上×山 時々 矢×山 のち・・・TRICKでエロパロまとめ内検索 / 「湯あたり2」で検索した結果

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  • 湯あたり2
    湯あたり by 267さん 2 人間、じっと見られるとなかなかそいつと 目線を外せないと思う。 だー、上田め、なんてじっと見るんだよ。 気のせいか、顔が熱い。 「・・・どうせまた冗談」 「本気だ」 茶化すのを許さない、すかさずのツッコミ。 くそ、なにか言うことは・・・。 と、考えていたら不意に上田を見上げる形になった。 ソファーに倒れこんだようなものだ。 自分でも知らず知らずに体が後ろに傾いていたらしい。 上田が私の頭の両隣に手をついてじっと私を見下ろす。 「返事」 声が明らかに笑っている。 腹が立つのに口が動くだけで言葉にならない。 こういう体制で山田を見るのは初めての気がする。 白状すると、この辺りから下心が出てきた。 組み敷いた(という表現がここで正しいか判断しかねるが) 山田が妙におかしいというか、かわいい・・・?というか。 「...
  • 湯あたり7
    湯あたり by 267さん 7 きた。久々に心底頭にきた。 うまく言葉にできないが、とにかくきた。 こいつ、笑って言いやがった。 「・・・そういう生意気なことをいうのかyouは」 油断していた山田を激しく突きたてる。 「え?あっ、やっ、あっ!!」 感じているのか、膣が急激にモノを締め上げる。 出てきた愛液が激しすぎる行為で泡立つ。 「う、えだ、あっ!ああっ、やっ、め!あっ!」 締め付けが一段ときつくなった。 俺は動くのを止める。 「あっ・・・えっ?」 息も絶え絶えに、山田が驚いたように俺を見る。 それはそうだろう。もう少しでいく所だったのに いきなり何もしなくなるのだから。 汗でしっとりとした肌がなんとも艶かしい。  ・・・山田のこういう姿を知っている野郎が他にいる。 「誰としたんだよ」 声が苛立っているのが自分でもわかる。 山田がむっ...
  • 湯あたり6
    湯あたり by 267さん 6 まだ入れるには早い。 敏感なそこに何度も指を出し入れする。 その度に山田の身体はびくびくと跳ねて、 自然に俺のモノも持ち上がってくる。 キスでふさいでいた口を離してやった。 「・・・あっ!」 出てきた声が驚くほど女っぽくて、 背筋がぞくりとする。 頭が、ヘンになる。 上田が撫でるたび、まるで 頭まで直通で電流が走るみたいだ。 息ができていないんだろうか、 ひどく苦しい。 訳もなく涙が出そうになる。 何も考えられない。 次の瞬間、今までの比じゃない刺激で、 山田の身体が大きく跳ねた。 上げた声も今までより艶めいている。 指に小さな丸い感触。 (・・・これが世にいう、クリトリスというやつか) 執拗なまでにそこを擦る。 腕と足を俺が押さえつけているから、 山田は身もだえするしかない。 キスを...
  • 続湯あたり
    続・湯あたり by 800さん 前スレの「湯あたり」はこちらで。 続きです。 1 やっぱりやきもちじゃないか。 プライドも高いんだな、身長も高いだけあって。 「上田さん、私のこと信じられないんですか?」 「いや、そういうわけじゃない。断じて…」 眉間に皺を寄せて口端を下げている。なんだかもう泣きそうな表情だ。 バカみたいに強がっちゃってる。 もう…上田さんったらしょうがないんだから…。 言いたくはなかったけど、仕方ないや。 私は上田さんを押し倒して、騎乗位になる。 「いいですか?私は過去に一度だけセックスをしました。誰とどういう形でってのは言いたくないし思い出したくないことです。察してください」 いきなり俺を倒してきたかと思いきや、察しろだと? 山田は俺をバカにしてる。 「寝言なんか納得できるかよ!」 「...
  • 湯あたり4
    湯あたり by 267さん 4 知らず知らず冷や汗が出てくる。 どうする。 あからさまに俺が 山田を襲おうとしているとしか思えない光景だ。 言い訳をしようと口を開きかけたとき、 山田がまた目をつぶった。 「へ」  ・・・こいつ、また寝やがった。 のぼせて頭が朦朧としているのだろう。とはいえ バスタオル一枚しかかかっていない状況で、 男を前にしてよくもまぁ・・・。 不意に笑いがこみ上げてきた。 「・・・だめかこりゃ」 暑くないように薄い布団を一枚体にかけてやって、 俺はソファーで寝ることにした。 目が覚めると、見慣れない天井があった。  ・・・なんだろ、体がスースーする・・・。 自分が裸だということがわかって、 慌ててベッドから飛び起きた。 バスタオルと布団をかき寄せて考える。 え、な、何で裸!?たしか 風呂に入っていたまでの記憶はあ...
  • 湯あたり1
    湯あたり by 267さん 1 「じゃ・・・いいな」 心なしか色の白い山田の顔がさらに白く (この場合青いといったほうがいいのかもしれない) なって俺を見上げている。 「・・・おう」 俺は山田を組み敷いて、全裸で布団をかぶり、 彼女は覚悟を決めたように返事をした。 ―――ええと、なんでこんなことになったんだっけ。 簡単にいえば、山田が池田荘に ここ数ヶ月、家賃を払っていなかったからだ。 珍しく、彼女が俺の部屋を訪ねてきた。 なんとも、言いにくそうに、 「・・・今夜泊めてください」 と、さすがに冷静な俺も固まった。 「・・・それは、あれか?交際している男女が しばらくの期間を経て、遂にことに及ぶ・・・」 「んなわけないじゃないですか!・・・池田荘から、その・・・」 「・・・追い出されたのか」 ぐっ、と山田が妙に固まったのがわかった。 はぁ、と...
