personal note内検索 / 「ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー」で検索した結果

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  • ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー
    ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー Takashi Homma New Documentary 会期:2011年4月9日[土]─ 6月26日[日] 会場:東京オペラシティ アートギャラリー [巡回情報] 2011年1月8日[土]─ 3月21日[月・祝] 金沢21世紀美術館 http //www.kanazawa21.jp/ 2012年7月15日[日]─ 9月23日[日] 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 http //mimoca.org/ 吉田健一は「東京の昔」で昭和40年代頃から見た昭和初期の東京について書いていて、すでにその頃の「今」は銀座が銀座でなくなっているといった表現をしていて、椹木野衣はホンマタカシ展の図録で時代は郊外化を避けられず、むしろ彼の写真はそれを絶命的に行っていると書いている。どちらも面白い。 両者は興味深く共鳴している。その時代を生きる...
  • 展示
    ...ー・オブ・シティ展 ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー マリオ・ジャコメッリ展 ルノワール+ルノワール ヴェルナー・パントン展 写真の現在3 大竹伸朗-全景1955-2006 文化庁メディア芸術祭 未来を担う美術家たち-DOMANI・明日展2010 森山大道 「I. レトロスペクティブ 1965-2005」 「II. Hawaii」 死の部屋 現代アート入門の入門 第5回 恵比寿映像祭 笹本晃「ストレンジ・アトラクターズ」 越後妻有アートトリエンナーレ 大地の芸術祭 都市のディオラマ 展示について、あれこれ。 ここは「今までに取り上げた展示リスト」をご案内するページです。ここでまた新たな出会い(展示)を発見できればと思います。 目次 今までに取り上げた展示リスト 展示について、あれこれ。 目次 ...
  • 写真
    ...に進化していて感動、ホンマタカシよりはるかに現代アートだと思う。 2011-10-10 ソフィア・コッポラ『SOMEWHERE』の映像は、長島有里枝の写真集『SWISS』に似ていると思った。それは人と触れ合い感じあうままに生きることで抑えきれない孤独を感じる表現者ならではの視点というか。見ることによって、起こり得る他者との関係性。 2011-09-26 土曜日は代官山でSDレビュー(もう30回目!)→広尾の1223現代絵画で長島有里枝写真展→恵比寿のMA2 Galleryにて和田みつひと展→ナディッフ アパートにて高松次郎展と原久路展、後半の3つは歩いて廻れます。和田みつひと展よかった。 2011-09-25 土曜日、たまたま恵比寿のナディッフでやっていた写真家・原久路さんの個展へ行ったらナツミさん (よわよわカメラウーマン)を見かけた! 2011-09...
  • 映画
    今までに取り上げた映画リスト EUREKA HERO LOFTロフト Laundry M-I-2 ONEPIECE秋コレクション TOKYOEYES Vフォー・ヴェンデッタ WALKABOUT美しき冒険旅行 「π」 「空の穴」 「鏡」アンドレイ・タルコフスキー映画祭 あの子を探して ある子供 ある朝スウプは いたいふたり うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー きょうのできごと(映画) こわれゆく女 たみおのしあわせ どんてん生活 の・ようなもの ひかりのまち ぼくを葬る まぼろし めぐりあう時間たち ゆれる アイズ・ワイド・シャット アカルイミライ アダプテーション アフタースクール アメリカ、家族のいる風景 アメリカの影 アモーレスペロス アレックス イノセンス インサイドマン インテリア イヴォンヌの香り イーオン・フラックス イージー★ライダー ウルトラヴァイオレ...
  • フランス映画史の誘惑
    フランス映画史の誘惑 中条省平著 集英社新書 0179 \760 映画を見るのには体力がいる。2時間近い間(最近では3時間超えも多い)じっとして集中力を高めなくてはいけない。緊張感をたもち流れをつかみ、時に監督の意図を読み、時にシチュエーション独自の空気を読み。そのようにしてある「ふんぎり」のようなものを必要とすからだ。それでも映画には魅了される。いや、それだからとも言える。 字幕はさらに体力を要する。絵と文字を同時に追い、両者の伝える像を一瞬にして読みとる能力。では日本映画は楽かといえばそうでもない。字幕の要らないぶん、また描かれる環境、人物が身近な存在だけに、感情の細部に至るまで徹底して読んでしまうから、かえって疲れるのだ。そしてまた魅了される。 フランス映画は特にやっかいだ。絵と字幕のコンビネーションへさらに...
  • まどろむ夜のUFO
    まどろむ夜のUFO まどろむ夜のUFO 角田光代 幻冬社文庫 495円 自由であることの残酷さを知っている「私」が、どこかで安心できる道を選んでいく。その迷いと葛藤を描いているのだと思った。 幼き頃に何か神秘的な存在や出来事に興味を持った思いではある。UFOや心霊写真なんかは当然話題になった。タカシは「まだそんなことを信じているのか」と、幼い思考を振り返るようなセリフを言う。しかし実際には神秘的な存在にたいする妄想はより実体としてタカシのなかに存在していて、テレビのアイドルと妄想の中で恋愛していると言った、ややあぶなっかしい人になっていた。「私」は幼き頃のタカシをどこか懐かしみ、大人びている弟との距離感へ戸惑を感じ始めた。ただ実際にタカシの「今」が発覚して来るにつれて、通常の高校生とはかけ離れたその妄想の大...
