Fantapedia~幻想大事典内検索 / 「まだらミイラ」で検索した結果

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  • まだらミイラ
    モンスター 世界の創作妖怪 まだらミイラ フィンランドの魔物で、その体はアメーバ状でぶよぶよしている。 家の暗くじめじめした場所に潜んでいるが、夜になると大きくなり寝ている人を襲う。 管を伸ばし鼻に突っ込み、内臓を吸い取るという。
  • 世界の創作妖怪
    ... フィク フォービ まだらミイラ モドク ワジト
  • モンスター
    ...ン ボナコン 魔女 まだらミイラ マミー マンティコア 夢魔 ユニコーン リョースアルプ? リリス リリム?
  • マミー
    中東 マミー(Mummy) ミイラのこと。 コラン・ド・プランシー『地獄の辞典』によれば、19世紀の近東の水夫たちはミイラが嵐を招くと信じていたため、ミイラの積み込みは水夫に内緒で行うしかなかったらしい。こんな話がある。ラドジヴィル家の君主が、エジプトでミイラを男性と女性のペアで2体購入した。彼はミイラを箱積めして、ひそかに船に積み込ませヨーロッパに持ち帰ろうとしていた。トルコ人は、キリスト教徒がミイラを魔術に使うと考えていたため、ミイラの持ち出しを容易に許可しなかった。なので、箱の中身は彼と2人の召使い以外は誰も知らなかった。ところが、ミイラを積んだ船が海に出ると激しい嵐に何度も見舞われ、難破するのも時間の問題であった。そこで、同行していたポーランド人の司祭が祈りを唱えてラドジヴィルと従者たちが答唱を返した。すると司祭は苦しげな様子で、黒くて醜い2人の幽霊が自分を苦しめ脅かし...
  • アヌビス
    エジプト神話 アヌビス(Anubis, inpw) その名前は『若い犬』『若い存在』と訳される。 犬の頭をもつ人間の姿をした死者の神。防腐処置の発明者でありミイラ作りをする神官たちの守り神となった。 彼はミイラが墓に埋葬されると、その肉体から魂を抜き出し、ホルスとともに冥界へ導く。 参考文献 ステファヌ・ロッシーニ、リュト・シュマン・アンテルム『図説エジプトの神々事典』32頁
  • 鉄門海
    仏教・密教・真言宗 鉄門海(1768~1829) (1)本名砂田鉄といい、農家の家に生まれたが、女郎とのもめ事で侍を殺し得度。俗世を捨てたが後、もとは恋仲であった女郎が現れ、所帯を持ちたいと願ったが、鉄門海はそれを拒み自らの睾丸を切り取り、その女郎に渡した。後その女郎の人気は上がり、鉄門海の睾丸には商売繁盛の利益があるとされ、後他の遊女の間を、その睾丸の貸し借りが起こり、干からびてミイラ化してしまったという(これは真実だと信じられていたが、調べたところそれは刀で切った形跡はなく、死後ミイラ化したものが衝撃で取れた物であるという)。鉄門海は諸国を歩き回り、布教活動を行い続けたという。また眼病が流行したとき、自らの目をえぐり取り、隅田川に投じて祈祷し、収めたたともされる。鉄門海は自らを衆生救済のため即身仏となり、六十一歳でなくなった。 参考 学研 真言密教の本 ナツメ社 図解雑学...
  • 僵尸
    中国 僵尸(Jiangshi, Goengsi) キョンシーもしくはチャンシー。 中国の伝説では数多くいたといわれる動き回る死体。 魂が死に、魄がまだ残っている状態。 顔つき・体つきは生きた人間と変わる点が無く、20年以上前に死んだ者が生きていた頃そのままの姿で現れることもあったという。 その活動は夜間のみで、昼は棺の中にミイラのような姿となり収まっている。 昼間棺の中にいるキョンシーに火を点けると、奇声を発しつつ燃えるとされる。 映画などに出てくるキョンシーは道師によって使役されることもあり、その場合額に「勅令随身保命」と書かれた札を貼られている。札が取れると凶暴化し人間の生き血を求めて彷徨うようになってしまう。 また、ピョンピョンと跳ねて移動するのは死後硬直のためである。これは年をへると解消されるという。  そんな訳なので、キョンシーさんは人間を見つけ...
