犬猫おもいで秘宝館 (仮)内検索 / 「391ひわみSS」で検索した結果

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  • 391ひわみSS
    ひわみ@たけきの藩国様からのご依頼品  祭囃子が聞こえる  祭囃子が響いていた。 「うわあ」  金城美姫は嬉しそうに辺りをキョロキョロと見回した。  辺りには屋台が並んでいる。  人ごみを避けてキョロキョロ辺りを見回すが、目当ての人は見つからない。 「おっかしいなあ」 「誰かお探しですか?」  金城がつぶやいている所で、祭りのせいなのか風変わりな格好をしている人が声をかけてきた。  風変わりな人は肩に猫を乗せている。 「え。あ。ひわみって人をさがしてて」 「あ、ひわみは私です。妙な格好で申し訳ないです」 「え。そなの? 私をよんだってきいたけど」  金城は風変わりな人、改めひわみをまじまじと見た。  祭りだからかなあ。変わってる。でも祭りだしね。まあいっか。  そう一人で納得していたら 「はい、一緒にお祭りでも見ようかと思いまして」  そう誘...
  • 391ひわみSS2
    ひわみ@たけきの藩国様からのご依頼品 「こちら1号。本部応答せよ」 【こちら本部。ひわみの様子は】 「ただいま会場入り」 【了解です。見失わないよう注意を】 「あんな格好してるやついないから大丈夫じゃね? 目立つ目立つ」 【まぁねぇ・・・ せいぜい浴衣くらいの格好で行くと思ってたけど】 「こちら2号。金城会場入り」 【了解です。そちらから一号の姿は】 「こっち向いて手ふってます」 【一号、ばれたらどうするのよ】 「大丈夫大丈夫。ひわみ金城さんのことずっと見てるし」 「金城さん誰か探してるような・・・」 「あ、ひわみ金城さんへ接触」 『誰かお探しですか?』 「誰かお探しですかはねーだろ」 【そんなこと言ってるの・・・?】 『え。あ』 『あー。ひわみって人さがしてて』 『あ、ひわみは私です。妙な格好で申し訳ないです』 『え。そな...
  • 391ひわみ1
    ひわみ@たけきの藩国様からのご依頼品 有難い指名発注。同じ藩国のひわみさんからの依頼。二人でおでんとかほのぼので目から汁が出ました。 是非たけきの藩国の呪いを解いてください。お願いします(スライディング土下座) 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 391ひわみ2
    ひわみ@たけきの藩国様からのご依頼品 初の指名発注、ありがとうございます。 猫を触る金城さんです。 お祭りは素敵ですよね。 なんというか、こう、雰囲気が。 おまけ1.です ヤガミブックを見て照れる金城さん 照れる顔は大変可愛らしいですね おまけ2.ですー 流石はたけきのこ(現:竹上木乃)藩王! 期待を裏切らない部分に吹きました 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • No.391~No.400の依頼
    No.391 ひわみ@たけきの藩国さんからの依頼 SS多岐川佑華@たけきの藩国 SS志水高末@たけきの藩国 砂神時雨@たけきの藩国 月光ほろほろ@たけきの藩国 No.392 和子@リワマヒ国さんからの依頼 SS城華一郎@レンジャー連邦 矢上ミサ@鍋の国 No.393 od@ヲチ藩国 さんからの依頼 SS緋乃江戌人@るしにゃん王国 花陵@詩歌藩国 No.394od@ヲチ藩国 さんからの依頼 SS多岐川佑華@たけきの藩国 沢邑勝海@キノウツン藩国 No.395 阪明日見@akiharu国 さんからの依頼 駒地真子@詩歌藩国 No.396 船橋鷹大@キノウツン藩国 さんからの依頼 SS高原鋼一郎@キノウツン藩国 松井@FEG No.397 黒霧@星鋼京 さんからの依頼 SS芹沢琴@FEG SS夜國涼華@海法よけ藩国 月光ほろほろ...
  • 386竹上木乃SS
    竹上木乃@たけきの藩国様からの依頼より ―始― 「そういえば、私ほとんどひわみさんと話してない・・・?」 ――金城美姫の感想 「肉くわせろ肉」 ――ヤガミ、弁当を見て  /*/ ひわみ (今日の小笠原で、金城さんとの仲を進展させるぞ!!) と小笠原へと向かう道、一人気合を入れるその横で 同行するたけきのこの、ぎりぎり聞こえるか聞こえないかの声 「今日こそ・・・ヤガミと・・・お弁当・・・ッ」 風呂敷包みを抱え、暗い表情でぼやいているのを耳にしてしまった (金城さんすみません。今日は藩王なんだか怖いですっ) 恐れおののくひわみ どうか今日が平穏無事に終わりますように  /*/ たけきのこ (どうしよう、結局眠れなかったよ) もうすぐ小笠原、あの人にまた会える (あーでも、なんで今日余計なのが・・・) となり...
