犬猫おもいで秘宝館 (仮)内検索 / 「334イクSS」で検索した結果

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  • 334イクSS
    イク@玄霧藩国様からのご依頼品 泪雨、という物がある。涙雨とはまた違う、叙情的な言葉の一つだ。 誰かの涙に呼応するかの様に降ると言われているその雨は、伝承か、はたまた幻想か。 それとも、真実なのか。 何はともあれ……その日の小笠原は黒い雲が立ちこめ、今にも雨が降りそうな、そんな日だった。 * 知恵者は静かに海を見渡している。海は静かに、穏やかな様でもあるがその色は暗い。 空を見れば大きな雲がこの島に覆っており、そのために海が暗くしたのであろうと察することが出来る。 静かに、呼吸する。息を吸って、吐く。ただそれだけの動作を行い、彼は海に出た。 その身一つで海に飛び出すとまるでジョークか何かのように海を滑り出す。 その姿は風を受け、まるで冗談のような、悪夢のような光景であるにもかかわらず、どこか威風堂々とした物を感じさせる。 風...
  • 334イク
    イク@玄霧藩国様からのご依頼品 曇り空と海。 いつになくシリアスな知恵者。 イクさんの涙。 切なくも美しい名シーン。 だったはずなんですが、なぜか演歌調(?)に。 あれえ、おっかしいなあ。 おまけページ 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) なんというシリアス。めくるめくドラマ、砕け散る波に切ない別れ・・うう(涙・・・  13時からの1時間はテレビの前から離れられません!(せんべい袋片手に)   えらいややこしいことになってしまっていた心情と雰囲気をがっしり掴まれた上での昇華・・・ものすごいです。お手数おかけしました。本当にほんとうーーーにうれしいです!! 昇華のセンスがステキすぎて、延髄が疲れきるほど堪能させていただきました!ありがとうございました!! -- イク@玄霧藩国 (2...
  • 37イクSS
    NO.37 イクさんからの依頼 僕は待っていた。 「ううーん、眠いですか睦月さんー」 「いやー だいじょぶ こーひー飲んできたから問題ない」 「僕も濃いコーヒーでドーピングしたから平気ですー!」 辺りは暗い。今は夜明け前。 月も見えない。星も。曇りだった。 隣には睦月さんがいる。暗くても、見えるほどそばに。 波の音が聞こえる。風の音も。 そして、砂を踏む音。 「むーーー」僕は目を細める。 「来たのかな?」 「かなー?」 「イクさん、すごい顔になってる!」 僕は、鼻に皺よりまくりだ。 睦月さんはじゃあ、ボクも目を細めますと言って目を細めた。 「うん、僕謝りたい人がいるんで、その人と会えるのを待っているんです」 そう言って思い出す。 ブランコ。 僕はブランコをこいでいた。 悲しい気分だった。何故か。 デスを追いかけた後にブランコをしていて...
  • 657イクSS
    イク@玄霧藩国様からのご依頼品 /*/  時計が鳴る。  カチ、カチ、と。まるで自分の心を写したように、一瞬の狂いもなく精密に、面白みもなく、ただ冷淡と時を刻む。  崩れ落ちるようにベッドに倒れこんだシーズ・スターは、自分の頭の上にある木彫りの掛け時計を真下から見上げた。文字盤こそ上手く見えないが、時計の針はほぼ真上を指し示している。単身がわずかに右側へずれているのと、カーテンの向こうに、手招くように広がる夜闇を合わせれば、深夜の23時頃と考えるのが妥当だろう。  くだらない。  何をやっているんだ、とシーズは硬いベッドの上を寝転がる。そんなどうだっていいことに頭を使うぐらいなら、一秒でも早く、泥のように深い眠りへ落ち、身体を休ませたかった。  目を瞑り、深いまどろみの中に自分を墜としていく。  複雑怪奇に入り組んだ思考の糸が次々に紐解かれ、整理された...
  • 662イクSS
    イク@玄霧藩国様からのご依頼品 /*/  青い光が空に上る。  溶けるように粒子が消えるそこは、青いキャンバスに少量の雲が流れているだけの、晴れというに相違ない空だった。  雲間から燦々と陽光が照らしている。しかし、その割に空気は肌寒い。当然だ、冬という季節は元来そういうものである。  シーズ・スターは闇夜にも輝く黄色のジャンパーを羽織りなおしてその空を見上げていた。 「ふあ……」  頓狂な声とともに漏れた欠伸を手で覆う。彼これもう3日以上は寝ていない。3日以上といっても、3日目から面倒になって数えていないだけなのだが。  とにかく、今回の呼び出しで少しは骨を休められたが、それも精神的なものだ。肉体的なものまでは回復してはくれない。そろそろ限界が来るかもしれないな、と彼は首を回してボキボキという音を周囲に鳴らした。  その音に、普段ならば逃げていくであ...
