オブリビオン図書館内検索 / 「天空の子供たち」で検索した結果

検索 :
  • 書物/天空の子供たち
    天空の子供たち  ノルド族の者は自らを天空の子供たちだと信じている。スカイリムを天が大地に息吹を吹きかけて彼らを作り出した場所とし、世界の喉と呼んでいる。ノルド族は自分たちを永遠の外来者かつ侵略者と見なしており、たとえ他の一族を打ち破り支配下に入れたとしても、それらに対して親近感を感じることはない。  ノルド族にとって息と声は生命の粋というべき要素であり、強大な敵を倒したノルドは相手の舌を戦利品として持ち帰る。これらの舌から作られたロープは、魔術のように言葉を蓄えておくことができる。ノルドはアカヴィリのソードマンの気合同様、自らの力を叫び声に込めることができる。ノルド族最強の戦士たちは「舌」と称される。ノルド族は街を攻める場合、攻城兵器や騎兵などは用いない。門の前にくさび状に陣形を組むと隊長が気合として力を発声して門を打ち破り、斧で武装した歩兵たちが街の内部へと雪崩れ込むと...
  • 書物/豚の子供たち
    豚の子供たち ティストン・ベイン 著  たとえダゴス・ウルの山の最も高齢なダークエルフであっても、太古の孤高の賢者その人であっても、オークたちがタムリエルを蝕んでいなかった時代を記憶してはいないであろう。オークを生み出したのがオブリビオンのどの汚らわしいデイドラなのかは定かではないが、タムリエルの文明を有する諸種族にとって醜悪なオークほど脅威であり続ける存在はいないのではないだろうか。  オークは幸い他の人型種族とは区別がしやすく、身長が40ペルタン、体重が1500アンゲイド程度となるその体格、その豚のような凶暴そうな風貌、そしてその体臭が特徴的である。オークは常に攻撃的で、おぞましいほど不道徳で、教養は愚者にも劣り、不潔この上無い。タムリエルの文明を有する諸種族が遥か昔にこの地からオークを一掃してしまっていて然るべきではあるものの、オークはその凶暴性、動物的な機転、そし...
  • 装丁別書物
    ...リエルの秘宝 書物/天空の子供たち 書物/豚の子供たち 書物/魔術師ギルドの沿革 書物/闇の兄弟たち 茶2 -茶2の書物一覧を見る 書物/2920 蒔種の月(3巻) 書物/2920 星霜の月(12巻) 書物/赤の台所読本 書物/アジル・トラジジャゼリ 書物/アズラと箱 書物/アネクイナの心 書物/アルゴニアンの侍女 書物/アルゴニアン報告 第1巻 書物/アルゴニアン報告 第3巻 書物/アルゴニアン報告 第4巻 書物/異端の発想 書物/エリトラの一生 書物/王者 書物/大いなる旅 書物/狼の女王 第1巻 書物/狼の女王 第2巻 書物/狼の女王 第3巻 書物/狼の女王 第4巻 書物/狼の女王 第5巻 書物/狼の女王 第6巻 書物/狼の女王 第7巻 書物/狼の女王の伝記 書物/オブリビオンの扉 書物/開錠技術の進歩 書物/影を盗む 書物/境界の橋 書物/クレ...
  • 分類別書物
    ...物/空中庭園 書物/天空の子供たち 書物/デイドラの魂 書物/ドゥーマーの歴史と文化 書物/豚の子供たち 書物/野生のエルフ 生物学 -生物学の書物一覧を見る 書物/生きている森 書物/エリトラの一生 書物/オークの素性 書物/カエルからヒトへ 書物/種族別の系統発生論 書物/シヴァリング・アイルズ動物総覧 書物/樹皮と樹液 書物/聖者と誘惑者 書物/デイドラの分類 自然・天文・地学 -自然・天文・地学の書物一覧を見る 書物/大いなる天空 書物/先駆者たち 書物/そそり立つ石の謎 魔法学・薬学 -魔法学・薬学の書物一覧を見る 書物/アルカナの復古 書物/境界の橋 書物/虚偽だらけの現実 書物/苦痛の典礼 書物/黒魔術裁判 書物/焼炉の適切な使用 書物/神秘論 書物/シヴァリング・アイルズ薬物総覧 書物/呪文...
  • 書物/天空からの魔法
    天空からの魔法 アーラヴ・ジャロル 著  古のアイレイドは、ニルンは地、水、空気、光の四つの基礎要素から構成されていたと考えていた―― その4要素の中でも星の光が最も崇高な要素であると確信していた。星は魔力の源であるアセリウスの高みへと我らを導く。したがって、あらゆる魔力の中でも星の光はもっとも強力であり高貴な光である。  時折、アセリウスの破片が天空から降ってくることがある。人々は、これらの破片を「流星」と呼び、時々これらのアセリアル片がニルンに付着していることがある。これら欠片の中でも頻繁に見られる種類は“いん鉄”であり、この鉄は鍛冶や付呪師が魔法の武器や防具を鍛造する際に珍重される。また、いん鉄はシロディールの至るところで見られる古の秘宝、「アイレイドの井戸」の主要素でもある。  他にも、さらに希少なアセリアル片に「流星硝子」と呼ばれるものがある。ウェ...
  • 書物
    ...UESPWiki) 天空の子供たち (Children of the Sky - UESPWiki) 伝説か脅威か (Myth or Menace? - UESPWiki) 伝説の災厄 (The Legendary Scourge - UESPWiki) 伝説のサンクレ・トール (The Legendary Sancre Tor - UESPWiki) 東方地域について (The Eastern Provinces - UESPWiki) 盗賊 (Thief - UESPWiki) 盗賊の台頭 (Surfeit of Thieves - UESPWiki) ドゥーマー太古の物語 第5部 (Song of the Alchemists - UESPWiki) ドゥーマー太古の物語 第10部 (More Than Mortal - UESPWiki) ドゥーマーの歴史と文化 (Dweme...
