上×山 時々 矢×山 のち・・・TRICKでエロパロまとめ内検索 / 「問題」で検索した結果

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  • 問題
    問題 by 938 さん   問題は山積している。   彼は著名な大学教授で、彼女は自称手品師。   彼は巨根で彼女は貧乳。   彼と彼女の歳の差は一回りは優にある。   どこをどう考えても共通点なんか無い。   だがそれでも彼らの間には布団があり、   彼と彼女は相対して正座し、顔をうつむけている。   だがやがて、諦めたように彼が言う。   「布団一組しかないぞyou。持ってきて貰え」   「なんで私が」   打てば響くように彼女が応える。   「お前頼め、上田」   「俺は部屋代払うんだぞ。そういう雑用はだな、youだ」   「なんでですか」   むっとした彼女は首を横に振る。   「私は頼みません」   「俺もだ」   彼が同じくむっとした顔で彼女を見る。   「じゃあどうするんだ。廊下で寝るのか上田」   「なん...
  • メニュー3
    ... by 944さん 問題 by 938さん ツンデレ(非エロ)by 921さん タナバタ(非エロ)by 911さん 混浴 by 774さん 1 ホワイトデー(リレー作品) 1 2 妄想ラスト(非エロ) 1 only you by 654さん 1 焼きもち by ◆dv1/DP6HGsさん 1 2 二倍量 by 389 さん 1 2 外 雑魚寝の夜 by 342さん 1 2 きれいなおねいさん 1 紅白(非エロ)1 星が降る by ◆QKZh6v4e9wさん 1 2 3 4 5 6 呪文と石  by ◆QKZh6v4e9wさん 1 2 3 4 5 けがに?(リレー作品)1 2 3 4 おまけ 誕生日おめでとう ファナティック by ◆QKZh6v4e9wさん 1 2 ハロウィン 1 pink marriage blue by ◆QKZh6v4e9wさん 1 2 3 4 不可抗力(石×...
  • 電話にさえ・・・1
    ... 2 「…問題出してくれないか?」 「問題?」 「ほら、あれ。四桁の四則演算」 「なんでそんな事っ」 「冷静にならなきゃな。ほら、you」 「………こんなのやだっ!変人!巨根!自己中!」 「なに怒ってるんだよ」 「新婚旅行で暗算とかしてる新婚さんなんていないぞ!」 「そうか?」 「当然じゃないか」 「そうかな」 「だって、こんな……あっ」 「ふふ」 「…!…お、お前っ!わざとやってるんだな?そうなんだなっ?」 「可愛いな…」 「…上…んっ…」 「……」 「……ふ…」 「……」 「……んぁ」 「……」 「………うう」 「ふっ。ふっ、ふっふっふ…」 「…な、に…?」 「さっきから、きゅうきゅうって。凄く締まってる。床、好きか?」 「…バカっ!バカ、バカっ!!」 「愛してるよ」...
  • Pink Marriage Blue2
    ...妻になる女性だ。何の問題もないだろう」 奈緒子は赤くなりながら上田に囁いた。 「問題大ありです。ここ、研究室じゃないですか」 「そうだ。幸いにもソファがある」 「おいっ……んぅ」 上田は奈緒子を抱えて黙らせ、身じろぎしてソファに倒れ込んだ。 「上田」 「黙れよ」 上田は興奮した声で囁いた。 「あんな事で焼きもちをやくなんて、俺を信じてない証拠じゃないか。youにはお仕置きだ」 「したいだけだろ」 「君もじゃないのか。目が潤んでる」 ためらいがちに抵抗を続けながら、奈緒子の瞳はさらに潤んだ。 「上田さん…ちょっと、あの……」 「待てよ、上着脱ぐから」 上田はいそいそと奈緒子のこめかみにキスし、ジャケットを脱ごうと上体を起こした。 どさりと大きな音がした。 顔をあげた上田の目に、床に散乱したファイルケースやパ...
  • sweet hot spa1
    ...りあえずなによりも、問題はこの状況だ。 「……この!」 彼女を押さえ込む。 「あっ!」 華奢で柔らかい躯。 滑らかなかたちのいい手。 「お前、本当に山田なのか?俺を騙してるんじゃないのか。正体をあらわすんだ、宇宙人め!」 「ほ、本当に私です!なに疑ってんだ、上田」 「いいか、これは普段の俺たちでは絶対に起こり得ない状況なんだよ。そうじゃないか? 展開にリアリティというものが全くない。youが仕組んだ何かの罠かもしれない、あるいはyouが別人で──」 奈緒子はさらに赤くなった。 「そ、そういえば…って、それってどういう理屈なんだ?」 上田はじりじりと、抱え込んだ奈緒子の躯を湯の表面まで持ち上げようとした。 「待て。どれどれ、胸は──ふっ、やっぱりこの世で三本の指に入るほどのド貧乳か。確かに山田のようだが……」 「上田!は...
