犬猫おもいで秘宝館 (仮)内検索 / 「73たまきss」で検索した結果

検索 :
  • 73たまきss
    たまき@愛鳴藩国 様からのご依頼品 遠く、祭囃子が聞こえた。 とっぷりと夜が打ち寄せている。渡航してきた船の灯りがぼんやりと視界の中で漂っているぐらいで、一面に、響く潮騒と、暗闇が、まるで、波に乗せて小さなこの島に夜を運んで来ているかのような錯覚を誘う。赤星は、星月夜の微かな光だけを頼りに桟橋近くを小走りに、あちこち海岸沿いの軒先をのぞき回っていた。 あった。 ひょいと段差を飛び越えて確認する。それから人気がないだけの桟橋の上でへたくそな介抱を続けている奈津子を促して、英吏を近くの海の家のベンチに寝そべらせる。海の家、というのも便宜的な呼び方で、港に近いから、観光客が見込めるのでそういう風に運営しているというだけで、今日は祭りだから、軒先だけ残して店主も屋台を開きにいったのか、それとも祭りぐらいは客になりにいったのか、ともあれ、無人のそこを、赤星は拝借することに...
  • 131まきss2
    まき@鍋の国様からのご依頼品 記憶 「忘れないから……」 まきは必死に抵抗する。 「忘れないから」 大切なモノを消さないように 「忘れるもんか」 記憶という名の、宝物を。 「忘れない!」 そして、フォールダウン。意識は闇に落ちる。 『絶対に!』 忘れたくない日々。忘れられない日々、彼と過ごした全ての記憶はこうして封じられた。 完全に上書きしなかったのは、いったい彼の中のどの部分がそうさせたのだろうか。 真相は……いつか明かされるのだろうか。これは、その前の、ほんの短い時間のお話。                  /*/ 記憶 -memory-                  /*/ 「ここでいいんだよな…時間も大丈夫…だよなぁ」 ハンガーへ連なるトンネルの中、呟きが漏れた...
  • 131まきSS1
    まき@鍋の国様からのご依頼品 「忘れないから…」  そう願いたくて。だけど、 「忘れないから」  それでも―― 「忘れるもんか」  それでも―― 「忘れない!」 /*/  水平線に浮かんでいた大きなオレンジの夕焼けは、とっくに沈んで消えていた。  海岸の空は、透明度のある濃紺の色に溶け込んでいく。  小笠原の海に明かりらしい明かりはない。  月と星の透き通った光だけが、海と、金髪の少女を青く照らしていた。 「警告しておく。」  呟く声がなるべく冷たく聞こえればいいと願った。  これが、最後の通告のつもりだった。  そして自分とこの不思議な少女との最後。  意味不明なことをさんざん喚いては自分を振り回して、けどどこまでも真剣で必死だからつい構ってしまっていた。  それがなんとなく続いていて、いつしかその関係に...
  • 24さるきSS
    夏の稽古~さるきの一日~ 「手を抜くなよー。」 ふあぁあわわぁぁ。 どこか気の抜けた顔が赤鮭のやる気のなさを象徴している。 砂浜に照りつける太陽が余計に赤鮭のやる気をなくさせているようにも感じる。 そんな中熱い漢が2名。 豊国ミルメークとさるき、である。 「先生が一番手を抜いてるじゃないですかー!」 「赤鮭先生が一番手を抜いておられると思います!!」 「ちゃんと!教えてくださいよ!先生が剣使うの上手いって知ってるんですから!」 どんな常夏の気温にも負けない熱い言葉を矢継ぎ早に飛ばすが、当の赤鮭は。 「剣の時代じゃないだろう。今更。」 と、まるで椰子の木の葉が真夏の暑い風を受け流すような態度である。 それでも臆さないというよりも、半ば意地になっている部分は多々あるだろう二人は。 「そんなことありません!赤鮭先生!」...
  • 75萩野むつきSS
    萩野むつき@レンジャー連邦 様からのご依頼品 名残りのような肌を刺す日差しとは裏腹に、風は既に心地よい涼感を含み始めていることに、その男は気付いていた。 年の頃こそまだ若そうだが、ゲルマン系の特徴を備えたその顔立ちは、スマートさを感じさせる彫りの深さで表情の読めない鉄面皮を保っており、独特の威圧感すらかもし出している。あたりを見回している、大柄な白人男性。 見慣れたものでなければそうとわからない、ほとんど雰囲気だけの変化で、彼は口元にかすかな笑みをほころばせると、ゆっくり歩を進めた。待ち合わせていた彼女はやわらかく微笑みそれへと手を振り、返す。 「もう、秋ですね」 「そうだな」 並べば頭2つは違うその男の、隣に並んで、萩野むつきはそう言った。ぐいと男は上着を脱ぎ捨て、引き締められた肉体の稜線をさらす。背の高さもさることながら、厚く、がっしりと実直そうな...
  • 698さるきSS
    さるき@暁の円卓藩国さんからの依頼 ワァァ、という大歓声が巨大なホールに鳴り響く。 人、人、人、とにかく人。白人黒人黄色人種にはてない人。まるで人種のサラダボウルそれは通勤ラッシュ、次は終点フィナーレフィナーレ。ダイブにモッシュは危険ですのでご遠慮ください皆々さま。”非難GOGO”が常である満員電車のごとく鮨詰めにされた人々はしかし、不満な顔一つせず、期待と羨望と危険ななにかの入り混じった熱い視線をステージへ投げかけているのである。 見つめる先には小指を立ててマイクを握るMCがひとり、待ちきれないといった様子で口を開く。おれの口は今から最高の出番を迎えるゼうらやましいだろう世界中のMCども。そんな風に興奮した様子で、しかし、これから紡ぐ言葉に失礼がないように。 「全ガチムチ界100億の兄弟たちよ、ついにこの時がやってきたぜ!」 ところで、この会場にいるの...
