犬猫おもいで秘宝館 (仮)内検索 / 「357吾妻 勲SS」で検索した結果
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357吾妻 勲SS
吾妻 勲@星鋼京様からのご依頼品 一日の授業が終わり、誰もいなくなった教室の中。 さて帰るかーと伸びをしていた篠山 瀬利恵は、おもいきり机に突っ伏したまま動かない親友を発見した。 「ちょっと古関、アンタ大丈夫?」 「だ、だいじょうぶです。だいじょうぶ……うぅぅ」 そうは言うものの立ち上がるだけの気力はないらしく、うなだれたままの古関。 なにか思い出している様子で、顔が赤くなったり青ざめたりしている。 その様子を見て調子が悪いとでも思ったのか心配した顔で篠山は訪ねた。 「なんかほんとに具合悪そうだけど。ヘンなもんでも食べた?」 「そんなことありません!クッキーはおいしかったです!」 なぜか全力で否定して、直後にし、しまったーな顔をした古関は「なんでもないですー!」と叫びながらこれまた全力で教室をあとにした。あ、頭をぶつけて泣いた。また走り出した。 残された篠山は追いか...
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792吾妻 勲SS
吾妻 勲@星鋼京様からのご依頼品 最近、私は変だ。ふと気付くとある男性のことを思い出している。 名前は『吾妻 勲』さん。なんでも奈良の方で事務をやっていて、師団と言っていたからには軍人なのだろう。このご時世だから、近畿地方所属の学兵が簡単に小笠原まで来ることはできはしない。若いながら結構なエリートなのかもしれない。 両目の色が違って綺麗で、髪もほのかな銀の輝き。 クリスマスプレゼントの後に、現れた人。 優しい笑顔と私の全てを肯定し、包み込んでくれるような人。 かと思えば、急に告白して私の心に核級の大打撃を残して行った人。 ・・・・・・・・・そして、中々会えない人。 そして、今日もまた気付くと私は吾妻さんの事を思っていた。 吾妻さん。あなたの告白は本当なのでしょうか? 吾妻さん。あなたの喜ぶ服装はどんな...
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428吾妻 勲SS
吾妻 勲@星鋼京様からのご依頼品 雨乞い その日、里美は頼まれた。 「里美ちゃん、最近かんかん照りだからねえ」 「ああ、雨乞いですね、分かりました」 里美は胸を叩いて頷いた。 里美はとことんいい人である。人がいいのではなく、彼女はいい人の部類であろう。 いつものように山を登っていく。 山からはぐるりと父島を見渡せる。そこからなら雨も島全体に行き渡るだろうと里美は思うのである。 しばらく歩いていた時、声が聞こえた。 「あ、あれ? 里美さーん!!」 知っている声である。 里美は降り返った。 声が近付いてきた。 「はーい」 「! 里美さん! ぼ、僕です! 吾妻です!」 その声は吾妻のものだった。 あら、吾妻さん。 里美は嬉しそうに近付いていった。 「あー。吾妻さん!」 「はー…、こ、こんにちわ…、お久し振りです...
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713吾妻 勲SS
吾妻 勲@星鋼京様からのご依頼品 落ち着いた雰囲気の店内を、落ち着かない様子で見渡す客が一人。 かわいらしい衣装に彩られた古関のしぐさは、小動物のそれである。 彼女のしぐさをずっと目で追っている客が一人。 気持ちの高ぶりに反応して片方の瞳が金色に変わるという体質の持ち主…なのだが、 恋い焦がれてきた相手を前に冷静でいられるはずもなく、今日は常に変わりっぱなしである。 店内は小物などのインテリアが、お互い主張しすぎないように配置されている。 リラックスしやすい空間を作り出しているのだろう。 もっとも、今日の予約客2名はそれどころではないようだった。 メードに案内されて2人が席に着いたころ、いつの間にやらコックが出てきていた。 「こんにちは。遠いところからようこそ」 どこか不思議な雰囲気を漂わせたこのコックは、星鋼京でも非常に人気の高いパ...
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792吾妻 勲
吾妻 勲@星鋼京様からのご依頼品 初めての秋にはしゃぐ里美ちゃんが大変可愛かったです。 おまけになります。 吾妻さんと里美ちゃんの進展、楽しみにしております。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) あ、ありがとうございますーー!!里美さんのはしゃぐ姿にドキドキです!おまけまで付けて頂いて、あの時の事が鮮明に…蘇って…恥ずかしいやら嬉しいやらです!!(照) 里美さんがジャケットを羽織っているのが、ログ読んで頂いたんだなー、とまた嬉しいやら恥ずかしいやら(赤面) 嬉しすぎて意味不明になってしまいましたが、ありがとうございますーっ!! -- 吾妻 勲@星鋼京 (2009-10-20 23 28 01) 吾妻 勲様、描かせて下さりありがとうございます。吾妻さんと里美ちゃんのやり取...