  • 即身仏
    仏教 即身仏 (1)ミイラ仏とも呼ばれる。五穀(大麦・小麦・小豆・粟・稗)を断ち、水を断ち、脂肪分を抜き、絶食し蝋燭の熱で乾燥させる。その際高僧であれば、腐る事はないと言う。また防腐剤として水銀を用いる。 参考 学研 真言密教の本
  • プタハ
    エジプト神話 プタハ(Ptah、pth)  その名は、『創造するもの』を意味する。人の姿、又はミイラの姿で表される。メンフィスの神話では、原初のときヌンとして存在しており、彼は言葉または、こねた泥により世界を創造した。その際に創造した神が体内にとどまり、ホルスが心臓、トトが舌になり、その二神が融合しアトゥムになったと伝えられる。 参考文献 ステファヌ・ロッシーニ、リュト・シュマン・アンテルム『図説エジプトの神々事典』146頁
  • バステト
    エジプト神話 バステト(Bastet、b3stt)  その名は『ブバティス(都市名)のもの』を意味する。雌猫もしくは雌猫か雌ライオンの頭を持った女性の姿で表される。家の守り神であり、多くの子猫に囲まれているため、多産のシンボルとされた。また猫を守護する神であり、特にブバティスで信仰され、その町の共同墓地には、猫のミイラが収容されるほど神聖視されていた。 参考文献 ステファヌ・ロッシーニ、リュト・シュマン・アンテルム『図説エジプトの神々事典』46頁
  • ホンス
    エジプト神話 ホンス(コンス)(Khonsu、hnśw)  この名の訳は二つ考えられており、『横切るもの』『旅人』または『王の胎盤』と解釈された。覆い布から両手を出すミイラの姿で表される。月の神であり、彼は船に乗るように三日月に乗り夜の空を渡る。(エジプトでは三日月は水平にかかる。)また月は人の健康などに影響を与えるため、病をもたらす神、であると同時に病を治す神とされた。 参考文献 ステファヌ・ロッシーニ、リュト・シュマン・アンテルム『図説エジプトの神々事典』108頁
  • オシリス
    エジプト神話 オシリス(Osiris、iw.s-ir.s, wsir) 一般的に白い多い布をまとったミイラの姿で表される。ヌトとゲブの息子であり妹イシスの夫。エジプトにおける神話上の最初の王であり、人々に農耕や灌漑技術、神の正しい奉り方を授けたとされる。また彼はその王位を狙う弟のセトに殺害されてしまうが、妻イシスの奮闘により見事復活を果たす。その後、彼は冥界の神として死者の魂を裁く。 参考文献 ステファヌ・ロッシーニ、リュト・シュマン・アンテルム『図説エジプトの神々事典』137頁
  • タテネン
    エジプト神話 タテネン(Tatenen、Tatjenen、t3-tnn)  その名は『隆起した土地』を意味する。男性のミイラの姿で表される。彼は原初の神であり、混沌と創造の境に位置する。また、彼は冥界の神であり、冥界の中にあるものを創造したものとして、鉱物、金属、地下水、などの地下の宝物を司る。ほかにも植物や果物などを支配し収穫の祭儀の際、レネヌテトと共に祈りがささげられる。 参考文献 ステファヌ・ロッシーニ、リュト・シュマン・アンテルム『図説エジプトの神々事典』184頁
  • ソプドゥウ
    エジプト神話 ソプドゥウ(Sopdu、Soped、Sopedu、śpdw)  その名は『器用な』『歯の鋭い』『爪の鋭い』などを意味すると思われる。最初は、隼のミイラとして表されていたが、古帝国時代から完全な人身として描かれるようになった。彼は戦いの神であり、エジプト東の国境を守護し、東の砂漠を国境へ至る道の安全を守る。また、彼はアポピスと戦い、ラーの船の道を開く役割を他の戦いの神と共有している。 参考文献 ステファヌ・ロッシーニ、リュト・シュマン・アンテルム『図説エジプトの神々事典』177頁
  • アピス