  • 159萩野むつきss
    159萩野むつき@レンジャー連邦様からのご依頼品 お昼がサンサンと晴れる中、レンジャー連邦の騎士であるドランジはむつき嬢から呼び出されたのである。幾度か小笠原で会い、夜明けの船にて正式なお付きあいを始めたのであった。 今日のむつき嬢はどことなく緊張しており、その件で緊張しているのか? とはじめドランジは思ったが、どうも別の緊張を感じる。そもそも出かけるというのに緊張しているというのは……。ドランジは少し躊躇しながらも疑問を口にした。 「……どこにいくんだ」  むつきはドランジの言葉に答えるかのようにドランジの目をまっすぐに見、答えた。 「ドランジさん、今日は重要な用事があって、黒オーマの方の家に行くのだけど、一緒に来てもらったのは、一人はさすがに心もとないのと、なによりも私が無茶をしないように、見ていて欲しいからなのね」  むつきの目はお願いと訴...
  • 186萩野むつきSS
    萩野むつき@レンジャー連邦さんからのご依頼品 萩野むつき:「デートだねー、こんどここそ! ドランジ:「ははは。そうだな。そういわれると中々照れるな」 ドランジ:「まあ、初めてのデートが昼食でも、かまわないが」 萩野むつき:「私は嬉しい!」 萩野むつき:にっこり笑って足取りも軽いです 芝村:ドランジも笑っている。 萩野むつき:「これからは、いっぱい一緒にいよう。」 萩野むつき:食事いきまーす 芝村:はい 芝村:何事もなく楽しい食事を過ごしました /*/ ここはレンジャー連邦 北の都。 ドランジとむつきは人通りの多い歓楽街の中にいた。 二人は昼食をとるべく出掛け、目的の店へとたどりついたのだが 「ここなの?カール」 「そのはずだ。最近できた店だが評判はいいらしい」 そこにあったのはやたらと電飾を多用した派手で目立つ看板。 ...
  • 305萩野むつきSS
    むつき・萩野・ドラケン様からのご依頼品 ~気づき~ 彼、カール・T・ドランジは怒っていた。 ぶつけどころの無い怒りで煮えたぎっている彼は どうしようもなく怒っていた。 理由が分からないのもその怒りを大きくしている理由の一つだった。 吐き出し口のない怒りは、家を壊されたことを発端に大きく燃え上がり、 国の対応はそこに油を注いだ。 そしてその夜。 「こんな時間に誰だ!」 そんな彼が部屋で一休みしているときに突然呼び出され、 怒り覚めやらないまま浴衣のまま、ロビーに向かうと・・・ そこに居たのはむつきだった、 「むつき・・・」 一瞬で頭が真っ白になる。 「どういうことだこの国は」 頭が回らず気の効いた言葉をかけることも出来ず、 とりあえず今まで溜めてきた国に対する怒りを吐き出す。 そして、自分の心の違和感を感じる。 ...
  • 120萩野むつきss1
    萩野むつき@レンジャー連邦からの依頼 思わぬ展開に固まってしまった萩野むつき。  エリザベス:「なんだいなんだい。ドランジめあてかい?」  萩野むつき:「そうです!(@@」  ぐるぐるぐるぐる ぐるぐるしていたとは言え、思い人であるドランジの前での告白… まさに顔から火が出る気分とはこの事である。 あまりの恥ずかしさに頭を抱えて叫ぶ萩野むつき。 エリザベスは、ふぅーっと息を一つ吐いた。  エリザベス:「ドランジ、ちょっと私の部屋から煙草もってきな」  ドランジ:「ん?」 いいから行きな!しっしっと手で追い出され、ブツブツ言いながら出て行くドランジ。 さて、部屋にはエリザベスと萩野むつきの2人だけである。  エリザベス:「ま、ちょっと座りな。」 エリザベスがソファーをぽんぽんっと叩く。 興奮して立ち上がっていた萩野むつき。ポフッと...
  • 168萩野むつきSS
    萩野むつき様からのご依頼品  いかつい男が、鏡の前でしきりに身なりを整えている。背が高く、体格の良い彼が細々としたことを気に掛ける様は、どことなく笑いを誘う光景である。 事実、彼の部屋を訪ねた何人かが笑いを押さえ、見ない振りをして出て行っている。  太陽系総軍の青色の制服に身を包み、鼻歌を歌う偉丈夫。彼の人の名はカール・T・ドランジという。  【カールの隠れた奮戦】  カールには最近、気になる女性がいる。 萩野むつきというレンジャー連邦に住まう女性だ。  しかし、彼女は同時に悩みの種でもあった。何が困ると言えば、まず服装が困る。おへそ丸出しである。しかも、随時である。男としては扇情的過ぎて困ってしまうことこの上なしである。 その上、カールが彼女よりも背が高いこともあり、どうしても見下ろす形になる。すると自然に彼女の健康そうなお腹が、視界...