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No.351~No.360の依頼
No.351 ツカ@たけきの藩国さんからの依頼 カヲリ@世界忍者国 SS緋乃江戌人@るしにゃん王国 No.352 シコウ・アル・ナスライン@リワマヒ国さんからの依頼 黒崎克耶@海法よけ藩国 No.353 ヤガミ・ユマ@鍋の国さんからの依頼 矢上ミサ@鍋の国 No.354 雷羅 来@よんた藩国さんからの依頼 SS多岐川佑華@FEG ソーニャ/ヴァラ/モウン艦氏族/スターチス@世界忍者国 No.355 久遠寺 那由他@ナニワアームズ商藩国さんからの依頼 沢邑勝海@星鋼京 八守時緒@鍋の国 SS1高守千喜@紅葉国 ss2やひろ@ナニワアームズ商藩国 No.356 多岐川佑華@FEGさんからの依頼 SS芹沢琴@FEG No.357 吾妻 勲@星鋼京さんからの依頼 まき@鍋の国 SS鈴藤 瑞樹@詩歌藩国 No.358 日向美弥@紅葉...
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357吾妻 勲
吾妻 勲@星鋼京さんからのご依頼品 ↑は自分らしくないと思ったのでもう一枚。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) う、うわーーーん(号泣)素晴らしいイラスト、ありがとうございますーーっ!!見てるだけであの時の気持ちが蘇って…あああ(照) 離れて少し経つアイドレスですが、素敵な思い出に触れさせて頂き、本当にありがとうございます!! -- 吾妻 勲@星鋼京 (2008-11-14 23 13 35) 名前 コメント ...
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713吾妻 勲
吾妻 勲@星鋼京様からのご依頼品 里美ちゃんがケーキに味がするのに驚いてるシーンを描いてみました。 味がしてびっくりしたところが実にかわゆいです……。 おまけはミニ里美ちゃんになります。 大きいサイズはこちらににおいてあります。 1枚目 2枚目 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) おぉぉっ!お忙しい所に無理なお願いを聞いて頂き、ありがとうございますー!思った以上に里美さんが可愛らしくてもう!(照) おまけの可愛いミニ里美さんまで描いて頂いて、本当にありがとうございました! -- 吾妻 勲@星鋼京 (2009-08-17 23 26 40) 名前 ...
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795ミーア
ミーア@愛鳴之藩国さんからのご依頼品 お待たせいたしました。 素敵なお二人を描かせていただくのはとても楽しかったです。 ご依頼ありがとうございました! 大きいサイズはこちら 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
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791小宇宙
小宇宙@キノウツン藩国さんからのご依頼品 着実に進む小宇宙さんの管理番長道が毎回とても楽しみです。今後も期待しております。 おまけです。 ハロウィンが近いのでそれっぽいイラストを描こうとしたんですが……。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
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782慈詠
慈詠@たけきの藩国さんからのご依頼品 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) あ、ありがとうございます。素敵です。その眼差しは「清廉なる風の人」。そして、私はメイさんを凄く見つめているように見えます(笑 -- 慈詠@たけきの藩国 (2009-10-20 22 58 29) 名前 コメント ...
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797奥羽りんく
奥羽りんく@涼州藩国様からのご依頼品 大変可愛らしい&甘いログを堪能させて頂きました(によによ)。 気に入って頂ければ幸いです。ご依頼ありがとうございました! 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
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428吾妻 勲
吾妻 勲@星鋼京さんからのご依頼品 コメント:厳かな雰囲気が少しでもだせていたらいいのですが…背景がまだまだ不勉強ですみません。二人で歌い、雨が降り出した瞬間を表現してみました。 コメント:多岐川さんのSSを読んで、描いてみたいと思い、おまけで描かせていただきました。二人で顔を赤らめた瞬間が可愛いな、と思ってしまいました。 コメント:ログを拝見させていただき、描けたらいいな、と思い描かせていただきました。まだ表現が未熟なため、上手く描けませんでしたが、空を抱き大地を踏みしめ踊る瞬間を描いてみました。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) うわー、ありがとうございますーっ!しばらくネットから離れてたもので…; 4ヶ月もチェック出来てなくて、本当に申し訳ありませ...
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790桜城キイチ
桜城キイチ@キノウツン藩国様からのご依頼品 大変遅くなりまして申し訳ありません。お手数おかけしてすみませんでした。 ご依頼ありがとうございました! 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) おお・・・ステキな田辺さんありがとうございますー、おまけまで頂けるとは! -- 桜城キイチ@キノウツン藩国 (2009-11-18 21 07 02) 名前 コメント ...
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799高原鋼一郎
高原鋼一郎@キノウツン藩国様からのご依頼品 この度はご依頼ありがとうございました。 そしてお子さん誕生おめでとうございますーっ。 家族みなさんとてもお幸せそうで、描きながらとても幸せで温かい気持ちになりました。 赤ちゃんが、健康に幸せにそだちますように>< 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
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432翡鹿龍樹
翡鹿龍樹@土場藩国さんからのご依頼 ご依頼ありがとうございました。 着用されているアイドレスが結構複雑(?)でしたので、今回はホープ寄り(?)で描かせて頂きました(イ…イメージと違ってたらすみません…) これからもアキさんと、どんどん仲良くなっていって下さい。 に…日本酒の、らっぱのみは…危険…。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 受取が、遅くなって、大変申し訳ありません。イメージ通りで全然OKでございます。ありがとうございます。 -- 翡鹿龍樹@土場藩国 (2008-08-30 22 28 46) 変なコメントですみません。 -- 翡鹿龍樹@土場藩国 (2008-08-30 22 52 13) イメージはずしてなくてよかったです。ありがとうございましたー。…Σコメ...