  • 玉川高島屋S・C
    玉川高島屋S・Cについて-2003 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 田園調布、成城など、都内有数の高級住宅地の住民も多く顧客に抱える、玉川高島屋S・Cは、芸能人が家族連れで買い物を楽しむ姿を見かける機会も少なくない。だからと言って、騒いだり声をかけたりはしないのもここの客層の特徴である。 二子玉川はタカシマヤでつくられている? 今まで行ったことがなかったので、あまり気にしていなかったが、ここはタカシマヤが街をつくっているのですね。ちょっと興味深い構成に感じたので、今後も研究したいと思いページ作成。 日本で初の本格的郊外型ショッピングセンター(SC)として「玉川高島屋SC」がオープンしたのは1969(昭和44)年だそうで、どうやらココが賑わっているのは、仕掛け役の...
  • 現代アート入門の入門
    現代アート入門の入門 山口裕美 (著) 光文社新書 ¥750 インテリアに関心があって、部屋をセンス良くまとめたいという人は多いと思う。関連雑誌の多さからもうかがえる。通信販売から無印良品、そして大塚家具から目黒通りまで。どんどんセンスアップされ、ライフスタイルも変わっていく。 アートはどうか。インテリアの仕上げとして現代アート作品を考えている人も多い。印象派の人気が根強い日本だが、雑誌の提案する工業製品で囲われたシンプルなインテリアには合いにくい。やはり現代アートではないか。そこで雑誌はアートのある部屋を提案するが、ウォーホールなどの型にはまったものばかり。日本にもアーティストはたくさんいる。 この著作はそんな状況の中で日本のアーティストを紹介し、アートのある生活を伝道すべく書かれている。村上隆や宮島達男、川俣正や森村泰昌程度にしか現代アート状況を知らず、...
  • デジャ・ビュ
    デジャ・ビュ 桜井亜美 幻冬舎 2001.12 生まれついた階級が全てを決定する世界。これはイーサン・ホーク、ユマ・サーマン、ジュード・ロウらが出演した映画「ガタカ」を思い出す。あれはとても切ない物語だった。実際に、あとがきの対談で著者も「ガタカ」の影響を語っていた。 主人公のツバサは「Cマイナス」という出自を持つように、この物語世界はA/B/Cという階級で仕切られている。近未来という設定と、今の社会をデフォルメしたような描き方が「ガタカ」との共通点でもある。だがより大きな命題はやはり、「こんなに美しい世界に囲まれているあたしたちが、お互いの感じている苦痛や絶望を共有することも分かり合うこともできず、一人一人、深い孤独に耐えるしかないのだ・・・」という主人公の言葉があらわすものだ。人間以下の扱いを強い、生涯越えられない階級...
  • :近況-2004-1-2004-3
    近況-2004-1-2004-3 2004-03-30 10+1。隈研吾さんと森川嘉一郎さんの対談はなんだかかみあっていない、というか森川さんの指摘に隈さんが、ただそうですねと言っているだけのようにも。そもそもなぜ隈さんなのか。渋谷駅の改装したから?。藤森さんの赤派とか白派ってなつかしいな。五十嵐太郎さんのデータベース的事例はすごいけれど、その先にいく言葉もほしい気がする。とくにセキュリティー社会に対する危惧のような、東さんとかぶっているところは違った切り口も見せてほしい。建築側からそれらへの態度をとるとすればどんなことがあるだろう。セキュリティーフェアとか言って徹底的にキャンペーンしてみるのも面白い。ある意味滑稽なくらい切実に振る舞いたい気もする。今気づいたけれどカルスタの上野さんと毛利さんも執筆しているのか。毛利さんはセキュリティーについてなど。 2004-03-28 10+...
  • スペイン-ポルトガルを探る場所-映画編
    imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 まだ行ったことのない国を旅行する際、いきなりガイドブックのたぐいを見てしまうと、細かく配置されたイメージの洪水へお腹いっぱいになってしまう。自分はむしろ活字から入ることで、記憶に残っているイメージを頼りに膨らませていくほうが自然なようだ。 映画はイメージの洪水にはならない。スペイン、ポルトガルには素晴らしい映画がたくさんある。けれどまとめて見るにはそれなりのテンションを必要とするものばかりだ。映画や文学はラテンアメリカのそれと切り離せないのも特徴だ。そこには両者の関係の複雑さが象徴されている。 もっとも、まず現地へ行き興味を持つことで、その後調べたりする。何度も気軽に行ける生活を手に入れていればそれでもよいのだけど・・。そんな貧乏根性...
  • ヴェルナー・パントン展
    ヴェルナー・パントン展 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 東京オペラシティ アートギャラリー  2009年10月17日(土)~2009年12月27日(日) ヴェルナー・パントン(1926-98)は、デンマークに生まれ、ポール・ヘニングセンやアルネ・ヤコブセンなど、同国を代表するデザイナーと交流し、多くの名作デザインを世に送り出しました。 靴を脱いでの展示は、すっかりとこの美術館のウリになっているように思う。話題の展示だけれど思ったほどボリュームはなく、こじんまりしていた。もちろん、ファンタジー・ランドスケープだけで十分行く価値はありますけど。キューブリック「時計じかけのオレンジ」を思わせるカラフルな空間。「2001年宇宙の旅」もそうだけど、キューブリック映画は本当にスタイリ...
  • オーシャンズ11
    オーシャンズ11 監督:スティーブン・ソダーバーグ 脚本:テッド・グリフィン 製作総指揮:ジョン・ハーディー、スーザン・イーキンズ、ブルース・バーマン 出演:ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、アンディ・ガルシア、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツ、ケイシー・アフレック、スコット・カーン、ドン・チードル、他 2001年/アメリカ映画/1時間57分 配給:ワーナー・ブラザーズ映画 先行ロードショーへ行って来ました。新宿。行列整理(といっても大したことない)のお兄さんがしきりにトランシーバーで「ハリポタほど並んでません」と伝えていたのが印象的だった。 「エリン・ブロコビッチ」と「トラフィック」がオスカーに同時ノミネートされ、名実共にハリウッド・ナンバーワンの監督となったスティーブン・ソダー...