  • No.71~No.80の依頼
    No.71~No.80の依頼 No.71 風杜神奈@暁の円卓 さんからの依頼 鍋谷いわずみ子@鍋の国 No.72 カイエ@愛鳴藩国 さんからの依頼 シコウ@リワマヒ国 No.73 たまき@愛鳴藩国 さんからの依頼 ss城華一郎@レンジャー連邦 No.74 室賀兼一@リワマヒ国 さんからの依頼 黒崎克哉@海法避け藩国 SS葉崎京夜@詩歌藩国 No.75 萩野むつき@レンジャー連邦 さんからの依頼 SS城華一郎@レンジャー連邦 つきやままつり@ヲチ藩国 No.76 竜乃麻衣@FEG さんからの依頼 サク@レンジャー連邦 SS刻生・F・悠也@フィーブル藩国 No.77 涼華@海法よけ藩国 さんからの依頼 SS藤原ひろ子@FEG ソーニャ・モウン艦氏族・デモストレータ No.78 風野緋璃@FEG さんからの依頼 高渡@FEG ...
  • 120萩野むつきSS2
    萩野むつき@レンジャー連邦からの依頼 /*船の記憶*/  待ち合わせ場所は海岸らしい。そこまでなら、ゴムボートで行くだけなのでずいぶん早い。待ち合わせの時間にあわせて、ドランジはボートを出した。さほど速度は出さず、安全速度で航行。  少しだけスピードを出す。波の上をはねた。  軽く笑う。その直後に考えた。さて、笑ったのは何故だろう。  船に乗るのは、好きだ。操縦するのはもっと。  まあ、今はそれだけではないのだが。  陸地は近い。海岸に見知った姿を見つけ、舵を切った。  萩野むつきは海岸で待っていた。ドランジとの待ち合わせ場所である。傍らには、酒瓶六本の詰まった箱がある。おみやげのつもりだった。少々重く、ここまで運んで来るときは台車で引っ張ってくれば良かったかもー、と思った。実際、今も腕がちょっと引きつっている。  まだかなーと、足を揺らして待っていると...
  • 56脚立
    NO.56 脚立さんからの依頼 黒崎克哉@海法よけ藩国 浅橋付近で英吏を治療するたまきさんです。 美化…はむずかしいかも(汗) 公開してないログなのでちょっと曖昧なところもありますが できる限り描いて見ましたので気に入っていただけたら幸いです。 では有難うございました! 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 127まき1
    まき@鍋の国さんからのご依頼品 お待たせいたしました。 No127、まき@鍋の国さんよりのご依頼イラスト、HI氏の黒服デザインを 3点ほど提出いたします。 (申し訳ありません。ひとつに絞りきれず、点数が多くなってしまいました。) 半袖ではなく、長袖で、 ・・とのことでしたが、 敢えてログどおりの短め袖でイメージさせて頂きました。 笑えて却下の場合は もちろん描きなおし致しますので、どうぞ遠慮なく申し付けて下さいませ。 (点数が多くなってしまったので、画像はこちらのページに まとめて置いてあります。) こちらの、バストアップカットはおまけです。 ご指名、誠にありがとうございました! 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能で...
  • 127まき2
    まき@鍋の国さんからのご依頼品 セプでもあまり浮かないようにシンプルかつスタンダードなロングコートにしました。 実はコートよりもループタイをさせたかったのが強かったり…! こう、たとえセプにいても小笠原の海の色を忘れないように・いつでも思い出せるように、とかなんとか妄想しました。 そして半袖版です。これぐらいならさほどおかしくも無いかも…。 ラフ段階で合わせて半ズボンにもしてみましたが、どこのボーイスカウトと思ったのでやめました(笑) ご依頼ありがとうございました! 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) わぁぁい!ミサさんの石塚さんだー!こだわりはループタイだったんですね!!半袖もグローブで違和感なくてさすがです。(半ズボンはいいから 笑) -- まき@鍋の...
  • 依頼者別作品履歴(さ~の)
    依頼者別作品履歴(仮) (所属国及び敬称略) リンクミスなど有りましたらチャットまでお知らせいただけると助かります。 依頼者別作品履歴(仮)彩貴 西条華音 竿崎 裕樹 阪明日見 サカキ 榊遊 左木 鷺坂祐介(旧名:伯牙) サク 桜城キイチ さくらつかさ 里樹澪 さるき 戯言屋 沢邑勝海 参謀本部 詩歌藩国 慈詠 シコウ・アル・ナスライン 四方 無畏 支那実 島鍋 玖日 ジャイ 寂水 城 華一郎 白石裕 水仙堂雹 鈴藤 瑞樹 砂浜ミサゴ セタ・ロスティフンケ・フシミ 是空とおる 瀬戸口まつり(つきやままつり) 芹沢琴 セントラル越前 双樹真 ソーニャ/ヴァラ/モウン艦氏族/スターチス 平 祥子 高神喜一郎 小鳥遊@芥辺境藩国 小鳥遊敦@FEG 高原鋼一郎 多岐川佑華(旧名:金村佑華) 竹上木乃(旧名:たけきのこ) 武田”大納言”義久 橘 龍樹・翡鹿・ボーランドウッド 竜...
  • 773東 恭一郎SS
    東 恭一郎@リワマヒ国さんからのご依頼品 「不器用な父と子」 /*/ 「東おとうさんへ はじめまして。わたしの名前は東みなとです。おとうさん」 そこまで書くと、みなとはぴたりと手紙を書くのをやめた。 鉛筆を持ったまま、悩む。もう何度も同じことを繰り返している。 無名から、リワマヒへ、リワマヒからFEGへ。短い間に国を転々とした。 自分を養子にしてくれた人の名は、東恭一郎という人らしい。 まだ、話したことはない。会ったことも、ない。 だから手紙を書こうと思って、そして、いつも書けないでいる。 「私は元気です」「頑張って勉強しています」「おとうさんはお元気ですか?」伝えたいことはたくさんあった。尋ねたいこともたくさんあった。 それでも、一番伝えたいことはどうしても書けなかった。 「おとうさんに会いたいです」 そう書いてからしばらくして、みなとは手...
