リリカルなのはクロスSS倉庫内検索 / 「キャロが千年リングを見つけたそうです13話」で検索した結果

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    ...ル剣(ブレイド)氏 キャロが千年リングを見つけたそうです13話 ロックマンゼロ第3話 s.TRI..ed氏 りりかるな黒い太陽一話 超魔法重神氏 魔術士オーフェンstrikers5-1話 魔術士オーフェンstrikers6話
  • キャロが千年リングを見つけたそうです13話
    XV級次元航行艦クラウディアの艦長、クロノ・ハラオウンが本局にある義妹の部屋を訪れたのは偶然。 定期メンテナンスの為に本局に立ち寄り、補給の都合で出港まで僅かながらスケジュール上の空白が生じる。 何時もは通信の画面越しである義妹 フェイト・T・ハラオウンの顔を見ようとクロノは思い至ったのだ。 スケジュールを確認すれば午後から外出予定だそうだが、それまでは自室にいると言う回答。 「フェイト、クロノだ」 『いらっしゃい。チョッと立て込んでるの、入って待ってて』 クロノが執務室のインターホンを押せば、すぐさま帰ってくるフェイトの声。 言われるままにロックが解除された部屋に入った彼は僅かに感じる違和感に首をかしげた。 執務官に割り当てられる執務室はそれなりに広い。一つの事件を解決と言う形に導くには多くの準備が要る。 証拠を揃えたり、その事例がどの法を使って裁くか...
  • キャロが千年リングを見つけたそうです1話
    「? なんだろう……これ」 キャロ・ル・ルシエがそれを発見したのは『引越し準備の偶然』だった。 どんな人間でも遭遇しうるありきたりなイベントにより、彼女はそれを見つける事になる。 必要な物をまとめ、要らない物を整理していた時に荷物が詰まっていた古い箱の底から。 金色の大きな輪とその中にデフォルトされた一つ目が刻まれた三角形。 輪からは数個の楔が垂れており、全てが埃の中で確かに輝く金色をしている。 紐がついているコトから首に提げて使うと言う事も理解できた。 「何か大切な物なのかな……」 少なくともキャロ自身の私物ではない事は直ぐに解る。 何せ新しいものが少なく物持ちが良い小さな集落、この生まれた頃に彼女に与えられた箱も何世代も前から使われる骨董品だ。 ならばその神聖な雰囲気から村に伝わる祭具か何かだろうか? 「なんだか不思議な感じだし……お祭りか...
  • キャロが千年リングを見つけたそうです6話
    「う~ん……」 『朝だぜ、相棒』 「あと五分だけ~」 『しょうがねえな……さっさと起きやがれ! じゃねえとテメエのその貧相な(検閲済み)を(検閲済み)で(以下ずっと削除)するぞ!!』 「ワキャ~!!」 突然アレな言葉を大声で連呼されたキャロは顔を真っ赤にして飛び起きた。 いかに聞きたくなくても精神的に喋りかけてくるバクラの声は決して耳を閉ざせない。 起きて辺りを見渡すとキャロは不意に自分がどこに居るのか思い出せなかった。 自分が寝ていたのはダンボールでも、公園のベンチでもない。 スプリングが僅かに壊れているかもしれないが、確かに軟らかいベッドの上。 シーツの上で丸くなっていたフリードリヒも大きく欠伸を一つ。 「キュウワゥ~」 周りには壁があり、下はフローリングされ、天井があるので野宿でもない。 壁には窓があり、朝の光が差し...
  • キャロが千年リングを見つけたそうです15話
    「はじめまして、キャロ・ル・ルシエといいます!」 ティアナ・ランスターは目の前で手を差し出しながら、ニコニコと微笑む少女について計りかねていた。 横から彼女の訓練学校時代から続く腐れ縁、スバル・ナカジマが元気に挨拶しながら、小さな少女の手を握ってブンブン振ってる。 今彼女達が居るのは新しい職場 遺失物管理部機動六課隊舎、その食堂。 そこでスターズ、ライトニング格分隊のコールサイン、3と4をそれぞれ得た彼女達は飲み物が置かれたテーブルを挟んで向き合う。 六課発足の為、部隊長たる八神はやての挨拶などの予定を控え、軽い自己紹介と能力や経歴の確認などをしている。 キャロは四人のうちで誰よりも小柄であり、年下だろう。特徴的な桃色の髪と薄い藤色の目。 着慣れない感じの管理局員の制服の下、僅かに見えるは金色のリング。中央に目が刻まれた三角形、リングの下部には...
  • キャロが千年リングを見つけたそうです番外編
    「たっ! 大変です、バクラさん! 今日は2月14日ですよ! バレンタインですよ!?」 「そうだったな……で?」 「で?……じゃないです!  他の世界ではストロベリーだったり、カオスだったりな素晴らしいバレンタインを過ごしているのに…… どうして私達はシリアス真っ只中!?」 「しょうがねぇだろ、現在最大級の山場だぜ?  オレ様も脱ぐと早くなる露出狂執務官を、どれほど素晴らしくブチ殺すかを考えるのに忙しいんだ」 「バクラさん……バレンタイン的なことしたいです」 「あ~ん? 興味ねえよ、チビ竜とでも戯れてろ」 「ちょっとで良いんです、一緒に……ね?」 「……しょうがねぇな、付き合ってやるか……」 「はい! ありがとうございます!!」 とまあそんな話があったりなかったりして、この先のお話は本編とは一切関係ないものと明...
  • キャロが千年リングを見つけたそうです5話
    人が集まる場所には決して欠かせない要素として『娯楽』がある。 その質は対象者の金銭力で広く変化するが、根本的なモノは共通しているといって良い。 例えば「酒」もしくは「賭博」、「ショー」に「女」など様々だ。 第六管理世界内では発達していると言われるその街も娯楽には事欠かない。 数多ある娯楽の提供場所の中でも、そこはもっとも華やかで……負けない位にキナ臭い。 複合的な娯楽の施設としてカジノ兼ショーバー、ついでに表に出せないものを少々。 上記のステキなミックスで生まれたその場所を束ねるのは、やはり黒い人達。 それでも華やかになるには充分な理由が存在する。 金持ちの良識派はいわゆるスリルと箔を求めてやって来たし、金持ちの悪い人たちは悪巧みの隠れ蓑として足繁く通う。 二種類の金が渦巻くその場所 ヘブンと言う安易な名を与えられたカジノ兼ショーバーは内情など外に漏らすまいと...
