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児童養護施設」を以下のとおり復元します。
児童養護施設
*施設の名称
蛍の家
*名前の由来
「希望を感じさせる名前がいい。
だけどおひさまから名前を貰うのはダメだよ?
だっておひさまを見つめていると目が潰れてしまうでしょう。
確かにおひさまは沢山の恵を授けてくれる。それどころかおひさまがなくなると私達は生きてはいけない。
けれどね、与えてくれるものが沢山って事は中には辛いものも混ざっているんだよ。
元気なときはそんなの気づかないかもしれない。
でも、弱っている時にはそれが命取りになるんだ。
だから、蛍がいい。
蛍の光はぼんやりとした灯、何かを照らせるほどの光じゃないよ。
でも、それでも光っています。
そして、そんな光でも心を動かす事だってできるのです。
与えてくれるのは幽かな光、けれど誰かを傷付ける光じゃない。
そんな光を子ども達の心に届けたいから蛍にしよう。
」
といって藻女が子ども達の未来を照らす小さな灯とするという思いを込めて名付けました。
*目的
子ども達の可能性を伸ばす事ができるよう、子ども達全員が教育を受けることができるようにする事を目的としています。
教育と言っても小学校からというわけではなく、他の子ども達と一緒に保育園にも通っています。
そのため、小学校から大学までではなく、保育園から大学までが目標です。
子どもの心を癒す事は目的じゃないのかと思われるかもしれませんが、それは施設として言わずとも国家としていい続けていることなので当然の事として書かれていないだけです。
それに何より施設の名前にその思いは込められています。
*児童養護施設設立の経緯
「おつかれさまー」
その日の藩国業務は終わり、そそくさと帰るある。
彼には毎晩帰宅時による先があるのだった。

「こんばんはー」
「また来たのかよ」
そこは廃墟だった。そこには十数人の子供たち。中には髪の色が赤いものもいる。
今、神聖巫連盟は貧しかった。国庫がではない(もちろん国庫も貧しかったがいつものことである)、
国の民がみな貧しいのである。
貧困のあおりを一番うけるのは子供たちとは言わない。むしろ、この国では子供たちは大切に保護されている方だと
いえるだろう。それでもいるのだ、貧困の波にのみこまれてしまう子供は。
「友達は遊ぶものだもん」
あるがここを見つけたのは偶然だった。それから、年が近く、あるが人懐こいのもあり、しだいに仲良くなって、
それ以降ちょくちょく来ては一緒に遊んでいる。
「それに約束もあるしね」
あるは読み書きを教えていた。神聖巫連盟は田舎町の割りに識字率が高い。
子供は教育をうけられるべきだという国の政策のためである。
だが、それは同時に、仕事をするうえでの最低限のスキルともなっていた。
あるがここに何度目かになる訪問をしたとき、リーダー格の少年が読み書きを教えてくれるよう頼んだのである。

