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交渉術 - (2010/10/23 (土) 23:57:23) のソース

L:交渉術(技術) = {
 t:名称 = 交渉術(技術)
 t:要点 = ナイススマイル,開く口,相手に近い
 t:周辺環境 = 学校
}
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この世界に誰一人同じ人間など居ない。だから人は多くの場面で意見が食い違う、だから話し合いが必要である。

必要だからこそ、話し合いの仕方は発展を遂げる、武術や科学技術のように。

話し合いの技術の中に交渉術と言うものがある。相手の要求と自分の要求に大きな溝がある時にその溝を浅くして、双方が納得できる形で話し合いを終わらせるという技術である。

ナイススマイルで相手の警戒心をとく、口を大きく開きハッキリと話す、口だけでなく身振り手振りで相手の注目を誘う、相手に近好づき相手にプレシャーや友好を伝えるありとあらゆる方法で相手と話し合って行くそれが交渉術である。

そう書くと交渉術とは高度な外交戦術に思えるかもしれないが、日常でも見かけるありふれた話し合いでも見られるものである。
藩国の学校で繰り広げられる校則の修正に対して熱い交渉術の戦い、お菓子をねだる子ども今日もどこかで交渉術は使われている。

このたび
藩国ではこのありふれた日常の行為を専門的かつ科学的に学問として研究しとうとうゴロネコ式交渉術と言う命名した、一つの流派にすることに成功した。
文 アム


***SS1

 ゴロネコ藩国、学院の一室を借りて、今日も交渉術の研修が行われている。

「では今日は、先日行った情報収集のデータをもとに、相手がどんな人柄で、どう接するべきかを議論しましょう」

 囲形に配置された長机、その奥におかれた黒板の前に立つ教員が議題を提示する。優しげな風貌と口の端に浮かべた微笑が、どこか親近感を抱かせる。
 長机をぐるりと囲んで座るのは、交渉術を磨くために日々努力する見習いネゴシエーター達。様々な研修を受け、みなそれぞれの持ち味を活かした交渉術を身につけている。

「聞き取りによる調査では、少し内向的な面が見られます。まずはこちらから話を切り出して見るべきです」
「いや、それよりも世間話をして、まずはじっくりと信用の基盤を固めるべきだ」
「信頼関係は大切だが、それではいくら時間があっても足りない。熱意を持って話せばいいんだ」
「先方の気風は“ノリがいい”とありますから、誘い出すような形で話を持っていけばいいんじゃないでしょうか」
「まずは警戒心を解くべきだろう」「いや、だから熱意が」「それなら先方の話を聞くところから―」

 ひとりが発言すると、それを契機にどんどん議論が行われる。自分たちの意見をまとめるのも、交渉のうちである。一人ひとりがバラバラでは相手が混乱するし、自分たちを納得させてこそ相手の納得が得られるのだ。
 そして、情報収集も交渉には不可欠である。相手の価値観、文化、善悪の感覚、好き嫌い。そういった情報がなければ、相手の信用を得られないし、また相手の状況や意向がわからなければ落とし所も見えてこない。そういった情報は、交渉の場でこそ得られることが多いが、それでも事前の情報収集を馬鹿にはできないのである。

「つまり、慎重派は我々を信じていいかを迷っているわけだね?」
「なら信頼できる、という証拠を提示すればいい」
「国の名を出してもいいだろうけど、今回は先例を示してみるべきじゃないかな。そうすればできるかもしれない、と考えてくれるだろう」

 話がまとまってきた。こちらの成功例を提示すると言う話になったようだ。

「はい、いい視点ですね。成功例を提示するのはいい方法です」

 教員が手をうち、コメントを述べる。研修終了の合図だ。

「では次回は、どの事例を提示すべきかを考えましょう。みなさん、資料を用意しておいてくださいね」
『はい!』

 研修生が和気藹々と部屋を出て行く。議論のあとは打ち上げに行くのが定番になっているらしい。
 こうして交渉術は磨かれていく。ゴロネコ式交渉術の極みに至るにはまだ遠い。