  • 書物/オークの素性
    オークの素性  オークたちは暁の時代の最後の頃に誕生したとされている。歴史的にはゴブリンに近い獣人の類いと誤認されてきたが、オークは実際はハイエルフの祖霊の中でも最も強大と言われたトリニマックの子供たちなのである。トリニマックがデイドロスの王子ボエシアにより食われ、汚らわしきこの神の臓物と化した時、オークたちも変容してしまったという。オークの古名は「追放されし者たち」を意味する「オーシマー」である。現在のオークたちはトリニマックの遺骸であるマラウクを信仰している。 マラウクとは  マラウクは一般的には、追放されし者やのけ者にされし者、誓約、そして血の呪いを司るデイドロスの王子マラキャスとして知られている。厳密にはデイドラの王ではなく、他のデイドラも王として見なしてはいないが、その領分を考えればふさわしい扱いといえよう。マラウクはかつてハイエルフの神々の英雄トリニマックとし...
  • 書物/ニベンの娘
    ブラヴィル:ニベンの娘 サシィーア・ロングリート 著  ブラヴィルはシロディールの中でももっとも魅力溢れる町で、質素ではあるが、美しさと過去の栄華で彩られている。帝都南部を訪れる人は必ず、ブラヴィルの賑やかな河港沿いを散策し、地元の子供たちとのおしゃべりを楽しむ。もちろん村の伝統である、有名な“幸運の老女”の像に祈りの言葉もささやく。  アトモラの民がやってくるよりもはるか何千年も前のこと、地元アイレイドの人々が今日のブラヴィルの近くで長く暮らしていた。今のニベンにあたるこの場所では、食料が供給され、輸送機関もあり、今よりずっと人口が多かった。彼らは孤立していたところで住んでいたため、自分たちの住む土地をなんと呼んでいたのかは定かではないが、彼らの使う言葉で“家”と意味する言葉で呼んでいた。アイレイドは塹壕を掘って侵入に備えていたので、ブラヴィルはアレッシア軍が第一紀の二...
  • 書物/評論・深遠の暁 第2巻
    評論・ザルクセスの神秘の書 第2巻 マンカー・キャモラン 著 アルタドゥーン  この文書を見つけた者が誰であろうと、兄弟と呼ぼう。  解答は解放へとつながり、ヌマンティアを知ることになったマルビオージの奴隷たちは、ザルクセスの神秘の書がアーケインと呼ぶ看守王マズティアックを打ち倒したのである。マズティアックの死骸は彼に仕えた生ける死体たちによって市中を引きずり回され、その肉は岩場に広げられ、彼を愛した天使たちは「すべての者たちに自由意志を知らしめ、したいようにさせるがいい!」と叫び、もう彼の甘い霊液を飲もうとはしなかった。  兄弟よ、君が来ることは神デイゴンの刃の書に予言されていた。偶像が一人また一人と去ったせいで、君はここに来ることになったのだ。まだ君に注がれてはいない瞳の視線の中で、君は称えられている。田舎の若者であった君は旅慣れた者となり、覆...
  • 書物/物乞い
    「物乞い」 レヴェン 著  エスラフ・エロルは豊かなノルドの王国、エロルガードの女王ラフィルコパと王者イッルアフのあいだに生まれた5人の子供たちの最後の子であった。妊娠中、女王は身長の2倍もの幅があり、分娩には開始から3ヶ月と6日間かかった。エスラフを押し出した後、彼女は顔をしかめ、「ああ、清々した」と言って亡くなったのは、なんとなく理解できる。  多くのノルド同様、イッルアフは妻のことはあまり気にかけてはいなかったし、子供たちはそれ以下であった。よって、彼がアトモラの古の伝統に従い、愛する配偶者の後を追うと宣言した時、家臣たちは戸惑った。彼らはこの2人がとりわけ愛し合っていたとも思っていなかったし、まずそのような伝統が存在していたことを知らなかった。それでも、北スカイリムの辺境、特に冬期は、退屈が一般的な問題であり、庶民たちはこの退屈を和らげてくれた、王家のちょっとした...
  • 書物/バレンジア女王伝 第2巻
    バレンジア女王伝 第2巻 スターン・ガンボーグ帝都書記官 著  第1巻では、バレンジア女王の生い立ちから、タイバー・セプティム1世閣下に背いた彼女の父がモロウウィンドを滅ぼしたところまでを紹介してた。皇帝の寛大なはからいにより、幼い彼女は死を免れ、ダークムーアの帝都貴族であるセヴン伯爵夫妻に育てられた。彼女は美しく信心深く成長し、養父母に対する深い感謝を持っていた。ところが、その信じる心をセヴン伯爵の屋敷の厩番をしていた孤児の不良少年に利用され、作り話で騙された彼女は16歳のときにその少年とともにダークムーアを飛び出したのだった。道中でたくさんの危険に襲われながら、彼らはモロウウィンドにほど近いスカイリムの町、リフトンに辿り着いた。  厩番の少年ストロウは、根っからの悪人ではなかった。彼はバレンジアのことを自分勝手にではあったが愛していて、彼女を自分のものにするには嘘をつ...
  • 書物/ドゥーマーの歴史と文化
    ドゥーマーの歴史と文化 随筆集 第1章 マロバー・サルと大衆文化におけるドゥーマーの平凡化 ハスファット・アンタボリス 著  マロバー・サルの『ドゥーマーの昔話』はカタリア一世統治時代くらいの昔から、学者たちの間で徹底的にその虚偽が暴かれているが、帝都の教養ある中流階級の定番的な書物である。また学校に通うくらいの子供たちには、一般的なドゥーマーのイメージを植えつけるものとなる。この長大な、不思議なほど中身のない書物の何が、知的階級のあざけりや学者たちの厳しい批判をはねのけてしまうほど、大衆にとって魅力的であり続けているのだろうか。  この疑問を検証する前に、この昔話の起源や成立の過程について簡単にまとめておくのがよいだろう。初版はシロディールの第一帝都崩壊とタイバー・セプティム即位の間の空位期間にあたる第二紀670年頃に出版され、当初はグヴィリム大学の保存資料の...
  • 書物/デ・レルム・ディレニス
    デ・レルム・ディレニス ヴァリアン・ディレニ 著  私は611歳である。自分自身の子を持ったことはないが、歴史があり、華々しく、時には悪名高いディレニ一族の物語や伝統とともに育ったたくさんの甥や姪や親族がいる。タムリエルの一族には、様々な運命のなかで強大な権力を行使したような有名な人物は多くない。我々の戦士や国王は伝説の題材となり、彼らについて多くを語る伝説の中で、その名誉や功績が存続している。  私自身は剣を取ったり、重要な法律を取り決めたりしたことはない。しかし私もまた、ディレニの伝統の中ではあまり知られていない側面であるが、いまだ重要な位置を占める役割を担っている。それはウィザードである。私自身の伝記はきっと後世には興味を持たれないだろう。私の甥や姪や親族たちには混沌とした第二紀のタムリエルの物語をせがまれるが。しかし、語らねばならない祖先の話がいくつかある。より有...
