キャラを倒す。設定が全く同じだ。 中段は「王子の力が効かない毛人」の説明を参照。山岸版の「毛人には力が効かない」という設定と、「来目を助けられずに『何故だ?』と焦るシーン」もパクっている。 下段の池田版の方は、突然動かなくなったと思ったら、厩戸が「日羅が殺される」と透視する。山岸版でも厩戸はよく物事を透視出来、その場にいないのに「毛人も行ってるな…」だとか、布姫に笑いかける毛人を透視して「なんだ?... -
検証画像30
検証30:力が効かなくて間一髪! 厩戸は、じっと見据えて、目力かオーラか何かで相手を圧倒することができる。 (王子のいろいろな能力の上段の画像参照。) しかし、目力が効かずに厩戸が焦るシーンもある。 敵兵に追われて来目王子が厩戸のところに逃げてくる。迫りくる敵と来目王子。厩戸は敵兵を睨むが目力が効かない。迫りくるスピードと緊張感……。そして、直前に矢が飛んできて間一髪助かる、という場面。 このように焦る厩戸が見られるのは珍しい。ほっとするのだが、すぐに何故効かなかったのか分析に入っていくのが厩戸らしい。 (王子のいろいろな能力の中段の画像参照。) 緊張と緩和の表現技法が見事である。 この緊張と緩和の表現は池田版でも見られる。王子の力が効かない毛人を参照。 検証29:仏像を彫る厩戸 検証30 検証31:善信尼のプラトニック... -
検証画像3
検証3:馬に乗った厩戸だけが注目される 馬に乗った厩戸だけが注目される(山岸版) 物部対蘇我の合戦シーン。 ここは何故か馬に乗った厩戸だけが注目されるシーン。 「東南にしりぞけえ」の、髪の毛のたなびき方がいつも冷静な厩戸にしては激しい。 こんな髪の流れは毛人との別れの時に「違う!」のところでもある(分かる人にしか分からないだろうが)。 馬に乗った厩戸だけが注目される(池田版) こちらも物部対蘇我の合戦の時のシーン。 右上の髪をたなびかせる王子は山岸の「東南ぞ、東南にしりぞけえ」の厩戸に似ている。また左下の何故か王子だけが浮かびあがるように注目されるのも山岸版と同じである。 検証2:わたしには見える 検証3 検証4:仏が見える -
検証画像5
検証5:不吉な惨殺場面を見る 何度も不吉な惨殺場面を見る(山岸版) 山岸凉子の日出処の天子はいつも不吉な暗い影が作品全体を覆う。 その一つとして、厩戸は未来の、子孫の大量殺害場面を何度も夢で見る。他には、滅ぼした物部達の亡霊が現れたりする。 (物部の亡霊は池田版でも現れる。山岸版では未来の殺害場面は夢で見、過去の殺害された人間が現れるのは目覚めている時だが、池田版では逆にしており、未来の殺害場面は起きている時に見、過去の殺害された人間は夢で出てくる。→不吉な夢にうなされる王子) 絵の効果としては、とにかく残虐なシーンなのだが、その前後が一切なく、その場面だけが写真のように切り取られたように、突然、読者の前に突き付けられる感じだ。厩戸と同じように読者も驚いてしまう。 何度も不吉な惨殺場面を見る(池田版) 池田版でも厩戸は何度も子孫が惨殺されるシーンを見... -
検証画像42
検証42:魑魅魍魎が見える 山岸版の厩戸は魑魅魍魎を見る。 これは、毛人と一緒に魑魅魍魎を見てしまい、厩戸がお経(?)を唱えて毛人を守るというシーン。 池田版も厩戸が魑魅魍魎を見るという設定になっている。また、「厩戸はお経を唱えて悪霊を退散させることが出来る」というネタは、物部の亡霊が出てくるシーンでちゃっかり使っているようだ。→検証20:物部一族の亡霊を王子が退散させる 検証41:カラー比較画像 検証42 -
検証画像9
検証9:額田部と布都姫 フツ姫は髪型が一つにアップにしてひろげて平らにしたような不思議な髪型をしていて、山岸凉子は埴輪を参考にしたと言っている。衣装はアイヌのような不思議な模様が入っている。 検証8:厩戸の顔の比較 検証9 検証10:馬子と刀自古 -
検証画像25
