リリカルなのはクロスSS倉庫内検索 / 「その他398」で検索した結果

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  • その他398
    「フリード~」 そこは森である。秘境や樹海と呼ぶには迫力が無く、僅かに動けば人の生活の香りがしてくるだろう森だ。 「フリードったら~何処に居るのぉ?」 そんな森を人影が一つ歩いている。珍しい柄のフード付きローブから桃色の髪を僅かに覗かせた小柄な少女。 フリードと言う名の誰かを探しているらしく、その名を連呼しながら森を散策中。 その手には何故か盛大に焦げ付いたフライパンが握り締められている。 「もう角でフライパンを暖めたりしないから~」 『はぁ……』とタメ息を一つ、少女は自分の行いに反省を覚える。 いくらお腹が減っていたとはいえ、猛烈に目玉焼きが食べたかったとはいえ、普段は可愛らしい子猫サイズとはいえ…… 「村を丸ごと燃やした事をすっかり失念してたよね」 自分の相棒が古き竜種であり、非常に気分屋で、怒ると見境が無い事を忘れていた...
  • その他39
    騒乱勃発!  管理局発足以来はじめての内戦が発生!  立てこもる機動一課養成校。  機動一課特殊部隊の自殺的奇襲で、次々と戦闘不能となる次元空間航行艦。  管理局地上本部へ進撃する機動一課本隊。  立ち塞がる警察、そして新たに配備された首都防衛用無人兵器"ガジェット・ガーディアン"。  それら、ことごとく駆逐する機動一課。  臨戦態勢に入る機動六課。  そこに機動五課課長から連絡が入る。  一課の電子的魔術的妨害で時々乱れる管制室のメインディスプレイに映る妙齢の女性は相変わらず微笑んでいた。 「八神隊長、反乱を起こした機動一課の妨害により情報網が混乱しているため私が直接伝えます。 局長と立法院は決心されました。一課の鎮圧と逮捕は、管理局の枷を外し、すべての組織が協力して行いますとね。 ただし、機動六課には局長から直々に基地内待機命令が発せされま...
  • その他394
    新暦71年10月 ミッドチルダ臨海第8空港 ギンガ・ナカジマは、焦っていた。 見渡せば、辺り一面火の海である。 焦げ臭い匂いが鼻を突き、燃え上がる炎はそれだけで見ている者を恐怖に陥れる。 だが、彼女は決して止まることは無かった。 否、止まれなかった。 この猛威に晒されているであろうたった一人の妹の事を思えば、躊躇していることなどできるわけがない。 (待っててね、スバル。お姉ちゃんが必ず助けてあげるから!) しかし、運命は非情にも心優しき姉に襲い掛かる。 妹の事を心配するあまり、ギンガは周囲の状況把握を怠っていたのだ。 「危ない!!」 どこからか怒鳴り声が聞こえてきた瞬間、突如頭上で鳴り響く耳障りな轟音。 見上げれば、コンクリートの塊と共に豪華なシャンデリアがいくつも、凄まじい勢いで落下してくる。 急いで離脱し...
  • その他396
    彼らはあらゆる時 あらゆる場所に――― ときには老いた職人の為に靴を作り ときには継母に狙われた姫君を救い またあるときには1945年のニューメキシコでキノコ雲を巻き上げさせる――― 語り 創り 惑わし 導く――― 彼らは人と関わる 人知れず――― だが人は彼らを伝える――― 知恵ある者の言葉を借り『妖精』と呼んで――― ホーリ-●ラウニー   新暦XX年   某管理世界 暗く長い洞窟を赤と青の光に包まれた妖精が飛ぶ。 二人は手のひらに載ってしまうような小人を模った人形の体をしていた。 「地球じゃなくて、管理世界に飛ばされるなんて珍しいわね。 変に発達してるからやりづらいってのに」 「だいじょーぶ、今回も地味な仕事だからー」 「あんたの言葉は全然信用ならないのよ。 例によってメルヘンなんて欠片も無い仕事なんでしょ...
  • その他391
    リリカルなのはStrikers×HELLSING×TRIGUN 「ヴィヴィオと十字架な先生達」 どうもこんにちは、あたしたかまちヴィヴィオっていいます。 せいおうきょうかいサンクトヒルデまほうがくえんにかよう、ごくごくふつうのしょうがくせいです。 きょうはあたしのかようがっこうのことをしょうかいするね♪ <例えば朝のホームルーム> 聖王教会系列、サンクトヒルデ魔法学園。 様々な少年少女が日々青春と苦悩を謳歌する神に祝された聖なる学び舎である。 そして、その中のとある一年生の教室では朝から生徒同士がケンカをしていた。 なにぶん一年生の子供のケンカである、大したことは無いが当の本人達からすれば実に真剣。 ポカポカと飛び交う小さな拳に、周囲の子供らは心配そうな視線を投げかけていた。 特に少女、高町ヴィヴィオは友達の様子に目を涙ぐませ...
  • その他399
    突如として幽閉を解かれたスカリエッティだったが、その身柄には厳重に、高ランク魔導士による監視と護衛の手が届く範囲内に置かれていた。 彼が連れ込まれた一室は、殺風景な内装に、デスクとコンソルが置かれた事務室のような一角であった。 窓はなく、照明は薄暗い。 「一体どういう風の吹き回しかね」 両脇を固める魔導士に問いかけても、答えは返ってこなかった。 部屋には数人の、所属部署や階級を示すものがつかない黒服をまとった男たちがおり、スカリエッティにデスクへ座るよう促した。 「このコンソルはこの部屋の内部で完結するデータバンクだ」 挨拶もなしに、一番背の低い、しかし目つきが最も鋭い男が語りだす。 「なるほど、外と通信しようとしても無駄、監獄のシステムをハイジャックするなどという真似もできない、そういうことか」 鼻で笑いながらスカリエッティは返答する。自分に端末...
