【ジェットアローンで使徒を殲滅せよ】まとめ@ ウィキ内検索 / 「第弐拾話」で検索した結果
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第弐拾話
523 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/06/25(日) 00 41 42 ID ??? 第3新東京市を覆う空が、赤から深紫へと変わりつつある頃。 「電気系統、最終チェック、完了」「走行制御プログラム、チェック完了」 「N2リアクター安全装置確認完了」・・・・・・ 第二研究所では、JA1の最終調整が行われていた。 すでに腕部、サンダーフィストの機構の改造は終わり、まるで胸の前で祈っているかのように手が組まれている。 「手を固定した分の制御プログラムの書き換え、思いのほか早く終わりましたね、主任」 「あぁ・・・どうにか、いけそうだな」 時田と加藤はいつもと雰囲気の違うJAを見上げる。人工的明かりに照らされるその姿は、昼間の印象とは随分違う。 胸部では、換装されて真新しい装甲が、大型LED灯が放つ光を鈍く反射してい... -
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...八話|-第拾九話|-第弐拾話|-第弐拾壱話|ヤシマ作戦|-第弐拾弐話|} EPISODE 07 treemenu2(title=第弐拾参話~第弐拾四話,none,treeline=0){-第弐拾参話|-第弐拾四話|-第弐拾五話|-第弐拾六話|-第弐拾七話|-第弐拾八話|} EPISODE 08 第弐拾九話 我らのJA(設定など) -
第弐拾五話
688 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/09/11(月) 21 31 14 ID ??? 薄暗い中でも、金髪は目立つものだ。一目で彼女だとわかる。 「…これはこれは、、、赤木博士…」 NERVからも代表者が出席するとは聞いていたが、技術部長じきじきのお出ましとは…… おそらく隣に座っているのは葛城作戦部長だろう。時田に静まりかけていた緊張感が一気に戻ってくる。 「質問よろしいでしょうか?時田主任」 「えぇ、それはもちろん」 会場内のほかの招待客の視線も、この金髪の女性に自然と集まる。 「先日頂いた仕様書を拝見しましたが…二号機に搭載される新型N2リアクターの出力は、一号機の 約2倍近いとの記述がありましたが、それに見合う冷却系は備えているのでしょうか?」 当然、想定していた質問である。おおよそ... -
第弐拾壱話
539 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/06/29(木) 19 26 04 ID ??? 一方、双子山。 ―――ヒュルゥゥゥゥン ・ ・ ・ ・ ・ バサっ! 「時田主任、JA-2切り離し完了したそうです。現在、パラシュート展開、降下中。 予定通り須雲川に着地後、セーフモードで起動予定だそうです」 「セーフモードだって?」 「なんでも新しくつけたそうですよ。昔のOSへのオマージュで、起動と安定最優先のモードらしいんですが」 「・・・・・・」 かつて自分も第一研究所でもまれていたが、果たしてその時の自分にここまでの発想力があったか。 わずかながら、自分の発想の弱さを反省する時田。JAのような大型ロボに必要とされるのは何も技術力だけではない。 ―――ピピ 『時田主任、エヴァとパイロットが到着しました... -
第弐拾四話
663 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/09/05(火) 21 52 32 ID ??? ―― ガシッ 廊下を歩いていた時田を後ろからどつく男が一人。 「痛っ、まったく誰…」 「よぉ!」 振り返りざまに、時田の視界に入ってきたのは、見慣れぬ緑を基調とした制服――すなわち、戦略自衛隊の制服である。 「はぁ…君か…」 「お、なんだよ、驚かないのかぁ?」 「君以外にこんなことをするやつはいない」 「古き良き友人に君君ってのはいただけないな、とりゃぁ」 もう一発拳を繰り出す敷島だが、もちろん本気ではない。時田も片手でそれを受ける。 「お宅の新しいジェットアローン、わざわざ小田原から見に来てやったんだぜ?」 「呼んだ覚えはないんだがなぁ、まぁ来てしまったものは仕方ないな」 「よく言うねぇ。寮暮... -
第弐拾八話