検証25:空を飛ぶ王子 山岸版(画像上段)では夢か現かよくわからない状態で厩戸が飛んだり、毛人と同じ夢を見たりする。 このシーンも夢のような状態で飛んでいるシーンだ。(夢か現かよくわからない状態。違う次元の状態か? 体はその場にあって体だけが飛んだりと、現実ではない、よくわからない状態で飛ぶことが多い)。 そして、王子にとって特別な人、毛人の元へ行って、布団に入りこむというシーンだ。 毛人と王子はよく同じ夢を見るので、このこともしっかりと毛人は覚えている。 山岸版は、歴史物なのに、オカルトだけでなく、こういったファンタジックなシーンもあるのだが、不思議なことに、王子の人間らしさ(出来ないことや苦しみが不自然ではない)や、作品全体としてのリアルさは失われないのが不思議である。 池田版(画像下段)でも王子は空を飛ぶ。 このシーンは夢の中で王子が飛ん... -
検証画像35
検証35:竹田にアドバイスする額田部 額田部は物部と蘇我の合戦に際し、息子の竹田王子を出陣させる。 これは、山岸版・池田版共に、「竹田の身は心配だが、他にも王子達が出陣するから、将来竹田を大王につけるためには出さないわけにはいかない」という理由で、頼まれてではなく額田部の意向で出陣させるという経緯となっているのが全く同じである。 このコマは、出陣する直前に、竹田に母としてアドバイスする額田部のシーンである。 「無理をしないで大丈夫」と額田部がアドバイスし、上座に額田部、下座に座っているのが竹田で、竹田は母のいいつけを聞くような形となっている。 出陣の経緯も同じであるが、額田部は息子を溺愛しつつも大王につけたいと期待し、竹田王子はマザコンで母のいいなり……、という母子のキャラクター設定も山岸版と同じである。 画像上段・山岸版、下段・池田版 ... -
検証画像4
検証4:仏が見える 何度も仏が見える(山岸版) 日出処の天子では、何度も厩戸の元に仏が現れる。 この場面では、暗闇の中から仏がボヤ~ッと隅の方から現れ、それを厩戸が見上げていると仏が沢山現れ、厩戸を取り囲むようにして集まってくる、というシーン。 右ページでは、バックは黒ベタで、厩戸のバックには何もせず、仏の周りのみ点描を施し、厩戸と仏を両端に配して、動きのないポーズを決めた仏の姿でありながらも、「この世ならぬものが、今、出現してきた」というのが分かる。 そして左ページでは仏が一人ではなく沢山、厩戸を取り囲むようにして集まっており、何やら厩戸を心配しているかのようである。 何度も仏が見える(池田版) 山岸凉子の厩戸が何度も仏を見るのと同じように、池田版でも仏を何度も見る。 仏達が現れて、厩戸を取り囲むようにして心配するシーン。 まずは、... -
検証画像36
検証36:用明天皇の意向を代弁する厩戸 用明天皇は、日本の天皇としてはじめて仏教信仰を詔として出した天皇である。 日本書紀には、このように記述されている。 「天皇は病にかかられて宮中に帰られた。 群臣がおそばに侍り、天皇は群臣にいわれた。 『自分は、仏・法・僧の三宝に帰依したいと思う。卿らもよく考えよ」と。 群臣は参内して相談した。物部守屋大連と中臣勝海連は勅命の会議に反対して 『どうして国つ神に背いて、他国の神を敬うことがあろうか。(中略)』といった。 蘇我馬子大臣は、『詔に従ってご協力すべきである(中略)といった。」 《講談社学術文庫『日本書紀』(著:宇治谷孟)下巻 P74~75より》 つまり、天皇は群臣に、自ら言っているのである。ここで厩戸王子は一切登場しない。 山岸版 山岸版では、用明天皇は温厚な人物として描かれてお... -
検証画像1
検証1:王子の超能力 矢を粉砕する王子(山岸版) 見開き2ページを使い、読者がページを開くようなもたつく時間がないため、2ページで一つの絵としてスピード感がある場面となっている。 右ページでは矢を放ったスピード感、それに気付く王子と、王子を心配する人間の「王子!」のセリフ、すぐに左ページの王子は白目をむき、体は正面、フラッシュという効果でとにかく「矢を粉砕する王子」に視線が集まるようになっているので、矢を粉砕するという行為とともに、絵の効果としてとても迫力があるように描かれている。 これにより矢を放った人間は厩戸を恐れ、読者は厩戸がおよそ人間らしくない能力を持つ人であるということが理解出来る(同時に、読者は、だんだんと明かされていく厩戸の人間らしい内面の葛藤とのギャップに感情移入していけるようになっていく)。 槍を粉砕する王子(池田版) 山岸凉子のシー... -
検証画像14