  • シリーズ作品/バレンジア女王伝
    バレンジア女王伝 第1巻 スターン・ガンボーグ帝都書記官 著  第二紀の後期、バレンジアはモーンホールド王国(現在の帝都州モーンホールド)の王女として生まれた。バレンジアは5歳まで、ダークエルフの王女にふさわしい贅沢と保護の下で育った。その頃、タムリエルの初代皇帝、タイバー・セプティム1世閣下はモロウウィンドの堕落した王たちに対し、彼の帝都支配下に加わるよう要請したのだった。自らの魔力を過信したダークエルフたちはその要請を拒み続けたため、ついにタイバー・セプティムの軍は国境まで迫ってきたのであった。結果としてダークエルフは停戦に合意したが、そこに至るまでにはいくつかの戦があった。その一つは、モーンホールド王国のがれきの山と化していた、現在のアルマレクシアにて繰り広げられた。  幼い王女バレンジアと乳母は、戦のがれきの中で発見された。ダークエルフでもあった帝都将軍シムマチャ...
  • 書物/バレンジア女王伝 第3巻
    バレンジア女王伝 第3巻 スターン・ガンボーグ帝都書記官 著  第2巻では、バレンジアが新たに建てられた帝都に温かく迎えられ、一年近くの間、まるでずっと行方の知れなかった娘のように、皇帝一家から愛されたところまでを紹介してきた。数ヶ月間、帝都領地の女王としての義務と責任を学んだあと、シムマチャス将軍が彼女を護衛してモーンホールドへ送り届けた。この地でバレンジアはシムマチャスの手引きを得て女王として国を治めた。そして彼らは少しずつお互いを愛するようになり、やがて結婚した。彼らの結婚と戴冠を祝う盛大な式では、皇帝自らが司祭として儀式を執り行った。  数百年の結婚生活を経て、息子ヘルセスが生まれ、祝賀と喜びの祈祷で迎えられた。後になってわかったことだが、このめでたい出来事の直前、モーンホールド鉱山の奥から混沌の杖が持ち去られていた。盗んだのは謎めいた吟遊詩人で、ナイチンゲールと...
  • 書物/赤の台所読本
    赤の台所読本 シモクリス・クオ 著  私は生まれつき控えめではあるが、我らが皇帝の父、今は亡きペラギウス四世から「タムリエル最高の食通」との言葉を賜ったときは、嬉しかったと言わざるを得ない。彼は親切にも、私を最初で、そして今でも唯一の帝都宮廷内における料理の達人として任命してくださった。他の皇帝たちも、当然料理長や料理人を抱えてはいたが、高度な味覚を持った人物が献立を作ったり、宮廷で出される極上の野菜や果物を選りすぐったりしたのは、ペラギウスの統治中だけである。彼の息子ユリエルも私にその職を続けるよう要請してきたが、病気がちで高齢でもあったため、丁重にお招きをお断りするしかなかったのである。  しかし、この本は自叙伝であることを意図してはいない。私は高級料理人の騎士として数多くの冒険をしてきたが、この本の狙いはもっと具体的である。私は、「今までに食べた最高の料理は何?」と...
  • 書物/コロール案内書
    アレッシア・オッタスの コロール案内書  ステンダールを称え、九大神を称え、全ての聖人を称えよ! 私の名はアレッシア・オッタス。皆様に、コロールの全てについてお伝えしましょう。 コロール城  コロールはコロール州の州都であり、女伯爵アリアナ・ヴァルガによって統治されています。彼女は非常に正しい女性で、彼女の娘は美しく貞節な、レヤウィン伯爵夫人のアレッシア・カロです。  アリアナは敬虔なアカトシュの信奉者で、ステンダール聖堂での礼拝を欠かさず、領民の良き模範となっています。彼女の夫、故チャラス・ヴェルガ伯爵もまた信望厚い信仰のディフェンダーでステンダール信者だったので、彼がスカイリムの異教のノルド人との戦いで命を落としたという知らせは領民に大きな悲しみをもたらしました。アレッシア・カロはレヤウィン伯爵の良き妻であり、コロール伯爵の子女としての本分を尽くしています...
  • 書物/火中に舞う 第3章
    火中に舞う 第3章 ウォーヒン・ジャース 著  マザー・パスコストは彼女の酒場である薄暗い穴へと消え、すぐに見覚えのある、リオデス・ジュラスの走り書きがなされている紙くずを持って現れた。デクマス・スコッティはそれを、木の街を覆う大きな枝の数々の間から差し込んでいる、木漏れ日にかざして読んだ。 ── スクッティへ  ボリンウッドのファリネンスティに付いたか! おめでたう! ここに来るまでにいろいろ大変だったろー。残念だけど、思ってるとおり、もー俺はここに以内。川をくだるとアシエって町があって、おれ居る。舟みっけて、こい!さいこーだぜ!けいあく書、一杯もってきたろうな、こいつらたちたくさんタテモノひつよだぜ。こいつらたち、戦闘にちかかったんだけどよ、ちかすぎてカネがねーわけじゃねぜ、ハハッ。出切るだけはやく恋。 ジュラスより ──  なるほど、スコッティ...
  • 書物/アルゴニアン報告 第4巻
    アルゴニアン報告 第4巻 ウォーヒン・ジャース 著  デクマス・スコッティは溺れていて、それ以上何も考えられなかった。アルゴニアンの農夫に受けた麻痺の呪文のせいで手足を動かすことができなかったが、すっかり沈んでしまうこともなかった。白濁したオンコブラ川は大きな岩さえもやすやすと流し去ってしまう勢いで流れていた。スコッティは上下逆さになりながら、あちこちにぶつかり、転がりながらひたすらに流されていった。  彼は自分がもうすぐ死ぬだろうと思ったが、それでもブラック・マーシュへ逆戻りするよりはましだと思った。肺に水が入り込んできたのを感じても、彼はもはやさほど慌てふためくこともなかった。そして冷たい闇が彼を包みこんだ。 。  しばらくして、スコッティは初めて穏やかな気持ちに包まれた。それは聖なる闇であった。しかしすぐに痛みに襲われ、彼は自分が激しく咳こみ、胃や肺に流れ込んだ...