    エジプト神話 アピス(Apis、hcpy)  メンフィスを中心に信仰されていた雄牛、もしくは雄牛の頭をもった人間の姿をした豊穣の神。後にアトゥム、ラー、ホルスと結び付けられたことにより、太陽の側面を持つようになったが、『天の雄牛』として月とも関係付けられる。アピス信仰の際には、一匹の牛を神として選び、その雄牛が死ぬまでアピスとして信仰する。そのアピスが死ぬと死体をミイラにし、装飾を施した後、石棺に納めた。その後神官たちが雄牛を選定し再びアピスとして信仰する。それを何代も続けていた。 参考文献 ステファヌ・ロッシーニ、リュト・シュマン・アンテルム『図説エジプトの神々事典』35頁
  • モイラ
    ギリシア神話 モイラ(moira)  モイラは、運命の女神である。 モイラは分け前を意味する。モイライ(moerae)は複数形。 第一のモイラ、クロトが紡ぎ、 第二のモイラ、ラケシスが織り、 第三のモイラ、アトロポスが切る。 オルペウス教によれば、彼女らは夜の女神ニクス自身を表す者である。 ヘシオドスの伝承によれば、ニクスの娘たちである。 アポロドーロスによれば、ゼウスと女神テミスの娘たちとされる。 彼女らは、天にある池のほとりの洞窟に住んでいて、その池の白い水は、この洞窟からほとばしっていたという。 北欧神話では、ノルニルに相当する。 ローマ神話では、パルカ(「子を生む」の意)という。 参考文献  マイケル・グラント、ジョン・ヘイゼル『ギリシャ・ローマ神話事典』 566
  • カイラゲ
    か行の妖怪 カイラゲ(Kairage) 石川県に伝わるもの。 カイラゲは岩と見紛う皮膚に人が飛び乗ってもびくともしない頑強な体を有する海の怪物である。 その名は刀の装飾に用いる梅花皮(カイラギ)から来ていると思われ、おそらくこのカイラゲも鮫のようなものだと推測される。 昔、石川県輪島市門前町に位置していた七浦村の下方の海にカイラゲが現れたとされる。 樽見の刑部に住む主人が海岸からいくつかの飛び石を渡った先にあった巨岩の上で釣りをしていたが、家に帰ろうとしたらなぜか飛び石が無くなっていたためどうすることもできないまま巨岩の上で悶死してしまった。その巨岩は刑部岩と名付けられ、現地の人々がその往時を偲ぶようになった。彼が渡ったのは飛び石ではなく海面に背中を並べていたカイラゲだという。 参考文献  石川県七浦小学校同窓会『七浦村志』142頁  朝里樹/怪作戦テラ/毛利恵...
  • イラン神話
    Index 概要イラン前史 ペルシア帝国とスキタイ人 ゾロアスター教 ヘレニズム時代のイラン神話 その終り イランとインド神話の対応 イラン神話に関係する名前神々 人物 史料など おもな参考文献 概要  イラン(ペルシア)の神話のこと。  ペルシアとは、普通はイランのことをギリシア側から呼んだ他称の事だが、言語学的には、イランを古代のスキタイ語やサルマティア語、現代のクルド語、オセット語などを含んだイラン語派のことをまとめてイランと呼び、狭い意味でのイランをペルシアと呼んで区別することがある。たとえばパフラヴィー語は中期イラン語の一種で、中期ペルシア語のことである。楔形文字で残っているアケメネス朝ペルシアの碑文は古代ペルシア語で、アヴェスター語とともに古代イラン語を形成する。 これはイラン諸語の話者にもあてはまり、スキタイ人やサルマティア人はペルシア人と同じイラン系民族で...
  • キマイラ
    ギリシア神話 キマイラ(Χιμαιρα, Chimaira) 別名キメラあるいはキメイラ。獅子と山羊の頭、蛇の頭または龍の尾、長い毛の生えた山羊の胴体を持つ怪物。怒ると3つの口から炎と煙を吐く。 口から吐く炎で村や森、畑を焼き払うなどして暴れていたが、ペガサスに乗ったベレロフォン?に弓矢で倒された。 ベレロフォン?は10本目の矢を突き立てられようやく息絶えたキマイラから獅子の首と龍の尾を切り取り、持ち帰っている。 キメラ動物 現在の生物学では、2つ以上の異なる遺伝子型の細胞もしくは異なった種の細胞から作り上げられた1つの生物個体を「キメラ」と呼称している。 無論、上記のギリシャ神話の怪物がその名の由来である。 このキメラ動物により、「生物の発生過程にてどのような遺伝子が働くのか」「遺伝病はどのように発祥するのか」と言った事の研究が可能となってきている。 ...