  • 依頼者別作品履歴(は~ん)
    依頼者別作品履歴(仮) (所属国及び敬称略) リンクミスなど有りましたらチャットまでお知らせいただけると助かります。 依頼者別作品履歴(仮)葉崎京夜 花井柾之 はる ハロルド・ロット 火足水極 比嘉劉輝 久藤睦月(旧名:睦月) 比野青狸 緋乃江戌人 日向美弥(旧名:む~む~) ひわみ 双海環 船橋鷹大(船橋) 星月 典子 ポレポレ・キブルゥ ホーリー まき 雅戌 松井 深織支岐 不変空沙子 真夕 ミーア(カイエ) みぽりん むつき・萩野・ドラケン 室賀兼一 紅葉ルウシィ 矢上ミサ ヤガミ・ユマ(鍋 ヒサ子) 矢上麗華(華) 夜國涼華 やひろ 八守時緒 山吹弓美 結城杏 優羽カヲリ(カヲリ) ゆり花 四方 無畏 よんた 雷羅 来 蘭堂 風光 竜宮 司 竜乃麻衣 りゅうへんげ 瑠璃 ロッド 葉崎京夜 玲音 乃亜Ⅰ型 嘉納 鈴藤 瑞樹 阿部火深 鈴藤 瑞樹 伯牙 くま...
  • 143かすみss
    かすみ@FEG様からのご依頼品 /*クルクルカラカラ*/ /*1*/  見ていた夢は忘れている。心地良いまどろみは彼方に。  覚醒の瞬間、体の重たさと空気の生ぬるさに、刹那、不愉快になる。滋賀は無表情でベッドから降りると、台所に向かった。  いや、そんなことで不愉快なんじゃない。まだあまり回らぬ頭でそう思ったのは、コップ一杯の水を飲み干し、しまった、なんで水なんか飲んでるんだと舌打ちした直後である。誤魔化すようにあちらこちらへ飛ぶ思考は、起きたときには忘れている、夢の欠片を引きずり下ろす。  たしか、そう、前にあったことを夢に見ていたはずだ。  夏祭り。変な女と遭ったのを思いだす。連鎖的に、今日、その女に呼ばれているのを思い出した。なんだったか? そう、ビーチバレーに誘われているのだ。  ビーチバレー?  ふん、と鼻で笑う。滋賀はもう一度ベッドに潜ろうと...
  • 976花陵ふみSS
    花陵ふみ@詩歌藩国様からのご依頼品 [居酒屋の天気]  ヤガミは機嫌が良かった。女性に呼び出されたからだった。  泣いてさえいなければ仕事関係だろうとプライベートだろうと大抵の男性は機嫌が良くなるが、ヤガミもその例に漏れず、この日は上機嫌だった。  が、手紙に書かれた集合場所に目を通して、おやぁと首が傾いた。なんで「居酒屋?」思わず口に出てしまった。  居酒屋。いやまあ悪いとは言わないが。言わないが、何だろう。不思議なチョイスだなと首を傾げる。頭の中で疑問符が羽を広げて躍っている。あいつ、酒飲みだったっけ。それともそういう気分なのか。ああそれとも前に居酒屋という話をしたがそれか。なんならもっといい場所を探しても……まあいいか。呼び出されているのはこっちだ。  ああ、そう。呼び出されたのはこっちだ。ヤガミは満足そうに笑った。それだけでなんだかこの世の全てが許せる気になれ...
  • 384久珂あゆみSS2
    久珂あゆみ@FEG様からのご依頼品 To the other side of a blue sky. With you who will walk.  Since sadness passes away and empty clears up. 青空の向こうへ。歩いてゆこう君と。  悲しみは過ぎ去って、空は晴れるから。 To the other side of a blue sky. Put smile on a wind.  I will walk with important you. 青空の向こうへ。風に微笑みを乗せて。  大切な君と2人、共に歩いて行こう。 Join hands and feel you. At the peaceful time as wrapped.  There is the warmth which I had...
  • 957花陵ふみSS
    花陵ふみ@詩歌藩国様からのご依頼品  貴方はとても感情が豊かで心優しい人だと、昔言われたことがある。その時はわりと鼻白んだし、正直決めつけるような台詞に怒りも覚えた。  自分が優しい人間だと思ったことなど一度もない。感情は人並みには備えているだろうが、組織を率いるものとして常にそれは抑制するように努めてきた。  それを、自分だけは理解していると言いたげに微笑まれて、いらっとしたのだ。けれどそこで反発を見せれば相手の思うつぼのような気がして、結局は何でもない顔でスルーしたのだけれど。  今になってなんの脈絡もなくそのことを思い出してしまうのは、きっと彼女のせいに違いない。 /*/  夕暮れ時、茜色に変わりつつある空を薄く染まった雲がたなびいていく。その様を眺めていたヤガミは、背後から近づいてくる慎ましやかな足音に組んでいた腕をほどいた。振り返った視線の先、彼女は...
  • 415久珂あゆみSS
    久珂あゆみ@FEG様からのご依頼品 東京に位置する藩国、フィールドエレメンツグローリー。 西国であり、砂漠が広がるはずのこの国には、何故か広大な草原が広がっている。 かつて何も生えなかった不毛の砂漠と謎の迷宮に冒険者達が挑んだ際、大量の緑が芽吹くという不可思議に見舞われたのであった。 それ以来、FEGには砂漠と緑が同時に存在しているのである。 緑の広がる上を、箒に乗った人間2人と大きな龍が飛んでいく。 ”そろそろ国境です” ”ありがとう。まだあったのね。そんなもの” 国境なんて不便だからなくせばいいのに、とそんな呟きも聞こえてくる。 ”そろそろいくわ” ウォータードラゴンの思考が二人の頭の中に凛とした声で響く。 「お元気で。高貴な種族のかた。お目にかかれて光栄です」 「お気をつけて。またお会いできれば嬉しいです」 箒の上の二人と、龍は視線を交わす。 ...
