ニコニコ動画バトルロワイアルγ@ ウィキ内検索 / 「◆FbzPVNOXDo」で検索した結果
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◆FbzPVNOXDo
◆FbzPVNOXDo 投下作品 00 オープニング 42 グレートの魔法 60 なかには役に立つ支給品だってあるんだよ? 66 恐怖!精神病院 83 ま、まだ本気出した訳じゃないから…… 94 シコシコ…… 101 オリーブの恨みは恐ろしいって、ハッキリわかんだね 102 もげ!もげ!もげ!【プラシドの半身を】……もげ! 104 考察フェイズ 107 損をするのはいつも優しい人ばかり 108 侵略の星は流れた 110 聖夜♂サイレント・ホーリーコマンドー 112 渚先生「あらにちょり君。まだ早いですよ」 113 二コロワγ~破壊者と野獣と時々、使徒~ 114 邪神×ウィッチ×騎士、泉にて 118 あいさつの決闘者 119 激戦の!ソウル・バーニングバトル! 120 A.O.青鬼は死なないのか? 最終鬼畜化け物青鬼 121 悪い人間は殺してやるー! 122 下っ端の憂鬱 125 胴長のク... -
101~150
...ハッキリわかんだね ◆FbzPVNOXDo F-02 天野河リュウセイ、シャーロック・シェリンフォード、東風谷早苗、権兵衛、海東純一、ムラクモ 102 もげ!もげ!もげ!【プラシドの半身を】……もげ! ◆FbzPVNOXDo G-08E-07 プラシド、司馬宙、巡音ルカ、日本鬼子、ありがとウサギ 103 マスケット銃 ◆NgpPbOWd9I F-05 巴マミ、サーニャ・V・リトヴャク 104 考察フェイズ ◆FbzPVNOXDo E-2 不動遊星、松岡勝治 105 殺し合いから逃げよう、遠くへ遠くへ逃げよう ◆nVZ6p0TCus E-2 ロックオン・ストラトス 106 すべてはたった一つの間違いから ◆czaE8Nntlw G-06 我那覇響、アカツキ、四条雛子、ケイネス・エルメロイ・アーチボルト 107 損をするのはいつも優しい人ばかり ◆FbzPVNOXDo D-03C-04 ... -
第三回放送までの本編SS
... 128 希望の船 ◆FbzPVNOXDo A-07 相生祐子 129 真実 ◆ei404TFNOs H-04 龍昇ケン、星君、キルリア 130 何だ!ルシフェルっていい奴じゃん! ◆k5V1srvipM G-02,??? 相生祐子、ルシフェル、クマ 131 AU王に挑んだウサギ ◆FTrPA9Zlak D-09 ありがとウサギ、ギルガメッシュ、アドルフ・ヒトラー、グレーテル 132 反逆 ◆FbzPVNOXDo E-05,E-06 カズマ、巴マミ、鹿目まどか、暁美ほむら、サーニャ・V・リトヴャク 133 増殖するA、飛翔するP -お芋を貪るイェーガー- ◆k5V1srvipM C-06 プラシド、巡音ルカ、日本鬼子、四条雛子、アカツキ、我那覇響 134 槍兵の奇妙な四角関係とケンのパーフェクトにころわ教室 ◆FbzPVNOXDo G-04,H-04 ランサー、男色ディーノ、龍昇ケン... -
151〜200
...テケテケ的に)競演 ◆FbzPVNOXDo D-05 プラシド 152 最期の戦い ◆FbzPVNOXDo D-02 天野河リュウセイ、泉研、アルセーヌ、シャーロック・シェリンフォード、松岡勝治、河城にとり 153 人探 HITO SAGA ◆J/0wGHN.4E I-04 イカ娘 154 殺し合いやめますか?人間やめますか? ◆J/0wGHN.4E D-03 河城にとり、ケンシロウ 155 おかげさまでフランク達はドラゲナイことになってるんです ◆J/0wGHN.4E G-03 ランサー、フランス・ウェスト、、東豪寺麗華、美樹さやか 156 「アイテム渡しすぎじゃないですかね?」「ま、多少はね?」 ◆FbzPVNOXDo G-06 クック、鹿目まどか、暁美ほむら、アサシン(少女)、総統閣下、ギルガメッシュ、グレーテル 157 ならず者達 ◆FbzPVNOXDo C-03C-04 ジ... -
第二回放送までの本編SS
...訳じゃないから…… ◆FbzPVNOXDo D-09 アドルフ・ヒトラー、アサシン 84 ほほえみの爆弾 ◆P05sqVT5XQ F-02 天野河リュウセイ、シャーロック・シェリンフォード、東風谷早苗、権兵衛、海東純一 85 これから毎日、王宮焼こうぜ! ◆KkZTR94Vok G-03 フランク・ウェスト、星君 86 敬い申し上げる……… ◆czaE8Nntlw G-05,H-05 ケンシロウ、右代宮譲治 87 対主催SPIRITS ◆KkZTR94Vok I-04 ジョン・メイトリックス、イーノック、門矢士 89 Want to be controlled……DoRaeMooooooooooooN!!!! ◆czaE8Nntlw C-04,D-04 ジャギ、河城にとり 90 To the beginning ◆n.Wq36A6lg G-06 ケイネス・エルメロイ・アーチボルト 9... -
第四回放送までの本編SS
...輪が貧弱過ぎるだろ ◆FbzPVNOXDo D-02,D-03 天野河リュウセイ、泉研、シャーロック・シェリンフォード、アルセーヌ、ケンシロウ 161 友【さいかい】 ◆FbzPVNOXDo G-02 鹿目まどか、暁美ほむら、グレーテル、ギルガメッシュ、総統閣下、東豪寺麗華、美樹さやか 162 どうしてD・ホイールと合体しないんだ・・・ ◆FbzPVNOXDo E-02 松岡勝治、プラシド 163 レ陰謀クルーズ(前編)レ陰謀クルーズ(後編) ◆J/0wGHN.4E H-04 不動遊星、イカ娘、東風谷早苗、ムラクモ、海東純一、星君、龍昇ケン 164 首輪解除×脱出×ぼっち ◆FbzPVNOXDo D-01 ジョン・メイトリックス、ケイネス・エルメロイ・アーチボルト、相生祐子 165 サーニャ・リベンジャー ◆FbzPVNOXDo E-03 フランク・ウェスト、ランサー、サーニャ・V・... -