  • 銀座で写真展2つ
    銀座で写真展2つ ■野村佐紀子『NUDE/A ROOM/FLOWERS』 20年以上、荒木経惟のアシスタントをしながら写真家としても活動している野村佐紀子さんの写真展をBLD GALLERYにて。8ミリフィルムで撮影した粒子の粗い像や真っ暗の手前くらいまで露出を抑えた深い闇のような像など、どれも夢の中にいるようで儚い気分にさせる。ベッドルームでの親密風なヌードが多いけれど、アラーキーのような生々しさや無邪気さはなくって、粒子の粗さがボカシのようにも機能していて、写真でありながら記憶を誘うような普遍性としてあり、次第に力強くまとわりつくようだった。アラーキーが常識一般を覆すような破壊性の中へ美意識を投入しているとすれば、野村佐紀子の霞むようなモノクロームは、センチメンタルで自己防衛的にも見える。ただ、前者の方がより儚く、後者の方がより強かに感じてしまうのは、なぜか。 ...
  • テレビ朝日を見学
    テレビ朝日を見学 今年の秋から放送が開始される六本木ヒルズ内のテレビ朝日を見学してきました。槇事務所のスタッフが案内される中、巨大な放送装置を歩き回るのはまさに探検気分。ホワイエから役員室、ニュース・ステーション、ミュージック・ステーションのスタジオ、スマップが入る(スタッフさんの言葉)楽屋など。槇事務所出の建築家もたくさん見かけ、150人くらいを3グループに分けた、結構大がかりな見学 。それでは、ばーっとダイジェスト。 まずはエントランスホールの階段。シンプルながら浮き上がった構造的にも苦労した軽快さです。聞かせ色はスタッコ。名取のイメージに近い。ずっと巨大ですが・・。外には毛利庭園が残されているのですが、その向こうにジョン・ジャーディーの大騒ぎな建築が見えてしまうので、とたんに由緒ある庭園がなにかのパロディーとなって陳腐化しています・・。 ...
  • FormattingRules
    #nofollow #norelated テキスト整形のルール 通常は入力した文章がそのまま出力されます。 HTMLのタグは効果がありません。書かれた文章はそのまま(「 font color="red" text /font 」といった形のまま)表示されます 段落と段落の区切りには空行をはさんで下さい。空行をはさまず、連続している複数の行は同じ段落と解釈されます (連結して表示されます) これに加えて、特定のルールによるテキスト整形を行うことができます。以下では、プラグインについてはよく使われるものだけを簡略に説明しています。プラグインのオプションなど詳細な説明については PukiWiki/1.4/Manual/Plugin を参照してください。 テキスト整形のルール [#oca54177] ...
  • イーオン・フラックス
    イーオン・フラックス 監督:カリン・クサマ 出演:シャーリーズ・セロン 、マートン・ソーカス 、ジョニー・リー・ミラー シャーリーズ・セロンは爬虫類のような動きがコミカルで、それはいかにもキマったヘアスタイルや、ステイリッシュ過ぎるインテリアにも覚えてしまう既視感へつながる気がした。『ガタカ』の頃はむしろ好きだった洗練さ加減は、まるでレストラン業界を支配している「和ダイニング」インテリアのように食傷気味だ。 近未来SFアクションへどこまで期待するかはともかく、近未来も、SFも、アクションも、洗練さだけでは引っ張れないと思う。アメリカのヒステリー、トラウマといった心理学的なもの同様、アニメーション原作主義もちょっと飽きた。いっそタルコフスキーでも見直したほうが良いのか。面白いSF映画、ありますでしょうか。(そうは言っても、それなりに面白いケド)2006-10-04/...
  • 幸せになるためのイタリア語講座
    幸せになるためのイタリア語講座 はじめデンマーク語というのが聞き慣れないせいか、てっきりフランス映画だと思いました。。けれど北欧と知って、確かに地中海イタリアへの思いは強いと聞くし、まるで南国への期待感が恋愛へのそれと重なるようにただよっていました。。素朴な描きが、かえって切なさをそそる。というか。2006-09-19/k.m コメントをぜひ 名前 コメント ...
  • チャーリーとチョコレート工場
    チャーリーとチョコレート工場 監督: ティム・バートン 出演: ジョニー・デップ, フレディー・ハイモア, その他 思っていたより面白い。さすがティム・バートン。子供向けのゆるい映画じゃないんだ。結構ブラックだし、グロテスクな演出も多い。 招待された子供達の素晴らしいキャラ。工場で働く小さな「ウンパ・ルンパ」の濃さ。クルミを割るリスたちの生真面目さ。 どれも完成度の高い出来。充実した映画。2006-02-19/k.m コメントをぜひ gecko 先日、たまたま視た『オースティンパワーズ』になんと「ウンパ・ルンパ」が出ていてビックリ!2006-03-06 (月) 16 06 52 k.m えっ!ホント2006-03-10 (金) 00 59 01 ...
  • イタリア旅行記/2000年12月25日
    イタリア旅行記/2000年12月25日 12月25日。今日はミラノを経ちヴェネツィアへと向かう日だ。先日の雪ですっかり街は白くなっていた。駅までスーツケースを運ぶのが大変だったが、一面の雪景色でなんだが楽しい気分になった。 ミラノ中央駅から長距離列車に乗っていく。それにしてもこの街はクリスマスだからといって、なにか特別な雰囲気があるようには感じられなかった。東京でのミレナリオがきっとお祭り騒ぎなのだろう。ミラノでは確かに様々な通りで思い思いの電飾が見られたが、それらはどれも「ささやか」で自然だった。この時期は外出せずに家族とゆっくり過ごすのだろう。こんな時期に遠出するのは我々観光客くらいなものか。 ヴェネツィアへ向かう列車は、6人単位が個室になっているコンパートメントだった。僕らの個室には4人の家族連れが同席していた。出発寸前まで、見送りの人へ手を振り名残惜しんでいた...