  • 409久珂あゆみSS
    久珂あゆみ@FEG様からのご依頼品  夢の時間の後のまどろみ  その夜、久珂あゆみは幸せいっぱいに笑っていた。  今日はいい日だった。何故なら結婚式があったからだ。  私と、大事な人との結婚式。  あゆみは幸せを噛み締めていた。 「あゆみ、どうしたの?」  横には、一番大事な人がいた。 「今日の事がね、夢みたいだったなって、そう思ったんです」  あゆみは顔いっぱい満面の笑みを浮かべる。  それを見て大事な人も一緒に笑った。 「夢じゃないよ?」 「分かってます」 「もう夜も遅い。そろそろ眠ろうか」 「はいっ」  あゆみの返事に、大事な人は微笑んだ。  二人はいつものように手を繋ぐ。  二人はいつものように手を繋いだまま寝室に入っていった。  二人はおそろいのパジャマを着て、一緒の布団の中でまどろんでいた。  あゆみがごろんごろんと何度も...
  • 101玖珂あゆみSS1
    NO.101 玖珂あゆみさんからの依頼  まさかあの時は、あんな大惨事が起こるなんて思いもしませんでした。 ―――風野緋璃小笠原旅行日記より―――  その日は、ちょうど秘書官の仕事も一区切りが付き、皆に誘われて久々に小笠原に行く事になったのです。  一緒に藩国で働いている高渡ちゃんに川原雅ちゃんにあやのさんにK2さん。お世話になった悪童屋さんに松井さんに、お連れのあおひとさん。あやのさんとあおひとさんは、ちゃっかり彼氏を、松井さんに至っては奥さんを連れて来ています。うーん、確かにお似合いだとは思うけど、見せ付けると精神的に傷つく人が若干名いるとは思うんだよなあ。まあ言わないけど。  小笠原のビーチに着いたら、悪童屋さんと待ち合わせをしていたスイトピーと、高渡さんが呼んだ玖珂兄弟が出迎えてくれました。  うーん、久々の小笠原。やっぱりいつ来ても、ここ...
  • 653久珂あゆみSS
    久珂あゆみ@FEG様からのご依頼品 /*近くて遠い*/  空に見えたのは、ぽっかりと空いた白い穴。  見上げれば黒。  天は遠く、はしゃぐ夜風に草葉のこすれる音が響く。  ふと思いついたのは滝。ざあざあと流れていく水の音色によく似ている。  歩を進めれば、かさりと枯れ葉が声をあげる。右、左、右、左。道を飾るのは赤色の絨毯。赤い枯れ葉で覆われた道に、左右に立ち並ぶ太い木々。森はどこまでも左右を囲み、道はずっとずっとまっすぐに続いている。  その正面。道の真上に月がある。  ―――ここはどこかな、と。あゆみは首を傾げた。  辺りを見回しても覚えはない。夜なのになんでこんなところにいるのかもわからない。もしかしてゲームかとも思ったけれど、すさまじく危機的な状況という感じでもない。いや、別にいつもいつも危機的状況から始まるゲームをしているわけではないけれど。 ...
  • 384久珂あゆみSS
    久珂あゆみ@FEG様からのご依頼品  巨大なホールに参列者が次々と入場し始める。  大きさと比べてずいぶん少ない人数の彼らが全員入場し終えるのを確認すると、老人が静かに自らの席、中央に位置するパイプオルガンの前の席に腰を下ろした。宰相だ。ふっと息を吸い込み、両手を鍵盤の上に音も無く運ぶ。  一瞬の静寂。次の瞬間、パイプオルガンの立体的な音色が響き始めた。  オーケストラさえ凌駕する広大な音域を惜しみなく使った荘厳なハーモニーがホール上部から全体へ降り注ぐと、合わせたように煌びやかな輝きがホールへと差し込み始めた。  音と光につられ、参列者の視線が上へと奪われる。ステンドグラスだ。色取り取りのガラスが、美しい光を帯びて輝いていた。  その間に、左右の扉が静かに開かれ、一組の男女が登場する。  純白でケープ付きの礼服に身を包み、腰に剣帯を下げた新郎と、こちらも純白のドレスとヴ...
  • 331久珂あゆみSS
    久珂あゆみ@FEGさんからのご依頼品 俗に禁呪と呼ばれるそれは本来は深い暗闇に潜み、決して人の目に触れることなく終わる。 かつて世界を恐怖と混沌に陥れ、誰もが忌み嫌った一つの呪文がこの世に蘇らんとしていた 禁じられしその名はメチャゲドン- 魔術が世界を動かしていた時代、次々に生み出された禁じられた呪文が戦場を恐怖と混乱に叩き込む日常。 繰り返し続ける負の連鎖を憂いた一人の魔術師は、自らの生涯を賭して全ての戦乱を終わらせようとある呪文を生み出した。 その呪文が唱えられれば全ての戦場で阿鼻叫喚の後、争いは決して残らず、また誰もが剣を置く。 魔術師は世界から戦乱をなくすべく だがそれ故に、悪用を恐れた魔術師は全て呪文を指輪に封じ込め、後の世に災いを残さぬよう封印をしたのである。 そして人々の記憶から呪文の名前が失われると共に、指輪の存在も人々の記憶から失われ...
