犬猫おもいで秘宝館 (仮)内検索 / 「155竜宮 司ss」で検索した結果

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  • 155竜宮 司ss
    竜宮 司@詩歌藩国さんからのご依頼品 手に持った袋をぐるぐる回しながら、タンポポへの道を歩いていく、  澄んだ空気が、視線を広げてくれるため、あまり歩くのに不自由はない。  視線の先に、マントをまとった、小さな少年が入った。 「ユウタくーん、たーだーいーまー」  手を振って名前を呼ぶ、  胸の中に南国の暖かい空気が入ってきた、ユウタと呼ばれた少年は、温度など感じていないように首を振るとこちらを向いた。  こちらを確認したユウタが腕輪を外すのが見えた、一気に走って側まで行く。 「はい、たのまれたもの」  食料品として頼まれた物をユウタに渡す、マントの下にそれらをしまったユウタがしばらくもぞもぞとマントの下で手を動かしていた。 「老廃物とかからさっき作ったペレットを作るんだ」  なにしてんだろ? そういった司の視点に気づいたユウタが言った一言に...
  • 155竜宮 司ss2
    竜宮 司@詩歌藩国さんからのご依頼品 その友情が愛情に変わるのにそう長い年月は必要としませんでした…  竜宮とユウタは互いに顔を見合わせた。竜宮がかわいいなぁとチラっと思っているとユウタは言葉を口にした。 「どうしよう」 「どうしよう」  竜宮も同じ言葉を口にし、互いにくすりと笑うと二人は立ち上がった。状況はどうしようもないが、ここに二人でいるということは絶望でもなく希望な気がしたのである。ユウタの兄でもある地竜がチカチカと光っており、その光も二人の気持ちに同意しているように竜宮は感じた。  さすがにユウタの顔を見てるのが楽しいからとずっと見てる訳にもいかないだろうと竜宮は現状を把握することにした。 「この小笠原はどこの世界にあるんだろうなー」  竜宮はそして、まずは腹ごしらえだと思い、ユウタに話しかけた。 ...
  • 155竜宮 司SS3
    竜宮 司@詩歌藩国さんからのご依頼品 /*/ ――――――――――――その日は、朝から快晴だった。 昇る朝日が夜明けを告げ、光が澄んだ空に冴え渡る。  陽射しが、竜宮 司の閉ざした目蓋を照らす―――――――――。 カーテンからこぼれる光が部屋の影を照らし出すように彼の意識にも夜明けを告げようとしている。 パチリと、眼が覚める。 シーツから手を伸ばし、枕元に置かれた時計を覗く。 現在時刻をみて、―――――軽く驚いた。目覚まし時計が仕事始めるより30分も早く意識が覚醒していた。 二度寝しようかとも思ったが、こんな日に寝ているのはもったいない気がした。 せっかく早起きしたんだし。 跳ね起きるように、シーツ、ベッドから抜け出す。軽く眼をこすり、メガネかける。 今日の予定を確認するようにつぶやく、えっと、予約の時間は・...
  • 252竜宮 司SS
    No.252 竜宮 司@詩歌藩国様からのご依頼品 竜宮 司は空港に向かうタクシーの中で英吏から届いた手紙を読んでいた。砂漠の基地で司と交わした約束を英吏は忠実に守ってくれ、几帳面な字で書かれた手紙を送ってきてくれたのだ。 ”ユウタ君は日本語がかけないとの事で、この手紙を書く。” ”ありがとう。うれしかった。遠い未来に、またあえたらいいね” ”と、本人は言っている。” ”何があったか俺が詮索するのもなんだが、ただならぬ様子だった” ”逢いたいならこの日に、宰相府藩の空港に入ること”  砂漠の基地で崩した体調はまだ本調子に戻っていなかったが、もう直ぐユウタに会えるかもしれないと思うと、自然に笑みがこぼれどこからか力が湧き出してきた。  時計を見て時間を確認する。大丈夫、まだ間に合う。逸る気持ちを抑え、5日前までいた砂漠の基地での出来事を思い出していた。 /...
  • 117竜宮司ss
    竜宮 司@詩歌藩国様からのご依頼品  ユウタが元気よく立ち上がりそのままの勢いで窓から飛び出した!  その場にいた竜宮は一瞬目を閉じて開けて、ユウタがその場にいない事実を把握し、思わず声を出していた。 「ユウタ君-----まってーーーーーー」  その声と重なるように終礼の鐘がなる。ああ、もう授業も終わりだ……と思う間もなくひょこっとユウタが窓から顔を出した。 「なに?」  窓に腕をかけて外から顔を出している姿はまるで元気小僧が放課後に友達を誘いに来たかのようにも見える……。  ふと、竜宮はここって確か四階だったような? と思いつつもそんな疑問は眼鏡の奥に隠し通してにこやかに笑い、ユウタに話しかけた。 「よかったら一緒に帰ってもいい?」 「いいよ。じゃあいこう」  竜宮の笑顔にニカっと反応するようにユウタ...