  • 773東 恭一郎
    東 恭一郎@リワマヒ国さんからのご依頼品 みなとちゃん可愛いです。(くわ みーなたんと楽しい時間をすごされるログを楽しみにしてますっ。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 734津軽SS
    津軽@満天星国様からのご依頼品  ハイビスカスが咲き誇る。  低木なので、遠くまで見渡せる風景。様々な色、種類で、それでも同じ<ハイビスカス>。  夏の園は、まさしく、夏の様子だった。 /*/ 夏の園でWデート /*/  夏の園は名前の通り、いつ来ても四季の「夏」を感じられる場所だ。  日差しも、空気も、もちろん雰囲気も。夏である。  熱気が音を作る。生き物や風も、夏を表現していた。  海の近くに行けば、波の音も聞こえるだろう。 「わー!」  自分が多少なりとも設計をした場所だ。なんとも言えない満足感に、津軽は思わず感嘆の声を上げた。  勢いよく頭が揺れ、頭部の付け耳がひょこひょこと揺れる。  キャミソールに巻きスカートという、如何にも女性らしい服装をしているのが津軽だ。  日よけ代わりか、長袖らしきシャツを、無造作に腰...
  • 173 乃亜I型ss
    乃亜I型@ナニワアームズ商藩国様からのご依頼品 小笠原のお昼休み 乃亜Ⅰ型は恋をしている。  お相手はハリー・オコーネル。 第6世界人。 外見年齢40代。 元太陽系総軍大尉。 夜明けの船RBパイロット。  長身に銅貨の色の髪と鍛え上げられた肉体を持つ偉丈夫であり、年輪を魅力に変えられる希有な男であり、騎士の魂を持つ戦士であった。 *  今わたしが追っているのはこの書き出しで始まるハリーさんことオコーネル氏とお姉様こと乃亜Ⅰ型嬢の物語だ。  わたしがナニワアームズに入国する前のこと、昨今ナニワを賑わせている『破廉恥』の3文字には予兆があったのだという。  それはオコーネル氏とお姉様が初めて対面した場だともいう。  それが一体どうして、思い人を追いかけるお姉様が破廉恥なるものに関わる羽目になった...
  • No.731~No.740の依頼
    No.731~No.740の依頼 No.731 船橋鷹大@キノウツン藩国さんからのご依頼 可西@涼州藩国 SS芹沢琴@FEG No.732 瑛の南天@後ほねっこ男爵領さんからのご依頼 黒霧@涼州藩国 No.733 守上藤丸@ナニワアームズ商藩国さんからのご依頼 SS鷺坂祐介@天領 No.734 津軽@満天星国さんからのご依頼 和子@リワマヒ国 サカキ@星鋼京 No.735 不変空沙子@FVBさんからのご依頼 優羽カヲリ@世界忍者国 No.736 ジャイ@FEGさんからのご依頼 SS多岐川佑華@FEG 豊国 ミロ@レンジャー連邦 No.737 高原鋼一郎@キノウツン藩国さんからのご依頼 松井@FEG No.738 多岐川佑華@FEGさんからのご依頼 SS芹沢琴@FEG No.739 雅戌@玄霧藩国さんからのご依頼 SS...
  • No.371~No.380の依頼
    No.371 橘@akiharu国さんからの依頼 松井@FEG No.372 カヲリ@世界忍者国さんからの依頼 イク@玄霧藩国 No.373 守上藤丸@ナニワアームズ商藩国さんからの依頼 シュウマイ@ナニワアームズ商藩国 No.374 和子@リワマヒ国さんからの依頼 モモ@たけきの藩国 癖毛爆男@アウトウェイ No.375 タルク@ビギナーズ王国さんからの依頼 SS葉崎京夜@星鋼京 まき@鍋の国 No.376 多岐川佑華@たけきの藩国さんからの依頼 SS藤原ひろ子@悪童同盟 No.377 ミーア@愛鳴之藩国さんからの依頼(作成中) SS日向美弥@紅葉国 No.378 黒崎克耶@海法よけ藩国さんからの依頼 SS城華一郎@レンジャー連邦 むつき・萩野・ドラケン@レンジャー連邦 No.379 ミーア@愛鳴之藩国さんからの依頼...
  • 873和子
    和子@リワマヒ国様からのご依頼品 わたしにシリアスがつとまるのかという不安をふりはらいながら描きました。 そしておまけもあります。 今回そちらがメインのような気さえしますので、ぜひご覧くださいませー。 おまけのノベルゲーム(未満)を以下urlにてご用意しております。 http //www15.atwiki.jp/d_studio/pages/46.html シリアスの反動が出ました。 すいませんすいませんすいませんすいません(汗)。 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) シリアスログを真っ正面でうけてくださったホーリーさんに感謝。かきずらいお題だったと思いますが、綺麗に描いてくださってありがとうございました。ノベルゲームとか、すごすぎる…!!!なんか思い出して胸がきゅ...
  • 感想板
    感想板 当館秘蔵の作品は如何でしたでしょうか? 依頼者・受注者・社員含むスタッフ・そしてこれから依頼されるかもしれない皆様 もし気に入った、気になる作品等あれば、どしどしご感想お寄せ下さい! ギャラリーはこちら ご依頼はこちらからどうぞ。デモゲームからでもOKです。 テスト -- 阪 (2007-05-27 16 31 47) すいません、和志@akiharu国さんのおまけに吹きました(笑)ポoキー!! -- 都築つらね@詩歌藩国 (2007-05-27 23 50 49) 綺麗な絵、可愛い絵、面白い絵がたくさん見られて幸せでしたwがんばってマイルを溜めますので、もし私が小笠原に行けた時はよろしくお願いします(ぺこり) -- 双海環@芥辺境藩国 (2007-05-28 00 04 54) 私も和志@akiharu国さんのアニメに吹きましたw藩国の...