  • 124サクss
    サク@レンジャー連邦様からのご依頼品 /*/ ヤガミは不機嫌だった。 理由は、まぁいくつかある。 サクの召喚を受けて大急ぎで駆けつけた所まではいいが醜態をさらしてしまった事とか、 眼鏡を外していたとはいえ、彼女をとんでもないことをしてしまった事とか、 我慢をした挙句、盛大にぶっ倒れてしまい、結局サクを心配させる羽目になった事であるが、 今一番彼を不機嫌にさせているのは・・・、 今日この時までサクが見舞いに来なかったことである。 /*/ 「何で見舞いに来ないんだ・・・普通は来るだろ・・・あいつ・・・。大体・・・、」 病室には窓際にベッドが一つ置かれており、ヤガミは上体だけ起こしてベッドに横たわっている。 決して狭くは無い病室には不自然にもベッド一つしかない。 空き部屋に余裕があると聞いたヤガミがこれ幸いと、そのように手...
  • 123サクss
    サク@レンジャー連邦様からのご依頼品 舞花は海中のドランジの手をとって引っ張った。 サクは抱きつかれて、 「わっ!! だ、大丈夫だからその手のソレをですね」 サクはようやく、ヤガミがなんで眼鏡はずすのにえらい迷ってたか考えた。 そして、あぁーーーー近眼なのね・・・・ごめん、と心の中で謝った。 ドランジは目をあけた。 ドランジは手を引かれながら不思議そうだ。 「?」 ヤガミも不思議そうに、 「手がどうした?」 すまなそうにサクは、 「ごめん。ヤガミ、視力悪かったんだ・・・見えてなかったんだね。」 舞花は海中で、 「がぼがぼ(息は大丈夫なの~?)」 抱きつかれたまま真っ赤になりながら、サクはヤガミに、 「や。その手に持ってる。水着。を。」 ドランジはうなずいた後、舞花の手をとって浮かび始めた。 ヤガミは酔っ払いも手伝ってまるでわかっていない。 「なに? ...
  • No.331~No.340の依頼
    No.331 久珂あゆみ@FEGさんからの依頼 SS高原鋼一郎@キノウツン藩国 No.332 久珂あゆみ@FEGさんからの依頼 ss城華一郎@レンジャー連邦 No.333 浅葱空@レンジャー連邦さんからの依頼 松井@FEG No.334 イク@玄霧藩国さんからの依頼 SS癖毛爆男@アウトウェイ モモ@たけきの藩国 No.335 セタ・ロスティフンケ・フシミ@星鋼京さんからの依頼(作成中) 和子@リワマヒ国 SS芹沢琴@FEG 森上藤丸@ナニワアームズ商藩国 No.336 松井@FEGさんからの依頼 和子@リワマヒ国 No.337 松井@FEGさんからの依頼 霧原涼@芥辺境藩国 No.338 榊遊@え~藩国さんからの依頼 SS多岐川佑華@FEG カヲリ@世界忍者国 No.339 影法師@ながみ藩国さんからの依頼 S...
  • 375タルクSS
    タルク@ビギナーズ王国様からのご依頼品 『始まりの歌』 “いやかね?” “いえ、少し驚いただけです。それではこれからその名を名乗りましょう” ~キャプテン・タルク誕生の瞬間~ /*/  「そろそろ到着じゃな!」 艦橋の椅子の上でくるくる回るグランパの声に、キャプテンであるキャプテン・タルクは感慨深げにメインモニターに映る青い星を見下ろした。 「そうですね。」 サングラスに隠された瞳が優しく微笑む。思えば随分とこうして宇宙の海を渡ってきたが、やはりこの星に帰る時は感慨深くなってしまう。 「ドウシタネ?」 グランパの声にふと思い出す。あの時の降り注ぐ桜の花びらを。 /*/  キャプテン・タルクと言う人物が居る。ビギナーズ王国で子供達に人気のアニメの主人公のモデルとなった人物である。短く刈り込まれた...
  • 679タルクSS
    タルク@詩歌藩国様からのご依頼品 /*本編:其の船の名は */  宇宙への門は、ニューワールドでは二か所しかない。すなわちにゃんにゃん共和国のながみ藩国か、わんわん帝國のFVBかである。  二つの選択肢があがった時、タルクはなんとはなしに、FVBを選んだ。  FVB。それは帝國でもっとも、宇宙開発に余念がないところだ。支配する藩王をさくらつかさという。女藩王だ。  もとより建国の理念を宇宙への帰還としている。系統は東国人で、由来は雅に、花をさすと言う。  FVBを選んだ理由があるとすれば、それは、タルク自身、帝國の人間だったからという物に他ならない。そのときはまだ、それ以外の理由は特に、思いついていない。  だがそれでも。リンクゲートを越えてその地に足を踏み入れて、暖かな風にに迎えられた時には、ああ、これから行くんだなと、体が震えた。 「どこかのどかじゃな」  隣...
  • 39豊国 ミルメークSS
    戦え、巨大フナムシ!? (小笠原ゲーム『レムーリア遠く』より) ―豊国ミルメークさんに捧ぐ― 南の海は、でかかった。 いや、正確には、南の海にいるフナムシはでかかった。 空は青く、水は澄んで、泳ぐには最高の気温というおまけつき。 ここにきた理由が赤鮭の勘じゃなければ、絶対にはしゃぎまくっていただろう。 いや、十分はしゃいでいたという事実は見ないふりで。 ともかく、赤鮭に言われたとおりミルメークとさるきと熊本は、海に足だけ入ってフナムシを捕まえようとしたのだ。 そしたら。 いずこともなく突然に。 奴はきた。 「でか!?」 そいつを見た瞬間の三人の心の声は同じだったに違いない。 全長2mもあるフナムシだなんて、聞いたことがない。 ついでに、見たこともない。 熊本はあっさり逃げた。 ...