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788船橋鷹大
船橋鷹大@キノウツン藩国様からのご依頼品 おなかにふれたシーンです。 やっぱり触った時に蹴る感触を感じるのって感動もひとしおという。 無事にうまれますように。 こちらはおまけの病院から帰宅中のシーンです。 転倒やら不意の接触には要注意なのです。 そしてこれから寒くなるのであったかくぬくぬく過ごしてくださいませ。 ご依頼ありがとうございました! 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
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794ミーア
ミーア@愛鳴之藩国さんからのご依頼品 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (mi-a1.jpg) 初挑戦の「美形」に四苦八苦しつつも(笑)、楽しくお絵かきさせていただきました。 このたびはご依頼ありがとうございましたー! 大きいサイズの画像とおまけはこちら 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
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787那限・ソーマ=キユウ・逢真
那限・ソーマ=キユウ・逢真@FEGさんからのご依頼品 完成いたしました。 少しでもあの幻想的な雰囲気が出せていると良いのですが。 2枚目はこちらになります。 赤くなったQちゃんが可愛かったもので! 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) Qが可愛いですのぅ……(もだもだもだ やっぱり、今回の肝は赤くなったQですよね!(断言 イラストありがとうございました -- 那限・ソーマ=キユウ・逢真@FEG (2009-11-14 02 27 13) 名前 ...
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57カイエss
No.57 カイエさんからの依頼 そこは日本様式の見合い会場。 中庭も日本庭園で、庭の真ん中にあつらえてある池には高級そうな鯉が何匹も泳いでいる。 -かぽーん。 ししおどしの音が美しく響く。 そんな日本家屋のような建物、襖で仕切られたある和室の一室に、バルクはいた。びしょ濡れで。 バルクとの見合いを希望し、その願いが叶った愛鳴藩国のカイエは、そんなバルクの姿に、見惚れそして慌てた。 バルクの綺麗な黒く長い髪は水に濡れウェーブになっている。 目の前のカイエを見て、先に口を開くバルク。 「失礼しました。なぜか襲われまして」 「いいえ、大変でしたね。お手伝いしましょうか?」 「ええ。戦争には慣れているんですが、こういうのはどうも」 そう言いながらしっとり濡れた髪を少しかき上げる仕種にドキドキしながら、カイエはバルクが手にしていたタオルを借りると、バ...
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789乃亜・クラウ・オコーネル
乃亜・クラウ・オコーネル@ナニワアームズ商藩国様からのご依頼品 ご依頼ありがとうございました! せっかくご依頼いただきましたのに、 本当に長々とお時間を頂戴してしまい、 本当に本当に申し訳ありませんでした>< ステキなログでしたので、かっこいいハリーさんが描きたかったのですが、 力及ばずこの有様で重ねてお詫び申し上げます。 こちらはオマケです>< 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) わー! かっこいいですー!よ!よー!! すごい男前に描いて下さいまして。て、てt照れます・・(倒) おまけも可愛くて、しかもちゃんとプレゼントのも着せてもらえてて、すごい幸せです・・! 大事にしますーv 依頼受けて下さって、どうもありがとうございました~~!! -- 乃亜・C・O (20...
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786竿崎 裕樹
竿崎 裕樹@よんた藩国様からのご依頼品 お砂糖に驚くノーア姫。 好奇心旺盛な姫が印象的なログでした。 微笑むノーア姫。 今まで姫は凛々しい、勇ましいという印象が強かったのですが。 民を思うときはとても優しく微笑むのだろうなあ、と描いてみました。 まとめ+αページはこちらです。よろしければどうぞ。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 予想以上の素敵イラストで感激しました。髪とか彩色すげー…! 背景や衣装など、細かく描き込んで頂いて、すっごい嬉しいです。にこにこ拝見しました(いえまあ、自分の間の抜けっぷりに悶絶したりもしたんですが) 本当にありがとうございました! -- 竿崎@よんた藩 (2009-11-18 19 45 37) ...
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No.421~No.430の依頼
No.421~No.430の依頼 No.421 久珂あゆみ@FEGさんからのご依頼 松井@FEG No.422 都築つらね@都築藩国さんからのご依頼 SS多岐川佑華@FEG 和子@リワマヒ国 No.423 銀内 ユウ@鍋の国さんからのご依頼 SS黒霧@星鋼京 No.424 雷羅 来@よんた藩国さんからのご依頼 和子@リワマヒ国 多岐川佑華@FEG SS芹沢琴@FEG SS銀内 ユウ@鍋の国 No.425 榊遊@愛鳴之藩国さんからのご依頼 モモ@たけきの藩国 奥羽りんく@悪童同盟 No.426 影法師@ながみ藩国さんからのご依頼 駒地真子@詩歌藩国 緋乃江戌人@るしにゃん王国 No.427 緋乃江戌人@るしにゃん王国さんからのご依頼 SS影法師@ながみ藩国 No.428 吾妻 勲@星鋼京さんからのご依頼 夜國涼華@海...