  • No.571~No.580の依頼
    No.571~No.580の依頼 No.571 ヤガミ・ユマ@鍋の国さんからのご依頼 アポロ・M・シバムラ@玄霧藩国 No.572 月光ほろほろ@たけきの藩国さんからのご依頼 まき@鍋の国 SSまさきち@暁の円卓藩国 No.573 アポロ・M・シバムラ@玄霧藩国さんからのご依頼 春雨@レンジャー連邦 No.574 松井@FEGさんからのご依頼 SS黒霧@涼州藩国 No.575 アキラ・フィーリ・シグレ艦氏族@FVBさんからのご依頼 あさぎ@土場藩国 No.576 黒崎克耶@海法よけ藩国さんからのご依頼(作成中) 矢上ミサ@鍋の国 No.577 多岐川佑華@FEGさんからのご依頼 春雨@レンジャー連邦 SS久遠寺 那由他@ナニワアームズ商藩国 No.578 小宇宙@キノウツンさんからのご依頼 SS浅田@キノウツン藩国 SS桜...
  • No.171~No.180の依頼
    No.171~No.180の依頼 No.171 星月 典子@詩歌藩国さんからの依頼 駒地真子@詩歌藩国 鈴藤 瑞樹@詩歌藩国 No.172 星月 典子@詩歌藩国さんからの依頼 ss 伯牙@伏見藩国 矢神サク@レンジャー連邦 No.173 乃亜I型@ナニワアームズ商藩国さんからの依頼 久遠寺 那由他@ナニワアームズ商藩国 矢上ミサ@鍋の国 No.174 龍鍋 ユウ@鍋の国さんからの依頼 ss 高神喜一郎@紅葉国 まき@鍋の国 ss里樹澪@ビギナーズ王国 矢上ミサ@鍋の国 No.175 さくらつかさ@FVBさんからの依頼 葉崎京夜@詩歌藩国 No.176 風杜神奈@暁の円卓さんからの依頼(作成中) No.177 あおひと@海法よけ藩国さんからの依頼 アポロ@玄霧藩国 藤原ひろ子@FEG No.178 アポロ@玄霧藩国さんからの依...
  • 273睦月SS
    睦月@玄霧藩国様からのご依頼品 ここは玄霧藩国の整備テント。 「営業中」と大きくかかれた天幕の中で、整備士アイドレスを着用した猫達が人気技族であるイクを取り囲んで、にゃーにゃーと大いに盛り上がっていた。その声はどこかキャッキャッとしたものに聞こえる。 「イクさん笠原に行くって聞いたにゃ」 「にゃー、黄色い人呼ぶのかにゃー」 石像のように固まるイクの目の前で、目をキラキラさせた猫が両手を合わせてウットリと言った。その横では頬赤く染めた猫が大いに頷いている。 「当たり前にゃー デートにゃ」 「デート…あまずっぱいにゃ」 もはやイクは暑くも無いのに変な汗を流しながら、意識はどこか遠くへ飛びかけていた。両手で頬を押さえてウットリした猫の一言に、イクはあぎゃあ、と奇声を発して突っ伏す。 「きっと、おしゃれして行くにゃー」 「え。や、ふくは、クコ民服で!」 「国民服じゃ色気が足...
  • 737高原鋼一郎
    高原鋼一郎@キノウツン藩国様からのご依頼品 たのしい家族旅行の雰囲気を目指して描いてみました。 背景もがんばりました! 4人目のお子さんも誕生されたことですし、次回は家族全員で団欒できるとよいですね! 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 81高原鋼一郎2
    №81 高原鋼一郎様からのご依頼品 前半の「美少女に見える?火焔ちゃん」のつもり… うーーーーーん、何か違うよ!(スミマセン) 少し大きめ(850×673)はこちら 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 375タルク
    タルク@ビギナーズ王国様からのご依頼品 タルクさんがゴツくなり過ぎた気がします……すみません。 ところでグランパのヒゲってペイントですか? 付けヒゲですか?? ハー○ックとどっちだろうと思いましたが 展開的にこちらだと私のゴーストが言うんです! (アニメはちょっとしか見たことないですが) 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 素敵な作品をありがとうございました~。2枚目はいい意味で意表を突かれました(笑) 後、グランパのひげはペイントらしいです。 -- タルク@ビギナーズ王国 (2008-08-28 01 09 01) 名前 ...
  • 373守上藤丸
    守上藤丸@ナニワアームズ商藩国さんからのご依頼品 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) こちらでも。 有難うございます!!シュウマイさんのイラスト大好きなので、とっても嬉しいです。描いて下さってありがとうございますー!!大阪、美人w -- 守上藤丸@ナニワアームズ商藩国 (2008-06-16 22 45 48) 名前 コメント ...
  • 739雅戌SS
    雅戌@玄霧藩国様からのご依頼品 /*/  ししおどしの音が響……かない。響いても困る。  地上40階という、まさに天上の世界とでもいうべき高さで老若男女が、気が聞かない世界だとか愚痴り始めた。  彼らの視線の先は全て共通している。目と鼻と先にある喫茶店に座る、1組の男女だ。片方は隣人というよりは、比較的年齢層の高いこのビルの内では娘というに近い少女。男のほうは誰だか知らない。  しかし、まるで授業参観だ。見る人が見れば、公開処刑ともいうだろうが、そういうものにこそ、ギャラリーは沸くものであって。つくづく罪深いというか業が深いというか、わかりやすい生き物である、人間というものは。 「おねーちゃんきょうはあそんでくれないの? あのおにーちゃんだれー?」 「おい、気づかれるぞ。誰かこの子連れてけ」 「なんでもない通りすがりの人の振りしろ」  子どもの母親だろ...