検証14:調子麻呂の苦労 こちらは1984年LaLa3月号に掲載された「日出処の天子・楽屋裏」の一部。 クライマックスの前に本編が休載となりこちらが掲載された。 王子の演出の為に、毎日、調子麻呂が花を摘みにいっているというエピソードをギャグにして漫画にしている。 このことから見ても山岸凉子は厩戸に花をつけさせたのは創作漫画としての演出であると考えていることが伺える。 検証13:王子の力が効かない毛人 検証14 検証15:額田部女王 -
検証画像16
検証16:額田部女王の横顔 こちらは横顔の比較。 少し解りづらいかもしれないが、中央で真ん中分けして、上に一度アップにしてそこから広げる髪型をしている。 それから髪に付けている装飾品も、山岸凉子の作品が丸をモチーフにしたようなデザインになっているのに対して池田版でもそうなっている。 間人媛に比べると迫力ある顔というか、気の強そうな顔だちだ(でも間人媛より実は泣く)。 検証15:額田部女王 検証16 検証17:池田理代子の聖徳太子像 -
検証画像31
検証31:善信尼と厩戸の舎人のプラトニックラブ 山岸版では、旅立つ善信尼を見送りたいという調子麻呂の気持ちを察していながら、厩戸は用事を言いつけて邪魔をする。 このエピソードが、池田版では逆に、気持ちを察した厩戸が用事にかこつけて舎人を善信尼のもとに送り出すというエピソードになっている。 山岸版も池田版も、その後、肉体的な関係は一切持たずにプラトニックな関係を保っていく。 史実では 日本書紀巻二十に 「司馬達人の女(むすめ)嶋を出家させて善信尼といった」 《講談社学術文庫『日本書紀』(著:宇治谷孟)下巻 P67より》 疫病が流行したのを守屋たちが仏教のせいだと天皇に言ったため、 「役人はたちまち尼らの法衣を奪い、からめ捕えて海石榴市の馬屋館につなぎ、尻や肩を鞭うつ刑にした」 《講談社学術文庫『日本書紀』(著:宇治谷孟)下巻 P6... -
検証画像34
検証34:穴穂部王子の額田部(炊屋姫)強姦未遂事件 日本書紀巻二十一には 「穴穂部皇子(欽明天皇の皇子)が炊屋姫皇后(敏達天皇の皇后、後の推古天皇)を犯そうとして、皇后が天皇の殯(もがり)宮におられるところへ押し入った。 天皇の寵臣であった三輪君逆が兵衛を呼んで宮門をさしかためて、防いで入れなかった」 《講談社学術文庫『日本書紀』(著:宇治谷孟)下巻 P72~73より》 とある。 侵入未遂である。 ところが、山岸版・池田版は共に正史に反し、穴穂部王子は殯宮の侵入に成功して炊屋姫に暴行を働く。またその時に、穴穂部王子が政治的交渉を行なう点も両作品に共通している。 襲い掛かる穴穂部王子、駆けつける三輪君逆、君逆にすがりつく炊屋姫、等々、構図もそっくり同じ。 検証33:物部守屋 検証34 検証35:竹田王子と額田... -
検証画像41
検証41:カラー顔の比較 厩戸の顔のタッチや、髪型の比較。目、鼻、唇、そのどれもが女性的で、同じタッチである。 まず最初に言っておきたい。1400年も前のことである。聖徳太子がどのような顔をしていたのか、正確にはわからない。当時は写真などもちろんない。あるのは後世に作られた様々な絵や像のみである。 しかしそのどれもがこのような顔はしていない。 参考:従来の聖徳太子の絵・像の一例 香炉を持つ太子像 五千円札の聖徳太子 菊池容斎の聖徳太子 また髪型も、当時は美豆良に結うのが一般的だったが、美豆良にも様々な形があり、聖徳太子がどのような髪型にしていたかはわかっていない。また男性が、日常的に髪に生花を飾るというのも資料として見当たらない。 輪にして中央から長く垂らした美豆良、花の飾り、くるんとなったリボンのようなものの描き方、そして顔の風貌やタッチ、…... -
検証画像32
検証32:穴穂部を心配する間人媛 弟の穴穂部王子を心配する間人媛が、親しい者につい「弟の穴穂部が心配だ」と話してしまうシーン。 間人媛の性格設定(わきまえたおしとやかな女性)は、山岸版も池田版も同じ。 (行動的な才女である額田部女王と対比されるのも共通している。→額田部女王参照。) 穴穂部がどういう人間であるかを理解し、心配しつつも、何か具体的に行動に移すわけではなく、親しい者にだけ姉として心配している姿を見せる。 間人媛の容貌のパクりは豊日大王・間人媛・王子たちを参照。 容貌だけでなく、このシーンはセリフと仕草があまりにも同じである。子供の相手をしながら(読者から見て)右方向を向き、うつむき、右手を顔に当てながら話す様子が、絵の構図としてもそのまま同じである。 記紀や伝歴には間人媛がこういうふうに心配していたという記述は一切ない。 穴穂部... -