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793ミーア
ミーア@愛鳴之藩国さんからのご依頼品 あなたの髪をなでた。 バルクは微笑んで抱きつかれている。 のシーンです。 バルクさんの笑顔は他の人には分からない、との事でしたので、分かりにくい笑顔です。 膝抱っこはいいものですね! 相手の存在を感じます。 バルクは手から薬草を出して茶を入れている のシーンです。 魔法使いが自ら入れる茶… 効能もさることながら、お茶の準備の一連がきっと洗練されているんだろうな、と思います。 ミーア(カイエ)「・・・いっしょのお布団でもいいんですよ?」 のシーンです。 (*ノДノ)キャ ただ、これに続くバルクさんが バルク:「布団はなかなか難しいですね。でこぼこしているので」 と返したのには、さすが魔法使い、と感じずにはいられませ...
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No.711~No.720の依頼
No.711~No.720の依頼 No.711 川原雅@FEGさんからのご依頼 SS黒霧@涼州藩国 アポロ・M・シバムラ@玄霧藩国 No.712 優羽カヲリ@世界忍者国さんからのご依頼 矢神サク@レンジャー連邦 SS緋乃江戌人@るしにゃん王国 No.713 吾妻 勲@星鋼京さんからのご依頼 SS雷羅来@よんた藩国 澤邑勝海@キノウツン藩国 No.714 榊遊@愛鳴之藩国さんからのご依頼 ミーア@愛鳴之藩国 SS鷺坂祐介@天領 No.715 日向美弥@紅葉国さんからのご依頼 SS久遠寺 那由他@ナニワアームズ商藩国 No.716 みぽりん@神聖巫連盟さんからのご依頼 SS玄霧弦耶@玄霧藩国 コール・ポー@星鋼京 No.717 桜城キイチ@キノウツン藩国さんからのご依頼 多岐川佑華@FEG 芹沢琴@FEG No.718 雷羅...
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No.791~No.800の依頼
No.791~No.800の依頼 No.791 小宇宙@キノウツン藩国さんからのご依頼 多岐川佑華@FEG SS刻生・F・悠也@フィーブル藩国 No.792 吾妻 勲@星鋼京さんからのご依頼 多岐川佑華@FEG SS刻生・F・悠也@フィーブル藩国 No.793 ミーア@愛鳴之藩国さんからのご依頼 月光ほろほろ@たけきの藩国 No.794 ミーア@愛鳴之藩国さんからのご依頼 ホーリー@満天星国 No.795 ミーア@愛鳴之藩国さんからのご依頼 星月 典子@詩歌藩国 No.796 むつき・萩野・ドラケンさんからのご依頼 SS黒霧@土場藩国 No.797 奥羽りんく@涼州藩国さんからのご依頼 多岐川佑華@FEG 可西@涼州藩国 No.798 矢上麗華@土場藩国さんからのご依頼 SS黒霧@土場藩国 No.799 高原鋼一郎@キ...
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435日向美弥SS
日向美弥@紅葉国さんからのご依頼品 デート 作ったばかりのワンピースを着て、美弥は軽やかに歩いていた。 玄ノ丈さん似合うって言ってくれるかな。 自然と笑みが零れた。 待ち合わせ場所に着き、キョロキョロと玄ノ丈を探す。 いた。 玄ノ丈はいつもより小奇麗な格好で立っていた。肩には花を背負っている。 髪にはポマードを塗っているらしい。オールバックになっている。 「こんにちは」 美弥は嬉しそうに玄ノ丈に寄っていった。 玄ノ丈はちらりと彼女を見た。 そして微笑んだ。 「似合っているじゃないか。美弥」 その言葉に美弥は耳まで真っ赤に染める。 名前、初めて呼んでもらえた。 「ありがとう……」 美弥はもじもじしているのを見て玄ノ丈は微笑んだ。 「花を持って歩く? それとも、俺に持たせる?」 「持って歩きたいです!」 玄ノ丈の問い...
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578小宇宙SS2
小宇宙@キノウツン藩国様からのご依頼品 注・文中の発言、設定は筆者の独断と偏見、または妄想によるものです 実際のPLの発言、思考とは一切関係ありません。 / * / 腕章を付けた人間達が延々と整列するホール、通称・体育館。 壇上で一人背を向けて、オルガンを弾く白い制服の男。 天井には見取り図が映され、それが次々と青く染め上げられていく。 「小笠原分校、作戦失敗。共和国への介入は成功。実質的な管理は成功です」 「コスケ寮、家賃未払いの67%を回収しました。3名程、店子が粘っていますが、じきに集金します」 「学校要塞を制圧しました。今後、各藩立学校の校長との接触を開始します」 「めぞんツン国は、どうした。めぞんツン国は」 「…なおみ」 「…めぞんツン。管理失敗です」 「どういうことだ」 「…申し訳あ...