  • その他392
    夕暮れ、馴染みの商店街。 キャロは台に置かれた箱から手を抜いた。人差し指と中指の間には、四方形の小さな紙切れが挟まれている。 端を千切ると、それが袋状になっていることが分かる。途端、キャロの胸が高鳴った。 「キュクルー」 肩のフリードが、早くと催促するように鳴いた。頷き、紙切れを折り目に沿って破っていく。 全て引き千切ってしまわないよう、慎重に、慎重に。やがて、紙切れは端の一部分で繋がっているだけになった。 真剣な面持ちで、キャロは、紙切れの裏に書かれた数字を見た。 3。 ただそれだけだった。ただそれだけで、キャロには十分だった。 突如、ぱちぱちとけたたましい音が鳴り響く。 「三等賞! おめでとうございますっ!」 台の前で、赤いはっぴを着たおじさんが手を叩いていた。周囲の見物人も、おおと声を上げる。 商店街...
  • その他395
    OK,まずはいいニュースから行こう。 その日、世界は素敵な状態だった。 ロシアでは現在の政府支持派と超国家主義者たち――スターリンを崇拝し、旧ソ連復活を目論んでいるテロリスト集団が衝突して内戦状態。 一万五〇〇〇発もの核弾頭が、危機に瀕している。 で、中東のアル・アサドとか言う権力者と手を組むつもりらしい、この超国家主義者たちは。 別にいつものことだから、大して気にしてない。 もう一つ、こっちは悪いニュースだ。 俺は明日には第二二SAS連隊に配属される予定だったんだ。 だと言うのに、列車は人身事故で止まってしまっている。 SASの選抜試験を奇跡的に抜けたのはいいが、変なコールサインをもらって挙句この様だ。 神よ、いるなら答えてください。俺、何かしました? その日、二人の若者が出会った。 「――お宅も足止め食らったクチ?」 「ああ、これから故郷の国に帰...
  • その他397
    高町なのはは一人、魔法から離れ故郷の町を歩いている。 数ヶ月前、任務中に重傷を負い、現場から遠ざかっているのだ。 傷が癒え体が動くようになっても、無茶な魔法の使用によって蓄積されたダメージはなかなか消えず、故郷で静養する日々だ。 もう数ヶ月もすれば、いくらか後遺症はあっても前線には出れるようになるという。 だが、彼女は不安だった。たとえ戦いに戻っても、これまでと同じように力を震えるのか、と。 そんな風に考えている内に深みに嵌っている自分に気づいて、少しでも気分を変えようと町へ出た。 管理局の任務で他の世界に行く事が多く、そうでないときは学校か親友たちと一緒に過ごしていたので、故郷の町を歩くのは久しぶりだった。 そうしてふと足を向けたのは小さなゲームセンター。 優れた性能の家庭用ゲームがあり、またゲームセンターに集まる人たちにあまり良い印象を抱いていなか...
  • その他3
    スネーク「なぁ、大佐」   大佐「どうしたスネークため息などついて」 スネーク「俺はこれほど情けない任務についたのは初めてだ」   大佐「ああ、そうだろうな。私も正直不満に思っているよ」 スネーク「何故上はこんな任務を俺たちに出したんだ・・・分けが分からん」   大佐「私も同意見だ・・・スネークそろそろ目標がやってくる頃だ。通信を終わるぞ」 ガラガラ  なのは「皆で温泉なんて久しぶりだねー」 フェイト「うん、どのくらいぶりだろう」  はやて「大体半年振りくらいやなー」 スネーク「(何故俺が盗撮などしなくてはならんのだ・・・!)」 フェイト「ねぇ、あそこのダンボールへんじゃない?」  なのは「そうだね、何が入ってるんだろ?」  はやて「ちょっと見てみよか」 スネーク「(まずい!脱出だ!)」 フェイト「人が出てきた!?」  はやて「覗きや!」  なのは「逃がさ...
  • その他30
    この願いは我侭だと判っている。もしかしたら嫌われるかも知れない。でも諦められない。 そんな時、ある男の話を聞いた。曰く、その男に作れぬ物は無いという。 もしかしたらと思った。この望みは叶えられるのではないかと。 そして、八神はやては依頼する。 「お願いします。私はあの子に、リインフォースにもう一度会いたいんです」 「承知した────────ッ」 男の名はゼロ。神の手を持つ男。 単発総合目次へ その他系目次へ TOPページへ
  • その他38
    リリカルなのはs.CRY.ed 嘘最終話  カズマたちアルター使いと、なのはたち魔導師たちが目の前にいる変わり果てた聖王と対峙する。 「お前たち…我の家来となれ」 「絶対にノゥ!」 「そんなの無理だよ。私たちは…この世界が大好きなの!」  親しき者たちに拒絶され荒れ狂う聖王。 「どうして、私のモノになってくれないのぉ!!」 「当ったり前だろうぉ!」 「えっ?」  カズマの迫力のある声に怯える聖王。 「本当の手前ェを助け出す!そんな偉そうな態度なんて、お前らしくねぇんだよぉ」  懸命に呼び戻そうとするカズマに、心が揺れる聖王だったが…スカリエッティによって心を閉じられ傀儡へと成り下がる。 「これ以上の茶番は時間の無駄なのでね」 「手前ぇ!!絶対許さねぇ!!」  全身を黄金の装甲で覆った獣の姿をしたアルターを装着するカズマ。 「その姿は!?」 「さぁ!決...
  • その他35
    今日は珍しくなのはとユーノが二人っきりで街までやって来た。 そして二人が今いるのは「SEIYO」と言うデパートの屋上。 特に理由は無いが、とにかく二人は何故か屋上にいた。 その屋上ではなのはより下の学年と思しき数人の子供達が美味しそうにカレーを食べていた。 SEIYOデパートの屋上には安くて美味いカレーの店がある事でも有名だった。 さらにもう一つ、屋上には普段キャラクターショー等のイベント催されている舞台セットも 置かれているのだが、今日は政治家の講演会が行われる様子であった。 「新日本コブラ党」と言う政党に所属する議員の講演会。 その名も「国会議員世界を斬る」 でも流石になのははまだ9歳で、政治が分からない以前に選挙権も無いのだから 特に興味は持てず、そのままユーノと立ち去ろうとした瞬間だった。 「バイショォォォォォォォォ!! ダァァァァァァァァァァ!!」 ...