  • WALKABOUT美しき冒険旅行
    WALKABOUT 美しき冒険旅行 製作年度 1971年 製作国・地域 イギリス 監督 ニコラス・ローグ 製作総指揮 マックス・L・ラーブ 原作 ジェームズ・ヴァンス・マーシャル 脚本 エドワード・ボンド 音楽 ジョン・バリー 出演 ジェニー・アガター 、リュシアン・ジョン 、デヴィッド・ガルピリル 、ジョン・メイロン 、ロバート・マクダーラ http //www.cablehogue.co.jp/walkabout/ 冒頭から可笑しな空気。断片的な映像。奇妙な女子高校生たち。神経質な父親。セクシャリティーを誘うカット割。ルイス・ブニュエル作品のようなシュールさ。まもなく父親が焼身自殺(?)をはかり、それすら単なる不条理喜劇的演出の一部でしかないように放浪の旅が始まる。 イギリ...
  • ダンサー・イン・ザ・ダーク
    ダンサー・イン・ザ・ダーク 2000年・デンマーク・松竹=アスミック・エス 監督; ラース・フォン・トリアー 出演; ビョーク,カトリーヌ・ドヌーヴ,デヴィッド・モース,ピーター・ストーメア,ジャン=マルク・バール,ジョエル・グレイ 2時間20分 今年の初映画には、ダンサー・イン・ザ・ダークを見に行ってきました。 2000年カンヌ国際映画祭でパルムドール賞と主演女優賞を獲得した話題作です。 ラース・フォン・トリアー監督の「奇跡の海」も静かで感動的な作品でした。 デジタルビデオカメラで撮影されたという映像は、手ぶれが多く、ちょっと見るのに疲れることもありました。けれども、やがて映画へ入り込んでいくうちに、気にならなくなっていきましたが。 チェコからの移民で、ある資産家夫婦の庭に建つコンテナハウスを借り...
  • :近況-2003-11
    近況-2003-11 2003-11-28 12月6日夜放映のNHK BS「デジタルスタジアム」にて、宮島達男がゲスト出演します。番組内の「クリエーターズ・カフェ」というコーナーで、「1000 Deathclock in Paris」をスタジオ内に再現。 ● http //www.art-labo.com/jp/news/031206.html 2003-11-25 昨日は祝日に朝早く起きて、有楽町の朝日ホールへフィルメックスを見に行ったが、残念ながら今年選んだ2作はかなりイマイチだった。いや、1つ目はけっこうよかったし、映画的な魅力も多かった。けれど2つ目のは、もう見終えるのがちょっと苦痛なくらいだった。通常、映画を見ていて「何が言いたいのか分からない」と思うのはすでにかなりまずいレベルで、その前に感覚的に絵が醸し出す雰囲気が好きかどうか、というのが僕の中の評価の殆どを決め...
  • 文藝-2003-冬号
    文藝/2003-冬号 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 2003年10月7日発売 【特集】藤沢周  対談×豊川悦司×魚喃キリコ他 第40回記文藝賞発表 『黒冷水』:羽田圭介 今年は3作受賞で、盛りだくさんだ。まずは「黒冷水」から。他の2作の倍、400枚というボリューム。しかも高校生(あの綿矢さんをしのいで最年少受賞)。ここまでくると出版社の作戦か?とも思ったが、読んでみて納得の力作。斉藤美奈子さん言われるように、ぐいぐいと読ませる。 テンポよく進み、兄弟間の内面を執拗にこまごまと練り上げるしつこさはとても小説的だと思った。こまかな背景描写に頼らず、完結に積み上げていくところなどは、シンセミアにも通じる(単によんだばかりのためかも)。 僕は男兄弟がいないの...
  • 「せんだい」
    「せんだい」へ建築視察-2001 お盆休みを利用して仙台へ建築視察に行ってきました。 発端はやはり「せんだいメディアテーク」を見たい思いでした。けれど結果的には仙台市を中心に、宮城県にここ数年続々と竣工した「公共施設」を見ることが出来ました。それらを通じて、開かれた公共空間の最先端を実感し、市民生活をサポートする公共資産の明るい未来をのぞむことが出来ました。 一泊二日という短いスケジュールでしたが、朝早く東京を発ち、次の日の夜遅くまで仙台に居たので、まる二日間滞在したことになり、予想以上に多くの建築を見ることが出来ました。 初日は仙台市内に絞り、地下鉄とバスを利用して3つの施設を見学。次の日はレンタカーを利用して、松島から名取市まで5つの施設を見学しました。初日の行動によって、車では感じ得ない仙台の街の大きさ、郊外ニュータウンの存在、起伏と緑の多い多様な都市...
  • :近況-2003-12
    近況-2003-12 2003-12-30 さて、そろそろ年賀状を。すっかりやっぱり休みモード。まったく気力なし。でもヒマだし(←自分でヒマに追い込むのがとても好き)、なんかしよ。 2003-12-29 今年は我が家の大掃除にエキサイティング・・・。 2003-12-28 社会派の監督、山本薩夫の作品「金環蝕」(1975年・大映)を見た。実際に起こったダム建設入札をめぐる汚職事件を元に描いた政治ドラマ。登場人物の多さと、誰もが自己中心的な策略に案じているところなど、シンセミアの楽しさともちょっと通じるかもしれない。 2003-12-23 ホウ・シャオシェン監督の『ミレニアム・マンボ』。こちらはぐっとムードのある現代劇。終始ネオンの色合いの中で、映される台湾。音楽はまるでスーパーカーのよう。日本にも来る。その時はフィルターのない生な色合い。夕張のキネマ通りが良い。話しは...