  • 湯あたり5
    湯あたり by 267さん 5  ・・・もしや私は迂闊なことをしたんだろうか。 明かりはベッドスタンドだけなのに、 (あの音がするとつくやつだ。どこかで見た気がする) 上田の顔は妙にはっきりと見えた。 いつもと変わらない・・・はずなのに、 すぐに返事ができない。 こんなに上田の顔をずっと見ているのは 初めてなんじゃないだろうか。 「・・・昼間の返事、真面目に考えちゃだめか」 「どういうことですか」 「俺に触られるのが嫌じゃないって言ったよな」 「言いましたね」 「触っちゃだめか・・・いや、その・・・なんだ、  セ・・・」 「リーグ。合併問題にゆれてますね」  「じゃない!おまけにパリーグだ!・・・ああ、だからこうだ!!」 上田の腕が私を抱きしめる。 俺たちはいつだってそうだ。 本音を隠して、はぐらかして、 素直になったかと思ったらまたひ...
  • 湯あたり3
    湯あたり by 267さん 3 抵抗が無いのを意外に思いながら、唇を離した。 山田の顔を見る。 艶っぽい息。目が潤んで、色白の頬が微妙に薄紅に染まって。 思わず背筋がゾクリとする。 山田はこんなに色っぽかったか? と、いきなり腹に膝蹴りが入った。 ソファーから落ちる。 「おま・・・!痛いだ」 言いかけて、山田がいつもの表情に戻っているのに気がついた。 しまった・・・失敗した。 心の中で激しく後悔して、ふと見ると 山田の目からぼろぽろと涙が落ちていて、ぎくりとする。 「あ・・・そ、その、なんだ・・・す、すまん!」 反射的に謝ってしまった。 今までやってきたことが水の泡となったわけだが、 女性の涙に俺はめっぽう弱い。 今度は俺が動揺する番だった。 「よくあるだろ、その場の雰囲気に流されて、  ついやってしま・・・ってこれじゃフォローにならない・・・。 ...
  • 変更履歴
    変更履歴 =What s New?= 2014年3月6日 part6の『姫初め』編集。part6については「三角関係」「燃え盛る火の中で」「ややこしい事」「前の夜」までを作成。part5のログに着手。「秘密の遊び」「カミヌーリ儀式」をまとめる。(細かいものも多く、どこまで拾えばいいのか途方に暮れる) 2014年3月4日 part6からまとめを再開。5のログも手に入れる 2008年8月29日~9月1日 メニューとトップページの細かい部分に手を入れた。試験的にすべてのインデックスをメニューとして左側に設置してみる。 2008年8月28日 part3のdat落ちとPart4の存在に気がつく。part3は後回しでpart4のまとめをとりあえず作った。さらに勢いでpart3に着手・完了。非エロと微エロが大半だった。細かいなりきりネタに少し迷う。 2007年12月15日 part3に着手。...
  • メニュー2
    現スレ目次 初代スレより 即落ち防止 by ??さん (矢×山)1 東大製秘薬 by 13 さん (菊×山)1 初夜?by エイジさん他(リレー作品) 1 なぜベストを尽くさないのか 1 理由 by 名無しさん達&151さん(リレー作品)1 2 3 4 5 6 7 8 きっかけ by 243 さん 1 2 3 4 「いんみだれ」 (矢×山)by 151さん 1 2 3 秘密 by 267 さん1 2 3 4 5 6 入れ替わり(NOTラブラブ編)by 243 さん1 2 3 4 5 6 7 覚悟 by 151 さん 1 2 3 4 5 湯あたりby 267 さん 1 2 3 4 5 6 7 ピラニアby 691 さん 1 2 3 4 5 私の本命 by 243さん 1 2 3 4 5 サイドストーリー(I) by 151さん 1 2 3 4 5 菊池愛1(リレー作品)  (エロに...
  • メニュー総合
    現スレ目次 Part6 (現在進行中) 前の夜 by 216さん 1 2 ややこしい事 (矢×山)by 192さん 姫初め by 58さん 1 2 おまけ 燃え盛る火の中で(非エロ)by 16さん 三角関係(非エロ)(矢・未・山) by 9さん Part5 (dat落ち・・・まとめ中) ついてない一日  by 510さん 秘密の遊び by 448さん カミヌーリ儀式 by 86さん(鈴×山)1 2 貞子 by 59さん(非エロ) Part4 (dat落ち) 長野にて 眠れないので(仮) 商店街で(微エロ) 新スレ祝い(非エロ) Part3 武家屋敷妄想(微エロ) 夏服(微エロ) 夢 by◆/YXR97Y6Hoさん 1 2 ノンストップ教授(微エロ) 節分 続・節分(微エロ) セオリー(微エロ) インセンス(非エロ) 小ネタ(非エロ) ユーザー別がいい(非エロ) ...
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    今の目次 初代スレ目次  全目次 Part1 水攻め後・・・by 37さん1 2 3 シングルベッド by 無職人さん 1 2 3 ルームメイト脱却 by 347さん 1 2 3 4 5 跪いて足を舐めな by 347さん 予 1 2 3 初挑戦 by 582さん 1 2 3 石原の憂鬱 (石×山) by 無職人さん 1 2 3 4 カリボネレ○プ by 無職人さん 1 2 3 後日談風 by 280 ◆K4f74q9XQ6 さん 1 2 池田荘にて by ◆QKZh6v4e9wさん 1 2 熱血貫通編 by ◆QKZh6v4e9wさん 1 2 愛あるせいかつ by ◆QKZh6v4e9wさん 1 わらびもち by 734さん1 緊縛 by 新人さん 1 2 3 4 sweet hot spa by ◆QKZh6v4e9wさん 1 2 3 続・湯あたり by 800さん 1 鎖...