51~100
...だってあるんだよ? ◆FbzPVNOXDo F-06 ギルガメッシュ、グレーテル、男色ディーノ 61 逃げんなよ…逃げんなよ…逃げんなよソレスタルなんちゃら!! ◆OIsh.EERos E-03 ロックオン・ストラトス 62 攻略せよ呪いの館 第一章 ◆yWmiaE64Fc F-08 赤座あかり、イカ娘 63 最終鬼子一部吐く ◆/cS70rty7s D-07 巡音ルカ、日本鬼子 64 ニコロワγのクウガが強すぎるやばい ◆SH/EhYKwtA H-06 キュゥべえ、小野寺ユウスケ、ラミエル 65 眠れる恐怖 ◆nVZ6p0TCus E-02 不動遊星、ムラクモ、松岡勝治 66 恐怖!精神病院 ◆FbzPVNOXDo G-06 ケイネス・エルメロイ・アーチボルト、ジャック・アトラス、青鬼 67 こいつらは最初からずっと一緒に行動してただろ!いい加減にしろ! ◆/cS70rty7s F... -
第一回放送までの本編SS
...00 オープニング ◆FbzPVNOXDo ? サリー、ディアズ、ジェニー、泉研、ケイネス・エルメロイ・アーチボルト、ジョン・メイトリックス、天野河リュウセイ、ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ 【深夜】 No. 題名 作者 位置 登場人物 01 シュワシュワする… ◆OIsh.EERos F-05 サーニャ・V・リトヴャク 02 男の名は反逆者 ◆UCTnX6mKBo F-03 カズマ 03 ゆっこの登場話で自重できていないちゃんみお、長野原みお ◆17xbkNAGAE B-05 相生祐子 04 ボーガーオペラミルキィボーグズ ◆gF6j.8tgro D-02 天野河リュウセイ、シャーロック・シェリンフォード 05 ティロ・フィナーレ!野獣と化した先輩 ◆aWSXUOcrjU E-02 野獣先輩、巴マミ 06 あい殺(さつ)の魔法 ◆gF6j.8tgro C-03 泉研、ありがとウ... -
イカ娘、侵略やめるってよ
イカ娘、侵略やめるってよ ◆FbzPVNOXDo 第二回放送。 歩む足を止め、イカ娘は耳を傾けた。 「またこんなに死んだでゲソか?」 16名だか17なのか定かでは無いが、ともかく死亡者は減ることは無く殺し合いは進行し続けている。 その事実に奥歯を噛みながら、イカ娘は静かに闘志を燃やす。 イカ娘はこの放送で呼ばれた参加者の殆どを知らない。 強いて言えば、あかりと少ない時間を共にした程度だ。 だが、それでも一ついえる事がある。 何故彼ら、彼女らは死ななければならなかったのだろうか。 もしかしたら、何か凶悪犯罪を犯した者や、本当に救い様の無い悪人も居たのかもしれない。 けれども全員が全員、死んでいい筈など無い。 最早、侵略も願いを叶えられなかった飴の老人の約束も関係ない。 イカ娘は自らの信念に従いこの殺し合いを止め、主催を打... -
00~50
No. 題名 作者 位置 登場人物 00 オープニング ◆FbzPVNOXDo ? サリー、ディアズ、ジェニー、泉研、ケイネス・エルメロイ・アーチボルト、ジョン・メイトリックス、天野河リュウセイ、ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ 01 シュワシュワする… ◆OIsh.EERos F-05 サーニャ・V・リトヴャク 02 男の名は反逆者 ◆UCTnX6mKBo F-03 カズマ 03 ゆっこの登場話で自重できていないちゃんみお、長野原みお ◆17xbkNAGAE B-05 相生祐子 04 ボーガーオペラミルキィボーグズ ◆gF6j.8tgro D-02 天野河リュウセイ、シャーロック・シェリンフォード 05 ティロ・フィナーレ!野獣と化した先輩 ◆aWSXUOcrjU E-02 野獣先輩、巴マミ 06 あい殺(さつ)の魔法 ◆gF6j.8tgro C-03 泉研、ありがとウサギ、不動遊星 07 ... -
書き手紹介
書き手紹介 作者 作品数 投下番号 備考 ◆FbzPVNOXDo 49 00、42、60、66、83、94、101、102、104、107、108、110、112、113、114、118、119、120、121、122、125、126、127、128、132、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、145、146、148、149、151、152、156、157、159、160、161、162、164、165、166 ◆czaE8Nntlw 15 12、51、63、67、76、86、89、91、97、106、111、115、116、123、129 旧◆/cS70rty7s ◆J/0wGHN.4E 8 147、150、153、154、155、158、163、167 ◆nVZ6p0TCus 7 41、45、49、56、65、82、105 ◆ei... -
第二回定時放送
第二回定時放送 ◆FbzPVNOXDo 『聞こえるか? エンリケだ。これから第二回定時放送を始める』 島全体にエンリケの声が響き渡る。 彼の言うとおり、第二回定時放送の時間が来た。 『先ずは死亡者の発表からだな。 ジャック・アトラス 青鬼 レア様 アサシン ゴン=フリークス イーノック 司馬宙 赤座あかり 野獣先輩…いや田所と言った方が良いか ラミエル 風見幽香 青鬼 聖白蓮 有野晋哉 エイラ・イルマタル・ユーティライネン 速水もこみち この16名が今回の死亡者…おっと、たった今、運悪くも心臓発作で一人死んだな。 ここに松岡勝治を追加で17名が死亡者だ』 【松岡勝治@人造昆虫カブトボーグV×V】死亡 『さて次は禁止エリア指定だが ... -
私気になります!