  • キャロが千年リングを見つけたそうです2話
    「バクラさん……私、凄い発見をしました」 「あん?」 「外の世界で生きていくにはお金が必要なんです」 「そうだな」 「お金がないとご飯も食べられません」 「知ってる」 「そしてお金はお仕事をしないと手に入らないんです」 「だから?」 「お仕事を探したいと思います」 と言う事で…… 『キャロとバクラが就職活動をするそうです』 『とりあえず『盗み』だな』 「……何がですか?」 『仕事に決まってるだろうが?』 「却下」 山奥のアルザスの村から三日ほど歩くと辿り着ける街がある。 田舎の地方都市なのだが山奥の村に篭っていた少数民族の少女からすれば未知の領域。 街では目立つ民族衣装と、首から提げた大きな一つ目が彫られた金色のペンダント。 それに不安げに辺りを見回す様子から...
  • キャロが千年リングを見つけたそうです7話
    大質量を効率的・経済的に輸送する手段として昔から取られていた方法はなんだろうか? 答えを先に言ってしまえば『水に浮かべる』のがもっとも効率的かつ経済的だ。 陸路で台車が発明される前に人は水に物を浮かべて運んでいたとも言われる。 現在では『空中を飛ばす』と言う手段も存在するが、それには多大な経費が掛かる上に質量・物量が莫大なものを運ぶには適さない。 故に人が空を飛び、時空の壁を越える昨今でも大きな荷物は水路 船を使って大量に運ばれている。 ここは第六管理世界の中でも発展した都市の港。時は夜、僅かな照明が停泊した数多の種類の船を照らす。 昼間ならば忙しなく稼動する港も夜は休息の時間、そんな時間に緊張を孕んで動く一角がある。 イヤ……そこは誰もが眠る時間だからこそ動いているのかもしれない。 コンテナ船から降ろされる一つのコンテナ。その着地点で睨み合う二つのグループ。 ...
  • キャロが千年リングを見つけたそうです11話
    (パターン1) 「あっあんなの聞いてないぞ!」 大きな屋敷の中、余りにも不審人物といった黒装束に目出し帽の三人組が、僅かな光源となる燭台の下で震えていた。 彼らはいわゆる暗殺者……幾分か精度が劣るので鉄砲玉といった存在だった。与えられた仕事は酷く単純で、この館の主を殺すこと。 その人物が持つ権利が組織の運営上で邪魔になると言う理由なのだが、そんな事に興味は無い。 問題はどれだけスマートに、確実に殺して賃金を貰うかという一点に過ぎないのだから。 「そうだ! 護衛はガキと小さいトカゲだけだって言われたのによ!」 この仕事を行うのに重要になってくるのは護衛、つまり殺しを邪魔する存在だ。 その有無、量、質は全て調べつくした。その結果として得られた結果は「少女と不思議なトカゲ」だけ。 余りにも貧弱、余りにも容易い仕事のはずだった。それが…… 「なんだ...
  • キャロが千年リングを見つけたそうです16話
    「さっそく訓練するあたり、なのはちゃん気合入っているみたいや」 「そう言うはやては気合入れて報告書を書かなくて良いの?」 「……戦士には休息が必要やねん、フェイトちゃん」 「…クスッ」 陸、海問わず部隊長のパイプをフル活用した潤滑な資金により誕生した、陸戦用空間シュミレーター。 高度な魔力操作・凝集技術により、一瞬で立体的構造物を構成し、数多の状況を再現できる最先端訓練施設。 それを見下ろすように六課隊舎の屋上に立つ二人の女性。どちらも管理局の制服に身を包んでいる。 機動六課部隊長の八神はやてと、機動六課ライトニング分隊分隊長であるフェイト・T・ハラオウンだ。 「さて……新人達のお手並み拝見といこか?」 二人の周りに集まる宙に浮くウィンドウには、展開された廃墟のビル郡に隠れてしまった新人フォワード四人の姿。 各々がお揃いの訓練用に服に...
  • キャロが千年リングを見つけたそうです17話
    私 遺失物管理部・機動六課のスターズ分隊の分隊長、高町なのはは大きくため息をついた。 今まで教導隊と呼ばれるエース育成の仕事をして来た私は、この新しい職場でも新人フォワードの訓練も任されている。 タメ息の原因、悩みの種はそのフォワード達だ。出来が悪い? 使えない? そんな事は無い。 どの子も魔道師としては優秀だし、各分隊のフォワードの一人ずつは優秀な指揮官としての才能もある。 でも……その指揮官としても優れた二人のフォワードの関係が最悪なの。 「ミッションコンプリート……だけど私の言いたい事が解るかしら? 泥棒トラ」 私の分隊の指揮官候補、オレンジの髪をツインテールにした銃型デバイスの使い手 ティアナ・ランスターが睨みつける先…… 「えっとですね? まずは落ち着いて話し合いを……」 困った表情を浮かべる桃色の髪の少女は、ティアナよりも...
  • キャロが千年リングを見つけたそうです3-1話
    題名に行きつくまでの流れを簡単に表現します。 「……お仕事が無いんです」 『町中周って全てにお断りを貰ったのを、一番近くで見てたから知ってるぜ』 「ついでに蓄えも尽きました」 『かれこれ一週間か……あんだけの金でもった方だろうさ』 「さらにこんな約束までしてしまいました」 『何故か相棒名義になっている借金の契約書の事か? 町外れに住んでる独り身の婆さんが、息子を都会の学校にやる為に作った借金を代わりに払わなきゃならねえんだ!?』 「だってあのままだったら息子さんも学校に行けなくなっちゃいますよ!?」 『相棒……脳味噌死んでんのか?  現在進行形で学校どころか明日の食費も無いお前が……どうすんだよ? 期限は三日後! お前が今すぐワリの良い仕事を見つけても返せる額でもねえ』 「うぐっ……ゴメンなさい、バクラさん。」 ...