  • ダライラマ
    仏教 ダライラマ (1)チベット仏教における法王で、観音菩薩の化身とされる。チベット仏教では、高僧が生まれ変わり転生した幼児をさがし、先代の位を授けると言う制度が存在している。現在のダライラマは十四世にあたり、1935にうまれ現在にいたる。 参考 ナツメ社 図解雑学『密教』
  • イラブー
    沖縄県 イラブー(Irabuu) エラブウミヘビのこと。 参考文献  内間直仁/野原三義『沖縄語辞典 那覇方言を中心に』30頁  むぎ社編集部『沖縄の迷信大全集1041』169頁  渡邊欣雄/岡野宣勝/佐藤壮広/塩月亮子/宮下克也『沖縄民俗辞典』40頁  今泉忠明『猛毒動物 最恐50 改訂版 コブラやタランチュラより強い、究極の毒を持つ生きものは?』132頁
  • ロイラ・ド・バニェイロ
    ブラジル 中南米 都市伝説 学校の怪談 ロイラ・ド・バニェイロ(Loira do Banheiro) ブラジルの小学校のトイレに現れる少女の怪人。 参考文献  野宮麻未『世界に伝わる本当に怖い話 上巻』46頁  朝里樹『大迫力!世界の都市伝説大百科』59頁
  • ダンガヴェンフッター
    北米 モンスター ダンガヴェンフッター(Dungavenhooter) アメリカで語られた怪物。 人間を狙って襲う危険生物で、沼地に生息する。ワニのような姿だが、口が無い。短い脚、太く力強い尻尾、異様に巨大な鼻腔を持ち、やかましく鼻を鳴らす。悪魔のように狡猾で、茂みに身を隠して木こりが通りかかるのを待ち伏せする。尻尾の届く範囲内に入ってくると、尻尾を打ちつけて気絶させる。口が無いため、ガス状のものしか食べられないようである。なので、獲物が完全なガス状になるまで何度も強打する。そして、ガス状になった獲物を鼻で吸引して食べる。特に、ラム酒で酔っ払った人間を好んで狙うといわれる。かつてはメイン州からミシガン州まで生息するありふれた存在であったが、今となってはミシガン州のアッパー半島でたまに見られるくらいとなった。 参考文献  ヘンリー・H・トライオン『Fearsome Cri...
  • アヴェスター
    イラン神話 アヴェスター(Avestā)  ゾロアスター教の聖典。  アヴェスターという名前自体は、中期ペルシア語のアパスターク(Apastāk)、アヴィスターグ(Aβistāγ)の崩れた近世ペルシア語に由来する。 現在は1/4しか残っていないが概要は中期ペルシア語の『デーンカルト(Dēnkart/d)』から知ることができる。  アヴェスターが成立した時代や地域は、ザラスシュトラの時代とともにはっきりはしていない(*1)。 その地域についてはおおまかに東部イランだろうと推測されているが、時代については紀元前1000年よりも数百年さかのぼるとも言われるし、前600年くらいだ、という説もある。 それも根本となる「ガーサー」だけの話で、新体アヴェスター語で書かれてザラスシュトラ本人の教えとは微妙にずれてきている一部のヤスナやヤシュトな...
  • 高市皇子挽歌
    柿本人麻呂 高市皇子挽歌 高市皇子の城上(きのへ)の殯宮(あらきのみや)の時に、柿本朝臣人麻呂の作る歌一首 并せて短歌 かけまくも ゆゆしきかも 言はまくも あやに畏(かしこ)き 明日香の 真神(まかみ)の原に ひさかたの 天(あま)つ御門(みかど)を 畏くも 定めたまひて 神さぶと 磐隠(いはがく)ります やすみしし 我が大君の きこしめす 背面(そとも)の国の 真木立つ 不破山越えて 高麗剣 和射見(わざみ)が原の 行宮(かりみや)に 天降(あも)りいまして 天の下 治めたまひ 食(を)す国を 定めたまふと 鶏(とり)が鳴く 東(あづま)の国の 御軍士(みいくさ)を 召したまひて ちはやぶる 人を和(やは)せと まつろはぬ 国を治めと 皇子(みこ)ながら 任(ま)けたまへば 大御身(おほみみ)に 大刀(たち)取り佩(は)かし 大御手(おほみて)に 弓取り持たし 御軍士を...
  • トール
    北欧神話 トール(Thor) 正確に表記するならソール(ソゥル。Þórr)。別名フロールリジ。 第二位の神。オーディンの息子。母親は大地の神ヨルズ?。雷神。豊穣神の性質もある。 主に農民に崇拝された。 木曜日『Thursday』の語源。赤毛である。 魔法の槌ミョルニルの所有者。投げつければ必ず当たり、手の中に戻ってくる。強大な力を持つミョルニルを扱うため、力を倍加させる帯メギンギョルズと、鉄製の手袋のイルアン・グライベルを身に付けている。 エッダの『スリュムの歌』では、霜の巨人スリュムに盗まれたミョルニルを取り戻しに行く話がある。フレイヤのふりをして花嫁衣裳を着込み、侍女役のロキと共に館に乗り込む。 ラグナレクではヨルムンガンドと戦い、相打ちになる。 妻はシヴ?。息子にモージ?(シヴとの子)、マグニ?(巨人ヤルンサクサとの子)、ウル(シヴ...