検証画像21
検証21:変装する厩戸 山岸版の厩戸王子は、女装したり、身分の低い奴(やっこ)になりすましたり、変装が趣味だ。 山岸版は布都姫を殺そうとしているシーンからのアップなので、夜叉のような顔になっているが、髪が少し崩れて顔にかかって、顔の表情は興奮してネコのようにつり目になっていて、それが何とも言えない色っぽい顔になっている。 池田版でも王子は変装する。池田版のこのシーンは女装ではなく身分の低い奴に変装しているシーンなのだが、なんと女性的なことか…。 厩戸王子が女性的でこのような顔をしていたという資料は絵伝等見ても見当たらない。 検証20:物部の亡霊を退散 検証21 検証22:新羅に伝わる伝説の人が厩戸? -
検証画像18
検証18:この時代に薔薇の花があるか 山岸版『日出処の天子』LaLa 1980年8月号の扉絵 この時代にない薔薇をつけた王子のパロディ風の扉絵。 薔薇は、万葉集にやっと茨(うばら)という文字が、600年代後半から700年代にかけて二首のみ出てくるが、それさえ現在のバラ科に属するものかは解っていない。 (漫画に出てくる時代は500年代後半) 現在のいわゆるバラは中国原産で、中国との国交が確立されてから入ってきたもの。 遣隋史以前の飛鳥時代にこんな風に描くこと自体、史実としておかしいのである。 山岸凉子はあくまで創作漫画として日出処の天子を描き、編集に「女の出ない漫画なんて!」と言われたため、華やかにする様々な努力をしたと語っている。 まず当初は刀自古を登場させ(でも連載四回目にいなくなっちゃいました、とも語る)、他に王子を女性的に描き、男性だが花をつ... -
検証画像40
検証40:厩戸の容姿やペンタッチ 決めセリフの時の厩戸の顔 山岸凉子による厩戸の造形・描線について、夏目房之介はこのように評価している。 「厩戸王子の描線は、少女が女になることで獲得したオンナとしての豊満さ(イヤラシサ)を、削ぎ落としていって可能になった。魔性の性としての美少年を表出する描線、つまり両性具有的描線なのである。」 「厩戸の顔は、(略)聖と俗の両端を大きな振幅で揺れる。(略)それらの造形は、驚くほど注意深く、微妙な描線の変化で描き分けられている。私は無謀にも厩戸の絵を模写したことがあるのでわかるのだが、一ミリの何分の一でも線が狂えば表情は変わってしまう。」 「恐らく作者は、苦心惨憺して場面ごとに表情を造形したのだろう。それだけ厩戸の性格造形が複雑で異様だったのである。」 「厩戸の髪型と耳に添えられる花、劇的な場面で見せる彼の舞の... -
検証画像26
検証26:死者を連れていくものが見える王子 山岸凉子の厩戸は、「死」を、普通の人とは違う感覚で捉えている。 右上は父を連れていく疫神を見るシーン。 このシーンは「死」を言葉で説明するのではなく、連れていかれる父を絵で説明している。この後に「顔の表情を変えずに涙を流す王子の絵」が描かれており、言葉では一切語らない分、余韻が残るシーンである。 左上は、毛人が仏についていってしまいそうになるシーンである。 また右下は、物部との合戦の時に、人が沢山死んだために、仏も沢山現れるというシーンである。 『日出処の天子』では、死者は仏や神が連れていく考えがあるようで、それも王子にだけ見える。 左下は池田版の竹田王子が死ぬシーンである。 言葉ではなく、「何かに連れていかれる」という絵によって「死」を説明している点が山岸版と同じである。 ページを大きく... -
検証画像12
検証12:毛人+調子麻呂=河勝+調子麻呂 容貌は、毛人にそっくりなのが河勝、調子麻呂の容貌はそのまま調子麻呂だ。 調子麻呂はいつも目が細くて、目を開いてるんだか開いてないんだかわからない顔をしている。そして山岸版と同じく、後ろに一つに結んだおだんご頭をしている。 河勝は、毛人と同じく、厩戸の細面に対して割と男らしいはっきりとした顔だちに、左右二つに結んだおだんご頭をしている。性格も毛人とよく似ており、従順でわきまえた、よき右腕として描かれている。 また、エピソードのパクりは、調子麻呂のエピソードを河勝に使ったり(善信尼との恋など)、毛人のエピソードを河勝に使ったりしている。 池田氏は朝日新聞で、厩戸王子と毛人の霊的恋愛を批判していたが、何のことはない、毛人との恋愛的な部分をなくしただけ、ただ人物を入れ替えて河勝にしただけなのだ。 なお、この「おお!やはり... -