  • テスト/お絵かき掲示板ログ/15
    「上田は…、逃げなかったのか。」木曜TRICK、このシーンよかったなあ。 -- 名無しさん (2008-12-02 16 40 07) 逃げてたんだけどねw 全体的にカメラがあたりもトリックぽくていいんですよね。 -- 名無しさん (2008-12-13 17 20 33) 名前 コメント
  • 入れ替わり2
    入れ替わり not ラブラブ編 by 243さん 2 「気にしないでください。  …エヘヘヘ」 無理に作ったような笑顔を浮かべ、奈緒子は遠くを見あげた。 上田が不安になっているから、自分は頑張らなくちゃならない。 そう思っているのだろうか。 何もわからないまま身体が入れ替わったうえに勝手に身体を触られて、 いくら奈緒子とはいえ冷静でいられるわけがないのに。 上田の泣きそうな表情に気付き、奈緒子は上田の肩に手を置いた。 「ほら上田、私が来たからもう大丈夫!トリック見つけてあげますよ!」 元気な声とは裏腹に、置かれた手が震えている。 居たたまれなくなると共に情けなくなり、上田は緒子の手を払い除けた。 「…正直に言えばいい!軽蔑しただろう!?  強がって俺を気に掛けたりするな!!  そんなに俺は頼りないか!!」 一気にまくしたて、膝を...
  • ライアン
    (番外)プライベート・ライアン プライベートライアン並みの戦闘描写も入れてくれ するとその時、ティーガー重戦車の主砲が火を噴いた。 瞬間、その轟音は世界を引きちぎり、熱波と弾丸の破片があたり一面に飛び散った。 上田大尉の隣では、山田奈緒子二等兵が、ブローニング自動小銃を抱えて息をひそめていた。 「来ます。橋に向かって来ます。」 「ガス! 状況ガス!」「ハインドです!」「畜生!」 上田3尉は叫んだ。「座間102、爆破しろ!」応答はない。「座間102、応答しろ!」 『2時に敵戦車!』 BAOM! BAOM! T-80が遠距離から撃ってきた。 『3号車炎上!』「畜生! 山田、全力で橋を渡れ」90式戦車は全力で疾駆した。 ミグ-29が超低空で突っ込んできた。その翼から、ナパームが落とされた。炎の壁が立ち上った。 『ワああナパームだ!』「焼き殺される!」山田奈緒子...
  • きれいなおねいさんは・・・
    美顔器CM 「うぅむ…」 テレビを見ながらうなる山田見て、上田は訝しく思い。 手に取ろうとしていた、みずみずしい蜜柑から目をはずし山田の見ているテレビを眺めた。 画面には今CMやドラマで引っ張りだこの人気女優が映っている。内容は美顔機のCMのようだった。 「なんだyou。ああいったプラチナ成分だとか、もっともらしいうたい文句の物で 美しくなれると思っているのか?」 「失礼ですね、上田さん。私くらいの超人気マジシャンにもなると美容くらいに気をつかうのは あたりまえじゃありませんか。」 この手の物はいつだって流行りの成分があるのだ、なんとか成分が肌の角質の中まで浸透し 細胞レベルまで活性化させ肌を元から美しくさせるとかなんとか。 「…そうか。しかしこんなのが結構な値段がするんだよな。もっと身近に美しくなれる成分がある。 しかもタダだ!悦べ...
  • 呪文と石1
    呪文と石 1-3 安アパートの自室に入り、バッグを肩にかけたまま奈緒子は畳にへたり込んだ。 もうくたくただった。 今日は夕食をご馳走になった。 普段奈緒子が行くことのない、人気の懐石料理の店でだ。 連れていってくれた男の膳から奈緒子は簡単に次々とおかずをかっさらう事ができた。 その男つまり上田が時折箸を休め、柄にもなく何事かを考え込んでいる様子だったからだ。 摂取した料理の質と量は普段とは比べ物にならない。 当然奈緒子は上機嫌だった、そこまではいい。 ただその後の展開が少々意外なものだった。 お茶でもどうだと言うのでマンションに寄ったら速攻寝室に連れ込まれたのである。 月曜の夜に彼が誘うのは珍しい。 異性としてつき合い出して二ヶ月ちょっとの彼の情熱は、正直なところちょっとだけ、まあその、悪い気はしない。 だがそれも程よくで...
  • 埋めネタ劇場
    埋めネタ劇場・トリック1 by ◆QKZh6v4e9wさん episode01 母の泉 廊下に出、自室のドアノブに手をかけて上田はようやく気がついた。 ブリーフ一枚。 助教授ともあろう者が露な姿で公共の場所を闊歩するなど、絶対にあってはならない珍事だ。 上田はすぐにとってかえした。幸い誰もあたりには居ない。 ドアをどんどんと拳で叩く。 「おい!僕だ!君の部屋に服を忘れてしまった、返してくれないか」 「上田さん。ちょ、ちょっと……静かにしてください!」 慌てた風情で奈緒子が叱り、ドアの隙間から服を押し出そうとする。 「まさかここで着替えろというのか?部屋の中に入れてくれよ」 「なんで!…さっさと自分の部屋に戻って、着替えればいいじゃないですか」 なぜか奈緒子は怒っているようだった。 シャワーを先に使われた事を怒っ...
  • 嘘2
    嘘 2  * 深夜、狭い車内で放す気のない大男に抱きしめられるという人生最大のピンチに陥った奈緒子だったが、頭の回転という点では有名大学教授をはるかにしのぐ彼女は、唸りながらもすぐに頭の中で解決の糸口を探り始めていた。 あのパトロール中の警官はもういない。よりによって奈緒子が追い払ってしまった。 それに助けを呼ぶために大声を出しても、恋人の痴話げんかと思われるのが関の山かもしれない。 道に人通りはないので警官以外の助けは同様に得られまい。 いつも奈緒子に見えつ隠れつあとをつけているストーカー…もとい、熱心なファンの確かコチンダさんも彼なりの生活もあるのか今夜は生憎見かけない。いつぞやの黒門島の時は別だが、肝心の時に役に立たない男だ。 どこかから上田の持っている携帯に電話がかかってくれさえすれば、必ず出ずにはいられない上田の習性を利用して逃げ出すこと...