  • イタリア旅行記/2000年12月26日
    イタリア旅行記/2000年12月26日 12月26日ヴェネツィア2日目。ヴェネツィア2日目はトレビソへ向かった。スカルパのブリオン・ヴェガを目指した。すでに感じはじめていたが、年末のしかもクリスマス時期にイタリアへ旅行したことは間違っていたかも知れない。25,26日は祝日でほとんどのお店は閉まっている。昨日もヴェネツィアで目指していたお店、飲食店、ことごとくすかされた。やや落ち込み、そして疲れも出てきたところだった。 トレビソへは30分くらいでいける。下調べでは結局行き方は分からなかった。バスを乗っていくことまでは分かったので、とりあえず近いのでいってみることにした。列車からの眺めはとても美しく、冬でも青々と草が生えている風景が、なんだか不思議だった。 トレビソへ着き、ATCVのオフィスを訪ね、紙に書いた文章で、聞いてみた。向こうも英語が分からないようで、困っていたが、...
  • おたく:人格=空間=都市
    グローバルメディア2005 おたく:人格=空間=都市 東京都写真美術館:地下1階映像展示室 2月5日(土)〜3月13日(日)  コミッショナー : 森川嘉一郎 参加作家 : 丹下健三(建築家)/岡田斗司夫(作家)/海洋堂(造形企画制作) 大嶋優木(原型師)/斎藤環(精神科医)/開発好明(美術家) コミックマーケット準備会/宣政佑(漫画企画会社代表・漫画コラムニスト) よつばスタジオ(デザイン制作) 話題の「おたく展」へ行った。けれど期待していたほどのことはなかった。なんだろう、この不毛感は・・。ヴェネチア・ビエンナーレにて世界の目に「これら」がさらされたことを、なんとなく不毛に感じた。 各々が物語のオーラをまとったアニメ絵の無数の聖像(イコン)が、内外の壁、床、そして画面を、汎神的に構成している。 確かにそれは均質...
  • :近況-2006-8-2008-1
    2008-01-26 週末日記●昨日は近所の現場事務所で長い打ち合わせをおこなっていて、6時くらいからなんだか「いいにおい」がただよっていて、近くの夕飯にしては臨場感あるなぁとか思っていた。8時頃、そろそろ終わりそうな感じになってきて事務所へ戻ってあれとこれを、なんて考えていたら、ニコニコしたおじさんがやってきて、どうぞおねがいします、コミュニケーションが大事ですからと。職長会の飲み会で、工務担当者〈現場監督)と、職長〈職人さんたち)が20人くらい集まり5時半からはじまっていて、焼肉パーティーだった。みなさんかなり出来上がっていて、テンションの開きに戸惑いながら気づけば10時のお開き。やれやれと直帰して、土曜日起きれば、なんだか風邪もよう。花粉症かとおもっていたら、体もだるくなってきた。結局今日1日ゴロゴロしていた。まだぼーっとしています。来週も忙しいのになー・汗。 2008-0...
  • キル・ビル
    キル・ビル 製作・監督・脚本:クエンティン・タランティーノ 製作:ローレンス・ベンダー アクション・コーディネーター:ユエン・ウーピン「マトリックス」 美術:種田陽平「スワロウテイル」 アニメーション:プロダクションIG「攻殻機動隊」 撮影監督:ロバート・リチャードソン 出演:ユマ・サーマン、ルーシー・リュー、ダリル・ハンナ、デビッド・キャラダイン、千葉真一、栗山千明 制作データ:2003米/ギャガ=ヒューマックス 上映時間:113分・R-15 「刀は疲れ知らず。あんたも少し力が残っているといいけどね」(ルーシー・リュー) いやー。またすごい映画を。タランティーノ監督はやってくれた。正直あまり期待せずにいたのだけど(その割には公開日初日に見ることは決めていた)、かえってそれが...
  • あの子を探して
    あの子を探して 監 督:チャン・イーモウ 撮 影:ホウ・ヨン 美 術:ツァオ・ジュウピン 脚 本:シー・シアンション CAST:ウェイ・ミンジ、チャン・ホエクー、チャン・ジェンダ、カオ・エンマン 映画の中で中国は年間に100万人の児童が貧困で退学し、その15%は周囲の協力で復学出来るのだと言う。この物語はそんな生徒と先生を描いている。 先生も貧困なら生徒も貧しく、村全体の問題として住む者達全ての現状でもあった。これは一見すると貧困の差が見えない状況でもあり、生徒が出稼ぎに都会へ行くことによって相対的に浮かび上がってもくるのだった。同じ国とは思えない状況の一断面を明らかにさせ、広大な国がかかえる避けることの出来ない問題を訴えているかのようだ。 美しい自然の中で伸びやかに生きる子供達は、そんな貧困を悲劇...
