カヌー・カヤック用語辞典 @Wiki内検索 / 「エンダー」で検索した結果
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バックエンダー
スターンを流れに食わせておこなうエンダー。 -
プロウイングエンダー
プロウイングエンダー(Plowing ender) 有る程度スピードに乗ってから、ガーッと前に漕いで、グワーッと前加重をして、バウを水に沈めてエンダーすること。そこで静止すればバウステーション。 艇と体重の組み合わせ次第ではあるけれど、初心者が最も簡単にバーティカルの世界へ最初の一歩踏み込むことのできる手段。 前加重の時には猫背になるよりも、ちょっと胸を張る感じかな。最初のうちは前に倒れるつもりで、前加重した後もガンガン漕ぎ続けるといい。 ちなみに英語でSnowplowと言うと、除雪車のこと。 -
エンダー
フリースタイルテクニック、最初の一歩。 バウあるいはスターンのデッキ上に、水の流れを受け止めて、艇がグワッっとバーチカルになる。 一昔前のデカいフネでやると、気持ちイイ。 -
ループ
...ぐにグッと突っ込み、エンダーしながらフットブレイスの上に立って、浮力の反発でボートが浮き上がる瞬間にうまくタイミングを合わせて、前方へ巻き込むように前転、その刹那、素早く体を伸ばしてスターンを突き刺す。あとは、なるべく真っ直ぐ起き上がってくる。 逆にバウではなくスタンを刺してバックエンダーから後方に1回転して元に戻る技を、バックループという。 -
ポーポイズ
...を後方に投げ出して、エンダーしないようにする→ボートも身体も完全に水没して、顔の上からスターンまで水が通り抜けていったら、今度は膝を引き付けて上半身を起こして、水面上に浮上する。 EJの解説と動画 -
プロウリングエンダー
ガーっとフォワードストロークで前に漕ぎ、そのまま前荷重して、バウを沈める方法。そこで静止すればバウステーション。 ボリュームが小さい艇ほど簡単にできる。 -
アンダーカット
流れが岩の下に吸い込まれている場所。浸食によって岩がえぐれており、ここに吸い込まれると浮上できないことがあるため、非常に危険。 通常、流れが当たっている岩にはピローウェーブが発生するが、それがない場合にはアンダーカットになっている可能性があり、注意を要する。 有名なところでは、長瀞の小滝下のアンダーカット。 その他の川の危険物:ストレーナー、シーブ、テトラポット等 -
メニュー
... エンダー ├ エントリームーブ ├ エンド ├ オーバースラスター ├ ... -
ダブルポンプ
...(他にもプロウイングエンダーやパーティートリックから始める方法もあるが。) 参照:ダブルポンプのの連続写真 -
バウステーション
...く方法(プロウイングエンダー)と、ダブルポンプによる方法がある。 最初は1秒もキープできないが、5〜10秒の壁を越えれば、1分以上のバウステもすぐ出来るようになる。 2bowstall.jpg -
エンド
艇の端のこと。 つまり、バウとスターンの総称。 カートホイールは、1回転で2エンドとなる。 これが言えるといっぱしのカヤッカーになれる言葉の一つ。 使用例 「3エンド目がどうしても刺さらねぇ〜」 「目標、静水カート20エンド!」 -
ラダー
Rudder 舵のこと。 [1]パドルにラダーの役割をさせる技術。 スターンラダー、バウラダー。 [2]主にシーカヤックなどで用いられる装備(まさに舵)。フットペダルで操作する。 よほど穏やかな下流域でなければ、川では基本的に用いられない。 ファルトは着脱可能な場合もある。 kayak_drawing.jpg -
ピローウェーブ
川の流れが岩にぶつかって、上流側に生じる反射波のこと。 岩があると、上流側の水が盛り上がっているでしょう。アレです。 大きさは、数ミリから巨大なものまで様々。 岩が見えないのにピローウェーブがある場合、隠れ岩が水面下の浅いところにある。 速い水の流れが岩に正面からぶつかっているにも関わらず、ピローウェーブが全く無い場合には、アンダーカットになっている可能性があるので注意が必要。 ピローウェーブを利用して、サーフィンやスプラット等が出来る場合もある。 -
スプレースカート
Spray Skirt 略称:スプレー 水が艇内に浸入するのを防ぐために、乗り手の胴と艇のコーミングの間に装着する。 ホワイトウォーター用のスプレーは、基本的にネオプレンで出来ており、コーミング周りの防水性が高く、腰回りでも密着している。また、ケブラー繊維などを織り込み、強度を上げているスプレーもある。 526_th.jpg ファルト用のスプレーは、防水生地で出来ており、下図のように、腰回りは緩く、サスペンダーで肩から吊り下げるものがものが多い。 182147.jpg カヤッカーが陸に上がったときに女性のスカートのように見えるため、一般人からすると異様に見える最大の理由かもしれない。カヤッカー達自身は、この姿に慣れきってしまっているので、変な姿だとは全く感じていない。 -