  • 392和子
    和子@リワマヒ国さんからのご依頼品 頭に猫を乗せてお茶を飲む図を描かせていただきました。 ヒザ上まだしも頭上に猫が乗ってきても動じないクリサリスが良いと思いました! おまけとして残念ながら切り抜きの関係で見えなくなってしまったおへそを(いりません クリス登り(…) 意外と登り辛くて後ろ足で何度もふんばってよじ登ると可愛いと思いました(痛い ご依頼ありがとうございました! 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) クリス登り・・!クリサリスがかわいくてどうしましょうミサさん・・・!!ごちそうさまです!!!! -- 和子@リワマヒ国 (2008-07-31 23 27 23) ...
  • 37イク
    NO.37 イクさんからの依頼 猫野和錆@玄霧藩国 フルサイズはこちら ご発注元:イク@玄霧藩国様 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=1;id=gaibu_ita#87 製作者:猫野和錆@玄霧藩国 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=277;id=UP_ita counter: - yesterday: -
  • 38イク
    NO.38 イクさんからの依頼 くま@鍋の国 おまたせしました>< シーズの顔がむっつりですが、内心ドキドキしてるに違いありません! おまけです。チッス前です。 キャッ(((( *ノノ) ご発注元:イク@玄霧藩国さん http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=87;id=gaibu_ita 製作: くま@鍋の国 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=264;id=UP_ita counter: - yesterday: -
  • No.321~No.330の依頼
    No.321 鍋 ヒサ子@鍋の国さんからの依頼 SS黒霧@伏見藩国 SSはる@キノウツン藩国 イク@玄霧藩国 No.322 ノーマ・リー@るしにゃん王国さんからの依頼 豊国 ミロ@レンジャー連邦 No.323 沢邑勝海@キノウツン藩国さんからの依頼(作成中) SS城 華一郎@レンジャー連邦 No.324 影法師@ながみ藩国さんからの依頼 SS城 華一郎@レンジャー連邦 No.325 矢上ミサ@鍋の国さんからの依頼 SS城 華一郎@レンジャー連邦 No.326 猫野和錆@玄霧藩国さんからの依頼 SS影法師@ながみ藩国 No.327 霰矢蝶子@レンジャー連邦さんからの依頼 SS城 華一郎@レンジャー連邦 SS多岐川佑華@FEG むつき・萩野・ドラケン@レンジャー連邦 田鍋 とよたろう@鍋の国 No.328 駒地真子@詩歌藩国さん...
  • No.31~No.40の依頼
    No.31~No.40の依頼 NO.31 葉崎京夜さんからの依頼 SS玲音@になし藩国 乃亜I型@ナニワアームズ商藩国 NO.32 東 恭一郎さんからの依頼 SS猫屋敷兄猫@ナニワアームズ商藩国 忌闇装介@akiharu国 NO.33 忌闇装介さんからの依頼 高渡@FEG 鍋 ヒサ子@鍋の国 阿部火深@FVB 南天@後ほねっこ男爵領 駒地真子@詩歌藩国 SSはる@キノウツン藩国 SS高原鋼一郎@キノウツン藩国 SS鈴藤 瑞樹@詩歌藩国 SS涼華@海法よけ藩国 SS玄霧弦耶@玄霧藩国 NO.34 南天さんからの依頼 SS城華一郎@レンジャー連邦 つきやままつり@ヲチ藩国 NO.35 睦月さんからの依頼 猫野和錆@玄霧藩国 NO.36 刻生・F・悠也@さんからの依頼 SSSW-M@ビギナーズ王国 yuzuki@ビギナーズ王国...
  • 34南天SS
    ふぁら、ふら… 音もなく足跡が、刻まれてはその上をまたすぐに雪が覆い尽くし、幾度繰り返しても、変わらない。 ただ注がれて日溜まりがかりそめの姿を取ったみたいに、光の糸がすべてをゆるやかに編みこみながら染みこむように落ちていた。重さもなく、冷たさも、そして暖かさも感じさせないその雪は、なぜだろう、どこか悲しくなるやさしい感じを、その中に抱かれているものたちへと覚えさせた。それでいて、なぜ悲しくなるかを気付く事ができない、自分でも遠い、感情のとばりの向こう側。それこそがこの雪のやさしさで、それこそがこの雪の無慈悲さだと、気付くものは、ひとにぎり。 無数の細い光、そのすべてはとても目に捉えられぬほど繊細に折り重なっていて、 青い空も、肌を押すような熱気も変わらないまま、やさしさが世界を染めていた。 悲しみを慈しむこと知らぬ雪化...
  • 338榊遊SS
    榊遊@え~藩国様からのご依頼品  男とは格好つけたい生き物である。  ハードボイルド。固ゆで卵。崩れないの意。  まあ実際女は自分にだけ弱みを見せてくれる男に惹かれるものなのだが、それはまあ、男の面子と言うものがあるので割愛しておく。  日向玄乃丈もまた、そんな格好つけたい男の一人であった。 /*/  入り江にはたくさんのカヌーが停まっていた。 「わあ」  日向の隣には、榊遊。彼女は珍しそうにキョロキョロしていた。 「カヌーって急流とかで乗っているのを以前映像でみた覚えがあるのですが、レースだとどういう風になるのですか?」 「あのポール、見えるか。7km先だ」 「えっと……」  日向は優しく教えた。  遊は目を凝らして日向の指差す方向を見た。 「あそこにいって、帰ってくる。そう言うレースだ。4チーム出る。賭けも出来る」 「沢山ありますけど1...