  • 958花陵ふみSS
    花陵ふみ@詩歌藩国様からのご依頼品  少し、思い違いをしていたのかもしれない。  髪を下ろした彼女の姿は色気を感じさせるに十分だった。雫を散らしながら振り返る彼女の白く細いうなじに見惚れてしまう。  人はそれぞれ生きている。生きているからには前に進んで、悩んだ分だけ成長をする。  俺はただ、彼女のことを知ったつもりでいただけなのかもしれない。  /*/  初めて来る土地で自分が行きたい方向とは逆方向に進む人波に巻き込まれた場合、ヒトはとりあえず落ち着こうとする。 「手掛かりは、これだけだもんね。」  集団から弾き出されるようにして距離を取り、花陵は手元に視線を落とした。  ソウイチローが送ってきた絵はがき。  今のところ手がかりはこれしかない。絵はがきの風景を探して花陵は移動する。  ここ、紅葉国は国がひっくり返ったような...
  • 272久珂あゆみSS
    久珂あゆみ@FEG様からのご依頼品 step by step ...   from the game at 9 Jun  窓からのやわらかい日射しにまどろみながら、あゆみはソファーの上で大きく伸びをする。反動で少しずり落ちた綿毛布を肩までひっぱりあげながら、随分すごしやすくなったなと思った。これが風野緋璃なら、半年ほど前の砂漠が一大緑地に変わった事件との関係と今後の気象予測などを、広瀬都なら国民生活や軍事に与える影響を考察しだすのだろうが、この人はそんな細かいことよりも暖かい天気を素直に喜んだ。  十二月の二つの戦いの事後処理に奔走するうちに、そのまま年越しと立国一周年記念式典の慌しい日々が続いた。ようやく出来た休日に、次のデートは何を着ようかなとか手紙のお返事来ないかなとか悩んでいたはずだったが、気がつくと眠りに落ちていたらしい。  (ま、こんな日もいいよね。冬場...
  • 854久珂あゆみSS
    久珂あゆみ@FEG様からのご依頼品 『わりとヒマな久珂あゆみの一日』 その日の空は晴れていた。 前の日も同じように晴れていたし、その前の日も晴れだった。 さらに前の前の日は少しだけ雲が出ていたけれど、まぁ晴れの範ちゅうに入れても文句は出ないだろう。 天気予報は見てないけれど、きっと明日も晴れるんだろう。 たまには雨やくもりもいいが、やっぱり天気は晴れがいい。 暖かい日差しを浴びながら、ぼんやりと彼女はそう思った。 /*/ 共和国大統領のお膝元である大国、FEG。 天へと伸びる超々高層ビル群を避け、中心に位置する政庁城から北へと向かうことしばし。 さわやかな風の吹く草原のなかに、一件の白い家があった。 広いリビングの中央で、ちいさな赤ん坊がぺたんとすわって首をかしげている。 目の前には一冊の本。中には動物の写真が大判で貼られて...
  • 856久珂あゆみSS
    久珂あゆみ@FEG様からのご依頼品 [作り話]  ながいながい夜でした。  星も見えないほど深い森。  こすれあう草葉はが、おとぎ話を紡いでいる。  遠く、楽しげに、恋をささやく虫の音。  息をひそめて目をつむれば、  重なるように声がひびく。  ……なんて、楽しそうなんだろう。 /*/  おとうさんもおかあさんも寝息をたてて眠っている。お兄ちゃんのつばさのお布団はとてもあたたかかったけれど、外の声がとてもみりょくてきだったから、みんなの間で寝ていたわたしは、そこからそっと抜け出した。  テントがかさかさと音を立てて、わたしは辺りを見回した。  夜に慣れたわたしの目は、木々のりんかくをはっきりとうつしている。けれどそれ以上にせんめいなのが、わっと押し寄せてくる、緑のにおい。  空中庭園のキャンプ場は、すごく、森って感じ...
  • 262久珂あゆみSS
    久珂あゆみ@FEG様からのご依頼品    ただ一人のためのひだまり                   for Ayumi and Shintaro Kuga  宰相府藩国、春の園。犬士総出での造園作業がようやく終わったこの区画は、花とカップルに溢れていた。とはいえ、彼が待ち合わせに指定したこのたんぽぽ畑は特に見るものがないせいか人気がなく、のんびりした空気が流れている。  そんな辺りを見渡す余裕もなく、わたしは駆けていた。  近頃発売停止されていたリゾートチケットが、急遽手に入ったのはつい先刻。  最近、なんだか落ち込むようなことばっかりで。逢いたくて。優しくしてもらいたくて。でも勉強の邪魔はしたくないし、心配させたくないし。元気になろうとは思うけれど、そう強く思うほどかえって落ち込む。考えれば考えるほど訳が分からなくなってきて、気がつくと待ち合わせの電話をかけて...
  • 411久珂あゆみSS
    久珂あゆみ@FEG様からのご依頼品 距離2㎝ /*/  あゆみの晋太郎が目覚めたときにまず知覚したのは、自分の手を握っている暖かい感触だった。  うっすらと目を開く。光に白く漂白された視野が少しずつ像を結んで、やがて自分が無機質に白い天井を見上げていることを知った。  顔を横向けるとそこには予感していたとおり彼の一番大事な人が泣きそうな顔で彼を見ていた。  晋太郎が目を覚ましたのを知って椅子から立ち上がって口を開いた。 「おはよう」  それが長いこと居た夢の中で見詰めていた顔にそっくりだったのがおかしくて、晋太郎は微かに笑って口を開いた。思っていたよりちゃんと発音できた。 「そばにいてくれるのは嬉しいな」  晋太郎は微笑みを浮かべたまま深く安堵して再び目を閉じた。  晋太郎のあゆみが今、傍にいると思うだけで安らぎが満ちてくる。  その頬をあゆみの指先...