  • その他33
    管理外世界での、ギャオスとガメラとの戦いから数年後の冬。 始まりはミッドチルダ北部に落ちた隕石。なのは達アースラメンバーは調査に向かった。 調査中に謎の生物と呼応するかのように、巨大な植物が出現。管理局は草体の爆破を決定した。 「ココに向かってロストギアが高速で移動中!この反応…」 「……ガメラ」 レギオン来襲。 都市の消滅。 ミッドチルダ政府及び管理局は非常事態宣言を発令、レギオンの予想進路上に防衛ラインを引き、待ち受ける。 ナノハ2 レギオン、来襲 単発総合目次へ その他系目次へ TOPページへ
  • その他32
      376の裏で 忌々しげにため息をついて盗聴器のイヤホンを外す。 自分が聞きたかったのは、八神はやてがロストロギアを不法に所持している証拠であって、 断じてこのような三文芝居ではない。しかし焦る事は無い。時間はまだ有る。 不意に、室内にノックの音が響く。誰何の声をあげる間も無くドアが開かれ、 「どうもー。査察部のヴェロッサ・アコースでーす。中将にロストロギア不法所持の嫌疑がかけられているので来ましたー」 そう言いながら数名の男達が入ってくる。そして間も無く、 「査察官、保管庫より紛失していた秘匿級ロストロギア確認しました」 あり得ない筈の報告がもたらされた。 「カ、カヒッ」 そんな馬鹿な。自分はそんな物を持ち込んだ覚えは無いのに。混乱のあまり謎の声が口をついて出る。 「とリあえず、詳しい話は後で聞きましょうか。あと、若い女性に対して盗み聞きはあんまり感...
  • その他31
    引渡し場面 偶然戸口で会話を聞いていたリインフォースⅡ 「マ、マイスターはリインより、前のリインフォースさんの方が好きなんです…!?」 「リ、リイン…ち、違うんやこれは…、リイン…それは誤解…」 小さな手を取ろうとする 「いやっ!放して下さいです!、リインはいらない子だったんですぅ!」 駆け出すリインフォースⅡ 「リ、リインーーー!カムバッーク!」 「ふ…どうやらこいつは完成させる必要はなさそうだな…」 チャラ… 男の手には完全に再現されて、後ははやての魔力を注ぐだけの状態になった 完全な初代リインフォースの待機状態のデバイスが握られていた 「すいませんミスター…私は…」 「…行ってやるがいい…こいつは私が依頼料として預かっておこう…」 「ごめんなさい…私…リインー!」 はやてはリインの飛んで行った方向に駆け出した 「無駄になったか…...
  • その他37
    時は戦国の世 これは天下統一の夢を持って熱く激しく戦う漢女達の物語である 『第?話 川中島合戦』   (エ)見ていてくだされ!御館様!! ここは躑躅ヶ崎館。武田フェイト信玄が静かに書を読んでいる。 そこに一頭の武士を乗せた馬が滑り込んできた。 「御館さま! 御館さまあああああああ!!」 走り寄るエリオの声が屋敷にこだまする。 「おおう!エリオ!慌てるでない!!とりゃあああ!!」 「ぅおおおおおおおお!!!!」 フェイトの鉄拳がエリオの顔面に直撃した。 そして10メートル程飛んだところでエリオがむくむくと起きだした。 「流石!御館さま!!すばらしき鉄拳!エリオまだまだ修練が足りのうございます!!」 「おおう!!エリオよ。この度の戦大儀であった!で用とは何じゃ?!申してみい!」 「ありがたき幸せ!!実は上杉勢が信濃に進攻してくる様子であります!!」 武...
  • その他36
    なのはがタティアナサンの体と精神をボドボドにした日の夜、管理局の寮の裏では・・・ 「私の名前はキャロ・ル・ルシエ。 第6管理世界 アルザス地方少数民族「ル・ルシエ」で産まれた召還士。タバコを吸うやつは近寄らせない、エリオは嗜む程度。 夜10時には床につき、必ず8時間は睡眠をとるようにしている。 寝る前に暖かいミルクを飲み、30分ほどフリードいじりをしてから床につくと、 ほとんど朝まで熟睡です。赤ん坊のように疲労やストレスを残さずに、 朝は目を覚ませます」 「それがどうしたの?キャロ。まさかそれをを言うために呼び出したの?」 「私は常に心の平穏を願って生きている人間、ということを説明しているんです。 フェイトさんはいつも私のエリオを奪おうとする・・・。それがどれだけ私にストレスを与えているか理解できてますか?」 「そんなの私だけじゃないよ? それにエリオを好...
  • その他357
    ヴィヴィオの放つインパクトキャノン(中段突き)をかわしざまに合わせたSLBEXFBは―― 正確にヴィヴィオの体内のレリックを捕え――魔力を全身に激突させ―― あたかも核融合炉の如く体内での魔力振動激突を繰り返し生じさせ―― 典型的な半殺しの症状をつくり出し―― 既に意識を分断されたヴィヴィオの下顎へダメ押しのショートバスター 崩れ落ちる体に照準固定された―― エクセリオンバスターによる零距離射撃はヴィヴィオを更なる遠い世界へと連れ去り―― 全てを終わらせた!!! その間 実に2秒!!! 声を忘れた仲間達は―― ただただ目前の状況に十字を切るのみ これがもうじき20歳を迎えようとする冥王 高町なのは ベストコンディションの姿である 単発総合目次へ その他系目次へ TOPページへ
  • その他318
    『リリカル迷宮キングダム オープンダイス王国最後の日・外伝』  その日、百万迷宮の小国オープンダイス王国は、帰り来たりて破壊と暴虐の限りを尽くす先王レベデンコとの、最後の決戦に臨んでいた。  歩く迷核と化した狂王は無数の怪物を産み出し、末娘カチューシャやその盟友達の軍勢と血で血を洗うが如し激戦を繰り広げた。 「ミステル!まだか!」「ええと……これがこうで……」  カチューシャが友の一人、“ガンドッグプリンセス”イリア・ルゥ・レグニツァは配下の魔王ミステルが予言書を繰るのを急かす。 「これがこうで……よし、来ましたわっ!!」  そして、神殿のエレベータが低く唸り、一人の女性、勝利の鍵を送り届けた…… 「時空管理局から来ました、高町なのはです。  アレの頭を冷やさせればいいのですね……行くよ、レイジングハート!」 《Starlight Breaker》 ...