  • No.721~No.730の依頼
    No.721~No.730の依頼 No.721 矢上麗華@土場藩国さんからのご依頼 SS黒霧@涼州藩国 No.722 鷺坂祐介@天領さんからのご依頼 可西@涼州藩国 サカキ@星鋼京 No.723 鈴藤 瑞樹@詩歌藩国さんからのご依頼 阿部火深@FVB SS高原鋼一郎@キノウツン藩国 No.724 瑛の南天@後ほねっこ男爵領さんからのご依頼 SS日向美弥@紅葉国 No.725 風杜神奈@暁の円卓藩国さんからのご依頼(作成中) 夜國涼華@海法よけ藩国 矢上ミサ@鍋の国 SS1刻生・F・悠也@フィーブル藩国 SS2多岐川佑華@FEG No.726 矢上ミサ@鍋の国さんからのご依頼 ちひろ@リワマヒ国 No.727 月光ほろほろ@たけきの藩国さんからのご依頼 みぽりん@神聖巫連盟 No.728 蒼のあおひと@海法よけ藩国さんからの...
  • 673夜國涼華2
    夜國涼華@海法よけ藩国様からのご依頼品 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (673.jpg) 晋太郎さんに顔を覗き込まれているところを 描かせていただきました。 ぐるぐるしている涼華さんが何気に可愛かったです!!(*ノノ)  作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ...
  • 973猫野和錆SS
    猫野和錆@天領様からのご依頼品 まず最初に確認しておいて貰いたい事がある。 今回の話はある『二人』についてのお話である。 話の主題は突発的な事件でもでなければ、過去に起きた事件の事でもない。『二人』にとっての日常である。 『二人』にとってはドラマチックでもないし、劇的な事も起きない平凡な物だ。 ただ、日常を綴った物だけに『二人』だけの時間など、普段は見れない事も書かれている。 だが、あくまでもお話のテーマは『二人』にとっての日常であり、それ以上でもそれ以下でもない。 この事を念頭に置いて、読み進めていただければ幸いである。 確認が終わったところで、二人について少し詳しく紹介しよう。 一人目は猫野和錆という男性である。 和錆の職業は医者であり、医学者でもある。 分野的な細かい話はさておくが、いわゆる『科学』等に属する技術・医療法を用いる。 様々な作...
  • 732瑛の南天SS
    瑛の南天@後ほねっこ男爵領様からのご依頼品 /*余地の検討*/ 「ええ。好きじゃないの、そういうの」 「わかりました。調査しておきます」  会話は………淡々と、していた。余計な言葉を挟む余地など、そこにはない。  堅い大地。乾いた土を踏みしめながら英吏は微かに頷く。それを見るとアイシャドウの人物はにこりと笑って歩き出す。  民家に挟まれた道はまっすぐ向こうに伸びている。通りは静かで、人気がない。―――遠く、微かに聞こえるざわめき。機会をうかがうように潜めた息使いが、風に乗って届いてくる。注意しないと聞こえないくらいだ。  彼の姿は、最初の曲がり角で消えた。おそらくは追いかけても、その姿を見ることはかなわないだろう。もうどこかに行ったはずだ。  後ほねっこ男爵領。新ほねコロ街道と呼ばれる道から少し外れ、一般家屋の連なる住宅街へと入ったところ。日差しは高く、道には民家の...
  • 731船橋鷹大SS
    船橋鷹大@キノウツン藩国さんからのご依頼品 いつか来るその日のために  理想は、アララさん。  綺麗で、優しくってお料理も上手で。旦那様の高原さんといつまでも仲良しで。  そんな素敵な。  お母さんになりたいなぁ・・・・・・・・・。 /*/ 「えーと・・・空歌は子供欲しい?」  あの鷹大からの思わぬ告白から数日後。  空歌は再び高原家に足を運んでいた。  今日は友人の翠蓮にケーキの作り方を教わりに来たのだ。  ちなみに夫婦は買い出しに行って今はいない。  テーブルの下でアントニオがあくびをしながら丸まっているのを尻目に。  空歌は湯煎にかけながら卵と砂糖をかき混ぜていた。おっかなびっくり、だけど卵が固まらないよう気を付けながら。全体的にもったり白くなるまで。  隣で翠蓮は小麦粉をふるいながら、うっかりひっくり返さないよう見守っている。...
  • 736ジャイSS
    ジャイ@FEG様からのご依頼品 それは猫の戯言か #この物語はアイドレス内におけるフィクションであり、アイドレス内に実在する登場する人物・猫士・団体とは一切関係ありません。多分恐らくきっと。  FEG。  昔は砂漠のそこそこ大きい位の国だったのが、砂漠がなくなり草原の国となり、草原の国にはビルが建てられ公害が発生、しかしそれらは国民が一斉に食い止める事で何とか回避され、現在は藩王の愛娘が国を少しずつ少しずつ緑で覆い始め、そして現在に至る。  大都会と妖精の住まう森が一緒になった国。それが現在のFEGの姿である。  それらをずっと見届けていたものがいた。  王猫である。名前をZと言う。ちなみに「ゼット」ではない。「ゼータ」である。  Zはそれらを目を細めて(この猫はいつも半眼であった)見ていた。  特に怒る訳でもなく、悲しむ訳でもなく。ただ、見ていた。  猫は気...