  • 書物/戦士の突撃
    戦士の突撃 レッドガードの古い詩 天空は歌う 広大な物語 ヨクーダの髪の銀に包まれ、 色様々な帆 その戦士 彼の突撃は大蛇の罠へ 星々の大公 飽き気味で、 船を降りて 夜の冒険 偶然にも起こす、巻かれた大蛇 鱗の衣を剥ぎ取りまとう 東の淑女 恐ろしき獣 寝ても覚めても恐れさせ、 天空の光を 眼にして叫ぶ 見るも恐ろしい 一本の大蛇 鎧をまとう駿馬 遅れまいと 取りそこなわないために 夜を走る 輝く鱗に 戦士の加護を離れ行く 大蛇がうごめき 駿馬は近い 獲物は目の前すぐそこに 戦士の刃が大蛇を挫く そして二度と襲わないと誓う 緑3 詩歌
  • 書物/狼の女王 第3巻
    狼の女王 第3巻 ウォーヒン・ジャース 著 筆:第三紀1世紀の賢者モントカイ 第三紀98年  今年も残りあと2週間というとき、皇帝ペラギウス・セプティム二世が逝去した。「北風の祈祷祭」のさなかの星霜の月15日のことで、帝都にとっては悪い兆しだと考えられた。皇帝が統治した17年間は苦難の連続だった。枯渇した財源をうるおそうと、ペラギウスは元老院を解散させ、その地位を買い戻させたのだ。有能だが貧しい評議員を何人か失った。皇帝は復讐に燃える元老院のメンバーによって毒殺されたのだ、多くのものがそう口にした。  亡き父の葬儀と新皇帝の戴冠式に出席するため、皇帝の子供たちが帝都にやってきた。末っ子のマグナス王子は19歳で、アルマレクシアから帰郷した。彼はそこで最高裁判所の審議官を務めていた。21歳になるセフォラス王子はギレインからレッドガードの花嫁、ビアンキ王女を連れて帰っ...
  • 書物/アダバル・ア
    アダバル・ア 編者注:アダバル・アとは、奴隷の女王アレッシアの夫であったモーリアウスの物語であると考えられている。このことについては歴史学的に証明することは難しいが、アダバル・アが第一紀から伝わる最古の文書のひとつであることは間違いない。 ペリナルの死  そして、血の海と化した白金の塔の玉座の間で、ペリナルの切り落とされた首は翼のある半神の雄牛にしてアレ=エシュの想い人、モーリアウスに向かってこう語った。「我らの敵が私を殺し、この体を引き裂いて別々の場所に隠したのだ。神々の意思をあざ笑いながら、あのアイレイド達は私を8つに引き裂いた。彼らはその数字に取り付かれているからだ」  モーリアウスは困惑し、鼻輪のついた鼻を鳴らして言った。「ホワイトストレイク、あなたの戦いぶりは彼女の想像を超えていた。だが、俺は思慮のない雄牛だ。これからすべての捕虜をこの角で突く。...
  • 書物/セプティム七世の短い人生
    セプティム七世の短い人生 ルーファス・ヘイン 著 第三紀368389年:戦略家、調停人  皇帝ユリエルの人生の最初の数十年は、帝都全域において、皇帝権威が破竹の勢いで拡大し、強化された時代であった。が、モロウウィンドやブラック・マーシュといった帝都が掌握しきれない東方地域では、帝都文化の影響力は弱く、土着の習慣や伝統が強く残っていたため、この地の民は同化政策に断固として反対した。この時代のユリエルは、相談役である帝都の魔闘士ジャガル・サルンの神秘的な支援や狡猾なアドバイスにとても助けられている。  ユリエルのカウラ・ヴォリア王女との結婚は幸せなものだったとは言いがたい。ヴォリア王女は美しい魅力的な女性で、民からも熱烈に愛されていたが、きわめて意地が悪く、傲慢で、野心家で、貪欲な女帝でもあった。ユリエル・セプティムは彼女の魅力にそそのかされたのだったが、すぐさまみずから...
  • 書物/アンヴィル案内書
    アレッシア・オッタスの アンヴィル案内書  美しきディベラ、愛の女神! 私たちと子供たちを祝福してください! 私の名はアレッシア・オッタス。皆様に、アンヴィルの全てをお伝えしましょう。  アンヴィルは海辺にあり、一見するととても美しく見えます。しかし、細部に目を向ければ不愉快なものが多く目につくでしょう。水辺の景色は魅力的なものですが、町の外の船着場や港の周辺では船乗りや物乞いなど、汚い身なりの人々がうろついています。アンヴィル城は清潔でよく管理されているし、城壁に囲まれた家々のうち、いくつかはきれいで立派です。しかし、それ以外の家は住む人も無く荒れ果て、あるいはみずぼらしく剥がれ落ちた壁土がそのままにされています。町中では異常者や酔っぱらいの姿がいたるところに見られます。 アンヴィル城  アンヴィルの領主は、ミローナ・アンブラノクス伯爵夫人です。彼女の夫、コル...
  • 書物/狼の女王 第4巻
    狼の女王 第4巻 ウォーヒン・ジャース 著 筆:第三紀1世紀の賢者モントカイ 第三紀109年  タムリエルの皇冠を授かってから10年、アンティオチュス・セプティムは、臣下に彼の大いなる肉体的快楽の渇望以外の印象をほとんど与えなかった。104年、第2夫人グィシラとの間に産まれた娘は、彼の大叔母であった女帝の名にちなんでキンタイラと名付けられた。ふくよかに肥え太り、治療師が知る限り全ての性病の兆候が見られる皇帝は、政治に時間を費やすことはほとんどなかった。アンティオチュスの兄弟たちは、彼とは対照的に、この分野では彼より優れていた。リルモスのシロディールの女王ヘレナ──彼女の夫であったアルゴニアンの司祭王は処刑されてしまった──と結婚したマグナスは、ブラック・マーシュでの帝国権益に優れた手腕を見せていた。セフォラスと彼の妻ビアンキは、すくすくと育ちつつある子供達と共に、ハンマ...