  • インド神話
    Index インド神話  インドの神々や神話は歴史時代よりはるか古くにさかのぼることができる。  前2600年から1800年にかけて、インド北西部にインダス文明が栄えた。 しかし、使用されていたインダス文字はまだ解読されていないので、どのような神話が知られていたかはわかっていない。出土品からは、「角への信仰」とくに「牡牛崇拝」や「一角獣」、「沐浴」(水で身体をきよめる)、「あぐらをかく男神」(後のシヴァ神)などの、インド伝統の要素がすでに見られていたことがうかがえる。  前1800年から1200年にかけて、インド・ヨーロッパ語族のインド・イラン語派に属すインド・アーリヤ人が北西部からインドへとやってきた。このアーリヤ人たちがインダス文明を滅ぼす原因になったのかどうかはわかっていない。しかしながら、彼らはインダス文明や土着の信仰に多くの影響を受け、ギリシア人がオリエ...
  • ミツ
    都市伝説 ま行の妖怪 ミツ(Mitsu) インターネット上で語られた怪談に登場するもの。 ミツというのはおそらく三本足の獣の姿をした何かと推測される。 三本足の生物である三足烏や青蛙神は神聖な存在だが、このミツは穢れた存在である。 とある山奥の小さな村はミツが現れたことが原因で廃村となってしまった。 その村では多くの人々が狩人として生計を立てていたが、なぜか獣を独自の呼び名で呼ぶという風習があった。具体的には、四足歩行の鹿や兎などをヨツ、二足歩行することがある猿をフタツ、別格の存在である猪のことはクジラと呼び、鳥にはこれといった呼び名が存在せず単純に鳥としか呼ばなかった。 ある日の早朝、この地にミツが現れてしまうという深刻な事態らしいことが起き、村中の狩人が集まって打ち合わせをしてから山へ狩りに行った。そして夕方、狩人たちが村に帰ってきた。狩りは成功したらしいが、...
  • 密教
    仏教 密教 ○約五世紀頃、インドにおける大乗仏教が展開し、最終的な形となったのが密教である。密教とは秘密仏教を表し、神秘的な儀礼を行う事が特徴である。如来・菩薩・天の世界である曼荼羅の壇を築き、如来・菩薩・天を表す『印』を結び、仏をたたえる『真言』『陀羅尼』を唱え瞑想を行う。これらの儀礼は公開されることなく、特定の集団の間だけで行われた。 <重要教典> 『大日経』『金剛頂経』など。 《発生:初期密教》 ○これら儀式は、インドの土着宗教であるヒンドゥー教バラモン教?の神々を崇める風潮が元となり、さらなる力である『現世利益』を求められたため行われた。 この時代を『初期密教』古い言い方なら『雑密』とも呼ばれ、体系としてはまだ未完成で、あくまで『現世利益』を目的とした物がメインである。 《中期密教》 ○約七世紀頃、『龍樹』などの手により、中観派...
  • ゾロアスター教
    イラン神話 ゾロアスター教(Zoroastrianism)教義の歴史ザラスシュトラ自身による教義 ザラスシュトラ死後の教義 ササン朝時代の教義 (イスラム以後) 名称 ゾロアスター教に関係する名前神々 悪魔 おもな参考文献 ゾロアスター教(Zoroastrianism)  イランの古代宗教。ある特定の人物によって教義が広められた創始宗教としては世界最古のもので、しかも今もなおイランやインドに信者(パールシー教徒という)がいる宗教である。  開祖はザラスシュトラ(英語でゾロアスター、ドイツ語でツァラトゥストラ)。  ザラスシュトラのいた地方は北東イランだと推測される。  ザラスシュトラのいた年代は、伝説にあるだけで前6000年~前600年の開きがある。現代の学説でも前1500年から前600年まで開きがある。要するに証拠がないのでわからない。  経典は「アヴェス...