エントリームーブ
スポットに入るときに繰り出す技。 通常は単に横からフェリーグライドしてスポットに入るが、上級者は、上流側から勢いをつけてスポットに入ると同時に、その勢いを利用したエントリームーブを繰り出すことができる。 ループ系の技(たとえばバックループ、フェニックス)やキックフリップなどが使われる。 -
バウラダー
バウ近傍でラダーを入れること。 回転半径の小さなターンをしたいときに用いる。バウドローよりもオープンフェイス気味に入れるため、より急激に回るが、抵抗が増えるためにスピードは落ちる。エディキャッチなどで頻繁に用いられる。 -
スターンラダー
スターンにラダーを入れてターンするテクニック。 自分の斜め後ろあたりの水にブレードを入れて、肘を曲げ押さえつける形をでキープすると、ボートがターンする。 ブレードの凸面を下ちょい外側に向けるのが基本形。初級者はここまででOK。ブレードの角度を変えることで、ターンの仕方が変わる。オープンフェイスにすれば、クローズドフェイスとは逆方向にターンする。 直進性の強いファルトなどの艇種では、最も頻繁に用いるターン方法。(スウィープストロークの方が早く回るが、何度もスウィープしないと、これらの艇は回転しないため、疲れる) -
ベーダー
天竜川にあるホールの名前。 -
初級者の方へ
まず流れに漕ぎ出して、ロールを覚えて、それなりのホワイトウォーターで漕げるようになるまでに覚えるべきことをリストアップしてみます。 基本技術 ピールアウト エディキャッチ フェリーグライド アングル ディフェンシブスイミング アグレッシブスイミング ドローストローク スカーリング バウドロー バウラダー ローブレイス ハイブレイス ロール スライス Cストローク 基本知識 右岸&左岸 本流 エディ エディライン ボイル 瀞場 隠れ岩 ピニング ラップ(ブローチング) フットエントラップメント ストレーナー スタンディングウェーブ ※他にもあったら誰か追加して下さい。 -
フットエントラップメント
Foot Entrapment Foot%20Entrapment.jpg 足が川底の岩の隙間などに挟まり、身動きがとれなくなること。 陸上であれば、なんということもなく足を抜くことができても、川の中では水圧を受けるために、足首固定されて身体が下流側に投げ出す形になって身動きがとれなくなることがある。 人間が首まで漬かった状態で静止状態にあるとして真正面から受ける水圧は、重さに換算すれば、ゆるい川でも100kg以上、急流では1トンを超える。 -
フェニックス
Phoenix エントリームーブの一つ。 沈した状態でエントリーして、流れを利用して、その名の通り不死鳥の如く起き上がる。やっていることはバックループの後半部と同様だが、ひっくり返った状態でエントリーするのは相当度胸がいりそう。つーか、スポットによっては危ないって。 EJの解説と動画 -
バウドロー
文字どおりバウの近傍でドローストロークをすること。 ストリームインの際に、よく用いられる。この場合、ブレード面で川の流れをしっかりと掴んで、視線を下流に向けると、まず体がひねられる。次いでボートをパドルに近づけるように体をひねり戻していくと、綺麗に流れに乗れる。もちろんリーン必要。 同じようにエディキャッチでも使う。エディに入り始めはオープンフェイスのバウラダーで、終わりはバウドローだったりすることもあるが、そこらへんは、流れの強さやエディの状況によるし、どこに止まりたい、あるいは突き抜けたいこともあるので、一概に言えない。意図を持って、いろいろな技術を自然に使い分けるもの。 静水でスピードに乗っている時に、バウの横にボートに水平にパドルを刺し固定するだけで、ターンが出来る。ボートに向けてドローしていないのだけど、EJのビデオを観ていると、これもバウドローと呼... -
ラウンドハウス
低角度ブラント。ウェーブのショルダーをクルッと回る。ボードサーフィンのラウンドハウスカットバックみたいな。 -
バックフェイス
パドルの凸面のこと ローブレイスやスターンラダーで頻繁に使う。 同義語:クローズドフェイス 対義語:パワーフェイス -
ハイテレマークターン
バウドローあるいはバウラダーを用いておこなうターン。 素早く回転半径の小さなターンができる。エディキャッチのときなどに頻繁に用いられる。 日本で昔はよく使われたカヌー用語だが、テレマークターン?自体がどうも和製英語らしい。 -
ディフェンシブスイミング