  • キャロが千年リングを見つけたそうです8話
    「やぁ、また会ったね」 「えっと……リニスさん?」 キャロが数日前に偶然であったその女性と再会したのも、また大変な偶然の結果。少なくともキャロはそう信じていた。 場所は何時もの町の一角、小奇麗に整理された表通り。キャロの身を包んでいるのも余所行きと見て取れるスーツドレス。 一方、リニスは以前会った時と同じ黒いスーツに稲妻模様のネクタイ、サングラスに白いコートをビシッと着ていた。 「えっと……そっちの子は?」 「フリードリヒって言います、私の竜です!」 「キュクウ~」 もはやキャロのトレードマークとして、マフィアやその関係先で認知されるフリードは、今日のようなお使いにも同行する。 それまでは余りに目立つ為窮屈なカバンに押し込められていたから、とにかく外に出られるのが嬉しいらしく一鳴き。 「わぁ……竜を使うって事はアルザスかな?」 ...
  • キャロが千年リングを見つけたそうです3-2話
    『凄い……』 「な? 盗賊王様の勘は正しかったろ」 「キャウ~?」 初成功の召喚魔法(かなりアレンジ)の結果、掘りあがった僅かな隙間、しかしキャロの体なら充分な隙間から中に入った。 そこに広がるのは見慣れない文様で彩られた石のトンネル。等間隔で自動的に着火した松明が、この場所が人工物であると確証させた。 『あの壁画……竜魂召喚の場面かな? つまりココは……』 「アァ、相棒のご先祖様が残した場所って訳だ」 現在体を動かしているのはバクラ。何故かといえば遺跡には当然付き物である……『罠』の為。 もちろん先頭と彼等の左右を守るように首なし騎士を歩かせている。時たま飛んでくる弓矢も彼らの鎧を僅かに貫くだけ。 普通ならば鎧を貫かれたら中身の人間が負傷するのだが、彼らはまさに鎧だけ。負傷する中身など持ち合わせては居ない。 それでも避け切れなかった...
  • キャロが千年リングを見つけたそうです4話
    そこは第六管理世界と呼ばれる次元の中では発達した都会と言われる都市だった。 他の次元世界との連絡船や貨物船が航行し、無数の物資と人を行き来させる。 当然そこには利権が生まれ、金が生まれ、金持ちが生まれ、街が栄える。 利権はさらに人を集め、その中で二種類の人種を作った。つまり……持つ者と持たざる者。 二つの人種は街を特徴的に染め分ける。つまり光の部分と闇の部分。 キレイな通りのすぐ後ろ側、夜にも光が絶えない表通りのハズレにそんな場所はある。 古いレンガの壁が並び、僅かな街灯が頼りなく辺りを照らす。だが足りない! それではこの闇を払うことも、そこに隠れる弱者にして無法者を照らす事も。 もちろんそんな場所は犯罪が横行し、夜にもなれば歩く者も僅か。 特に女子供なんていう犯罪の対象に成り易い者は……だが彼女は歩いていた。 特徴的な民族衣装のようなフード付きのローブを被...
  • キャロが千年リングを見つけたそうです10話
    「勝った……」 キャロ・ル・ルシエは現在の状況からそのように判断した。 召喚魔ダーク・ネクロフィアの憑依により動きを束縛・攻撃を封じ、ダーク・ネクロフィアが倒された事により発動する儀式魔法ウィジャ盤で死を宣告する。 離れた場所で蹲っているフェイト・T・ハラオウンさんにはどうする術もないはず。 つまりこちらの勝ちだ。問題はこのままだと彼女を殺してしまうことだろう。 ソレを何とか回避する方法は無いものか? そんな事にキャロの思考が移りかけた時…… 『おいおい、相棒。まさか「勝った……」なんて安心してんじゃねえだろうな?』 「え?」 千年リングに宿る邪悪な意思にして相棒 バクラに釘を刺された。それはもう盛大に。 キャロだけが見えるバクラの姿も言葉通りに警戒を緩めた様子はない。むしろ今まで以上の緊迫感が満ちている。 「どうして……ですか?」 ...
  • キャロが千年リングを見つけたそうです19話
    人間は『蟲』と呼ばれる陸生節足動物全般を嫌う傾向がある。 その理由を考えた時に浮かんでくる理由は概ね二つが考えられるだろう 一つは人間という生物の形態から大きく逸脱した構造を持っているゆえの驚き。 もう一つははるか昔、もしかしたら別の次元で……人間の先祖が虫に狩られていた記憶による恐怖。 「わぁああ!!」 「撃てって! 撃てぇえ!!」 いまホテルアグスタのオークション警護を任せられた地上本部の陸士部隊は混乱の極みにあった。 節足が擦れあい、顎足がぶつかり合う不快な音を立てながら、進軍してくるのは虫たち。 アリ、ゴキブリ、ノミ、カブトムシ。カタカナ表記をした文字だけならば、とても小さな存在を連想させるかもしれない。 だが……ソレらはデカイ。それらが進むたびに木々が悲鳴を上げて薙ぎ倒されていく。 「ちくしょ! 魔力弾を弾きやがる!!」 虫が含...
  • キャロが千年リングを見つけたそうです9話
    覇気が全て無くなった様な廃棄区画の一箇所で、思いと思いのぶつかり合い。 片や紅いコートを纏った桃色の髪の幼い少女、一方は白いマントを羽織った長い金髪の女性。 『力がたりねぇ! アイツは今までのザコとは桁が違うぜ、最初から全力でいく!』 「もっと強くですか!?」 『そうだ、もっと強く! もっと高く!』 少女 キャロに発破をかけるのは、邪悪なる意思の欠片にして古代の盗賊 バクラ。 キャロがソレに答えて力を増せば、彼女の腕に嵌められた手袋型デバイス ディアディアンクからさらに光が溢れる。 「召喚行くぞ! あわせろ、相棒!」 『はい!!』 突き出したのはディアディアンクが装備された左腕。周囲に広がるのはミッド式魔法陣をベースに見慣れない文字が渦巻く得意なもの。 「『名も無き哀れな怨霊たちよ、この呼び声に答えよ!  汝らに偽りの体...