「それじゃあ、またねー」
帰ろうとし、廃墟をでたところで、一人の女性と会う。
「最近帰るのが早いと思ったらこんなことをしていたのね」
「あ、ひ、みっちゃん。見てたの?」
この女性、この国の藩王にして、姫巫女である。
本来は不用意に出歩くのは危険なのだが、今さら国内を散歩する分には仕方がないと思われる程度には、よく抜け出していた。
「あの子たちは学校に行ってないの?」
「だって、昼間の彼らは」
「大丈夫。考えがあるから」
こうして、児童施設建設計画がはじまったのであった
*施設の建設
この国は寮が多く、大勢で暮らすというのが自然です。
そのため、大勢が暮らす家を建てるのは得意としています。
児童養護施設も他の寮と比べて規模が大きくしたという違い以外はほとんどないので技術的に難しい事はありませんでした。
そのため建築家になるための最終試験として建築家見習いが関わった他は他の寮と同様に理力建築士や大工の手によって建設されました。
アウトウェイ移民などの他国からの移入者が多く入る事になると言う考えから洋風な外観となっています。
*施設紹介
**庭
川を引き込んだ小さな流れが庭を流れるようにしてその名に恥じないように蛍が舞えるようにしているほか、庭にも草花が植えられているがどれも際立った彩りではないため寂しそうに見える。
けれど、蝶たちが舞い、鳥が歌っているため落ち着いて見渡せば賑やかな事に気づくでしょう。
**体育館
雨の日にも身体を動かせるように体育館が併設されています。
普段は施設の子ども達が利用していますが、それ以外にも地域のレクリエーションや、演奏会、人形劇なども開催されています。
また施設を卒業する時にもここで卒業式を執り行います。
**客室
ボランティアの方が利用するほか、施設を卒業していった子が里帰りに来たときに泊まっていく時にも利用されています。
**図書室
絵本や紙芝居からおおきな子達の勉強のために地図や図鑑、辞典も置いてあります。
ただ、蔵書を優先したので図書室内で本を読むのには適していません。
ただ学習室や自室に持ち帰って読めるのでさほど問題になっているわけではありません。
また、施設の完成祝いとしてもいくつか本が贈られています。
ここではその中の一つを紹介しましょう。
***きつねの話
昔、ある村のはずれに一匹のきつねが住んでいました。
きつねはいつもいたずらをしては村人を困らせていました。
そんなある日、きつねがいたずらをしようと村はずれの茂みに隠れて村人が通るのを待っていました。
けれどいくら待っても人っ子一人通りません。
その日はたまたまだと次の日もまた次の日も待っていたけど誰一人通りません。
心配になったきつねはこっそり村の様子を覗きにいきました。
けれど、いつもは田畑で働いている人々がどこにもいません。
外に人がいないので、寄り合いでみんな集まっているのかと思い、近くの家を覗くと、人が苦しそうに床についています。
隣の家を除いても床についています。
そうして村中の家を探してみて回ったけれど、苦しそうにしている人ばかり。
きつねがいたずらして遊べる相手はどこにもいません。
きつねはいたずらが好きだったけれど、人が憎いわけじゃなかったので人がいなくなるのは嫌でした。
だからきつねは病気を治すための薬を作ることにしました。
そうしてきつねは山や野を駆け回り、ぼろぼろになってようやく薬を作る事ができました。
そのまま届けた所でいたずらだと思われて飲んでもらえない、そう考えたきつねは医者に化ける事にしました。
医者に化けたきつねは村人を診ては薬を飲まして周りました。
医者に変化し続け、看病を続けたきつねが弱っていったけれど、その甲斐あって村人達の病気もどんどんよくなっていきました。
村人達がもう診なくても大丈夫なくらいに回復した頃、きつねはこっそりと出て行こうとしました。
普段であればたとえ変化したままでも気配を消すことくらい簡単な事でした。
でも、疲れきったきつねは足音を立てないようにすることさえできません。
物音に気がついた村人が起きてきたのに気がついたきつねはそれでも一生懸命に逃げました。
けれど、村人達はきつねの薬でもうずいぶん元気になっていたので簡単に追いつかれます。
銃を持って追いかけてくる村人をきつねはもう走って逃げるのは無理だと川へ飛び込みました。
けれども、銃弾がきつねを襲うほうが少し早かった。
なんとか逃げる事はできたけれど、きつねは片足を銃弾に飛ばされてしまいました。

そのころ村人達は医者がいなくなった事に気づき探していました。
医者は村中探し回ってどこにもいません。
探し回って見つかったのはきつねが飛び込んだ場所におちていた薬だけでした。
それでようやく村人達はきつねが医者に化けていた事に気づきました。
けれど、それからきつねが村人達の前に現れる事に二度とありませんでした。
その事を悔やんだ村人達の手によって今ではその村にきつねが祀られているということです。
めでたしめでたし

*関連事業
子育ての不安や子ども達の悩みを専門の相談員が相談に乗って一緒に考えていきます。
相談方法は電話でも手紙でも直接訪問していただくのでも構いません。
どうか一人で悩まずに悩みを打ち明けてください。


*主な行事
4月:花見
5月:端午の節句(こどもの日)、母の日
6月:水無月の祓い、遠足、社会見学
7月:七夕、球技大会
8月:地蔵盆、海水浴、キャンプ
9月:敬老の日、演奏会
10月:運動会、月見
11月:七五三、遠足
12月:クリスマス、大晦日、餅つき
1月:元日、七草粥、
2月:節分、バレンタインデー
3月:桃の節句(雛祭り)、ホワイトデー、卒業式

なお、このほか様々な祭りが国内に数多ある神社、寺院などで行われており、それにも参加しています。
そして誕生会も毎月誕生日の人がいる月には開かれています。

復元してよろしいですか?