  • 606夜國涼華SS4
    夜國涼華@海法よけ藩国さんからのご依頼品 昔と今を貴方と見つめて  空を飛ぶ。  足元が不安定で、長い耳で風を切り、時折風を食む感覚は、未だに慣れない。  ただ自分を抱きかかえているのは夜國晋太郎であり、抱きかかえられている時に伝わる熱が、大丈夫だよと伝えているようで、不思議と安心できた。  高度はぐんぐんと上がる。雲が目の前に見え、空が近い。  そして、ゆっくりと速度は落ち、やがて止まった。  ここから広がる景色は、まだ若緑色の葉々と、風が吹けばぽっきりと折れそうな幹、梢。まだ森と言うには程遠いよけ藩国の若い森であった。 「うわあ……」  夜國涼華はそう声を漏らした。  ふと、耳元で空気が揺れたような気がして振り返った。  振り返ると、晋太郎が笑みを浮かべていた。笑ったから、空気が揺れたのだ。 「えっと……あたし変な事言いましたか?」 ...
  • 33忌闇装介
    NO.33 忌闇装介さんからの依頼 高渡@FEG 橘さんの描かれたかれんちゃんがかわいくてかわいくて 楽しく作業させていただきました!! 気に入っていただければ嬉しいです。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 33忌闇装介ss3
    『ウイチタ 更紗の休日~akiharu国観光編~』 /*/ “出掛けるぞ。仕度をしろ” “え、えぇ?” 副官をデートに誘う準竜師の図。 /*/ その日、私ことウイチタ 更紗は久しぶりの休日を、ゆったりと楽しむつもりだった。 少し遅い朝食をとっていたその時、多目的結晶に連絡が入った。 用件だけを伝えると、一方的に通信を切られる。 いい加減に慣れはしたが、ついため息のひとつも漏れてしまうのはしかたがない。 急いで仕度をすることにする。 少し悩んではみたものの、あまり飾り立てるのもわざとらしいかと思い無難なところでインディゴブルーのソフトジーンズにシルバーグレイのカットシャツと決める。 ためしに髪をまとめてポニーテールにしてみたところ、これはなかなかイイカンジ。 あとはお気に入りのルージュをひいて、カンペキ。よし、こ...
  • 233雹SS
    雹@神聖巫連盟様からのご依頼品  ラケットの中心でボールを打つ時の、軽やかな音が静かなテニスコートに響く。 試合を始める前に感じていた肌寒さは既になく、動きにくそうな長いスカートをはいていたヴァンシスカは頬を少し紅くしてボールを追っていた。 「やりますね。」  楽しそうに微笑んでヴァンシスカがボールを返す。 ボールが打たれるよりも少し早く走り出していた雹は息を切らせて地面を蹴った。 腕を伸ばしてラケットの先端で無理矢理に返した緩やかな曲線の着地地点には、既にヴァンシスカが立っている。 苦笑して立ち上がる雹。再び走り始める。 「貴方こそ。」 「ふふっ、ありがとう。」  たおやかに微笑むヴァンシスカの片目は、本気だ。 この対戦相手は、走らせるボールを打つな。とテニスコートを端から端まで走らされながら雹は考えていた。 体力も奪われるし、何より上手く...
  • 347黒崎克耶SS
    黒崎克耶@海法よけ藩国様からのご依頼品 黒崎克耶は他者から見ると過分に乙女であった。本人は力いっぱい否定するが。 「ちーがーいーまーすーっ!」 いやナレーションに突っ込まれても。 宰相府藩国のハイマイル区画と言えば、わんわん帝國テラ領域でも有数の観光スポットである。 通常、摂政・藩王でもなければ入ることの出来ないハイソな住宅街には、一軒の屋敷が建っていた。 広大ながら手入れのされた庭園、優雅な屋敷、屋敷を支えるたくさんのバトルメード。 あのお屋敷には帝國のやんごとなき人が住んでいるのだ、いや鳥だ飛行機だと近所のマダムたちの噂にも登る。 だが、誰一人として屋敷の玄関に小さくかけられた『Souichiro-K』の表札には気づかないのであった… 屋敷の二階には普段使われない客室が10個ばかりずらり、と並んでいる。 普段ならば物音一つしないはずの一室から、その日は...
  • 33忌闇装介3
    NO.33 忌闇装介さんからの依頼 阿部火深@FVB 状況描写があまりなかったので、お聞きすべきだとは 思ったのですが好き勝手してしまいました。 色々違っていましたらすみません。 また参加者全員を入れる為、文章を編集しております。 前後させているので流れが多少妙ですがご了承下さい。 それではこの度はご依頼頂き有難うございました! 900x585 http //f14a.under.jp/a/fs_1.jpg 240x320 http //fvb.f14a.under.jp/images/fov.jpg http //fvb.f14a.under.jp/images/ss.jpg 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) ...