  • その他34
    彼岸島――本土から孤立したその島は、いつから『地獄』へと化してしまったのか……。 謎の吸血鬼ウィルス――ある化け物の血液を媒介に、それは瞬く間に島中に広がった……。 『雅』。全ての元凶にして異端の吸血鬼。首を落とされようと決して死ぬことのない不死身の吸血鬼。 静かに衰退していく、ありふれた過疎の島でしかなかった彼岸島。そんな光景はある日突然、本当に唐突に終焉を向かえ――そして地獄が始まったのだ。 『人』は諦めなかった。島民はレジスタンスを結成し、雅の勢力に対抗する。 それでも――圧倒的な戦力差だけは埋めることができなかった。邪鬼(オニ)と呼ばれる、ウィルスに感染した者が進化した異形。人を遥かに上回る怪力と体躯を持つ彼らを倒せる者はいなかった。ただ、二人を除いて――。 島民を救ったのは二人の戦士――。といっても一人は18の青年で、もう一人は9歳の少女である。 だが、青年『明』は...
  • その他310
    このメンバーは後にも先にも管理局最強だと確信する。 このチームで勝てんのやったら、それはむしろ制作スタッフの方がおかしいんや。 首都航空隊のエース! 「紫電一閃が君への合図」でだました女星の数! シグナム! 「引退までに300人」 男性局員の人気は高いが浮いた話は一つもなし! フェイト・T・ハラオウン! 「つーかなのは一筋」 人畜無害そうな顔に似合わず、召喚が凶悪なキャロ・ル・ルシエ! 「そう簡単には呼びませんよ」 近距離、遠距離どちらもこなす! しかし撃墜数はそこそこ! ヴィータ! 「いーんだよ遊撃手は」 部隊一の大食漢! にもかかわらずそのスタイルの良さは何なんだ! スバル・ナカジマ! 「その分消費してますから」 魔力量の少なさを脅威の練習量でカバー! ティアナ・ランスター! 「どうも。光栄です」 納得いかなきゃ誰で...
  • その他305
    全ての始まりはここからだったのだろうか? 「次回の検査は精密検査のためにここに行ってくれないかしら」 迫りくる強大な力 「次の標的が決定した、この少女だ」 「この少女の力を解明することが次の戦争の勝利に結びつくだろう」 対するは闇 「急ぎですまないが、急遽調べてもらいたいことが出来た」 「八雲君が焦っているなんて珍しいこともあるね、何?」 「調べてもらいたい人物の名は……」 圧倒的物量 「くっ、まだ援軍が存在するのか」 「このままだとこちらが疲弊するだけです!引きますよ!」 容赦無き戦闘 「じゃあね♪」 BANG!! 「なんで殺したんや、相手に抵抗はないのに」 「あいつはこちらの情報を握っていた、生かせばすぐに援軍がやってきて追い詰められる」 「でも……」 「おぼえといてね、これがこっちの世界だから」 ...
  • その他312
    フェイトに呼び出されたなのはとはやてはモニターに映し出されたモノを半ば呆れながら見入っていた 「これは3日ほど前、私が調査中にいきなり襲撃されて迎撃後、回収したモノなんだけど、その調査対象地域が・・・・2人の」 「地球の」 「日本って訳やな?」 「そう、武装解除と解析で今日まで掛かったんだけど」 「うゎぁ~ミサイルまで搭載かぁ」 「ほぇ~しっかしほんま日本の技術は凄いってゆうてもこれは行き過ぎやろ」 「ええ、これはあまりに異質過ぎる、ロストロギアの疑いすらあるの」 「へっ?それは考え過ぎ・・・」 無言で何か耐えるようにフェイトは端にあったモニターを中央で拡大表示した 「ふぇ?」 「はぃ?」 暫し静寂、後に爆発 「「補助がゴム動力???!!!!!??」」 あり得ない衝動に呆然の二人 「頼みがあるの・・・」 うつ向き消え入りそうな声で呟くフェ...
  • その他302
    『魔法中年アヴェンジャるでる』 別離の章  空が、燃えていた。  破壊神級空戦魔導師が二柱、ハンス・ウルリッヒ・ルデルとベルカの聖王の戦いは熾烈を極め、聖王の母艦、『ゆりかご』は撃沈一歩手前になるまで痛めつけられていた。  ルデルが両手には槍型のデバイス、右にヘンシェル、左にロースマン。  因みに、以前使っていたシャルノブスキーを与えた騎士ステーンはすでに敗れている。 「聖王よ、とうとう顔を見る事もなく貴様を倒す日が来たようだ……なっ!?」  その驕りが隙を生んだか、周囲を取り囲む20匹余りの有翼蛇の放つ高圧水弾がヘンシェルを貫いた。  迎撃しようとするも同時攻撃の負荷に耐えかね、ロースマンが機能不全に陥る。 「どどどどうしよう!?ルデル!」 「騒ぐな!まだお前がいる!」  ユニゾンデバイスのガーデルマンが慌てふためくのを一喝、その拳に魔力...