私気になります! ◆FbzPVNOXDo 「譲治までやられ、更に首輪もまた外されただと!」 「落ち着いてください。まだ殺し合いの進行は……」 「黙れ!! これが落ち着いていられるか!」 八つ当たりのように喚き散らすアリアス元大統領を宥めるベネット。 第二回放送後から同じ光景を二人は繰り返してきた。 「冗談じゃないぞ。私はあのメイトリックス大佐に、復讐出来ると聞いたから手を貸したんだ。 私を殺した憎きメイトリックスにな!!」 「ええ、そうです。俺たちが今回の“依頼人”(クライアント)に手を貸したのはその為です」 二人に共通するのは一度死んだ後にその“依頼人”によって蘇させられ殺し合いの片棒を担ぐよう命じられたということ。 そして殺害者がどちらもジョン・メイトリックスで、その復讐が出来ると聞かされたということ。 「それがどうだ。我々は安... -
そうだ船に行こう
そうだ船に行こう ◆FbzPVNOXDo ザクッザクッ。 無機質に甲高くも鈍い音が響く。 柄にも無くケイネスはシャベルを振り上げ土を掬うと、それを横の穴へと放る。 徐々に土によって埋もれていくジャックの遺体。 幸いにもジャックの遺体に異常は無かった。 その事へ安堵しつつも疑問も沸いた。 (奴の繁殖方法はてっきりゾンビのようなものだと思ったが……しかしジャックの遺体に異常は無い。 何か条件があるのか?) ジャックの遺体を確認した後、こんなところ内を探索したが。そこにはケイネスが使ったクローンは無かった。 誰かが持ち去った可能性もあるが、あの巨人へと変貌しこの場を去ったというのも否定できない。 (一先ずジャックのクローンには魔除けの魔術を施しておいた。 あの巨人になる事はないだろう) 再びジャックの埋葬を終えると、ケイネスは... -
聖夜♂サイレント・ホーリーコマンドー
聖夜♂サイレント・ホーリーコマンドー ◆FbzPVNOXDo 「そういや、今日はクリスマスだよな……」 龍昇ケンは呟いた。 そう殺し合いに巻き込まれた状態ではあるが、一応今日はクリスマス。 殺し合いの前に日付をちゃんと確認した記憶があるので間違いない。 「クソッ! 今年のクリスマスは彼女と過ごしたかったなぁ」 ケンの願いである彼女も、殺し合いに巻き込まれては出来ないだろう。 少なくともこの場で出会ったのは、クソ汚いホモとイケメン、そしてカズヤだかカズマとかいう、むさい連中ばかりだ。 「ああ、クリスマスだし神様、俺に彼女を下さい」 殺し合いからの脱出ではなく、彼女を願うとはたまげたなぁ。 でも基本ボーガーは己の欲求に素直なので仕方ない。 「ホホッ。メリークリスマス!」 「え?」 ... -
希望の船
希望の船 ◆FbzPVNOXDo 「……誰も来ねえ」 ぶっきらぼうに祐子は呟く。 殺し合いが始まってから第一回放送を向かえ、つい先ほど第二回放送が終了した。 主催側から明確にはされていないものの、今までの定時放送は6時間毎に行われている。 そしてたった今その第二回放送が終了した。 6×2=12 つまり12時間、1日24時間だからその半分。なんとゆっこは半日近く死体と糞ウザイ変なロボット以外とは遭遇していない事になる。 一体何処の誰が、目立つからドームに人が居るなどとほざきやがったのだろう。 「あちゃーあたしゃ知りませんよ」 分かってる。悪いのは自分だ。 あんな浅はかな考えが悪かったのは百も承知だ。 そうと分かってはいるが、バリカンの態度がウザく感じてしまうのはしょうがない事なのかも知れない。 「それよりも、禁止エリアを... -
悪い人間は殺してやるー!
悪い人間は殺してやるー! ◆FbzPVNOXDo 人間は恐ろしい。 清らかな心を持っていようと、それはすぐに真っ黒に染まる。 門矢士が、そうであったように。 もう人間は信用できない。他人なんてもっての他だ。 あんな同種で無意味な戦いを繰り広げ。 環境を汚すような、愚かな生き物を信用していたほうが、どうかしていたのだ。 ポケモンではなく、擬人化した今だからこそ分かる。 大切な人を守るには、恐ろしい人間を殺さなくてはならない。 そう、悪い人間は滅ぼさなくてはならない。 今の自分には、それが出来るだけの力があるのだから。 キルリアはゲイ・ジャルグを強く握り締め、そう決意した。 「悪い人間は殺さなくっちゃ!」 次なる悪人を殺戮する為、キルリアは奔走する。 「ウェイ?」 見つけた。一人の少年だ。 妙な格好... -
世紀末吸血主
世紀末吸血主 ◆FbzPVNOXDo 「くそっ面倒な事になってきやがった!」 あの黒服の男とクマから逃げる為にゲギド街を離れたロックオン。 だが彼は未だに第二の隠れ家を見つけられずに居た。 気付けば、第二放送まで迎えてしまう有様。 流石のロックオンにも焦りが見え始める。 (“民家”や“建物”だけなら幾らかあったが、少なくとも身を隠すには向いてはいなかった。 ……あの古本屋のように“娯楽”や“調理場”があるのが理想だが、早々あるものじゃないか。 となると、孤城して殺し合いをやり過ごすって方針は変えるべきかな) むしろ今までが順調過ぎたのかもしれない。 あの男達の襲来まで気付かなかったが、本来あそこまで参加者に出会わなかった事自体が奇跡だった。 どこぞのボッチだって、最近は人と遭遇したのだからロックオンなら尚更だ。 (参加者との遭遇... -
妖怪(プラ/シドがテケテケ的に)競演
妖怪(プラ/シドがテケテケ的に)競演 ◆FbzPVNOXDo 「く、そ……」 両手を使い、必死にもがくプラシド。その様はまさにテケテケ、安っぽいホラー映画のようだ。 だが、そんな努力もむなしく、対して距離は進んでいない。 元々、人間の両手は歩くために、付いている物ではない。従って、人間をモデルにしたロボットであるプラシドも、手だけでは移動は困難だ。 そこでまずは、下半身を治そうと考えた。運のいいことに、代用できそうな部品は今目の前にある。 首から下のないルカのボディ、大破したオデッセイ。同じロボットであるルカは尚更、オデッセイも幾つか納品は代用できるはずだ。 もっとも、ルカのボディはブルーベリー色の巨人になる可能性もあるが、恐らく純粋な生物ではないルカはそうならないと、プラシドは推測している。 事実、殺されてから数時間経っているのに、ルカのボディに異変はない... -
オープニング