検証画像33
検証33:物部守屋 守屋は記紀などに容貌に関しての記述がないため、どのような顔をしていたのかわかっていない。 (1)と(2)は横顔の比較である。 守屋の容貌に関する史実にない類似点は以下の通り。 髪型と髪色(白髪アップ、線によって白髪を表現しているのがまったく同じ) まゆ毛(長めで、キツくていつも怒っているような眉) 鼻(とがっていてデカイ) ほほ、ほほの下(ほほが出ており、ほほの下がこけている) あごや骨格がまったく同じ 目(三白眼でやや釣り目、黒目は上のほうになっていることが多い) 設定年齢(初老、馬子よりも年上のようだ。) 体型が馬子に比べてやせている また(2)-(3)は、台詞の比較である。 仏教流布に反論する際のセリフがまったく同じである。 仏もちゃんと祭らないといけないと言われ、「それは詭弁だ」を「それは馬鹿げた理屈!」に変えているが、ほ... -
検証画像29
検証29:仏像を彫る厩戸 「白膠木を見かけたら切って来てくれ」&仏像を作る厩戸を馬鹿にする泊瀬部王子 山岸版 日本書紀巻二十一には、 「そこで白膠木(ぬりで)を切りとって、急いで四天王の像(みかた)を作り、束髪の上にのせ、誓いを立てて言われるのに、 『今もし自分を戦に勝たせて下さったら、必ず護世四王のため寺塔を建てましょう』といわれた。 蘇我馬子大臣もまた誓いを立て、(中略)誓い終わって武備を整え進撃した。」 《講談社学術文庫『日本書紀』(著:宇治谷孟)下巻 P79より》 とある。 山岸版が日本書紀と違うのは、自ら切り取るのではなく、調子麻呂に「白膠木を見かけたら切ってきてくれ」と頼む点。頼まれた調子麻呂は意味がわからない。 また、その四天王像はその場ですぐ作るのではなく、時間をかけている点も異なる。 また、泊瀬部王子が「なんだ... -
検証画像15
検証15:額田部女王 若干グラマーな体つきに、頭と首に装飾品をつけている。 髪型は真ん中分けをしてから上部分だけはアップにして一ヶ所から広げ、後ろに下半分はモコモコににまとめている。そして厩戸と同じく黒ベタ髪だ。 山岸版の額田部女王を池田風にアレンジしただけで、下地となる特徴は、そっくりではないだろうか。 また性格や内心描写も同じで、何より間人媛との比較が日出処の天子まんまである。 間人媛は、控え目で優しい容貌と性格、それに対して額田部女王はひそかにライバル意識を持っているという設定だ。 「間人媛が自分の夫ではなく弟の豊日に嫁いでくれてよかった」という心理描写もある。 検証14:調子麻呂の苦労 検証15 検証16:額田部女王の横顔 -
検証画像37
検証37:大王よりも言いたいことを言う厩戸 山岸版 山岸版では厩戸はいつも用明天皇の横にいて、大王が言いにくいことも、大王よりも大王らしく発言する。 これは「宮作りを早くなさい」と発言しているシーンで、馬子はギクリとし、厩戸は薄笑いを浮かべながらチクリと痛いところをつくというシーンである。 ちなみにその後、大嘗祭が延期となり、馬子は宮作りと関連付けて「ちょうどよくといっては何だが宮の完成が遅れている」と発言している。 池田版 池田版も、用明天皇は温厚で、かわりにいつも厩戸が大王の横にいて、大王よりも大王らしい発言をする。 これは群臣に向かって「早くしなさい」と言っているシーン。山岸版では「宮作りを早くしなさい」というシーンだったが、池田版は「大嘗祭を早くしなさい」になっている。 口には薄笑いを浮かべながらチクリと痛いところをつく厩戸の描写も、ギ... -
検証画像19
検証19:王子が動かない!(上段:山岸版、下段:池田版) 山岸版では、厩戸は死んだように動かなくなることや、死んだように眠っていることがよくある。 右の場面は、毛人が王子の元へかけつけると、舎人の調子麻呂と淡水が 「目も開いているし息をしているのに、動かないのだ、まるで生きる屍のごとく」 と心配しているシーン(この後毛人が部屋に入っていくと目を開いたまま動かない王子がいる)。 左は調子麻呂が、「毒を盛られたか?」と心配して王子の元へかけつけると、王子が死んだように眠っているので「王子!!」と声をかけているシーンである。 同じく池田版でも王子はしばし動かなくなる。 右側は、河勝が王子の元へかけつけると、舎人達が「目もしっかりと開いているのに動かない、まるで魂の抜け殻のように」と話しているシーン。 左は、王子が目を開けたまま動かないので「王... -