  • ピコラトン
    フランス ピコラトン(Picolaton) フランス東部のフランシュ=コンテ地方に現れる不思議な鳥。 ふくらはぎ突き(Pique-au-mollet)、キペルブレッソン(Quiperlibresson)、カカランブリ(Cacalambri)とも呼ばれる。 ピコラトンは鋭い嘴を持った鳥であり、道をだらだらと歩くような怠け者の子供を見つけると嘴で踵や尻を突くとされる。 現地の大人たちは、良い子にしていればピコラトンの巣を見せてあげると我が子に約束するという。 参考文献  エドゥアール・ブラゼー/松平俊久『西洋異形大全』279頁
  • 巨人
    モンスター 巨人(Giant)  人間よりも大きな、人間の姿をしている種族。または、個体。  巨人は、その大きな姿に比例して力が強く、人間では歯が立たない。北欧神話では、巨人は神々とさえ、まともに対抗できるし、神々と対等に婚姻関係を結ぶこともある。また、世界そのものになってしまうほど体が大きい巨人もいるし、富士山に腰掛ける巨人もいた。  しかし頭は神々より上というわけでは必ずしもなく(プロメテウスのような例外はもちろんあるが)、力のみで人間を押し切っている物語も多い。とくに民話では、知恵のある若者に巨人が騙されて退治されてしまう話が好まれている(「長靴をはいた猫」や「ジャックと豆の木」が有名)。  体の大きさだけではなく、頭が複数あったり、腕が何本もあったりすることもある。これは、自然の偉大さを表現しているものだと考えられている。 巨人の名前(種族、民話の中...
  • ラケシス
    ギリシア神話 ラケシス(Lachesis) 運命の三女神、モイラの一人。 ラキシスとも言う。名前は運命の図柄を決める者の意である。 生を計る者、運命の糸を織り上げる者とされる。 第一のモイラ、クロトが紡ぎ、 第二のモイラ、ラケシスが織り、 第三のモイラ、アトロポスが切る。 参考文献  マイケル・グラント、ジョン・ヘイゼル『ギリシャ・ローマ神話事典』 566
  • ツィニャマ
    アフリカ ツィニャマ(Tshinyama) できもの(英語ではskin sore)という意味。 ツィンダオ族の民話に登場する身体中ができものだらけの若い男性。 参考文献  掛川恭子/レオ&ダイアン・ディロン/松枝張『世界むかし話 アフリカ』18頁  バーナ=アーダマ/ディロン夫妻/掛川恭子『南アフリカの民話』35頁
  • ハベトロット
    イギリス ハベトロット(Habetrot) スコットランドに棲む、醜い老婆の姿をした妖精で、糸紡ぎをする人を守護するとされる。 毎日糸を紡ぐため、糸を引く手は豆だらけ、糸を舐める唇はぶ厚く、下唇が大きくだらりと垂れている。 非常に心優しい妖精で、糸紡ぎが下手で困っている娘の代わりに、糸を紡いでくれる。 また、彼女の紡いだ糸で織ったシャツを着れば、あらゆる病がたちどころに治るという。  いわゆる「トム・ティット・トット」譚のような、ぐうたら娘が糸紡ぎをしないといかん事情になって、困って「穴の空いた石」(ここに座ったりするとフェアリーが見れるようになると言われる)に座ると、この婆ちゃんが援助してくれ、母親へ自分たちの名前を言わないという条件で、なんとかなったがまたこの女が大変なことしやがったので、キレたママンがソレを高らかに歌い上げてると、面がイケてる領主様(独身...
  • 高坂甚内
    日本 高坂甚内(こうさかじんない) 江戸初期に、江戸を荒らした盗賊。 甲州透波(武田家に仕えた忍者)の出。 瘧(マラリア性熱病)に罹り慶長8年(1603)に捕らえられる。 浅草鳥越の刑場に引かれていく時、現在の甚内橋の上で、 「瘧にさえかからねば、むざむざ捕まらぬものを。おれが死んだら祀るがいい。瘧に苦しむ者があったら癒してやる」 と誓ったとされる。 こうして、瘧の神として長く庶民の信仰を集めるようになった。
  • ザッハーク
    中東 イラン神話 ゾロアスター教 ザッハーク(Zahhak) イラン神話に登場する王。 参考文献  馬場吉信『インド・ペルシャ神話と伝説』547頁
  • ジャムシード
    イラン神話 ジャムシード(Jamšīd)  アヴェスターにおける栄光の王イマ?・クシャエータ(Yima xšaēta)。インドにおけるヤマ?であり、仏教では閻魔様として知られている。ゾロアスター教伝承ではタフムーラスの兄弟である。  中期ペルシア語ではジャムシェード(Jamšēd)。  ジャムシードは、「輝けるジャム」という意味。  タフムーラスの息子。なんと治世700年。イランでは今でも理想とされる時代である。  ジャムシードの時代は黄金の千年紀といわれ、世界にとって至福のときだった。王は黄金の冠をいただき、悪魔も鳥も妖精もすべてジャムシードの命令に従った。王は「予は神からの栄光を備え、王者であり、司祭でもある」と宣言した。  王はまず50年間鉄から武器防具を造り上げることに苦心した。 ...