  • その他313
    タイトル『元機動六課のエース達とガンダムマイスターの遭遇』  時は新暦77年……  質量兵器が廃止された魔法文明が発達した世界『ミッドチルダ』。  この世界では2つの月から放出されている魔力エネルギーを、より安定したエネルギーとして確保するために建造された3つの軌道エレベーターが存在する。  その恩恵から漏れてしまった小国は貧困に陥り国内の情勢が悪化する一方だ。  時空管理局の発祥の地であるミッドチルダであっても、人同士の憎しみの連鎖を断ち切ることは不可能であった。  魔力保有者は、全て管理局へ入隊させられるため各国は法律を捻じ曲げ質量兵器の使用を了承させてしまう。  国への圧力を掛けられない管理局では、各国の動向を見守るしか方法が無かった。 539 名前:なのはとガンダム00のクロスSS ◆etxgK549B2 [sage] 投稿日:2008/03/24(月...
  • その他354
    聖王のゆりかご深部―― 「茶番はおかしいものでしょう?」 「もう少し見ていたかったけど時間が無くなってきたわ。そろそろ終わりにしましょう」 「貴女たちが今までやってきたことは、全て我々が計画した演習だったのよ」 「F計画とは――使い魔を超える人造生命の作成、だったかしら?」 「だが、それはジェイル=スカリエッティが組み上げた基礎理論を  プレシア=テスタロッサが発展、完成させたもののことではないわ」 「スカリエッティ。貴方が自分の意思で起こしたと思っているこのテロこそが、  そのための演習だったのよ。PT事件や闇の書事件を再現するためのね」 「管理局上層部の暗躍、特異性を持つ新入隊員たち、そして闇の書を模したレリック……。  それらが全て偶然だと本当に思っていたの?」 「ゼストやメガーヌの蘇生は『最高評議会』の指示。  スバルたちを八神はやてにスカ...
  • その他306
    注.これはリリ電climaxとはいっさい関係ありません 最初に逝っておくこれはカ~オスだ 僕、エリオは養母フェイトさんの思い出の地、97管理外世界に旅行に行きました。 途中船に乗ってた僕は 建築ミスか、相棒フリードが時空海に落ちました、その時不思議な青年がBJ無しに海に飛び込みました、彼はフリードを助けてくれました、僕が御礼を言おうとすると彼は「時の運航を保つのが役目だから」 と云って、突然消えました(後でわかったのですが偶々床がボロボロになってたそうです) ぼくは地球に来てからも彼の正体気にしました。 その日の夜、風呂に入ってた僕はカメラの音にビックリしました。 どうやら僕を女の子と勘違いしたみたいです、彼は僕に気付くと一目瞭に逃げ出しました。 彼の顔をみた僕は彼が数多の世界で性犯罪を起こし一週間前にフェイトさん達に牢獄されるも...
  • その他384
     予告!  機動六課解散から2年、ある日の夜、フェイト・T・ハラオウンは準ロストロギア認定博物館から割れた銅鏡を盗んだ犯人を追っていた。  その犯人はメガネをかけた男性で容姿も悪くないが何か気味の悪い雰囲気をかもし出していた。 「もう逃がしません!」  フェイトは自身のデバイス「バルディッシュ」を前に犯人を捕らえようとする。 「やれやれ、どうしたものやら……」  その時男が持っていた銅鏡が突然光りだした。 「な、何?」 「どうやら、あちらの方で何かあったようですね。折角なのであなたをちょっとした外史に招待しましょう!」  すると銅鏡の光が増し、光が治まるとその場にフェイトと犯人の姿がどこにも無かった。  フェイトは目を開ける。その時は朝だったが何かが違っていた。 「ここは……?」  フェイトの周りは先ほ...
  • その他301
     ポケットモンスター、通称ポケモン。  それは、ミッドチルダの森や川に棲む生命体。  それらは一説には人類より早く存在していて、とある地方では大地や海を作り上げたポケモンの伝説まで残っているという。  当初は時空管理局も大して気にも留めておらず、分かっていて見逃していたような節もあった。  だが、ポケモンリーグチャンピオン『レッド』や、その仲間によって潰されたロケット団の暗躍により、それが見直されることとなる。  そして二年前のスオウ島の事件がきっかけで、ついに管理局がポケモンの収集に乗り出した。  ……とはいっても、かつてカントー地方のとある学者が行っていた、ポケモン図鑑の作成によるデータ収集が主な目的だったのだが。 「――――そういう訳でこの役目に選ばれたのが、エリオ達三人って訳や」  そしてそれぞれが各地へと散り、ポケモン図鑑の作成を行う。  エ...
  • その他356
     まるで瀑布のように降り注ぐ気弾はその荘厳さとは裏腹に、一つ一つが人一人を殺傷せ しめるには十分以上の威力を秘めていた。修行を重ねた悟飯の体ですら容赦なく打ち抜き、 肉をこそぎ落としていく。 「う、がぁぁぁああああああ!!」  全身を針で貫かれるような痛みに耐えかね悟飯の口から悲鳴が迸る。それでも空にいる 17号と18号の顔色は一つも変わらない。作業のように両手から光弾を打ち出していた。そ の数は百を超え、千を超え、万にも至ろう。  ことここに至り、彼らからは油断の一文字は一切失われていた。どれだけ打ち倒そうと 死なず、力を伸ばし、その末に片腕になろうともあきらめない。一瞬ではあるが、二人が かりの彼らに悟飯は抗しえたのだ。その先が敗北でないと誰が保証できよう。  間違いなく、敵だ。玩具ではない。壊すのではなく、殺す。感情を交えぬ冷たい殺意を 胸に、人造人間たちは悟飯...