  • 505久珂あゆみSS
    久珂あゆみ@FEG様からのご依頼品 /*白の結び*/ 「も、もうきんちょうで頭真っ白です」  油断すれば目をぐるぐるさせそうなのはいつもの通り。周りでは、にぎやかな様子で煽ったり宥めたり説明をしたりする者が多数。動きやすく作ってもらったとはいえドレス姿なので、ぐるぐるしたままではすっころびかねない。後ろはこれでずいぶん裾が長いのだ。  大きく息を吸う。久珂あゆみはうつむくようにして息を吐くと、面を上げた。普段から大きな瞳が、いつになく揺れている。それを見てにやにや笑う緋璃、都がアドバイスをする。その横で松井がドレスの説明をしている。  少し離れたところでそれを見ていた是空が、しまったという顔をする。あゆみが倒れたときのためにつっかえ棒を持ってくれば良かった。 「しっかりー」  川原が苦笑しながら目の前で手を振った。はっとするあゆみ。それからすぐにおちつきなく、揺れた...
  • 332久珂あゆみSS
    久珂あゆみ様からのご依頼品  白い風が、吹いていた。  空と海の間から生まれてくる、雲間の太陽に磨かれた強くも豊穣な風だ。  その風が、港を抜けて、埠頭に佇んでいるあゆみの髪を撫でていく。  横顔を、晋太郎が見つめていた。  どこか遠い人のような、やわらかく、そして揺るぎないものを内に携えた、細い顔。  今はただ、あゆみを見ていて、微笑みが優しい。  見つめと言葉を交わしあう、2人の久珂。  2人は頬にキスをして、抱きしめあい、それからまたキスをして、船へと歩き始めた。  ぎゅうと大切そうにあゆみの手の中で握りしめられている、小さな箱。  風が、2人の道行きを捲いていく。  還る波涛は光に温められて暖かい。 /*/ 『2人だね』 『また、2人だ』  さえずりの前で、照れたようになかなか触れあわ...
  • 101玖珂あゆみSS2
    NO.101 玖珂あゆみさんからの依頼 受注させていただきました。 よろしくお願いいたします。 m(_ _)m ぺこり 登場人物紹介 ○高渡@FEG 今回の依頼人さま~。 にゃんにゃん共和国の大国、FEGの技族統括さん。 肩書きが示すように、すんごい絵の上手い方デス。 パペットで登場する事もありますが、活発そうな本体もちゃんとある。 玖珂 晋太郎FANとしても有名な方デス。 ○時野あやの@FEG にゃんにゃん共和国の大国、FEGの技族統括補佐さん。 こちらも肩書きが示すようにすんごぃ絵の上手い方。 ポニテが似合う可愛らしい方。 源 健司FANの方らしいデス。 ○蒼のあおひと@海法よけ藩国 にゃんにゃん共和国の大国、海法避け藩国の技族さん。 ほんわかした癒し系のイラストを描く方。 親父とマッチョとひげをこよなく愛する方らしいデス...
  • 840久珂あゆみSS
    久珂あゆみ@FEG様からのご依頼品  FEGという国がある。光の国と呼ばれるその国の一角、住宅街の更に離れに一軒だけ周囲とは距離を取った家があった。ぽつんと孤立しているようにも見えるが、それには理由があった。  近代国家FEGとしてはファンタジーな話ではあるが、そこは竜の住まう家であった。その話を聞いて嘘だと笑う人間は数分後に突風で吹き飛ばされてその真実を知るというのがこの国のお約束である。  そんな訳もあって隣家とは離れていたものの心は離れていないと、周辺の住人が皆口を揃えるのもまたお約束であった。  その家の住人は二人と一匹。今は一人と一匹だけがそこにいた。  その一匹が件の竜である。家の中に居られるのは大きさをある程度変化させることができるからだというが、その……なんとというか、外見はまるで鳥……というか、もふもふした生き物……ともまた違うものであった。まぁ、どれでもない...
  • 101玖珂あゆみSS3
    NO.101 玖珂あゆみさんからの依頼  夜明けの船の臨時食堂は重苦しい空気が支配していた。  小笠原の海岸で倒れたスイトピーを夜明けの船に運び、医務室に詰めていたサーラが診察した結果、体の機能的には問題ないが死亡していると診断されたからである。  総一郎は殺人を疑いK2、川原や風野といった面々と推理を進めていた。  そして・・・。 /*/  総一郎は悪童屋の肩を叩いた。 「自然死だ。残念だった」  当初スイトピーが誰かに殺されたと推理した総一郎であったが、最終的な結論がこれだった。 「・・・・・・」  肩を叩かれた悪童屋は無言。 「ん、でも確か宰相のところにスイトピーに関する嘆願は来ていた・・・はず、確か」 「スイトピーは、小笠原でみんなに呼び出されるのをあまり快くは思っていなかったみたいだから」  風野と松井がそれぞれ持っている情報を提供する。 ...