  • キャロが千年リングを見つけたそうです18話
    私 機動六課部隊長 八神はやては今回与えられた任務について、盛大にタメ息を吐いた。 内容は『ホテル・アグスタで行われるオークションの警護』というもの。 「お門違いも良いところやん」 確かにそのオークションにはロストロギア紛いの代物が出品されたりする。 だけど遺失物管理部の名を持つとは言え、六課の仕事は即時対応と言う新しい形式を確立させること。 ソレを広める事で管理局の事件への対応力を挙げ、ついでにその功績を使って私が順調に出世するための部隊。 それが何で道楽の金持ち共が骨董品に金をつぎ込む場所の警護などせねば成らないのだろう? コレもすべては地上本部の一室から先日掛かってきた電話のせいだ……ちくしょ~あの大タヌキめ~ 「はい、おはようございます! 毎度お世話になってます、遺失物管理部機動六課でございま~す」 「なんだ? 通販にでも掛け間違えたか...
  • キャロが千年リングを見つけたそうです14話
    始動を目前とした遺失物管理部機動六課の隊舎、その一室にてある女性が窓ガラス越しに外を見ていた。 彼女の名前は八神はやて。管理外世界出身にして、かの闇の書最後の主。 エリート街道を突っ走るエース。陸海共に太いパイプを持つ策略家。別名チビ狸。 「朝に仕事を始めたのに……もうキレイな夕日がでとる」 大きな窓ガラス越しに部屋を満たすのはオレンジの光。地平線に半分姿を隠した太陽。 そんなものを見ながら過ぎ去る時間に感動を覚えているはやてに、書類の山が築かれた彼女のデスク上から声が掛かる。 「何を言ってるですか、はやてちゃん。それは朝焼けですよ」 声の主は書類を書き分けて姿を現した長い銀髪の少女だ。余りにも小柄な、強いて言うならば人形ほどのサイズである事を覗けば。 彼女の名前はリィンフォースⅡ。夜天の風を告ぐ祝福の風、珍しいユニゾンデバイスである...
  • キャロが千年リングを見つけたそうです20話
    『スターズ・ライトニング両分隊長 高町なのはとフェイト・T・ハラオウンが被弾』 その一報はホテル・アグスタ防衛戦にて、防衛戦を展開していた地上本部の陸士部隊、そして機動六課へ衝撃と共に走った。 本来ならばそのような情報は秘匿しておくべきなのだろうが、ソレが可能なのは超広域戦闘での場合のみ。 ホテル・アグスタの周囲と言う範囲の狭さ、念話を応用した高速オープン通信での迅速な指示と情報共用。 以上の条件により、その衝撃の一報はすぐさま全体に広がる事に成る。 「あのエースオブエースが撃墜!」 「おいおい! 虫は砲撃まですんのか!?」」 「まいったね、コリャ」 そんな言葉が陸士部隊の間で飛び交い、思いの丈を的確に表していた。 自分達では逆立ちしても勝てないエースオブエース達が撃墜された事は確かに衝撃だ。 だが彼らは例えランクが低かろうと、場数だけは...
  • キャロが千年リングを見つけたそうです12話
    フェイト・T・ハラオウンは本局で与えられた仕事部屋にて悩んでいた。 別に執務官の仕事として処理しなければならない書類の山は何時もの事。 『大変だ』と思うことは有れど、悩まなければならないような事柄ではない。 問題があるとすれば書類の山を書き分け、中央にワザワザ置かれた冊子。そしてソレに付随する内容だろう。 『遺失物管理部機動六課、成立の経緯と準備内容』 紅いマジックでデカデカと『超重要や~』と書かれており、何故かタヌキにデフォルメされた十年来の友のイラストが添えられていた。 そう言えば前に会った時、「あんまりタヌキって言われるから、いっその事マスコットキャラでもつくろか?」と言っていたが、冗談ではなかったらしい。 夢だった自分の部隊を持つと言う事を叶えつつ、一体なにをしているのだろうか? 八神はやては。 「誰にしようかな……フォワード」 フェイトに...
  • キャロとバクラの人氏
    キャロが千年リングを見つけたそうです クロス元:遊戯王 最終更新 08/10/10 『キャロが千年リングを見つけたそうです』 『キャロとバクラが就職活動をするそうです』 『キャロとバクラが宝探し(≒盗掘)をするそうです』(前半) 『キャロとバクラが宝探し(≒盗掘)をするそうです』(後半) 『キャロとバクラの就職が困難を極めているようです』 『キャロとバクラが大掛かりな売込みをするそうです』 『キャロとバクラがようやく人並みの暮らしを手に入れたようです』 『キャロとバクラの平穏な生活に早くも危機が迫っているようです』 『キャロとバクラが平和の尊さと儚さについて実感したそうです』 『キャロとバクラが最強の敵と激突するそうです』 『キャロとバクラが勝ち逃げを考えているようです』 『キャロとバクラはこんな風に日々を生きています』 『キャロとバクラが奇妙な縁で捕捉さ...
  • キャロが千年リングを見つけたそうです21話
    「これは……?」 ホテル・アグスタにおける攻防戦。 それを守る側 管理局サイドの勝利で納める為、敵召喚師の確保に赴いたフェイト・T・ハラオウンは首を傾げた。 必至に行かせまいと追い縋る巨大蜂 キラービーを撃墜し、魔力のラインを辿った先。 そこには召喚魔法と召喚虫の制御を行う召喚師の姿があるはずだった。だが其処には人影が無かった。 「魔法陣?」 しかし魔力供給はこの場所から行われているのは間違いない。送られてきた座標、そしてフェイト自身もソレを強く感じる。 眼前に在るのは魔法陣だ。見た事が無い複雑な構造、自転する小さな魔法陣が歯車のように合わさり、中央の魔法陣が魔力で明滅している。 やはり其処には人影は無く、召喚士も居ない。つまりはやてが割り出し、フェイトが捉えようとしていた存在は…… 「召喚士は居ない……何処に?」 呟きと共に放たれた射撃魔...
