【種別】 コンピュータ 【初出】 一巻 【解説】 いわゆるラプラスの魔。 ものすごい高性能な並列コンピューターで、正しいデータさえ入力してやれば、完全な未来予測(シミュレーション)が可能。 そのため学園都市では天気予測は「予報」ではなく「予言」、確率ではない完全な確定事項として扱われる。 そのため、実験をしない研究者もいるとか。 どうやら使用権限は上層部が握っており、特に暗部に踏み込みそうな事柄に関しては好き勝手に使えないようである。 (実例としては、[[木山春生>木山春生(きやまはるみ)]]が使用申請を23回も申し出ているが、全て却下されている。) その性能故さまざまな組織に狙われており、安全確保のため人工衛星『おりひめⅠ号』に入れられていた。 が、一巻終盤で[[インデックス>禁書目録(インデックス)]]の[[竜王の殺息>竜王の殺息(ドラゴンブレス)]]を受け大破。 現在はその残骸が衛星軌道上を漂っている。 後に中枢部は“[[残骸>残骸(レムナント)]]”として回収され、新たな騒動の火種になる。 【コメント】 ◆「より完全な天気予報を行うための世界最高のスパコン」と聞くと、地球シミュレーターが思い浮かぶ ◆ 地球シミュレータは世界最高ではないんだが…。 ◆ 2004年11月に米国IBMのスパコンに首位を奪われるまではね。つまり禁書1~3巻発売当時は「気象予測を行うための日本が誇る世界最高のスパコン」だった。 ◆天気予報の「正しい初期条件」を調査する技術があるなら、その技術のほうがツリーダイアグラムよりすごいと思う。