  • No.151~No.160の依頼
    No.151~No.160の依頼 No151 船橋@キノウツン藩国さんからの依頼(作成中) 萩野むつき@レンジャー連邦 SS龍鍋 ユウ@鍋の国 その2 No152 深織志岐@暁の円卓さんからの依頼 SS黒霧@玄霧藩国 黒崎克哉@海法よけ藩国 No153 葉崎京夜@詩歌藩国さんからの依頼(作成中) SS鈴藤 瑞樹@詩歌藩国 阿部火深@FVB SS嘉納@海法よけ藩国 yuzuki@ビギナーズ王国 No154 金村佑華@FEGさんからの依頼 SS龍鍋 ユウ@詩歌藩国 矢神サク@レンジャー連邦 No155 竜宮 司@詩歌藩国さんからの依頼 花陵@詩歌藩国 SS嘉納@海法よけ藩国 龍鍋 ユウ@鍋の国 SS周船寺竜郎@FEG 駒地真子@詩歌藩国 カヲリ@世界忍者国 No156 駒地真子@詩歌藩国さんからの依頼 ss金村佑華@FEG ま...
  • 583VZA
    VZA@キノウツン藩国様からのご依頼品 シリカちゃんメインという事でしたので、この箇所のイラストになりました・・・。 もしかしたらおまけの方がメインかもしれません(?) シリカちゃんは悲しい事になってしまいましたが、せめて形に残るイラストは 幸せそうな方が良いかと思い、このような感じになりました。 イメージと違いましたら、すみません・・・。---- 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 584蒼のあおひと
    蒼のあおひと@海法よけ藩国さんからのご依頼品 ログの最後あたりを描かせていただきました。 旦那さまをとほほと思わせる、あおひとさんのお母さまっぷりがとっても素敵でしたっ! (でも、とほほな旦那さまもかわいらしいですねv笑) これからもご家族で仲良くお過ごしください。 ご依頼ありがとうございました! 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 55双海環SS
    NO.55 双海環さんからの依頼 羅幻王国の砂漠に急遽作り上げられた巨大な施設。 その入り口にはでかでかと『お見合い会場』と書かれた看板が下げられている。 そう、ここはお見合い会場。 大好きなあの人に会いたい、お見合いなんてどうしましょうと言う至極まともな話から、何であの人が見合いなんて、破談じゃ破談させてやるなどのどす黒い感情まで揃ったある意味欲望のデパートメント。 会場内に東国人国家の全面的設計協力を得て作成された日本家屋。そこがお見合いの会場であった。 その裏手にあるお見合い参加者の控え室-の更に外では、二人の男がそれぞれ得物を構えて対峙している。 振り下ろされる剣が全てを打ち据える剛の一撃ならば、それを受け流す刀の方はまさに静の動き。 常人には見えない速度で幾度も切り結ぶ両者。キィンキィンと何かの鳴き声のように、剣と刀がぶつかり合う金属音が、周りに響き渡る。...
  • 252竜宮 司
    No.252 竜宮 司@詩歌藩国様からのご依頼品 つたないながら、再会シーンを描かせていただきました。 お幸せに。 おまけです。 芝村の一族って実は世話焼きさんなのかも。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • No.251~No.260の依頼
    No.251~No.260の依頼 No.251 風杜神奈@暁の円卓さんからの依頼 SS城華一郎@レンジャー連邦 SSやひろ@ナニワアームズ商藩国 SSやひろ@ナニワアームズ商藩国 駒地真子@詩歌藩国 経@詩歌藩国 カヲリ@世界忍者国 No.252 竜宮 司@詩歌藩国さんからの依頼 SSジャイ@FEG 山吹弓美@え~藩国 No.253 高原鋼一郎@キノウツン藩国さんからの依頼 SS黒霧@無所属 霧原涼@芥辺境藩国 No.254 伯牙@伏見藩国さんからの依頼 藤原ひろ子@FEG 矢神サク@レンジャー連邦 No.255 ソーニャ@世界忍者国さんからの依頼(作成中) SS伯牙@伏見藩国 イク@玄霧藩国 No.256 蒼のあおひと@海法よけ藩国さんからの依頼(作成中) SS黒霧@天領 橘@akiharu国 No.257 風野緋璃...