検証画像10
検証10:馬子と刀自古 馬子はデブ、ブタ顔、顔を取り囲むようなヒゲ、鼻がでかい。 馬子の容貌に関しては、『日本書紀』巻二十一に、 「五年冬十月四日、猪をたてまつるものがあった。天皇は猪をさしておっしゃった。 『いつの日かこの猪の頸(くび)を斬るように、自分がにくいと思うところの人を切りたいものだ』と」 《講談社学術文庫『日本書紀』(著:宇治谷孟)下巻 P83より》 とあるだけで、馬子の容貌は何も書かれていない。 ただ、ここから「馬子は猪に似ていたのではないか」というイメージにはなったのかもしれないが、山岸→池田のような「丸顔・ヒゲ・ビール腹にダンゴ鼻でデブで豚のような馬子」の容貌とは断定出来ない。 『日本書紀』に 『小柄な身に、大きな大刀を帯びた馬子の不格好な姿を笑った。』 《講談社学術文庫『日本書紀』(著:宇治谷孟)下巻 P70... -
検証画像39
検証39:毛人(女性)→河勝(仏) 池田理代子は、暗に山岸凉子『日出る処の天子』を指して、聖徳太子(厩戸)と毛人の「霊的恋愛」に「違和感」を表明している(朝日新聞における池田理代子氏の発言について参照)。 しかし池田氏は、「霊的恋愛」部分を抜いただけで、山岸版毛人の設定をそっくりそのまま『聖徳太子』で盗用しているように思われる。池田版における河勝の性格や容姿、物語上の役割などは山岸版毛人そのものである。(毛人+調子麻呂=河勝+調子麻呂参照。) さて、この二つの絵は、右は山岸版、左が池田版であるが、二つの絵の構図やペンタッチがまったく同じであることに注目していただきたい。 山岸版は、厩戸が女性について毛人に聞いたところ、「しかし…女性は」と女性の良いところを毛人が述べるシーン。 池田版は、厩戸が仏について聞いたところ、「しかし仏は」と、「But」をつける必要のな... -
検証画像11
検証11:豊日大王(用明天皇)・間人媛・来目王子・田目王子 池田版豊日大王と間人媛の容貌も、山岸版ととても似ている。 豊日大王はヒゲの形も似ていて、目が細くていかにも温厚そうだ。 間人媛は黒目の多い目をしており、髪を上げて、小さいおだんごを中央にちょこんと二つ乗せているという髪型も似ている。印象的なのは、厩戸と違ってグレーの頭をしている点。 来目王子も同じくグレー頭をしていて、容貌も髪の色も、厩戸よりも母(間人媛)に似ている。 というように、池田版は山岸版と共通の設定が多いが、史書にこのような容貌・容姿の記述はない。 田目王子 池田版は山岸版と同じく、「田目王子は用明天皇に似ていた」という設定になっているが、「正史」にそのような記述はない。 「上宮聖徳法王帝説」(平安時代頃成立・聖徳太子に関する説をまとめたもの)には、穴穂部間人媛と田目... -
検証画像38
検証38:厩戸と話している最中に外を見てボー 山岸版 毛人が厩戸と話している最中に外の方を見てボーっとしてしまうシーンである。 毛人の横顔、その毛人を見る厩戸、毛人の横顔、毛人を見る厩戸、両者の様子(位置関係)、毛人が見ている風景、毛人を見る厩戸……。それを交互に描くことにより、毛人が長い間ボーっとしていた、という時間の経過がよく分かる。 池田版 河勝が厩戸と話している最中に外の方を見てボーっとしてしまうシーンである。 漫画の技法に注目していただきたい。 河勝の横顔、それを見る厩戸、河勝の横顔、それを見る厩戸、両者の様子(位置関係)、河勝の横顔、河勝が見ている風景……というようにそれぞれを交互に連鎖して描くことにより、河勝が長い間ボーっとしていたという時間の経過がよく分かる。山岸版と同じ表現技法である。 検証37:強く威厳のあ... -
検証画像13