  • 820桂林怜夜
    桂林怜夜@世界忍者国様からのご依頼品 リクエストの2シーン描かせていただきました。 どじっ子怜夜さん…w。 でもロイさんはこの位ものともしないと思いますっ。 むしろ可愛いと思うと思いますっ。 この度はご依頼ありがとうございましたー>< 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 437セタ・ロスティフンケ・フシミ
    セタ・ロスティフンケ・フシミ@星鋼京さんからのご依頼品 再度ご指名ありがとうございました、クロちゃんがまたかけて嬉しかったです。 色々と大変なご時勢ですが、お二人の前途に幸多からんことを心から祈っています。 PS 黒いドレスにキュンキュンして描いていたら宰相どっかにふきとんで・・・た・・(ぇー おまけは例の制服姿のクロちゃんになります。おおさめください 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 85花陵
    №85 星月 典子&花陵@詩歌藩国さんからの依頼 ご依頼ありがとうございました。 花陵さんとアスタシオンさんです。 『名前を呼ばれると、うれしいでしょう?』のシーンです。 下段、星月さん、フランクヤガミさん、ジャスパーさんです。 アスタシオンさんの過去と今後がとても気になります~。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) カヲリさんへ。ありがとうございました!アスタシオンさんはなんであんなに荒む事になったのか、過去は気になりますよね。 -- 名無しさん (2007-10-21 20 07 42) フランクさんの笑っている感じが、いいなぁ。 (すいません!前のコメントも私です。名前、入れ忘れました!) -- 花陵@詩歌藩国 (2007-10-21 20 18 51) 描く...
  • 789乃亜・クラウ・オコーネル
    乃亜・クラウ・オコーネル@ナニワアームズ商藩国様からのご依頼品 ご依頼ありがとうございました! せっかくご依頼いただきましたのに、 本当に長々とお時間を頂戴してしまい、 本当に本当に申し訳ありませんでした>< ステキなログでしたので、かっこいいハリーさんが描きたかったのですが、 力及ばずこの有様で重ねてお詫び申し上げます。 こちらはオマケです>< 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) わー! かっこいいですー!よ!よー!! すごい男前に描いて下さいまして。て、てt照れます・・(倒) おまけも可愛くて、しかもちゃんとプレゼントのも着せてもらえてて、すごい幸せです・・! 大事にしますーv 依頼受けて下さって、どうもありがとうございました~~!! -- 乃亜・C・O (20...
  • No.301~No.400の依頼
    No.301~No.400の依頼 No.301~No.310の依頼 No.311~No.320の依頼 No.321~No.330の依頼 No.331~No.340の依頼 No.341~No.350の依頼 No.351~No.360の依頼 No.361~No.370の依頼 No.371~No.380の依頼 No.381~No.390の依頼 No.391~No.400の依頼
  • 239伯牙SS
    伯牙@伏見藩国様からのご依頼品  灰色の空が重くのしかかり、アスファルトの溶ける嫌な臭いが周囲に立ち込める。 足を一歩出す度に溶けたアスファルトが粘つく感触を靴底で感じて、神楽坂かすみは嫌な顔をした。 身体にはあまりよろしくなさそうな空気の中で走ることは正直なところ気持ちのよいものではなかったが、それでもかすみが足を止めなかったのは炎の中に見えた猫が気になったためと、伯牙が楽しそうに見えたためである。 加えて、走っている間は教室にも自室にも、今この瞬間も持っているスケジュール帳にも記された、「12月30日、補習」の文字を忘れることが出来たためでもあった。 「この先って中央分離帯な、」  住み慣れた島の地図を頭の中に描き、かすみは走る。 袖を口と鼻にあて、何かよくわからないガスのようなものを吸わないよう気をつけながら。 数歩後ろを走る伯牙の方に顔を向けて角を曲がり...
  • 91黒崎克哉
    No.91 黒崎克哉@海法よけ藩国さんからのご依頼品 笑っているヤガミと元気な黒崎さんをイメージして描かせていただきました。 折角なので女子制服を着用版もと思い、イメージイラスト1枚追加してみました。 気に入っていただけると幸いです^^ (以下のページからも閲覧できます) http //sky.geocities.jp/id_sac_mog/idress/image/080123_kurosaki.html 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) ふぎゃーかわいいですねぅvvvまさかサクさんに描いていただけるとは思って見ませんでした!イラストありがとうございましたー!! -- 黒崎克耶 (2008-02-10 21 02 31) ...
  • 591東西 天狐
    東西 天狐@玄霧藩国さんからのご依頼品 アイコン体験、お疲れ様でした! あれですね!やっぱ聞いてみないとわからないことありますよね・・! ・・・ふがいなくてすみません・・・orz お約束の笑顔、お届けいたします! 以下のいらないおまけと共に・・! http //park.geocities.jp/tyouwakaba/hiho/tenkosan2.html 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) フフフフ相変わらず秀逸なオマケだぜ○□= あれですね。やっぱり視覚情報に頼るだけじゃダメデスヨネ。笑顔ありがとうございます! -- 天狐 (2009-01-22 09 03 43) ...