オープニング ◆FbzPVNOXDo 登録タグ パロロワ[百] ニコロワγ オープニング コマンドー[百] 「こ、ここは?」 泉研が目を覚ますとそこは見た事の無い妙な部屋だった。 いや部屋と言えるのだろうか? 広さは学校などにある体育館ぐらいで70人位は余裕で入れそうだ。 研は部屋というより、何かの会場のように感じた。 「おい、お前ここが何処か分かるか?」 「君は?」 「人に名前を尋ねる時は、先ず自分から名乗れ!」 ここが何処なのか確認するよりも早く研に一人の少年が話しかけてくる。 歳は研と同じ10歳位で、半袖の赤いジャンバーを着ている。 イメージカラーは赤といったところだろう。 そして、恐らく好物は焼肉定食と銀ダラの粕漬けだ 「君が誰かは知らないけど、名前は簡単に名乗るものでも無いし、そんな無闇に教えることは許されないんD... -
どうしてD・ホイールと合体しないんだ・・・
どうしてD・ホイールと合体しないんだ・・・ ◆FbzPVNOXDo 「くっ、マミさん、権兵衛さん……それにまた僕の名前まで」 息を吹き返した勝治は放送を聞き、マミ、権兵衛の死に胸を痛める。 そしてシャーロックの無事に安堵し、また放送で呼ばれた自分の名前に疑問を抱いていた。 「シャーロックちゃんはリュウセイくんが付いてるから安全だろうけど。 僕はそうもいかない……。早く頼れる仲間を見つけなきゃ」 ここに来てから、勝治は同行者と毎度毎度必ずと言っていいほど逸れている。 幸い、カブトボーグは近くに置いてあったので戦闘はこなせるが、それでもやはり心もとないのも事実。 この殺し合いの打破は一人では困難だ。それを理解していた勝治に焦りの表情が見えはじめた。 「うんざん、うんざん!」 「ハッーハハハハハハハハ!! これが俺の真の姿だ!!!」 ... -
ま、まだ本気出した訳じゃないから……
ま、まだ本気出した訳じゃないから…… ◆FbzPVNOXDo 「如何に逃げ足が早くとも、このハサンめから逃れることは出来んぞ? 人間!!」 「お前みたいなしつこい奴なんて、大っ嫌いだあああああああああああ!!」 騒がしい叫び声を上げながら、アサシンと閣下の追いかけっこは未だに続いていた。 地味にアサシンが真名を名乗っていたりするが、気にしてはいけない。 「それにしても、何故当たらん?」 追いかけっこの最中、何度かウィンチェスターライフルを閣下に狙って撃ってみたものの全て見事に外れた。 まあ本気出せば当たったが、閣下如き本気を出すまでも無いという事だろう。 それにやはり英霊には英霊に相応しい武器がある。 神性の欠片も無い近代兵器など、アサシン似合わないのだ。 「ふっ、このキー・オブ・ザ・グッド・テイストの稽古台になって貰おう」 不適な... -
幕間2
幕間2 ◆FbzPVNOXDo 森の中を一台の無骨な車が走る。 その運転席に乗る、一昔前の洋風さを醸し出す男性がハンドルを握る姿が逆に不自然さを醸し出す。 「ふむ、中々に便利だな」 運転席の男性、ケイネスはこのような移動手段があったのだと関心する。 以前ならば見下していたが、科学技術も侮れない物だ。 もしかすれば、根源に至るには科学的なアプローチも必要なのだとすら思えてくる。 徐々に、魔術師としての欲求が沸きあがってくる。そこには地位や名声も関係無い純粋な心情があった。 「おい、そこの車の奴!」 頭の中で如何に科学と魔術を組み合わせるか、計算していたケイネスがふと我に帰る。 前方に二人の筋肉モリモリマッチョマンを見つけたのだ。 「君は、メイトリックスか?」 「そういうアンタは、ディアズに殺された女の……」 車を止めたケ... -
第三回放送
第三回放送 ◆FbzPVNOXDo 『よう大佐? 聞こえるかベネットだ。 殺し合いも中盤、第三回放送を始める。 まず死亡者の発表からだ。 ありがとウサギ 巴マミ 四条雛子 日本鬼子 我那覇響 アカツキ ルシフェル 権兵衛 右代宮譲治 ロックオン・ストラトス 男色ディーノ 門矢士 巡音ルカ 松岡勝治 アサシン…ああ、こいつは前に呼ばれた奴とは別の正規参加者として加入の予定だった補欠だ。あまり気にするな。 言い忘れるところだったが、青鬼って奴が二体ほどまた参加者として加入する。覚えておけ。 さて、禁止エリアだが指定の前に今まで禁止エリアになった場所に踏み入ったら首輪が爆発することになっていたが、 もう一つ別個に新しいルールを付けることにする。それは―――」 ベネットの台詞に合... -
シコシコ……
シコシコ…… ◆FbzPVNOXDo 「オォン……!」 シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……。 シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……。 シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……。 シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……。 シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……。 シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコシコ……。 シコシコ……シコシコ……シコシコ……シコ... -
三人寄ればなんとやら……
三人寄ればなんとやら…… ◆FbzPVNOXDo 「ほむらちゃん……?」 「目が覚めた? まどか」 目覚めたまどかが最初に見たのは、心配そうに顔を覗き込ませるほむら。 次に感じたのは頭を包む、柔らかく暖かい感触。 ほむらの顔がまどかには逆さまに見えた事から、自分はほむらに膝枕をして貰い、先ほどまで介抱されていたと気付いた。 「あの、カズマとかいうお兄さんは?」 「何とか撒いたわ」 「マミさんは?」 「砕けた」 「はぁ……」 マミの悲報を聞きながらも、まどかはそれに涙を流す様子も無く溜息を着く。 戦力が減ったばかりか、カズマに一杯喰わされたのが余程気に入らないのか。 まどかは更に静かに奥歯を噛み締めていた。 「聞いてまどか……」 そんな、まどかの機嫌を良くしようと思ったのか。 ほむらはカズマの戦いをヒントに見出した、首輪... -
考察フェイズ