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835蒼のあおひとSS
蒼のあおひと@涼州藩国様からのご依頼品 『コイバナ、男たちのその後』 作:11-00230-01 玄霧弦耶 /*/ いつの世も、どんな世界でも、『兄弟』とは、一番身近な隣人である。 血縁上は親子の縁のほうが先に来るものの、年の差で考えれば、兄弟ほど影響を与え合う関係はなかろう。 年をとって行けば話は別だが、これが多感な時期ともなれと、その影響は計り知れない。 その影響も千差万別だが、一般的な家庭を見るに、基本的にはよい影響を与えるだろう。 年が上のものは下のものを守り、下のものは上のものを見て学ぶ。 間に挟まれたものは両方を見て育つ関係で多少ひねくれたりはするものの、概ね問題は、ない。 まあ、これが姉妹とかになってくると、それまた別の話となるのだが。 /*/ ~翡翠の場合~ 「……おかしい」 翡...
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354雷羅 来SS
雷羅 来@よんた藩国様からのご依頼品 蓮華畑と美少年 支那実、雷羅来、吉弥が初めて宰相府にやってきた場所は、辺り一面蓮華の見えるよい景観の場所であった。 よんた藩国に滞在しているわん太と交流しようと言うのが今回の趣だったのだが、3人はわん太を見て驚いた。 やって来たわん太と言う少年、美少年であった。鼻が黒いのを除けば完璧である。 「わん太くん、はじめまして、こんばんわ~」 「っと、はじめましてー。」 「こんにちは初めまして~吉弥と言います」 「私は支那実といいます。よろしくね」 「おう、雷羅来や。」 「俺、わん! 太」 まずはご挨拶。 わん太は挨拶も独特たった。 3人はちょっとびっくりした顔をした後、とりあえず本題に移る事にした。 「えーっと、とりあえずその辺散策して、持ってきた弁当でも食べよか。」 「あ、お弁当いっぱい持ってきたんです~」...
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657イクSS
イク@玄霧藩国様からのご依頼品 /*/ 時計が鳴る。 カチ、カチ、と。まるで自分の心を写したように、一瞬の狂いもなく精密に、面白みもなく、ただ冷淡と時を刻む。 崩れ落ちるようにベッドに倒れこんだシーズ・スターは、自分の頭の上にある木彫りの掛け時計を真下から見上げた。文字盤こそ上手く見えないが、時計の針はほぼ真上を指し示している。単身がわずかに右側へずれているのと、カーテンの向こうに、手招くように広がる夜闇を合わせれば、深夜の23時頃と考えるのが妥当だろう。 くだらない。 何をやっているんだ、とシーズは硬いベッドの上を寝転がる。そんなどうだっていいことに頭を使うぐらいなら、一秒でも早く、泥のように深い眠りへ落ち、身体を休ませたかった。 目を瞑り、深いまどろみの中に自分を墜としていく。 複雑怪奇に入り組んだ思考の糸が次々に紐解かれ、整理された...
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574松井SS
松井@FEGさんからのご依頼品 /*ずいぶん後のその後で*/ ある日、久珂家にて。 晋太郎はまだ小さい竜太郎をバスケットに毛布しいたベッドに寝かせた後、ふと思いだしたように、こんな事を言った。 「そういえば。この間松井さんと会ったよ」 「え?」 あれ、晋太郎さんって松井さんと知り合いだったっけ。一瞬きょとんとするあゆみ。 「結構前の事だったからすっかり忘れてたけど、向こうが覚えてて呼び止められたんだよ。ずいぶん前に、ほら、一緒に来たことがあっただろう?」 「あー」 久珂あゆみは思いだしてそう頷いた後、うーと言ってうなだれた。思いだした。あのときは晋太郎さんに謝りに行こうとしたのだった。ぐるぐるして逆に怒らせたり……危ういところだったりしたけれど……。 そのとき、フォローしてくれたのが、松井いつかと総一郎である。 「そのとき暇だったから、ちょっとお茶し...
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635松井SS
松井@FEGさんからのご依頼品 /*猫たちの日向*/ /1 朝靄はすでに遠のき、穏やかな日差しは風にさらわれた薄布のように緑色の大地を覆っている。巨大なビル群は、下から見上げれば天を突く槍のようでもあったが、そこに絡まる太い蔦を意識するとどこか古代の遺跡めいてもいる。 勿論ここは遺跡ではないし、廃墟でもない。ビルの中では人々の営みが日常の名の下に続いているし、その谷間を風が駆ければ、草地で眠る猫たちの、にゃあ、という小さな声が響いていく。 少し前まで。この国には、灰色の巨大構造物が幾万の兵士の携えた槍のごとくそびえるばかりであり、このようなビルの狭間での緑色は見られなかった。 この国の名をFEGと言う。今では共和国大統領でもある藩王がそのうちに抱く思いを強引に名前にした国であった。 その街の景色が一変した。灰色の建物はわき起こる緑に覆われ、少なからず不満の種...
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351ツカSS
ツカ@たけきの藩国様からのご依頼品 居住区の外れのバザール。 ツカを始めとするたけきの藩国民にとって、現実味の薄い光景が広がっていた。辺りに漂う、食欲を誘う匂いと、ふにゃふにゃふにゃらーという異国の音楽、そして見慣れぬ異邦人達の姿に、夢を見ているかのような気分になる。慈詠は、何度か仕事で訪れているこのバザールが気に入っていた。ついつい、上機嫌になって鼻歌を歌いたくなる。普段から不機嫌そうな彼の表情は、彼の事をよく知る人が見る分には多少緩んで見えた。 TAKAやツカは、匂いにつられて出店を覗きながら、そんな慈詠と共に待ち人の姿を探した。 その待ち人、金は糸目のまま、少し離れた場所で周囲を見渡していた。それを見つけて、慈詠が鼻歌をやめ、手を振る。 「金さんはじめまして、ここです、ここにいます」 人混みを掻き分け、近づいていく。 ようやく会えた、とたけきの藩国の三人...