***

文ウル



*SS2
………ゴロネコ藩国にある会議室


会議室にいるといっても、今は何か会議しているわけではなくだらだら休憩中の面々が雑談したりどっかの部室感覚でざわついていた。


榊聖「学校にいくわよ!」
会議室にいる面々「?」

センターにいた藩王榊聖が立ち上がり叫んだ。会議室にいる面々はぽかんとしている。

わたどり「え、ええと?」
榊聖「準備!(くわわっ)」
会議室にいる面々「ΣΣ」


……ゴロネコ藩国にある学校

今日は休日、学校内やグランドには部活動などに青春を費やしている学生達がいた…


榊聖「…職員室や体育館に行って」
YOT「え?」
夜國涼華「…。(話術が上がりそうな所だ…(笑))」
榊聖「じゃなくて、ちょいとまっててね~」

そう言うと榊聖は職員室のある方向へ走っていった。

アム「…??」


………学校の一室

榊聖「というわけで講堂を借りれました。」
YOT「なんだか懐かしい感じがしますね。」
わたどり「それで…なにを?」
榊聖「『交渉術』とったでしょ?だから少し……ね。」

榊聖は端によせてあった折り畳み式の椅子をだして座った。

アム「はぁ……なぜ学校に移動してなのでござるか?会議室でも良い気が…」

素朴な疑問がアムの口からでた。

榊聖「t:周辺環境 = 学校 だから?(クリクリおめめ中)」
わたどり「Σぶっ」
夜國涼華「Σえぇー!?」
ウル「言っちゃった!?言っちゃったよこの人!?」
榊聖「いやー、SS書いてる人がね無理矢理っつーか…」

各方面から怒られそうな言葉がスパーンと言われた。

……一方藩国内警備中

武田”大納言”義久(以下長いから武田)「ぶええぇぇっっくしょい!!」
兄猫mk2「Σひゃあ!大丈夫ですか?」
雑賀有(唾まみれ)「しね」
武田「Σしねとな!?」
INUBITO「(オロオロ)」

………戻って学校、講堂

榊聖「まーそれは冗談として。」
(こんこん)

ドアをノックする音が聞こえた。

榊聖「あ、どぞー」
YOT「え?」

ドアが開きこの学校の生徒と思われる少年少女達がいた。

生徒達「こんにちはー!」
榊聖「元気ねー。今日はよろしく~」

他の面々も次々あいさつを交していく。

榊聖「つーわけで、この子らの面接の練習に付き合ってもらいます(どーん)。」
ウル「…あー、なるほど」
夜國涼華「おおー。」
榊聖「はいはい。じゃー面接会場つくるよー」

そう言うと面接の準備しはじめた。

YOT「色々ツッコミたいですが… 面接官はだれが?」
榊聖「んー見ている人もほしいかなぁ……ああ一応シチュは普通のバイトとかみたいのでOKよ?」

榊聖はアム、わたどり、夜國涼華を先発し面接官側に座らせた。

アム「Σありゃ、藩王&摂政が見学でござるか?」
榊聖「がんばれー(棒)」
ウル「イ ラ ッ ☆彡」 
夜國涼華「まあまぁ…(にっこり)」

榊聖は夜國涼華の笑顔に笑顔で返し面接をスタートさせた。

生徒達「よろしくお願いします。」
夜國涼華「こちらこそ。」
ウル「じゃあアムさんからお願いします~」
アム「うむ。」

講堂の真ん中で面接が始まった。左側からアム、夜國、ウルの順番で座りその後ろ斜めの方に見学がいる。
アムから質疑が始まるようだ。

アム「……。」
生徒達「……。」

静まり返る講堂内。外から部活動の元気な声が聞こえる。
生徒達は緊張しているのか顔がこわばっている…

アム「特に無かった(キラーン)。」生徒達「Σええ?」
ウル「Σうおぉーう 面接で一番言っちゃいけない特に無しが面接側からでちゃだめぢゃねー!?つか、一発目からー!?」
夜國涼華「Σ自信満々だったのに~!?」
アム「いきなりの面接官になって質問は無理でござった…(遠い目)」
榊聖「い、今の無ーし!今の無ーし!仕切り直しー」