  • 918玄霧弦耶
    玄霧弦耶@玄霧藩国様からのご依頼品 3人で会話しているシーンより、 火焔ちゃんの「絶対ぶったおす」の所です。 涙を浮かべながらの決意が心に残るシーンでした。 こちらはおまけのイラストです。 ISSさんで料理していくとのことでしたので イラストにしてみました。 後のお料理教室おめでとうございます。 イラストは以上になります。 ご依頼ありがとうございましたー! 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 917玄霧弦耶
    玄霧弦耶@玄霧藩国様からのご依頼品 浴衣デートは羨ましいです、はい。 火焔さんの浴衣の柄ですが、花言葉が「愛」だったり「私は燃えている」だったりした アヤメのつもりです。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 439瀬戸口まつりSS
    瀬戸口まつり@ヲチ藩国様からのご依頼品 『セトグチ・ジョーンズ ~春の園の秘宝~ 』 作:11-00230-01 玄霧弦耶 /*/ 軽快な音楽とともに、ジープに乗った優男がアップになる。 全身を茶系統の衣装で包み、腰には鞭。ハンドルを操作する手と逆の手には拳銃が握られている。 優男の顔には似合わない無精ヒゲが生えていた。その上、似合わないくせに妙に格好よく見える。 ジープを駆る男の名はセトグチ。腕利きのトレジャーハンターだ。 そのジープが一度大きく、跳ねた。 ジープを追うのは妖しげな人物達。皆、揃って黒衣に身を包んでいる。こちらは、何故か装甲車だ。 さらに、装甲車を駆る妖しい人影の中には、前髪しかない太った人物までいる。 どうやら、妖しい人影たちのリーダーのようだ。 セトグチが駆るジープの中には彼の他にもう一人、セトグチよりも小柄...
  • 399竜乃麻衣SS
    No.399 竜乃麻衣@FEGさんからのご依頼品 [切なさは強さへ-]  竜乃麻衣は、上着を羽織ると、両頬を『パチンっ』と軽く叩いて気合いを入れた。 「今日は、藤原さんとこのヤガミの様子を見に行くんだ、そんでもって……」  ふっと頭をよぎる、バンダナ姿の人。  ちょっとハワワと赤くなるが、時間を見るとギリギリだったので、慌てて家を出ていった。 「い、いってきまーすっ!」  /*/  待ち合わせ場所に立ち、そわそわと相手が来るのを待っているが、相手がなかなか来ない。  ふっと吹いた風は蒸し暑い。  見渡せば草原だ。 「砂漠の国のはずがなぁ…」  そう呟いていると後ろに気配を感じる麻衣。  頭にいつものバンダナを巻き、タバコをくわえた男性-FEGの藩王、是空とおるがそこに立っていた。 「よっす」 ...
  • 284双樹真
    双樹真@レンジャー連邦さんからのご依頼品 いつもお世話になっております イラスト完成しました。 双樹さんは携帯参加者なので大と小、UPを用意しました。 舞 桜とクッキー UP 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 239伯牙
    No.239 伯牙@伏見藩国さんからのご依頼品 なんというか青春でいいですね! うらやましい・・・ 燃える戦場をかいたらすごいことになったので、燃えるデレのほうを なんとかしてみました。 もう似てるとか言うレベルじゃないがorz あと没絵からおまけつくりました。 火車かいたらすごいことになったので没orz 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) か、、可愛いですッ・・。(バタリ)/かすみのイメージそのもので、もの凄く嬉しいです!深夜なのにテンション上がりまくりです!そして、おまけの火車の可愛さにダブルノックダウン。この火車なら、毎年来ても良いかも。(笑)/ありがとうございました! -- 伯牙@伏見藩国 (2008-03-10 00 39 14) ...
  • 591東西 天狐SS
    東西 天狐@玄霧藩国様からのご依頼品  久しぶりの逢瀬は蒼孝という店での食事だった。 「や、久しぶりですー」  あいさつする天狐に対し、首を傾げる火焔。 「あ。うん・・・。久しぶりだね」  天狐は自分の外見が以前会ったときと変わっているせいかとも考えたが、どうやらそれだけでなく他にも何かあるようだった。  そんな二人には構い無く、料理が沢山出始めた。がらがらとワゴンで運ばれてくる料理達からは、いい匂いがする。  火焔は傾げた頭を戻して、再び口を開いた。 「元気だった?」 「うん、いろいろあったけど元気でやってます。そっちは?」 「まあ、そだね。まあまあかな」  そこで目の前の料理の支度が整った。 「お、料理が来たね」 「おいしそう」  火焔は料理を食べ始めた。顔が心なしか悲しそうに見える。 「そっちも大変、だったのかな」 「ううん。別にね。ふつーよ。ふつー...
  • 392和子SS
    和子@リワマヒ国さんからのご依頼品  指に掛ければ冷たく重い陶磁器の、広い、耳のような形をした取っ手が、戦士のものとは思えないほどに傷も歪みもない、大きくもしなやかな手に、今、柔らかく握られている。  生活必需品以外のものがない簡素な部屋内に、ひっそりとだが己の色を放つ水色のティーポット。  その口から、柑橘系のほのかに甘い香りと、爽やかな明るさとが上品にバランスを取った、落ち着きある香気が白い湯気と共に立ち昇っている。  ついと上向きに尖らされた口が、これも同じ水色をした一客のティーカップへと鋭角に立てられ、静かに空中でその傾きを深めてゆくことで、曲面に添って滑らすようにして赤褐色の液体を注ぎ込んでいく。 「…」  男は喉の奥に熱い香りと感触を流し込み、吐息もせずに立ち上がる。  大柄な彼に合わせて作られた、頑丈な木組みの椅子は軋...
  • No.291~No.300の依頼
    No.291~No.300の依頼 No.291 玄霧弦耶@玄霧藩国さんからの依頼(作成中) SS高守千喜@紅葉国 No.292 霧原涼@芥辺境藩国さんからの依頼 SS久遠寺 那由他@ナニワアームズ商藩国 矢神サク@レンジャー連邦 No.293 カヲリ@世界忍者国さんからの依頼 SS緋乃江戌人@世界忍者国 No.294 瀬戸口まつり@ヲチ藩国さんからの依頼 SS黒霧@天領 むつき・萩野・ドラケン@レンジャー連邦 No.295 多岐川佑華@FEGさんからの依頼(作成中) SS芹沢琴@FEG No.296 多岐川佑華@FEGさんからの依頼 乃亜I型@ナニワアームズ商藩国 No.297 時雨@FVBさんからの依頼 まさきち@暁の円卓 No.298 鋸星耀平@ビギナーズ王国さんからの依頼 まき@鍋の国 No.299 矢上麗華@土場...