  • 33忌闇装介4
    NO.33 忌闇装介さんからの依頼 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) サーラ先生の鈍器がひどいと思いました -- 444@akiharu国 (2008-02-11 00 45 07) サーラ先生がお美しいです! あれ、でもなにか背後に見えるような気が・・・ -- 阪明日見@akiharu国 (2008-02-11 02 08 01) 名前 コメント ...
  • No.341~No.350の依頼
    No.341 久珂あゆみ@FEGさんからの依頼 黒崎克耶@海法よけ藩国 No.342 和子@リワマヒ国さんからの依頼 矢上ミサ@鍋の国 黒霧@星鋼京 No.343 花井柾之@え~藩国さんからの依頼(作成中) 古島三つ実@羅幻王国 No.344 うにょ@海法よけ藩国さんからの依頼 SS夜國涼華@海法よけ藩国 橘@akiharu国 南天@後ほねっこ男爵領 ss日向美弥@紅葉国 No.345 ミーア@愛鳴藩国さんからの依頼 SS影法師@ながみ藩国 まき@鍋の国 No.346 奥羽りんく@悪童同盟さんからの依頼(作成中) SS悪童屋・四季@悪童同盟 むつき・萩野・ドラケン@レンジャー連邦 No.347 黒崎克耶@海法よけ藩国さんからの依頼 和子@リワマヒ国 高原鋼一郎@キノウツン藩国 No.348 よんた@よんた藩国さんからの依...
  • 33忌闇装介2
    NO.33 忌闇装介さんからの依頼 鍋 ヒサ子@鍋の国 大変お待たせしました。火焔ちゃんとコガ、提出いたします。 ちょっとデフォルメ、どころか完全デフォルメになってしまいましたが…… よろしければお納め下さい。 原寸はこちらになります 大変楽しく書かせていただきましたv ご指名ありがとうございました! 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 134金村佑華
    No134 金村佑華@FEGさんからのご依頼品 大変遅くなりましたが、 金村佑華@FEGさんからのご依頼イラストが完成しましたので こちらに提出致します。 完成版では人物が潰れ気味なので 別に人物のみの拡大したものを用意致しました。 宜しければこちらもお納め下さい。 こちら 携帯用 大変お待たせして申し訳ありませんでした。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) いえ、こちらが無理言って描いてもらったので。小カトーの可愛さににやついて仕方ないです。ありがとうございます。宝物にします。 -- 金村佑華@FEG (2008-01-28 13 02 42) 名前 ...
  • 734津軽SS
    津軽@満天星国様からのご依頼品  ハイビスカスが咲き誇る。  低木なので、遠くまで見渡せる風景。様々な色、種類で、それでも同じ<ハイビスカス>。  夏の園は、まさしく、夏の様子だった。 /*/ 夏の園でWデート /*/  夏の園は名前の通り、いつ来ても四季の「夏」を感じられる場所だ。  日差しも、空気も、もちろん雰囲気も。夏である。  熱気が音を作る。生き物や風も、夏を表現していた。  海の近くに行けば、波の音も聞こえるだろう。 「わー!」  自分が多少なりとも設計をした場所だ。なんとも言えない満足感に、津軽は思わず感嘆の声を上げた。  勢いよく頭が揺れ、頭部の付け耳がひょこひょこと揺れる。  キャミソールに巻きスカートという、如何にも女性らしい服装をしているのが津軽だ。  日よけ代わりか、長袖らしきシャツを、無造作に腰...
  • 337松井
    松井@FEGさんからのご依頼品 ご依頼ありがとうございました!(提出が遅くなり申し訳ございませんでした;) ”総一郎は凄い悩んだ後、貴方の手をとって歩き出した。”の辺りを描かせていただきました。 な、なんだか描いているうちにお二人が妙に幼くなってしまいました。スミマセン…。(縮こまり) http //s00.sakura.ne.jp/support/ogasawara/reqNo337/index.html 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) ありがとうございます! 霧原さんのイラストは表情が繊細で素敵だと思ってお願いしたのですが、まさに、という感じで感激です。 絵も褒めていただいてなんだか照れくさいです。すごく嬉しいです。ありがとうございました。 -- 松井 (2008-05-31 11 55...
  • 344うにょSS1
    うにょ@海法よけ藩国様からのご依頼品 【亜細亜の純真】  真っ白な、誰にも染められぬ白がある。  潔癖ゆえに頑固で、強固で、汚れを許さぬ、しかし外気に弱い白。  怯えと勇気を合わせもつ、少女の心は未だ誰も知らない。  /*/  そっと差し出された小指に指を絡めることが出来なかった。  無意識に、でも意識していた。  この人が怖いわけではない。  怖いのは人に触れること。心に触れること。  怖い…こわいこわいこわい…  誰も、私に触れないで…  /*/ 「亜細亜ちゃん…?」  心配そうに覗き込む、白い髪の毛が美しい少女。  その少女の声に、はっと我に帰る亜細亜。  曖昧に笑顔を作ろうとして失敗してしまった。  心を固く閉ざすことしか知らない少女に、作り笑いを見せる、といった技は持ち合わせていなかったようだ。...