  • もしもふたりが
    小ネタ。 「YOU何してるんだ、人のパソコンで」 「今朝母からこんな手紙が来たんです」 「何?『素敵な掲示板を見つけたので、奈緒子も参考に見ておきなさい。URLは…』 「で、うちにはパソコンがないので借りにきました。 この…ゆーあーるえる?はどこに入力するんだ」 「バーカ。ここだよ、ここ。 これは…【貧乳】TRICKでエロパロ【巨根】? 短い小説が書かれてるようだな」 「…嫌な予感がする」 「お、おおう…YOUこれを読んでみろ」 「………なんだこれは! ふ、不愉快だな」 「おおう…おぉう」 「押すな、上田!」
  • 鎖2
    鎖 by ◆QKZh6v4e9w さん 2 5 「わ、私も上田と同類でスケベって事か!?イヤだ!!」 「何がだ、you?」 背後で腹に響く声が湧き、奈緒子は本当に飛び上がった。 「きゃあっ!いやっ!う、上田だあ!」 「ゴジラか俺は!」 上田は一喝し、廊下から部屋に入り込んできた。 あの激突から復活し、超スピードでもう風呂に入って出てきたらしい。 当然裸であり、下半身はささやかな応急処置のつもりか前に普通サイズのタオルをあてがっているのみである。 奈緒子は思わず悲鳴をあげた。 「危険すぎだ上田!…か…風邪ひきますよ!」 上田はニヤリとひげ面を歪ませた。 「心配ない。ちゃんと布団で待機するから」 「えっ」 「なんだ?なんでこんなに離れたんだ、おかしいな、ネズミか……ほら、you。早く風呂に行けよ」 上田は言葉通り裸で布団に潜...
  • アダルトリック3
    アダルトリック 3 教祖達が去り、ぐったりとしている奈緒子にそっと人影が忍び寄る。 山田「イヤ、もうイヤ。」 上田「しっかりしろ、俺だ。日本科技大教授の上田だ。」 山田「上田さん!やっと来てくれたんですか?」 上田「助けに来た。ほら服も持ってきた。」 服を着る奈緒子はふとある疑問に気が付く。 山田「上田、いつからいたんだ?」 上田「助さん格さんのあたりからかな」 山田「ずっと見てたんですか?」 上田「いや、楽しそうだったから」 矢部「俺は早くイケっていったんやで」 すっと矢部、石原も顔を出す。 山田「矢部、お前も見ていたのか?」 矢部「アホなことを。俺は見てへんで。見とうもないわ」 石原「でもアニィ、最後にうっかりハチベエが出てきたのにはビックリ したの~」 山田「やっぱり見てたのか…もうお嫁に行けない。」 上田「それは大丈夫だ。俺が...
  • 池田荘にて2
    池田荘にて by ◆QKZh6v4e9wさん <<Prev それにしてもおかしい。いつもならこのあたりでツッコミが入るのだ。 ハルかジャーミーあたりが乱入してきてくれないだろうか。 いや、今日は愛のハイキングに行くとかで池田荘の大家達は朝早く出かけたっきりだ。 なんという事だろう。 奈緒子が混乱している間に上田はブラウスの前面突破に成功し、ブラから豊胸パッドを抜き始めた。 「いちま~い……にま~~い……なんだ、今日は控えめだな」 「うるさいっ!!!……しっかりしてくださいよ上田さん!こんな事して、あとで後悔するぞっ」 「あとで悔やむから後悔と書く…はじめから後悔など、したくてもできないぞ、山田奈緒子」 「ううっ」 へらず口に正直に怯んだすきに上田の顔が迫って来た。このままでは唇を奪われる。 「やめ」 唇に重くて熱い感触。キスさ...
  • 次郎号走る3
    次郎号走る 3  * 俺は山田の服を脱がそうと奮闘した。 彼女の腕や手が邪魔でなかなかはかどらない。 別に山田が抵抗してるわけじゃない。俺のベストやシャツを引っ張っているのだ。 「上田…ひっぱるなってば」 「ひっぱってるのはyouだ。……おい、このボタン、おかしいぞ」 「そこからは飾りボタンになってるんです……それより、袖、抜いて」 「そんな暇あるか」 スカートのホックまでは外したが、ブラウスの内側の滑らかな肌を撫で回すのに俺は夢中になってしまった。 「上田。くすぐったい…」 触って、抱きしめて、触れて、探って、キスをして。 「you…」 ──本当に、全然進まない。 キスの最中に舌を絡めようとすると、山田が途切れ途切れに指摘した。 「…か、顔すごく赤い、上田。……んっ──熟れ過ぎの……トマトかイチゴみたいっ……」 ...
  • 熱血貫通編2
    熱血貫通編 by ◆QKZh6v4e9wさん 後編 奈緒子は慌てて目を閉じた。 キスされると心が乱れるのがいやなのだと訴えたいのだが、言えばすぐに心が乱れるその理由を教えろと理屈っぽい上田は追求してくるだろう。 気持ちいいから、と正直に言えば常日頃から無意味なまでに自信過剰なこの巨根男がどれだけつけあがる事か。 想像するだに恐ろしい事態である。 奈緒子は唇もしっかと閉じた。 問題は舌だ、と彼女はこれまで数度交わした(奪われた?)上田とのキスから得た教訓を思い返した。 唇だけの接触ならばおそらく亀とするのと同じ事。 サクランボの茎を一分間に何本だか、結べるのだと自慢している上田の舌技さえ封印すればキスに夢中になって流される事はないだろう。 唇が触れた。触れるか触れないかの温もりが小さな唇の輪郭を辿って移動した。 男の肺深くからの吐息があたたかく...
