Acrylic DNS Proxy の設定方法

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Acrylic DNS Proxy の設定方法 - (2012/03/08 (木) 15:35:23) のソース

#contents()
----
*Acrylic DNS Proxy の使い方
**基本設定
-&font(red){以下の解説は、[[脱Googleスレ★6の679氏>>http://toro.2ch.net/test/read.cgi/google/1330175495/679]] の説明を元に記述しました。ここに心より感謝申し上げます。}
1. 下記のURLからのインストーラをダウンロードします。
 [[http://sourceforge.net/projects/acrylic/files/latest/download>>http://sourceforge.net/projects/acrylic/files/latest/download]]

2. インストールします。
 実行 → Next → I Agree → インストール先を指定 → Install → finish

3. 設定の前に「ネットワークと共有センター」で、自分のPCのIPアドレスを確認しておきます。※XPの方は[[こちら>>http://www4.atwiki.jp/nogoogle?cmd=upload&act=open&pageid=18&file=kakunin_xp_2.png]]。
#image(kakunin.png)

4. スタート メニュー  →  すべてのプログラム  →  Acrylic DNS Proxy  →  Config → Edit Configuration File を開きます。
 ファイルの中身をすべて選択(Ctrl+A)して削除し、以下の内容に書き換え保存します。
 [GlobalSection]
 PrimaryServerAddress=129.250.35.250
 PrimaryServerPort=53
 SecondaryServerAddress=129.250.35.251
 SecondaryServerPort=53
 TertiaryServerAddress=
 TertiaryServerPort=53
 AddressCacheNegativeTime=14400
 AddressCacheScavengingTime=57600
 AddressCacheSilentUpdateTime=2147483647
 LocalBindingAddress=0.0.0.0
 LocalBindingPort=53
 HitLogFileName=HitLog.%DATE%.log
 HitLogFileWhat=BHCF
 StatsLogFileName=
 
 [AllowedAddressesSection]
 IP1=192.168.1.
 
 [CacheExceptionsSection]
 NAME1=*.in-addr.arpa
 
 [WhiteExceptionsSection]
-ただし、[&bold(){AllowedAddressesSection}] の次の行のIPアドレスは、「3.」で確認した自分のIPアドレスの&u(){第4オクテット(4つ目の数字)を削ったもの}を記述します。例えば、「3.」で確認した自分のIPアドレスが、「&u(){192.168.11.}6」の場合は、上記の「&bold(){IP1=192.168.1.}」の部分を「IP1=&u(){192.168.11.}」に改めます。

5. スタート メニュー  →  すべてのプログラム  →  Acrylic DNS Proxy  →  Config → Edit Custom Hosts File を開きます。
 ファイルの中身をすべて選択(Ctrl+A)して削除し、アクセスしたくないサイトのホスト名を記述し保存します。
 まずは試しに、以下のように書いてみましょう。
 127.0.0.1 localhost
 
 127.0.0.1 *.google* google*

6. スタート メニュー  →  すべてのプログラム  →  Acrylic DNS Proxy  →  Config → Restart Acrylic Service を実行して、確認メッセージが出るまでしばらく待ちます。
 「The Acrylic DNS Proxy service has been started successfully.」→ OK

7.「ネットワークと共有センター」で以下の④の部分に、「3.」で確認した自分のIPアドレスを入力します(代替DNSの方は空欄のまま)。
 ※XPの方は、[[こちら>>http://www4.atwiki.jp/nogoogle?cmd=upload&act=open&pageid=18&file=dns_xp_1.png]]と[[こちら>>http://www4.atwiki.jp/nogoogle?cmd=upload&act=open&pageid=18&file=dns_xp_2.png]](環境により多少異なります)。
#image(dns_setting_1.png)
#image(dns_setting_2.png)

8. 以上で完了です。
 ブラウザを再起動して、http://www.google.co.jp/ へアクセスしてみましょう。
 ブロックされれば大成功です、おめでとう!
-このままでは「5.」のリストが不十分ですので、下の [[Custom Hosts File をカスタマイズする>http://www4.atwiki.jp/nogoogle/pages/18.html#id_239b5902]] を見ながら、ブロックの対象を追加しましょう。
-なお、Acrylic DNS Proxy はDNSの仕組みを利用したものですので、IPアドレスを直接指定された場合は、ブロックされません。ご注意ください。
--(例) google.co.jp をブロックしても、http://74.125.235.120 には繋がってしまう。
--これを防ぐ為に、PeerBlock も導入することをお勧めします。


**Custom Hosts File をカスタマイズする
-ブロックするサイトを追加・削除するには、以下の手順で Custom Hosts File を編集します。
--①スタート メニュー  →  すべてのプログラム  →  Acrylic DNS Proxy  →  Config → Edit Custom Hosts File を開き、編集する。
--②スタート メニュー  →  すべてのプログラム  →  Acrylic DNS Proxy  →  Config → Purge Acrylic Cache Data を実行し、しばらく待つ。
--③「はい/いいえ」の確認画面が出た場合は、「はい」→ The Acrylic DNS Proxy service has been started successfully. → OK
--④ブラウザを再起動する。
-設定うまくが反映されない場合は、以下の操作を試します。
--[Winキー]+[R] → cmd と入力してOK。ipconfig /flushdns と入力して Enter → 正常にフラッシュされました。
--上記の基本設定の「7.」の画面で、「インタールットプロトコルのバージョン 6 (TCP/IPv6)」のチェックを外す。
-設定の確認方法は以下の通り。
--[Winキー]+[R] → cmd と入力してOK。nslookup+半角スペース+調べたいホスト名 → Enter と入力。
--Addresses : 127.0.0.1 が返されていれば、正しく設定されているはずです。
 (例)
 nslookup google.co.jp [Enter]
   (略)
 名前:    google.co.jp
 Addresses:  127.0.0.1
   (略)
-Custom Hosts File の記述例
 127.0.0.1 localhost
 