  • 入れ替わり2
    ...か、  …そーゆー問題じゃないでしょう?  二人の問題なんだから…向き合わなきゃ、何も解決しないだろ!!」 奈緒子は無理矢理布団をはがし、上田を押し倒す。 上田は奈緒子の豹変に驚き、動けなくなってしまった。 「え、やまだ…?」 「…上田さん。  気持ち良かったですか?私の体…」 上田の耳元に息を吹き掛け、奈緒子は微笑んだ。 上田はなんとか起き上がろうと抵抗するが、なぜか力が出ない。 「…謝る、すまなかった。  頼むから落ち着いてくれ…」 いつもと違う奈緒子。 自分に押し倒されるという状況。 感じたことのない恐怖だが、必死に意識を保つ。 「ねぇ上田さん…」 奈緒子の舌が、耳をゆっくりなぞる。 上田は必死に声を抑えた。 なんて感じやすいんだ、この体は。 …もう、どうなってもいいか…。 ...
  • 変更履歴
    ...l of you」「問題」「ツンデレ」「タナバタ」「毛蟹小ネタ」を更新。これでpart2は完了。 ごめんなさい m(__)m 次はPart3に挑戦します・・・年内には! 2007年5月6日 part2 「焼きもち」、「onlyyou」、「妄想ラスト」、「ホワイトデー」、「混浴」、「毛蟹の完結編(2,3)」収録(かなり久しぶりに復帰) ===記録紛失=== 2006月11月2日 part2「Pink marriage Blue」「ハロウィン」「ファナティック」収録 2006年10月28日 part2「不可抗力」「裁判員・山田奈緒子」「君もついに」/ 昔のテレビサロン板のSS「不老不死(旧題:お正月編)収録 2006年10月25日 part2「嘘」 2006年10月21日 昔のテレビサロン板のSS「アダルトリック」/part2「繋がる」         お絵かき掲示...
  • 秘密3
    ...がどうのこうのという問題はないのだが、 その点、上田という男は鈍い。 皮のめくれたクリトリスを集中的に舐める。 「ふあっ!?ああああ!!」 その度に奈緒子の身体がびくりと震えるので、 上田のものも、そろそろ限界に来ていた。 NEXT>>
  • 湯あたり4
    ...ろ!」 「そういう問題じゃ・・・」 え?なにもしてない? ふん、あからさまに安心している。 「・・・ほんとに?」 「ああそうとも」 茶化してやろうと思ったが、やめた。 薄い布団とバスタオルだけの山田は、 言っちゃあなんだが、結構そそるものがある。 だが、山田はまだそんな心の準備できてやしない。 「・・・ほれ、さっさと寝ろ。  とっとと服着てな」 そう言った上田の顔が、妙に寂しそうに見えて、 なんとなく心に引っかかる。 「・・・なんでそんな顔するんですか」 「ん?どんな顔だ?」 自分の顔が見えないって、 こういうとき説明するのに不便だ。 私にはさっきの上田の表情に見覚えがある。 死んだ父。或いは母がする顔だ。 大人が子供を見るときの目。 「・・・まるで子ども扱いじゃないですか」 少し驚いた様だったが、すぐにいつもみたいに ...
  • 次郎号走る3
    ... ただ、大きな問題があった──俺は童貞。 自分ではあらゆるシミュレーションを重ねてきていたつもりだが、実戦では経験皆無。 そして、更に大きな問題もあった。山田のほうは処女。 シミュレーションはどうだかしらないが、勿論男を受け入れたことなんて全くない。 ……わかるだろう? つまり、そんな夢みたいな甘くて穏やかな時間はそうそう長くは続かないという事だ。  * 「you……youっ」 もっと抱きしめて、もっと愛撫したいのに、堪えきれなくて俺はついに山田に囁きかけた。 「い、挿れていいか。だめだ。もう我慢できない、早く入りたい」 「……上田さん」 山田はぼんやりと潤んだ目で俺を見た。 白い首すじにも喉にも鎖骨のあたりにも、思いっきり強く赤い痕がついている。 俺が無闇にキスしたからだ。 「you、いいよな」 許可を得...
  • シングルベッド1
    ...存在せん。接がしても問題無し、イザ!」 「ぎゃあああ!!」 上田にしがみついて筋肉質な腕にぶらさがる。へらへら笑いながら上田は無駄に長い腕を上へ掲げる。 「小学生か!!ばかたれ!!」 私が叫んだと同時に、不可抗力で絵は落下、私は上田へ覆いかぶさってしまった。 「な、何だ…ご、強姦はやめろ、犯罪だ。」 「違う馬鹿!!絵が落ちたはずみで…ああ、御札が」 見るも無残に御札は真っ二つ。素材が悪かったのか。 「youどけ!ヘビー過ぎる…軽く、米俵が二…」 「失敬な!…ん?んん?」 掌をまさぐらせてみると、そこに堅くて大きい物が当たる。 「な、なんだこれはぁああ!!」 まさしく、例のブツだ。 「おうっ、…せ、生体反応に一々関心を示すな。まあたしかにだ、お前の指摘する通り ここ一週間ほどコレの調子がおかしくてな」 「だ、だからどうした!」...