  • その他317
    ここに三人の鳥と腹話術人形と潜水服男が高町なのはの写真を見ながら色々と話し始めた。 ユガさん(鳥)「個人的には予備弾倉を付けたなのはさんが一番好きですッ」 マリンくん(人形)「どーしてあんなに軽快に飛べるのかな?」 サブ兄さん(潜水服男)「ウムッ、良いトコロに気付いたなッマリン君ッ それは、スマートななのはさんとは裏腹に放送禁止的までに予備弾倉を搭載為ているからだッ」 ユガ・マリン「「放送禁止!?」」 ユガさん「てか予備弾倉と飛行能力どーゆう関係?」 カチッ・・・ジュピーン、ドカーン サブ兄さんがユガさんに向けてパンツァーハァウストをユガに向けて発射。 サブ兄さん「やっと静かになったなッ」 《これよりィ~、原作著者の指定によりィ~、『カートリッジ』と言う言葉に対してェ~ ピ~ッ が入りまッすゥ~ッ!》 ユガさん「コシ周りに ピ~ッ を付けたのはスレ初かもなッ...
  • その他308
    小ネタ劇場 漫画版式神の城クロス 熱い兄貴達の叫び  「ディード、まだ邪魔が居る」  オットーが、地面を指差す。  炎に包まれ崩れ落ちる6課隊舎を背に、二人の男が立ちふさがる。  その姿をモニターで確認したグリフィスは、急いで二人に避難を促した。 「逃げてください! セイさん、ファイさん魔道師でもないお二人じゃ絶対に無理です!」  だが、そのグリフィスの言葉を二人は一喝した。 「「だまれ小僧!」」 「この地に何故か現れ倒れていた、我らを救ってくれた人々を」 「助けなくて何が男か!」  二人の目に決意と言う名の炎が灯る。 「今から我らは、アラダに戻る」  二人はありふれた普段着から、それぞれ白と赤の重厚な鎧を身に纏う。 「見ていろ大切な者を守ると誓った男の生き様、そして決意を」 セイは虚空から冷気に包まれた剣鈴を取り出し、ファイは炎に包まれた剣鈴を取り出す。...
  • その他355
    第97管理外世界とは違う世界にある『地球』 企業の飽くなき欲望により滅びつつあるこの星にある異変が起きた ローディ「やはり、見付からないか」 リリウム「はい、No1オッツ・ダルヴァ様 No10ハリ様 共に未だ行方不明です」 ウィンD「アルテリア襲撃も彼等の失踪と共に停止…これは偶然と言って良いのか」 王小龍「ここで騒いでも始まらんよ 大事なのはランク変動と切り札を失ったオーメルの扱いだ…楽にいくまい」 彼等は知らない 「若き革命家」が「作られた狂科学者」と出会いこの世界を去った事を そして始まる戦い…全ては マクミリアン「人類未来の為に!!」 アーマ-ド・コア fLA(for Lyrcil Answer) クロノ「十二箇所同時襲撃!?」 リンディ「ええ、XV級3 L級2 地上施設7 が襲撃され移送や封印中だったレリック、ジュエルシードなどのロ...
  • その他374
    それはJS事件が終わった後におきた世界の終焉・・・ なのは「何・・あれ・・」 異界より現れし異生物、世界を覆い尽くし、 フェイト「魔法が効かない!?」 人々を飲み込み、秩序を飲み込み、法を飲み込み、 キャロ「これって・・・」 エリオ「ロストロギア!?」 そして世界を絶望に染め上げる。 スバル「くそ!何なのコイツら!?」 ティアナ「知らないわよ!とにかくやるしかないわよ!」 世界が絶望に飲み込まれる瞬間、神は世界に一つの光を落とす。 シグナム「主!」 ヴィータ「なんだコイツら!蟲!?」 はやて「広域殲滅魔法もあの蟲が盾になって効かん。どうすれば・・」 その光、世界に伝承者を生み、世界の全てを委ねる。 キャロ「エリオ君、しっかりして!」 エリオ「キャロ・・、僕は・・もうだめ・・みたい・・」 キャ...
  • その他320
    「……クソッ! またなのか!? また助けられないのか!? ……なんとか、ならないのか!?」 隊長である以前に、消防員として助けに行きたい、なのに助けにいけない。何も出来ない苛立ちを地面に打ち付けた 「……誰かぁ! 誰か娘を!? 娘を助けてぇ!」 母親の悲痛な叫びが響く だが誰もが呆然と見上げるしかない 懸命な消火活動も実を結ぶことなく火は轟々と燃え続ける ホテルを焼き尽くし、溶けた硝子が炸裂し、黙々と黒煙が吐き出される 誰もが子供の生存を絶望視した、誰もが子供の死を幻視した。 ――コレが絶望 だが居るのだ そんな絶望を打破し、希望にへと塗り替える規格外が どんな場所にでもたどり着き、必ず取り残された人を助け出す規格外が確かに存在するのだ 「た、隊長! 特救です! 特救が到着しました!!」 「特救だと? 何を今更! こんな大火事じゃ魔導師だろ...
  • その他349
    烈火の恋歌  ~夢路~ 「…では」 ……さらばだ  シグナムは少しだけ最後に少しだけ微笑み、背を向けた その背にややあってベナウィの声がかかった 「…最後に…最後に、一つだけ言わせて下さい」  シグナムは強いて振り返らなかった、静かに語るベナウィの言葉をその背に聞きながら、だが少しずつ歩み始めていた  ざっざっざっざ…その歩みはやがて走りだし、夜の草の野を駆け出し、そして宙に舞い上がった 満月の空に舞い浮かぶ愛する人の孤影を眩しくベナウィは見上げていた  「ありがとう…感謝しています、私は…」  ベナウィはむなしく口を2,3開閉させ夜空を見上げた、まだ間に合う、それは言える だができなかった、もう、彼女には帰るべき場所と理由があり、私には守るべき国と約束があった 言葉とは…何と陳腐なものでしょう…いや、...