騒つき始めたので榊聖が両手をブンブンふって止めた。 …だか

生徒A「あはははっ」
生徒B「びっくりした~(笑)」
生徒C「鋭い質問がくると思ったけど冗談をいれてくれて和みました(笑)」

生徒達の顔がこわばった顔からリラックスした顔になっている。

アム「ふ…実はそのとうりでござ…」
ウル「Σさっきいきなりは無理って…」
夜國涼華「ウソつきは針千本ですよ~(超笑顔)」
アム「ΣΣ」

静かだった講堂から笑い声が広がっている。

榊聖「うーん。なんとかなりそうね……というかYOTさん静かね?どしたの?」
YOT「ツッコミのポジションをウルさん達に取られたのでオチが私に回ってきそうでビクビクしてます……」
榊聖「……。」←(何言っているんだろうこの人という顔をしている)
アム「よし。では続けるでござる。」

………一方警備中

兄猫mk2「今日は暑いですねぇ…」
INUBITO「……(こくこく)」

武田「うおおぉー飲み物売ってぜぃー!雑賀さんおごってー」
雑賀有「Σなんでだ。」

武田の指差す方に飲み物を売っている露店が見える

武田「のーみーもーのーのーみーもーのーのーみーもーのー」
雑賀有「声がでかい」
武田「のーみーもーのーのーみーもーのーのーみー GU WA」

雑賀はあてみで武田を黙らせた。
兄猫mk2「わお」

雑賀有がブーブー言っている武田を引きずりながら先に進もうとすると…

INUBITO「じー」
雑賀有「ん?」
兄猫mk2「雑賀さん~、僕らも飲み物ほしいなぁ~」
雑賀有「あーもー顔が近い近い」

いつの間にか兄猫mk2とINUBITOが雑賀有の顔に接近している。
兄猫mk2「隊長である雑賀さんが冷たぁーーい飲み物などをおごれば下の物はやる気も体力も回復します!(超にっこり)」
INUBITO「うるうる」←涙目&上目遣い

さらに接近する二人。たまらず…

雑賀有「あーもー武田!助けろ!」

どんどん接近してくる二人。さっき黙らせた武田に助けをもとめたが…

武田「ソノママイロイロウバワレテシマウトイイデスヨ(棒)」
雑賀有「ΣΣ!!(藩王が喜びそうな事をー)」


………その頃学校の講堂

YOT「どうしました?」
榊聖「なんか呼ばれてる気がした。」
アム「もうちょい声大きく」
生徒「は、はい!」

少し難航している模様。


………戻って警備中

雑賀有「わかったわかったおごるからーはーなーせー」

最終的に両手を握り目を見つめて説得してきた兄猫mk2とINUBITOに雑賀が折れた。(武田は逃げられないように足を掴んでた)

兄猫mk2「わーい」
武田「俺りんごー」
INUBITO「」

雑賀はその熱意を仕事に向けてほしいと思いつつ三人の後を追った…。

………学校講堂

ウル「もっとこー…」
生徒「か…顔が近い…」
夜國涼華「ウルさんクールダウン!クールダウン!」
アム「おーちーつーくーでーごーざーるー」

熱心な指導(?)が入っている模様… 接近しすぎてウルがアムと夜國涼華に服をひっぱられて止められている。

榊聖「ウ…ウルさんの背中押してきていいかな?ハプニングがおきる?おきる?(どきどき)」
YOT「ダメです。(ため息)」
榊聖「ちぇー」

膨れっ面で座っていると…

YOT「で、どうですか?」

榊聖は真顔になった。

榊聖「粗削りが一人二人かな?」
YOT「交渉術……」
榊聖「話し合いで決着がつくならそれのが良いよね~」
YOT「未来の外交官がこの中にいるかも知れませんね…」
榊聖「まっ、そう言う話は向こうでね?  よ~し」

YOTの様子がいつもより暗い気がしたが…榊聖は腕まくりをし面接練習をしている方にむかった。

榊聖「おーい!代わる代わる~!」
アム「おお。藩王さま自ら!」
夜國涼華「ウルさん~交代来ましたよ~おーちーつーいーてー」
ウル「声もね?」
生徒「は、はい~」

YOTはまだ考えていた。かなり深……

YOT「オチ………」

………刻な問題であった。



文 武田”大納言”義久
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