パクり“疑惑”『最後のパレード』
このwikiは中村克著『最後のパレード』の盗作疑惑の検証および本問題の情報整理を目的としています。
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あらまし
2009年3月、一冊のトンデモ本が出版されました。それが
サンクチュアリパブリッシングという会社から
発売された最後のパレードという本です。
著者は東京ディズニーランドの従業員だった
中村克(なかむらまさる) です。
書籍には“東京ディズニーランドで本当にあった涙の止まらない話”というキャッチコピーがつけられるとともに
元 “ディズニーランドSV(スーパーバイザー)”などという著者の紹介があり、その本に記載されている内容は著者
である中村克が実際にディズニーランドで勤務中に起こった出来事のように作られていました。
当然 その本を手にした人は、ディズニーランドで起こった(と思わされた)感動的なエピソードに涙し、
ディズニーの魔法を信じることになるのですが 実ははこの本 とんでもないインチキ本だったのです
この本の中には33本の感動エピソードがありますが、そのほとんどが2ちゃんねる「遊園地板」の“TDR感動したことを語れ”というスレッドからほぼ丸パクリした本だったのです。
感動エピソード満載のインチキ本は、売れに売れ、1週間に1回の増刷を重ねる勢いでした。
そんなインチキ本の中に掲載されたエピソードの1本に「あひるさんありがとう」という話ががありました。
この話は、「小さな親切運動本部」が行なった「小さな親切はがきキャンペーン」で日本郵政公社総裁賞を獲得した作品であり、
平成16年11月25日の読売新聞に発表されたものだったのです。
この受賞作品が本著作権者に許諾もなく使われていたのです。
当然発表した読売新聞が パクリであるという報道をしました。さらに朝日 毎日と続き、テレビラジオで報道が行われました。
これら報道をきっかけにして ここのまとめサイトがつくられています。
2ch有志が本を検証してみると 遊園地板 TDR感動を語れ2 というスレッドの中のカキコミとピタリ
一致するものが見つかりました。
そのすべてについて文章の内容はほぼ同一でありながら語感や言葉の言い回しを変えていたり、
ひどいものだと、もともと2編であった話を無理やり1編へ作り直したりしていました。
このようにして最後のパレード 全33編のうち17編(改変しているものをあわせると全18話)2chのパクリであることが確定しました。
サンクチュアリ出版では、半数以上のパクリが判明していたのにかかわらず
「盗作ではない、もし盗作があれば次回の増刷のときに改変する」 というような
コメント
をだしました.
2ちゃんねる有志がたちがさらに検証を進めると、最後のパレードの本の33編中32編までががネット上にある話を、
勝手にコピーし書籍化していることがわかりました
サンクチュアリ出版では、コメントを改変し、自分の非を認めず売り続けようとする文章へと挿し代わりました
これらコメントはコピペができないように細工されています。
魚拓、および全文打ち直しによる検証ページがありますので、ご参照ください
→検証ページ
出版社の見解
これだけの揺るぎない証拠を突き付けられた出版社ではやっと 2009年の5月1日の書籍を回収するという判断を下しました。
その結果、流通在庫がなくなるとともに最後のパレードと言う本は著作権違反のトンデモ本として姿を消すことになったのです
しかし
著者として名前を出している中村克は違いました これらはディズニーランドで本当にあった話なので
盗作ではないと言い切りました。
つまりパーク内で起こったことは 公共財と同じで それをだれが語っても問題ない なのでその話が2ちゃんねるで語られようが
俺が出版しようと自由だ と言い放ったのです
パーク内で起こった事実を著者である中村克が書籍として出版するなら問題はなかったのかもしれません。
しかし書かれている内容は2ちゃんねるからのコピー&ペーストであり、著者が体験したものではありません。
さらに中村克が今もオリエンタルランドに勤務していたなら その現場に立ち会えたかもしれませんが、
すでに退社してから10年は経過しているにもかかわらずなぜ最近の起こったことまでを知ることができるでしょうか?
2ちゃんねるの遊園地板 TDRの感動を語れ2 というスレッドに書き込まれている話だけの検証でも、
書かれている内容と 文章がピタリと一致することから コピー&ペーストして文章を構築し読みやすいように
加工しただけのものであることは間違いがなく、
盗用元一覧表にも多くの検証結果が上げられています、
もし出版するという商行為をするなら1つ1つのエピソードに対し事実かどうかを確認し それを書いた人に許諾をとらなければなりません。
この最低限の著作管理も行われず出版という行為を行ってしまったのはまさに愚かとしかいいようがありません
騒動が始まり半年が経過した2009年10月1日 著者気取りの中村克のホームページ(2010年3月末で閉鎖)では謝罪めいた文章がやっと書かれるようになりました。
騒動の勃発は3月 謝罪のようなものが10月。 この文章を要約すると 一応謝罪のような内容にはなっていますが 2ちゃんねるからコピー&ペーストしたことにはまったく触れられていません
謝るのはHPで声明を出すことではなく
ドロボーされた被害者に向けなければなりません
そんな簡単なこともわからないのでしょうか?
あひるさんありがとうの著者をはじめ
2ちゃんねるからエピソードを盗んだのだからの各エピソードを書いた人へ
オリエンタルランドの社内文章を盗んだのだから
オリエンタルランドへ
そして個人ブログからも盗んでいるので
その各ブログ主へ
本社まえで焼身自殺をしたいと
ほのめかした読売新聞社へ
そのほかたくさんの迷惑をかけた人へ
謝るのが筋であると考えます
ジェットコースターの安全対策も原子力発電の危機管理も簡単にこなすことのできるはずの中村克は自分
のしでかした盗作に問題の解決は 6カ月以上も放置され、まだ全員への謝罪に至ってはいません
危機管理の専門家を自称する人の実力は このようなものなのでしょうか?
元オリエンタルランド従業員中村克 元ディズニーランドSV中村克
ディズニーランドを辞めても ディズニーランドで商売をする中村克
危機管理のスペシャリスト気取り 中村克 ネットからコピー&ペーストで著者気取り 中村克
ドロボー 中村克
ご注意
「感動を返して!」という方へ
『最後のパレード』に掲載されているエピソードの33編中32編ネットからのパクリです。
一つ一つの元になったエピソードは確かに感動を誘うものです。
しかしながら、そのほとんどが書籍にするときに改変を受けており、中には意図に反した「改悪」がなされているがために
著作権者が怒りと悲しみをこめた抗議を行っているものもあります(
盗作被害者の声明参照)。
その抗議から一部引用します。
私の大切な思い出の聖域へ土足で踏み込まれたような不快感を覚えます。
文章のあちこちを勝手に変えられて、私の意とする処は語尾変化ならまだしも、
語幹まで変えられてしまったことに、私は夫との思い出まで踏みにじられた思いで怒りとともに寂寥感に浸っています。
不幸にも事件のことをまったく知らずに本を読んだ方は、さぞ不愉快な思いをしたことでしょう。
あなたの感動や涙を返すことはできませんが、やり場のない怒りを少しでも軽減できるのであれば返品という方法もございます。
返品方法のページでその方法を紹介していますのでご参考にしてみてください。
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