  • 134金村佑華ss
    金村佑華@FEG様からの依頼より 空からの贈り物 /*/ 小笠原は相変わらず快晴 青い空に入道雲がソフトクリームに似た形に姿を変えている 白浜に続く道、手をかざして空を見上げながら歩いている一人の少女 暑くなったアスファルトにサンダルの音が響く 青い空と蒼い海が広がっている景色を見て黄色のジャケットを着た少女は彼の人を思う /*/ キミは大事そうにクーラーボックスを持ち辺りを見渡しながら白浜の方に歩いていた。特に確信があるわけではなかったが彼に会えるかもしれないと思っていたが全然彼の姿は見つからなかった。厳しい日差しとアスファルトの照り返しで疲れたキミは砂浜の木陰を見つけてそこで休む事にした。タオルで汗を拭きながら 「暑いな~」 といい終わる前に目の前の海面が盛り上がって、高い水柱が上がった。その爆発の中に彼の姿があるのを見つけた。 「キ...
  • 33忌闇装介SS4
    忌闇装介さんからの依頼 -むかつく、むかつく、むかつく- 目に涙を溜めながら、ウイチタ更紗はメラメラ燃えていた。 なんであの人は、浮気する(他人の靴下を狙う)のかしら。 なんで、いつもいつもいつも他人の前だと否定するの? もう嫌…好きなのに。愛してるのに… 貴方を想いすぎて、もう嫌。  /※/ 昼間のドタバタ劇と嫉妬の嵐に、心が疲れきった更紗。 立ち入り禁止の天文台の上の方で、Mr.Bこと芝村勝吏とウイチタ更紗は向かい合っていた。 その距離は5m。 更紗の手には銃。対峙している勝吏は腕から血を流していた。 その瞳から大粒の涙を浮かべながら更紗は力無く叫んでいた。 「これ以上近づいたら、撃ちます!」 「撃て」 更紗の涙の訴えに、力強く返すと勝吏は前進した。 そんな勝吏にピクリと身体を揺らし怯える更紗は、僅かに後ろ...
  • 345ミーアSS
    ミーア@愛鳴藩国様からのご依頼品 /*/  ふっと、抱きしめていた感触と心地よい重さがなくなり、彼女を包み込んでいたバルクの腕が空を切る。  ゆっくりと目を開く。蒼い光がぼんやりと、天に昇って消えていくところだった。  そうか、もうそんな時間か。バルクは二人がけのソファに座ったままその光を一粒手に取り、手のひらの上で空気に溶けて消えるのを見送る。 「趣味……というよりも癖になっていますね」  自分の唇を撫でながら、バルクは笑顔で呟く。  それなりに長い年月を生きてきたわけだが、まさかこのようなことを想う日が来るとはまるで思わなかった。こうしてゆっくりと、話しながら酒を呑むというのもいつ振りだろうか。  しかし、悪い気はしない。むしろ心地よささえある。 「これはこれで、オーマとしてどうなのでしょう」  誰に、というわけでもなくバルクは笑い...
  • 342和子SS
    和子@リワマヒ国様からのご依頼品 /*照れ方さまざま*/ 「海に?」 「ああ」 「わかった。用意しておく」  白い帽子をかぶった男が、低い声で淡々と応じる。ソウイチローはこの無口な男に礼を言うと、すでにこちらを舞っているだろう人を迎えに行く。クリサリスはそれを見送ることもなく海岸に向かった。ボートを借りて、準備をする。  準備は終わり、強い日差しを全身で浴びながら、何も言わずに人を待った。  場所は夏の園。延々と海岸の続くリゾートである。解放されている浜辺の方では観光客が集まり、泳ぐ者や、ジェットスキーを走らせる者などがいる。目が眩むほどの日差しに満ちた砂浜は照り返しで眩しく輝き、そこを歩く人に暑い暑いとぼやかれる。  クリサリスは帽子をかぶり直す。縁のない場所だと思った。  しばらくすると、人がこちらに向かってやってきた。ソウイチローを先頭に、その隣...
  • 341久珂あゆみ
    久珂あゆみ@FEGさんからのご依頼品 今回は一枚ですが大判にいろいろ載せてありますので 楽しんで?頂けたらと思いますー ありがとうございましたー>< 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • namelist(作業用名簿)
    暫定名簿 更新日時 2011年08月11日 (木) 15時04分16秒 脱藩などで所属が変わった場合・改名した場合など、こちらやチャットにお知らせください 国民番号 PC名 所属藩国 ML状況 予約状況 0000000 小笠原ヤガミ子 ヤガミ藩国 -1 技族 国民番号 PC名 所属藩国 ML状況 予約状況 01-00012-01 来須・A・鷹臣 るしにゃん王国 22 02-00030-01 橘 akiharu国 24 02-00032-01 忌闇装介 akiharu国 3 02-00038-01 和志 akiharu国 02-00841-01 ゆり花 akiharu国 03-00045-01 久珂あゆみ FEG 17 03-00047-01 ヴァンダナ FEG 109 03-00268-01 松井 FEG 71 04-00090-01 飛翔 ...
  • 33忌闇装介5
    NO.33 忌闇装介さんからの依頼 お世話になっております。 ご依頼のイラストが完成しましたので提出いたします。 よろしくお願いいたします。 ギャグもラブもてんこ盛りで好きなゲームの一つでしたので、描けて楽しかったです。 平和のためにはこのまま仲良くしていてもらうのがいいのでしょうけれど、 痴話喧嘩もまた見たいですね(笑) 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 満天の星の夜空が素敵です… 真面目な準竜師はかっこいい。 -- 阪明日見@akiharu国 (2008-02-11 02 23 02) ラストのタッチがきれいです。 -- 444@akiharu国 (2008-02-11 17 40 52) ...