考察フェイズ ◆FbzPVNOXDo 遊星と勝治は既にショッピングモールを発ち少年、ムラクモの元へと急いでいた。 「役に立つ物は見つかったんですか?」 「ああ」 勝治を出来るだけ不安がらせないように遊星は力強く答える。 事実、ショッピングモールにあった玩具は弄れば使えそうな物が山ほどあった。 更にその玩具達を弄るのに捗る工具も回収しておく。直接首輪を外すのには役立たないが玩具を弄るのには最適だった。 これで首輪解体の道具は揃ったも同然。ついでに万が一に備え、武器になりそうな包丁や鋸なんかも多少調達しておく。 あとは首輪のサンプルと、落ち着いて解除できる場所があれば十分だ。 【これを黙って読んでくれ】 道中、こう書いたメモを遊星が勝治に渡してきた。 つまり、この話は盗聴されるわけにはいかない事だと勝治は理解し、OKのサインを出した。 ... -
きょうのわんこ
きょうのわんこ ◆FbzPVNOXDo 「ちぃ、雑種風情がぁ」 どうもこんにちわ。グレーテルです。 何だかんだで、第二回放送まで生き残れた幸運を喜ぶ今日この頃ですが、ぶっちゃけ同時に不幸を呪ってもいます。 うん。さっきからこのギルガメッシュめっちゃ機嫌が悪い。 このヒトラーさん、通称閣下が近くの民家から拝借してきた適当な道具を使って手当てをしてるけど、この怒りっぷりだと下手すれば閣下まで殺しちゃいそう。 まあ腕を斬られて怒らない人は居ないだろうけど、それでもやっぱり怖い。 「よしっと。かなり大まかな応急処置だが破傷風などの心配はこれでないだろう。まあ後でちゃんとした場所で治療するべきだろうが。 斬られた腕もちゃんと保存しとけば、くっつかんことも無いかもしれん」 閣下は治療を終えると、氷を詰めた透明な袋に腕を挟んだモノをギルガメッシュのバックへ... -
お前に夢中だ!! エイラァァァァァ!!!
お前に夢中だ!! エイラァァァァァ!!! ◆FbzPVNOXDo 「えーと学校ってこっちで合ってるよな!」 「た、多分……ぐっ」 「悪ィ、傷口に響いちまったのならすまねえ」 サーニャを背負いながらも学校に向かって行くカズマ。 シェルブリット第二形態はその速度こそ、影すら追いつかぬといわれる程の速さを誇る絶影すら捉えるほどだが しかし、絶影と違い揺れや振動は激しい。つまりそれで飛んでいるカズマ本人はともかく、乗っているサーニャからすれば非常に乗り心地が悪い。 怪我さえしなければ程々のスリルが味わえ楽しめたかもしれないが、腹に穴が開いていてはそうもいかない。 「ベネっなんとかも、近くに医者ぐらい置いとけよな!」 それじゃ殺し合いになりませんよね、と突っ込む体力も無いサーニャがグッタリとカズマの背に寄りかかる。 さて、いよいよこれは手遅れかとカズマ... -
胴長のクマにカブトボーグを与えてみた
胴長のクマにカブトボーグを与えてみた ◆FbzPVNOXDo 「うーん、疲れたな」 本から手を離し、背筋を伸ばす。 そして、疲労しきった両目を抑える。確か目の周りを優しく押してやると、良いマッサージになるんだったか。 ロックオンは、そんな事を思いつつ時間を確認する。 時刻は11時丁度。前回の放送から考えるに、後一時間程で第二回放送が始まるだろう。 さて、どうするか。 本の続きを読み始めても良いが、疲れたばかりで少し休憩したい。 なら少し早めになるが、食事を取るのも良いだろう。 台所に移り、用意されてあったレトルト食品と缶詰を取り出す。 缶詰はツナが一つ、レトルトがボンカレーに白米と一つずつ。 辺りを見渡し器具を確認した後、ロックオンはボンカレーの調理から始めた。 箱を開け中からカレーの入った袋を掴む。それを備え付けてあった電子... -
サーニャ・リベンジャー
サーニャ・リベンジャー ◆FbzPVNOXDo 「ロックオン、死んだのか」 耳障りな三回放送を聞き、フランクはロックオンの名に反応する。 一番最初に出会った参加者の一人であり、一番最初にフランクをこの場で裏切った参加者だ。 今更、死んだところで何の感傷も沸かないが、だが同情くらいはしてやろうと思う。 少なくとも、この殺し合いに巻き込まれた点では被害者の一人だ。 誰に殺されたのか知らない為、仇なんかは取れっこないが主催者を奴の分までぶっ飛ばしてやるぐらいはしてやるつもりにはなった。 「知り合いか?」 「まあ、少しな。だがろくな顔見知りじゃないが」 ランサーが気遣ってくれる様子だが、フランクは気にするなと言いたげな顔で首を横に振る。 それよりも今はケンを探すのが先だ。あんなキチガイを放って置く訳にはいかない。 「……誰、か」 ふと... -
あいさつの決闘者
あいさつの決闘者 ◆FbzPVNOXDo 「酷いな」 あいさつ広場。 普段ならば、綺麗に整備され、汚れ一つ無い白い建物が立ち並んでいる筈のこの場所が 今は殺し合いの跡を刻み込んだ戦場と化していた。 辺りに建物や木々は薙ぎ倒され、無造作に複数の遺体が転がっている。 その中で一際異彩を放ったのが、ミイラのようになった一つの遺体。 辛うじて少年であることが分かるが、一体何が起これば、この少年の様な遺体が出来上がるのだろうか。 「あれは」 その少年の遺体から、少し離れた場所で小柄な中年男性が倒れているのを見つけた。 一瞬、あれも遺体かと思ったが、僅かに動いているので生存者に間違いない。 何時でも戦闘が可能なように身構えつつ、男性に接近し揺すってみる。 「ん……ワシは?」 「寝てたよ」 肩を抑えながら総統閣下は周りを見渡す。 ... -
幕間
幕間 ◆FbzPVNOXDo 『先ずは死亡者の発表からだな。 ジャック・アトラス……』 友であり、ライバルであった誇り高きキング。ジャック・アトラス。 第二回放送で告げられたのは、彼の死だった。 「とうとう、残るチームサティスファクションのメンバーは、俺とクロウだけになってしまったぞ……」 未だに実感が沸かない。 あの男がそう簡単に死ぬはずが無いと、心の何処かで思っているのかもしれない。 「ジャック……」 結局、鬼柳とジャック。二人の最期すら、看取ってやれなかった。 そう言えば、先の放送で勝治もまた呼ばれていた。――恐らく勝治は生きていると思うが……。 ……こんな事をしている場合じゃない。今は権兵衛の言っていた早苗、海東を探すのが先だ。 涙を流すのは、その後で良い。 (すまない二人共……) ... -
もげ!もげ!もげ!【プラシドの半身を】……もげ!