  • シームルグ
    中東 イラン神話 シームルグ(Simurgh) イランの伝説上の鳥。 参考文献  桂令夫『イスラム幻想世界 怪物・英雄・魔術の物語』82頁  水木しげる『世界妖怪大全 世界はゲゲゲ』22頁
  • ロスタム
    中東 イラン神話 ロスタム(Rostam) イラン最大の英雄。 参考文献  桂令夫『イスラム幻想世界 怪物・英雄・魔術の物語』180頁  フィルドゥスィー/黒柳恒男『王書(シャー・ナーメ) ペルシア英雄叙事詩』
  • テミス
    ギリシア神話 テミス(Themis 「掟」の意)  テミスとは、ギリシア神話に登場する、ティタン 巨人の一である。女性なのでティタネスである。  ゼウスとまぐわって、ホラ(時間)の、エウノミアー、ディケー、エイレネ えーとアッティカ地方ではアウクソー(成長)タロー(花盛り)カルポー(実り)、また、クロト(つむぎ手)、ラケシス(配り手)、アトロポス(変えられない者)ってモイラと、アストライアを生む。  アポロドーロス『ギリシャ神話』で、パルナソス山の神託処デルポイ(子宮)で予言をする役目を持っていた(蛇のピュトンをアポロンに殺されたので権能が奪われる)と書かれる。 参考文献  健部伸明編『幻獣大全1 モンスター篇』40頁(ゼウスとどうの)、41頁(イラスト) 42頁(モイラとアイスキュロス曰く) 44頁(アストライア即ちヴィルゴで正義)
  • 巨大蝸牛
    都市伝説 か行の妖怪 巨大蝸牛(Kyodai Katatsumuri) インターネット上で語られた話に登場する蝸牛の怪物。 色は青黒く、大きさは南瓜ほどで、鑢のような歯舌を有し、群れで人に襲いかかる恐ろしい蝸牛だという。 これは、とあるキャンパーが他のキャンパーから聞いた話を後輩に話し、それを聞いた後輩がインターネット上に書き込んだ又聞きの話である。 とあるキャンパーがテントを建てていたら、そこに傷だらけの新参キャンパーたちがやってきて泣きそうな顔をした。驚いて手当をしながら事情を聞くと、彼らは山道で巨大な蝸牛の群れに襲われ、その巨大蝸牛に集られて皮膚を齧られ、生きた心地がしなかったという。そんな巨大蝸牛の目撃談は聞いたことがなかったが、血が滲んだ皮膚には確かに鑢で擦ったような傷が付いていた。 参考文献  朝里樹『続・日本現代怪異事典』116頁
  • 角大師
    仏教・天台宗 角大師 (1)良源が七十三の頃、疫病を司る厄神が訪ね、良源の身体を侵しに来た。良源が小指の先を出し、「これに憑いてみよ」と言うと、疫病神がその小指の先に触れるやいなや、全身に悪寒が走り発熱し、耐え難い苦痛を感じた。その際良源は夜叉の姿となりその疫病神を退散させた。「わずか一本の指ですら、このような耐え難い苦痛を覚えるのだ。これを逃れるすべのない衆生はまことに哀れだ」と、良源は弟子を集め鏡の前に座り「鏡に映った私の姿を写し取ってくれ」と、禅定に入ったところ、鏡に移っていた良源の姿は見る間に変わり、骨だらけの鬼に姿を変えたのだ。弟子はその姿を絵に映し、版木にして札をつくり、書く家に配ると、その効果はてきめんであった。以来その札絵を角大師と呼ぶようになった。 参考 学研 天台密教の本
  • 稲生物怪録
     日本 妖怪 妖怪の書籍 『稲生物怪録』とは、広島県三次市に伝わる妖怪の本である。  魔の国の王になるべく「100人の勇気ある少年」をビビらす勝負を神野悪五郎という魔物としていた山本五郎左衛門(さんもとごろうざえもん)という魔物の人が、稲生平太郎という藝州の兄ちゃんを86人目に選び、一応諸書では「かなりオリジナルの妖怪」と言われるが、『耳嚢』によれば、「屋敷をうんこだらけにした」とあったり、原典では「戦慄!自分で転がる桶‼!」とかあったりするぞ、をこれでもかえいもってけ泥棒出血大サービスってなくらいに送りまくり、何とかせんとし、最後は稲生さんが苦手な蚯蚓!!まで出すが、結局彼がびっくりしなかったので、退散したとかいう話が展開している。  その山ン本さんが「神野悪五郎が来た時にはこれを使えば助太刀するぞ」と言って稲生さんへ与えた木槌が残っていた。 参考文献  村上...