  • try・try・try
    try・try・try by ◆QKZh6v4e9w さん ジェントル上田が好きな人は今回の話は読まないでください。 空中に香りを漂わせながら、長い髪が散った。 抑えたルームライトに照らされた美しい艶が輝いている。 髪が落下していく滑らかな頬は染まり、唇が半ば開いたままで浅く早い呼吸を繰り返す。 吐息のたびにかすれて混じる喘ぎは、だが拭いきれない羞らいを映してとても小さい。 「あっ、…あっ」 うねりのたびに楕円の軌跡を描く白い肩はうっすらと汗ばみ、細い鎖骨に沿って赤い痕が点々と灯っていた。 休みなく、ふるふると揺れるささやかな薄桃色の乳房。 鮮やかな先端はぴんと尖り、何度もまぶされた唾液で輝いてみえる。 「んっ、あん、あっ」 細くひきしまった腹がくねり、続く腰が、逃げようとしてそれも叶わずぴくぴくと跳ねた。 「ううん、あっ、あっ…...
  • エクササイズ2
    サディスティック・エクササイズ by わらび男 さん 物理学と関係があるのかわからないが、痛むことも少なく心地いい感覚が続く。 さすが、通信教育で空手を学んだ変人だ。 上田の指先が肌に触れるたび、喉がきゅっと苦しくなる。 「で。どうなんだ?」 「…どうだっ…て言われても…ん、んっ」 わかってるくせに。 上田が手を止め、ニヤニヤ笑いながら唇を舐めた。 キスするのかと重いきや、唇は耳元を捉らえる。 吐息や舌の感触がが直接脳まで届く気がして、頭が痺れる。 「ん、くっ…ふんんっ」 舌先が耳と首筋をはい回り、指先は足の付け根をそろそろと撫で回している。 なんだか体の奥が熱い。 もどかしくなって、上田さんの腕を掴んだ。 「なんだ…言えよYOU」 「…っ…んん…」 くらくらする白い世界に、上田の低...
  • 夢1
    夢 by ◆/YXR97Y6Hoさん   するりと、手の中から抜け落ちる指先の感触。   「……!!」   寝室のベッドで飛び起きた上田次郎の、その全身はびっしりと汗をかいていた。   時計を見るまでも無い。窓の外はまだ暗く、朝など遠い先のことだと判る。   悪夢だったのかと、僅かに頭痛のする頭を振り払う。   汗の不快感を流そうとシャワーを浴びるべく立ち上がろうとして、初めて違和感を覚えた。   ――そういえば、何故、俺は服を着ていない?――   その上、右手の先がしびれている。恐る恐る、麻痺して感覚のないあたりを覗き込んでみた。   そこには、華奢な足が乗っていた。   思わず、全力で腕を引き抜く。乗っていた足が勢いで高く跳ね上げられて、ベッドに落ち軽くバウンドする。   慌てて布団を捲った先には、見慣れた女が眠っていた。   ...
  • 池田荘にて1
    池田荘にて by ◆QKZh6v4e9wさん クーラーの存在しないアパートに戻ってくると部屋にはいつものように日本科技大学の教授が座っていた。 ほとんど乾いた下着類が押しやられた洗濯紐には万国旗が翻り、窓際には紙で作った花がいくつもとめられている。 上田は頭には赤と緑の厚紙製のとんがり帽子、首にはこの暑い最中に金ぴかのモールを幾重にも巻いていた。 「ハッピ~~ッ、バ~~スデ~~~!」 手にしたクラッカーの紐を引き、彼は白く輝く歯を見せた。 奈緒子は今更もう驚いた表情などみじんも見せなかった。 疲れた風情で足元に本日ゲットのパンの耳の袋を置く。 「なにやってるんですか上田さん」 上田は新しいクラッカーをとりあげ、またぽんとはじかせた。 「見ればわかるだろう。ハッピーバースデー」 「どう見てもクリスマスだ。やめろ暑くるしい」 上田の前に...
  • sweet hot spa1
    sweet hot spa by ◆QKZh6v4e9w さん 1 ほのかな硫黄臭。 涼やかな夜気にたなびく湯気……温泉だ。 それも確実に強羅。 いつの日にか愛する女性とともに入るとかねてから誓っていた、定宿のプライベート露天風呂に間違いない。 閑雅な照明に、湯が満々と揺れている。 膝の上には濡れたおくれ毛をうなじに落とした、一糸纏わぬ──。 なぜ山田奈緒子なのか。 上田は、唐突に放り込まれた、ひどくしっとりとしたこの情景にとまどっていた。 奈緒子の唇が動く。小さい呟きが水音に紛れた。 「…上田さん。ちゃんと座ってるの、難しいんですけど」 この宿の源泉は濁り湯だから、透明度はかなり低い。 従って湯の下は定かには見通せないのだが、上田の腿には丸みを帯びた滑らかな尻の感触がある。 奈緒子は、湯の中でふらつく躯を安定させる...
  • ついてない一日
    ついてない一日 by 510さん 196 :名無しさん@ピンキー:2010/05/31(月) 19 55 00 ID wucoPkcH 俺もお言葉シールゲト 映画は最初の電話のところが好きだ 憎まれ口叩きながら、上田の電話がすごく嬉しそうな奈緒子かわいい 上田が部屋に来るのをちょっと期待したりして そんな自分ににゃー!とかなってる奈緒子だったりしないかな それから7か月 510 :1:2011/01/10(月) 01 08 27 ID 4ZWY9i33 超今更なんだけど、 196の書き込みに思わず妄想爆発して初めて書いてしまった エロなしです。ごむんなさい 1   「疲れた・・・」   奈緒子は部屋に入るなり、鞄を投げ出し畳にどさっと座りこんだ。   新しく決まったばかりのバイトは、今日あっさりクビに...
  • 眠れないので(仮)
    眠れないからネタを振ってみた by 145さん   「く…、ぅっ」   荒い息が、聞こえた。   聞こえてしまった。   池田荘が消えて、家賃の催促をされない代わりに雨露が凌げなくなってしまった私は、結局上田のマンションに転がり込んだ。   上田の寝室だった部屋を占拠してやったから、あの大男は今やリビングで寝る毎日だ。   顔を合わせれば「早く職を見つけて部屋を返せ」とぶーたれている。   別に返してやるつもりもないが、いつまでも世話になるわけにはいかないと、今日は久々にアルバイトに出ていた。   いつものように『明日から来なくていい』と…いや、『あなた様のような方には毎日足をお運びいただくなんて恐れ多い』と丁重におとこわりされて。   帰ってみたら、何をしてるんだ馬鹿上田っ!そこは私の部屋だぞ!   追い出そうとドアノブに手をかけた、その時だ...