  • No.111~No.120の依頼
    No.111~No.120の依頼 No.111 駒地真子@詩歌藩国さんからの依頼 サク@レンジャー連邦 SS龍鍋ユウ@鍋の国 SS龍鍋ユウ@鍋の国 No.112 青狸@キノウツン藩国さんからの依頼 ss周船寺竜郎@FEG まき@鍋の国 No.113 玄霧@玄霧藩国さんからの依頼 ssかすみ@FEG 阿部火深@FVB No.114 蝶子@レンジャー連邦さんからの依頼 花陵@詩歌藩国 ssくぎゃ~と鳴く犬@愛鳴藩国 No.115 環月怜夜@世界忍者さんからの依頼 カヲリ@世界忍者国 No.116 風野緋璃@FEGさんからの依頼 yuzuki@ビギナーズ王国 No.117 竜宮 司@詩歌藩国さんからの依頼 SS龍鍋 ユウ@鍋の国 蒼のあおひと@海法よけ藩国 No.118 奥羽りんく@世界忍者国さんからの依頼 SS悪童屋@悪童...
  • 586不変空沙子
    不変空沙子@FVBさんからのご依頼品 この度はご依頼ありがとうございましたー。 観覧車でヤガミさん大笑い(ツボだった)1瞬前のところと、だっこのところを描かせていただきました。 タイトルが「すごくしくじったー」ってなってましたが、全然そんなことないと思いますっ。 なかよしさん…(*--*) (こちら2枚目になります) 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 596緋乃江戌人
    緋乃江戌人@るしにゃん王国さんからのご依頼品 大変遅くなってしまい申し訳ありませんでした。 しかし髪の色が金色になったのは驚きました。 またミステリアスな部分が一つ増えて、魅力が一つ増えたと言うことでしょうか。 ご指名、ありがとうございました。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 589霰矢蝶子
    霰矢蝶子@レンジャー連邦様からのご依頼品 イラストを描くにあたり迷わず選んだお膝にのっけてちゅーシーン、あえてヤガミさんの顔が見える方向に致しました。 …ちょっとヘタレさせすぎた気がします! ラブラブなお二人を描くのがとても楽しかったです。ご依頼ありがとうございました! こちらおまけになります。 描いた人のセンスのせいでヤガミがとんでもない私服を着ております… 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 591東西 天狐
    東西 天狐@玄霧藩国さんからのご依頼品 アイコン体験、お疲れ様でした! あれですね!やっぱ聞いてみないとわからないことありますよね・・! ・・・ふがいなくてすみません・・・orz お約束の笑顔、お届けいたします! 以下のいらないおまけと共に・・! http //park.geocities.jp/tyouwakaba/hiho/tenkosan2.html 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) フフフフ相変わらず秀逸なオマケだぜ○□= あれですね。やっぱり視覚情報に頼るだけじゃダメデスヨネ。笑顔ありがとうございます! -- 天狐 (2009-01-22 09 03 43) ...
  • 83鍋村次郎
    No.83 鍋村次郎さんからの依頼 棉鍋ミサ@鍋の国 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント 御発注主:鍋村次郎@鍋の...
  • 117竜宮司
    No.117 竜宮 司@詩歌藩国さんからのご依頼品 今回は飛び降りたシーンと森で散歩を描かせていただきました。 なんだかユウタ君、独特な雰囲気を醸し出していますね。 竜宮さんと二人でいるとそれがほんわかした空気になるので不思議です。 そしてユウタ君が予想外に美少年で驚きました(笑) (バナマシっぽい子を想像していたなんて口が裂けても…っ!) 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 597日向美弥
    日向美弥@紅葉国さんからのご依頼品 ご依頼ありがとうございました! 玄ノ丈さんとの切ない再会ログ、ご期待通りのイラストになりましたでしょうか…? 玄ノ丈さんのことが心配で美弥さん本当に大変だと思いますが、一日も早くお二人が穏やかな時をすごせるよう、応援しております! こちらおまけです。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 598不変空沙子
    不変空沙子@FVBさんからのご依頼品 この度はご依頼ありがとうございましたー。 リクエストが、個人ACEさん一人がおっきく書かれてる絵とのことでしたので、 不変空小春さん(手に持ってるのはレモンハートであります…多分)と、 あとはログの中から、可愛かった寝起きの辺りのシーンを描かせていただきました。 らぶらぶさんなログで、描いてて幸せな気持ちになりましたw (こちら2枚目になります) 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 590松井
    松井@FEGさんからのご依頼品 どうみてもBLです、本当にありがとうございました #いえ、松井さんからのご依頼通り性別逆転させたらこう、松井総一郎さんがショタっぽく…たのしゅうございました! 二枚目 おまけです。本当は、こうですよね!@@ ご依頼ありがとうございました! 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 変な依頼を受けてくださり、美麗なイラストをありがとうございました。少年に見えるのは髪の毛が短いせいからなのかも知れません。松井総一子さんは非常にかわいらしく美人だと思います。おまけもありがとうございます。確かにこの卯が落ち着きますね。 -- 松井@FEG (2009-01-08 02 37 54) ...