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135伯牙ss
伯牙@伏見藩国様からのご依頼品 /*何かが起こった Come to an intersection */ では、原点へ向かいましょう。 Side-A -01 夜のつつましい静けさの中、濃紺の天蓋となった空に白い星々が散らばっている。粉々に砕けたグラス片のような星明かりは、空の底にある大地を照らし、気の遠くなるほどの彼方より一つ一つの眼差しを向けている。 開け放たれた道場の入り口から差し込んできた光も、そんな、彼方より走り続けた一欠片であった。 白い光に一人の少女が照らされている。年齢は、まだ中学か、高校生くらいであろうか。背は平均的、手足はすっきりと伸びていて、日頃からスポーツをしているのか、あまり無駄な肉付きはない。薄い黄色のパジャマを着ており、何故か両手で布団を抱えている。 ふと、彼女は視線をあげた。肩の上で、髪が揺れる。活発そう...
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570鈴藤 瑞樹SS
鈴藤 瑞樹@詩歌藩国様からのご依頼品 目を開けると、宙に浮いていた。 ・・・いや、違う、これは・・・再生ポッドの中? 次第に小さな体が半透明の治療液をゆらゆらと浮かんでいるのを感じる。 (私は・・・なんで・・・) そう呟くが、口からは小さな気泡が出ただけ。培養液の中では自分の呟きさえ声にならない。 霞がかったように混濁している頭で必死に記憶を辿る。どうして私がこんな所にいるのか。 そのとき、ふと右手に違和感を感じた。 右手に視界を向け、ゆっくりと手を握り、開く。 何も異常はない。いつものように動かせるし一糸纏わぬ再生ポッドの中なので当然のように、 何 も 掴んで いない 違う違う違う違う違う違うどうしてどうしてなんでなんでいないの確かに掴んでいたはずなのに彼の感触が温もりが右手にそして落ちてでも抱きし...
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350蒼のあおひとSS1
蒼のあおひと@海法よけ藩国様からのご依頼品 子供たちは能力者!? /*/ 蒼家の三つ子ちゃんにはヒミツがある。 緑の森と森国人が調和をなす海法よけ藩国。豊かな避けの森にほど近い、閑静な住宅地に瀟洒な一軒家が建っている。 薄緑の外壁が暖かく来客を迎える2階建てのこの家こそがかの蒼家のスイートホームである。 ちなみにこの真新しい家、女主人である蒼のあおひとが昨年のクリスマスに行われたのろけ大会で賞品として手に入れた。堂々の一位で、である。 ニューワールド広しといえども忠孝へののろけを語って家を手に入れるという快挙はこの人にしかなしえないであろう。いやまったく、いちゃラブぶりもここまで来れば芸術的ですらあり、あおひとの人となりを十二分に表したエピソードといえよう。 閑話休題。 そんなわけで甘ログの女王、秘密組織のクイーンと数々の異名をほしい...
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終了した依頼8
No.700 守上藤丸@ナニワアームズ商藩国 -(2009/05/29(Fri) 22 39 59) 作業者 受注確認(作業状態の変更) 製作開始(作業状態の変更) 製作終了(作業状態の変更) ギャラリー展示 依頼人引渡し マイル申請 個人口座編集 黒霧 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ No.702 芹沢琴@FEG -(2009/05/31(Sun) 13 09 09) 作業者 受注確認(作業状態の変更) 製作開始(作業状態の変更) 製作終了(作業状態の変更) ギャラリー展示 依頼人引渡し マイル申請 個人口座編集 松井 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 多岐川佑華 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ No.703 日向美弥@紅葉国 -(2009/06/02(Tue) 00 38 56) 作業者 受注確認(作業状態の変更) 製作開始(作業状態の変更) 製作終了(作業状態の変更) ギャラリー展示...
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796むつき・萩野・ドラケンSS
むつき・萩野・ドラケン@レンジャー連邦さんからのご依頼品 /*シチュエーション*/ 良くも悪くも、とはよく言ったもので、大抵の良いところは大抵の悪いところにもなり得る。 それをわけるのは、状況一つ。 自分の状況、相手の状況。 さて、では、今はどんな状況だろう。 /*/ カールは片手に薄い文庫本を持ち、キッチンに立っている。エプロンが小さくて布きれに見える。 彼の視線が注がれた先では、茶色い土鍋が白い湯気を吐いていた。だが、ちらりと冷蔵庫に貼り付けたタイマーを見れば、そいつは「もう少し待て」と言っている。 鼻を突く匂い。湯気に混じって醤油の香りが鼻孔を満たした。 換気扇が懸命に空気をかき出すその下で、カールはのんびりと時間を待っている。 むつきが、病気で倒れた。 現在は熱を出してベッドに倒れている。本人曰く、頭がぐらぐらす...