  • 次郎号走る
    次郎号走る by ◆QKZh6v4e9w 1 山田奈緒子。 乱暴者で大食いで、性格にも根性にも対人関係にも経済状態にも常に問題を抱える、人を人とも思わない強欲でくそ生意気な貧乳へっぽこ奇術師だ。 顔立ちは、まあ二目と見られぬという程悪くはないほうだろう。 奴が口を閉じている時に眼鏡を外してよくよく見れば、そして一万歩ほど譲れば、美人といって言えなくもない。 俺は世界一頭が良くしかも百人中百人が振り返るほどのいい男というのみならず、鷹揚かつ心の広い人格者だ。 そこまでは渋々認めてやってもいい。 それにこいつは、動物の本能を発揮して驚くほどの頭のひらめきを見せることもたまにある。 勿論俺の足元にも及ばないし、まあ、そもそもひらめくこと自体ごく稀なのだが。 そうだ、山田が持ってるもので役に立つといえばそのひらめきくらいしかないだろう。 だからこそ...
  • 電話にさえ・・・2
    電話にさえ出なければ by ◆QKZh6v4e9w さん 2 3 「それにな、もう『上田』ってのはおかしいぞ。youだってもう山田じゃない」 「…そういえば、そうですね」 「上田同士で上田と呼び合うのは不合理じゃないか」 「…ですね」 「他の呼び方がいい」 「……ジロ…とか?」 「犬か、俺は!ここはやっぱり、『次郎さん』だろ」 「…次郎、さん…?」 「………エヘヘヘ!」 「…な、なに?」 「もう一度。今度はゆっくり発音してくれないか……」 「………恥ずかしい。ゆ、床でこんな事するのやめよう!な、上田」 「いいから、ほら」 「…次郎…さん」 「続けて言うんだよ。スムーズに、ほら、練習だ」 「次郎さん次郎さん」 「違う!さっきのようにだな、ほら、もっと情感をこめて!」 「……うるさい奴だな…」 「照れるな...
  • 前の夜2
    前の夜 <Prev   彼はうなじや首筋にはキスしなかった。   鎖骨から胸元にかけてもだ。   “お色直しのドレス”の襟のラインを避けている事が奈緒子にも判った。   パジャマのボタンホールは言うまでもなく正常な仕上がりだったため、新品のパジャマは簡単に細い躰から離れて丸まった。   耳朶から流れてきた舌先で乳首をつつかれると奈緒子の喉から喘ぎが漏れた。   小さめの乳房に、平らな腹に、上田がキスを落としていく。   肩、腕、掌、指先、背中……腰。   彼の口やあごの短いひげがちょっとだけ痛い。   太腿に唇が近づくと、やはり恥ずかしい奈緒子は目を閉じてボサボサ頭を押しやろうとしてしまう。   だが頑丈な頸の力で抵抗を撥ね退け、それなりに馴れてきた指使いで小さな薄い下着を下ろし、上田はなめらかな脚を少しずつ順調に開いていった。 ...
  • 次郎号走る2
    次郎号走る by ◆QKZh6v4e9w さん 2 吹っ飛んだ眼鏡を探すのに意外に手間取り、宿屋の外に出たときには山田の姿はとうに消えていた。 俺は左右を見回した──あいつ、どっちに行った!? とりあえず来た方向から探すのが筋だろう。 俺は、宿屋の庭でひっそり控えていた若草色の愛車に駆け寄った。 「行くぞ、次郎号!」 狭いベンチシートに滑り込み、イグニッションをまわす。 エンジン音を響かせ、俺はパブリカを発進させた。 最初、俺はそんなに心配してはいなかった。 山田がどんなに怒りくるっていても所詮は女の足だ。車に勝てるわけないじゃないか。 だが、次郎号を走らせているうちに俺の眉間の皺は徐々に深まっていった。 ライトに照らされた夜の田舎道に、山田の姿はどこにもない。 七百メートルほどいったところで俺は諦めた。 山田はいない。こっちじ...
  • 熱血貫通編1
    熱血貫通編 by ◆QKZh6v4e9wさん 前編 「さて、この上田次郎の大活躍で今回も無事に事件が解決したわけだが…」 「ふざけるな!私が全部解いたんだ。いつものように気絶し続けだったくせに」 鄙びた温泉郷である。 川沿いの小道を湯上がりの男女が歩いていた。 ぼさぼさ頭でのっぽの日本科技大教授物理学者上田次郎、そして自称超天才美人マジシャン山田奈緒子の凸凹コンビだ。 上田は眼鏡が新品で浴衣姿だという事以外はいつもと変わらないが、奈緒子のほうは風情がかなり違う。 いつもは垂らしたままの長い黒髪は珍しくも巻き上げ、襟首に覗くうなじが白く初々しい。 浴衣だから貧乳も目立たず、そこはかとない無作為の色気などが珍しくも醸し出されているのである。 さっきから上田が高い位置からちらちらと覗き込んだり並ぶ角度を変えたりしたりしているが無理もなかろう。 ...
  • 理由6
    理由 (リレー作品) by 151 6 奈緒子の顔や、首や、胸にしばらくそっと唇を這わせた後、俺は奈緒子と見つめ合った。 お互い、もう残る行為は一つしかないことに気付いていて、顔が緊張している。 俺が生唾をゴクリと飲む音が静寂に響く。 「山田、その……いいか?」 奈緒子の躰の方の準備は、おそらくもう十分整っている。俺の方は言わずもがなだ。 「う、えっと…はい」 奈緒子は緊張した面持ちで答える。 ついに来たその時に、俺の心臓は嘗てない程の心拍数を記録する。 奈緒子の足を拡げようとその太股に手を伸ばした瞬間、あることに気付いた。 …忘れるところだった。 「ちょ、ちょっと待っててくれ」 奈緒子に愛想良く微笑み、俺はベッドから体を降ろす。 背中に奈緒子の視線を感じながら、脇にある机の引き出しの奥をまさぐった。 …確か、以前買っておいたはずだ。………あった! ...