  • 155竜宮司1
    竜宮 司@詩歌藩国さんからのご依頼品 ユウタ 「……こういうとき、なんていえばいいの? 僕達の関係」 の、ところ。 こんな事言われたら、きゅう。って、なります! 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 600コール・ポー
    コール・ポー@芥辺境藩国さんからのご依頼品 コールさんがとってもかわいらしいログで、とても楽しく描かせていただきました! (最後はらはらしましたけどっシルヴァさんめー>< ご期待にそえていたらいいのですが…この度はご依頼ありがとうございました! こちらおまけになります 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) イラスト作成ありがとうございました!シルヴァさんがっ、シルヴァさんが格好良いです!!ふおおおお…(鼻血 アポロさんのイラストの雰囲気がとっても好きで、いつか依頼出来たらいいなあと思っていましたので、今回機会をいただけてとっても嬉しかったです!ありがとうございましたv -- コール・ポー@芥辺境藩国 (2009-01-13 11 06 03) ...
  • 599久珂あゆみ
    久珂あゆみ@FEGさんからのご依頼品 照れている晋太郎さんがとってもかわいかったです! そんな晋太郎さんを描こうと思ったのに、なかなかうまくいかずー おまけでも照れ晋太郎さんにリベンジしています(ぁ 素敵な指輪ログのご依頼ありがとうございました!あーおなかいっぱいです砂糖で… こちらがおまけになります メチャゲが…っ 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) ぎゃー!ありがとうございます!ありがとうございます>< アポロさんにちゅーを描いてもらうのがひそかな楽しみです!!そして最後のコマの晋太郎さんかわゆい(*ノ∀ノ) -- 久珂あゆみ (2009-01-09 00 02 41) ...
  • 587八守時緒
    八守時緒@鍋の国さんからのご依頼品 病室で歌っている岩田とくまさんです。 境内で壁によっかかってる岩田とその岩田へ話しかけるくまさんです。 絵には出てないですが、きっとくまさんの後ろにはお弁当が…! 猫の首輪の手紙を見つけて内容を確認するまでを2コママンガ風にしてみました。 くまさんが描けて楽しかったです>< 岩田をガンパレの岩田裕ベースで描いています。 また、独断と偏見で岩田に小笠原の制服を着せています。 ご希望に沿っていない点などございましたら、描き直させていただきますので、お申し付けください。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) ...
  • 554ミーアSS
    ミーア@愛鳴之藩国さんからのご依頼品 ――思わず釣られて微笑んだその顔は今もまぶたに焼き付いている。 海風に吹かれて~blow the sea breaze~  共和国には国土のほとんどを海が占める国がある。その名を紅葉国という。人を惹きつける魔力を持った宝物、黄金のリンゴを持つ女王ルウシィとあらゆる傷を治すと言われている治癒師、そして限りなく広がる海がこの国の名物であった。  バルクはターバンみたいな布を頭に巻いてこの国にいた。何故かと言えば黒の軍勢がこの国に滞在しているからである。恋人であるミーアは遠く帝國の愛鳴之藩国より来て海岸線を二人並んで歩いていた。しかし当のバルクと言えば厳しい顔を浮かべている。 「風が強いですね」  バルクは目を細めて海端の木々に視線を合わせた。それに応じてミーアも周りを見渡す。海鳥が風に煽られて、飛んでいくのが見えた。一言二言言葉を交わ...
  • 585優羽カヲリ
    優羽カヲリ@世界忍者国さんからのご依頼品 ログ最後のほうの、デートのお誘いのあたりを描かせていただきました。 玄乃丈さんを一人で行かせまいと一生懸命なカヲリさんが大変かわいらしかったです! わたしの何かに火がつきました(何) Ifもふもふシリーズ(勝手に) 腕でなく、しっぽをつかまえてても、かわいいなって、おもいました(*ノノ) 可愛らしいお二人を描けて楽しかったです。ご依頼ありがとうございました~! 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) か…か…可愛いですっ。本当にありがとうございましたー(><)ずっとぽーっと見蕩れてしまいました…。もふもふシリーズ愛してますっ。ふわふわ…しあわせです…(ぱたり) -- 優羽カヲリ (2009-02-22 23 26 00) ...