  • クロト
    ギリシア神話 クロト(Klotho) 運命の3女神(モイラ)の1人。名前が「紡ぐもの」の意。運命の糸を紡ぐ者。3女神(3姉妹)の長女。 英語読みではクロソとも言う。 クロトの紡ぐ糸は、ほとんどは血の様な赤い糸であるが、稀に黄金であることもあった。  彼女のせいで、ヘシオドス以来モイライの皆さんは、「見た目は醜い老婆」、とされた。。 参考 http //web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/antiGM/old_europe.html  マイケル・グラント、ジョン・ヘイゼル『ギリシャ・ローマ神話事典』 
  • デーウ
    イラン神話 中東 デーウ(Dev)  デーウ或いはダエーワ?とは、イランとかペルシャの辺りで恐れられていた悪魔の呼称である。  あの辺はインドとなんかあったらしいので、この方々はインドの神様と関連する可能性がある。  テュルクの民話や叙事詩ではデヴという呼び名で登場する。 参考文献  桂令夫『イスラム幻想世界 怪物・英雄・魔術の物語』71頁  健部伸明/怪兵隊『幻想世界の住人たちII』104頁  小松久男『テュルクを知るための61章』43頁
  • デーンカルド
    イラン神話  ゾロアスター教 デーンカルド(Dēnkard)  デーンカルト(Dēnkart)とも。  ゾロアスター教の文献。全9巻の「百科事典」的な資料。  書かれた時代は9~10世紀ごろで、ゾロアスター教神官集団の手になるものである。 最初に編集を始めたのは大神官(フディーナーン・ペーショーバイHudīnān Pēšōbay)のアードゥルファッローバイ・イー・ファッロフザーダーン(Ādurfarrōbay-ī Farroxzādān)で、10世紀にアードゥルバード・イー・エーメーダーン(Ādurbād-ī Ēmēdān)が完成させた。 この時代、イランではイスラムの勢力が伸びて...
  • ヘッレロホン
    は行の妖怪 ヘッレロホン(Herrerohon) 江戸時代の1801年に成立し1848年に出版された山村才輔の著書『西洋雑記』に記述のある異獣。 ギリシア神話に登場する怪物キマイラのことだが、キマイラを倒した英雄ベレロポン?と取り違えられ怪物自体がヘッレロホンという名前にされてしまっている。 那多里亜国(ナトリア国)の利細亜(リイシア)にある稽没辣山(キメラ山)にはヘッレロホンという一種の異獣が棲んでいた。この異獣ヘッレロホンは獅子の頭、野羊の身、龍の尾を持っており、口から火を吐くという。 参考文献  夢遊道人『西洋雑記 巻3-6(国立国会図書館デジタルコレクション)』37頁  廣田龍平『妖怪の誕生 超自然と怪奇的自然の存在論的歴史人類学』180頁
  • ランピオン
    中南米 義賊 ランピオン 本名ビルグリーノ・フェレイラ・ダ・シルバ(1897~1938)。 ブラジルの義賊。
  • ケンタウロス
    ギリシア神話 ケンタウロス(Centaurs、Kentauros、Κενταυρος) ケンタウルス、セントールとも言われる。複数形ケンタウロイ(Kentauroi) ギリシャ神話に登場する怪物の一種で、人間の上半身を持つが、腰から下は四本の脚が生えた馬の胴体である。 一部の例外を除き、みな好色で乱暴者ばかりである。 その性質が災いし、ラピテス族との間に戦争が起こり、壊滅してしまう。 軍神アレスの粗暴な息子・イクシオン?とヘラをかたどった雲との間に生まれた。 テッサリアのペリオン山に住むという。 また、本来「ケンタウロス」とは「半人半獣」を意味する言葉であり、 魚人間「イクテュオケンタウロス」、ロバ人間「オノケンタウロス」、龍人間「ドラコケンタウロス」といった言葉もある。 馬人間は「ヒッポケンタウロス」である。 列伝・ケンタウロス ケンタウロス族...
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