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上条「初詣行かないか?」 神裂「私で…良ければ」④
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meteor089
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上条「初詣行かないか?」 神裂「私で…良ければ」④
550 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 22:12:15.91 ID:ZY2JuoaPO
「よし!お前ら、ルールの確認するわよ!」
「よし!お前ら、ルールの確認するわよ!」
ライオンの様な金髪をした、
褐色肌のシェリー=クロムウェルが
全員に確認を取る。
褐色肌のシェリー=クロムウェルが
全員に確認を取る。
「肉体的な接触は失格でございます」
元ロシア正教、巨乳の
オルソラ=アクィナスが答える。
オルソラ=アクィナスが答える。
「魔術による脅迫、暴行も失格ですね」
天草式十字凄教、五和が頷く。
「とーまに最初に"好きだ"って
言わせたら勝ちなんだよ!」
言わせたら勝ちなんだよ!」
インデックスも珍しく真剣だ。
「よ、よくないですよ…こんなの」
イギリス清教必要悪、
そして天草式十字凄教女教皇、
神裂火織だけは乗り気ではない。
イギリス清教必要悪、
そして天草式十字凄教女教皇、
神裂火織だけは乗り気ではない。
552 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 22:14:40.56 ID:ZY2JuoaPO
5人はイギリス清教の女子寮、
物置部屋でコソコソしている。
5人はイギリス清教の女子寮、
物置部屋でコソコソしている。
「なら神裂は参加しなくていいわよ。
邪魔者は少ない方がいいしな」
邪魔者は少ない方がいいしな」
シェリーは面倒くさそうに言い放つ。
「どうせあなたには無理だと
思うのでございますよ」
思うのでございますよ」
オルソラも横から口を出す。
「そ、そんな事ありません!!」
神裂が真っ赤になって否定すると、シェリーがニヤリと笑う。
「じゃあ参加ね。証明してみせろよ」
「い、いいでしょう!やります!」
神裂はまんまと罠に嵌ったのだ。
上条当麻はインデックスと共に
イギリスに来ていた。
イギリス清教が魔導書の知識を必要とした為だ。
上条当麻はインデックスと共に
イギリスに来ていた。
イギリス清教が魔導書の知識を必要とした為だ。
565 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 23:17:14.75 ID:ZY2JuoaPO
その上条は、今まさに5人の
悪ふざけに巻き込まれようとしていた。
その上条は、今まさに5人の
悪ふざけに巻き込まれようとしていた。
「優勝者には、敗者4人から素敵な商品
という事でございます」
という事でございます」
そう言いながら、オルソラがくじを用意する。
5人は順番を決めるくじを引く。
5人は順番を決めるくじを引く。
一番手はシェリーだ。
「持ち時間は一人10分なんだよ!」
「よーい、ドンです!」
「よーい、ドンです!」
五和の合図でゲームがスタートした。
566 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 23:20:40.65 ID:ZY2JuoaPO
上条が部屋でくつろいでいると、
シェリーがいきなり入って来た。
上条が部屋でくつろいでいると、
シェリーがいきなり入って来た。
「な、なんだ!!」
「久しぶりだな、上条当麻。
私のこと覚えてる?」
私のこと覚えてる?」
シェリーは上条の向かいに座ると、
足を組む。お色気作戦だ。
足を組む。お色気作戦だ。
「えっと確か…石ころ魔術師?」
「ぐっ………」
シェリーは耐える。ここでキレたら
かなり不利だ。
シェリーと上条は一度戦闘している。
マジ喧嘩だ。
普通に接しても無駄だと思ったシェリーは、
足を何度も組み替える。
胸を寄せ谷間を作る。
かなり不利だ。
シェリーと上条は一度戦闘している。
マジ喧嘩だ。
普通に接しても無駄だと思ったシェリーは、
足を何度も組み替える。
胸を寄せ谷間を作る。
567 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 23:21:32.36 ID:ZY2JuoaPO
普通に接しても無駄だと思ったシェリーは、
足を何度も組み替える。
胸を寄せ谷間を作る。
普通に接しても無駄だと思ったシェリーは、
足を何度も組み替える。
胸を寄せ谷間を作る。
(さあ、好きだと飛びかかって来い!
