【種別】 [[超能力>超能力(ちょうのうりょく)]] 【元ネタ】 Offense armor=「攻性装甲」 【初出】 一五巻 【解説】 [[絹旗最愛>絹旗最愛(きぬはたさいあい)]]が所有するレベル4の能力。 空気中の『窒素』を自在に操り、圧縮した窒素の塊を制御することで、 自動車を軽々と持ち上げ、動かすようなパワーや、 直撃した[[磁力狙撃砲>MSR-001]]のスチール弾を逆に潰してしまう程の頑強さを発揮する。 強力ではあるのだが「装甲」という名の通り、有効範囲が「掌から数センチ」と非常に狭い。 そのため、この能力を使って物を殴ったり持ち上げたり投げたりする場合は、 手も同時に動かして物から数センチの範囲に近づける必要があり、 一見すると絹旗本人が怪力で物を殴ったり持ち上げたり投げたりしているように見える。 [[暗闇の五月計画>暗闇の五月計画(くらやみのごがつけいかく)]]の産物でもあり、 [[一方通行>一方通行(アクセラレータ)]]の演算パターンを参考に最適化された自動防御能力を持つ。 「一方通行の防護性」を植え付けたことで発現したテストモデルであり、 同じ方式で「一方通行の攻撃性」を植え付けられた『[[窒素爆槍>窒素爆槍(ボンバーランス)]]』とは対照的な存在。 思考パターンの一部を植えつけられた関係上、 能力使用時は一方通行の思考や言動に本来の人格も引き摺られてしまう。 そのため一度キレると[[麦野>麦野沈利(むぎのしずり)]]以上に危険な事になる恐れがある。 絹旗本人が全く気付いていない不意打ちの銃撃も防ぐことができるが、 衝撃を殺したり威力を返したりする機能が備わっているわけではない。 そのため「窒素装甲」の防御力を下回っていようと、 銃撃のような大きな衝撃を受ければ傷は付かずとも本人が吹き飛ばされることがある。 窒素を自在に操る能力であるため、窒素が存在しなければ能力の発揮は出来ないのが弱点。 本人もその弱点は理解しており、万一のためにヘアスプレーサイズの缶に入った液体窒素を持ち歩いている。 [[垣根帝督>垣根帝督(かきねていとく)]]は元は大気操作系能力であったと推測しているため、 計画以前の射程はもうちょっと長かったのかもしれない。 ----