  • メニュー総合
    ... by 944さん 問題 by 938さん ツンデレ(非エロ)by 921さん タナバタ(非エロ)by 911さん 混浴 by 774さん 1 ホワイトデー(リレー作品) 1 2 妄想ラスト(非エロ) 1 only you by 654さん 1 焼きもち by ◆dv1/DP6HGsさん 1 2 二倍量 by 389 さん 1 2 外 雑魚寝の夜 by 342さん 1 2 きれいなおねいさん 1 紅白(非エロ)1 星が降る by ◆QKZh6v4e9wさん 1 2 3 4 5 6 呪文と石  by ◆QKZh6v4e9wさん 1 2 3 4 5 けがに?(リレー作品)1 2 3 4 おまけ 誕生日おめでとう ファナティックス by ◆QKZh6v4e9wさん 1 2 ハロウィン 1 pink marriage blue by ◆QKZh6v4e9wさん 1 2 3 4 不可抗力(石...
  • 入れ替わり3
    ...った一言だが、重要な問題だ。 大学の教授と自称天才奇術師では、立場が違いすぎる。 奈緒子はしばらく考えた後、頷きながら言った。 「…結婚するしかないですね」 …結婚?まさか山田の口からそんな言葉が出るとは…。 奈緒子は唖然としている上田を真剣な面持ちで見つめた。 「私、一生上田次郎として生きるんですよ。  でも本を書いたり講演なんて無理だし…  結婚すれば、一緒にいても怪しまれないでしょ」 話が飛びすぎじゃないか!? だいたいそんな愛のない結婚なんて! 上田はあくまで冷静を装い、大人の落ち着きで奈緒子を諭すことにした。 「…そんなに簡単に決めていいことじゃないだろう?  落ち着きなさい。  今までだって、何だかんだで一緒にいたじゃないか」 恋人ではなくても一緒にいる。 罵りあったりするけれど、誰よりも相手...
  • バスルームより愛をこめて
    ...いうちにされてたのが問題なんだ!バカ!」   相変わらずデリカシーのない上田に腹をたて、そのままもう出ようと浴槽に手を置いた、その手を上田さんの大きな手で制された。   「何の真似だ」   「そんな勢いよく立ち上がったら危ないだろ」   ―――この男は。   さっきみたいな事を平気でやらかす割に、妙なところで優しい。   だから時々困ってしまう。   「話を戻しますけど」   「うん?」   「気を失ってしまったのは、やっぱり上田さんのせいです」   「何故?」   「そこまで…き、気持ち良くなってしまう体にしたのは誰のせいだと」   自分でも言いながら恥ずかしくなる。   肌を重ねる度にどんどん変えられていくようで、自分がどうなってしまうか怖いのだ。   「にゃっ!」   「YOU、あまり可愛い事を言うん...
  • 湯あたり5
    ...」 「リーグ。合併問題にゆれてますね」  「じゃない!おまけにパリーグだ!・・・ああ、だからこうだ!!」 上田の腕が私を抱きしめる。 俺たちはいつだってそうだ。 本音を隠して、はぐらかして、 素直になったかと思ったらまたひねくれて。 両方素直にならなきゃ始まらない。 「君と・・・セックスしたい」 いまさら隠してもどうにもならない。 抱きしめた山田の肌が心地いい。 情けないが、理性が煩悩に根負けした。 だが、山田が妙に愛しいのは煩悩だけのせいじゃない。  ・・・こういうことを言うのは、やはり気恥ずかしいものだ。 そうつぶやいた上田が妙に小さく (体が小さく見えたのではない。態度のことだ) 思えて、なんだかこっちが恥ずかしくなる。 抱きしめられているので 見えるのはベッドスタンドに照らされた天井ばかりだ。 だが様子から察すれば、き...
  • すいません、エロないです。今までの流れに萌えたので・・・
    ...なのだろうが、 問題はその衣装にもあるのではないかと思うんだが」 「私のステージを見たことも無いくせに何を言う。あーあ、ラスベガスツアーの様子を 見せてやりたかったなー大金持ちやら石油王から毎日のようにファンレターと差し入れが……」 「家賃の督促状とパンの耳か」 「違う!私の神秘的なトリックと美貌と巨乳のとりこになったどっかの王様に、君の瞳と 同じ大きさの宝石をあげるなんて言われてこんな、こーぉんっな!に!見開いてやりましたよっ」 「ほほう、そして玩具メーカーから永遠の25歳としてアニメキャラクター作る許可でも求められたか?ん?」 「うっ」 「ネタを拝借するならもっと身近なところからにしたらどうだ。プリンセス・テン●ー舐めんなよ。 彼女は通販でヘリコプターをお買い上げだぞ、you。パンの耳など何年も見たことがないに違いない」 「私は実力派だ...
  • 星が降る1
    ...学だぞ。今さら言動を問題にするとは思えない」 「君は何もわかっていない」 俺はいらいらと髪を掻きむしった。 「優秀ゆえに敵の多い俺のような人間は、それだけ慎重にならなければならないんだ!」 「小心者め。自意識過剰ですよ、だいたい、何もないじゃないですか、上田さんと私」 山田の呑気な台詞に俺は顔をあげた。 「俺たちだけ知ってたって世間には通用しないんだよ!」 「あ、焦げそう」 山田は身を翻し、キッチンに走り去った。 後を追いかけ、平鍋の蓋をあけている山田に俺はくどくどと続けた。 「とにかくもうここにyouを置いておくことはできない。俺は静かな環境で研究に没頭したいんだ」 「私、科技大に行きましょうか」 山田は食器棚から皿を出し、料理を盛りつけながら言った。 「上田さんとは何もありませんって、説明をしに」 「来るんじゃない!」 ...