  • その他386
    「~白金騎士~因果の章」 轟――ごう――業! 炎の瞬く音、焼け落ちる瓦礫の山の崩落音、砕け散る人体の音、人々の悲鳴――!! 男はその中を走り抜ける――大地を、壁を、天井を足場に駆け抜け、一人でも多くの民を救うために。 地上本部の中央タワー、その高層建築は炎に呑まれ、崩れ落ちる寸前であった。 その場所にいる男の命運は尽きたかに見えたが――。 だん。 健脚――ガラス窓を突き破り、男は眼下の地上まで落下する。 常人であればミンチになって死ぬことは確実。 であれば、男――騎士は高層建築の壁の凹み、それを利用して減速していく。 とんでもない速度で繰り出される指先は、確実に加速を弱めていき――着地。 同時に白銀色のロングコートが翻った、と見えた刹那。 凄まじい剣速――僅かに身体を捻った騎士は、左腰に佩いた直剣を抜き放ち、一刀の下に三匹の悪魔を斬り捨...
  • その他352
    クラナガンのビル街の一角にあるマンション。 その中にある部屋のひとつから出てきた恰幅のいい男――レスト・アンリは上機嫌だった。 時空管理局高官と深い繋がりがあるこの男は、簡単に言うと強姦魔である。 基本的な手口は一つ、魔力が無く社会的身分の低い20歳以下の女に目をつける。 権力をつかい住所を特定、その後その女の家に魔法を応用して押し入り襲う。 その情景を自作デバイスに録画し再度会うことを誓わせる。 もし、相手が勇気を出して訴えた所で権力で握りつぶせる。 問題はまったく無い、とレストは思っていた。 なんといってもミッドチルダでは魔力を持っている人間は優遇されやすい。 さらにレストはAA+の元武装局員、これでは―― 「何言ったって無駄だ…クック」 思わず呟くとレストの思わず笑った。 さっきまで自分がいた部屋には女が一人何もできずに泣いているだろう。 だが彼...
  • その他316
    傷ついた彼女、私の一番の親友 彼女が宙を舞う 紅蓮に染まる彼女のバリアジェケット 無残に裂かれる彼女を守る鎧 心ない刃で彼女のからだが割かれるのを 私はただ見ていることしかできなかった――――― ――――――――とある魔術の禁書目録×リリカルなのは――――――――― 「どうして…ねぇ、クロノ!」  俯くクロノ、それに駆け寄り服をまるで今にも引きちぎりそうになるほどの握る金髪の少女は叫んでいた。 「傷だけじゃないの、無理しすぎた彼女自身の心に成長してない体がついていけなくなったのも原因です… もしかしたら、もうなのはちゃんは…」  小さな医療室、小声でシャマルがつぶやくのを聞いて彼女はクロノの服を握り閉めながらそのまま膝から泣き崩れた 言えない真実。彼女の前で私は笑顔でいたかった。今だに復帰を考えている彼女のその姿を見るのがあま...
  • その他304
    嘘予告「リリカルなのは×禁書目録」 「人間のロストギア指定? それって珍しいことなの?」 「オーパーツ、オーバーテクノロジーなどがロストギアに認定されるのに人がそんな存在だとおかしいでしょ?  それに人の場合はランクが与えられると思うわよ」 「そっかぁ。でも噂なんでしょ?」 「そ、あくまでも噂よ」  ティアナとスバルの何気ない会話、ある紅茶が美味しい喫茶で行われる日常。 「ちょっと待ってください。魔道師ランクFの少女にロストギアを認定?」 「管理局の上層部により決まったことだ。聖王教会からの進言でもある。八神はやて二等陸佐」 「聖王教会から…ですか」 「そうだ。聖王教会は以前からこの案を申請していたのだよ」  管理局の本部の一室で繰り広げられる何やら何かがありそうな会話。 「第97管理外世界、である人物がロストギアに認定されたわ… 『1...
  • その他314
    リリカルブレイブサーガ ライバル編 宿命のハンター 「確保してもらいたいのはこのロストロギアだ。やってくれるな?」 老人の声が響き、それに若い男の声が返ってくる。 「いいだろう、やってやる」 「デバイスにはこいつを使え、名はソニックじゃ」 老人は男に待機中のデバイスを手渡した。 「フン……タイプは?」 「強いて言うなら基本構造に利用したユニゾンじゃな」 「どういうものだ?」 「お前さんにわかりやすく説明してやれば姿を持ち使用者と融合し、 戦闘の助けをするインテリジェントといったところか…… まあ、暴走すればメインとなるのが逆転するという欠点があっての。じゃがこいつはそれを逆利用しておる。 人格のための姿こそあるもののデバイスの意志……人格を持っておらん。 ゆえに本来のユニゾンデバイスのように主従の逆転など発生せん。 まあ、それは...
  • その他351
    「そういや、井之頭さんってお酒呑まれへんの?」 「ええ。前世によほど酒で痛い目にあったとみえて……」 「でもさー、ゴローの売ってるコップみたいなので皆は酒呑むんだろ? 昨日ドラマで見たぜ」 「コップではなくグラス。ヴェネティアグラスだ、ヴィータ。  しかしそれなら、井之頭殿は甘いものを好まれるのでは?」 「ええ、まあ……どちらかというと」 「あら。それじゃあ井之頭さん、駅前にすっごく美味しい喫茶店があるのは知ってます?」 「いや、知りませんけど……喫茶店ですか?」 「ええ、とっても美味しいお店なんですよ。是非一度行ってみてください」 「いやぁ……喫茶店に男一人で入るのも、ちょっと……」 「それは大丈夫や! とっても入りやすいお店なんよ?」 「ほう……」 孤独のグルメ ...
  • その他319
     静謐の暗室に一筋の光が差し込んだ。  光源は扉の解放によって外部から差し込んだもの。そして光ある外部から暗室に入ってくるのは一人の女性、栗色の長髪を左側で結わえた高町なのはだ。 「…………………」  入った所で扉を閉め、なのはは暗室の奥へと歩を進める。何も見えない空間を幾らか行くと、 「――待ちくたびれたよ」  若さのある男の声がした。聞き届けたなのはの表情は、怒り。 「貴方なのね? ……フェイトちゃん達を昏睡させたのは」  なのはの憎々しい声色に、しかし軽薄な男の声が返される。 「ちょっと違うかなぁ。……フェイト=T=ハラオウン、八神はやて、クロノ=ハラオウン、シャッハ=ヌエラ、etcetc……。そいつ等全部、俺がやったよ」 「……誰なの」  その答えになのはが叫んだ。 「貴方は一体誰なの!? どうしてこんな……みんなを元に戻して!」 「それは出来ないな」 「...