  • 遊戯王なのは
    スレ住人の皆様 遊戯王系単発SS クロス元:遊戯王 294氏 無題(仮) 294氏 一発ネタ(仮) 301氏 1発ネタ 遊戯vsなのは 294氏 第?話 正義の味方?参上 反目のスバル氏 リリカル遊戯王GX番外編 「最強! 華麗! 究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)~前編~」 反目のスバル氏 リリカル遊戯王GX番外編 「最強! 華麗! 究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)~後編~」 反目のスバル氏 無題(仮) エラッタ氏 無題(仮) 三十七代目スレ403氏 キャロが千年リングを見つけたそうです TOPページへ このページの先頭へ
  • キャロが千年リングを見つけたそうです番外編2
    フェイト・T・ハラオウン執務官が、任務中に生き埋めになった事実は管理局本局から地上本部までを駆け巡った。 何せハラオウンと言えば闇の書により殉死したクライド、その妻にしてジュエルシード事件・そして闇の書事件を解決したリンディ。 二人の息子であり最年少執務官だったクロノまで、どこをとっても有名人だらけ。良くも悪くも。 『ハラオウンの新星が落ちた』 『金色の閃光に土』 『まぁ、あの一家には良い薬でしょう』 どこからとも無くそんな声が聴こえてくるのは仕方がないことだろう。 だがそんな事は少なくとも病院の廊下を全力全開で駆け抜ける教導官殿には関係が無い。 「廊下は静かに~」 「ゴメンなさい~!!」 看護婦の穏やかな静止に謝りはすれど、高町なのはは足を止めない。 わざわざデバイス レイジングハートに算出させた最短方法で向かう病室。 ...
  • バトルロワイアル013
    気まぐれイレギュラー 「大変なことになっちゃったな…」 夜風がしみる丘の上。 幾多の世界を旅する漂流者・小狼が、そこにぽつんと立っていた。 「どうやら今回は、記憶の羽根とは関係ないみたいだけど…」 長く果てない次元旅行は、散ってしまった王女さくらの記憶を探す旅。 その旅の道しるべとなるのは、次元の魔女から授かったモコナの役目である。 しかし、今回ここに飛ばされたのは、モコナの力によるものではない。 そもそも、それまでいた世界――ミッドチルダで、管理局の保護下に入ることを了承した直後のことだ。 そんな唐突な転移、あり得はしない。 「…まさか、いきなりあんなことになるなんて…」 否、深刻な問題は別にあった。 沈痛な面持ちで、小狼が呟く。 これまでの旅では、色んなことが起こっていた。 しかし、目の前であんな惨状が起こったことは初めてであ...
  • 遊戯王なのは12
    「? なんだろう……これ」 キャロ・ル・ルシエがそれを発見したのは『引越し準備の偶然』だった。 どんな人間でも遭遇しうるありきたりなイベントにより、彼女はそれを見つける事になる。 必要な物をまとめ、要らない物を整理していた時に荷物が詰まっていた古い箱の底から。 金色の大きな輪とその中にデフォルトされた一つ目が刻まれた三角形。 輪からは数個の楔が垂れており、全てが埃の中で確かに輝く金色をしている。 紐がついているコトから首に提げて使うと言う事も理解できた。 「何か大切な物なのかな……」 少なくともキャロ自身の私物ではない事は直ぐに解る。 何せ新しいものが少なく物持ちが良い小さな集落、この生まれた頃に彼女に与えられた箱も何世代も前から使われる骨董品だ。 ならばその神聖な雰囲気から村に伝わる祭具か何かだろうか? 「なんだか不思議な感じだし……お祭りか...
  • タイトル別インデックス
    タイトル別インデックス A B C D E F H I L M N R S T あ い う え か き く け こ さ し す せ た ち つ て と な は ひ ふ ほ ま み む め も や ら り ろ わ A ARMSクロス『シルバー』 A’s+スクウェア作品 短編 上へ B Black Bullet Witch Sister Of Fate BLASSREITER LYRICAL 上へ C CCなのは 上へ D Devil never Strikers ×DOD 上へ E 上へ F Fate May Cry 上へ G Get Ride! リリカルドライバー 上へ H HALO StrikerS ~GunGirl with SwordMen~ HALO -The REQULIMER- ...
  • バトルロワイアル031
    決意と覚悟 (俺は……) 小狼は、一体自分はどう動くべきなのかを考えた。 まず自分に支給されたのは、鉈と千年リングの二つ。 正直、バクラに関しては分からない事だらけなので置いておくことにする。 その後、小狼は鉈を見つめ……かつて、自分が愛刀の緋炎を手にした時の事を思い出す。 彼は元々、蹴り技を主体にここまで戦ってきた。 しかし、旅の最中でそれが通用しない相手と出会い……彼はそれを機に、新たな武器として緋炎を手にした。 その扱い方に関しては、黒鋼に師事をしてもらったが……その時に、黒鋼は小狼へとこう告げたのだ。 ―――刃物はな、相手を選ばねぇ。 ―――使い手が未熟なら、その未熟な切っ先のまま、斬る必要のないものまで斬っちまう。 ―――例えば己自身、例えば守るべきもの。 ―――お前が斬るべきものを斬れるようになるまで、それは解くな。 ...
  • キャロとバクラの人> コメントログ
    コメント欄です 感想や応援メッセージなどをお気軽にどうぞ(無名コメントも可能です) アテムとかマリクも出たら面白そうですねW -- 城之内君 (2008-08-20 13 36 06) バクラ君に一時的にキャロと同じ年齢くらいで実体化する力を与えてバクラ×キャロ×ルーテシアにすると面白いと思う。 -- tomo (2008-08-20 14 27 25) キャロのモンハンとのクロスが好きです! -- ハンター (2008-09-09 08 22 45) ファイト!! -- rururu (2008-09-10 06 01 01) バクラとキャロ、 全く違ったキャラ同士の相性がとてもおもしろいです 更新楽しみにしています! -- 名無しさん (2008-09-10 19 02 29) ファーストキスはタバコとワインの味だったこと はーどぼいるどだw -- 名無しさん (20...