  • 秘密5
    ...っぽいとかそれ以前の問題で、 今までこんな風になることは一度だってなかったのに。 俺だって山田だって、別に肉体関係を求めていたわけじゃない。 いきなり、何故? ふと、不安に似た感覚が上田の頭によぎる。 何故だろう、なんだろう、この嫌な感じは。 「上田さん?」 突然、目の前の奈緒子が遠くなった気がした。 思わず手を伸ばし、腕をつかむ。 「・・・どうしたんですか?」 山田がきょとんとして尋ねる。 「え・・・あ、いや。そう、どうすればいいかだったな」 上田は腕から手を放し、奈緒子の腰をしっかりと両手で押さえる。 「別に何もしなくていい。俺がやるだけだからな」 我ながら変なことを考える。男女の中になったって 俺は俺だし、山田は山田だ。 何を不安になることがあるというんだ。 奈緒子を突き上げ始める。先程よりも深い交わりに 艶っぽい声を上げて白い裸体が仰け反っ...
  • 姫初め1
    ...   「なに、大した問題じゃない。後で入ればいい」   ふんふんと犬のように鼻をすり寄せ、さっき制したはずの手はがっちり腰に回されていて、身動きが取れない。   「…それとも、一緒に入るか?」   「は、入るか!バカ!」   「YOU、いつだって俺はジェントルなのを知らないのか?」   本当にジェントルなら、このエロオヤジぶりはなんだと内心呆れる。   「ね、上田さん…本当に、シャワーを…」   「ダメだ」   「なんでですか!……あっ、ちょっと…だから、そんなっ」   胸を触っていた手は乳首を摘み、もう片方の腰に回されていた手はするするとスカートをたくし上げ、腿の内側にスリット入って来た。   「YOU、今からシャワー浴びてたら、一番のクライマックスが見られないんじゃないのか?」   「くっ…!」 ...
  • カリボネレ○プ2
    ...て、見通した所で何の問題解決になる?ふっ、ぶわーぁかぁ! 」 「 なっ…ば、バンナソカナ…!上田さん。逃げないから、ね?これ、外してください…v 」 「 脱出マジックでもしてみればどうだ?YOU…腐っても美人マジシャンだろう。」 「 エヘヘへ!」 ――媚薬の効果でなんとなく褒めてしまった。さて、この先はどうしたものか…まあ収まるべきところに収まるのが物理学の常、 いや、延いては人生の常という物だが、媚薬だけの熱膨大では少し寂しい気もする。 「 ――前戯。ふふ、文化的な男女の営みには不可欠だ!」 「 口に出てるぞ、上田!」 「 そんなことより、YOU、そろそろ…我慢の限界じゃないか?ん?」 貧しい乳と書いて貧乳に手を伸ばす。――ウェイト!!ちょっと待て。大きくなってないか?これも媚薬の効果か… 艶々とキューティクルが照り、平安貴族...
  • 焼きもち1
    ...した上での行為だから問題ないだろう」 「そんな、こんな事していいなんて言って…ふぁっ!?」 首筋がくすぐったい。 「何…やって……やぁっ…」 思わず出てしまった私の声を聞いて 調子に乗ったらしい上田は更に舌を這わせてくる。 「そんな可愛い声も出せるんじゃないか。そうか、こういう趣味か?」 そう耳元で言いながらそのまま甘噛みする。 「そんなんじゃ…うぁっ…っ」 「感じやすいな、youは」 見えなくても、後ろで上田が笑みを浮かべたのがわかった。 そして服のボタンにのびてくる手。 …嫌。やめて。ずるい。 「上田の…バカっ…単細胞っ…うぅっ…」 「お、おいyou泣くな!悪かった、もうやめるから…」 そうは言ったけど、抱き締めた腕はそのままだった。 気まずい間。 「上田さんは…過ちは嫌いなんです...
  • 覚悟1
    ...なってしまった試験の問題作成。 加えて、朝からぎっしり詰まった学生達への講義。 試験前ということもあり、暇ができたと思えば勉強熱心な学生に質問責めに合う…まぁ、丸毛典子くんのような生徒ならそれも苦ではないのだが。 とにかく、どこぞの誰かは俺のことを暇人だと責め立てるが、少なくともここ何日かは睡眠もまともにとれない多事多端ぶりだった。 そして今、やっと休めると研究室に戻ったところでこの電話だ。 俺は正直辟易していた。 持っていた書類を机に投げやり、けたたましい音を立てる機械に手を伸ばす。 「………上田ですが」 受話器を耳に当て発した声には、存分に機嫌の悪さが滲み出ていた。 電話先も相手もそれを察したのか、一瞬の間が生じる。 「……あの、山田です」 この声を聞いたときの俺の気持ちを何と表現したらいいだろう。 まず驚き、焦り、力が抜け、ガクリと椅子に腰を...