  • 340黒崎克耶SS
    黒崎克那@海法よけ藩国様からのご依頼品  静かな森にネコリスは住んでいました。  ネコリスはお話を食んで生きています。  時々森にやってくるお話を話してくれるおじいさんや、子供達のお話を食みます。  時には一緒になって遊ぶ事もあります。  ネコリスと人間は友達だったのです。少し昔は。 /*/  それは突然の出来事でした。  森が、ネコリス達が住んでいる森が燃えてしまいました。  友達が、人間が戦争をして、森を燃やしてしまったのです。  ネコリスは小さい体を懸命に振るって逃げ惑いました。  大勢の仲間が死にました。  ネコリスは悲しみました。  何でこんな事をするの? 何で僕達の森を壊すの?  ネコリスは悲しくなって、人間から離れる事にしました。  わずかに残った森の奥へ、奥へ。  ネコリスは人間の前から姿を消してしまいました。 /*...
  • 携帯ギャラリー
    ギャラリー ご依頼を頂き作成された作品の数々を展示しております。 作者へのメッセージを募集しております。 何かあればこちらから。 また、私も注文をと言う場合にはトップページより、 注文BBSへご注文ください。 お待ちしております。 No.01~No.10の依頼 No.11~No.20の依頼 No.21~No.30の依頼 NO.31 葉崎京夜さんからの依頼 SS玲音@になし藩国 NO.32 東 恭一郎さんからの依頼(作成中) SS猫屋敷兄猫@ナニワアームズ商藩国 NO.33 忌闇装介@akiharu国さんからの依頼(作成中) 高渡@FEG ? 鍋 ヒサ子@鍋の国 ? ssはる@キノウツン藩国 阿部火深@FVB ? SSはる@キノウツン藩国 SS高原鋼一郎@キノウツン藩国 NO.34 南天@後ほねっこ男爵領さんからの依頼 S...
  • 934戯言屋SS
    戯言屋@フィーブル藩国さんからのご依頼品  燃えるような瞳、という比喩がある。  もちろん目に炎が宿るわけはなく、さりとて瞳の色が赤く変わったりするわけでもないのだが、目の光とでもいうべきモノの力強さを詩的に表す言葉である。  少女の瞳は輝いている。  ドライな輝きではない。うっすらと潤みを帯びたそれは、彼女の感情の昂ぶりを示しているようにも思えた。  あえて表現するならば、学生が試験問題を目にした瞬間に見せる、解けるだろうかという自信のなさからくる逡巡と、自分の力を試せるというワクワクを混在させた表情にも見える。  あるいはそれは、思春期特有の恋焦がれる眼差しとも取れた。  不安定で不確定なエネルギーを秘めたベクトル。恋をしている本人ですら、自らが相手の何に対して心を寄せているのか無自覚なままでいる。危ういバランスで成り立っている、大人になるといつの間にか失っ...
  • 344うにょSS2
    うにょ@海法よけ藩国様からのご依頼品 最近、ゲームの後で日記をつけている。 楽しかったこととか、大変だったこととか。 ゲームの中でできた友達のこととか。 たくさん覚えていたいことがあるから。 「うーん、今日はどこから書こうかな」 まずは、横断幕のこと。 ……あ、いけない。なんか落ち込んできた。 工藤さんが、せっかく横断幕作ろうって計画してくれたのに。 空軍のみなさんにも手伝ってもらって。 みんなでがんばったのに。 雨は予想しなかったの。 工藤さんと2人で、どこまでも落ち込んでしまった。 みらのちゃんは2人して体育座りでどんよりになってたの見て、あきれてた。 お出迎えするはずのみなさんに、あらためて広げてもらったけど。 ほんとはみなさんいらしたときに横断幕広げておいて、驚いてほしかったなあ。 うーんうーん。 喜んでもらったんだから、これでいいかな。...
  • 348よんたSS2
    よんた@よんた藩国様からのご依頼品  あれからちょっと後のお話  /*/  よんたさんとお出かけしてからしばらくして。  彼の言っていた通り空爆が始まり、迎撃作戦が展開されました。戦闘が終結してからは復興作業であちこちの藩国が大わらわになっています。  私がお世話になっているよんた藩国も、国の皆さんの頑張りもあり被害は免れましたが長距離輸送システムでぃ~グル号が破壊されてしまいました。  そして現在は修理する為に部品回収を行っています。藩国の皆さんは「まあ、1番の目的である生き残る事は果たせたし」ととっても逞しいです。  戦争の時の匂いは独特です。何かが燃えてるような匂いを感じるのが嫌で、どこか懐かしく思えました。戦場が我が故郷は芝村の考えですけどね。  何となく、熊本で戦っていた時の事を思い出してしまいました。  パイロットの皆さんがヘロヘロに...