  • 123サクss
    サク@レンジャー連邦様からのご依頼品 舞花は海中のドランジの手をとって引っ張った。 サクは抱きつかれて、 「わっ!! だ、大丈夫だからその手のソレをですね」 サクはようやく、ヤガミがなんで眼鏡はずすのにえらい迷ってたか考えた。 そして、あぁーーーー近眼なのね・・・・ごめん、と心の中で謝った。 ドランジは目をあけた。 ドランジは手を引かれながら不思議そうだ。 「?」 ヤガミも不思議そうに、 「手がどうした?」 すまなそうにサクは、 「ごめん。ヤガミ、視力悪かったんだ・・・見えてなかったんだね。」 舞花は海中で、 「がぼがぼ(息は大丈夫なの~?)」 抱きつかれたまま真っ赤になりながら、サクはヤガミに、 「や。その手に持ってる。水着。を。」 ドランジはうなずいた後、舞花の手をとって浮かび始めた。 ヤガミは酔っ払いも手伝ってまるでわかっていない。 「なに? ...
  • 779瑛の南天SS
    瑛の南天@後ほねっこ男爵領様からのご依頼品 /*少し、間*/  しばらく抱きつかれたままだった。  瑛吏がいるのは寮の自室である。しかし今日は部屋の中に南天が居る。その南天は、瑛吏が思っていたよりもずっと気を抜いた表情をしていた。  どちらかというと、自分と会う時はどことなく気を張っている様子のある人物である。今日は少し気を楽にしてもらえないかとあれこれ考えていたのだが、結構うまくいったらしい。  といっても、最初はノープランだった。散歩は前にしたから、今日は何をしようか。そう考えていたのだが、すると彼女の方から家に行きたいといってきたのだ。  家、と言われても独身寮の一部屋にすぎないし、そもそも室内が奇抜なことになっているというおもしろい状況なわけでもないので、さて、どうするべきかと考えたのは一瞬。  まあ、いいか、と思ってやってきた次第。  が、何も...
  • 738多岐川佑華SS
    多岐川佑華@FEGさんからのご依頼品  何でもないような事が幸せなのです  多岐川は幸せだった。何故なら、朝起きたら大好きなショウ君と会えるようになったのだから。  ・・・・・・・・・まあ、多岐川の最愛の人・小カトーは最近寝る為に帰ってくるのであり。じっくり顔を合わせる機会はなかなかなのだが。  小カトーのあどけない寝顔を見ると目じりが下がるのを感じた。  えへへ、私今ショウ君と一緒に住んでるんだ。  思うと、運で勝ち取ったアパートのこの家も一層愛しく思えてくるのだった。  これから語るのはとある同棲生活をしている2人の男女の何でもない日々の話。  何でもないからこそ、幸せな日々の1つ。 /*/  ・・・あれ?  久々に一緒に食事を取ったある日。多岐川は違和感に気付いた。  多岐川が小カトーと一緒に暮らしているのは6畳一間の少々狭...
  • 90カイエSS1
    カイエ@愛鳴藩国様からのご依頼品 カラ、コロ、 カラ、コロ。 境内に続く石畳の上を、下駄履きの素足が小走りにしていく。道の左右に広がるのは、社を守る高い木々によって構築された豊かな空間で、夜をその身に落としたアスファルトよりもひんやりと、霊所に相応しい土の匂いを一帯に漂わせている。高木がしめやかな土から立ち上る冷気をその傘の中に捉え、逃さないでいるのだ。そのうす暗がりを、ちらほらと、人影が楽しむように点在していて、ひそやかな会話たちが、森閑とした中を、耳にではなく、肌身に聞こえるように満たしている。 そんな中を、歩調こそ違えど、似たようないくつもの足音…ぺたりぺたりと草履の音も重なって、今は珍しく灯の入った石灯籠が構えた、階段脇に集まりやがて止んでいく。まあるく人の手と歳月が一緒になって削り出した石灯籠の内側から、ゆらゆらと、生きた火にしか出せない淡さで放射されている...
  • 973猫野和錆SS2
    猫野和錆@天領様からのご依頼品 19:13 -家族- とん、とん、とん、と一定のリズムを刻みながら月子は街中を歩く。 恰好は病院に居た時とは違い、白衣は着ていない。ただ、白衣の下に着ていた物は同じであり、やはり清潔・清楚な服装で纏まっている。 頭の上には月子のトレードマークとも言えるベレー帽があり広がる髪の毛をある程度抑える役割を担っているようだ。 だが、それでも歩く度に広がる長い黒髪とスカートはやはり人目を引き、道行く人が時折振り返っては月子の姿に見惚れる。 時刻は既に夜の七時過ぎ。当然日は落ちて、砂漠国である宰相府は冷え込む……が、いわゆる寒暖の差は10度以下で宰相府がどれほど環境に恵まれているのかを実感できる。四季の庭園は伊達では無いのだ。 「~~~~♪」 上機嫌に鼻歌を歌いながら一定のリズムで歩く月子はやはり人目を引き、その大半が男性な事を知ったら和錆が...
  • 733守上藤丸SS
    守上藤丸@ナニワアームズ商藩国さんからのご依頼 『甘さは控えめに』 /*/  カランコロンカラン。 silver vineの扉を開けると気持ちいい音が店内に響き渡る。 商品棚を兼ねているレジカウンターには店主と言わんばかりに一匹の猫がどっしりと構えている。 『にゃー。』と鳴いて出迎えるのは、「いらっしゃい。」とでも言っているんだろうか。 鐘の音と猫の鳴き声を聞いて、ホールの接客に出ていた店主がパタパタとレジまでやってきた。 店主が『いらっしゃいませー。』とニコっと笑って藤丸を迎える。  カウンターの中は冷蔵室になっていて、奥で作られたケーキなどのお菓子が彩りを添えている。 飲み物は瓶詰めジュースが小型の冷蔵室の中に収められている。ワインや日本酒などは別の保管所があるらしく、見本と説明書きがカウンターに並んでいる。 一通り見た藤丸は、白のスパークリ...