  • 鎖4
    ...た。 「そういう問題じゃないっ」 「どうして。俺はyouのパンツで顔を拭いても平気だぞ」 「拭かないの!」 奈緒子は上田の胸に顔を擦りつけて表情を隠した。 どうして上田は、こうなんだろう。 大真面目のバカで無神経ではた迷惑で──もひとつついでに間抜けだけど──でもほんのちょっとだけ……。 上田がかすかに身じろぎし、奈緒子の耳に小さな声で囁いた。 「それからな」 「もういいから黙れ」 「頼まれなくても俺はyouと一緒にいる。これも安心してていいんだぞ」 「…だから、誰も……そんな心配なんか、してません…よ」 「いや。だが、さっき──」 「…………」 奈緒子は顔をあげ、恥ずかし気に微笑んだ。 「………」 上田が一瞬、見蕩れるかのように目を細めたのがおかしかった。 「あの。とっても眠いんです。少しだけ、眠っても...
  • Pink Marriage Blue3
    ...てここは寝室だ。何の問題もない」 上田は奈緒子を捕まえて、ベッドに押し倒した。 「you」 「………」 「浮気っていうのは、こんな事するのか。俺以外の男と、こんな──」 唇を落とされ、奈緒子は目を閉じた。 こんな状況でも、上田の温もりに躯は正直に反応する。 「ん」 奈緒子は吐息をつき、唇をほどいた。 舌が入ってきて、甘さがじわりと湧いてくる。 上田の肩に手を滑らせ、首のまわりに腕を巻く。奈緒子のブラウスの裾の中に上田の掌が這いこんでくる。 「──こんな事、させるのか?え?」 ブラを押し上げられて奈緒子は急いでその手をおさえた。 「触るな」 上田は視線をあげ、まぶたが半分落ちたような『こういう時の顔』で奈緒子を見下ろした。 「変な想像しながら触るな。私は、……上田さんとしか、こういう事しません」 上田は唇の端をほんの...
  • 商店街で
    ...ないんだよ、気持ちの問題なんだよ分かるか??胸もおろかYOUの経済力も貧しいのだからプレゼントを用意できないのは百も承知だ、だからだな…」 山田「誕生日おめでとうございます、これでいいか、よし行くぞ。焼肉~~♪」 上田「ちょっと待て!!それだけなら誰でもできるだろうが!!もっと形にできるだろ 、その…あの…ぶつぶつ」 山田「(はは~ん、こいつ…。ま、長い付き合いだし、キスみたいな事も一度あったし…)じゃあ上田さん、目をつぶって下さい…」 上田「!!!!お…おぅ…フンフン」 山田「ほら私に高さ合わせて、鼻息うるさい!!…………」 お互い心臓を激しく鳴らす 口をタコのようにし待つ上田 『チュッ』 山田「よ…よし行くぞ!!!」 恥ずかしいのかズンズンと進んでゆく山田 上田「お…おい、ほっぺたじゃないか!!も…もう一回!!口...
  • 星が降る4
    ...だけかもしれないが、問題は心臓だった。 飛び出すどころの騒ぎではなく、本当に止まるかと思ったのだ。 俺は一世一代の決心で──キスをするつもりだった。 山田に近づいてみたかった。だから、傍に座らせて、抱き締めて。 なのに山田は、俺の部屋に…寝室だろう、話の流れからすると……そこに連れて行けと言う。 それって──。 抱けって事か。 自分がどんな顔をしているのか掴めないまま凝視している俺を彼女がさっと見下ろした。 反応の鈍さに怪訝そうだったが、やがてまっかな顔がますます染まり、大きな目が急に潤んだ。 「あっ」 ばっと山田は俺の手を払いのけた。 「ご、ごめんなさい。訂正! 今の間違い。違います」 とんでもない勘違いに気付いたらしい。俺はむやみに咳払いしたいのを堪えて呟いた。 「いや。別に…入れるくらいは…いいけどな」...
  • 星が降る3
    ...「私がここに居るのが問題になったって言ってたじゃないか」 「ああ。それなりに下火になったよ」 「……?」 「やましい事など何もないからな。何を言われても毅然とした態度をとっていたんだ。俺の輝かしい学者としての実績が無責任な風聞を押さえ込む日がいつか必ずや来ると信じていたよ。ハッハッハ」 「飽きられただけじゃないのか」 失敬な。 「でも、結果的には良かったですよね」 山田は肩をすくめ、父親の写真を丁寧におさめるとトランクの蓋をばたんと閉めた。 「私も理想通りの部屋を見つけられましたし」 そうだな。 「これも上田さんのお陰かもしれません。一応、礼は言ってやってもいいぞ」 山田は俺を見上げて微笑んだ。 「お世話になりました」 長い髪がさらさら流れて、色気もなにもないトレーナーの肩に波打った。 トランクを持ち上げた山田の肩を俺は掴...