 127.0.0.1 *.google.* *.google* *google.* google* goo.gl
 127.0.0.1 *.google-analytics.com  *.googleadservices.com *.googlesyndication.com
 127.0.0.1 *.2mdn.net *.1e100.net *.blogger.com *.feedburner.com *.gmodules.com
 127.0.0.1 *.gstatic.com *.orkut.com *.panoramio.com *.picnik.com
 127.0.0.1 *youtube.* youtube.* *.yimg.*
 127.0.0.1 *.doubleclick.com *.doubleclick.net
 127.0.0.1 *.blogspot.* *.appspot.*
 127.0.0.1 search.yahoo.co.jp
 127.0.0.1 ad.* *.ad* ads.* adimg.* adlog.* *.ads.* *pagead* *advert* bizad* ad-* -www.adobe.com
 127.0.0.1 -static-ssl-cdn.addons.mozilla.net
 127.0.0.1 -addons.mozilla.org
 127.0.0.1 -versioncheck.addons.mozilla.org
 127.0.0.1 -static.addons.mozilla.net
-Google関連のサイトは、有志の皆さんによって[[このWiki>IPアドレス・ホスト名]]に集められていますので参考にしてください。
-記述方法は、[[こちら>http://pastebin.com/Jv7JDcDh]]も参考に。


**IPアドレスについての補足
-IPアドレスを固定する方法
--IPアドレスを固定できる方は、できるだけ固定しましょう(下のキャプチャは固定例です)。
--ルータやルータ機能の付いたモデムを使用している方は、PCのIPアドレスはプライベートIPですので、通常は固定することができます。ルータ機能の付いていないモデムに直結している方は、一般にIPが変動する可能性がありますので、下の「IPアドレスを固定できない場合」の設定をしてください。
--「3.」で確認したIPアドレスが、(クラスA) 010.000.000.000 ~ 010.255.255.255、(クラスB) 172.016.000.000 ~ 172.031.255.255、(クラスC) 192.168.000.000 ~ 192.168.255.255 であれば、それはプライベートIPアドレスです。なお、ルータのWAN側(=インターネット側)のグローバルIPアドレスは、変動したとしても Acrylic DNS Proxy の使用には影響ありません。
--PCのIPアドレスが固定されていないと、IPが変わる度に「4. 」と「7.」の設定が必要になってしまいます。
--設定する値について
---「次のIPアドレスを使う - IPアドレス」と「優先DNSサーバ」には、固定したいIPアドレスを入れます。同じLAN上の他の機器と重複しないプライベートIPアドレスであれば、何でも構いません。
---「サブネットマスク」には、クラスAの場合は「255.0.0.0」、クラスBの場合は「255.240.0.0」、クラスCの場合は「255.255.0.0」を入れます。
---「デフォルトゲートウェイ」には、ルータのLAN側のプライベートIPアドレスを入れます。この値は、「3.」の右画面の「デフォルトゲートウェイ」の箇所に表示されています。
(参考) プライベートIPアドレス の一覧
|クラス|IPアドレス|サブネットマスク|
|クラスA|010.000.000.000 ~ 010.255.255.255|255.0.0.0|
|クラスB|172.016.000.000 ~ 172.031.255.255|255.240.0.0|
|クラスC|192.168.000.000 ~ 192.168.255.255|255.255.0.0|
#image(ip_kotei.png)


-PCのIPアドレスを固定できない場合は、以下のように設定してください。
--①「4.」で、「IP1=192.168.1.」の次の行に「IP2=127.0.0.1」を追加して下記のようにします。
--②「7.」で、優先DNS欄に、自分のIPアドレスの代わりに「127.0.0.1」と入力します(代替DNSの方は空欄のまま)。この場合、当然ながら自分のIPアドレスと優先DNSサーバのIPアドレスは一致しません。
 [AllowedAddressesSection]
 IP1=192.168.1.
 IP2=127.0.0.1
#image(ji_host.png)



**その他の補足
-Acrylic DNS Proxy を停止する場合は、以下の操作をします。
--①スタート メニュー  →  すべてのプログラム  →  Acrylic DNS Proxy  →  Config → Stop Acrylic Service を開き、しばらく待つ。
--②The Acrylic DNS Proxy service has been stopped successfully. → OK
-DNSのログファイルを作成したくない場合、「4.」で下のように「HitLogFileName=」の行の「=」から後ろの部分を削除すると、作られなくなるそうです。
 HitLogFileName=


**★6>>679氏の解説サイト
-[[基本設定について>https://encrypted.tinytwinkle.net:419/memo/article_3d3f03e5a32277125bde3ef8ce60a53b.html]]
-[[基本設定について(ミラー)>http://pastebin.com/pzqdgiBK]]
--基本設定について に書かれている、Custom Hosts File のサンプルについての訂正。
--67行目の後ろに -www.adobe.com を付け、下記のようにしてください(元のままだと www.adobe.com もブロックの対象になります)。
 127.0.0.1 ad.* *.ad* ads.* adimg.* adlog.* *.ads.* *pagead* *advert* bizad* ad-* -www.adobe.com
 127.0.0.1 -static-ssl-cdn.addons.mozilla.net
-[[Custom Hosts File の記述方法について>http://pastebin.com/Jv7JDcDh]]
-[[トラッキングサイト一覧>http://pastebin.com/0vApBZN0]]
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