  • 155竜宮司3
    竜宮 司@詩歌藩国さんからのご依頼品 ラストシーンと、起きたら3年…という場面を描かせて頂きました。 幻想的だったり、ほのかな友情が可愛らしかったり、読んでいて楽しかったです。 その後、むかえに行ってあげられたのかだけが気になります(笑) ありがとうございました。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 592那限・ソーマ=キユウ・逢真
    那限・ソーマ=キユウ・逢真@FEGさんからのご依頼品 再開のキス 再開した時、ソーマさんに抱きついて、キスしたんじゃないかなーっていうのがよぎって、Qちゃんのほっぺにちゅー、を描かせていただきました。 ソーマさんの服装に悩んだため、シャツにしましたが、スーツなので正装がいいなど、ございましたら、描き直させていただきますので、お申しつけください。 ※フルサイズ(少し大きかったので上記サイズに縮小してあります) http //yagoku.arrow.jp/image/hihoukan/souma_kiss.jpg おまけ。 Qだよ! Qちゃんがすごく描きたかったので、自分の趣味に走って描かせていただきました>< ※フルサイズ(少し大きかったので上記サイズに縮小してあります) http //yagoku.arrow.jp/...
  • 559松井SS
    松井@FEGさんからのご依頼品 紫ラメのできるまで ここは南国、リワマヒ国。 南国らしく生い茂る木、樹、熱帯雨林。 木々の陰に隠れるようにして、その酒場は今日も賑わいを見せていた。 酒と料理の香り漂う店内に、とある猫士が2人。 「今日も疲れたニャー……。」 「いつの間にか木が大繁殖してたからにゃー。お手入れも一苦労にゃ」 「でも、頑張るニャ」 「負けないにゃ。ここが踏ん張りどころだにゃって東さんも言ってたのにゃ」 「摂政様、今日も輝いてたニャー……主に紫色に」 「あのズボン(?)どこで手に入れたんだろにゃー。とっても欲しいのにゃー」 ”知りたいかい?” カランカラン。 酒場のドアに取り付けられた大きめの鈴が来客を告げる。 ドアを背に立っているのは、南国には珍しく厚手の外套を羽織り、帽子を目深に被った男...
  • 474翡鹿龍樹
    翡鹿龍樹@土場藩国さんからのご依頼品 ご依頼ありがとうございましたー。 冷やした美味しいスイカを滝を見ながら食べるのは、とても気持ちよさそうです(><) 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 前回に引き続き、ありがとうございます。 -- 翡鹿龍樹@土場藩国 (2008-09-23 23 32 59) こちらこそ、再びのご依頼ありがとうございましたー。応援しておりますっ。 -- 優羽カヲリ (2008-09-26 00 16 56) 名前 コメン...
  • 498蒼のあおひと
    蒼のあおひと@海法よけ藩国さんからのご依頼品 ご依頼有難う御座います!!おとーさんが家族全員をぎゅーするのが とっても心が温かくなりました!とっても優しげなログで癒されました! 自分をご指名いただいたという事はお子さんかな?と解釈し(笑) たっちする翡翠ちゃんと、その後を描いて見ました。 (どうしても琥珀たんを入れたかったのは内緒ですww)  ・蒼家の憩い。  ・3つ子ちゃん。  ・3つ子ちゃん2。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 ...
  • 755かくたSS
    かくた@よんた藩国さんからのご依頼 少女の目に映る青い青い海は、深すぎる青を通り越して翡翠色に輝いていた。 それは宝石を散りばめたように。水平線まで続くエメラルドの海。 /*/ ただの癖なのか、他に何か理由があるのかは分からないが普段片目をつぶっている少女メノウは、 目の前にただただ広がる海を両の瞳に映していた。 「やっぱり、いつもより、いっぱい、沢山、見てみたくなった?」 話しかけられて、はっと自分が一人でないのを思い出した。 急いで片目を閉じる。 今日のデートの相手である彼女の養父にあたるかくたは、声をあげて笑いながら「大丈夫」とメノウを安心させようとしていた。 その様子にメノウは不意に顔をあげ、かくたを見つめていた。 かくたが彼女の表情から読み取れたのは、何か理解できない不思議なことでもあるのだろう、ということだけだった。 ...
  • 155竜宮司2
    竜宮 司@詩歌藩国さんからのご依頼品 朝日の中で海竜見つけた、のシーンを描かせていただきました。 少しでも気に入って頂けましたら幸いです。 これからも3人(?)仲良いところを見せてください。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 615和子SS
    和子@リワマヒ国様からのご依頼品 /*/ 「ああ。そうだ……」 「はい?」  背中を向けて歩き出す男の思い出したような呟きに、その後ろをとことこと、子犬のようについて歩く女は小首を傾げてみせる。  立ち止まり、その姿が見えるように向き直りながら、男は目深に被っていた帽子を女の頭に預けた。 「誕生日プレゼントだ」  男の言葉に、女は瞬間的に茹で上がった。真っ赤に染まった顔で彼を見上げながら、言葉にもならないような早口で『ありがとう』を繰り返す。  もっとちゃんとしたものを、とも思うが、その帽子は男の所持品の中ではどんな宝石や花束よりも意味のある物だ。幾度の世界を共に見送り、幾度の戦場を共に越えて来た最高級の品物だろう。 「ここで、じっとしてろ。できるか?」 「ついてっちゃだめ……?」  笑顔の見送りとはいかないが、男という人間からし...