  • その他306
    注.これはリリ電climaxとはいっさい関係ありません 最初に逝っておくこれはカ~オスだ 僕、エリオは養母フェイトさんの思い出の地、97管理外世界に旅行に行きました。 途中船に乗ってた僕は 建築ミスか、相棒フリードが時空海に落ちました、その時不思議な青年がBJ無しに海に飛び込みました、彼はフリードを助けてくれました、僕が御礼を言おうとすると彼は「時の運航を保つのが役目だから」 と云って、突然消えました(後でわかったのですが偶々床がボロボロになってたそうです) ぼくは地球に来てからも彼の正体気にしました。 その日の夜、風呂に入ってた僕はカメラの音にビックリしました。 どうやら僕を女の子と勘違いしたみたいです、彼は僕に気付くと一目瞭に逃げ出しました。 彼の顔をみた僕は彼が数多の世界で性犯罪を起こし一週間前にフェイトさん達に牢獄されるも...
  • ファイアーエムブレム 白い魔王 第2章
    第2章「戦うが故に」   べグニオン帝国:帝都シエネ 「アイクよ、そなたは一体どこに言ったのじゃ・・・」  サナキがポツリと独り言をもらした。普通はそこまで動揺していてもおかしくはない。  自分の目の前から二人の男が消えたのである。それがどんな魔法であれ、そんなものが存在するとは聞いたことがない。 「・・・あの方に聞くのが一番じゃろか。」  サナキがはっとしたように顔を上げ、くるりと振り返る。  あの方ならば、何とかしてくれるのでは。  そう淡い期待を抱く。それが例え無謀で無茶な願いだとしても。 「きっと出来る。あの方ならば。」  サナキは館全体に通るような声でシグルーンとタニスを呼んだ。   起動六課:食堂 「アイクさんって不思議な剣を使いますよね、あれって何ですか?」 「あれはラグネル、という剣だ。昔から使っている剣で愛着もあ...
  • 白き異界の魔王14話
    秋葉原:柊蓮司 秋葉原からアニエス・バートンの封印までは特に何もなかった。 せいぜい、空を飛ぶためにバリアジャケットに着替えたところを一般市民に見つかって 「なんのコスプレですか」 「写真取らせてください」 と騒ぎになったり、仕方ないから制服に着替えたらまた 「なんのコスプレですか」 「写真取らせてください」 と騒ぎになった程度だ。 おかげで、第97管理外世界の服は持ってきていなかったフェイト達は、また柊蓮司の財布を軽くしてしまった。 電車に乗ったら、お婆さんが立っていたのでフェイトが席を替わった。 お婆さんと話しているうちに何故かフェイトが未婚の母親と言うことになって、しかもリンゴをもらったりもした。 キャロはとてもおいしいと喜んでいた。 アニエス・バートンの封印:フェイト・T・ハラオウン 空を飛んでいたフェイトは空気がぬるりと粘りを持ったような感覚を...
  • その他309
    「南光太郎の追跡」 (…………おかしい) 南光太郎は、眉間に皺を寄せて思い悩んでいた。 ここ数日、キャロの様子が妙に余所余所しいのだ。 瞳を合わせようとせず、会話も少ない気がする。何か気に障ることでもしたのだろうかと記憶の海に潜ってみたが、何も得られずに終わった。 もしかしたら、記憶にも残らないような些細なことなのかも知れない。 そこで光太郎は朝食後、仕事に出かける前に思い切ってキャロに聞き訪ねてみた。 「なあキャロ。何か俺に、隠し事をしていないか?」 特に何かが無くなったという訳でもなく、昔おねしょをした時だって、キャロは顔を真赤にしながらも白状したのだ。疑う余地などなかったが、何かの糸口になるかも知れない。 そう思っての問いだったが。 「なななな何もありませんよ!?」 ある。絶対にある。 首を高速で横に振り、裏返った声で否定...
  • ミッドに咲く桜 しっと団の逆襲!狙われたエリオとキャロ2
    「だから違うって言ってるでしょぉ!? 私はしっとの戦士! しっとレディであって! フェイト=T=ハラオウンでは断じて無いんだってばぁ!! お願いだから分かって頂戴!!」 しっとレディはエリオとキャロの視線の痛さをごまかす様にまだ倒れてる桜花の上で 地団駄を踏みながら必死に自分がしっとレディである事を主張するが、二人の視線は変わらなかった。 「分かりました…。今の貴女はしっとレディですよ。フェイトさん…。」 「しっとレディとして頑張ってください…フェイトさん…。」 「だからフェイトって呼ぶなぁぁぁ!!」 しっとレディはやけくそになって駄々をこねるようにバルディッシュを振り回していたが、 そこでやっと蘇生した桜花が立ち上がった。 「何時まで私の上でジタバタやっているか!? 相手に立つなら徹底的にやってやるぞ!!」 今度は桜花の拳がしっとレディに放たれ、防御魔法で防御したが衝...
  • 白き異界の魔王21話
    内火艇 八神はやて 床に横たわるなのはは天井をぼうっと見ている。 左手と右足は赤黒く変色し、さわるのもはばかられる有様だ。 なのはの口がわずかに動く。 それに気づいたはやてはなのはの頭の横に座る。 「なのはちゃん、どうしたんや?なにかいいたいんか?」 耳をなのはの口に近づける。 とぎれとぎれの言葉がはやて耳に届いた。 「・・・ユーノ・・・ジュ・ル・・ド・・・うん」 はやては目を見開き、体を起こす。 「なのはちゃん、意識をしっかりもつんや!」 よくない状態だ。 「ティアナ、キャロ!ヒーリングや」 内火艇:ティアナ・ランスター なのはの体をもう一度見る。 酷い状態だ。 キャロがなのはの胸に手を当てる。 「ヒーリング」 キャロの手に光がともり、なのはの胸に吸い込まれる。 なのはの息がわずかに強くなるのがわかったがまだ足りない。 ティアナもそれに続く。...