  • Pink Marriage Blue3
    pink marriage blue by ◆QKZh6v4e9w さん 9-11 あと少し。 「………」 「………」 「上田さん」 「ん?」 「杏仁豆腐食べていいですか?」 「おう。一口も食うんじゃないぞ。もう終わるから」 最後のレポート用紙を引き寄せた。 即座に器にスプーンをつっこんでいる奈緒子を見ながら、上田の心の潤いは満タンだった。 「戻ったらさ、……you、俺と一緒に風呂入っちゃだめだぞ」 「はい?」 「狭いし邪魔だし、一緒に風呂入ってきちゃ駄目だって言ってんだよ、絶対に。いいか絶対に」 「いいですよ」 「フフフ。フッフフ。終わった。さあ、帰るか」 「その笑いかたやめろ上田」 杏仁豆腐をスプーンで掻き回しながら、奈緒子が微笑した。  * 午後十時五分、上田のマンション。 トレーニング器...
  • 前の夜1
    前の夜 --シリーズ完結記念-- by 216さん 1   先日買い換えたばかりのパジャマに着替え、上田は奈緒子を寝室に呼びよせた。   大きなベッドの裾にきちんと正座し、前を指差す。   「まあyouも座りなさい」   「なんで正座」   言いつつ奈緒子もベッドにあがり、ゆらゆらしながら膝を揃えた。   「………」   しばしその姿を観察する。   揃いの(勿論サイズは全然違うが)パジャマがいい感じだ。   ネグリジェも捨てがたかったものの憧れのペアルックをどうしても諦められなかった上田のチョイスである。   「なんだ、上田」   ストンとしたシンプルなデザインがかえって女性ならではの愛らしさを強調している事を確認し、己の選択の正しさを実感した彼は内心にんまりとした。   咳払いする。   「もう歯は磨いたのか」  ...
  • 秘密6
    秘密 5 「あの時は、youがこんな風になるとは思ってもいなかったぞ、山田」 上田は、洞窟で奈緒子と向き合っていた。 否、向き合うというのは正しくない。 上田は膝をついて、息を切らしている。 奈緒子はそれをどうするというわけでもなく、ただ見下ろしていた。 ひどく冷たい目で、寂しそうに。 その手には上田の名を書いた紙がある。 「わかりましたか。私には本当の霊能力がある」 「・・・ふっ、youの口からそんな言葉が出るとはな」 かなり苦しそうにしているのに、妙に上田の笑い声が響く。 それは場所が洞窟だからというわけだけではなさそうだ。 「笑っている余裕なんてあるんですか?」 奈緒子は紙を握る手に力を込めた。 「ぐ・・・!」 突いていた手に力が入らず、上田の体がごつごつした岩肌に崩れ落ちる。 苦しい。 息ができない。 だが、こんなのは霊能力なんかじ...
  • 長野にて
    長野にて・・・(リレー作品) by 189さん   澄んだ風が髪を靡かせ、霧の中の山々は眩しいほど青かった。   長野は良い。新しいマジックを閃くかも……奈緒子は心から実感していた。   池田壮の家賃が払えなくなり、しばらくは上田の家にいたが、久しぶりに実家に帰る気になった。   もちろん、”家賃が払えない”なんて里見には言えないが。   「気持ちいなぁ」   ぼそっと独り言をい言ったつもりだったのだが、背後から低い声が聞こえてきた。   「まったくだ。東京の暑さはやってられないからな。はっは…」   「にゃっ…どうして、上田さんがここにいるんですかっ?」   上田は奈緒子の隣まで進み、理屈っぽく言った。   「ふっ…誰が貧乳の君を1週間も高級マンションに居座らせてやったっていうのに。まぁ、...
  • 秘密4
    秘密 4 奈緒子の股間から顔を離す。 もうそこもだいぶ濡れてきていた。 奈緒子はというと気だるげに少し息を荒くしている。 そっと指を入れて具合を確かめた。 「・・・おい、山田」 「なんですか?」 「力抜けよ」 最初は何のことか分からなかったようで、きょとんとしたが、 次の瞬間、奈緒子の顔が赤くなった。 「あ、あの、上田さん」 「なんだ」 「・・・やっぱり痛いのか?」 「俺に聞いてもわからんだろ。やってみなけりゃな」 入り口にそっとモノをあてがう。 奈緒子の身体が緊張したのが分かった。 「お前、だから力をぬけって」 「抜けるわけないじゃないですか、そんなの!」 まあ、当たり前と言えば当たり前の事だ。 「痛くても知らないからな」 上田は腰を進める。 「!ったいっ・・・!」 シーツを握る奈緒子の手が白い。 先端を入れただけなのに、もうこれ...
  • 愛あるせいかつ1
    愛あるせいかつ by ◆QKZh6v4e9w 温泉郷から戻って来てひと月が過ぎた。 相も変わらず花やしきや地元商店街にて客を消したり笑い者にされたりしながら、腸天才美人マジシャン山田奈緒子は、心穏やかでない日々を過ごしていた。 身辺に黒門島の気配が!──とかいういつもの最終回的展開ではない。 ではないが、奈緒子の心身を脅かすに充分な日々がこのひと月というもの続いているのである。 原因は上田だ。 生まれついてのひどい巨根を嘆く姿がつい哀れになり、何かの間違いでうっかり相手をしてやったのが悪かった。 不惑に近い年齢で初めて開かれた人並みの性行為の世界にすっかり嵌ったらしい上田次郎は、あれからというもの奈緒子に、照喜名か秋葉が乗り移ったかのような行動をたびたび見せるようになったのである。 いや、照喜名や秋葉レベルならいい。彼らは奈緒子に手出しはし...