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787那限・ソーマ=キユウ・逢真SS
那限・ソーマ=キユウ・逢真@FEGさんからのご依頼品 初めて見た世界は 芳しい香りと温かな花びらに包まれて。 馬や牛によく似た聖獣達が見守る中。 星も見えない新月の夜。 また新しい生命が、いくつも生まれた。 闇の中、その生命達が生まれる瞬間に立ちあった妖精の羽根だけが世界を照らしていた。 /*/ ・・・・・・・・・くらいなぁ。 生まれたての妖精が初めて瞳を開けた時、第1に思ったのはそれだった。 寝ぼけながら妖精は、自身の羽根を広げ。湿ったそれを乾かした。 そして妖精はぼんやりうつらうつらしながら辺りを見渡して。それが間違いである事に気が付いた。 自分の羽根から淡い光が出ていたから。そして、自分とお揃いの布団から出てきた兄弟からも。 ・・・・・・・・・きれいだなぁ。 第2に思ったのは、それ。 ...
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335セタ・ロスティフンケ・フシミSS1
セタ・ロスティフンケ・フシミ@星鋼京さんからのご依頼品 時にはただの少女のように 悲しかった。 貴方はそんな事言う人じゃないと思ったのに。 気がつけばベットに寝かされていて、白衣の人間がバタバタしていた。 窓が閉まっているのは、ベットで寝ている私に気を使ってかしら? すぐ傍で控えていたメイドに 「窓を開けて頂戴」 上半身だけ起こして言ったら、すぐに風が入ってきた。 そよそよとした大気の流れと一緒につん、と独特の匂いを感じた。 『風もね、吹く場所で感じ方が変わるものなんですよ』 ぼんやり、つい数時間前お兄様から聞かされた言葉が頭をよぎって。またさっきと同じ気持ちになった。すぐ窓を開けたメイドにまた窓を閉めさせて、私はシーツを頭から被った。 『よろしければ、貴女の髪に触れる栄誉を得たいのですが』 違う、そういうのじゃ...
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578小宇宙SS1
小宇宙@キノウツン藩国様からのご依頼品 *hagane join #地下コロシアム (~hagane@***-152-52-**.kinoutun.jp) 「みなさんこんばんは、キノウツンのジョン=カ○ラこと高原鋼一郎です。世界管理機構第十三位争奪戦の模様をお伝えいたします」 *haru join #地下コロシアム (~haru@***-25-227-**.kinoutun.jp) 「本日の解説にはキノウツンの募金王、はるさんをお招きしています。今日もよろしくお願いします」 「どうも、こんばんは。キノウツンのヒゲ、はるです。よろしくお願いします」 「また、今日のピッチレポーターは、最近出番のめっきり減った源さんにお願いしています」 「ガンパレードが、ガンパレードがくればきっと……」 「以上。源の出番でした。いよいよ始まりました、生活ゲーム開始から一年...
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257風野緋璃SS
風野緋璃@FEG様からのご依頼品 別離 ~火の無いところに煙は立たぬ~ /*/ ――――フゥゥゥゥゥゥゥゥ―――― 紫煙が、男の長い吐息と共に吐き出される。 男は軽く周りを見渡す。 男の立つ場所はある建物の屋上であった。 ちなみにこの建物には屋上に出るため通路は無い、つまり正確に表現するならば屋上ではなく屋根の上にいる事になる。 大きく青い空が360°周囲に広がり、大地には建築物が植物のように生えている。 煙草を持つ手と指を見いり、少し口角を上げて少し前までの自分を思う。飛べぬ鳥の姿であった自分がこの近辺で一番高い場所に存在していることが少しだけ面白かった。 ……あの姿であっても空を飛んでいた自分に対しても。 ――――フゥゥゥゥゥゥゥゥ―――― 紫煙が、男の長い吐息と共に吐き出され、煙は青空...
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957花陵ふみSS
花陵ふみ@詩歌藩国様からのご依頼品 貴方はとても感情が豊かで心優しい人だと、昔言われたことがある。その時はわりと鼻白んだし、正直決めつけるような台詞に怒りも覚えた。 自分が優しい人間だと思ったことなど一度もない。感情は人並みには備えているだろうが、組織を率いるものとして常にそれは抑制するように努めてきた。 それを、自分だけは理解していると言いたげに微笑まれて、いらっとしたのだ。けれどそこで反発を見せれば相手の思うつぼのような気がして、結局は何でもない顔でスルーしたのだけれど。 今になってなんの脈絡もなくそのことを思い出してしまうのは、きっと彼女のせいに違いない。 /*/ 夕暮れ時、茜色に変わりつつある空を薄く染まった雲がたなびいていく。その様を眺めていたヤガミは、背後から近づいてくる慎ましやかな足音に組んでいた腕をほどいた。振り返った視線の先、彼女は...