  • LOFTロフト
    LOFT ロフト 監督 : 黒沢清 出演 : 中谷美紀 豊川悦司 西島秀俊 安達祐実 鈴木砂羽 加藤晴彦 大杉漣 久しぶりの黒沢映画。しかも劇場で見る。そんな場面でメガネを忘れた。最近多いこの忘れ物。仕方なく一番前で見た。確かにプロジェクターを上回るにはこの手段が一番わかりやすい。新宿テアトルはそれほど首いたくならなかったし。 最終の7時スタート。半分も埋まっていない。都内2箇所くらい。これが黒沢評価だ。きっと勤め先で名前上げても何人も反応しないだろう。感想も言い合えないむなしい関係。阿部も中原も保坂も知らない(小説だけど)。そんな中で「何か映画みました?」、って聞かれても・・。 観終わって。確かにメジャー作品にはなれないなぁ。素直に「面白い」って言いにくいし。『カリスマ』以降、その継続るす思い切りの良さはスゴイの...
  • マタドール
    マタドール imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 〜炎のレクイエム〜 監督:ペドロ・アルモドバル 出演:アントニオ・バンデラス, その他 闘牛という華麗に儀式化された「牛殺し」の背後。そこには多くの芸術家・作家・思想家といった人々が、人間の「生と死」に凝縮されたドラマの祖型や、それと意識されず身体に刻み付けられている死生観などを見出している。 闘牛士は栄光や富を求める燃えるような野心のうちに、直面する死から恐怖や孤独を消失させているのに対して、そこからはなれた主人公にとって死とは、観念的なものとなる。 人間だけが死への感覚、死への意識を持ち、それが聖なるものの感覚というすぐれて人間的な可能性への超出なのだという、「死とエロ...
  • 鬼が来た!
    鬼が来た! imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 2000中国/東光徳間 監督・製作・脚本・出演:チアン・ウェン 原作:ユウ・フェンウェイ 撮影:クー・チャンウエイ 音楽:ツイ・チエン/リウ・シン/リー・ハイイン 出演:香川照之/チアン・ホンポー/ユエン・ティン/チェン・シュ/ツォン・チーチュン/澤田謙也 カンヌ映画祭でグランプリに輝いた力作。 カテゴリー-映画 140分という長い映画も最近では珍しくなくなってきた。けれどこの時間楽しませるのも難しいと思う。戦争を描くというと様々な記憶や歴史観とともに普遍的な姿勢をとらざるを得ないような息苦しさも感じる。しかしこの映画には戦時中という戦いの構図よりも、人間性の激しいぶつかり合いの方が印象強く、それは戦闘シーンよりも断...
  • 亀虫
    亀虫 監督 冨永昌敬 撮影 月永雄太 音響 山本タカアキ 音楽 ノーシーズ 制作 OPALUC 配給 .ロサ映画社/OPALUC 2002-2003/1h01m 11/15(土)トーク ゲスト 青山真治氏X冨永監督 「亀虫の兄弟」 「亀虫の嫁」 「亀虫の妹」 「亀虫の性」 「台なし物語」 話題の亀虫シリーズを見に行った(いや、話題なんですよ)。池袋のダークサイドを抜けたあたりにある映画館シネマロサ。事前に混雑状況を確認したところ「一度も満席になったことはございません」と、聞いたコチラが申し訳ない思いをしてしまう返答。しかし今日は上映後に富永監督と青山真治のトークショーがあるからか「ほぼ」満席となった。 短編連作という感じの5本上映。合計1時間強。 いきなりバックミラーに映る男の顔。その独り言が延々と続き小説的な独白は重なり、畳みかけるように語り出すテンポ。ちょっ...
  • イタリア旅行記/2000年12月27日
    イタリア旅行記/2000年12月27日 12月27日ヴェネツィア3日目。ヴェネチア3日目。今日は祝日も終わり、イタリアの都市機能も通常通りであることを期待して、やや足を延ばすことに決めていた。ヴェローナへ向かう。「イタリアは大きな都市よりも、小さな街こそよい。」何度もこの国を訪れている事務所の所長が言っていた通り、ヴェローナへ着き、その街の美しさへ驚いた。この国で初めて落ち着きと美しさを持ち、それでいて都市としての活気も見られる街へ来たのだと思った。 程良く広がりを持ち、軒のそろった石畳の道をあるく。この街には川が蛇行している。川沿いに歩きながら、スカルパのカステルベッキオ美術館を目指す。どことなくパリのセーヌ側沿いにも似ている町並みだ。 カステルベッキオは古いお城と言う意味で、そこを美術館としてスカルパが改修をした。リノベーションを得意とするこの建築家の作品をじっくりと見ら...
  • :近況-2003-7
    近況-2003-7 2003-07-31 8月か。はや。●クリニックはもうじき出来上がる。暑さが戻り湿気も厳しい現場で3時間半も打ち合わせ。先生はホントにねばり強い。たいがい打ち合わせは10時とか11時過ぎたりするのだけどまったくひかない・・。結局今からまた穴開け・・汗。●ホールも上棟間近で緊迫状態。●改修がはじまりこちらも盆無し。●マンションもマキはいってきたなぁ。●オープンデスクさん今日は遅くまで頑張っていた。 2003-07-30 なんでこんなものをつくってしまったのか●そんな空間に住みたい。創作の意図が自分でも分からなくなってしまうような空間。かろうじて住まいであることを示すものが、滑稽で仕方がないような空間。恐らくこう使ったら明日から違う生活になってしまう、そんなことを毎晩考えてしまうような空間。ドアを開けた瞬間、昨日までの自分をそこに確認できないような不安をもってし...