  • 461久遠寺 那由他
    久遠寺 那由他@ナニワアームズ商藩国さんからのご依頼品 石田隊長が久遠寺さんの尻尾を引っ張っているシーンが、とても印象的でした。 無邪気な石田隊長がとっても可愛かったです。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) むじゃき…うふふふ…(とおいめ)。ともあれお引き受け頂きありがとうございました~。可愛らしい我が隊長&那由他でありますが、何かこの次の回にもまんま流用できそうなシチュエーションでありましたw家宝に致します( ∇ ) -- 久遠寺 那由他@ナニワアームズ商藩国 (2008-10-23 01 37 00) 名前 ...
  • 719高原鋼一郎
    高原鋼一郎@キノウツン藩国様からのご依頼品 「これから毎日でも、外で騒ぎます」 「そうしなさい。人は貴方を愚か者、不良というでしょう。でも、私は知っている」 「大丈夫、お前一人でやらせはしない。2人でやれば2倍だ」 「これで3倍」(だきついた) 「みんないるものね」 ↑のくだりがすごく素敵だなと思ったので、そのあたりをイメージして描かせていただきました。 信頼しあってるご家族の雰囲気が少しでも表せてたらいいなと思います。 #孔明先生については資料がなかったのでまったくの想像で描いてしまったのですが、 #イメージとかけ離れたものになってしまってたら申し訳ないです…orz こちらおまけになります。 ご一家をデフォルメで描いてみました。 また、以下は大きいサイズなどを詰め込んだおまけ集です。 http //ty0...
  • 自立発注ギャラリー
    自立発注にて受け付けた依頼品のギャラリーとなります。 作者へのメッセージを募集しております。 何かあればこちらから。 また、私も注文をと言う場合にはトップページより、 注文BBSへご注文ください。 お待ちしております。 NO.1 芝村さんからの依頼 城華一郎@レンジャー連邦 NO.2 竜宮・司・ヒメリアス・ドラグゥーン@詩歌藩国さんからの依頼 SS鷺坂祐介@星鋼京・南天@後ほねっこ男爵領 NO.3 ミーア@愛鳴之藩国さんからの依頼 乃亜・クラウ・オコーネル@ナニワアームズ商藩国 NO.4 東西 天狐@akiharu国さんからの依頼 アポロ・M・シバムラ@玄霧藩国 古島三つ実@羅幻王国 NO.5 多岐川佑華@FEGさんからの依頼 久珂あゆみ@FEG NO.6 蒼のあおひと@海法よけ藩国さんからの依頼 SS久遠寺 那由他@...
  • 513風野緋璃
    風野緋璃@天領様からのご依頼品  お待たせいたしました! 「 、    。           」 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (kazeno2.jpg) 「  、   、    」  ちっともハードボイルドでなくてすみません。  多分春だと思うのですが、……どう見ても秋色です本当にありがとうございました。  雰囲気が素敵だったので、どこというつもりもなく描いたのですが、結果的にあそこら辺のイメージです。  セリフは伏せておきました。  あと、加工したら微妙に細かい部分が飛んでしまったので、未加工版です。お好みでどうぞ。  あとでこちゅーがかわいかったのでおまけです。↓ 作品へ...
  • 988階川雅成
    階川雅成@玄霧藩国様からのご依頼品 はい。と返事あった 鋸山Bは少しドアをあけた 玄関口での初対面のシーンです。 右手でドアノブを持っている鋸山Bさんを描かせていただきました。 鋸山B:「はい。あの・・・お菓子、ありがとうございました」 バレンタインの嬉しさが伝わる、そんな言葉ですね。 デザインラフです。 金髪で肌が白い。 美人だけどそばかすがある。 ふわふわのゆるカワ金髪ってイメージです。 腰には飾り紐で清楚にアクセントを。 大きいサイズはこちらに置いておきました。 http //www44.atwiki.jp/moonhorohoro/pages/30.html この度はご指名ありがとうございました! デザインもさせていただいて恐縮です! 作品への一言コメ...