  • 348よんたSS1
    よんた@よんた藩国様からのご依頼品  庭園と戸惑い /*/  石造りの建物が並んでいました。  その石造りの建物前の大きな門の前を私は珍しそうに眺めていたらよんたさんが来ました。 「珍しいですか? おひさしぶりです」 「あ。おひさしぶりです。ええ」  建物は随分古いように見えたので、珍しかったんですね。何だろう、日本の古い建物とかとは違う気がします。 「古い建物なので」  そう言ったらよんたさんはにこにこしながら門を見ていました。  大きな門です。 「そうですねえ……。帝國でもここは古い部類にはいるんでしょうねえ・・・っと、立ち話もなんですし入りましょうか?」 「入れるんですか?」  正直驚きました。  立派な建物なのに入れるなんて、と言うか私が入っていいんだなんてと、そう思いました。 「ええ、いけるはず……ですけど」  よんたさんが「お仕...
  • 34南天
    大変大変遅くなりましてご迷惑をおかけいたしました。 2点描いて参りましたので提出いたします。 ログと合わせてお楽しみいただけると嬉しいです。 http //idress.chinchill-a.com/ogasawara/mendan1.jpg http //idress.chinchill-a.com/ogasawara/mendan2s.jpg 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 69豊国ミロss
    豊口ミロさん妖精郷冒険SS  豊口ミロ、乙女。元々は神話研究をライフワークにしている探求好きな乙女であった。  しかし、今は黒にして黒曜バルクにフォーリンラブしてしまい、追いかけて世界移動までしてしまった、純情で勇敢な乙女である。  ミロは不満そうにしていた。  今は憩いの相手のバルクにしがみつき、二人で乗馬している状況でもだ。 「何か不満ですか?」  バルクが馬を手綱で操りながら訊いた。 「不満です」  ミロはむーっとでも言いたそうな顔をした。  彼女の視線の先には。 「まぁいいです、いつかは振り向かせますから」 「どこを間違えたんだか」 「そういう、運命を選んだだけですよ、私は。終わってから見れば、何も間違えてなんか居ません。そんなものです、きっと」  ラブシーンがあった。もっともラブシーンやってる当人達にしてみれば...
  • 633月光ほろほろ
    月光ほろほろ@たけきの藩国様からのご依頼品 ログの終盤、指輪を見ているあたりの様子をイメージして描かせていただきました。 お二人の幸せオーラが少しでも出せてたらいいなと思います。 こちらまで幸せになるような本当に素敵なログでした。 描かせていただき、ありがとうございました こちらおまけになります。手をつなぐくだりも大変可愛らしくて素敵だったのでそのあたりを…! #月光さんは服装のせいかなんだか懐に手を入れてるイメージがあります。 #決しておなかが痛いとかそういうわけではないです…ないんです…!(← また、こちら大きいサイズなどを詰め込んだおまけのおまけ集になります。 http //ty0k0.amearare.com/hihoukan/633horohoro.html お納めいただけますと幸いです。 作...
  • 634水仙堂雹SS
    水仙堂雹@神聖巫連盟様からのご依頼品 ヴァンシスカはベッドに横たわって目を瞑っていた。 衰弱のために、唇に色は無く、美しかった銀の髪も精彩を欠いていた。 薄れていく意識の中で、ヴァシスカは思い出して微笑む。 特別な誕生日になったあの日の事を。 /*/ 『これ、 よかったら着けて』 ? ―紫色のカトレア風リボンフラワーの髪飾り 『誕生日のプレゼントー』 ありがとう、雹 『喜んだ顔が見たくて用意したから、もう満足ですよ』 ―幸せそうに微笑む雹 /*/ 『ねぇ ヴァンシスカ』 『はじめは国のためにいてくれたけど』 『俺のために、いてくれない?』 『ずっとずっと』 それは求婚? 『指輪はないけれど』 『結婚してほし・・・ ...
  • 333浅葱空
    浅葱空@レンジャー連邦さんからのご依頼品 ログを拝見したときに感じた、 お三人の女の子同士の楽しいひととき感、が出せていたら幸いです。 2枚目は表情豊かな蝶子さんを一杯描いてみました。 ものすごく楽しかったです。 ご依頼ありがとうございました。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) とても素敵な可愛らしい蝶子さんをありがとうございます。上手く感謝の言葉を表せなくて申し訳ありません。三人とも楽しそうで嬉しいです。本当にありがとうございました!! -- 浅葱空@レンジャー連邦 (2008-05-18 23 13 55) 名前 ...
  • 33忌闇装介SS1
    『忌闇装介伝~ソックスハンター外伝~』 /*/ ソックスハンターの在るところ 風紀委員在り。 「本日21:00丁度、小笠原で手に入れし秘宝を頂に参上します 怪盗F」  小笠原秘宝館――ニューワールド中の技族と文族の技巧の粋によって、小笠原の思い出が封じ込められた秘宝館。  そしてその館長、忌闇装介...は、「怪盗F」の冗談めいて書かれたカードを握り、ゴシック体で印字されたその文字を凝視していた。  閉館時間も過ぎて気づくものもいないが、その顔面は蒼白である。 「うそだ! なんであの件がバレるのさ! アレは俺がこっそり...」  荒らげた語気もすぐにしぼんでいく。  作戦はあくまで隠密に行われた。  あまりにも隠密すぎてGMにもスルーされていたはずだった。  それでも作戦は決行され、遂行されたのだった。  装介はソック...
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