もげ!もげ!もげ!【プラシドの半身を】……もげ! ◆FbzPVNOXDo 「おい何も見つからないぞ」 司馬が半ば呆れた様に口を開く。 天界の書記室を探索し始めて何時間が経っただろうか。 何一つ有益な物は見つからない、あるのは小難しそうな本ばかりだ。 「チッ、とんだ無駄足だったようだな」 同じくプラシドも舌打ちをしながら呟いた。 ここに来て手に入れた物といえば、ルカから強引に譲ってもらったこの希望皇のカードのみ。 書記室自体からは禄な物が出てこない。 横を見れば、一先ず一緒に探索する事になったルカと鬼子も同じ様な顔をしている。 もう、ここに長居は無用かもしれない。 「おい。貴様らはこれからどうする?」 そう考えたプラシドがルカと鬼子へ問いかけた。 「そうですね……。ここにはもう用は無いですし……貴方方と... -
下っ端の憂鬱
下っ端の憂鬱 ◆FbzPVNOXDo 「ぐわあああああああああああああああああああああ!!!!!」 男の叫び声。 プラシドが再び目を覚ました時、耳を響かせたものだった。 「アカツキが轢かれた!」 「アカツキさん!!」 「ど、どうしよう……」 「ルカさん、こういうときは、えーと」 なるほど、大体事態は掴めた。 ルカの荒い運転が祟り、とうとう誰かを跳ね飛ばしたのだろう。 こんな事で、妙な誤解をされたくはない。轢かれた男を治療し、事情を説明するしかない。 そう考え、プラシドが横たわった体を起そうとして、違和感に気付いた。 下半身が無いのだ。 (そうか、俺はあのロボットに襲われて……) プラシドの脳裏を過ぎるのは、あの忌々しいロボット。 (そう言えば前にも同じ様な事が……。おのれ、不動遊星……!) ... -
侵略の星は流れた
侵略の星は流れた ◆FbzPVNOXDo 「さて。あかり、次は何処を侵略するでゲソ?」 E-09の民家で地図を見ながら、イカ娘は次の侵略地を考えていた。 あかりはイカ娘の広げている地図を眺める。 思えば、禁止エリア等は確認しておいたが、各地に配備されている施設をちゃんと確認するのは、これが始めてかもしれない。 この機会に、何処にどんな施設があるのか、把握しておく事にする。 (こんなところって、どんなところだろう? この木なんの木も、どんな木なんだろう?) あまりに名前が雑すぎる二箇所に注目したが、それ以外は特に気にするような場所も無い。 次に侵略とやらをする場所についてだが、それはイカ娘に任せておく事にした。 するとイカ娘は驚愕の表情を浮かべあかりに迫ってくる。 「あかり、見てくれでゲソ!」 イカ娘が指差す先には、海の家れもんと... -
首輪解除×脱出×ぼっち
首輪解除×脱出×ぼっち ◆FbzPVNOXDo 「くそっ!」 メイトリックスが思いっきり壁に拳を叩きつけ叫ぶ。 第三回放送で呼ばれた仲間、門矢士。 まどか達に襲撃され分断された後、もっと別の場所を探し再会できれば彼は死ななかったかもしれない。 あるいはフランクと合流した時、早くに二手に分かれていれば、いや船に向かうときフランクに士のことを伝えていれば。 もっとも、メイトリックスもあの短時間に様々な事があった。主にケン絡みで。 エスポワールも禁止エリア指定され時間がなく一杯一杯なのもある。 だが二回放送でイーノックの名前を呼ばれた時に、もっと最悪の事態を考えられたのではないか。 メイトリックスの中でそんな疑念が生まれる。 「メイトリックス、気持ちは分からないでもない。 だが……」 「分かってる。こういうことは戦場でもよくあった」 流石... -
なかには役に立つ支給品だってあるんだよ?