  • ミッドに咲く桜 しっと団の逆襲!狙われたエリオとキャロ1
                 しっと団の逆襲! 狙われたエリオとキャロ 編 ミッドチルダの地下に管理局にもその存在を知られる事無く存在する謎の空洞が存在する。 それこそしっとマスクが組織したしっと団のアジトであった。 「これからしっと団定例会議を行う!」 しっと団の総統であり、定例会議の議長を務めるしっとマスクの号令により しっと団定例会議が開始された。無論…この会議にはしっとレディ=フェイトも出席している。 「我々しっと団がアベック撲滅運動を推進するにあたって機動六課が最大の障害に なっている事は皆も知っての事だろう。故に今回は機動六課のメンバーをピンポイントに 狙った作戦を私は提案したい!」 「それはどんな作戦なんですか総統?」 「うむ。まずこれを見て欲しい。」 しっとマスクがリモコンをコントロールすると、会議室のモニターに一枚の写真が映し出される。 それは機...
  • リリカル星矢StrikerS第二話
     時空管理局地上本部から遠く離れた森の中に、騎士ゼスト、ルーテシア、アギトが潜んでいた。  ロングコートを着た大柄な男、ゼストは目を凝らし、地上本部で繰り広げられる戦闘を観察する。わずか数名の戦闘機人が、局の魔導師たちを蹂躙して回っている。数日前には考えられなかった光景だ。 「スカリエッティめ、いつの間にあれだけの力を得た?」  ゼストは眉間のしわを険しくする。一応、協力関係にあるが、ゼストはスカリエッティを毛嫌いしていた。 「ルーテシアは何か聞いていないか?」  紫色の髪をした寡黙な少女ルーテシアは、無言で首を横に振る。 「ちっ。あたしらを無視するなんて、偉くなったもんだぜ」  ルーテシアの頭上に乗った手の平サイズの少女、ユニゾンデバイスのアギトが、忌々しげに吐き捨てた。悪魔のような翼と尻尾を生やして、露出度の高い恰好をしている。  これまでのスカリエッティなら、大がかり...
  • なのはStS+仮面ライダー2部平成ライダー編7話B
    【平成ライダーサイド】七話「キンタロス怒る」Bパート 【翌日 デンライナー食堂車内】 「こっの馬鹿野郎!!」 モモタロスはキンタロスの胸倉を掴み、力一杯彼の頬を殴る。 「ぐっ!」 キンタロスは床の上に倒れ、殴られた頬を押さえた。 「大口叩いといて、敵にキャロをさらわれるってな、どうゆう了見だ?ああ!熊公!?」 「モモタロス!」 『モモタロス!』 良太郎とフェイト、再びキンタロスを殴ろうと彼に近づいていくモモタロスを背中から押さえ、止める。 「離せ良太郎!フェイト!エリオ!コイツは…」 「やりすぎだよ!キンタロスだって必死に…」 「私だって!一方的にキンタロスが悪いなんて思ってない!」 「僕だって、敵が硬化剤なんていう能力持ちだったら、どうなっていたか…」 「良太郎、フェイト、エリオ…止めんでくれ。」 「え?」 ...
  • 白き異界の魔王3話
    内火艇:八神はやて 揺れる内火艇。 警報音が鳴り響き、照明も赤に切り替わる。 「ヴァイス君!」 「左エンジン被弾!右も……よくないですね。戦闘機動は無理ですよ」 「スバル、どっから攻撃されたかわかる?」 「だいたいなら……このあたりのビル群から魔力反応があります」 「そか、ヴァイス君、不時着や。なのはちゃんは、シールドで内火艇を守って。フェイトちゃんは広域結界や」 地上やビルには現地の人間がいる。 広域結界無しでは着陸などできない。 「了解」 「うん」 「わかったよ」 煙を噴く内火艇がビルの中に沈んでいく。 空:フェイト・T・ハラオウン 結界を作ろうとしたフェイトがそれを見つけたのは偶然だった。 空に浮かんだ小さな点。 目を懲らせばそれは空中に浮かぶ少女だった。 「はやて、魔道師がいる!」 「なんやて!グレアムさん?」 「ううん、違う。女の...
  • リリカルなのはARC THE LAD2-1話
    ロリコンとは何か? 辞書的な意味ではロリコンとは、幼女や少女に対して抱く男性の性的嗜好、もしくはそういった性癖を持つ人物の事を意味する。 おそらくこの少女の求める答えはこういった明確な意味の回答なのだろうが、果たしてこの事を告げるのはなんとも憚られた。 というより………、 (なぜそのような事を聞いてくる? 一体何があったんだ?) 思考の海にいくら沈もうと答えは出ないし、もちろん状況を打破する事もできない。 窓の外に見える夕日は、そんな彼の姿を嘲笑うかのように悠々と沈んでいった。 リリカルなのはARC THE LAD 『第二話:ミッドチルダの車窓から(前編)』 「なかなか見つからねぇな………」 情報端末を操作しながらエルクはつぶやいた。 場所は自分のアパートの一室。 窓からは朝日が差し込み手元には自分で淹れたコーヒー。 一見清々しい朝の風...
  • リリカルなのはARC THE LAD2-2話
    某所の工場跡、そこには十数名の男達が集まっていた。 「リーランドさん、空港火災で例のお宝が無くなったそうですぜ。それでもやるんですか?」 不安そうに聞いた男の声を受けて、周りに居た男達もリーランドと呼ばれた人物の方を見る。 「この計画には大金を注ぎ込んだんだ、今更引けるか」 廃材にどっかりと腰掛けたまま、リーランドは苛立ったように答えた。 「だけど、ぶん取るお宝が無けりゃ意味無いんじゃ?」 「それ以外にも管制AIや金持ちどもの荷物があるだろうが。少なくとも元を取るには十分だぜ」 「ですが………」 「くどい!」 言い縋ろうとする手下の声を遮り、隅の方に目を向ける。 「心配いらねえ、絶対成功する。こっちには心強い味方が居るんだからよ。なあ、先生」 周囲の視線も釣られて向いた先、暗がりの中に壁に寄り掛かるようにして一人の男が立...