私の色気に我慢出来る訳ないわ!)
私の色気に我慢出来る訳ないわ!)
「なぁ…何クネクネしてんだ?お前なんか気持ち悪いぞ」
シェリーの眉間にシワが出来る。
「死ねぇぇぇ!!」
【シェリー=クロムウェル
暴力により失格】
暴力により失格】
568 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 23:22:50.34 ID:ZY2JuoaPO
「つ、次は私ですね」
「つ、次は私ですね」
五和は深呼吸をして
上条の部屋をノックした。
上条の部屋をノックした。
「し、失礼します!」
「ん?どうしたんだ五和」
「たっ、たたたたいした事じゃ
ありっありません!」
ありっありません!」
五和は既に緊張でガチガチだ。
569 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 23:24:28.55 ID:ZY2JuoaPO
「お、おしぼり…おしぼりどうぞ!」
「お、おしぼり…おしぼりどうぞ!」
「あぁ、サンキュー」
「の、飲み物!飲み物はいかがですか!」
「お、おう。もらうよ」
結局五和は、上条の身の回りの
世話をして10分を使い切った。
世話をして10分を使い切った。
「な、なにをしてるんでしょう
…私は…」
…私は…」
戻って来た五和はガックリとうなだれる。
【五和
タイムオーバーで失格】
タイムオーバーで失格】
570 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 23:29:31.57 ID:ZY2JuoaPO
続いて上条の部屋に現れたのは
オルソラだ。
続いて上条の部屋に現れたのは
オルソラだ。
「お久しぶりでございます」
「今度はオルソラか。
一体何なんだ?みんなして」
一体何なんだ?みんなして」
「私の事どう思っているのでございますか?」
「へ?ど、どういう事ですか?オルソラさん」
「みんなの事は気にしないで
結構でございます」
結構でございます」
「は?え?」
573 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 23:31:20.98 ID:ZY2JuoaPO
「ですから、私の事をどう思って
いるか聞いているのでございます」
「ですから、私の事をどう思って
いるか聞いているのでございます」
「????」
会話が行ったり来たりするので、
上条はパニックになってしまった。
上条はパニックになってしまった。
結局一度も会話は噛み合わないまま、
オルソラもタイムオーバーに
なってしまった。
オルソラもタイムオーバーに
なってしまった。
【オルソラ=アクィナス
タイムオーバーにより失格】
タイムオーバーにより失格】
575 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 23:35:54.53 ID:ZY2JuoaPO
「みんな情けないんだよ。
私ととーまの絆を見てるといいんだよ!」
「みんな情けないんだよ。
私ととーまの絆を見てるといいんだよ!」
そう言ってインデックスは
勢い良く上条の部屋へ飛び込む。
勢い良く上条の部屋へ飛び込む。
「とーま!とーまとーま!!」
「インデックスまで!?
何かみんな変だぞ…」
何かみんな変だぞ…」
「とーまは私の事好きー?」
「んー、上条さんは疲れたから
あっちでオヤツでも食べてなさい」
あっちでオヤツでも食べてなさい」
「むきぃぃぃ!!!!」
インデックスは思わず
上条の頭に噛みついた。
上条の頭に噛みついた。
「あっ………」
【インデックス
暴力により失格】
暴力により失格】
576 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 23:39:49.70 ID:hoKOs43i0
魔術側の人々も出てくること少ないよな~
魔術側の人々も出てくること少ないよな~
577 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 23:39:55.94 ID:PH1rwiANO
とーまは私の事好きー?
やばい、かわいいぞインフル
とーまは私の事好きー?
やばい、かわいいぞインフル
578 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 23:39:56.64 ID:ZY2JuoaPO
「さ、最後は私ですね…」
「さ、最後は私ですね…」
神裂は緊張しながら
上条の元へ向かう。
上条の元へ向かう。
「神裂まで…これはあれですか?