なかには役に立つ支給品だってあるんだよ? ◆FbzPVNOXDo 「ここまで来れば……安全かな?」 H-6からF-6まで走ったグレーテルは、この木なんの木の下でポッチャマと共に休憩を取っていた。 自分たちを襲ったあの変態レスラーの事も気になったが、あの様子では目覚めるのに時間が掛かりそうだったし 何よりグレーテルは1エリア分の距離を休まず全力疾走してきたのだ。 一般人であるグレーテルにとって、それほどの運動による疲労はかなりのものであり休憩を取らずにはいられなかった。 「喉乾いたから水を飲みたいけど……開けられない」 喉を潤そうとギルガメッシュのバックから水の入ったペットボトルを取り出すが開けられない。 やっぱり「この腕不便だ」と、愚痴りながら水をしまう。 「水は諦めて。これからどうしよう?」 今はまだ生き残れているがこの調子では... -
槍兵の奇妙な四角関係とケンのパーフェクトにころわ教室
槍兵の奇妙な四角関係とケンのパーフェクトにころわ教室 ◆FbzPVNOXDo 「ゲイ――ジャルグ!!!!」 「チャイナクック・マーベラス・チャーハン! バージョン! エレクトリカル・スピードワゴン!!!!」 あらゆる魔法を打ち破る槍と、何か背後に青色の(恐らく機体が別の物なせいだろうが)食欲が失せるチャーハンを出現させながら、突き進むカブトボーグ。 二つの激突は僅かな拮抗の末、崩れる。 一瞬にして、チャージが切れたかのように吹っ飛ばされ転がり落ちる、エレクトリカル・スピードワゴン。 これが破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ) の力。良く分からない理屈が働き、ボーグが発揮するパワーも魔法として認識し打ち消す。 「変な槍使いやがって!」 「人間は、皆死ね!!!」 焦って、エレクトリカル・スピードワゴンを回収するケンに、キルリアは追撃の槍を放る。 崩れた... -
損をするのはいつも優しい人ばかり
損をするのはいつも優しい人ばかり ◆FbzPVNOXDo 「み”、水”……」 まるで酔っ払いの様な、おぼつかない足取りで男は歩く。 つい先ほどまで、目の前に居た男声の女の姿は消え、今は一人男は彷徨う。 その何時潤うかも知れぬ、喉を潤す為に。 水を持っていよう獲物を探す為に。 「――!」 そして男は獲物を見つけた。 ―――― 「……大体の事は分かったわ」 「ありがとう。こんな話信じてくれて」 幽香から逃げ一段落着いたところで、さやかは全てを麗華に打ち明けた。 信じてもらえるとは思っていなかった分、あっさりと信用して貰えたお陰で、さやかは少し心が軽くなった気がした。 「悪いな。そんな話させて」 「良いの。いずれは誰かに話さなくちゃいけないし」 自嘲気味にさやかは笑みを浮かべた。 問題な... -
オリーブの恨みは恐ろしいって、ハッキリわかんだね
オリーブの恨みは恐ろしいって、ハッキリわかんだね ◆FbzPVNOXDo 「駄目です。この辺には碌なものがありませんでした」 とある民家から、ドアを開け姿を見せたシャロは溜息混じりに呟いた。 何故、彼女がこんな空巣染みた真似をしているのか それはいつもの4人が海東と共に行動するようになってから、しばらくした頃リュウセイが民家を探索してみようと言ってみたのがきっかけだった。 もしかしたら支給品以外に何か役に立つものがあるかもしれないという事で、暫く市街地に留まる事になったのだ。 「そろそろ他の場所へ移動しませんか? ここは殆ど探索しましたし」 海東がここで探索の打ち切りを提案してきた。 元々全員何か役に立つものがあればいいなあ、程度にしか考えていなかったのだろう。 特に反対意見も無かった。 「で、何処に行くんだ? あの博麗神社ってとこか?... -
小さな狼煙――人恋し妖怪――
小さな狼煙――人恋し妖怪―― ◆FbzPVNOXDo 「良いぞ……もっと殺し合え」 16人だか17人だか分からないが、いいペースで死んでいる。 この様子なら、一日で参加者の大半は死ぬんじゃないか。 しかし現実は非常とでも言うか、こう喜んでばかりも居られない。 「本当なのかベネット?」 『ああ、情報が漏れた』 かなり面倒な事になった。 誰か知らないけど、本部の情報を勝手に盗み見た奴が居るらしい。 今のところ、主催連中を全員調べているらしいが……。 「まっアイツしかいないだろうけどね」 さて処刑に向かうとしよう。 反乱者は生かしておかない。この宴は始まったばかりなんだ。 無粋な真似をして水を差すのは忍びないからね。 「また僕の名前が……嫌がらせかな」 「さあ、だとしたら随分と性格の悪い主催も居たものですね!」 「こ... -
自分から騙されていくのか(困惑)
自分から騙されていくのか(困惑) ◆FbzPVNOXDo 「な、なんて力だ……!」 星君と龍昇ケンの戦いは星君の劣勢だった。 それほどまでにカブトボーグの力は凄まじい。 ……この力に対抗するには、本来のジュラル星人の姿に戻れればあるいは。 そう考える星君だが、現状の手札にないものを思っていても仕方ない。 「止めだぁ! 行け! エレクトリカル・スピードワゴン!!」 「くっ……!?」 エレクトリカル・スピードワゴンの発する青いオーラを起爆剤とした爆発が星君を襲う。 それに巻き込まれた星君は、溜まらず吹き飛ばされる。 「しょうがない」 地の石を強く握り締める。 キルリアに力を与えた、この石を使う時が来た。 新たに力が加われば、この少年など相手にもならないはずだ。 現に握るだけで力が沸いてくる。これならば――― 「まだまだ... -
D.K. ディケイドは世界を紡ぐのか? 最終鬼畜ホモディーノ