  • 62詩歌藩国ss2
    詩歌藩国様からのご依頼  この物語には激しい視点移動が伴います。ご注意ください。  読んでる途中で誰の視点なのかわからなくなったら、フィーリングでカバーしてください。 /*/ “ユウタくんのお兄さんと戦えるだなんて、光栄です!” “いい試合にしましょう”  模擬戦前の会話 /*/  inou side 深夜、それは雪に覆われ眠りについた森の中を静かに走りゆく。  地竜。無骨な機械の塊であるにも関わらず、まるで有機生命体のような動きで目標に向かっていた。  伊能はコクピット内でセンサの類を操作、次々に現れる画面を確認し、安堵の息を吐いた。  光学センサはこの新月の夜ではあまり役には立たない。頼りになるのは熱探知センサくらいのものだ。索敵するには心許無過ぎる気がする。個人的な趣味だが、トポロジーレーダーくらいは積ん...
  • 555月光ほろほろSS
    月光ほろほろ@たけきの藩国様からのご依頼品 追いかけて宰相府 /*/  この物語を始める前にちょっとした予習をしよう。  そんなものが無くても物語を読むのに支障はないが、予め知っておけば多少は話の落ち着きがいい。その程度のものだ。  登場人物は二人いる。  一人の名は月光ほろほろ。  変わった名前だが、多少夢見がちなところと、やや自分の心情に正直な口をもっている以外は至って普通の気の良い青年である。普段は母国で画を描いて暮らしている。  もう一人の名をBLという。  ブラックレイディという名の、女性である。かつて第6世界の火星という惑星で火星独立を目指す夜明けの船に密偵として乗り込んでいたことがある。  もっとも、ほろほろと会うときは専らヨーコを名乗っている。  解る人には解る。まあ今回の物語には関係のない話だ。  この二人の間にどのような引力が働いたも...
  • 515うにょSS
    うにょ@海法よけ藩国様からのご依頼品  言葉とは分かり合うためにあるもの  亜細亜のその日の任務は、FEGの是空藩王にPPGの密書を届ける事だった。  亜細亜はあまり共和国の地理には詳しくない。そこでPPGが護衛につけてくれたのはotaponと言う人だった。すごいゲーマーらしくって、ぽち王女のログで何度か彼の事を読んだ事はあるけど、亜細亜はよくは知らない。  FEGに出向いたものの、肝心の是空藩王は留守だった。聯合国の海法よけ藩国にいるらしい。  海法よけ藩国か……。  亜細亜は頭の中で一人の人物を思い浮かべていた。  友達。だと思う。多分。  ずっと仲良くしていたけれど、ある日突然「実は男だった」と言われた。  偏見がないと言えば嘘になる。ただびっくりした。  その後はちゃんと話していない。  悪い事したかもしれないなあ……。  亜細亜はいつも積極的なみ...
  • 915山吹弓美SS
    山吹弓美@愛鳴之藩国様からのご依頼品 「るしにゃんの森を…」 作:11-00230-01:玄霧弦耶 /*/ るしにゃんの森を男が二人歩く。 一方は、蛮人ともいえる筋肉を、どこか気品のあふれる衣装に包んだ偉丈夫。 一方は、触れただけで折れるかのような細い体を、緑の衣装に包んだ美男子。 二人は、生まれも育ちも、身に着けている物もまるで違って見えた。 しかし、そのどこか高潔な様は、まったくと言って良いほど同じであった。 るしにゃんの森を男が二人、歩く。 木々の匂い、川の匂い、それらを複合した、森の香り。 そのどちらとも違う、火薬の臭い、饐えた臭い、そして、血の臭い。 前者はともかく、後者は、男達のよく知る臭い。 遠く響く戦争音楽。男達がよく知る音楽。 るしにゃんの森を、男が二人、歩く。 /*/ ...
  • 553矢上ミサSS
    矢上ミサ@鍋の国様からのご依頼品 /*風の前後*/  結婚式の話が出たのが、十日前。  結婚式をしようと告げられたのは、それから数日後。  そして今日は、結婚式の当日である。 /*/  もしかしたらそうなるかな、と思っていたが、本当にそうなるとやっぱり少し驚くものだった。 「つまり、ドレスは間に合いそうということか」  きっと、間に合わなくても間に合わせるだろう。それくらいはしても驚かない。  宿の一室。フィーブル藩国の空港から幹線道路を南に進み、ぐるりと移動したところにある小さな宿に総一郎はいる。部屋は大きくない。大きなベッドが一つに、テーブルが一つ。奥の方の小さな窓の外には農地の平野が広がり、青空との境界線が彼方に見える。そんな、人里離れたところにある木造の小さな宿だった。  ただ、このときの総一郎なら、たとえこの場所が高級ホテルの一室であ...