  • 書物/本物のバレンジア 第1巻
    本物のバレンジア 第1巻 著者不明  500年前のことだ。宝珠の街、モーンホールドに盲目の未亡人と、かさばる体つきの独り息子が暮らしていた。亡き父がそうであったように、彼もまた鉱員であった。マジカの才能に乏しいため、モーンホールドの王の所有する鉱山でありふれた肉体労働についていた。立派な仕事ではあったが、賃金は安かった。母親は手作りのコーンベリーのケーキを市場で売って、苦しい家計の足しにしていた。なんとか暮らしていけるものね、と母は言った。食事に困ることもないし、衣服は一着もあれば事足りるし、雨が降らなければ雨漏りもしないから、と。が、シムマチャスはそれ以上のものを望んだ。とてつもない鉱脈を掘り当てて、高額の賞与を手にすることを夢見ていた。仕事が終わればジョッキを片手に酒場で友人と盛りあがり、賭けトランプに興じていた。かわいいエルフの娘たちに色目を使い、ため息をつかせてもいたが、...
  • 書物/2920 薪木の月(9巻)
    2920 薪木の月(9巻) 第一紀 最後の年 カルロヴァック・タウンウェイ 著 2920年 薪木の月2日 ギデオン (ブラック・マーシュ)  女帝タヴィアは彼女のベッドに横たわり、独房のなかを行ったり来たりする晩夏の熱風を感じられずにいた。喉は燃えるようにひりついていたが、それでも彼女は抑えきれずにすすり泣き、最後のつづれ織りを手で握りつぶした。彼女の嘆きの声はギオヴェッセ城の誰もいない廊下中をこだまし、洗い物をしていた召使いの手や衛兵の会話を止めた。彼女の召使いの1人が細い階段を登ってきたが、彼女の衛兵長ズークが入り口に立ち、首を振った。 「彼女はたった今、息子の死を知った」と、彼は静かに言った。 2920年 薪木の月5日 帝都 (シロディール) 「陛下――」ポテンテイト・ヴェルシデュ・シャイエは扉を挟んで言った。「扉を開けても大丈夫です...
  • 書物/虫の王マニマルコ
    虫の王マニマルコ ホリクレス著   聖なるアルテウム島、バラ色の光が宙へ注ぐ   尖塔や花々を抜けて優しい風がそよぐ   緑に覆われたゆるやかな傾斜の下の崖で泡立つ波   春の潮は午後には境界を元へと戻す   神秘的な霧に囲まれたこの土地がサイジック教団の本拠地   彼らは国王の相談役、注意深く、賢く、公平であった   強国レマンが倒れてから200と30年が過ぎようとしている   2人の優秀な生徒がサイジック内で勉学に励んでいた   1人は明るく温和で、もう1人は暗く冷たい心の持ち主であった   怒りの後者、マニマルコはくるくる回って死のダンスを踊っていた   彼は魂を骨と蟲の中へ、占い師のやり方であった   魂を罠にはめ、奴隷とし、魔法の呪文を唱えた   前者ガレリオン、月日がたつにつれ勇敢で光り輝く魔法を得た   ガレリオンは灰色のセポラ...
  • シリーズ作品/レヴェン四部作
    「物乞い」 レヴェン 著  エスラフ・エロルは豊かなノルドの王国、エロルガードの女王ラフィルコパと王者イッルアフのあいだに生まれた5人の子供たちの最後の子であった。妊娠中、女王は身長の2倍もの幅があり、分娩には開始から3ヶ月と6日間かかった。エスラフを押し出した後、彼女は顔をしかめ、「ああ、清々した」と言って亡くなったのは、なんとなく理解できる。  多くのノルド同様、イッルアフは妻のことはあまり気にかけてはいなかったし、子供たちはそれ以下であった。よって、彼がアトモラの古の伝統に従い、愛する配偶者の後を追うと宣言した時、家臣たちは戸惑った。彼らはこの2人がとりわけ愛し合っていたとも思っていなかったし、まずそのような伝統が存在していたことを知らなかった。それでも、北スカイリムの辺境、特に冬期は、退屈が一般的な問題であり、庶民たちはこの退屈を和らげてくれた、王家のちょっとした...
  • 書物/戦士
    「戦士」 レヴェン 著  この本は4巻の本からなる連続物語の3巻目になっている。もし最初の2巻、「物乞い」および「盗賊」を読んでいない場合は、そちらを読むことをお勧めする。  スオイバッド・エロルは自分の過去についてあまり知らなかったし、知りたいとも思ってはいなかった。  子供のころ、彼はエロルガードで暮らしていたが、王国はとても困窮しており、その結果、税金は非常に高かった。彼は多額の遺産を管理するには若すぎたが、彼の破滅を心配した召使いたちが彼をジャレンハイムに移動させた。なぜその地が選ばれたのかは誰も知らない。とうの昔に死んだ召使いの1人が、子供を育てるには良い場所だと思ったのであろう。他に案を持つものもいなかった。  若きスオイバッドよりも甘やかされて育った子供たちもいると思うかもしれないが、恐らく実際にはそんなことはないだろう。育つにつれ、彼は自分...
  • 書物/狼の女王 第8巻
    狼の女王 第8巻 ウォーヒン・ジャース 著 筆:第三紀2世紀の賢者インゾリカス 第三紀127年  イチダグの戦の後、皇帝ユリエル・セプティム三世は捕らえられ、ハンマーフェル王国のギレインにある叔父の城にたどり着く前に、怒り狂った群集によって殺された。その後、この叔父セフォラスが皇帝を宣言し、帝都へと向かった。皇帝ユリエルと彼の母親、狼の女王ポテマに忠実だった軍は、新しい皇帝に忠誠を誓った。その支持の見返りに、スカイリム、ハイ・ロック、ハンマーフェル、サマーセット島、ヴァレンウッド、ブラック・マーシュ、モロウウィンドの貴族階級は、さらに高い自治権と帝都からの独立を要請し、認められた。赤金剛石の戦いの始まりである。  ポテマは負け戦を続け、彼女の影響範囲は徐々に狭くなり、最終的にはソリチュード王国のみが彼女の手中に残った。彼女はデイドラを召喚し戦わせ、死霊術師には倒...