検証13:王子の力が効かない毛人 池田版でも、毛人には王子の力が効かないことになっている。 これは毛人が追っている獲物が王子に向かって突進してきて、王子が見据えて目力でどうにかしようとしたのだが、結局できずに、直前で毛人の放った矢が飛んで来て、間一髪、というシーン(決して毛人に助けられたというわけではなく、毛人に対して力が効かないかのような描写となっている)。 このシーンは山岸版の、物部との合戦の折に来目が敵に追われて王子の元に走ってきて、王子がジッと見据えたのに目力が効かず、直前で矢が飛んできて間一髪、というエピソードに似ている。(→力が効かなくて間一髪!) 迫り来る敵、見据えたが結局できないで間一髪、という時間の経過も似ているし、その後の王子の心理描写が「なぜだろういつもはできるのに」となっているところ、また次ページでは「蘇我毛人には何故私の力が効かないのか」と... -
検証画像22
検証22:新羅に伝わる伝説の人が厩戸? 山岸版 これは淡水と厩戸が初めて会うシーン。 淡水が「あなたは弥勒仙花(新羅に伝わる伝説の人)か?」と問いかけたところ、厩戸がまさにそのような答えをしたため、ひれ伏した場面。厩戸は「そなた花郎(ファラン)の者だな」と淡水の素性を見抜いて驚かせ、後日、淡水は厩戸に弥勒菩薩の像を渡すのである。 ちなみに「花郎」に関して、何故、直接ストーリーに関係ない「花郎」を話の中に組み入れたのか、山岸凉子は氷室冴子との対談(『日出処の天子』白泉社文庫 第2巻収)でこのように発言している。 氷室「あの、花郎っていうのは? 私、あれは先生のを読むまで知らなかった。」 山岸「あれはやっぱり…男色といったらおかしいですが、あの世界じゃない?」 氷室「そうそう。いわゆる、貴族の息子たちが集まった、親睦団体という名の…(笑)」 山岸「それ... -
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このWikiは、池田理代子『聖徳太子』の盗作疑惑検証のまとめです。 池田理代子が自著『聖徳太子』を語るなかで、『日出処の天子』(山岸凉子)に対する非難とも受けとける発言をした(2007年5月14日付朝日新聞)。氏の発言に強い「違和感」を感じた有志が両作品を比較検証してみると、聖徳太子の特異な容姿にとどまらず、脇役の容姿・性格設定、史実にないエピソード、漫画技法(描法・構図・コマ割)等々、盗作疑惑箇所が大量に発見された(盗作検証に至る経緯)。 それらの疑惑をまとめたのがこのWiki。 そして盗作検証は今も検証スレッドで進行中。 類似例 わかりやすい類似箇所の例。その他多数の検証画像は左メニューから。 (左:山岸版/右:池田版。画像をクリックすると当該検証ページに飛びます。) 念力で矢(槍)を粉砕する王子 表情を変えず涙を流す王子 ... -
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目次 トップページ 漫画『聖徳太子』について 漫画『日出処の天子』について 現在までの経緯朝日新聞における池田理代子氏の発言 池田理代子公式サイトにおける投稿 盗作検証に至る経緯 週刊新潮2008年1月24号の盗作報道 ★ 検証画像 1:王子の超能力 2:わたしには見える 3:馬に乗った厩戸だけが 4:仏が見える 5:不吉な惨殺場面を見る 6:大姫と王子の一言 7:女とはよいものか? 8:厩戸の顔の比較 9:額田部と布都姫 10:馬子と刀自古 11:豊日大王・間人媛・王子たち 12:毛人+調子麻呂=河勝+調子麻呂 13:王子の力が効かない毛人 14:調子麻呂の苦労 15:額田部女王 16:額田部女王の横顔 17:池田理代子の聖徳太子像 18:この時代に薔薇の花 19:王子が動かない! 20:物部の亡霊を退散 21:変装する厩戸 22:新羅に伝わる伝説の人? 23:夢にうなさ... -
池田理代子オフィシャルサイトにおける投稿について
池田理代子オフィシャルサイトにおける投稿について 池田理代子オフィシャルサイト(http //www.ikeda-riyoko-pro.com/)のBBSにおいて、朝日新聞での池田氏の発言について投稿があったが、管理者側から削除されたと思われるものがいくつかある。池田氏の投稿と共に引用する。(改行位置は適宜変更) 管理者によって削除されたと思われる投稿 ※いずれも返答無しで削除されたと思われます。 1.1 「2007/05/14(Mon) 20 28 タオ 朝日新聞を読んで 」 初めてこちらにお邪魔します。 先ほど朝日新聞の記事を読んで思うことがあったので。 記事と一緒にイラストも掲載されていて、最初見た時は山岸氏のイラストと間違えました。 違うと分かった後もパロディかと思うほど特徴が類似してました。それだけでも不愉快なのに、 あからかに山岸氏... -