みなさんから上条さんへの
嫌がらせですか?」
みなさんから上条さんへの
嫌がらせですか?」
ガックリとうなだれる上条を見て、
神裂は申し訳ない気持ちで一杯だった。
神裂は申し訳ない気持ちで一杯だった。
(やっぱりこんなのいけません)
神裂は本当の事を
打ち明けることにした。
打ち明けることにした。
580 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/27(日) 23:44:17.99 ID:ZY2JuoaPO
「はぁ~、そういう事だったんですねー」
「はぁ~、そういう事だったんですねー」
上条は溜め息を吐く。
「も、申し訳ありませんでした」
上条を困らせてしまっていた事に、
神裂は心から申し訳ないと思っていた。
神裂は心から申し訳ないと思っていた。
「でもいいのか?
話たらルール違反になるんじゃ…」
話たらルール違反になるんじゃ…」
「い、いいんです!
これはやっぱり良くない事です!」
これはやっぱり良くない事です!」
586 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/28(月) 00:06:15.13 ID:QJxVCN/vO
上条は頭を掻きながら、何かを考えている。
上条は頭を掻きながら、何かを考えている。
「ど、どうしたのですか?
まさか怒ってたり……」
まさか怒ってたり……」
「んー、教えてくれたお礼考えててさ……いい事思いついた」
上条はいきなり立ち上がると
大きな声で叫んだ。
大きな声で叫んだ。
「俺は!神裂が好きだっ!!」
神裂の頭は真っ白に、
頬は真っ赤に染まる。
頬は真っ赤に染まる。
「は……わわわわ…な、何を!?」
「これで神裂の勝ちだな」
587 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/28(月) 00:08:33.98 ID:a1XY9ZRk0
これだから上条さんは・・・
これだから上条さんは・・・
588 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/28(月) 00:10:44.77 ID:4GE+Sy1tO
上条さんカッコイイッス
上条さんカッコイイッス
589 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/28(月) 00:10:54.35 ID:QJxVCN/vO
そう言って笑う上条に、
ボンっと音を立てて神裂の
頭はショートしてしまった。
そう言って笑う上条に、
ボンっと音を立てて神裂の
頭はショートしてしまった。
「ん?顔真っ赤だぞ、神裂」
上条はお礼のつもりなので、
神裂がなぜ真っ赤なのか分からなかった。
神裂がなぜ真っ赤なのか分からなかった。
「今私…し…死んでも…構いません」
神裂はそう呟いて部屋を後にした。
593 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/28(月) 00:15:02.69 ID:QJxVCN/vO
「チッ、神裂の勝ちかよ。
つまんねー」
「チッ、神裂の勝ちかよ。
つまんねー」
シェリーはそう言って
さっさと姿を消す。
さっさと姿を消す。
「負け…でございますね」
オルソラは何故か悲しそうに
その場を後にする。
その場を後にする。
「とーまぁぁ!!!!!」
インデックスは上条の部屋へ
駆け込んで行く。
駆け込んで行く。
「うっ…うぅ」
五和メソメソと泣いていた。
595 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/12/28(月) 00:21:57.73 ID:QJxVCN/vO
(い…いくらお礼とはいえ
、上条当麻にすっ、すす好きだって言われてしまいました)
(い…いくらお礼とはいえ
、上条当麻にすっ、すす好きだって言われてしまいました)
神裂は自分の部屋で
キャーッと顔を覆う。
キャーッと顔を覆う。
(で…ですが…)
これで満足していては、
きっといつまでも関係は変わらないと思う。
神裂は頬をパンと叩く。
きっといつまでも関係は変わらないと思う。
神裂は頬をパンと叩く。
(いつか…いつか本当の"好き"を
言わせてみせます!!!)
言わせてみせます!!!)
神裂は心にそう誓ったのだった。
ちなみに…
その後上条はインデックスや五和の
誤解を解くのに、
200倍の労力を使うハメになるのであった。
その後上条はインデックスや五和の
誤解を解くのに、
200倍の労力を使うハメになるのであった。
完