  • 書物/炎と闇:死の同志たち
    炎と闇:死の同志たち イニル・ゴーミング 著  「同志よ、憎悪の試練にも屈しなかった血のきずなで結ばれたおまえを、今でも同志と呼ぶ。今では必然とも思える俺の死だが、たとえ殺されようとも、これだけは覚えておけ、同志よ。我々は無垢ではない。故にお互いに向けられた敵意は悲劇ではなく、恐怖である。毒殺や寝首を掻き、突然矢が放たれ、巧みにダガーを使う、静かな、闇の中の戦いの終わりは、俺には見えてこない。和解の可能性はない。部屋の中では影が動いているが、ロウソクの炎は微動だにしない。これが俺の……」  この覚え書きは第二紀358年にノルドの村、ジャレンハイムにある廃屋の床下から発見された。物静かな靴職人が住んでいたといわれているが、34年前にタムリエル全土で禁止された暗殺者のギルド、あの恐ろしいモラグ・トングの一員であったと一部の人たちからはささやかれている。靴職人が突然消えてしまっ...
  • 書物/タララ王女の謎 第5巻
    タララ王女の謎 第5巻 メラ・リキス 著 「何の権利を持って父を拘束するのですか?」ジリア夫人は叫んだ。「彼が何をしたと言うの?」 「私はインペリアル司令官、および大使として、カムローンの王者、オロインの元デュークを拘束する」ストレイク卿は言った。「地方の貴族権限のすべてに優先するタムリエルの皇帝の秩序権限に基づいて」  ジーナは前に進みジリアの腕に手を添えようと試みたが、冷たく突き返された。彼女は、今は誰もいない謁見室の玉座の前に、静かに座り込んだ。 「完全に記憶を取り戻したこの若い女性が私のもとを訪れてきたのだが、彼女の話は信じ難いを超越していた、単純に信じられなかったのだ」と、ストレイク卿は話した。「しかし、彼女は確信していたので、私も調査してみるしかなかった。その話に多少なりとも真実性があるか、20年前、この王宮にいた全員と話した。当然、王者と女王...
  • シリーズ作品/評論・深遠の暁
    評論・ザルクセスの神秘の書 第1巻 マンカー・キャモラン 著 デイゴン  ようこそ、修練者よ。まずは安心してもらいたいのだが、マンカー・キャモランもかつては諸君たちと同じように眠り続ける浅はかで、デイドラの精力を宿していた。死ぬ定めの我々は皆、夢の保護膜、すなわち母親との共生のために用意された退避場所を離れて誕生し、実戦と親善に努め、新たな瞳を通して見ることによりやがて母親が背後にいてくれることを求めたり恐れたりしなくなり、ようやく家庭を離れる。そしてその時、我々は彼女を永遠に破壊し、神デイゴンの領域に入る。  読者諸君、本書はその領域への扉であり、諸君は破壊者ではあるが、それでもなお制約は甘んじて受け入れなければならない。立ち止まれるだけの賢明さを持つ者のみを神デイゴンは受け入れる。それ以外の者たちは、愚かにも走り出すことにより、オルビスに命を奪われるだ...
  • 書物/西の歪み
    西の歪み 報告編集:ウルヴィウス・テロ、ブレイズ公文書保管係 極秘事項  閣下のウェイレスト王宮への大使任命の儀に、お祝いの言葉を申し上げます。  閣下がお尋ねになられた第三紀417年の「西の歪み」に関して、現存するブレイズ報告の再調査、およびそこの現在状況に関する要約書であります。  閣下は当時、ブラック・マーシュにてソソリウス提督に幕僚として仕えていたため、「平和の奇跡」と位置づけられている期間や、これらの事象を帝都公表や聖堂布告からしかご存知ないかと思います。公式説明によると、「平和の奇跡」の間、以前は戦争によって破壊されていたイリアック湾領域は、小競り合いを続ける貴族領や小規模王国の寄せ集めから、一夜にしてハンマーフェル、センチネル、ウェイレスト、オルシニウムの平和で近代的な郡に変貌しました。「西の歪み」としても「平和の奇跡」は知られ、問題の多いこ...
  • 書物/施錠された部屋
    施錠された部屋 ポルベルト・リタムリー 著  アースカミュは指導者として、ヤナのような生徒が一番嫌いだった。ヤナは素人でいることの玄人だった。アースカミュは彼の砦で、あらゆる種類の犯罪者を指導していた。一般的な泥棒から知能的な脅迫犯まで、彼の生徒たちはみな野心あふれる若者や子供たちで、錠前破りの技と原理を学び、それを仕事に生かそうという意欲があった。そのため、彼らはより単純明快で簡単な方法を知りたがった。しかし、ヤナのような生徒はいつも例外や発展的な方法、奇抜なやり方を見つけたがり、実践的な技術を重視するアースカミュをいらつかせるのだった。  このヤナというレッドガードの少女はいつも、錠前の前に何時間も座りこみ、針金やピックで突っついてみたり、幾種類ものピンやドライバーをとっかえひっかえしてみたり、普通の犯罪者が見向きもしないような部分を観察することに夢中だった。他の生徒...
  • 書物/大いなる天空
    大いなる天空 フォルク 著  タムリエルの天空は13の星座に分かれている。そのうちの3つが重要な星座であり、それらはガーディアンとして知られている。これらは、ウォリアーの星座、魔術師の星座、盗賊の星座である。これらのガーディアンは、それぞれが持つ、3つのチャージを13番目の星座である大蛇の星座から守っている。  1つの星座の近くに太陽が昇ると、その星座の季節になる。それぞれの星座の季節は約1ヶ月である。大蛇の星座は、他の星座を脅かしつつ天空を転々とするので季節はない。 ウォリアー  ウォリアーの星座は第1のガーディアン座であり、彼のチャージが季節に入っている間、それらを守る。ウォリアーの星座自身の季節は、収穫のために彼の腕力が必要とされる収穫の月である。彼のチャージは淑女の星座、駿馬の星座、大公の星座である。ウォリアーの星座の下に生まれた人々は、すべての...
  • シリーズ作品/狼の女王
    狼の女王 第1巻 ウォーヒン・ジャース 著 筆:第三紀1世紀の賢者モントカイ 第三紀63年  この年の秋、皇太子ペラギウスはカムローンの都市国家ハイ・ロックへ出向いた。皇帝タイバー・セプティムの姪が女皇キンタイラであり、その息子が皇太子ユリエルで、ペラギウスはそのユリエルの子である。彼は、ハイ・ロックの王ヴァルステッドの娘に求婚に来たのだった。この王女の名はクインティラといい、タムリエルで一番と言われる美貌の持ち主であった。彼女は女性らしい作法を完ぺきに身に付けており、また優れた妖術師でもあった。  ペラギウスは11年前に前の妻を亡くしており、アンティオカスという名の男の子がいた。ペラギウスがハイ・ロックに来たとき、この都市国家には巨大な狼の姿をした悪魔が住みつき、人々から恐れられていた。ペラギウスは、クインティラに求婚する前に彼女とともにこの怪物を倒し王国を救...