  • マサルさんクロス13話
    ティアナ「エリオー、キャロー」 スバル「やほー、なのはさんは?」 エリオ「あ、なんか、隊舎をリフレッシュするって・・・」 キャロ「先に行っちゃいました、フェイトさんもシグナムさんも・・・」 ティアナ「リフレッシュって表現が怪しい・・・」 スバル「なんか変な黒魔術みたいな飾り付けとかしてそうだよね」 エリオ「藁人形とか打ってたりして・・・」 キャロ「でもいくらなんでもそこまではしないでしょう、隊舎は共同施設ですし・・・」 ティアナ「いやーわかんないよ?」 隊舎庭から立ち上る湯気 周囲に配置された岩 どこからどう見ても温泉です なのは「やぁ」 フェイト「いい湯加減だよ」 スバル・ティアナ「何やってんですかああああああ!!!」 なのは「温泉だよ、大きなお風呂、初めてじゃないよね?スーパー銭湯行ったじゃない」 ティアナ「いや、だから何でそんな...
  • ファイアーエムブレム 白い魔王 第11章
    第11章「戦場の駆け引き」 「みなさん、お待たせしました。」  遅れてセネリオがやってくる。アイクが呼んだため、多少待たざるを得なかったのだ。  しかし、ただ遅れたわけではない。 「?セネリオ、何でエタルドを。」 「いえ、ラグネルがなかったので。アイクがもし、武器を持っていなかったらいけないと思って。」  つくづく優秀な参謀である。そこをアイクに見込まれたのだから。 「さ~て、みんな。短い休暇は楽しんだ!?」 「「「はい!!」」」  元気のよい返事が返ってくる。  そしてそのまま、各々のデバイスを掲げ、バリアジャケットに着替え……ようとした。  なぜ着替えないかというと… 「………」 「?」  ティアナがアイクに視線を送っている。それも、顔をほんのり赤らめて。  その意味をアイクより早く理解したセネリオは 「アイク、作戦の提案があります。少...
  • 超魔法重神グラヴィオンStrikerS3話
     第3話 笑わない姫君 「スバル、いい動きになってきてるよね~」  風呂上りのシャーリーやアルトやルキノ、ヴィヴィオにルーテシアにキャロがスバルの話をしている。  スバルがグランカイザーで出撃してから1週間が経つ。スバルはグランカイザーに本格的に乗るための訓練を初め、スバルの動きは最初に乗った時よりも動きが格段によくなっていた。 「もしかしたら、本当になのはさん越えもありえたりしてね~~」 「なのはママは強いから、簡単に越えられないよ~~」  ヴィヴィオは孤児であり、数ヶ月前に聖王教会に拾われ、最初は誰にも懐こうとしなかったがなのはにだけは何故かよく懐くようになり、1週間くらいでフェイト、  それからは今のように他の人間にも懐いている。特になのはとフェイトに懐き、なのはを「なのはママ」、フェイトを「フェイトママ」と呼ぶ事がある。 「まあ、な...
  • ブレブレ×なのは第18話「初陣出撃」
    「こうして会うのは久しぶりやね、カリム。  ご無沙汰にしててごめんな?」 「気にしないで、そっちも色々大変なんでしょう?」 「それはお互い様や」 はやては機動六課設立の支援者の一人であるカリムに会うために教会本部を訪れていた。  カリムの顔は少し憂いを帯びていた。 どうしたん? と言いかけてはやては言葉を止める。 カリムが部屋のカーテンを閉め、いくつかの画像を空中に展開させたからだ。 「はやて、これを見てくれる?」 「これは、ガジェット……の新型?」 そこにはこれまでに管理局と交戦した記録のあるガジェットと比べ、 明らかに様相の違うガジェットが映し出されていた。 作成したのは恐らくジェイル・スカリエッティ…… 彼は恐らく……いや、確実に歴史に名を刻む天才だろう。 違法医学の研究、数々の次元犯罪、それらに好んで手を染めていることを除けば。 ...
  • リリカルプロファイル12話
     此処はゆりかご内の施設、大きなモニターの前にレザードとスカリエッティは席を置きチェスを嗜んでいた。  彼等の後ろではウーノとクアットロがガジェットに情報を送っており、  大きなモニターにはリニアレールが映し出されていた。  その中でスカリエッティはポーンを動かしレザードに問いかける。  「どうだろ今回の作戦は……うまく行くと思うかね?」  「……まぁ無理でしょう、十中八九あの六課が動くのは間違いないでしょうし」  顎に手を当てながら即答するレザード、六課の事はドゥーエから聞いており、その戦力は常軌を逸しているという。  今度はレザードがポーンを動かし問いかける。  「もっとも…それを見抗して、あのようなメッセージを刻んだのでしょ?」  「フッ…まぁね」  スカリエッティは笑みを浮かべ今度はナイトを動かし答えた。  ...
  • ブレブレ×なのは第17話「初陣出撃」
    「こうして会うのは久しぶりやね、カリム。  ご無沙汰にしててごめんな?」 「気にしないで、そっちも色々大変なんでしょう?」 「それはお互い様や」 はやては機動六課設立の支援者の一人であるカリムに会うために教会本部を訪れていた。  カリムの顔は少し憂いを帯びていた。 どうしたん? と言いかけてはやては言葉を止める。 カリムが部屋のカーテンを閉め、いくつかの画像を空中に展開させたからだ。 「はやて、これを見てくれる?」 「これは、ガジェット……の新型?」 そこにはこれまでに管理局と交戦した記録のあるガジェットと比べ、 明らかに様相の違うガジェットが映し出されていた。 作成したのは恐らくジェイル・スカリエッティ…… 彼は恐らく……いや、確実に歴史に名を刻む天才だろう。 違法医学の研究、数々の次元犯罪、それらに好んで手を染めていることを除けば。 ...
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