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457玄霧弦耶SS
玄霧弦耶@玄霧藩国さんからのご依頼品 ここは夏の園。コテージから少し離れた場所に、弦耶は立っていた。 金持ち用のセキュリティが自慢の別荘だ。 弦耶は自身の着用アイドレスが森国人+医師+名医+マッドサイエンティストであることを確認しつつ、辺りを見渡す。 近くで火焔がコガと遊んでいるのを見つけた。 どうやら(見た目では)無事のようで、一安心である。 「や、久しぶり」 弦耶が近寄って声をかけた。 火焔は首を傾げている。 「? え。久しぶりだっけ?? 先々週あわなかった? あれ?」 どうやら二人の間で時間の感覚にずれがあるらしい。 「ん? あー…いや、最近きな臭いもんで。ちょっと」 苦笑することで軽く流して、 「オルゴール、大事にしてるよ」 と付け足した。弦耶の言葉に、火焔は笑った。 「英吏は頭いいから、大丈夫」 笑ったのはオルゴール...
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579西條華音SS
西條華音@満天星国さんからのご依頼品 どうしたいのかと問われて、彼女はこう言った。 「私は二人の友達でいたいですけど、二人に死なれるのは嫌です」 『ああ、もう!この人はー』 問うた二人の反応は同じだった。 70218002 満天星国某所の喫茶店にて 12月某日。都内某所、というか新大久保のとある一角。 そこにハーラーサーセーと無駄に威勢のよいタイ人が接客をしている喫茶店があった。 実際にあるかどうかは筆者は知らないが、あるとしていただきたい。 その店の一角に、やたらと日本ナイズされた少女たちがいた。 方や巫女姿、方や胴着姿。 少し離れた席でインド人がOH!ジャパニーズMOE!とか言ってるが、気づいていないようだ。 なぜ気づかないかと言えば、そんなこと知ったこっちゃないというくらい白熱しているからである。 何がと言えば、会議というのが正しいのだろう...
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359八守時緒SS
八守時緒@鍋の国様からのご依頼品 /*手放さずにいたいもの*/ 得た物は多い。 かつては、それを、失う事への怖さを得ると考えた。 いまでも、そう間違っていたとは思わない。 ほしいが手に余るものもあるし、 手に入れることで失うことが怖くなる事もあるだろう。 むしろその思いは強くなった。 ただ。 それで自分が弱くなったということはなく。 得た物は多く、失う怖さは増して、 さて。それで何が変わったかというと――。 /*/ 八守時緒がインターホンを押すと、すぐに創一朗が姿を現した。穏やかな表情。着崩した普段着は少ししわが寄っている。背は高くないのに、玄関の奥から少しだけ腰を曲げてのぞき込むように顔を向けてくる。時緒はそれを、同じように少し腰を曲げて視線を合わせた。ほとんど同じ位置で顔が向かい合う。 彼は朗らかに笑...
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358日向美弥SS
日向美弥@紅葉国様からのご依頼品 雪の薔薇園 /*/ きん、と冷たく澄んだ空気に満たされた宰相府藩国、冬の園。 あいにくの曇天、小雪が舞う中コートを身に着けたロングヘアの女性が寒さを忘れたように一人でじっと立ちつくしている。 その女性、紅葉藩国の医師む~む~はやや緊張した面持ちで手首に巻いた時計の文字盤に視線を落とした。 あと5分。 1時間前には冬の園に到着、そのまま時間まで暖かい場所で待っていれば良さそうなものだが、我慢できずに待ち合わせに指定された冬薔薇園の前に到着してから既に10分が経過。 それから殆ど30秒おきに時計を確認していた。 む~む~がそうまで待ちわびているその相手とは。 先程む~む~が歩いてきた道。薄く降り積もった雪の上についた真新しい足跡を辿るようにしてジャケットを羽織った銀髪で長身の男が歩いてくる。 「日向さーん」...
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635松井SS後編
松井@FEGさんからのご依頼品 前編 /*/ コンサートの開始まであと少し。 ステージの裏で、猫士達はそわそわとしていた。みんなタキシードを着込んでいて、楽器を持っていたり、発声練習しようとしたり、ネクタイ曲がっているーとささやいたり。とにかく落ち着かない。 いやまあ。僕たちが落ち着いた事なんてないけど。 「……来てない?」 「そんなに気になるなら、自分で確かめたらどうだ」 僕の問いかけに、うのは苦笑気味に返す。それから首を横に振った。やっぱり会場にふよは来ていないらしい。 ……怒らせてしまった。ああもう大失敗だ。本当はこんなつもりじゃなかったのに。 がっくりと肩を落としていると、わずかに体を押された。ていがからかうような目を向けてくる。 「今からそんなんじゃあ良いコンサートができないわよ?」 「にゃー……」 「まあ落ち込む気持ちもわかる...
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798矢上麗華SS
矢上麗華@土場藩国さんからのご依頼品 /*太郎の日々*/ 最近時間さえあればパソコンやモバイルデバイスに向かっているのは、まだ数歳の子供である。しかしその子供のキーボードを叩く速度は速く、そして行っている内容はやばかった。 「――、くそっ!」 メールが届く。一通り直されたソースコードが表示され、一番最後に /**********************************/ Score 60/100 Comment Close but no cigar. /**********************************/ かちんと来る太郎。目が据わる。 「何やってるんだ?」 帰ってきた爽一郎。太郎がパソコン前でむっと下唇を尽きだしているのを見て話しかけた。太郎はちらと爽一郎を見たあと、今度は勝つ、とつぶやいた。 「あー」...
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