  • 書物/バレンジア女王伝 第1巻
    バレンジア女王伝 第1巻 スターン・ガンボーグ帝都書記官 著  第二紀の後期、バレンジアはモーンホールド王国(現在の帝都州モーンホールド)の王女として生まれた。バレンジアは5歳まで、ダークエルフの王女にふさわしい贅沢と保護の下で育った。その頃、タムリエルの初代皇帝、タイバー・セプティム1世閣下はモロウウィンドの堕落した王たちに対し、彼の帝都支配下に加わるよう要請したのだった。自らの魔力を過信したダークエルフたちはその要請を拒み続けたため、ついにタイバー・セプティムの軍は国境まで迫ってきたのであった。結果としてダークエルフは停戦に合意したが、そこに至るまでにはいくつかの戦があった。その一つは、モーンホールド王国のがれきの山と化していた、現在のアルマレクシアにて繰り広げられた。  幼い王女バレンジアと乳母は、戦のがれきの中で発見された。ダークエルフでもあった帝都将軍シムマチャ...
  • シリーズ作品/オッタス婦人の案内書
    アレッシア・オッタスの アンヴィル案内書  美しきディベラ、愛の女神! 私たちと子供たちを祝福してください! 私の名はアレッシア・オッタス。皆様に、アンヴィルの全てをお伝えしましょう。  アンヴィルは海辺にあり、一見するととても美しく見えます。しかし、細部に目を向ければ不愉快なものが多く目につくでしょう。水辺の景色は魅力的なものですが、町の外の船着場や港の周辺では船乗りや物乞いなど、汚い身なりの人々がうろついています。アンヴィル城は清潔でよく管理されているし、城壁に囲まれた家々のうち、いくつかはきれいで立派です。しかし、それ以外の家は住む人も無く荒れ果て、あるいはみずぼらしく剥がれ落ちた壁土がそのままにされています。町中では異常者や酔っぱらいの姿がいたるところに見られます。 アンヴィル城  アンヴィルの領主は、ミローナ・アンブラノクス伯爵夫人です。彼女の夫、コル...
  • 書物/子供向けのアヌの伝記
    子供向けのアヌの伝記  最初のものたちはアヌとパドメイの兄弟でした。彼らが「虚無」にやってきて「時」が始まったのです。  アヌとパドメイが「虚無」をぶらついていると、光と闇がまざりあってニーアが生まれました。アヌもパドメイもニーアの出現に驚き、喜びましたが、彼女が愛したのはアヌでした。パドメイは傷心のまま行方をくらましました。  ニーアは身ごもりました。ところが、赤ちゃんを産む前にパドメイが戻ってきて、ニーアへの愛を打ち明けたのです。私が愛しているのはアヌだけなの。そう告げられたパドメイは怒りにまかせて彼女を打ちのめしました。アヌが帰ってくると、パドメイと戦い、“時”から追放しました。ニーアは「創造」を産み落としましたが、殴られたときの傷のせいで間もなく死んでしまいました。アヌはとても悲しみ、太陽の中に隠れて眠りにつきました。  そのあいだに、“創造”の十二...
  • 書物/雪の王子 地に落ちる
    雪の王子 地に落ちる (白眼のイングヤルダー族長に仕える年代記編者のロックハイムによって書き写されたモーズリング戦記である)  彼が何処から訪れたのか我々は知らなかったが、彼は青白く素晴らしい軍馬に跨り、戦場へと乗り込んだ。エルフ、我々は彼をそう呼んだ、確かに彼はエルフだったが、その日まで我々が目にしてきた彼の同種とは異なっていた。彼の槍と鎧は未知のマジカによる明るく恐ろしい輝きを帯びていて、見事に着飾った正体不明の騎手は戦士よりも大きく見えた。  その時我々を最も悩ませ、否、驚かせたのはエルフの隊列から沸き起こった歓声だった。それは恐怖や驚嘆ではなく、呪われた者が人生のやり直しの機会を与えられたときに感じるような、臆面もなく解き放たれた歓びだった。それはソルスセイムにおける数多くの小競り合いの中でも、最もエルフ達の命運尽き、死に瀕しているときであった。モーズリング...
  • シリーズ作品/アルゴニアン報告
    アルゴニアン報告 第1巻 ウォーヒン・ジャース 著  帝都の小さいが立派な広場の一角に置かれている、または、ぐったりとしているのがヴァネック卿の建設会社である。その想像力に欠けた質素な建物は、芸術性や建設設計に関してはあまり有名ではなく、むしろその並外れた長さによって知られている。もし批判的なものが、なぜヴァネック卿はあのような飾り気のない、伸びきった突起物を好むのかを疑問に思ったとしても、彼らはそれを口にしなかった。  第三紀398年、デクマス・スコッティは建設会社の先任書記であった。  内気な中年の男がヴァネック卿の下へ、五年戦争によって破壊されたヴァレンウッドの街道を修復する独占権をこの建設会社に与えるという、今までの契約の中でも最高の利益を得られる契約をもたらしてから数ヶ月が経過していた。これによって彼は、管理職や書記に間で人気者になり、彼の冒険を物語る日...
  • 書物/鏡面
    鏡面 ベルディアー・レアンス 著  広々とした草原の上を風がなびき、数本の木を前後に揺すり、苛立たせている。明るい緑のターバンを巻いた若い男が軍に近寄り、彼の族長の和解条件を指揮官に渡した。そして彼は拒否され、戦が始まる。アイン・コルーの戦いである。  よって、族長インベズはむき出しの挑戦を宣言し、彼の騎兵たちはまたしても戦争となった。一族は幾度となく彼らが占有すべき以外の領土に侵入し、そして幾度となく外交的手段は失敗し、ようやく戦になった。ミンドゥスラックスにはそのほうが好都合なのである。彼の同胞たちは勝つかもしれないし、負けるかもしれないが、彼は必ず生き残る。時折戦の敗北側にいたこともあったが、この34年間、彼は1度も近距離戦に負けたことがない。  二つの軍は、ほこりの中を泡立つ小川のように殺到しあい、激突すると喚声が沸きあがり、丘にこだました。血、ここ数ヶ月...