  • その他311
    リリカルブレイブサーガ 恋する乙女は一億ギガトン編 魔法少女シャラララ シャランラ レジェンドラへとたどり着き、新たな冒険を始めたタクヤ達。といってもそれまでと違い明確な 目的地もなく、とりあえず地球に帰還。秘境の遺跡を回ったなりしながら、 未だに騙されたことに気づかず、ウルトラスーパーデラックスレジェンドラなんてものがあると思って 追っかけてくるワルザック共和帝国皇帝トレジャー・ワルザック一味との追いかけっこを興じていたのだが…… 「はあ……」 勇者にして現在はサメ型の宇宙戦艦形態のキャプテンシャーク。 その上で外の空気を吸いながらため息をついている青年がいた。 彼の名はワルター・ワルザック。ワルザック共和帝国第一王子にしてキャプテンシャークの主である。 「父上もいい加減、お子達の嘘に気づかんものか……」 騙されて追っかけてきている皇帝...
  • その他315
     機動六課所属、グリフィス・ロウランのメモより抜粋、メモにつき敬称略 魔法防御リリカルラッセル  ラッセル・バーグマンは機動六課に招かれました!  ラッセルはヒリュウ改オクトパス隊で隊長の背をまもる縁の下の力持ちです。  刈り込んだ茶毛髪に、常時こまったようにへの字を描く眉、自信なさげな口もと。  情けない柴犬をみているような気分になるのは――いえ、なんでも。  たとえばこんなときに、ラッセルは役に立ちます! ―― 「スバル!」 「え……!?」  ティアナが『必中』の意思のもとに放った魔力弾の一つがウィングロードをはしるスバルへむかった! 直撃コースだ! 「スバルさん! ここは自分が!」  量産型ゲシュペンストmkⅢが暴走したクロスファイアシュートを受け止めました! ゲシュペンストの装甲が特に固い部分――増加中空装甲『チ...
  • その他362
     白い月の照らす中、私は一人、巨木の元で瞑想をしていた。  ……いや、瞑想というには、心が熱くなりすぎる。少しも平静でいられない自分に、今更ながら苦笑が漏れる。  仕方がないのかもしれない。今日こそは彼女に逢える。そんな予感がする。そんな時に、「平静で居ろ」と言う方が無理だろう。  とは言え、別段約束があるわけでもない。いや、そもそも、「彼女」が何者なのか、何処に居るのか、それどころか名前さえも知らない。  だからこそ「予感」。そして、それは何度も裏切ってきたものでもある。  今までにもあった事だ。こんな予感があり、ただ一人待ち続け、夜が明けて落胆とともに帰る。それは、何度も繰り返した儀式。  だが、それでも構わない。ただ、彼女に逢えればいい。それだけでいいのだ。  だからこそ、ここで待つ。約束も何もない彼女を待ち続ける。  ここ――世界樹の下で。  故郷を離れた私...
  • その他309
    「南光太郎の追跡」 (…………おかしい) 南光太郎は、眉間に皺を寄せて思い悩んでいた。 ここ数日、キャロの様子が妙に余所余所しいのだ。 瞳を合わせようとせず、会話も少ない気がする。何か気に障ることでもしたのだろうかと記憶の海に潜ってみたが、何も得られずに終わった。 もしかしたら、記憶にも残らないような些細なことなのかも知れない。 そこで光太郎は朝食後、仕事に出かける前に思い切ってキャロに聞き訪ねてみた。 「なあキャロ。何か俺に、隠し事をしていないか?」 特に何かが無くなったという訳でもなく、昔おねしょをした時だって、キャロは顔を真赤にしながらも白状したのだ。疑う余地などなかったが、何かの糸口になるかも知れない。 そう思っての問いだったが。 「なななな何もありませんよ!?」 ある。絶対にある。 首を高速で横に振り、裏返った声で否定...
  • その他323
    part1 村正  村正。  一般にそう呼ばれる日本刀は、千子村正なる刀匠のものであるとされる。  この名を持つ刀が忌避される理由とされるのが、徳川家康が忌避したから、というものだ。  家康の父、祖父を殺した刀が村正であり、また家康の嫡男信康が切腹した際に用いられたのも村正。  また家臣が誤って取り落とした槍で家康が負傷し、調べたところ此れもまた村正作だったのだ。  このような経緯から村正は「徳川に仇為す刃」として公にも忌避されるようになり、  後年、村正はフィクションの世界で妖刀の名を欲しいままにするようになったのだ。  しかしながら、これは単に徳川の本拠地であった三河こそが村正の生産地であり、  必然的に村正の絶対数が多くなったが故の偶然である、というのが現実的な見解である。  また刀匠としての村正の力量は疑うべくもない。  彼の本田忠勝の持つ名槍「蜻...
  • その他381
     ――エリオがジェイル=スカリエッティ一味に組することとなった切欠はこうだった。  本名<エリオ=モンディアル>はプロジェクトFと呼ばれる人造魔導師計画によって生み出された。  その真実を知った時、彼は研究施設に送られたが、その一年後には偶然と運を味方にしてそこを脱走した。  それからは、路地裏を這う虫ような生活だった。  実の両親だと思っていた人間に裏切られ、施設で囚人のような扱いを受けていたエリオの心には、世の中の全てを憎む意思が疼いていたが、しかし所詮は子供でしかない。  この巨大な社会という化け物の腹の中で、親の加護を失った無力で憐れな子供の行き着く先など決まっている。  人生に捻くれた大人達に殴られ、飢えに苦しみ、そんな日々を過ごすうちにエリオは少しずつ絶望していった。 『これは運命なんだ! ボクはもうすぐ、父さんと母さんがそうしたように誰...
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