...ホモディーノ ◆FbzPVNOXDo 「あははははははあ!!!」 「くっ―――速い!?」 「遅い遅い。遅すぎよォ!」 プラシドの剣を振るうランサーに、それを次々といなしランサーへと拳を放つディーノ。 ランサーは歯噛みする。サーヴァントの全力を以ってしても、未だ人間一人仕留め切れないこの状況を。 ランサーもディーノの攻撃を紙一重で回避しているが、それでも自身が追い詰められていると自覚する。 基本人間はサーヴァントには勝てず、本来の武器ではないとはいえ、使い慣れた剣を手にして尚これだ。 自身の不甲斐なさび嫌気が差し、ホモの執念に軽く引く。 「何故だ? これ程の腕を持ちながら、どうしてこのような殺し合いに乗る?」 「決まってるでしょう! 私は掘りたいの!! いい男をね!!」 まるで話しにならない。 何らかの目的があるのかと思えば、ただ私欲... -
「アイテム渡しすぎじゃないですかね?」「ま、多少はね?」
...多少はね?」 ◆FbzPVNOXDo 「鹿目まどかだな?」 俺は出来る限り、相手を刺激しないように話しかけた。 鹿目まどか、主催の一人を既に殺害したことのある参加者だ。気を抜けば俺も殺されかねない。 まどかは怪訝そうに俺を見ている。そして俺がただの参加者ではないと気付いたのだろう。 明らかな殺意、敵意を向けていた。元グリーンベレーの俺すら一瞬怯みかけるほどだ。 こいつは生まれながらにしての、邪悪という奴なのだろう。 「おじさん一体誰?」 「俺はクック、主催の一人だ」 「主催? よくのこのこと、参加者の前に姿を見せられるね。殺されても文句言えないんじゃない?」 「俺としても、参加者の接触は避けたいところだ。だが生憎そうもいかん、そのアサシンの少女を回収しなくてはならない」 「回収?」 俺はアサシンの少女を次の放送後、正式参加者として加... -
邪神×ウィッチ×騎士、泉にて
邪神×ウィッチ×騎士、泉にて ◆FbzPVNOXDo 「へ、へぇ~マミさん、マスケット銃になっちゃったんだー」 心の中で百回以上舌打ちしながら鹿目まどかが頷く。 門矢士、イーノック、メイトリックスとの戦闘を終えた彼女らは何事も無く、無事にF-05の泉に到着した。 そこに居たのはサーニャと名乗る少女と、うんざん♪うんざん♪と、五月蝿い妖怪。 そして一丁の巨大なマスケット銃だった。 「ごめんなさい。大事なお友達を……」 「気にしないで下さい。サーニャさん」 申し訳無さそうに頭を下げるサーニャをまどかが慰める。 「でも、でも……!」 「そうそう。アンタは悪くないよ」 横から安藤と名乗る泉の女神が口を挟んでくる。 諸悪の根源とも言っても、過言では無いくせに呑気なものだ。 「ねえ、貴女。この殺し合いから脱出させて欲しいって... -
最悪の脚本(マッドスプリクト)
最悪の脚本(マッドスプリクト) ◆FbzPVNOXDo 「中々良いペースで減ってるじゃねえか」 第二回放送を聞きジャギは笑みを浮かべる。 どうやら、自分以外にも積極的に殺し合いをしている者は少なくはないらしい。 殺し合いに反対する参加者に下手に徒党を組まれるよりは遥かにましだ。 「さて、どうするか」 疲労が取れたのを確認し、ジャギは前方の獲物を確認する。 数は六人、男二人、女四人。 その内一人は上半身だけ、死体だろうか。 車種までは分からないが、車に乗ってこちらに向かってきている。 (流石にあの人数は面倒だな) 連中がこちらに気付き、車を停車させる。 中から金髪の少女と軍服を着た男が降りてきた。 常人だけならともかく、この二人は相当な使い手。まず一度に相手するのは得策ではない。 「私達は殺し合いには乗っていません」 ... -
これマジ?首輪が貧弱過ぎるだろ
これマジ?首輪が貧弱過ぎるだろ ◆FbzPVNOXDo 「嘘だろ、権兵衛……」 「そんな権兵衛さん」 第三回放送にて流れた権兵衛の名前に、リュウセイとシャーロックは衝撃を受けていた。 今まで、いつもの四人としてチームを纏め上げていた、リーダー格の権兵衛の死はそれだけ重い。 『いつものチャージインです。リュウセイくん!』 『いつもの推理です。シャーロックさん!』 もうあの権兵衛に会えないという事実が二人の胸にのしかかる。 「ジュラル星人め、奴らのせいでこれだけの人間が死んでしまうなんて。 必ず滅ぼしてやる!!」 研もまた怒りに燃えていた。 先の放送での死亡者の人数も、今までと依然変わらず。むしろ加速すらしている印象すら覚える。 このまま、主催の好きにさせておく訳にはいかない。 しかし、未だに何らかの策もなければ、首輪も外... -
ならず者達
ならず者達 ◆FbzPVNOXDo 「嘘……」 サーニャが目にしたそれは人とは思えない食いカスだった。 無残に散らばった血に塗れた服、髪の毛が生え所々肉片の付いた髑髏の数々。 如何な方法を以って殺せばこうなるのか、最早人の所業とは思えない。 「うっ……おえっ」 涙よりもサーニャを襲ったのは強い吐き気だった。 エイラと思われる髑髏を見つけたとき、反射的に意の内容物が逆流し吐瀉物として外部に排出される。 愛らしい小顔は見るも無残な白貌の骨へと変わり、残った髪と二つの目玉がギョロリとこちらを睨んでいる。 「エイラ、そんな……」 それをエイラと呼びかけるのに躊躇いすら生まれた。 死んだという覚悟は出来ていたが、これはあまりにも酷すぎる。 怒りや悲しみを飛び越え、嫌悪感を感じた。 「ガキか」 男の声がサーニャ耳を鳴らす。 ... -
グレートの魔法
グレートの魔法 ◆FbzPVNOXDo 疲労した体を引きずりながら、ムラクモはMOCO sキッチン収録スタジオ前に立っていた。 「MOCO sキッチン収録スタジオ……無事に辿り着けたか」 ムラクモはMOCO sキッチン収録スタジオの入り口から内部に入る。 少し薄暗いが、気にしている暇は無い。 何故なら、目的のオリーブオイルを早く手に入れて、早急にここから立ち去られねばならないからだ。 (今頃もこみちは、あの少女が私ではないことに気付き、MOCO sキッチン収録スタジオに向かっている筈……) いくら、もこみちが狂乱し冷静さを失っているとはいえ、あの囮の少女は長くは持たないだろう。 追いつかれ殺されるにしろ。冷静さを取り戻し情報を交換するにしろ。 自分が本物のムラクモに騙され、偽のムラクモを追っていたことに、気付くはずだ。 そして、それに気付いたならば... - @wiki全体から「◆FbzPVNOXDo」で調べる