  • 書物/ゾアレイム師匠伝
    ゾアレイム師匠伝 ギ・ナンス 著  トーバルにある「踊る双子の月の神殿」は何百年ものあいだ、足と拳が資本の戦士にとって、タムリエルの中でも屈指の訓練場でありつづけてきた。師匠たちは帝都各地からやってくる生徒を年齢に関係なく受け入れ、いにしえの技術から近代的な応用技まで幅広く教えている。過去に卒業した多くの門弟たちが成功を収めた。私もそこで学んだひとりだ。子供のころ、最初の師匠であるゾアレイムに訊いたことを覚えている。神殿の教えをもっとも深く理解したのはどの卒業生でしょうか、と。 「あの男に会ったとき、私はまだ師匠ではなく一介の生徒だった」と、ゾアレイムは言った。懐かしむように笑みを浮かべて。師匠のしわだらけの大きな顔が、しなびたバスラムの木の実のように見えた。「ずいぶんと昔の話だ。おまえの両親が生まれるよりも前のことだ。何年も神殿で修練を積んでいた私は、踊る双子の月の神殿...
  • 情報別書物
    クエスト補完情報 メインクエストに関連する書物 書物/王者のアミュレット 書物/オブリビオンについて 書物/オブリビオンの水 書物/境界の橋 書物/現代の異端者 書物/サンクレ・トールの戦い 書物/聖アレッシアの試練 書物/セプティム七世の短い人生 書物/天空からの魔法 書物/デイドラ全書 書物/デイドラの魂 書物/デイドラの分類 書物/伝説のサンクレ・トール 書物/避難民たち シリーズ作品/評論・深遠の暁 書物/最も深い闇 戦士ギルドに関連する書物 書物/種たるもの 書物/戦士ギルドの歴史 書物/戦士ギルドの歴史 第1版 書物/タムリエルの秘宝 魔術師ギルドに関連する書物 書物/大いなる旅 書物/ガスタ クバタ クバキス 書物/黒魔術裁判 書物/呪文の手引き 書物/魂 その黒きや白き 書物/タムリエルの秘宝 書物/天空からの魔法 書物/秘術士ガレリオ...
  • 書物/先駆者たち
    先駆者たち シヴァリング・アイルズの奇妙な廃墟の検証と、我々の未来に対するその恐ろしい意義 放浪者イングヴァール 著 地方に点在する古代の廃墟は、シヴァリング・アイルズの住民たちにとっては見慣れた光景である。あまりにも見慣れているため、その重要性について大部分の人たちがこれまで気づかなかったほどだ。最近になって私はこれらの廃墟に隠されていた恐ろしい秘密を発見し、その秘密をここで皆さんと共有したいと思う。しかし忠告しておくが、この知識は一部の人にとっては過酷すぎるかもしれない。恐ろしい運命が待ち受けているというのに、それを避ける術が全くないのだから。残酷な未来があらわになることで受ける精神的な衝撃に耐えられるだけの強い心を持っているなら、読み進めなさい。 廃墟に対する私の興味は、ある単純な観察から始まった。表面的に見る限り、どの廃墟もだいたい同じ古さと建築様...
  • 書物/避難民たち
    避難民たち ジェロス・アルブリー 著  地下貯蔵室の石壁は塩水が腐食していて、入り江の匂いがじわじわと染み出してくるようだった。もっとも貯蔵室自体、酢になってしまった古いワインと白カビ、そして傷ついた者の手当をする目的で治癒師たちが持ち込んだ異国の薬草を用いた香辛料など、様々なものが発する匂いがすでに入り混じっていた。もともとは階上の売春宿の倉庫で、長く放置されていたこの大きな地下室に、今や50人を越える人間がひしめき合っていた。うめき声やすすり泣きは今のところ止んでいて、今は病院となっているこの場所は共同墓地に変わってしまったかのように静まりかえっていた。 「お母さん」と、レッドガードの少年がささやいた。「今のは何?」  母親が答えようとした矢先、何かが転がるような地鳴りが外から再び聞こえてきた。まるで実体のない巨獣が貯蔵室に降りて来るかのように、その音はどんど...
  • 書物/本物のバレンジア 第3巻
    本物のバレンジア 第3巻 著者不明  数日のあいだ、友人に会えないという悲しみにバレンジアの心は沈んでいた。が、二週間もすると少しは元気を取り戻しはじめていた。こうしたまた旅ができることが喜ばしくはあったが、ストローがそばにいないという喪失感はことのほか大きかった。護衛についていたのはレッドガードの騎士団で、彼らのそばにいると心がなごんだ。かつてともに旅した隊商の衛兵に比べると、ひと回りもふた回りも規律にうるさく、礼儀をわきまえてはいたのだが、バレンジアのおふざけにも気さくに、それでいて敬意を忘れずに応じていた。  シムマチャスはこっそりと彼女を叱りつけた。女王たるもの、ひと時たりとも王族の威厳を忘れてはなりませんと。 「いっさいのお楽しみはおあずけってこと?」と、バレンジアはすねながら訊いた。 「その、ああいう輩とはいけません。女王の沽券にかかわりますか...
  • 書物/闇の兄弟たち
    闇の兄弟たち ペラニー・アッシー 著  その名が示すとおり、闇の一党は暗黒に包まれた歴史を持つ。彼らの生き方は、兄弟の一団以外には秘密である。(「兄弟」という表現は総称である。彼らの中で最も恐ろしい暗殺者のうちの数名は女性であるが、それでもしばしば兄弟と呼ばれる)  どのようにして影の中で生き続けているのか、なぜ彼らに依頼しようとする人々には簡単に探し出せるのかなどは、彼らを取り巻く謎の一部にすぎない。  闇の一党は、宗教的な一団であるモラグ・トングから第二紀に生まれた。モラグ・トングは儀式的殺害を彼らに促したデイドラの霊、メファーラの崇拝者たちであった。創世記には誰も先頭に立って牽引しなかったため、彼らも他の行き先不透明な新興宗教団体のように混乱しており、集団として身分の高いものを殺そうとはしなかった。しかし、これは夜母の台頭によって変化した。  後に闇...
  • @wiki全体から「天空の子供たち」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索

記事メニュー
目安箱バナー