  • 415久珂あゆみSS
    久珂あゆみ@FEG様からのご依頼品 東京に位置する藩国、フィールドエレメンツグローリー。 西国であり、砂漠が広がるはずのこの国には、何故か広大な草原が広がっている。 かつて何も生えなかった不毛の砂漠と謎の迷宮に冒険者達が挑んだ際、大量の緑が芽吹くという不可思議に見舞われたのであった。 それ以来、FEGには砂漠と緑が同時に存在しているのである。 緑の広がる上を、箒に乗った人間2人と大きな龍が飛んでいく。 ”そろそろ国境です” ”ありがとう。まだあったのね。そんなもの” 国境なんて不便だからなくせばいいのに、とそんな呟きも聞こえてくる。 ”そろそろいくわ” ウォータードラゴンの思考が二人の頭の中に凛とした声で響く。 「お元気で。高貴な種族のかた。お目にかかれて光栄です」 「お気をつけて。またお会いできれば嬉しいです」 箒の上の二人と、龍は視線を交わす。 ...
  • 583VZASS
    VZA@キノウツン藩国さんからのご依頼品  食肉少女の名をシリカと言い、その名前には魔法がかけられていた。 「シリカゲルって名前はどうだろう」 「シリカゲルwww」 「――ってあの饅頭の箱とかについてる乾燥剤だろ?」 「ああ、“食べられません”って書いてる奴な」 「なるほど...ゲルはともかく、シリカか...」  シリカの墓の前で、神妙に手を合わせているVZA。  手桶とまごころのこもった花を一輪。  身にこそ着けていないが、腰に黒いスカーフを下げていた。  また、墓場で弾き語りの練習をしていた着流し姿のはるは、2時間前からそれに気づいていたが結局なにも言わずにギターをいじり続けていた。  シリカと言う名前には魔法が込められていた。  今度こそ食べられないように、そう言う些細な願いである。  結局士季号に根源力吸われて死ぬわけで、魔法な...
  • 855ミーアSS
    ミーア@愛鳴之藩国様からのご依頼品  大きなお腹を抱えるようにしてよちよち歩く妻の姿を、バルクは座ったまま見守る。今でも、内心のはらはら具合は最初の頃とさほど変わっていないと思う。この家を訪れる見舞客、とくに女性たちに笑われたり諭されたりしたお陰で、行動には出さないようになっただけで。  最初の頃、彼女の悪阻がひどかった頃には、それこそベッドに縛り付けるような生活を送らせようとしたのだ。重いものを持たないように、歩かずとも動かずとも全て手元に届くようにと力を行使した。そんな自分の行動に、彼女たちは口を揃えてこういった。出産は、病気ではないんですよ、バルク様、と。  知識としては、勿論判っているつもりだった。旅の途中の成り行きでとはいえ、出産に立ち会ったこともある。  だが、実際に子供を腹に宿した女性と、十月十日とも呼び習わされるくらいの長い間生活を共にするのは、本当にこれが初めて...
  • 152深織志岐ss
    深織志岐@暁の円卓様からのご依頼品 /*地雷原を踏みしだけ*/  そういえばそろそろそういうのも大詰めの季節だよなーと、深織志岐は朝の職員会議を聞き流しつつそんなことを思っていた。咥えたパイポが悲しく揺れる。煙草吸いたいなーと思いながら、最後の進路面談の日程が話されるのを聞き流した。  面談、面談ね。  内心でぶはーとため息をつく。  面談言ってもね。大体最近の世情じゃあ大学まで行くのは事実上の義務教育じみてきているし、就職するにしたって、工業系でもない限りそんなに豊かなパイプラインは持っていない。大体もう公募の時期は過ぎていた、と思う。解禁が九月か十月だったか……。あとはそう、大学じゃなくて専門学校という線もあるが、さて、今のところそういった希望は上がってきていない、とか何とか。  そんなことをつらつらと考えているうちに会議終了。深織は最近こり始めている肩をごりごり...
  • 355久遠寺 那由他SS1
    久遠寺 那由他@ナニワアームズ商藩国様からのご依頼品  某日、ナニワアームズのうららかな昼下がり。  西の砂漠を一人の旅装束が歩いていた。 西国には珍しい白色の肌を照り付ける太陽からマントで守り、地図と水筒をしっかりと持って丘を越える。 消える足跡に興奮して、靴に忍び込んだ砂粒に興奮している旅装束の頬が赤いのは、気温のせいだけではなかった。 いかにも砂漠慣れしていません、という歩き方や行動の割に、装備は教科書的なまでに完璧である。 「聞いていた通りだ。」  視界に入る中で一番高い丘の上に立って、旅装束はぐるりと回った。 360度、視野の全てを囲んでいる砂漠に目を輝かせる。 少し遠くで生まれたばかりの砂嵐に感心して口を開き、マントの隙間から入り込んだ砂粒に顔をしかめた。 「……これも、聞いていた通りだ。」  呟くと、けほけほと数回咳き込ん...
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