802 :名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/10/08(日) 15 48 57 ID ??? 『一号機の識別信号を追跡するようにセットしました。行動制限はレベル3まで開いてます』 「分かった。一号機はそれほど速度を出していない。それで行けるだろう」 いくら高度な人工知能を持っているとはいえ、やはり遠隔制御のように融通が利くわけではない。 あくまで二号機は一号機を足止めさせるだけだ。暴走を止めるのは人の手で行うしかない。 「こちらも間もなく管制復旧する見通しだ。ひとまず本部のほうに戻ってくれ」 『分かりました。…ようやっと、なんとかなりそうですね』 「だといいが…」 ――ドッシーン!ドッシーン!… 二号機が足を踏み出すたびに、その振動が床から体に伝わってくる。 ロールアウトしてすぐの半自律制御には若干の不安もあったが、... -
第弐拾七話
743 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/09/24(日) 21 38 36 ID ??? 「加藤、まず一号機の暴走の原因を検討特定するんだ。小松たちのほうは二号機を動かす方法を考えろ」 「「分かりました」」 ついさっきまで興奮が満ちていた管制所の床には、第一研究所中から集められたノートPCやハブ、100V供給バッテリーパック などが並べられ、そこから何本ものネットワークケーブルが中央電算室へと伸びていた。 先ほどまでJAの制御に使用されていた端末群は、裏のパネルなどが開かれ、おのおのの職員達が懐中電灯を照らしながら 内部の結線の一部をほぐし、ネットワークケーブルに接続しようと奮闘していた。 「JAの位置はっ?」 時田の手には紅白のメガホンが握られている。これは数年前の社内運動会で使われたもので、無線通信のできない 管... -
第弐拾六話
704 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/09/12(火) 20 40 16 ID ??? 第一研究所の管制室は、そもそもJAの各種運動実験のデータ観測を目的に作られているため、 第二研究所のそれとは大きく異なる。広い空間には、やや余裕を持って各種端末、装置がおいてあり、 前方にはモニタースクリーンのほか、のぞき窓から肉眼で確認するための観測所が備えられている。 「準備は?」 「JA一号機、二号機、ともに最終チェック完了、起動準備OKです」 しかしながら、今回の実演公試運転では二体のJAを制御する。そのため、一号機の制御のために わざわざデスクと端末を搬入しており、本来はスペースである部分にも端末各群が並べられている。 第一、第二の両職員が作業にあたっているが、床には大量のケーブルが這わされているために 不用意に歩き回ること... -
第弐拾参話
623 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/08/02(水) 00 01 00 ID ??? ―― ミィーンミンミンミン… 街中が蝉の大合唱に包まれている。 第3新東京市外れ、響き渡る蝉の音に混じって、日重工第二研究所からは大きな重機の音が聞こえてくる。 「…それにしても、右手腕部の新作予算、これも国連が出してくれるんですか?」 「そうらしい。今後、使徒戦における予算は国連に請求しろとも言われてきたよ。まぁ予算に困ることは当分なさそうだ」 第一ケージでは、右手がぼろぼろに腐食したジェットアローン一号機が、技術者たちの手により急ピッチで修理されていた。 指から肘にかけて、装甲は完全に融解しており、内部の部品がところどころ飛び出し、焦げ付いたままに張り付いている。 「別に文句をいうようなことじゃないんですが……」 「そ... -
第弐拾弐話
566 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/07/19(水) 22 58 58 ID ??? ――グゥゥゥン グゥゥン いつも聞こえる夜夏の虫の音にかわり、双子山から聞こえてくるのは、特殊電気車両群の放つくぐもった低音だけだ。 すでに技術者たちの影はなく、さきほどまで地面を照らしていた大型LED灯も、明かりを落としてすっかり暗闇に溶け込んでいる。 『…まもなく午前零時零分、零秒をお知らせします』 その暗闇に混ざって大きな影が二つ。 ひとつからは水蒸気の吐出音が聞こえ、ひとつからは特殊重合装甲のきしむ音がわずかになっている。 だが、それらの音も電気車両からの雑音で気配を消されてしまい、大きな影たちは、まるで息を潜めているようにも見える。 ――ピッ、ピッ、ピッ …ピィーっ! 午前零時を知らせる時報がなる。 ... -
第弐拾九話
871 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/10/16(月) 00 31 57 ID ??? 年中、初夏と晩夏をいったり来たりしているような第3新東京市であるが、今日は思いのほか湿気が少なく過ごしやすい日である。 だが、いつものごとく、熱い男の集まり・日重工の温度は第3新東京市より+2度… そして、今日はさらに+1度であった。 すでにクーラーの設定温度は23度にまで下げているのだが、それでも、この人だかりのせいで蒸し暑い。 本来、この視聴覚室は、会議室などがつかえない場合に使うことを想定されているもので、 せいぜい50名ほどの収容力しかない。 しかし、昼食の休憩時間ということもあってか、今文字通り、第二研究所中の職員が視聴覚室へと押しかけていた。 あまりの人の多さに、急遽、会議室なども開放し、そこでも同じ映像を流しているのだが、... -