  • 熱血貫通編1
    ... 「単純なサイズの問題じゃない!別の男に抱かれた後だと?そんなの耐えられるか」 「いや、この際、単純にサイズって重要…んん…っ」 上田の台詞の後半に奈緒子が気付いたのは問答無用で唇を塞がれてからだった。 (他の男の後は耐えられないって……??え……) 奈緒子は赤くなった。 どういう事だ。 歯磨き粉の味と匂いは別として上田はキスだけはやっぱり上手だった。 くにゅくにゅと奈緒子の舌を柔らかくこね回し、官能的に舐めながら熱い息を押し込んでくる。 「……ん……」 喉の奥に唾液を流し込まれてぴくんとした奈緒子の躯を上田は抱え直した。 頭を指先でほぐす。 まとめてあった素直な黒髪が流れ落ちた。 いつもの奈緒子の匂いとは違う香り(つまり温泉備え付けのリンスだろう)が広がっていく。 「you」 上田は奈緒子の耳元に囁いた。 「...
  • 熱血貫通編2
    ...っかと閉じた。 問題は舌だ、と彼女はこれまで数度交わした(奪われた?)上田とのキスから得た教訓を思い返した。 唇だけの接触ならばおそらく亀とするのと同じ事。 サクランボの茎を一分間に何本だか、結べるのだと自慢している上田の舌技さえ封印すればキスに夢中になって流される事はないだろう。 唇が触れた。触れるか触れないかの温もりが小さな唇の輪郭を辿って移動した。 男の肺深くからの吐息があたたかく表面を潤し、微細な湿気の感触にほぐれた下唇を優しく挟まれた。 「……ン」 震えた肩を宥めるように掌が包む。顔の角度を刻み、上田は肘を奈緒子の躯の両側につき直した。 (…なんで) 奈緒子はそっと瞼をあげかけ、慌てて閉じ直した。 同様に瞼を閉じた上田の顔が覆い被さっている。 でかいだけに存在感は凄まじいが、実際にはそんなに体重をかけられてはいないようだった...
  • 前の夜1
    ...。   今現在の問題は、奈緒子のほうもこうもあまりに判りやすく緊張しトキメかれると彼同様にひどく恥ずかしくなってしまう点にある。   そう。   ──初めての時のようにだ。   「you。つかぬ事を訊くが」   「はい?」   「このボタン、ちゃんと全部外れるのか?」   「え?」   「いや……新品だからな、もしかしたら不良品ってことも……か、確認してみてやろうか」   指が奈緒子のパジャマの一番下のボタンを引っ張っている。   理解不能の屁理屈だが、声が異常に真剣なので奈緒子としても笑うに笑えない。   「いや、ちゃんと着替えられたし。大丈夫ですけど」   「………」   上田は奈緒子に身を寄せると、もう片腕でやんわりと抱き寄せた。   「何」   「………なあ」   顔をあげると、ひげ面が物凄く近くなっている...
  • なぜべす
    ...だがそれ以上に、深い問題があるような気がした。  大体俺は奈緒子に惚れているのか?  それは上田にとってかなり難しい質問だった。  論理的に考えられない、分析もできない、積み上げてきた知識を総動員しても、もやもやと形を成さない自分の中の気持ち・感情というものが、苦手としか言い様が無い。  抱きたいと思っているのか?  彼が今まで心ときめかされる女性、下半身を動かされる女性は、いかにも『女』を感じさせるタイプばかりだった。  自慰の糧にしてきたグラビア美人達も、豊かな胸、しっかり丸いお尻、挑発的なポーズで、艶やかに上田に微笑みかけていた。  だが奈緒子はあの有様だ。  細い体にそっけない口調、にこりともしやしねー、可愛げが無い、食指が動くタイプじゃない。  上田は考え込んでいた椅子から立ち上がって、うーんと伸びをした。  奈緒子は俺にとっ...
  • 二倍量1
    ...あー。…つまり、その問題さえクリアできれば君は俺と…セ、セックスするのも…やぶさかではない…いや、むしろ俺が早く申し出ないのが不思議だったと、こう言うんだな」 「………言うなっ!」 奈緒子は頬を押さえて俯いた。 上田はやっと納得したように目を輝かせた。 「そうか…」 「……」 奈緒子は唇を噛み締めた。 心を言葉でいちいち探られるのは、恥ずかしすぎる。 「やっとわかって安心したよ。君の気持ちが、全然わからなかったんだ」 「あ、安心したのか。じゃあ帰れ」 「そうはいかない。この際だから──」 上田は膝でいざりより、奈緒子の手を握った。 「双方の望み通り一気に事を進めたい。身も心も恋人になるんだ。…やろうぜ、セックス」 「放せっ」 奈緒子は上田のでかい掌を振り払った。なんという恥ずかしい事を口走るのだ、こいつは。 突然訪れた春に、...
  • 二倍量2
    ...れやすくなるはずだ…問題解決だな」 (犯罪じゃん) 奈緒子は赤くなった。 奈緒子は急いで丼や皿を重ね、流し場に逃げた。 「でも。だ、大体それ、ホレ薬なんだろ」 「そうだよ」 「そんなの飲んで私がすり寄ったって、嬉しくなんかないだろ」 「いや…」 出涸らしの茶をいれて啜り、上田は言った。 「自分の意思で飲んでくれれば、俺としては文句ないんだ──俺の事、スキって事じゃないか」 「な」 奈緒子は手を滑らせて皿を割りそうになりつつ、上田に輪をかけて赤くなった。 「…君はひねくれてるからさ」 上田はごそごそやっていたがやがて台所にきて、コップを差し出した。 奈緒子の手を押しのけて水を入れ、上田は小さな薬包を開いた。 艶のある白い粉末がかなり大量に入っている。 「飲んでくれ、you」 「片付け。片付けてから」 奈緒子は...