  • No.111~No.120の依頼
    No.111~No.120の依頼 No.111 駒地真子@詩歌藩国さんからの依頼 サク@レンジャー連邦 SS龍鍋ユウ@鍋の国 SS龍鍋ユウ@鍋の国 No.112 青狸@キノウツン藩国さんからの依頼 ss周船寺竜郎@FEG まき@鍋の国 No.113 玄霧@玄霧藩国さんからの依頼 ssかすみ@FEG 阿部火深@FVB No.114 蝶子@レンジャー連邦さんからの依頼 花陵@詩歌藩国 ssくぎゃ~と鳴く犬@愛鳴藩国 No.115 環月怜夜@世界忍者さんからの依頼 カヲリ@世界忍者国 No.116 風野緋璃@FEGさんからの依頼 yuzuki@ビギナーズ王国 No.117 竜宮 司@詩歌藩国さんからの依頼 SS龍鍋 ユウ@鍋の国 蒼のあおひと@海法よけ藩国 No.118 奥羽りんく@世界忍者国さんからの依頼 SS悪童屋@悪童...
  • No.121~No.130の依頼
    No.121~No.130の依頼 No.121 きみこ@FVBさんからの依頼 カヲリ@世界忍者国 星月 典子@詩歌藩国 松井@無所属 SS風杜神奈@暁の円卓 SS伯牙@伏見藩国 SS葉崎京夜@詩歌藩国 No.123 サク@レンジャー連邦さんからの依頼 ss藤原ひろ子@FEG 萩野むつき@レンジャー連邦 No.124 サク@レンジャー連邦さんからの依頼 ss周船寺竜郎@FEG 花陵@詩歌藩国 No.125 カイエ@愛鳴藩国さんからの依頼 SS鍋 黒兎@鍋の国 猫野和錆@玄霧藩国 No.126 風杜神奈@暁の円卓さんからの依頼(作成中) ss1はる@キノウツン藩国 yuzuki@ビギナーズ王国 三つ実@羅幻王国 No.127 まき@鍋の国さんからの依頼(作成中) 乃亜I型@ナニワアームズ 棉鍋ミサ@鍋の国 No.128 あ...
  • No.151~No.160の依頼
    No.151~No.160の依頼 No151 船橋@キノウツン藩国さんからの依頼(作成中) 萩野むつき@レンジャー連邦 SS龍鍋 ユウ@鍋の国 その2 No152 深織志岐@暁の円卓さんからの依頼 SS黒霧@玄霧藩国 黒崎克哉@海法よけ藩国 No153 葉崎京夜@詩歌藩国さんからの依頼(作成中) SS鈴藤 瑞樹@詩歌藩国 阿部火深@FVB SS嘉納@海法よけ藩国 yuzuki@ビギナーズ王国 No154 金村佑華@FEGさんからの依頼 SS龍鍋 ユウ@詩歌藩国 矢神サク@レンジャー連邦 No155 竜宮 司@詩歌藩国さんからの依頼 花陵@詩歌藩国 SS嘉納@海法よけ藩国 龍鍋 ユウ@鍋の国 SS周船寺竜郎@FEG 駒地真子@詩歌藩国 カヲリ@世界忍者国 No156 駒地真子@詩歌藩国さんからの依頼 ss金村佑華@FEG ま...
  • 142アポロss
    アポロ@玄霧藩国様からのご依頼品 /*/ 勉強時間。 英吏は周囲を見ていた。 教室は閑散としている。 アポロ以外には誰もいなかった。 アポロは、 「どうも、よろしくお願いします英吏さん」 そして頭を下げた。 「あまり人がいてもいけませんもんね、お仕事上・・・」 と、もごもごと、 「あ。いや、そ、そうなのか」 英吏は少し照れているようだった。 アポロもつられて照れて、 「え、ほ、ほら、他の人の恋のお話になりますし!」 そして頬を赤らめて、 「…2人なのは、嬉しいですけど…」 英吏は、一歩後退り、 「う、うれしいとは」 英吏はせきばらいした。 アポロはえへへ、と笑って返した。 英吏は真摯な態度で、 「すまぬ。いや、中々自分で向いてる話ではないとは思ってる」 アポロは照れつつ笑っている。 「そうなのですか?でも、英吏さん優しいから向いてるかもです...
  • No.00~No.10の依頼
    No.00~No.10の依頼 No.00 秘宝館トップ絵ギャラリー 忌闇装介@akiharu国 ソーニャ・モウン艦氏族・デモストレータ No.01 たけきのこさんからの依頼 01たけきのこ くま@鍋の国 イク@玄霧藩国 高渡@FEG ソーニャ・モウン艦氏族・デモストレータ カヲリ@世界忍者国 冴月@無名騎士藩国 黒崎克哉@海法よけ藩国 坂下真砂@よんた藩国 支那実@よんた藩国 あやの@FEG 和志@akiharu国 忌闇装介@akiharu国 橘@akiharu国 No.02 鍋谷いわずみ子さんからの依頼 ss城華一郎@レンジャー連邦 NO.03 一井号太さんからの依頼 乃亜Ⅰ型@ナニワアームズ商藩国 NO.04 はるさんからの依頼 文:高原鋼一郎@キノウツン藩国 挿絵:nico@土場藩国・橘@akiharu国 SS扇りんく@世界忍者国 ...
  • @wiki全体から「73たまきss」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索