日重工の面々
日本重化学工業共同体 JA開発推進部 時田シロウ 年齢 40歳前後 役職 日重工代表、JA開発主任、開発推進部長 JAにつぎ、当FFの主人公。根っからの技術者タイプの人間であり、当初からNERVを快く思っていなかった。NERVとの共同作戦を展開するにあたり、子供達を戦場に立たなければいけない事実に憤りを感じつつも、一方でNERVの技術力の高さを高く評価もしており、その面ではライバル的認識を持つ。 ジェットアローンの開発全てに携わっており、JAを我が子のように大事に思っている。 作戦時でも、常に被害ゼロ、負傷者ゼロを目指しながら指揮を揮う。 加藤ヨシオ 年齢 30代前半? 所属 JA開発推進部 開発推進局 オリジナルキャラクター。JA開発においてN2リアクターの制御に関わっていた。 N2リアクターが完成した現在では、開発推進課でJA運用全般を担当し、実質、時田の秘書的... -
第拾九話
...なった。 第弐拾話 -
第拾話
251 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/05/26(金) 00 47 10 ID ??? 使徒は背後から近づくJAに気づいていなかったのか、あるいは単に無視していたのか。 JAの手が、なんの困難も使徒の尾を抱えるようにしてつかむ。 「位相空間は観測されません。ATフィールドは展開されていない模様!」 「よし、そのまま振り回して山にぶつけてやるんだ!」 使徒が保有する絶対防壁、ATフィールド。それさえなければ勝機はある。 そのうえ今回の使徒は、前回の第三使徒より明らかに反応が鈍い。 ――グゥウウウン・・・・・・ドカーン! JAはそのまま使徒を右手の山肌に向かって吹き飛ばす。 やはり、まだあの赤い壁はあらわれない。 「(なぜATフィールドを展開しない・・・?体力でも温存しているのか・・・?)」 ... -
第弐話
※注意:以下は名無しさんによる転載で、作者は522-524氏です。 23 :名無しが氏んでも代わりはいるもの :2006/01/25(水) 22 09 54 ID ??? 「JAはまったくと言っていいくらいの欠陥兵器です!!」 机を叩いて叫びをあげたのは金髪の女性だった。 まるで、視線だけで人を殺してしまいそうなほどの怒気をこめて目の前にいる中年男を睨む。 「それは言いがかりです!!」 その視線を向けられた当人は額にうっすらと汗を浮かべながらも答える。 その胸につけられたネームプレートには「日本重化学工業共同体 JA開発主任 時田」と大きな文字で書かれていた。 ほどよく空調の効いた薄暗い部屋。 そこで繰り返される二人の議論は世界の命運を決めると言っても過言ではなかった。 国連や日本政府に始まり、様々な機関の重鎮がこの議論を見ている... -
第九話
216 :199-200 ◆/Pif9px8OM :2006/05/19(金) 19 01 35 ID ??? 「すまない、敷島!君達の足止めのおかげで・・・」 「そんな社交辞令なんか言ってる場合じゃねーぞ。戦自もそろそろ撤退する。 時間がないぞっ!」 「あぁ、分かってる」 時田の耳には、SOUND ONLYと表示された画面の向こう側でも、ここと同じく 大声が飛び交っているのが聞こえた。 「だが、俺たちは技術屋だ・・・何か、いい案はないか?」 「言うと思ったぜ。いいか、よく聞けよっ!」 ヤツの武器はあの変てこな触手だけだ!前のヤツみたいにビームは持ってねぇっ!」 彼の作戦とはこうだった。 JAは、使徒に対して当然近接戦闘を挑む必要になるが、それにはあの鞭をさける必要がある。 先の戦自の攻撃で使徒の鞭は、後方からの攻撃に対し... -
第壱話
1 :転載 ★ :05/03/12 19 39 18 ID ??? 作者名:名無しさん(522-524氏) 2 :転載 ★ :05/03/12 19 40 02 ID ??? 『正体不明の移動物体は依然本所に向かって進行中』 『目標を映像で確認、主モニターに回します』 巨大なモニターに映し出される40mはあろうかと思われる巨体。 何処か無機質な感じを思わせる黒と白のコントラスト。 第三使徒。 「15年ぶり…だな」「ああ、間違いない。使徒だ」 第三使徒を目指して飛ぶVTOL戦闘機部隊。 VTOL戦闘機は全速力で使徒に接近し、搭載されているミサイルを発射する。 ――全弾命中。 しかし、使徒は露ほどのダメージも受けている様子はない。 「ミサイル攻撃でも歯が立たんのか!? 全弾直撃の筈だぞ!!」 「なんてやつだ!戦闘機を... - @wiki全体から「第弐拾話」で調べる