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ようこそGMガイドへ。
GMはTRPGにおいて最も重要な役割だ。
ゲームを公平にする一方、憎まれる敵を演じるのだから。
**GMとは何か
GMとはそのセッションをプレイする、プレイヤーの一人だ。
プレイするシナリオを用意する役であり、セッション中に審判をする役でもある。
そして敵となり、全力でPCを叩きつぶしにいく役である。
**GMがやるべきことは何か
GMは最初にシナリオを用意し、セッションを進めるのが主な役割だ。
必ずしも創造性に富んでいる必要はないし、リーダーとして取り仕切る必要もない。
GMは難しい。という人もいる。しかし、より良いGMとは、楽をするGMと云える。
というのは、そういうGMはプレイヤーキャラクターの情報を引き出し、彼らに沿ってシナリオを進められるからだ。
もし貴方が、NPCを20人(大型キャンペーンか!)、関連性をもたせて自力で考え出すとなれば、途方にくれるかもしれない。
しかしPC達に関連したNPCを5人ずつ拝借するなら、非常に簡単かつストーリー性をもってシナリオに参入できる。
そしてGMだけで考えたシナリオより、そういった物語の方が、プレイヤーの意表をつきやすく、喜ばせることが多い。
**GMがやらない方がいいことは何か
GMの悪い例として、「吟遊GM」と「アドリブGM」が挙げられる。
前者はよく話題にのぼることが多い。しかし一言で吟遊GMといっても、その種類はさまざまだ。
-NPCが活躍するシナリオ
別にNPCが活躍すること自体は悪くないのだが、それによってPCが置いていかれるのは問題がある。
PCは物語を進める上での重要な(強力である必要はない)人物であるべきだ。
PCが何もできないままNPCがすべてを解決する、といった「始めからNPCでプレイさせろ」と云いたくなるシナリオはやるべきではない。
-GMのやりたいシーンだけで進むシナリオ
別にGMにやりたいシーンがあること自体は悪くないのだが、それによってPCのやることを無視するのは問題がある。
何はともあれ、主役がPCであることを忘れてはいけないし、ストーリーを進めるのはPLであることを否定してはいけない。
彼らは(役者だが)貴方の役者ではない。貴方は監督ではなく、同じ役者なのだ。
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