  • :近況-2005-2-2006-1
    2006-01-12 リア王●岩波文庫/シェイクスピア (著)/野島 秀勝 (翻訳)/映画『乱』の映像と重ねて読んでいたからか、すごく面白かった。さすが黒澤。さすがシェイクスピア。例えばボリス・ヴィアン『うたかたの日々』にインスピレーションを得た映画『クロエ』のように(新旧めちゃくちゃw)、この作品はイワユル原作モノとは違う、あくまでもオリジナルだと思った。テクストはあくまでもイメージだ。原作に忠実な映画なんて基本的にありえない。それにしても。翻訳ものは苦手なんだけど、これはとても美しい日本語のリズムだ。激しい罵倒がまるで妖艶な歌のように響く。憎しみ合うさまが濃密に絡みつく。全てが夢のようにリアルではかない感じだ。 2006-01-11 買いすぎ●最近、本屋へ行くたびに何か買ってしまう。今月は文芸誌が面白そうだったし、とか。文藝と新潮2冊。星野智幸の自作解説は面白かった。小...
  • :近況-2003-9
    近況-2003-9 2003-09-25 雑誌ファウストの掲載小説で3つめ(西尾維新)のを思い出したように読んでみると意外と面白かった。探偵とかゲーム、青春、無意味、残酷など、キーワードを色々とあげたくなるような感じ。そういえば石原慎太郎の「完全なる遊戯」が文庫新刊で出ていたけど、それを思い出す作品(どんなだ)。ここでも10歳の少年がとても理路整然と語る姿がある。このような低年齢化はもう行き過ぎとかいう印象を通り越して一つのお約束のようでもある。それにしてもこの3者はコアなファンがたくさんいそうだ。どれか1冊でも(舞城はとりあえず読んだから、佐藤、西尾作品のどれか)読んでみなくては・・。 昨日、24時間連続で6人の女性タレントとデートするという企画の「堂本剛の正直しんどい」を見ていて、堂本のシンドイ姿はわざとらしいけど、けっこう癒されるなぁとか思っていたら、こちらをみかけた ● 。彼は...
  • :近況-2008-3-12
    2008-12-05 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 木曜日に槇さんの講演会にいった。海外プロジェクトの多さに驚いた。そしてあの年齢でハキハキと話すその姿へ恐れ入った。3年ぶりくらいにこの防水メーカー主催の講演会へ来た。途中、有楽町の駅前が随分と変わっていたことへ驚いた。講演後またそこを歩いた。ついでに銀座をブラブラした。疲れたのでファーストフードでお茶した。すごく会話へ夢中になっている人たちばかりがいた。日本じゃないみたいだった。本を読みながらまわりが気になってしょうがなかった。 2008-11-21 照った身体をキャタツに預けて●THE JORKERS・3 11月21日(金) 新宿区早稲田鶴巻町 銀のヘルメット 20 00〜22 00  ...
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    はじめまして #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 こちらのサイト管理はk.mが行っています。色々な話題を出来る場を目指しています。ほとんどのページにコメントが出来ます。是非ご参加下さい。 サイトの略歴1999〜 1999年、インターネットで個人サイトを始める。世の中へ向けて何かをプレゼンテーションしている気分だ。匿名の個人だが展覧会を開くような興奮を気軽に味わえてしまう。しかしその素っ気無さはやがて興奮をなだめ、無防備な展開を踏んでいく。日記といってもそこにはプレゼ意識が働くのだから当然混沌とした部分は隠されてしまう。むしろいじられる事を承知の上で振舞っている無自覚な「あざとさ」へと成りかねない。 では意識的に開いていこうと思っても、リアクションを得ることは難しい。その部分...
  • :近況-2006-4-2006-7
    2006-07-22 下北沢で久しぶりに飲んだ。いつ来ても和める街だ。渋谷のようにオジサンがいないからだろうか。自分はオジサンにはならないという変な自信があるのだけど、そういう私を若い人はオジサンだと思うかもしれない。下北沢は、そんな気分だけの自称を問わない若者ばかりが集まっている街だと思う。2件目のバーは狭くてものがぎっしり詰まった「らしい」場所。80年代のミュージック・ビデオをノンストップで流していた。 2006-07-21 某・デザイン業務コンペの2時審査。正直こんな規模のがきたらどの様に動かしていくのか不安。もはや広告代理店のような役目であって、建築家のする仕事なのだろうかとも疑問。けれどモノをコツコツ作っていくことだけが建築的な思考でなくなっていることは、自分の仕事暦を見てもあきらか。そこを立脚点とすることが生き残っていく術でもあるのだろう。その話になると建築家という存...
  • 亀は意外と速く泳ぐ
    亀は意外と速く泳ぐ 監督・脚本: 三木聡 出演:上野樹里 、蒼井優、岩松了、ふせえり、松重豊、村松利史 平凡な日常を送り続けることへ不安を抱く主婦が、「今日からあなたはスパイです」と指令を受けて、昨日までの平凡さを「演じる」。なにも変わっていないそれがフィクションであると意識することで、急に刺激を生み出す。 なるべく目立たないように生きることを意識的に行う時、それはとてもセンスの要る仕事となる。まるで日本人として生きていること自体をアイロニカルに曝け出されているようで面白い。 映画「イン・ザ・プール」や、ドラマ「時効警察」なんかを手がけた三木聡。この映画でも細かいネタが几帳面に面白い。原色(特に緑)を使った画面はコミカルさを増す以上にとても映画的だと思った。2006-04-30/k.m コメントをぜひ haru-chon 観たばかりです。三木聡のゆるゆるセ...
  • スクラップ・ヘブン
    スクラップ・ヘブン 2005年/日本/117分 配給:オフィス・シロウズ=シネカノン 監督・脚本:李相日 製作:オフィス・シロウズ 企画:佐々木史朗 出演:加瀬亮、オダギリジョー、栗山千明 まるで70年代の長谷川和彦作品のようだ。もちろん『青春の殺人者』には迫力も作りこみもかなわないと思うけど、それ以上に時代が感じ取ったものに差があるのだろう。国家や組織、家族からの、もろもろのしがらみから解放され、別な新しい何者かになる。そんな本質的な人間像を追い求める1976年の作品とは明らかに違う。 けれど「クソどもに想像力を植えつけてやろう」とテツ(オダギリジョー)が提案した復讐の代行業へと向かう二人の像は、どこか水谷豊の苛立ちと重なっていくようだ。現代の殺伐とした空気に意味もなく苛立つ像は、それがどんな理由...