  • 後日談風2
    ... 「まぁ大した問題にはならんだろう。重要なのは感度だからな」 「かっ…!?」 恥ずかしい事をさらりと告げた上田は私の胸元に唇を落とす。 熱い感覚に思わず息を飲むと、下着に隠されたままの胸が大きく上下に震えた。 肩紐に沿って上田の唇が移動する。 柔らかな唇の隙間から少し舌を出して、そっと私の体を這って行く。 ぬるりとした感触が鎖骨から首筋へと移動する。それは耳に触れると再びゆっくりと下へと降りる。 初めて受ける熱い感覚に、喉の奥は再びぴったりと張り付いた。 息を飲む。声が出ない。 溜め息の連続にも似た行為の隙間から、息を吸おうと必死になってあえぐ。 いつの間にか上田の手は私の手から離れ、背中とソファの隙間に差し込まれていた。 音もなくホックを外し下着がずらされる。 上田が胸の頂点を口に含むと、湿った感触と共に...
  • 池田荘にて2
    ...警察が介入するような問題などないだろう」 「このままじゃ矢部さんがこなくちゃいけない事態になるんですよ!お、お前、この股間は一体……」 奈緒子はもじもじと脚を動かしてなんとか上田の腰から離れようとしたがあまりにもぴったりとくっついているのでそれは不可能だった。 脚が少なくとも三本はあるような感触である。 「そんな凶器で私を突くというのか上田。立派な人殺しになってしまうぞ」 「……そ、そのための媚薬じゃないか」 上田は怯んだが、気を取り直したように首を振った。 「きっとメイビー大丈夫だ……youのふるさと、ポケモン島の植物を信じよう!」 「上田、伏せ字を忘れ…」 再び唇を塞がれ、無念ながらも奈緒子は言葉をやめざるを得なかった。 一人でこまめに練習を積んで来ただけあってかどうかはわからないが、上田のキスは巧かった。 性急というわけではなく...
  • 理由4
    ...俺にとって至極重大な問題になり得るものだ。 奈緒子が肩を抑える俺の手を離そうと藻掻くが、か弱い力ではビクともしない。 しかたなくそのままの状態で奈緒子は答えた。 「ちょっ…何勘違いしてるんですか?!…違いますよ!」 「何?!」 「や、矢部さんと石原さんが温泉入ってる場に偶然居合わせたことが合って…ほら、糸節村の事件で 上田さんが捕まってる時ですよ。…その時にチラッと見えただけです」 ……糸節村?あぁ、こいつが霊能力者の振りをしたせいで散々な目にあったあの村か。 あの時にそんな事があったとは。 「…他には?」「え?」「他には無いんだな?」 奈緒子が暫し考えた後、口を開く。 「あ!宝女子村の事件の時に、前田さんの死体の…その…」 「…あぁ、あれか」 俺の服を着ていた死体が、本当に俺なのか確かめるために奈緒子と矢部さんがとった行動を思い出した。 「それだけか?」...
  • 嘘1
    ...いし」 「そこが問題だ!なぜ常に俺という人格者の傍らにありながら、あえてその立派さに気付かないという真似ができる?」 「……あー。ハイハイハイわかりましたよ」 奈緒子はつくづくうんざりした。 上田は執念深いと評したのは確か矢部刑事だったが、それは当たっていると奈緒子は思う。 「ハイは一度でいいんだ」 「ハイハイ」 「君は俺を馬鹿にしているのか」 「そうですよ」 はっと口を閉じた時には遅かった。 横で上田の鼻と唇の端がぴくぴくとひきつっている。 こういう至近距離で手の開いている状態の大男を怒らせるのはいくら相手が上田でもあまりいい気分のものではない。 奈緒子はぎこちなく笑ってシートベルトを引っ張った。 「う、嘘です。尊敬してるに決まってるじゃないですか。上田さんって頭いいし」 「……そうか」 上田の表情はすぐに和らいだ。...
  • try・try・try
    ...か」 「そういう問題じゃない。とにかく帰る」 「なんでだよ?you!」 「自分の胸に聞け!」 「送るよ」 「来るな」  * 上田次郎はかなりの確率で脳内に歪んだ夢を飼っている。 彼氏にする際には、いくら注意してもしすぎることはない。 それでもうっかり好きになってしまった場合───潔く諦める事。 後の祭り じゃなかった、 おわり
  • 前の夜2
    ...が、おそらく構造的な問題だけではないのかもしれない。   この大男が──好きだ。   変人なのはわかっているが、それも含めて全部好きだ。   上田も奈緒子を(多分)愛している。普段は悪口しか言わないが、彼女にはわかる。   だからなのだろう。   愛の行為とはよく言ったものだ。   「ぅっ……ん、ふぅ、……おぅ」   上田が意味の無い喘ぎを漏らしはじめ、奈緒子は抱え込まれた腰を波打たせている。   そうしようと思っての行動ではない。   奈緒子の躰でカタチを成しているのはもう、上気した薄い輪郭の曲線だけだ。   内側はすっかり蕩け、上田に絡み絞りあげる熱い泥濘に変わっている。   「っん」   奈緒子は彼の首筋に絡みつき、甘い鼻声をならす。   なめらかな両脚を上田の腰に添わせ、動きを促すような淫らな仕草で引き締まった逞...