盗作検証に至る経緯
盗作検証に至る経緯 『ベルサイユのばら』で知られる漫画家・池田理代子が、2007年5月14日の朝日新聞で暗に山岸凉子『日出処の天子』を非難した。 「ある漫画家が、聖徳太子と蘇我毛人との「霊的恋愛」を描いた。『違和感を覚えました』。」 そこで文献を読み、仏教学者の助言を受け、『聖徳太子』を発表したと言う。 「『太子の顔に特定のモデルはありません』。しかし、史実にまじめに向き合った。」 ところが、その『聖徳太子』で描かれた太子は赤い唇に細面、長くたらした美豆良に生花をつけた髪型など、女性的な容姿。これのどこが「史実」? →池田理代子の描いた聖徳太子 伝統的な聖徳太子像を打ち破るこの独特の容姿は、山岸凉子が生み出したものだ。池田氏が『聖徳太子』を発表する10年も前に。 山岸氏は創作漫画として自由な描写を行ない、太子の髪に薔薇の花を飾った。 ... -
史実に基づく重複箇所(検証対象外)
史実に基づく重複箇所(検証対象外) 穴穂部王子の額田部(炊屋姫)強姦未遂事件 日本書紀巻二十一に 「穴穂部皇子(欽明天皇の皇子)が炊屋姫皇后(敏達天皇の皇后、後の推古天皇)を犯そうとして、皇后が天皇の殯(もがり)宮におられるところへ押し入った。 天皇の寵臣であった三輪君逆が兵衛を呼んで宮門をさしかためて、防いで入れなかった」 《講談社学術文庫『日本書紀』(著:宇治谷孟)下巻 P72~73より》 と記述あり。 ということで検証対象外となっていたが、史実との食い違いがあるため、比較検証されることになった。→検証34:穴穂部の強姦未遂事件 検証33:物部守屋 史実に基づく重複 検証34:穴穂部の強姦未遂事件 -
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このWikiは、池田理代子『聖徳太子』の盗作疑惑検証を目的とします。 このWikiの原型は、漫画『聖徳太子』(池田理代子)盗作疑惑検証サイトです。 ただし文面には異同があります。検証サイトを忠実に模したミラーサイトではありません。 Wikiは複数の参加者が編集・加筆して製作するものなので、異同は徐々に増えてゆくことでしょう。 検証サイトは現在「一時閉鎖中」ですが、このWikiとは別に漫画『聖徳太子』(池田理代子)盗作疑惑検証サイトという後継サイトが作られています。 このWikiはトップページなど一部を除き、誰でも編集できます。間違い・新情報などありましたら積極的に編集に参加し、修正・加筆をお願いします。 このWikiへのご意見はコメントページか盗作検証スレッドへどうぞ。 サイト内に掲載している画像は検証目的のものであり、関係出版社及び作者の著作権を侵害するものではありません。 ... -
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検証スレッド @2ch掲示板 現行スレ 池田理代子が山岸凉子の「日出処の天子」を盗作・8 http //anime3.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1207013023/l50 過去スレ ●過去スレのログはもう一つのまとめサイトに収録されています。 ◇2chスレ『池田理代子が山岸の「日出処の天子」を盗作』過去ログ http //www40.atwiki.jp/syoutoku_taishi_2/pub/index.html ●過去スレ 池田理代子が山岸の「日出処の天子」を盗作・7 http //anime3.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1202989709/l50 池田理代子が山岸の「日出処の天子」を盗作・6 http //anime3.2ch.net/test/read... -
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