  • No.191~No.200の依頼
    No.191~No.200の依頼 No.191 さくらつかさ@FVBさんからの依頼 三つ実@羅幻王国 No.192 SW-M@ビギナーズ王国さんからの依頼 SS金村佑華@FEG 久珂あゆみ@FEG SS羅幻雅貴@羅幻王国 萩野むつき@レンジャー連邦 No.193 みぽりん@神聖巫連盟さんからの依頼 SS癖毛爆男@アウトウェイ SSやひろ@ナニワアームズ商藩国 SS久遠寺 那由他@ナニワアームズ商藩国 三つ実@羅幻王国 天流@アウトウェイ 舞花・T・ドラッヘン@レンジャー連邦 No.194 華@土場藩国さんからの依頼(欠番) No.195 歩露@芥辺境藩国さんからの依頼 黒崎克耶@海法よけ藩国 スゥ・アンコ@るしにゃん王国 No.196 玄霧弦耶@玄霧藩国さんからの依頼 アポロ@玄霧藩国 SSまさきち@暁の円卓藩国 No....
  • No.491~No.500の依頼
    No.491~No.500の依頼 No.491 西條華音@ビギナーズ王国さんからのご依頼 SS里樹澪@ビギナーズ王国 No.492 猫野和錆@玄霧藩国さんからのご依頼 千隼@玄霧藩国 No.493 瀬戸口まつり@ヲチ藩国さんからのご依頼 乃亜・クラウ・オコーネル@ナニワアームズ商藩国 No.494 雹@神聖巫連盟さんからのご依頼 守上藤丸@ナニワアームズ商藩国 SS多岐川佑華@FEG No.495 八守時緒@鍋の国さんからのご依頼 SS多岐川佑華@FEG 砂神時雨@たけきの藩国 優羽カヲリ@世界忍者国 SS銀内ユウ@鍋の国 No.496 経@詩歌藩国さんからのご依頼 SS八守時緒@鍋の国 和子@リワマヒ No.497 経@詩歌藩国さんからのご依頼 沢邑勝海@キノウツン藩国 SS鈴藤 瑞樹@詩歌藩国 No.498 蒼のあお...
  • 912榊遊SS
    榊遊@愛鳴之藩国様からのご依頼品 石言葉は想いと共に  愛鳴之藩国は帝國きっての子供の多い国で知られていたし、国の至る所で、子供の遊ぶ姿が見られた。  榊弦乃丈の歩く先歩く先でも、子供が無邪気に走り回る姿が見える。  今も、ちょうど子供が走って横を通り過ぎていった。  手にはボールを持っている。そう言えば年末年始にドッジボール大会があったとか言ってたな。流行っているのか。  弦乃丈は思わず頬を弛ませ……帽子を深く被る事で表情を隠した。  いかんな、どうもこの所ハードボイルドが崩れてる。  実際の所、女性のクリスマスプレゼントにペヤング(大)をプレゼントしている辺り、それのどこがハードボイルドなのだろう、そもそもペヤングのどこにハードボイルドを見出せばいいのだろうと思わなくもないが、本人がハードボイルドを主張しているのだから、ハードボイルドなのだろう。  と、...
  • No.691~No.700の依頼
    No.691~No.700の依頼 No.691 高原鋼一郎@キノウツン藩国さんからのご依頼 可西@涼州藩国 SS桜城キイチ@キノウツン藩国 No.692 むつき・萩野・ドラケン@レンジャー連邦さんからのご依頼 アポロ・M・シバムラ@玄霧藩国 No.693 竜乃麻衣@FEGさんからのご依頼(作成中) 多岐川佑華@FEG No.694 多岐川佑華@FEGさんからのご依頼 久遠寺 那由他@ナニワアームズ商藩国 矢上ミサ@鍋の国 No.695 沢邑勝海@キノウツン藩国さんからのご依頼 むつき・萩野・ドラケン@レンジャー連邦 SS多岐川佑華@FEG No.696 GENZ@無名騎士藩国さんからのご依頼 矢神サク@レンジャー連邦 No.697 GENZ@無名騎士藩国さんからのご依頼 SS玄霧弦耶@玄霧藩国 No.698 さるき@暁の円卓さ...
  • 終了した依頼4
    No.300 影法師@ながみ藩国 -(2008/04/09(Wed) 10 29 59) 作業者 受注確認(作業状態の変更) 製作開始(作業状態の変更) 製作終了(作業状態の変更) ギャラリー展示 依頼人引渡し マイル申請 個人口座編集 イク ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 刻生・F・悠也 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ No.301 船橋鷹大@キノウツン藩国 -(2008/04/09(Wed) 23 53) 作業者 受注確認(作業状態の変更) 製作開始(作業状態の変更) 製作終了(作業状態の変更) ギャラリー展示 依頼人引渡し マイル申請 個人口座編集 橘 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 多岐川佑華 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ No.302 沢邑勝海@キノウツン藩国 -(2008/04/10(Thu) 00 46 28) 作業者 受注確認(作業状態の変更) 製作開始(作業状態の変更) ...
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