  • 繋がる1
    ... 上田の親切──問題のある過去の多くの事例を思い出し、不吉な予感が胸をかすめる。 「土産って変なモノじゃないでしょうね。ほら、上田さんの部屋の隅に飾ってある猿轡とか、鞭とかみたいな」 『あれはまだyouに使った事はないじゃないか。まだ一度も』 「上田。まだまだってどういう意味だ。いつか使う気でいるのか」 『…おほん、うおっほん!』 上田は慌てた様子で咳払いした。 『とにかく、違う。衣料品だと言ったろう、服だよ』 「じゃあ…、全身皮やビニールやゴムでできてて、ヒールのブーツとかついてて…なんていうんでしたっけ、えーと……」 『君は俺という人間をいつもどういう目で見ているんだ』 「見たまんまの目で見てますよ」 『………』 上田は不愉快そうに説明を始めた。 『あのな、君は人前では一応体裁を繕って可愛い服を着てるだろ。ロングスカ...
  • 嘘2
    ...け、いきり立っている問題の部分を睨みつけた。 「今日全部は無理ですけどね。できるとこまでがんばりますから、上田さんも協力してください」 「協力?」 「ズボン脱いで」 上田は目を白黒させた。 「you」 「何ですか」 ベルトのバックルをいじりながら奈緒子はしかめた眉をあげて上田を見た。 「これ、どうなってるんです。してほしくないならやめますけど」 上田は慌ててベルトを抜き、すぐに奈緒子がボタンを外そうと奮闘する様子を見て口を開けた。 「ど、どうしたんだよ、you──」 「上田さんって」 奈緒子はボタンを外すのに成功し、次にはジッパーにとりかかった。 はりつめすぎていてちっとも動かない。 「ここまでしても、どうせもうすぐ怖くなってやめろって言うに決まってますから。だから急がないと」 「……………」 バカにされているのか...
  • 次郎号走る
    ...にも経済状態にも常に問題を抱える、人を人とも思わない強欲でくそ生意気な貧乳へっぽこ奇術師だ。 顔立ちは、まあ二目と見られぬという程悪くはないほうだろう。 奴が口を閉じている時に眼鏡を外してよくよく見れば、そして一万歩ほど譲れば、美人といって言えなくもない。 俺は世界一頭が良くしかも百人中百人が振り返るほどのいい男というのみならず、鷹揚かつ心の広い人格者だ。 そこまでは渋々認めてやってもいい。 それにこいつは、動物の本能を発揮して驚くほどの頭のひらめきを見せることもたまにある。 勿論俺の足元にも及ばないし、まあ、そもそもひらめくこと自体ごく稀なのだが。 そうだ、山田が持ってるもので役に立つといえばそのひらめきくらいしかないだろう。 だからこそ俺はこいつを身近に置いてとことん利用──じゃなかった、食事を奢ってやったり、家賃の払いをしてやったり、温泉に...
  • 繋がる2
    ...ている。 問題は上田のこういう時の声が渋すぎる点にある。 怯えたり空意地を張ったり泣いていたりする時には実に情けない声のくせに、奈緒子をからかったり抱いたり意地悪をしたり他いろいろの時には、上田は回路の切り替わったような声を出す。 自分でもその声を気に入っているらしい──ナルシストだからだ。 そして、彼の自信たっぷりの声に、悔しい事に奈緒子は弱い。 多分上田は彼女の反応でそれを知っているのだろう。 低くて深くて甘い『お気に入りの声』が、受話器から直接、頭や躯の芯に響いてくる。 丁度、抱かれている時のように。 『髪が邪魔だ』 ふっ、と上田が息を吹き付けた。 「あっ」 思わずびくっとして奈緒子は背すじを伸ばした。 『……ん?……反応したな』 「み、耳元で急に息、吹くから」 落ち着きなく耳元の髪を耳にかきあげながら、奈緒子...
  • まとめサイト作成支援テスト2
    ...を」 「なに、大した問題じゃない。後で入ればいい」 ふんふんと犬のように鼻をすり寄せ、さっき制したはずの手はがっちり腰に回されていて、身動きが取れない。 「…それとも、一緒に入るか?」 「は、入るか!バカ!」 「YOU、いつだって俺はジェントルなのを知らないのか?」 本当にジェントルなら、このエロオヤジぶりはなんだと内心呆れる。 「ね、上田さん…本当に、シャワーを…」 「ダメだ」 「なんでですか!……あっ、ちょっと…だから、そんなっ」 胸を触っていた手は乳首を摘み、もう片方の腰に回されていた手はするするとスカートをたくし上げ、腿の内側にスリット入って来た。 「YOU、今からシャワー浴びてたら、一番のクライマックスが見られないんじゃないのか?」 「くっ…!」 悔しいが、その通りだ。もしかしたら、そんな時間も考えて手を出して来たのかと思うと、ますます口惜しく感じる。 「この、変態がっ…」...
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