  • 「いちご」どうなんでしょう?
    「いちご」どうなんでしょう? 新企画「新研」! 新しいモノやヒトやコトについて、真剣(?)に考察する「新製品研究所」略して「新研」です。 (清水健太郎、略して「しみけん」みたいなものです) 記念すべき第1回は 「いちご」どうなんでしょう? 今、コンビニなどには色々なお菓子のイチゴバージョンが売られています。 2〜3食べましたが、う〜ん・・・。 包装を開けると、何とも言えない人工的な香りがします。 これが良ろしくない! 続けて食べられなくなります。 香りにやられてしまい、食欲減退です。 この感覚により、コンビニに陳列されているイチゴコーナーに近づけません。 次から次へと出されるお菓子のイチゴバージョン、手が伸びていかない自分。 この調子では果物の「いちご」まで、嫌いになりそう。 これじゃ〜、逆効果だよ〜。 追記トーク...
  • ジョン・レノン対火星人
    ジョン・レノン対火星人 高橋源一郎 新潮文庫 280円 1985年 「ジョン・レノン対火星人」復刊コメント(てきとうに抜粋:復刊ドットコム ) 高橋源一郎の最高傑作との声もある本著を読めないのはつらい。 さようなら、ギャングたちにハマった。 タイトルだけで買いたくなる。 未読ですが高橋作品の最高傑作と位置付ける方が多いようなので是非読んでみたいです。 この本が絶版だなんて、やれやれ、ほんとに幻滅するね。 ある雑誌でこの本が名作だと知り、それ以来読みたいなあと思っていました。私のような新しい読者のためにもぜひ復刊をお願いします。 高橋文学において最重要とも言える作品だから。 高橋源一郎全作品中、もっとも「ふつうな」小説と言えるでしょう。 とてもよいです。 こ...
  • かもめの日
    かもめの日 黒川 創 (著) キレイ(センチ?)に描かれている部分は読んでいて恥ずかしくなる。自分は屈折しているのかと思わせるその反動。連作短編のようにつながっていく群像劇だけど登場人物が結構多いせいか、一気に読まないと読後感に差が出そうだ(実際読んだり、読まなかったりした)。 ラジオの関係者が多く結構中心にあって、その古臭い懐かしいイメージと、昨今のメディア不況などが合わさって、ノスタルジックにも感じた。 村上春樹の『アフターダーク』では、主人公の若い男は「タカハシ」という3人称で描写され、代わりに「私たち」という「カメラアイ」としての1人称が使われていた。この小説も近い構成ではないか。 それは描かれている出来事が全て人づてに聞いたエピソードのように、どこか要点を得ず、それでいて無理やり落ちがついているような気分にもなるせいで、軽やかさを増...
  • 越後妻有アートトリエンナーレ 大地の芸術祭
    越後妻有アートトリエンナーレ 大地の芸術祭 10年以上前から全国どこの地域を訪ねても、「地域振興」「街おこし」が合い言葉で、過疎が進んでいる地方になればなるほど悲壮感はただよい、一方で地域経済の発展はもはや「公共事業」では補えなくなっているにも関わらず予算は止められない。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 そんな中で2000年にはじまった妻有アートトリエンナーレは、新潟県の南部に位置する越後妻有6市町村が県と連携し、アートによる地域活性化を推進する「越後妻有アートネックレス整備事業」の一環として始められた公共的なプロジェクト。 つまり公共工事にアートが参入していくハード事業のソフト化であり、基本予算は公共事業費から計上される仕組みで、それは文部科学省ル...
  • オデュッセイヤ
    オデュッセイヤ オデュッセイヤ(上)(下) ホメロス 松平千秋訳 岩波文庫 700円、660円 ギリシャ文学はソポクレスの「オイディプ王・アンティゴネ」スくらいしか読んだことがなかった。今まで迂回するように幾つかの解説本をよみ、自分の好奇心をお手軽に消費し、直接読むことをどこかで避けてきたように思う。そろそろ読んで見ようよと自分の中で励まし本書を手にした。 「イリアス」と並ぶ「トロイア戦争」の伝説にまつわるこの「長編」叙事詩は、読んでみればその大げさなまでの「レトリック」、「お話ぶり」にすっかりはまってしまい、楽しめる。なんたって夜が明けるのすら「朝のまだきに生まれ指ばら色の曙の女神が姿を現すと・・」なんて言い、しかも何度も繰り返し使われ、「...
  • パレード
    同居生活をチャットやBBSにたとえる 吉田修一著 \1,600 幻冬舎 2002.2 2003-04-29 「家族」や「空間」という視点で見ても面白い小説だ。大学進学時点で一人暮らし(援助受けて)している経験から、家族という概念自体が世間体やら規範などのぼんやりとしたルールとしてあるように思う。別に家族の崩壊だとか、幻想だとかまで広がらなくても、どこかそんな意識はあると思う。 「家族」する。という行為の問題として考えることが出来れば、血縁という繋がりだけに限ったことではないことはあきらかで、そのような「ゆるい共同体」が最近の小説のなかで様々に定義され、その断面がこの作品にも出ているのだろう。 「空間」という意味では、そんな「ゆるい共同体」という現実は、空間がどのようにつくられていようとも存在していくもの...
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