  • 繋がる2
    繋がる by  ◆QKZh6v4e9w さん 2 もはやつっこむのも面倒で、奈緒子は肯定した。 「そうですけど」 『外せよ』 短い物言いで、上田が興奮しているのがよくわかる。 受話器を肩に挟んで、奈緒子はもぞもぞと背中のホックを外した。 「……ええと。外しました」 『よしよし……』 また鼻息の音がして、キスしているらしいちゅっ、ちゅっという音が聞こえてきた。 「上田さん。…キスしてるんですか?どこに?」 『youの肩。後ろから、今右側だ…』 「……」 『……左。腕、細いよな、お前』 奈緒子は受話器を肩に挟んだまま、居心地悪く左右を見た。 たぶん今自分はとても間抜けな姿であるに違いない。 だが、なぜか胸がドキドキと高鳴っている。 問題は上田のこういう時の声が渋すぎる点にある。 怯えたり空意地を張ったり泣いていた...
  • いんみだれ3
    『いんみだれ』(矢部×山田) by 151さん 3 奈緒子ならあり得る。 そう覚悟し、冷めかけたお茶の入った湯飲みを手に取った。 「ほんま…もう帰るぞ?!」 そう言って湯飲みを口へ運ぶと、物陰から、奈緒子が顔だけ出して俺を見た。 俺はチラリとその様子を見たが、構わず一気にお茶を流し込んだ。 瞬間、奈緒子が勢いよく暗所から明所へと移動する。 俺はそれとなく奈緒子にもう一度目を遣る。 「っっっ!?!ぶはっ!!」 同時に俺は口に含んでいたお茶を吹き出した。 「な!な!は?!え!?!」 驚愕のあまりまともな言葉を発することができず、空の湯飲みが手から滑り落ちる。 奈緒子はそんな俺を無表情で見つめる。 先から散々理解不能だと思っていたが、流石にここまでとは思わなかった。 「おまっ……!!な、何考えとるんや?」 襖の奥から現れた奈緒子は、服も何も纏わず、生まれたままの...
  • 理由5
    理由(リレー作品) by 151さん 5 眼前で繰り広げられている光景を、とても信じることができない。 ずいぶん長い間、奈緒子は俺のペニスの先端に口づけた後、その唇を離した。 奈緒子の唇と、ペニスの間に、俺の腺液が糸状に橋架かっている。 ドクンと、胸が高鳴るのが分かった。 妙に顔が、いや、全身が熱い。 奈緒子が俺を見上げたまま、小さく舌を出し、口の回りをペロリと舐め上げた。 奈緒子の舌に俺の腺液が舐めとられる様が、俺の目に艶めかしく映る。 ゴクンと唾と一緒にそれを飲む音が奈緒子から響き、その瞬間奈緒子は顔を歪ませた。 「まずっ!」 美味いわけがないだろう。興奮と混乱がない混じった目で奈緒子を見る。 「…you、本当に無理は…」 口では奈緒子を止めながらも、俺の体は動かない。 おそらく片手一本で阻止できるであろう奈緒子の行為を、俺はさらさら止めさせる気など...
  • 繋がる1
    繋がる by  ◆QKZh6v4e9w さん 1 洗面器から鍵を取り出したところで電話が鳴り始めた。 池田荘202号室においては長らくベルを放置していると、大家とそのダーリンが怒鳴り込んでくる事になっている。 しかも最近現れるまでの時間が短くなった。家賃を滞納しているからだ。 奈緒子は部屋に入り、サンダルを脱ぎ散らして電話口まで急いだ。 『なんだ。いたのか』 受話器から不機嫌な声が湧いてきた。 鍵と洗面器をちゃぶ台に置き、奈緒子は畳に座り込んだ。 「上田さんじゃないですか!」 『……』 「久しぶりですね。あ、そっちどうだ。元気にしてたか?」 『心配か』 上田の声は低かった。 『心配ならさっさと電話よこせよ。かけ方教えただろ』 「……上田」 奈緒子は肩と顎に受話器を挟み、亀の餌の容器を手に取った。 「もしか...
  • インセンス
    インセンス by 81 さん 「……またおまえか上田」 「よお、今日は遅かったじゃないか。洗濯物は取り込んどいてやったから安心しろ」 「……ソウデスカ」 「?なんだ、どうした?顔色が良くないぞ」 「別に。特にないです。ちょっと疲れてるんで……そこの引き出しからお香取ってもらえますか」 「ほう、youがインセンスを購入とは珍しいな。なんだそれはあれか、乳房を大きくする効果が あるとかそういうやつか」 「違う!」 「ということは、まさか催淫効果があるんじゃないだろうな。おれを妙な気分にさせて誘うつもりか? そうは簡単にいかな――」 「……そういえば私、上田さんに謝らないといけないなって思うことがあって」 「――まさか、ついに君も愛してしまったのか、俺を……ってなあ、この匂いどっかで嗅いだことないか」 「今まで馬鹿だ巨根だ童貞だ怖がりだ気絶しい...
  • 本命
    私の本命 by 243 さん 予告 超天才美人マジシャンの私・山田奈緒子は、今恋をしている。 その相手は…矢部さん。 今まで色々あったけど、やっぱり好き。 結構いい人だし、鬘を必死に隠してるの可愛いし。 手錠かけられそうになった時とか、手を握られるといつもドキドキしちゃってた。 エヘヘヘ♪ …まぁそのことは置いといて、実は悩んでいることがある。 上田さんが、私のことを好きになってしまったらしい。 バレバレだけど気付いてない振りしといてやるからな、上田。 でも、このままでいいんだろうか? もし私が矢部さんと恋人になったら。 上田が私に好きだと言ったら。 …どうなるんだ?私たちの関係は。 1 私は恋をしている。相手は矢部さん。 誰にも言ってないし、たぶん誰にも気付かれていないはず。 …でもひとつ、困ったことが。 上田さんに...
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