Defensive Swimming 急流で、体を守りながら泳ぐこと。 DS%20Position.jpg 仰向けに近い状態で、足を下流側に向け、両手でバランスを取る。流れに逆らって泳いでも体力の無駄なので、まずは身体を守ることに集中する。可能であれば、少しずつ岸に寄るようにしよう。 足は水面近くに浮かせていないとフットエントラップメントの危険性がある。 DS%20Ferry.jpg フェリーグライドと同じ原理で、自分の身体を使って川の流れに対しアングル角をつけることで、泳がずとも、徐々に岸へと寄っていくことができる。この技術はスローロープ等によって、レスキューされる場合にも非常に有効。 瀬が浅い場合には、お尻を打つかもしれないが、他の場所を打つよりはマシである。岩などにぶつかりそうな場合には両足で蹴っ飛ばして回避する。 流れの緩いとこ... -
オープンフェイス
Open faced stroke パドルの凹面を意図的に使うストローク。 凹面は、パワーフェイスとも言う。 スターンラダーの時には同じサイドにブレードを入れていても、手首を返してオープンフェイスにすると、ターンする方向が逆になる。 バックデッキロールの時には、オープンフェイスで水をしっかり掴むことによって起き上がる。 -
スケッグ
カヤックの船底に装着されたフィン。 取り外し可能、あるいは、跳ね上げたりするタイプもある。ラダーと異なり、漕行中にその向きを変えることはできない。スケッグによって、直進性・スピードが増すが、小回りは効かなくなる。 Skeg.jpg サーフカヤック、一部のシーカヤックやプレイボートで用いられる。 取り外し可能なオプション品の場合も多い。 -
サイドサーフィン
艇を横に向けて波に乗るサーフィン。 下流側に入れたブレードをラダーとして使ったりブレイスしたりして、位置や向きをコントロールする。上流側を上げるリーンの角度もサジ加減が重要。スポットのコンディションによって最適なリーンが異なり、角度が大き過ぎるとフラッシュアウトしてしまい、足りないと上沈(かみちん)につながってしまう。 -
インフレータブルボート
Inflatable boat 空気を入れて膨らませるタイプの舟のこと。 広義では、ラフトやエンジンが付いたボートも含まれる。 狭義では、ラフトを含まない1~2人乗りの舟。 1~2人乗りカヤックタイプが最もポピュラーだが、フレームの入ったカナディアンタイプ等もある。 ag_photo_holiday_expedition_kayak.jpg 安価で、収納性が高い。軽量性・安定性・衝撃吸収性に優れる。その反面、低剛性なので、ファルトのようなフレームや、特殊な軽量ボードを複合的に用いて、剛性を高めた艇も存在する。 艇にもよるが、気楽なツーリングからホワイトウォーターまで対応可能。経験豊富な同行者さえいれば、全くの素人でも、かなりのホワイトウォーターに挑戦可能な艇種である。 ホワイトウォーターでの使用を主目的としてデザインされたタイプは、セルフベイラ... -
初心者の方へ
<まだカヤックに乗ったことのない初心者の方へ> カヤックに乗って、まず静水で漕ぎ出すために最低限覚えるべきことをリストアップしておきます。 基本的な動き フォワードストローク フェザリング スウィープストローク リーン スターンラダー リバースストローク 沈 沈脱 基本知識 ハイポサーミア(低体温症) ハイパーサーミア(熱中症) 基本用語 パドル カヤック PFD バウ スターン コーミング スプレースカート フットブレイス サイブレイス グラブループ ブレード これでもう漕げますね~。でも安全には気をつけて。 ウォータースポーツでは、誰かが危険に晒された時、周りの人がすぐに助けられない状況もありえます。さらに顔が水の中だとすると、それはもう致命的ですよね。 今いる状況下で、どういう危険がありえるのか、常に考えておくことが必要です。 -
ドライスーツ
ツナギ型の防水アウターウェア。 首、手首、足首はラテックス製のガスケットによって水が入らないようになっている。足先まで覆ってくれるタイプが多い。 上半身だけのドライジャケットに較べて、保温性・防水性は高い。寝巻き姿のまま、これだけ着れば、真冬に漕ぐことができる。ただし、特殊なジッパーを使っているために値段も高い。 安全のために、漕ぎ出す前に十分に空気抜きをすることが極めて重要である。空気抜きが不十分な状態で、もし沈脱したとすると、内部の空気が足首のあたりに溜まって浮き袋の役割を果たし、頭が水中で下になったまま起き上がる事ができなくなり、あっけなく溺死する。 ドライスーツを着ると、ガンダムっぽくなったり、宇宙飛行士っぽくなったりする。 sidewinder-torrent-suit-2.jpg - @wiki全体から「エンダー」で調べる